議事ロックス -地方議会議事録検索-


神奈川県 綾瀬市

議会運営委員会(平成22年) 09月03日−10号




議会運営委員会(平成22年) − 09月03日−10号







議会運営委員会(平成22年)



綾瀬市議会議会運営委員会

1 日時 平成22年9月3日(金)

 午前9時00分 開会

 午前9時19分 閉会

  会議時間 0:19

2 場所 議会棟第3委員会室

3 会議に付した事件

 (1)審査案件

  ア 陳情第54号 綾瀬市議会議員の議員数の削減に関する陳情

4 出席者  11名

   委員長        内藤 寛君

   副委員長       松本春男君

   委員         比留川政彦君

   委員         笠間善晴君

   委員         松澤堅二君

   委員         笠間信一郎君

   委員         中野昌幸君

   委員         出口けい子君

   委員         綱嶋洋一君

   委員         佐竹百里君

   議長         青柳 愼君

5 欠席者  0名

6 傍聴議員 2名

   17番         渡部市代君

   18番         二見 昇君

7 議会事務局出席者

   局長         守矢亮三

   次長         志村幸弘

   議事担当副主幹    赤羽正法

   主査         藤嶋 努

 午前9時00分 開会



○委員長(内藤寛君) ただいまから議会運営委員会を開会いたします。

 これより本委員会に審査依頼された事件の審査を行います。

 ――――――――――――――――――――――――



○委員長(内藤寛君) これより陳情第54号・綾瀬市議会議員の議員数の削減に関する陳情の件を議題として審査を行います。

 本件は、市側に直接関係する内容ではありませんので、市側の説明及び質疑は省略いたします。

 これより、採決に当たって意見のある方は御発言願います。中野昌幸委員。



◆委員(中野昌幸君) おはようございます。では、陳情第54号・綾瀬市議会議員の議員数の削減に関する陳情について、市民会議21を代表して、趣旨不了承の立場から発言をいたします。

 まず、議員定数に関する現在までの流れといたしましては、平成9年9月定例会において、議員19名から、定数26名から24名に削減するという条例が提出され、平成11年4月から適用されました。次に、平成16年12月定例会で、議員19名から、定数24名から22名とする条例が出され、平成19年4月から定数22名となり、現在に至っております。しかしながら、本年初頭、2名の議員が死去され、現在欠員2名で20名体制となっております。

 さて、議会とは、憲法第93条第1項により、各自治体に設置される議事機関であります。議事機関とは、多数の人間の合議によって団体の意思を決定する機関、すなわち議決機関であり、執行機関に対応するものであります。同時に、議会は、憲法第93条第2項の規定により、市民の直接選挙によるものであり、市民代表機関としての性格を持っております。よって、議会の意思は市民の意思とみなされるものであり、それだけに、議会には市民の意思を反映させ、統合・整理する機能が求められております。議会が多種多様な市民意思を反映する複数の議員から成る合議体であることから、議会に求められているのは、議論を通じて多様な市民の意思を反映し、それを統合・整理して自治体の意思を形成することであります。また、それによって執行部をチェックすることにもなります。ほかに、個々の議員を通じて、執行部に対して市民の意思を伝え、同時に執行機関を批判・監視していくことも重要な役割です。

 このように重要な役割を持つ議会の議員定数を削減することは、憲法と地方自治法によって保障されている民主主義制度を揺るがす問題であるとともに、市民の意思を反映し、統合・整理して自治体の意思を決定することで欠陥を発生することになります。また、市民の意思を反映させる役割が大変期待されているわけであり、効率性ないし経済性のみの観点からの定数削減にも問題があります。多くの市民の中に「議員が多過ぎる」という声があるとすれば、綾瀬市議会の質が問われているのであります。今重要なのは、定数削減ではなく、議員に対する不信感を取り除くための議会改革であり、議会全体の資質向上が至上であります。そのためにも、我々議員は、残された任期、7カ月余ではありますが、議員定数や歳費、政務調査費などの諸問題について早急に議論を重ねることが肝要であります。あすの綾瀬市発展に通じると確信しております。

 以上の観点から、陳情第54号について趣旨不了承とさせていただきます。以上です。



○委員長(内藤寛君) ほかに。出口けい子委員。



◆委員(出口けい子君) 私は公明党を代表して、陳情第54号・綾瀬市議会議員の議員数の削減に関する陳情に、趣旨不了承の立場で意見を申し上げます。

 私たち公明会派は、議員定数の削減について検討することに決して反対するものではありませんし、今後は検討すべき課題であると認識しております。一方で、議員は少なければ少ないほどよいといった主張は本当に正しいものなのかとも思っております。首長も選挙で選ばれる二元代表制のもとで、住民代表機関として住民の多様な意見を代弁するところに、議会、そして議員の存在意義があると思っております。綾瀬市では前期、24名から22名に削減しております。連続して今回、3名の削減が果たして妥当なのかどうか、もう少し時間をかけて検討してもいいのではないかと、このように思っております。よって、今回の陳情については趣旨不了承とさせていただきます。以上です。



○委員長(内藤寛君) 綱嶋洋一委員。



◆委員(綱嶋洋一君) 私は改綾クラブを代表して、趣旨了承の立場で発言をさせていただきます。

 議会改革、これから議会に対して市民から多種多様の議会改革が求められていることは現状事実であります。そういった中で、やはり議員定数の削減というのは、まず我々が市民に対して最初に示していかなければいけない改革の第一歩だと私どもは考えております。また、先ほど、財政・経済とは関係なくというようなお話もありましたけども、やはり財政厳しい折、我々が身を削って行政の財政難の難局に姿勢を示していくということも大切なことだと考えております。そして、定数の数が減るということが多種多様な市民ニーズにこたえられないのではないかという疑問があるようですけども、定数を減らしても、我々一個人の議員の気質、技量を議会改革の中でしっかり高めていけば、しっかり多種多様の市民ニーズにもこたえられていくと、私どもはこのように考え、今回の陳情に対して趣旨了承としたいと思っております。以上です。



○委員長(内藤寛君) 佐竹百里委員。



◆委員(佐竹百里君) 私は、陳情第54号に趣旨了承の立場で意見を申し述べさせていただきます。

 定数削減よりは議会改革が大事という御意見はもっともだと思っております。ですが、その議会改革が進まない現状を見て、市民からこのたびこういう意見が出てきたのではないかと、私ども議会も猛省しなければならないとも思っております。また、今、綾瀬市議会では常任委員会が3委員会ございます。総務教育常任委員会が6名、市民福祉常任委員会が7名、経済建設常任委員会が7名で構成されております。今、綾瀬市議会では1人1常任委員会というルールで各委員会を担っておりますけれども、例えば、1人2つの委員会に属することを可能にした場合、この陳情で申されている19人の場合、1人2こまとれるということで約36こま、それを3委員会で割ると1委員会が12名となり、今の構成人数よりもさらにふえてまいります。そうなってくると、やはり議論の活性化というのも期待できるのではないかと思っております。その他の委員会も、特別委員会と兼任されている方が今おられますので、それに関しても可能であるかと考えます。

 よって、私はこの陳情第54号は趣旨了承とさせていただきます。



○委員長(内藤寛君) 笠間信一郎委員。



◆委員(笠間信一郎君) それでは、本件に関しまして、私は趣旨了承の立場から意見を述べさせていただきます。

 まず、陳情者の意図は、財政が悪化した環境なので議員を削減せよということと理解します。また、これは理由として納得できます。一方、私は3年間の議員活動において、しばしば、議員数が多過ぎる、議員報酬が高過ぎるという苦情を耳にしております。これは一口に言えば、報酬と仕事量のバランスが悪いということで私は理解しておりました。そのようなことで、結論として、陳情者の声は、市民の多数の声として私は受けとめます。

 具体的にどうするかという問題ですが、陳情者のおっしゃる19人が適正か否か、これは十分に検討する必要があります。19人という数字は、おいそれとは認められないという状況です。したがって、2人以上削減するという前提、そしてまた、新しい定数に関しては、仮称ですけども、私がおります議員定数検討委員会とか、先ほど来、不了承の側からも出されております議会改革検討委員会とか、または、私たちは先般、伊賀市を視察しました。伊賀市で議会基本条例というものを全国に先駆けて実施し、その中に議員定数・報酬はみずから提案するというような規定もされております。したがって、議会基本条例を制定すれば、さまざまな問題が解決されるというか、解決の方向に向かうと思います。

 そのような形で、繰り返しになりますけども、定数検討委員会なり議会改革検討委員会なり議会基本条例策定委員会なりを早急につくって、年内まで、この新しい定数は何人がいいか結論を出すという条件で、趣旨了承といたします。以上です。



○委員長(内藤寛君) 松本春男委員。



◆委員(松本春男君) 今回、陳情文に、「現在2名欠員の20名により開催運営されておりますが、何ら支障ないと伺っております。」と書かれていますが、亡くなられた近藤秀二議員や近藤洋議員も、政策提起や行政のチェック、それぞれ独特の感性と、研究熱心と調製能力というのは、綾瀬市議会には本当に卓越した能力で、そのお二人がいなくても支障ないと記入されることに、私はまず反論をします。やっぱり一人一人の議員が本当に、特に亡くなった2人の人は一生懸命やられているのに、それがいなくてもいいみたいなんていうのは、これは、御家族が聞かれても本当に怒り心頭になると思うんです。

 それから、陳情文は、地方自治体の税収等の収入が大きく落ち込むことを危惧されていますが、財政状況が弱くなると地方交付税が国から交付され、綾瀬の場合、例えば平成20年度、当初計画では財政力を見ていて、その後、弱くなったということで、当初予算よりも、国からで、約6億8,000万円、地方交付税が交付されるということで、今まで予算のときの見積もりでは不交付団体だったんだけど、財政力が弱くなった分、交付団体として6億8,000万円が新たに交付されているということで、また、議会費は綾瀬市の一般会計の予算の約1%で、これは専門的な研究者の意見でも、やっぱり議会というのは民主主義を守るために1%ぐらいが一番いいんだということをされていて、それにぴったりの状況ですね。

 それから、議員定数削減は議会制民主主義を切り詰め、結果として自治体を住民から遠ざけることになり、住民から選ばれた議員の政策提起や行政チェックの機能が弱まりますと。名古屋市や鹿児島県の阿久根ですかね、市長が議会を無視して強行政治を行おうとしています。議員数が少なくなれば、多彩な市民の意見の反映が弱まり、住民の意見の反映が弱まることになります。ただ、綾瀬のほうにおいては、やっぱり議会を活発にするには何が大きな問題かというと、いろいろあるでしょうけど、1つは、議員の発言回数、綾瀬の場合、本会議も委員会も3回しか発言回数がないと。傍聴していて、議員が本当に取り上げてくれないじゃないかという意見がやっぱり大きくあると。それで、幾つかの自治体を見ると、予算や決算の場合、1つの款項目ごとに発言して、それで、次のページもまた発言して、次の……ということで、本当に予算や決算に対して市民のいろんな意見を数字にかけて議会で論議する。ところが、綾瀬の場合は、1年間を1人の議員が3回しかやれないということは、ほとんど議員が市側をチェックする機能が弱まっている。このあたりが逆に、市民からいったら、何もしていないじゃないかという意見が出やすいというか、そのあたりこそ逆に、急いで見直すということ。そうすると、今、定数22の議員の人が、本当に日にちは十分あるんですから、市民のいろんな声を議会で反映して、市側にぶつけることができると。今は正直言って、3回制でやった場合は、ほとんど、例えば30人の人と地域で会っても、その声を反映なんてとてもできないから、自分で聞きつんで握りつぶす状況になりやすいもので、そのあたりですね。

 綾瀬市では、過去に26から24、24から22と減らしたと。その過程の中で、委員会の発言が弱まるということで、4つの常任委員会だったのをあえて3つの常任委員会にしたと。そういう経過もありますから、このあたりは、やっぱり議員数が本当に必要だということ。二元代表制の市長と議会が相乗効果で活発な議論が行われることが求められますと。経費節減を求める声がありますけど、それは大規模な開発の無駄な公共事業の中止・見直しで、その財源は十分つくることができます。綾瀬市の民主主義を守る立場から、議員定数削減の陳情に反対し、趣旨不了承とし、来年の議会には、削減じゃなくて、議会を逆に活発にする意見こそ必要じゃないかということを言って、陳情趣旨不了承ということにいたします。



○委員長(内藤寛君) ほかにございますか。

  (「なし」の声あり)



○委員長(内藤寛君) 意見がないようですので、意見を終了いたします。

 これより採決に入ります。

 これより陳情第54号・綾瀬市議会議員の議員数の削減に関する陳情の件を挙手により採決いたします。

 本件は趣旨了承とすることに賛成の方の挙手を求めます。

  〔賛成者挙手〕



○委員長(内藤寛君) 挙手少数であります。よって、本件は趣旨不了承と決しました。

 ――――――――――――――――――――――――



○委員長(内藤寛君) 以上で本委員会に審査依頼された事件の審査を終了いたします。

 審査結果につきましては、報告書を作成し、議長に提出いたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 ――――――――――――――――――――――――



○委員長(内藤寛君) それでは、以上で議会運営委員会を閉会いたします。

 午前9時19分 閉会