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神奈川県 横浜市

平成13年 水道交通委員会 P.1  06月15日−05号




平成13年 水道交通委員会 − 06月15日−05号









平成13年 水道交通委員会



               水道交通委員会記録

◇開会年月日      平成13年6月15日(金)

◇場所         市会第二会議室

◇時間         午前10時00分開会

            午前10時15分休憩

            午前10時17分再開

            午前11時00分閉会

◇出席委員       11人

  委員長    梅野りんこ君(ネット)

  副委員長   松本 研君(自民党)

  副委員長   星野國和君(民主党)

  委員     黒川澄夫君(自民党)

  委員     関 貞彦君(自民党)

  委員     丸山峰生君(自民党)

  委員     松浦照朝君(民主党)

  委員     源波正保君(公明党)

  委員     堀井和弘君(公明党)

  委員     関 美恵子君(共産党)

  委員     関 すみ江君(ネット)

◇欠席委員    なし

◇傍聴議員    なし

◇出席理事者

  助役                 清水利光君

 (水道局)

  水道局長               本多常高君

  理事兼水道技術管理者         井上圭司君

  総務部長               杉山 誼君

  経営企画部長             住中秀夫君

  管財部長               斎藤隆幸君

  営業部長               大塩芳徳君

  配水部長               上田和俊君

  浄水部長               秋山武久君

  建設部長               高橋成治君

                            ほか関係職員

 (交通局)

  交通局長               池田武文君

  総務部長               遠藤 清君

  経営企画担当部長           成井幸雄君

  電車部長               内堀廣之君

  運行安全等担当部長          工藤 武君

  担当部長兼駅務サービス室長      鈴木 勇君

  自動車部長              長崎栄一君

  担当部長兼自動車部運輸サービス課長  杉崎孝雄君

  高速鉄道建設部長           萩野幸男君

  用地担当部長             臼居 守君

  担当部長兼設計課長          松岡 学君

                            ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記              山本一夫君

  調査課書記              山岸左近君

◇議題

  水道局関係

   1 報告事項

    (1)水源状況について

  交通局関係

   1 市報第5号 自動車事故についての損害賠償額の決定の専決処分報告

  調査事件

   1 水需給の状況について               (継続審査)

   2 市営交通機関の整備状況について          (継続審査)

その他

   1 各種委員会委員について

開会時刻 午前10時00分



△開会宣告



○(梅野委員長) これより委員会を開会いたします。

 上着の着用は御自由にお願いいたします。

 清水助役は,他の委員会へ出席しておりますが,審査状況により当委員会に出席するとのことでもありますので,御了承願います。

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△水源状況について



○(梅野委員長) 水道局関係に入ります。

 報告事項の水源状況についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(本多水道局長) お手元にございます資料,水源状況についてをごらんください。

 初めに,本市の保有水源について御説明させていただきます。

 表1は,保有水源を水源別に示し,相模川高度利用事業による暫定水利権水量が変化する前の平成8年度以前と,宮ケ瀬ダムが本格運用を開始いたしました後の平成13年度以降を比較したものでございます。

 太線で囲んであります部分を除き,上から道志川系統,相模湖系統,馬入川系統の総合開発事業,企業団の酒匂川系統につきましては,平成8年度以前と13年度以降とで本市の水源量に変化はありません。

 中段の馬入川系統に記述してあります高度利用事業1という欄をごらんください。これは,平成9年度に遊休化していた農業用水利権を水道用に転用することで,高度利用事業による暫定水利権の一部を安定化したものでございます。それ以外の暫定水利権は,宮ケ瀬ダムの開発水量で県内の水需要が当分の間,安定的に賄えることから更新されなくなりました。

 一番下の企業団相模川系統は,宮ケ瀬ダムで開発された一部を企業団から本市が浄水で供給を受けるものです。そのために企業団は,本市や神奈川県水等に浄水供給する事業を相模川水系建設事業という名称で呼び,2期に分け事業を行うことにしております。

 そのうち1期事業分の水量は,相模川社家地点に築造した相模大堰で取水し,企業団の浄水場で処理されます。また,2期事業分の水量については当面新たな施設をつくらず,暫定水利権がなくなることで施設能力に余裕のできた,寒川取水堰や小雀浄水場等の施設を有効活用して供給されます。

 平成13年度からの宮ケ瀬ダム本格運用に伴い,本市では1期,2期分を合わせて,新たに源水で日量49万9,000立方メートル,浄水では46万4,000立方メートルの受水が可能になりました。

 以上を合計いたしますと,本市の保有水源量は,平成8年度以前の日量191万5,000立方メートル,浄水量換算で申し上げますと178万900立方メートルが,今年度から日量195万5,700立方メートル,浄水量換算で181万8,700立方メートルに増加するとともに全量を安定水利権として確保いたしました。

 また,宮ケ瀬ダムにより県内の貯水容量がこれまでの2倍以上になりましたので,渇水に対する安定度が格段に向上したこと及び企業団の取水・浄水施設が多系統化したことで,停電や水質汚染事故等が発生した場合にも,系統切りかえにより断水の危険性が減少するなど安全性も向上いたしました。これらのことから,市民の皆様にはますます安心して水道を御利用いただけると考えております。

 次に,貯水状況ですが,表2をごらんください。

 6月14日現在の貯水状況ですが,中段に記載してありますように,相模・津久井・丹沢湖の合計貯水量が約1億1,900万立方メートル,貯水率93%で,これは10カ年平均の1.15倍の貯水量となります。これに宮ケ瀬湖の貯水量約1億5,790万立方メートル,貯水率114%を加えますと,4湖合計貯水量は約2億7,690万立方メートル,貯水率104%となります。

 次に,貯水状況の推移でございますが,2ページをごらんください。

 この図の赤い線は,相模・津久井・丹沢・宮ケ瀬湖の4湖合計貯水量をあらわしておりまして,太い線がことしの分を,細い線が昨年の分を示しております。青い線は,相模・津久井・丹沢湖の3湖合計貯水量をあらわしておりまして,太い線はことしの分を,細い線は過去10カ年平均を示しており,それぞれの貯水量の推移をグラフ化したものでございます。

 本年は流況がよく,グラフ上段の太い赤線で示しました平成13年の4湖合計貯水量は,宮ケ瀬湖を中心としてほぼ満水状態で推移してきました。4月後半からは,洪水期の満水量を目標に少しずつダム湖の水位調整を行ってきましたので,太い赤線は下降傾向を示しながら,2億7,686万立方メートルで,洪水期に備えた水位調整をほぼ終了しております。細い赤色の平成12年の貯水量約2億250万立方メートルに比べますと,約7,440万立方メートル上回っております。

 また,グラフ中段の太い青線で示しました平成13年の相模・津久井・丹沢湖の3湖合計貯水量は,細い青線の過去10カ年平均貯水量をやや上回った水準で推移しております。今年度から本格運用を始めました宮ケ瀬湖を加えた,上段の太い赤線の4湖の貯水量は,これまでの細い青線の10カ年平均貯水量と比べ2.7倍の貯水量となっております。

 なお,気象庁が発表いたしました6月からの3カ月間天気予報によりますと,降水量は平年並みか,やや多いとの予報になっておりますので御安心いただきたいと思います。

 以上で説明を終わらせていただきます。



○(梅野委員長) 何かございませんでしょうか。



◆(丸山委員) 貯水量のゲージは,ダムのところにあるゲージを見て,何%という数字を出しているわけですね。



◎(井上理事兼水道技術管理者) ダム湖の水位は,ダムについている水位計ではかっております。



◆(丸山委員) ここ10年で,相模湖にしろ,津久井湖にしろ,サルベージをやって相当量の土砂をくみ出しているはずです。各湖ごとに違うと思うんですが,年間の土砂堆積量はどのくらいを見ていらっしゃるのですか。



◎(本多水道局長) 今数字は調べますけれども,基本的には,相模湖で一番砂がたまっておりまして,約30%弱あります。それを,国庫補助を受けましてしゅんせつ工事を毎年行っております。台風や大雨等の一遍にどんと来るような雨がなければ取った分だけ減るわけですけれども,そういうのがありますと,取った分を上回って流入してしまうので,ここ四,五年やっておりますが,30%弱の量がもっとふえるのを食いとめているのが現状でございます。



◆(丸山委員) 湖にある貯水ゲージの純然たる数量は,堆砂の分を考えて出しているのかどうかを知りたいんです。



◎(本多水道局長) 先ほどの数字を先に申し上げますが,相模湖の場合は,平成11年度末で1,860万立方メートルあるということでございます。そして,今の御質問ですが,水位計のゲージではかっておりますから,堆砂の分も入れて全体でこれだけの貯水量になっているという表示となっております。



◆(関[す]委員) 供給量につきましては,使える水の量がだんだんと多くなっていることがわかりますが,実際に横浜市民が利用している水量はふえているのでしょうか。



◎(本多水道局長) 基本的には平成6年ぐらいまでずっとふえてまいりまして,平成4年度とか平成6年度がピークでございます。御承知かと思いますが,平成8年の冬と夏に横浜は渇水に見舞われまして,そのときにまず落ちました。それから,現在に至るまでやや下がり気味で来まして,大体平成12年度あるいは13年度あたりで底を打っている感じで推移しております。



◆(関[す]委員) 10億円ぐらいの基金を積み立てて,水質浄化のために基金をつくり,水源地周辺の水の汚染状況を食いとめようという事業をなさってきたと思うんですけれども,実際の10億円の基金の使われ方とか,効果について,簡単で構いませんので教えていただけますか。



◎(本多水道局長) 御質問の基金は道志水源基金のことかと思いますが,横浜市が10億円,道志村が1,000万円出しまして基金をつくってございます。それを運用した利息分で地域の環境整備,地域の振興,道志村の振興を行っております。

 現在は低金利時代でございますので,なかなか果実が多くならないのですが,平成12年度は1,200万円で実施させていただきまして,水源林の環境整備あるいは地域における振興に使わせていただいております。

 ごらんになればおわかりになると思いますが,道志村はいわゆる田舎でございまして,産業が多くあるわけでもありません。その中で道志村の人たちの生活も成り立つ,さらに我々が求めている,水がきれいになるような水源林が維持されていくことに使うのが趣旨でございますが,それなりに効果は上がっているだろうと思います。



◆(関[す]委員) 私たちの飲み水には,山梨の道志村の人たちの排水が多分桂川を通って入っているだろうと思うんです。そういった意味では,現実的には非常に困難であろうと思うんですが,合併処理浄化槽の普及に,この10億円の基金がどれだけ有効に使われているのかというところは,どうなんでしょうか。



◎(本多水道局長) 今先生がおっしゃっておりますのは,道志村の生活排水処理施設に対する助成をどうするかということだと思いますが,まず,87%と聞いておりますが,し尿については単独浄化槽によって処理されております。ただ,雑排水については処理されておりませんので,平成13年度から道志村の事業として合併処理浄化槽の設置を進めており,我々水道局といたしましても,それを助成して,できるだけ早く効果が上がるようにとの趣旨で,平成13年度予算に助成額を計上させていただいているところでございます。



○(梅野委員長) ほかにございませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) ほかに御発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で水道局関係の議題は終了いたしましたので,当局の交代を求めます。

 当局交代の間,暫時休憩いたします。

        休憩時刻  午前10時15分

        (当局交代)

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        再開時刻  午前10時17分



○(梅野委員長) 委員会を再開いたします。

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△市報第5号の審査,採決



○(梅野委員長) 交通局関係の審査に入ります。

 市報第5号を議題に供します。

   市報第5号 自動車事故についての損害賠償額の決定の専決処分報告



○(梅野委員長) 当局の説明を求めます。



◎(池田交通局長) 市報第5号 自動車事故についての損害賠償額の決定の専決処分報告につきまして御説明させていただきます。

 一般議案書の37ページをお開き願います。

 本件は,自動車事故についての損害賠償額の決定について,急施を要し,市議会を招集するいとまがございませんでしたので,地方自治法第179条第1項の規定を適用し,平成13年5月14日,市長において専決処分いたしたものでございます。そこで,同条第3項の規定によりまして議会に御報告し,御承認をお願いするものでございます。

 損害賠償額は,3,261万3,753円でございます。

 被害者の方は,緑区十日市場町824番地の4,藤田武様でございます。

 事故の概要でございますが,次のページの参考により御説明いたしますので,38ページを御参照ください。

 本件の事故は,平成10年7月10日午前6時15分ごろ,緑区白山一丁目280番の2地先,緑営業所前の道路上において,私どもの市営バスが営業所の車庫から出庫し右折しようとして車道に出た際,右方向から直進してくる自動車を認め緊急回避を図りましたが間に合わず,市営バスの右側前部が相手方の自動車と接触し,運転中の被害者の方を負傷させてしまったものでございます。

 この事故は,市営バスの運転手の右折時の安全確認が不十分であったこと,また,被害者の方の前方不注意により起きたものでございますが,運転していた被害者の方を直ちに救護し,救急車で病院へ収容したところでございます。

 被害者の方の負傷の程度につきましては,当初,頸椎捻挫,腰部挫傷ということでございましたが,日増しに腰痛が悪化し,検査の結果,腰椎椎間板ヘルニアと診断され,右足がしびれて麻痺状態となり歩行が困難な状況となりましたので,平成11年3月27日まで約8カ月間,入院治療及び通院治療を行ったものでございます。

 その結果,腰の麻痺は約90%回復いたしましたが,右足膝の関節以下の麻痺が除去できず,平成11年3月27日,担当医から現状以上の病状の好転は困難という診断がありましたので,本件事故による被害者の方の治療は終了いたしました。結果的に,被害者の方の右足膝の関節下肢のしびれ・麻痺,右足指の機能麻痺などの機能障害を残すこととなりました。

 本件事故につきましては,当局といたしましても深く責任を痛感し,誠意を持って被害者側と補償交渉を平成11年4月以降行ってまいりました。被害者の方に対する損害賠償額につきましては,当初,被害者側と当局側の考え方に相当の差がございました。

 その主な理由といたしましては,後遺障害の程度及び逸失利益の基礎となる年収額のとらえ方の相違によるものでございました。

 その後,双方とも弁護士の助言などを得ながらたび重なる折衝の結果,逸失利益の基礎となる年収につきましては,通常ですと前年の年収で算出いたしますけれども,事故前年に御本人が病気療養のため年収が大きく減少していましたので,その実情を勘案いたしまして,平成8年1月から事故直前の平成10年6月までの30カ月の収入をもとにして年収を算定することといたしました。

 また,後遺障害につきましては,障害の程度を相手方は重く見ておりましたけれども,第9級・労働能力喪失率35%ということで御理解が得られました。

 過失割合につきましては,被害者側過失10%で合意が得られ,損害賠償額は3,261万3,753円をもって,本年3月末に合意が得られる見通しとなったところでございます。この額の内訳につきましては,5の表のとおりでございます。

 当局といたしましては,判例等に照らし合わせましても妥当な金額であると判断したところでございます。

 被害者側からは,失職により生活が苦しく早期に解決したいとの強い要望がございました。この要望に応じるためには,急施を要しましたので,平成13年5月14日に市長において専決処分させていただき,円満解決したものでございます。

 以上,市報第5号について御説明させていただきましたが,このような重大な事故を引き起こしましたことにつきましては,交通事業を管理する立場といたしましては,まことに遺憾に耐えません。

 今後とも,事故防止のために万全を期していく所存でございますので,どうぞよろしく御承認いただきますようお願い申し上げます。



○(梅野委員長) 質疑に入ります。



◆(堀井委員) 今局長から御報告がありましたが,現場の状況を私が見たときに,そんなに事故を起す場所でもないという感じがするんです。局長も当然現場を見られているし,その辺をどのように感じておられるのかお聞きします。



◎(池田交通局長) 道路は県道青砥上星川線で交通量も多く内側にカーブしており見通しがききにくい面がございます。カーブミラー等を設置して,出庫時または右折時には注意して運行できるようになっており運転手は左右を確認しながら出たわけでございますけれども,気がついたときには車が割と近くにいて,結果的に事故を回避できなかったという事情であると思います。



◆(堀井委員) 営業所から出て右側の方30メートルに至らないところに信号機がついていますね。その信号機は当時もあったと思うのですが,信号で車が右の方から来るということは,バスの運転手のところから右の方を見るときに,視野に相手の車が入ってくるのはわかるのかなと。見えないところから曲がってくるのでなくて,直線で来るわけです。バスの運転手さんは大型2種を持って,大事な生命を預かって運転されている。朝の一番の仕事ですから,精神的に多分急いでいたのか,毎日の出入りの中で,このぐらいなら大丈夫だと思って行っちゃったのか,その辺が僕はあるのではないかと思うのです。

 私も経験しているんですけれども,事故を起こしますと,運転手さんにかわって,交通局のしかるべき事故係がすぐ飛んで来るシステムになっているとは思うのです。そのときに交通局でどのような対応をとられたのかお聞きします。



◎(池田交通局長) 緑営業所前の道路の信号等の御質問がありましたので,御説明させていただきますと,当時は横断歩道用の押しボタン式の信号でございまして,通常は常に車が通れるように青になっている信号でございます。

 この事故の後,県警にいろいろお願いしまして,左側の信号は右側の信号と同時に赤,青になる信号に改良させていただき,赤のときに出庫することにいたしまして,思わぬ事故を回避できる措置をとり安全性が高まったわけでございます。

 同道の制限時速は40キロでございまして,カーブミラーで70メートルぐらい先を見ないと,危ない面がございます。それで見ながら,左右を確認し徐行運転して出るということだったのですが,最後の右方向の確認が十分でなかった点が事故に結びついていたものと考えております。

 事故係の役割につきましては,自動車部長の方から御説明させていただきます。



◎(長崎自動車部長) 先生御指摘のように,私どもでは,事故を起こした運転手にかわりまして,事故係が必ず2名で現場に向かいまして,それぞれ当局の運転手と相手の方から事情をお聞きいたします。その中で矛盾点等が出た場合には,お互いに納得できるまで話し合いしていだだく形をとってございます。これは過失の割合や,当局運転手の処分の度合いを決める際に客観的に判断するためでございます。

 なお,事故が起きた場合には警察官の立ち会いも求めてございますけれども,事故の原因については事情聴取いたしますが,その後の補償の交渉になります過失の度合いには関与いたしませんので,適正な補償金の支出を行うために,経験を要する専門的な事故係を配置して交渉しているところでございます。



◆(堀井委員) 事故への対応については,事故係のお2人が被害者と加害者の間に問題が起きないようにするために出てくるというけれども,事故係は,あくまでも局内の中でどう処置していくかということの方が重大で,その辺考えるべきものがあると思うのです。

 治療や,慰謝料の問題で,約3年間もかかってきているわけで,その期間を見たときに,弁護士のアドバイスをいただいているということですが,この問題に対してどこから入ってきているんですか。



◎(長崎自動車部長) 被害者の方が弁護士に依頼されまして,私どもも弁護士と同等のお話ができるように,私どもの方で弁護士さんに依頼いたしたものです。



◆(堀井委員) いつごろから弁護士が入ったか聞いているんです。この運転手さんは退職されたそうですが,横浜市交通局と契約して運転業務に入ったときに,事故を起さないという前提で勤務してもらわないと困るわけです。事故を起こしたときの処遇というか出処進退はどうなっているんですか。



◎(長崎自動車部長) 事故を起こしますと,運転手の責任の度合いに応じまして,地方公務員法によります懲戒処分,あるいは刑法による処罰でございます罰金,道路交通法による行政処分がございます。私どもといたしましては,局内処分といたしまして,戒告から減給等の懲戒処分をしているところでございます。



◆(堀井委員) この運転手の措置についてはどのようにされているんですか。



◎(長崎自動車部長) 減給5号の処分をいたしました。



◆(堀井委員) 細かい資料がないとわからないんですけれども,減給5号というのは具体的にどういうことですか。



◎(長崎自動車部長) 平均日給の10分の1を減給するものでございます。



◆(堀井委員) 重いか軽いかは,市民サイドから見る場合と議会,当局側の問題もありますけれども,私はちょっと軽いと感じます。質問を最後にまとめていきたいと思うんですが,事故は大小ありますけれども,年間どのぐらいありますか。



◎(池田交通局長) 当方側に1割でも過失割合がある事故は,急ブレーキをかけたことによる車内のお客さんの転倒事故も含めまして,5カ年を平均しますと1年間に290件余りございます。



◆(堀井委員) 大小ありますが,290件というと1日1回ぐらいのペースで,先ほど局長も,万全を期して事故を起さないように職員指導を徹底するということですが,こういう報告をしなければならない局長の胸のうちも非常に厳しいものを感じます。二度とというのは,言葉は簡単に使いましても,職員一丸となってこういう問題を反省していかなければできないと思うのです。

 もう1点,違う角度から話をさせてもらうんですが,特に朝早い勤務の場合,自宅から自分の車でそれぞれの営業所に行き,また厳しい運転をされていくわけです。その辺についての指導というか,例えば早く寝なさいとかという,内部規定みたいなのはあるんですか。



◎(池田交通局長) 最初の御指摘については私が御説明させていただきます。

 東京都,大阪市等7都市のバス事業を比較したデータを御紹介いたします。10万キロ当たり何件くらい事故があるかでございますが,横浜市は,この3年間10万キロ当たり0.66件で,ほかの都市より一番小さい値になっております。一番多いのは,大阪市の10万キロ当たり1.07件で1.5倍ぐらいございます。数字は単なる数字でございまして,1件でも事故を減らしていかなければお客さんの信頼を得られないし私たちの使命も達成できないので,今後とも一生懸命努力して,工夫しながら事故防止に努めてまいりたいと思います。

 健康管理等につきましては,自動車部長の方から御説明させていただきます。



◎(長崎自動車部長) 乗務員の健康管理につきましては,年2回定例的な健康診断を実施いたしまして,その健康診断の結果,精密検査が必要な者については再度健康診断をします。あわせまして,産業医等が職場を巡回いたしまして,職員の健康相談に応じてございます。

 それから,睡眠時間でございますが,厚生労働省の方から,自動車運転手の労働に対する基準が出ておりまして,勤務終了後翌日の勤務までの間には,少なくとも最低8時間の休息時間を与えよということがございます。私どもとしましては,ダイヤ編成上,勤務ローテーション上,必ず8時間以上あくような勤務体制をとっているところでございます。



◆(堀井委員) 今言われたことは,全職員がそれをしっかり肝に銘じて日々職務に精励されていると思いますけれども,さらにそれを確認させていただいて,今後このような事故を起さないように。また,こういう問題は市民の税金で賄っていかれるわけで,本人が何にも負担を感じないと私は非常に怖いと思うんです。350万人のバスを利用される方々がおられるわけですから,そういう責任のもとに,今後二度とこういうことを起さないと決意していただいて,これからも職務に全うしていただきたいとお願いします。



◎(池田交通局長) もちろん乗務員の採用に当たりましては,採用時の研修をやっており,運転適性試験も第三者機関の検査を受けながら個別指導いたします。また,5年ごとの研修で,年齢層や経験年数,時間帯といった,自動車事故の特徴 また,どういう事故がどういう場合に起こるか,路線別の特性といったものをとりまして,分析結果を営業所または路線ごとに研修をしているところでございます。事故を1件でも減らすために今後ともいろいろ工夫しながら,事故防止に取り組んで市民の信頼を築いていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。



○(梅野委員長) ほかにございませんか。



◆(丸山委員) 確認だけさせてください。被害者の乗用車の損害部分はどこですか。



◎(長崎自動車部長) 右側の前でございます。こういう形で通りますので,運転席側の前の部分が破損してございます。



◆(丸山委員) そうすると,出入り口から確認できるようにカーブがあるということだが,何メートルぐらいあるんですか。



◎(長崎自動車部長) カーブの半径は定かでございませんが,営業所出口の一端停止のところから右側の目視ができる範囲が最大で40メートル程度でございます。カーブミラーを利用いたしまして,右側を見通せるところが,大体70メートルぐらいでございます。



◆(丸山委員) 70メートルあるところで時速40キロの制限速度でしょう。確認してぶつかるまでの秒数で単純計算したら,被害者は相当スピードを出しているんじゃないの。



◎(長崎自動車部長) 相手方が申し立てられました時速45キロ程度の速度で逆算してまいりますと,衝突した位置から右側に大体73メートルぐらいのところと推測してございます。カーブミラーで見えるぎりぎりぐらいのところでございまして,先ほど局長が申しましたように,運転手の再度の右側の確認が十分でございませんでしたので,カーブミラーで確認できたか,あるいはその少し先かということについては定かではございませんけれども,時速45キロでございますと1秒間に大体12.5メートル進みますので,衝突するまでの間5秒ないし6秒ぐらいかかってございます。

 私どものバスが営業所から右折を完了するまでは6秒ないし7秒かかりますので,そこの位置で衝突してしまったという状況でございます。乗用車を認めた位置は車庫から発進後11メートル進んだところで,相手方の車は,そこから大体28メートルのところで発見してございますので,回避は困難でございました。



◆(丸山委員) どうも僕がやっているのと計算方法が違うんだよね。つまり,被害者の方の右側の前に接触したという発言がありましたが,その速度でその秒数であったら左側に当たらなきゃいけない。その人の運転が右へ切り込んだのだか,左へ切り込んだかによって多少違いますけれども,実況見分でのブレーキの跡などの判断で,どっち側にどういうふうに切り込んだか,それをちょっと確認したいんです。



◎(長崎自動車部長) 委員のおっしゃるとおり,相手方の運転手の方は反対側,すなわち私どもが右折する側に返した形跡がございます。それからブレーキの状況でございますが,当日は路面が濡れてございまして,そのスリップマークは確認できませんでした。



◆(関[美]委員) 先ほど職員に対して5号減給とありました。職員の方から被害者の方に対して金銭的なものが払われる場合があると聞いているんですが,この件の場合はそういうことはないのかどうか。ある場合はちょっと問題かなと思うのですが,どうでしょうか。



◎(長崎自動車部長) この件の場合は,職員からの負担はございません。



◆(関[す]委員) 確かに事故は起こそうと思って起きているわけではありませんし,大勢の人の命を預かるという緊張感を持ちながらお仕事はしていただいていると思いますが,そこだけではなく,例えば車庫から車が何台も走っている通りに出てくるという危険なバスターミナルはたくさんあると思うのです。

 事故が起きないようにするためには,運転手さんの意識と同時に,その環境の改善が必要だろうと思います。洗い出しも行っているとおっしゃいましたけれども,横浜市内のそういったところはどのくらいあり,どういうふうに改善していこうとしていらっしゃるのか伺いたいと思います。



◎(長崎自動車部長) 市内には12の営業所がございますが,出庫する際には右折,左折で出ている場合もございまして,緑営業所も同じ状況にございます。その際の安全対策といたしまして,私どもといたしましては,できれば営業所から出るところに信号機の設置があれば一番望ましいところでございますが,信号機を設置するための諸条件がございまして,すべてに設置することは困難でございます。その際には,出入り口のところに,ゼブラゾーンと申します斜線を切りまして,通行される運転手の方にきちんと知っていただくとか,カーブミラーを設置するなり,回転灯をつけるような形で注意を喚起するとともに,職員についても十分な安全確認をするよう指導しておるところでございます。



◆(関[す]委員) ちょっと離れたところに信号機が既に設置されているものですから,バスが出入りするすぐ前に信号機をつけることは,200メートルも離れていない状況では非常に厳しい現状ではないかと思います。

 私も何回か怖い思いをしたことがありますけれども,バスが出てくるところの歩道に立ち番の人がいらっしゃらないという状況があります。スーパーの前にはちゃんと人がいて,出入りの車をとめて人を歩かせたりしていますけれども,そういった検討はないんでしょうか。



◎(長崎自動車部長) すべての出入り口,あるいはターミナルへの配置は難しい面もございますが,危険箇所,例えば上大岡のバスターミナル等につきましては誘導員を配置いたしまして,車両の出入りと歩行者の安全確保を図ってございます。



◆(関[す]委員) 上大岡以外はいらっしゃらないんでしょうか。



◎(長崎自動車部長) 数字を確認してございませんが,必要なところについては配置しております。



◆(関[す]委員) このごろ嘱託の運転手がふえてきていると思うのですが,正規の方と嘱託の方の事故発生状況に違いがあるのでしょうか。



◎(長崎自動車部長) 細かい数字を持っておりませんが,発生率についての差異はございません。特徴といたしまして,統計的には採用後,運転経験3年から5年,あるいは高年齢になる直前50歳前後の方に,比較的多うございますので,若干なれたころ,あるいは高齢によりまして視力や体力が衰えている方の事故防止対策について力を注いでおるところでございます。



◆(関[貞]委員) 僕も長年車を運転しているけれども,朝の早いときには,事故というのは,はっきり言うと心のゆるみなんですよ。出るところに人を置けとかいう話があったけれども,一番安全だが人件費がかかっちゃってしようがない。皆さん胸にサービス月間だというマークをつけているけれども,運転手さんに,出るときに右よし,左よしということをやらせていますか。



◎(長崎自動車部長) 強制はしてございません。



◆(関[貞]委員) それはだめ。まず,右よし,左よしと言葉に出させるわけだよ。その間車はとまっていますよ。自分の感覚でぱっと行くと事故をやっちゃう。だから必ずね。JRの電車だって信号を見てちゃんと声かけているでしょう。信号オーライと,自分で声出しているじゃないですか。それが一番安全な方法ですよ。右よし,左よし。その間はアクセルを踏まないから。これを徹底させなさいよ。

 なぜかというと,僕は若いときに自動車学校の指導員もやったし,検定委員もやって試験して,2万人ぐらいに免許を与えていますよ。もちろん公安委員会の試験官が立ち会いだけれど。それは自動車学校の受講生に必ずやらせた。これは一銭もかからない。ああやっちゃったといったら,もう事故というのは間に合わないからね。事故は絶対油断です。不注意ですから,これから徹底しなさいよ。右よし,左よし,その一言,やらせますか。



◎(長崎自動車部長) やらせます。



◆(源波委員) 参考の中に損害賠償の額の内訳が出ておりますが,純然たる市の費用と保険との割合をお伺いします。



◎(池田交通局長) 保険は,自賠責保険と任意保険の2つがございまして,合計で1,736万円でございます。交通局が払ったものが1,525万円でございます。



◆(源波委員) 先ほどの堀井委員の質問と関連するんですが,嘱託の職員の方も局の規約に従うと考えてよろしいでしょうか。



◎(長崎自動車部長) 同じでございます。



◆(源波委員) 今,関貞彦委員からいい提案があったわけですけれども,実際に勤務体制というのは,どのような形で1週間のサイクルをとられているのか。また,研修について具体的にどんなことをやっているのか教えていただきたいと思います。



◎(長崎自動車部長) 基本的な勤務のローテーションは,5勤1休という形でございまして,午前番を2日間,中級勤務と申しまして,朝出し,夕出し,渋滞の多い時間帯に間を休息させて,午後勤務を2日やってございます。なお,週休2日制の導入に伴いまして,5勤1休体制から,5勤1休の最初の勤務日を4週間に3回休ませる体制になってございます。

 研修は,採用時には学科並びに空車訓練2日間,実車訓練を最低30日実施いたしまして,そのときに営業所の管理職が試験をやりまして,合格した場合に初めて就業いたしまして一人で勤務します。採用後1年経過した後,2年,3年経過したごとにそれぞれ年1回集合研修をしてございます。それから35歳以降,5歳ごとに対象別の研修を行ってございます。あわせまして,職場研修といたしまして,年6回営業所の管理職が全職員に対して研修しているところでございます。



◆(源波委員) 先ほどのお答えの中で,厚生労働省で8時間の間隔をあけるという話がありましたが,これは最低限のものだと思うんです。本市としてはそれに合わせているのか,さらにこういう対策を立てていることはありますか。



◎(長崎自動車部長) おっしゃるように,これは守らなければならない最低基準でございます。そのほか,週の運転時間や4週間を平均した拘束時間とかさまざまな基準がございますが,いずれも最低基準でございます。そうではなくて,基準内では週40時間の拘束を基本とした勤務体制をとってございます。



◆(源波委員) そういう意味では,今回の事故というのは無理がなかったと考えてよろしいですか。



◎(長崎自動車部長) おっしゃるとおり,そういった労働条件に起因するものではございません。



◆(源波委員) 運転している以上,事故は避けて通れないと思いますので,できるだけ研修,また運転手さんに対してリフレッシュの機会を設けるように要望して終わりたいと思います。



○(梅野委員長) ほかにございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) ほかに御発言もないようですので,本件につきましては質疑を終了し,採決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) では,採決に入ります。

 本件については承認することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) 御異議ないものと認め,市報第5号は承認することと決定いたします。

 以上で交通局関係の審査は終了いたしました。

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△閉会中調査案件について



○(梅野委員長) 次に,閉会中調査案件についてお諮りいたします。

 1,水需給の状況について,1,市営交通機関の整備状況について,以上2件の調査案件を一括議題に供します。

 お諮りいたします。

 本件については,いずれも閉会中継続審査といたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(梅野委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 以上で本日の審査はすべて終了いたしましたので,事務局に委員会報告等の朗読を求めます。

        (委員会報告書等を朗読)

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△各種委員会委員について



○(梅野委員長) 次に,各種委員会委員について御報告いたします。

 本件については,お手元に配付されております資料のとおり,過日の運営委員会で役職をもって充てるということで決定されておりますので,御了承願います。

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△閉会宣告



○(梅野委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時00分

               水道交通委員会

               委員長 梅野りんこ