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神奈川県 横浜市

平成13年 水道交通委員会 P.1  09月17日−06号




平成13年 水道交通委員会 − 09月17日−06号









平成13年 水道交通委員会



               水道交通委員会記録

◇開会年月日      平成13年9月17日(月)

◇場所         市会第二会議室

◇時間         午前10時00分開会

            午前10時25分休憩

            午前10時28分再開

            午前11時06分閉会

◇出席委員       11人

  委員長    梅野りんこ君(ネット)

  副委員長   松本 研君(自民党)

  副委員長   星野國和君(民主党)

  委員     黒川澄夫君(自民党)

  委員     関 貞彦君(自民党)

  委員     丸山峰生君(自民党)

  委員     松浦照朝君(民主党)

  委員     源波正保君(公明党)

  委員     堀井和弘君(公明党)

  委員     関 美恵子君(共産党)

  委員     関 すみ江君(ネット)

◇欠席委員       なし

◇傍聴議員       なし

◇出席理事者

  助役                 清水利光君

 (水道局)

  水道局長               本多常高君

  理事兼水道技術管理者         井上圭司君

  総務部長               杉山 誼君

  経営企画部長             住中秀夫君

  管財部長               斎藤隆幸君

  営業部長               大塩芳徳君

  配水部長               上田和俊君

  浄水部長               秋山武久君

  建設部長               高橋成治君

                              ほか関係職員

 (交通局)

  交通局長               池田武文君

  総務部長               遠藤 清君

  経営企画担当部長           成井幸雄君

  電車部長               内堀廣之君

  運行安全等担当部長          工藤 武君

  自動車部長              長崎栄一君

  高速鉄道建設部長           萩野幸男君

  用地担当部長             臼居 守君

  担当部長兼設計課長          松岡 学君

                              ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記              山本一夫君

  調査課書記              山岸左近君

◇議題

  交通局関係

   1 報告事項

    (1) 平成12年度包括外部監査の指摘事項に対する検討状況について

  水道局関係

   1 報告事項

    (1) 水源状況について

    (2) 鉛管対策について

  調査案件

   1 水需給の状況について                  (継続審査)

   2 市営交通機関の整備状況について             (継続審査)

開会時刻 午前10時00分



△開会宣告



○(梅野委員長) これより委員会を開会いたします。

 上着の着用は御自由にお願いいたします。

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△平成12年度包括外部監査の指摘事項に対する検討状況について



○(梅野委員長) それでは,交通局関係の審査に入ります。

 報告事項の,平成12年度包括外部監査の指摘事項に対する検討状況についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(池田交通局長) それでは,平成12年度包括外部監査の指摘事項に対する検討状況について御説明いたします。

 お手元には,資料1,資料2と2種類の資料をお配りさせていただいております。

 資料1は2枚とじでございます。資料2は平成12年度包括外部監査報告書でございまして,既にお手元にあるものと思いますが,本日改めてお配りさせていただくものでございます。

 それでは,資料1をごらん願います。

 平成12年度に実施されました,交通事業に係る包括外部監査の指摘事項に対する措置につきまして,現在までの検討状況を御説明させていただきます。

 1の包括外部監査の概要等につきまして御説明いたします。

 1)の概要でございますが,外部監査人は,公認会計士の佐藤良二氏でございます。

 監査の対象となりましたのは,横浜市の交通事業に係る財務の事務の執行および経営にかかわる事業の管理でございまして,地下鉄とバスの両事業につきまして監査を受けました。

 監査の対象となりました期間は,原則として平成11年度でございましたが,平成10年度及び平成12年度の執行分も対象とされました。

 監査が実施されました期間は,平成12年10月1日から平成13年3月23日まででございまして,その最終日に,外部監査人から市長等に監査報告書が提出されました。

 2)の監査報告書の構成でございますが,前半部分が包括外部監査の結果である結果編,後半部分が包括外部監査の結果に添えて提出する意見である意見編の2部構成となっておりまして,指摘事項は結果編に記載されております。

 3)の指摘事項に係る当面のスケジュールでございますが,指摘事項について措置を講じた場合には,市長は監査委員に通知することとなっており,10月末までに通知のあった措置結果につきましては,監査委員が11月の市報に登載し公表する予定と聞いております。

 2の指摘事項に対する措置の検討状況等につきまして御説明させていただきます。

 指摘事項を大別いたしますと,会計・工事契約関係,固定資産管理関係,関連団体への委託契約関係の3つの分野にわたります。

 これに対する現在までの措置の検討状況につきましては,既に措置を講じたもの及び措置を講じる見込みが立ったものが大部分でございますが,一部検討実施に時間を要するものもございます。

 指摘事項及びこれに対する検討の状況につきましては,次ページの別紙の,平成12年度包括外部監査指摘事項の検討状況一覧に具体的にまとめさせていただきましたので,別紙により検討状況等について御説明いたします。

 2ページの別紙をごらんください。

 上段の1)の表は,措置を講じたもの及び措置を講じる見込みが立ったものでございますが,項目欄の右側に,報告書結果編での指摘に係る部分のページを記載してありますので,適宜,資料2を御参照いただければと思います。

 まず,会計・工事契約関係についてでございますが,指摘は2項目でございます。

 1点目は,特別乗車証負担金の勘定科目でございます。

 指摘の要旨は,実務上の勘定科目と規程上の勘定科目との整合性がとれていないため,規程の見直しが必要であるということでございます。

 これについて御説明いたしますと,昭和47年度以前は規程上,特別乗車券一部負担繰入という勘定科目を設けて負担金を処理していましたが,旧自治省の指導により,昭和48年度以降は,実務上,普通乗車料収益という勘定科目で処理することにしたものでございます。

 その際に規程を改正しなければならなかったわけですが,改正せずに現在に至ってしまったため,実務上の勘定科目と規程上の勘定科目との整合性がとれていないことを指摘されたものでございます。

 これにつきましては6月に,勘定科目に関する規程から特別乗車券一部負担繰入を削除したところでございます。

 2点目は,横浜駅西口車椅子利用者バス停留所上屋設置工事の契約方法でございます。

 通常のバス停留所の上屋工事につきましては競争入札によって契約しておりますが,この請負工事は,国体開催に間に合わせて,短期間で車椅子利用者のためのバス停に上屋を設置する必要が生じたため,随意契約もやむを得ないと判断いたしまして,期日までに施工可能な業者と随意契約を結んだものでございます。

 指摘の要旨は,随意契約の理由として,至急対応が認められる場合とは,災害の発生等により緊急を要するときに限られており,国体開催という要因に基づく工期の短期化は随意契約の理由とは認めがたいということでございます。

 今後は,同様のケースがあった場合には,早期に必要性の把握に努めまして,競争入札を行うなど適正に契約を行ってまいりたいと考えております。

 次に,固定資産管理関係でございますが,全体では12件の指摘事項がございました。実務上の細部にわたるものや相互に関連したものがございますので,説明の便宜上,物品等の固定資産台帳等の整理に係るものと,所有土地の勘定科目に係るものの2項目に整理させていただきました。

 1点目は,固定資産台帳等の整理でございます。

 指摘の要旨は,資産番号,資産名,設置場所などの固定資産台帳への登録及び資産の取得や廃棄などの異動処理などを適切に行う必要があるということでございます。

 2点目は,所有土地の勘定科目でございます。

 指摘の要旨は,交通局が所有している土地について,建設工事が完了した後の残地等の土地は,建設仮勘定という勘定科目ではなく,土地勘定のその他用地という勘定科目で分類すべきであるということでございます。

 具体的には,建設工事中の事業用地を計上する建設仮勘定の土地の中には,事業用地の取得に伴い買収した残地や代替地として取得した土地などが含まれておりますが,建設工事が完了した後も土地勘定に移さずに,そのまま建設仮勘定に残されていることを指摘されたものでございます。

 この2項目につきましては,9月末までに指摘に沿った改善を行う予定でございます。

 次に,関連団体への委託契約関係でございますが,関連団体とは,横浜交通開発株式会社と財団法人横浜市交通局協力会の2つの団体でございまして,当局の業務委託の契約方法について指摘を受けました。

 以後,交通開発及び協力会と呼ばせていただきます。

 1点目は随意契約でございます。

 2つの関連団体に対して随意契約をしている件数は10件でございますが,説明の便宜上,清掃業務関係や定期券発売業務関係などの業務分野で大別いたしまして,4項目に整理させていただきました。

 まず,この4項目の委託業務の概要につきまして説明させていただきます。

 初めに,清掃業務関係でございますが,これにつきましては,バス車両,営業所の事務所,地下鉄駅構内の清掃を協力会に委託しているものでございます。

 次に,定期券発売業務関係でございますが,これにつきましては,地下鉄駅構内での地下鉄やバスの定期券発売を協力会に,それ以外の場所でのバスの定期券発売を交通開発に委託しているものでございます。

 次に,遊覧自動車業務関係でございますが,これにつきましては,市内遊覧バスの企画や営業を協力会に委託しているものでございます。

 最後に,地下鉄建設に係る現場技術業務関係でございますが,これにつきましては,地下鉄工事の現場監督業務の一部を交通開発に委託しております。

 指摘の要旨は,いずれも関連団体への随意契約の見直し,民間業者から見積りをとるなどの検討が必要であるということでございます。

 検討状況でございますが,清掃業務関係のうち,営業所の清掃業務は,平成13年3月に競争入札へ移行いたしました。バス車両の清掃業務は,10月以降下期分の契約につきまして,9月に競争入札を実施することといたしました。

 清掃関連の2つの業務は入札としましたが,残りの地下鉄駅構内の清掃業務,定期券発売業務,遊覧自動車業務,地下鉄建設に係る現場技術業務につきましては,業務の性質上,民間業者ではなかなか対応が難しいものであったり,明らかに関係団体の方が安価であるものもございます。

 例えば定期券の発売業務につきましては,複雑なバス路線や,多くの種類の乗車券や定期券など運賃制度全般を熟知していなければ,お客様にとって最適な定期券を発売することは難しいものと考えております。

 また,地下鉄建設に係る現場技術業務につきましては,交通開発に土木職のOB職員が業務についており,民間コンサルタントへ委託した場合と比べて明らかに安価でございます。

 検討状況でございますが,御指摘を受けましたので,すべての契約につきまして,6月までに民間業者から見積りをとり,協力会や交通開発への委託金額が安価であることを確認したところでございます。

 今後も,委託金額が安価であるかどうかを確認した上で,関連団体への随意契約をしたいと考えております。

 2点目は,民間業者への再委託でございます。

 先ほど御説明いたしました委託業務のうち,バス車両と営業所の清掃業務につきましては,協力会が民間業者へ再委託しておりましたが,指摘の要旨は,再委託の存在は協力会と随意契約をする理由と相入れないということでございます。

 この2つの業務は,過去において,多数の個人とそれぞれ作業請負契約を結んでおりましたが,事務の効率化や雇用の安定化のために,その従事者を一括して雇用した業者に業務を委託することとし,交通局の事業内容や清掃業務を熟知している協力会に,検収業務も含めて随意契約をしておりました。

 しかし,当時の従事者も高齢化により大多数が退職したことなどによりまして,先ほど御説明したとおり,営業所の清掃業務は平成13年3月に競争入札へ移行し,バス車両の清掃業務は,10月以降下期分の契約につきまして9月に競争入札を実施することといたしたところでございます。

 関連団体への業務委託は,今後とも適正な業務委託とするよう努めてまいります。

 次に,下段の2)の表は,検討・実施に時間を要するものでございますが,3項目ございます。

 1点目は,退職給与引当金の計上でございます。

 指摘の要旨は,引当金を計上する必要があるということでございます。

 2点目は,現物資産へのナンバリング管理でございます。

 指摘の要旨は,現物資産については実査をした上で,管理番号などを記載したシールを張ってナンバリング管理をする必要があるということでございます。

 3点目は,協力会と随意契約しております地下鉄車両の清掃業務でございます。

 指摘の要旨は,協力会への随意契約を見直し,民間業者から見積りをとるなどの検討が必要であるということでございます。

 これらにつきましては,改善するために時間を要したり,また検討すべき事項が数多くあるため,いまだ検討中の事項でございます。

 以上が指摘事項に対する現在までの措置に向けての検討状況でございます。

 また,1ページにお戻りください。

 一番下の3の外部監査人の意見に対する対応でございますが、人件費の抑制,地下鉄建設費の適時情報開示,バス営業所別の損益管理など多くの意見をいただきましたので,十分検討の上,今後の事業運営に生かしてまいりたいと思っております。

 以上,平成12年度包括外部監査の指摘事項に対する検討状況につきまして御説明申し上げましたが,今後とも先生方の御指導,御鞭撻を賜り,効率的な事業運営に向けて尽力してまいる所存ですので,どうぞよろしくお願いいたします。



○(梅野委員長) 何か御意見ございませんか。



◆(関[美]委員) この報告書は,オンブズマンの方たちの評価もかなり高いと聞いています。それで,現在までに改善されてきた努力の跡が見られるということで,お話を聞いていて納得のするところが多かったんですが,2点だけ質問があります。

 随意契約のところで,地下鉄構内の清掃業務などが,民間業者から見積りをとった結果,適正な委託金額であるということで,従来どおりの随意契約でいくという結論を出されたわけですね。どのくらいの民間業者から見積りをとられたのか。また,こういった措置をこの後も続けていくのか。また,今後状況を見てそれは変わり得るものなのか。

 それから,関連団体のところの,2)の検討に時間を要するということで,検討を要する内容があるようにお話しされたのですが,具体的に,例えばどんな点が難しいのかをお聞きできればと思います。



◎(池田交通局長) 駅構内清掃などの附帯業務については随意契約しておりますが,これは参考に2社から見積りをとりました。ちなみに,協力会の見積りは2億7,500万円余りで,2つの清掃関係の会社から見積りをいただきましたけれども,1つは3億2,000万円弱,もう一つは3億3,800万円余りでございます。

 そういった意味で,比較して1割から2割程度の差があった。これはいろいろな情勢で変化してくると思いますし,必ずしも協力会が一番安いということは証明できるものではございませんが,いろいろ熟知しています。それから,駅構内には保安設備,通信設備,それから現金も扱っておりますので,だれでもできるわけでもございませんし,何もないところを清掃するわけではございません。また,ホーム等の乗客に対するいろいろな気遣いもございます。専門的知識なり鉄道業務に習熟してないとできないこともございまして,これは安ければいいかどうか,安全とサービスにかかわることでございますので,慎重に判断する必要があるかと思います。

 また,一番下の関連団体で,地下鉄車両清掃業務関係でございます。これにつきましては,車両工場なり車両の検車・修理を行っているところで,そこには750ボルトの第三軌条が走っていたり,車両に関する保安設備や通信設備等々いろいろ機械設備などがあって,清掃業務のいろいろな知識,経験を持たなくてはできない業務でございます。

 これにつきましては,バスの乗務員が2,000人もおりますと,視力が低下したり体のぐあいが悪くなって,健康にちょっと問題があり,安全運転を十分にできない乗務員が発生してきます。その方たちの能力を生かして適正な仕事につかせるために,1つは,地下鉄の車両清掃業務関係を行わせております。これにつきましては,健康状態が回復した場合には,もう一回乗務員等に服務するわけでございます。

 そういったことで,我々の業務の環境の中で仕事を適宜与えているところでございまして,これにつきましては,清掃業務に精通している協力会が行っておりますので,協力会に出向させまして,清掃業務に当たらせているということでございます。

 この辺の仕事の関係につきましては,より経費を節減するとか,職員の身分の取り扱いその他適切な業務をどう見つけていくか等いろいろ検討がございますけれども,今のところこういう形でやっておりまして,いろいろ検討も必要だということでございます。



◆(関[美]委員) 随意契約のところで,情勢の変化などで必ずしもこういう形ではないと局長はおっしゃったような気がするんですが,その後の説明で,やはり専門性というか,だれでもいいというわけではないという御説明があったので,本当のところはどうなのかなと疑問が残ったんです。随意契約そのものについては改めていこうというお考えなんですか。



◎(池田交通局長) ずっとこのまま固定していくかどうかは,先ほど申し上げたように,いろいろな難しい問題も含めて考えなくてはならないことがあるかと思います。当面は,一応見積りをとってみて,協力会の方が安いということがわかりましたので,このまま続けさせていただきたいと思います。



◆(関[す]委員) 今のことに関連して,職員が,多少ぐあいが悪くなったときには,協力会に行って,よくなれば戻るということが先ほどの御説明の中にありましたが,どのくらい異動があるんでしょうか。



◎(池田交通局長) 協力会は大体210名くらいの職員がおりますけれども,この関係で出向している職員は,現在21名でございます。



◆(関[す]委員) 21名の方が同じ方でなくて,時間の変化とともに多少ほかの人と入れかわったりということがあるだろうと思います。

 先ほど出ておりました,随意契約についてですが,今現在,民間2業者と比較した場合に協力会の方が安かったということと,それから,いろいろな業務を熟知していらっしゃるとか,サービスの面をおっしゃったわけです。もちろん価格だけではないと思うんですけれども,では価格の面でどうかといったらば,今後,協力会よりも民間の方が下がることがあり得ないわけではないということがまず言えると思います。

 それから,サービスの面とか乗客,また,現金を扱っているところとの関係などのことも条件に入れて,民間との契約も考えられると思うんですけれども,そこも含めた今後の契約のあり方についてはいかがでしょうか。



◎(池田交通局長) 協力会に委託しておりますけれども,協力会の業務の遂行の仕方も,これからも十分検討して,まず,そちらの省力化とか効率化を進めていって,さらにまた,先生が御指摘されるような民間との比較を一方では行いながら,両面では検討していく必要があるかと思います。



○(梅野委員長) ほかに御意見,御質問はございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) 他に御発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で交通局関係の議題は終了いたしましたので,当局の交代を求めます。

 当局交代の間,暫時休憩いたします。

        休憩時刻 午前10時25分

        (当局交代)

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        再開時刻 午前10時28分



○(梅野委員長) 休憩前に引き続き,委員会を再開いたします。

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△水源状況について



○(梅野委員長) 水道局関係の審査に入ります。

 報告事項の水源状況についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(本多水道局長) それでは,水源状況について報告させていただきます。

 お手元の資料の水源状況についてをごらんください。

 資料の表−1でございますが,9月14日現在の貯水状況は,相模・津久井・丹沢湖の合計貯水量が1億1,265万立方メートル,貯水率88%で,これは10カ年平均の貯水率を12ポイント上回っております。これに宮ヶ瀬湖の貯水量1億3,800万立方メートル,貯水率100%を加えますと,4湖合計貯水量は2億5,065万立方メートル,貯水率で94%となっております。

 次に,水源地の降水状況ですが,表−2をごらんください。

 この表は,ダム上流域の降水量を過去10カ年と比較したものでございます。ことしは空梅雨で6月から7月にかけてまとまった雨がなく,特に7月の降水量を過去10カ年と比較いたしますと,城山ダム上流域で33%,三保ダム上流域では13%と,この時期としては記録的な少雨でありました。その後8月に入ってもまとまった雨は降りませんでしたが,日本列島を縦断し関東地方を通過いたしました台風11号の影響で,8月21日午前から22日午後にかけて,城山ダム上流域で約280ミリ,三保ダム上流域で約340ミリの大雨がありました。この1日半の大雨によりまして,8月の降水量は一気に増加いたしまして,城山ダム上流域で約394ミリ,三保ダム上流域で433.5ミリと,それぞれ平年に比べまして約60%多い量となりました。

 次に,貯水状況の推移でございますが,2ページをごらんください。

 上段にあります赤線のグラフは,相模・津久井・丹沢・宮ヶ瀬4湖の,そして,下段にあります青線のグラフは相模・津久井・丹沢3湖の,それぞれの貯水状況の推移をあらわしたものでございまして,太線は平成13年,細線は赤い色が平成12年,青色が10カ年平均の状況をあらわしたものでございます。緑色のグラフは,渇水のありました平成8年の貯水状況の推移をあらわしたものでございます。

 ことしの貯水状況の推移ですが,春先は流況がよく,グラフ上段にあります太い赤線の4湖合計貯水量は,宮ヶ瀬湖を中心にほぼ満水状態で推移してきました。4月後半からは,洪水期の満水量を目標に少しずつダム湖の水位調整を行ってきましたので,太い赤線は下降傾向を示しながら,6月中旬には洪水期に備えた水位調整を終了しています。

 その後,空梅雨傾向のまま夏を迎え,7月は連日猛暑が続く中,雨はほとんど降らず記録的な少雨となりました。この間,水使用量も増加し,相模・津久井・丹沢・宮ヶ瀬4湖合計の貯水量は,7月の1カ月間で約5,000万立方メートル減少し,8月に入りましてもこの減少傾向は続き,8月21日には4湖合計貯水量で1億7,400万立方メートルまで下降しました。

 しかし,8月21日から翌22日にかけて台風11号の影響で,水源地である城山ダム,三保ダム上流域に大雨が降り,4湖合計貯水量は一気に6,300万立方メートル増加し,2億3,700万立方メートルまで回復いたしました。その後,台風15号による降雨もあり,現在の貯水量は2億5,100万立方メートル,貯水率で94%となっております。

 また,グラフ中段にあります太い青線の平成13年相模・津久井・丹沢湖の3湖合計貯水量は,春先から7月までは細い青線の過去10カ年平均貯水量をやや上回った水準で推移してきましたが,7月からは空梅雨の影響で減少傾向にありました。この減少傾向が,グラフ上段太い赤線の減少傾向に比べて緩やかになっているのがおわかりになると思いますが,これは7月2日から大雨のありました8月21日までの間,宮ヶ瀬湖から津久井湖などに補給してきましたことから,太い青線の減少傾向が緩やかになっているものであります。

 神奈川県が行いました,宮ヶ瀬ダムがなかった場合を想定した,相模・津久井・丹沢3湖合計貯水量のシミュレーションによりますと,茶色で示してありますように,8月21日には5,200万立方メートルまで減少し,給水制限を伴った平成8年の渇水と同じような状況になっていたと推計できます。

 こうしたことから,もしこの夏に宮ヶ瀬ダムが完成していなければ,大変厳しい水源状況になっていたと思われます。

 なお,今後の関東地方の3カ月間気象予報は,平年並みの降水量となっておりますので,水源については安心できる状況と考えております。

 以上でございます。



○(梅野委員長) 何かございましたら,どうぞ。



◆(関[す]委員) 今,水源の水量についての御報告があったと思うのですが,水源の周りの水質について少しお伺いしたいと思います。

 ことし,相模湖の堆砂がひどいということで,たしか予算書のところでは25万立方メートルの浚渫を行うということがあったと思うのです。今,相模湖にはエアレーションもあって,水質を高めるための装置が入っていると思うのですが,エアレーションの効果だとか,それから,今現在相模湖はどのくらい土がたまっていて,ことしは,それで25万立方メートルを取ろうとしていらっしゃるのか。あと,たまることでの水質の悪化との関係を少し教えていただけたらと思います。



◎(本多水道局長) 基本的なことから申し上げますが,ダムをつくりますと,ダムの総貯水量がまず決まります。土砂がどうしてもたまりますから,ダム総貯水量のうち,ある一定の量を除いて,残りを有効貯水量と呼びます。相模湖の場合を概数で申し上げますと,総貯水量が6,300万立方メートル,そして,いわゆる堆砂がある程度たまるだろうと考えられているのが1,500万立方メートル。したがって,有効貯水量は4,800万立方メートルと考えております。現在,堆砂がどの程度あるかといいますのは,総貯水容量に対してどのくらいかということになるんですが,昨年末ですと29%台で,30%前後で推移している。できるだけ水の容量を確保したいために堆砂を取りまして,その容量を上げたい。つまり,そのまま放っておきますと,有効貯水量がどんどん減ってしまうわけですから,それを除くために土砂を取っておるわけでございます。



◆(関[す]委員) そうしますと,その土砂をどこに持っていくのかとか,津久井湖は,そういう場合の対策はなくていいのかというあたりはどうなんでしょうか。



◎(本多水道局長) 相模湖の上流から入ってくる堆砂が一番問題でございまして,その後は,どちらかと言えば,相模湖の泥ではなくて水の部分が下の津久井湖の方へ流れていくわけです。ですから,津久井湖でも土砂はたまりますが,神奈川県下のダムで極端にたまるのが相模湖でございます。

 土砂は取りまして,1回乾かして仮置き場みたいなところへ置くわけです。その中で舗装材に使えるような部分については,売り,それ以外は埋め立てに使う。あるいはいい土砂が出れば工事用の材料に使う。そのようなことでやっておるわけでございます。



◆(関[す]委員) 最初に聞きました水質との関係は,そんなに問題はないのでしょうか。



◎(本多水道局長) 厳密に言えば,堆砂を取るときに土を回しますので,その瞬間に少し濁度が増すことはあるかもしれませんが,全体の水量がものすごく大きいですから,普通にたまっていく状態の水質問題は,たまってないときとたまったときでそんなに違うものではないと思います。



◆(関[す]委員) エアレーションの関係ではどうなんでしょうか。



◎(本多水道局長) エアレーションの関係は,発生する藻類の除去に大変役立っております。例えば五,六年前,あるいは十年ぐらい前に,アオコの被害がすごく出たと思いますが,最近はそういう被害が大変少なくなっております。



◆(関[す]委員) それはエアレーションの効果だということですか。



◎(本多水道局長) そういうように考えております。



◆(関[美]委員) 宮ヶ瀬ダムが実質的に運用されて,今回の渇水にとっては大変よかったと局長は締めくくられたんですけれども,確かに10年間の平均との割合を見ても33%とか,先ほど説明していただきました7月期の13%とか,4月期などもやはり低い比率になっていますね。確かにその時期1点を見れば,どうしようもないという数字なのかもわかりませんが,例えばこういう時期で,大変な事態が予想されたと最後おっしゃられたけれども,具体的にはどういった事態が予想されたか。例えば4月も大変な状況になりましたよ。



◎(本多水道局長) 雨が降った降らないということが,その瞬間に直接影響が出るものではありません。そのためにダムをつくっていますから。ですから,ダムがあっても,雨が降らないで水がたまらなければ効果は全くないわけですが,去年の秋から水をためているわけです。その分があるからある程度の対応ができます。しかし,宮ヶ瀬湖という大きなダムがなければ,表にありますように,3つのダムの総容量は決まっているわけですから,そこにたまる量も決まっているわけです。本当に雨が降らないと,茶色の線で書きましたように,8月21日の段階では,宮ヶ瀬ダムがないという前提でシミュレーションすると五千百何万トンになります。五千百何万トンというのはどういう意味を持っているかというと,平成8年は冬と夏に渇水があったんですが,そのときに5,000万立方メートルぐらいで給水制限等をやっております。つまり5,200万立方メートルということは,給水制限をする直前だったということです。そのぐらい大変な気象条件だったということを先ほど申し上げました。



◆(関[美]委員) 年間を通してみますと92%ぐらいということで,ことしの雨も,年間を通して大差はなかったということが出ていると思うんです。給水制限そのものが,確かに局からすれば大変な状況だと思うんですけれども,例えば水が行かなくなるとか。もっとすごい事態になったのかなと思ったものですからお聞きしてみました。どのくらいの給水になるのかなと思うんです。今回はなっていませんからね。



◎(本多水道局長) 宮ヶ瀬ダムがあったのでなりませんでしたけれども,いわゆる水が行かなくなるというのは大変なことなんです。ある程度まででなくなったら,給水することを制限する,このことも大変なことなんです。東京都を初めとして利根川水系で取水制限をやりましたが,あれはまず利水者が水を取ることの制限をしたわけです。少しでもためておいて,給水制限をしないように,お客様のところに給水できないような状態にならないようにあそこで大騒ぎしているわけです。だから,給水制限になったら大変なことなんです。我々としては絶対にやりたくないんです。それは市民にとっても大変なことだと思いますよ。



◆(関[美]委員) ちなみに,平成8年のときはどのくらいの制限をされたのですか。



◎(本多水道局長) 10%の給水制限まで行いました。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) ほかに御発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめたいと思います。

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△鉛管対策について



○(梅野委員長) 次に,鉛管対策についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(本多水道局長) 鉛管に関する水質実態調査結果と今後の対応及び市民からの問い合わせ状況につきまして報告させていただきます。

 お手元の資料,鉛管対策についてをごらんください。

 最初に,実態調査の背景と目的でございますが,昨年1月に当局が実施しました水道水についての市民意識調査の結果,多くの市民が水質に関して大きな関心を持っていることがわかりました。また,厚生労働省では,WHO(世界保健機関)の飲料水の水質ガイドラインで定められております,1リットル当たり0.01ミリグラムの鉛の水質基準値を,平成15年度に日本の水質基準値とする予定と聞いております。

 この基準値は,日本の現行水質基準値である1リットル当たり0.05ミリグラムの5分の1とかなり厳しく,今後の鉛管対策の検討資料とするため,一般家庭における水道水の水質実態調査を実施いたしました。

 この調査は,各御家庭で使用している鉛管を延長別にグループ分けし,また比較対照とするため,鉄管を使用している御家庭についても調査対象といたしました。

 次に,これらの各グループから約100カ所の御家庭を無作為に抽出し,同一家庭で流水と停滞水を採水して,鉛・鉄など11項目を分析いたしました。

 流水及び停滞水における調査対象家庭の管種,試料数及び調査結果は,表−1にお示ししましたとおりでございます。

 合計の欄の,流水に比べ停滞水の試料数が少ない理由は,流水と停滞水の調査時期に数カ月の差があり,その間に給水装置の改良などにより,条件が変わった家庭があったためでございます。

 2ページをお願いいたします。

 流水の採水方法につきましては,水道法上の公定検査方法に従い,各家庭で通常使用している給水栓,ほとんど台所ですが,ここにおきまして,水道管内に停滞した水を流した後,水温,残留塩素が一定となり,本管の水に入れかわったことを確認してから採水いたしました。

 水道水の水質検査は,このように流水を採水して行うのが通常ですが,念のため,停滞水についても確認のため検査を行いました。停滞水は,各家庭の生活パターン,鉛管の口径や延長が異なり条件を一定にできないため,朝一番の使用開始の水5リットルをそれぞれの家庭に採水していただき,これを停滞水といたしました。なお,停滞時間の平均は8時間17分でございます。

 まず,流水の鉛濃度でございますが,昨年7月から8月にかけて実施しました結果は,右側の図1のとおりでございます。

 この図の横軸は鉛の濃度で,縦軸は鉛濃度の頻度,すなわち割合をパーセントで示しております。例えば,一番左側の青色の棒はグループAでございますが,このグループでは鉛が全く検出されない家庭が全体の75%,グループBやCではおよそ60%を占めていることをあらわしております。

 また,右側の縦に赤い線が示されておりますが,これがWHOのガイドラインであります1リットル当たり0.01ミリグラムのラインでございます。

 棒グラフは,すべてこのラインの左側にありますので,流水における鉛濃度につきましては,すべてがWHOのガイドラインを下回る結果となっております。

 左側のアンダーラインで示した文章にありますとおり,この結果を踏まえますと,鉛管を使用している御家庭は,平成12年度末で約26万8,000戸ありますが,これらの家庭の鉛濃度は,通常の使用状態では健康上問題ないものと考えております。

 次に,停滞水の鉛濃度につきましては図−2をごらんいただきたいと思います。

 図−1と同様に,中央の赤い縦線がWHOのガイドラインでございます。この図では,現行の基準値である1リットル当たり0.05ミリグラムの線は示されておりませんが,かなり右側に位置しておりまして,棒グラフはすべてこの範囲内におさまっておりますので,現行の基準値を超過したものはございませんでした。しかし,1ページの表−1にも示しましたが,WHOのガイドラインを超過したものが,鉛管を使用している御家庭の5.5%を占めました。

 WHOのガイドラインを超えたものと,鉛管の延長との関係を見ますと,布設延長が最も短い3メートル以下のAグループでは2戸,1.9%でしたが,布設延長が3.1メートル以上のBグループでは7戸,7.1%,7.0メートル以上のCグループでも7戸,8.0%と,鉛管の布設延長が3.1メートル以上の御家庭では,超過した戸数割合はほぼ同様にやや高い値となっております。

 なお,鉛管は昭和53年度以降使用を中止していますので,それ以降に建てられた住宅については問題はないものと考えております。

 次に,鉛濃度とその他の検査項目との関係でございますが,水道水中の鉛濃度と鉛管の口径,布設年度,停滞時間並びに残留塩素濃度,pH値などの水質項目との関係を調査いたしましたが,明らかな相関関係はありませんでした。

 3ページをお開きください。

 鉛管の解消対策ですが,水道局の配水管の一部に使われていた鉛管につきましては,老朽管対策などにより,平成12年度末をもってほぼ改良いたしました。

 また,2)の各御家庭の鉛管解消対策といたしましては,配水管から家庭への引き込み管の分岐部に使用されている鉛管につきましては,老朽管対策による配水管の布設がえの際に解消を図ります。

 道路内の私有管のうち鉛管を使用しているものにつきましては,所有者にPRを行い,道路内私有管対策の中で鉛管の解消を図ります。

 道路部及び敷地内でメーター上流側に使用されている鉛管につきましては,漏水修理を行う際に鉛管の解消を図ります。

 メーター下流側の鉛管部分は,お客様の負担で漏水の修繕をしていただく際に解消を図ります。

 以上の対策に加えまして,お客様が建物の改築を行う際に給水装置工事を申し込まれますが,このときに水道管の布設がえのお願いをして鉛管の解消を図ります。

 次に,市民広報でございますが,今回の調査結果をもとに,次のとおり広報することといたしました。

 まず,鉛管を使用している御家庭でも,通常に使っていただいている流水の鉛濃度は,現行水質基準はもとより,WHOのガイドラインも下回っているため,健康上問題なく安心して御使用していただける状況でございます。

 しかし,朝一番などの停滞水につきましては,現行基準値は下回っているものの,一部ではWHOのガイドラインを超えているところもありました。このため,現在,鉄さびによる赤水につきまして,朝一番等の水を飲用以外に使用していただくようPRをしておりますが,これに加えまして,鉛管を使用している御家庭では,微量の鉛が溶け出る可能性もありますとの文言を追加し,停滞水の鉛対策としましても,念のため朝一番等の水を飲用以外に使用していただくことを呼びかけることとしました。

 また,各家庭での鉛管の使用個所,延長などについての問い合わせにつきましては,水道局営業所で調査し回答するとともに,水質調査を希望する場合は無料で実施することをお知らせすることとしました。

 次に,ただいま御説明した内容を4ページの表−2に記載いたしましたとおり,本年4月のインターネットを初めパンフレント等を使ってお知らせしたほか,広報よこはまや水道・下水道使用水量等のお知らせの裏面を利用して全戸への広報を実施しています。

 さらに,停滞水の調査結果から,現在,鉛管を3メートル以上使用している御家庭では,鉛濃度がやや高い割合を示しておりましたので,ダイレクトメールで,鉛管使用延長,朝一番等の水道の使用に当たっての注意などについてお知らせしました。

 5ページをお願いいたします。

 次に,市民からの問い合わせ状況について,資料2で御説明いたします。

 まず,調査結果の公表ですが,流水につきましては昨年9月22日に,停滞水もあわせました調査結果の全容についてはことしの4月11日に行いました。

 次に,市民からの問い合わせ件数ですが,マスコミ等への公表の翌日である4月12日から8月31日までの約4カ月間に1,280件ございました。このうち,鉛管を使用している御家庭からの問い合わせは3分の2の846件となっております。

 問い合わせの内訳は,問い合わせのみが1,054件,問い合わせとあわせて水質調査依頼が226件ありました。問い合わせの内容は,自宅の給水装置に鉛管が使用されているかどうかの確認が大多数を占めておりました。

 水質調査依頼の内訳ですが,226件の水質調査を要望された件数のうち,約半数の121件が流水だけの調査要望となっております。

 また,調査依頼に対する回答状況ですが,既に209件につきましては調査結果を通知しております。このうち大部分の207件は,現行水質基準値及びWHOのガイドラインを下回っておりますが,停滞水において現行基準値を上回っているもの及び流水においてWHOのガイドラインを上回っているものがそれぞれ1件ありました。

 停滞水で現行基準値を上回った1件につきましては,流水ではWHOのガイドラインを下回っておりましたので,水の利用方法について御説明いたしました。残る流水でのWHOのガイドラインを超えた1件につきましては,超えた値はわずかではありますが,配管図面等がなく原因が不明であるため,現在調査を実施中であります。なお,お客様には水の使用方法について説明をいたしました。

 以上で実態調査結果等につきましての説明を終わらせていただきます。



○(梅野委員長) 御質問,御意見ございませんか。



◆(関[美]委員) 結局は鉛管をなくしてしまえば問題はないわけですね。ただ,まだ26万戸以上ありますので,現状はこういう結果が出たのだろうと思うのですが,流水の場合は問題がほとんどない。たまたま最後の報告で1件あったから,全部信用するわけにはいかないかとは思うのですが,調査結果ではほとんどが大丈夫でしょうと。ただ,停滞水というのは,基準値に関連して,例えばだめだった場合に,これは相当厳しいんですか。特に平成15年からはかなり厳しくなるのでしょう。そうしますと,特別の独自の対応が必要ではないかなと思うのですが,その点は流水と停滞水では違うのでしょうか。



◎(本多水道局長) 基本的に,基準値の考え方は流水の状態でどうかということでございますから,基準値という限定した範囲で話をすれば問題はないわけです。ただ,現実に基準値を超える水を飲むということは,1回,2回飲んでも別に何の問題もないんですけれども,一生ずっと続けて飲んだ場合は,問題がないとは言えませんので,先ほど言いましたように1回捨てていただく。捨てるのも,ただやみくもに捨てろということではなくて,例えば庭のお花や植物にまいていただくとか。一番簡単な方法は,朝起きたら,先にトイレに入っていただいて1回流していただくとかで十分なんです。ですから,ただむだに捨てろと言っているのではなくて,うまく使っていただければ問題はないのです。では,あってもずっといいのかということになれば,それはなくす方向でいかなければいけないだろう。

 問題点は2つありまして,1つは,26万8,000戸の御家庭の給水装置は個人の所有物です。ですから原則は,その方々が直していただくということになります。

 もう一つは,全体でお金が幾らかかるか。仮に本市が全部やったとして260億円ぐらいかかる。だから,その2つですね。私的所有物であるということと,それから,お金が莫大にかかるということで,一挙にはなかなか進まないだろう。ですから,それを使い方で対応する方法と,もう一方で直す方法と,両方を並行的にやっていきたいというのが,今の水道局の考え方です。



◆(関[美]委員) これも停滞水みたいですが,長い鉛管の方が値が高いというのが出ています。PRと取りかえていくのをやっていきたいということになっているのですが,あくまでも個人のものなので,個人の申請とか,事故が起こったというときを機会にやっているようですけれども,平成15年に変わるということなので,積極的に働きかけていくとか,またはそういう現状を把握するとか,例えば3メートルと長いのがどのぐらいあるのか。そういったことは考えていらっしゃるんですか。



◎(本多水道局長) おっしゃるように,鉛管の使用延長が長い御家庭にやはり問題が少しあるわけです。先ほども説明しましたように,7,600件の御家庭がわかっていますから,そこにその御家庭では延長がどのくらいですよ,こういう問題が考えられますよ,それから,どうやって水を飲んでいただいたらいいかとか,できればかえていただきたいという内容を,ダイレクトメールで全部直接出しまして,やっていただきたいという気持ちをあらわしているつもりでございます。



◆(関[美]委員) 直接,個別にメールで対応されているということで,積極的な面もうかがわれるんですけれども,費用がどのくらいかかるのか,総体でおっしゃられたからちょっとわかりません。これは全額の費用であると思うんですが,できれば,個人のものだけれども,例えば助成も必要になってくるのではないかなと思っているんです。これは要望というか意見として言っておきます。



◆(関[貞]委員) 昔は全部鉛管だよね。僕は高校2年のときに水道局のアルバイトをやったんだよ。職員の人と,スコップとつるはしを自転車に乗せて,真夏は麦わら帽子をかぶって回るんだよ。なかなか手際がよくて,鉛管をバーナーで温めて,足のつぼを押すような道具で広げるんだよね。それで,きゅーきゅーと切って薄くしておいて,それで真ちゅうのパイプをつないでやった経緯を覚えているんだよな。

 あの当時は,水道の蛇口は13ミリだよ。10ミリだなんていうのは,要するにおしゃれの蛇口だったよね。これは水道局で一切扱っていません。それで,あの当時は全部鉛管でしょう。横浜市の水道の水を飲んで死んだ人はいないんだよ。だから,時代が進んでくると,要するに何々ppmとか,世の中が敏感になってきているんじゃないですか。

 決してこのままでいいとは言わないけれども,下水道でも公の管というのは公道に敷設されて,敷地内は自己負担でやっているんでしょう。今聞いたら二百何十億円もかかるんでしょう。鉛管を使っているということは,昔からずっとそのまま,建てかえても鉛管のままできている御家庭が多いわけよね。だから,これは財政ピンチの折だから,気がついたら,うちは気分よくないから直そうかなといったら,自分の敷地内は自分の費用でやってもらうということにしないと,何でもかんでも水道局が背負っちゃったんでは,赤字抱えていて大変じゃないの。僕はそう思うよ。

 最後に,宮ヶ瀬ダムをつくるときに反対したところもあるけれども,宮ヶ瀬ダムをつくったために,我が市はのんびりと水を使えるんじゃないの。これは本当に先人たちの知恵のよさだ。水道局の職員の皆さんも頑張った。これは,僕はきょうお褒めの言葉として感謝申し上げます。



○(梅野委員長) 御意見が出ましたが,ほかに。



◆(源波委員) 私的な財産なので,私的な意味での質問ですけれども,データをとっていらっしゃるかどうかです。これでいきますと,家屋の改築の際の布設がえのときに,私的財産だから取りかえる必要もないという人もいるでしょうから,お願いするわけですけれども,実際に7,600件の中で,改築のときに,わかりましたと,かえた人がどのぐらいあるんですか。そういうデータはとっていませんか。



◎(本多水道局長) 私どもが声をかけたからこうなったということではなくて,例えば昨年度,1万2,000戸の家庭で布設がえが行われて,使わない状態になっているということは一応わかっております。



○(梅野委員長) ほかにございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) 特に御発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で水道局関係の審査は終了いたしました。

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△閉会中調査案件について



○(梅野委員長) 次に,閉会中調査案件についてお諮りいたします。

 1.水需要の状況について,2.市営交通機関の整備状況について,以上2件の調査案件を一括議題に供します。

 お諮りいたします。本件については,いずれも閉会中継続審査といたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 それでは,事務局に継続審査申し出書の朗読を求めます。

        (継続審査申し出書の朗読)

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△閉会宣告



○(梅野委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時06分

               水道交通委員会

               委員長 梅野りんこ