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神奈川県 大和市

平成19年  2月 文教市民経済常任委員会−02月02日-01号




平成19年  2月 文教市民経済常任委員会

               午前9時02分 開会
                 議長あいさつ

 日程第1と日程第2を一括議題とすることを諮ったところ、全員でこれを了承

△日程第1 陳情第18−23号、大和場外舟券売り場建設反対についての陳情書
△日程第2 陳情第18−24号、ボートピア建設反対の決議を市議会に求める陳情書

                傍聴人43名を許可

              ( 質 疑・意 見 )
◆(吉川〔美〕委員) その後推進している方たちから市に働きかけがあったのか。
 推進している方たちは住民の合意を取るためにもっと時間が必要であると、推進を求める陳情を取り下げた経緯がある。その後住民の合意を得るために何か動きがあったのか。
◎  産業振興課長 市への働きかけは特にない。情報交換で何度か市に来たことはある。
 昨日来庁し、2月18日、当該地域の大和南第3自治会を対象に説明会を開催する予定であると聞いた。
◆(吉川〔美〕委員) 市との情報交換ではどういう話が出されていたのか。
◎  産業振興課長 地元への説明をもう少ししたいことから陳情を取り下げたので、その辺の日程的なものはどうなっているのかと聞くことが大筋だった。
◆(吉川〔美〕委員) 現在に至っても地元にはしっかりした情報が出されていないこともあり、さまざまなうわさが流れている。最近では国から働きかけがあった話まで出ていると聞いている。
 国交省では、昨年7月に出されたモーターボート競走事業活性化検討委員会の報告書を受けて、場外舟券売り場設置をスムーズにするため設置根拠を明確化する法改正の準備中とも聞いている。国の動きは把握しているか。
◎  産業振興課長 本年1月17日、関東運輸局海事振興部船舶産業課に電話で問い合わせをしたが、今国会における法改正提案の有無は未定であると回答を得ている。
◆(吉川〔美〕委員) 推進している方等はボートピア設置による市への金銭的なメリットを挙げている。ボートピアを設置した場合、売り上げの配分は、受け入れ自治体1.5%、施行自治体4.5%、土地、建物所有者5.5%、日本財団3.3%と聞いているが、正しいか。市に入る金は商店街に分配されるとうわさが流れているが、実際はどこに入るのか。
◎  産業振興課長 設置者とは接触していないし、具体的な話も聞いていない。配分が何%であるかは承知していない。
◆(吉川〔美〕委員) ボートピア設置にメリットはあると考えているのか。
◎  市民経済部長 正式な話が設置者からも何からもない中で、メリット、デメリットを正式な形では検討していない。
◆(吉川〔美〕委員) ボートピア計画に反対している方からは、ギャンブル場でなければ活性化しないのか、ほかの方法がないのかと結構聞いている。本2件もその話に触れている。陳情提出者も傍聴していると聞いているので、その辺の話を聞きたい。

               午前9時16分 休憩

              (陳情代表者より説明)

               午前9時24分 再開

                傍聴人2名を許可

◆(池田委員) 前委員会で継続審査の動議を提案したが、その真意がマスコミの論調に伝わっていない。審議未了にしようと思って継続審査の動議を出したのではない。11月1日の審査では、ボートピア賛成派の陳情取り下げ理由に地域住民のコンセンサスを得たいとあったので、慎重審議、正確で公平な審査をしたいため、継続審査の動議を提出した。翌日のマスコミ報道では、審議未了に持っていくとかそのような報道ばかりが目についていた。本日はマスコミもいるが、正確に伝えてほしい。動議を出した真意はそこにある。傍聴者も理解してほしい。
 陳情書にも商店街の活性化が挙げられている。全国的にも大和駅周辺も商店街が疲弊していることは明らかである。公明党は歩いて暮らせるまちづくりを提案したが、高齢者の徒歩圏に衣食住遊が備わったコンパクトシティーを目指すもので、中心市街地活性化法の改正はまさしくそれである。中心市街地に再びにぎわいを取り戻そうとするもので、大きな期待を込めて議会でもたびたび取り上げてきた。関係者だけが集まって大和駅中心をどうしたらいいかと検討するよりも、消費者である市民を交えて協議会を設置し、大和市をどうしたらいいか真摯に検討し、計画書をつくれば、国からしっかり補助金が得られる。これを大いに活用してもらいたいとたびたび提案した。中心市街地活性化をどのように考えているのか。
◎  都市総務課長 平成18年8月の改正中心市街地活性化法施行を受けて、まちの活性化をどうしたらいいかを庁内で検討し、住民、商店街の方々に協力を仰ぎ、勉強会を発足させた。過去3回開催し、その趣旨、本市の現状を説明し、タウンウオッチング等をして意見交換した結果、現在まで商業者、住民間では、同一的な認識、課題は理解された。この内容をこれからも継続し、近い将来、中心市街地活性化法に基づく基本計画の策定に向けて努力していきたい。
◆(池田委員) TMOはどうなっているのか。状況が変わってきているので、並行して計画の見直し作業が行われてもいいのではないか。
◎  産業振興課長 TMOは法改正により任意組織になった。将来の協議会設置に向けて勉強会をやっているので、その過程の中で今後TMOをどのように整理していくかも考えていきたい。
◆(池田委員) 提案しているとおり、地域住民、市民も大いに参加し、真摯に受けとめながらしっかりと協議会を立ち上げてもらいたい。
 陳情者が懸念しているものに治安の関係がある。地域の皆さんの防犯に対する意識が高められたことにより、犯罪が減少していると市長答弁もあった。本市の治安はどのようになっているのか。特に大和駅周辺における治安対策はどのようになっているのか。
◎  安全なまちづくり課長 犯罪発生件数は、平成15年が一番多かったが、平成16年、17年、18年と3年連続で減少している。昨年からは約1000件の減少を見ており、大和駅周辺も犯罪発生件数は減少している。
◆(池田委員) 学校としてはボートピアにどのような見解を持っているのか。
◎  指導室長 組織としての動きはまだつくっていないが、PTA会長、校長先生を中心にさまざまな情報を収集している段階と学校からは聞いている。
◆(池田委員) どのような見解を持っているのか。
◎  指導室長 前回の当委員会で教育長が、教育的な観点、安心安全なまちづくりの観点の2点を申した。
 教育的な観点からは、教育委員会は可能な限り良好な教育環境を目指したいことから、子供たちには、額に汗して、地に足をつけた勤労によって生活して、それにより社会参加していくことを教えるのが学校や親、地域の大人の役目であるので、その視点に立てば課題はあるのではないか。
 安心安全なまちづくりの視点からは、本市は自治会を初めとしてさまざまな団体が子供たちの見守りに取り組んでいる。この活動は今後継続されることは必要であるし、市内で新たな事業を起こす場合も、この視点を持って事業を起こしてもらいたい。これまでの市民活動の経過が十分生かされる配慮が必要である。
◆(池田委員) 前回の継続審査以降、さまざまな調査をした。市民から多数の意見をもらい、地域住民の意見も聞いた。陳情にあるさまざまな懸念が生じることを改めて認識した。本日きちんと結果を出したいと私なりに努力して委員会に臨んだ。市側、教育委員会の意見を改めて聞いて、ここでしっかりと結論を出していきたい。

                傍聴人2名を許可

◆(高久委員) 陳情代表者の説明では、駅周辺商店会会長会、活性化センターの合意は図られていないと言われていたが、結論は出ているのか。
◎  産業振興課長 やまと元気会は、大和駅周辺の10商店会の会長会、活性化センターの有志でつくっていると聞いている。単一組織でこの件にどのように合意したか詳細は把握していない。
◆(高久委員) やまと元気会から出された資料には、ボートピアを誘致すれば、毎日2000人の来場者があり、商店街の活性化も図られると期待が表明されていた。2000人の根拠はどの辺から出ているのか。
◎  産業振興課長 やまと元気会が誘致を進めているが、何人が来て、開催が年間何日かは、設置者、施行者に属する問題だと聞いており、特に説明は受けていない。
◆(高久委員) ボートピアの件で習志野市に視察へ行った。9月から11月の状況が資料に載っていたが、1000人を若干超える程度しか来ていないのが実態である。聞く話によると、ボートピアを誘致する際、おおむね2000人が来ると宣伝に使われているだけで、実際そんなには人が来ないのが実態かと思う。
 都市計画マスタープランでは大和駅周辺をどのように位置づけているのか。
◎  都市総務課長 本市の中心市街地である。
◆(高久委員) 資料を読むと、大和駅の位置づけは、新総合計画との整合を図りつつ、中心市街地として大和市全体を牽引し、持続的に発展するよう、既存商店街の魅力づくりや再開発事業の促進など、今まで以上に街づくりを一体的に推進していく計画としているとある。大和駅を中心として本市のイメージとし、商店街もつくっていこうと計画がある。こういう計画の中にボートピアを誘致することが合致するのか。
◎  都市総務課長 単一の建築物の内容から判断するのは、都市計画制度の運用からは好ましいとは言えない。将来のビジョンなり一定の市街地ゾーンの中で考えるのが基本的な姿勢である。
◆(高久委員) 市の中心となる大和駅周辺をどうつくっていくかは、市全体のイメージ、街づくりに大きくかかわる問題である。そういうところにギャンブル施設が存在することは、本市にとって大きなマイナス要因になると考えるのが当然である。追加署名が8000人を超えており、本日も傍聴にたくさん来ているが、それだけ関心が非常に高いことをあらわしている。仮の話であっても、こういう施設はふさわしくない態度を早目に表明するのが当然ではないか。
 全国でもこういう施設は広大な敷地を持って中心地から外れたところに存在しているのが実態である。本市の場合、天満宮の向かいのところが候補地として挙げられているが、周辺には幼稚園や小学校、中学校が存在している。町中や教育施設が存在するところにギャンブル施設が存在する例はあるのか。
◎  産業振興課長 全国を見に行ったことがないので、近くに教育施設があるかどうかはわかりかねる。習志野市では隣に工業大学があることは聞いている。
◆(高久委員) 習志野市はある企業の敷地内にボートピアができてしまい、千葉工業大学の学長は、ボートピアの存在は困る。学生の教育上、非常によくないと意見広告を新聞に掲載している。

(動議)
◆(松川委員) 本陳情2件は、去る11月30日の本委員会で継続審査になり、その経過を踏まえて本日の審査である。陳情の趣旨は十分理解できるが、地元の同意、市長の同意、議会の反対もない3条件があることから、慎重な審議が不可欠ではないか。
 市側でも答弁しているように、舟券売り場の施行者の確認もできない。市にいまだに正式な計画も来ていない状況なので、ほとんど進展していないのが実情のようである。ここで結論を出すよりも、これからの状況や経過をさらに見守り、結論を出す方が適切ではないかと思い、継続審査の動議を提出する。

                (動議を先議)

     陳情第18−23号、大和場外舟券売り場建設反対についての陳情書
                   討論

(反対討論)
◆(高久委員) 本市にとってマイナスイメージとなる誘致になると思う。採択と結論をはっきり出したいので継続には反対する。

(賛成討論)
◆(国兼委員) 自治会の同意、市長の同意、議会が反対議決をしない3条件が示されている中で、建設反対の署名が8351名集まっていることからも、本陳情の趣旨は理解できるし、内容も評価する。
 大和駅周辺の街づくりの方針は、中心市街地としてにぎわいのある都市機能の配置を目指し、既存商店街の魅力づくりやプロムナードを生かした市街地再開発事業等により一体的に推進するものである。商業活性化の面では、やまと商業活性化センターが活動を進めている中で、状況はほとんど進展しない。ボートピア建設推進者は、駅前商店街の再開発に向けて、街の活性化に何がよいか模索した中でのボートピア誘致であると思う。集客力があり、にぎわいのある街を取り戻そう、商店街を何とかしようとの思いが伝わってくる。
 ここへ来て、推進者は理解を得るべく説明責任を果たしたいと、地元住民や反対派の方々と話し合いの場を持ちたいと準備していると聞いている。街の活性化にさらなる関心を持ってもらう非常によい機会であると思う。これまでもボートピアをきっかけにしたさまざまな話し合いの場が持たれているが、意義のあることではないか。住民も街づくりに参加して、市の中心にふさわしい街づくりに生かしていく中では、対案がない中で議論をし過ぎることはないと思う。
 議会で反対決議に直ちに賛成すれば、活性化にやる気を起こしている推進者の芽を摘むことになるのではないかと懸念がある。中心市街地活性化を推し進めていく立場からも、ここで結論を出すよりも、これらの状況や経過をさらに見守り、ボートピア誘致問題は、中心市街地の街づくりの起爆剤としての問題提起であるととらえ、大いに議論すべきである観点から、継続の動議に賛成する。

(反対討論)
◆(吉川〔美〕委員) 大和駅周辺の活性化はみんなの願いであると思うが、この計画はギャンブル場頼みに活性化をしようとしている動きだととらえている。
 この計画を受けて、多くの人が大和の街づくりを考えた上で、この手法による活性化には反対である意思を示している。それは8351名の署名者の気持ちを考えてもそのとおりだと思う。具体的な計画になっていない段階でも、計画反対の意を示していくことが重要だと思う。本件には賛成していきたい。

(反対討論)
◆(池田委員) 前委員会でも、ボートピアを誘致することにより商店街が活性化するのは他力本願的な考え方ではないかと意見を述べたが、公平な審査をする意味で継続にした。その間、さまざまな市民からの提案、意見、地域住民の話し合いの中で、陳情書に書かれている懸念を一つ一つ検証した結果、そのようなことがあり得ると結論を出した。他力本願的な考え方ではなくて、まちづくり三法が改正された以上、それにのっとり、大和市の顔と言われている中心市街地をどうしたらいいかを真摯に受けとめ、住民の代表を交えていち早く協議会を立ち上げ、商店街の活性化に向けて努力してほしいと述べた。継続には反対し、陳情書に賛成する。

(反対討論)
◆(佐藤委員) せんだって誘致反対を話した際、どういう施設がくればいいのかと問われた。県央のへそとも言われる大和市であるが、社会保険事務所と土木事務所がない。こういうものができれば、近隣の高齢者や業者が来る。相模大野の社会保険事務所へ行ったが、年金をもらう方が非常に多いと聞いている。公共的なものを誘致するのが一番いいのではないか。継続には反対する。
                  討論終結
                   採決
                賛成少数 否決

    陳情第18−24号、ボートピア建設反対の決議を市議会に求める陳情書
                 討論 なし
                   採決
                賛成少数 否決

                質疑・意見終結

     陳情第18−23号、大和場外舟券売り場建設反対についての陳情書
                   討論

(賛成討論)
◆(高久委員) ボートピアで一番懸念されているのは、街づくりの問題と同時に、治安の問題である。犯罪発生件数は平成15年度をピークに、それ以降さまざまな取り組みによって減少傾向にあると聞いているが、先日警察で1日約100件の110番が入ると聞いた。神奈川県全体を見れば、県央地域の治安はまだまだよくない状況にある。そこにギャンブル施設を誘致していろいろな方が来ることは、せっかく鎮静傾向にある治安も懸念される。ギャンブル施設を誘致しないで街づくりを進めていきたい。

                  討論終結
                   採決
                賛成多数 採択

    陳情第18−24号、ボートピア建設反対の決議を市議会に求める陳情書

                 討論 なし
                   採決
                賛成多数 採択

               午前10時05分 閉会