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神奈川県 二宮町

平成19年第3回(9月)定例会(第14日目) 本文




2007.09.20 : 平成19年第3回(9月)定例会(第14日目) 本文


会議の状況                     午前9時30分 開議
◯議長【井上良光君】 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。
 議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。
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   日程第1 一般質問


◯議長【井上良光君】 日程第1「一般質問」を行います。
 通告順に従い、これより質問を許可いたします。


◯議長【井上良光君】 鳥海議員。
            〔8番(鳥海恭子君)登壇〕


◯8番【鳥海恭子君】 それでは、後期高齢者医療制度について、一般質問を行います。
 まず、初めに、この制度がどういう制度なのかを調べてみましたが、大変問題点がいっぱいの制度だということを実感いたしました。来年4月から、75歳以上のすべての高齢者と、65歳以上で一定の障害がある人などを対象とする後期高齢者医療制度が始まります。この制度の運営は都道府県単位で新たにつくられた広域連合が担い、すべの市区町村が加入します。広域連合は地方自治法に定められた自治体で、会長が選ばれ、議会もあり、ここで保険料を決めたり、減免制度をつくったりするための条例制定がなされます。
 9月12日、東京、埼玉、神奈川、千葉の後期高齢者医療広域連合の会長名で、舛添厚生労働大臣あてに後期高齢者医療制度準備に対する緊急要望書が提出されました。内容は、1.保険事業への財政支援を求め、74歳までの特定健診のような財政支援を求めています。
 2.新たな医療制度が国民に理解されるよう、国を挙げて制度の意義を含めた周知を早急に行うこと。
 3.システム構築費に見合った財政支援をということ。
 4.国庫負担金等の速やかな交付を求めています。
 その他に、速やかに政省令を公布するとともに、広域連合市区町村に対して、必要な情報提供を行うことという要望書を出しています。
 県の広域連合もこのような要望書を出すほど、この医療制度に苦慮していることがわかります。この広域連合のもとで、この町が制度を推進していく困難さもよくわかります。
 この医療制度は、国や自治体からの補助が5割、各医療保険からの拠出が4割、残りの1割を後期高齢者からの保険料で賄う制度です。75歳以上の医療保険制度をつくることで、今後、高齢者の人口増に伴って医療費が上がれば、高齢者自身の保険料の値上げか、医療水準の引き下げかという二者択一を迫られます。
 保険料は広域連合が決めるわけですが、厚労省は年金収入が年208万円の人で月6,200円、年7万4,400円との試算が昨年出されましたが、神奈川県の広域連合ではっきりしてくるのは11月と聞いています。
 保険料には所得割と均等割があり、所得割は夫婦二人世帯で夫の年金収入が153万円以上から所得割がかかるという大変な出費になります。均等割については、低所得者には7割、5割、2割の減額制度があるということですが、保険料の徴収は年金を月1万5,000円以上受給している人は、年金から天引きされ、介護保険料もあわせて天引きされるという、ひどい制度と言わざるを得ません。
 後期高齢者医療の保険料と介護保険料を合わせた額が、年金受給額の2分の1を超える場合は天引きをされませんが、これは当然のことと言える年金額が低く、日々の生活自体が大変な方々ではないでしょうか。
 現在の国民健康保険では、75歳以上の方には資格証の発行はありません。ところが、この新しい制度では、保険料を滞納すると制裁措置が盛り込まれ、滞納すると、まず短期証が発行され、さらに1年間滞納すると資格証が発行されるものです。保険料は月1万5,000円以上の年金受給者からは天引きですから、滞納は発生されません。年金が1万5,000円に満たない人は、保険料を自分で収めに行かなければなりません。保険料を払わなければ保険証を取り上げられ、医者にもかかれません。保険料が払えない人に医療費を全額払え、10割負担などというのは、病院に行くなと言っているのも同然ではないでしょうか。
 二宮町の75歳以上のお年寄りは、3,500人と聞きました。そのうち短期証を持っておられる方は、先日のお話ですと、3カ月の証明書の方は3世帯で3名、6カ月の証明の方が15世帯で18名と伺いましたが、その後の変化があればお聞かせください。
 現在、短期証の方は資格証になってしまうおそれが大きいわけですから、資格証の発行はやめるべきですし、町独自の低所得者の保険料の軽減策を求めます。また、無年金の方がおられますが、その方々はどうなりますか、あわせてお答えください。
 県の広域連合議会でも、第5ブロック選出の共産党の吉岡鎌倉市議は、保険料などを決める権限を持つ広域連合議会に低所得者への保険料軽減策を求め、短期証や資格証の発行の中止を求めました。二宮町としても、広域連合議会に対して、保険料の軽減策を求め、短期証や資格証発行の中止を求める要望書を提出すべきだと思いますが、町の見解を求めます。
 また、この吉岡議員が広域連合議会で求めた保険料の減免制度について、検討すると答弁したことと、広域計画でも軽減措置をしますと書かれていることに触れて、独自の減免を行うよう求めたのです。
 事務局長は、今後、市町村と協議し、検討していきますと答弁されています。このことについて、町へ何か問い合わせがあったでしょうか。吉岡議員は国に公費負担の引き上げを求めていくとともに、県市町村が一般財源から補助金の繰り入れをするなど、独自軽減策を行うよう求めました。町は住民からの相談や苦情などの受入れ相談窓口を設けていただきたいと思います。
 戦中戦後を一生懸命生き、日本の現在の基礎を築いてくださった高齢者の方々が、今、政治の力で片隅に追いやられ、生きていくのも大変な時代です。町の政治こそ、福祉の心を町政に生かしていくべきではないでしょうか。資格証発行の中止と独自減免を求めて終わります。


◯議長【井上良光君】 民生部長。


◯民生部長【池田茂男君】 それでは、鳥海議員さんのご質問に回答させていただきます。
 まず、来年4月から実施されます後期高齢者医療制度についてのご質問でございますので、よろしくお願いいたします。
 後期高齢者医療制度の運営主体ですが、県内33市町村で構成する神奈川県後期高齢医療広域連合において実施するものでございます。被保険者の方につきましては、広域連合の区域内に住所を有する75歳以上の方すべてと、65歳以上75歳未満の方で、一定程度の障害のある方となります。
 保険料の設定につきましては、広域連合の区域内で均一保険料が原則となり、おおむね2年ごとに見直しがされるということでございます。
 保険料の算定方法につきましては、応益割、これは被保険者均等割のことでございます。それから応能割、これにつきましては所得割でございます。また、低所得者につきましては、法令により定める所得基準を下回る場合には、保険料の応益部分ですけれども、均等割の関係でございますが、7割、5割、または2割を軽減するという内容のものでございます。
 なお、今までの老人保健の中で、被用者保険の扶養者として保険料を負担してこなかった方につきましては、後期高齢者医療制度に加入したときから2年間、保険料を5割軽減するという内容のものでございます。
 次に、保険料の減免制度につきましては、低所得に対する法定減免、7割、5割、2割軽減には該当しませんが、保険料を支払うことが困難な特別な事情を有する方を対象に、保険料を減免することになっております。
 対象項目につきましては、災害により損害を受けた者。2点目としまして、法定給付制限を受ける者。これはどういうことかといいますと、刑務所に収監されたということで、療養給付を受けられない者ということでございます。それから、失業や事業の休廃止、長期入院など、所得が著しく減少したことにより、生活に困窮し、保険料の支払いが困難となった者で、以上の3項目につきましては、広域連合では減免対象と見込んでございます。
 次に、保険料滞納者への資格証、または短期証の交付についてですが、高齢者の医療の確保に関する法律においては、滞納が一定期間継続している滞納者について、特別な事情があると認める場合を除き、被保険者証の返還を求め、資格証明書を交付するという内容でございます。
 なお、この場合につきましては、先ほど鎌倉の共産党議員さんが質問されましたように、広域連合事務局の答弁につきましては、今後、示される政省令等や保険料負担の公平性の観点を踏まえ、広域連合として各市町村と協議検討していくというような答弁でございます。それを受けまして、今後、広域連合運営協議会、また幹事会等でも議題になると思いますので、慎重に協議が進められるものと考えております。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 その広域連合や、今、いろいろご説明いただいたことはわかりますが、町としてどうするのかというのを私は求めました。そのことについてのご答弁をお願いいたします。
 そして、この保険料の取り立ては大変厳しくなりますし、一方で、75歳以上の方が受ける医療の医療費についても大変高額になるだろうし、また、医療を受けられなくなるというような、受けにくくするといいますか、そういうことも含まれております。
 国のほうは、自助努力でという言葉で言っておりますが、この制度そのものがほんとうに財界の要求から発したというか、そういう制度でして、今、広域連合の中でも大変な問題になっているというか、そういうことですが、ぜひその大変さを町がどうカバーをしていくのかという、高齢者の3,500人の人々、その人たちの中にはもちろん高額所得の人もいらっしゃるでしょう。しかし、年金が月1万5,000円以上の人からは、介護保険よりももっと高くなるだろうという、こういう保険料を取られていくわけですから、ほんとうにその生活は大変なことになると思うし、先日の新聞にも、年金を受けながら働いているという方が、1997年には63%近かったんだそうですが、2004年の調査が先日、新聞に出ていましたが、そこでは40%に減っているということは、やっぱり働く場がお年寄りになくなっている、また高齢化しているのももちろんあるでしょう。そういうことで、どんなに少ない年金でも年金収入に頼らざるを得ないということがあるわけで、ぜひ町の施策をお答えいただきたいと思います。


◯議長【井上良光君】 民生部長。


◯民生部長【池田茂男君】 町独自の減免制度ということでございますけれども、高齢者医療につきましては、広域連合のほうで全部条例化をして、今後、進めていくということで、来年4月から進んでいくのですけれども、11月ごろにそれがまとまるだろうということでございまして、ただ、来年4月から制度は開始していきますので、今の時点でどういう形で今後、保険料とか、そういう低所得者に対しての意見が出てくるのか、推移を見ていかないと、今この段階で町独自と言われても、なかなか難しさがあるのではないかということで、あくまでも町としては、広域連合の条例の定めるところによって保険料を減免しますとか、猶予していくというような考えでございますので、現段階ではそういう推移を見ながら、また町の検討になるかと思いますけれども、そういう状況でございます。
 資格証の関係でございますけれども、そういう問題が出てくると思いますけれども、広域連合の協議会、この中に首長も、町長も全部入っていますので、そういう中で、いろいろな各市町村首長から提案が今後出てくると思いますので、その中で慎重に協議しながら、市町村の意見も取り入れながら広域連合はやっていくと思いますので、そういう形の中で推移を見守りながら町も考えていきたいということでございます。


◯議長【井上良光君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 先ほど質問の中で、無年金者の方が……。私もこの参議院選挙の中でいろいろとお電話をする中で、私は年金がもらえない。お父さんのわずかな年金で2人で暮らしていると。だけど、介護保険料なども個々にかかってくるので、大変苦しいんですよというお話を何人かのお年寄りから伺いました。
 その無年金者の人が、この後期高齢者の医療制度に入っていくわけですよね。それは、例えばおひとり暮らしだったらどうなっていくのかということもお考えでしょうか、お答えください。


◯議長【井上良光君】 民生部長。


◯民生部長【池田茂男君】 その関係ですけれども、先ほど私の1回目の答弁の中で、今まで被用者保険の扶養者の関係でございますけれども、これにつきましても、これからは世帯じゃなくて、一人一人この保険料を払っていくということになります。ですから、そういった方々については、2年間、保険料を半分にしましょうよということも盛り込まれているわけでございますが、今、言われた内容については、よく研究してみますので、ひとつよろしくお願いします。


◯議長【井上良光君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 今、部長がいろいろお答えしておりますけれども、今後の成り行きを見るという部分と、鳥海議員のおっしゃっているほんとうに困っている方々ということもよくわかっております。小さな町の代表として県に臨んで、こういう会議を開くという場面がこれから出てくると思いますけれども、私の経験からいいますと、過去に1年間、これはちょっと違いますけれども、健康保険を1回も使わなかったということに対しての町からの表彰みたいな、粗品を配るということを当時の商連として請け負ったことがあって、一軒一軒訪ねてその品物を渡しに行ったという、現場の声ですよね。
 そうすると、健康だったから使わなかったんですよと言う人ばっかりではなくて、お医者さんにかかれなかったと。かかるお金がなかったから、1年間、保険を使わなかったんですよという方々もたくさんいらっしゃったということは、私どもも身をもってそういう人たちと接触をしております。
 まさにそういう方々に何らかの光をというご質問だと思いますけれども、これが一方では財源的な町の問題もあるし、何でもかんでもという部分もなかなかできないと。私が個人的に思うのは、いつもこういう議論になるときに、医療費というものにだれもが視点を置かない。これは大変なことになると思いますけれども、医療という部分の、お医者さんもそうですし、医薬品メーカー、またはそれに関連するさまざまな医療に関係する産業というものの利益率というか、要するによくもうかっているわけですよ。こういうことにちっとも触れようとしない。そのままそれを踏襲しようとして、ただ、ただ、医療費を何とか、表に出てくる金額に対しての補助とかそういうことを皆さんが言うと。やはりこれはすぐには解決しないとは思いますけれども、根本のお医者さんが生み出すさまざまなそういう背景を伴った請求金額というものを、もう少し国も、または地方もみんなで見直すべきではないかなというようなことをいつも思いながら、こういう問題には考えていますけれども、いずれにしても、県に行ったときにもそういう話をしながら、何とか今の質問にお答えできるかどうかわかりませんけれども、頑張って発言をしていきたいなとは思っています。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 今の町長のお話、ほんとうによくわかります。ぜひ広域連合の議会の中では、やっぱり弱い人の立場に立った発言をぜひお願いをしたいと思います。
 日本共産党としても、この後期高齢者医療制度については、実施を凍結し、制度の全面的見直しを求めておりますが、先ほどの町長のお話の中で、ほんとうにお医者様のこと、そしてお医者様よりもっと製薬会社が大もうけをしているという部分、それから新しい薬だけが高くなるという、効力はさして変わらないで、後発のお薬をというようなことも言われていますが、そんなことも含めて、社会全体でというか、政治の力が大きいだろうというふうに思うんです、こういうところを動かしていくというのは。この小さな町でどうこうできるということではありませんが、ぜひ町長の力もおかりして、ほんとうにお年寄りが豊かに暮らせる、そんな町を願って要望といたします。


◯議長【井上良光君】 鳥海議員の一般質問を終結いたします。
 次の方、お願いします。


◯議長【井上良光君】 二見議員。
            〔2番(二見泰弘君)登壇〕


◯2番【二見泰弘君】 おはようございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。
 私は二宮町の安心安全なまちづくりから、町民の尊い命を守る、今、急速に普及しつつあり、マスコミでも取り上げているAED(自動体外式除細動器)の設置について質問いたします。
 まず、自動体外式除細動器(AED)とは、簡単に説明しますと、心肺停止の人に心臓の心室細動の際に電気ショックを与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。全国の心疾患による死亡者数は、平成15年が15万2,000人余り、平成16年が15万9,000人余りで増加傾向にあり、今後も高齢化の進展により、心筋梗塞等の心疾患による死亡が増加することが予想されます。
 このうち、全国の病院以外によって、突然の心肺停止による死亡者は約3万人もいると言われています。この救命率の低さは、救急車を呼ぶだけで、あとは何もしない。あるいはどう対処したらよいのかわからない等、発見者、あるいはそばにいる人の救命処置への参加意識の低さと心肺蘇生法など救命知識の不足が大きな要因と言えます。
 心臓停止患者を3分間放置しただけで、死亡率は50%になり、5分後にはさらに高率となります。心肺停止患者にとって、救急隊が到着するまでのわずかな時間が生死を左右するわけです。そして、2004年7月より、医師や救急救命士だけでなく、現場に居合わせた一般市民もAEDを使用できるようになり、公共施設や空港、学校、駅などに設置されるようになりました。
 9月8日の総務省消防庁が公表した調査結果では、2006年に心肺停止の患者を目撃した一般市民がAEDを使用した件数は140件、そのうち患者が1カ月後も生存していたのは45件で、AEDを使わなかった場合より生存率が4倍であったと公表しています。
 2005年に開催された愛知万博では、会場内に100台のAEDを設置したところ、期間中4名の方が救命されました。また、8月18日の新聞報道では「AED使い、小6助かる。胸にボール直撃、心肺停止」という見出しで、少年ソフトボール大会で心肺停止になった少年がAEDで助かった報道や、大阪市内の高校において、野球の試合中、投手が打球を受けて心肺停止状態になり、観戦中の救命士が同校に設置されていたAEDで蘇生を行い、その投手は一命をとりとめたという実例が多々あります。
 今、公共施設や学校体育館、運動場、駅、民間企業、イベント会場など、設置促進が図られていますが、二宮町において、現在の設置状況と今後の設置計画は。また、設置されているAEDの管理はどうしているのか伺います。
 また、小児用AEDについてですが、子どもの突然死、いわゆる心臓しんとう、胸に衝撃が加わったことにより心臓が停止してしまう状態が、野球のボール、手、ひじなどの衝撃で発症することがあります。このことにより岐阜県岐南町では、今年度、小学校や保育所など、町内15カ所の公共施設に各1台ずつ小児用電極パットが使え、子どもにも対応ができるAEDを設置しました。大人用のものでは電流が強過ぎるので、電流の強さを3分の1に下げる機能を備え、8歳未満、25キロ未満の小児への緊急時の使用が可能になったと言われていますが、二宮町でもぜひ小児用対応AEDの設置も考えてもらいたいと思います。
 そして、最後になりますが、現在、AEDの講習会が注目されていますが、伊勢原市では消防本部が受講の呼びかけをしていますが、受講者は1,500人を超えたそうです。AEDの町民に対する理解と講習は現在開催しているのか、今後の開催予定はあるのかお聞きしたい。
 以上、質問を終わります。


◯議長【井上良光君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 二見議員のご質問にお答えをいたします。
 守ることのできる命を守るということは、行政の大きな使命であるというふうにも考えます。AEDにつきましては、その可能性を確保するものとして普及してきているものであるというふうに認識をしております。
 二宮町につきましても、役場庁舎をはじめ、ラディアンや体育施設等、各公共施設への設置を積極的に進めております。小児用のAEDにつきましても、昨年夏より正式にその使用が位置づけられるようになったものであり、今後、普及させていく必要があろうかと考えております。
 また、町民への講習につきましては、消防署において、年間を通して、普通救命講習を実施しており、この中でAEDの使用法や実技についても講習をしており、受講者数の拡大に努めているところです。
 今後につきましても、町民の生命を守る一助とすべく、さらにAEDの設置、講習とも充実させていきたいというふうに考えております。
 詳細につきましては消防長より答弁をいたします。


◯議長【井上良光君】 消防長。


◯消防長【菊地 元君】 それでは、二見議員のご質問、要旨が3点ほどございますので、順次、お答えしていきます。
 まず、第1点目のAEDの設置状況と今後の設置計画、管理についてでございますけれども、現在、公共施設につきましては、ラディアン、社会福祉センター、役場庁舎、保健センター、町立体育館、町民運動場、町民温水プールの7カ所に常設してございます。また、袖が浦プール、百合が丘プール、山西プールにつきましては、夏期開設期間だけに、リースにより配備してございます。
 ただ、学校関係につきましては、この10月から各小・中学校に1基ずつ設置されることになります。また、福祉ワークセンターにも1基設置される予定となっております。
 これらをすべて合わせますと、10月現在で、町内16公共施設にAEDの配置がされるという形になります。また、このうちリースでの対応が13基、購入したものが1基、寄贈されたものが2基という内訳になっております。
 今後の設置計画でございますけれども、公共施設につきましては、救急救命の立場からも、できるだけ多くの施設へ設置していく必要がありますので、各担当課と連携の上、優先度の見極めをした上で、設置促進を図っていくべきであろうというふうに考えております。
 また、管理につきましては、施設管理の一環といたしまして、保守点検を含め、それぞれの担当課等で行っていくのが望ましい形であろうと思います。
 なお、昨年、配置した5基については、リースの際に契約事務を財政課で一括して行うなどしており、配置状況等については、常に情報を共有していきたいというふうに考えております。
 次に、2点目の小児用AEDについてでございますけれども、平成16年7月より、非医療従事者によるAEDの使用が認められるようになったところですが、8歳未満、また25キログラム未満の小児に対しては、使用は推奨されておりませんでした。しかし、昨年8月に市民用の救急蘇生法の指針が取りまとめられ、その中で、初めて1歳以上8歳未満の小児の場合は、小児用パットを用いることが明言されました。また、やむを得ない場合は、成人用パットを代用し、慎重に使用することもあわせて示されております。
 町公共施設につきましては、現在のところ社会福祉センターに設置しているAEDが小児用パット付属のものとなっております。また、10月に各小学校に設置するものについても、小児用パットを付属する予定でございます。
 今後、新設・更新していく場合には、議員さんがおっしゃられるような心臓しんとうのケースなどもありますので、小児用パット付属機種を選択していくべきであろうというふうに考えてございます。
 次に、3点目のAEDの講習についてでございますが、消防では非医療従事者がAED使用可能となった平成16年度から、普通救命講習の中で、AEDについて理解し、また正しく使用できることを到達目標として取り組んで講習を実施しているところでございます。また、講習時間につきましては3時間で、受講者には修了証を交付してございます。また、講習会につきましては、広報やホームページを利用して受講者を募集しておりますが、団体等で10名以上での申込みがあれば実施することとしております。
 次に、AED講習が組み込まれて以来、本年8月までの講習回数は61回を数えており、受講者数は延べ1,054名となっております。この中には福祉施設関係者、町職員や教職員、さらには夏休みにおける中学生の受講者なども含まれております。
 特に、小・中学校教員は、今年の夏休みの講習会ですべての教員が受講済みという形になってございます。
 なお、応急手当て講習につきましては、平成7年度から実施しており、総受講者数は2,000名を超えているところでございますが、過去に受講した方にも、AEDを含め、救急法の内容が変化しておりますので、ぜひ再講習の受講をお願いしたいというふうに考えてございます。
 関連いたしまして、現実の救急通報の際の対応でございますが、意識がない、呼吸がない、動かない、脈がない等の通報を消防が受信した場合には、心肺停止を疑いまして、通報者に対し、できるだけ早期のAEDの使用を目標としたメディカル協議会の口頭指導マニュアルに基づきまして、口頭指導を実施することとなります。
 最後になりますが、AEDは魔法の機械ではございません。使用するには確実な心肺蘇生法が基本であるということを受講者が理解できる講習を目指していきたいと考えております。今後とも救急講習の一層の普及促進を図るとともに、講習内容の向上も図ってまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 二見議員。


◯2番【二見泰弘君】 今、消防長の答弁の中で、大分AEDが二宮町にも普及してきたのかなと思いますけれども、一つ一つのAEDに対して、私はそのAEDの一番近い人あたりに管理者になっていただきまして、もしものときに、迅速また的確に対応できるような人を管理者に置いてほしいと思っていますけれども、また、作動のメンテのほうも、いざ使うときに動かなかったでは困りますので、定期的にそういう管理者が電池があるのか、作動するのかという管理もしていかなければならないと思うのですけれども、また、AEDが設置してある場所ですね、これを一般町民の方が、どこにあるのかわからなければ、これもいけないと思いますので、例えば役場でしたら、役場の入り口に、ここにはAEDが設置してあるよとか、そういうマークが張ってあるとか、そういうものとか、二宮全町のどこにAEDが設置してあるかのマップというか、そういうものも町民の方に承知してもらわなければならないと思いますけれども、その辺のAEDに対する管理者がいるのか。そして、実際AEDを使用したことがあるのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
 また、AEDの設置場所ですけれども、町民の方が多く立ち寄る場所、公共施設とか、発生率が高いスポーツ施設とか、そういう場所は設置されているようですけれども、これからの町民に対して、認知度が高い民間施設ですね。駅とか、コンビニとか、ショッピングセンター、会社、工場などの民間施設についての設置の働きをしていくのか、その辺をちょっとお伺いいたしたいと思います。
 参考までに、横浜市では救命率確保を目指し、市救命条例を目指して、12月の定例会に条例案の制定を目指していますが、その中に、一部の事業所などでAEDの設置を義務づけるという条例案を12月の定例会に提出するそうです。それだけ先進地というか、都市のほうでは民間施設にAEDを設置することも大分図っているようです。
 また、子ども用のAEDですが、どうしてもこれから必要になっていくと思いますので、その辺もしっかりやっていただきたいと思います。
 また、講習会の件につきましては、消防署は申込みがあったときに開催するのか、それとも消防署のほうから積極的にいろいろな団体に講習があるよとしていくのか、その辺もちょっとお伺いしたいと思います。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 消防課長。


◯消防課長【秋澤靖久君】 それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。
 まず、AEDの設置後の管理についてでございますが、現在、公共施設に設置してございますAEDにつきましては、事務所の中などに設置がわかるように、シールなどで明示がしてございます。一般的には町民の方が認識できるようにはしてあるわけでございますけれども、ただ、議員さんがおっしゃるような建物の入り口への表示の統一などにはなってございません。
 AEDの設置場所につきましては、なるべく多くの住民の方に認識しておいていただいたほうがいいのは言うまでもございませんので、設置場所を周知する方法につきましては、マップも含めて、今後、ホームページや広報での周知のほか、創意工夫をしてまいりたいと考えます。
 それから、管理者の関係でございますが、作動確認などの点検につきましては、リース契約の場合ですと、消耗品のメンテナンス料もこれに含まれているというのが一般的でございます。その状況把握などは、総括的には施設管理の一環としてという観点から、それぞれの施設長、学校でいいますと校長先生、町でいえば担当の課の課長等がこれに当たることになるかと思います。その中で、さらに日常的にバッテリーの状況などを管理する、こういう者をそれぞれの施設ごとに指定していくことになるのかなというふうに思います。
 次に、町で設置してございますAEDの使用実績ですが、1件ございます。先月でございますけれども、袖が浦海岸で水難事故がございました。その際に、袖が浦プールに設置してございましたAEDがライフセーバーの方によって使用されてございます。結果は残念なこととなりましたけれども、最善は尽くせたのではないかなというふうに受けとめてございます。
 それから、民間施設についての設置の働きかけについてでございます。ご案内のとおり、AEDにつきましては、現在のところ法律での設置義務はございませんので、民間の施設に対して、設置を強く求めていくことには難しさがございます。
 横浜市さんの場合は、新しい救急システムの構築を目指していく中で、AEDの設置を一部義務づけたいということであろうかと思います。
 いずれにいたしましても、二宮町における民間施設でのAEDの設置状況ですけれども、私どもの把握している限りでは、高いものと言えないのが現状でございます。今後の方向といたしましては、民間の幼稚園や保育園、あるいは事業所などに対しましては、それぞれ所管する担当課との連携を強めまして、普及啓発とともに、救命講習会への参加を積極的にお願いした上で、設置の必要性を訴えていければと、こういうふうに考えてございます。
 また、その経緯を見てから、義務化の検討などをしていくべきであろうかというふうに考えます。
 次に、消防が行う講習会ということでございますけれども、消防のほうといたしましては、現況ですが、年に2回、広報などでお知らせをいたしまして、一般の方向けの講習会を開催してございます。先ほど消防長のほうから答弁いたしました8月までの61回の中には、この講習も含めさせていただいてございます。
 実は、一昨日ですけれども、今年度、第1回目の普通救命講習を9月18日に実施をさせていただいてございます。この日の終了者が16名ということになりますので、本日現在で申し上げますと、プラスいたしまして1,070名の修了証の交付者ということになります。消防サイドといたましても、この2回という実施回数が満足いくものではないのだということは認識してございますので、さらに増加をさせ、普及させることも今後の課題として取り組んでまいりたいと考えております。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 二見議員。


◯2番【二見泰弘君】 今の答弁で、AEDの管理につきましては、しっかりした管理者を設定していきまして、緊急時に対応できるようにしていただきたいと、そう思うわけでございます。
 また、小学校と中学校に今年の10月に設置するということでございますけれども、そのことについても管理者をしっかりして、いざというときには、慌てないような講習をしっかりやっていただいて、対応できるようにしていただきたいと思います。
 それともう1つ、幼稚園と保育園にまだ未設置ということなんですけれども、事故が起きてから騒いでもあとの祭りということでございますけれども、その辺のところもぜひ幼稚園、保育園等に置いていただきたいと思うのですけれども、再度、その辺はどうなのかお聞きしたいと思いますけれども、よろしくお願いします。
 それと、AEDも徐々に普及しているようでございますけれども、まだまだいろいろな場所にAEDを設置することができないということで、私の案ですけれども、消防署あたりに1基や2基のAEDを準備しておきまして、野球をやるとか、運動をやるとか、そういう団体がもしありましたら、貸し出しという形の中のそういうAEDの利用の仕方といいますか、その辺ができるものかできないものか、その辺もちょっとお聞きしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 消防長。


◯消防長【菊地 元君】 質問が2点ほどございます。まず、1点目の幼稚園・保育園に早期設置できないかというご質問でございますけれども、先ほど課長のほうからも説明がございましたが、この幼稚園等につきましては、各所管担当課と再度、綿密な連携をとりまして、なるべく早く設置できるように、関係者に普及啓発等を指導していきたいと、そういうふうに考えてございます。
 それから、もう1点でございますけれども、AEDの貸し出しはできないかということのご質問でございますけれども、このことにつきまして、まず設置場所の周知ということから、AEDは万が一の場合、その場所にあるという前提が必要になります。既に設置してあるものを貸し出すということは、無理ではなかろうかというふうに考えてございます。
 ただ、議員さんの提案がございましたように、町民の需要があるというふうに感じますので、常に貸し出し可能なAEDということで、配備できればということで、普及啓発の意味からも、有意義なことではなかろうかと考えますので、今後、検討してまいりたいというように考えてございます。
 また、もし貸し出しすることになれば、24時間対応しています消防本部のほうでの対応になろうかというように考えてございます。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 二見議員。


◯2番【二見泰弘君】 要望です。今、急速に普及していますこのAED、簡単と言うとおかしいですけれども、この機器で人の命が助かる可能性が大ならば、ぜひ二宮町にもあらゆる場所に早急に設置することを要望して質問を終わります。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 二見議員の一般質問を終結いたします。
 暫時休憩いたします。休憩後の会議は10時45分から始めます。
                         午前10時24分 休憩
   ────────────────────────────────
                         午前10時45分 再開


◯議長【井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次の方、お願いします。


◯議長【井上良光君】 小笠原議員。
            〔4番(小笠原陶子君)登壇〕


◯4番【小笠原陶子君】 それでは、3番目でやらせていただきます。通告にありますように、中高齢者の再就職支援策の充実について質問いたします。
 数年前から、2007年問題という言葉が至るところで聞かれまして、団塊の世代の退職がクローズアップされております。私はその世代より少し下ですけれども、団塊の世代の兄を持っていますので、この日本の戦後の文化は、よきにつけあしきにつけ、団塊の世代がつくってきたなと感じております。
 そして、現在、財政にゆとりのある他の自治体では、その世代の方が地域にうまく入ってこれるような、そこで生き生き生活できるような施策を予算づけして実施しているところも多々ございます。
 そこで、我が町を見てみますと、長年、サラリーマンのベッドタウンとして栄えてきた町ですから、ここで一挙に定年退職者も増え、高齢化の道をばく進しつつあります。
 百合が丘や富士見が丘1丁目などは、既に高齢化率が30%のところもございます。おとといの総括質疑のときに、坂本町長が老人会の運動会に参加して、その元気さに圧倒されたお話をされていらっしゃいましたが、お元気な高齢者の方で、まだまだご希望のある方にはぜひ仕事をしていただくというのも、いつまでも老いない秘訣であるし、また町の大いなる活性化につながると考えております。
 さて、要旨の1でございますが、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の一部を改正する法律が平成18年4月から施行されました。この法律の制定の趣旨は、急速な少子・高齢化の進展の中で、今後、活力ある経済社会を維持・発展させていくためには、高齢者がその高い就労意欲や長年にわたり培ってきた知識・経験を生かし、社会の担い手として活躍し続けることが重要であり、そのためには高齢者が少なくとも年金支給開始年齢までは、意欲と能力のある限り働き続けることができる環境の整備が必要となったためでございます。
 高年齢者の安定的な雇用確保のために、65歳までの定年の引き上げや継続雇用制度等の高年齢者雇用確保措置の導入が事業主に義務づけられましたほかに、高年齢者の再就職促進等を図る措置が定められております。
 改正は主に4本で、今、申し上げましたように、1は定年の引き上げ、継続雇用制度の導入等の義務化。2番目としまして、2番目、3番目、4番目は昨年ではなく、16年12月1日からでございますが、解雇等による離職予定者への求職活動支援書の作成、交付の義務。また、3番目として、募集や採用時に年齢制限をする場合における理由提示の義務化。また、4番目は、これは私は非常に注目するところだなと思っておりますが、シルバー人材センター等が行う一般労働者派遣事業の手続の特例というのがございまして、それに対して、町は県や国とどのように連携して就職支援を実施しているのかというのを、ぜひ1点目、お伺いいたします。
 2番目としまして、町の支援策の1つとしてできることで、私、いろいろ考えました。町でやれること、予算も限られております。職員の数も大変少ない中、何ができるかと考えたときに、やはり重要な役割は情報提供だというふうに考えました。
 情報提供には、紙ベースの活字にして伝えるものと、電子情報、つまりインターネットの活用で知ることがあります。この他に、情報の中に口コミという手段もございます。町で労働問題というと、経済課の役割になります。ところが、今、経済課の置かれている場所は福祉センターの2階にございます。そこに高齢者就職支援の冊子が置かれておりました。
 しかし、何人の人が気づいたでしょうか。平塚や小田原のハローワークに行きますと、さまざまな中高齢者の就職支援に関する講座や相談日などのチラシが置いてあります。窓口で相談する前にそのチラシを手にとると、いろいろなことがわかるようになっております。こういうハローワークの支援策はインターネットのホームページに載っております。自宅にパソコンのない方はまだまだたくさんおられます。特に団塊の世代より上の世代の普及が、パソコンについてはまだおくれておりまして、若い世代に比べると少ないのが全国的な傾向でございます。自宅にパソコンのない方が気楽に行って使えるすばらしい施設が二宮町にはございます。ITふれあい館です。
 ITふれあい館は毎日、多くの方にご利用いただいておりますが、まだまだ若い世代の方の利用が多いようです。総合計画の59ページの2番に、二宮ITふれあい館の活用として、1、2、3とあるのですけれども、3番は「高齢者や障害者を含め、町民のだれもが、いつでも、高速な情報通信技術を利用、体験できるなど、地域開放型の施設とします」と、既にしっかり位置づけてございます。ITふれあい館を利用していただいて、中高齢者の就職活動のための情報提供のお手伝いができないのか伺います。
 また、3番の要旨ですが、私の知人である女性が、百合が丘の団地にお住まいの方ですけれども、生きがい事業団に登録しましたが、せっかく登録したのに仕事が来ないという声がございました。元気なうちは少しでも仕事をしたいのにと残念そうに話をされておりました。
 町は生きがい事業団に、毎年、補助金を出して支援しております。17年度においては857万400円、18年度は831万7,400円です。この他にも連合の会費の1万5,000円というのも毎年出しておりますが、生きがい事業団の施設も町のものを無償提供しております。立派なワークセンターの中を広々と利用していらっしゃいます。この担当は町の高齢福祉課が担当しております。シルバー人材センターが行う、先ほど国のほうの法律の4番目にございましたシルバー人材センターが行う一般労働者派遣事業の手続の特例を使えるのは、社団法人になっている事業団でなければなかなか難しいようで、一般労働者派遣事業を行うのを可能とするのですけれども、うちの町の場合は法人格をとっておりませんので、派遣事業はできないことになっております。
 しかし、これから高齢化がますます進むこの二宮町で、生きがい事業団に期待されるものは今まで以上に大きくなると予想されます。小さな町の二宮ですが、事業所は1,000社あると言われております。製造業は大変少ないのですが、さまざまな業種がございます。また、現在のような介護の時代を迎えておりますと、サービス系の仕事が増えております。事業者と交流のある経済課との連携で、もっと仕事を回してもらう工夫ができるのではないかと考えます。各課連携の雇用支援の仕組みづくりについてお聞かせいただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 小笠原議員のご質問にお答えをいたします。
 二宮町としては、高齢者というか、定年退職した団塊の世代、受け皿になる部分というのが、ほかの町と比べると非常に少ないというのは現実の問題です。
 一方、そうはいっても、そういう方々が毎年、毎年、これから大量というか、多数定年を迎えられるというのは事実でありまして、何とかそういう方々の再就職ということも考えて、私の公約として、二宮ブランドを創設しようと、新たな産業を興そうと。そのねらいは当然、そういうことによっての就職先、雇用の確保というようなこともねらいの1つになっているわけですけれども、現実は3年計画ということで、まだ形になっておりません。
 ただ、今度も福祉センターで今までの会議の成果を、途中ですけれども、発表会をやろうというようなことで、非常にスタッフが燃えております。そういうような時間差で追いかけるようにして今やっていることと、それから、現実には今、言われました生きがい事業団、過去にやはり生きがい事業団のスタッフが町の商工会や商連、事業所、工業会、みんなそういうところを一軒一軒訪ね歩いて職の確保、何かご用はありませんかということをやった時期がありました。古澤町長が就任して初めてのころだったと思いますけれども、そういう動きをされました。それ以後、そのようなことがとまっております。もう1回、そういうことをしながら、仕事というものの確保を生きがい事業団がしていってほしいなというふうには先日も話をしてきましたけれども、そういうことのほかに、庭の手入れとか剪定とう、そういうようなことは口伝てで広がっていって、新たな雇用の確保というようなことが起きているそうです。
 今、200人ぐらいの登録者数ということですけれども、これからそういうことのアピールというか、あそこの工業団地の中の一角というのはあまりにも遠い存在で、今、言われたITふれあい館というようなところを窓口にひとつ置いたらどうかという提案ですけれども、ITふれあい館も職員は1人しかいなくて、あとはボランティアの方々という構成になっているものですから、私はむしろその反対側に位置しているサポートセンター、非常に暇そうにしているんですよ。よく見たり、中に入っていったりしているのですけれども、このままではいけないと。あそこの中身がね。狭いから、会議を開いたり、ボランティアの方々が寄ったりするのにも非常に不都合が生じていて、実際、そこを拠点としようとしている方々が、ラディアンのほうがよっぽどいいわよという話をされているわけです。
 だからといって、閉鎖するというふうにはいきませんので、今のお話、そういう生きがい事業団のもう1カ所の窓口というか、そういうことにしてみたらどうかなという、これはこれからの担当とのすり合わせが必要ですけれども、そういうようなことも考えております。
 いずれにしても、気がつかないでなかなか登録されないという方々がいたり、それから受け皿となるべき事業団のほうとしては、これからやっぱり就労の機会をどんどん増やしていくと。いつも町の下請けというか、そういう形でしかやっていないのではなくて、民間のほうにもどんどん入っていって、仕事を確保するということが必要な業務ではないかなというふうにも考えます。活気のあるというか、活性化のためのそういう方々はスタンバイをして待っているというのが現実です。
 ただ、それに対して報いる手だてが今あまりないというのが、正直な話、この町の実情です。ですから、そういうことも含めて、掘り起こし作業というか、そういう意味での活動をこれから進めていけば、きっとその方々の意欲を損なわずに再就職ができるような時期が来るのではないかなというふうにも考えております。
 詳しい話は担当課のほうからまた説明をさせていただきますけれども、何らかの手だては打たなければいけないということで承知をしておりまして、また具体的に、来年度の中で、そういう話が現実のものとなるということを期待していただければいいと思います。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 経済環境部長。


◯経済環境部長【佐川眞一君】 町長から大体答弁されたと思うのですが、私のほうは、個々の要旨に沿ってお答えさせていただきたいと思います。
 要旨1の、昨年、高齢者等の雇用の安定等に関する法律が改正された。町は神奈川県の施策とどのように連携し、中高齢者の就職支援をどのように行っているかという点について、まず答弁させていただきたいと思います。
 議員もご質問の中でありましたように、日本国内では少子・高齢化が急速に進むことに伴って、若年労働者労働力人口の減少が見込まれる中で、経済社会の活力を維持していくこと、高齢者のゆたかな知識や経験を活用すること、また団塊世代の大量の退職期を迎える中で、中高齢者、シニア世代が長年培ってきた技術や技能をいかに継承していくことができるかということが大きく期待されているということでございます。
 以上のような背景の中で、高齢者等の雇用の安定等に関する法律が改正されたわけでございまして、昨年の4月1日から施行されております。改正の内容につきましては、事業主は雇用する高齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、1つには、定年の引き上げ、継続雇用制度の導入の義務化、定年の定めの廃止など、いずれの措置を講じなければいけないというものでございます。
 神奈川県では、中高齢者の雇用対策として、シニアジョブスタイル神奈川において、総合相談、就職情報や多様な働き方の情報提供、就職支援セミナーなどを行ってきております。
 町がその中でどのような就職支援ができるかということになりますと、やはり国・県が実施する各種雇用対策事業と連携し、それについて情報提供を行うことが町としての役割ではないかというふうに思っております。
 具体的にいいますと、ハローワークからの求人情報等があるわけでございますが、また、県内で求人情報を提供している国の機関等もあるわけでございます。また、ハローワークではインターネットサービスなども活用してやっているということでございますが、そういった情報等を町民が身近に得られるような工夫をしていく。情報提供の部分で工夫が必要であるのではないかというふうに考えているところでございます。
 いずれにいたしましても、町では就業のあっせんということはできません。国や県が実施する中高齢者対策事業と一層の連携を深めていくということが、まず役割ではないかというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。


◯議長【井上良光君】 総務部長。


◯総務部長【高橋克美君】 小笠原議員のご質問の要旨2番目、就職活動に当たり、パソコンが使えない人への情報提供をITふれあい館でサポートできないかについてお答えさせていただきたいと思います。
 ITふれあい館につきましては、地域における開放型IT利用基盤として、高齢者、障害者など、だれもが容易にITにふれ合える場を提供しております。「ゆっくりパソコン講習会」、あるいはITヘルプデスクの設置により、IT指導員の常駐者により、パソコン使用のサポートをさせていただいているところでございます。
 施設の案内板については、施設利用者に対し、施設の案内、利用方法、講習会などの案内に使用しております。先ほど町長の話もございましたが、施設内のスペースを考えますと、就職情報等の提供を行うことは難しいと考えております。
 インターネットを活用しての情報提供でございます。これにつきましては、検索としましては、町のホームページをお開きいただきますと、左側に便利情報コーナーがございます。その下段のほうに、ITふれあい館をクリックしていただきますと、さらに障害者・高齢者就労情報をまたクリックしていただきます。そうしますと、神奈川労働局職業安定部にリンクができます。そこで就職情報等の情報が得られるわけでございますが、就職情報探しのために、ふれあい館のITサービスコーナーを活用していただければ幸いだと思っております。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 民生部長。


◯民生部長【池田茂男君】 3点目の、生きがい事業団は福祉、労働問題は経済だが、各課連携の高齢者支援の仕組みづくりについて伺いたいということでございます。
 高齢介護課が担当する生きがい事業団につきましては、これは議員さんもご承知だと思いますが、高齢者に働く機会を確保することで、社会参加を通して生きがいづくりや会員相互の連帯感を高め、福祉の向上に寄与することを目的として、この事業団は活動しているわけでございます。
 このため、生きがい事業団では施設管理や清掃、草取りなど、短期的、かつ臨時的、あるいは軽易な就業の機会を確保するとともに、技能向上を目指した各種の講習会の開催や会員相互の親睦を図るための互助会活動等を行っているのが現状でございます。
 町の労働行政の担当課につきましては、経済課でございまして、労働行政に関する事業等につきましては、勤労者福祉対策事業として、勤労者住宅利子補給、勤労者生活資金融資制度預託金、労働団体等への補助が主な内容でございます。
 高齢者の支援につきましては、先ほど説明いたしましたが、町は県の実施する雇用対策と連携いたしまして、町民皆様に対しまして、その情報を提供するということでございます。
 次に、就業の支援に関しては、高齢者からの相談があった場合、どのような就業を希望しているのか、内容を聞いた中で、それぞれの課で、適宜、希望に合った情報提供が行えるようにしていきたいと思っております。
 また、団塊世代の大量の退職者など、高齢者の雇用の機会を確保することが求められております。高齢者の雇用問題は社会的な問題であり、現代的な課題でもございます。今後も町の高齢者雇用支援として、担当課相互が連携して、より一層の高齢者雇用に関する情報提供などの啓発に努めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 最初に、町長から力強い、来年の予算に期待していただきたい動きを、手を打ちたいということで、ぜひ期待したいというふうに思いますし、十分そういう退職者や、また高齢者の方に働いていただくような仕組みをつくっていくし、うちの町だけじゃなくて、お勤めしながらうちの町に住んで、所得税、住民税、いろいろ払っていただければありがたいわけですから、そういう仕組み、町長がまずそういうお気持ちを十分持っていらっしゃるというのが確認できてとてもよかったと思います。
 佐川部長のほうからは、身近に提供できる情報、町としては就労あっせんはできないので、もちろんそれは重々承知しておりますが、国・県の情報提供を行うことが役割であって、それを身近に提供できる工夫が必要だというだけのお話でございまして、もっとそれを具体にもう一歩進めて、身近に提供できる工夫が必要だという、そういう抽象的なお答えじゃなくて、どういう工夫をしたいということを知恵を絞っていただいて、お考えいただくことは重要だと思うんです。
 先ほど申し上げましたように、何しろ経済課は福祉センターのどこにあるのというようなところにございまして、そこのわきにいくらチラシを置いたって、もう何だかなという、何といいましょうか、大変残念に思います。福祉センター、縦割りで、あの福祉の中に経済課が置いていただいているという状況があるのかもわかりませんけれども、あれは1階のロビーのところに持って来るべきだというふうに、例えばですよ。そういうチラシの置き方1つにしても、創意工夫、知恵を使っていただけるとありがたいなと思いますので、担当課もいろいろ頑張って、これから少ない人数の中でとても大変だと思いますけれども、また、既に一定の予算を使って、先ほどなぜか民生部長のほうから少し説明がございましたけれども、経済課として、ここまでは頑張ってきているけれども、これからもうちょっとこの部分も、町の労働行政というか、働く人たちのための仕組みを少し見えるようにとか、頑張っていきたいとかっていうところをどう考えているのかをお聞かせ願えるとありがたいと思います。
 担当課としても、地域の自治体と連携して、定期的な会議なんかを持っていますよね、そういう労働行政に対する。預託金の打ち合わせとか、そういったようなことが多いのかなと思いますけれども、その辺も市とまざった会議をやると、係長なんかのお話を伺うと、なかなか町は予算もないし、話に沿って共同歩調でやるのは難しいみたいなお話がありましたけれども、その辺も今までと同じようにやってちゃだめなんじゃないかなと私は思うので、ぜひその辺をお聞かせください。
 総務部長のほうからは、ITふれあい館のほうをぜひ活用していただきたいということで、私、先ほど紙ベースと電子情報等のいろいろ情報を得る手段というのはあるというふうに申し上げて、具体的に部長のほうから、うちの町のホームページをこういうふうに開けると、要するに左側を開けると、下のほうに神奈川労働局ですね、職業安定局にリンクできるというお話をしていただいて、リンクできるというのは、うちの町自体がホームページにもそんなにお金をかけられない中、必要な情報をリンクしてとるというのは賢明な策だと思います。
 私がさっきから申し上げているのは、パソコンを使える方は特に問題ないわけで、ほんとうに今、パソコンの使える人と使えない人の情報のとりようの情報格差というのは、歴然とするなというふうに思うのですけれども、そういうので、私が言っていたのは、使えない人に、積極的にここに来れば、多分、男性だけじゃなくて、女性とかも、女性の雇用というのは、年齢関係なく大変厳しいものがあると思いますけれども、ITふれあい館に行けば、わかる人がそういうところにアクセスして、ある程度、調べてもらえることもできるんですよということを、ご自分が探すんじゃなくて、ご自分がそういう技術があればいいんですけれども、そういう技術も今、普及すべくたくさんの講座を開いていただいているのも重々承知しておりますが、まだそこまで行かない方でも、気楽に情報を入手できることができるんですよ、積極性を持てば。
 ですけれども、それをどういうふうにしていくのか、もうちょっとわかりやすくしていただきたいなというふうに思います。
 池田部長のほうから、生きがい事業団のことについて、生きがい事業団の役割というか、こういうことをやっているというようなお話が今ありました。生きがい事業団に関しては、今現在の仕組みの中では精いっぱい頑張ってくださっていると思いますし、200人余りの会員の方が、特に町からもらっている仕事、駐輪場のお仕事とか、そういう部分、職種に関してはちょっと偏っているというか、万遍なくいろいろなお仕事をやっているというよりも、外周りのお仕事、植木の剪定とか、いろいろそういうことのほうが圧倒的に多いのですが、私、1つ、生きがい事業団はもうちょっと女性が参加できるお仕事を増やしていただけるような手だてがあるといいなというふうに思っておりまして、実は私に、先ほど登壇原稿のときで申し上げた女性の方は、ホームヘルパー系のお仕事を求めて行ったんです。
 それで、ケアサービス事業も少しやっているんですね、生きがい事業団の中では。私、ちょっとNPOの団体のほうとも関係していて、そちらは今すごく人を求めているんです、働く人を。そういう情報がお互いに行き交っていれば、すごくうまく機能していくなと思って、惜しいなというふうに思ったんですね。
 こんな小さい町ですけれども、それぞれの組織は頑張っていても、やっぱり情報って行き交うようで行き交わない部分というのがあるんですね。そこを町がコーディネートする力を発揮して進めていただければいいなと思っておりまして、これは先ほど町長が、来年、サポートセンターをうまく活用していけないかなというふうなお話があったので、それが回答なのかなというふうには思うのですけれども、現状の中で、もうちょっと情報収集とか、相互のやりとりができないか。
 それには、1つ、さっき町長が一軒一軒を回ると言いましたけれども、そうじゃなくて、そういった担当の方が一堂に会して情報交換できる場、会議を持つ場を1つつくれるといいなというふうに思うのですけれども、要するに民間とか、NPOとか、垣根を越えて情報交換する場を持てるといいなと思うのですけれども、それに関して、民生部長はどういうお考えをお持ちになるか、1点、民生部長にはそれをお伺いいたします。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 経済課長。


◯経済課長【渡辺康司君】 先ほどのご質問の中で、情報の工夫、仕組みをどういうふうにしていくかということでございますが、確かに現在、経済課で行っております中高年齢者の雇用支援等に関する情報提供は、国・県の、先ほども申し上げましたとおり、パンフレット等を町の中に置かさていただいていると。確かに福祉センターの中で、なおかつ2階ということで、非常にわかりづらさはあると思うのですが、もともと今、送られてくるような情報につきましては、部数的には相当の量でなく、非常に少ないもので情報提供させていただいているというのが現状でございます。
 いずれにしても、置き場所につきましては、今後、町の役場の窓口とか、あと人が集まっていく、先ほどのITふれあい館、あるいはラディアンとか、こういったところへの配布も、先ほど部数は少ないとは言いますが、うまく配布をして周知をしていきたいと考えております。
 その中で、情報提供の問題としましては、先ほども出ておりますハローワークインターネットサービスとか、それぞれインターネットで調べる機会というのは非常に多いわけです。かなりいろいろな情報がとれますので、ここで今、考えますのは、さまざまな情報を提供するのには、まずインターネットを使った、要するに町のホームページで労働行政の部分のPRのポジションをもちまして、その中でいろいろ県・国が行う雇用支援対策、これらを羅列して周知したり、具体的な就職求人情報につきましてはハローワークネットサービスへのリンクとか、それらを含めた労働行政の中から情報を得るための仕組みづくり、これを具体的に検討していきたいと思っております。
 もう1つ出ておりましたのは、労働行政連絡会、県の中で、湘南地域で構成されておりますが、こちらにつきましては確かにいろいろな生活関連とか、勤労者の福祉活動ですね。福祉関係のことを議論したりしているのですが、なかなか雇用問題ということになりますと、国・県の施策でございますので、いずれにしても国・県の施策をどう情報提供していったりしていくかということが課題になりますので、その辺ではいろいろな会議を通じてまた情報を得ながら、情報提供の仕組みづくりもそれに加えて検討していきたいと思います。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 民生部長。


◯民生部長【池田茂男君】 生きがい事業団の関係で再質問がございますので、答弁させていただきます。
 生きがい事業団の関係につきましては、議員さんも総会資料をもらっておられると思いますけれども、受託事業収益ですか、年間で約7,700万円の売上があるわけでございまして、その中で、特に職種別でいきますと、先ほど私が説明しましたように、ふすま張りだとか、植木の剪定だとか、そういうものについては民間で628件ございます。金額でいくと約1,100万円の関係でございます。
 それから、特に施設管理につきましては公共の仕事が多くて、これが約3,500万円ぐらいあるわけでございます。それから、一般作業としまして、屋外の清掃とか、室内の清掃とか、草取りとか引っ越しの関係、これにつきましては民間で344件、金額にすると900万円ぐらいの利益があるわけでございます。
 議員さんも言われたとおり、老人介護とかケアサービス事業の送迎とか、家事手伝いとかというのが民間で81件、昨年度ですけれども、ありました。金額でいくと約220万円です。そういう中で事業を行っているということでございまして、先ほど町長が言いましたように、営業活動をこれからも活発にしながら、そういう職種を確保していきたいというのは当然でございます。
 もう1つ、サポートセンター内に、そういう出張所といいますか、そういう営業窓口といいますか、そういうものをというご提案ですけれども、これも生きがい事業団に理事会がございますので、そういった中で、うちのほうからそういう議員さんからの要望意見があるということを伝えながら、そういうところで皆さんのご意見を伺うのかなということで、改善できるものはしていくということでご理解を願いたいと思います。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 総務課長。


◯総務課長【安藤宏孝君】 議員の質問のありました就職情報をインターネットから得たいと。けれども、パソコンが使えない人に対してどのように対応するかというご質問でございますが、先ほど総務部長のほうから回答させていただきましたが、やはりITふれあい館のほうで、議員もご承知のように、パソコンの講習会、基礎的な知識、操作方法をまず勉強していただきたいと思います。
 その段階を経まして、ITふれあい館のサービスコーナーですか、パソコンが13台ぐらい設置してあるのですけれども、そこには常駐していますITの指導員がおられます。そういった中で検索していただけば、そんなに難しい内容ではないと思います。
 ただし、ITふれあい館、就職情報を専門にして情報を提供していますよという広報はちょっとなじまないのではないかなと思いますので、とにかくITを使っていろいろなものが検索できますよ、いろいろなものが調べられますよということ。これはほとんど若い方ですね。もう小学生なんかはいろいろなものを調べております。
 ただ、実態を聞きますと、就職情報を探しに来るような方は今のところほとんどいないような状況でございます。30代、40代の年齢で就職を探す方は、ほとんどパソコンを操作できる方だと思いますので、高齢者になりますと、就職情報はやっぱりハローワーク的なところに行かれるということで、ITふれあい館で就職情報を得るというふうな目的での周知はちょっと難しいかなと考えております。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 私が今回の質問で、町行政がやれる限度というのはもう重々承知しておりますから、精いっぱいお答えいただいたと思います。
 最後に、ITふれあい館の中で、就職情報もとれるということまではなじまないというお言葉はとても残念に思いました。そういうものもとれますよというのをやってほしいと思いましたけれども、ITふれあい館じゃなくて、何か話がサポートセンターのほうに移っちゃっていますので、そちら側でもやれるといいのかなというふうに思います。
 要望に変えさせていただきます。各課それぞれ忙しいさまざまなたくへんの業務を抱える中で、こういう国・県がやる労働とか雇用の問題を、なぜ町でやっていかなくちゃいけないのかというところでは、やはり少しでも、一人でも多くのまだ働ける元気な方には現場で働いていただくという動きを全体で機運を高めていくというのも重要だというふうに思います。
 生きがい事業団に関しましては、今まで別団体だからということで、何かちょっと一線を画しているところがあったと思うのですけれども、現実には単なる任意団体でしかなくて、法人格も持っていませんで、人件費は町で丸抱えみたいなところで、建物は無料で貸しているというところでは、町の組織と言っても過言ではないと思うんです。しっかり自立して情報公開してやっていただくためには、やはり法人格の取得は重要で、開成町ももう社団法人になっています。愛川町が昨年あたりに、その前にちょっと何か事務的な不祥事があったこともあって、急ぎ社団法人になったようでございます。時代の趨勢は、今、NPOなんていうのもありますけれども、法人格を持ってしっかり仕事を進めていくということを、うちの生きがい事業団もいよいよその機が熟してきているときじゃないかと思いますので、そういうものも町からしっかり働きかけていっていただくようにしてもらいたい。
 また、先ほど最初に町長から答弁のございました、来年度の予算で具体的な動きをつくっていただければありがたいというふうに思いますので、期待して終わりにさせていただきます。ありがとうございました。


◯議長【井上良光君】 小笠原議員の一般質問を終結いたします。
 次の方、お願いします。


◯議長【井上良光君】 西山宗一議員。
            〔13番(西山宗一君)登壇〕


◯13番【西山宗一君】 通告に従いまして一般質問をいたします。
 私は元気の出る二宮町の取り組みについてという標題でございます。多岐にわたりますので、皆様方はひとつその辺、ご理解していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
 きょうは20日、彼岸の入りといいまして、昔の先人の皆様方は暑さ寒さも彼岸までと、こう言われていまして、何か今年のこの天気を見ますと、「いや、彼岸かな」というような連日の猛暑でございます。今、叫ばれております地球温暖化の問題があるのかなと。世界各国でさまざまな温暖化による事件が起きております。私はこういうふうな時代の中で、やはり我が二宮町をじっくり足を据えて、町のことを一生懸命考えていきたいなというふうに思います。
 それには、町が元気にならなければいけない。先代の、前の古澤町長が就任されまして、「元気な二宮町の創出」ということで、いろいろと施策を打ってまいりました。私はそういう大きな問題に関しては、施策を投じたから、すぐ元気になるということはあり得ないのではなかろうかと。しかし年月をかけてじっくり遂行していけば、必ず元気が出るんだと。こういうものがやはり政治の情熱と信念だというふうに思っております。
 私も今回3期目、議員になるときに、古澤前町長の元気の出る二宮町の創出ということですけれども、私は元気の出る二宮町は今そこにということを加えまして、今現時点では元気が出るところはそこまで来ているんだということを、私はこう思いたいと。
 しかし、皆様もご存じのとおりに、国の施策が非常に変動を起こしております。規制緩和から始まり、地方分権一括法、三位一体の改革、高齢者による介護保険制度の出発、また、今回、これから始まる後期高齢者医療制度、こういうふうなものに関しましても、非常にこれからの大きな課題ではなかろうかというふうに思います。
 私は坂本新町長、昨年の11月、私どもともども選挙で一緒になられて、坂本町長がすぐ背負ってきた最大の課題が桜美園問題でした。この桜美園問題に取り組んだ坂本町長は、18年度は11月までは古澤町長の政治でしたので、坂本町長は新しくなられてすぐ取り組んだ桜美園問題も、ここで第一歩が終結して、次の段階に入るというふうに私は考えております。
 そのときに、私は町長に二宮の経済、それから、要するに元気の出る二宮町ということの中で、町長には再三再四、弱気を出さないで、希望を持って、町民に夢と希望を与えるのが町長の仕事ではないのかということを私は口うるさく申しておきました。しかし、これから新しい町長が丸10カ月過ぎまして、これから町長は自分の政治施策をきちっと出すのではなかろうかというふうに思います。
 町長が就任されて、所信表明が出されていますけれども、この所信表明を見ても、確かに立派なことを言っております。今は消費の低迷や業種を問わず、空き店舗が増えてきていると。こういうふうなときに、課題を1つずつ解決しながらやっていくのだと。見直すべきは見直し、改めるべきは改め、伸ばすべきは伸ばす、こういうことが必要であると。まさにそのとおりでございます。町長は「未来に夢が持てる、足腰の強いまちづくり」と、このように言っております。「戸惑うことなく着実に実行し、勇気を持って断行する所存である」と、所信表明でこうきっぱりと言っているわけです。私はやってくれるな、何かやりそうだな、期待と十分それを持ちまして進んできました。
 ところが、私も前回、町長にもお話ししたのですけれども、議席で。要するに揺るがない、ぶれない、こういう姿勢が大事ではなかろうかと。そのためには、やはり行政機構のピシッとした動ける機構にしなければならない。そういうことが根本的にあります。
 それから、町長はやっぱり町民に夢を持たせるためには、あすの二宮を考えていくと。ところが、町長は総括や一般質問の中で、普通の町でいいのではないかと。負を取り除きゼロにすると、こういうことがあったり、現在の考え方は時期が来ればよいのではないかとか、どうもトーンが下がってきた。これは答弁ですから、そういう答弁をするということはよくわかるのですけれども。
 そこで、私は町長に吾妻山公園、駅周辺を核にした二宮町の経済の活性化、町長も自営業者で、いろいろとそういうことに関して活動してこられた。商店連合会理事長をしたり、西友ができたときの対策委員長をやったり、いろいろなことをしながら町長は取り組んできました。こういうことを思えば、私は経済の活性化が二宮町を元気にするのだということは間違いない事実であると思います。その辺で町長に姿勢をお聞きしたいと。どういうお考えを持っているのかと。
 それと、もう1点は、私は平成12年と13年の9月議会で、2回にわたって関連の質問をしてきました。それは観光対策や観光協会のあり方について、吾妻山公園の長期的展望や漁港整備に伴う周辺の整備計画のあり方と構想についてでございます。これは古澤町長にした質問でありまして、13年9月では、吾妻山公園やせせらぎ公園、それから袖ヶ浦公園、梅沢海岸の活用と再生ですね。町固有の財産である海、山、既存の公園、そういうものを有効活用して、再生することによって、元気な二宮町の創出を図ろうではないかと。それがふさわしい二宮町のまちづくりではないのかということで質問をさせていただきました。ですから、そういう観点を踏まえまして、町長に梅沢漁港及びその周辺整備と、国立小児病院跡地の今後の方向性をお聞きしたい。今議会中、根岸議員の一般質問にも答えておりましたけれども、再度、町長にその方向性をお聞きしたいというふうに思います。
 多岐にわたっていますので、ひとつよろしくご答弁のほどをお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 西山宗一議員の質問にお答えをいたします。
 古澤吉郎前町長、いろいろ引きずっていらっしゃるみたいな質問が出ますけれども、私は全部ではないのですけれども、古澤さんを否定して今日ここにいるわけですから、当然、いろいろな面で違うことを言ったり、またしたりということになることは仕方がないというふうにも思います。でも、いいことは大いに盛り上げていくということは当然、賛成ですから、元気になる町をという、今の西山議員の提言というか、提案も大いに私としても賛成をするところです。
 ただ、現状を見ますと、そう簡単に元気になれる要素がないということも、これは事実です。要するに予算を使って、小手先のにぎわいを求めて、そういうようなことの繰り返しをしていたのでは、いつまでたってもほんとうの元気な町にはなれないということが私の考えです。ですから、見てくれは大したにぎわいではないかもしれない現状ですけれども、将来に向かって、必ず元気な町をつくるんだという、そういう目標は失っていないつもりです。
 そのためにも、いろいろな施策を打っているわけで、まず1つは、ごみ問題も一応、今、言われたとおり一段落。今後3年間でさらにそれを突き進めるということで、いろいろな地域との紛争を何とか信頼関係を取り戻そうということでやっているわけで、きのう一昨日ですか、自治会長も朝わざわざ私を持っていて、5分でいいから報告したいことがあると。アンケートを全世帯に向けてやった結果を報告したいと。2割が桜美園でやることを反対します。でも、8割は仕方がないだろうということで賛成に回ったという報告が来ております。そういうようなことで、さらにごみ問題をきちんと地元との話し合いがつくように、協定を結びながら進めていきたいというふうにも考えています。
 いわゆる私のまちづくりというのは、地域住民全員がやはり一丸となってまちづくりに取り組もうと、元気な町をつくろうというようなことが趣旨ですので、一部分の方々でも異論があったり、反対があったり、そこに紛争があったりということをしたのでは、私の意図とするところではない。100%とはいきませんけれども、より多くの話し合いを持って、納得していただいて、誠意を酌んでいただいて進みたいという、そういう取り組みの仕方ですから、ちょっと時間がかかるとか、回りくどいとかというふうに受けとめられるかもしれませんけれども、そういうことで一つ一つやっていきたいというふうにも考えております。
 駅周辺の活性化という、商業の活性化ということですけれども、現状では打つ手がない。これは私が商工会へ行ったり、商連に行ったりしてあいさつするときに、ほんとうに行くのが嫌だなと思うぐらい、打つ手がないというのが事実です。即効性のある何かイベントをやって、売り出しをやりなさいよというのは簡単ですけれども、根本的に今の地元の方々が夢を持って、跡継ぎをちゃんと養成して、次の世代まで頑張っていこうという意図はもはやありません。ほとんどのお店で跡継ぎがみんなほかの方向に向いております。夢がないわけです。
 それは食べていかなくてはいけないということですから、当然、家族の中での話し合いがあったり、いろいろなことで将来を見据えてということの結果があらわれているのかなというふうにも思います。非常に残念なことです。でも、今、行政として、そこに何をしたらいいかというのが、特別、すぐに効果が出るという方向は見出せません。
 そこで、根本的な底上げをしようと。町全体が豊かになるということが地元商業の活性化にもなるんだよというような考え方から、二宮ブランドの創設、新しい産業をつくるんだと。人に頼っていられない。国・県の補助金を頼っていられない。だから、自分たちの力で何か日本中に発信する、そういうものをつくって、町の活性化の一助にするんだという考え方をしたわけです。
 時間がかかります、このことには。でも、そういうことをしないでいて、根本的に活性化をするという道は歩めないんじゃないかなというふうに考えているわけです。だから、何もしなくていいよということではないわけで、今回の敬老の日の77歳以上の方々に福祉のほうからプレゼントを差し上げたということも、いろいろな反応が出ております。町の500円券を2枚封筒に入れて、非常に失礼だとは思いましたけれども、封筒に入れて贈ったわけです。
 その反響は、加盟店である町の商業の方々にみんな行き渡って、500円が500円で終わらずに、プラスαでお買い物をしていただいているという現状もあるわけです。小さな仕掛けですけれども、そういうようなこともしながら、そして吾妻山の菜の花祭りも、また今年、そういうことが行われようとしておりますけれども、あれも裏にはマスコミや新聞記者、いろいろなところにお願いに行っているボランティアの方々がたくさんいるわけです。ぜひ来てください、こんなにきれいなんですよというふうに前もって行っているわけです。終わってからも、ありがとうございました、こんなに報道していただいてというふうにごあいさつに行っているわけです、ボランティアが。そういう姿は見えないんですけれども、そういうことの結果が、去年すごい人が二宮町を訪れたということになっているわけで、そういうことをまた継続して何とかやっていきたいと。
 ただ、その裏には、吾妻山にかかる町の経費として5,000万円、今年度はそこから少し差し引きましたけれども、そういうお金をかけ続けられていいのかというのも一方ではあります。何とか少ない予算の中で同じことを保っていきたいなというふうにも考えているわけですけれども、改革というか、変化というものをそこに求めていかざるを得ない町の財政力というのがあります。
 ただ、たまたま去年は天気にも恵まれたり、いろいろなことが、いいことが起きまして、あれだけの人が土日、祭日、二宮を埋め尽くしたわけですけれども、そういう保証は今年あるわけではありません。その日に雨が降っちゃうかもしれない。土曜日、日曜日に雨が降っちゃうかもしれない。わからない。でも、そういう挑戦をし続けるということは大切なことで、今、西山議員が言われたとおり、大事なこれは活性化の1つの宝というか、資産というか、そういうものに位置づけられてきたというのは、全くそのとおりです。ぜひこれを続けていきたいというふうに思います。要するにつなぎです。きちんとした底力を上げるための施策は、今3年計画でやっております。でも、それだけでは済まない。だから、その間にいろいろなつなぎを打っていかなくちゃいけない。その1つとして、いろいろな町の施策がそこにあるわけです。
 もちろんボランティアの方々や、また商工会とか皆さんの協力があって、そういう形ができるわけですけれども、全町みんなで協力し合いながら、何とか町の活性化をしていこうというふうに考えているわけです。
 もっとほかに、また第2、第3のアイデアがあれば、そういうものも取り入れていったらいいかなというふうにも思います。
 もう1つは、国立小児病院跡地周辺のことですけれども、今、台風が来て、大変な目に遭いました。ただ、あの突堤は残っているわけですけれども、あの突堤を生かしながら漁港を整備しようと。小さな漁港ですけれども、補助金を利用しながら、そういうところをまずやろうという、そういう施策で、県また国とのすり合わせを今、進めている最中です。
 当然、漁港ができればいいということではありません。その漁港の中には、釣り人たちの釣りの場所なんていうのも確保できるような形になっておりますから、当然、そういう人たちが訪れるということになって、ある部分では1つの産業というか、観光みたいなものが起きるはずです。
 そして、その補助金の範囲が周辺ののり面、または国立療養所の跡地、ああいうところまでの道なんかの整備についても、一緒にあわせて補助が出るというような、そういう1つのゾーンとしての補助金という形になっているようですので、当然、拠点は突堤を中心とした漁港ですけれども、その周り、そして最終的に小児病院跡地のあの平ったいところをそういう時期には開発して、海とその上の丘というような、南側の1つの二宮の町としては大きな拠点になれるような開発というものを、3年後ぐらいからスタートしていくのではないかなというふうに考えております。
 今年から、1号線からの取付道路が進みますけれども、とりあえずそれまでの間は、この間、申し上げましたように、広っぱというか、そういう形で開放しておこうということです。もう少しすると工事が終わりますので、フェンスを低くして、お母さんやお父さん、若い人たち、子どもを相手にそこで遊んでいただくというような機能で、整備が進むまでの間、開放しましょうと、こういうことです。
 1回目のお答えはその辺にしておきます。


◯議長【井上良光君】 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時から開きます。
                         午前11時53分 休憩
   ────────────────────────────────
                         午後 1時00分 再開


◯議長【井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。


◯議長【井上良光君】 西山宗一議員。


◯13番【西山宗一君】 1時間の休憩が入って、ちょっとトーンが落ちてしまって、どういう質問の仕方をしたらいいのか、ちょっと段取りがなかなか組めないのですけれども、まず、先ほど町長が答弁なさったことで、商店街はもう終局的だと。要するに後継者もいない、それから大型店が出てきて、そういう中では致命的だというような発言があるのですけれども、私は新しく意気込みを持ってなった町長が言う言葉じゃないんじゃないかなと、私はそう思うんです。
 そのために、商業的な施策を町はちゃんと打っているわけですね。企業家支援、中小企業者の支援、金融支援、それから先ほど町長が言うブランドの委員会の立ち上げ、こういうものと、今、新しく町長になられて立ち上げたのはここに2本ありますよ。二宮ブランド開発研究推進協議会、おかげさまで私も商工関係をやっていまして、その委員会に入ってやっておりますから、内容はわかりますけれども、まさに二宮の元気を出そうという中の1つの手段としてこういうものをやっているわけです。
 それから、二宮町の観光協会事業、運営等の検討委員会、これもまさにそのとおりだと思うんです。ですから、町長は先ほどの話の中でも、何をもって小手先だと言っているのか。小手先だという言葉をよく使いますけれども。やっぱり今までやってきた、私は先ほど古澤町長のことを言ってきましたけれども、古澤前町長がいろいろな施策を8年間、町長に就任してやったわけですけれども、全部が私は古澤町長の施策はいいなんか言っていないんですよ。やっぱり見直すべきところは見直す、精査するときには精査して、そういうことが要するに大事だということを言っているわけで、町長は古澤町長と反対の立場で出たからというような考えですよね。それを否定してなったと。そういうことではないと思うんです、私は。
 町長が、ビジョンをちゃんとつくり出してからならなきゃいけないと思うんです。そこで、私は町長に、今回の質問の中に2つありまして、1つは吾妻山公園周辺の観光事業の活性化と地域周辺の企業の活性化につなげる手法を町長から聞きたかった。これは、要するに町長が先ほど言っていた、吾妻山の財政が厳しいから、吾妻山の公園の5,000万円を削ってまで小動物園の削除をしたりして、逆な手法に行っているんじゃないかと。だったら、もっといい動物を入れて、魅力のある動物を入れて、新しい形の中で吾妻山をこういうふうにしようじゃないかとか、そういうことをみんなで検討しようじゃないかとかというような、そのことが当然出てきて私は当たり前だというふうに思うんです。
 だから、周辺の整備問題も、町道27号線学校下が長年かかって、余すところあと少しであそこが開通するわけです。そうすると、吾妻山、町の中にある中央の山、公園を抱えた総体的な、要するに町の核になるような周遊的なものができ上がってくるのではないかというように私は思うんです。
 そこのところで、そういう一体感の中で、北口商店街の活性化、空き店舗を埋める問題、そういうものも地元には商工会もあり、商工業者もあり、商店連合もあり、ありとあらゆるそういう商工業に従事にしている人たちの力をかりて、何とかそういうものを一歩ずつ立ち上げていく。一時になんかなるものじゃありませんから、私はそういう施策に対して、行政のトップとして町長が前向きな姿勢があるのかということを私は聞きたい。その辺をお答えしていただければと思います。
 それから、もう1点の梅沢の漁港整備と周辺の整備、私が13年のときに質問したときに、古澤町長は漁港整備に伴い、周辺整備も関係者との話し合いをしているところだと。もう少し時間が欲しい。新たなものを示したいということの中で、新たなことを示したいというのが、漁港の整備とともに周辺の整備ができれば、今の国立小児病院跡地のところとの連結性の問題を踏まえてどうこうするのかといういい案が出てくるのかなと思っていたところなんです、当時は。
 そこで、私は前に一般質問でもさせていただきましたけれども、(仮称)子どもの館検討委員会を前の町長はつくるということの中で、そのままずっと来たわけですけれども、それを財政が非常に厳しい、見直したほうがいいということで、坂本町長がそれを見直したんですね。凍結したんです。
 これは私、大賛成なんです、どちらかといえば。あれだけの用地と風光のいいところを、(仮称)子どもの館の検討委員会で立ち上げた子どもの館をつくるということだけで、私は実にもったいない話じゃないかなと。山西の核になるところであって、そのために周辺の地主さんの理解も得て拡幅もできたというふうに私は受けとめています。地主さんにも私、聞きました、そういう話も。これからそこのところにどういうものをやったらいいのかというのを、そこを検討するのが行政であり、やっぱり町民の知恵であり、議会の知恵も大事じゃないかと。私は行政と議会と町民のそういう一体感でやれば、必ずあそこにはすばらしいものができ上がるんじゃないかと。近隣の市町村にない新しい分野の複合施設ができて、それがすなわち二宮町の経済の活性化にもつながってくる。その構想の一端としては、私は今、二宮の中で財政が介護保険制度が出発して、非常に高齢者になってきたために、医療費にかかる。それを予防するのが前提なんですね。これは町長の施策の中にも出ております。介護予防で元気な80代を目指すため、介護予防事業については引き続き普及啓発運動に力を入れて実行していくと。私はそういう施設の中に、介護予防のための、生きがいを持ってそこで過ごせる、そのようなものも一体感として入れたらどうなのか。
 または、逆に、青少年関係の健全な育成のためにも、地域から来て、二宮には宿泊するところが一つもない。それならば、前に町長が議員のときでしたね、やはり二宮には民宿がなくて、民宿なんかができたりなんかして、そういうところにお客が呼び込めれば、商売の納入業者やなんかも活性化していくんですね。そういうことも1つの一連の中で、二宮では今どういうふうなことが商売の活性化につながっていくのかということを、私は町長の知恵をもってできないことじゃないと思うんです。
 まずそのためには、町長、気持ちがあるかないか。二番目に、研究するだけのことができるかどうか。必要があるのかどうなのか。それが進んでくれば、じゃあ、調査をさせると。調査をすることになれば、そこまで来たんだなということになるんです。それで計画に入って実施と。これがやっぱり道筋じゃないかと。気がないものが調査したり何かしても、むだになってしまう。だから、町長にまずその気のところを聞きたいので、町長がそういうことに対して、何とか知恵を使って何とかしたいんだというような気持ちがあるのかないのか。その知恵はどうしたらいいのか。利用する民の知恵ですね、それからそれを行っていく業者の知恵、それからさせる行政の知恵、そういうことを実行する場を提供する行政側の知恵、こういうものを出し合ってこそ、今の景気の悪い時代は、まさにそういうところが今、課せられているんじゃないかと。
 国会なんかだと、すごい答弁していますけれどもね。縦系の中で、全部施策を出して、その施策に基づいて、上から下へパッと流れて、それをいかに地方自治が食いつくか、自分の町に持ってこれるか。それだって知恵の問題ですからね。
 私は今の吾妻山の公園と地域周辺の活性化の問題と、それから国立小児病院の跡地と漁場の周辺の整備をどのようにしていくのか。今回、台風9号で梅沢漁港が相当被害を被った。ところが、あれは西湘バイパスをつくるときにも相当大きな問題がありまして、漁港の問題に関しては。非常に地元の漁業組合、皆様方は苦労したようです、話に聞きますと。私は直接携わったわけじゃないから、人から聞いた話ですけれども。
 そういうことを思えば、今の漁港のところが、漁港が整備されてきつつある。平成20年ですか、漁港の整備のあれが返事をもらうのが。その辺はちょっとわからないんですけれども、この前、何かそんな説明をしていましたね。それと町の部分も、町が関与してできる部分というのがあるわけですよ。そういう整備をどういうふうにしていくのか、一体感の考え方というのが、今からでも少しは私は出すべきではないのか。こういう考えがあるんだけれどもとか、こういうところをこういうふうにすればいいんではないかなというようなところまで、私は考える必要があるのではないかなと。
 先ほどの町長の話を聞きますと、それまでの間、開放をして広場として利用してもらうということですよね。そうしますと、それまでの間、広場にして開放するといっても、ある程度、整備しなきゃいけないんです、広場にするのに。柵を講じなきゃいけなかったり、いろいろな問題が出てくると思うんです。それにはそれなりのそこに投資をしなきゃいけない。
 だったら、先の見える関係の中で投資をするのと、先のことは先だと。今はこういうふうにするために投資しているんだということは、私はちょっと二重投資的なことになってしまうのではないかなということも考えられる。ですから、町長はおそらくあるのではないかなと思うのですけれども、町長が漁港の周辺の整備と、それから今の国立小児病院との連結性の問題に関して、もう少し詳しく町長の考え方があれば、示していただきたい。その2点をよろしくお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 駅周辺、また吾妻山を中心としたこの地域の活性化という大きなビジョンのもとにという、イメージとして描かれているものの、西山議員と私との差が何かあるような、究極のこういうものが欲しいなというものの違いがあるような気がしたんですけれども、過程の中ではそういうものをねらって、これはそれがいつ実現するかということになると、非常に時間的なものは約束はできませんけれども、またどこまでができれば満足だということにはそれぞれの思いの違いがありますけれども、少なくとも町全体の中での駅周辺の活性化というふうにとらえると、やはりそこには大きな財政というものの圧迫というか、そういうものが。
 駅北口の整備なんていうのも、かなり絵にかいてなっていますけれども、それも一時凍結という形で今とめてあり、今度はエレベーターだけでもつくろうということになっていますけれども、ロケーションというか、商業環境、そういうものを整えるというのは行政の役目かなというふうにはずっと思っています。
 ただ、商業環境を整えただけでほんとうに活性化するのかなと。再開発をした例をあちこち視察したこともありますけれども、3人のばかがいればできちゃうよなんていう話をそういうところで聞いてきて、ほんとうに夢中になってやる人が3人ほどいれば、こういうことはできるんだよなんていう話も、甲府だかなんかに行ったときに聞いたことがあります。でも、ほんとうに整備されたそういう地域ができ上がっていましたけれども、お客さんがだれもいない。きれいにお店もなっていますけれども、お客さんがだれもいないというような例がすごくあります。非常に難しいことだなと思います。
 一方では、全然そういう整備がされていなく、ぐじゃぐしゃな駅の前でもすごい人が集まっていて、マーケットができていたり、ほんとうに路地のところにお店屋さんが、それこそ声張り上げてやっているような、そういう商店街も都会に行けば行くほど、今でも残っております。そういうにぎわい方の違いというか、基本的にはその地域における消費力というものが左右するわけです。同じ1つのたらいの中で、消費という大きなたらいの中で、その力をとりっこするというようなこの町の状況の中では、ニュータカラヤが1つ増えただけで、もう駅の前のお店も、南側のお店もひいっちゃっているわけですよ。これはそこにどうしようもないという、売り場面積がそれだけ増えれば、当然、どこかでその増えた分が減っていくということになっていくわけです。
 これをどうしたらその手だてが打てるかなということですけれども、人口を増やすということになっていくのかなと。でも、人口を増やすということが、そんなにすぐにはできない。むしろ今、減り続けているというか、そういう状況です。ですから、そこで商業者、また商工会、そういうところがやっぱりほんとうに夢中になってやっていくという姿が欲しいわけですけれども、たまたまよく言うんですけれども、私の家の前のパン屋さんは、ほんとうに朝3時にお店に来て仕込みを始めます。朝通勤のお客さんが温かいパンを買って通勤に迎えるということで、非常に繁盛しております。彼は若い主人ですけれども、ほんとうにやる気があって、いつ寝ているのかなと思うように、夜の商店街の会合にも出てくるんですよ。だから立派だなと思って見ていますけれども、ほんとうに一生懸命パン屋さんというものに精を出してやっています。
 そういうお店屋さんが現実にあって、味と時間、いろいろな要素がお客さんを迎えることになるんでしょうけれども、果たしてそこまで各お店が努力しているのかなというと、なかなかそうではないようにも見受けられます。自分の経験からもそうですけれども、打てば響くという商業行為がなかなかない町ですので、一生懸命やり続けるというのは、そう何十年も続けられないのかなというふうにも思うわけです。
 一方で、この間も二宮という町の商人は、ありがとうということを言わないと。そういうような消費者の声も、耳が痛いんですけれども、そういうことも言われました。ほんとうはそうじゃなくて、ありがとうということは言ったり、思っていたりしているんだけれども、なかなかほんとうの商人というか、そういう町の人ではないので、そういう表現が下手なんですよということをそのときに言ったんですけれども、みんないい人の集まりで、一生懸命それはそれはボランティアで消防をやったり、PTAをやったり、いろいろなことをして地域に貢献してきている地元のそういう人たちが、商売というと、なかなかお上手が言えなくてというようなことですよと。みんなそんなに威張って売っているわけじゃないですよということは言いましたけれども、そういうふうにも映っているらしいです。
 ですから、今後の西山議員の町長は何を将来に向かって思っているんだと、こういうことですけれども、私は地元で生まれて、地元で商売をやり、今日になっているわけですけれども、ほんとうに何でこんなに売れるのかなという時代もあった。それから、今はほんとうに努力してもなかなか報われないという時代を長く経験しているわけですけれども、やはり景気というか、国の大きな経済状況に左右されるというのも事実ですし、町の例えば百合が丘なんていうのは、できたてのころはほんとうに毎日、お客さんを乗せながら配達に行ったという思いがありますけれども、もうその地域がほんとうにお年寄りだけの老齢化したそういう地域になってしまっている。その地域が、百合が丘という地域がもう活性化しなくなっている。当然、消費の力も少なくなっているわけです。ですから、そういうものに順応するということも当然、駅のそばも比例していくわけですけれども、何かそこでインパクトのある手法をということですけれども、なかなかこれという決定打が見つからないというのが事実です。
 ちょっと角度を変えて、花がいっぱい辻々に植わったりなんかして、駅前もきれいになったりしていますけれども、そういう町の景色というか、そういうものから、もう1つ、よく冗談で言っているんですけれども、例えばレモンの木がそこに植わっていて、秋になるとそういう果物がなっている。そういうような姿もおもしろいかなと。自由にとっていいですよとか、そんなような町の風景というか、みんなが散策したり、そこで一休みしたり、いわゆる買い物ということに絞らないで、町の中の人が、きょうは百合が丘の人が駅のほうへちょっと歩いて行ってみようよというようなゆとりのあるというか、ゆったりした町の風景というか、そういうようなものをすると、お店でお茶を飲みなさいよとお茶を出してくれたりなんていうような、町の中だけでも、それぞれの住まいは違う場所にいるんですけれども、また買い物に来たわけじゃないんですけれども、そこに交流があったり何かするというような姿があったらいいなというふうにも思うわけです。
 とかくウォーキングで、夕方なり、夜なり、また早朝なり、サッサッサッサと歩いている姿はよく見ますけれども、そういうことじゃなくて、もっとゆったり散歩に行こうかなというような、ところどころでとまってもいいんじゃないかなと。一休みする場所があったりというような、そういうようなことを商人も心がけて、ものを売るんだ、売るんだというんじゃなくて、まずは人と人とのふれ合いからスタートして、結果的に売上が上がるというようなことも大事なことかなと。
 その延長線上が、菜の花祭りなんかのときに、今度はよそから来られた方々にも同じような行動が、そのままふだんやっていることをそのまま続けたら、きっと一休みして、二宮という町はどうですかとかという話になって、帰りにお土産を買っていかれるのかなという、もうちょっと角度を変えた活性化というのがあってもいいかなと。
 また、そういうことのために、ロケーションを整えるというようなことを町としてやっていけたらいいかなと。当然、今のことのためには、ある程度の道の整備とか、散策路とか、または葛川とか、いろいろなところを少し手直ししなければいけないというふうには思いますけれども、やみくみに、活性化というと商人が元気である。元気だというとものが売れているんだというふうに求めていくと、つらいところがすごく今はあるような気がします。
 そうじゃなくて、ちょっと角度を変えた、ゆとりを与えるんだというような、ちょっと違う角度で接していくような商業活動というか、そういうものがこれからは求められるし、きっとそのほうが効果が上がるんじゃないかなというふうにも感じるわけです。
 なかなか西山議員の意図する答えを言えないところがほんとうにつらいので、お金さえあれば、何でもいいぞ、いいぞとやりたいところなんですけれども、限られた予算の中で、いかにまちづくりをしていくかというのは非常に難しいし、そういうときに一番お金をかけないでやれるというのは、精神的なものを何かやっていくというのが一番お金がかからないのかなと思ったりするんですよ。ものをつくったり何かするというのは、なかなか今の町の力ではそう大げさなことはできないなということです。
 もう1つ、青少年のどうのこうのという、先ほどちょっとお話がありまして、全くそれには同感で、この間、秦野のそういう山の家みたいなものがオープンしたときに秦野の市長さんに呼ばれて行ったんです。丹沢のふもとの山奥にキャンプファイヤーができたりするすごい大きな施設ができました。それを見たとき、そうだ、二宮はそんな大きなことはできなくても、海の家的な、やはり子どもを対象にした、そういうような宿泊施設があってもいいんじゃないかなと思ったんですよ、この間。
 バンガローのところに、そういう構想があることは知っていまして、そういう絵も残っているんです。プールのところを改造したというような、そういう計画も過去にはあったと。でも、実現しないでそのまま放置されていますけれども、そういう部分が国立の跡に子どもの館という、今はそういうふうになって、本もできていますけれども、そういうものをもう少しもじって、海というものがテーマになったような、そういう建物があって、そこによその地域の人も、みんな子どもたちを対象に、そこに遊びに来て、海におりながら、または港に行きながら1日が過ごせるよなんていうものにあそこの場所が使われると、これはこれで、この辺にあまりないんですよ。大磯にもない、または小田原にもそういうものがない。
 昔、逗子か、あちらのほうに行ったことがあって、そういうところにはありましたけれども、そういう活用の仕方、やはり小さな赤ちゃんを子育てのために、わざわざあそこまで車に乗って行くというようなことが、あの場所にほんとうはふさわしいかなというと、ちょっと首を傾げたいと。むしろそういう施設は駅の周りにあったほうが便利じゃないかなと。そうすると、国立の跡地の、一応、子どもというものをテーマにしなくちゃいけないというふうに今はなっていますから、そっくり方向転換するわけにはいかないのですけれども、そういうことを守りながらやっていくというと、すぐ下にある海というものをテーマにした、そういう活性化というものがあそこにできるときっといいのかなと。
 今、二重投資というようなお話もありましたけれども、今年の12月からどうぞお使いくださいという、あそこの土地利用というか、それまでの間の利用は何も手を入れない、フェンスをつくっただけ、入り口に車が入らないように柵を設けるというだけのことで、あとは原っぱの会ですか、何かそういうような民間の方々に開放して、そのかわり今やっているのは、どこまですり合わせができたかわかりませんけれども、自由に使っていいですよと。石拾いから、草むしりから、そのかわり自分たちでやってくださいというようなことで、今、すり合わせをしている最中だと思います。トイレもない、駐車場もない、みんな町立体育館のほうを使ってくださいという条件で開放しようということに担当課とは話をしております。
 ほとんどお金を投資しないで、それまでの間、維持をしようということです。西山喜徳郎町長のころのパークタウン構想というのがありました。全町公園化というようなテーマで取り組んでいたと思いますけれども、そっくりそれではないのですけれども、全町を、山は山、そして海は海、真ん中に葛川が流れている、そういうような二宮の自然というものを生かしながらのまちづくりというものをやはり最終的には心がけて、その中に商業が張りつくというようなことになっていくのかなと。そういう町にしていったら、だれもが心が和み、ほんとうに住んでよかったなというようになっていくのかなと思います。
 決して派手なことではないのですけれども、そこに住んでいる方々が安らぎがあって、余裕があって、のんびりそこで暮らせるというようなまちづくりがいいのかなというふうにも今は考えております。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 西山宗一議員。


◯13番【西山宗一君】 何か町長、もう少し覇気があったほうがいいと思うんですけれども、商売の話になると、どうも停滞的な言い方をなさるのですけれども、私、今、言うのは、やはり一つ一つだと思うんですよ。これから一つ一つがよくなっていけばいい話で、せっかく北側にしてみれば、町道27号線や3−5−5整備が整っていく。あとは北口の商店街の歩道形態もよくなってきた。そういう中から、今度は個店が一つ一つ努力して魅力ある個店をつくっていく。これは商店街に託された問題だと思うんです。
 先般、ここに議員さんもおられますけれども、二宮駅の南口に3つの商店街があって、栄通り商店街、中央通り商店街、南口商店街と。この3つは、かねがね私は南口の人たちに、何とか一つにまとまっていくことできないのかなということを言って、ようやくその気持ちが少し出たのかなというのが、先日、二宮駅の南口3商店街の1日診断の報告会が商工会で行われまして、9月18日ですから、きのう一昨日ですかね。行われまして、総勢40人近い人たちが来られまして、町の関心も非常に強いと思うので、課長はじめ係長、担当課、3名の方が出席してくださいまして、非常に盛り上がりました。
 それは、南口商店街を7月24日に中小企業の診断士に診断をしていただいたわけです。その結果の報告と、今後の希望の持てる商店街づくりというようなことの中で、いろいろとテーマで話をしていただいたわけですけれども、私は個々に言えば、栄通り、確かに商店も少なくなっちゃってだんだんこうなってきたなということは、そこが現実ですよ。だけど、これからそこがどうなっていくのかということが、やっぱり希望があるんですよ。ないわけじゃないんです。だから、そういうふうな希望を持って、皆さんの商店街が一体化になって、南口という1つの大きな商店街になって力をつければ、そこから出てくるアイデアが必ず南口を活性化できるんですよ。そのために地域も頑張っているわけです。
 町長も、そういうふうになってくれば行政としても力を入れますよとか、行政としても何とかしますよというような、そういう考え方を示してもらわないと、沈んで消極的に物事を考えると、トップが物事を消極的に考えれば、いや、だめだ。やってもだめだとよということになっちゃうんですよ。
 そうじゃなく、現実的にやっぱり中小企業に対する金融支援や、企業家支援の町の行政から多額な資金を使ってまでもそういうことをやっているわけですから、私はもっと希望を持って、あすの商店街はこうなるんだよということが現実的に持たせるような、トップが雰囲気を流してもらいたい、行政側が。
 そうすれば、私はおのずからその周辺の商店街もそれに基づいて、よしやろう、頑張ろう、何々しようということになってくるんです。まだ捨てたものじゃないですよ、二宮だって。
 今は、大型店もどっちかといえば疲れているんですよ、はっきり言って。私も自分の息子が大型店へ勤めていますから、事情はよく聞くんですけれども、ものすごいですよ、日ごろの競争的な精神というのは。売上のことですけれどもね。何十店も持っている店舗はけんけんごうごうですからね。そのためにはどういう施策をしたらいいのか、店舗の配置を一瞬のうちに変えちゃいますからね。店舗構想は。年に1回ぐらいは大型改装を、必ず中の店舗は全部改装しちゃう。照明関係とかね。そのぐらいやって、はじめて客を呼べる店になるんです。先ほど町長も言っていましたけれども、二宮には個店ですから、個店が入っては非常に暗い雰囲気だとか、そういうアンケートが非常にあるわけですよね。入るには入っても、出るのは出にくい店だと。何か買わなければ出れないんだと、二宮の店は。こういうこともあるんです。
 だけど、それをいいほうに使う。先ほど町長が言われたように、対面で相手ができるということの商売ですから、二宮の場合は個店ですから。要するに入ってきたら、世間話をしながら1杯お茶でも飲んだり、コーヒーでも出してやったりして、レジの前のところにいすを1つ置いて、テーブルを置いて、ちょっとそのぐらいのことをやれば、またそこで新しい何かが生まれる。可能性というのはないわけじゃなくて、あるんですから、私は町長にやっぱり気持ちを、要するに夢を持った考え方をぜひ貫いてほしいなと。
 何かあると、金がないから、財政が厳しいからって、それは当たり前です。財政の厳しいのは。私なんかもよく知っています。少ない財源の中でいかにそれを有効に使ってやるかが、これが今の日本全国の地方自治に与えられた責務ですよ。二宮だけじゃないですよ。どんなところもみんなそうですよ。財源がうんとあって物事をやるなんかという町村なんか、そんなにないですよ。ほとんどがやっぱり三位一体改革から始まって、財源移譲ができていない。こういうふうな中で始まった日本の改革ですから、この改革になんか、やっぱり地方自治は頭を使って、知恵を使う時代ですから、そこのところを何とか乗り切っていくためには、やはり希望と夢を持って、情熱と信念を貫いてやっていけたらいいなというふうに私は思うんです。
 もう1度、町長にひとつその辺のところをお答えしていただければと思うのですけれども。
 国立病院の漁港の問題ですけれども、私、複合施設というのは、町長、今、高山村と二宮は交流していますよね。向こうの方が今度はふるさと祭りなんかのときに、朝一番で高山を出て二宮へ来て、リンゴを売って帰ると。何時ごろ出てくるんですかといったら、夜中だよと。暗いうちに出てきて、二宮に着くのがちょっと早過ぎちゃったと。道路がすいているから早過ぎちゃったなんていう話もありますけれども、私は二宮から行きますと、向こうへ行って宿泊をよくされるんですけれども、向こうは広い平米の土地で、そういうふうな関係のところではなかなか恵まれたところだと思うんです。二宮にはホテルや旅館がないので、私は少なからずそういうふうな、先ほど海が見える国立小児病院跡地、最高のロケーションのところですから、ああいうところにやはり宿泊ができるような、それでその下方では第三セクターみたいな飲食ができるような、例えばの話。平塚の中央公民館だってみんなそうやってやっています。公共施設はそのぐらいの逆にサービスもなきゃいけませんよ。そういうことができるような施設にすれば、必ず体験地引き網に来て、泊まりたいんだと、例えばの話が。そういう窓口はありますかとかって言うと、いや、宿泊の施設はありますよと。こういうふうなことになれば、人が人をとお客を呼んできて、やっぱりそれなりの活性化というのはできていくんです。年月はかかりますよ、町長。そんな一時にできるもんじゃないです、何をやっても。1つそういうことを思えば、町長の任期はあと3年少々あるんですけれども、3年や5年でできる問題じゃない。10年、20年かかったって、やっぱりやる気持ちがあるかないかです。出発がなければ結論は出ないですよ。ですから、先ほど私が言うように、まず気があるのか。研究をすることができるのかどうなのか。それには調査をしたり、計画をしたりするような、そういう物事を順序立ててやる気持ちがあるかないかというのは、これはやはり町長にかかっていますからね、ひとつ町長、そういうところでもう少し元気の出るようなご回答をいただけませんでしょうかね。
 最後になりますので、もう少し夢のあるようなご答弁を願いたいと思うんですけれども、よろしくお願いしますよ。


◯議長【井上良光君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 夢があるたって、最近、夢も見なくなっちゃったんですけれどもね。ねらいは同じだと思うんですよ。でも、私はこんな性格だから、ラッパを吹いて、行くぞ、行くぞっていうのがなかなかできないで、正直な話、うそはつけないなというような。きっと将来、もう私はいないと思いますけれども、将来、そういうふうになると思いますよ。でも、今、基礎をつくっているというふうにと思っていただければ、納得してもらえるのかなと、こういうふうに思います。
 ラディアンの裏をこれから買おうとか、いろいろな大きなテーマが待っていまして、そういうようなこともやはり将来、この町がきっと必要になるだろうと思うから前向きに買うわけですから、ほんとうに今現在、一生懸命お店をやったりなんかしている、歯ぎしりしてほんとうにやっている方々には申しわけないなという気持ちですよ。でも、きっと頑張ってやっていてもらえれば、だんだんよくなっていくような、そういうことはやっていきたいなと思うわけです。
 そのための海のそういう施設であり、また、この辺の駅周辺の活性化というものも、壊そうとしているわけじゃなくて、やっていこうという中の、一歩一歩、それが非常に遅いと映っているわけですけれども、確かにすぐには行かない。そういうことだと思います。
 時代的に、また世の中が好転して、ほんとうに消費が上向く、末端のそういうところまで影響が出てくるというような時代が来れば、そういうものに乗ってワーッと行けるんですけれども、まだまだ消費というものも、中央ではいろいろ言われておりますけれども、なかなかこういう小さな町の小さなお店まで行き渡っていないなというのは事実です。ほんとうに歯を食いしばって毎日を過ごしているという仲間たちがたくさんいるというのはよく承知をしていまして、ずっとその人たちを見ていますと、やはりほかへ売上を求めたり、いろいろなことをしているんですよ。現状ではもう売上ができないということになると、方向転換を、外見ではちょっと見えないんですけれども、中でいろいろなことを工夫してやっておられるというようなことで、体力を温存しているというふうにも映ったりするのですけれども、そういう方々がきっとこの町で続けていてよかったなと言えるような町にしてみたいという思いは西山議員と同じで、当然、そういうふうになるだろうということを予想しながら、まちづくりに励んでいくということで、なかなか出てこないですね、明るい話が。
 でも、よく考えていただくと、二宮ブランドなんかも、いわゆる朝市に何か出すから、そんなものを買わせてくれよと言っているわけでは全くなくて、億の単位の商いができるというようなものを開発してほしいよということでやっていますから、そういうことが実現できた暁には、必ず影響が町の中に浸透してくると。そこで働く方々も、先ほどの小笠原議員の質問のときと同じように、町に卒業した方々、そういう方々が携わるんだといえば、当然、二次的にも、三次的にも影響が出るわけです。それを目下、開発中ということでやっておりますので、希望は捨ててないつもりで取り組んでおります。
 ただ、結果が今すぐ出てこないというのは事実ですけれども、前向きにこれから挑戦して、もっともっと活気のある町をつくっていくというテーマで臨みたいというふうに思っております。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 西山宗一議員。


◯13番【西山宗一君】 ちょっと要望です。要望ですけれども、ちょっと時間ください。
 確かに町長、よくわかりますよ。わかりますけれども、どうもやっぱりお金がないから、財政が厳しいからっていうことと、それから今の現状の二宮町の商人といいますか、そういうふうなものの現状を見ていて、どうも消極的、または暗いですね。
 二宮の商工会、今、624軒、商工会会員に入っていますけれども、すごく減っているんですね、商工会員が。減る分、逆に新規に増えているんです、それだけ。これはおかしくなってどんどん減っているんだよと言うけれども、町がどんどん減って、商工会がどんどん消極的になっちゃっているわけじゃなくて、商工会は624軒という軒数は持続しながら守っている。というのは、抜ける人がいれば、廃業・転職・移転・転出、いろいろとありますけれども、だけど新しく新規に入ってくる業態業種もたくさんあるわけで、そういうところを見れば、まだまだ捨てたものではないと、私はそう思っております。
 ですから、あまり町長が消極的な考え方で見ないで、もう少し夢を商工業者に与えください。そうすれば、必ずまだまだ活性していきますよ。
 では、要望に切りかえます。町長、足腰の強い町と言っていますけれども、足腰を強くすると動きが悪くなっちゃうと困るので、足腰を据えた動きのいいまちづくりをしなきゃだめだと。ひとつそのために頑張っていただきたいということで、小さな財源、財政が厳しい、これは私、何回も言っています。新春のときの議員の抱負なんかというときにも、私、書いていますけれども、何しろ財源が小さな財源で最大の効果を出すような事業に取り組まなきゃいけない、これは当たり前のことなんですよ。効果が出てこなきゃいけないんです。そのために行政のほうもいろいろな手法を使って、今は出しております、いろいろな形を。行政会議等も昔と違った、今、新しい行政会議を開いたりして、皆さんの声を、職員の声を行政の執行者も聞いて、一丸となってそういうこともやりつつあります。それは確かにありがたいなと。こういうことがやっぱりだんだんと伝わっていって、要するに足腰が強くなってくるんですから、私は坂本町長に財政が厳しい、財政が厳しいことばっかり言うと、新しいものは1つもできません。余計なことをやれば、金がないのに何でそんなことをやるんだということを言われるのが落ちです。そういうことではなくて、金のないのは、財政が厳しくなってきているのはわかっていることですから、それよりも新しいものに向かう町長の姿勢をもっと出してほしいなと。
 町長就任10カ月でこういうふうなことを言うのは、私、申しわけないと思っていますけれども、来年、おそらく町長はきちっとした形を出すと思いますから、今年度、予算の時期でありますから、そういうところを踏まえて、町長の夢のある行政づくりにひとつ力を注いでいただきたいということを要望いたしまして、終わりにしたいと思います。


◯議長【井上良光君】 西山宗一議員の一般質問を終結いたします。
 暫時休憩をいたします。休憩後の会議は2時15分より始めます。
                          午後1時53分 休憩
   ────────────────────────────────
                          午後2時15分 再開


◯議長【井上良光君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次の方、お願いします。


◯議長【井上良光君】 神保議員。
            〔3番(神保順子君)登壇〕


◯3番【神保順子君】 通告に従いまして、質問いたします。
 平成14年4月から、学校教育法新学習要領が施行されました。子どもたちを取り巻く世の中のさまざまな状況において教育改正が行われ、現代の子どもたちの心身の問題の顕在化を背景に、生きる力を培うことを教育の基本方針として、総合的な学習の時間、いわゆる総合学習が導入されました。
 新学習指導要領が実施されるに当たり、ねらいの1つには、それぞれの学校が創意工夫を生かし、特色ある教育、特色ある学校づくりを進めることとうたわれております。教育課程審議会のまとめの中にも、特色ある教育活動を展開する上で、各学校が児童・生徒は家庭や地域社会において行った体験や活動を生かした指導に努めるとともに、家庭や地域社会の人材・施設や、さまざまな活動との連携を図った教育を行うことは極めて意義のあることと考える。こうした取り組みを通じて、学校、地域社会が十分連携を図るとともに、開かれた学校づくり一層推進していくことが大切であると書かれています。この特色ある学校教育づくりのもとに、総合学習が位置づけられています。
 また、総合学習の時間とは、各学校が地域や学校の実態等に応じて創意工夫を生かし、特色ある教育活動を展開できる時間の確保として、年間の全体授業時数900時間のうちの、約100時間前後を位置づけていますが、これは小学校の場合、年間の国語授業時数が約200時間、算数が150時間、中学校におていは国語が100から140時間、数学が100時間、英語が100時間となっており、いかに総合学習が重要な位置づけにあるかがうかがえます。
 この総合学習とは、学校の中で学んだ知識や技能をそれぞれに関連づけて学習や生活に生かし、総合的に働かせられることがねらいです。それが生きる力につながっていき、そこには地域の協力が必要不可欠です。当たり前ですが、学校や学校の先生方も万能ではありません。しかし、地域の中にはたくさんの専門の先生がいます。地域の協力を得ることにより、学校の中では学び得ないことを学ぶことができます。
 幸いに、二宮町には農業や酪農、漁業を営んでおられる方たちがいます。長い間、そこに従事されてこられた方はその道のプロフェッショナルであり、まさしく生きる力のモデルです。この総合学習の導入で農業体験を取り入れる学校が多くあります。それは文科省が生きる力の基本に、体験と健康教育はすなわち食教育であると位置づけているからです。こうしたことを背景に、導入後、文科省と農水省の共同事業である「食農教育」と言われるものが始められています。
 都市部にある学校が、わざわざ農村地に大型バスで農業体験をしに来るところなどもあり、全国農村青少年教育振興会という社団法人が農業教育支援事業で、農業体験学習指導のための情報提供や体験を受け入れてくれる農家とのコーディネートをしています。
 今回、私が質問させていただく「特色ある学校教育について」ですが、この学習指導要領の改正に伴い、この数年間、二宮町の各小中学校の先生方にあっても試行錯誤を重ね、いろいろな取り組みをされてこられたかと思います。これまでの教科書に基づいた教育指導から、個々の問題意識に基づいた、答えの用意されていない教育指導の導入には、きっと戸惑いや苦労があったのではないでしょうか。これまでの各小・中学校の総合学習での取り組みの状況、またその中での地域との連携、特に要旨1に書きました地場農業との連携についてお聞かせください。
 そして、要旨2に書きました「ごみの減量化等を含むゆたかな環境教育の推進」についてです。著しい経済の発達に伴い、企業による大気・水質・土壌汚染、また大量生産・大量廃棄などによる森林伐採等、そして生活排水による水質汚濁や自動車の排気ガスによる大気汚染、これらさまざまな要因により、オゾン層破壊、地球温暖化現象、酸性雨など、現代の地球環境においては重大な危機に直面していると考えます。梅雨の長雨や夏の異常気象等、二宮町においても先日の台風9号での異常波浪による西湘バイパス道路の崩壊がそれを物語っているのではないでしょうか。
 学校教育における環境教育は、以前から自然とふれ合い、感性を養うことから始まり、よりよい環境を考え、そこから主体的に活動に参加し、環境に対して責任ある行動ができるよう指導することであると考えます。これからの地球環境を考えていく上では、私たち大人が自分の生活を振り返り、反省をし、これ以上、環境に負荷をかけないよう生活改善をすることがまず必要ではありますが、次世代を担う子どもたちが本気で危機意識を持ち、環境を守るためにどうしたらいいかを考え、実行していかなければ、持続可能な社会はつくり出せないと思います。
 二宮町の小学校でも、桜美園の見学などを通して環境について学習し、学校内においてもさまざまな取り組みを実践されてきているかと思います。環境教育における教育委員会の見解と、小・中学校における取り組みについてお伺いいたします。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 教育長。


◯教育長【内海博治君】 神保議員さんの特色ある学校教育についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、初めに、特色ある学校教育についてという、この言葉についてでございますが、教育委員会といたしましては、特色ある学校教育というのは手段であり、目的ではないと、こんなふうに思っております。
 例えば、生命を大切する心を育てるという、こういうのがあった場合ですけれども、この場合に、植物を育てたり、あるいは動物を飼ったり、あるいはお年寄りの話を聞いたり、こういうような行動を通して、生命の大切さ等を勉強するわけですけれども、特色ある教育というのは、動物を飼ったり、お年寄りの話を聞いたり、そういうような手段が特色あるものであるならば、それが特色ある教育であると、こういうような考え方というふうに受けとめております。
 こうした考えに基づいて、現在、教育委員会といたしましては、学校が主体的に特色ある学校教育を進めることができるように、特色ある学校教育プラン推進事業、それともう1つ、地域教育力推進事業、こういったものを実施しております。
 特色ある学校教育プラン推進事業は、それぞれの学校が子どもの実態、地域性、保護者・教職員の願いを具現化し、特色ある学校づくりを推進するためのものでございます。また、地域教育力推進事業というのは、地域の専門的な知識・技能をお持ちの方々の力をおかりし、生活科、総合的な学習、道徳をはじめ選択教科を含む各教科の授業に携わっていただいて、一緒に指導をしていただくという、こういう事業でございます。
 そして、各小・中学校におきましては、子どもの特性や地域性を生かした取り組みを進めています。二宮小学校では国語科に力を入れ、音読を中心に読む力を伸ばす取り組みを、一色小学校では聞く・話すを中心にした楽しい英語活動のあり方を研究しております。そして、山西小学校では道徳教育を学校教育の根幹として、地域・保護者とともに、生命尊重の心を育む道徳教育のあり方を研究しております。
 また、二宮中学校は確かな学力を身につけさせるための授業づくりをテーマに、学習意欲を引き出す指導法の工夫に取り組んでおります。二宮西中学校では、生徒一人一人が生き生きと活動する授業のあり方の研究に取り組んでおります。町内5校がそれぞれ特色ある取り組みを行っているわけでございます。
 神保議員さんご質問の、食育と地場農業との連携、あるいはごみの減量化等を含む環境教育の推進をテーマとして、環境教育に取り組んでいる学校は町内にはありませんが、生きる源としての食、生活のベースとなる環境については、学校教育全体を通して学習を行っております。
 ご質問の、通告の要旨の具体的な取り組みにつきましては、次長のほうから説明をさせていただきます。


◯議長【井上良光君】 教育次長。


◯教育次長【原 幸男君】 それでは、私のほうから通告にあります要旨に基づきまして、お答えをさせていただきたいと思います。
 まず、教育長の答弁にもありましたように、食育と地場農業との連携、またはごみの減量化等を含むゆたかな環境教育の推進を核に、特色ある学校教育を推進している学校はございませんが、さまざまな場面で、ご質問の内容についての取り組みがございますので、ご説明を申し上げます。
 まず、食育と地場農業との連携についてです。学校教育においては、すべての子どもたちが直接、食と向き合うのは給食でございます。給食指導は毎日、担当が行う大切な指導でして、栄養素と体のつくり、好き嫌い、アレルギーについて、時にははしの持ち方まで指導をしております。
 また、二宮産の青果物をできるだけ取り入れ、町の農業の特徴を子どもたちに伝える努力もしております。
 今年度は6月にタマネギを2回、7月にハウスミカン、また例年ですと、1月の給食週間に合わせてミカンを出しております。二宮産の青果物を給食に出す場合、献立表に掲載したり、印刷物を子どもたちに配布し、二宮町の農業について理解を深めております。
 二宮町の学校給食において、純粋に二宮産の青果物等が使用される機会は多くはありませんが、県内産を地場産ととらえ、地産地消の大切さを子どもたちに伝えることを常に心がけております。
 また、各教科の授業の中では、学校栄養職員と教員のTTによる授業も行っており、今年度は二宮中学校2年生が家庭科で「食品の選び方を考えよう」を題材に授業を行い、一色小学校でも5年生の家庭科の授業を予定しております。このように、毎年2〜3校で栄養職員の専門知識と技能を生かした授業を行っております。
 また、二宮の農業のノウハウが生かされており、小学校5年生の日本の農業の学習では、米がどのように栽培され収穫を迎えるのか、花壇やバケツを水田に見立て、稲の栽培体験を行っております。また、一色小学校、また山西小学校の両校では、田植えや稲刈り体験を農家の方々のご協力をいただき実施しております。
 続きまして、2点目のごみの減量化等を含むゆたかな環境教育の推進についてお答えいたします。
 環境教育の取り組みといたしましては、学校の教育活動全体を通して取り組んでいくことが重要と考えております。各教科では自然の仕組み、人間の活動が環境に及ぼす影響や人間と環境のかかわり方、その歴史・文化等について学習する中で、幅広く理解が深められるようにしております。
 また、知識の理解だけでなく、生活科や理科、総合的な学習の時間などで自然とのふれ合い体験を通じて、自然に対する感性や環境を大切に思う心を育んでおります。
 二宮小学校では、3年から6年生が総合的な学習で葛川から二宮の環境を考える実践を行っております。身近な葛川の自然に触れたり、葛川が自分たちの暮らしに直接かかわっていることを知ることで、その環境を守ることの大切さを学んでおります。
 特別活動では、自主的、実践的な態度を育てることを目標としていますので、中学校の生徒会活動で町の湘南二宮海岸ごみゼロキャンペーンに参加したり、二宮中学校ではPTA主催のふれ合いリサイクルに生徒も参加し、地域の家庭を回り資源回収を行っております。
 二宮小学校でも、児童会の呼びかけでクリーンアップ作戦を行い、学校と地域や保護者の方々とで学区の清掃活動を行っております。また、各学校とも委員会活動などで、栽培活動や校内の環境づくりなども行っています。これらの活動を通して、行動を伴った体験的な環境教育に取り組んでおります。
 また、児童・生徒が自分で分別してごみが出せるよう、教室に樹脂と紙ごみ用のごみ箱を分けて置いたり、ごみの集積場所をごみの種類別に分けて出せるよう工夫したりして、小・中学校全校で町の「ごみの出し方・分け方ガイド」にのっとり、ごみを分類して出しております。
 さらに、1度使用した用紙の裏紙を使って印刷したり、落ち葉を腐葉土にして栽培に活用したり、伐採した樹木をウッドチップにして校庭にまいたりするなど、ごみの減量化に努めております。このように、ふだんの生活の中から環境について意識化を図っていくことも大切にしております。
 以上でございます。


◯議長【井上良光君】 神保議員。


◯3番【神保順子君】 まず、地場農業との連携ですけれども、特に教育委員会として、地場農協と連携をして何かをしているということはないというお話だったのですけれども、実際、山西小学校では、1年間を通して農業体験というものをされてこられたかと思うのですけれども、その1年間、農業体験をしたということで得られた効果とか成果というのは教育委員会としては把握していらっしゃるのでしょうか。
 また、町内でも、ほかの小・中学校でそういった試みをしていないというのは、何かできないような理由があるのかどうかお聞かせください。
 それから、二宮西中学校や各小学校で今までに行った農業体験なんですけれども、中学校の中でも職場体験というのが夏休み中ありますが、そういった職場体験の中で、地場農家に体験に行かせてもらっているお子さんもいると聞いております。登壇でもお話ししましたように、食の教育を文科省と農水省で共同事業を行っているという中では、二宮町の教育委員会と経済課とこれから連携してやっていくというような方向性は持っていらっしゃらないのでしょうか。
 それから、環境教育についてなんですけれども、今までに小学校ではクリーンアップ作戦ですとか、中学校ではふれ合いリサイクルといったものを実践していらっしゃるのですけれども、このふれ合いリサイクル、大変すばらしい活動だと私は思っております。地域の人たちにも周知されるようになってきておりますし、私の住んでいる地域でも、そのふれ合いリサイクルの日のために、1年間、新聞紙をためて、わざわざ出しに来てくださった方もおられるほどでした。保護者も手伝いますけれども、中学生たちは早朝から自分の地域を歩いて、新聞紙や雑誌とか、空き缶などを収集して回って、またそれも地域の方の協力があってのことだと思っております。
 また、ボランティア活動とかリサイクル活動を通じて、環境保全に役立っているというところでは、こうした環境教育、学校・家庭・地域の連携の中で継続的に行われていく必要があると思うのですけれども、今後も続けていかれるという予定はあるのかをお聞かせください。
 それから、環境教育を進めていく中で、以前に私、教育次長のほうにお伺いしたときに、今、町が桜美園問題を抱えてきたということで、そのことを学校として何か一緒にやっていけないのではないかというようなことをお話ししましたときに、町のことは関係ないじゃないか。学校教育と町の問題とは別問題だというようなお答えをいただいているのですけれども、やっぱり環境教育を進めていく中では、まず自分の住んでいる町というものに目を向けて、今、自分の町で何が起こっているのか、問題意識を持って考えさせることが必要ではないかと思います。また、それらを通じて、自分の町の環境保全に取り組むことで、自分たちが地域社会の一員であるという自覚を持っていくのではないかと思うのですけれども、その点ではどう思われておりますでしょうか、お聞かせください。


◯議長【井上良光君】 教育次長。


◯教育次長【原 幸男君】 それでは、質問の項目が多いので、もし漏れがありましたら、またご指摘をいただきたいと思いますが、順にお答えをさせていただきたいと思います。
 最初に、農業体験の各学校の取り組みの部分でございますけれども、現実といたしましては、各小学校、特に一色小学校、山西小学校では農家の方々にご協力をいただきまして、実際に農業体験をさせていただいているということでございまして、一色小学校では5月の時点では田植えの体験をしたり、また秋には稲刈りの体験をさせていただいたり、あとはミカンの関係もあるわけでございまして、11月にはミカンの栽培等についてもかかわりを持たせていただいて、貴重な体験をさせていただいているというふうに伺っております。
 また、山西小学校も同じように、農業についての関係で、田植えの体験をしているというようなことで、こういう実績を積まさせたていただいているということで、やはり今後も機会があれば、ぜひ実際に農家の方々と協力をいただきまして、こんな体験ができればというふうに考えています。
 また別に、各学校ではそれぞれ教師の先生方が学校の中でこういう体験も、先生の指導として、実は農業体験をしていただいておりますので、学校の教師の農業指導と、それから実際に農家の方々の指導、これらもぜひ進めていくことができればと、このように考えてございます。
 それから、よその学校でもやったらどうだというようなご質問、なぜできないのかというご質問がありましたが、基本的には、どの学校も機会があればぜひ進めていただきたいということは思っております。
 ただ、やはりそれぞれの学校では、学校においての教科プログラムの編成をしてございますし、それも校長先生の学校経営の中の位置づけになってございますので、学校計画の中でそういう部分がもし考えが出てくるようであれば、ぜひ経済課等を通しまして、指導してくださる方のご紹介なり、連携がとれればというように考えてございます。
 その辺も、次の質問の職場体験等の関係もあるわけでございまして、やはり貴重な体験をできる機会を1つでも提供するという意味では、経済課との連携、経済課の持っている情報と学校が希望している条件、それらを教育委員会といたしましてはぜひ仲立ちをさせていただいて、十分な子どもたちへの指導ができればと、このように考えてございます。
 それから、次の環境教育の関係でございますが、ふれあいリサイクルのご質問が出ましたけれども、これにつきましても、環境の取り組みとしては貴重な体験として、中学校の子どもたちにとってみれば、各家庭を回って、または子どもたち同士で力を合わせてこういうふうな取り組みをしているということで、極力、これも継続して取り組みができればと、このように考えてございます。
 それから、最後の質問の、ごみ問題と環境教育の関係でございますが、まず1つは、先日、議員が私のところに来られたときに、子どもたちの教育と町の一番重点問題であるごみ問題とを一緒にしてほしくないねというのは、これは私の素直な気持ちです。これはなぜかといいますと、小学生とか中学生の段階では、環境についてはまず基礎・基本、ここの部分をぜひ理解していただきたいなというふうにまず考えておりまして、そういう意味では、まず環境教育の部分の必要最低限の情報、また条件、そんな中で環境の必要性みたいなところをぜひ理解していただきたい。
 その後のテーマとして、議員の言われるように、今、二宮町では大変なごみ問題が起こっているので、それに対するかかわり方をどうしたらいいのかというのは、次のステップとして考えるべきであって、まずは今のベースとしては、基礎・基本の部分で環境教育を進めていきたいという意味でお答えをさせていただきました。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 神保議員。


◯3番【神保順子君】 まず、地場農業との連携のことなんですけれども、一番最初のお答えの中で、経済課と教育委員会との連携というのは今までなかったから、今後、学校がそういったカリキュラムの中にそういったものを含めていきたいという意向があれば、教育委員会としても連携をしていくというようなお考えというふうな形で、今、お話しされたということで確認させていただいてよろしいんでしょうか。
 違うんですか。
          (「今までもありました」との声あり)
 今までもありました、経済課との連携は。
          (「さらに強くしていく」との声あり)
 さらに強くしていくということですか。わかりました。
 それと、質問の一番最初の中にありました、二宮西中学校が1年間を通して農業体験をしたということで、効果ですとか、成果が得られているかと思うのですけれども、そのことに対して、教育委員会はどこまで把握していらっしゃるのかということを、もう1度お聞かせください。
 それから、以前、大分前だと思うのですけれども、山西小学校が稲作体験を1年間通してしてきたということですよね。先ほどのお答えですと、今、田植え体験だけというふうに言われていらっしゃったんですけれども、これは何か農家の方の事情があって田植えだけになったのか、それとも何か別の理由があったのかをちょっとお聞かせいただけますか。
 わからないですか。
 実は、小田原の農家の方で、10年前から小学校で田植え指導をされてこられた方がいらして、ちょっとお話を聞く機会があったのですけれども、小田原ではこの10年間の間に、25校ある小学校のうち10校が田植え体験を総合学習の授業の中に取り入れたという話を聞きまして、ぜひ二宮町でも稲作農家があるのですから、山西小学校が以前行っていた1年間を通しての稲作体験ですか、そういったものをまたやるということができないのでしょうかということなんですけれども。
 それから、環境教育のほうなんですけれども、今、教育次長がおっしゃられていました町の問題というものを、基礎とか基本の部分でまずやってからやらせたいというお答えだったのですけれども、小学生の段階ではやはり基礎とか基本というものをまず学習させて、それからでないといけないと思うのですけれども、中学生ぐらいの段階になると、やはり自分の町に目を向けて、町で起こっている問題というものを認識させるということも必要だと思うんです。
 実際、中学校に入りますと、3年間通して二宮の歴史を自分たちで知ることを、いろいろ調べ学習したりですとか、また、今の二宮町を考えるとか、二宮町の活性化をどうしたらいいのかというような、それは子どもさんそれぞれがテーマを持って学習に取り組むのですけれども、そういったことを実際している中で、やはり先ほど私が言いました、今、二宮町で起こっているごみ問題というものも、やはり子どもたちテーマを持って学習の中に取り入れていってほしいなと思うのですけれども、もう1度、そこのところをお聞かせいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。


◯議長【井上良光君】 教育長。


◯教育長【内海博治君】 今のご質問の中で、2〜3、私のほうから答えまして、残りは次長のほうから答えさせていただきます。
 まず、最初に、西中の農業体験で、その成果はということなんですけれども、子ども一人ずつによって違いますし、また教育の成果というのは、今やったからすぐ出るというものもあれば、10年、20年たってから、あのときこうだったからという効果が出てくるものもあるもので、今、こういうものでポンと出てきたと、そういうような早期に出てくるものがすべてだとは私たち考えておりません。
 ただ、すぐ出てくるものについては、畑や何かに入って、畑を荒らしたりとか、そういうようなことはできるだけしないような気持ちは育っているのではなかろうかと、こんなふうに思っております。
 以上です。


◯議長【井上良光君】 教育次長。


◯教育次長【原 幸男君】 次のご質問の、稲作の関係なんですが、稲作と田植えとの違いを先ほど何か言われていましたけれども、一緒ですよね。
 それで、田植え体験とか稲作体験、要するにお米づくりの関係については、先ほど言いましたように、例えば一色小学校では5月の段階で田植えを体験して、実った稲を刈るという稲刈りの体験もしているということで、そういう意味では1年間の米づくりの過程を勉強するということがあるわけですが、例えばお米づくりでも、草取りだとか、いろいろな経過があるわけですね。だから、一番いいところを子どもたちが体験しているような状況なんですが、そういう意味でも、ただ子どもたちにとってみれば、そういう貴重な体験ができているということで、非常によろしいのかなというふうに考えています。
 ですから、これを1年間通してということになってきますと、学校のプログラムからいきますと、ここだけを重点的にやるというわけにもいきませんので、先ほど申しましたように、特色ある学校教育という部分では、それぞれの学校でいろいろな取り組みをしていますので、この稲作についてはそういう形の取り組みをしているということでご理解をいただきたいと思います。
 それから、もう1点の質問の、議員が私のところに来られて、桜美園問題と環境教育の関係なんですが、私の素直な気持ちとして、今、二宮町がこれだけごみ問題で混乱していると。子どもを巻き込むなよというのが実は私の素直な気持ちです。
 ですから、先ほど申したように、まずは子どもについては、必要最低限の環境についての理解をしていただきたいと。そのレベルでまずは教育委員会としては取り組むのが、これは個人的な考え方で、教育長さんとはちょっとまだ相談はしてございませんけれども、私はそういう考えを持って議員さんにお話をさせていただいたということでご理解いただきたいと思います。


◯議長【井上良光君】 神保議員。


◯3番【神保順子君】 では、要望とさせていただきます。
 私は農業は生きる力の根源であると考えております。生きるとは食べることであり、力とはみずからの手で育て、つくり上げること、すなわち働くことだからです。単発的に農業体験をするのでは、ただの体験で終わってしまいます。二宮町には農地もあり、農業を教えてくださる方もいます。ぜひ学校そばの農地を活用し、地域の方に先生になっていただき、学校の先生、保護者、地域の人たちと一緒に子どもたちの生きる力を育てたいと考えておりますし、また、それが開かれた学校づくりになると思っております。
 田んぼの先生をしておられる小田原の農家の方は、1年を通して体験することが大切であると言っておられました。1年を通じて自分たちの手で育てていくことで、収穫したときの喜びや達成感を感じることができ、それを多くの仲間と共有することで、思いやりの心や、食べ物や人に対する感謝の心、感動する心を養うことができます。
 また、農業体験の中で、みずから進んで課題を見つけ、見たり、聞いたりして判断をし、意欲を持って実践するなどの体験をすることは、総合学習としてだけでなく、他のさまざまな教科に関連し、学習の基礎を養って、ゆたかな人間性を身につけることができます。
 また、環境教育におきましても、ごみの分別、減量、堆肥化、リサイクル等を指導実践し、地球環境に配慮した、物質主義でない、もっと内面的なゆたかさを実感できるような循環型社会をつくり上げるという、環境問題を全体的にとらえることのできる能力や取り組む姿勢を子どもたちに身につけてもらいたいと考えます。
 ぜひ教育委員会と経済環境部で連携をとり、食農教育、環境教育に取り組んで、持続可能な社会を目指して子どもたちの育成に力を注いでいただきたいと要望して終わります。


◯議長【井上良光君】 神保議員の一般質問を終結いたします。
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◯議長【井上良光君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了しました。本日はこれにて散会といたします。
 次回本会議は、10月1日午後1時より開催いたします。
 なお、明日午前9時30分より決算審査特別委員会を開催しますので、よろしくお願いいたします。大変ご苦労さまでした。
                          午後2時51分 散会