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神奈川県 大和市

平成19年  6月 基地対策特別委員会−06月11日-01号




平成19年  6月 基地対策特別委員会

               午前9時02分 開会

           議題 基地対策に関する事項について

               〔経 過 説 明〕
◎  渉外室長 1、4月25日、NLPの通告があった。内容は、硫黄島における着陸訓練は、5月2日から11日の12時から3時の間、全機種で実施するというものであった。厚木海軍飛行場における夜間着陸訓練は、5月8日から11日の18時から22時の間、低騒音機で実施するとし、硫黄島における天候等の事情により所要の訓練を実施できない場合、厚木、岩国、横田、三沢の各基地で5月8日から11日の18時から22時の間、計画の一部または全部を実施するとのことであった。
 2、4月26日、神奈川県と基地周辺7市が駐日米国大使、在日米軍司令官、在日米海軍司令官、厚木航空施設司令官、外務大臣、防衛大臣、防衛施設庁長官に対し、厚木基地における夜間連続離着陸訓練の中止等について要請を行った。
 3、5月10日、NLPの2度目の通告があった。内容は、硫黄島の天候不良等のため所要の訓練が達成できないとして、硫黄島で実施できなかった訓練を5月10日、14日、15日に厚木飛行場において18時から22時まで、F/A−18C、EA−6Bで実施するとのことであった。
 4、5月10日、これを受けて、大和市長は綾瀬市長とともに直ちに厚木基地を訪れ、司令官ジャスティン D.クーパー大佐にNLPの中止を要請した。
 5、5月10日、公表された内容により厚木基地でNLPが実施されたため、NLP実施時間内に再度、厚木航空施設司令官のほか、外務大臣や防衛施設庁長官等に対し、NLPを直ちに中止するよう要請した。
 6、5月11日、大和市長が綾瀬市副市長とともに、北原巖男防衛施設庁長官と面会し、厚木基地におけるジェット機による夜間連続離着陸訓練の中止を要請した。このほか、防衛省、外務省の審議官等にも面会し、NLPの中止を要請した。
 7、5月11日、神奈川県と基地周辺7市が駐日米国大使、在日米軍司令官、外務大臣、防衛大臣等に対し、厚木基地における夜間連続離着陸訓練の中止等について要請を行った。
 8、5月14日、大和市長が在日米海軍司令部参謀長ウィリアム P.キューリック大佐、?見澤將林横浜防衛施設局長と面会し、11日に行われた厚木基地における夜間連続離着陸訓練の中止の要請内容を重ねて口頭で要請した。
 9、同日夜、大和市長は、県知事、基地周辺市長とともに、大和スポーツセンターからNLPの実施状況を確認した。その後厚木基地を訪れ、同基地司令官に対し、NLPの中止について要請を行った。
 10、5月21日、神奈川県と基地周辺7市が外務大臣、防衛大臣、防衛施設庁長官に対し、厚木基地におけるジェット機によるNLPに関する緊急要請を行った。この要請は、大和市長のほか、神奈川県知事、綾瀬市長、相模原市長、海老名市長、座間市長が岩屋毅外務副大臣、久間章生防衛大臣、北原巌男防衛施設庁長官に面会して行った。
 11、5月 23 日、空母キティホークが横須賀を出港した。
 12、5月23日、在日米軍の再編に関し、駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法、いわゆる米軍再編特別措置法が成立した。

               〔質 疑・意 見〕
◆(中丸委員) 硫黄島の天候不良により厚木基地でNLPが行われたわけだが、他基地での実施はどうだったのか。
◎  基地対策課長 他基地では実施していないと報告を受けている。
◆(中丸委員) 他基地で行わない理由はあるのか。
◎  基地対策課長 後に米海軍司令官、横浜防衛施設局長が大和市へ説明に来た際、NLP訓練に必要な資材等の運搬に相当時間がかかることや修理部隊の派遣が困難なことなど、もろもろの悪条件が重なって厚木でやらざるを得なかったと報告を受けている。
◆(中丸委員) 三沢、岩国基地は、厚木基地に比べると危険度は低いと思う。できる限り厚木基地で行わず、安全性が保たれる地域で行うように要請してもらいたい。
◆(大波委員) 硫黄島で訓練できなかったのは天候不良が理由とのことだが、厚木飛行場では、雨でも曇りでも飛んでいる。その辺の理由を聞きたい。
◎  基地対策課長 硫黄島の天候状況を司令官等にも確認した。5月7日は豪雨、8日、9日は濃霧で、視界も10メートル以下だったため、飛行には適さないので中止を決めたと報告を受けている。
◆(大波委員) 飛行場のすぐそばに住んでいるが、雨で視界が10メートルもいかないひどい状態でも飛んでいる。それは言いわけにすぎないのではないか。
◎  基地対策課長 詳細は知り得ないが、司令官からは、硫黄島では機械による進入誘導がないため困難であったとの説明である。
◆(高久委員) 5月10日、14日、15日にNLPの追加通告があった際、基地に抗議へ行った。目視によるNLPであれば、できない可能性はあるが、機械誘導装置を使った訓練であればかなりの悪条件でもできる。追加でやられた訓練もほとんどが機械誘導のものであったことを考えれば、米軍は何らかの意図があってあえて厚木基地で訓練をしたのではないかと強く思っている。どのように分析しているか。
◎  基地対策課長 硫黄島では機械等による進入装置を持っていないため、天候が悪かった場合には実施できないとしか聞いていない。それ以上のことはわかりかねる。
◆(高久委員) 5月17日付の新聞で、高度を2倍にしたことによりかえって騒音が拡大したと伝えられている。離陸後急上昇したからだと思うが、この辺と爆音との関係はどのように分析しているか。
◎  基地対策課長 住宅密集地の中でやる訓練と硫黄島でやる訓練は基本的に高さが違うと聞いている。厚木の場合、離陸後急上昇してできるだけ騒音の範囲を広げないようにしていると聞いている。
◆(高久委員) 今後米軍は高度の問題をどのようにすると言っているのか。
◎  基地対策課長 硫黄島で実施するNLPは相当低い高度でやっていると聞いている。都心部でやる訓練は最低限1600フィートの高さでやることが騒音軽減措置の中でうたわれている。それ以下でやると、騒音が相当広がるので、今後もそれ以下ではやらないと思われる。
◆(綱島委員) 騒音測定回数等の状況で、5月は491件と非常に苦情が多い。その中身はどのように把握しているか。
◎  基地対策課長 今回はジェット戦闘機による離着陸訓練で騒音レベルが違うことは明らかである。家族団らんの中でこれほどの騒音でいつまでやるのかとの苦情が大半を占めていた。
◆(綱島委員) 日にち別に具体的な数字があったら教えてもらいたい。
◎  基地対策課長 5月9日は低騒音機で実施されたが、FA18が戻っている関係で苦情につながっていると分析している。NLP時間帯の苦情は8件であった。5月10日からジェット機による訓練が始まっているが、10日32件、14日100件、15日68件で、4日間で計208件であった。
◆(綱島委員) 5月14日はエンジンテストを夜中の1時までやっていたと翌日苦情が来ている。その辺の事実関係はつかんでいるか。
◎  基地対策課長 24時間測定しているが、それがエンジンテストなのかどうかの分析はまだできていない。苦情があったことは承知している。
◆(綱島委員) 夜10時以降の騒音はなくすことで協定もできているので、その点は強く要請しておいてもらいたい。
◆(菊地委員) 5月14日、知事が市長とスポーツセンターからNLPの状況を確認したが、知事は何回か視察しているのか。
 その後司令官のところに行って中止を要請したが、その具体的な内容を教えてもらいたい。先方はどういう回答をしたのか。
◎  基地対策課長 昼間の飛行状況は何回か視察に訪れているが、夜間のジェット機訓練は初めてと聞いている。
 要請内容は、住宅密集地でこれだけの訓練が実施されるのは危険を伴い、許せないことであると強く抗議した。司令官からは、訓練の必要もあり困難ではあるが、最大限の努力をしていきたい、との返事であった。
◆(高久委員) 国は、基地交付金の関係で、米軍再編の受け入れを認めるところには交付するが、反対するところには交付しないという、ひどいやり方をしている。岩国市は新しい庁舎をつくるに当たって、自衛隊の新たな部隊を受け入れたときが対象であったにもかかわらず、今回の米軍再編を理由に交付金が出なくなっている。その事実はどうなのか。
◎  基地対策課長 他基地のことなので承知していない。
◆(高久委員) 今度の米軍再編で空母艦載機部隊が岩国に移転して、厚木の爆音はなくなると言われているが、本当になくなるのか非常に懸念される。厚木でも岩国でも三沢でもいつでもどこでも、米軍は自分たちの都合のいいように訓練をやっていくのではないかと非常に懸念する。そのことはどのようにとらえているか。
◎  基地対策課長 移駐後の訓練があるのではないかとの指摘は、随時国に確認をとる姿勢でいるし、やっていきたい。今回の特措法は再編の実現を推進するための措置で、厚木基地の場合、両政府が一貫して負担軽減になると言っている中では対象にならないと聞いている。今後の訓練が完全になくなるのかはこれからの状況を確認していく必要がある。
◆(高久委員) 自衛隊ジェット機乗り入れ状況で、5月は15回と報告がある。46文書にはやむを得ない場合に限って乗り入れるとうたわれているが、乗り入れた理由は市側に報告があるのか、また、事前通告は来ているのか。それとも、事実だけなのか。
◎  基地対策課長 数字は定期的にもらっているが、中身の説明は特にない。多いときはどういう理由か確認している。4月、5月はNLP訓練を控えての支援と聞いている。
◆(高久委員) 理由等は事前に説明されないのか。
◎  基地対策課長 自衛隊からはない。
◆(菊地委員) 前年同月の自衛隊ジェット機乗り入れ回数を教えてもらいたい。
◎  基地対策課長 1月17回、2月15回、3月12回、4月12回、5月27回であった。
◆(菊地委員) 昨年5月の27回は多い方になるのか。
◎  基地対策課長 多いと思う。
◆(菊地委員) そのときに理由は聞いているか。
◎  基地対策課長 海外で災害被害等が発生し、この支援で飛行機を持っていっている都合上、ジェット機を使わざるを得なかったため回数がふえたと聞いている。
◆(大波委員) 2008年の原子力空母配備を横須賀市長は認める方針を打ち出して、その準備が進んでいるようである。その辺の状況がわかったら教えてもらいたい。
◎  基地対策課長 横須賀の状況はマスコミ等で報道されているものを見る限りである。本市は、航空機騒音の原因が横須賀の母港化にあるので、引き続き母港化は容認できない基本的な姿勢で臨んでいるし、これからも臨んでいくことに変わりはない。
◆(大波委員) 変電所、給水設備は既に完成しているが、しゅんせつをする必要がある状況らしい。その辺の詳しいことはわからないか。
◎  基地対策課長 新聞等で見る限りで、委員と認識は同じだと思う。それ以上の状況は横浜防衛施設局からも情報を得ていない。
◆(大波委員) しゅんせつの関係で、住民は納得がいかないと裁判闘争を計画しているようである。詳しい内容は知らないか。
◎  基地対策課長 承知していない。

                傍聴人1名を許可

◆(高久委員) 「広報やまと」5月1日号に、希望の届出をしないと今後防音工事ができなくなる旨のお知らせが載っていた。手続をしないと、今後防音工事ができなくなると理解したが、どういう内容だったのか。
◎  基地対策課長 昨年1月17日、新しい住宅防音工事区域が告示されたが、市内でも助成の内容が縮小するエリアが発生している。今後新しいコンターで工事を受け付けていくので、縮小したエリアの方は対象から外れていく。対象から外れる方は1年半の経過措置を設けているので、その中で漏れがないように改めて周知した。横浜防衛施設局に確認したところ、本市からの追加申し込みは今のところない。昨年の告示以降の周知で徹底されたと分析しているようである。
◆(高久委員) 基地対策課にもそのことの問い合わせ等はないのか。
◎  基地対策課長 問い合わせはない。

               午前9時34分 閉会