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神奈川県 藤沢市

平成18年 2月 文教常任委員会−01月25日-01号




平成18年 2月 文教常任委員会

平成18年1月25日

1.日   時  平成18年1月25日(水) 午前9時30分開会
2.場   所  議会委員会室
3.出 席 者
     委 員 長  松 長 泰 幸
     副委員長  大 塚 洋 子
     委  員  原 田   建   加 藤 なを子
           井 手 拓 也   熊 倉 旨 宏
           古 橋 宏 造   山 口 幸 雄
           鈴 木 明 夫
     欠席委員  な  し
     議  長  国 松   誠
     副 議 長  広 田 忠 男
     傍聴議員  三 野 由美子   原   輝 雄
           橋 本 美知子   保 谷 秀 樹
           河 野 顕 子
     理 事 者  久世助役、小野教育長、林教育総務部長、落合教育総務部担当部長、
           浅木教育総務部参事、小島教育総務課主幹、田中学務課長、
           飯島教育総務部参事、桑山学校教育課主幹、尾嶋教育総務部参事、
           西山生涯学習部長、齋藤生涯学習部参事、植木生涯学習部参事、その他関係職員
     事 務 局  長谷川議会事務局長、高木議会事務局次長、小野議会事務局主幹、
           小泉議事調査担当主査、森議事調査担当主査
4.件   名
(1) 文教関係施設の視察について
(2) 報   告  ? 片瀬中学校教諭の後期中間試験の採点における不祥事について
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○松長泰幸 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。
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○松長泰幸 委員長 お諮りいたします。委員会の日程は、お手元に配付したとおり進行したいと思いますが、御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○松長泰幸 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。
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△(1) 文教関係施設の視察について

○松長泰幸 委員長 日程第1、文教関係施設の視察についてを議題といたします。
 視察の行程について事務局に説明させます。
◎高木 議会事務局次長 それでは、視察行程について御説明いたします。
 この後、マイクロバスに御乗車いただきまして、初めに石川児童館を10時10分から10時30分までの20分、次に、少年の森宿泊研修施設を10時50分から11時20分までの30分間、次に、御所見小学校を11時30分から12時10分までの40分間、次に、中里小学校を給食の試食を含めまして、12時20分から13時20分までの1時間、それぞれ視察をしていただきます。
 石川児童館及び少年の森宿泊研修施設につきましては、到着後、施設の概要の説明がございまして、その後、館内の視察をしていただきます。
 御所見小学校では、大規模改修工事の視察となりまして、工事概要の説明の後、改修工事の視察をしていただきます。その際、工事現場に入りますので、議員の皆様には用意をしておりますヘルメットを着用していただきます。
 中里小学校では、初めに、本年度もう実施をしておりますけれども、耐震補強工事、工事概要の説明をいただきまして、校庭側から工事箇所の視察をしていただきます。次に、ランチルームに移動していただきまして給食の試食をしていただきます。
 帰庁はおおむね14時ごろを予定しております。
○松長泰幸 委員長 説明が終わりました。
 ただいまの説明について何か御質問はありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
○松長泰幸 委員長 ただいまから視察を行います。
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           午前9時37分〜午後1時50分 現地視察
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△(2) 報 告  ?  片瀬中学校教諭の後期中間試験の採点における不祥事について

○松長泰幸 委員長 日程第2、報告?片瀬中学校教諭の後期中間試験の採点における不祥事についてを議題といたします。
 この案件については、教育委員会から報告発言を求められていますので、発言を許します。
◎林 教育総務部長  それでは、片瀬中学校教諭の後期中間試験の採点における不祥事について御報告いたします。
 このことにつきましては、本年1月21日以降に新聞各紙で報道されておりますが、片瀬中学校では12月5日、6日に後期中間試験を実施し、9日までに採点業務を終了させ、その結果をもとに成績資料を作成して、16日から保護者、生徒と面談を実施する予定にしておりました。
 理科の試験は12月6日に実施いたしましたが、当該教諭は期日までに採点を終えることができず、根拠のない点数を記入した成績資料を提出してしまいました。このことから、12日に生徒に手渡された、中間試験の成績を記した「定期テストの記録」と、13日から14日にかけて生徒に返却された答案との点数が一致せず、生徒や保護者から強い抗議の声が上がりました。
 校長が調査をした結果、本人の計画性のなさや、部活指導の忙しさなどから採点し切れず、根拠のない点数を記入して提出したことが判明いたしました。校長は、このことを14日に口頭で教育委員会に報告しております。
 学校は、16日から21日にかけまして実施した保護者、生徒と担任との面談の場において、修正したテストの成績を改めて提示しております。校長は、当該教諭に16日の授業の際に各クラス、生徒に謝罪を行わせ、21日に臨時PTA2年学級委員会で学級委員への事情説明を行うとともに、当該教諭に謝罪をさせております。翌22日の学年集会において、校長は2年生の生徒全員の前で当該教諭に改めて謝罪をさせております。校長は、1月11日に2年生保護者に対しまして事情説明と謝罪の文書を配付し、さらに1月25日、本日でございますけれども、全保護者を対象にした説明会を開催する予定でございます。
 事実が判明した後、校長は当該教諭の指導を続けてまいりましたが、一層の指導や授業改善が必要との判断から、指導主事の派遣を教育委員会に要請しました。それを受けまして、教育委員会といたしましては、1月13日より指導主事や教科指導員を派遣し、当該教諭の指導、監督を行ってまいりました。校長は、学校運営上、当該教諭にはこれ以上授業を続けさせることができないと判断し、1月23日から当該教諭を授業から外し、他の教諭に担当させるよう校内体制の変更を指示いたしております。現在、当該教諭はみずからの謹慎の申し出によりまして、1月23日より休んでおります。
 教育委員会といたしましては、12月14日の校長の連絡に対し、生徒、保護者への信頼回復に早急に努め、事態の詳細を報告するよう強く校長に指示をしております。教育委員会は、校長から逐次口頭で状況報告を受け、学校における信頼回復の取り組み状況を把握するとともに、文書等をもとにした4回の事情聴取を行いまして、今回の不祥事の全容把握に努めてまいりました。また、当該教諭に対しましては、現在まで4回の事情聴取を行い、事実の確認と今回の不祥事の責任を指摘し、教師の使命と責任の重さを厳しく指導しております。
 当該教諭は、生徒、保護者から著しく信頼を失っておりまして、今後とも授業を担当することは相当に難しい状況であると教育委員会では判断をしております。教育委員会は、当該教諭の責任は重大であり、懲戒処分に当たる案件として県教育委員会へ報告書を提出する予定でございます。
 報告は以上でございます。大変申しわけなく思っております。
○松長泰幸 委員長 報告が終わりました。
 この報告に関し質疑はございませんでしょうか。
◆加藤なを子 委員 何点かお聞かせください。
 採点が間に合わなかったということで、予想点を資料に記載したということなんですが、なぜ採点が間に合わない状況だったのか。その辺を詳しく聞き取り、または状況の把握をされているかどうか、お聞かせください。
 私は、教師の皆さんは非常に多忙な中、課題も持っていられたり、新聞報道では部活動の指導をされている顧問の先生と伺っていますけれども、部活動の内容によっては、本当に土日もない、それから、時間外もずっと子どもたちと一緒に部活動をするというような中で、時間がとれない、追い詰められているような状況があったのではないかと想像するところですけれども、その点についての認識もお聞かせください。
 それから、保護者の声が今どのように上がっているのか。この1月11日、保護者の皆様ということでお知らせがされているようですけれども、その以前、もう子どもから点数が違うということがあったわけですけれども、その時点での声と今と、また、その辺の状況も詳しくお聞かせください。
 それから、新聞報道によりますと、最初はその教師の方に校長や教頭がついて授業を監視しながら行っているというふうに書いてありましたけれども、なぜ今はそれがなく、授業からいきなり外されて謹慎するような状況に変わっているのか、その辺をお聞かせください。
◎飯島 教育総務部参事 概略の説明をさせていただきます。
 予想点を出したということですけれども、12月6日火曜日に理科のテストがございました。この日については採点をしていないということでございます。翌日、7日ですけれども、この日については問題についての模範解答を作成するということで、丸つけを始めていないということでございます。8日、9日については木曜日、金曜日で平常授業がございまして、授業がない時間帯を利用して丸つけをしているということです。それから、10日の土曜日は1日練習試合が既に組まれていて、この日は1日、野球ですけれども、生徒を引率して練習試合をしております。したがいまして、この日については採点ができる状況になかったというふうに本人は申しております。それから、11日の日曜日ですけれども、これも野球の公式の大会があるということで、子どもたちを引率して大会に参加すると。ただ、深夜から早朝にかけて丸つけをするということでございます。合計8時間程度の採点をしたということですけれども、今、テストについては、関心、意欲、態度とか観察、実験とか、思考とか、そういうような観点別の評価ですので、1人ずつ採点を終わらせるということではなく、観点ごとに1組から4組の生徒全員の丸をつけたということで、実は9日の金曜日が学年で決めた採点の締め切り日ということで、それを各教科が担当教諭に出しまして、それをもとにして、担任が翌月曜日、12日に成績記録のカードに記入しまして子どもたちに渡すという手はずになっておりましたけれども、9日の締め切りに間に合わなかったということで、今申したような状況の中で採点が完了しないということで、予想点という形で出さざるを得なかったと。本人は、10日、11日、土、日曜日で何とか採点をしまして、11日には訂正をしたものを各担任に示して、それを子どもたちに配付したいと考えていたんですけれども、結果としてできなかったということでございます。
◎桑山 学校教育課主幹 2点目の保護者の声ということですけれども、まず、1月11日におわびの通知が出ておりますけれども、それ以前ということですが、最終的に予想点ということで本来の点と違っているということが発覚しましたのが、結局13、14で答案を返しておりますので、14日ということです。
 この時点で、学校、それから学年主任の方から、そういうことがあったので子どもたちに早急に謝罪をしなさいという指導がありまして、それを受けて、ただ、15日が時間割の関係で各クラス授業がなかったということで、1日置いた16日に当該教諭から各クラスの子どもたちに謝罪をしております。それが金曜日ですので、週が明けて、19日の月曜日に学年の学級委員さん、PTAの役員さんたちと校長先生が話し合いを持ちまして、21日に臨時の2年の学級委員会を開催して、その場で各学級の代表の保護者の方、学級委員さん8名と学校関係、校長、教頭、学年主任、当該教諭で話し合いを持っております。ここで事情説明あるいは謝罪等のお話が持たれまして、それを受けて、その翌日、22日に再度全校集会の後に2年生を残して当該教諭から謝罪がありました。
 この間、個々の保護者の方からも苦情はあったんですけれども、総じて学年のPTAの役員さん、学級委員さんと呼んでいますけれども、この方たちが代表して保護者の声を学校なり当該教諭の方に伝えるということで21日の会が持たれたという話を聞いています。
 明けて22日が、今、二学期とは言わないですけれども、12月の最後の授業日ですので、その後、年が明けてから再び2年の学級委員さんと学校側との話し合いを持ちまして、その話し合いを踏まえて11日に通知を出したという運びでございます。
 最終的には1月10日が1月の授業の開始日なんですけれども、この日に、学年だけじゃなくて、学校PTA全体の運営委員会というのが開かれています。その場の話し合いを受けて、翌日におわびの文書を出しているという運びです。
 その後、今日までについては、新聞報道等もありました関係で、抗議の声とか、それから逆に、当該教諭をやめさせないでほしいというような声もこちらの方にも届いております。
◎田中 学務課長 3点目の、校長、教頭がついているにもかかわらず、どうして謹慎という形になったのかという御質問ですけれども、これについては、事情聴取を行う中で詳細に、例えば授業の進め方等々の問題もこちらの方に入ってまいりました。その中で、保護者の方から、1月から授業を外してほしいといった要望も既に出ておりました。これにつきましては、まずこの件に関しての生徒の信頼が失われたこと、もう一点は、学年末に行われる評価の問題が非常に大きく出されております。そういった中で、生徒の動揺等をひとつおさめるという部分もございますが、生徒の前に出せる状況ではないと本人の方から申し出がございました。ということで、本人の自粛ということで、教育委員会がそれを認めたといったことでございます。
◆加藤なを子 委員 私は、子どもたちに与えた影響というのもやはり大きいものがあると思うんですが、普通では、予想点をつけるというようなことはできることではないと思うんですね。ということは、やはりそこまで追い詰められるような何かがあったというふうには考えられないのか。また、いろいろな部分でのとても熱心な先生だったということはちょっと漏れ聞いているところですけれども、その点で、部活動の方にウエートをとられたという部分もあったのかもしれませんし、今お聞きした採点時間がこの中にあったのかなかったのかという点では難しいところもありますが、やはり徹夜して採点をされているという先生たちもたくさん聞かれて、それはそれなりに大変な中ということもあると思いますし、一概にこの先生だけを責めているような形ではなくて、例えば9日までに出さなければいけないという状況で、もしこれができていないという場合、何か責められる、懲罰とか、そういう具体的なことがあったのかどうか。それがなくて、ついていなくても許されることだったのかどうか、私もその辺の仕組みがよくわからないんですけれども、そういうことはなかったのかどうか、もう一度お聞かせください。
◎飯島 教育総務部参事 まず本人としては、仕事の順番について非常に思慮に欠けていたということを言っております。ただ、9日の期日指定は、これは管理職が指定するということではなく、学年の先生方の会の中で12月末までのことを考えて、どの時点で子どもたちにテストの結果を一覧として示したらいいのかということを相談して、その結果として、9日までにそれぞれの教科の点数を出してくださいと。それから、12日には一覧として子どもたちに点数を出しましょうということを決めてあったということでございます。
 その期日が守られないということでしたら、学年の主任の先生にお話をしていただければ、懲罰ということではなく、このような事態に至らないような形で学年で対応ができたのではないだろうかというふうに考えております。
◆井手拓也 委員 まず、この当該先生は、これまで何か問題を起こしたりしたことはなかったのかということをお聞かせいただきたいと思います。保護者の声とか、そういうものも含めて何か具体的な事例があればお聞かせいただきたいと思います。
 私は通知表というのは覚えているんですけれども、成績カードというのは私の経験上ないので、ちょっと成績カードとは何ぞやという部分をまずお聞かせいただきたいと思います。
 採点する時間ですけれども、先ほどちょっと御説明の中で、12月11日に深夜から早朝にかけて8時間採点をやったというお話もたしかあったかなと思いますけれども、基本的に、これは科目、教科によって、もしくはそのテストの形式によってさまざまだと思うんですけれども、この162名の生徒の採点をするというのは大体どのぐらいの時間がかかるのかなということをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 家に持ち帰って採点をするというケースは現状行われているものなのかということをお聞かせいただきたいと思います。
 先ほどの説明の中ですけれども、12月7日、これはテストの終わった次の日だと思いますけれども、問題の模範解答を作成したというふうに御説明がありましたけれども、問題をつくって、テストをやった後に模範解答をつくるというのは、これは普通の流れなんでしょうか。ちょっとまずこれを確認させていただきたいと思います。
 12月21日にPTA等から学校や先生に対していろいろな声を届けたという御説明がありましたので、その辺の具体的な声をお聞かせいただきたいと思います。
 保護者の声の中には、先ほどの御説明の中で一部あったんですが、授業の問題というものについても声が上がったということで、これはこの問題が発生してから、保護者からこういう授業に対しての問題がというような声が上がってきたものなのか、従来、この問題が発覚する前から問題が指摘されていたものなのか。そこら辺のところで、もし事前に、従来、発覚する前からあったものなのかどうかもちょっとお聞かせいただきたいと思います。
◎田中 学務課長 この教諭の過去の問題ということでの御質問ですが、これについては、教育委員会の方には、1点、部活動の部分でやり過ぎではないかといった問い合わせがございました。そして、そのやり過ぎの部分について、保護者が言われることについては、やはり中学生に対しての指導としては非常にやり過ぎの部分があるのではないかといったことで注意を1度与えたといった経緯がございます。
 具体的に、他県へ甲子園の野球を見に行くといった件がございまして、これについては宿泊を伴うといった経緯がございまして、こちらの方で注意をしたことがございます。他については、こちらの方では把握しておりません。
◎飯島 教育総務部参事 先ほど成績カードと申し上げましたけれども、片瀬中学校では「定期テストの記録」と呼んでおるものです。これについては、教師が採点をします。教師の記録簿にそれを記入する、子どもたちにはテストの解答を採点したものが行きます。その教師がテストの点数を転記する、その転記が間違っているかどうかということを子どもたちに確認をしてもらうということです。私のところに来た記録が採点の結果と違いますというふうに来れば、教師が記録したものと照合して、教師がもし間違っていれば訂正をする、それによって正確な評価をするというための一つの手段として用いられているものです。これが2点目です。
 それから、3点目、日曜日に深夜から早朝までテストの丸つけをしたということですけれども、これはそういうものも含めて合計8時間ぐらいテストの採点にかかったということです。教師がテストをつくりまして、それから模範解答をつくるんですけれども、基本的にはとか、あるいは一般的にはと申しましょうか、教師が作問をし、模範解答するというのは、子どもたちがテストをする前にそれをする。答えられない問題とか不適切な問題があれば、そのときにチェックをして作問をつくり直すというようなことですけれども、今回の場合には、事情があってテスト後に模範解答をつくるというようなことで、仕事の順序というんでしょうか、そういうものを本人がうまく整えられなかったということがあります。
 1クラスに採点でどのぐらい時間がかかるかということですけれども、非常にまちまちなんですね。私は数学を担当していましたので、数学は割合早く丸つけが終わると。理科については、今回のテストは記述式の問題が非常に多いということですので、そういう場合については随分時間がかかるということで、平均というか、一般的には1クラス2時間ないし3時間ぐらいかかるのではないか。今回の理科については記述が多いというようなことで、もう少し時間がかかる可能性もあった。教科や問題数によって採点時間はまちまちになるということでございます。
 テストの採点ですけれども、子どもたちが、テストが終わって、やはり次の時間に自分のテストは何点だったのかということを知りたいんですね。教師としては知らせてあげたいという思いがありますので、例えばテストが2日間あって、2日目の最後に自分のテストだということであれば、これは翌日授業のあるクラスは最優先してテストを採点する、情熱としてするということですので、私の場合も持ち帰って家で採点をし、その結果を子どもたちに翌日返すということがありました。そういうことはまれではなく行われていると考えております。
◎桑山 学校教育課主幹 最後の保護者の授業に関する問題の具体的な声ということでございますけれども、問題が発生してからか、以前からかという御質問ですが、当該教諭について、5月以降ぐらいから理科の授業についてのさまざまな問題点が指摘されまして、それを校長、教頭あるいは学年の主任の方から指導しながら来ているということです。
 具体的な内容としましては、1時間の、中学の場合は大体50分間なんですけれども、その授業時間帯の中で、本来的な理科の授業を行う時間が非常に少なくて、あとは理科にかかわるお話とか、あるいは全く関係ないおしゃべりとか、そういったものが非常に多い。結果、進度がおくれぎみであるといったような指摘ですとか、あるいは実験の評価について、大体グループで実験を行いますので、グループとしての相対的な評価が傾向として強過ぎるのではないか。つまり、たまたま実験の結果がうまくいったグループは、そのグループの子はみんないい、たまたま失敗してしまったら、みんな悪いとか、そういったところで疑問を投げかけられている事例があったようでございます。
◆井手拓也 委員 学務課さんの方からは、例えば甲子園に行ったとか、そういうことで部活をやり過ぎだという指摘というか、注意をしたというお話がありました。今、学校教育課さんの方からは、5月から理科の担当をしていたということなんですよね、授業がちょっとおくれぎみではないかというようなことだったと思いますけれども、1つは、教育委員会としてどういうふうな指導をしてきたのかと。甲子園も含めて注意という具体的な内容と、それと授業に関しては、現状を伺うと非常に問題かなというふうに思いますけれども、教育委員会としてどういうふうな指導をしてきたのかということをお聞かせいただきたいと思います。
◎桑山 学校教育課主幹 1点目の甲子園にかかわる話につきましては、甲子園まで行く交通手段として、中学生ということもあって、なるべく負担をかけないようにということもあったんでしょうけれども、行きも帰りも1つずつとまっていく各駅停車の電車で、急行とか新幹線を使わずに、各駅停車で乗り継ぎながら大変長い時間をかけて、例えば深夜に出て、翌朝早い時間に着くような、そういう日程で往復とか、また、そういう形で向こうに行って、午前中から地元の学校と練習試合を組むとか、そういう日程的な面のきつさというんですか、無理な状況というのが一番、日程を見てございました。そういう点で、子どもの体力的な面とか、そういう部分に負担がないようにというような形の指導でございます。
 それから、2点目の授業につきましては、これは5月以降というふうに先ほどお話ししましたけれども、5月以降でそういう声が出ていたというのは、今回のことが起きて、私ども把握しました。それまでは、先ほど申し上げましたように、学校の方で校長、教頭あるいは学年主任、同教科の先輩教諭の指導に基づいて授業を行っていたといった状況でございます。
◆井手拓也 委員 そうすると、具体的に言うと、教育委員会として当該の先生のこの問題というのが発覚というか、問題だったんだなというふうにわかったのは12月14日に学校の方から報告があった、こういう先生がいるんだなと、ある意味、そういうことが初めてわかったということで、学校の方では去年の5月からちょっと問題だなということを考えて、先輩の先生がいろいろと対応していたということで確認してよろしいでしょうか。
◎桑山 学校教育課主幹 先ほど申しましたように、1点目の甲子園については、これは以前から――甲子園といいますか、部活の指導については、以前からそういった声が聞こえていたということでございます。授業に関しては、今回の事件が発覚して、こういったさまざまな問題が授業の内容としてもあるということを把握しました。
◆井手拓也 委員 部活のやり過ぎということには、それはそれで注意をされて、片や授業に関しては12月14日に初めて知ったということなんですけれども、聞いたところによると、何となく、もう少し把握ができなかったのかなという気もいたします。
 1つ質問させていただきたいのは、学校としてはどういう指導を5月以降やっていらっしゃったのかなというところも、もし把握していればちょっとお聞かせいただきたいと思います。
◎飯島 教育総務部参事 片瀬中学校の校長先生は、中学の理科の専門でございます。当該教諭と同じ授業を専門ということで、実際に校長が授業を見て、観察、実験等をもっと取り入れた授業をしなさい、あるいは他学年の理科で大変立派な授業をする先生がいる、授業を見せてもらって自分で指導を工夫しなさいというようなことで、保護者から指摘される折々にそのような指導をしてきたということでございます。本人の聴取によりますと、そういうことで自分なりに授業の改善を図ってきて、現在まで至っているというふうに我々のところに話をしてくれています。そういう状況です。
◆井手拓也 委員 指導主事制度というんですかね、教育委員会の方から指導主事の方が大変お忙しい中で、学校をずっと訪問されていると思います。本来、指導主事というのは、学校を訪問して、授業のやり方であるとか、学校の運営に関していろいろと指導するという立場なんだろうと思いますので、その辺のところというのは、やっぱり学校側が55校あると、今の体制だとなかなか把握できない部門がどうしてもあるということで整理してよろしいんでしょうかね。
◎飯島 教育総務部参事 基本的には、学校訪問した学校については全員が1時間の授業を指導案をつくって見せるということですので、1時間の授業を見た中で御本人に直接指導する、それから、管理職に、この先生の授業を見て、こういう授業でした、このように指導いたしましたというふうにしていくということですけれども、1時間の授業の中で、その部分だけ一生懸命やっているということであると、把握はなかなか難しいかなというように考えております。
○松長泰幸 委員長 これで質疑を終わります。
 意見はありませんか。
◆加藤なを子 委員 先ほどの報告、お話の中にも、仕事の順序の配慮に欠けていたという反省の言葉もありますし、指導された校長先生のとおり、本人も努力をしていたというお話もありました。私は、個人的に一教員を責めるということではなくて、今の中学の状況は、私も本当に危機的なものを感じます。観点別で、子どもたちはいつも関心、意欲、態度というのを評価され、また、教員との信頼関係もなかなか築きにくい、いつも先生が私を評価しているというようなところもありますし、人間関係そのものも本当に殺伐とするような、友達を友達と思えないような状況、また、教師の多忙化も相当改善の必要があることだと思います。
 ですので、先ほど、懲戒処分とか退職とかいうお話は出ていますけれども、今すぐ早急に結論とかを出すことではなくて全体の――でないと、またこのような事例ができてしまうというようなこともとても心配ですし、もちろん二学期制度、それから観点別評価、今の高校受験制度、さまざま問題がある中で、中学の受験も含めて、みんなでどうやったら中学生のことを改善していけるのか、そういう前向きな気持ちで教育委員会も取り組んでいただき、また、保護者や子どもたちの声も十分聞いていただいてというところをお願いしたいと思います。
◆井手拓也 委員 先日、立志の会でも藤沢市の小中学校を見させていただいて、久しぶりに子どもの視点で授業を聞かせていただいて思ったんですけれども、やっぱりこの先生は信頼できるのかなということを、多分子どもというのは非常に鋭く見抜いてくるだろうと思うんですね。私自身も学校の生徒だったときには、やっぱりこの先生は信頼できる人なのかな、頼りがいがあるな、ないなとか、信頼できないなとか、そういう視点でかなり鋭く先生を見ていこうという気持ちで授業を受けていたと思うんですよ。そういう意味で、今回の出来事というのは非常に悲しい出来事で、相当いろんな意味で傷を負った子どもたちもいるのではないかなと思います。
 今、加藤委員がおっしゃったように、多忙な環境とか、協力体制とか、いろんな部分を見直しをしていかなければいけないのかもしれませんけれども、どちらにしても授業をやる、子どもの信頼をどうやって、信頼を失わないで、信頼をされる授業、信頼をされる先生をどうやって育成していくのかということを、もう一度いろんな面で見直しをしていただきたいなというふうに思います。
◆原田建 委員 今回、こういう受験を控えた時期に、マスコミに載ってこういう事態が多くの人の知れるところになるといった経過については、私はやっぱり望ましい状態ではないと思っています。とはいえ、それ以前から事態の把握があり、実際それに向けて何らかの対応をしていたという教育委員会の対応の経過があるゆえに、なおさらそういったことを飛び越えて、こうやってマスコミざたになるということは、子どもたちにとってどうだったのかなということはやはり省みておく必要があると思っています。特にPTAの人たちの話を聞きましたけれども、PTAとしても、子どもたちの影響を考えれば、やはり教育委員会にきちっとした報告を校長先生及びPTAからも伝えていたようですし、こういう形になったことは大変残念だというふうに見ているようです。
 しかも、ちょっと私が感じたのは、報道の仕方が、今の議論、私は途中口を挟みませんでしたけれども、部活が忙しくてこのようなことが起こったという表現が、マスコミによってかなり断定された形になっていますけれども、これはもちろん私の主観ですけれども、今回のことに関しては、部活が忙しくて起こった事態ではないというふうに思っています。やはり今回片瀬中で起こったことの経過を学校内で何とか解決しようとか、指導が果たせないかといった努力が積み重ねられてきた結果、多少の時間はかかったにせよ、まずはやっぱり学校の中で問題の解決に努めるというのはあるべき姿だと思います。
 ただ、じゃ、前任校で今回の教諭がどのような指導をしていたのかといったことに関しては、やはり私の方に聞こえてくるものとは、教育委員会に報告されたり蓄積されている情報が十分ではないなと。特に前任校はPTAもなかったので、そういった指導者の考え方にかなり左右されるんでしょうけれども、やはり今回の赴任校だけでなく、蓄積した先生の指導というものが系統立って行われてきていれば、もう少し早い判断はあったのかなというふうにも思っています。
 ただ、むしろ部活が、これは今回のケースに関しては特にやっぱり特殊なケースといいますか、これだけちょっと問題があるケースは少ないというふうに私も思っていますけれども、ただ、これに次ぐような事例が出てきては困るということで一言申し上げておきますと、特に中学の部活動のあり方が、やはりこういった先生のあしき部分を助長する側面を今非常に持っているんじゃないかなというふうに思っています。私は、忙しいからできなくなっているという、一般的には確かにそういう側面も今の学校の先生にあると思いますけれども、という問題とは別に、やはり部活が、それを見てくれる顧問の先生がいないということで、学校の側もその先生にゆだねてしまい、その学校の先生も、自分は部活を見ているんだからということで、かなりそこでは自由に振る舞ってしまうという、公教育、義務教育の中での部活のあり方というものが、やはりこれからきちっと整理をされていかないと、このようなケースが助長される要因にはなっているなというふうに思っています。
 その辺については、ぜひ今後の課題として、今回の個の問題としてはかなり特殊性を持った人物であるし、果たして今後復帰していただくことに関していかがかと私は思っていますけれども、部活に関して等を考えますと、やはり今回の教訓をもとにあり方についてぜひ御一考いただきたいというふうに意見を申し添えておきたいと思います。
◆熊倉旨宏 委員 今、ほかの委員からもさまざまな意見がありましたけれども、私の方から一つ言いたいのは、やはり子どもの視点というんでしょうか、子どもの目から見たときに、この事象をどうとらえるのかということをきちんと考えた上での今後の対応をしていただきたいというふうに思います。このような大人がいることに関して、このような行為をした大人がいることに対して社会がどのようなことをしたかということは、中学生はしっかり見ていると思います。たとえどんな理由があるにせよ、これから大人となって社会に出ていく中学生たちが、世の中はどういうものなのかということを、きちんとこれを機会に知る必要があるんだなと思っています。さまざまな理由があるから許される、こういう社会だというふうに見るのか、生徒にこういうことをした先生というのはどうなるのか、こういうことをきちんと生徒に示していただきたいというふうに思っております。
◆古橋宏造 委員 きょう、文教常任委員会が9時半から始まったんですけれども、藤沢駅を歩いていましたらば、大きなマスクをかけた教員が前方から歩いてきまして、出張かなと思ったら、体調が崩れていて、それでもどうしても学校へ行かざるを得ないんですよという話を朝しました。一方、その方は、土曜日や日曜日は休みなのに結構学校へ行っている方なんです。聞くと、仕事がたまっちゃってね、なかなか勤務時間の中でできないのでというような形の中で、現状の置かれている状況というのはそういう部分もあろうかなと思います。やはり今、今回の事件を見て一番悲しく思ったのは、そういう先生がかなりいる中で、さっき特異なということだったんですけれども、私も本当に常識では考えられない事件だというふうに受けとめていますし、残念でなりません。
 ただ、これについてやっぱり厳しく判断をしていただきたいということは思っておりますけれども、先ほど、私も前身は教員でしたので、テストを早く返そう、私もそうしてきました。その一方、1週間ぐらいずっと子どもを待たせておいて答案を返す先生もいました。ただ、そういう先生はそれなりにほかのところで信頼を得ているということの中から、子どもから不満の声も聞こえなかったです。今、すごく忙しくなって、車でいうとハンドルに遊びがないというか、まさに余裕がない中で、一つの事象を取り上げて全体がうわっと右へ流れる。今、ライブドアをめぐって、どこのチャンネルをひねってもそればかりで、ほかに事件というか、報告することはないのと思われるようなそういう流れを感じています。
 結論ですけれども、そういう世の中の流れ全体というのもしっかり見直ししながら、やっぱり学校の中で、例えばこの場合は9日ですか、約束日があったら、それはどうだったのかということも含めて、何としても親子の信頼を学校が回復するように、またそれに教育委員会がぜひともフォローしていただきたいというふうに思います。
○松長泰幸 委員長 これで意見を終わります。
      ──────────────────────────────
○松長泰幸 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。
 その他、委員の方から発言はありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
○松長泰幸 委員長 これで委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。
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                午後3時03分 閉会
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以上のとおり相違ありません。
藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。
藤沢市議会文教常任委員会
委員長  松 長 泰 幸