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神奈川県 川崎市

平成21年  3月まちづくり委員会−03月16日-01号




平成21年 3月まちづくり委員会

まちづくり委員会記録

平成21年3月16日(月)  午前10時02分 開会
               午後 0時02分 閉会
場所:602会議室
出席委員 :河野忠正委員長、松原成文副委員長、石田康博、林 浩美、青木功雄、
      雨笠裕治、青山圭一、堀添 健、山田益男、平子瀧夫、岩崎善幸、
      斉藤隆司、佐野仁昭各委員
欠席委員 :な し
出席説明員:(まちづくり局)篠?まちづくり局長、熊谷総務部長、小倉市街地開発部参事、
       増田庶務課長、堤企画課長、吉田まちづくり調整課長、田中住宅管理課長、
       橋爪建築審査課長、柳澤まちづくり調整課主幹、長瀬まちづくり調整課主幹、
       山本市街地開発部主幹
      (こども本部)村石こども支援部主幹
      (環境局)福井公園緑地課長、柴田環境評価室主幹
日 程 1 請願・陳情の審査
      (まちづくり局)
    (1)請願第67号 鷺沼四丁目マンション計画に関する請願
    (2)陳情第115号 東急電鉄株式会社「鷺沼四丁目マンション計画」についての陳情
    2 所管事務の調査(報告)
     (まちづくり局)
    (1)平成20年度市営住宅の耐震診断結果と今後の耐震対策について
    3 閉会中の継続審査及び調査の申し出について
    4 その他


               午前10時02分開会
○河野忠正 委員長 ただいまからまちづくり委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元に配付のとおりです。
 なお、日程を一部追加しておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、「請願第67号 鷺沼四丁目マンション計画に関する請願」及び「陳情第115号 東急電鉄株式会社『鷺沼四丁目マンション計画』についての陳情」を審査いたします。
 なお、請願第67号及び陳情第115号は、いずれも同一地区のマンション計画に関する内容ですので、この2件を一括して審査したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                ( 異議なし )
○河野忠正 委員長 それでは、2件を一括して審査いたします。
 なお、関係理事者として、環境局の福井公園緑地課長及び柴田環境評価室主幹並びに市民・こども局こども本部の村石こども支援部主幹が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。
 ここで、傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。
                ( 異議なし )
○河野忠正 委員長 それでは、傍聴を許可します。
                ( 傍聴者入室 )
○河野忠正 委員長 初めに、事務局から請願文及び陳情文の朗読をお願いします。
◎榎本 書記 (請願第67号及び陳情第115号朗読)
 なお、請願第67号につきましては、追加署名が1,170名あり、合計1,339名となっております。また、陳情第115号につきましては、追加署名が3,506名あり、合計4,004名となっております。
○河野忠正 委員長 次に、理事者の方、説明をお願いいたします。
◎篠? まちづくり局長 それでは、これより「請願第67号 鷺沼四丁目マンション計画に関する請願」及び「陳情第115号 東急電鉄株式会社『鷺沼四丁目マンション計画』についての陳情」について御説明させていただきます。
 詳細につきましては、総務部まちづくり調整課主幹の柳澤から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎柳澤 まちづくり調整課主幹 「請願第67号 鷺沼四丁目マンション計画に関する請願」及び「陳情第115号 東急電鉄株式会社『鷺沼四丁目マンション計画』についての陳情」について御説明いたします。
 本件につきましては、1月21日に現地視察が行われ、現地で建築物の計画概要、手続の経過等を御説明させていただきましたが、改めて御説明いたします。
 初めに、本日お配りしました資料の1ページ目をごらんください。建築計画の計画概要でございます。
 事業者は、東京急行電鉄株式会社でございます。
 設計者は、株式会社東急設計コンサルタントでございます。
 工事施工者は未定でございます。
 事業計画の名称は、鷺沼四丁目マンション計画でございます。
 建設地の地名・地番ですが、宮前区鷺沼4丁目11番1ほかでございます。
 次に、地域地区などでございますが、この計画敷地の用途地域は第一種中高層住居専用地域と第一種住居地域にまたがっていて、防火指定は準防火地域、高度地区は第二種高度地区と第三種高度地区に分かれ、日影規制は測定水平面4メートルの高さにおいて、5メートルラインで3時間、10メートルラインで2時間以内と、5メートルラインで4時間、10メートルラインで2時間30分以内に分かれております。指定建ぺい率は60%、指定容積率は200%になっております。
 建築物の用途ですが、ファミリータイプの共同住宅でございます。
 建築物の構造及び階数でございますが、鉄筋コンクリート造で地下2階、地上5階建て2棟と地下2階、地上7階建て1棟でございます。
 事業区域面積は2万6,706.64平方メートル、建築敷地面積ですが、合計で2万4,862.94平方メートル、建築面積は合計で1万3,850平方メートル、延べ面積は合計で6万3,743.84平方メートルでございます。
 建築物の高さは、3棟のうちで一番高いもので19.99メートルでございます。
 計画戸数につきましては、合計で490戸でございます。
 次に、予定工期ですが、現時点では平成21年6月から平成24年3月末の予定と聞いております。
 次に、お手元の資料2ページ目の川崎市建築行為及び開発行為に関する総合調整条例の手続等の経過でございますが、平成19年10月23日に総合調整条例に基づき事業者より事前届出書の提出がございました。同じく11月19日には掲示板設置届が、平成20年2月19日には事業概要書が、同じく2月22日には標識設置届が提出されました。
 次に、川崎市環境影響評価に関する条例の手続等の経過でございますが、平成20年2月8日に川崎市環境影響評価に関する条例に基づき事業者より提出された指定開発行為実施届及び条例環境影響評価準備書を受理し、同じく2月15日から3月31日まで条例環境影響評価準備書を縦覧し、この間に6,119名から7,749通の意見書の提出がございました。また、7月10日から8月8日まで条例見解書の縦覧を行い、この間に条例公聴会の申し出がありましたことから、9月14日と11月22日に条例公聴会を開催しました。
 その後、12月1日には市長より審議会あてに条例準備書について諮問し、3回の審議会を経て、平成21年1月28日に審議会から市長に条例準備書について答申が行われ、2月6日に条例審査書を公告しました。現在、事業者において、環境影響評価書の作成に向けて作業を進めております。
 次に、3ページ目の環境影響評価の手続における住民からの意見に対する事業者の見解要旨について説明させていただきます。
 教会側の駐車場出入り口については、現在敷地境界より約3メートルとなっており、提供公園の分断について、行政協議が必要となるが、隣地境界より約10メートルから11メートルの距離を確保することは可能である。
 次に、東急田園都市線の混雑問題については、田園都市線全線の利用者数は、過去8年間で約15.6%増加しているが、混雑率に関してはほぼ横ばいの経年変化である。これは運転間隔の短縮やダイヤ改正など、随時混雑緩和対策に取り組んだ結果、利用者数の増加ほど混雑率が増加していない。ちなみに、直近の2007年度の混雑率は198%という数値を示しているが、2008年6月の速報値では193%に低下している。
 次に、教会との離隔距離については、狭いところで約50センチから1メートル強だが、今後の詳細設計を進めるに当たり、一部建物の形状変更を含め、離隔を広げるように検討する。
 次に、一敷地一建物について、一敷地に建てられるものは、1つの建築物または用途上不可分の関係にある2つ以上の建築物ということで、今回の計画建物は1つの建築物に該当すると考えている。この1つの建築物であるためには、外観上、機能上、構造上一体性がある必要があり、これに該当すると判断した。
 以上のとおり事業者は見解を示しております。
 次に、4ページ目の案内図の説明をさせていただきます。
 方位でございますが、図面の上が北となります。縮尺は2,500分の1でございます。
 計画敷地は、図面中央の黒で囲まれた部分でございまして、旧サレジオ学院用地で、東急田園都市線鷺沼駅から約650メートルあり、北西方向には東名高速道路が、南には、この計画の工事搬出入路に予定しております市道鷺沼12号線がございます。
 次に、5ページ目の配置図の説明をさせていただきます。
 図面の右斜め上が北となります。計画地を分断する道路は、道路状空地部分を2メートル拡幅した4メートルの市道鷺沼70号線であり、道路を挟んだ左側計画地の北側には市道鷺沼71号線、西側には市道鷺沼72号線、南側は市道鷺沼12号線に接しております。また、道路を挟んだ右側計画地の東側には市道鷺沼69号線、南側には鷺沼12号線に接しております。駐車台数は467台、駐輪台数は735台、バイク置き場は31台収容できるように設置しております。
 次に、6ページから13ページ目の各階平面図をごらんください。
 地下2階から地上7階までの住戸数は490戸、地下駐車場収容台数は421台となっております。
 次に、14ページから16ページ目は、各方向の立面図でございます。
 次の17ページから19ページ目は、測定時が冬至である、法規で規制された等時間日影図です。
 最後の20ページ目は、測定時が冬至である、実際の時刻別日影図です。
 次に、請願及び陳情の要旨に対する市の考え方について御説明いたします。
 内容について担当する部署が幾つかに分かれておりますので、まとめて御説明いたします。
 初めに、請願事項の一敷地一建築物の原則につきましては、建築基準法施行令第1条第1項において定義されている敷地とは、一の建築物または用途上不可分の関係にある二以上の建築物のある一団の土地と規定しており、この定義において敷地に建てられる建築物は、一の建築物または用途上不可分の関係にある二以上の建築物のどちらかとなりますが、実体法上特段の定めはございません。また、用途上不可分の関係にある二以上の建築物に関しては行政実例において一定の判断基準が国から示されておりますが、一の建築物に関しましては何も示されておりません。このため、一の建築物の判断においては、個々の事案について、建築物が機能上、構造上、外観上の一体性を有するか否かを社会通念に従って総合的に判断するものと解されています。
 次に、陳情事項の1番目でございます、教会とマンションの間隔を広げ、広範な緩衝緑地帯を設けることにつきましては、建築基準法上は隣地斜線や道路斜線による制限があり、事業者においては、法令の規定を遵守した計画をするものと考えております。また、アセス条例の審査書において、計画建物と隣接する教会側敷地への離隔距離をできるだけ確保することで、工事中の騒音、振動への配慮、供用時における入居者と教会相互の騒音及び景観、圧迫感への配慮等を講ずるように指摘しております。
 次に2番目の、危険を回避するため、駐車場の出入り口を教会入り口から離れた位置にすることにつきましては、川崎市建築基準条例及び総合調整条例に規定する駐車施設に関する事項の取扱要綱により、自動車の出入り口について、交差点、横断歩道、踏切などに接して設けないことなどを指導しております。また、アセス条例の審査書において、駐車場の出入り口が多数の人が集まる隣接する教会に非常に近く、交通安全が懸念されることから、当該出入り口を教会敷地からできるだけ離すなど、交通安全対策のための措置を講ずるように指摘しております。
 なお、お手元に配付しました別紙「鷺沼四丁目マンション計画に係る条例環境影響評価審査書」に、ただいま御説明した事項のほか、本計画に対しての市の見解を示しております。
 次に、戸数削減につきましては、話し合いを継続し、事業を円滑に進めるように指導してまいります。
 また、事業者からは、今後も地元の方々の御理解を得るために話し合いを重ね、工事対策につきましては、工事施工者が正式に決まり次第、工事説明会を開催する予定と聞いていますが、市といたしましても、話し合いを継続し、相互に理解及び協力のもと、事業を円滑に進めるように指導してまいります。
 説明は以上でございます。
○河野忠正 委員長 説明は以上のとおりです。
 これより質疑に入ります。意見・要望もあわせて御発言をお願いいたします。
◆雨笠裕治 委員 幾つかの問題点をいろいろな方から御指摘いただいているようなのですけれども、私たちは、その中でも一番心配しておりますのは、教会側の駐車場の出入り口についてなんですね。
 それで、ここについては、当初合意した意見から、アセスでの指摘が行われています。アセスの指摘で、できるだけ教会側から離すということになったようですけれども、ここにお住まいで、ここでともに暮らしてきている住民と教会、このままだとこの関係が悪化する懸念が払拭できません。
 アセスはアセスの指摘としてあったにしても、行政や、ちょっとおこがましいのですがアセスの審査を行っていただいた委員さんも、そこに未来永劫住むわけではないですね。ですから、この問題については、双方の主張は十分わかります。また、守る会の活動の中にも書いてありますが、公聴会の公述に出入り口移動の反対意見を述べることも可能でしたけれどもしなかったと。公の席で近隣同士の争いを露呈することになって、人間としても品格に欠ける。また、事業者と既に合意済みの案件であると思い、あえて述べませんでしたということもございますので、この点については、行政が、アセスでこうだった、だからこうしなければいけないということではなくて、あくまでも今後ともここに住み続ける双方の皆さん方が品格を持って話し合いをしていただけるものだと思いますので、それ以上行政で何かこうすべきだというふうなあるべき論的な意見については、これをやめるべきと思いますけれども、その点だけ、ちょっとまず確認させていただきたいと思います。
◎柴田 環境評価室主幹 今雨笠先生のほうからお話がありました、近隣住民でお互いにもめることは好ましいことではございませんので、近隣住民と事業者とで調整をとっていただいて、ただ、アセスのほうでも、交通安全に配慮するようにということですので、そこのところも折り込んで、住民の方々と事業者とで調整をとっていただいて、交通安全に対しての対応を図れるような調整をとっていただければというふうに考えています。
◆雨笠裕治 委員 ちょっと申しわけない、この際、審議の場だからきちっと答えてもらいたいんですけれども、今まで私どもが調査をした段階では、行政側は、アセスの担当がアセスの公聴会の公述で言わなかったから、これは住民側の意向は反映できないのだというふうな言動に類推されるようなことを言われているということを仄聞しておりますが、これは事実ですか。
◎柴田 環境評価室主幹 住民の方からお話がありましたときに、我々市の立場として、公聴会ですとかアセスの意見書ですとか、そういったもので市民の方がどういうふうに考えられて、またどういうことを懸念されているかということも把握する必要があります。そういったアセス図書ですとか公聴会等で示されたご意見は勘案して審議会のほうにもお出ししておりますので、審議会の委員はそういった内容を勘案して御意見を出されていると解釈しておりますので、そこに意見を出されることは重要なことかなというふうには考えています。ですから、そこで意見がなかったのは何でかなというふうな疑問はありました。
◆雨笠裕治 委員 申しわけないが、その疑問を持つのは個人の感覚でしょう。この問題があったときに、アセスの指摘ではこういうふうになりましたけれども、現実の現場の状況というのが最も大切なことで、申しわけないけれども、では行政がそこに住んで、未来永劫ジャッジができるんですか。ここの問題はこじれると住民環境を脅かす大切な問題だ。だから行政がそういうところで判断をすることは避けたほうがいい。アセスの公述はなかったですねというのは、それは事実です。でも、そこから先を言う必要はないと、私はそう思っています。どうでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 今先生の言われたように、未来永劫ここに委員さんが住むわけでもないし、行政の人間が住むわけではないので、ここは住民さんと事業者さんとで調整をとっていただく必要はあるかと思うのですけれども、交通安全のことを懸念されている住民の方もおいでになりますことから、交通安全の立場に立って何らかの対応をお願いしたいということでございまして、何メートル離せとか、そういったところではなくて、できる限り事業者に頑張っていただきたいと、そういった意味で申し上げています。
◆雨笠裕治 委員 もっとはっきり言いますと、今の御答弁はお願いですね。品格にのっとってちゃんと話し合いをされるのでしょうから、そうおっしゃっていますから、その辺についてはきちんとそれを見守って、双方、教会と住民の皆さん方が妥協点を、私は見つけられるものだと思います。大人ですからね。ですから、それについては見守ってもらえばいいと思います。それでよろしいですね。
◎柴田 環境評価室主幹 アセス制度自体は何メートルにしなければならないとかという規制なんかではなくて、事業者の環境への配慮を促す制度でございますので、それがいろんな形、いろんな条件等あるかと思いますけれども、そういった中で環境への配慮がされているということであれば、それは結構かと思います。
◆佐野仁昭 委員 私はまず計画の問題についてお伺いしたいんですが、請願の中にもありましたけれども、計画人口が1,532人、今鷺沼4丁目の総人口が1,869人ですから、約倍になる。川崎区でもそうした大きな計画がある場合には当然地区計画とか、これだけ地域に影響を与えるわけですから、行政も入って良好なまちづくりを少しでも推進するというふうなことで検討されてしかるべきだと思うんです。
 それと、この当該計画というのは、私もかつてかかわった問題ですけれども、土壌汚染等で一時頓挫したというか、計画が大まかに見直されることになってしまったいわくのある問題ですから、これはこれだけの年月がかかっていて、当然事業者にしてみれば、それまでのおくれと費用を取り戻そうということを検討するわけですから、出されてくればこのような計画というのは当然懸念されるわけですね。そういう中で、まず行政と事業者との関係で、今後もっと良好な住環境形成のための事業計画という形の関与というか、行政側からのそういう働きかけというのはどれほどあったのか。また、事業者からの事業計画に対する相談というのはどれほど行政のほうにあったのか、その辺の経過をまずお伺いします。
◎吉田 まちづくり調整課長 事業者からは、総合調整条例に基づく事前届出書が出るまでは、市のほうにどういう計画ができるかというアプローチはなかったので、市としては承知していませんでした。工場跡地とか大きいものにつきましては、事前に局のほうが計画の調整に動くということもございますが、ここにつきましては、先ほど言われましたように、事前の計画がありましたので、それがなくなって以降、事業者のほうでこういう計画を進めてきたということで、事前の調整ということはしておりません。
◆佐野仁昭 委員 たしか土壌汚染の関係では川崎市も一部関係していたということもあったと思うんですけれども、それはまちづくり局ではないから直接業者との関係ではないと。
 とりあえずまちづくり局としては、事業者からの提案とか事前の届け出とか、そういう御相談がなければ、川崎市からそちらに働きかけるということはなかった、今までもなかったということでよろしいのでしょうか。
◎吉田 まちづくり調整課長 はい、そのとおりでございます。
◆佐野仁昭 委員 北東斜面で、これは場所的にも非常に不利な条件の中で、なおかつ東名高速に隣接をしていて、騒音と大気汚染でいうと環境的にはそういうことが懸念されるところですよね。そういう中で、計画人口が現時点の人口から倍近くの計画が進められようとするわけですから、やはり私は、川崎市から良好な住環境形成に向けた働きかけ、地区計画等の働きかけが当然あってしかるべきだったというふうに思うんですね。8年間もこうやっていろいろな問題も含めてやっていく中で、それが一度もなかったということ自体、私はちょっと問題だなというふうに思います。
 そういう中で出てきた計画が、先ほど御指摘したように、8年のおくれを取り戻すことと事業の負担を軽減するという形で張りつくような計画になっているわけです。高津区なんかは人口急増で、今、計画的なまちづくりのあり方に対する問題、民間主導のまちづくりに対する問題というのが――中原もそうですし、高津区なんかもそうですけれども、この地域というのはそういう問題は抱えていないんでしょうか。宮前区というのはその辺は、まだまだ余裕があるから人口がふえても大丈夫だというふうな認識で行政側としてはお考えなのか。その辺をまず1点。
 それから、この計画に基づいて、請願の中では児童が108名増加するというふうな計画、アセスか何かの数字を載せられたと思うんですが、行政側としてそうした児童の出現率、また幼稚園、保育園の対象乳幼児の出現率というか、その想定についてはどのように検討されているのか。それが2点目ですね。とりあえずその2点、答えてください。
◎篠? まちづくり局長 委員言われている地区計画などということへの指導ということなんですけれども、容積の緩和などがあるようなものでしたら当然やりますが、今回みたいなものは都市計画法で定められた容積率でございまして、その中で現行法の範囲でやっているものについては、特段指導ということはしておりません。
◎村石 こども支援部主幹 幼児の出現率の件でございますけれども、本市において平均的に人口の約1%が保育園を利用しているというのもありますし、人口の7%ぐらいが就学前児童ということもありまして、大体マンション等の計画を子ども関係課が相談を受けたときには、戸数掛ける3人当たりを計画人口としてマンション事業者が持ってきますので、その人口をもとに約1%を掛けたものが保育所へと我々としては考えておりますので、本計画においては、協議をいただいたときには1,500人ぐらいということですので、15人から20人が保育所利用層。出現率としてはそういう形になりますので、既存の保育園利用ということで考えております。
 大きなマンション計画の場合ですと、その敷地内に保育園等を協議する形もありますけれども、本計画の協議をされた場合には、1,500人ということですので、約15から20人ぐらいの保育園利用層ということで、既存の保育園利用と考えております。保育園においては、小学校と違いまして全部の方が利用する施設ではございませんので、想定という範囲内の協議をさせていただいています。
◎柴田 環境評価室主幹 学童並びに生徒についての発生量の予測でございますけれども、これはアセスの図書の中で事業者が予測してきておりますが、教育委員会のほうでも、こういったマンションとかの開発建築計画なんかも入れた形で児童数並びに中学校の生徒数を予測していまして、今回この事業により発生する児童生徒数は、事業者の予測ですと、平成23年度で小学校は108名予測しております。学区は鷺沼小学校になりますけれども、このときの予測数にこのマンション計画で発生する児童数を加えると、学校全体として28教室必要になりますけれども、33教室普通教室がありますので、教室の不足はなかろうと。
 それから中学校につきましても、51名の生徒さんがこのマンションから発生する形になります。教室数としては、学校全体として26教室必要となるが、28教室普通教室があることから、教室が不足することはなかろうということを事業者のほうは予測しております。
◆佐野仁昭 委員 局長が最初に、指導はされなかったということですけれども、私は、指導というよりもやっぱり誘導というか、これだけの計画があることに対して、確かに指導は難しいし、法令の問題もあると思うんですが、例えばもっと良好な住環境をつくるためにインセンティブを与えて、そういう形で誘導するということは今までもやってきているわけですから。例の高津区溝口の長谷工さんのときにも問題として上がって、そういうときにやっぱり事前には地区計画の提案なんかもされたということでしたけれども、今回はそういうことがなくて、こういう形で進んできているというのが非常に残念だということで指摘をさせていただいたわけです。
 では、御答弁に対してちょっとお聞きしますけれども、乳幼児が15人前後ということで計画されているということですが、この近辺のどの辺に保育園はあるのでしょうか。4ページ目の図面の範囲に保育園というのはあるんでしょうか。
◎村石 こども支援部主幹 4ページの地図内では見えづらいので、地区的にお話をしたいと思います。まず、この4ページの右下のほうに鷺沼駅があると思います。その近くに、さぎ沼なごみ保育園という定員120名の保育園があります。カッパークの隣にございます。それと4ページの右あたりに土橋保育園がございまして、同じく120名定員でございます。東急田園都市線より上、この計画に近いところですとこの2施設になりますが、鷺沼駅より下になりますと西有馬保育園がございまして、これも120名でございます。あるいは鷺沼小学校の近くに、昨年4月に開所しましたキッズプラザアスクさぎぬまという、小規模ですが30名定員のものがございまして、この4月に15名定員増をいたしまして45名定員。この事業計画の近辺には以上の4保育所がございます。
◆佐野仁昭 委員 川崎は待機児童が今どこでも大変なんですけれども、今回15名ふえて、今御説明いただいた施設に必ず入り切れるという保証はあるんでしょうか。
 やっぱり今、苦肉の策で、マンション管理組合等が託児施設、保育施設を開設することについてはことしからいろいろ予算をつけましたけれども、当然こういう計画をすれば、120名定員の保育園は必要ないかもしれないけれども、例えば託児室がないと、今言った4施設というのはもう待機児待ちで入れないんですよ。さらに15名ふやすということについて、その計画の中である程度補える施設を計画するというのは当たり前だと思うんです。そういうふうに指導していくことはできると思うんです。また、インセンティブを与えていくということができると思うんですけれども、この施設の中ではそういう計画というのは何か検討されているんでしょうか。
◎村石 こども支援部主幹 待機児童が多いという御指摘もございまして、平成19年7月に「保育緊急5か年計画」というものを策定させていただきました。その時点で、それまでまちづくり調整条例の中で、500戸以上の計画においては保育担当課のほうに情報提供、あるいは協議、指導ということがありましたけれども、それを300戸に下げるということでまちづくり局と調整をいたしました。ただ、事業者等に周知期間が必要ということもございまして、平成19年10月から6カ月の周知期間を持ちまして、平成20年4月以降に、計画事業戸数が300戸以上の場合には、我々保育担当課のほうに情報提供とともに指導、助言を受ける形といたしました。
 ただ、本計画におきましては平成19年10月の申請でしたので、情報提供は受けましたが、その指導ということに関しては、周知期間内でございましたので、そこまでに至らなかったということでございます。
◆佐野仁昭 委員 ちょっと理解できないんですけれども、この計画はもうでき上がっているわけじゃないんですよね。今アセスにかかって、その審査結果に基づいてある程度変更が必要になってくる部分は変えて、これから計画が具体的になるわけですよ。今言ったように300戸に引き下げなきゃいけない状況があって、そういう形で見直しているにもかかわらず、これが対象にならないというのは、どう考えてもやっぱり理解できないんですけれども、事業者の理解を得られないんですか。
 これだけの計画をつくるわけだから、そんな120名定員の保育園をつくれと言っているわけではないわけですよ。少なくとも15名が補える――それはどこかの保育園に入れればそれにこしたことはないですけれども、少なくともマンション計画の中で当然必要と思われているわけですから、それに見合った対応をしよう、それも300戸ということで引き下げているし、これは490戸ですから当然対象になるわけですから。指導というのはやらないんですか、やれるんですか。その辺をはっきりしていただきたいんですけれども、もうやらないつもりでやっちゃうということなんでしょうか。
◎村石 こども支援部主幹 「保育緊急5か年計画」の中では、マンション内にマンション居住者専用の保育施設をつくった場合には運営補助をいたしますということを掲げまして、21年度予算には計上しているところでございますけれども、本計画においてはその周知期間の間でしたので、情報提供は受けて、そのような補助計画がございますというお話をしたところでございまして、マンション事業者のほうがそれを計画するかどうかというのは、そのときのお答えではキッズルームという形で整備をする予定というふうにお答えになっているところでございます。
◆佐野仁昭 委員 やるということですね。その計画の中で、キッズルームみたいな形の対応はするということを事業者は答えているんですね。
◎村石 こども支援部主幹 キッズルームをその建物の中につくるということでございますが、私たちが考えているのは、日中的に預かる保育施設の場合には補助いたしますと。ただ、キッズルームというのは在宅の方々がいつ遊びに行っても使える施設ということなので、補助対象ではないと考えております。
◆佐野仁昭 委員 だから、これだけの計画で、事業者はどう考えているんですかね。北西の向きで斜面だから、当然劣悪な住環境というのは想定されて計画されるわけですけれども、お子さんがいる世帯はそんなにふえないと。いわゆる寝に帰ってくるようなところだから、子どものことなんか心配要らないよというような認識で計画をされているんですかね。
 やっぱりこれは300戸に引き下げたわけですから、事業者に引き続きぜひ働きかけていただきたい。何のためにそういうふうに引き下げて、良好な住環境を推進するために行政の役割があるのかというのが問われてきますよ。その辺はぜひ引き続きお願いしたいと思います。
 それから、駐車台数について、先ほど早口でばあっと説明を受けたものですから、ちょっと聞き取れなかったので、もう一回駐車場のところを御説明いただけますでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 先ほどのキッズルームのお話ですけれども、事業者は、アセスに対して皆さんからいただいた意見に出す見解書の中で、キッズスペース等の設置を計画いたしますというふうに明言していますので、何らかの対応はとられるかなと。ただ、保育施設の設置は計画しておりませんと、それははっきり申しております。
◆佐野仁昭 委員 ちょっと答えていただく前に、今の点については、先ほど言ったように引き続き指導してくださいよ。それはもう決まっちゃったからアセスのとおりやりますなんていう話だったら、これは話にならないですよね、きょう審議している意味がないですよ。そこは、業者はそう答えているけれども、引き続きこちらのこども支援部のほうで指導していただけるということでいいんですよね。そういうことでぜひそれはお願いしたいと思いますので、よろしいでしょうか。では引き続き答弁。
◎柳澤 まちづくり調整課主幹 地下駐車場は全部で421台でございます。地上駐車場が46台。合計で467台でございます。駐輪台数につきましては全部で735台でございます。バイク置き場の収容台数は31台でございます。
◆佐野仁昭 委員 今回これだけ、421台が地下施設に整備されるということですから、安全面の上から非常に注意が必要だと思うのですけれども、467台を設置するに当たって、何台以上の地下駐車場は設置はだめだよと、何か決まりみたいなものはあるんですか。
◎吉田 まちづくり調整課長 特に基準はないと思います。防災面で設備の設置とか、いろいろ出てくると思いますけれども、台数何台以上はいけないという形ではないと思います。
◎橋爪 建築審査課長 法律的な規制につきましては、当該地は第一種中高層住居専用地域と第一種住居地域に分かれてございまして、駐車場が存在する部分は第一種中高層住居専用地域でございます。都市計画法に基づく用途地域に従いまして建築基準法が規制する附属駐車場、これは敷地当たり3,000平米という制限がございますので、この範囲内でしか駐車台数は計画ができないものでございます。
◆佐野仁昭 委員 そうすると、これは合計の敷地面積でいうと3,000平米は超えないんですか。
◎橋爪 建築審査課長 当該地は機械式駐車場でございますので、通常の床面積のとり方と若干違いまして、計画パレットといいますが、車が乗っかるそのパレットの面積をもって、台数掛ける面積、それを駐車場面積というふうにカウントします。しかし、それ以外にもスロープとか、斜路部分がございますので、それを足して面積カウントをしますので、現在何平米という表記がされてございません。私どものほうでもこの図面で何平米かというのは審査が非常に難しいものですから、今現在何平米かということはお答えできないんですが、3,000平米は超えられない。ただ、駐輪場につきましては、延べ面積の5分の1まで容積の緩和がございますので、駐車場は3,000平米ですが、駐輪場と合わせて5分の1までできるということになります。
◆佐野仁昭 委員 これだけの駐車台数を地下に設置する計画というのは、これまで行政のほうで何件ぐらい確認されておりますでしょうか。これだけの規模というのは、審議の場では私は初めてなんですけれども。
◎橋爪 建築審査課長 地下駐車場につきましては、本市の場合、全くないということはございませんで、当然多数存在します。しかしながら、駐車場の場合については、防災上非常に危険性を伴うものですから、特に消防法が非常にうるさくなっておりまして、地階の図面を見ていただくとおわかりだと思いますが、泡消火室というのが書かれてありまして、当然安全面では消防法の規定が相当厳しい規定になってございます。当該駐車場についても大規模でございますので、泡消火器等の消防設備が必要な駐車場でございます。
◆佐野仁昭 委員 その場合に、例えばですが、5ページ目の図面で敷地が分かれているわけですけれども、要は1宅地だと駐車場が大規模になるから、ある程度分けて計画しなければ安全性を保てないという配慮があってこういう計画になっているんですか。その辺の状況というのはどうなんでしょう。
◎橋爪 建築審査課長 事業者のほうが当該地を2宅地に分けて建築計画をされてございますので、当然宅地当たり3,000平米が上限ということですので、駐車場を合わせてしまいますと、どちらかのほうに6,000平米というのはできません。したがいまして3,000平米以内2計画。実質的にはもう1宅地ございますので、それぞれに駐車場を設けるということだと思います。
◆佐野仁昭 委員 これ自体、それぞれが3,000平米は超えないけれども、1つにまとめると6,000平米近くの規模になってしまうという計画なんですね。
◎橋爪 建築審査課長 3宅地においてそれぞれマックスが3,000平米でございますので、それ以内に計画されているということです。
◆佐野仁昭 委員 私もこういう計画は初めてなんですけれども、本当にこれだけの設備をやりくりする、車の出入りだけでもあれですが、ちょっとその前に質問ですが、そうすると駐車場の出入り口というのは、それぞれの駐車場に対して1カ所になるんでしょうか。
◎橋爪 建築審査課長 駐車場の出入り口につきましては、大規模の場合には安全性の配慮というのが当然必要でございますので、建築基準法に基づく川崎市建築基準条例の中でも出入り口の位置については一定の規制をかけてございまして、先ほども少し御説明をしたと思いますが、交差点からの離隔距離とか、接する道路の幅員の規定というのを条例上規制してございます。
 当該地は3宅地とも6メートル以上の道路に接しておりますので、今回の場合については、この程度の駐車場であっても設置が可能であると。ただし、入り口につきましては、先ほど言ったように交差点から5メートル以内は規制がかかります。それ以外の規制は特段ございません。
◆佐野仁昭 委員 そうしますと、今回出されているこの駐車場の計画に対して、今出入り口として設置されているところ以外に計画変更してもっとふさわしいところ、今言ったようにここにスロープが出ているから、それは事業計画として計画されているけれども、その場所を動かしがたいから多少のスロープの変更しかできないみたいな話になっているんですが、私は事業計画の中で根本的にもっとふさわしい駐車場の通路の設置場所というのがあると思うんですよ。ましてやこんな教会のわきに出るんじゃなくて、もっと別なところへ抜けるような計画だって当然計画できるわけですけれども、今問題になっているのは、先ほどの教会のわきの駐車場のスロープでいいますと、ここの場所でしかできない。だからそれを振れば公園を分断することになる、振らなければ教会側に問題。要は、私はこの計画自体が本当に罪つくりで、問題だなと思うんですよね。
 そういうことから考えたら、先ほど出された、限られた計画変更に対してできる範囲でやりなさいということ自体、やっぱりアセスの意見としてそういう形で解決ということではないと思うんですね。もともと交通計画に対しての専門家というか、安全対策の専門家はアセスの審議委員の中にいらっしゃるのでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 おいでになります。
◆佐野仁昭 委員 そういう人たちの意見としては、もっとふさわしい場所だってあるということだって言えるわけですよね。その辺についてはもっと別な計画についても検討して、やっぱり最終的には、先ほど雨笠委員もおっしゃったように、皆さんが本当にこれで安全で快適な暮らしを続けられる計画に落ちつくことが、私は非常に大事だなというふうに思います。
 では、ちょっと次の問題ですけれども、一棟性の問題で、先ほど、やっぱり当初から市はなかなかそこに対して関与というか、働きかけをなさっていなかったという中で、結局8年のおくれと事業の負担を考えればこういう張りついた計画みたいな話になってきたんだろうと思うんです。
 かつての溝口のときでも大変問題になったんですが、この敷地の境界の中ではある程度隣棟間隔をとって、北側斜線の問題はクリアされている計画だと思うんですけれども、それぞれの棟の中の隣棟間隔というのは、その中で影響というのは考慮されていないわけですから、当然こういう施設というのは、先ほども指摘したように、日も当たらない部屋だって出てくるわけです。だからこれは事業者が計画して、新たに住む人がそれを考慮して買われるからいいのだということではなくて、もっとやっぱりこれから住む人たちのことも考えた計画というのを進めるべきなのです。
 溝口のときにも一棟性の問題については指摘をさせていただきましたけれども、その後、川崎市としてこの一棟性、裁判の判決ということにも影響があると思うのですが、この辺について、良好な住環境整備に向けた点から、局内での検討というのは何かなされてきたのでしょうか。
◎篠? まちづくり局長 今委員、指導すると言われていますけれども、法律の範囲内でなければ、高さの許可とか容積の許可をあげるとか、そういうときでしたら当然一団地をとらせたり何かして、その中でいろんな規制を、行政指導でなくて、許可の基準とか一団地の中の条件ということでやっていますけれども、一般の法規制の中でやられるものについて、そこまで行政としてはできないと思います。
◆佐野仁昭 委員 個別の問題じゃなくて、一棟性の問題が一般的にあれだけ問題になって、いろいろ陳情、請願が出されてきたわけですね。その中で一棟性の問題について国に対して何らかの働きかけとか、やっぱりこういう計画は良好な住環境形成にふさわしくないという視点から、局内での検討はなされたのか、なされなかったのか、また要望として出されたのか、その点だけちょっとお答えいただけますか。
◎橋爪 建築審査課長 一棟性を含めました一団地の判断につきましては、先ほども御説明したとおり、法律に明確な規定がございませんので、いつも争点が争われるところでございます。それについての検討でございますが、一団地の認定というものは近年でも法改正がさらに行われて、昔の一団地に比べますと相当複雑な一団地が最近できました。それも含めまして、一団地の認定というのは認定行為でございますので、認定するための許可基準というか、準則みたいなものが含まれております。そこの準則規定については、絶えず法改正に従いまして適合性を満足するような改正はしております。
 ただし、一棟性につきましては、これは御承知と思いますが、一団地の認定をとってしまうと一棟性が今度問われなくなりますので、一団地の認定とは別に、あくまでも確認処分の中で判断せざるを得ない部分ですので、これはどうしても検討というよりは、過去の判例とか、紛争における建築審査会の判断とか、そういうものを集めまして、より精度を上げる判断を心がける、そういうような努力をさせていただいております。
◆佐野仁昭 委員 前にも何度もこちらで議論して、そういう中でこの問題というのは毎たび出てくるわけですね。
 ちょっと質問よろしいですか。課長さんとして、そういう専門の立場ということで、この一棟性の問題について、やっぱりこういうものが何らかの基準というか、法にはそういう定めがないとおっしゃっていますけれども、特定の定めがないということで、社会通念上で判断するというふうになっちゃっている。そこについて、こういう問題については見直していくべきだと。見直すというのは国が判断するんですけれども、こういう形で推進されてくるのは、良好な住環境形成にとってふさわしくないと。かつての斜面地に対する地下室マンションみたいな形で抜け穴になっていて、そこは何らかの手を打たなきゃいけないという問題意識として認識されているかどうか。
◎橋爪 建築審査課長 御指摘の一棟性につきましては、確かに非常にあいまいな部分がございまして、先ほど申しましたように、我々もどうやって精度を上げるかというのは日夜悩んでいるところでございます。先ほど申したように、過去の判例において、もしくは審査会等において判断されたものを取り入れて行っていくということで今後も対応していかざるを得ないのかなと思っていますが、私どものほうの判断としては、他都市のそういうような事例を踏まえて、それを絶えず取り入れて判断しております。
◆佐野仁昭 委員 判断のその辺についてはわかったんですけれども、そういう意味では答えにくいということだと思うんです。
 これだけ問題になっていて、なおかついいものができればいいですよ。でも、日も当たらない部屋ができるような、日も当たらない計画ができるような、住む人にとっても余りよろしくない、そういう計画を認めてしまうような法の抜け穴については、やっぱり今おっしゃっているように、いろんなところで苦労されている、判例とかを取り寄せているということですけれども、根本的に国に対して、この問題点、課題について認識して何らかの手を打ってくれと、ぜひしかるべきときに、いろんな会議があると思いますので、お話を出していただきたい。これは要望ですので、よろしくお願いしたいと思います。
 そういう中で今回の計画は、3敷地の中で3棟というふうに見るんですか。それだけ確認です。
◎橋爪 建築審査課長 当該計画につきましては、事業者は3敷地3棟と考えております。
◆佐野仁昭 委員 ここに住む方にとって、これだけ込んだ、密集した計画というのは本当にいいのかどうか、私は非常に疑問に思います。今後、問題点についてはぜひ見直していただきたいというふうに思います。
 そういう中で計画が進められているところで陳情が出されておりますけれども、こちらにカトリック教会があって、そこの裏をぐるっと取り囲むように建物が配置されるということで、やはりこういう計画は、私はどうなのかなと思うんです。
 もともとこの敷地はサレジオ学院の敷地だったわけですけれども、この教会とはどういう関係になっているんでしょうか。要は同じ地権者ということになるのか、学院は学院としての立場で、教会は独立した宗教法人としての立場であるのか。もともとサレジオの系列ということであるならば、何らかの取り決めというか、厳粛な宗教行事という形の催しに対して、こういうものができれば、当然それを損なうおそれがあるというのはだれが考えてもわかるわけですけれども、土地の売買、またその計画を推進するに当たって、そういうところとの関係で、もとの地権者ということになるのでしょうか、そういうことの話し合い、そういうものに対しての配慮はどのような話が出ていたのか。わからなければ結構ですけれども、もしつかんでいたら教えていただきたい。
◎吉田 まちづくり調整課長 サレジオ学院につきましては、サレジオ会の系列であるということはわかっているんですけれども、昭和38年にサレジオ学院がここに設立されまして、教会は昭和48年にできました。土地の売買について私が聞いたところによれば、そういった取り決めはなかったというふうに事業者からは聞いております。
◆佐野仁昭 委員 昭和48年から同じ系列の教会としてこちらでこういう形で教会を設置されているということで、そういうことを続けてこられたわけですから、やっぱり厳粛な宗教行事に対する配慮というのは当然計画の中でなされるべきですけれども、今説明の中では、50センチから1メートルのところをもう少し離す小手先の変更みたいな話でしたが、もう少し事業計画の中で配慮できるような、今現時点で検討はなされているんでしょうか。
◎吉田 まちづくり調整課長 今アセスの審査書を受けている事業者のほうで評価書の作成を行っているところと聞いておりますので、その中で審査書の意見が反映されてくるものと思っております。具体的にどういう形かということは、まだ現段階で聞いておりません。
◆佐野仁昭 委員 あと、この陳情の1項目めの、そうした活動に支障を来すような、新しく入ってきた新住民の方から苦情を出されないような取り決め、そういうことに対する担保、その辺について事業者のほうとして検討されているものというのは今つかんでいらっしゃいますか。
◎柴田 環境評価室主幹 アセスの審査書の中では、工事の騒音と振動への配慮とか、供用時において教会と入居者に、騒音とか圧迫感とか、そういったものに配慮する必要があろうということで、なるべく離隔距離を確保するなどの対応をとるようにということで審査書では述べておりまして、この辺の対応については今後、評価書の中で事業者が考え、示してくるものというふうに考えています。
◆佐野仁昭 委員 教会というのは、先ほども御説明いただいたように、サレジオ学院と同じ系列で、要は言いかえれば象徴的な施設として10年後に設置されたという経過の中で、ずっとここで活動されてきたと思うんですね。そういう中でサレジオがこういう形のマンション計画に変わったということであれば、そういう歴史の流れの中の計画ということで、やっぱりそこは当然配慮されてしかるべきだったのではないかなというふうに思います。そういうものが全く配慮されていない計画で、それから近隣住民のいろいろな要求を本当に同じ方向で変えていこうというときに、アセスの結論で罪つくりなものが入ってくるということで、そこで本当に安心して暮らしていくということに対して、これは非常に大きな課題、問題をいっぱいつくっていると思うんですね。
 そもそも私、今質問の中である程度見えてきたのは、やっぱりこういう既存の住民が倍になるような計画をしていく中で、川崎市の関与というのが、別に指導しろというんじゃなくて、誘導するためのいろんな知恵出しを行政としてこなかったというのが、結果としてマンション業者が、法規制の中でできる限り自分たちのやりたい計画ということになってしまう。だからこういう罪つくりな問題を幾つも出してしまっている。それに対してアセスの問題の中でも、先ほど雨笠委員もおっしゃったように、本当に未来永劫、住む人たちの立場に立った審議というのがどれほどなされているのかというのが、私も会議録を拝見してやっぱり非常に感じました。
 1点だけ紹介しますと、このアセスの中でも車の問題とかが騒音公害の中で指摘をされているんですけれども、今が交通量によって環境基準をオーバーしているのでやむを得ないというのであれば納得せざるを得ないというふうに、何で納得しちゃうのかなというのが、本当にこれはちゃんと住む人の立場になって審議していただいているんだろうかと、大変おこがましいですけれども、そういうふうに感じざるを得ないような議事録の内容もありましたので、やっぱりもっとちゃんと住民の立場に立ったアセスというのをやっていただきたいなというふうに、これは個人的な見解ですけれども感じましたので、要望として、とりあえず私のほうは結構です。
◆石田康博 委員 鷺沼ヴァンガートンヒルズのときから私もかかわらせていただいて、土壌汚染が問題となって、一たん計画が中止となりまして、一安心はしていたんですけれども、またここに来ましてこのような、規模は違えども、同様なマンションの計画が起こってきまして、ちょっと心配しているんですけれども、きょうは皆さんの心配が払拭されるように、議論していきたいと思うんです。
 まず、こちらの請願第67号の要旨の中に「複数棟を1棟として設計して、全部で2棟しかない設計」こういう記載があるのですけれども、こういった2棟を1棟として考えることによって、ここに記載のとおり、現実に戸数をふやすことができるのかということをまず1点教えていただきたいのです。
◎橋爪 建築審査課長 お尋ねの複数棟を1棟とすることによって棟数をふやせるかという御質問でございますが、基本的に建築基準法では容積率の制限というのを設けてございまして、地域ごとに容積率が定まってございます。したがいまして、建物のボリュームというのは容積で決まることになります。しかしながら、当該地、第一種中高層住居専用地域の場合につきましては、日影規制がかなり厳しい条件と、高さの規制が15メートルということでございますので、高層の建物が建てられませんので、低層系の建物が複数棟連続して建つような計画が現在はされております。ただ、ボリュームという意味では、高くできるか、低いものがこういうふうにできるかという違いでございまして、ボリュームだけを論じるならば、容積率の制限で決まるということでございます。
◆石田康博 委員 つまり2棟を1棟として考えることによって戸数をふやすことができるという考え方は当てはまらないという理解でよろしいですか。
◎橋爪 建築審査課長 あくまでも戸数というのは建物のボリュームで決まりますので。
◆石田康博 委員 あと、いただいた資料の3ページなんですが、一敷地一建物についてということで、事業者の見解には、1つの建築物であるためには、外観上、機能上、構造上一体性が必要であるというお答えが入っているのですけれども、その一敷地一建物の必要条件というのはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
◎橋爪 建築審査課長 一敷地一建物の原則といいますのは2つの要素がございまして、複数棟であっても不可分の関係にあるもの、もしくは本当に1棟の建物であるもの。今回の建物の場合には、事業者は1棟の建物と考えております。しかしながら、見た目が1棟であっても複数棟の場合もございますし、そこら辺の関係から、先ほど来御説明しておりますように、機能上、構造上、または外観上、本当に1つの建物と見られるかどうかという審査をしなくてはならないんですが、この技術的な基準というのは全く法律で定まっておりませんので、先ほど来も御説明したとおり、社会通念に従って判断することになろうかと思います。ただ、社会通念といってもどのように判断するのかということが非常にわかりにくいものですから、先ほど私どもは、過去の判例等で判断させていただきますという御説明をさせていただきました。
 過去の判例について幾つか御紹介いたします。過去の審査会において判断が示されているものを御紹介します。
 まず、外観上の要件としましては、地上部分で目視できる範囲の部分が連続してつながっている。2層以上つながっていなさいと。渡り廊下のような部分的につながる部分については3層以上つながりなさいというような判断を示されております。
 次に、構造上の問題につきましては、一番争点になりますのが、本来構造上全部つながっていればよろしいのですが、建物によってはエキスパンションジョイントという部分を設けます。このエキスパンションジョイントを設けることによって一の建物かどうかに疑義が生じますので、その設け方が構造上必然的なものでなくてはならない。無理矢理にエキスパンションジョイントと称するものだけつけて、あたかも1棟だという主張ではなくて、本来の目的のエキスパンションジョイントによってつながっていないと1棟とは見ませんよという判断がございます。
 そもそもエキスパンションジョイントとはどういうものかと申しますと、本来の目的は、今回も鉄筋コンクリートでございますが、コンクリートとか鉄というのは温度の影響で収縮、膨張を繰り返します。こういうことを行いますと建築物の構造体が傷みます。特に細長い建物については非常に膨張、収縮の影響が大きい。そういう細長い場合についてはエキスパンションジョイントを設けて分離して影響を少なくする。
 また、地震時において渡り廊下のような細い部分は力が集中するので壊れる。もしくはL字型とかコの字型とかバランスの悪い場合については、やはり地震時に応力が集中しましてその部分が壊れるということがありますので、そういうことを構造的に配慮してエキスパンションジョイント等を設けることになっています。ですから、当然構造上必要な間隔をとってエキスパンションジョイントを設けるので、エキスパンションジョイントの目的に合っていなければだめですという判断をいたします。
 それから機能上の問題につきましては、その1つの建物と称するものが、機能上、管理上、一の建築物かどうか。ここら辺が技術的に判断するのが一番難しいところでございます。それから、建築設備とか防災設備という設備関係が本当に一の建物として機能しているか。それから、建物の仕様にあっては、避難計画上、一の建物として計画が成り立っているか。こういうことを総合的に、法律の適合性も含めまして判断することになりますので、当然計画ごとの1件審査ということになります。
◆石田康博 委員 よくわかりました。
 時間もあれですので、あと騒音なんですけれども、環境影響評価準備書、よく拝見させていただきました。中でも工事用車両の走行に伴う騒音についてなんですけれども、梶ヶ谷菅生線で66.9デシベルということで、目標値が60デシベルなんですが、これはふだんから大きく上回っているということなんです。この工事用車両の増加分が0.1デシベルから1.9デシベルと予測されるということで、さほど影響がないような表現がされているんですけれども、他の2点も同様の、少し超えてしまうという評価のようなんですが、この騒音に対して川崎市はどのような見解をお持ちでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 今石田先生のほうから御指摘がありましたように、事業者が予測評価してきた中では、環境保全目標60デシベルに対して工事車両の走行時の最高の等価騒音レベルでは65.1デシベルということで、工事車両の増加による分については1.9デシベルで、見かけ上それほど大きくないように見えるのですが、この辺は専門の委員から御指摘がありまして、たかだか1.9デシベルに見えるけれども、実際ほかの車両が走っていなくて工事用車両だけが走ったときでもこの60デシベルを超えるんでしょうという御指摘がございました。
 まさにそのとおりでございまして、この部分については、事業者に対して、やはり工事の車両によってこれだけ環境保全目標を超えるから、環境保全の数値を徹底するようにということで、例えば工事車両の走行日を平準化させて、なるべくピークが重ならないようにするとか、エコドライブに努めるとか、整備点検をきちんとするとか、そういう配慮を徹底するようにということで御指摘はいただいております。
◆石田康博 委員 今御答弁いただいたとおりに、ぜひやっていただきたいと思うのですが、ここはもう本当に、私も毎日通るのですが非常に閑静な住宅地ですから、大きなトラックが入ると非常に大きな影響が出てくると思いますので、ぜひおっしゃられたことを指導していただきたいというふうに思います。
 あとコミュニティ施設の問題なんですけれども、環境影響評価準備書では、小学校と中学校のあきも分析しながら、大丈夫であろうというのはよくわかったんですけれども、先ほど佐野委員との中でも保育所の問題が心配されるということでやりとりがございました。私も調べてきたんですが、昨年4月の待機児童が宮前区で67名、恐らくことしも70名を超えてくるだろうということが推測される中で、やはり保育所の問題は考えていかなくてはいけないと考えているんです。
 先ほどキッズスペースの提案がありそうだというようなお話があったんですが、こちらの図面のどこにそのエリアをつくる予定になっているのか、おわかりでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 その辺の細かい計画については、事業者のほうで検討したいという意向だけであって、この図面の中にはまだ示されておりません。
◆石田康博 委員 ということであるならば、キッズスペースでどれだけ対応できるかちょっと不安なんですけれども、またこのエリアを中心に保育所の整備計画なんかももう一度見直していただきながら、今待機されている方も実際いますし、新しくこちらに越される方も、やはりそういった家庭であれば非常に不安な部分もあると思いますので、ぜひその問題を解決できるための計画の見直しをお願いしたいと思います。
 あと、この中にもありましたが、川崎市道鷺沼70号線の両側に設置される高い擁壁というのが心配されていますけれども、擁壁の高さを教えてください。
◎長瀬 まちづくり調整課主幹 図面から見ますと、南4号棟に接する擁壁につきましては高さ3メートルから4メートル、東棟に接する擁壁につきましては高さ2メートルから5メートルと聞いております。
◆石田康博 委員 そこに盛り土をするということですが、地盤面をどれだけ上げるのか教えてください。
◎長瀬 まちづくり調整課主幹 造成計画断面図で見ますと約3メートルです。
◆石田康博 委員 わかりました。
 あと、最後に提供公園のあり方なんですけれども、こちらは6%の提供公園ということで、出入り口の問題にもかかわってくるんですが、6%の提供公園のあり方として、条例上一体として公園が整備されなくちゃいけないのか、あるいは道路で分断されても全体で6%整っていれば提供公園として認められるのか、そのあたりを1つ教えてください。
◎福井 公園緑地課長 一応条例上6%ということでございますので、環境局としては6%というところで、あとは2分割されるような問題があろうかと思いますけれども、ただ、これについては現在、事業者さんのほうで計画をおつくりになって、まだ我々に来ていないわけですから、その辺のお話はできませんけれども、なるべく地元の方々と調整した中で計画をお持ちいただくということで、一応6%以上を確保していただくというふうに事業者に指導しているということでございます。
◆石田康博 委員 わかりました。取り扱いについては後でまとめてお話しします。
◆平子瀧夫 委員 私も石田委員と同じで、かつてのプロジェクトの時代からずうっと見守ってきた1人でございますが、今までのやりとりでいろいろわかってまいりましたけれども、ちょっと聞かせていただきたいんです。
 やっぱり私、保育園の問題、今石田委員からもありましたけれども、これを大変心配する1人なんです。ここは御存じのとおり東名を挟んで犬蔵の区画整理が進められていて、ここでも一気に多くのマンションが建設されている状況で、保育園は、先ほどなごみと土橋保育園で何とか120名、120名、あとほかにもあるということだったんですが、犬蔵のほうから鷺沼、そこから東京に行かれる方たちも、やっぱりその辺に入ってくると思うんですが、その部分というのは計算されているんですか。
◎村石 こども支援部主幹 マンション利用者等の計画をもらったときには、1事業者の戸数で計画の情報提供をいただくということで協議をしています。犬蔵については、各事業者おのおのマンションが違うので、非常に難しかった経過があります。それが1点と、人口急増地域としては犬蔵2丁目と鷺沼駅周辺は我々も把握をしているところですので、「保育緊急5か年計画」の見直しの中で、その辺の分析もあわせて、鷺沼周辺にどのぐらい需要があるかというのを含めて計画を見直していきたいと考えています。
◆平子瀧夫 委員 その辺、ぜひ全体観に立ってやらないと、結局は今までの保育行政のおかげじゃないけれども、待機児童を出しちゃってどうするのという議論が今までもされてきましたが、ぜひお願いしたいと思うんです。
 それから小中学校についても、小学校はこの計画で28教室必要だけれども現状33教室ある、中学校は26教室必要だけれども現状で28教室あるということだったんですが、これもちょっと見通しが甘くないかなという危惧をするんです。この近くに富士見台小学校があるんですけれども、帰国子女を受け入れているとかいろいろな事情はあるんですけれども、ここも結局は校庭を次々つぶしてというか、校庭を狭くしてプレハブをつくったり、子どもたちを受け入れる教室を確保する手だてとしてそういう状況なんですよね。だからこれも大丈夫なのかしらという気がして仕方がないんです。その辺の小中学校の関係はどうですか。
◎柳澤 まちづくり調整課主幹 小学校につきましては、平成18年4月に土橋小学校ができた関係で、鷺沼小学校は大分減っております。今現在、教室としまして33教室あるわけでございますけれども、実際は28教室で間に合うということでございますので、多分余裕があるということでございます。
 中学校につきましても、28教室ございますけれども、そのうち26教室ですのであと2教室余裕があるわけでございますけれども、この地域は割合、中学校は私学に行く方が多いと伺っております。ですからそれも平気ではないかというふうに教育委員会の方が言っておりました。
◆平子瀧夫 委員 わかりました。それも一定、それなりの中長期の見通しをしっかり見ていただきたいなというふうに思います。
 それから、あともう一つ大きな心配というのが、ここで約500戸ですよね。さっき駐車場の問題もありましたけれども、これまでも何度か本会議一般質問等でも取り上げられてまいりましたが、鷺沼駅の朝夕のラッシュ時に車が動かなくなっちゃって、渋滞問題というのは、もう現状既に深刻なんですよ。御存じのとおりだと思うんですけれどもね。そういう中で、やはりこれも全体観に立って、交通渋滞解消の問題も考えていかなければいけないと思うんです。
 当然この約500戸の方たちは、鷺沼に歩いて10分か15分ですか、駐車場は約467台。これがふえてきて、やっぱり朝夕、通勤の御主人を送って鷺沼へなんていう話になってくると思うんですが、その辺はどんなとらえ方をしていますか。
◎柴田 環境評価室主幹 今回は工事中の工事車両の影響をアセスの図書の中で、交差点飽和度とか交通混雑度の影響について示させたわけですけれども、アセスのこういった図書をつくるときに、技術指針の中では、工事用の大型車両が頻繁に出入りするような、それを1つの目安として1日50台と見ているんです。それからマンションの自動車なんかは普通自動車ですので小型車になるわけですけれども、小型車の出入りについては、基本的には商業施設やなんかで1,000台以上の駐車場については供用時の影響について予測評価しなさいという指導をしておりまして、今回は約500台程度の駐車場ですので予測評価の対象ではなかったのですけれども、やはり今先生の言われたように、周辺の影響等も考慮する必要があるので、工事だけではなくて、工事というのは休日は入っていないので平日だけしかやっていないのですが、供用時については平日、休日両方について周辺の交通状況に対する影響等について調査、予測評価して、これから出す評価書の中ではちゃんと示すようにという意見を出しております。
◆平子瀧夫 委員 わかりました。もちろん工事期間の工事車両の及ぼす影響だけではなくて、一般の居住者の車も含めた影響というのはこれからそれなりの対応をするということですから、期待をしたいと思います。それはぜひしっかりした対応をお願いしたいと思います。とりあえず私はこれで。
◆斉藤隆司 委員 先ほどから委員の方々からいろいろ発言があったんですが、大体こういう工事公害、騒音、振動というのは、事前の説明と全く違うというのが多くの人から聞かれるんです。市のほうから先ほどいただいた資料で計画に係る条例環境影響評価審査書というのがあるんですが、工事車両が重ならないように、集中しないように環境保全のために努めるということが5ページに書いてありまして、交通渋滞を避けるためにも対策を立てるということなんですが、この工事車両は、いろんな交通事情によってどういうふうに重なるかわからないとなったときに、路上に駐車させるのか、皆さんの住宅地の中に駐車させるのか、あるいは仮の駐車場をつくるのか、その辺はどうなんでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 先ほどの工事車両が重ならないようにというお話につきましては、事業を進めるときに、その工事の進捗状況によって、こういう工事のときにはこのぐらい車を使いますよということで、1日当たり何台走りますよというのを事業者が計画を立てて、それを示してきている。そのときにどのくらいの音なり大気汚染なりということをシミュレーションしているんですけれども、例えば音については、もう少し工事期間を延ばすとか、そういった対策をすることによって、1日当たりの交通量とか時間当たりの交通量をなるべく平準化して、一時期に重ならないように、そういった工事計画の配慮をしなさいよということを求めているわけです。
◆斉藤隆司 委員 ですから、これを読んで、じゃ、どうするのかなということを考えちゃうわけですね。待機場所によっては、そこで排出ガスがずうっと出ているかもしれない。あるいは交通渋滞によって、おくれるか早まるかわかりませんけれども、そういった事態が生まれてくるかもしれない。そういう中で、仮の駐車場をつくりなさいとか、そういった話し合いというのはないんでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 事業者がアセスの準備書の中で示してきています計画の中では、路上に駐車は禁止して一般車両や歩行者の安全を確保します、そういう計画にしていますということを明言しておりますので、路上において皆様方に迷惑をかけるようなことはなかろうというふうに判断しております。
◆斉藤隆司 委員 では、具体的にはこれから話し合われるということなんでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 当然事業者はそれをやってくるものというふうに解釈しております。
◆斉藤隆司 委員 11ページの(4)の事後調査についてなのですが、準備書面で予測した数値を超えることにより生活環境の保全に支障が生じた場合は、市にその結果を報告するということで、市は事後の調査の報告を受けてどんな対応をするんでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 事後調査については、予測したときに大きい影響が生じるであろうという項目について、事後調査を実施するように指導しております。その中で大気質とか騒音について行うことになっておりまして、事後調査をやったときに、例えば騒音が予測した値をかなり超えていて問題があるというようなときには、先ほども申し上げましたけれども、事業の期間を延ばすなり、事業の進みぐあいの計画を変更するなりして、周辺に大きい影響がないようにさせることを申し入れることになります。
◆斉藤隆司 委員 例えば建設用の機械で建設していて、住民の皆さんが、これは異常ではないかということで調べてもらったら基準値を超えていたという場合には、中止もあり得るということなんでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 事後調査をやるときというのは、決まった時期に、予測した時期に、ピークが重なる時期にやっておりますので、例えば住民の方からひどいという苦情があったときには、アセスではなくて、環境対策課のほうに苦情を寄せていただければと思うんです。事業者のところに担当が行って、どういう状況か、また音についてはかったりすることも可能ですので。そのときには、例えば今申し上げましたように、工事を中止はないんですけれども、やるのが重ならないように時間をずらすというふうな対応をしていただく形になると思います。
◆斉藤隆司 委員 ということは工事が継続するわけですから、その騒音、あるいは振動というのは変わらないというふうに見てよろしいんでしょうか。
◎柴田 環境評価室主幹 変わらないわけではなくて、例えば走行する車両数を平準化させてピークが重ならないようにすることによって下げるということもありますので、騒音とか振動がそのまま高い状態が続くということではないというふうに考えます。
○河野忠正 委員長 それでは、ほかに質疑がないようですので、取り扱いについて御発言を願いたいと思います。
◆石田康博 委員 総合調整条例や環境影響評価条例の手続の途中ということもありますし、御答弁にもありましたように、キッズルーム設置の検討もしていただけるようなことでございますので、計画の見直しもこれからある可能性があるということもございますので、その推移を見守るという意味で継続でお願いいたします。
◆佐野仁昭 委員 最初にちょっとまた意見を申し上げますけれども、これだけマンションバブルがはじけて、売れ残りが川崎区でも確認されている状況の中で、新たなこういう大規模マンション計画を進めるということ、私はそれだけでも計画を見直すべきだというふうなことを考えているんですけれども、ましてやこうした北側斜面に張りつくような計画で、東名高速にも隣接をしている。
 私の息子もぜんそくを患っているんですが、ちょうどその産業道路という大きな通りに面しているところに住んでおりまして、大気汚染とぜんそくの問題でも、やっぱり今後そういう方がふえるのではないかということも懸念されるということで、先ほども御指摘させていただきましたけれども、川崎市が本当にもっと関与していただいて、この地域にふさわしい計画に誘導していただければ、また違った方向もあったのではないかと思います。先ほど保育園のことも含めて働きかけていただけるということですから、やはり私は、今後もそういうことで推移は見守っていかなきゃいけないと。
 それと先ほどの一棟性の問題は、やっぱりここでまた出てきてしまっているので、改めて国に対して、ぜひその問題を検討することについては意見を申し上げていただきたいということを含めて、継続ということでお願いしたいと思います。
◆雨笠裕治 委員 今後の動向を含めて調整の結果等を見させていただくということで、継続で結構です。
◆平子瀧夫 委員 事業者も見解書の中でこれから形状変更を含めていろいろ検討していくということもありますし、4丁目の皆さんと教会の皆さんと事業者と、これからしっかりと協議検討していただいて、そこにしっかり行政側もかかわっていただきたい、あわせてそうした状況を見守っていきたいということで、継続ということで。
○河野忠正 委員長 それでは、「請願第67号 鷺沼四丁目マンション計画に関する請願」及び「陳情第115号 東急電鉄株式会社『鷺沼四丁目マンション計画』についての陳情」については継続審査とすることでよろしいでしょうか。
                ( 異議なし )
○河野忠正 委員長 それでは、請願第67号及び陳情第115号については継続審査といたします。
 傍聴の方、請願第67号及び陳情第115号の審査は以上のとおりです。どうぞ御退室ください。
                ( 傍聴者退室 )
○河野忠正 委員長 理事者の方は一部交代をお願いします。
               ( 理事者一部交代 )
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○河野忠正 委員長 次に、まちづくり局関係の所管事務の調査として「平成20年度市営住宅の耐震診断結果と今後の耐震対策について」報告を受けます。
 それでは、理事者の方、お願いします。
◎篠? まちづくり局長 それでは、これより「平成20年度市営住宅の耐震診断結果と今後の耐震対策について」御説明させていただきます。
 詳細につきましては、市街地開発部住宅建設担当主幹の山本から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎山本 市街地開発部主幹 それでは、平成20年度市営住宅の耐震診断結果について御説明いたしますので、資料の1ページをお開きください。
 1.市営住宅に関する耐震対策についてでございますが、平成18年1月26日に、建築物の耐震改修の促進に関する法律、いわゆる耐震改修促進法が改正され、地方公共団体においては耐震診断を速やかに実施し、これを公表するとともに、整備目標の策定等を行い、平成27年までを目標にして、計画的かつ重点的に耐震化の促進に取り組むべきとの基本方針が示されました。この方針を受けまして、本市では、平成19年4月に川崎市耐震改修促進計画を策定いたしまして、耐震化の現状及び耐震対策が必要な棟数などを示し、耐震化に計画的に取り組んでいるところでございます。
 この計画における市営住宅の耐震診断対象住棟数でございますが、旧耐震設計基準で建設された301棟のうち、建てかえや用途廃止を予定しているものなどを除く201棟を耐震診断の対象としており、平成19年度に62棟を診断し、平成20年度に残りの139棟の耐震診断を実施いたしました。
 それでは、耐震診断結果について御説明いたします。ランク別の診断結果の表をごらんください。
 Aランクにつきましては、中原区の苅宿住宅、高津区の久末大谷住宅の1・2号棟、宮前区の有馬第二住宅の5・6・8号棟などの7棟、高山住宅の1から12号棟など16棟、宮崎住宅の1号棟など計27棟がAランクという結果となりました。
 Bランクにつきましては、川崎区の田島住宅を初め麻生区の高石住宅1から8号棟まで計105棟がBランクと判定されました。
 Cランクにつきましては、川崎区の小田住宅の2棟など計7棟がCランクという結果でございました。
 このA、B、Cランクの分類についてでございますが、震度6強から7程度の震動が発生した場合を想定し耐震診断を実施し、その結果得られた各建築物のIs値の数値に基づき分類しております。
 次に、資料2ページをお開きください。
 表にありますとおり、ランクAでは、地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。ランクBは、倒壊し、または崩壊する危険性がある。そしてランクCは、倒壊し、または崩壊する危険性が低いとされております。
 なお、耐震診断でランクA、ランクBと判定された住棟であっても、震度5強程度の中規模地震では、倒壊または崩壊しない構造設計に基づいて建設されております。
 次に、3.平成20年度の耐震診断結果に基づく耐震対策でございますが、ランクAと診断された住棟につきましては、速やかに設計を進め、平成22年度までに耐震対策を完了する予定でございます。
 ランクBと診断された住棟につきましては、順次耐震対策を実施し、平成27年度までに対策を完了する予定でございます。
 なお、ランクCの住棟につきましては耐震対策は実施いたしません。
 また、ランクBの耐震改修工事は、建物の構造等技術的な検証や耐用年数による影響等も考慮し、総合的な観点から順次設計を進めてまいります。
 次に、4.Is値でございますが、Is値とは構造耐震指標といいまして、数値が大きいほど耐震性能が高いことを示しており、0.6が基準値とされ、0.6未満が耐震改修対象とされております。ランク別とIs値については、ランクAはIs値0.3未満、ランクBはIs値0.3以上0.6未満、ランクCはIs値0.6以上としております。
 3ページから5ページまでは各住宅別の号棟別耐震診断結果表を添付してございます。後ほど御参照いただければと存じます。
 6ページは、耐震診断を実施した市営住宅の一覧になっております。
 なお、今回結果が出ました住宅の入居者の方へは、今回の結果と今後の対策についてのお知らせを本日より各戸配付するとともに、後日、説明会を開催し、周知を図ってまいります。
○河野忠正 委員長 説明は以上のとおりです。質疑等ございましたらお願いいたします。
◆岩崎善幸 委員 ちょっと要望なんですが、きょうから今後、各居住者に配付をして説明会をするというお話なんですけれども、Aランクのところに住んでいる方は、震度5強程度は大丈夫だといっても、不安に感ずる方がかなりいらっしゃると思うので、丁寧な説明と、今後の対応をしっかりと話をしていただきたいと思うんです。その点、くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。
◆佐野仁昭 委員 この結果に関連して、これまでに診断結果Aとなったところの改修計画、改築計画、その計画の進捗状況というのは順調に推移しているんですか。
◎山本 市街地開発部主幹 19年度に耐震診断した結果ランクAとなった13棟のうち9棟、新作、明石穂、有馬第一住宅は、3月23日に工事の入札予定でございます。それから残り4棟、河原町住宅は、3月10日に設計施工一括発注方式の公告をいたしました。
◆佐野仁昭 委員 今までそういう形でAとして発表されたところについては順次計画どおり推移していただいているという認識でよろしいんでしょうか。
◎山本 市街地開発部主幹 そのとおりでございます。
◆佐野仁昭 委員 本当に住んでいる方は、もしAと診断されれば、一刻も早く何らかの手を打ってほしいと思います。いろいろ条件があるので、クリアしなきゃいけないハードルはあると思うので、その辺については私も十分認識しているんですけれども、そういう計画を前倒ししてでもぜひやってほしいというのがあるので、少なくとも計画どおりに進めていただきたいということで、要望で結構です。
◆青山圭一 委員 Aランクは平成22年度までに完了予定、Bランクは27年までということなんですけれども、それぞれ予算額の見込みと財源はどうなっていますか。
◎山本 市街地開発部主幹 全体事業費としては概算で約300億円程度が見込まれます。その財源の考え方といたしましては、国庫補助金、市債、住宅使用料等のほかに、市営住宅等修繕基金の活用により一般財源の縮減に努めるとともに、各年度における事業費の平準化を図ることにより、順次耐震対策を実施してまいります。
◆青山圭一 委員 内訳は。
◎山本 市街地開発部主幹 改修工事のほうなんですが、補助対象事業費の国庫補助金45%、そのほかの市債が55%でございます。
○河野忠正 委員長 ほかにないようでしたら、本件については以上で終わります。
 理事者の方は退室願います。
                ( 理事者退室 )
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○河野忠正 委員長 次に、閉会中の継続審査及び調査の申し出についてを議題といたします。
 初めに、年度末に当たりますことから、まちづくり委員会で継続審査中の請願・陳情につきまして、今後も閉会中の継続審査の申し出を行うものと、審議未了廃案と扱うものについて御協議をいただきたいと思います。
 まず、審議未了廃案の目安等について、事務局から説明をお願いします。
◎榎本 書記 それでは御説明いたします。
 請願・陳情の審議未了廃案の扱いにつきましては、各常任委員会で御協議いただき、1年ごとに整理できるものは整理していくとの方針が平成16年1月29日の議会運営委員会で確認されております。審議未了廃案の目安としては、提出時と大きく状況が変わり、願意が実態とかけ離れてしまったものとしまして、例えば反対または要望していた建物が既に着工済みのもの、反対または要望していた法案が国会で可決されたもの、また、反対または要望していた市の事業が施行されているものでございます。
○河野忠正 委員長 ただいま事務局から説明がありましたが、本委員会の請願・陳情のうち該当するものは、事前の調整でないのではないかと考えています。したがいまして、本委員会で審議未了廃案の扱いはないものといたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                ( 異議なし )
○河野忠正 委員長 それでは、そのように確認させていただきました。
 次に、閉会中の継続審査及び調査の申し出についてを事務局から説明していただきます。
◎榎本 書記 それでは、閉会中の継続審査及び調査の申し出について御説明申し上げます。
 お手元に本日3月16日現在のまちづくり委員会付託の請願及び陳情の一覧表をお配りしております。請願につきましては、一覧表に記載してございますとおり、請願第3号、第5号、第22号、第28号、第40号、第41号、第46号及び第47号の計8件、陳情につきましては、陳情第13号、第34号、第35号、第60号、第64号、第80号、第112号及び本日の審査で継続審査となりました第115号の計8件についての閉会中の継続審査及び所管事務の調査を議長あてに申し出をすることについて御協議を願います。
 なお、下段には3月4日の本会議において付託された請願及び陳情を記載してございますので、御参照いただければと存じます。
○河野忠正 委員長 ただいまの説明のとおり、議長あて申し出ることに御異議ございませんか。
                ( 異議なし )
○河野忠正 委員長 それでは、議長あて申し出をさせていただきます。
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○河野忠正 委員長 次に、その他でございますが、委員の皆様から何かございますでしょうか。
                 ( なし )
○河野忠正 委員長 それでは、以上で本日のまちづくり委員会を閉会いたします。
               午後0時02分閉会