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神奈川県 藤沢市

平成18年 2月 文教常任委員会−02月24日-02号




平成18年 2月 文教常任委員会

平成18年2月24日

1.日   時  平成18年2月24日(金) 午前9時30分開会
2.場   所  議会委員会室
3.出 席 者
     委 員 長  松 長 泰 幸
     副委員長  大 塚 洋 子
     委  員  原 田   建   加 藤 なを子
           井 手 拓 也   熊 倉 旨 宏
           古 橋 宏 造   山 口 幸 雄
           鈴 木 明 夫
     欠席委員  な  し
     副 議 長  広 田 忠 男
     傍聴議員  真 野 喜美子   三 野 由美子
           保 谷 秀 樹
     理 事 者  久世助役、小野教育長、林教育総務部長、落合教育総務部担当部長、
           浅木教育総務部参事、小島教育総務課主幹、飯島教育総務部参事、
           桑山学校教育課主幹、尾嶋教育総務部参事、西山生涯学習部長、
           船橋生涯学習部担当部長、齋藤生涯学習部参事、田代生涯学習課主幹、
           植木生涯学習部参事、吉田青少年課主幹、田中生涯学習部参事、
           武総合市民図書館長、その他関係職員
     事 務 局  長谷川議会事務局長、高木議会事務局次長、小野議会事務局主幹、
           小泉議事調査担当主査、森議事調査担当主査
4.件   名
 (1) 報   告  ?  「生涯学習ふじさわプラン」基本計画の改定について
○松長泰幸 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。
      ──────────────────────────────
○松長泰幸 委員長 お諮りいたします。委員会の日程は、お手元に配付したとおり進行したいと思いますが、御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○松長泰幸 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。
      ──────────────────────────────
△(1) 報 告  ?  「生涯学習ふじさわプラン」基本計画の改定について

○松長泰幸 委員長 日程第1、報告?「生涯学習ふじさわプラン」基本計画の改定についてを議題といたします。
 この案件については教育委員会から報告発言を求められていますので、発言を許します。
◎西山 生涯学習部長 おはようございます。それでは、「生涯学習ふじさわプラン」基本計画の改定について御説明いたします。
 本市では、「生涯学習ふじさわプラン」としまして、基本構想、基本計画及び実施計画を策定しておりますが、このたびは基本計画の部分を改定するものでございます。
 改定に当たりましては、昨年6月24日付で生涯学習推進本部長である市長から、本市社会教育委員会議に「生涯学習ふじさわプラン」基本計画の見直しについて諮問し、12月2日に答申をいただいております。
 なお、社会教育委員会議では、8回の会議を経て検討され、昨年10月、パブリックコメントを実施し、2名の方から4件の御意見をいただきました。
 主な改正点につきましては、お手元にお配りしました改正案の冊子によりまして御説明させていただきます。
 改定案の1ページをお開きいただきたいと思います。
 「? 生涯学習推進の基本方針」の中では、「《1》生涯学習の範囲」の中に、家庭教育の重要性から「家庭教育の支援」を加えました。
 また、「《2》生涯学習の必要性と目的」の中に、生活技術、伝統、文化を次の世代へ継承させていくことの必要性を加えております。
 2ページにお移りいただきまして、「《4》生涯学習推進の考え方」「?行政の役割と推進目標」に、今日的課題として「少子高齢社会への対応」また「民間関係機関・団体等との連携」の2項目を加えました。
 その下でございますが、「? 生涯学習機会の体系化」につきましては、(2)の「青少年期」の中に、3ページの下段になりますが、?として「公共施設等の利用促進」を加え、学校施設にとどまらず、公民館などの公共施設についても、青少年の利用促進を図るとともに、青少年の居場所としても工夫に努めることといたしました。
 また、4ページに移りまして、中段(4)の「高齢期」の中では、介護予防の観点から、?に「健康の維持増進のための学習機会の充実」を掲げました。
 続きまして、5ページに移らせていただきます。
 (3)につきましては、従来は「防災・救急・交通安全に関する学習」となっておりましたが、安全・安心のまちづくりの重要性から「防犯」を加え、新たに?といたしまして「地域の防犯に関する啓発活動と学習機会の充実」を加えました。
 次に、7ページにお移りいただきまして、「(2)少子高齢社会に関する学習」の中に、新たに?といたしまして「次世代育成支援を推進する学習機会の充実」を加えました。
 また、(5)の「人権に関する学習」では、児童、女性、高齢者等に対する暴力の社会問題化など、新たな人権問題への意識啓発の必要性から、?といたしまして「あらゆる機会での啓発活動の充実」を加え、8ページに移りまして、差異や多様性を認め合い、さまざまな人々がともに生きる社会を目指すため、?といたしまして「ノーマライゼーション、ソーシャル・インクルージョンを推進する学習機会の充実」を加えました。
 また、(7)の「国際理解に関する学習」の項目では、国際化が一層進展したことに伴いまして、?といたしまして「内なる国際化の推進」を加えました。
 最後に、ニートやフリーターの増加などの社会問題から、(8)として「キャリア学習」を新たに項目として追加し、?としまして「職業観・勤労観を持った責任ある社会人の育成支援」、?としまして「人間関係能力向上のための学習機会の充実」を加えております。
 主な改正点といたしましては以上のとおりでございます。このほか、表現の修正を若干行ったものでございます。
 以上で「生涯学習ふじさわプラン」基本計画の改定についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○松長泰幸 委員長 報告が終わりました。
 この報告に関し質疑はありませんか。
◆加藤なを子 委員 今、御説明がさまざまありまして、改定の内容については市民ニーズに合ったもの、また次世代育成支援推進の学習機会なども取り入れられまして、これはとても評価できるものですが、今後、この計画が改定された後、実施に向けての取り組みが大切だと思いますけれども、今後の流れについてお聞かせください。
◎齋藤 生涯学習部参事 実施に向けての今後の流れということでございますけれども、今回は基本計画の改定でございまして、この計画が確定をされた段階で、実施計画の改定を進めてまいりたいというふうに思っております。
 また、実施計画は個別の計画でございますので、もう少し詳しい計画でございますけれども、庁内各課等々と連絡を密にいたしまして、実施計画の策定を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆加藤なを子 委員 実施計画が改定も進められるというところですが、この文章の中も、それぞれ見ますと「努めます」とか、それから「充実」「図ります」とかいう言葉が多いんですけれども、そうしますと、各担当課で積極的に提案がされて、また最後のところの「生涯学習の総合的な推進」というところに、職員の方たちの学習支援者、また自己啓発などもありますし、行政としての一体的な取り組み、また市民との協働がとても大切だと思いますので、推進に向けての取り組みまたは姿勢などをお聞かせいただければと思います。
◎齋藤 生涯学習部参事 お答えいたします。
 生涯学習プランの関係につきましては、生涯学習推進本部というものを設けてございまして、先ほど部長が説明申し上げましたように、本部長は市長でございます。したがいまして、庁内の関係各課と連携をとりまして、また各部長で構成いただく会議もございます。したがいまして、そういうところと連携を図りまして、推進をしていきたいというふうに思います。
 先ほど推進とか、そういうことが文章に多いではないかという御指摘もあったわけでございますけれども、これは基本計画でございまして、方向性を示していくというスタンスというふうに私どもは考えておりまして、生涯学習の視点から各課で事業を積極的に行っていただく、あるいは生涯学習部中心でございますけれども、そういう形で各課の協力をお願いしていくという形でございますので、よろしくお願いいたします。
◆古橋宏造 委員 ただいま加藤委員から、改定された点につきまして、今日的な課題や市民ニーズを受けたものとして、また委員会の方からるる御説明をいただいたわけでございますけれども、私も、これについては評価をしておきたいと思います。本来でしたらそこを質問するんでしょうけれども、せっかくの機会ですので、ちょっと基本的な点を3点ほどお聞かせ願えたらと思います。
 今、生涯学習、生涯教育の重要性が強く言われる中で、公民館あるいは生涯学習大学など、公的な機関だけでなくて、民間のカルチャーセンターというのもかなり文化や教養的な学習を深める機会としてあると思います。ただ、公民館なんかにおける学習というのは、公的な支出をしてやっていますので、改めてその目的、公費をもって行う目的を聞かせていただけたらと思います。カルチャーセンターとの違いは何なのかという点であります。
 2点目ですけれども、学習文化センターで人材登録制度があります。人材活用というのは、まさに今キーポイントになることだと思いますので、その人材は地域の公民館でどのように生かされているのか、活動実態をお聞かせください。また、どのような活動に人気があるのかについても、あわせてお聞かせいただけたらと思います。
 最後に3点目でありますが、これは教育委員会だけのことではないというふうにはとらえているんですが、今、今日的な大きな問題として、児童、幼児をめぐる殺傷事件あるいは虐待、家庭内暴力など、弱い者に向かっての暴力問題が社会問題化しているのはもう皆さん御存じのとおりです。こういう事件を考えたときに、大変奥が深いというふうに思うんですが、加害者が一方的に責められる部分というのがあるんですが、加害者はやはり孤立している、社会から浮き出てしまっているというふうにとらえる中で、加害者に人権とか、特に子どもの人権、女性の人権という知識があったりすれば、こういう事件というのは未然に防げていけるのかなというふうに考えます。生涯学習という観点から、そういう立場から、こういったことを支援する方策があれば、お聞かせいただけたらと思います。7ページでそのことについても触れられていますので、大変難しい課題だというふうに思いますけれども、委員会の考え方をお聞かせください。
◎齋藤 生涯学習部参事 まず、1点目のカルチャーセンターとの違いということでございますけれども、私どもの方の生涯学習としては、基本的には初歩的な部分といいますか、きっかけづくりといいますか、一例を挙げますと、公民館事業に例をとりますと、そういうきっかけづくりを主催事業でしていただきまして、その後、それぞれのサークルに巣立っていっていただくという形でございます。一般のカルチャーセンターの方も、生涯学習あるいはそういう範疇に入ろうかと思いますけれども、そういう高度なといいますか、より専門的なといいますか、より質が高いといいますか、そういう一定以上のことにつきましては、民間の方々にお願いをしていくのがよろしいのではないかなと。それは、こちらのお示しをしてございます藤沢市の生涯学習の考え方でございますけれども、市民一人一人がより豊かに充実した人生を送るということを支援していくということがスタンスでございまして、あくまでもそれは市民が主体となってやっていただくという形でございますので、そのようにとらえておりますので、市民側で御判断をいただくという形になっていると思います。
 それから、3点目でございますが、ちょっと飛んで恐縮でございますが、弱い者の関係の人権の関係でございますけれども、これは一つの施策を実施して、それで全部が解決をするという問題ではないように認識をしてございます。したがいまして、私ども、生涯学習プランの中では、そちらに人権のところでも書いてございますように、児童あるいは家庭内暴力ということをとらえてございますけれども、そういうものが最近は顕著になってございますので、そういうものについて意を用いて事業を推進していきたい、それが御質問の趣旨の一つにでも役に立てばなと、解決の手段になればなというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◎田代 生涯学習課主幹 それでは私の方から、2点目の公民館における人材登録の活用ということについてお答えをさせていただきます。
 公民館におきましては、年間約650程度の事業を行っております。サークル活動は別にしまして、主催事業として650程度行っております。その中で、現在、生涯学習大学の中で登録されております人材について、非常に活用させていただいているところでございます。実態としましては、平成16年度の数字でございますが、72件ほど利用させていただいております。72件のうち、どういうものが実態として人気があるのかというか、そういう要望が多いものですけれども、そこにつきましては、まず一番多いのは、やはり歴史であるとか文学であるとか、そういった教養一般的なものが23件、パーセンテージにしますと32%ぐらい、2番目に多いのが健康志向が世の中全体で非常に強いということで、健康、スポーツ、それから健康管理といったもの、これは実技を含めましたスポーツですけれども、そういったものに対する指導者が15件、率にしまして約20%という形でございます。以下、3番目が生活文化と申しますか、一般的には料理であるとか、そういったものですけれども、そういったものが11件、4番目に芸術文化といったものが9件というような形で利用させていただいております。
 全体の利用者としましては、どのくらいの利用者があったかということですけれども、2,466人ということで、前年に比べまして非常にふえてきているというような傾向にあります。
○松長泰幸 委員長 これで質疑を終わります。
 意見はありませんか。
◆古橋宏造 委員 生涯学習の大切さというのはわかりましたけれども、小泉さん流に言うと、民間でできるものはすべて民間にという言い方がされます。ただ、民間にあるカルチャーセンターとの違いは今明確に話があったというふうに思いますけれども、今後も公的支援をお願いしたいということが1点。
 もう一つ、今日的な幼児虐待などのさまざまな問題について、本当にこれは難しい。生涯学習課だけではとてもできないということはわかりますけれども、今回、こういう取り組みをされていきますので、私は、公民館活動等で仲間づくりということ、人と人との触れ合いというのが欠けているからこそ、今日的なこういう事件がより起こってくるのではないか。いろんないい案件を用意しても、参加する人はいつも決まっていて、なかなか参加しない。本当はその人に聞いてほしいというような事柄がたくさんある。それをどういうふうに取り組むかというのをともに考えていきたいと思います。
◆原田建 委員 今後、実施計画とかの段階の話になると思うので、その前に少し意見だけ述べさせていただきたいんです。確かに市民が生涯を通じて自主的な学習活動を継続的に展開できるようにするということがまず基本ではあると思うんですけれども、やはりこの部分でいえば、最後の方の「学習の場づくりと成果の活用」、その前の「学習指導者の育成」といった、それが単なる自主的な学習活動というところにとどまらず、どうやってまたそれを地域社会に還元していくのかといったところが、よりイメージできるようにアプローチをしていただきたいなというふうに思っていまして、もちろん前提には自主的な学習活動、まず自発的な思いが原点であり、強制はできないんですけれども、これから2007年問題もそうですし、実際、学校現場や保育の現場、また老人福祉施設とか、そういった現場でも、異文化交流といいますか、世代間交流というものが、残念ながらこの間、学校、保育園なんかとの高齢者施設との触れ合いとかは余り進んでいないんですよね。
 だから、もう少しその人たちの活動が、やはりまた違った人たちと、同じサークル活動の中でとどまるのではなく、また違った分野で異種との交流を進めることで、社会的な資源として生かされる実践というものにどうやってつなげていくのか、ぜひコーディネートしていく皆さん、また実施計画を進めていく中では、その辺の観点はこれからもっと強めていただきたいなと。その辺をもう少し具体的なものとして、次の実施計画なりの段階でお示しいただけるとありがたいと思っています。
◆大塚洋子 委員 今、さまざま質疑もございましたし、意見の方でもあったんですけれども、やはり生涯学習というものは、本当にお話の中にあったように、市民一人一人がより充実していくということでもありますけれども、さらにそれが地域に貢献されるということでは、そのとおりだろうなと思うんですね。今、基本計画が策定されて、これから実施計画ということなんですけれども、どうもこれらの市民ニーズを把握してというんですが、それぞれの分野だけで、生涯学習課として、こういうふうにという強い意思が少し感じられないというか、そういうもの、なかなか現実活動しているところと生涯学習課のスキルアップを常にしながら、それで地域の中で活動していくだとか、そういったようなもっと密接な担当部局との連携がないと、生涯学習社会というのが難しいのではないか。やはり何か担当部局で一生懸命やっているというだけ、そこを吸い上げてくるということだけでは済まされないのではないか。そういう意味で、もうちょっと現場との連携を密にして、さまざまな今抱えている課題を解決していく、もうちょっと有機的な体制というものをとって、これからの生涯学習社会に貢献していただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○松長泰幸 委員長 これで意見を終わります。
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○松長泰幸 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。
 その他、委員の方から発言はありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
○松長泰幸 委員長 これで委員会を閉会いたします。どうも1年間お世話になりました。ありがとうございました。
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                午前9時52分 閉会
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以上のとおり相違ありません。
藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。
藤沢市議会文教常任委員会
委員長  松 長 泰 幸