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神奈川県 横浜市

平成13年 交通問題対策特別委員会 P.1  06月25日−02号




平成13年 交通問題対策特別委員会 − 06月25日−02号









平成13年 交通問題対策特別委員会



          交通問題対策特別委員会記録

◇開会年月日    平成13年6月25日(月)

◇場所       市会第三会議室

◇時間       午前10時00分開会

          午前11時17分閉会

◇出席委員     14人

  委員長     古川直季君(自民党)

  副委員長    山田一海君(自民党)

  副委員長    今野典人君(民主党)

  委員      中村達三君(自民党)

  委員      松本 研君(自民党)

  委員      池谷泰一君(民主党)

  委員      中川俊介君(民主党)

  委員      竹中吉晴君(公明党)

  委員      堀井和弘君(公明党)

  委員      岩崎ひろし君(共産党)

  委員      関 美恵子君(共産党)

  委員      石上恵子君(ネット)

  委員      中島明子君(ネット)

  委員      井上さくら君(市民)

◇欠席委員     1人

  委員      酒井喜則君(自民党)

◇傍聴議員     なし

◇出席理事者

  助役              清水利光君

 (企画局)

  企画局長            金近忠彦君

  技監              鳥居盛男君

  政策部長            石阪丈一君

                           ほか関係職員

 (市民局)

  市民局長            宇野公博君

  人権担当理事          佐野 聰君

  担当理事兼総務部長       小菅廸彦君

                           ほか関係職員

 (都市計画局)

  都市計画局長          小野耕一君

  総務部長            屋代昭治君

  都市計画部長          岸田比呂志君

  開発部長            地曳良夫君

  都心部整備担当部長       風間 亨君

  みなとみらい21推進部長    中沢利幸君

                           ほか関係職員

 (道路局)

  道路局長            森 誠一郎君

  横浜環状道路等担当理事     木下眞男君

  理事兼総務部長         佐々木寛志君

  理事兼道路部長         布施川文生君

  計画部長            寺澤成介君

  建設部長            工藤文昭君

                           ほか関係職員

 (交通局)

  交通局長            池田武文君

  総務部長            遠藤 清君

  経営企画担当部長        成井幸雄君

  高速鉄道建設部長        萩野幸男君

  電車部長            内堀廣之君

  運行安全等担当部長       工藤 武君

  自動車部長           長崎栄一君

                           ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記           大熊和子君

  調査課書記           梶原 豊君

◇議題

  1 総合交通体系の確立に向けた施策の取り組みについて

開会時刻 午前10時00分



△開会宣告



○(古川委員長) これより委員会を開会いたします。

 欠席委員は酒井委員でございます。

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△委員席の指定



○(古川委員長) なお,委員席につきましては,ただいま御着席のとおり指定いたします。

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| 山田 | 中村 | 酒井 |松本(研)|関(美)| 岩崎 | 井上 |

|    |    |    |    |    |    |    |

|副委員長| 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 |

+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+

| 古川 |

|    |

| 委員長 |

+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+

| 今野 | 池谷 | 中川 | 堀井 | 竹中 | 石上 |中島(明)|

|    |    |    |    |    |    |    |

|副委員長| 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 |

+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+−−−−+

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△正副委員長代表あいさつ



○(古川委員長) 初めに,正副委員長を代表して,私から一言ごあいさつ申し上げます。

 当委員会は,約345万人の横浜市民が安全で快適,そして便利な生活を営むことができるよう,本市の総合交通対策を担当する大変重要な特別委員会であると認識しております。

 幸いにも,優秀な山田,今野両副委員長に御協力をお願いでき,さらに委員の皆様は,豊かな知識と経験をお持ちの方々がおそろいでございますので,大変心強く思っております。

 また,清水助役を初め当局の皆様におかれましても,当特別委員会が実りある活動ができますように,格段の御協力をいただきますよう,よろしくお願いいたします。

 甚だ簡単ではございますが,正副委員長を代表いたしましてのごあいさつとさせていただきます。

 どうぞこの1年間,よろしくお願いいたします。

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△各委員の自己紹介



○(古川委員長) 次に,各委員の自己紹介でございますが,皆様御承知の方ばかりだと思いますので,本日は省略させていただきます。

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△当局代表あいさつ



○(古川委員長) 次に,当局を代表いたしまして清水助役よりあいさつがあります。



◎(清水助役) 当委員会を担当させていただきます清水でございます。

 委員会の開催に当たりまして,一言ごあいさつ申し上げたいと思います。

 日ごろより先生方には,市政に関しまして御指導,御協力を賜りまして,厚く御礼申し上げる次第でございます。

 本市の総合交通体系の確立につきましては,首都圏の業務核都市としての業務・産業活動を支える交通基盤の整備や市民の日常生活における交通利便性の向上を図りますとともに,また一方では,都市環境との調和や交通安全の確保といった視点から,多岐にわたり幅広い施策を展開していく必要があると考えております。

 そのため,本市におきましては,ゆめはま2010プランに基づきまして,鉄道,道路等の整備やバス交通の改善などさまざまな事業や施策を実施しているところでございます。

 つきましては,本市の抱える交通に関する諸問題の解決に向け,将来への展望も踏まえまして取り組みを進めてまいりますので,この1年間,古川委員長,山田,今野両副委員長を初め各委員の先生方におかれましては,格別の御指導,御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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△局長あいさつ及び幹部職員紹介



○(古川委員長) 次に,関係局長より順次あいさつ並びに幹部職員の紹介をお願いします。



◎(金近企画局長) 企画局長の金近忠彦でございます。よろしくお願い申し上げます。

 当局出席の幹部職員を紹介させていただきます。

        (幹部職員紹介)



◎(宇野市民局長) 市民局長の宇野公博でございます。よろしくお願い申し上げます。

 本委員会にかかわります市民局の幹部職員を紹介させていただきます。

        (幹部職員紹介)



◎(小野都市計画局長) 都市計画局長の小野でございます。どうぞよろしくお願いします。

 当局出席の幹部職員を御紹介させていただきます。

        (幹部職員紹介)



◎(森道路局長) 道路局長の森誠一郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日出席しております道路局の幹部職員を御紹介いたします。

        (幹部職員紹介)



◎(池田交通局長) 交通局長の池田武文でございます。よろしくお願いいたします。

 当局出席の幹部職員の紹介をさせていただきます。

        (幹部職員紹介)

 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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△総合交通体系の確立に向けた施策の取り組みについて



○(古川委員長) それでは,議題に入ります。

 総合交通体系の確立に向けた施策の取り組みについてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(金近企画局長) それでは,総合交通体系の確立に向けた施策の取り組みについて御説明いたします。

 所管局は複数の局にわたりますが,お手元に配付させていただきました委員会資料に基づいて,企画局からまとめて御説明させていただきます。

 委員会資料の1ページから4ページまでは,ゆめはま2010プランで位置づけました本市の総合交通体系の確立に向けた施策について掲載しております。

 1ページは,リーディングプラン11に位置づけた快・速・安・信ネットワークプランの,また,2ページから4ページは,プラン32に位置づけました市民の活動を支える交通の内容でございます。これらゆめはま2010プランの施策につきましては,参考として添付いたしましたので,説明については省略して,5ページ以降の具体的な事業内容について説明させていただきます。

 資料の5ページをお開きください。(3)の施策の取り組みについて御説明いたします。

 まず,1の鉄道等の整備についてでございますが,アの事業中及び計画路線につきましては,一番上の欄にあります横浜環状鉄道から,一番下にございます既存鉄道等の活用まで8路線について表に示しておりますので,路線ごとに順次説明いたします。

 まず,横浜環状鉄道につきましては,表の右側にありますように,中山・港北ニュータウン・日吉間で,平成13年1月に工事着手しております。平成19年の開業に向けて用地の早期取得及び工事の促進を図ってまいります。

 みなとみらい21線につきましては,平成15年度末の開業を目指して,全線にわたって鋭意工事を進めているところでございます。

 こどもの国線につきましては,平成12年3月に通勤線化が実現しておりまして,引き続き環境対策等の工事を進めてまいります。

 神奈川東部方面線と高速鉄道3号線の延伸につきましては,関係機関等と協議調整を進めてまいります。

 ドリームランド線につきましては,事業化の可能性について,事業主体と共同で検討を行ってまいります。

 続いて,東急東横線の複々線化についてでございますが,武蔵小杉から日吉につきましては,平成12年3月に着工し,平成17年度の完成を予定しております。

 既存鉄道等の活用についてですが,東海道貨物支線の旅客線化等について,関係機関等との協議調整を進めてまいります。

 最後に,新幹線の関連ですが,引き続き,のぞみ号,ひかり号の新横浜駅への全面停車あるいは停車増に向けまして,関係機関等と協議調整を進めてまいります。

 6ページをお開き願います。

 2としまして,最寄り駅まで15分の交通体系整備の一環として進めておりますバス交通の改善について説明いたします。

 今年度は,道路・駅前広場の整備やバス路線の再編・拡充,バスレーンの設置などの交通規制を効果的に推進するなど,駅へのアクセスを中心としたバス交通の改善に積極的に取り組んでまいります。

 主な取り組み地区としましては,旭区市沢及び保土ケ谷区今井地区におきまして,環状2号線の全線開通に合わせ,東戸塚駅と同地区を結ぶ路線が相模鉄道により4月に新設されております。

 また,同じく4月に江ノ島電鉄が,従来バスの入れなかった港南区笹下地区に小型バスを導入して,上大岡駅と洋光台駅とを結ぶ路線を新設しております。

 今後も,表に示しました地区におきまして,駅前広場の整備や日吉元石川線及び環状4号線など,幹線道路の整備に合わせたバス路線の再編・拡充,小型バス路線の導入などによります路線新設の検討等を進めてまいります。

 7ページにつきましては,最寄り駅まで15分の交通体系整備のイメージ図を参考までに添付しております。説明については省略させていただきます。

 8ページをお開き願います。3の道路等の整備について御説明いたします。

 アの高速道路等でございますが,表の一番上にあります高速湾岸線5期から,一番下の国道357号までの6路線がございます。9ページにおおむねの位置を表示しておりますので,あわせて御参照ください。

 まず,高速湾岸線5期についてですが,未供用の杉田から三渓園仮出入口までの区間につきまして,平成13年10月の開通を目指して事業を進めてまいります。

 横浜新道の改築につきましては,今井インターチェンジ,川上インターチェンジ及び品濃側道が事業中でございまして,平成13年秋の完成を目指して事業を進めてまいります。

 次の横浜環状道路についてでございますが,南線につきましては,平成12年3月に釜利谷ジャンクション内で着工しておりまして,引き続き今年度も測量,調査,設計及び用地買収等を促進してまいります。北線につきましては,平成12年7月に都市計画の決定告示がなされておりまして,今年度より事業に着手してまいります。西側区間につきましても,関係機関等との調整を進めてまいります。

 横浜湘南道路につきましては,平成12年7月に都市計画の決定告示がなされ,今年度より事業に着手してまいります。

 最後の,国道357号につきましては,横浜ベイブリッジ区間約2.2キロメートルについて平成10年度より事業着手しておりまして,平成15年度の完成を目指しております。

 9ページをごらんください。高速道路におけるETC事業の推進等について御説明いたします。

 高速道路の交通円滑化に向けた取り組みとしまして,ページの下の図に概要をお示ししておりますETCと呼ばれる自動料金収受システムが,本年3月に首都高速道路の三ツ沢及び狩場の2カ所の本線料金所に導入されております。このETCは,車が料金所をノンストップで通過することが可能でございまして,料金所の混雑緩和などが期待されております。本年秋までには日本道路公団と首都高速道路公団の市内すべての料金所に導入される予定でございます。

 10ページをお開きください。

 続いて,イの幹線道路について,表と11ページの下の図面によりまして御説明いたします。

 都市の骨格となる放射環状型の幹線道路ネットワークを形成するために,環状2号線を初めとした主要な3環状10放射道路の整備を重点的に進めてまいります。表には,一番上の環状2号線から,右側のページの一番下の横浜逗子線までの13路線について示しております。

 まず,環状2号線は,本市で初めての本格的な環状方向の大動脈となる幹線道路でありまして,本年3月に本線部6車線が全線完成しております。本年度は,保土ケ谷バイパスと接続する新桜ケ丘インターチェンジの狩場方面ランプが完成する予定でございまして,これにより保土ケ谷バイパスと環状2号線が全方向で接続することになります。

 次に,環状3号線につきましては南側区間及び北側区間の整備を進めておりますが,南側区間の栄区長沼町から柏尾川付近につきましては,本年秋の供用を目指して事業を進めてまいります。また,県道丸子中山茅ヶ崎線とも重複する北側区間につきましても,都筑区佐江戸町までの区間について事業を進めてまいります。

 環状4号線につきましては,戸塚区原宿町の国道1号から緑区方面への西側区間と栄区桂町付近での事業を進めてまいります。また,放射道路のうち日吉元石川線につきましては,港北区の東京丸子横浜線付近が今月27日に開通予定でございまして,これにより市境から東京丸子横浜線までの全区間が開通になる予定でございます。

 そのほかの路線につきましては,この表に記載されているとおりでございまして,説明については省略させていただきます。

 12ページをお開きください。

 ウの地区幹線道路についてでございますが,地区幹線道路の整備は,最寄り駅までおおむね15分の目標達成に寄与する路線や区間を中心に進めております。具体的には,交差点改良等のボトルネック解消につながる路線,幹線道路とあわせて整備することによる効果が一層高まる路線,駅前広場や駅周辺の道路等,公共交通機関の利便性向上につながる路線の整備やバスベイの設置等を進めております。

 表には,今年度に事業を進める路線のうち主な整備箇所を示しておりますが,交差点改良等のボトルネック解消につながる路線としまして,この表の上から順番に,旭区の環2市沢下町交差点,青葉区の住吉神社前交差点,栄区の長沼交差点及び金沢区の宮ケ谷交差点の改良を,今年度の完成を目指して事業を進めてまいります。その他の路線につきましても,この表に記載されているとおりでございまして,説明については省略させていただきます。

 13ページをごらんください。エの主な交差点改良・立体交差について御説明いたします。

 まず,鉄道と道路との立体交差についてでございますが,東急東横線の日吉・綱島間踏切の立体交差化につきましては,平成12年11月に鉄道高架が完成しておりまして,今月27日に都市計画道路日吉元石川線が開通する予定でございます。

 相模鉄道本線の星川・天王町間踏切の立体交差につきましては,今年度中の都市計画決定を予定しております。また,同じ相模鉄道線の瀬谷駅付近踏切の立体交差化につきましては,踏切の改築後,跨線橋を建設するものでありまして,本年12月に踏切の切りかえを予定しております。

 次の,交差点の立体化についてでございますが,戸塚区の原宿交差点におきましては,国道1号線が環状4号線をアンダーパスする方式で,また不動坂交差点につきましても,国道1号が県道瀬谷柏尾線をアンダーパスする方式で交差するものでございまして,それぞれ用地取得を進めております。また,青葉区の新石川交差点につきましては,国道246号が高架方式で立体交差するものでございまして,引き続き用地取得を進めております。

 なお,主な交差点の改良につきましては,先ほど地区幹線道路で御説明しました箇所以外の交差点としまして,横浜駅根岸線の中区根岸不動下交差点の改良を進めてまいります。

 資料の14ページをお開きください。4の駅前広場や自転車駐車場の整備について御説明いたします。

 まず,アの駅前広場等の整備につきましては,鉄道とバスの乗りかえ利便性や快適性の向上を図るために,東神奈川駅東口駅前広場を初めとしまして,表に示しております9駅において事業を進めてまいります。

 次に,イの自転車駐車場の整備についてでございますが,これは駅周辺における放置自転車の解消を図るもので,本年度は戸塚駅,鳥浜駅,金沢文庫駅等で整備を行ってまいります。

 資料の15ページをごらんください。5の駐車場の整備等について御説明いたします。

 まず,アの公共駐車場の整備につきましては,表に示しております今年度完成予定の日本大通地下駐車場を初めとした3カ所について,引き続き整備を進めてまいります。

 イの民間駐車場の整備につきましては,その整備を促進するために,引き続き共同駐車場整備事業及び駐車場整備融資事業を行ってまいります。

 ウの駐車場整備地区指定等につきましては,鶴見や二俣川,鶴ケ峰地区における新たな駐車場整備地区の指定及び駐車場整備計画の策定に向けまして,関係機関と調整を進めてまいります。

 資料の16ページをお開きください。6の交通需要マネジメントについて御説明いたします。

 まず,パーク&サイクルにつきましては,都心部の回遊性を高めるとともに,道路交通の円滑化を図るものでございまして,昨年度,馬車道地下駐車場を使用し,短期の社会実験を実施しております。本年度は,4月にオープンしました山下町地下駐車場も使用し,8月から10月の約3カ月間にわたりまして本格的な社会実験を実施する予定でございます。

 資料の17ページをごらんください。

 4月から,横浜駅からみなとみらい21地区や関内,山手など主要な観光スポットが集中する都心部地区につきまして,市バスと地下鉄が1日乗り放題となる,みなとぶらりチケットを発売しております。これによりまして都心部の回遊性の向上,公共交通機関の利用促進が図れるものと考えております。

 資料の18ページをお開きください。7の空港対策について御説明いたします。

 まず,アの首都圏第3空港への対応につきましては,国土交通省が平成12年9月に設置した首都圏第3空港調査検討会におきまして,候補地の調査・検討が現在進められております。この調査検討会には,関係自治体としましては神奈川県が代表で参加しておりますので,本市といたしましても,県・横浜・川崎空港対策研究協議会を活用しながら,市民にとって利用しやすい国際空港の実現に向けて取り組みを進めているところでございます。

 イの空港アクセスの検討につきましては,横浜シティ・エア・ターミナル,YCATにおきまして,横浜と羽田・成田両空港を結ぶ空港アクセスの拠点として,より一層利用者の利便性,快適性の向上に努めます。

 また,羽田空港へのアクセス向上につきましては,京急蒲田駅付近の連続立体交差化事業等に合わせ,蒲田駅の駅舎の再整備が今年度より実施される予定でございまして,これの完成後には,横浜方面から羽田空港への直通電車の運転が可能になる予定でございます。

 資料の19ページをごらんください。8のバリアフリー化の推進について御説明いたします。

 アの鉄道駅へのエレベーター等の整備につきましては,横浜駅などにおいて整備を推進してまいります。

 イのノンステップバスの導入につきましても,引き続き導入の促進を図り,本年度は全事業者で68台が導入される予定となっております。

 ウの交通バリアフリー法への対応につきましては,本年度より基本構想の策定に着手してまいります。

 資料の20ページをお開きください。

 9の,その他のアとしまして,違法駐車等の防止対策につきましては,表にお示ししてあります重点地域の1地区・7路線で,助言・啓発を中心とした監視活動を行って,違法駐車の防止に努めてまいります。

 資料の21ページをごらんください。

 イの道路の地震対策についてでございますが,緊急輸送路等の地震発生時における安全を確保するための耐震補強等の対策を,一般道路橋,トンネル,道路がけ及び金沢シーサイドラインのそれぞれについて,表に示したとおり実施してまいります。

 以上,簡単ではございますが,総合交通体系の確立に向けた施策の取り組みについて説明を終了させていただきます。



○(古川委員長) 質疑に入ります。



◆(井上委員) 高速道路整備のところで,北線については,ことしの3月に基本計画の変更の指示があったと思いますが,その後の動きなどについて,今どういう状況かお聞かせください。



◎(森道路局長) おかげさまで基本計画の指示が昨年度末に出たわけですが,これに引き続きまして,平成13年度中に事業に着手することを目指したいと思っております。そのためには,首都高速道路公団が国土交通大臣から工事実施計画書の認可を得なくてはいけないという手続があります。それを経て,片や首都高速道路は都市計画事業としての承認を得なくてはいけないという手続がございます。そういう手続がなされた後,これは以前もお話ししたかもしれませんが,事業の地元説明会を開催いたしまして,今後の事業の進め方をきちんと説明させていただきまして,御理解を得た後,測量に入って,できれば平成13年度中に用地取得に入っていきたいと考えております。



◆(井上委員) 変更手続の後の段階になる工事実施計画書に関しては,首都高速道路公団の手続だと思うんですが,市に対しての事前の調整や打診はあるのでしょうか。



◎(森道路局長) 一義的には,首都高速道路公団が実施計画書をつくって,国土交通大臣の認可を得るということですけれども,もちろん横浜市とも関連街路がありますので,調整はしております。



◆(井上委員) 工事実施計画書の大臣の認可をとる前に,市の側でそれを承諾するというか,市の手続と,そこの調整が今どういう段階で,いつごろになりそうか。その辺の見通しはどうですか。



◎(森道路局長) 調整というのは,特に法的に位置づけられているものではございません。任意でやっているものでして,文書のやりとりといった公式なものではございません。



◆(井上委員) もう一つ,事業説明会については,事業認可の後のつもりでいるということでよろしいのですか。



◎(森道路局長) そのとおりでございます。



◆(井上委員) 市としては,この間,南線と横浜横須賀道路などのプール制について要望してきたのではないかと思いますが,日本道路公団との交渉は具体的にどう進められてきたのか,お聞かせください。



◎(森道路局長) 南線につきましては,日本道路公団が有料道路事業をやることについて,事業認可を得る条件といたしまして,今まで道路公団が第3京浜,横浜新道,横浜横須賀道路の3路線で有料道路のプール制をしいてきている中に南線を加えて,南線も日本道路公団が有料道路事業をしていいという認可を昨年の4月にいただいております。



◆(井上委員) プール制について認可をとられたということかもしれませんが,今,国では高速道路,特に道路公団の採算性が非常に問題になっている中で,けさの新聞でも,プール制については見直すべきではないかということを石原伸晃行革担当大臣が発言されていると思うんです。南線が認可されたとすると,それについては動かない,その辺については今後,国や公団との必要な手続などはないわけですか。



◎(森道路局長) 昨日,私も石原大臣が答えておられるのを見ていましたけれども,あのときは東名などの国土幹線道路のプール制のことを議論されていたと思います。同じプール制といっても,国幹道は全国プール制ですけれども,今私が言った横浜3路線のプール制は,あくまで一般有料道路です。ですから,それについては去年の4月に日本道路公団が国土交通大臣の認可をいただいていますので,南線につきましては,日本道路公団の有料道路事業と国土交通省の国道の直轄事業との合併施行で進めるという枠組みについては変更がないと考えております。



◆(井上委員) あとは意見にしておきますけれども,プール制の問題については,局長は国幹道のことだけではないかという見解のようでしたが,今の動きはそこにとどまらず,採算のとれない高速道路については事業をやるべきではないという議論が国からも起きている時代ですので,これは横浜市だけで,全体的な議論におくれをとることがないようにしなければいけないと思います。そういう側面からの検討が今までなかったのではないかと考えるので,ぜひ今後,課題にしていくべきではないかと申し上げておきます。



◎(森道路局長) 補足させていただきます。

 先ほど北線の工事実施計画書の認可の件についてお尋ねがありましたけれども,最終的な正式の認可申請の際には横浜市長の同意が必要になっております。ただ今のところは任意の相談というのがありますけれども,最終的には公式の文書で市長が同意するという手続が必要になっております。



◆(岩崎委員) 資料5ページの鉄道等の整備のことと道路の方で,2つ伺います。

 まず,5ページのところに,ドリームランド線のことが今回も書かれていますけれども,これは前年度とどう違うのですか。



◎(小野都市計画局長) ドリームランド線につきましては,前年度と今年度の2カ年にわたりまして事業者と共同で運行再開に向けた方策について,どうすれば事業再開の見通しが立つのかというスキームについての検討を共同で進めておる状況でございます。



◆(岩崎委員) 再開に向けて検討を重ねているというのは前年度も含めて同じなんですけれども,再開に向けて見通しが明るくなっているのか,そうでないのか。この辺は毎回,毎回同じことがずっと繰り返されて,30年来ているわけです。同じことを毎年,毎年やっていることは適切でないと思うのですが,実際に去年とことしで何か変化があるのか,そこを教えていただきたい。



◎(小野都市計画局長) 昨年も市会で御報告申し上げたと思いますが,運輸政策審議会の19号答申,鉄道整備制度につきましての答申がございまして,鉄道の基盤と運行を分離した上下分離方式という制度の提言が我が国で初めてあったわけでございます。国の鉄道整備に対する新しい概念の導入がございましたので,それを視野に入れて,ドリームランド線に適用できないかということも含めて昨年度から今年度にかけまして検討しているわけでございます。長期間かかっている大変厳しい状況はございますけれども,そういう可能性を追求していきたいということでございます。



◆(岩崎委員) 今,ちょっと新しい話が出てきたようですが,その上下分離方式というのは具体的にどういうことですか。鉄道の何を,どう分断するんですか。



◎(小野都市計画局長) これは1年前に国の運輸政策審議会の答申で明らかにされているもので,既に報道もされておりますけれども,昨今の状況から,基盤整備を鉄道事業者が行って,さらに運行をやるということになりますと,初期投資が大変大きくなって運営が非常に厳しくなるということで,基盤と運行を分離して,鉄道事業の運営を円滑に進めていくという考え方でございます。

 一つの例としましては,公設民営として,公側で基盤を整備し,運行を鉄道事業者が行うという方法も西欧諸国ではとられていまして,そういった答申を昨年,国でされたということでございます。



◆(岩崎委員) そうすると,その方式を横浜市が採用しようということで検討を始めたと理解していいのですか。



◎(小野都市計画局長) 運輸政策審議会答申というのは向こう15年の計画でございますので,今後の我が国の鉄道整備制度の中に上下分離方式の考え方を検討することが適当であるという答申でございます。現段階で,どういうスキームになるかという具体的なものは全く示されておりませんので,今後事例を研究し,具体的な事業手法等も決定されていくのではないかと考えています。



◆(岩崎委員) どうもすぐに何か新しい方向が出て,事業が再開できる見通しが立つわけではなさそうです。戸塚区の深谷,俣野の対象地域の一部と泉区にかけての区域は,交通問題が非常に深刻な地域で,ドリームランド線に期待して,地域の人たちは交通問題に何とか見通しをつけてほしいという希望が強いわけだけれども,今の話は,ドリームランド線を通じては,すぐには見通しがつかないというふうにお聞きしました。しからば,それにかわるものとして,緊急に打開するために市としてはどういうことを考えているのか。道路事業ともかかわってきますけれども,その辺の考えがあればお聞かせいただきたい。



◎(小野都市計画局長) 上下分離方式等の制度の検討が1点ございまして,もう一つは輸送システムの検討もあわせて行っております。これにつきましては国土交通省の一部支援をいただきながら,比較的安価で建設費の投資が少ない輸送システムといったメニューも俎上に上げて検討しておりまして,30数年という大変厳しい状況はございますけれども,昨年,ことしと,一生懸命検討をやっているところでございます。



◎(森道路局長) 補足的になるかもわかりませんが,今の岩崎委員のお話に関連しまして,10ページをごらんいただきたいと思います。

 環状4号線の,国道1号の戸塚区原宿交差点から市営地下鉄下飯田駅までの区間のうち,未整備の区間が2.1キロメートルあるのですが,これについてできるだけ早期に事業を進めたいと考えております。今,平成14年度中に完成させられればいいなということで頑張っているところですので,これも一つ,今委員がおっしゃった地域の交通利便性の向上には役に立つのではないかと考えております。



◆(岩崎委員) この問題は,これぐらいにしておきます。環状4号線の整備は途中までできているわけですから,本当に早く通れるように事業を急いでもらうことを要望しておきます。

 もう一つの問題は,13ページの交差点の立体化のところです。1号線の原宿交差点と不動坂交差点がありますけれども,最初に,現状がどうなっていて,どういう計画で進もうとしているのかの見通しを,教えてください。



◎(森道路局長) 原宿交差点につきましては,最近,国土交通省が頑張って用地を買っておりまして,平成12年度末,面積ベースで用地取得率が54%までいっております。今後のスケジュールにつきまして,用地取得がどういうスピードでできるかによって変わってくるわけですが,現在,国土交通省のめどとしましては,平成16年度あたりに完成させたいと言っておるようでございます。

 それから,不動坂交差点は道路局の事業になるわけですけれども,現在,用地取得を進めておりまして,平成13年度の見込みでは16%になるということでございます。事業スケジュールについてはなかなか言いにくいのですが,平成19年度ぐらいまでをめどにやれたらと考えております。



◆(岩崎委員) 不動坂交差点は,用地取得も16%というところだから厳しいと思いますが,原宿交差点の平成16年度というのは,かなり期待していい年度の見通しですか。



◎(森道路局長) 国土交通省の横浜事務所から聞いているところによりますと,平成16年度あたりに完成させたいという意気込みでやっているようでございます。おととしから昨年度にかけて相当頑張って用地取得を進めておりまして,既に5割以上買えているということですので,この調子でいけば相当早く用地については手当てができる。用地の手当てができれば,工事については,お金さえつけばできるということなので,それほど狂いはなくなってきているのではないかと思います。



◆(石上委員) 環状2号の道路脇に植わっている樹木について伺います。うちのすぐ近くに環状2号があり,樹木が茂っていて信号や標識が見えにくいという声を聞くんですけれども,樹木の選定は,どこの局がするんですか。



◎(森道路局長) 一義的には,土木事務所が樹木の選定をしております。



◆(石上委員) 緑がたくさんある方がいいという方針であれば,それはそれでいいと思うけれども,交通の激しいところに植える木は限られてくるのではないかと思うのです。どういう考えで茂る木にしたのですか。



◎(森道路局長) 一般論で言いますと,街路樹の樹種の選定につきましては,緑政局と道路局が相談しています。先ほど土木だけと言いましたけれども,管理につきましても土木事務所と緑政局が相談してやっています。どの地域を言っておられるのかわかりませんが,場所を具体的に教えていただければ,お答えできると思います。



◆(石上委員) 私が住んでいるところは港南区の下永谷ですから,中永谷信号のあたりです。



◎(森道路局長) 今すぐにはこの場でお答えできませんので,後日,具体的にお話ししたいと思います。



◆(石上委員) そういう方針があるかと思って伺ったんです。

 もう一つは,バリアフリーのことが19ページに出ていますけれども,バリアフリーはどんどん進めていただきたいと思います。私たちの仲間や市民団体の人たちもバリアフリー・チェックを町の中でかなりやっていて,例えば横浜駅は車いすの人には使いにくいとか,新横浜駅を車いすで出ようとしたら,新幹線側ではなくて反対に出てしまったという結果も出ています。2002年にワールドカップがあって,外国からたくさんお客さんが,しかもバリアフリーの進んでいる国からたくさんいらっしゃるわけで,そのあたりの計画がもしあれば,どのあたりまで進んで,どのようにしていこうとしているのか伺います。



◎(金近企画局長) バリアフリーにつきましては,今御指摘の横浜駅や新横浜駅は重点地区として優先的に整備しております。

 新横浜駅から申し上げますと,先日の少子・高齢化社会特別委員会でも質問いただきましたけれども,新横浜駅の新幹線や横浜線からの出入りにつきましては,今は篠原口の方がエレベーターになっていて,国際総合競技場がある小机側につきましてはエスカレーターになっています。これについては,都市計画局,企画局,福祉局がまとまって,JR東海及びJR東日本ともずっと協議をやってまいります。ただ,JR東日本の新横浜駅のホームが非常に狭いということで,今でも競技のある日にはホーム上が満杯状態になる。それから,JR東海の新幹線の新横浜駅も非常に狭くて,あの中に改築の余地がなかなかないということもございまして,今の形がぎりぎりで折り合った線でございます。エレベーター,エスカレーターについて横浜市からも補助しておりまして,また,国の補助もあるわけですけれども,それを持っていろいろ協議をやってきて,物理的な理由で,あの形になっております。今後は,新横浜駅の駅前広場とか駅舎の改良等をやっていく中で,また,新横浜南部の区画整理事業が進捗していない点もあるのですが,より整備が進んでいくと考えております。ワールドカップについては,物理的には,エレベーター,エスカレーターは当面今の形態でやっていく。あとは案内など,できるだけソフト面でのサービスをやって乗り切るという考えでございます。

 横浜駅については,今の横浜駅の改良の中でいろいろ検討していて,ダイヤモンド地下街からバスターミナルへの出入り口についても,エレベーターを増設していくということで進められております。



◆(石上委員) ぜひ使いやすいように工夫していただきたいというのと,特に,ほかの町から来た人にはすごくわかりにくい表示が多いようなので,そのあたりもぜひ工夫していただきたいと思います。

 助役に伺いたいのですが,この委員会は交通問題対策特別委員会ということで,私は今2点聞きましたけれども,例えばバリアフリーだったら福祉局,樹木だったら緑政局なので,そういう方たちもこちらに来ていただければ,もう少し質問ができるかと思うんですけれども,いかがでしょうか。



◎(清水助役) それは市会の中でのお話かと思いますので,私からお答えはできないと思います。申しわけございません。



◆(石上委員) 検討してください。



◆(堀井委員) 5ページの神奈川東部方面線についてお聞きしますけれども,これは平成10年度ですか,運輸政策審議会で多分Aランクになったと思います。関係機関と協議・調整中ということですが,平成14年の初めごろには,二俣川から大倉山のこの路線については関係機関との調整がまとまる方向ですか。



◎(小野都市計画局長) これにつきましても,先ほどのドリームランド線と同様の背景がございまして,平成11年度,12年度の2カ年にわたりまして都市鉄道調査を国が全国で実施しているのですが,そのうちの1路線に東部方面線が取り上げられまして,東部方面線の実現化に向けたさまざまな課題の検討を行っております。

 それが平成12年度にまとめられまして,東部方面線につきましての鉄道需要あるいは地域に対する鉄道整備の効果について,高い評価が結果として得られております。これを受けまして,上下分離方式を視点に置いたより詳細な検討をしたいということで,今年度,来年度にかけて,国において,さらに突っ込んだ調査をすることになっております。平成11年,12年の委員会につきましては,鉄道事業者の相模鉄道もオブザーバーとして参加して進められております。



◆(堀井委員) 平成12年度の鉄道委員会ですか,平成13年,14年度で詳細にわたってまとめていくということで,オブザーバーに相模鉄道が入ったということですけれども,これには東急電鉄も入っているんですか。



◎(小野都市計画局長) 東急電鉄も入っております。もちろん横浜市も入っております。



◆(堀井委員) 今は協議・検討している段階ですからはっきり言えない部分もあるかもわかりませんけれども,鉄道事業者と横浜市との上下分離方式に対する考え方というのは,今どのような状況になっていますか。



◎(小野都市計画局長) 東部方面線につきましては,東急電鉄は割合歓迎というか,混雑緩和に寄与するという表明を運輸政策審議会の席でもされております。一方,相模鉄道の方は,他路線にいろいろ影響が出るのではないかという懸念もお持ちでございます。そういう中での上下分離方式で,軌道等のインフラ部分を公的セクターが行って,国の調査において,どういうスキームであれば鉄道事業者が事業主体として入ってこられるのかという突っ込んだ調査を平成13年度,14年度の2カ年にわたってやっていきたいということでございます。調査対象は全国でこの路線だけで,国が,全国を代表して東部方面線で上下分離方式を視野に入れた検討をしてみたいということで,2カ年間でやろうということでございます。



◆(堀井委員) 繰り返しになってしまうかもわかりませんが,相模鉄道は横浜・二俣川間にいわゆる自分の路線を持っているわけです。記憶的には,あそこは1日70万人ぐらいですか。二俣川・新横浜・大倉山は東急電鉄の路線に入っていく。鉄道事業者としての相模鉄道から見ると,この路線に対してはいろいろ考えるところがあるのではないか。オブザーバーとして入ったということですけれども,鶴ケ峰・二俣川の推進計画そのものもしっかりしていかないといけないかと思うのですが,これについて相模鉄道は,上下分離方式を初め東部方面線に対しては前向きに臨んでいると理解していいんですか。



◎(小野都市計画局長) 現段階では,鉄道事業者としていこうではないかという,解析の結果の状況は生まれておりません。と申しますのも,上下分離方式の基盤の方の公的セクターがどの程度,国及び市も関係すると思いますが,全体のスキームが明確にされていないんです。ですから逆に,この2カ年の調査で,こういう条件であれば鉄道事業者も参加できるのではないかという姿を打ち出せるか,国としてもそういう制度をつくれるのかにかかってくるのではないかということでございます。現段階では,冒頭に申しました東急電鉄の東部方面線に対する考え方と相模鉄道のこの路線に対する考え方は,1年半ほど前の運輸政策審議会の場でそういった意見を表明されておりますので,それは変わっていないと判断しております。



◆(関[美]委員) 1点だけ,交通局長に伺います。

 快・速・安・信ネットワークで,障害者が安心してということで,車いす対応は努力してやられているようですけれども,同じ障害者でも,オストミーという人工肛門の装具をつけている方の対応が,2000年から2003年のアクティブプランの事業計画の中にも出ていないようです。福祉の関係で,オストミー対応としてトイレのブースを広くするとか,洗浄用のスペースをとらなければいけないとかで,若干改造を要する内容らしいです。私も直接伺ったんですけれども,これは外見では見えないんですが,非常に要望が高いんです。

 私はよく地下鉄を使うのですが,車いすの方が実際に利用されているのを余り見かけない。それは全駅整備されていないので,どこの駅から乗っても大丈夫になっていないこともあるかと思うのですが,それはそれとして進めていらっしゃいます。オストミー対応のトイレの設置を実際に局として検討していただきたいと思っているのですが,いかがでしょうか。プランの中でも範疇に入っているのかどうか。



◎(池田交通局長) 今,エリアのバリアフリー関係ではエレベーターを含めて整備中でございまして,トイレは9割ほど進んでいますけれども,今御指摘のオストミーの対応は,スペースの問題,管理上の問題もございまして,これから検討すべき課題だと考えています。



◆(関[美]委員) 検討する課題としては実際に入っていて,検討も進んでいて,例えば,試しにどこかという具体的なところはどうですか。



◎(池田交通局長) 検討課題として認識している段階でございまして,まだ,どこかで試行するというところまで具体的にはなっておりません。



◆(関[美]委員) 現状にあるものを改造するのはなかなか難しい面があるだろうと思いますが,これから新設のところをつくっていかれますので,あわせて検討を進めるべきだと思うのですが,その点では局長,どうですか。



◎(池田交通局長) 今もエレベーターの設置に合わせながら,まだ車いす対応になっていないトイレについては進めていく予定でございますけれども,いろいろ課題がございますので,すぐどこか具体的にという考えはございません。今後の研究課題とさせていただきたいと思います。



◆(関[美]委員) 課題というのは,スペースとか,そういった内容と先ほどおっしゃったのですが,障害者を総合的に見ていった方が,一つ一つやるよりはさまざまな点でやりやすいのではないかと思うんです。それは要望しておきます。

 ただ,現状のトイレでも利用されているので,これをやるのが一番いいのかどうかは検討していただきたいのですが,実際に利用された方が,現状のトイレの形状の状況だとかなり時間を要するらしいんです。だから,トイレのどこかにオストミーのマークをつけるのはすぐできるのではないかと思うんですが,そのあたりはどうでしょうか。



◎(池田交通局長) 実際に対応できるトイレはございませんので,マークだけつけるのは現実的ではないかと思います。先ほど申し上げましたように,改造やスペースなどいろいろ問題がございまして,これからの研究課題とさせていただきたいと思います。



◆(関[美]委員) 研究とおっしゃいますけれども,ぜひ検討して,計画化していっていただきたいということを強くお願いしておきます。



◆(中村委員) 先ほどの堀井委員の質問に関連しますけれども,今まで東部方面線が進んでいないのは,第三セクターで考えて,それに関連して,引き受ける鉄道業者が決まらないからということが一つの大きな原因だというのが市の回答でした。今もまた相模鉄道が,上下分離方式やいろいろな面で懸念を持っていると言うけれども,10年前からこういう話は出ているが,冷静に考えれば,はっきり言って相模鉄道は横浜駅西口がドル箱で,西口で持っているようなものなんですね。わざわざ二俣川からお客を大倉山へ逃すことをやるわけがないんです。10年前から私もそんなことを言ったんだけれども,相模鉄道の幹部も,それは百も承知の上なんです。だから,会社の営業政策ならば,今混雑しているから向こうへ回すということの中で,わざわざ横浜市が,相模鉄道を相手にしてやっているというのは,ただ話だけのマスターベーションにすぎないというのは,もうわからなければいけないと思うんですよ。相模鉄道が,西口があるのを逃してやるようなことをやったら,経営者として失格になってしまうと思うんです。だから,本音と建前の部分をよくわきまえてやらないで,それを10年も相手にして,まだ相模鉄道にどうのこうのというのは,余りにも横浜市当局の進め方が甘いと思うんです。その辺はどうですか。



◎(小野都市計画局長) おっしゃるとおり,前回は昭和60年にAランクの答申が出て,向こう15年に事業化すべし,運行開始すべしという路線になって,15年プラスアルファの年が過ぎているわけでございます。それが,今回の運輸政策審議会でもA1ランクに位置づけられたということでございまして,それだけ,鉄道の役割としてこの路線の価値が高く,これは事業者は別にしまして,東部方面線の位置づけがこの地域で大変重要であるという評価のもとに,そういう方針が出されたわけでございます。答申が出る前段にも相模鉄道と何度となく接触し,意見を調整したわけでございますが,運輸政策審議会に持ち込む前の調整の段階では,相模鉄道としては大変厳しいとのお答えをいただいておったわけです。

 ただ,私どもとしては,インフラ部分を仮に従来のやり方と変えて鉄道事業として非常に有利な状況が生まれれば,あるいは可能性も出てくるのかなということで,相模鉄道さんと調整しながら運輸政策審議会に臨み,答申を得,その後,横浜市も,答申に位置づけていただくための条件として上下分離方式を運輸政策審議会に求め,そういう答申が得られた。ですから,そういう意味で昭和60年答申と今回の答申の状況が変わってきておりますので,そこに望みを求めて,相模鉄道あるいは国が入った形で可能性を追求していきたいということでございます。決して,相模鉄道が容易に事業主体になっていただける状況であるとは認識しておりませんが,今後とも可能性を追求していきたいということでございます。



◆(中村委員) もう何年前になるかわからないけれども,組織の中で神奈川東部方面線建設準備担当というのができて,東部方面線も進むんだなと思ったら,全然進んでいない。それでは,その間の10年ぐらいは一体何をやっていたのか。課長もいるし部下もいるだろうけれども,何を仕事しているのかなという感じが私は拭えないんです。それで今でもまだそういう状態であるというのでは,いろいろな面で抜本的に考えていかないといけない。ただ,東部方面線が向こうへできるといって期待感だけあおってしまって,住民は,いつできるんですかということで,神奈川区初め地元の関連の人は,みんな言われていると思うんです。ただここに書いてあるだけで,これは非常に不信感をあおるだけの問題ではないかという感じですけれども,きょうはこのぐらいでやめておきます。



◆(池谷委員) 特別委員会の進め方について,先ほど石上委員からも,関係する局の話が出ましたけれども,これははっきりさせておかなければいけない部分があるだろうと思うんです。私どもは交通問題対策特別委員会で,記載されている部局が関係している。それ以外の別の特別委員会が当然あるわけですね。そうしますと,特別委員会の私どもの役割,目的がどういうものなのか。それと常任委員会との関連性が出てくるわけです。細かい内容は常任委員会が全部詰めなければいけない部分があるのだろう。だからそういう面では,これは委員長なり市会事務局に,もう一度しっかり精査していただいて,私どもが審査すべき点,視察すべき点,そういう部分をしっかり再認識しておく必要があるだろうと思います。

 改選後のしょっぱなのときの話ではありませんで,もう3年目になっていますので,事務局の見解として,例えば特別委員会はこういう目的を持っていて,常任委員会とはここが違うという部分が今わかれば,委員長でも事務局でもここで披瀝して再確認しておく必要があるだろう。今後1年間ありますので,そういう部分も,今わからなければ精査しておいていただいて,その辺の方向づけをしていただければと,意見として申し上げておきたい。



◎(大熊議事課書記) 関係局の出席について,今はっきりしたお答えはできませんので,これらの件については持ち帰らせていただきまして,事務局内で検討した上で再度御回答という形にさせていただければと思いますが,よろしゅうございますか。



◆(池谷委員) 検討じゃないですよ。もうできているはずですから,検討すべき内容ではないと思いますので,お願いします。



◎(大熊議事課書記) わかりました。



○(古川委員長) それに関しましては,後日また。



◆(中島[明]委員) 5ページのこどもの国線について,環境対策等の工事を進めているとありますが,具体的に,多分騒音と振動の点があったかと思うんですけれども,どの程度まで進んでいるのか教えてください。



◎(小野都市計画局長) 環境対策につきましては平成12年度までも進めてきておりますけれども,振動,騒音対策を今年度中に終了させたいということで,現在進めております。



◆(中島[明]委員) 住民の方が自分たちで調査したのもあると聞いていますけれども,今年度中に終わるということですが,住民の方たちとの話し合いはどのようになっているんですか。



◎(小野都市計画局長) これにつきましては,住民の方々と個別に相談させていただく中で,対策の内容も決めて,整備する時期も御理解いただいた上で進めていくということでございます。



◆(中島[明]委員) 今年度中に終了するということで,それで解決すればいいですけれども,通勤線化が必要だったことも理解できるのですが,沿線の方は毎日のことで,騒音にしても,振動にしても本当に苦痛だろうと思います。今年度中に終わらせることも大切なのかもしれませんけれども,そこのところはよく意見交換をして進めていっていただきたい。根本的な解決になるのかどうかわかりませんけれども,ぜひ積極的に話し合いして,進めていっていただきたいと思います。



◎(小野都市計画局長) 特にカーブの急なところの沿線の皆さん方は,従来より音が高くなるということがありまして,お話を伺う中で防音対策をやってきております。今後ともよく話し合いをする中で,今年度中に事業を終結させるということで進めております。



◆(岩崎委員) 先ほど,特別委員会のあり方について池谷委員から意見が出ましたので,私もついでにお願いしておきたいことがあります。

 きょう審査する資料が机上配付されたのですが,結構膨大なものですね。幾つかの局が参加して議論するのは非常にいいことだと思うし,交通問題というのはかなり総合的なもので他局との調整も当然必要だから,こういう機構は非常に有効な議論の場だと私は思っています。それだけに,要望したいのは,いきなり討議される資料をもらって説明されても,うまく質疑できないわけですよ。事前にいただいておけば,普段我々は交通問題のことで問題意識があるわけですから,それとすり合わせて,ここでどういうことを聞こうかという準備できるわけですが,今みたいなやり方だとそううまくいかない。会議の日程は決まっているわけですから,何日か前に資料を配付できるような準備ができないのかどうか,そのことをお願いしたいと思います。



○(古川委員長) それは委員会の運営に関してですから,御要望として伺っておきます。



◆(岩崎委員) 委員長へのお願いです。



○(古川委員長) わかりました。

 それでは,他に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

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△閉会宣告



○(古川委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時17分

        交通問題対策特別委員会

        委員長 古川直季