議事ロックス -地方議会議事録検索-


神奈川県 二宮町

平成20年第3回(9月)定例会(第25日目) 本文




2008.09.29 : 平成20年第3回(9月)定例会(第25日目) 本文


会議の状況                        午後1時 開議
◯議長【井上良光君】 皆さん、こんにちは。ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。
   ────────────────────────────────
   日程第1 議案第50号 平成20年度高規格救急自動車高度救命用資
               機材購入物品供給契約について


◯議長【井上良光君】 日程第1「平成20年度高規格救急自動車高度救命用資機材購入物品供給契約について」町長提出議案第50号を議題といたします。


◯議長【井上良光君】 職員をして朗読させます。


◯職員【小林永季君】 (朗  読)


◯議長【井上良光君】 提出者から提案理由の説明を求めます。


◯議長【井上良光君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 議案第50号の提案理由を説明いたします。
 平成20年度に、社団法人日本自動車工業会より寄贈の内定をしております高規格救急自動車に対する平成20年度高規格救急自動車高度救命用資機材購入物品供給契約について、平成20年9月22日に入札したところ、予定価格が700万円を超えましたので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定に基づき提案するものです。
 内容につきましては消防長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 消防長。


◯消防長【原 幸男君】 ただいま町長よりご提案申し上げました「平成20年度高規格救急自動車高度救命用資機材購入物品供給契約について」概要の説明を申し上げます。
 今回の購入につきましては、町長の説明にもありましたが、社団法人日本自動車工業会より寄贈の内定をしております高規格救急自動車に配備する高度救命用資機材の購入をお願いするものでございます。今月22日に指名競争入札を実施しまして、その結果、契約の締結について提案するものでございます。
 指名業者は9社でございましたが、6社が入札を辞退し、3社で入札が行われました。その結果、日本船舶薬品株式会社横浜支店が1,365万円で落札をしたものでございます。
 詳細につきましては消防署長より説明いたしますので、ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 消防署長。


◯消防署長【松木正則君】 内容について説明させていただきます。
 今回購入をお願いします高度救命用資機材につきましては、町民の尊い生命にかかわるきわめて重要な資機材であり、近年における傷病者の高齢化や核家族化、疾病構造の変化に伴い増加する救急業務に対応するため、町民のニーズに沿った迅速で的確な救急業務を提供する必要性などがあることから、高度な救命用資機材を整備し、救急活動を効率的に行い、救命率の向上を図ることを目的に購入をお願いするものでございます。
 それでは、資料で説明させていただきます。資料の1ページをご参照願います。「物品供給契約書(案)」でございます。高度救命用資機材一式として、消費税を含めまして総額で1,365万円。納入期限を平成21年3月25日として、横浜市中区かもめ町6番地、日本船舶薬品株式会社横浜支店支店長高清 敦と契約を締結するものです。
 次に3ページをお開き願います。今回、購入をお願いします高規格救急自動車高度救命用資機材の仕様書でございますが、総務省消防庁が規定する救急業務実施基準に基づくものでございます。各種資機材の明細があるわけですが、わかりやすく5ページ以降に内訳書をつくりましたので、そちらで説明をさせていただきます。
 5ページをお開きください。第1番の呼吸循環管理用資機材ですが、救急現場において口腔内や鼻腔内の粘液などを除去するための電動式吸引器や酸素吸入器、酸素ボンベ、心肺停止状態の傷病者に対し中断することなく胸骨圧迫を行うための人工蘇生システムなど、付属品を含め12品目でございます。第2番は気道確保用資機材で、のどの奥で吐いたものや異物を確認するための器具でございます。次に第3番は自動体外式除細動器です。心肺停止状態の傷病者に用いる心臓に電気的な刺激を与え正常な動きを促すための自動体外式除細動器、二酸化炭素センサーキッド、ウォールマント、バッテリーパック、記録紙、SDメモリーカードなど、付属品を含めて8品目でございます。第4番は血中酸素飽和度測定器で、傷病者の血液中の酸素割合が一定量、確保されているか測定するための機器でございます。
 次に6ページをお開き願います。第5番の心電計ですが、傷病者の心電図や生体の情報を正確に測定するためのベッドサイドモニター、記録媒体、心電図解析、オキシブローブの成人と小児用、腕帯など、付属品を含め20品目でございます。第6番の輸液用資機材ですが、点滴をするための血管を確認する際に用いる静脈ライトと、担架に固定し点滴がスムーズに流れるよう設置する点滴棒でございます。次に第7番は、その他の資機材ですが、8項目42品目でございます。搬送用資機材ですが、脊椎損傷の恐れがある傷病者を現場から医療機関まで搬送する際に使用するバックボード、ヘッドイモビライザーや各種資機材を収納し救急現場に搬送するためのトラウマキットなどの付属品を含めて9品目でございます。
 次の7ページをご参照ください。観察用資機材ですが、血圧計や体温計で車載用と携帯用の4品目でございます。呼吸管理用資機材ですが、主に携帯用の人工呼吸器で、成人用や小児、新生児用のマスクパックでございます。次に保温用ですが、傷病者の体温と感染防止にレスキューシートや、雨天のとき、担架で搬送中に使用する雨覆いでございます。応急措置用ですが、指輪だけを切断するためのリングカッターや、多数の傷病者が発生し、医療機関に搬送する優先順位に使用するトリアージシートでございます。次に、隊員の保護用ですが、刃物や銃撃に対する防刃ベストや夜間の自動車専用道路で着用する安全反射ベストです。情報伝達用ですが、隊員同士や医療機関への情報を正確に伝達するための携帯電話、トランシーバーなどでございます。車内消毒用ですが、感染防止のため、使用ごとや定期に消毒するためのオゾン装置です。これらの資機材の中で精密機器については一定の振動に耐えられるような構造となっております。以上が今回、購入契約を締結する内訳でございます。
 また、参考までに今回の案件に関連し寄贈されます高規格救急自動車の概要と特別艤装について説明させていただきます。お手数ですが、9ページの図面でご説明させていただきますのでご参照ください。車両の概要についてですが、日産パラメディック車で、ホイールベースが3,390mm、排気量3,498cc、車両の寸法は全長5,640mm、全幅1,900mm、全高2,480mm、乗車定員が7名でございます。
 なお、車両全体の大きさは現有の1号車とおおむね同等でございます。
 装備品の主なものは、大型の赤色回転灯、電子サイレン、車両がエンジン停止中も資機材が使用できる100V入力コンセント、患者を搬送するためのメインストレッチャー、走行中、担架の振動を和らげるための防振架台、隊員が観察するためのサイドシートなどで、これらは救急自動車として求められる標準装備仕様の設備を配備したもので、今回、社団法人日本自動車工業会から寄贈されるものでございます。
 その配置状況ですが、中央の車両3面図をごらんください。このように標準装備品につきましては、救急車として傷病者を担架で収容し、緊急走行で搬送することは可能ですが、救命用資機材や酸素ボンベなどが未設置のため救命措置が行えず、車内の各種収納庫やボックスなどもすべてスペースが確保されたままの状態でございます。このため、高度救命用資機材の購入を行い、特別艤装が必要となるものでございます。
 次に右側の表をごらんください。これは今回の補正予算でもお願いいたしました庁用車装備品購入費に相当するもので、特別艤装にかかるものでございます。救急自動車の安全走行と傷病者の高度な救命措置を確保するため、外装関係、警告装置、車内装備関係、運転席、助手席、患者室、塗装関係、消防無線関係、車両装備品などにかかるものでございます。消防マークをフロントパネル中央部に設け、安全走行のため左アウトサイドミラーや車両上部へ方向指示器、夜間のための路肩灯などが外装関係でございます。警告装置では、緊急走行時の事故防止を図るため、フロントやバックドアなどに発光ダイオードの蛍光灯を設置し、一般運転者に救急車の接近について周知するものでございます。
 車内装備の主なものでは、バックガイドモニターとカーナビを運転席に設け、バッテリーの充電と放電を確認するための電流計と電圧計も設置するものでございます。患者室は、消防無線のスピーカー、除細動器ブラケット、バックボードブラケット、収納ボックスにアクリル板の設置などでございます。この患者室は非常に重要で、特に右側の担架が収納される箇所につきましては高度救命用資機材を設置するための取り付けや配線、機器の固定などが特別艤装でございます。
 次に塗装関係ですが、本町の名称を車両側面と後部に、左右のドアに町章を施すものでございます。
 最後になりますが、冬季の積雪に対応するため、ホイールつきのスタッドレスタイヤも装備させていただくものでございます。
 なお、艤装につきましては寄贈元より業者が指定されておりますので、別途1社と随意契約をさせていただく予定でございます。
 以上でございますが、よろしくご審議のほどをお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 これより質疑に入ります。


◯議長【井上良光君】 原議員。


◯12番【原冨士徳君】 お伺いいたします。まず、この第1番目の入札に関して、これは予定価格が1,445万8,500円、当初から指名競争入札で行う予定であったのか、それとも一般競争入札を導入するような考えがあったのか、お伺いしたいと思います。
 それと、9社、指名をされて3社しか応札しなかった。この辞退というのはいつ判明したのか。指名して、説明会をやって、その後、辞退しますというのか、それとも、入札するときに、うちは辞退をするというのは随分違うと思うんです。それはいつの時点で辞退者が「辞退します」と言ったのか。また、入札は何社までで成立するのか。今度、9社を指名して3社しか応札していないわけです。では、入札はどこまで成立するのか、お伺いしたいと思います。


◯議長【井上良光君】 副町長。


◯副町長【宮戸健次君】 入札関係ですので、私のほうからご説明申し上げます。まず、一般公募をしなかったということに対しましては、今年度、二宮町の指名選考委員会では、5,000万円以上については公募、電子入札することになっておりますが、それ以下のものについては指名委員会のほうで指名競争入札で決定をさせていただきました。
 それから、業者の数でございますが、9社を指名した理由は、お聞きになっておられませんが、県内に事業所のある、要は、こういう非常に大事な機械でございますので、スピーディにアフターサービス、メンテナンスをしてもらえるということで県内にある事業所9社を全部、指名いたしました。その中で、入札の指名通知を出した以降、入札の前日までに5社が辞退されています。これは書類で出ております。主な理由といたしましては、すべての機器を取りそろえることができない。要は、扱っていない品目もあるのでということが主な理由でございました。当日、4社で入札を行いましたが、その場で1社、辞退がございまして、3社で入札を行いました。3社以上の参加があれば成立するというふうに理解しております。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 原議員。


◯12番【原冨士徳君】 二宮町は、ここのところ入札に関しては「辞退」という言葉が非常に多く聞こえるのです。救急車両、どこの自治体でも2台とか3台、今はお持ちです。対象相手、県内に限定して今回は指名なさったと今お伺いしましたが、県内にもっと業者はたくさんあると思うんです。このように辞退が発生してしまうということは、金額はおおむね決まったものであると、目安のつくものだと思うんです。装備品が多岐にわたっているからそれを調達することは難しいということが業者のほうから出てくるならば、当初からそういう人たちを指名することについて無理があったのかということになってしまうのです。そういうことを審査した上で指名しているのでしょうから、辞退した人に対して、今後どのような態度を、二宮町がそんなに年間に何台も救急車を購入するわけではないですから何回もやることはないでしょうけれども、余りにも辞退者が多いので、それに対してどのような対策をとれるのかということになります。
 3社しか応札しなかった、そういう自体を見て、今後辞退者が多く発生しないようにするにはどのような対策がとれるのか、これは他の事例でもそうですが、余りにも辞退者が多いので、もう一度お伺いいたします。


◯議長【井上良光君】 副町長。


◯副町長【宮戸健次君】 こういう資機材の入札といいましょうか、調達というのは、年に1回もないというような、どっちかというと経験が少ない種類の購入になりますので、私どもといたしましては、医療機器で町に登録されている業者、全国で26社ほどございますが、その中から、先ほど申し上げたとおり、県内に事業所があるという、私どもとしてはサービス面に重点を置いた形で9社の指名ということにいたしました。今後、辞退をされた方に対してどうかということは、今の入札制度の中では、特段の制裁措置というんでしょうか、そういうものはありませんので考えておりませんが、今回の反省点といたしまして、指名に当たっては、さらに詳細をよく検討した上で適切な業者を選んでいくということを考えていきたいと思っております。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 原議員。


◯12番【原冨士徳君】 一番最初、5,000万円以下の場合には指名競争入札を行いますとありますが、こういう辞退が多発しますと、より業者の選定枠を広げて、多くの方の競争のもとで有効な契約がなされますようお願いいたします。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 1点は今、原議員が聞いたので省略して、もう1つは、かなり細かい機材を今度は購入するわけです。果たして消防職員がこれらの機械を使いこなせるのかという心配があるのですが、その点はどうなのですか。もちろん、一定の日時は必要でしょうが、これだけの細かい高度な器具を使いこなせるのかどうか、その辺がどうなのか、実習も含めてですが、お願いいたします。


◯議長【井上良光君】 消防署長。


◯消防署長【松木正則君】 資機材が多種にわたります。使用できるかというお尋ねでございますが、年式とかが違ってはおりますが、現有の1号車にもこれと同等の資機材が入っておりますので、救命士もおりますし、十分に職員も訓練、あるいは研修をやっておりますので、使用は可能であります。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 心配は余りないのかなと思いますが、いずれにしても、これだけの機材を乗せて、余り使いこなせないということにならないように、そういうことを要望しておきます。


◯議長【井上良光君】 これより討論に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【井上良光君】 討論なしと認めます。
 これより町長提出議案第50号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第50号は原案のとおり可決されました。
   ────────────────────────────────
   日程第2 平成20年
        陳情第5号 医師・看護師を増やし地域医療と公立病院の充
              実を行うよう県に対しての意見書提出を求める
              陳情審査について


◯議長【井上良光君】 日程第2「医師・看護師を増やし地域医療と公立病院の充実を行うよう県に対しての意見書提出を求める陳情審査について」平成20年陳情第5号を議題といたします。


◯議長【井上良光君】 職員をして朗読させます。


◯職員【小林永季君】 (朗  読)


◯議長【井上良光君】 委員長の報告を求めます。


◯議長【井上良光君】 原冨士徳議員。
       〔12番・教育福祉常任委員長(原冨士徳君)登壇〕


◯12番・教育福祉常任委員長【原冨士徳君】 教育福祉常任委員会の委員長報告を行います。
 去る9月5日の本会議において本委員会に付託されました平成20年陳情第5号「医師・看護師を増やし地域医療と公立病院の充実を行うよう県に対しての意見書提出を求める陳情」を議題として、9月8日午後1時30分より第一委員会室において委員会を開催いたしました。出席者は委員全員、民生部長、健康課長、保険予防係長、健康づくり係長でした。初めに陳情者より趣旨の説明があり、質疑を行った後、執行者よりの補足説明はなく、委員により参考質疑及び意見交換を行いましたが、質疑、意見交換はなく、反対の討論はなく、趣旨採択の討論として、「過去10年間の医師国家試験の合格者数は8,000人で推移しており、特に減少しているとは思えない。産科、小児科、救急医の減少は福島病院事件のようなことに起因しているのではないか。まずは、医師、看護師の身分保障、待遇改善を図ることが専決ではないかと思い、本陳情は趣旨採択が妥当と思う」。賛成の討論として「看護師や医師の地域医療の充実をしていかなければならないから」。
 以上で討論を終結し、陳情第5号を採決した結果、賛成多数で趣旨採択と決しました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 これより質疑に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【井上良光君】 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。


◯議長【井上良光君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 ただいまの委員長報告は趣旨採択でありました。私たちネット二宮・市民自治の会は、陳情に賛成の立場、採択すべきという立場で討論いたします。
 陳情の趣旨の前段に書かれておりますように、医師不足は大変深刻です。委員会の審議の中で、他の委員から、日本の医師の数は減ってはいないという意見もありましたが、現在は医師の数は同じだとしても超高齢化社会であることと、高度医療の発達もあり、数年前と社会の状況が大きく変化した事実がありまして、今後しばらく医師不足は変わらないと予測されます。私たちの会は、すべて公営が望ましいとは考えていませんので、県立が地方独立行政法人化することは賛成です。陳情項目の5番に抵抗があり、趣旨採択にすべきという判断もありましたけれども、陳情者に確認したところ、神奈川県の県営病院は黒字になっているということでしたので、今回は医師、看護師を増やし地域医療を充実すべきという主目的に強く賛同し、賛成といたします。


◯議長【井上良光君】 杉崎議員。


◯11番【杉崎俊雄君】 私は、ただいまの委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。
 陳情理由を見てみますと、神奈川県の県民1人当たりの病院数、病床数、医師数、看護師数は全国最低ランクとしていますが、病院数、病床数、看護師数で、1位が高知県、医師数で1位が徳島県となっておりますが、高知県の人口は約79万人、徳島県は約80万人、神奈川県は895万人です。この数字を見てもおわかりのとおり、県の人口が10倍も違う県を比較しても何の意味もないことではないでしょうか。逆に、人が住める、いわゆる可住地面積10km2当たりの病院数は、東京都、大阪府に次いで神奈川県は第3位となっており、陳情理由にいささか疑義を感じるところです。
 また、最近、マスコミを賑わしている医師不足による病院閉鎖等の話題は、平成16年より国が出身大学以外での研修を認める、いわゆる新医師臨床研修制度が始まり、研修医師の流出に直面した大学病院が外部に派遣していた医師を戻し始め、医師不足となり、さらに診療報酬等の度重なる医療費削減政策と相まって地方の自治体病院経営が窮地に追い込まれていることが問題となっております。
 しかしながら、「銚子市立総合病院が休止に追い込まれたのは市の対応が後手に回ったことが背景にあり、公設公営という現状維持にこだわり、現場に権限を移譲せず、待遇のよい公務員のままでいたい病院職員に配慮し、一般会計から毎年9億円を病院に繰り入れたが、その資金は職員の人件費に消え、病院に必要な投資に回らなかった」と、ある新聞は報道しております。民間企業なら、法律や税制が変わり、経営環境が悪化したからといって泣き言を言ってもだれも助けてはくれません。医師の確保が難しくなったのは、明らかに国の政策の誤りと言えますが、与えられた条件下で経営することが病院開設者の自治体に求められているのも事実です。
 また、昨年12月に公立病院改革ガイドラインを総務省が策定しました。これは地域において必要な利用体制の確保を図ることを基本としていますが、すべての自治体病院、公立病院を守るのではなく、選別することが明らかです。3年間、空きベッドが3割以上となった場合には、指定管理者制度の適用、診療所化、民間委託、民間への譲渡など、どの病院を残すのかという基準を国が一方的に決め、各都道府県、自治体病院設置者に地方独立行政法人化を含め、国の意向に沿った計画を自主的に立てるよう、事実上、強制している内容です。いわば、トカゲのしっぽ切りです。
 陳情項目は、現在、問題になっている医療の実態をよくあらわしており、確かに、医師、看護師、助産婦の確保や公立病院への緊急的な財政支援は必要かもしれませんが、根底にあるものは国の医療政策ミスであり、その政策が変わらない限り、県が幾ら財政支援をしても根本的解決にはならないと考えます。いわば、県も、ある意味で国の医療政策の被害者とも言えます。この件に関しては、県でなく、むしろ国に対して医療政策変更の陳情を出すべきではないでしょうか。
 以上により、委員長報告のとおり趣旨採択に賛成し、討論といたします。


◯議長【井上良光君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 私は、この陳情に賛成の立場で討論を行います。
 陳情第5号「医師・看護師を増やし地域医療と公立病院の充実を行うよう県に対しての意見書提出を求める陳情」ですが、委員長報告は趣旨採択であります。共産党議員団は、事実上、不採択である趣旨採択に反対をし、陳情を採択すべき立場で討論を行います。
 陳情内容の5項目は、いずれも地方でも都市でも、病院、医師、看護師不足が大きな問題になっています。とりわけ神奈川県は、陳情理由にあるように、病院数も医師数も看護師と医療分野のあらゆるところで不足し、全国43位、45位、46位、47位と最低ランクです。今、賛成討論をなさった意見の中に、徳島、高知は人口の数が全く違うというふうにおっしゃいましたが、この陳情の中をよく読んでいただければ、徳島や何か、そちらの県と、県民1人当たりの病院数は47位、そして、病床数は46位、医師数は43位と、こういうふうにきちんと書かれています。そういうことで、一律に人口数と病院数が当てはまるものではないと思います。
 最近、横浜で異常分娩の妊婦さんが、県内の病院がなく、アクアラインで千葉の病院へ入院されたと伺いました。貧困な医療が大問題になる中、昨年の通常国会において、医師や看護師など医療従事者を大幅に増員することなど、3項目が全会一致で採択されています。医療事故をなくし、安全で行き届いた医療、看護を実現することは患者や地域住民の切実な願いであり、そのためにも医師、看護師、医療スタッフを増やし、労働条件の改善が求められています。そのための財政措置を講ずることが緊急に必要なのです。よって、共産党議員団は、この陳情の採択を求めて討論を終わります。


◯議長【井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより平成20年陳情第5号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本件を委員長の報告のとおり趣旨採択と決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり趣旨採択と決しました。
   ────────────────────────────────
   日程第3 平成20年
        陳情第6号 後期高齢者医療制度の廃止に関する陳情審査に
              ついて


◯議長【井上良光君】 日程第3「後期高齢者医療制度の廃止に関する陳情審査について」平成20年陳情6号を議題といたします。


◯議長【井上良光君】 職員をして朗読させます。


◯職員【小林永季君】 (朗  読)


◯議長【井上良光君】 委員長の報告を求めます。


◯議長【井上良光君】 原冨士徳議員。
       〔12番・教育福祉常任委員長(原冨士徳君)登壇〕


◯12番・教育福祉常任委員長【原冨士徳君】 教育福祉常任委員会の委員長報告を行います。
 去る9月5日の本会議において本委員会に付託されました平成20年陳情第6号「後期高齢者医療制度の廃止に関する陳情」を議題として、9月8日第一委員会室において委員会を開催いたしました。出席者は委員全員、町長、副町長、民生部長、町民課長、保険年金係長でした。初めに陳情者より趣旨の説明があり質疑を行った後、執行者よりの補足説明はなく、委員より参考質疑、意見交換を行いました。概要は次のとおりです。
 委員「後期高齢者対象者数が8月の時点で3,200人と伺ったが、現在の対象者は?」「苦情や問い合わせ件数が4月中旬で350件、4月末では500件と聞いているが、具体的な内容はどのようなものか」「制度に関する苦情が広域連合にあったと聞くが、その状況は把握しているか」「収入のない方が35.29%と聞いたが、それらの方々の保険料は所得割ではなく均等割となるのか。それが納められない場合には資格証になるのか」、町民課長「問い合わせは8月末までに3,273名です。保険証が届かないという内容が一番多かった。軽減は7割、5割と2割があり、7割軽減の人は797人です。全体では1,355名、約3分の1の方が所得割ではなく均等割だけを軽減されて受けることになる人です」。委員「担当課として廃止になった場合、十分に対応できるのか」、民生部長「広域連合も2年間の準備を重ねてきた。それをやめて老健に戻るのは厄介な話になる。広域連合の中で多くの人の意見を聞き、よりよいものにするというものになってほしい」。
 以上で質疑を終了し委員による意見交換は省略し、討論に入りました。反対の討論として、「急速に進む少子高齢化のもと、医療費が急激に伸び、国民医療費は現在の33兆円から、2025年には56兆円が予想されている。その最大の原因は高齢者医療費の増加にある。国民健康保険制度と高齢者医療を守るためにも現行制度の見直しが必要なことで、75歳以上の方を差別し、切り離すのではなく、現状をしっかりととらえ、逃げない対策を立てるのは当然のことで、対案も示さず、従来の問題の多い老人健康保険に戻すことを要求する本陳情は不採択が妥当と思う」。陳情に賛成の討論として、委員「この制度の根源は小泉内閣の、毎年2,200億円、社会保障費削減にあります。後期高齢者医療制度の廃止、見直しを求める地方議会の意見書提出は638議会、全体の3分の1を超え、37都道府県が本制度に反対を表明しています。政府は2億5,000万円もかけてチラシを出し、その内容は小手先の手直しを載せています。老人医療費は以前のように無料化に戻してほしいぐらいだという意見もあります。老人医療費の無料化は、東京都が1969年から70歳以上の方々を対象として始まり、国は1973年から10年間続きました。後期高齢者医療制度廃止の陳情に賛成し、採択を求めます」。
 以上で討論を終了し、採決した結果、不採択と決しました。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【井上良光君】 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。


◯議長【井上良光君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 後期高齢者医療制度の廃止に関する陳情、委員長報告は不採択でありますが、私は採択すべきだという立場で討論をしたいと思います。
 この後期高齢者医療制度は、今、いろいろな議論になっています。この問題で国民が一番怒っているのは、75歳という年齢で区切って別の保険に加入させられる。そして、医療差別が行われ、2年ごとに制度の見直し、いわゆる、際限のない保険料の引き上げにつながっていく。こういう、いわばお年寄りを差別する制度に国民の皆さんが怒っていると思います。先日の委員会の中でもいろいろな議論がありました。例えば、安くなっているのではないかという議論もありました。そこで、私たち共産党では、本当に安くなっているのかどうか調べてみました。これは面接をして、実際に75歳以上の人たちに聞いてまいりました。その中で、「高くなった」という人は約73%、「余り変わらない」が5%、「安くなった」というのが15%、「わからない」という人もかなりいました。そういう中で確実にこの後期高齢者医療制度が高齢者の皆さん方に負担増を押しつけていることは明らかです。
 では、ちなみに二宮町はどうか。1人当たりの平均の保険料は9万8,341円になります。先ほど委員長報告でも述べていましたが、7割、5割、2割軽減、この人たちは所得がかかりませんから均等割だけですが、それ以外の3分の2の方々は一体どれだけ負担になるのか。私の試算では約13万7,364円、こういう高額な負担になる。先ほど、決算委員会の老人医療保険特別会計の中で、75歳以上の人たちの病院、医療機関での窓口負担が7万円を超えるというふうになっていた。そうしますと、保険料と病院窓口の負担が約20万円になる。医療費がかかる、かかると言いますが、75歳の高齢者になれば、どこかしら、疾患が出たり、病気になったりするのは当然のことです。それを、医療費が上がるからといって、仕方がない、こういう制度が必要なのだというのは、私は本当に酷だと思います。国の責任できちっと後期の方々、高齢者の皆さん方を医療で支えていく、そういうシステムが大事だと私は思います。
 これは後の抜本的な改革、抜本的な見直しにもありますが、最近、どうでしょうか、新聞紙上でも後期高齢者制度に対して、麻生新総裁は、「国民が反発し、納得いただけない、だめなところがあったら、さっさと抜本的に見直す必要がある」と述べた。舛添厚生労働大臣も麻生さんと合意をした。問題点として、年齢による線引き、年金天引きの強制、世代間の反目、この3つを指摘した。少したつと、これがいろいろ変わるのですが、つい二、三日前の朝日新聞では、負担軽減のために国の税金を投入しようと。今は50%ですが、これを55%にしたらどうか。保険料も、公費負担を増やすことを考えているとか、低所得者の負担をなくす等、こういったいろいろな見直し案が再浮上してきた。
 まさに、今、こういった政府与党からこういう声が出ること自体、この後期高齢者制度が国民の間で矛盾を抱えている、もう維持できないことになってきている。まさに、この後期高齢者医療制度が国民健康保険税の引き上げにつながる。あるいは、組合の保険が、自分たちの保険をやめて政管保険に移行する、こういう事態も生まれてきている。そういった中で、私は、この後期高齢者医療制度はもう既に破綻をしてきている。これは廃止をして新しい医療制度を国民合意のもとにつくるべきだということを申し上げて、この委員長報告の不採択については強く反対をし、採択を求めます。


◯議長【井上良光君】 二見議員。


◯2番【二見泰弘君】 私は、陳情第6号「後期高齢者医療制度の廃止に関する陳情」の委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
 我が国は、国民皆保険のもと、だれもが安心して医療を受けることができる医療制度を実現してきた。しかしながら、急速な少子高齢化と医療機器の発展により医療費は年々増大し、これまで被保険者の年齢や窓口負担の引き上げ等を行うなど、制度の改正を行ってきたが、高齢者医療費がなおも増え続ける状況にあって、制度そのものを改革することが急務になった。そのために今回の改革は、安心の医療確保と医療費適正化の総合的推進であり、現役世代と高齢者の負担を明確に、公平にした医療制度でありますので、委員長報告の採択に賛成いたします。


◯議長【井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより平成20年陳情第6号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を委員長の報告のとおり不採択と決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり不採択と決しました。
   ────────────────────────────────
   日程第4 平成20年
        陳情第7号 後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳
              情審査について


◯議長【井上良光君】 日程第4「後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳情審査について」平成20年陳情第7号を議題といたします。
            (「議長、動議」との声あり)


◯議長【井上良光君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 この陳情第7号は「後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳情」なのですけれども、私ども、ネット二宮・市民自治の会では、現在ある神奈川県の後期高齢者広域連合に県下各市町村の全市町村から議員を提出するように規約改正の協議を求める意見書を出して十分な後期高齢者の広域連合のほうの審議を諮っていただきたいという立場で、ぜひ、意見書を出したいと思いますので、そのことについて皆さんに動議を諮って討論をしていただければと考えております。


◯議長【井上良光君】 賛成者は挙手願います。
               (賛成者挙手)


◯議長【井上良光君】 ただいま小笠原議員から、後期高齢者連合に対し、意見書提出の動議が出されました。賛成者がありましたので動議は成立いたしました。本動議を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることを採決いたします。この採決は起立により行います。本動議を日程に追加し、追加日程第第1として議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立少数であります。よって、本動議は日程に追加しません。


◯議長【井上良光君】 日程第4「後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳情審査について」平成20年陳情第7号を議題といたします。


◯議長【井上良光君】 職員をして朗読させます。


◯職員【小林永季君】 (朗  読)


◯議長【井上良光君】 委員長の報告を求めます。


◯議長【井上良光君】 原冨士徳議員。
       〔12番・教育福祉常任委員長(原冨士徳君)登壇〕


◯12番・教育福祉常任委員長【原冨士徳君】 去る9月5日の本会議において本委員会に付託されました平成20年陳情第7号「後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳情」を議題として、9月8日午後3時45分より第一委員会室において委員会を開催いたしました。出席者は委員全員、町長、副町長、民生部長、町民課長、保険年金係長でした。初めに陳情者より陳情趣旨の説明があり、質疑を行った後、執行者より補足説明はなく、委員による参考質疑及び意見交換を行いました。概要は次のとおりです。
 委員「老人保健医療に回っていたものがこの制度でこれ以上増加していると説明があったが、町の現状はどうか」、町民課長「後期高齢者支援金、今までなかった分を払うことになり、町の負担増になった」。委員「もう少しわかりやすく、この制度になり、拠出金が増えたという説明だが」、町民課長「1割が被保険者の保険料で、4割は現役世代の支援金です。3億6,000万円は国民健康保険が負担した後期高齢者の支援金です。国保の後期高齢者支援金の税で徴収している分は1億9,000万円です。後期高齢者に該当する方々がいなくなったので、1億9,000万円の負担増になった」。
 以上で質疑を終結し、委員による意見交換は省略となり、討論に入りました。反対討論として、「制度が始まり、万全な制度とは言いがたい。神奈川県の規約の中でも見直しが明文化されている。後期高齢者医療制度は全体で考えなければならない制度だと思い、この陳情の中で述べられている抜本的ということに対し反対いたします」。趣旨採択の討論として「陳情事項は見直しと書いてあるが、抜本的見直しという部分が幅広く、非常に合意できる部分とできない部分がある。基本的には、後期高齢者医療制度が完璧な制度とは思っていませんので、本陳情を趣旨採択とします」。賛成の討論として「幾らかでもお年寄りの負担が減り、将来的にもこういう制度を残しては困る。見直しを求めていくことは賛成する」。
 以上で討論を終結し陳情第7号を採決した結果、採択にする委員が1名、趣旨採択にする委員が1名、不採択に賛成の委員4名でした。結果、陳情第7号は不採択と決しました。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【井上良光君】 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。


◯議長【井上良光君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 先ほど討論したので、また同じようなことになるのですが、先ほどの委員長報告では、抜本的な見直しというのはよくわからないとか何とかかんとか言って、趣旨採択するとか、反対するとか、そんなことを言っていましたが、要するに、この陳情は、後期高齢者医療制度の抜本的の見直しを求める。国及び関係機関に働きかけてくださいと。どんな見直しでも、今は万全ではないとか、いろいろ意見が出ていましたが、万全ではない、だから見直しをしてくれと、こういう陳情です。国でさえ、先ほど言ったように、見直しをしようと。それが抜本的なのか、小手先の見直しかどうかわかりませんけれども、国だって「見直しをしなければいけない」と言っているのです。それを、なぜ不採択にするのか、本当に皆さん方の考え方は全くわからない。国でさえ、「見直しをしましょう」と言っているのです。公費負担を50%から55%にしよう。それから、高齢者の負担を10%から5%に引き下げる案、あるいは、低所得者の負担をなくして財源は年金積立金の取り崩し、あるいは、たばこ税で補おうと、こういう考え方も出てきているわけです。それを、二宮町議会の皆さん方は、そんなのは必要ないのだという立場なのか、全く笑われる姿勢だというふうに私は思います。私は、この高齢者の抜本的見直しを求める陳情を採択すべきだということを強く主張して終わります。


◯議長【井上良光君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 私は、この後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳情について、委員長報告は不採択ですが、趣旨採択すべき立場で討論いたします。
 陳情項目の2つの項目のうち、1番の後期高齢者医療制度の根本的見直しを求めるよう直ちに国及び関係機関に働きかけるとともに、意見書の送付を行ってくださいという項目に関して同意するものです。この陳情は制度の反対ではありません。しかし、同じ陳情文書で、他の自治体で反対、この後期高齢者医療制度の反対を求める陳情が出ております。そこのところで、私どもは、陳情項目の議題というか、陳情趣旨は賛成するものですけれども、そこら辺の政治的配慮もあり、今回は陳情に関して趣旨採択とするものです。
 今、神奈川の後期高齢者医療広域連合のあり方も、もっと市民に近く、見やすい仕組みに変えていき、十分議論すべきと考える立場です。さまざまな見直しが必要なのは多くの市民の同意するところであります。ですから、今回の陳情については趣旨採択すべきという立場で討論といたします。


◯議長【井上良光君】 西山議員。


◯13番【西山宗一君】 私は、陳情第7号「後期高齢者医療制度の抜本的見直しを求める陳情審査について」、委員長報告に賛成の立場で討論します。
 まず、審査に当たり、高齢者が安心して医療が受けられるために抜本的見直しが必要という陳情者からの説明がありました。また、委員会では、廃止を求める陳情と同じという受けとめ方があったと思います。後期高齢者医療制度が始まってわずか半年で支払方法の変更などの制度見直しがあったということで、十分に議論が尽くされていないまま、また、十分な住民説明がなされていないまま新しい制度に移行したという意見もあると思います。後期高齢者医療制度に反対の声があるのは理解するところですが、高齢者が安心して必要な医療サービスを受けられる制度をつくり上げることが何よりも大事です。この制度は、約10年の議論の末、導入された経緯があり、国、厚生労働省も、過日、1年程度をかけて制度設計に取り組むと言っておられます。また、与野党伯仲の中、政府にも政権を取るための政策にならないで、国民に不安を与えない、国民のための制度を構築してほしいと思います。広域連合でも2年ごとに制度の見直しを行うということですので、今後もしっかりとその辺を見守っていきたいと思います。
 なお、委員会の審査の中でも発言がありましたが、広域連合議会に各市町村の代表が最低でも1名は参加して意見が述べられるようにしてほしいということがありましたが、なるべく早い時期に町村からの声を上げていくべきだと考えております。
 市民、町民の意見や被保険者の考えなどを真摯に受けとめていただき、来る衆議院選挙、どちらが政権を取ろうが、よりよい後期高齢者医療制度につくり上げていただくことを切に希望しまして、委員長報告のとおり陳情第7号は不採択に賛成の討論といたします。


◯議長【井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより平成20年陳情第7号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を委員長の報告のとおり不採択と決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり不採択と決しました。
   ────────────────────────────────
   日程第5 平成20年
        陳情第8号 健全に運営する自主共済に対し新保険業法の適
              用除外を求めることについての閉会中の継続審
              査について


◯議長【井上良光君】 日程第5「健全に運営する自主共済に対し新保険業法の適用除外を求めることについての閉会中の継続審査について」平成20年陳情第8号を議題といたします。


◯議長【井上良光君】 職員をして朗読させます。


◯職員【小林永季君】 (朗  読)


◯議長【井上良光君】 委員長の報告を求めます。


◯議長【井上良光君】 杉崎議員。
      〔11番・総務建設経済常任委員長(杉崎俊雄君)登壇〕


◯11番・総務建設経済常任委員長【杉崎俊雄君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。
 去る9月5日の本会議において本委員会に付託されました平成20年陳情第8号「健全に運営する自主共済に対し新保険業法の適用除外を求めることについて」を議題として、9月8日午前9時30分より第一委員会室において委員会を開催いたしました。出席者は委員全員、議長、総務部長、総務課長、及び傍聴議員でした。陳情者より趣旨説明の後、質疑応答を行い、その後、執行者への参考質疑に入りました。概要は次のとおりです。
 委員「陳情者の資料に、子どものけがに備えたPTA互助会などの記述があるが、学校でけがをしたときのスポーツ共済への影響はあるか」、執行者「教育委員会に確認したところ、この保険業法の改正に影響する共済組合ではなく、適用しないとしている。保険は民間の保険会社に入っている」。
 以上で参考質疑は終了し、意見交換はなく討論に入りました。採択の討論として、「非常に難しい問題だが、健全な自主共済まで一律に網をかけるのはどうかと思う。いろいろなところに影響が出てくるということで、陳情は地方から採択をして国会に上げていくべきだと主張する」。継続審査の討論として「内容はよくわかるが、この法が施行されてきて、共済のある部分、野放しになっていた点があると思う。適用除外の運動に賛成したいが、自主共済の県下や全国の動きもある。全国的に動いていないので、もっと広まっていかなければいけないと思うので、12月までの間に勉強して判断をしたい」。
 以上で討論を終結し、陳情第8号を採決したところ、採択3名、継続審査3名の同数となりましたので、二宮町議会委員会条例第15条の規定により、委員長により採決し、本案を継続審査と決しました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【井上良光君】 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。


◯議長【井上良光君】 神保議員。


◯3番【神保順子君】 私は、陳情第8号「健全に運営する自主共済に対し新保険業法の適用除外を求めることについて」の委員長報告である継続審査に対して、採択とすべきとの討論をいたします。
 平成18年4月に保険業法が改正され、今回の見直しでは、すべての共済において一律に規制を受けるということになりました。改正後には、営利を目的とせず、みずからを支え、仲間同士支えるという原則のもとで健全に運営する自主共済にまで法の網をかけることは、市民自治を規制することにもつながると考えられます。マルチ共済との線引きをどこで引くのかは今後の課題とは思いますが、消費者保護との名目で消費者自身の自主的な努力を規制しようとすることは問題です。
 金融審議会の部会のメンバーに共済の関係者が入っていなかったことも、今回の改正の内容に影響したと考えられます。小規模の共済団体がこの改正によって廃業に追い込まれています。自立自助を市民に求めるのであれば、健全に運営している自主共済こそ社会の役割の中で最も必要だと考えられます。一日も早く適用除外にすることが必要です。この陳情に関しては、委員長報告の継続審査ではなく、採択を求めます。


◯議長【井上良光君】 原議員。


◯12番【原冨士徳君】 私は、陳情第8号「健全に運営する自主共済に対し新保険業法の適用除外を求めることについて」、委員長報告のとおり継続審査とすることに賛成の立場で討論を行います。
 これまでの保険業法は、保険業とは不特定のものを相手として保険の引き受けを行う事業と規定されており、特定のものを対象とする共済事業のような保険類似の事業を行うものについては法規制がされていなかった。しかし、その共済制度を悪用し、平成8年に90億円の被害者を出したオレンジ共済事件は、現職国会議員が直接関与した詐欺まがいの事件として記憶されていることと思います。そのような事件をなくすために、平成18年4月1日に新保険業法を施行されたが、平成19年には、四国4県を中心に35億円の被害を出したベルル生命医療保障共済が、共済制度を利用し多額の掛け金を集めたが、破綻し、加入者は掛け金が戻らず、被害者数はわかりませんが、多くの方が犠牲になられたことと思います。
 新保険業法はこれらの被害を少しでも減らすために旧法を改正したものであり、会員相互の共済事業であっても、大切なお金を預かり、運営するからには、基金総額、法人名、役員名、主たる事務所の所在地を明らかにし、基金額、供託額、純資産額を公表し、安全性をみずからが証明し、事故を未然に防ぐべきだと思います。多くの団体は健全に運営され、会員相互の相互組織として運営されていると思いますが、たった一、二の団体の不正で多くの団体が規制を受けることは遺憾と思いますが、一団体の不祥事でも被害額、被害者数が大きく、今後の法改正もやむを得ないものと思います。また、問題の影響も大きいために、この制度の陳情を機に、いま一度、検討する時間を設けるため、委員長の報告どおり、継続とすることに賛成をいたします。


◯議長【井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより平成20年陳情第8号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は継続であります。本件を委員長の報告のとおり継続と決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり継続と決しました。
 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後2時40分から始めます。
                          午後2時18分 休憩
   ────────────────────────────────
                          午後2時40分 再開


◯議長【井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
   ────────────────────────────────
   日程第6 町長提出
        議案第45号
        議案第46号
        議案第47号
        議案第48号
        議案第49号 平成19年度決算の認定について


◯議長【井上良光君】 日程第6「平成19年度決算の認定について」町長提出議案第45号、第46号、第47号、第48号、第49号を議題といたします。


◯議長【井上良光君】 職員をして朗読させます。


◯職員【小林永季君】 (朗  読)


◯議長【井上良光君】 委員長の報告を求めます。
       〔1番・決算審査特別委員長(西山幹男君)登壇〕


◯1番・決算審査特別委員長【西山幹男君】 平成19年度決算審査特別委員会の委員会報告をいたします。
 平成19年度決算審査特別委員会は、定例会第12日目(9月16日)に付託を受けた、町長提出議案第45号「平成19年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第46号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第47号「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第48号「平成19年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第49号「平成19年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を平成20年9月19、22、24、25日の4日間にわたり、第一委員会室において、町長、副町長、教育長、部長、課長、以下担当職員の出席を求め慎重審査をいたしました。
 特別委員会では、決算書、監査委員の意見書、説明資料をもとに、平成19年度歳入歳出予算の執行実績及び適否を審査するため、活発なる質疑応答を行うとともに現地視察も行い、採決の結果、町長提出議案第45号、第46号、第47号、第49号については賛成多数で、町長提出議案第48号については全会一致で原案のとおり認定すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。
 平成19年度決算審査意見。
1.町税・国保税等の滞納増加に伴い、収納率向上に一層努められたい。
2.国保税の減免制度を広く周知し、税の引き上げを行わないよう努力されたい。
3.庁舎・社会福祉センターなど公共施設の耐震化と修繕計画を立て取り組まれたい。
4.農業活性化のため、農地の遊休荒廃地対策を充実されたい。
5.中小零細商工業者の資金需要に応じるため、「商業者経営安定化緊急資金貸付事業」を復活されたい。
6.じん芥収集・し尿収集など、委託料の適正化を図られたい。
7.図書館の重要な役割を認識し、魅力が失われないように充実を図られたい。
 以上が決算審査特別委員会の審査意見のまとめでございますが、このほかにも委員会の審議では多数の要望、提案、意見が出されておりますので、執行者の皆様におかれましては、それなりの内容を十分に検討、調査、研究され、前向きに実施の方向で努力していただくようお願い申し上げまして委員長報告とさせていただきます。
 よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。


◯議長【井上良光君】 ただいまの委員長の報告に対する一括質疑に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【井上良光君】 質疑なしと認めます。
 これより一括討論に入ります。


◯議長【井上良光君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 それでは日本共産党二宮町議員団を代表して討論を行います。
 議案第45号「平成19年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、反対をするものです。その第1は、町長が平成19年度の最重要課題に掲げた桜美園問題です。町長は施政方針で「焼却ごみについては積替施設を介さない方法での外部搬出による処理を確立する。このため、じん芥収集運搬事業では、県内近隣自治体にお願いし、生ごみを収集した後に直接、外部搬出する方法を主な処理方法として、平成19年9月末までに桜美園での焼却停止を実現する」というふうに述べたのであります。
 ところが、6月には、積替施設なしの外部搬出という選挙公約や町長施政方針が挫折し、中井町の、ある倉庫に積替施設を建設する、こういう計画が出ました。しかし、これは実らず、今度は、工業団地内の新給食センター用地に積替施設を恒久的に建設することを発表しました。次は一転して、7月20日の臨時会で、今度は1年半の暫定的施設として補正予算3,500万円を計上いたしました。しかし、これはさまざまな議会内外からの疑問や批判の中で否決になりました。これを受け町は、桜美園の焼却炉の一部を利用して簡易な積替場をつくることに変更、8月22日の臨時会でやっと可決されたのであります。まさに、この間、混迷と迷走を繰り広げてきたのです。この要因は、町長の先見性や判断力不足と指摘せざるを得ません。いろいろな事情があったにせよ、このことは広く町民に不安を与えてきた。施政方針と全く逆な結果になったことを指摘して、これを反対の第一にするものです。
 平成19年度の個人町民税は18年度の18億8,520万円から約20億8,800万円、約2億285万円もの増収になりました。この最大原因は定率減税の廃止によるもので、町民の税負担が増大した結果、町の税収増になったのです。平成17年度の給与者の平均年収は529万7,000円が、平成19年度では約519万円で、年間10万7,000円の減収になりました。収入が減って住民税の負担が重くなるという構図になり、住民の生活、暮らしが厳しくなっていくことが明らかです。このような状況の中、暮らしや福祉をどのように守ってきたのでしょうか。私は、守るどころか、住民負担を強いる19年度だったというふうに指摘できます。
 まず、火葬料の5万円限度額の導入です。これは平塚市の火葬場でだびに付した場合、火葬料は9万5,000円。したがって4万5,000円の住民負担が生じることになりました。他の火葬場でだびに付した場合は負担が生じないことになり、町民に対して差別と格差を強いることになります。人生最後の幕引きに、この差をつけてよいのでしょうか。私の知る限り、火葬場の手配は葬儀社が行います。自治体の仕事は「ゆりかごから墓場まで」と言われています。町財政が厳しいからと町民の間に差別と格差を持ち込むことに強く反対し、人生最後の福祉として、この撤廃を強く求めるものです。
 次に、寝たきり高齢者の介護に対して1万5,000円の手当てを冷たく廃止した、重度障害者介護手当や老人給食サービス、調理及び配送委託料、老人連合会補助金、地域活動支援金交付金等の減額、健康診査事業でも、基本健康診査を2,500円から3,000円に、胃がん、子宮がん、乳がんの検診料の値上げも強行されました。これらについても反対するものです。
 また、在宅障害者援護事業や在宅生活支援事業などは、予算に対して決算での執行率が低いことも問題であります。これらの事業は、いわゆる社会的弱者の人たちです。なぜ執行率が低かったのかを真摯に検証し、温かい気持ちで各事業に臨むよう、強く要望をするものです。
 また、図書館の図書購入費、新聞など、消耗品も約500万円の減額、文化施設振興協会への補助金も500万円のカット、これでよりよい文化の提供という点で危惧されるようになりました。これ以上の減額は行わないよう求めるものです。このほか、生ごみ処理補助金を4万円から2万円へと縮小、こうした点で住民の暮らしを守る決算ではないと言わざるを得ません。
 一方、観光用公衆トイレとして川勾神社駐車場に約1,100万円で設置されました。これは住民からの要望ではなく、川勾神社役員からの圧力があったのではないかと言われています。住民からも、「なぜあの場所にトイレが必要なのか」という指摘もされ、町財政が厳しいと言いながら、その必要性が問われるのに、一部団体の要望に沿う事業執行に強く反対をするものです。吾妻山公園の管理費を一挙に800万円も引き下げたことも、管理を行った業者に対して冷たい措置であること、また、町道277号線、旧国立小児病院前の拡幅工事、これは予算に対して決算での執行率は99.48%、予算額とほぼ同額というこの数字は一考を要する問題だと指摘しておきます。し尿処理事業でも、予算にない雨水升系統清掃委託料、沈殿調査委託料、ろ過器制御システム制御更新工事などが補正予算も組まない、黙って事業を行う、こういう行為は許される行為ではありません。また、学校間ネットワーク化推進事業でも、コンピューターの借り上げ料、当初予算400万円が執行率約281万円、この原因は、年度最後の3月にやっと借り上げができたと、そういうお粗末な予算執行も行われました。
 私は、一言申し上げたいことは、総括質疑、一般質問、決算審査特別委員会で、予算が足りない、財政が厳しい、これが連発され、公共料金の値上げや新たな利用料の徴収などの発言、どこかの予算を削らなければできないなど、まさに、町長をはじめ、役場全体が予算がない症候群になって、今後の展望も示せない、まさに閉塞感に陥っているのではないでしょうか。こうした姿勢も指摘して一般会計決算に反対をいたします。
 議案第46号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」です。19年度は引き上げの条例改正はありませんでしたけれども、決算では事実上の引き上げになりました。1世帯当たりの平均税額は、当初では14万2,759円が決算では15万767円。これは17年度と比較しても1万円の引き上げに、また、1人当たりでも7万6,415円が、決算では8万832円というふうに負担増になりました。これは、定率減税の廃止や、老年者控除の縮小など、これらの連動で、所得が同じでも税が増えるということになりますけれども、一般会計からの繰入金がわずか800万円というところに大きな要因があります。
 また、19年度の9月から精神障害者や結核の通院医療費10%補助のカット、課税限度額53万円から56万円の引き上げなどをしてきた国保特別会計に反対をいたします。
 なお、平成20年度の大幅な引き上げにより滞納者の増加をかんがみ、21年度の国保税を引き下げるよう強く求めるものです。
 議案第47号「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」は、75歳以上の高齢者が医療機関で支払う一部負担金は、前年度6万4,850円が、19年度では7万2,166円と、高齢者負担が増大をしてきています。よって、この会計に反対をするものです。
 議案第48号「平成19年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」です。町の資料を見ると、短期入所、特定施設入所者生活介護老人施設、特別養護老人ホームでの利用が増えています。これらの要望にこたえること、また、老老介護など、高齢者を取り巻く環境は厳しいものがあると思われます。これらに町はよく相談にのり、適切な対処を求めます。また、来年は保険料の見直しになりますけれども、負担軽減に努めるよう要望して、この会計は賛成をいたします。
 議案第49号「平成19年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は反対をいたします。反対の理由は繰越金の過大積算です。19年度、前年度からの繰越金を6,500万円、計上しましたが、3,573万円しか繰越金が確保できず、約3,000万円を起債、いわゆる借金で充当するという失敗をいたしました。予算がないというのなら、こういう失敗はすべきではありません。このことは20年度も同じ失敗をいたしました。また、使用料も、大型店や二宮高校からの接続の見込み違いから当初予算額を確保できずに調査不足を露呈しました。これらを指摘して、この下水道会計に反対をいたします。


◯議長【井上良光君】 根岸議員。
            〔5番(根岸ゆき子君)登壇〕


◯5番【根岸ゆき子君】 私は、ネット二宮・市民自治の会を代表いたしまして、議案第45号「平成19年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、及び議案第46号、議案第47号、議案第48号、議案第49号の「平成19年度特別会計歳入歳出決算の認定について」、討論をいたします。
 まず、19年度は災害復旧について、台風9号という、かつてない規模の災害がありました。一夜にして消えた海岸の砂浜に多くの町民がショックを受けました。今後も県、国との連絡に力を入れ、海岸沿いに住む方の安全と、安心して住める環境づくりに努力してください。
 そして、今回は、坂本町長初めての予算に対する決算で、財政健全化法による財政指標の公表が義務づけられた年となりました。健全化判断比率の報告は、実質赤字比率、連結実質赤字比率とも該当なし。実質公債費比率5.6%、将来負担比率92.6%。つまり、赤字の問題なし、健全運営であるという数値が示されました。今までも、起債を抑えてきた蓄積で健全さを保ったものの、これから公債費の割合や財政計画は、議会としても町民としても動向を知る必要があると思いますので、多額な事業執行の際には、随時、指標などを示して説明責任を果たしていただきたいと要望いたします。
 さて、議案第45号「平成19年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、賛成の立場で討論いたします。
 賛成の点は、やはり、桜美園問題を解決の方向へ導こうと町長自身が奔走して、町民と信頼関係を培いながら進める信念、これをもって、その道筋をつけるべく動きをとった、このことを第一に評価いたしたいと思います。坂本町長スタートの年、ごみ行政は大きく変化をしました。焼却炉を和解により、年度末という予定より半年早く停止を決めたこと。ごみの積替場と焼却処理先を求めて模索に時間を費やしながらも、ごみ積替施設の2回に及んだ臨時議会を経て、桜美園につくられた暫定ごみ積替場、さらに、桜美園から積み替えを移していくための速やかな政策参事の設置。20年度には環境部を独立させ、対処は続いているものの、この年の混乱を乗り切った点を大きく評価したいと思います。しかし、まだたくさんの課題、新規の積替施設、最終処分の排水処理、老朽化したし尿処理施設など、多くの課題が残されているので、ぜひ、今までの経過、経緯をまとめ、全町民に理解しやすく、また、町民説明をしやすい形として残しておくことを提案いたします。町民の信頼、絆を保ちながら解決に向け、邁進願いたいと思います。
 次に、学校教育においては、学校施設の整備が順次進められてきたことを評価いたします。二宮西中学校教育施設整備事業として1億8,799万1,547円。福祉課と教育の連携事業による山西学童保育所整備工事1,047万9,000円が執行されました。西部地震の心配が数年続いております。地震予知も前日からできるものではなく、親の手を離れ、学校にいる間に地震災害に見舞われる不幸から逃れる安心のためにも、これで小、中、合わせて5校すべての耐震工事、そして、小学校3校への学童保育所整備が完成されたことを評価するものです。
 百合が丘にある子育てサロンの運営は、利用の伸びを見ても、親子同士の触れ合いや情報交換の場を必要としていることがわかります。子育てサロンが活発に利用されていることを評価します。そして、今後検討される第二、第三の子育てサロンが少子化に歯止めをかける運用となるよう、さらなる協議が深まることを期待いたします。
 広域行政にも期待を寄せたいと思うところです。例えば、秦野市二宮町中井町広域行政推進会議、3市2町広域行政推進協議会など、答弁にもありましたように、情報収集をし、未来予測をつけるため、そういった町の課題解決に役立つ広域連携を精査し、さらなる充実を期待いたします。
 また、公共施設の管理と補助金、図書館運営、まちづくり補助金については要望といたします。例えば、社会福祉センターのボイラーを修繕したように、時代の波に乗ってつくられた多くの施設が一気に老朽化を迎えています。施設の修繕計画を予定していただくことを要望します。また、児童館、老人憩の家、公会堂など、運営補助金が出ていますが、それぞれ地域の集会場として、活用内容はさほど変わりがないのにもかかわらず補助金額が名称により違うことがわかりません。運営補助金の金額設定を根拠のつくものにすることを要望いたします。
 まちづくり補助金については、制度そのものが本来、補助金支給の透明性を図るために設置されたものです。決算委員会内において、町長からは「もう打ち切ろうかと思う」というような発言もありましたが、町の財産とも言えるものを生み出した団体もある中で、その実績を評価し、せめてスタートアップ支援だけは継続させるべきと要望いたします。
 そして、図書館は、毎年、減額の一途をたどり、二宮町の文化的財産である図書館の質、サービスの低下を懸念いたします。町民の半数以上が利用する二宮町の図書館では、図書、資料サービスの充実が町民への税の還元と考え、これ以上の減額がされないことを要望といたします。以上をもちまして一般会計歳入歳出決算に賛成といたします。
 議案第46号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、賛成をいたします。
 後期高齢者医療制度創設に伴い、国保システム改修に630万円がかかりました。6月と3月に補正予算で増額され、予測のつかない事業執行でありました。委員会内のやりとりでは、「決まらない標準システムで年度末まで追いかけ回したのが本音」と職員の話にもあったように、国に振り回された中での職員の努力というものを評価いたします。今後、運営協議会の中では、市民の立場や要望をしっかり提言をしてください。
 議案第49号「平成19年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、賛成いたします。
 町の供用開始8年で、面整備率57.2%、水洗化率71.9%、かなりの急ピッチで進められてきたことで、順調とも言えることを評価いたします。しかし、急激に起債を増やしてきたということにもなります。一たん、下水道加入をすれば、市民の税は投入される一方となりますが、下水道整備を待ち望んでいる方もおられます。半数を超える加入率に来たところで節水の影響が大きく出ています。そういったことも十分加味しながら、今後の運用を改めて検討してください。今後の使用料金値上げについての議論も、事業執行と建設進捗の兼ね合いをしっかりと住民にも理解ができる説明責任を果たしていただくことを要望いたします。
 議案第47号「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、及び議案第48号「平成19年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」にも賛成とし、討論を終わります。


◯議長【井上良光君】 三橋議員。
            〔7番(三橋智子君)登壇〕


◯7番【三橋智子君】 私は、町長提出議案第45号「平成19年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、議案第46号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第47号「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第48号「平成19年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第49号「平成19年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、以上5会計に対しまして賛成の立場から討論をいたします。
 平成19年度は、坂本町長就任後、初めての予算編成となり、政策実現に向けての本格的な取り組みが大いに期待され、スタートした1年でした。所信表明で述べられた、「町民の安全・安心を図ること」として示された多くの施策が、活力ある二宮町をつくる土台を固める力になったのかどうか。さきに行われました決算審査の質疑の内容も踏まえて検証させていただきます。
 まず、地方財政健全化法が施行され、平成19年度の決算数値から財政状況の判断指標が公表されることとなりました。この法では4つの健全化判断基準を決めて、1つでも基準以上になれば自治体は財政健全化計画を策定し、議会承認を受けてから公表することになります。二宮町の財政指標として示された4つの健全化判断比率は、いずれも早期健全化基準を下回っており、健全なものと判断いたします。今後は、住民や議会に対して中長期的な視野での各財政判断指標の見通しを明らかにしておくことを求めます。
 平成19年度もごみ処理の課題が最重要とされ、町長が陣頭指揮をとり推進されました。9月いっぱいでの焼却停止に伴い、まさに秒単位に判断を迫られる対応が重なり、ごみ直接搬出の町長公約を大きく変換することとなりました。その結果、ごみ積替場を急遽建設するに当たり、議会での議論が二分する場面もあり、ぎりぎりの対応とはなりましたが、結果として、ごみの回収、搬出においては町民を混乱させることなく、継続できたことに対しての行政の努力は大いに評価すべきものと考えます。
 その後も広域化に向けての外部交渉に備え内部体制を整え、強化しました。引き続き予断の許さない状況にありますが、町民と議会に対して、将来像や経過をわかりやすく示しながら万全の対応を図られるよう期待いたします。
 にのみや総合長期プランは3年間の中期計画にあたり、まちづくりの指針となる5つの重点プランに沿って事業推進が図られたことと思います。まず初めに、「わたしが主役の協働まちづくりプラン」では、町長と語る会を全町で実施し、多くの町民の声に、まさに生の声で答え、町政により多くの町民意見を反映させようという意気込みは感じられました。現場に積極的に入っていく姿勢は何よりも大事なことであると思います。協働まちづくり基金の活用も、ボランティア活動の推進を図るため重要な施策であるので、審査内容などの精査を要望し、運営を理解いたします。
 「暮らしの安全・安心プラン」では、二宮西中の耐震工事を終了させ、町内すべての学校耐震補強が完了いたしました。児童・生徒の安全を守るため災害に強い学校環境を早い時期に整えられたことは大いに評価いたします。また、山西学童保育所を山西小学校内に移転させたことで、すべての学童保育所が小学校内に設置されました。これで子どもの通所時の危険が少なくなり、保護者の安心感も十分増したと言えます。しかし、地域防災の砦となります一色防災コミュニティーセンターの建設は落札できず、次年度に延期となりました。社会情勢の激変が大きな理由の1つではあるにせよ、さらに原因をしっかり見極め、今後の参考としていただきたい。地域の方々の失望は大変大きいものでしたが、住民に対しても、町も十分な説明をする努力をし、納得していただく対応ができたことは良好と認めます。
 3つ目、「人と環境のさわやか健康プラン」では、ごみの減量化、資源化について推進委員会を立ち上げ、努力が見られました。引き続きの検討を期待いたします。また、農道改良工事は順調に進められていますが、台風直撃により漁港整備のおくれが心配されます。国や県との連携もありますが、よりよい対応で進めていただきたいと思います。健康づくり事業においては、妊産婦に対する訪問指導など、細かい対応が行き届いており、生活習慣病対策にも実践的な対処が行われていると判断いたします。各種検診においては、受診率向上が図られるよう工夫をお願いいたします。
 「駅前・IT活性化プラン」では、町道27号線の拡幅工事が着実に行われ、駅前の活性のためにさらなる整備が待たれますので、周辺住民や学校関係者への配慮も忘れずに引き続き推進されることを要望いたします。また、町内情報の発信にITは大いに活用されるべきでありますので、正確な情報を、より早く住民に伝達できるよう努力の継続をお願いいたします。
 「町民みんなの個性輝きプラン」、企業家支援は今期で終了とのことですが、2つのレストランで若い感性を生かしながら地元に愛される経営者に育つ資質を備えた人材を確保できたと評価いたします。町の活性化につながることを期待します。寒い時期に行われる町内継走大会は地区ごとの結束を強め、町民が大事にしている行事でもあり、豚汁などのちょっとした配慮が好評であったようです。また、生涯学習センターラディアンは町のシンボルでもあり、大いに活用が望まれます。図書館などが町民の誇りとなり続けられるよう、魅力ある工夫をさらに重ねていただけるように要望いたします。
 次に議案第46号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算」ですが、保険給付費は前年より9.5%も増えており医療費の増大が深刻なものとなっています。徴収率は前年と同じく8割ほどで、保険者の経済状況の見極めもありますが、徴収率向上のための工夫や対策は必要であり、さらなる努力をお願いいたします。
 議案第47号「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算」も、適正な運営と判断いたします。
 介護保険制度も8年を経過し、介護予防強化のため、前年の平成18年には料金や事業計画が改められました。対象者も増加し続けており、少数精鋭の職員での対応となりますが、鋭意努力を願います。
 下水道事業特別会計では、接続世帯数は着実に増加しており余力が認められます。
 以上の観点から、平成19年度一般会計、及び4つの特別会計歳入歳出決算の認定についての賛成の討論といたします。


◯議長【井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより「平成19年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第45号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第45号は原案のとおり認定されました。


◯議長【井上良光君】 これより「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第46号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり認定されました。


◯議長【井上良光君】 これより「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第47号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第47号は原案のとおり認定されました。


◯議長【井上良光君】 これより「平成19年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第48号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立全員であります。よって、議案第48号は原案のとおり認定されました。


◯議長【井上良光君】 これより「平成19年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第49号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第49号は原案のとおり認定されました。
   ────────────────────────────────
   日程第7 議会運営委員会の閉会中の継続審査について


◯議長【井上良光君】 日程第7「議会運営委員会の閉会中の継続審査について」を議題といたします。
 議会運営委員長より、次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申し出がありました。賛成議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【井上良光君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。
   ────────────────────────────────


◯議長【井上良光君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。
 平成20年第3回二宮町議会定例会を閉会するに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。暑さも大分和らいでまいりまして、きょうあたりは大変涼しい日でございます。外では赤トンボの群れも飛んでいるような日がございました。まさに、秋本番というところでございます。また、国政レベルでは、今月の24日には麻生内閣が誕生し、景気対策、少子高齢化対策、あるいは年金問題、高齢者医療、食の安全など、諸問題の解決に期待したいと思いますが、何か衆議院の解散風が吹いているようで、情勢は流動的であります。
 さて、本定例会は平成19年度の決算審査を主とした議会であり、坂本町長が初めて手がけた予算に基づいてどのように執行し、成果はどうなのかを検証してまいりました。9月5日から始まり本日29日まで25日間にわたり、一般会計と特別会計を合わせた5会計の平成19年度決算審査をはじめ、人事案件や条令改正など、町政の諸案件を、議員各位の終始、きわめて真剣なご審議により、提出されましたすべての案件を議了することができました。これもひとえに議員各位のご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
 また、町長をはじめ、執行者の皆様方におかれましては、審議の間、常に真摯な態度をもって審議にご協力をいただきました。そのご苦労に対しまして厚くお礼申し上げます。
 なお、執行者におかれましては、今定例会を通じ、総括質疑、決算審査特別委員会、あるいは、一般質問などで議員各位から述べられた意見や要望、そして提案につきましては、平成21年度の予算編成及び今後の町政の執行に十分に反映されますよう強く要望する次第であります。
 これから秋本番ということで、皆様方には大変お忙しい季節となります。皆様方には健康に十分ご留意されまして、それぞれの立場でますますのご活躍をご祈念申し上げまして閉会のごあいさつとさせていただきます。ご苦労さまでした。
 以上で、平成20年第3回二宮町議会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。
 この後、午後3時50分より議会全員協議会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。
                          午後3時28分 閉会




   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

      二宮町議会  議  長  井 上 良 光

             署名議員  松 木 義 明

             署名議員  西 山 宗 一