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神奈川県 三浦市

平成18年第1回定例会(第1号 3月 1日)




平成18年第1回定例会(第1号 3月 1日)





      平成18年第1回三浦市議会定例会会議録(第1号)





 


                   平成18年3月1日(水曜日)午前10時開議


 日程第 1  会期の決定


 日程第 2  施政方針


 日程第 3  二町谷水産加工団地対策特別委員会の設置並びに正副委員長及び委員の


        選任


 日程第 4  提出議案の説明(議案第1号)


 日程第 5  提出議案の質疑(議案第1号)


〇本日の会議に付した事件


 議事日程に同じ


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〇出席議員(17名)


   議 長  土 田 成 明     副議長  石 渡 定 子


  (7 番)            (9 番)


   1 番  石 渡 裕 子     2 番  出 口 正 雄


   3 番  畠 中   宏     4 番  石 原 正 宣


   5 番  松 原 敬 司     6 番  佐 瀬 喜代志


   8 番  立 本 眞須美    10 番  中 谷 博 厚


  12 番  北 川 年 一    13 番  佐 藤   崇


  14 番  小 林 直 樹    15 番  田 辺 冨士雄


  16 番  松 原 安 雄    17 番  加 藤   建


  18 番  四 宮 洋 二


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〇出席説明員


  市長           吉 田 英 男


  助役           杉 山   実


  教育長          岩 田   格


  政策経営室長       木 村   乃


  行政管理部長       山 内 和 世


  市民協働室長       高 木 伸 朗


  経済振興部長       松 井   久


  保健福祉部長       伊 藤   清


  都市部長         水 越 範 晃


  環境部長         高 木   厚


  市立病院事務長      砂 川 克 三


  水道部長         進 藤 留 次


  消防長          木 村 真 作


  教育部長         三 壁 伸 雄


  財務担当部長       久保田 正 廣


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〇職務のため出席した議会事務局職員


  事務局長         蛎 崎   仁


  庶務課長         根 本 信 一


  議事係長         山 田 廣 一


  書  記         長 島 ひろみ


  書  記         藤 崎 礼 子


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        平成18年第1回三浦市議会定例会議長報告(第1号)


                          平成18年3月1日(水曜日)


(平成17年)


12月14日 平成17年第4回定例会において議決された「障害者自立支援法の施行に


       関する意見書」を政府関係機関に送付した。


12月14日 フォーラムみうら代表より「役員変更届」が提出された。


12月14日 代表者会議が開催された。


12月14日 議会だより編集委員会が開催された。


12月15日 埼玉県騎西町議会議員が行政視察のため来訪された。


12月17日 三浦海岸駅前広場において開催されたイルミネーション点灯式に出席し、


       あいさつを述べた。


12月19日 代表者会議が開催された。


12月19日 全員協議会が開催された。


12月19日 日本鰹鮪漁業協同組合連合会会長に対し、「日本鰹鮪魚市場株式会社の存


       続に関する要望書」を市長、三浦商工会議所専務理事、三崎漁港振興協議


       会会長及び経済対策特別委員長とともに提出した。


12月20日 島根県出雲市議会議員が行政視察のため来訪された。


12月22日 代表者会議が開催された。


12月26日 監査委員より例月出納検査の結果について報告を受けた。


12月29日 歳末火災特別警戒中の消防署・団員を慰労した。


(平成18年)


 1月 4日 三崎魚市場1階荷捌所において開催された平成18年新年初取引手締式に


       出席し、祝辞を述べた。


 1月 6日 「うらり」内交流広場において開催された平成18年三浦市消防出初式に


       出席し、祝辞を述べた。


 1月 6日 三浦市民ホールにおいて開催された新年祝賀式に出席し、祝辞を述べた。


 1月 6日 三浦商工会議所において開催された平成18年同会議所新春賀詞交歓会に


       副議長が出席し、祝辞を述べた。


 1月 6日 メルパルクYOKOHAMAにおいて開催された神奈川県知事と市町村長


       及び市町村議会議長との賀詞交換会に出席した。


 1月 8日 南下浦市民センターにおいて開催された南下浦町区長会主催第15回新年


       もちつき大会に出席し、あいさつを述べた。


 1月 9日 三浦市民ホールにおいて開催された平成18年三浦市成人の日のつどいに


       出席した。


 1月13日 茨城県日立市議会議員が行政視察のため来訪された。


 1月16日 岐阜県関市議会議員が行政視察のため来訪された。


 1月17日 議会だより編集委員会が開催された。


 1月17日 油壺観光ホテルにおいて開催された神奈川県商工会議所青年部連合会平成


       17年度第6回役員会に出席し、あいさつを述べた。


 1月18日 (仮称)佐原2丁目公園予定地(横須賀市)において開催された三浦半島


       地区合同防災訓練を副議長とともに視察した。


 1月18日 三崎警察署において開催された同警察署武道始式及び新年署員激励会に出


       席した。


 1月21日 三浦市民ホールにおいて開催された、めぐみ・くらし・ちから三浦のバイ


       オマス〜バイオマス利活用を考えるシンポジウム〜に出席した。


 1月22日 南下浦市民センターにおいて開催された第26回とびうおクラブもちつき


       大会に出席し、あいさつを述べた。


 1月24日 三浦商工会議所において開催された同会議所優良従業員表彰式に出席し、


       祝辞を述べた。


 1月24日 兵庫県宝塚市、西宮市及び大阪府柏原市議会議員が行政視察のため来訪さ


       れた。


 1月25日 監査委員より例月出納検査の結果について報告を受けた。


 1月25日 ホテル横浜ガーデンにおいて開催された日本一の歩けと健康の県=神奈川


       をめざす新春のつどいに出席した。


 1月26日 長井海の手公園(横須賀市)において開催された三浦半島関係議会議長会


       に出席した。


 1月28日 市役所議場において開催された第4回みうらっ子議会を傍聴した。


 1月29日 ホテル京急油壺観潮荘において開催された三浦市体育協会創立50周年記


       念祝賀会に出席し、祝辞を述べた。


 1月30日 茨城県神栖市議会議会運営委員会が行政視察のため来訪された。


 2月 1日 北海道函館市議会議員が行政視察のため来訪された。


 2月 1日 三崎魚市場7階小会議室において開催された漁港経済の振興に関する小委


       員会に出席した。


 2月 3日 立正佼成会横須賀教会において開催された節分会に出席した。


 2月 4日 総合体育館(潮風アリーナ)において開催された平成17年度三浦市防災


       講演会に出席した。


 2月 6日 岡山県総社市議会議会運営委員会が行政視察のため来訪された。


 2月 7日 代表者会議が開催された。


 2月11日 小松ヶ池公園において開催された同公園遊歩道の開通式式典及び植樹祭に


       出席し祝辞を述べるとともに、同公園において開催された三浦海岸桜の宴


       に出席した。


 2月15日 福岡県前原市議会議員が行政視察のため来訪された。


 2月16日 南下浦市民センターにおいて開催された第24回2006三浦国際市民マ


       ラソン第2回企画実行委員会に出席した。


 2月17日 静岡県静岡市議会議員が行政視察のため来訪された。


 2月17日 代表者会議が開催された。


 2月21日 農林水産大臣及び水産庁長官に対し、「マグロ延縄漁業の再生・堅持に関


       する要望書」を市長、三浦商工会議所会頭、副議長並びに経済対策特別委


       員長とともに提出した。


 2月22日 旧県立三崎高等学校において開催された神奈川県観光振興連絡協議会県内


       FC情報交換会に出席し、あいさつを述べた。


 2月24日 代表者会議、各派連絡会、議会運営委員会が開催された。


 2月24日 青少年会館において開催された第40回三浦市老人福祉大会に出席し、祝


       辞を述べた。


 2月25日 青少年会館において開催された第29回青少年の環境を考えるつどいに出


       席した。


 2月27日 監査委員より定期監査の結果について報告を受けた。


 2月28日 監査委員より例月出納検査の結果について報告を受けた。


 3月 1日 次のとおり陳情を受理した。


  陳情第 1号 安心安全な農業・畜産業を三浦市、神奈川県に推進するために遺伝子


         組み換え作物の栽培規制を要望する陳情書


  陳情第 2号 「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提


         出に関する陳情


  陳情第 3号 医療保険制度「改正」法案の撤回を求める陳情書


 3月 1日 市長より次のとおり議案が提出され受理した。


  議案第 1号 平成17年度三浦市一般会計補正予算(第7号)


  議案第 2号 三浦市障害者介護給付費等の支給に関する審査会の委員の定数等を定


         める条例


  議案第 3号 三浦市国民保護対策本部及び三浦市緊急対処事態対策本部条例


  議案第 4号 三浦市国民保護協議会条例


  議案第 5号 三浦市災害派遣手当等の支給に関する条例


  議案第 6号 三浦市部等設置条例の一部を改正する条例


  議案第 7号 三浦市行政手続条例の一部を改正する条例


  議案第 8号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条


         例


  議案第 9号 三浦市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する


         条例


  議案第10号 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例


  議案第11号 三浦市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する


         条例


  議案第12号 三浦市介護保険給付費等支払準備基金条例の一部を改正する条例


  議案第13号 三浦市手数料条例の一部を改正する条例


  議案第14号 三浦市営住宅条例の一部を改正する条例


  議案第15号 三浦市地域福祉センター条例の一部を改正する条例


  議案第16号 三浦市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理に関する条例の一部を改


         正する条例


  議案第17号 三浦市国民健康保険条例の一部を改正する条例


  議案第18号 三浦市都市公園条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例


  議案第19号 三浦市下水道条例の一部を改正する条例


  議案第20号 平成17年度三浦市一般会計補正予算(第8号)


  議案第21号 平成17年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)


  議案第22号 平成17年度三浦市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)


  議案第23号 平成17年度三浦市病院事業会計補正予算(第1号)


  議案第24号 平成18年度三浦市一般会計予算


  議案第25号 平成18年度三浦市国民健康保険事業特別会計予算


  議案第26号 平成18年度三浦市老人保健医療事業特別会計予算


  議案第27号 平成18年度三浦市介護保険事業特別会計予算


  議案第28号 平成18年度三浦市市場事業特別会計予算


  議案第29号 平成18年度三浦市公共下水道事業特別会計予算


  議案第30号 平成18年度三浦市病院事業会計予算


  議案第31号 平成18年度三浦市水道事業会計予算


  議案第32号 市道路線の認定及び廃止について


  報告第 1号 専決処分の報告について


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              午前10時00分開会・開議


○土田成明議長  おはようございます。ただいまより平成18年第1回三浦市議会定例会を開会いたします。


 直ちに本日の会議を開きます。


 本日の会議録署名議員に中谷博厚議員、北川年一議員、佐藤 崇議員を指名いたします。


 諸般の報告は、お手元に配付いたしました報告書により朗読を省略させていただきます。


 これより本日の議事日程に入ります。


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○土田成明議長  日程第1 会期の決定を議題といたします。


 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日より3月24日までの24日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。


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○土田成明議長  日程第2 施政方針を議題といたします。


 市長の所信表明をお願いいたします。


               [吉田英男市長 登壇]


○吉田英男市長  平成18年度各会計予算案並びに関連する諸議案をご審議いただく平成18年第1回三浦市議会定例会に当たり、私の市政に臨む基本的な考え方を申し上げ、議会並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。


 また、この施政方針は三浦市の新たな50年の始まりに当たる大変重要なものでありますと同時に、私にとって初めての施政方針でもございます。そこで、平成18年度予算はもとより平成20年度までを視野に入れた第2次実施計画の内容も含めて、中期的な施政方針として表明いたしたいと思います。


 まず初めに、私の市政執行に関する基本姿勢を申し上げます。それは「3つのS」に集約されます。「3つのS」とは、シンプル、スピード、サービスのことです。


 市長就任以来、職員に対して幾度となくこの「3つのS」を徹底するよう指導してまいりました。これは企業経営におきましては鉄則中の鉄則であります。企業はこの「3つのS」を徹底させることによって、厳しい社会経済情勢の中を生き残ろうと必死になって頑張っています。


 地方自治をめぐる情勢も大変厳しいものがあります。三浦市はこうした情勢の中で何としても都市間競争を生き抜いていかなければなりません。ですから、これからの三浦市は企業と同じように「3つのS」を徹底した経営をすることが必要不可欠なのです。


 そのような視点に立脚し、私は「株式会社三浦市」という企業の最高経営責任者であるとの自覚を持って市政に当たっていく所存でございます。市職員にあっても、一人一人が「株式会社三浦市」の社員であるとの自覚を持ち「3つのS」を旨として業務に当たるよう、今後とも強く指導してまいります。


 続きまして、私の社会経済情勢に対する基本認識を申し上げます。


 市政は時代の要請にこたえることができて初めて成果を生み出すことができます。私は21世紀という時代の要請は「持続可能性」ということにあると考えています。


 20世紀は高度に発達した工業の時代でした。工業社会は物の量の多さで成長する時代でした。物の量で成長する時代には大量生産、大量消費、大量廃棄が当たり前のこととされてきました。20世紀も後半になってからは、大量生産、大量消費、大量廃棄の繰り返しが暮らしを脅かすものであるということに気づき始め、人々は暮らしの質の回復を求めるようになりました。こうしたニーズの変化と並行して工業社会における市場はついに飽和し、物の量で成長する時代は終わりました。


 21世紀は高度情報社会と言われています。高度情報社会は物の量の多さで市場を広げるのではなく、ソフトの質の高さで市場を掘り下げていく社会です。大量生産、大量消費、大量廃棄を反省し、環境に対する負荷を抑制しながら心の豊かさや安心・安全を実感し続けることのできる社会づくりをしていくべき時代となったわけです。これが持続可能な社会をつくるということだと思います。


 持続可能性という21世紀の要請に対して、三浦市はどうこたえていけばよいでしょうか。それこそがこれからの三浦市におけるまちづくりの基本方向を示す答えになります。


 1998年にアメリカの社会学者と心理学者が「ロハス」という概念を提唱しました。今大変注目されている豊かさのマーケティングコンセプトであり、我が国でもたくさんの商標登録がなされ流行語にもなっています。心身ともに健康で、環境にもやさしい暮らし方という意味ですが、その背景には持続可能性という時代の要請があるものと考えられます。


 よその町に引けをとらない三浦市の資源は、何といっても穏やかで人情のある「人」、昭和の記憶を残す情緒あふれる「まち」、人と共生する「自然」です。そのような三浦市こそ「ロハス」が意味する豊かさを体現できる数少ない都市ではないでしょうか。


 三浦市は都市化がおくれています。そういう意味では「周回おくれのランナー」です。しかし、都市化がおくれている分だけ、穏やかな人情や情緒的な風景、貴重な自然環境がふんだんに残されています。マイナスをプラスに転換する発想をすれば、持続可能な社会づくりを先導する「周回おくれのトップランナー」であるとも言えるのです。私は、三浦市は「ロハス」的な町として他都市と差別化できる優位性を十分に備えているものと確信しています。


 三浦市は、これまで再生に懸けるキーワードとして「みうらスタイル」を掲げてきました。「みうらスタイル」とは、言い換えれば「三浦らしい時間の過ごし方」という意味なのですが、これはまさに「ロハス」が意味する豊かさの概念に一致するものだと思います。


 私は、「三浦らしい時間の過ごし方」すなわち「みうらスタイル」の市場価値を高め、首都圏、全国ひいては海外に至る生活者を引きつけることによって地域経済の安定を実現することが、三浦市の最高経営責任者である私の使命であると考えています。


 平成18年度は、第2次実施計画のスタート年に当たります。この新しい実施計画の中で私が最も力を入れてまいりたい施策の概要をご説明いたします。いずれも「みうらスタイル」を具体化して生活者に提案し、市場価値を高めるねらいを持った施策でございます。


 何よりもまず力を入れていきたい施策は町のクリーン・アップです。住んでいる方々にとっても、また自然あふれる快適さを期待して遊びに来てくださるお客様にとっても、町がきれいであるということは最も大切なもてなしの条件です。「ある建物の窓が1枚でも壊れているのを放置すれば他の窓も間もなくすべて壊されることになる」とする破れ窓理論という考え方があります。ぽい捨てがぽい捨てを呼ぶという悪循環を断ち切るには、1つ目のぽい捨てを決して見過ごさないという毅然とした態度が必要です。そこで「ぽい捨てすることがためらわれるほどきれいな町」にすることを目指し、今この場をおかりして、三浦市をクリーンな都市にするという決意を宣言いたしたく存じます。


 「スカベンジ」という言葉をご存じでしょうか。余り聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは「ごみ拾いをする」という意味の英語です。今、このスカベンジは若者たちの強い関心を集めています。このことは昨年開催された「愛・地球博」でも、学生を中心とした若者たちが企画した「地球☆スカベンジ大計画!」が取り上げられ、万博のオープニングで「スカベンジ☆フォーラム」が開催されたという事実からもうかがえます。実行委員長である関東学院大学の学生さんは「ごみ拾いが日本に住む人々の新しい文化として生まれつつある」というメッセージを発信しておられます。


 三浦市でも、このスカベンジを頻繁に実践することによってきれいな町を維持しようという意識と行動を市民文化として定着させていきたいと思います。そのためには職員が率先して行動し、市民の皆さんと協働することが必要です。そこで庁内に環境パトロール隊を結成し、市民の皆さんと一緒に行動する仕組みをつくります。さらに、海岸の漂流物を材料とした工作教室のようなイベントを通じて、スカベンジのおもしろさや環境問題を体感できる機会を多く設けていきたいと思っています。


 次に掲げる施策は、具体的なシティ・セールス活動でございます。シティ・セールスにおける最も大切なお客様は東京や横浜といった大都市の方々です。このようなお客様を引きつける情報の最大の発信基地は言うまでもなく東京ですが、平成18年度から明治大学との連携によって都内の空き店舗を活用できる運びとなりました。文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラムに、明治大学の「広域連携支援プログラム」が採択されました。これは、千代田区と首都圏自治体との連鎖的発展を実証しようとする社会実験事業です。その一環として、明治大学は千代田区内に賃借した空き店舗を舞台としてこの実験事業に取り組まれます。そして、三浦市がその空き店舗を「東京支店」として活用しながらこの実験事業に参画することとなりました。これを契機に、明治大学の学生さんや先生方と一緒に知恵を出し合って「みうらスタイル」の情報発信力を強化してまいります。同時に、明治大学の目的である実証実験への協力を通じて、産官学連携の経験を深めてまいります。また、東京支店を拠点として、三浦市への企業誘致を図るための“足で稼ぐ”営業活動を展開してまいります。


 さて、情報発信をするからには、お客様を引きつける情報を整理しなければなりません。そこで三浦市に遊びに来たくなる、また、住みたくなるといった気持ちをかき立てるような情報を満載した三浦カタログを整備し、インターネットを使って宣伝します。


 また、「みうらスタイル」を効果的にアピールする仕掛けとして芸術祭を開催したいと思います。今や全国的にも注目を集めつつある三浦市のフィルム・コミッションを内外に向けてアピールするとともに、音楽や造形芸術のような芸術文化についても、市内外在住のアーティストや文化活動に携わっておられる市民団体の皆さんと一緒になって盛り上げ、感度の高いアーティストにも愛され、住みたいと思われる町としての地位を高めていきたいと思います。


 さらに、地域再生計画の柱の一つである「エコテイメントな暮らし方というスタイル」を具現化する取り組みとして、エコミュージアムづくりに取り組みます。エコミュージアムというのは、町を丸ごと博物館とみなして、博物館を楽しむように三浦市を楽しんでいただくものです。「うらり」や宮川公園、小網代の森などはエコミュージアムの核となり得るスポットです。


 閉鎖された城ヶ島ユースホステルも、活用の方法次第では大変魅力的なスポットになるでしょう。城ヶ島ユースホステルは県有の施設ですが、三浦市として有利な条件でこれを活用する方向で県のご協力をお願いしてまいりたいと思います。また普通の博物館と同じように、常設展示だけでなく特別展示に相当する各種のイベントを計画的に実施することが必要です。そこで、今や国民的関心事である食育や環境問題、市にとって最も重要な課題の一つである健康づくりなどをテーマとするイベントを連続的に展開していきたいと思っています。平成18年度には、そのための構想づくりとイベントの開催に取りかかり、平成19年度以降、順次事業化してまいります。神奈川県が取り組んでおられる「三浦半島まるごと博物館連絡会」とも連携しながら、市民協働で取り組んでまいりたいと考えております。


 次に掲げる施策は人口増加策でございます。人口の漸減傾向にある三浦市として、経済政策や土地利用といった構造的な人口増加策を講じていくべきことはもちろんです。しかしその一方で短期的に人口をふやす施策も講じていかなければなりません。そこで、三浦市に転入してくださる方々や住宅物件の供給者に対して一定のインセンティブ措置を講じる制度を創設いたします。市内の中古戸建て住宅の中には、少し手をかければ「これぞ、みうらスタイル」と言えるような豊かな暮らしができる住宅物件が少なくないと思います。こうした物件情報をさきに掲げました三浦市東京支店や鉄道駅などで宣伝し、10世帯でも20世帯でも転入してくださる方をふやしていければと期待しております。助成を受けられた方々には、実際の住まい方を「みうらスタイル」として情報発信することにご協力いただくほか、ボランティアとしての登録をお願いするなど、転入後も継続して市政のパートナーとなっていただけるような関係を築いてまいりたいと思っております。


 次に掲げますのは、「みうらスタイル」の大切な要素である「健康」に関わる施策です。


 市民の健康にかかわるサービスを集約した拠点となる「(仮称)健康センター」を、県から施設をお借りして三浦県税事務所の跡に整備いたします。子供から高齢者までを対象とした健康づくりサービスの拠点として、市民が気軽に足を運びたくなるような事業を展開してまいります。健康づくりに取り組む市民団体や市民活動に関心のある方々の情報交換の場としてもどんどんご利用いただきたいと思います。


 また、次代を担う乳幼児の健全な育成を図り、小児の健康増進に資することを目指して、小児医療費助成事業の対象年齢を就学前まで引き上げることといたします。


 さらに、市民の健康づくり、体力づくりの向上を目指す三浦スポーツ公園の整備に引き続き注力してまいります。


 「みうらスタイル」のもう一つの大切な要素は「環境」です。三浦市では、地域再生計画の柱の一つである「まぐろブランドをからだ全体で堪能できるというスタイル」を具現化する取り組みとして、バイオマスタウン構想を推進しています。今後は、資源循環型エネルギーセンターを運営する特定地域再生事業会社となる株式会社を設立し支援を行う段階に入ってまいります。市としては、市民にとって有利な事業となるよう必要に応じて地域再生計画及びバイオマスタウン構想の見直しも行いながら柔軟な取り組みを進めてまいります。


 このほか、環境という要素に関しては、多くの市民の皆様にとって大変重要な施策が2つございます。1つは公共下水道の整備です。西南部地区の公共下水道については平成22年度まで事業に着手しないことを政策決定していましたが、整備区域の見直しなどによって一日でも早く事業着手できる計画をつくり、事業着手の凍結解除を目指したいと思います。そのためにも、既に公共下水道が整備された地区にお住まいの市民の皆様や事業者の皆様でまだ公共下水道への接続がお済みでない方々には、一日も早く接続していただけるよう、この場をおかりして改めてお願い申し上げたく存じます。


 環境施策のもう一つはごみ処理施策です。ごみ処理の広域化につきましては、ご案内のとおり三浦市、横須賀市、葉山町という2市1町の枠組みで推進していくことになりました。この広域の枠組みを堅持しつつ、三浦市にとって最善のごみ処理施策を今後とも追求すべく協議、調整に取り組んでまいります。


 重点施策の最後に、3つのまちづくりに関する施策を掲げます。


 まず初めに、三崎高校跡地の利活用についてです。同跡地においては、市の中心核にふさわしい市民交流拠点を整備することを目指して、本年6月には基本計画を策定する予定です。これについても引き続き重点的に取り組んでまいります。


 次に、新しい施策として「下町・城ヶ島地区再生プロジェクト」を掲げます。下町等の再生に関しては既に中心市街地活性化基本計画、いわゆるTMO計画がございますが、なかなか十分な成果を見るには至っていないのが実情です。そこで、このプロジェクトでは市役所が主導的役割を果たしながら、地元の事業者や住民の皆さん、若者たちと一緒になって取り組める事業、規模は小さくても目に見える形で成果を上げることができる事業を応援する仕組みをつくり、大きくて実現困難な夢より、小さくても実現可能な事業を優先的に実行していきたいと思います。既に、地元の商店街では新しいイベントなど、町おこしの検討が進んでいるということもお聞きしております。


 次に掲げますのは、土地利用の見直しです。効率的な都市環境の推進を図る上で、本年度から都市計画マスタープランの見直しと県の線引き見直しの基本方針をにらんだ市街化区域、市街化調整区域等の見直しの作業に着手いたします。これにより町の活性化を展望できる土地利用を実現することが、「株式会社三浦市」の最高経営責任者である私の最も大きな責務の一つであると考えております。


 さて、ここまで「みうらスタイル」をキーワードとした重点施策についてお話しいたしました。問題は実行でございます。施策を実行するのは、ほかでもない市役所であります。だからこそ、冒頭でも申しましたとおり、私自身が「株式会社三浦市」という企業の最高経営責任者であるとの自覚を持って市政に当たり、職員一人一人が「株式会社三浦市」の社員であるとの自覚を持ち「3つのS」を旨として業務に当たっていかなければなりません。


 市役所にそのような企業的組織文化が根づき、脈々と受け継がれているかといえば、その答えは「NO」と言わざるを得ません。したがって、市役所という組織文化、職員の意識改革にまで及ぶ経営再建が必要不可欠であります。そのような問題意識のもとで、既に「行政革命戦略 5つの宣言」を掲げ徐々に実行してはいますが、これをより一層徹底し、私自身が考える新たな経営改善策も取り入れながら、さらに一歩前進した経営再建策を講じていかなければならないと考えています。


 最も重要なのは人財戦略であります。そこで、平成16年度、17年度と試行段階としてきた人事考課制度を平成18年度からは本格稼働させます。中期的には人事考課を経済処遇や任用に反映させることも視野に入れた制度設計に取り組んでいきたいと考えています。また、職制と給料体系の見直しや任用制度を含めた人事関連制度の抜本的見直しを、平成18年度前半の早い時期に実行するため、職員団体と十分な協議をしつつ、平成18年第2回定例会への条例提案の準備を進めております。


 さらに職員数についてでございますが、三浦市行財政改革取組方針における年度別削減計画に基づき、病院及び消防を除く職員を、平成10年4月1日現在の506人から平成17年4月1日までに約12%削減し446人といたしました。今後は、病院及び消防を除く職員で見れば、平成17年4月1日現在の職員数446人を平成23年4月1日までに約15%削減し378人とする目標です。全職員で見ると、平成17年4月1日現在の680人に対し、平成23年4月1日には約10%削減し、616人とする目標です。これにとどまらず、業務の効率化やアウトソーシングを積極的に進めることにより削減を加速化させたいと考えています。


 次に、組織戦略であります。「職員提案に基づいて市長が決断する」ボトムアップと、「市長指示を原局が着実に受け止め実行する」トップダウンがうまく組み合わさって機能するようなマネジメントシステムの確立を目指して、政策経営室と行政管理部の一部再編をいたし、市長を中心とした政策立案、政策コントロール機能を強化いたしたいと考えております。その一方で、さきに述べました人事関連制度の見直しに合わせて、原局の主体性、自律性を強化する部門経営システムを強化してまいりたいと思っております。


 財政戦略の面では、地方自治の主権者である市民の意思が反映されるガバナンスを追求することが必要であると考えております。私は、従来の財政運営は行政サービスの受益者の視点ばかりに偏って行われ、ともすれば納税者の意思が十分に反映されてこなかったのではないかとの疑問を持っています。一般財源の多くをなす貴重な市税を納めてくださる納税者が税金の使い道に納得してくださっているかどうかという点に、もっと敬意を払うことが必要なのではないでしょうか。そのような視点から、私は納税者が納得できる合理的な税の使い方ができるような行政評価システムを確立してまいりたいと思います。同時に、納税者としての立場、受益者としての立場、あるいは市政のパートナーとしての立場などからの、市民の皆様の多種多様な生の声をお聞きし、市長や助役、幹部職員等と意見交換をする市民対話集会を数多く持ちたいと思っております。


 一方、このたび策定いたしました第2次実施計画は平成18年度から20年度の3カ年にわたる計画ですが、これには同期間における財政計画の裏づけを持たせています。一昨年6月に公表いたしました財政推計では平成20年度に約13億3,700万円、平成17年度から4カ年の累積では約38億9,000万円の財源不足を見込んでいました。このたびの財政計画では歳入・歳出が均衡する見通しを立てることができました。しかし、これはあくまでも机上の計画にすぎません。歳入・歳出が均衡した財政運営を実現していくためにも、納税者重視と市民対話という2つの大きな要素を取り入れたガバナンスを徹底してまいりたいと思います。


 サービス・事業戦略という点では、民間活力の導入ということが最大の目標となります。去る2月10日には、競争の導入による公共サービスの改革に関する法律案、いわゆる市場化テスト法案が閣議決定され国会に提出されました。これは従来、政府が独占してきた公共サービスの市場開放を目指す法案です。三浦市としても「民にできることは民に」を基本として、市場化対象サービスの拡大や関連法制度の規制緩和を実現させるべく、市場化テスト法の改正を率先して提案するとともに、指定管理者制度の導入や民営化、外部委託化などは聖域を設けずに積極的に進めてまいる所存でございます。そのような取り組みにより、平成18年度以降平成22年度末までに、平成18年度当初時点で市が直営で実施・提供している行政サービス・事業または庁内管理事務のうち10事業以上をアウトソーシングし、費用を30%以上減額することを目標にいたします。


 以上、平成18年度から始まる新たな50年のスタートに当たっての市政に臨む私の基本的な考え方を申し上げました。政府は国内の景気回復が本格化したと言っていますが、三浦市にあってそれを実感できる状況にはなく、まだまだ厳しい状況が続くものと思われます。市としては「まるはだか宣言」にのっとり、市民並びに議会に対してできる限り多くの、またわかりやすい情報を提供していきながら、市内経済、市財政の危機的状況への認識を共有し、ともに考え、ともに実践する協働のまちづくりを展開していきたいと考えております。市民の皆さん、議会の皆さんのご理解とご協力を切にお願い申し上げまして施政方針といたします。


○土田成明議長  以上で、施政方針を終わります。


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○土田成明議長  日程第3 二町谷水産加工団地対策特別委員会の設置並びに正副委員長及び委員の選任を議題といたします。


 お諮りいたします。本件については、8人の委員をもって構成する二町谷水産加工団地対策特別委員会を設置し、二町谷水産加工団地対策に関する審査をすることにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。


 ただいま設置されました二町谷水産加工団地対策特別委員会の正副委員長及び委員の選任につきましては、委員会条例第6条第1項及び第7条第2項の規定により、委員長に松原安雄議員、副委員長に畠中 宏議員、委員に石原正宣議員、松原敬司議員、佐瀬喜代志議員、石渡定子議員、小林直樹議員、四宮洋二議員、以上8人をそれぞれ正副委員長及び委員に指名することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり選任することに決しました。


 お諮りいたします。二町谷水産加工団地対策特別委員会は、議会の閉会中も審査を行うことができるものとし、本件の審査終了を議会が議決するまで継続して審査を行うものとすることにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。


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○土田成明議長  日程第4 提出議案の説明を議題といたします。


 議案第1号について市側の説明を求めます。財務担当部長。


            [久保田正廣財務担当部長 登壇]


○久保田正廣財務担当部長  ただいま議題となりました議案第1号 平成17年度三浦市一般会計補正予算(第7号)について、ご説明申し上げます。


 まず、第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、本補正は歳入歳出それぞれ1億7,558万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を172億2,130万円とするものであります。


 補正の主な内容につきまして、歳入からご説明申し上げます。


 地方交付税6万7,000円の追加は、普通交付税に係る変更決定額と現計予算額との差額のうち、本補正の歳出に充当すべき額を計上するものであります。


 国庫支出金3,921万6,000円の追加は、国庫補助金として小学校耐震事業費補助金を計上するものであります。


 市債1億3,630万円の追加は、小学校債として初声小学校耐震補強整備事業債を計上するものであります。


 次に、歳出についてご説明申し上げます。


 教育費1億7,558万3,000円の追加は、小学校地震防災対策事業費の追加を計上するものであります。


 次に、第2条 繰越明許費の補正でありますが、小学校地震防災対策事業について、翌年度に繰り越して使用できる経費を設定するものであります。


 次に、第3条 地方債の補正でありますが、初声小学校耐震補強整備事業費を追加するものであります。


 よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。


○土田成明議長  以上で、提出議案の説明を終わります。


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○土田成明議長  日程第5 提出議案の質疑を議題といたします。(「なし」の声あり) なければ、以上をもって提出議案の質疑を終結いたします。


 ただいま議題となっております議案第1号は総務経済常任委員会に付託いたします。


 なお、総務経済常任委員会の開会時刻につきましては、後ほどご連絡申し上げます。


 以上をもって、本日の議事日程はすべて終了いたしました。


 次の本会議は、明2日午前10時より開くことにいたします。


 本日は、これをもちまして散会いたします。どうもご苦労さまでございました。


               午前10時37分散会


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 地方自治法第123条第2項の規定による署名








           三浦市議会議長     土 田 成 明








           会議録署名議員     中 谷 博 厚








           会議録署名議員     北 川 年 一








           会議録署名議員     佐 藤   崇