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神奈川県 川崎市

平成20年  8月まちづくり委員会−08月01日-01号




平成20年 8月まちづくり委員会

まちづくり委員会記録

平成20年8月1日(金)  午前10時01分 開会
              午前11時12分 閉会
場所:602会議室
出席委員:河野忠正委員長、松原成文副委員長、石田康博、林 浩美、青木功雄、
     青山圭一、堀添 健、山田益男、平子瀧夫、岩崎善幸、斉藤隆司、
     佐野仁昭各委員
欠席委員:雨笠裕治委員
出席説明員:(建設局)齋藤建設局長、篠田総務部長、栗林下水道部長、
       川鍋下水道部参事、武中部下水道事務所長、石澤庶務課長、
       飯島下水道総務課長、五井管路課長、関口下水道部主幹

日 程 1 所管事務の調査(報告)
      (建設局)
     (1)平成19年度川崎市下水道事業会計決算概況について
     (2)江川1号雨水幹線その2工事に伴う道路陥没事故の事故対策委員会の結果報告について
    2 そ の 他

               午前10時01分開会
○河野忠正 委員長 ただいまからまちづくり委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元に配付のとおりです。
 初めに、建設局関係の所管事務の調査として、「平成19年度川崎市下水道事業会計決算概況について」報告を受けます。理事者の方、お願いします。
◎齋藤 建設局長 それでは、「平成19年度川崎市下水道事業会計決算概況について」御報告申し上げます。
 内容につきましては、下水道部参事の川鍋から説明させますので、よろしくお願いいたします。
◎川鍋 下水道部参事 下水道部参事の川鍋でございます。
 平成19年度川崎市下水道事業会計の決算概況につきまして御説明申し上げますので、お手元に配付してございます「川崎市下水道事業会計決算概況」の1ページをお開き願いたいと存じます。
 初めに、平成19年度川崎市下水道事業報告書の総括事項でございます。下水道は市民の快適な生活環境の実現と公共用水域の水質保全及び雨水排除等のために欠くことのできない都市の基幹施設であり、平成19年度も引き続き、本市の重要施策の一つとして社会資本としての下水道の重点的かつ効率的な整備を目指し、下水幹枝線、雨水貯留管、ポンプ場、水処理センター等の建設整備を促進してまいりました。
 一方、管理面におきましては、下水道財政の健全化を図るため、事業運営の効率化に努めてまいりましたが、過去の建設投資の影響により、いまだ企業債未償還残高は高い水準にあり、財政状況は依然として厳しい状況にございます。
 次に、業務の状況でございます。平成19年度の有収水量は1億4,796万3,632立方メートルで、平成18年度に比べ254万725立方メートル増加いたしました。処理面積につきましては、1万617ヘクタールで、平成18年度に比べ21ヘクタール増加し、処理人口は136万9,567人となりました。この結果、人口普及率は99.3%に達しています。
 次に、建設及び改良工事でございます。平成19年度の建設改良費の決算額は平成18年度からの繰越事業費を加え、147億8,720万1,013円となっています。また、平成19年度は68億7,630万9,500円を平成20年度に繰り越しました。
 次に2ページに参りまして、主な建設改良工事といたしましては、管渠につきましては、水洗化の普及、浸水地域の解消を図るため、下水幹枝線工事を施工いたしました。また、下水道機能の確保及び道路陥没等の二次的被害の発生を防ぐため、老朽化の著しい管渠の再整備工事を施工いたしました。
 雨水貯留管関連につきましては、浸水対策といたしまして、平成18年度に引き続き、江川・渋川雨水貯留管バイパス管建設工事を施工いたしました。ポンプ場につきましては、渡田・六郷・戸手・小向・古市場・渋川・丸子・登戸ポンプ場等で施設の更新工事を施工いたしました。
 水処理センターにつきましては、入江崎、加瀬、等々力、麻生の4水処理センター及び入江崎総合スラッジセンターの更新工事を施工いたしました。また、入江崎水処理センターにおきましては、前年度に引き続きまして、西系の再構築工事を施工いたしました。
 次に、経理の状況でございます。収益的収支につきましては、下水道事業収益及び下水道事業費用は、同額の388億7,293万1,062円でございまして、差引収支はゼロとなっております。なお、収益のうち一般会計からの補助金は12億948万5,641円となっております。
 また、平成19年度の資本的収入不足額は、160億6,531万3,006円となっておりまして、これについては当年度分損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 次に、3ページをお開き願いたいと存じます。平成19年度下水道事業会計決算総括表でございます。
 まず初めに、予算執行状況につきましては、表の左から3列目の決算額の欄をごらんいただきたいと存じます。(1)収入につきましては、1の収益的収入の決算額は400億6,682万2,000円で、その主なものは下水道使用料、一般会計負担金、補助金などでございます。また、2の資本的収入の決算額は426億2,927万5,193円で、その主なものは企業債、一般会計出資金及び国庫補助金などでございます。
 次に、(2)の支出につきましては、1の収益的支出の決算額は、394億2,059万7,697円で、その主なものは処理場費、給与費、減価償却費及び企業債利息などでございます。また、2の資本的支出の決算額は、585億643万699円で、その主なものは建設改良費及び企業債の元金償還金などでございます。
 次に、2の総合収支でございますが、収入826億9,609万7,193円に対しまして、支出979億2,702万8,396円で、差し引き152億3,093万1,203円の収入不足となっております。これにつきましては、3の収支差引不足額に対する財源措置の状況にございますとおり、表の1行目でございますが、減価償却費等から成る当年度分損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 また、4の累積財源過不足額でございますが、前年度末財源不足額につきましては、前年度同意済み企業債の未発行分1億5,100万円で措置いたしました。
 なお、5の経営成績につきましては、表の上から5行目にございます総費用、総収益ともに決算額が同額の388億7,293万1,062円でございまして、損益収支差引はゼロとなっております。
 最後に、4ページをお開き願いたいと存じます。財政健全化法における資金不足比率の状況についてでございます。これは、財政健全化法に基づき、公営企業の経営の健全度をはかる指標として平成19年度決算から公表することになったものでございます。下水道事業会計においては資金不足は生じてございません。
 以上で平成19年度川崎市下水道事業会計決算概況の説明を終わらせていただきます。
○河野忠正 委員長 説明は以上のとおりです。
 ただいま説明がありました決算概況につきましては、9月議会に提出が予定されている議案の大綱となるものですので、本日は報告のありました概況の範囲で何かございましたら、お願いいたします。
                 ( なし )
○河野忠正 委員長 ないようでしたら、本件については以上で終わります。
 ここで理事者の方は一部交代をお願いします。
               ( 理事者一部交代 )
       ───────────────────────────
○河野忠正 委員長 次に、建設局関係の所管事務の調査として、「江川1号雨水幹線その2工事に伴う道路陥没事故の事故対策委員会の結果報告について」報告を受けます。
 それでは、理事者の方、お願いします。
◎齋藤 建設局長 それでは、「江川1号雨水幹線その2工事に伴う道路陥没事故の事故対策委員会の結果報告について」御報告申し上げます。
 内容につきましては管路課長の五井から説明させますので、よろしくお願いいたします。
◎五井 管路課長 管路課長の五井でございます。
 それでは、「江川1号雨水幹線その2工事に伴う道路陥没事故の事故対策委員会の結果報告について」、7月29日に第3回対策委員会が開催され、これまでの審議結果について報告書として取りまとめられましたので、御説明申し上げます。
 報告書の表紙を1枚お開きください。目次がございます。1番の「はじめに」から5番の「被害状況および復旧状況」につきましては、5月21日のまちづくり委員会で御説明した内容と重複いたしますので、御説明は省略させていただきます。そこで、6番の「陥没事故の原因に関する見解」と7番の「シールド再発進に向けての検討の概要」につきまして、御説明をさせていただきます。
 7ページをお開きください。まず、6番、陥没事故の原因に関する見解についての(1)の調査・設計及び施工計画についてでございます。地盤調査につきましては、図3に示しますとおり、本工事に着手する前に8カ所のボーリングにより地盤に関する事前調査が実施されており、この調査頻度は通常の場合に比べて多く、これにより地層構成、地盤の工学的な諸特性、地下水条件などは十分に把握されておりました。また、得られた地盤調査の結果につきましては、設計及び施工計画に適切に反映され、シールド形式の選定、シールドの仕様を決定するための基礎資料として有効に利用されていることが確認されました。
 次に、(2)の現場管理についてでございます。スクリーンをごらんいただきたいと思います。シールドが立坑を発進してすぐに、事前の地盤調査では想定しなかった大きなれきに遭遇し、シールドが地盤改良を抜け出る位置で掘進不能となりました。このため、薬液注入工法でシールド前面の地山の安定化を図り、止水のための措置を行った後に、シールドのスクリーンの図斜線部に当たりますチャンバーの中に作業員が出て、れきの撤去作業を行っております。
 また、掘進が不能になるまでの施工管理は通常どおり適切に行われており、れきの除去作業に関する現場管理にも特に問題はなく、地山からの湧水量と土砂の引き込みの有無を監視するための十分な安全確認がなされていたものと判断されております。
 次に、8ページの表2につきましては現場の作業経過を記載してございます。
 引き続きスクリーンを見ていただきたいと思いますが、2月21日までシールドの閉塞解除作業を続けておりましたが、スクリーンの図のようにシールドを進めることができない状況となりました。そこで、チャンバー内かられきを取り出すために、止水を目的にシールド前面の薬液注入を開始しております。
 3月17日までの間、地山からわき出る水の量などの管理を行いながら、シールド前面部に薬液注入による地盤改良を引き続き行っております。その後、マンホールから人が入り、9ページの図5のようなシールド前面に土どめ板を設置しながらチャンバー内の土砂と大きなれきを取り除く作業を開始しております。4月15日に地山からわき出る水の量など安全を確認後、再びシールドを掘進させるための準備として、チャンバー内に人が入り、土どめ板を外しながら埋め戻しなどの再発進準備を行っている最中、突然出水が発生したものでございます。
 8ページの写真2はチャンバー内から回収された高さ210ミリ、長さ380ミリのれきでございます。
 次に、9ページの(3)の出水状況についてでございますが、出水に至るまでには湧水量の増加や濁水の発生などの前兆が見られるのが一般的であります。しかしながら、今回は出水の直前まで湧水量に変化がなく、目視による確認においても異常が見られなかったことが確認されております。
 また、図5につきましては、掘進方向に向かってシールド前面部を示しており、その右やや下の丸印が出水箇所をあらわしております。チャンバー内の下から土どめ木矢板を外しながら、図にピンクで示す埋め戻し作業を行っている途中で出水は突然発生したものであり、その水量も非常に多く、作業員が退避するのが精いっぱいで、シールドの隔壁に設けられたマンホールのふたを閉鎖している余裕はありませんでした。
 地盤の陥没は、この急激な出水に起因するものであり、図5の左側に示してございますトンネル上部の地層に存在する細砂層の砂がトンネルの内部及び立坑に水とともに大量に流れ込んで地盤が陥没するに至ったものと推定されたものでございます。
 次に10ページをお開きください。(4)事故原因についてでございます。今回の地盤の陥没事故は2つの段階に区分されるとしております。委員会では、これから述べる2つの段階における推定原因に照らして考えますと、今回のシールドの閉塞及びその後の出水とそれに伴う地盤の陥没事故は、あらかじめこれを予測することは困難であり、不可避的な状況にあったものと判断しております。
 まず、1つ目の段階であるシールドの掘進が不能になった原因についてでございますが、10ページの図6のシールドの閉塞状況図をごらんください。事前の地盤調査では想定できなかった大きなれきがシールドのチャンバー内に取り込まれて、これが掘削土砂を排出するためのスクリューコンベヤーの土砂取り込み口を覆ったということでございます。事前調査では長径150ミリ程度のれきが予想されており、シールドにはこれに対応できるような装備がなされておりましたが、結果としてこの2.5倍程度の大きさのれきが出現したことであります。このことはその後のれきの除去時に確認されております。
 また、シールドが掘進不能により停止した位置についてでございますが、11ページの図7をごらんいただきたいと思います。平面図にシールド機を覆うように丸く描かれているCJGくい群と示されたものが、立坑からシールドが発進するために事前に施工されていた地盤改良の範囲でございます。この図が示しますように、停止した位置は、シールドの発進防護のために地盤改良を行ったこのくい群からシールドの先端が地山に抜け出る境界位置にあったということでございます。この地盤改良にはセメントが用いられていることから、それまでの掘削によりシールドのチャンバー内に取り込まれたセメント分が取り込まれたれきを固結させ、これがさらに閉塞を促進させた可能性が十分に考えられます。これらのことにつきましては、れきの撤去作業の際に目視観察された結果から確認されているところでございます。
 スクリーンの図でございますが、再度御説明させていただきますと、左側に立坑がございますが、これは平面図でございまして、上から見たような形でございますが、そこからシールド機が掘進をする、その掘進に当たりまして、初期掘進部としてCJGくいを発進部の前面に施工してあった。そこをシールドが掘進をいたしまして、そこのちょうどCJGくい群の先端のくい、これを抜けようとするところでたまたま大きなれきに遭遇してシールド機が動かなくなったという状況でございます。
 CJGくい群でございますけれども、先ほどの平面図では少しわかりづらかったので、立体的にかいた漫画がこれでございます。円柱形のセメント部を連結したような形で上のほうからボーリングのロッドで下からセメントを入れながらくいをつくっていくということで、一般的にシールドの初期掘進等で地盤改良に使われている工法でございます。
 次に11ページの2)の出水原因についてでございますが、原因の2つ目となる出水の要因といたしましては、トンネルの先端の位置、それから高い地下水位並びにトンネル直上にある砂層が関係しているということでございます。
 また図7をごらんいただきますと、シールドの先端の位置は先ほど御説明いたしましたとおり、地盤改良によりつくられたくい群のちょうど先端のくいの位置であります。このため、シールドはその掘削によりまして、先端にある、下のほうに斜線を引いたくいがございますが、これを前方に押して、この先端のくいと後方のくい群との間に付着が不十分となる境界面が発生したものと見られます。
 その後、チャンバー内の大きなれきを取り出すために、シールド前面に図の赤い四角で示します薬液注入工法による地盤改良が行われ、境界面にも薬剤が注入し、止水されたところでありますが、高い地下水圧や押されたくいに作用する圧力が変化したことなどから、拡大図に示しますように地盤改良のくい間の剥離が進行して水道ができ、その結果、境界面の止水性が失われて湧水が突発したものと推定しております。
 また、シールド上部に位置する、粒径が小さくかつ粒径がそろった砂層では湧水とともに流動化した砂が急速にかつ大量に移動することがあり、地盤の陥没につきましてはこれにより引き起こされたものと判断されたものでございます。陥没の状況につきましては、後ほど資料1で補足説明をいたします。
 スクリーンのほうで拡大図がございますけれども、ちょうど先端のくいとシールドの前面部の角が当たっているような絵でございますが、ちょうどこの位置でシールドがとまったということで、先端のくいを前のほうに押し出したという見解でございます。その間が境界面が開いた。そこに前面部に薬液を注入したことによって薬剤も入ったのでございますけれども、高い水圧によって薬剤とくいの境界面が剥離したという状況でございます。
 ここで原因に関する見解をまとめますと、原因に関するメカニズムにつきましては、ボーリング調査を行い、事故の状況を分析した結果から委員の先生方が推定したものであり、幾つもの要因が重なって生じたまれな現象で、事前にこれを予測することは困難であったと判断されたものでございます。また、出水につきましては、一般的に見られる湧水量の増加などの前兆があれば、施工計画に基づいた薬液の追加注入などによる対応も可能であったものの、施工ミスもなく安全管理も十分行われている中で突発的に発生したもので、不可避的であったと判断されております。
 以上が原因についての御説明でございます。
 12ページからは今後の対策につきましての説明でございます。
 まず、7番のシールド再発進に向けての検討の概要でございます。シールド工事の再開には、噴発した土砂で埋まった立坑の復旧方法と大きなれきに対応できるシールドの改良方法を検討する必要があります。ここでは、事故の再発を防止する観点から、これまでに述べた事故原因を排除できる対策に重点を置いて検討を加えるとして5つの提言がございました。
 (1)の切り羽前面の地盤改良についてですが、図8に遮水壁工の施工概要平面図がございます。立坑やシールドの復旧に当たりまして、シールドの周囲を確実に止水する遮水壁やシールド前面部の地盤の安定化を図る薬液注入等による地盤改良について検討する必要があるとしており、図8及び図9のように、シールド機の周辺に赤丸で示すように遮水壁を設置し、さらにシールド前面部に地盤改良を施すなど、2重の安全対策を行い、施工するものでございます。
 スクリーンのほうに図がございますけれども、上の平面図を見ていただきますと、シールド機の周辺に遮水壁を地上部から立て込みまして、完全に止水ができるような地層まで打ち込んで水の防止を抑えるということが1つ。それから、その遮水壁の外側になりますが、沈下で満たされた土砂の部分もありますので、その部分につきましては薬液注入による地盤改良ということでございます。
 それから、再度発進に当たりましては、シールド機の前面部にやはり人が入って土砂を取り除いて再出発ということになりますので、その部分についてもまた2重に薬液注入を行う。それから上部につきましても上から水が入らないような形で遮水壁を設置するといいますか、地盤改良を行うといったことでございます。
 次に、(2)の立坑の復旧方法についてでございますが、立坑内を埋めた土砂の掘削と排水に際しては、立坑の土どめを抑える切り張りなどの支保工について綿密な測量を行い、水を抜く段階ごとに十分な現場計測を併用した施工による現場管理の徹底をする必要があるとしております。
 次に、13ページをお開きください。(3)のシールド機の改良方法についてでございます。今回の地盤の陥没事故の直接の発端は、想定外の大きさのれきによるチャンバーの閉塞にあるということから、これを回避できる対策を講じることが事故の再発防止に不可欠であるということでございます。
 図10に改良前のシールド機、図11に改良後のシールド機の断面図がございます。シールド機の改造に当たりましては2つの点を念頭において改良することが有効であるとしております。?の大きなれきの排出についてでございますが、図10の改良前の軸しんのついたスクリューコンベヤーを図11の軸しんを持たないリボンスクリューコンベヤーに変え、また直径をより大きいものにすることによってリボンスクリューコンベヤーでは大きなれきは排出できるということでございますが、一方では掘削土砂が噴発する可能性も考えられるということから、図11のようにコンベヤーを長くして2段にするほか、土圧のバランスを図るための加泥材の種類やその量にも十分配慮することが重要であるとしております。
 ?のチャンバー内のれきの堆積防止についてでございますが、チャンバー内に掘削されたれきが堆積しないように、図11の左下に示しますように、シールド機のカッターの背面にある攪拌翼の突出長を長くして、チャンバー内の土砂の流動性を高める必要があるということです。また、チャンバー内の土砂の流動性を確保するためには、土圧のバランスを図るための加泥材の種類やその量を適切に選定することも重要であるとしております。
 説明の内容をスクリーンで説明いたしますと、上にあります図10改良前のシールドにつきましては、軸しんのついたスクリューコンベヤーが装備されておりまして、これを改良後のシールド機のような形のしんのないリボン状のスクリューコンベヤーに切りかえる。それに合わせて径もシールド機の中で、限られた中ですが、大きくして、大きなれきに対応できるようにする。それから、リボンスクリューですと、やはり水が浸入する可能性も大きいということになりますので、その後ろ側にさらに軸しんのついたスクリューコンベヤーを設置して安全対策を図る。2重スクリューコンベヤーというものを設置するということでございます。
 それからもう一つ、チャンバー内の流動性を向上させるために、図11の左側の下にありますように、攪拌翼を長くして、ここに石とかが堆積しないような形に攪拌されるような構造にするということでございます。
 次に14ページでございます。(4)シールドの掘進管理についてでございますが、シールドが今後通過する地盤内には、それに近接する重要な地下構造物がございます。これらに与える影響を最小限にとどめるために、慎重な掘進管理を行う必要があるとしています。また、近接構造物の管理者との事前協議を綿密に行い、必要と判断された場合には近接防護のための地盤改良などの対策を検討すべきとしております。
 次に、(5)の万一掘進不能となった場合の対応についてでございますが、シールドの仕様改良により今回遭遇した大きさ以上の巨れきに対応することが可能でありますが、万一それ以上の巨れき等が出現し、シールドが掘進不能となった場合には、事故の再発を防止するため、巨れきの撤去に際して対応を検討する必要があるとしております。
 参考図でございますが、図12の想定外トラブル時の対策例をごらんください。シールドの周囲を確実に止水するため、赤丸で囲った遮水壁やシールド前面部の薬液注入等による地盤改良について検討する必要があるとしております。また、必要に応じてより一層安全確実にチャンバー内での巨れきを撤去する作業を可能とするため、トンネル坑内に隔壁装置を設け、大気圧よりも高い気圧によって地下水の流入を防止する圧気工法等の併用を検討することとしております。
 スクリーンの図でございますが、万一同じような形でシールド機がとまった場合、シールド機の周辺に遮水壁を打ち込みまして完全に水をとめるという方法をとる。それから前面部につきましても薬液注入で地盤改良を図る。さらに、遮水壁の内側とシールド機の前面部につきましても、薬液注入により止水をさらに強化する。さらに必要であればシールドの坑内の圧気をかけるような、気圧を上げるような装置を設置しまして、水圧に対応するようなことも検討する必要があるということでございます。
 次に、15ページの資料1でございますが、スクリーンをごらんください。これは事故後の地中の状況を把握するためのボーリング調査を実施した結果の概要でございます。ちょっと小さくて見にくいかもしれませんが、9カ所のボーリング調査を実施いたしました。図13は立坑周辺の平面図でございます。丸数字で示した場所がボーリングによる地質調査箇所でございます。また、破線部は地盤沈下等影響があった範囲でございます。長さ40メーター、幅40メーターということでお知らせしている範囲でございます。
 次に、図14と図15につきましては、地質調査データから推定した地盤変状の推定図でございます。図14は、左側が新城高校グラウンドで、シールド前面部から立坑方向を見た横断図でございます。図15は発進立て坑から右側にシールドが停止した状況であり、道路中央部を長手方向に切った縦断面図でございます。図14及び図15に示す破線部は沈下の推定線であり、2点破線はボーリング結果から推定した崩落の線でございます。
 この図によりますと、シールド上部の砂層がシールド前面に向かって沈下しております。それに伴い上部の粘土層も下がっている状況が見られるかと思います。また、図14の崩落の線からシールドの発進方向の右側から多く砂を取り込んでいることから、出水は進行方向の右側から起こったものと判断できます。
 次に、16ページの資料2でございますが、シールド再発進に伴うシールド機の選定と掘進管理計画を策定するため、れき探査ボーリングを発進立坑部とJR武蔵野線横断付近の2カ所について実施をいたしました。結果といたしましては、発進立坑付近で最大径170ミリ、JR横断付近では最大径100ミリでございました。
 以下、17ページに委員会名簿及び審議経過、18ページに委員会設置要綱を添付してございます。
 以上をもちまして報告書の御説明は終わりますが、本市といたしましては、この報告内容を受け、安全対策に慎重な対応を図るとともに、周辺住民の方々への理解を図るため、十分に説明を行い、工事再開に努めてまいりたいと考えております。
 以上をもちまして御説明を終わります。
○河野忠正 委員長 説明は以上のとおりです。質疑等ございましたらお願いいたします。
◆岩崎善幸 委員 大変立派な報告書だと思うんですけれども、これから住民へ説明していくということなんですが、どんな感じでやっていくのかちょっとお聞かせ願いたい。どういうものを資料として使いながら、例えば映像とかそういうものを駆使しながらやっていかれるのか、その辺の状況を、どういう形でやってくのか。また、どういう単位でやってくのか、その辺をお聞かせ願いたい。
◎武 中部下水道事務所長 地元の住民の方々への説明につきましては、今、町会長さん初め関係者の方々と、お盆明けを目途に調整をさせていただいております。きょう公表された後、地元のほうとさらに調整をして日程を決めていきたいと考えております。
 それと、方法ですけれども、資料等につきましては、このようなパワーポイントを使わせていただいて御説明を申し上げたいと考えております。
◆岩崎善幸 委員 ちょっときょう聞いていて、専門用語、それから私も専門家じゃないのでよくわからないんだけれども、コンベヤーの軸しんつきとかリボンつきとか、その辺のことをもうちょっと詳しく説明していただかないと、軸しんつきだとなぜだめなのか、リボン式だと軸しんよりもこの利点があるんですよとか、そういう説明がないから、その辺が理解するのにちょっと戸惑ってしまうかなという部分もある。だから、もし説明するとすれば、しっかりと、普通の一般人がわかるような説明の仕方がないと、幾らこんな立派な報告書ができたとしても、そういうのは住民に安心感を与えていけるような説明じゃなくなってしまうんじゃないかなと思うんだけれども。
◎武 中部下水道事務所長 御指摘の点は、できるだけわかりやすい言葉で御説明をさせていただきたいと思っています。
◆岩崎善幸 委員 この報告書は説明のときに出すんですか。
◎五井 管路課長 分厚いもので、おっしゃられるとおり中の内容も専門用語も入ってございます。語句の説明もついておりますけれども、基本的に説明につきましてはこの内容を網羅する形で図面等を示して御説明する予定でございますが、資料につきましては、こちらのパワーポイントで使った図面を中心としたわかりやすい資料でお渡ししたいと今考えております。
◆岩崎善幸 委員 ぜひわかるような資料をつくってほしいと思うんだよね。それから、できればまちづくり委員会のほうにも、委員会の中でやらなくてもいいけれども、配付をしてほしいと要望しておきます。
 それで、ちょっとわからなかったんだけれども、さっきの軸しんとリボンをちょっと補足説明してくれませんか。
◎五井 管路課長 スクリーンの図面を見ていただきますと、右の上のほうにスクリューコンベヤーの図が2つ並んでおりますが、通常のスクリューコンベヤーと申しますのは、軸しんのついた上のほうを使って排土するような形になります。線が薄くて申しわけないんですが、真ん中に軸がありますので、このタイプですと大きさが150ミリ程度のれきが上がってくるという設定のスクリューコンベヤーでございますが、下のほうのリボンスクリューコンベヤーは軸がございませんので、中がすぽっと抜けた形でございます。それが外周の管に沿って蛇のような形と申しますか、そういうものが外周に沿って回っていくという構造のものでございまして、真ん中があいている構造でございますので、これですと380ミリ程度のれきも上がってくると考えておりますので、そういう形のスクリューコンベヤーに取り変えることが必要であろうということでございます。
◆岩崎善幸 委員 わかりました。そうすると、軸しんのついたやつはもう固定されてしまっているけれども、リボンのやつだとその間にすぽっと入るから、2倍まではいかなくても、3分の2ぐらいまでは大きいものでも運べるということですね。
◎五井 管路課長 そういうことでございます。真ん中にしんがありますと、どうしても筒の半断面の大きさのものしか上がってきませんが、真ん中にしんがありませんとその分のスペースが確保されるということでございます。
◆岩崎善幸 委員 わかりました。とりあえず結構です。
○河野忠正 委員長 今、市民の説明会用の資料要求がありましたので、それもお願いします。
◆佐野仁昭 委員 岩崎委員の質問と関連して、私も今聞いていて、非常に専門的な分野だということで、やっぱり市民にすれば、行政から報告を受けるということよりも、調査委員会という形で、できれば先生方に御足労いただいて、客観的な立場で御説明をいただいたほうが――市民は不信感というか、また事故が起きたということで、行政からそういう説明を受けることについて、やっぱり客観的に第三者のような立場で御説明を受けたほうが信憑性というか信頼性があるという部分で、そういう形の要請というか、先生に来ていただく説明会というのは可能なのかどうか、ちょっとそれを1点。
◎栗林 下水道部長 おっしゃっていることは確かによくわかるんですけれども、先生方につきましては、専門的な立場で市に提言をいただくということでお願いをしているところでございますので、先生のほうからも、市民に対しては行政の責任で説明すべきだという理解を先生方もされておりますし、我々も市民の方々への説明は我々の責務だと理解していますので、この市への提言を先生方から受けておりますから、そこを丁寧に市民の方にわかりやすく――先生方が仮にやったとしても、どうしても学者ですのでまた専門的な言葉になりがちですし、きょうはちょっとおわかりにくい点もあったかと思いますけれども、できるだけ理解しやすい言葉にかみ砕いて、我々のほうから先生方の趣旨を丁寧に説明させていただければと思っております。
◆佐野仁昭 委員 きょう御説明いただいたのも、要約すると、結局結論とすれば想定外の事態だったと。それに合わせてもうちょっと対策も少し、今までこれぐらいのものはやったことはないけれども、ある程度強化して対応していくということなんですけれども、その辺がどこまで理解していただけるかだと思うんです。だって、事故は起きているわけだから、想定しようがしまいが、起きることについては万全の体制をとっていただくのが当たり前じゃないかと思うわけです。
 その辺の想定外というのがどの程度の想定外なのか、全国各地でいろんな事件事故に携わって研究されている先生ならば、例えばその辺の回答がすぐ出るでしょうし、そういった面で専門家の同席というのを先ほど言ったんですけれども、その辺は行政のほうで責任を持ってやってくれるということなので、では、報告されて市民からどういう意見が出るのか、あと資料請求もされているようですので、その辺についてはちょっと様子を見守っていきたいと思っていますけれども、私からはその辺を要望させていただきたいと思います。
 もう一点だけ、先ほどのリボンスクリューコンベヤーにするということなんですけれども、実際にこの事故の原因になったれきを入れて、確かに可動するということは確かめられているんでしょうか。
◎五井 管路課長 実際にリボンスクリューにれきを入れて動かしたかということでございますか。――その実験的なことは、このリボンスクリューの開発に当たっては当然されている、この径ですとどのぐらいの大きさのれきが取り込めるか、これは当然やられているものと判断しております。
 ですから、この現場で実際やられたか、これからやるのかとなりますと、それは設計上のものでございますから、このリボンスクリューでそのれきの大きさの対応が可能だということであれば、それを設計に反映させるという形になります。
◎武 中部下水道事務所長 リボンスクリューなんですが、今回は550ミリの径のリボンスクリューに拡大するわけでございますが、その550ミリでやれば、設計上は450ミリぐらいが通過するという実績もございますので、今回出てまいりました380ミリに対しては、十分通過させることができると考えてございます。
◆佐野仁昭 委員 これも実際やってみなければわからないので、とりあえず実績がそういう設計の最大径が450ミリということなので、その辺はそれを見守るしかないと思うんですけれども、ぜひ万全を期して、二度と同じことを繰り返さないようにはぜひお願いしたいと思います。
◆林浩美 委員 大きなれきが原因であるということで、大きなれきがあるかないかというのはどうやって判断するんですか。予測不能であったということなので、まずは調査をした上で、でも、あるはずのないものがあったということだと思うので、その辺を教えていただきたい。
◎武 中部下水道事務所長 事前に8カ所のボーリングをやらせていただいているんですが、通常ですと200メートルに1カ所をボーリングで地質調査するわけです。それが今回は8カ所ということで大体140メートルに1カ所ぐらいになるんですけれども、ボーリング調査をして、それでれき層の中を調査するわけですけれども、それでロッドといいまして、細管が当たって石をくりぬくわけですけれども、そのくりぬいて出てきたサンプルの大体3倍ぐらいが通常想定されるれきの大きさだと一般的にやられています。
 今回も、くりぬいて出てきたれきが大体50ミリくらいだったものですから、径150ミリのれきを想定してスクリューコンベヤーとかを設計しているわけです。今回、事故後ではございますが、先ほど五井課長からも申し上げましたが、発進立坑付近と武蔵野南線の付近で、今度は径400ミリのロッドで掘り上げました。掘り上げた結果、最大径170ミリの一番大きなのが確認されていたということなので、追加でやってみましたが、大きなれきは見つからなかったということでございます。
◆林浩美 委員 300ミリよりもでかいのが出てくる可能性だってあることはあるんだよね。
◎武 中部下水道事務所長 可能性はございます。
◆林浩美 委員 リボンスクリューにして、このシールドの改造費というのはどこが持つんですか。
◎五井 管路課長 シールド機の選定につきましては、基本的には設計の条件としてうたっていない部分でございます。ですが、こうした状況でもございますので、基本的には不可避的という原因も含めて、施工業者と調整を図って、設計変更で見られる部分につきましては対応していきたいと考えております。
◆林浩美 委員 工法も新しく変えていくわけじゃないですか。これによってどれぐらいの費用の増大が見込まれているのかと、工期としても、今回こうやって新たに始めますよという話も出ているわけですから、これがいつ完成するのか、期間も教えていただきたいのですけれども。
◎五井 管路課長 費用につきましては、今陥没事故によってNTTの回線ですとか東京電力の線でございますとか、そういった復旧費用についてはあらかた支出している部分もございますので、その辺は出ているわけでございますが、きょう御説明した方向性について、詳細にお金をはじき出してございません。こういった方向で検討するということで、ある程度詳細設計をしてお金をはじいてということになりますので、今は具体的に幾らであるということは申し上げられる段階ではございません。
 工期につきましては、この工事は当初今年度いっぱいで終了する予定でございましたけれども、こうした事態が起こりまして、少なくとも来年の夏、8月ぐらいまではかかるのではないかと今のところ考えております。これも早くてだと思いますけれども。
◆堀添健 委員 不可避的な原因によってこうした事態があったということだろうと思うんですけれども、2回目のボーリングで径が400ミリということで割合と広く掘ったということなんですけれども、170ミリのものが出てきたということなんですが、この170ミリのれきがあった場合、これは当初の軸があるやつでも対応はできたんでしょうか。
◎武 中部下水道事務所長 当初は径150ミリで想定してつくってございますが、170ミリでございますと、入り方によりますけれども、通過できる大きさでございます。
◆堀添健 委員 170ミリが最大径ですから、向きによっては問題なく通るんだと思うんですけれども、たまたま1個大きいのがあったというのは、やはり割合と大き目のものがある部分なのかなと、その後の調査も踏まえて感じるんです。そうなった場合、不可避ということは不可避なんだろうと思うんですけれども、先ほどの林委員の質問とも関連するんですが、当然市側としても既に追加の費用が発生しているわけですし、工期が延びることによって、場合によっては来年の夏のシーズンの雨水で対応がおくれることによって新たな被害が出る可能性もありますし、事業者側もかなりの追加の費用がかかるだろうということなんですけれども、先ほど、不可避の原因だったのでそれを想定して対応を考えるということなんですが、そうしますと、基本的には新たに発生した費用というものは市のほうで負担をするという考えなんでしょうか。
◎五井 管路課長 不可避ということでございますので、先ほど申し上げましたとおり、設計条件で変更可能なものにつきましては市のほうで対応するということでございますが、それ以外の変更項目として、設計条件にうたっていない部分につきましては、調整を図って施工業者のほうにも負担をしていただくということで考えています。
◆堀添健 委員 まだ詳細がこれから算出ということなんですけれども、そうしますと、おおむね半々ぐらいを両者で負担するというイメージなんでしょうか。
◎栗林 下水道部長 費用についてはこれから算出するということですので、確定したことは今の段階ではお約束できる内容ではないんですけれども、恐らく設計変更で対応できる部分というのはある程度あるのではないか。ただ、それが半分かどうかというのは、これから算出した上で確認していきたいと思うんですが、ある程度はあるだろうと思います。
◆堀添健 委員 作業を開始されて全体が見えてくると思いますので、そのあたりが明らかになったとき、また御報告をいただければと思います。
 あと、率直に申し上げると、たまたま1個があったというよりは、やはりもともとそういう地盤だったのかなということで言うと、事業者側の責任というものもやはりそこそこ考えていかないといけないんじゃないかと。8カ所ということで、当初よりは多いボーリングをやられているということなんですけれども、ただ、その後も170ミリのものが出てくるということも勘案しますと、やはり本来であればもう少し事前の調査をすべきだったのではないのかなとも感じますので、その辺も踏まえてぜひ事業者とは対応していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆斉藤隆司 委員 事前に8カ所のボーリング調査をやったと。それがこの報告書で設計に生かされていたという報告がなされているんですけれども、ボーリングデータで水位だとかどういう地層であるかというのはわかるわけですよね。しかし、こういう事故が起きた。さらに、このくらいのれきが出るというのは想像できたんじゃないかと思うんです。本当にボーリングデータは設計に生かされたのかどうか、その辺の見解はどうなんでしょうか。
◎五井 管路課長 先ほどから御説明させていただいていますように、通常より多い140メートル間隔ぐらいでシールドを8カ所やらせていただいております。基本的には、設計に際してはそのボーリングデータの調査をもとに設計してまいるということでございまして、その8カ所のボーリングデータの地質ですとか、おっしゃられるように水位ですとか、そういったものも十分把握した中で設計をしたと。
 全箇所といいますか、もっと100カ所ぐらいやればどうなんだろうという議論はもちろん残るのかもしれませんけれども、一般的に必要な以上の調査をして設計のシールドマシンですとか立坑ですとかに反映をさせてきたということにつきましては、問題がなかったのではないかと思っています。
◆斉藤隆司 委員 この調査報告の結果の16ページなんですが、また工事を再開するために2カ所ボーリングの調査を行ったということで、この2カ所で今後の対応は大丈夫なんでしょうか。
◎武 中部下水道事務所長 これも何箇所やればいいというものではございませんで、細い管でボーリングをやって確認させていただいているわけです。それが例えば大きな径で石を直接引き上げることをやって、実際ロッドで抜いて、3倍を予測して確認させていただいたわけですけれども、実際もっと大きなものでやって出して、実際の石がどのくらいのがあるかというのを確認させていただいている。その結果、当初やりましたボーリングと余り差がない状況でございますので、当初のボーリングデータの確認はできたのかなと考えてございます。
◆斉藤隆司 委員 この工事規模からしまして、ボーリング調査というのは点でしかないと思うんです。先ほど言われたように、何箇所あればいいか、私どもはよくわかりませんけれども、点でしかないために何が起こるかわからない。やっぱり二度とこういう事故は起こしてはいけないし、住民に対しての被害なんかはもちろんあってもいけませんし、16ページにありますこの2カ所のボーリング調査で大体わかるんでしょうか。
◎武 中部下水道事務所長 追加が2カ所ということでやらせていただきましたが、それ以前に8カ所のボーリングはやらせていただいているわけです。以前の8カ所の精度を高めるために確認をさせていただいていますので、これがあと何箇所ふやせば妥当かというのもなかなか判断ができない部分もございますので、私どもとすれば確認はできたのかなと思っております。
◆斉藤隆司 委員 わかりました。ぜひ同じことを繰り返さないようにお願いいたします。
◎齋藤 建設局長 今ボーリングの話が大分出ていますけれども、私どもは江川の雨水貯留管でも大深度の貯留管があったんですけれども、そこでもこれよりはるかに大きい8.6メーターの径のものをやっております。基準どおりのボーリングでずっとやっておりまして、江川の雨水貯留管に関しては無事にこういう形でおおせております。これはすぐ近傍でございますけれども。そういうことでこの地区ではかなりシールド工事をやっておりますものですから、我々としてはこの基準でボーリングデータとして十分だと判断させていただいてこの事業を発注させていただいたものですから、たまたま今回に関しましては、専門家の先生からも御判断いただいたんですけれども、予測しがたいようなれきが出たということが地中の場合はたまにあり得るんです。
 シールドの場合は管の前面に、マンホールという穴をあけてありまして、そこから人が入って物を取り除くということがあります。今回もそういうものをつくってちゃんとやったんですが、ボーリングに関しては基準どおりにやって、あとはいろんな状況が発生しますから、その状況、状況によって対応していくというのが建設事業、下水道等の事業のやり方でございます。我々はそのやり方について、今後とも正しいかどうかも含めまして、専門の小泉先生にも、国交省のほうから御紹介いただきまして見ていただいて、その知見をいただいたということでこの報告書ができたということで御理解願いたいと思います。
◆斉藤隆司 委員 事故は起こしちゃいけないわけですよね。ほかのところでは事故はなかったと局長は言いますけれども、実際に起こっているわけです。市民の財産に被害を及ぼすこともこれから事故を起こした場合はあるわけです。ですから、設計、施工にボーリングデータがちゃんと生かされるようにしてもらいたいんです、そう言うのでしたら。それこそ事故のないようにきちっとやってもらいたいと思います。
◎齋藤 建設局長 最善を尽くしてまた努力させていただきます。
◆山田益男 委員 12ページの図面を出していただきたいんですが、遮水壁工の施工概要(断面図)ですが、先ほどの説明だと、遮水壁とかの部分は、地上から遮水壁をぶち込むという話だったんですが、その立坑の薬液を注入するあの部分までは掘削をするというイメージでよろしいんでしょうか。
◎五井 管路課長 地上からボーリングのロッドのようなものを入れていきまして、下からセメントを吹いて引き上げながら柱のようなものをつくっていくというやり方もございますし、掘削のプロペラのようものがついたもので掘り下げていって、やはりその先端からセメントを注入して、下のほうからセメントの柱をつくっていく、そういった方法もございますので、基本的にはそういった方法を使ってセメントの壁をつくっていくということでございます。
◆山田益男 委員 シールドでやる工事はそのまま続けるんですが、例えば湧水とかがあった場合には、要は全然掘らないでボーリングみたいな形で壁をつくっていくという……。
◎五井 管路課長 壁をつくっていくという形です。オーガーといいますか、掘削機で掘って引き上げるときに柱をつくり上げるというやり方でございます。
◆山田益男 委員 今の方法は、水がとまればそれ以降はしないという解釈でよろしいんでしょうか。
◎五井 管路課長 基本的には、ここでは遮水壁という形で、下のかたい層まで壁をコの字型につくる、まずそれを行います。ただし、安全対策ということでその外側の部分につきましても、そこの遮水壁を出るということもこの先ございますので、そこの部分につきましても止水を考慮した薬液注入で固めるという形で考えております。
◆山田益男 委員 四角く囲いますよね、シールドの先端部分も遮水壁を入れると。それもやっぱり掘って柱をつくるというイメージだと思うんですが、そこの部分はシールドでまた遮水壁をそのまま崩していくというイメージでよろしいんでしょうか。
◎五井 管路課長 そうでございます。壁といいましても、しんの入った鉄筋とかが入っているものではございませんで、セメントの壁でございますので、シールドマシンが抜けるような形で配合して、そこをシールドマシンが抜いていくという形でございます。
◆山田益男 委員 以降の工事区間の中でも同じような現象が起きれば、同じような工法で遮水壁をつくっていくというイメージでよろしいんでしょうか。
◎五井 管路課長 委員会の中では、そういった安全対策を2重、3重に考える必要があるということでお示しいただいておりますので、それに従った形で対応していきたいと考えております。
○河野忠正 委員長 ほかにないようでしたら、本件については以上で終わります。
 理事者の方は退室をお願いします。
               ( 理事者退室 )
       ───────────────────────────
○河野忠正 委員長 次に、その他として、今後の日程についてご協議いただきます。

  協議の結果、8月20日(水)、27日(水)に開催することとした。

○河野忠正 委員長 そのほか、委員の皆様から何かございますでしょうか。
                 ( なし )
○河野忠正 委員長 それでは、以上で本日のまちづくり委員会を閉会いたします。
               午前11時12分閉会