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神奈川県 横浜市

平成13年 接収解除促進特別委員会 P.1  06月21日−02号




平成13年 接収解除促進特別委員会 − 06月21日−02号









平成13年 接収解除促進特別委員会



          接収解除促進特別委員会記録

◇開会年月日    平成13年6月21日(木)

◇場所       市会第三会議室

◇時間       午前10時02分開会

          午前11時01分閉会

◇出席委員     14人

  委員長     岡本英子君(民主党)

  副委員長    鈴木喜太郎君(自民党)

  副委員長    河治民夫君(共産党)

  委員      川口正寿君(自民党)

  委員      嶋村勝夫君(自民党)

  委員      横山栄一君(自民党)

  委員      横山良一君(自民党)

  委員      岩下義正君(民主党)

  委員      花上喜代志君(民主党)

  委員      横溝富和君(民主党)

  委員      大滝正雄君(公明党)

  委員      木村久義君(公明党)

  委員      荒木由美子君(共産党)

  委員      福田泰子君(ネット)

◇欠席委員     1人

  委員      工藤恒子君(ネット)

◇傍聴議員     なし

◇出席理事者

  助役              中島弘善君

 (総務局)

  総務局長            今田忠彦君

  担当理事兼行政部長       橘川和夫君

  渉外部長            仙田喜八郎君

                           ほか関係職員

◇市会事務局

  委員会係長           屋代英明君

  議事課書記           濃野 誠君

  調査課書記           梅沢伸宏君

◇議題

  1 接収の現況について

開会時刻 午前10時02分



△開会宣告



○(岡本委員長) これより委員会を開会いたします。

 欠席委員は工藤委員です。

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△委員席の指定



○(岡本委員長) なお,委員席につきましては,ただいま御着席のとおり指定させていただきます。

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|鈴木(喜)| 嶋村 | 川口 |横山(良)|横山(栄)|福田(泰)| 工藤 |

|    |    |    |    |    |    |    |

|副委員長| 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 |

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| 岡本 |

|    |

| 委員長 |

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| 河治 | 岩下 | 花上 |横溝(富)| 大滝 | 木村 | 荒木 |

|    |    |    |    |    |    |    |

|副委員長| 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 | 委員 |

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△正副委員長代表あいさつ



○(岡本委員長) 初めに,正副委員長を代表して私から一言ごあいさつ申し上げます。

 委員会の初めに当たりまして,一言ごあいさつ申し上げます。

 横浜は戦後,市の中心部や港湾施設を広範囲に接収され,大きな打撃を受けました。現在でも約528ヘクタールの米軍施設は市域面積の1.2%に当たります。市内米軍施設の接収解除は全市民共通の願いであるとともに,まちづくりを進める上でも大変重要な課題となっております。本年も,接収解除を引き続き全面返還に向けて伸展が進められることを期待したいと考えています。

 委員長という大役を努めさせていただくことになり,微力の私でございますが,鈴木,河治両副委員長に補佐いただき,本委員会の運営に全力を尽くしてまいりたいと思いますので,委員の皆様の御支援を賜りますようによろしくお願いいたします。

 また,助役及び当局の方々におかれましても,御支援・御協力をお願いいたしまして,正副委員長を代表してのごあいさつとさせていただきます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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△各委員自己紹介



○(岡本委員長) 次に,各委員の自己紹介でございますが,皆様既に御存じの方ばかりと思いますので,省略をさせていただきます。

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△当局代表あいさつ



○(岡本委員長) 次に,当局を代表いたしまして,中島助役よりあいさつがございます。



◎(中島助役) 当局を代表いたしまして,一言ごあいさつ申し上げます。

 岡本委員長のごあいさつにもございましたとおり,市内米軍施設の接収解除につきましては,我々市政の重要課題として,市会の先生方,市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら,ゆめはま2010プランに掲げておりますように,全面返還の実現に向け,取り組んできたところでございます。

 最近では,平成12年3月31日に神奈川ミルク・プラントの返還が実現いたしましたが,市内には今なお8カ所の米軍施設が残されておりまして,今後とも粘り強く施設の返還を国及び米軍に働きかけていくことが必要と考えております。

 この1年,岡本委員長,鈴木,河治両副委員長を初め各委員の先生方におかれましては,よろしく御指導賜りますようお願い申し上げまして,あいさつとさせていただきます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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△局長あいさつ及び幹部職員紹介



○(岡本委員長) 次に,今田局長のあいさつ及び幹部職員の紹介がございます。



◎(今田総務局長) 総務局長の今田でございます。よろしくお願い申し上げます。

 ただいま助役のあいさつにもございましたとおり,平成12年3月31日に神奈川ミルク・プラントの返還が実現いたしましたが,市内には今なお8カ所,約528ヘクタールの米軍施設があります。接収解除をめぐる情勢は,引き続き大変厳しい状況にありますが,私どもといたしましては,今後とも市会の先生方の御支援をいただきながら,市内米軍施設の早期全面返還に向けて,粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。

 岡本委員長,鈴木,河治両副委員長を初め委員の先生方におかれましては,なお一層のお力添えをお願いいたします。

 それでは,当局側の幹部職員を紹介させていただきます。

        (幹部職員紹介)

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△接収の現況について



○(岡本委員長) それでは,議題に入ります。

 接収の現況についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(今田総務局長) 接収の現況につきまして御説明申し上げます。

 お手元にお配りさせていただきました,横浜市と米軍基地の冊子をごらんください。

 この冊子は,市内米軍施設の現況と今までの経過及び今後の取り組み等についてまとめ,毎年発行しているものでございます。本日,委員の皆様に御説明の後,市会の先生方,市内選出の国会議員及び県会議員の方々,関係省庁,報道機関等に配布させていただきます。

 また,市民の方々に対しましては,有償で頒布いたします。

 冊子の構成でございますが,まず目次をごらんください。

 第1章は接収解除の経過と促進,第2章は接収施設・区域の現況で,市内米軍施設の現況などについてまとめてございます。後ほどそれぞれの施設につきまして,御説明申し上げます。

 第3章は1年間の主な取り組みで,昨年5月からことし4月までに,市会議員の皆様や本市等が行ったさまざまな活動の記録をまとめております。

 第4章は主な接収解除跡地利用状況,第5章は日米安全保障条約など関連の資料をとりまとめてございます。

 それでは,市内米軍施設の現況等につきまして御説明いたします。

 5ページをごらんください。現在,市内には8カ所の米軍施設があり,これらの位置につきましては,水色で示しております。また,黒で表示されているところは,既に返還されたところでございます。

 6,7ページをごらんください。市内8カ所の米軍施設の内訳でございますが,住宅施設として根岸住宅地区,池子住宅地区及び海軍補助施設,倉庫施設として富岡倉庫地区,貯油施設として小柴貯油施設,鶴見貯油施設,港湾施設として横浜ノース・ドック,通信施設として深谷通信所,上瀬谷通信施設となっております。

 これら施設の土地面積の合計は,約528万平方メートルでございます。所有内訳は国有が66%,市有が5%,民有が29%となってございます。また,建物の面積の合計は約19万3,000平方メートルで,所有内訳は国有が90%,民有が10%となってございます。

 次に,各施設につきまして御説明申し上げます。

 9ページをお開きください。まず,根岸住宅地区についてでございますが,この施設は中区,南区,磯子区の3区にわたって所在しております。施設面積は約43万1,000平方メートルで,所有内訳は国有が63%,民有が37%となっております。現況でございますが,施設の管理は在日米海軍横須賀基地司令部が行っております。この施設には,米軍の家族住宅388戸のほか管理事務所,教会,診療所等がございます。また,居住者は,冊子にはございませんが,約1,300人と聞いております。

 主な経過でございますが,昭和44年に旧根岸競馬場地区の馬場区分が返還され,残部が住宅地区へ編入されました。このときに返還された約16万5,000平方メートルは,根岸森林公園として整備いたしました。

 10ページをお開きください。昭和57年には約5万平方メートルが返還され,公園の拡張を行いました。なお,平成11年2月に発生しました本施設隣接のがけ地の崩落事故につきましては,現在,横浜防衛施設局が恒久対策工事を進めており,本年8月末に工事が完了する予定と聞いております。

 今後の取り組みにつきましては,根岸森林公園と一体となった都市施設としての利用を図るため,返還に向け努力してまいります。

 12ページをお開きください。池子住宅地区及び海軍補助施設の横浜市域分について御説明させていただきます。この施設は横浜市と逗子市にわたり所在しております。施設全体の面積は約288万4,000平方メートルで,うち本市域分の面積は約36万8,000平方メートルでございます。また,本市域分の所有内訳は,国有が99%でございます。

 現況でございますが,施設の管理は在日米海軍横須賀基地司令部が行っております。

 また,横浜市は平成5年から本市域分の平地部分を広域避難場所として指定しております。

 主な経過につきましては,昭和47年8月に地元の連合町内会等で構成される池子接収地返還金沢区民協議会が結成され,毎年国に対し返還要請を重ねております。今後の取り組みにつきましては,広域避難場所を兼ねた自然公園等として緑地を保全しつつ,公共公益施設用地として利用できるよう,返還実現に向けて努力してまいります。

 15ページをお開きください。富岡倉庫地区につきまして御説明いたします。

 この施設の所在地は,金沢区富岡東二丁目及び鳥浜町でございます。施設面積は約2万9,000平方メートルで,すべて国有地でございます。

 現況でございますが,施設の管理は在日米海軍厚木航空施設司令部でございます。この施設には海側に物揚場,山側に野積場がございます。

 主な経過につきましては,昭和46年に全体の95%になる約31万2,000平方メートルが返還され,返還跡地は富岡総合公園等として利用されております。

 平成10年に南部市場まつりにおける臨時駐車場として初めて一時使用が認められ,以降平成11年,12年と臨時駐車場としての一時使用が認められております。

 今後の取り組みにつきましては,引き続き国に対し返還要請を行ってまいります。

 18ページをお開きください。小柴貯油施設につきまして御説明させていただきます。

 この施設の所在地は,金沢区柴町及び長浜でございます。施設面積は約52万6,000平方メートルで,所有内訳は国有が97%,市有が1%,民有が2%でございます。

 現況でございますが,施設の管理は在日米海軍横須賀補給センター燃料部が行っております。この施設には貯油タンクが26基あり,貯油能力は約39万キロリットルと言われ,航空機燃料の備蓄を行っております。

 また,この施設は陸上の貯油施設と海上のバースがパイプラインで結ばれておりまして,両者間を送油するシステムになってございます。

 主な経過でございますが,昭和56年10月に発生したタンクの爆発事故を契機として,本市は事故再発防止の改善策の実施を国に強く要請しました結果,屋外消火栓設備や泡消火設備等の整備が行われております。

 今後の取り組みにつきましては,引き続き早期返還を国に要請するとともに,安全管理,防災対策の強化を働きかけてまいります。

 次に,21ページをごらんください。鶴見貯油施設につきまして御説明いたします。

 この施設の所在地は,鶴見区安善町でございます。施設面積は約18万3,000平方メートルで,すべて民有地でございます。

 現況でございますが,施設の管理は在日米海軍横須賀補給センター燃料部が行っております。この施設には,エリアI,エリアIIと呼ばれる2つの区域に分かれておりまして,合計20基のタンクがあり,貯油能力は約12万5,000キロリットルと言われており,航空機燃料や軽油等を貯蔵しております。

 主な経過でございますが,昭和54年7月に発生した落雷による火災事故を契機として,本市は事故再発防止の改善策の実施を国に強く要請しました結果,防油堤や泡消火設備等の整備が行われました。なお,平成10年9月,国が実施しております施設改修工事に伴い,エリアIの土壌の一部から環境基準値を超える鉛が検出されたとの公表がありましたが,国は今後の対策については環境庁指針に基づき,本市と調整の上,適切な対応を行うとしております。

 今後の取り組みにつきましては,小柴貯油施設と同様に,引き続き早期返還を国に要請するとともに,安全管理,防災対策の強化を働きかけてまいります。

 なお,本市消防局は,両貯油施設を初めとした市内米軍施設の火災その他の災害の早期鎮圧のため,在日米海軍及び在日米陸軍との間で,消防相互援助協約を締結しております。

 24ページをごらんください。横浜ノース・ドックについて御説明させていただきます。

 この施設の所在地は神奈川区瑞穂町,鈴繁町及び千若町二丁目でございます。施設面積は約55万平方メートルで,所有内訳は国有が80%,市有が6%,民有が14%となっております。

 現況でございますが,施設の管理は在日米陸軍第17地域支援群が行っております。この施設には,ふ頭地区と郵便地区の2つの地区があり,ふ頭地区には大型小型船用の8バース,上屋,野積場,物揚場等があり,物資輸送の中継拠点としての業務を行っております。

 郵便地区には米海軍中央郵便局があり,軍関係の郵便業務を行っております。また,本施設に出入りする米軍関係船舶の数は,最近数年間ほとんど横ばい状態であり,平成10年が31隻,平成11年が36隻,平成12年は28隻となっております。

 主な経過につきましては,平成12年3月31日の日米合同委員会の合意に基づき,国が神奈川ミルク・プラントの代替冷蔵倉庫を建設し,米側に提供しております。

 また,東富士演習場及び北富士演習場における米海兵隊の実弾射撃訓練では,砲・車両等の陸揚げにノース・ドックが使用され,平成9年6月から現在まで5回の陸揚げが行われましたが,資機材の陸揚げに際しましては,弾薬等の積卸しが行われないよう,県とともに国に対し強く要請を行ってきたところでございます。

 今後の取り組みにつきましては,都心部に隣接する地理的条件を生かした港湾施設及び市民利用施設用地として利用するため,返還実現に向けて努力してまいります。

 27ページをお開きください。深谷通信所につきまして,御説明させていただきます。

 この施設の所在地は,泉区和泉町及び中田町でございます。施設面積は約77万4,000平方メートルで,すべて国有でございます。

 現況でございますが,施設の管理は在日米海軍厚木航空施設司令部が行っております。この施設は,司令棟,発信室等があるフェンスで囲まれた区域と,アンテナのあるフェンス外の区域に区分されております。フェンスの外側の区域には,県道阿久和鎌倉線が通っているほか,野球場,市民菜園的な耕作地等として周辺住民に利用されております。

 また,広域避難場所に指定するとともに,地震対策用防火水槽も設置しております。

 主な経過でございますが,昭和54年度から通信所周辺のテレビの受信障害に対し,共同アンテナ方式によるテレビ受信障害防止事業が実施されております。対象地域につきましては,29ページに図示しております。また,平成13年2月には施設内通路への防犯灯の設置について,国に対し共同使用の申請を行っております。

 今後の取り組みにつきましては,市民利用のための跡地利用構想の実現を目指し,返還に向け努力していくとともに,返還されるまでの間,市民利用の拡大についても取り組んでまいります。

 31ページをごらんください。上瀬谷通信施設につきまして御説明させていただきます。

 この施設は,瀬谷区瀬谷町及び旭区上川井町にわたり所在しております。施設面積は約242万2,000平方メートルで,所有内訳は国有が45%,市有が9%,民有が45%でございます。

 現況でございますが,施設の管理は在日米海軍厚木航空施設司令部が行っております。ここには,第7艦隊哨戒偵察部隊司令部,第1哨戒航空団司令部等が駐在し,通信施設として使用されております。施設司令部,住宅地区等はフェンスで囲まれておりますが,それ以外の区域では,土地所有者である農家の農耕が認められているほか,地域住民に利用されている野球場や広場があります。

 主な経過でございますが,平成4年3月30日に施設区域内での農耕について,上瀬谷・上川井両農業専用地区協議会,在日米海軍,横浜防衛施設局の4者間で農耕に関する了解覚書が締結されております。なお,平成9年3月に国と地権者との間で民有地の賃貸借契約が更新されておりますが,平成10年3月19日に地権者の1人が国と米国相手に土地返還訴訟を起こし,現在係争中となっております。

 今後の取り組みにつきましては,跡地利用構想実現のため,返還に向け,国に要請を行ってまいります。なお,環状4号線につきましては,施設内を通過するいわゆる海軍道路を拡幅整備する計画となっており,道路局で現在共同使用申請の準備を進めております。

 次に,34ページをお開きください。米軍機の騒音問題と航空安全対策について御説明させていただきます。

 本市における米軍機騒音問題の主なものは,米空母キティホークの艦載機が厚木基地に飛来し,離着陸訓練を行うことにより発生しております。こうした騒音問題への取り組みとして,本市は厚木基地関係自治体とともに,騒音軽減措置の遵守と強化等を国及び米軍に働きかけております。

 また,夜間連続離着陸訓練,いわゆるNLPの騒音問題については,横浜市は厚木基地関係自治体で構成する厚木基地騒音対策協議会において,硫黄島代替訓練施設での完全実施を国及び米軍に要請しているところでございます。

 なお,このことに関しまして,厚木基地の開放日に合わせて行われてきました展示飛行,いわゆるデモンストレーション・フライトは,近隣住民に深刻な騒音被害と危険性をもたらすことから,これを中止するよう米軍に対し長年にわたって要請してまいりました。その結果,ことしの4月18日に米軍から国を通して連絡があり,7月28,29日という予定のようでございますが,ことしの夏の基地開放日におけるデモンストレーション・フライトは行わないとの通知を受けました。

 また,本市環境保全局は,緑区,瀬谷区,泉区の3カ所に騒音測定器を設置し,航空機騒音を測定しております。

 次に,航空安全対策といたしまして,米軍及び自衛隊による航空機事故が発生した場合に備え,航空機事故等連絡協議会に参加しております。

 以上で,市内米軍施設等の現況につきましての御説明を終わらせていただきますが,今後とも市内米軍施設の早期全面返還に向けて,市会の先生方並びに市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら,一層の努力をしてまいります。よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○(岡本委員長) 質疑に入ります。



◆(河治副委員長) 今説明をいただいた中の,34ページ,騒音問題・航空安全対策,この騒音問題は特に厚木基地,NLPと言われていますが,横須賀に配備されている第7艦隊の母港との関係で,これは今大きな問題ということでした。昨日の神奈川新聞に,メガフロートの記事が一面で大きく取り上げられていたのですが,どのようなものなのか,まず教えていただきたいと思います。



◎(今田総務局長) この新聞記事の状況の詳しいことは存じませんが,超大型浮体式海洋構造物だそうでございます。



◆(河治副委員長) NLPとの関係ではどういうふうになるわけですか。



◎(今田総務局長) 新聞記事等によりますと,米海軍はNLPの代替施設として,メガフロートを検討していくようでございます。



◆(河治副委員長) 特に,横須賀の第7艦隊との関係では,入港してからでは艦載機が厚木基地に降りられないので,入港する前に常時訓練するということで,そうなっているわけですけれども,特に騒音との関係においては,今までも大きな問題になっている。新聞記事には,どこに配備するかは出されていないのですが,横須賀基地との関係でいえば,メガフロートの配備位置については大きな問題になってくるのではないかと思います。そういう意味では,このメガフロートの配置配備について,本市はどのように受けとめられているのか伺います。



◎(今田総務局長) 新聞報道以上の情報がございませんので,コメントする立場にはないわけでございますけれども,厚木基地のNLPの騒音問題につきましては,従来から市議会の要望を初め神奈川県基地連絡協議会や厚木基地騒音対策協議会などの活動を通じ,厚木基地での訓練中止と硫黄島暫定施設での全面実施を国や米軍に要請しているところでございます。ことしの2月に実施を予定していたNLPについては,厚木基地での訓練はなく,すべて硫黄島で実施されるということでございました。

 本市としては,引き続きあらゆる機会をとらえ,硫黄島暫定施設での全面実施に向け取り組んでまいりたいということでございます。



◆(河治副委員長) メガフロートに関しては,周辺自治体にも非常に波紋が広がっているということで,今までも厚木基地の周辺自治体と協力しながら進めているわけですので,本市もこの件に関して,実際どのような方向になるのか,調査も含めて進めていただきたいと要望します。



◆(花上委員) 先ほど中島助役が,基地の全面返還に向けて国,米軍に粘り強く求めていくという基本的なお考えを示されましたけれども,国,米軍両者の横浜市内の基地の返還について,最近の動向をお知らせいただきたいと思います。



◎(今田総務局長) 直接的なお答えになるかわかりませんけれども,お配りさせていただきました冊子の2ページの3,現状と今後の取り組みにあるように,最近に至っては市内米軍施設は必要最小限の段階にあると米軍は言っておりまして,施設が返還される場合には,代替施設の提供等が求められる条件つき返還が通例となっているのが現状の一つ大きな要素であろうかと思います。

 それから,上瀬谷の基地などの問題が国会でいろいろ議論されているようでございますが,国は米軍がなお使用していくという格好の答弁でございました。現状としては,神奈川ミルク・プラントの返還以降,正式な動きはないと承知しています。



◆(花上委員) 神奈川県も横浜市と同様に,基地の返還について取り組みを行っているということですけれども,過日神奈川県議会では基地対策特別委員会が改組・廃止されたと聞いております。それは事実ですか。



◎(今田総務局長) そのようでございます。



◆(花上委員) 横浜市あるいは神奈川県が沖縄に次いで全国第2位の面積を持つ基地県である中では,基地対策特別委員会が廃止されることは,横浜市にとってマイナスになるかと懸念しています。これは県議会が決めることだからやむを得ないのですが,今のお話のように,基地返還を求める状況は非常に厳しく,必要最小限の基地であり返還する方向にはないという米軍の厳しい姿勢の前に,我々としては基地返還の取り組みを一層強めることはあっても弱めることがあってはならないと思うわけですけれども,この辺の現状認識について,当局のお考えを聞きたいと思います。



◎(今田総務局長) 市内米軍基地の早期全面返還は,ゆめはま2010プランの中でも重要課題として位置づけられておりますし,これからも委員会の中でいろいろ御審議いただく中で,少しずつではあっても粘り強くやっていくことが非常に重要なことと思います。



◆(花上委員) 先日,田中真紀子外務大臣が国務長官とお会いになって,沖縄の問題について胸の痛みを感ずるというような発言があったことで物議を醸しておりますけれども,我々から言えば沖縄だけでなく,横浜市だって同じです。

 ですから,基地の返還について横浜市が挙げて取り組むとともに,国も積極的に取り組んでいかなければいけないということだと思います。それが,外務省がアメリカに対して強いことはなかなか言えない中で,沖縄の場合は県知事がじかにアメリカに行って,返還の申し入れをしているという状況があるわけです。こういうことを考えると,少なくとも神奈川県知事は行かれたことがあるのかどうか,このあたりはどうなんですか。



◎(今田総務局長) 我々は今の時点では承知しておりません。



◆(花上委員) 国が一生懸命やっていて,別に自治体が乗り出す必要はないということであればいいけれども,外務省が返還に向けて積極的に動けないという状況の中で,沖縄県知事は県民を代表して,米国に対して返還の申し入れをする,あるいは基地の使用状況について物申すという動きを示している話を聞くと,自治体としてそういうことをやる必要があるのかないのか,この辺の認識はいかがでしょうか。



◎(今田総務局長) 今の委員の御指摘は微妙な問題があろうかと思います。

 接収解除の問題を米軍に直接求めるということは,国の外交問題かと思います。沖縄の土壌と横浜市とは違うことも若干あろうかと思いますけれども,我々としてもできる範囲で,少しずつ,粘り強く頑張ってやっていくことが重要かと思っております。



◆(花上委員) 基地の全面返還の希望がなかなかかなえられない。一歩前進二歩前進という歩みも,ここに来て非常に難しい状況になっていると聞くと,マンネリ化した運動では,風穴をあけられないのではないかという思いがあります。

 日本が独立国である以上,米国に対してもはっきり物を言う時代になってきたと思います。そういう意味では,国は国,自治体は自治体であり,自治体としてもできる限り多角的な取り組みをやって,遅々として進まない返還交渉について,積極的な姿勢を示していくことが必要ではないか。だから粘り強く国,米軍に対して返還運動を求めていく。

 従来と同じ言葉でその姿勢は示せないと思います。ですから,沖縄県知事のやり方がいいかどうかは別にしても,国もそうですが,自治体あるいは我々議会も一歩前進するような積極さを示さないと,米軍には本当に理解されないのではないか。戦後50何年たっても基地がこれだけ存在して,まちづくりに支障がある状況がいまだ続いており,我々市民にとっても,いたく自尊心が失われる状況が続いていることを非常に遺憾に思うわけです。

 ですから,従来と同じような言い回し自体も変えなければいけないし,具体的なアクションも,一歩進んだ取り組み姿勢を示していく必要があるのではないか。この辺の基本的な考え方について,局長としてはどうお考えか聞かせてください。



◎(今田総務局長) 非常に貴重なご意見だと思っております。新しい委員会の中で,1年間御審議いただくわけですけれども,我々としても違った角度から何か方策はないのか研究していきたいと思っております。



◆(花上委員) なぜこういうふうに言うかといいますと,環状4号線の旧16号線との交差部,環状4号線海軍道路の拡幅整備について,米軍と話し合いをしているという段階で依然として前進せず,いつまでたっても工事ができないということで,住民が不便をこうむっているわけです。

 そういうところが至るところにあるということになれば,前進させるためには,議会としても,接収解除特別委員会で,当然のことながらやっていかなければいけないと思いますが,やはり市側がここへ来て積極的な姿勢を示していただくことが必要ではないかと思います。これは総務局長だけではなくて,中島助役のお考えを聞かせていただければと思います。



◎(中島助役) 花上委員のおっしゃることでいろいろ心が痛む部分がありますが,国の防衛施策という大きな中で,確かに4号線の問題あるいは富岡倉庫を駐車場として使う問題等我々も苦労しております。この1年間,いろいろお話をいただき,また委員の方々と御相談もしながら,一歩でも二歩でも先に行けるように積極的に取り組んでいきたいと思っております。



◆(荒木委員) 10ページの根岸の住宅地区のことで伺います。先ほど,がけ地の恒久対策はことしの8月末で完了予定ということでしたが,被災した住民への補償はどうなったのか,報告を受けていらっしゃるでしょうか。



◎(仙田渉外部長) 総金額ですか。



◆(荒木委員) 金額の点はいいのですが,私が見に行ったときには1階の駐車場に土砂が入って住めなくなってしまったとか,そういう点は多分国で補償の話を進めているんだと思います。

 お願いしたいのは,事故があったこともきちっと残していくことが必要なのではないかと思うのです。それ以外にも,例えば緑区で起きた墜落事故のこと,そのほか米軍住宅にかかわって,米軍との交通事故もあると思うのです。そういう資料もきちっと残していただきたいと思うのですが,その点についていかがでしょうか。



◎(今田総務局長) 平成11年2月17日と12月17日の崩落事故のことは触れてございます。我々としてもできるだけタイムリーなものをこの冊子の中に入れ込むように努力しているところでございますが,より一層努力していきたいと思います。



◆(荒木委員) なぜそういう話をするかというと,基地があることによって横浜市民は弊害を受けているわけです。この資料は確かに条約や返還に向けての取り組みの姿勢などについてを書いてありますが,こういう事故があったという経歴だけでもとりまとめていくことは,市民にとってもわかりやすいものであるし,その補償はどこがやったのか,横浜市がどういう対応をしたのかも,事故の大きい小さいにかかわらず載せていただきたいと思うのです。

 今回はこれでできてしまっていますから,これで受けますけれども,その時点時点においてはきちんとその報告も出していただきたいと思います。要望しておきます。



◆(木村委員) 8カ所のうち金沢区に3カ所ありまして,区としても取り組んでいるわけですけれども,従来から要望していることが,どう進んでいるのか確認します。

 12ページの池子住宅地区では,平成5年から平地部分が周辺住民のための広域避難場所として使えることになっていますが,実情はかぎがかかっていたりフェンスがあったり,木や雑草があったりで,実際はとてもじゃないけれども避難場所として使えません。それで,バイパスが完成してから,特にその辺の管理がしっかりしていないといけないという感じがありますが,今はどうなっていますか。



◎(今田総務局長) 木村委員がおっしゃったのは施錠のことかと思いますが,米軍からの使用許可の条件として,緊急時には本市の災害対策本部長から在日米海軍横須賀基地司令部の運用担当将校へ電話で連絡し,その上で使用できるというのが原則でございます。なお,連絡がとれない場合には,かぎを壊して使用して構わないことになってございますので,緊急の場合にはそういう対応ができるということです。



◆(木村委員) かぎを壊していいという話だけれども,その様なかぎだったら要らないのではないかと言っているわけです。その辺はどうですか。



◎(今田総務局長) 答えになるかわかりませんが,備蓄庫にカッターがありまして,それで対応できるということもあります。



◆(木村委員) 雑草やカギの問題は,しっかり取り組んでもらいたい。

 もう1点,今,富岡倉庫には何もないと聞いております。私も何年も見ているんですけれども,現実的に利用されることがあるんですか。



◎(今田総務局長) 富岡倉庫地区につきましても,国は米国が安全保障条約の目的達成のために必要な施設及びフィットをして使用しているとしております。今の時点では早期返還に向けて努力しております。



◆(木村委員) いずれにしても,認識がちょっと違い過ぎるという感じがします。例えば金沢区に住んでいる方々が池子のバイパスを利用していますが,いろいろなことがあるということを聞いています。それから,今の施錠の問題も,実際はかぎをあけて避難場所に使っていいとか,富岡倉庫にしても現実は使われているといっても,何も置いていないわけです。その横に本市の土地があって,足りない特別養護老人ホームをつくっているわけです。横浜市として真剣になって取り組んでいることはわかりますが,先ほど中島助役がおっしゃったように,これだけの課題があるわけだから,もう一歩開けるようなことも要望します。



◆(横溝[富]委員) 民有地が合計約153ヘクタールになるわけですが,どこが幾らぐらいで民間にお金を払っているのですか。



◎(今田総務局長) 民有地は有償ですが,額等につきまして明らかにはされていないという状況でございます。



◆(横溝[富]委員) 明らかにされていないということは,オープンされていないということですか。内々にやっていることですか。



◎(今田総務局長) 金額について明らかにされていないということでございます。



◆(横溝[富]委員) 国がお金を出しているんですか。



◎(今田総務局長) 国と貸主である民有地の所有者とで交渉してということです。



◆(横溝[富]委員) 先ほどの御説明で遊休地の市民利用のお話がございましたけれども,今後の展望として具体的な話はありますか。



◎(今田総務局長) 個別具体的には,富岡地区の市場が駐車場に利用されるとか,上瀬谷あるいは深谷で一部休み所等の利用みたいなことがありますが,体系的にこうだという話はございません。



◆(横溝[富]委員) 遊休地の市民利用については,今後ぜひ強く要望していただきたいと思います。

 小柴と鶴見の貯油施設がございますけれども,全体にわたることなので確認の意味で聞きますが,こういった施設はあくまで治外法権だという理解でよろしいですか。



◎(今田総務局長) 基本的に日米地位協定に基づいて米軍が使っているという形です。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,安全基準や安全管理に対して目を光らせていきたいとも載っておりますけれども,その施設は,アメリカの基準にのっとった施設になっているということですか。



◎(今田総務局長) 日本の法令を遵守する格好での管理がなされています。



◆(横溝[富]委員) 日本の法律に基づいて施設をつくられているという理解でよろしいですね。



◎(今田総務局長) 日本の法令に基づいてつくられ,日本の法令に基づいた管理がなされているということでございます。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,この中で何とか訪問とありましたが,どの様な訪問ですか。



◎(今田総務局長) 案内付訪問でして,これは地位協定で米軍が占用的に利用しているということで,案内がいて中を見て回るという形です。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,完全に安全管理されているのかあるいはきちんとした安全基準に基づいた施設になっているのかの確認は本市でやられているんですか,国でやられているんですか。



◎(今田総務局長) 本市と米軍と両方で案内付訪問によりまして,警防計画の確認や合同訓練をやっているということでございます。



◆(横溝[富]委員) そうすると,事が起きれば別ですけれども,一般的であれば年に一度ぐらい案内付訪問でチェックなり調査をやられているんですか。



◎(今田総務局長) 平成11年度では,小柴の場合案内付訪問は11月10日と11月15日の2回,鶴見の場合が10月8日,10日,16日の3回,集中的にやっているということです。



◆(横溝[富]委員) 周辺の方々にしますと,大地震が起こった場合危惧されております。もしタンクがおかしくなってしまったら大災害につながることもありますので,地域住民の大変な心配事になっています。視察等今までもやっているでしょうけれども,その安全に対してさらに強化されるように要望したいと思います。



◆(福田[泰]委員) この冊子は毎年何部ぐらい配布して,その後は販売していらっしゃるということですが,幾らでどのくらいの販売実績があるのかお聞かせいただけますか。



◎(今田総務局長) 今年度の作成部数は950部,1冊700円での頒布を予定してございます。

 頒布の絶対数はそんなに多くはないようでございます。



◆(福田[泰]委員) 私は50年間横浜に住んでおりまして,小さいころ山下公園のところに兵舎があったりという状況をずっと見てきていますから,接収解除の状況はここまできているなというのはわかるのですが,横浜にはたくさんの市民の方が市外から転入されお住まいになってます。新しい方々はこういう状況を知られていないのではないかと思います。

 行政や議会だけが頑張るわけではなくて,市民とともに,私たちのまちをつくるのにぜひ解除してほしいということが必要になってくると,こういう現状があることを広報するのはとても大事なのではないかと思います。ホームページがおありになるようで,私はまだ見ていませんので,ぜひ見せていただきたいと思うのですが,このホームページはいつから立ち上げられたんでしょうか。



◎(今田総務局長) はっきりはいたしませんが,平成8年か9年です。



◆(福田[泰]委員) どのくらいアクセス件数があるものなんですか。



◎(今田総務局長) 件数等ははっきりいたしませんが,かなりの数のアクセスだということでございます。



◆(福田[泰]委員) ぜひ,市民とともに進めるための工夫をこれからもお願いしたいと思っておりますので,よろしくお願いします。



○(岡本委員長) 他に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

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△閉会宣告



○(岡本委員長) これをもちまして,本日の議題は終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時01分

        接収解除促進特別委員会

        委員長 岡本英子