議事ロックス -地方議会議事録検索-


神奈川県 横浜市

平成13年 大学教育委員会 P.1  12月13日−10号




平成13年 大学教育委員会 − 12月13日−10号









平成13年 大学教育委員会



               大学教育委員会記録

◇開会年月日      平成13年12月13日(木)

◇場所         市会4階大会議室B

◇時間         午前10時01分開会

            午前10時23分休憩

            午前10時25分再開

            午前11時57分閉会

◇出席委員       10人

  委員長    菅野義矩君(民主党)

  副委員長   佐藤祐文君(自民党)

  副委員長   手塚静江君(公明党)

  委員     小林昭三郎君(自民党)

  委員     田野井一雄君(自民党)

  委員     川辺芳男君(民主党)

  委員     花上喜代志君(民主党)

  委員     石井義了君(公明党)

  委員     手塚勇夫君(共産党)

  委員     脇田久美子君(ネット)

◇欠席委員    1人

  委員     鈴木喜太郎君(自民党)

◇傍聴議員    なし

◇出席理事者

 (市立大学)

  学長                 加藤祐三君

  事務局長               大場浪男君

  総務部長               池田輝政君

  木原生物学研究所長          小山秀機君

  医学部事務室室長兼附属病院管理部長  斎藤 勲君

  医学部附属市民総合医療センター管理部長

                     荻原信吾君

  医学部長               奥田研爾君

  総合理学研究科長           小川恵一君

  医学部附属病院長           松原 升君

  医学部附属市民総合医療センター病院長 近藤治郎君

                              ほか関係職員

 (教育委員会)

  教育委員会委員長           高杉 暹君

  教育委員会委員            山岡優子君

  教育委員会委員            加藤 勲君

  教育委員会委員兼教育長        太田和彦君

  総務部長               佐々木五郎君

  教職員部長              阪間育男君

  施設部長               牧野和敏君

  学校教育部長             北里善司郎君

  担当部長(学校教育部児童・生徒指導担当課長)

                     西村哲雄君

  人権教育担当部長           横松進一郎君

  養護教育総合センター所長       寺澤博昭君

  生涯学習部長             岩倉憲男君

  中央図書館担当部長          藤澤 昭君

  教育センター所長           松永昌幸君

  教育総合相談センター所長       中村満智子君

                              ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記              石原雅久君

  調査課書記              内牧直之君

◇議題

  市立大学関係

   1 報告事項

    (1) 寄附受納について

   2 その他

    (1) 市立大学非常勤講師の削減について及び留学生の授業料減免について

  教育委員会関係

   1 市第84号議案 平成13年度横浜市一般会計補正予算(第3号)(関係部分)

   2 請願審査

    (1) 請願第15号 中学校給食の実施等について

    (2) 請願第16号 私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等について

    (3) 請願第17号 同件

    (4) 請願第18号 「日吉台海軍省艦政本部地下壕」の保存等について

    (5) 請願第21号 学校給食への遺伝子組み換え食品の使用反対について

   3 陳情審査

    (1) 陳情第17号 就学援助の充実等を求める意見書の提出方について

   4 その他

    (1) 市立学校と自治会・町内会との係わりについて

    (2) 平成13年の教育委員会の事務事業について

  調査案件

   1 大学施設の整備状況について               (継続審査)

   2 教育関係諸施設の整備状況について            (継続審査)

開会時刻 午前10時01分



△開会宣告



○(菅野委員長) これより委員会を開会いたします。

 欠席は鈴木喜太郎委員です。

 上着の着用は御自由にお願いいたします。

 なお,藤井助役はほかの委員会に出席しておりますが,審査状況により当委員会に出席するとのことでありますので御了承願います。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△寄附受納について



○(菅野委員長) それでは,市立大学関係に入ります。

 寄附受納について当局の御報告をお願いいたします。



◎(大場事務局長) 寄附受納につきまして御報告申し上げます。

 お手元に配付させていただきました寄附受納報告書をごらんください。

 また,今回の寄附物件の写真を参考資料としてお手元に御用意いたしておりますので,あわせてごらんいただきながら説明をお聞きいただければと思います。

 今回,御報告いたします9件の寄附受納の物件は,市立大学の教員が平成13年度の科学研究費補助金と奨学寄附金で購入した備品でありまして,平成13年第3回市会定例会後に寄附を受けたものでございます。

 科学研究費補助金につきましては,文部科学省と日本学術振興会から交付される研究助成費でございまして,奨学寄附金につきましては,民間企業からの寄附金で教育,研究の奨励を目的とするものでございます。

 まず,寄附物件その1デコンボリューションシステムでございます。ゆがみ補正のシステムでございますが,科学研究費補助金による購入物件で,寄附者は,木原生物学研究所の辻本壽助教授であります。金額は255万円でございます。

 辻本助教授は,コムギの遺伝変異について研究を行っております。

 このシステムは,生物顕微鏡を制御するコンピューターソフトウエアで,立体的な対象物を見るときに生じるピントのずれによる画像のゆがみを補正し,鮮明な画像をつくり出すものでございます。

 次に,寄附物件その2超低温槽でございますが,科学研究費補助金による購入物件でありまして,寄附者は木原生物学研究所の荻原保成助教授でございます。金額は247万6,000円でございます。

 荻原助教授は,コムギなどの高等植物の遺伝子解析を主な研究テーマとしております。

 超低温槽は,サンプルを冷凍保存する大型の高性能フリーザーでありまして,研究材料であるコムギ等のDNAや細胞をマイナス80度で冷凍保存するために使用しております。

 次のページの寄附物件その3でございますが,同じく超低温槽でございます。奨学寄附金による購入物件でございまして,寄附者は医学部外科学第2講座の嶋田紘教授でございます。金額は161万円でございます。

 嶋田教授はがんの研究を行っておりまして,この超低温槽は,寄附物件その2と同様に標本の冷凍保存に使用しております。

 次に,寄附物件その4の高性能コンピューターでございます。科学研究費補助金による購入物件でございまして,寄附者は大学院総合理学研究科の木寺詔紀教授でございます。金額は398万675円でございます。

 木寺教授は生物情報科学を研究分野としておりまして,この高性能コンピューターは,たんぱく質の立体構造や機能のシミュレーション及び相互作用の解析等に使用しております。

 次に,寄附物件その5からその7までの3件でございますけれども,いずれも科学研究費補助金による購入物件で,寄附者は大学院総合理学研究科の古久保哲朗教授でございます。

 古久保教授は生物の発生,分化,形態形成などを分子レベルで研究する分子生物学を研究分野としております。

 寄附物件その5のインキュベーターシェーカーは,金額261万6,500円で,大腸菌等の微生物サンプルを大量に培養する機器でございます。

 寄附物件その6のデジタルオシロスコープは,金額は147万8,700円で,NMR,核磁気共鳴装置を用いた実験に際して生じる電子波形を測定する機器でございます。この機器により,実験の進行ぐあいを正確にチェックすることが可能になります。

 寄附物件その7のカラーコピーシステムは,金額116万4,400円で,研究資料の複写,作成等に使用しております。

 寄附物件その8のコンピュータですが,科学研究費補助金による購入物件でありまして,寄附者は大学院総合理学研究科の坪井誠司助教授でございます。金額は130万7,800円でございます。

 坪井助教授は,地震についての研究を行っております。このコンピュータは,横浜市高密度強震計ネットワークによる地震波形記録や,市立大学が保有する広帯域地震計による地震波形記録の解析等に使用しております。

 最後に寄附物件その9の血管内超音波3Dシステムでございますが,奨学寄附金による購入物件でありまして,寄附者は市民総合医療センター心臓血管センターの木村一雄教授であります。金額は270万円でございます。

 木村教授は,急性心筋梗塞等についての研究を進めております。

 この血管内超音波3Dシステムは,血管内の超音波による画像を処理し,血管の横断面と縦断面を映し出す機器でございまして,血管の状態等を調べる研究に使用しております。

 以上,寄附受納につきまして御説明を申し上げました。



○(菅野委員長) 御質問がございましたらどうぞ。



◆(川辺委員) 耐用年数後は,どうなるのですか。



◎(大場事務局長) 法定耐用年数はもちろんございますが,実際は機器耐用年数を超える場合もありまして,機能しなくなった段階で適宜,個別に判断して処理しております。



◆(川辺委員) このような機械は必要不可欠ということで導入されたわけですね。この研究を続けていくために奨学金は一定額しか出ませんが,この後,更新や新しい機種を購入する場合,どういう対応をするんですか。



◎(大場事務局長) 個々のケースによりますが,例えば新しい研究に発展させる場合は別な機器に転換する場合もございます。精密機器につきましては,技術的にかなり進歩が早く,場合によっては更新することになりますが,その際の財源としましては同じように補助金をいただく場合もありますし,場合によっては横浜市の一般会計からの補助により購入することもあると思います。



○(菅野委員長) ほかにありますか。

        (発言する者なし)



○(菅野委員長) 特に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△市立大学非常勤講師の削減について及び留学生の授業料減免について



○(菅野委員長) そのほかにございますか。



◆(手塚[勇]委員) 10月30日発行の教員組合ニュースの中で2点についてお伺いします。

 1つは非常勤講師の削減問題と,もう一つは留学生の授業料の減免の問題についてです。非常勤講師削減問題は一律5%削減と出されているわけですけれども,このニュースを見ますと商学部の教授会で,この問題について反対の声明を出したり,いろいろやっています。この経過を概略説明していただけますか。



◎(大場事務局長) 今のお話は新年度予算編成にかかる市立大学の中の予算編成手続に係る問題かと思いますけれども,その中で,私どもは新年度予算が非常に厳しい状況の中で,そうした考え方を教員,各学部等にもお示ししながら,現在検討しているところでございまして,それに対する組合側の御見解だろうと思っております。



◆(手塚[勇]委員) 大学のカリキュラムは1年ではなくて3年,4年という形で計画するのではないかと思います。非常勤講師を削減することによって授業等に影響するとか講座がなくなるなどの心配はないのでしょうか。



◎(大場事務局長) それは,それぞれの学部が教授会等で自主的な審議をいたしまして,事務局とも調整することになっておりまして,現在のところ調整が相当部分,進んでおるところでございます。



◆(手塚[勇]委員) これを見ますと,現場の声を聞いてくれという内容が基本としてあるのではないかと思います。即断方式にならないような十分な話し合いが必要ではないかと思うんですが,その辺の対応は,今後どう考えているのでしょうか。



◎(大場事務局長) いずれにしても,今,予算編成の過程での内部の事務処理でございますので,我々としては,いろいろな工夫をしながらやっているところでございます。



◆(手塚[勇]委員) 留学生の授業料の減免についてお聞きします。ニュースの記事の内容を見ますと,今まで留学生に対しては全額ないしは半額の授業料減免ができたわけです。今度の申請をして,決定のときに一律25%だと言われ,大きな問題になっているようですけれども,この辺の経過はどういうものなんでしょうか。



◎(大場事務局長) 特に大きな問題が起きているという認識はございませんが,限られた予算の中で奨学金に対する申請が出ておりまして,適格者が非常に多かったため,予算の範囲内での執行で,今回のような措置を行ったわけでございまして,大学全体としては最も適当な措置ではなかったかと思っております。



◆(手塚[勇]委員) 私などの知っている留学生も,日本は物価が大分高いと言ってアルバイトを行う人がかなり多いようですけれども,例えば今まで半額減免だった人が25%ということで,大体,年間50万円近いわけですから25万円ぐらいの出費になると思います。そうすると毎年2万円ぐらいの出費になり,確かに全体的に見れば絶対量は少ないと思いますけれども,留学生にとっては大変な問題ではないかと思います。その辺のところは余り心配ないといっていますけれども,その辺の聞き取りは行いましたか。



◎(大場事務局長) 申請を受けるときに,いろいろなヒアリング等も行って,適格かどうか,経済的に困っているかどうかを判断した上で決めているわけでございます。

 ただ,それぞれの補助金の分配につきましては全体の予算の枠内でやらざるを得ませんので,そういう措置をしたわけでございます。



◆(手塚[勇]委員) 予算的なことはわかりますけれども,前に我々に配付していただいた入学要項にも留学生の授業料の減免については全額または半額と明記されているわけです。また,いまだにホームページを開いても,そういう項目が歴然と書いてあるにもかかわらず,結局25%一律になりますと,留学生はそれなりにいろいろな設計を立てて来ていると思うし,まだ残っている期間に授業料が増額になることは大変な問題だと思います。その辺は,どういうふうに考えていますか。



◎(大場事務局長) 先ほどの授業料の減免につきましては,確かに入学要項では減免ができるという規定が書いてありますが,これはあくまで予算の範囲内での話でございまして,毎年,その都度申請に基づいて適格かどうかを判断しているわけでございます。4年間を最初から約束しているわけではございませんし,入学するときに全員の方が対象ということではありません。できるという規定があるわけでございます。



◆(手塚[勇]委員) それはわかりますけれども,ただ,市大に来る留学生は条件を考えてきていると思うんです。1年から2年になるときに経済的によくなることは,まずそうざらにいるわけではないし,そういう条件のもとで4年間を計画しているのではないかと思うんです。我々の学生時代も同じだったわけです。そうしますと,こういう年度途中や,学年の途中で大幅に変更されると学生には大変な問題だと思います。

 このニュースにも横浜市は国際都市で非常に助かっていると書いてあるわけです。ところが,ここで25%にされたら,もう大変だと。今は減免で大変助かっているけれども,これがなくなったら余裕を持って勉強ができなくなってしまうという訴えもあるわけです。だから,余り問題がないということはないと思うんですけれども,市大には留学生が大体何人いて,全額減免になっている人,半額になっている人は,どのぐらいの人数でしょうか。



◎(大場事務局長) 手元に正確な資料を持ってきておりませんが,留学生は110名ぐらいです。全員が減免対象になるわけではありませんで,そのうち申請があった者について審査しております。今,数字が手元にありませんけれども,これまでは全額の場合もあれば,半額の場合もありまして,ことしは非常にたくさんの方が応募され,それが適格者でございまして,予算の範囲内で皆さんを拾わなければいけない事情がありましたので,私どもとしてはそういう対処をさせていただいたわけでございます。予算がふんだんにあれば,いろいろなやり方もあるかと思いますけれども,そういう事情の中で最適な方法をとったと考えております。



◆(手塚[勇]委員) 財政的な問題は,確かに全体的に大変な状況ですからわかります。ただ,留学生は国内に身寄りがざらにいるわけではないし,直接響く問題です。留学生110名のほとんどの人が減免を受け,全額免除は本当に少ないと聞いていますけれども,国際都市横浜として留学生に対して,もう少し鷹揚に対応する必要があるのではないかと思うのですが,いかがでしょうか。



◎(大場事務局長) 留学生についての事情はいろいろあるかと思いますけれども,国内からも皆さん方が大変な苦労をして市大に通っている方々もおりますし,私どもとしては同じような減免基準の運用で今までもやってきているつもりです。いずれにしましても,予算の中で何とかやりくりし,留学生の方々にも理解を求めていかざるを得ないのではないかと思っております。その辺はぜひ御理解いただきたいと思います。



◆(手塚[勇]委員) 予算を組む方の気持ちもわかりますけれども,組まれる方も大変な状況になると思うので,その辺はよく納得できるような話し合いも十分にやり,横浜に来てよかったという状況をつくっていただきたいと要望して終わります。



○(菅野委員長) 以上で市立大学関係の議題は終了いたしましたので,当局の交代を求めます。

 当局の交代の間,暫時休憩します。

        休憩時刻 午前10時23分

        (当局交代)

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        再開時刻 午前10時25分



○(菅野委員長) 委員会を再開します。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△市第84号議案の審査,採決



○(菅野委員長) 教育委員会関係の審査に入ります。

 市第84号議案関係部分を議題に供します。

   市第84号議案   平成13年度横浜市一般会計補正予算(第3号)(関係部分)



○(菅野委員長) 当局の説明を求めます。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 平成13年度横浜市一般会計補正予算第3号のうち,教育委員会関係につきまして御説明いたします。

 補正の内容としましては,歳入歳出予算補正が3件と債務負担行為の変更でございます。

 それでは,個々の内容について御説明いたします。

 お手元の予算議案書の中の補正予算に関する説明書の19ページをお開きください。

 16款教育費,6項生涯学習費,4目図書館費の右端の説明欄に3事業がございますが,いずれも全額,国の緊急地域雇用創出特別交付金を受けまして実施する事業でございます。

 市保有図書データベース化事業は,地区センターが保有する図書について,市民が利用するための情報を提供するため,図書のタイトル,著者名などをデータ化するもので1,721万円を増額補正するものでございます。

 図書館資料保存活用事業は,中央図書館が所蔵する横浜に関する資料について,利用者が内容の検索などをできるようにするとともに,保存対策を兼ねまして,資料そのもののデジタル化を行うもので1,455万3,000円を増額補正するものでございます。

 歴史的図書整理促進事業でございますが,中央図書館が所有する寄贈された貴重資料などを,図書館での検索や利用ができるように,データの作成,登録や図書の整理を行うもので1,396万4,000円を増額補正するものでございます。

 続きまして,債務負担行為の変更について御説明いたします。

 20ページをごらんください。

 上から2段目の日野養護学校移転整備工事請負契約の締結に係る予算外義務負担でございますが,地元調整に日時を要したため,工事着手時期がおくれまして,予定しておりました平成14年度中の竣工が困難となっております。そのため,平成15年度までの工期となりますので,設定期間を平成14年度から平成15年度までに,また,限度額につきましては,平成14年度及び平成15年度の支出予定額に合わせた44億2,900万円に変更を行うものでございます。

 以上,補正予算の説明を終わらせていただきます。



○(菅野委員長) 質疑に入ります。



◆(手塚[勇]委員) 債務負担行為の中の日野養護学校の移転改築について,工事はJVで請け負っていますけれども,てんまつ書を見ると予算額より4億円ぐらい少ない金額で契約しています。安い分にはいいのでしょうけれども,予定原価の85%でこんなに安くて問題はないのかなと心配したものですから,この見積もりが適切かどうかのチェックはどのようになっているのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 限度額を減額しましたのは契約予定価格に合わせて出てきたものですが,財政局で契約しておりますので,その辺のチェックは財政局がきちんとしていると思います。



◆(石井[義]委員) 緊急地域雇用創出特別交付金でございますが,教育委員会関係が4,572万円余でございます。今回の場合,人件費8割,失業者の雇い入れの割合が4分3になっていまして,かなりハードルが高いわけですが,今回,教育委員会関係で3つの事業を行う形になっていますね。これが継続されていけばいいだろうと思いますが,とりあえず本年度分どのぐらいの雇用がされて,4年間でどのぐらいの雇用が生まれるのか,お答えいただきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 4年間を合計いたしますと,雇用人数は合計で331名。延べ人数は2万8,895人になります。



◆(石井[義]委員) これは,サイクル的に同じ人がずっとということではないだろうと思うんですが,毎年その辺の作業をなさっていただける方が改めて交代してという考え方になるのか,なれていくから継続してずっとお仕えいただくのか,その辺はいかがですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 新規雇用の期間が原則6カ月となっておりまして,雇用される人数の4分の3以上が新規の雇用でなければならないという規制がございます。そういう中で調整してまいりたいと思います。



○(菅野委員長) ほかにありますか。

        (発言する者なし)



○(菅野委員長) ほかに発言もないようですので,それでは本件については質疑を終了し,採決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) それでは,採決いたします。

 市第84号議案関係部分については,原案どおり可決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) 御異議ないものと認め,市第84号議案関係部分は原案可決と決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△請願第15号の審査



○(菅野委員長) 次に,請願審査に入ります。

 請願第15号を議題に供します。

   請願第15号 中学校給食の実施等について



○(菅野委員長) 請願の要旨等については,事務局に朗読させます。



◎(石原議事課書記) 請願第15号,件名は中学校給食の実施等について。受理は平成13年12月3日,請願者は西区,横浜学校給食を良くする会,代表委員角田幸子さんでございます。紹介議員,河治民雄議員,井上さくら議員でございます。

 請願の要旨ですが,1,全国の自治体の85.5%が実施している中学校給食を教育の一環として行うこと。2,当面,中学校に牛乳給食を実施すること。3,小学校給食の直営・自校方式を堅持し,栄養職員を各校に1名ずつ配置することというものであります。



○(菅野委員長) この際お諮りいたします。

 本件については,予算関連と思われますので,閉会中継続審査にいたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△請願第16号及び請願第17号の審査



○(菅野委員長) 次に,請願第16号及び請願第17号については,私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等についての請願ですので,この2件を一括議題に供します。

   請願第16号 私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等について

   請願第17号 同件



○(菅野委員長) なお,請願第16号につきましては,その後1団体の追加があり,代表者ほか18団体となりましたので報告いたします。

 請願の要旨等については事務局に朗読させます。



◎(石原議事課書記) 請願第16号,件名は私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等について。受理は平成13年12月3日,請願者は,中区新日本婦人の会神奈川県本部,会長柳下靖子さんほか18団体でございます。紹介議員,関 美恵子議員でございます。

 請願の要旨ですが,1,父母負担軽減のため,私立幼稚園に通う3,4,5歳児に対して保育料補助を増額されたい。2,私立幼稚園に通う心身障害児に対する補助金を増額されたいというものであります。

 続きまして,請願第17号,件名は私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等について。受理は平成13年12月3日。請願者は神奈川区,新井りつ子さんほか2万2,048人でございます。紹介議員,中家治子議員,井上さくら議員でございます。

 請願の要旨ですが,1,父母負担軽減のために,私立幼稚園に通う3,4,5歳児の園児に対して保育料補助を増額されたい。2,園児減でも安定した教育と園運営が行えるよう,園児減対策費を新設されたい。3,私立幼稚園に通う心身障害児に対する補助金を増額されたい。4,私立幼稚園施設設備費補助を大幅に増額されたいというものであります。



○(菅野委員長) この際お諮りいたします。

 本件については,いずれも予算関連と思われますので,閉会中継続審査にいたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△請願第18号の審査,採決



○(菅野委員長) 次に,請願第18号を議題に供します。

   請願第18号 「日吉台海軍省艦政本部地下壕」の保存等について



○(菅野委員長) なお,請願第18号につきましては,その後170人の追加署名があり,代表者ほか1,112人となりましたので御報告いたします。

 請願の要旨等については,事務局に朗読させます。



◎(石原議事課書記) 請願第18号,件名は「日吉台海軍省艦政本部地下壕」の保存等について。受理は平成13年12月3日。請願者は港北区連合艦隊日吉台地下壕の保存をすすめる会,代表大西 章さんほか1,112人でございます。紹介議員,高野明子議員,柏 美穂議員,与那原寛子議員でございます。

 請願の要旨ですが,1,横浜市は日吉台海軍省艦政本部地下壕について,防災安全対策工事を進めるとともに,地質,歴史,考古学,土木,建築学,文化財分野の公的調査体制をとり,直ちに学術的調査,研究を進めること。2,横浜市は,この戦争遺跡日吉台海軍省艦政本部地下壕を,必要な安全対策をとった上で壕の大部分を保存し,後世に伝えるとともに,二度と忌まわしい戦争を繰り返さないよう,多くの市民とともに戦争の真実に迫り,この戦争遺跡を平和構築に活用することというものであります。



○(菅野委員長) 本件は行政当局に対する要望に関する請願でありますので,当局見解について説明を求めます。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 日吉台海軍省艦政本部地下壕は,港北区日吉本町三丁目から箕輪町三丁目にかけて所在する地下壕でございまして,南北に10本のトンネル状の穴を堀り,それぞれが網のようにつながれており,合計の長さは2キロメートル以上にも及ぶと言われております。この地下壕は,昭和20年8月14日に完成したため,海軍省艦政本部は入ることなく翌日の終戦を迎えたとのことです。

 地下壕のうち崩れる危険性のある部分や,人が内部に入って迷子になるおそれのある場所につきまして,地権者等の意向を確認するなどして,平成12年度から平成14年度にかけての3カ年計画で緑政局及び総務局が埋め戻しや入口部の閉鎖などの防災安全対策工事を行っております。

 文化庁では,幕末,開国ごろから第二次世界大戦終結ごろまでとする近代遺跡について,平成8年度からおおむね8年計画で全国的な調査を行っております。

 教育委員会といたしましては,この文化庁の調査を見守っていきたいと考えております。



○(菅野委員長) 質疑に入ります。



◆(脇田委員) 平成8年度から8年計画で文化庁が全国的な調査に入るということで,この調査を見守っていきたいということを見解として述べられましたけれども,この調査の対象になるならないは,文化庁が決めるんですか。それとも自治体からこういうものがあると申請するんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 文化庁が進めております近代遺跡の調査は,幕末,開国から第二次世界大戦終結までということで,全国的にその対象について書類提出,回答を求めまして,本市から,それに対して回答を出して,その中で文化庁で,まず第1次的に基本的な調査を行い,その後,詳細調査に入ります。それを文化庁で評価して調査に入っていくということでございます。



◆(脇田委員) そうすると,今回の近代遺跡は,市からは,既に回答が出されているということでよろしいのでしょうか。

 あわせて,今回請願が出ている日吉台海軍省艦政本部地下壕遺跡については,その中に含まれているのかどうかについても伺います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 本市からこういうものがございますという情報を文化庁に提供しております。ですから,文化庁で,それに基本的な価値,文化的な価値があるかどうかの基準を詰めるために調査対象としていることと思います。



◆(脇田委員) もう1回確認しますが,日吉台海軍省艦政本部地下壕が入っているということでいいのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) どういうものが所在しているのかという調査がまいりまして,横浜市から,例えば幕末からの建物など個別に出して情報として提供しております。

 この日吉台海軍省艦政本部地下壕につきましても,情報として文化庁へ上げております。



◆(脇田委員) 所在は出したけれども,調査の対象となるかどうか,遺跡として残すかどうかは文化庁の判断ということでよろしいのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) そのようでございます。



◆(脇田委員) これまで近代遺跡に限らず,横浜市として,これを残すべきか,残さざるべきかは,独自の学術調査を実施されている実績はあるのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 文化財という形で取り上げますと非常に範囲が広いのです。文化財指定ということで行う場合には学術調査は行っております。



◆(脇田委員) 今後,こういった調査に対して,横浜市としては文化財指定というだけでなく,今後,それをしていくかどうかも含めて,こういった調査を行っていく。国を待たずに独自で行っていく検討はされているのかどうか伺います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 文化財というのは基本価値が非常に難しいところがございまして,特にこういう地下壕につきましても,文化庁でも全国的な規模で基本的な価値についての定めがまだございません。そういう部分で横浜市が独自に,これを文化財と指定していくのは非常に難しい部分がございますので,文化庁が全国的な調査を始めておりますので,基本的な定めを見たうえで横浜市としての対応を考えていかなければならないと思っております。



◆(佐藤[祐]副委員長) 基本的な部分で当局にかかわる問題ではないのですが,ここで崩落防止の工事,地域の住民の方から逆に安全のためにしっかりと安全対策を講じてくれという話がある中で,お聞きしているところでは総務局,緑政局で工事をされているようですが,どういうふうな工事をされているのか,先にお聞きしておきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 非常に危険度の高い箇所ということと,地権者の意向を踏まえまして安全対策を行うということで実施しております。平成12年度から14年度の3カ年の計画で埋め戻し工事を行っております。南半分が日吉の丘公園予定地でございますので,人が内部に入って迷子になるおそれがあると住民から訴えがございまして,入口部の閉鎖工事を行ったということでございます。

 あと,聞いたところでは,入口は公共工事の発生土等とセメントを混ぜまして,土と同じような状態にした物でふさぐ工事をするようでございます。強度をそれで保ちながら,将来,もし掘削し調査に入るときには,安全確保をしながら,それを崩す工事になると聞いております。



◆(手塚[勇]委員) 文化庁に出した近代遺跡所在調査票をいただいているんですけれども,これが先ほど言った平成8年度から8年かけて文化庁が調査する横浜市からの報告書だと思います。調査票の遺跡の評価というのがよくわからないんですけれども,どういう評価をしているのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 評価につきましては,文化庁で取り上げてもらえるようにという事務的な評価でございまして,調査の結果,遺跡の価値の評価ではございません。遺跡の価値を評価するには,それなりの専門家の判断によらないと出てこないものです。文化庁の,どういうものがありますかという要請に対して情報として出した資料でございますので,専門家が入っての評価ではなく,現在ありますという評価を下しているものでございます。



◆(手塚[勇]委員) 貴重な遺跡だと思うんですけれども,壕を掘っているうちにセメントがなくなってしまうんですね。それで大谷石を使った跡があり,こんなことではやはり日本は負けたのも当然だなと感じたんですけれども,戦後56年もたって戦争を知らない世代も多くなっているわけだし,こういうものを遺跡として保存することは重要なことだと思います。

 まず,私は,保存するかどうかは別問題としても調査を早く行い,一定の評価や将来どうするかを決める必要があると思います。もちろん近くにいる人は,崩壊したり,陥没したりではたまりませんから,早く対策をしてほしいこともあるだろう。文化庁が調査して,いつごろ判断するのかわかりませんけれども,横浜市として災害対策との関係も連携して調査を早急に進める必要があるのではないかと思うんですけれども,いかがでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 評価は非常に難しいものでして,文化庁でもいまだに地下壕についての基本的な定めを持っていない部分がございます。歴史的,考古学的なもの等については大分定めがはっきりしてきていますけれども,この時代はそういう部分がございます。

 それと,歴史的意義につきましては文化庁自身が詳細調査を,専門家を呼んで実施することになっていますので,そういう基準づくりの中で横浜市が,動向を見ながら対応していきたいと思っています。



◆(手塚[勇]委員) そうすると,文化庁に任せ切りになりますけれども,その後,調査票を提出して文化庁からいつごろ調査するか回答はないのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在のところ,まだ来ておりません。



◆(川辺委員) これは,防災面と歴史的な部分のどちらをとるかだと思います。住んでいる方たちには安全対策が一番必要な部分ですが,災害対策として工事を着工している部分と,地域の方たちに提供する公園とするのとは,おのずと安全対策としては違いますね。そういう中で,請願者の人たちは,歴史的な部分があり,保存活用ができないかという調査,研究をしたいので入口だけは確保してほしいと言っているんだけれども,確かに住宅環境,今すぐ崩壊して困るところは実質的に工事が入っているので,その辺はクリアできると思います。あと,一部公園として緑政局が管理するところの扱い方をどういうふうにしていくかで請願者が納得できる部分があるのではないかと思うのだけれども,緑政局が,これから活用していく上で,どのような対策がとられているのか,お聞きしたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 崩落等の度合いについては緑政局と地権者,地域住民とで話し合いをしていると聞いております。



◆(川辺委員) みんなそう言うけれども,請願を出してくるところは,ここを委員会の中で話し合いしてほしいという,こういう中では,関連当局から実情を把握するのも一つの委員会ではないかと思います。その辺が少し欠落しているので,委員会でこういったものがかかるのであれば答えられるように関係当局から事情を聞いておくのが当たり前だと思います。

 実質的に慶応大学もいろいろな資料として,文面として一部活用している部分があります。そして,地域の人,戦争を知り得る人たちは思い入れがあるわけですから,簡単にないがしろにするのは大変だと思います。しかしながら,横浜市に防空壕が数多くあると思います。栄区には弾薬庫があったり,野島には飛行機の格納庫がある。でも今までこういう論議が全然出ていない。先ほど教育長は,国が指定して,県が指定して,横浜市が指定するという順番を言われているけれども,逆に横浜市が指定して神奈川県,国と逆な指定方法もあると思います。一概にそうはできないのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 文化財指定という意味では,基本的な価値基準が決まっているものにつきましては横浜市独自で先に済ませて,横浜市の指定という段階がございます。それを格上げして県の指定,国の指定というふうに持っていってございます。

 ただ,この地下壕につきましては全国的に文化庁での基本的な定めがございませんので,これが文化遺産であるという形で横浜市が取り組んでいくことが難しいことがございます。まず,文化庁で全国的な規模で今調査をしておりますので,文化財としての価値基準を出していただくことが先ではないかと考えております。



◆(川辺委員) 文化財という形の規定を当てはめていけばそれなりに大変かもしれないけれども,歴史的な建造物,教育史料としての枠組みは考えられるものではないですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 文化財の中に,建築,土構,遺構等いろいろなものがございまして,それを総称して文化財と呼んでおりますので,こういう地下壕という部分がないのでございます。



◆(田野井委員) いろいろ御質疑がありましたが,やはり地下壕について基本的な基準がない。同時に,文化庁の8年計画の全国調査を見守っている途中であるわけです。そういったことを踏まえると,まず緑政局,総務局が市民に対する防災安全工事は既に済ませた中で,私としたら文化庁の調査を待ったらと思います。



◆(脇田委員) 安全と防災対策に関連して1点だけ,文化庁がどの程度のチャートでこの計画に取り組んでいて,結論としていつごろ調査して指定するかという手塚委員の質問に対してよくわからないという答えでしたが,今の段階では示されていないのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 文化庁は平成8年度からおおむね8年計画とは出しておりますが,その中身でどこの部分をどこからかについては,私たちは聞いておりません。



◆(脇田委員) 近隣に住んでいる方に安全対策をとるのは,当然のことだと思います。ただ,例えば文化庁の結論として,ここが指定されたと仮定したときに,それを実施した後での調査は可能なんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) そのあたりは,緑政局,総務局との絡みの中で教育委員会としても,堀り返しができるようにセメントを一部混ぜて土のようにしたもので入口の強度を保っていくことをしているわけです。



◆(脇田委員) こういうことは国の基準がないと難しいとおっしゃられましたけれども,都市発展記念館のような取り組みもあるわけですし,横浜市として戦争の悲惨さを後世に伝えていくためには,これから独自の基準を持っていってもいいのではないかという考えです。確かに文化庁の基準がないとおっしゃいますけれども,これだけ大きな自治体ですので市として,防災安全対策をやりながら調査することも,私は可能ではないかと思います。そういったことに取り組んでいただきたいという観点から,この請願については,ぜひ採択していきたいと思います。



◆(手塚[勇]委員) 文化庁がこういう調査票を出したものについては調査することになっているのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) それは文化庁に問い合わせないとわかりません。



◆(手塚[勇]委員) 調査しないかもしれない。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 私どもから言うことは,ちょっと難しいです。



◆(石井[義]委員) いろいろ議論がありましたけれども,10本穴があいているので1本ぐらいはという話もあるわけね。5メートルほど埋め戻しして,簡単にもう一回掘削できるということですので,そういう面では後ほど指定しようということになれば可能性はあると理解していいのですか。10本のうち何本かは埋め戻しをされるわけですから,その埋め戻しに対して再調査することになれば,簡単に5メートルほどもう一回掘削して,その中の調査をやれる状態にはなるという理解でいいんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) そのとおりでございます。文化庁が詳細調査に入るときには,すぐ戻せることにはなっております。



◆(川辺委員) いろいろな写真等を見ても,これは構築物だというんです。だから広い解釈としてそういったのが入らないかなと言っているのであって,歴史的建築物云々ではなくて,人工的に手の入ったものだから,構造物としての取り扱いはできないのかと先ほどは言いたかったんだけれども,田野井委員からいろいろお話をいただきました。全国各地にこういったものがありますから,逆に沖縄のように戦後の歴史的なものとして広く公開して戦争の悲惨さを訴えている地下壕もありますし,いろいろな活用方法があると思います。国の対応がどういう形になるかわかりませんけれども,国ができなかったら逆に横浜市がやろうではないかという部分もあってもいいのではないかと思いますので,今のところは国の動向を見ながらの対応がいいのではないかと思います。



○(菅野委員長) ほかに発言もないようですので,本件については質疑を終了し,採決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) それではお諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件については,不採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(菅野委員長) 挙手多数。

 よって,本件については不採択とすべきものと決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△請願第21号の審査,採決



○(菅野委員長) 次に,請願第21号を議題に供します。

   請願第21号 学校給食への遺伝子組み換え食品の使用反対について



○(菅野委員長) 請願の要旨等については,事務局に朗読させます。



◎(石原議事課書記) 請願第21号,件名は学校給食への遺伝子組み換え食品の使用反対について。受理は平成13年12月3日。請願者は,旭区横浜西部生活クラブ生協理事長,和田裕子さんほか2万2,846人でございます。紹介議員,高野明子議員,関 すみ江議員,井上さくら議員でございます。

 請願の要旨ですが,2項目あるうち,1項目めは福祉衛生環境保全委員会に付託されており,当委員会に付託になった2項目めは学校給食の食材に遺伝子組み換え食品を使用しないことというものであります。



○(菅野委員長) ただいま事務局に朗読させましたとおり,本件は行政当局に対する要望に関する請願でありますので,当局見解について説明を求めます。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 当局の考え方でございますが,遺伝子組み換え食品や遺伝子組み換えの可能性のある食品については,現在,学校給食では使用しておりません。

 今後とも,学校給食の食材調達に当たっては良質で安全な食材の確保を図ってまいりたいと考えております。



○(菅野委員長) 質疑に入ります。



◆(脇田委員) 昨日の本会議の一般質問で伺いました。今,教育長からもお答えがありましたように,遺伝子組み換え食品,その可能性のあるものについては使用していないというお答えをいただきましたけれども,表示がされているもの,されていないものもあります。そういったものについては,どうしてそれが遺伝子組み換え食品でないと言えるのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 表示がされましたのがことしの4月でして,それ以前は,野菜等につきましては,まだ遺伝子組み換えをしていないということで,国内産のものを中心に使っております。



◆(脇田委員) 野菜は国内産を使っているこということで,加工食品に関しては,トウモロコシとか,大豆を加工した食品はたくさんあると思うし,学校給食に使われていると思うのですが,それに関してはどういうふうな観点で判断されているんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) しょうゆ,油等につきましては非常に難しい部分がございますので,納入業者には,国内産の大豆でつくっていますねという問い合わせはしております。



◆(脇田委員) 遺伝子組み換え食品の可能性のあるものについては使用していないとおっしゃったわけですけれども,表示されていないものに関しては,かなりわかりにくいと言われました。確認しているのは納入業者から,これは遺伝子組み換え作物を使っていないものですねという1点だけで遺伝子組み換え食品を使っていないと言われているということでよろしいのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) まず,表示されているものについては排除していくということでございます。そのほかのものにつきましても納入業者に確認をいただきまして,その確認書に基づいて使っていないというふうにしております。



◆(脇田委員) そうすると,学校給食の中で食材として購入しているもので,遺伝子組み換え食品を使っているか,使っていないかの表示をしている食材は,どのような食材ですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 遺伝子組み換えの食品そのものにしますと大豆,トウモロコシ,ジャガイモ,菜種がございます。これは実際に国内産を使っておりますので,遺伝子組み換え食品は現在ございません。あと,豆腐,みそ,納豆等につきましては,表示義務の中でたんぱく質に少しDNAが残っているものについては表示義務がありますし,また,流通過程の中で不分別扱いのものもございます。これについてもそうですし,5%未満の場合については表示義務はございませんけれども,それの原料については大丈夫ですねと,業者からきちんととっております。



◆(脇田委員) 豆腐,みそ,納豆等に関しては遺伝子組み換え食品を使っていないという表示がされていたものを使っているのかどうか。それとも,例えばトウモロコシの製品などでは未確認の場合には不分別と表示されることになっていますけれども,そういった不分別と表示されているものを使っているのか,そこはどうですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 豆腐,みそ,納豆等は表示義務は遺伝子組み換え食品という表示なので,それは使っているもので,遺伝子組み換え食品は使っておりませんという表示はないので,確認をとっております。



◆(脇田委員) そうすると,しょうゆ,油,ソース,酢など表示義務の対象になっていないものに関しては,すべて納入業者からの確認のみと考えてよろしいのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) そうでございます。



◆(脇田委員) この質問をするに当たって,物資規格書というのを資料請求でいただきましたけれども,この規格書の中に遺伝子組み換え食品ではないという規格とか検証で,そういったものが明記されていないのは,何か理由があるのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 規格というのは品質上の規格でございまして,これにつきましては安全性確保という部分で,その都度業者からもらったもので,規格書には載せてございません。



◆(脇田委員) 今,例えば狂牛病の問題にしても,食の安全に対する市民の不安が非常に募っているわけですけれども,横浜市の学校給食の中で遺伝子組み換え食品を使用していないと,先ほど教育長がはっきり答弁されたようなことが,これまで何らかの形で広報されているのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 安全か,安全でないかと言いますといろいろ議論があるところで,不安を解消するため横浜市では使用しておりませんので,特別,それを新聞等で広報はしておりません。



◆(脇田委員) 安全か,安全でないかいろいろ議論があるということは,遺伝子組み換え食品に対して,教育委員会としては,どのような見解をお持ちですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) これはJAS法に基づきまして,国で遺伝子組み換え農産物の加工食品として安全であるという中で,それでもこれは遺伝子組み換え食品だという表示をして出しているものであって,ただ消費者の問題として,特に遺伝子組み換えについての歴史的な調査がまだ浅いこともあって非常に不安を抱えている中で,特に学校給食については,こういう部分を排除しようということで使わないことにしております。



◆(脇田委員) そうすると,安全か安全でないかよくわからないけれども,不安があるからとにかく使わないでいこうという姿勢であって,疑わしきは使用せずとか,素性が確かなものをできる限り使っていこうという積極的な姿勢のもとにやっているわけではないのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 安全性については国が設定することでございまして,国の決めている基準について,私たちは対応しているということでございます。



◆(脇田委員) そうすると,独自に判断して学校給食をより安全なものにしていこうというもとにやっているのとは違うということですか。国がとにかくそのようにやっているから,自分たちもそれに従うという考え方ですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 子供の安全については,私たちも責任を持って守ってまいります。

 ただ,こういう問題につきまして,例えばしょうゆ等の流通過程の中で5%未満入っているから,これも安全であるか安全でないかということは,私たちが調査して判断できる範囲のものではございません。国が検査機関をきちんと持っておりまして,その中で基準を決めてやっているものの中で,それでもまだ不安があるので子供たちの安全を守るためにも排除していこうと,そこまで気を使って給食を取り扱っているものでございます。



◆(脇田委員) 例えばしょうゆ,ソース,酢などに関してはメーカーや生活協同組合などでも使っていないことを明らかに公開しながら製品をつくっているところもあるわけです。これからは,そういったものもより積極的に横浜市の学校給食の食材として購入していくという前向きな考え方でよろしいのですか。

 今は納入業者に確認しているだけなのだからわからないでしょう。そういったものは使っていませんと積極的に公開した製品をつくっているところを,これから扱っていくのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 積極的に扱っていくか,扱っていかないか,納入については物資供給の入札等も含めてやっておりますので,入札にかかって入ってきたものが安全であるかどうかの確認を,その時点で業者にしていくということでございます。



◆(脇田委員) それは,ちょっと違うのではないですか。より安全なものを子供たちのために使っていくとさっきおっしゃったではないですか。それを第一前提として考えるのだったら,そういったものは自分たちとして積極的に取り入れていく姿勢がなかったら,本当に安全なものを使っていくのかどうか,今の言葉は,私は本当にそういう気持ちでこれは取り組んでいかれるのか,受けとめにくいんですが,いかがですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 基本的には国が基準を決めておりまして,国では遺伝子組み換え食品の中で安全なものを5品目決めて,その中の加工品も決めてきている。それでもまだ不安があるので,私たちは子供たちから,それも排除していこうとしておりますので,教育委員会といたしましても学校給食は横浜市の子供には安全をと取り組んでいるところでございます。



◆(脇田委員) 国が国がとずっと言われているわけですけれども,私としては子供たちの安全を確保して使っていないと言うのであれば,きちんと保護者に情報として伝えていくことが必要だと思います。そういうことは今後されるつもりかどうか伺います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 保護者から,取り扱っていないことを公表せよという要望は現在のところございません。教育委員会としては肩ひじ張って使用しておりませんと公表するつもりはございません。



◆(脇田委員) そういう要望があれば行うということですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在,ここでも申していますように,本当に使用していないし,今後もそのように排除していくという姿勢を持っております。公表するしないの問題よりも,私たちがきちんとした姿勢を持っていくことが大事だと私は考えております。



◆(脇田委員) 市としての姿勢はよくわかりましたけれども,やはりこういったものを食べ続けていくのですから疑わしきものは使用しない姿勢を,まずもって貫くことと,できるだけ素性の確かなものを使っていくのが,私は大前提だと思っています。

 今のお答えを聞いていると,横浜市として,教育委員会として本当に前向きに取り組んでいくのか,いまひとつ私は,その姿勢を感じることができません。ですので,もう一歩進めていただいて,やはり情報の公開をきちんとしていくということ,それからできるだけ素性確かなものをこれから先も継続的に使っていくこと,そういったことを,ぜひ進めていただきたいと思います。

 そういった理由で,この請願に対しては,ぜひ採択をお願いしたいと思います。



◆(石井[義]委員) 再度確認しますけれども,先ほども御答弁がありましたが,遺伝子組み換えの不分別の部分も一切使用はしておりませんということで確認してよろしいでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 遺伝子組み換え食品と表示されているもの,遺伝子組み換え不分別と表示されているもの,一切使っておりません。



◆(石井[義]委員) 今回の請願事項では,学校給食の食材に遺伝子組み換え食品を使用しないことということでございますけれども,学校給食に使用していることが前提としてあるような気もします。今,教育長から御説明がございましたけれども,遺伝子組み換えや,あるいは遺伝子組み換え不分別の表示がなされているものについては,学校給食において使用していないということでございますので,前提の認識が違うのかなという気もいたします。

 また,遺伝子組み換え食品を使用していない中で,学校給食に遺伝子組み換え食品を使用しないことという請願を採択いたしますと,あたかも本市では遺伝子組み換え食品を学校給食に使用しているように受け取られるかもしれない。あるいは遺伝子組み換え食品に対して,学校給食においても何も対応してきていないように,実際の形とは逆に受け取られるかもしれません。そういう意味で,市民に誤解を与えることになりかねませんから,本件は不採択とすることが妥当であると考えますのでお取り計らいのほどお願いします。



◆(手塚[勇]委員) きのうの質問の答弁,きょうの教育長の答弁で使っていないということがはっきりしているわけですけれども,今後,遺伝子組み換え食品がどんどん開発され市場に出てくると思います。そうした場合に,より科学的に,こういう食品が安全だという確認が,まだされていないわけですから,安全性が確立しないものは使わないという立場を今後も堅持していってほしいということで,これを採択すべきと思います。



○(菅野委員長) ほかにありますか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) ほかに発言もないようですので,本件については質疑を終了し,採決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) それでは,お諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件については,不採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(菅野委員長) 挙手多数。

 よって,本件については不採択とすべきものと決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△陳情第17号の審査,採決



○(菅野委員長) 次に,陳情審査に入ります。

 陳情第17号を議題に供します。

   陳情第17号 就学援助の充実等を求める意見書の提出方について



○(菅野委員長) 陳情の要旨等については,事務局に朗読させます。



◎(石原議事課書記) 陳情第17号,件名は就学援助の充実等を求める意見書の提出方について。受理は平成13年11月30日。陳情者は,鶴見区生活と健康を守る会横浜市協議会,議長前田幸男さんでございます。

 陳情の要旨ですが,次の事項について国に意見書を提出されたい。

 1,地方自治体が適用する就学援助の件数については補助し,必要な家庭が制度を活用できるように予算をふやすこと。1,学校保健法政令第7条に,アトピーなどアレルギー性疾患を学校病に指定することというものであります。



○(菅野委員長) 質疑に入ります。



◆(石井[義]委員) まず,項目が2つございまして,1つ目に必要な家庭が制度を活用できるように予算をふやすこととありますけれども,これは活用できていないのかどうか。自治体の予算の持ち出しになって,援助件数が減らされて,そこで調整が図られているのか,いないのか。その辺御答弁をお願いいたします。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 本市におきましては,定められた認定基準に該当する就学援助が必要な家庭につきまして,国庫補助金の認証状況にかかわらずすべて認定し,援助件数を減らしてはおりません。



◆(手塚[勇]委員) 就学援助を受ける認定者は年々ふえているわけで,現在大体10人に1人ぐらいになっているのではないかと思いますけれども,ここにも書いてありますように,今,経済情勢が大変な中で教育費が支出に占める割合は日本は世界でも最高クラスだと思います。そうした中で,こういう制度は非常に重要だと思うし,その拡充が大変急がれていると思います。

 アトピーは,今ふえ続けているわけですけれども,これをぜひ法令に従って国庫補助にしてほしいということは至極当然だと思いますので,ぜひ採択していただきたいと思います。



○(菅野委員長) ほかに御意見ありますか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) ほかに発言もないようですのでお諮りいたします。

 本件については趣旨に沿いがたいとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(菅野委員長) 挙手多数。

 よって,本件については趣旨に沿いがたいと決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△市立学校と自治会・町内会との係わりについて



○(菅野委員長) 教育委員会関係でその他で何かございますか。



◆(脇田委員) 地域の方から問い合わせをいただいて,この間,一部いろいろ出てきているのですが,学校行事の運動会,入学式,卒業式。その際に,自治会,町内会から寄附を学校に出す慣習があるところがあると聞いているんですけれども,それについて,経理は学校の会計上,どのような扱いになっているのかよくわからない,不透明だと御相談を受けましたので,その点については,どのような形になっているのか伺いたいんです。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 確かに行事の際に,地域との非常に密接なつながりがありまして,地域の方から御厚意をいただく場合もございます。できるだけの自粛を指導はしておるんですけれども,やはり歴史的に長い間,地域から支えてこられて,地域の方の御尽力で学校が成立している部分もありますので,むげに一切いただきませんと強行に言えない場合もございます。学校でいただいた分は,例えばお茶を出すとか,お弁当を出すとか,その行事の範囲の中でできるだけ消化していくのが現状でございます。



◆(脇田委員) 教育長のお答えの中で自粛していくという指導はしているというのは,教育委員会としての見解と受けとめてよろしいのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) こういうことだけではなく,いろいろな部分で公費として市会の予算を通して公的に学校運営費を出しておりますので,私的な部分に頼らずできるだけ公的なもので賄っていくようにという予算の執行の仕方の指導は,予算執行の段階で毎年行っております。



◆(脇田委員) それと今回,問い合わせいただいた件の中に,連合町内会主催の1泊での広報研修会というものに学校長が参加している話も伺ったんですけれども,そういったことに対しては教育委員会として,どのように考えられていますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 広報研修会というのがどういうものか私はよくわかりませんけれども,学校は自治会が主催いたしますいろいろな行事,それから自治会,町内会での地域住民の方のいろいろな話し合い,地域の問題について話し合う場に学校長が出て,地域の今の実情,地域住民が今どういうことを考えているのかを聞かせていただいて把握しながら学校運営をしていくことが大切なことだと,私は思っております。



◆(脇田委員) 私の聞き方が悪かったようですけれども,例えば温泉地のホテルへ1泊泊まりで行くことが慣習のように毎年行われている話を伺ったので,教育委員会としては,そういう状況があることは受けとめていらっしゃいますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) その地域が,1泊して懇親を図りながら実際にそういう問題について語る会だということであれば,私はそれが学校運営の中で必要と学校長が感じれば参加することはやぶさかではないと思います。そういうことは学校長が学校を運営していく中で,地域とのかかわりがこれからますます大切になってきますので,それは学校長のそのときの判断で私は構わないと思っております。



◆(脇田委員) 先ほどの,いただいた寄附の扱いの方法が,実際の行事の中で消化していくべきものとなっていますけれども,実際に帳簿上,経理上は計上されていない結果になっているということですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 公金処理という形では扱っておりません。それはそのお金で特別な処理をしているものです。



◆(脇田委員) 特別な処理とは何ですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 受けた寄附の範囲内の会計として,いろいろ執行しているものでございます。



◆(脇田委員) きょうは委員会の席ですので,また,別のところで質問させていただきたいと思います。



◆(川辺委員) 今,学家地連ということで地域で子供たちを育てていただくことを前向きにやっているわけです。そういう中で,地域とのかかわりは非常に大事だと思います。そういう流れを断ち切るのは,今までの区分から逸脱していくのだから,裁量は校長なり副校長なり学校運営をしていくメンバーが,どういう判断で出るかが大切だと思います。そういった中では,私たちは逆に教育現場を預かる校長たちに全権限を持っていただいて,地域に出ていくと決めたら,ぜひ地域の中に出ていってほしいと思います。

 私もPTA会長をやっておりましたけれども,やはり地域とのかかわりは本当に大事だと思います。地域の中で子供たちも育っていくし,逆に地域の中でどのような形で子供たちが育っていくかは,本当にこれから大切だと思います。そういった部分をあえて,私たちが否定することはどうかなと思いますので,ぜひ学校運営に対して,地域の中で積極的に活動していただきたいと思います。



◆(田野井委員) 今,川辺委員が言われたとおりでありまして,まさにまちとともに歩む学校,それぞれの学校の地域,そしてそれを取り巻く長年の歴史や伝統があるわけです。特に,私は今失われつつある心を取り戻すには地域の春,夏,秋,冬の催事というのがありますね。祭りにしてもそうです。青少年のイベントは意外と多いわけです。それと川のクリーン作戦,いろいろな角度で家庭,学校,地域が一体となるときにあって,会計上の問題はきちんとしなければならないことは当然である。それは学校経営者のトップが言われるのは当たり前のことだ。逆に積極的に行っていかなければならない時代背景だと思います。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△平成13年の教育委員会の事務事業について



○(菅野委員長) ほかにありますか。



◆(花上委員) ことしも師走で委員会もきょうが最後だと思います。先ほどから議案審査,請願,陳情審査してきましたけれども,平成13年も間もなく終わろうとしている中で,教育委員会が,今どういう状況になっているのかについてお伺いしたいんです。

 地域の学校教育の現場で,いろいろなことが我々の耳に入ってきますし,学校現場だけではなくて,教育委員会に係るいろいろな部署において,いろいろな事務事業が行われておりますが,その中で円滑に事業が進んでいるのかどうか。そういったことについて年中聞く機会がありませんから,報告として,きょうは担当の部長も,教育センター所長も,各責任者の方々がいらっしゃいますので,それぞれの部署でどういう事務事業が進んでいるか,問題ないのかどうかといった点を御報告していただきたいと思います。

 最後にまとめて教育長が全体を見てどうなのか。私はこの機会だから聞かせていただきたいんですが,いかがでしょう。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 急に言われると部長もつらいものですから,私が総括的に申し述べるのではまずいでしょうか。



◆(花上委員) 急な話なので,教育長も全体はわかっていても各部署のことはわかっていないところもあると思うので,できればそれぞれの担当についてお聞かせいただけたらと思います。



◎(佐々木総務部長) 総務部は事務事業等というのがありませんで,総括的なことを行っております。特に,局内の情報,局内の風通しを念頭に置いて行っておりまして,何とかやっていると自負しております。



◎(岩倉生涯学習部長) 生涯学習部では5年やっておりまして,非常に難しく,いろいろなところで工夫していかないとお金がない時代になって,いろいろなショー,イベントを行っていかなければなりませんので,そういう意味では非常につらい,苦しい事業を進めていると思っております。

 ただし,いろいろな意味で,スポーツを含めまして元気で活力あるものを出していきたいと思っております。



◎(北里学校教育部長) 所管の業務が大変多うございまして,学校教育部指導一課,指導二課,学校保健課,情報教育課,人権と大変広うございます。また,その中で日常の生徒指導等の問題も毎日のように起こっている状態で,そういう対応につきましては担当の部署では学校支援の意味で具体的に取り組んでおりますけれども,学校の事情がありまして具体的にきめ細かく取り組んでいく必要があるわけでございますので,今後学校に派遣指導主事が訪問し情報を集約する中で,よりきめ細かな対応を進めていかなければいけないと思います。

 また,再編計画も順調に進んでおりまして,いよいよ来年からの総合学科高校の開校準備について最終段階という状況でございます。

 所管が大変広いものですから,いろいろ苦労がございますけれども,またひとつよろしくお願いしたいと思います。



◎(横松人権教育担当部長) 私は人権教育の推進でございまして,生徒を安心して学校に送るということで,教職員みんなで頑張りたいと思います。



◎(中村教育総合相談センター所長) 教育総合相談センターは不登校等相談事業を行っておりますが,特に不登校のハートフルフレンド派遣事業につきましては11月末現在で昨年度と同数の派遣ということで,大変学校から御利用いただいております。

 また,適応指導教室につきましても,11月30日現在で昨年と比べまして約10%の子供たちの参加が増加しております。相談室と同様に大変うれしいのか,悲しいのかわかりませんが,増加していることは事実でございます。



◎(寺澤養護教育総合センター所長) ノーマライゼーションが進展する中,最近の傾向といたしましては,本年度の県の発表によりますと,やや児童・生徒数は上向きになってきたということもございましたけれども,障害を持つお子さんの出現率はふえ続けている状況でございます。そのお子さん方が将来,社会的に自立できるような教育をしていきたいということで日夜頑張っております。ただ,この養護教育に係る部分については,設置義務者は県でございますので,市独自でなかなか展開ということにはまいりませんで,県との調整を常に図りながら,さまざまな問題に対応させていただいております。



◎(松永教育センター所長) 教育センターは教職員研修が一番大きな基本的な事業となっていますが,この教職員研修につきましては,この五,六年研修の形を変えてまいりました。それは講義,講演といった受け身的な研修から体験や演習の参加型の研修にし,また内容的にも教科の研修とともに,マネジメント研修であったり,あるいは開かれた学校制度研修など内容的にも広がってまいりました。もちろん完全ではございませんで,歩みはゆっくりとしたものですが一歩一歩進んでいるかと思っております。



◎(牧野施設部長) 施設部では市立学校517校を扱っているわけですけれども,こういう厳しい財政の中で施設の長寿命化という観点をきちんと踏まえながら,児童・生徒の良好な学習環境を維持していかなければいけないということで予算を有効に活用できるよう効率的な執行を行っております。

 また,学校の学区の問題についても施設部で担当しているわけですけれども,現在,横浜市のいろいろな学区が抱えている問題等を整理しておるところでございまして,それを地域とともに生きる学校というものを踏まえながら適正なものにつくっていきたいということでございます。



◎(藤澤中央図書館担当部長) 私どもは,市民の皆様が利用しやすい図書館ということで努めておりますけれども,おかげさまで12月から月曜日開館させていただきまして,利用される方もふえるかと考えております。今のところ従来の平日利用の半分ぐらいの方が入館されております。

 また,きょうもお諮りいただいたわけですけれども,地区センターとの連携を今後ますます強めながら,市民の皆様が利用しやすい図書館づくりに努めてまいりたいと考えております。



◎(阪間教職員部長) 教職員部の仕事といたしましては教職員の人事,勤務条件等を所管しております。大変地味で縁の下の力持ち的な存在でありますけれども,ご存じのとおり500を超える学校数,これからの教職員の獲得にも,ときには先生方のおしかりを受けるような恥ずかしいところもございます。お力をちょうだいして進めてまいりたいと思います。



◎(西村担当部長) 私のところでは子供たちの青少年の健全育成という視点で特に学校教育における子供たちが学校の中で明るく楽しく元気よく送れるように,例えばゆめはまこどもリーダー研修を通じて不登校,いじめ等,子供たちみずからが問題解決の力をつけていこうというものであります。

 また,一方において問題行動とか,子供たちは多感な時期でございますので,またこれらにつきまして指導を行っていきたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 短い時間で急に部長から,今お話ししましたけれども,意を尽くせない部分も多々あったと思います。

 私としましては,局全体の今年度の教育委員会の課題としまして部と部の間,それから課と課の間の連携をもっと密にしようということと同時に,学校が校長のリーダーシップを発揮できるように,教育委員会が支援できるような体制づくりをとっていこうということでの課題を幾つか出しております。そういう中で,各部の連携もほぼ固まってまいりました。昨年度よりも部長同士の情報交換,協力体制,プロジェクト体制が非常に進んでまいりました。教育委員会としては支援体制がうまくつくれてきているなと自負はしております。

 ただ,今まちとともに歩む学校づくりということで学校現場が進んでおります。校長を中心とした学校づくりに教育委員会としての支援がこういう連携の中で,特に平成14年度の新学習指導要領の始まりの中で,本当に自立した学校,特色ある地域に根ざした学校として立ち上がっていけるように最大限の努力を今後も続けていきたいと思っております。

 まだまだ学校現場に対する支援体制は足りない部分もございます。100%とは申しておりませんが,100%に近づけるように今後も努力していきたいと思います。

 部,局,すべてを挙げて年間を通した課題,その途中で起きた課題,対応すべき緊急課題といろいろございますけれども,そういうものに対応できるような教育委員会づくりをこれからも進めて学校現場を支えていきたいと思っております。



◆(花上委員) そこでもう一つ,教職員互助会,学校給食会,横浜市ふるさと歴史財団等,教育委員会所管の外郭団体全体の今の状況,特に報告していただくようなことがあれば教育長からお答えいただきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 外郭団体についてですけれども,ふるさと歴史財団を中心にしまして歴史博物館等も兼ねて,現在体制をつくっておりますけれども,できるだけ市民に身近にということで企画展を,今回は大和,奈良等も含めた三角縁神獣鏡等も統合した展示も行うことができました。そういう意味では歴史博物館を中心とした横浜の企画展は非常に評判がよく,今進んできております。

 また,スポーツ振興事業団につきましては,ワールドカップ等の絡みもございます。そういう中で市民スポーツの振興に力を入れていこうということで,バリアフリーを目指して,だれもが,いつでも,どこでも障害のある人もない人もともに楽しめるスポーツをということで地域スポーツ会館を中心にしまして,そういうイベント等も含め展開してまいりました。

 また,市の体育大会のときには障害のある方もボウリングができるようにということでボウリング補助器具を設置しまして,車いすの方が補助器具を使いながら健常者と一緒にボウリングを楽しむ大会も開催してまいりました。

 また,給食会につきましては,今年度本会議でも申し述べましたように物資の購入方法を変えまして,給食の効率的な運営,転換への努力もしてきたところでございます。



◆(花上委員) とっさにお答えになるのは難しいとは思いますけれども,一通りみなさんのお話を伺って,全体的には大きな問題もなく事務事業が執行されているという感じは受けました。

 しかしながら,我々地域で学校現場の具体的な声を聞くと,それぞれ大問題ではないけれどもいろいろな悩みを抱えながら日々教育に取り組んでいるという実態も聞いております。ぜひ教育委員会一丸となって,厳しい状況ですけれども,先ほど教育長がおっしゃいました部間それぞれの連携を十分密にしていただいて,一体的な教育行政をしっかりと進めていただくように,ぜひお願いしたい。我々としてもできることはバックアップしていきたいなという思いでございます。どうもありがとうございました。頑張ってください。



◆(川辺委員) 今回障害者に対してはスポーツの提供をいろいろやっていただいているのは本当にありがたいと思います。

 そういう中でスポーツセンターを含めて障害者の方たちがいくつかの教室を開いていただいていて本当にうれしいという声が上がっているんです。そういう中で,卓球など,いろいろなスポーツの教室が終わってしまうと,もう1年間,教室がないという話が往々にあるんです。要するに,閉じこもりがちの人たちが表に出る機会をぜひつくってほしいという要望があるので,所管の委員会として努力していただきたいと思います。



○(菅野委員長) 本件については,この程度にとどめます。

 以上で教育委員会関係の審査は終了いたしました。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△閉会中調査案件について



○(菅野委員長) 次に,閉会中調査案件についてお諮りいたします。

 1,大学施設の整備状況について,2,教育関係諸施設の整備状況について,以上,2件を一括議題に供します。

 お諮りいたします。

 本件については,いずれも閉会中継続審査といたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(菅野委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 以上で本日の審査はすべて終了いたしましたので,事務局に委員会報告書等の朗読を求めます。

        (委員会報告書等を朗読)

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△閉会宣告



○(菅野委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時57分

               大学教育委員会

               委員長 菅野義矩