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神奈川県 横浜市

平成13年 大学教育委員会 P.1  03月19日−02号




平成13年 大学教育委員会 − 03月19日−02号









平成13年 大学教育委員会



                大学教育委員会記録

◇開会年月日       平成13年3月19日(月)

◇場所          市会第三会議室

◇時間          午前10時16分開会

             午前11時23分休憩

             午前11時26分再開

             午後0時04分休憩

             午後1時07分再開

             午後3時09分閉会

◇出席委員        11人

  委員長        中川俊介君(民主党)

  副委員長       田中忠昭君(自民党)

  副委員長       加藤広人君(公明党)

  委員         佐藤祐文君(自民党)

  委員         角田和宏君(自民党)

  委員         吉原 訓君(自民党)

  委員         安藤和男君(民主党)

  委員         岡本英子君(民主党)

  委員         堀井和弘君(公明党)

  委員         手塚勇夫君(共産党)

  委員         中島明子君(ネット)

◇欠席委員        なし

◇傍聴議員        なし

◇出席理事者

  助役                 藤井紀代子君

 (市立大学)

  学長                 加藤祐三君

  事務局長               大場浪男君

  総務部長               樋口健太郎君

  企画担当部長             牧野和敏君

  医学部事務室室長兼附属病院管理部長  斎藤 勲君

  医学部附属病院管理部担当部長     高橋公秀君

  医学部附属市民総合医療センター管理部長

                     荻原信吾君

  商学部長               千賀重義君

  医学部長               南 陸彦君

  理学部長               小島謙一君

  国際文化学部長            金子文夫君

  総合理学研究科長           小川恵一君

  学生部長               川内克忠君

  教養部長               奥田研爾君

  学術情報センター長          藤野次男君

  経済研究所長             岡 眞人君

  木原生物学研究所長          小山秀機君

  医学部附属病院長           松原 升君

  医学部附属市民総合医療センター病院長 近藤治郎君

  医学部附属病院副病院長        梅村 敏君

  医学部附属病院副病院長        平原史樹君

  横浜市立大学看護短期大学部部長    川口緋紗子君

  医学部附属病院看護部長        神部周子君

  医学部附属市民総合医療センター看護部長

                     沼尻光恵君

                        ほか関係職員

 (教育委員会)

  教育委員会委員長職務代理委員     関根良昭君

  教育委員会委員            橋爪四郎君

  教育委員会委員            山岡優子君

  教育委員会委員兼教育長        太田和彦君

  担当理事兼中央図書館担当部長     小菅寛治君

  総務部長               佐々木五郎君

  教職員部長              持田一呈君

  施設部長               市毛延宜君

  学校教育部長             北里善司郎君

  人権教育担当部長           横松進一郎君

  養護教育総合センター所長       寺内陽一郎君

  生涯学習部長             岩倉憲男君

  教育センター所長           岡本勝利君

  教育総合相談センター所長       寺澤博昭君

                        ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記              大熊和子君

  調査課書記              梶原 豊君

◇議題

  市立大学関係

   1 市第 95号議案 平成13年度横浜市一般会計予算(関係部分)

   2 市第 99号議案 平成13年度横浜市立大学費会計予算

   3 市第124号議案 横浜市立の大学の奨学金貸与に関する条例の一部改正

   4 その他

    (1) 附属病院の安全管理対策について

  教育委員会関係

   1 市第 95号議案 平成13年度横浜市一般会計予算(関係部分)

   2 請願審査

    (1) 請願第32号 私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等について(継続審査)

    (2) 請願第40号 中学校給食の実施等について

   3 その他

    (1) サッカーくじのコンビニ店等での販売中止を求める意見書について

  調査案件

   1 大学施設の整備状況について(継続審査)

   2 教育関係諸施設の整備状況について(継続審査)



△開会時刻 午前10時16分



△開会宣告



○(中川委員長) これより委員会を開会いたします。

 上着の着用は御自由に願います。

 まず,審査に入ります前に,委員の皆様に確認させていただきます。

 予算議案及び予算関連議案の審査につきましては,予算特別委員会から常任委員会への審査委嘱方式になっております。この審査委嘱方式は,質疑及び意見表明までを行い,採決はせず,その審査概要を所管の予算特別委員会へ報告することとなっております。したがいまして,当委員会におきましては,質疑を行い,各会派の意見表明の後に私から審査概要の内容を確認し,審査を終了する取り扱いとさせていただきますので,よろしく御協力のほどお願い申し上げます。

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△市第95号議案(関係部分),市第99号議案及び市第124号議案の審査



○(中川委員長) それでは,市立大学関係の審査に入ります。

 予算第一特別委員会から審査を委嘱された市第95号議案関係部分,市第99号議案及び市第 124号議案の以上3件を一括議題に供します。

   市第95号議案   平成13年度横浜市一般会計予算(関係部分)

   市第99号議案   平成13年度横浜市立大学費会計予算

   市第124号議案   横浜市立の大学の奨学金貸与に関する条例の一部改正



○(中川委員長) 議案についての説明は省略し,予算第一特別委員会における質問要旨について,当局より簡潔に説明を願います。



◎(大場事務局長) 平成13年度予算第一特別委員会総合審査及び局別審査における質問要旨について,お手元の資料により御説明申し上げます。

 質問者は,総合審査といたしましては吉原訓委員,中川俊介委員,木村久義委員。また,局別審査としては脇田久美子委員,藤代耕一委員,横溝富和委員,石井義了委員,高野明子委員,以上8名の委員の方々でございます。

 初めに,総合審査についてでございますが,吉原訓委員から,1ページにございますように,市立病院で院外処方を行っている薬品について,そのリストや注意事項に関する情報を市や県の薬剤師会を通じて調剤薬局へ提供することについての見解。

 2番目として,市立大学が取り組んでいる先端科学技術分野の研究と実績及び今後の重点分野について4問,2項目について5問の御質問がございました。

 また,中川俊介委員からは,2ページにありますように,市立病院の医療安全管理について6問の御質問と御要望がございました。

 また,木村久義委員からは,3ページにありますように,連携大学院について4問の御質問がございました。

 次に,局別審査につきましては,1番目に脇田久美子委員から,4ページ,5ページにございますように,医療事故の公表基準に関しまして16問の御質問と1項目の御要望がございました。

 2番目に,藤代耕一委員から,6ページから8ページにありますように,大学改革の取り組みについて6問,地域貢献について3問,生涯学習の取り組みについて3問,産学連携の取り組みについて5問,大学の研究機能強化について3問,連携大学院について5問,市大病院について14問,計7項目について39問の御質問がございました。

 3番目に,横溝富和委員から,9ページから12ページにございますように,大学制度の改革について5問,包括外部監査の指摘事項への対応と病院経営管理について6問,医療事故からの改善について12問と御要望,開かれた病院を目指す患者サービスの向上について8問,連携大学院と理化学研究所とのかかわり等について8問と御要望,計5項目について39問の御質問と2項目の御要望がございました。

 4番目に,石井義了委員から,13ページから15ページにございますように,医療事故の公表基準について6問,MRIの更新について8問と御要望,センター病院について6問,開かれた大学としての役割について4問,連携大学院について6問,木原生物学研究所の生命科学分野への取り組みについて5問,計6項目について35問の御質問と1項目の御要望がございました。

 5番目に,高野明子委員から,16ページから18ページにございますように,安全管理対策事業費に関連して10問,瀬戸キャンパスの学習環境の充実について9問と御要望,学生への支援策について6問,計3項目について25問の御質問と1項目の御要望がございました。

 以上,総合審査,局別審査合わせて8名の委員から26項目,169問の御質問並びに6項目の御要望がございました。

 予算第一特別委員会総合審査並びに局別審査での御質問の要旨につきまして御説明させていただきました。



○(中川委員長) 質疑に入ります。



◎(大場事務局長) ただいま私,木村久義委員からの御質問ということで申しましたけれども,これについては,時間切れで質問通告どおりにはされませんでしたことを申し添えさせていただきます。



◆(中島[明]委員) 私どもの方で脇田委員から,局別審査のところで公表基準について集中して質問させていただきましたけれども,この中で,決定権が病院長に集中しているのではないかということ。きょうの資料の中にもフローチャートが出ておりますが,これは多分,脇田委員がお願いしてつくっていただいたもので,今ちょっと比較はできないんですけれども,資料の安全管理対策についての1ページのところに出ているのが,そのままなのではないかと思います。

 矢印の行く先を見ると,やはり病院長に集中しているということは指摘させていただいたとおりだと思うのですが,大場事務局長の答弁の中で,事務局長とも協議をするということで,それが二度ほど出てきたと記憶していますが,私はその答弁を伺っていて事務局長の役割が大変重大なのかなと思いました。その中で相互牽制ができるのかどうか,そこのところを事務局長はどのようにお考えになっているのか伺いたいと思います。



◎(大場事務局長) 医療事故についての基本的な責任は,病院長にあることははっきりさせておりますけれども,医療事故についてきちっとした調査をし,また公表するという義務も基本的に病院長にあるわけでございます。ただ,これまでの経緯の中で,必ずしもそれが十分でなかったということを含めまして,大学病院とは基本的に独立した形になっております事務局の代表である私が,そうしたチェックシステムの一環として入っているということで,より一層公正,適正な対応ができるのではないかということで,今回そういうやり方をシステムの中に取り組んだわけでございます。



◆(中島[明]委員) 私はこの間の答弁を伺っていても,また今お伺いしても事務局長の責任は大変重大ではないかと思ったんですけれども,私たちは決算のときから議案には反対させていただいているということもありまして,市立大学医学部,附属病院だけではなくて,全体の体質の問題があるのかなということで,この間,私たちはずっと議論をしてきました。

 やはり,この間の事故調査委員会,病院改革委員会,それから公表基準作成特別委員会のメンバーを見ても,私はずっと指摘させていただいていたのですが,外部とおっしゃっていることが,結局は本当の第三者ではなくて病院の内部,また外部とおっしゃっていても大学の内部ということで,そこのところがなかなか開かれていかない。そこが打ち破れないと,体質改善ということができないのではないかと思っています。

 きょう,物は持ってきていませんけれども,山内桂子さん,山内隆久さんが書いた医療事故という本があります。多分お読みになっているだろうとは思いますが,市大の附属病院のことがかなり取り上げられております。その中に,やはり第三者ということが大変重要だということで,患者の立場での調査・発言ができる人,医療業界と全くつながりのない人,医療関係者が当然と思うことを疑問視して,おかしいと思って新しい視点を提供できる人,そういう一般市民を含んでいくことが望ましいと書かれています。

 今回,財団法人日本医療機能評価機構の外部評価を受審すると伺っています。これも日本の中ではかなり先進的なことなのかもしれません。私は新聞記事の資料しか知りませんけれども,例えばアメリカなどと比較すると,まだまだその基準が甘いと聞いています。さらに,日本では今,受審率が 3.4%,その中で受けた評価を公開しているところはわずか24%と聞いています。評価内容は,この間の横溝委員の質問の中にもあったと思いますが,もちろん公表していかなくては意味がなく,公表すべきだと思いますけれども,そこのところはどうお考えになっているか,確認の意味でお聞かせください。



◎(大場事務局長) 医療事故について,また,その調査検討について,できるだけ外部の方の意見をということについて,私は4月就任以来,数々の委員会の中で各先生からそういう御意見もいただきながら,一方で大学としての取り組みという点も考慮しながら,できるだけ外部の方の意見を聞くような形で調査,報告等もまとめてまいりました。公表基準の作成に当たりましても,そのような形で一般市民の方々も含めまして幅広く意見を聞いて,まとめてきたつもりでございます。

 外部評価につきましては,きちっとした専門機関にお願いする予定でございます。この結果につきましては,大学教育委員会に御報告いたす予定でございます。



◆(中島[明]委員) これから公表基準がどのように運用されていくかということで,また,そのつど私たちとしても見守っていかなければいけないと思っています。この間,私たちが問題だと思ってきた体質改善というのはなかなか難しいとは思うのですが,そこを思い切って市民に公開していかないと,本当の意味での体質改善というのは難しいと思います。身内が身内をかばっているような状況というのは,12月議会の陳情審査に関しての進め方についても,私はそのことを非常に強く感じました。やはりそこのところを抜本的に改善していかなくては,医療ミスの問題も解決していかないのではないかと思います。公表基準についても,最大限の配慮をして,やはり公開性の高いもの,説明責任がきちんと果たせるものにしていっていただきたい。そこのところを私たちは厳しく見守っていく責任もあると思いますし,そのことはここできちっと申し上げておきたいと思います。



◆(手塚[勇]委員) 局別審査で不十分なところについて,お聞きしたい。

 カテーテルの件ですが,この取り残し事故で5,000人のうち9割は調査が完了したとなっておりますけれども,この9割の人はレントゲン写真があったのでしょうか。



◎(大場事務局長) ございました。



◆(手塚[勇]委員) そうすると,残りの500人はどういう人なんでしょうか。ずっと調査してきて500人残ったのか,それともレントゲン写真がないとか,そういう状況はどうなんでしょうか。



◎(大場事務局長) 大半は,レントゲン写真が残っていなかった方でございます。



◆(手塚[勇]委員) 9割の方は調査が終わったということですけれども,調査の終わった人にはどういう対応をするのでしょうか。安心だよという連絡をするのか,何かそういうことはやるのでしょうか。



◎(大場事務局長) 全体が終わった段階で,皆様方に知らせる方法を考えたいと思っております。



◆(手塚[勇]委員) カテーテルを使用した手術を受けた人が5,000人いるわけですけれども,既に死亡している人は何人いるのでしょうか。



◎(大場事務局長) 実は先日御説明申し上げたんですが,医療情報システムという中からリストアップをしておりまして,医療システムは,どなたがその後お亡くなりになったというまでの情報はインプットされておりませんので,住民票とかでの追跡調査をしないと,なかなかそこのところはわかりにくいという面もございます。現段階では死亡者の追跡調査にエネルギーを注ぐよりは,実際にカテーテルが残っているのか,いないのかという方の調査に全力を注いでいるところでございます。



◆(手塚[勇]委員) この5,000人の9割を調査した中で,実際に既に亡くなった人もいると思うんです。そういう人の確認はできないと言うんですけれども,例えば調べている中で,死亡した人は何人かはわかると思うんです。そういう場合,レントゲン写真で判断して問題なかったという結果になっていると思うんですが,そういうことでよろしいんでしょうか。



◎(大場事務局長) これまで調べた方々については,存命の方,死亡された方々を含めて,とにかくレントゲン写真で判断した結果,異常がなかったということでございます。



◆(手塚[勇]委員) 素人考えですが,例えばカテーテルの取り残しがあったレントゲン写真というのは,レントゲンですから白黒ですよね。我々が見て,ここがこうなんだよと説明を受ければ,何かわかるようなものなのでしょうか。



◎(松原附属病院長) レントゲン写真を撮りますと,なれない人はわからないかもしれないですけれども,はっきりわかります。



◆(手塚[勇]委員) 別の質問です。来年度,連携大学院に900メガヘルツ型のNMRを1台入れると思うんですけれども,これは1セット幾らぐらいするものでしょうか。



◎(大場事務局長) 私どもとして予算的には積算してございますが,入札を控えておりますので,この場で額まで申し上げることについては差し控えさせていただきたいと思います。



◆(手塚[勇]委員) 今までも我々は,理化学研究所のNMRを使えないのかということで言ってきたわけですけれども,800メガヘルツ型が3億円ぐらいでしたか。ですから,それ以上することは間違いないと思うんです。

 それと関連しまして,今回,瀬戸キャンパスの改修に1億円予算が計上されているわけです。非常に古いということと由緒ある建物だということで,いろいろ難しい面があるかと思うんですけれども,瀬戸キャンパスの建てかえなり根本的な改修というものは将来的に考えているのでしょうか。



◎(大場事務局長) 瀬戸キャンパスにつきましては,既に耐震構造の調査を実施いたしまして,補強すれば十分,長期にわたり使用可能だという調査結果が出ております。そういうことを前提にいたしまして,現在改修計画を立てているわけでございます。しかしながら,使い勝手という点から見ますと,大分前の時期につくったものでございまして,部分的には老朽化しているところもございますし,また教育の立場からの教える機能あるいは教育を受ける立場からの機能という面からいうと,例えば少人数教室に対応し切れないではないかとか,最近の情報教育に対応し切れないのではないかということで,そういった面での改修・改善は大至急やっていかなければいけないということで現在進めているところであります。新年度は,そういった面を重点に置いてやっていこうという考え方でございます。



◆(手塚[勇]委員) 1億円で,どこまで改修できるのか。具体的には鉄枠をかえるとかありますけれども,キャンパスがまだまだ持つと言うならば,外装とか内装にぜひ金をかけてやってほしいと思います。これは希望です。



◆(堀井委員) 予算概要の学習環境の充実というところで,学生への支援ということで,日本育英会奨学金のあっせんが平成13年度は4万2,000円で1,000円上がった。市立大学奨学金の貸与も総額4万2,000円で,これも1,000円上がりましたね。平成12年度に,このあっせんを受けている生徒さんはどのぐらいおられるのですか。



◎(大場事務局長) 横浜市大の奨学金制度を受けておりますのは,平成12年度で第1種137人でございます。



◆(堀井委員) 第2種の3万,5万,8万,10万の有利子のものは,額は別問題としまして,全体でどのくらいの人が日本育英会から奨学金を受けているのですか。



◎(大場事務局長) 日本育英会からの第2種奨学金については学部生と大学院生がございますが,両方足しますと369名になります。



◆(堀井委員) 市立大学奨学金第1種が137名で日本育英会奨学金第2種が369名。かなりの方がこの制度を有効的にお使いになっている。これは月額,要するに授業料的な面で受けているのか,生活面も若干入るかもしれませんけれども,こういう子弟の入学金そのものは何らかの形で支払っていくわけですが,入学金については,当然一括で全部受けているということでよろしいですか。



◎(大場事務局長) そのとおりでございます。



◆(堀井委員) 第1種にしても,第2種にしても,奨学金を受ける人の気持ちというか,考え方というのは,親が生活的にいろいろあるものですからこういう制度を有効的に使っている面もあると思うし,または生活はそんなに苦しくなくても,せっかくの制度だからこういうものを使っているといった生徒さんもいると思います。その辺の状況はどいうふうにつかまれていますか。



◎(大場事務局長) 個々の学生によって,また家庭の事情によっても違うかと思いますが,私どもの学生のころは,親の援助を軽減させようという気持ちの強い学生が比較的多かったと思います。最近も,もちろん全国から見えますので,生活費を含めると相当の額になりますから,そういう考え方に立って奨学金を志望されている方ももちろん多くおられると思いますが,一方,学生生活に対する考え方も多種多様になっておりますから,いろいろな生活の中で,ゆとりのある学生生活を送りたいという方々もいらっしゃいます。そういった面で,奨学金も含めて利用している方も中にはいらっしゃるだろうと思います。



◆(堀井委員) 私はここ数年,学生や保護者の方から,入学金に対しての何かこういう制度的なものはないのかという相談を受けるのですが,市大の方にはありませんか。



◎(大場事務局長) 日本育英会も,入学金までさかのぼった形で学生の費用負担に対してバックアップするところまでは,まだ考え方が行っていないわけでございます。市大の奨学金も,日本育英会を補完するという立場から出発しておりますので,まだそこまで基本的にさかのぼって議論したことはございません。入学後の授業料等につきましては,第1種だけではなく第2種もあわせて利用でき,かなり多い額を借り入れることもできますので,その辺を御考慮いただければ,入学金の支払い額を後ほど学生さんが奨学金で実質的に対処していくという方法論も,考え方としてはあり得ると思っております。



◆(堀井委員) 私がお聞きしたかったのは,そういう相談が,窓口なり,電話なり,手紙なり,今はメールとかで,ここ数年あったかどうかということです。



◎(大場事務局長) 学生課が窓口になって相談を受けている中では,入学金についての御相談はございません。入学手続のときに払わなければいけないものですから,払った方々ばかりでございますので,そこまでの相談はございません。むしろ入学後の資金的な御相談ということになっております。



◆(安藤委員) 予算特別委員会が違う委員会でしたから,委員会の内容でよくわからない部分があるので,少しダブった質問になるかもしれませんが,お尋ねします。

 連携大学院の先端機器の整備というのがあるんだけれども,これはどのくらいまで整備しているのか。



◎(大場事務局長) 連携大学院は,通常の実験機器等はもちろんございますが,その中で,今安藤委員が言われた先端機器といわれるようなものにつきましては,核磁気共鳴装置,NMRといわれているものが一つございます。そのほかにも高性能型のX線の解析装置というものがございます。さらに,これは世界的にも最先端を行くだろうと思っておりますが,生物情報科学という最先端の分野がございます。研究所の課長も来ておりますので,後ほど詳しい学問分野については御説明できるかと思いますが,そこの研究に用いる最新型の高性能コンピューターがございまして,これらが連携大学院の最も特徴のある先端機器ということになろうかと思います。



◆(安藤委員) とりあえず,ことしはこれが載っているのか。



◎(大場事務局長) 既に昨年度から準備をしてきておりまして,これまでに500メガヘルツ型あるいは 600メガヘルツ型のNMRというのがございまして,これについても改良を加えてきております。それから平成12年度には,800メガヘルツ型のものについても導入いたして,新年度は900メガヘルツ型,それから先ほど申し上げました生物情報科学用の高性能コンピューターということで,施設装置としては平成13年度で完了する予定でございます。



◆(安藤委員) NMR500メガヘルツ型, 600メガヘルツ型から,どんどん900メガヘルツ型まで上がってきて,どこまで上がっていってしまうのか。



◎(大場事務局長) 先端機器ということで,開発ももちろん進んでおりますけれども,現在のところは 900メガヘルツ型が目いっぱいのところだと私どもは聞いております。これ以上どこまで開発されるかということは,科学技術のスピードの問題でございますのでわかりません。ただ,この機器ならば,現在一番重要課題とされているたんぱく質の構造解析については,世界に伍してやっていけると考えております。



◆(安藤委員) 理化学研究所の用地を取得するというのは,どのぐらい買うのか。



◎(大場事務局長)  2.3ヘクタールほどでございます。



◆(安藤委員) あれは土地開発基金みたいだけれども,全部一遍に買ってしまうのか。



◎(大場事務局長) 現在は土地開発基金でまず先行取得をして,その後,市立大学費会計の方に逐次移していくという考え方になろうかと思います。今年度は土地の測量費等を市立大学費会計に計上してございます。



◆(安藤委員) 大学収入が32%も落ち込むけれども,何でこんなに落ち込むのか。



◎(大場事務局長) これは主に一般会計からの繰入金収入が落ちているわけでございますが,連携大学院の建設が終わったということが主な原因でございます。



◆(安藤委員) センター病院がふえるというのはわかるんだけれども,附属病院も10%近く落ち込む。何でそんなに落ち込むのか。



◎(大場事務局長) 附属病院は,今まで院内処方でしたが,平成12年度の5月末から院外処方に9割方移行させたということで,その分診療収入が減っております。当然支出の方も減っておりますが,収入という面では,それが大きな理由でございます。



◆(安藤委員) 院外処方にすると,そんなに落ちるのか。



◎(大場事務局長) 附属病院の平成13年度,12年度の増減で19億円ほどの減が生じますが,そのうち医療材料費関係で約16億円ということでございますので,大半が院外処方との関係ということになろうかと思います。



◆(安藤委員) 16億円というものの考え方だけれども,それは医薬品を扱うことに伴って,大学が儲かるという言い方はちょっと語弊があるんだが,そういうものと理解していいのか。



◎(大場事務局長) 経費的には医薬材料費が中心でございますから,そういうものでございますが,院外処方を実施することによって,患者さんが身近なところで,大学病院の処方に沿って実際に薬品の調達ができる。と同時に,ホームドクターと同じように,言うなれば薬局に御自身の投薬の管理をしていただくわけでございまして,そういう面での健康管理にも役に立つということで院外処方を実践し,地域の薬剤師さん方にも御協力いただきながら,病院とのネットワークという形で進めていこうという仕組みを昨年とったわけでございます。



◆(安藤委員) システムとしてはわかるんだけれども,その16億円というのはどこへ行ってしまうわけですか。



◎(大場事務局長) これまで院内で処方しておりましたから,それに必要な薬品を院内で購入いたしまして,それを患者さんに直接院内でお渡ししていた。当然お渡しするときに収入も入ってくるわけですが,それが今度は院内でお渡ししませんので,薬剤薬局がそのかわりをするということになりますので,収入も支出も,その分だけ減ってしまうということになります。



◆(安藤委員) 違うんだよ。大学としては,そうなんだ。だけど16億円という金がそこにあって,16億円落っこちるというわけでしょう。その16億円という金を,どこで,どういうふうに振り分けるかという話は,患者から見れば出てくる話なんだ。16億円というのが,今言うとおり院外へ持っていったことに伴って院外へくっついていったということになるのならば,患者はそこの部分でどうなるか。システムが変わることによって金がどこかへ行ってしまうという話ではないでしょう。その部分の金だけだったら,全く病院だけがマイナスになりますという話だけで済むのだったらまだ,全体的に医療費だ何だ落ち込むのだから,全部院外に出してしまえばがくんと減る。そこの16億円というのは,システムの中で,どこかに,だれかが,16億円という部分がプラスとして出てきたというふうになるのかどうなのか。



◎(大場事務局長) それは地元の薬局が,プラスとして出てきているということでございます。



◆(安藤委員) 院外へ持っていったことに伴って,院外処方でやっている方がおおむね高くなっているということになるわけですか。



◎(大場事務局長) これは院外も院内も全く同じでございます。同額で行われております。



◆(安藤委員) そうすると,その16億円というのは薬局の部分で出ているということになるわけですね。



◎(大場事務局長) さようでございます。薬局の方に移ったということでございます。



◆(安藤委員) 大学があちこちと連携するけれども,選択をする基準というのはあるのか。

 もう一つは,全部こちらが持ちかけた話なのか,向こうから来た話なのか。



◎(大場事務局長) 連携大学院というのは一般的な言葉として使っておりますけれども,これにつきましては,基本的には大学と外部の研究機関等が協定を結んで,言うなら学問研究の協力関係を行うということでございます。ただ,この協定を結ぶに当たりましては,文部科学省に大学院の設置基準というのがございますが,その中で文部科学省と協議をするようにという行政指導はされておるわけでございます。



◆(安藤委員) 質問が悪かった。そうではなくて,大学間交流ね。ウィーンとか,上海とか,カリフォルニアとか,いろいろあるけれども,要するに手の結び方はどうやったのか。



◎(大場事務局長) 済みません,私の理解が間違いました。連携大学院ではなくて,いわゆる各大学との交流といわれているものでございます。これは学術交流,研究交流あるいは学生間の留学生の受け入れのような交流等もございますが,これらについては大学間同士で任意に協定を結んでやっております。それぞれの大学を縛っている法令等もございますから,当然その枠内でということになろうかと思います。



◆(安藤委員) こっちが口をかけたのか,向こうが来たのか,何となくか。



◎(大場事務局長) 今までの経過の中では,両方の事情があろうかと思います。こちらから積極的に働きかけたものもございますし,また,向う側から非常に熱心な働きかけがあって来たものもございます。また,学者同士の国際的な研究交流の中で,そういう話が出てきたところもございました。幾つかのパターンがあろうかと思います。



◆(岡本委員) 横溝委員の質問に関連して何点か伺いたい。

 患者サービスの向上のところで待ち時間ですけれども,そのときの御答弁で,待ち時間を短縮するために,受け付けをするとベルをいただいて,これで待ち時間が来たときには教えるようになっているということですが,私が聞いているのでは,このベルをいただいて,ベルが鳴ってから,診察室の手前のベンチに座って1時間待つ。そのベルは辛うじて20分か30分で鳴るんだけれども,ベルが鳴った後に1時間待たされる。そこに入ってしまうと,順番がいつ来るのかわからないまま1時間たってしまうということで,このベルは呼ばれる何分前に鳴ることになっているのでしょうか。



◎(大場事務局長) 受信機についてはセンター病院で導入しておりますので,センター病院の荻原管理部長からお答えさせていただきたいと思います。



◎(荻原附属市民総合医療センター管理部長) それぞれ科によって違いますので,何分前というふうにはなっておりません。それぞれ主治医のところに,患者さんが何人来ているということが出るようになっておりまして,それを見ながら各先生方が,四,五人とか,三,四人というのがわかるような仕組みになっております。

 先ほど,先日1時間待ったケースがあるというお話を聞きましたので照会しましたら,小児科の場合はかなり時間がかかって,1時間ぐらいお待ちいただくことも間々あって,御迷惑をかけている。ただ,平均的には非常に早いところもありまして,30分程度で診察が始まっているというところもございます。



◆(岡本委員) 小児科というお話があったんですが,小児科は特に,子供もお母さんも1時間待たされることは大変長い時間だと思うんです。ぐあいの悪い人が1人で待っている時間としても1時間は長いと思いますけれども,子供に対して,小さい部屋で何人も待たせるというのは大変厳しいと思いますので,そこのところは,何人前になったら呼ぶというように,こちらから強く要望していただきたいと思います。

 もう一点は,予約のことです。御答弁いただいた中では,電話では受け付けないけれども,改善していくように前向きに考えていただけるということを伺ったと思うんです。これも特に高齢者の方が車いすで1人で来ようとしたときに,雨が降っていますとバスに乗れないから,当日の朝にキャンセルすることになる。そうなった場合は,電話をしてキャンセルは受け付けますけれども,次は一般外来で来てください。つまり今言ったように,一般外来で行きますと,待ち時間がまた長いわけですね。この改善については,どのように前向きに検討していただけるのでしょうか。



◎(大場事務局長) 先日,横溝委員からもそういう御質問がございました。待ち時間というお話もそうですが,今の予約のあり方についても,余り画一的な形で対応するのも問題が出てまいります。基本的には患者さんの状況を見て,医師が判断して,いついつお越しくださいという形にしておりますので,それをベースにしながら,突然事情があるとか,いろいろな状況もありますので,もう少し工夫ができるのではないかということで,現在,私から管理部長に,できるだけ調整をするようにということで伝えておりますので,もうしばらくお時間をいただきながら,内部で検討させていただきたいと思います。



◆(岡本委員) ほかの病院ですとパソコンに全部予約状況が入っていますし,先生の当直日も入っていますので,そこで看護婦さんなり受付が端末を打てば早急にわかるというように,電話でも対応してくれるようになっていますので,市大でもぜひ早目に検討していただけますように,よろしくお願いします。

 もう一つは,病院の系列についてです。土,日に救急で伺った場合,市大は横浜市内の病院と連携しているのではなく,福浦と浦舟の中で担当の先生がいなかったり,または病院のベッドがあいていなかった場合は待たされる状況になるかと思うんです。

 民間の病院に行きますと,よく大学の系列で病院の系列が決まっていると思うんです。その系列の病院にずっと電話していって,あいている病院に回されると聞いているのですが,市民としましては,横浜市大ということで,早急にそこで対応してもらえると思いながら行くわけですが,福浦と浦舟でだめだということになると,来週だ,再来週だということになっていく。横浜市内の病院の系列の連携というものはどういうふうになっているのでしょうか。



◎(大場事務局長) 現在,救命救急機能を持っておりますセンター病院でどういうふうにしているか,管理部長から御答弁させていただきたいと思います。



◎(荻原附属市民総合医療センター管理部長) 市大だけということではなくて,市内,県内,県外も含めまして,いろいろ協力していただいている病院がありまして,昨年の年末にもそこの院長とか管理部長に集まっていただいて,連絡会議を持ちまして協力をお願いしております。その中では,市大出身の先生のいるところが主要になることは確かです。その辺のところも含めまして,いわゆる病院間の病病連携とか病診連携という形で,附属病院とかセンター病院で診なければいけない患者さんは多少お待ちいただいても市大で診ますが,そうでなくて緊急を要する場合はそれぞれの機能分担という趣旨から,関連のところにお願いするということになっております。



◆(岡本委員) 市大の医師のお話で,系列に関しては,医師の方では何の手立てもできないのだと伺いしました。上の方で何とか話し合ってくれないかという要望が,お医者さんから出ているのが現状だと思います。

 私が伺っているのは,土,日の急患で行って,市大で待たされて,早急に手術が必要な病気の場合でも,市大では2週間待ってくれということで,結局町医者に戻って,違う病院に紹介状を書いてもらって,その日のうちに手術をする。このようなことが現実にあったわけです。ですからこの系列のことは,今そのような話し合いがある中であれば,早急に横浜市内,どのような形にしろ連携をとっていただいて,医師同士の,パソコンでも,電話でも連携をとっていただくような機関をつくっていただくことを要望したいと思います。



◆(田中副委員長) 特定機能病院の再承認については,行政当局も大変苦労されましたし,また,党,議会,委員会等も,その問題に対しては非常に皆さんとともに取り組んできたわけですが,これにかかわる部分で,収入面で実際にはどのくらいアップになるのか,お尋ねいたします。



◎(大場事務局長) 特定機能病院の再承認を1月1日からいただきました。これにつきましては大学教育委員会の先生方に大変なお力添えをいただいたためだと思って,心から感謝申し上げたいと思います。

 私ども,せっかく大変な苦労をしていただいた再承認でございますので,いろいろな形でこれを病院経営に反映させていきたいと思っております。収入面では,これまでの検討では月1,000万円程度ということを考えておりますが,そのほかにも特定機能病院ということでございますので,いわゆる先進高度医療あるいは高度医療というものをフルに発揮して,なかなかほかの病院では手当てできないような難しい病気についても対応していくことが重大な使命でございますので,そういった面でも十分力を入れてやっていきたいと考えております。



◆(田中副委員長) ぜひ信頼回復を,これは市民の皆さんに対しては当然ですが,やはり日本全国民から非常に注目を浴びていますので,そういう面でも信頼回復に全力を挙げていただきたいと思います。

 それとともに,一連の流れの中で,私はやはり患者さんに事実の公表といいますか,よく市民,市民と先ほども出ていましたけれども,市民を一つの方便といいますか,医療機関に関する牽制球としての交渉であれば,これはまずいと思うんです。やはり当該患者さん,あるいは親族の方との信頼関係を第一にした公表でなければならない。パフォーマンス的なもので事故を取り上げていくということでなくて,繰り返し申し上げますけれども,患者さん第一である。患者さんと家族,親族の方を優先すべきであると私は考えます。そこで,その辺を改めてもう一度,事務局長さんから決意といいますか,考え方を伺えればありがたい。



◎(大場事務局長) 附属病院も,センター病院も,病院経営の基本理念といたしましては患者中心の病院をぜひ達成していきたいということでございます。それに沿って今,医師,看護婦,関係職員によって,さまざまな点において力を入れているところでございます。特に患者さんに対するきちっとした説明は大変重要だと認識しておりますし,そういう立場に立って,患者さんの病状,いろいろな状況も勘案しながら,できるだけ正確な情報を伝えながら,患者さん御自身の気持ちを十分尊重しながら運営してきております。こういう点につきましては,これからも両病院長の方から関係職員に対してはきちっとした指示を与えていくと思いますので,私ども事務局としても,そうした面で両院長が患者中心の経営をやっていけるように支援していきたいと思っております。



◆(田中副委員長) 要望になりますけれども,医療は患者さんとの信頼関係を軸にすべてがあると思うんです。そこで,ぜひ横浜市大の南医学部長,松原病院長もおられますけれども,大学長を初めとして,この1年間のさまざまな労苦に対しまして感謝申し上げるとともに,みずからがチェックできる,それを患者さん同意のもとに公表できるようなあり方に,ぜひ努力をしていっていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。



○(中川委員長) 他に発言もないようですので,質疑を終了し,各会派の意見表明をお願いしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中川委員長) それでは,多数会派順に意見表明をお願いいたします。



◆(佐藤[祐]委員) この1年間といいますか,大学教育委員会の中でさまざまな議論をさせていただきましたけれども,まず待ったなしでやらなければいけないのは,大学改革に取り組んでいただかなければならない,優秀な人材の育成もしていただかなければいけない。いろいろな問題がございますけれども,大学改革に積極的に取り組んでいただきたいということをお願いして,市第95議案関係部分,市第99号議案,市第124号議案,それぞれ原案賛成でございます。



◆(岡本委員) 党を挙げて,いろいろなことを要望してきているかと思いますけれども,ぜひ前向きに検討していただくことをお約束させていただきながら,三議案とも原案に賛成したいと思います。



◆(堀井委員) 公明党も,市大関係の三議案につきましては原案賛成でございます。



◆(手塚[勇]委員) 連携大学院のあり方というか,進め方について,やはり瀬戸キャンパスの現状を見るときに,余りにも金のかけ過ぎ,そして連携というメリットを生かすという点からも疑問があります。そういう意味では,連携大学院と理化学研究所が共用するようなものについては理化学研究所の設備を使うことなども考えて,もっと瀬戸キャンパスの改修とか設備の充実に力を入れてほしいということで,市第95号議案関係部分については賛成,市第99号議案については反,市第124号議案については賛成いたします。



◆(中島[明]委員) 私は直接見ていないのですがけさの新聞にも国立大学関係の病院では公開を進めていくと出ていたと聞いております。やはりそこのところでもっともっと体質の改善はしていただかなくてはいけないし,公表基準についても,まだまだ問題があると私たちは考えておりますので,市第95号議案関係部,市第99号議案については反,市第124号議案については賛成です。



○(中川委員長) 意見表明が終わりました。

 それでは,本委員会から予算第一特別委員会への審査委嘱報告について,1件ずつ確認させていただきます。

 市第95号議案関係部分については,大勢意見として原案可決すべきもの,少数意見として原案否決すべきもの。市第99号議案については,大勢意見として原案可決すべきもの,少数意見として原案否決すべきもの。市第 124号議案については,全会一致で原案可決すべきものといたします。

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△附属病院の安全管理対策について



○(中川委員長) 次に,その他として,当局から報告事項がございます。

 附属病院の安全管理対策についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(大場事務局長) それでは,お手元にお配りしてございます附属病院の安全管理対策についてという資料に基づいて御説明させていただきたいと思います。

 まず,1ページをお開きいただきたいと思いますが,医療事故が発生した場合の公表までの標準的な流れということでございます。

 これにつきましては,医療事故の公表基準ということで2月19日の大学教育委員会で御報告申し上げましたが,その際に,まだ具体的な運用や流れについて十分御説明してきておりませんので,本日御説明させていただきたいと思います。

 この資料は,医療事故が発生した場合の公表までの標準的な流れを図示したものでございます。医療事故が仮に発生した場合には,医師,看護婦等は必要な医療上の処置をするとともに,診療科部長など所属の上司にまず報告いたします。報告を受けた診療科部長は,統括安全管理者である副病院長に報告し,統括安全管理者から病院長に報告いたします。病院長は,直ちに患者さんと御家族に対する状況説明などの対応を指示いたします。この図は標準的な流れを示しておりますので,実際には休日・夜間あるいは診療科部長等が不在のときなどもあり,必ずしも一様ではございませんが,基本的には,このような流れで進めていきたいと考えております。

 報告を受けた病院長は,安全管理対策委員会の招集と検討を指示いたします。安全管理対策委員会は,下の点線で囲ってあるところの米印で書いてございますように,統括安全管理者が委員長になっておりまして,そのほか,病院長,副病院長以下で構成しており,医療事故の状況及び公表基準に該当するかどうかについて調査,把握,分析,検討して,病院長に報告いたします。その結果,判定委員会に諮問すべきと判断される場合には,今回新設いたします医療事故判定委員会を招集し,諮問いたします。この諮問とほぼ同時に,患者さんと御家族に対し公表についての打診を行い,同意をいただきます。同意の内容など,患者さん側の御意見につきましては,病院から判定委員会に御報告をいたすことになります。

 なお,市大事務局長との関係でございますが,事故の発生から公表までの間,逐次,病院長と市大事務局長との協議を継続的に行っていくことにいたしております。

 判定委員会は,審議の結果を病院長に対して答申いたします。病院長は医療事故判定委員会の審議結果を受け,御意見を最大限尊重して,医療事故の公表について意思決定を下す,このような流れでございます。

 次のページをお開きいただきたいと思います。患者アンケートの活かし方ということでございます。

 これは,昨年11月11日の常任委員会の場で委員長から,患者さん側からのインシデント報告をいただくシステムをぜひつくったらどうかという御提案,御指導がございまして,院内並びに事務局が一緒に検討してきたものでございます。

 今回実施するアンケートにつきましては,患者さんに対する診療行為や職員の対応などにつきまして率直な御意見をいただき,病院のインシデント報告システムに取り入れまして,安全管理に反映するほか,患者サービスの向上にも生かしていきたいと考えております。

 資料に基づき,アンケートの流れについて簡単に御説明申し上げます。

 患者さんからいただいたアンケートの中で,安全管理に関する事項につきましては,安全管理対策委員会へ病院長が対応の指示を出します。安全管理対策委員会では病院長の指示に基づきましてアンケート内容の事実確認,改善策の立案など行いまして,各部門は安全管理対策委員会からの指示内容を日常業務に反映し,改善等を行います。安全管理対策委員会は各部門からの改善策の実施など,対応結果について病院長に報告いたします。

 以上が一連の流れでございますが,アンケートの内容あるいはその対応の結果につきましては,適宜,病院と大学事務局との間で協議,場合によっては調整もしながら,患者さんに対して包括的な形で院内掲示するなど,何らかの形でお知らせすることを今検討しております。

 次に,アンケートをお願いする患者さんですが,当面は退院される患者さんを対象に進めていきたいと思っています。

 以上が,安全管理対策についての御説明でございます。

 先ほど,11月1日に開かれた委員会を11月11日と間違って御説明させていただきましたので,訂正させていただきます。



○(中川委員長) この際,御質問をお受けいたします。



◆(手塚[勇]委員) 1ページのフローシートでよくわかるんですけれども,発生から公表までというのは,患者さんの同意とか,いろいろあって難しいことだと思うのですが,どのぐらいの期間でという目標は持っているのでしょうか。



◎(大場事務局長) 私どもとしては,できるだけ早くという考え方に立っております。その辺で不確実な要因は,患者さんの同意が取りつけられるかどうかということと,仮に公表するという場合に,どこまで公表するかという点での医療判定委員会の議論になろうかと思いますので,できるだけそこも見ながら,現在,何日ごろという目標は出せませんので,できるだけ早くということでご理解いただきたいと思います。



○(中川委員長) 他に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で,市立大学関係の審査は終了しましたので,当局の交代を求めます。

 当局交代の間,暫時休憩といたします。



△休憩時刻 午前11時23分

        (当局交代)

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△再開時刻 午前11時26分



○(中川委員長) それでは,委員会を再開いたします。

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△市第95号議案(関係部分)の審査



○(中川委員長) 教育委員会関係の審査に入ります。

 予算第一特別委員会から審査を委嘱された市第95号議案関係部分を議題に供します。

   市第95号議案   平成13年度横浜市一般会計予算(関係部分)



○(中川委員長) 議案についての説明は省略し,予算第一特別委員会における質問要旨について,当局より簡潔に説明を願います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 去る2月27日に開催されました予算第一特別委員会総合審査及び3月14日に開催されました予算第一特別委員会局別審査におきまして,教育委員会関係の審査が行われましたので,その際の御質問につきまして,お手元の質問要旨により御説明いたします。

 予算第一特別委員会総合審査でございますが,吉原訓委員,木村久義委員,宗形もと子委員,以上3名から御質問がございました。

 また,予算第一特別委員会局別審査では,脇田久美子委員,福田峰之委員,谷田部孝一委員,仁田昌寿委員,荒木由美子委員,以上5名から御質問がございました。

 1ページをお開きください。

 吉原訓委員からは,大項目として,1,教育改革,2,子育て環境整備,3,業務の効率的運営の3項目につきまして20問の御質問がございました。

 大項目1,教育改革の1教員採用選考試験につきましては,平成12年度に実施した特別選考の結果や合格者の活用方法などにつきまして3問の御質問がございました。

 2の教職員の人事異動制度の改善につきましては,平成13年度の教職員人事異動の改善点や計画的配置の対象などにつきまして4問の御質問がございました。

 3のはまっ子ふれあいスクール事業につきましては,平成13年度全校展開を行うに至った経緯や計画の実現性などにつきまして3問の御質問がございました。

 大項目2,子育て環境整備の1幼児教育への支援につきましては,保護者負担軽減の程度や多子減免の通算の工夫などにつきまして3問の御質問がございました。

 2の豊かな心を育む教育への支援につきましては,次のページになりますが,学級崩壊の発生状況や,ゆめはまリーダー研修事業の進捗状況などにつきまして3問の御質問がございました。

 大項目3,業務の効率的運営の1学校栄養職員の業務につきましては,業務内容などにつきまして2問の御質問がございました。

 2の市民利用施設の無休化につきましては,スポーツセンターの無休化などにつきまして2問の御質問がございました。

 右側,3ページをごらんください。

 次に,木村久義委員からは,3ページにございますように,1,本市児童生徒の問題行動,2,スクールカウンセラーの2項目につきまして8問の御質問がございました。

 1の本市児童生徒の問題行動につきましては,問題行動の傾向や暴力行為に対する学校の対応などにつきまして3問の御質問がございました。2のスクールカウンセラーにつきましては,スクールカウンセラーを配置した学校数の変遷と主な成果や相談内容について御質問が5問ございました。

 1枚おめくりください。

 宗形もと子委員からは,4ページにございますように,はまっ子ふれあいスクール等についての1項目につきまして9問の御質問がございました。その内容は,はまっ子ふれあいスクールの事業費の推移や全校拡充型にする目的,根拠などにつきまして御質問がございました。

 以上,予算第一特別委員会総合審査における教育委員会関係質問の概略につきまして御説明させていただきました。

 右側5ページをごらんください。

 続きまして,3月14日に開催されました予算第一特別委員会局別審査でございますが,まず脇田久美子委員からは,1,横浜市PTA連絡協議会に事務所を貸し出している件,2,学校予定地の活用,3,シックスクール及び化学物質過敏症対策,4,図書館サービスの充実,5,個別教育計画推進事業,6,学習障害児理解推進事業の6項目につきまして43問の御質問がございました。

 1の横浜市PTA連絡協議会に事務所を貸し出している件につきましては,市PTA連絡協議会の位置づけや教育委員会との関係などにつきまして10問の御質問がございました。

 2の学校予定地の活用につきましては,5ページから6ページにわたりますが,学校予定地の箇所数や取得年の年代別内訳などにつきまして10問の御質問がございました。

 3のシックスクール及び化学物質過敏症対策につきましては,シックスクールという症状や化学物質過敏症をどのようにとらえているか,日常的に使用している化学物質が含まれているものへの配慮などにつきまして5問の御質問がございました。

 4の図書館サービスの充実につきましては,ゆめはま2010プランなどの計画での図書館サービスの充実の位置づけや進捗状況などにつきまして5問の御質問がございました。

 右側の7ページをごらんください。

 5の個別教育計画推進事業につきましては,事業目的や計画を立てることによる効果などにつきまして7問の御質問がございました。

 6の学習障害児理解推進事業につきましては,事業目的や対象児童などにつきまして6問の御質問がございました。

 1枚おめくりいただきまして,福田峰之委員からは,大項目として,1,教育改革,2,学校用務員の業務の効率化,3,ゆめはま子どもリーダー研修,4,子育て環境整備の4項目につきまして43問の御質問がございました。

 大項目1,教育改革の1教員採用につきましては,今後の採用見通しや採用の増加理由などにつきまして7問の御質問がございました。

 2の教職員研修事業の充実につきましては,初任者研修や保健室カウンセリング研修事業の実施方法などにつきまして4問の御質問がございました。

 3の学校の特色づくり推進費につきましては,各校種ごとの教育内容充実にかかわる1校当たりの平均経費や各学校での特色づくりの事業内容の決め方などにつきまして10問の御質問がございました。

 4の情報教育の推進につきましては,教育用コンピューターの導入状況や情報教育がもたらす子供たちへの学習面での効果などにつきまして5問の御質問の後,御要望がございました。

 5の教職員体育大会につきましては,次のページになりますが,見直しの検討状況についての御質問がございました。

 2の学校用務員の業務の効率化につきましては,業務内容や委託内容などにつきまして5問の御質問がございました。

 3の,ゆめはま子どもリーダー研修につきましては,今年度の参加児童生徒数や参加した児童生徒の反応,感想などにつきまして5問の御質問がございました。

 大項目4,子育て環境整備の1就園奨励補助金につきましては,増額対象になる範囲や対象人員などにつきまして3問の御質問の後,御要望がございました。

 右側の11ページをごらんください。

 2の私立幼稚園預かり保育事業につきましては,事業内容や設置状況などにつきまして3問の御質問の後,御要望がございました。

 1枚おめくりください。

 谷田部孝一委員からは,1,養護学校の施設整備等,2,学校運営協議会モデル校設置事業,3,学校の特色づくり推進費,4,児童・生徒及び教職員の健康管理,5,小規模校,6,中学校の運動部活動の6項目につきまして33問の御質問がございました。

 1の養護学校の施設整備につきましては,日野養護学校の移転・再整備理由や横浜南部方面への養護学校設置の考え方などにつきまして6問の御質問と御要望がございました。

 2の学校運営協議会モデル校設置事業につきましては,協議会の目的や学校評議員との関係などにつきまして5問の御質問がございました。

 3の学校の特色づくり推進費につきましては,12ページから13ページにわたりますが,既存予算の見直し方法や校種ごとに予算を一律にした考え方などにつきまして5問の御質問がございました。

 4の児童・生徒及び教職員の健康管理につきましては,いじめ,不登校,保健室登校の状況や児童・生徒の心理面のケアの対策などにつきまして6問の御質問がございました。

 5の小規模校につきましては,小規模校の定義や学校数などにつきまして5問の御質問がございました。

 6の中学校の運動部活動につきましては,13ページから14ページにわたりますが,部活動の位置づけ,創部条件や教員の顧問就任状況などにつきまして6問の御質問の後,御要望がございました。

 15ページをごらんください。

 仁田昌寿委員からは,大項目として,1,ゆめはま教育プラン,2,障害児教育等,3,高校再編等,4,中学校の標準服,5,市立中学校夜間学級の5項目につきまして47問の御質問がございました。

 1の,ゆめはま教育プランにつきましては,まちとともに歩む学校づくりのとらえ方や推進するのに当たって保護者や,まちの人に期待することなどにつきまして7問の御質問がございました。

 大項目2,障害児教育等の1LD児教育につきましては,学習障害の判断基準や,これまでの学習障害への取り組みなどにつきまして8問の御質問がございました。

 1枚おめくりいただきまして,2の注意欠陥多動性障害,ADHDにつきましては,注意欠陥多動性障害に関する教職員研修の内容や児童・生徒への対応などにつきまして5問の御質問と御要望がございました。

 3の高校再編等につきましては,16ページから17ページにわたりますが,公立高等学校の入学定員の考え方や定時制高校に入学した生徒の異動状況などにつきまして13問の御質問がございました。

 4の中学校の標準服につきましては,標準服着用の教育上のねらいや弾力化の状況などにつきまして5問の御質問がございました。

 5の市立中学校夜間学級につきましては,設置目的,入学資格や夜間学級の配置の考え方などにつきまして9問の御質問がございました。

 1枚おめくりください。

 荒木由美子委員からは,1,はまっ子ふれあいスクール,2,学校特別営繕費,3,30人学級の3項目につきまして31問の御質問がございました。

 1の,はまっ子ふれあいスクールにつきましては,平成13年度に全校展開を行う理由や平成13年度に開設する学校のうち,普通教室をはまっ子ふれあいスクールのために転用し,場所の確保ができる学校数などにつきまして11問の御質問の後,御要望がございました。

 2の学校特別営繕費につきましては,右側の19ページになりますが,予算の増加理由や雨漏りの対応などにつきまして11問の御質問がございました。

 3の30人学級につきましては,次の20ページにもわたりますが,少人数学級編制に対する国の考え方と今後の方針や県からチームティーチングのために定数措置されている人数などにつきまして9問の御質問がございました。

 以上,総合審査及び局別審査の質問の概略につきまして御説明させていただきました。

 なお,3ページのところ,木村久義委員,民主党と書いてございます。公明党の誤りです。おわびして訂正いたします。申しわけございませんでした。



○(中川委員長) 質疑に入ります。



◆(佐藤[祐]委員) 確認を含めて質問させていただきたいと思います。

 まず,給食室の整備について,ドライにかえていくわけですけれども,来年度16校やられるということですが,これで全校終わるということなのか。給食室とともに耐震補強が25校になっていますが,これで対象はすべて終わるのか,残りは幾つあるのか,お伺いします。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 給食室の改善につきましては,16校ずつ進めてまいりまして,改築・改造対象が102校ございまして,平成8年度から順次やってまいりました。残りが23校ございます。

 耐震補強の方ですけれども,補強が必要な学校数は 309校ございまして,平成11,12,13年度で76校やってまいりまして,残りが 233校ございます。



◆(佐藤[祐]委員) これは,順次計画的に直していくということでよろしいですね。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はい,順次直してまいります。



◆(佐藤[祐]委員) 次に,学校用務員さんの業務の効率化,我が党の福田委員から質問させていただきました。現実に,メールカーにして幾らでやるかというのは今出せないと思いますけれども,今まで交通費として年間どのくらいかけてやっていたのか,教えていただけますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 約1億円になります。



◆(佐藤[祐]委員) 教職員の体育大会について,昨年の決算でまず指摘をさせていただきまして,予算の中で質問させていただきました。教育長から実施しない方向というお話がございましたが,いつ,どのような形で最終的な決定をされるのか,お伺いします。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 4月になりましてから正式に実行委員会を立ち上げまして,その中で正式に決定する予定です。



◆(佐藤[祐]委員) これは正式決定をするということですけれども,平成13年度だけに限った話ではないというふうに理解していてよろしいでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はい,そのとおりでございます。



◆(佐藤[祐]委員) 4月に最終決定されるということで,子供に影響がない方向を考えていただけるということですから,この点の改革については当局の努力を評価したいと思います。教職員単独の主催の活動もさまざま行われているというお話も聞いていますが,本市においては,他市で行われている組合主催によるいわゆる教研集会が実施されているのか,お伺いいたします。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 他都市で行われているような組合主催という形の教研集会は行われておりません。教育研究という本来の趣旨を踏まえまして,3校種教育研究会,小中高のそれぞれの教育研究会が中心となりまして,教育委員会と学校長会が主催者として加わりまして実施しております。



◆(田中副委員長) 関連になりますけれども,先ほどの教職員の体育大会については見直しがされますが,教職員の服務につきましては,まだいろいろな問題があるかと思うのです。教職員の組合活動に関しまして,我が党は市民の方々から,組合活動が法で規定する範囲を逸脱しているのではないかという御意見を賜っているところですが,その件に関しまして,人事委員会に登録された職員団体においては,団体契約に定められた活動以外,どのような活動でも行うことが許されるのか,その点お伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 職員団体のそうした活動につきましては,地方公務員法上禁止している条項というのは法律の中にはございません。



◆(田中副委員長) そうなりますと,登録している職員団体は,法に抵触するような活動でも行うことができるのか。また,そのような活動を行った場合は何らかの対応がとれるのか,お伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 職員団体につきましても,もちろん違法行為をすることは認められるものではございません。違法行為があった場合には,きちっと対応しなければいけないと思っております。



◆(田中副委員長) 登録しております職員団体は,教職員個人について法で制限が加えられているわけですが,その職員団体が行う政治活動についても同様に制限されるものではないかと考えられるのですが,その点いかがですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 教職員個人とは異なりまして,教職員団体の政治行為につきましては,法令に制限する規定は現在ございません。ただし,日ごろから教職員に対しまして教育公務員としての自覚をうながすとともに,服務の厳正について指導しているところでございます。



◆(田中副委員長) 地方公務員法第36条第3項に,何人も職員に政治的行為を行うよう求め,そそのかし,もしくはあおったりしてはならないとありますが,この何人に職員団体は含まれるのか,お伺いいたします。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 地方公務員法第36条第3項の規定の中で述べている何人につきましては,地方公務員法が適用される一般職職員に限定されずに,特別職職員や国民を含むものとして解釈されております。職員団体につきましては触れられておりませんけれども,従来より服務の厳正について教職員を指導しているところでございます。



◆(田中副委員長) もう少し具体的に質問をさせていってもらいます。

 我が党に寄せられています市民の方々のお話では,横浜市教職員組合の機関紙であります浜教の中に昨年の第378回中央委員会分科討議資料というものが存在するわけですが,この紙面の約80%は政治的対決,不信の煽動や教育行政,事務管理運営関与の内容でありまして,本来の組合活動とは関係ないものであり,地方公務員法に抵触する組合活動であると,その方は主張されておるわけです。これは一つの例でございまして,日常的に政治的行為を主張されておりますが,教職員の任命権者である教育委員会としてはどのように考えられているのか,お伺いいたします。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 地方公務員法によりまして職員団体の活動を禁止,制限する条項というのは現在ございません。繰り返しになりますけれども,職員には教育公務員としての自覚を持って行動するよう指導しているところでありますし,これからも,そのように指導していきたいと思っております。



◆(吉原委員) 我が党としましては,この原案に賛成の意思を後ほど表明させていただくつもりではおりますが,今こういう話が出ましたので触れておきたいことがあるんです。具体的には,2月19日の産経新聞のコラム欄に,南区在住の方の,神奈川県教職員組合の運動方針について,法的に考えてもおかしいのではないかという記事が載っておったわけですが,教育長は御承知でしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はい,承知しております。



◆(吉原委員) 教育に関して市民からのいろいろな意見が寄せられている状況ですけれども,産経新聞コラム欄にあったような内容のものが最近目立つと申しますか,横浜市民だけではないのでしょうが,そのことに非常に注目をしてきている状況だろうと思うんです。それはすなわち,直さなければいけないところがあるんだよという観点でやっているわけです。そこで教育委員会と教職員組合との関係についても触れてきているということですが,多くの市民の見方の中には,言葉はちょっと悪いんですが,なあなあの部分があるのではないかという意見も大分聞かれるところでありまして,このコラム欄に記事を書いた人も,そういう発想があるように私は思っているんですけれども,そういう点,確認の意味で,そんなことはないよとおっしゃるのでしょうが,御意見を求めておきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 新聞記事につきましては,神奈川県教職員組合の活動方針が法の手続を無視しようとするものだというものでございました。具体的には,神奈川県教職員組合が,教育委員会,学校長の職務権限の侵食を組合活動の方針の中心にとらえていること,また,組合は議会審議を通じる法改定の手続を踏まずに,教育行政官に対して圧力によって法を曲げさせて目的を達しようとしているというような内容が書かれてございました。従来から,法令にのっとり,私たちも厳正に職員団体と対応しております。今後とも,そういう厳正な対応はしっかりやっていきたいと思っております。



◆(吉原委員) おっしゃることはわかるんですが,さらに実態というものを承知しておられての話だと思うんです。ところが,そういうことで対応していっても問題は解決しないのではないかという時期に,もう差しかかっていると思うんです。なにも組合いじめをするとか,そういうことではなくて,組合は組合でいろいろやっていただいていることもある。しかし,これはだめなんだよというものがあれば,やはり毅然としてそれに管理上対処していく姿勢が極めて大事な時期に来ていると思いますので,関連した形で一言申し上げさせていただきました。



◆(堀井委員) 予算概要の7ページ,学校運営の学校の特色づくり推進費の額を見ますと,学校運営が平成13年度は220億5,000万円ですか。平成12年度においては222億4,400万円で1億9,400万円ほどマイナスになっております。学校の特色づくり推進費が17億3,100万円というのは,小学校,中学校,高等学校,1校当たり300万円,400万円,500万円というふうになっていますね。今までの学校運営費の中には教材費とか図書費が入っていますね。学校で運営していく中のものは従来どおり各学校が確保されている。それ以外に,学校長を中心として,いわゆる児童・生徒が創意工夫したもので使っていきなさいということですけれども,この報告は基本的にいつごろまでに出させるのか。また,報告なしに学校中心で運営させていくのか,その辺はどうなんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 予算が決まりましたら,各学校に年間の計画書を求める予定です。4月中にそれを集めまして,それで確立していきたい。年間を通して,それがどのようにきちっと使われているかどうかのチェックも,それは自由にというか,校長のリーダーシップのもとに学校がつくっていきますけれども,執行状況というのは,きちっと把握していきたいと思っております。



◆(堀井委員) このメンバーは,学校長が中心ですから教職員も当然入る。児童・生徒は,小学校の場合は1年生から6年生とか,中学校も,それなりに幅がある。例えばPTAとか,町内会とか,こういう地域の人たちがかかわる分野はあるんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 学校の予算編成会議というのがございまして,校長を中心にしまして,職員会議の中の意見を広げたものを各学年の代表とか事務,それから副校長,校長を中心にしまして予算委員会を開きます。その中に,それ以前に出てきた地域からの状況把握とか,また学校運営協議会を持っているところは,そこからの意見を聴取したものですね。それから職員の中からや子供からの意見については,こういう学校づくりをしていきたいという年間計画を立てる中で取り入れ,そういう中でいろいろ運営できるものと思っております。



◆(堀井委員) 学校の特色づくり推進費,平成13年度から取り入れていく中で,将来的な考え方からすると,3年をめどにするのか,5年ぐらいをめどにして考えていくのか。横浜市内の小学校,中学校,高等学校,養護学校含めて,それなりに特色を持っておやりになるわけですけれども,考え方の中にばらつきというんですか,地域的にも違うのでしょうが,その意味からして,3年ぐらいをめどにやるのか,5年ぐらいをめどにやるのか,その辺はどういう考えですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 何年をめどという考えは持っておりません。校長が予算を計画できるシステムをまずつくって,その中で各学校の活力がどれだけ上がってくるのかを見たいと思います。年度的に何年をめどという形では今考えておりません。適宜,今後考えていきたいと思います。



◆(堀井委員) 要望的になるかもわかりませんが,学校長中心という言葉の中に教職員も,組合ではありませんけれども,おられる。それから子供さんの意見も相当重要視していかなければいけない。IT的な時代がどんどん進んでいく今の状況の中で,従来の教育を踏まえてかつ創造的な子供を育てていく。だから先生方の考え方と子供の持っている情感がマッチして,これがうまく使われていけばいいなと思うので,そういうふうに要望させていただきます。

 もう一点お聞きしたいのは,国際理解教育等ということで,横浜市でも,従来の先生ではない,特に英語を教える,外国語を教える場合,今,何人ぐらいの人がこの任に当たっているのですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) おおよそで申しわけございませんが,小学校の場合は 100名弱です。



◆(堀井委員) 100名というのは,先生の数が 100名ということですね。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 外国人講師として雇っている外国人,IUIの数で87名でございます。



◆(堀井委員) 今87名ということですが,これは小学校ですか。では中学校,高等学校については,こういう任に当たることに準ずることはできるんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 中学校,高等学校の場合にはAET,アシスタント・イングリッシュ・ティーチャーという形で,英語指導助手という名前で中学校の方には別の方を配置しております。



◆(堀井委員) 今の制度で何人ぐらいいるんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在50名,中学校に配置しております。



◆(堀井委員) これは,教育委員会として全学校に投げかけるのか,学校の方から,こういう制度を取り入れたいという要望があってつくっていくのか。しかも,こういう先生方を募集というか,声をかけるのは,どういうシステムになっているんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 国のプランもございまして,Zプランと申しますが,そういう中で,各中学校,また小学校のIUIの場合もそうですが,学校からの希望を入れまして,教育委員会で非常勤として雇っております。



◆(堀井委員) 平成13年度では87名とか50名ですが,それ以外に増員という考えは,どうなっていますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 小学校のIUIの方は,少し時間数を平準化するつもりでおりますので,人数をふやすつもりでおります。あと,AETの場合には, 145校全校に1人が3校ずつぐらい受け持って英語の時間に行っておりますので,これは50名体制でいきたいと思っております。



○(中川委員長) まだ質疑の途中でございますけれども,この際,昼食のため休憩いたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中川委員長) さよう決定いたします。

 再開は,午後1時5分といたします。



△休憩時刻 午後0時04分

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△再開時刻 午後1時07分



○(中川委員長) 休憩前に引き続き,委員会を再開いたします。

 藤井助役は他の委員会に出席しておりますが,審査状況により当委員会に出席するとのことでありますので,御了承を願います。

 質疑を続行いたします。



◆(岡本委員) それでは,予算第一特別委員会のときの谷田部委員の質問の続きで,小規模校について何点か伺っていきたいのですが,まず,平成13年度で本市の小規模校は小中あわせてどれくらいあるんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 本市におきます11学級以下のいわゆる小規模校は,小学校53校,中学校32校,計85校になります。



◆(岡本委員) 小規模校の内容にも触れていきたいのですが,その前に,栄区の千秀小学校も小規模校に入るのではないかと思うんです。ここに通っている子供たちが,その地域全体でバス通学を強いられているということを聞いているんですが,横浜市内でバス通学を強いられている子供たちはどのぐらいいるんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) ちょっと古いデータで申しわけないんですが,平成10年の9月に調査いたしましたときは,児童・生徒10人以上がバスで通学している学校は,小学校7校,中学校6校でございます。



◆(岡本委員) 千秀小学校に通っている一部の地域の子供たちですが,歩いて10分のところに小学校があるにもかかわらず,徒歩圏内では大変厳しいといわれている距離を,地域から要望して神奈中バスを朝1便出してもらわなければ学校に通えないという状況なんですが,この点について教育長はどのようにお考えでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 学区の問題は,そこの住民,特に自治会長等の御意見を聞きながら,住民の意見を含めながら,コミュニティーを分割しないようにという形で,ずっと以前から決めてきております。そういう中で千秀小学校は確かに細長い学区になっております。岡本委員が御指摘の部分も,実際には学校が線路を越えたところにございますけれども,学区編成というのは,住民の意見を聞いたり,通学距離が適当で,一応通学の安全が確保できるとか,地形的に道路,鉄道,河川等で通学区域が明確に区分できるということを含めまして,自治会とか子供会等を考慮して,住民の意見を聞いて決めてきていましたので,その後,その近くにできたときも話し合いによりまして学区の線を引いている。そういう形で今の千秀小学校の学区が決まっていると認識しています。



◆(岡本委員) 千秀小学校は,1年生から6年生まで全部で7クラスか8クラスしかない小規模校に当たる学校だと思うんです。今,地域の方と話し合いをしてということですけれども,先日の地域懇談会の中でもこの議題に地域の御父兄が触れておりまして,千秀小学校の校長先生とも話し合いをしましたということです。千秀小学校の校長先生としては,やはり長尾台地区の児童が笠間小学校に行ってしまうと児童数の減少が懸念されるので進めたくない様子だということで,校長先生も,そのようなことを地域の方にお話ししているいうことです。学校のあり方という前に子供たちの教育ということを最優先に考えていただければ,小学校1年生,特に6歳とか7歳の子が毎朝バスに乗りながら学校に通うことが,果たして最適なのかどうかというのは大変疑問視するところだと思います。

 また,私は何に書いてあったのかはっきり覚えていないのですが,市長の御発言か国からの通達かに,子供の通学路は徒歩圏内が望ましいということが記載されていたと思うんです。こういう地域において学区の見直し,この学区は20年前に引かれたものだと思います。その後,地域の方々と言われますけれども,特に子供さんを持った御父兄の御意見を直接聞いていく必要があるのではないかと思うんですが,学区の見直しということについてはどのようにお考えですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) ここの学区は,いろいろ以前から問題がございまして,昭和50年のときから始まっている議論です。特に長尾台地区の児童の笠間小への受け入れということがあるんですが,実は笠間小の学区内で大規模開発等の可能性が現在ありまして,児童の大幅増が見込まれます。そうしますと,長尾台町の児童をそちらへ入れますと,笠間小の施設の受け入れ状況等の問題も生じますので,そういう全体的なバランスの中で,今,学区について見ているところです。



◆(岡本委員) 学区は,千秀小学校と笠間小学校だけではなく,全体でもう一度見直す必要があるのではないかと思っているんですが,バス通学を強いられている子供たちは毎月交通費がかかるわけです。地域懇談会の中でも,ほぼ全員の御父兄が,通学にかかる自己負担のバス料金を大変不満に思っているということですけれども,そういうことはどのように感じていらっしゃいますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 学校への通学に当たりましては,徒歩で通うことを基本としておりまして,小学校ですと徒歩圏内4キロという法的な規定もございます。千秀小学校,長尾台ですと約 2.3キロに当たりまして,そういう範囲にございます。バス利用等は,個別の対応に補助するというのは困難なことなので,それはできないんですけれども,圏内としての学区としては 2.3キロという中で,徒歩で通うことを基本にしていく。また,通学上の定期等の場合には,学校長が,確かにここに通っているという在学用の証明を出しまして,定期の発行には対応しております。



◆(岡本委員) 学区の見直しについては,そういう状況が今7校ぐらいあるということを最初に御答弁いただいたようですから,ぜひとも徒歩圏内が望ましいということで,4キロと書いてありますけれども,実質,横浜市内で4キロ歩いて通っている小学生はほとんどいないわけでして,皆さんと同じように対応していただけるように要望したいと思います。

 小規模校ですが,平成13年度で1クラス一番少ない人数の学校は,小学校,中学校で,どのようなクラスがありますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 小学校で6学級という学校が5校ございます。中学校の場合,3学級という学校が1校でございます。



◆(岡本委員) 金沢区で平成13年度の新入生,1年生が,予定人数8人という学校があるように聞いているんですが,西金沢中学校の状況は把握されていますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現時点で8人というのは聞いておりません。私たちの把握ですと,現時点での学籍等を見ますと,21人と聞いております。



◆(岡本委員) この21人のうち,学区の変更を要望した人と,私立に入学する方がいらっしゃると聞いております。残るのは8人になっていますけれども,教育委員会では把握されていないのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 私学につきましては除いて,21人ということで把握しています。それから,学区変更したという結果はまだとっておりません。



◆(岡本委員) 学区変更は,私の知っている限りでは身内,親戚の住民票に異動して変わっている方もいらっしゃるということで,今残っているのは8人ということで,地元は大変不安を感じております。この学校も,平成13年度に中学1年,2年,3年合わせて何人いらっしゃると把握されていますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 平成12年度は,1,2,3年で88名となっております。



◆(岡本委員) 私が調べた限りでは40名強ということになっているんですけれども,例えば88名のうち,何人卒業されるんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 38名が卒業生になります。



◆(岡本委員) そうすると,平成13年度4月以降,やはり40名強になるのではないかと思うんですけれども,こういう小規模校,ましてやこのぐらいの状態で,望ましい教育が果たしてできるのかどうか。確かに委員会の中ではメリット,デメリットを御答弁いただいたかと思いますけれども,デメリットの方が大きくなってしまうのではないかという懸念があります。このような状況を見て,適正規模校または統廃合,そして学区の線引きの見直しをどのように考えていらっしゃるのか,再度伺いたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 西金沢中学校につきましては,昨年度の12月,ことしに入りまして1月にも,小学校,中学校ともにPTAの方とも,全校への呼びかけをしまして,保護者にもお集まりいただきまして,教育委員会ともいろいろ具体的なお話も進めてまいりました。そういう部分で,ここの学校につきましてはいろいろな措置をとっていきますよということで,できるだけメリットを生かしていこうということで,その方針等についても検討していくということを申し上げました。

 実際に学区を動かすことになりますと,自治会等も含めまして相当疎通を図っていかなければできないことです。それからもう一つは,近くに中学校が2校ございますけれども,1校は,ぎりぎりの状態にございます。もう1校は,とても大きな学校になっております。そういうところを抱えていますので,1つの線引きを変えるわけにいきません。幾つかの線引きを変えながら検討していかなければいけませんので,そういうことを含めまして今後対応していきたいと思っております。



◆(岡本委員) 次に,前回いただいた資料の中の学校給食ですけれども,職員の方の時間給と退職金の金額をいただいたんですが,パートの方と委託にした場合と職員との時間給の差を教えていただきたいのと,職員でなければならない理由を述べていただきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 正規と嘱託の問題ですが,必ずしも正規でなければならない理由はございません。

 金額の差ですけれども,嘱託になりますと時間給で 800円強になります。調理員の平均時間単価の場合には,約 2,000円ということになります。



◆(岡本委員) 財政面から伺いたいんですけれども,給食職員の場合,時間給2,244円で,退職金が平均で2,234万6,000円,30年勤務されると3,000万円を超えると聞いているんでが,パートの方と職員の方の区別の差がないというのであれば,今後職員の採用は具体的にどのようにされようとしているのか,伺いたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 業務内容,勤務条件,また給食調理のこれからの業務のあり方を含めまして,今後それは検討していきたいと思っております。



◆(岡本委員) 給食のことでせんだって資料要求をしまして,平成12年度の小学校1年生の給食の開始時期というものをいただいたんですが,平成13年度の小学校1年生の給食の開始時期を教えていただきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 平成13年度の給食開始時期は,4月10日に全校一斉に開始する学校が112校ございます。それから第2週に入りまして,1週間おくれということで開始する学校が 137校,その後,第3週から開始する学校が28校。今年度は5月1日以降に開始する学校はゼロでございます。



◆(岡本委員) 給食が4月10日に一斉に開始されないのはどうしてなんでしょうか。また,小学校の給食では入学おめでとう献立というものをつくっているかと思うんですけれども,これが10日以降になってしまった2週,3週目の子たちには,献立として入っているんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 給食の開始日というのは,施設の状況とか児童の実態等を把握しまして,各学校が判断して決めているものでございます。開始日がおくれる場合の理由はいろいろ,児童の問題とか,学校生活上の約束を,もう少し集団生活になれるまではきちっととっていくような児童の実態があった場合には,おくらせたりということも考えているところでございます。近隣都市でも5月からというところもございますし,そういう形で実施されております。

 また,1年生を迎えるための給食というのは,特別献立をつくる場合と,献立をつくらずに,例えば2年生または6年生が共同で配膳まで含めまして,お迎え給食というような形で,一緒に食事をするような雰囲気づくりという中では,ほとんどの学校が行っております。



◆(岡本委員) 給食がないということは,その子供たちは給食の前の時間に帰されてしまうということで,はまっ子には入れないことになるかと思うんですけれども,これについて伺いましたら,一度帰って,お弁当を食べて,また学校に来て,はまっ子ふれあいスクールに入ることはできるという御説明がありましたけれども,小学校1年生にそのようなことを強いることはなかなか難しいかと思うんです。はまっ子ふれあいスクールに参加できない子供たちはどのようにしているのか,その実態を把握しているのでしたらお聞きしたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 1年生の受け入れ時期につきまして,平成11年度に192校から,はまっ子ふれあいスクールをやっているところは調査いたしました。37校,20%程度のところは4月最初からやっておりますし,100校,50%強のところが5月からという形でやっております。学校生活になれるまでは,などというのは運営委員会の判断で決めておりますので,運営委員会の意見で,ゴールデンウィーク明けからという形でとっている学校が多くございます。



◆(岡本委員) 私が聞いているのは,小学校1年生に給食を食べさせるのは現場の教師たちも大変なことが多いから,学校になれるまでということで,その学校,その学校で期間を割っているように聞いているんです。そうすると,市長が言われているようなサポートシステムとして,保育園が終わった後,今度幼稚園では,幼稚園の時間が終わった後も見ていこう。それなのに小学校に上がったとたん,最高で1カ月というブランクができてしまう。この辺はどのように対応したらいいのかということがすごく疑問視されるんですね。市長がそのようにうたっているのに,どうして現場ではそうされないのか。まず,そこを伺いたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はまっ子ふれあいスクールも,今度は全校展開を行います。そういう中で,はまっ子ふれあいスクールの場合には学期の前後,特に夏休みの前なども給食がなくなる時期がございます。始まる時期もそうです。そういう前後の給食のない日であっても,開くことを原則としております。そういう意味からも,運営委員会にもそのように今お願いしていますし,今後より指導の徹底をして,改善を図っていきたいと思っております。また給食開始時期につきましても,今後,教育委員会としても各学校に指導して,同時期に始められるような指導方針を持っていきたいと思っております。



◆(岡本委員) 幼児教育センターの幼保小連携事業では,この問題についてはどう言われているのでしょうか。今お答えいただいたのと同じような御答弁なんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 幼保小連携の中でも,円滑な幼稚園から小学校への連携,保育園からの連携ということで,できるだけ保育園,幼稚園で給食をとっている自治体もございますので,それを学校でも即生かしていこうという方針も出しておりますし,また,幼保小連携の全体の協議会がございますが,その中でも私の方から,給食開始は原則として一番最初からやるんですよという形のお話はさせていただいております。



◆(岡本委員) 給食ですけれども,学校側で決められる,つまり校長の権限で決めていくことができると思うんです。前向きに検討されるということなので,これからの新入生については4月10日から始めていただくように,ここで言っていただけないかどうか。また,そういうふうに校長ができないのであれば,それに対して市長が,やらなければいけないとうたっているものをやらない現場サイドというものは,学校名を挙げてもいいのではないかと思うんですけれども,その点はどのように考えていらっしゃいますか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 今年度も,最初からという発信の仕方をいたしまして,指導もしてまいりました。指導主事からも,ここの学校はどうしてもこういう事情で4月10日から始められないといった情報も得ております。いろいろ理由もございましたので,今年度は2年前に比べますと4倍以上,最初からできる学校がふえてきました。今からですと,今度は物資購入との絡みが出てきますので,来年に向けては全シフトできるように努めていきたいと思っております。



◆(岡本委員) 物資購入ということですけれども,物資購入は,私が確認しましたところ,今からでもまだ間に合うと言っておりますけれども,その点が改善されれば,4月10日からやっていただけるということなんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 全学校から,いつから始めるのか,その判断はどういう理由なのかという理由書を全部取ってございます。そういう中で今決めてまいりましたので,今年度については,これで進んでいこうと考えております。



◆(岡本委員) そうすると,先ほど言ったように,今年度4月10日から始められない学校は公表するべきではないかと思いますけれども,その理由等含めて,いかがなものでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 理由の中には,児童のなれの問題ですね。それから特に就学時の説明会等も開いて,子供たちの就学時研修もしております。そういう中で把握した学校での児童の実態把握という中で,子供たちがなれるまで,うちの場合は1週間おくらせたいという理由がございますので,個々のものを公表するというよりも,私どもの方で把握しておりますので,この実態によって今年度は進めていきたいと思っております。



◆(岡本委員) 要望になりますが,なれと言われましたが,例えば保育園でも,ゼロ歳から1歳の子が3日間ぐらいで現場になれて1日預かりをする,幼稚園なんかは最初から入っていく。そのような中で,小学校でまた幼児に戻るような扱いを現場でするというのはいかがなものかと思います。市長が言われているように,現場での教育を徹底していただいて,極力早く,みんな同一に給食が食べられるようにしていただきたいと要望しておきます。



◆(安藤委員) トイレの改修が出ていますが,具体的に,どういう工事を,どういうふうにするんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 今までは基準を設けて洋式と和式の個数を決めていましたけれども,今後は洋式を基本として改修を進めていきたいと思っております。



◆(安藤委員) 学校開放との関係で,トイレをどうするかというのが一番悩みのあるところですね。体育館にあるところ,あるいは武道館のところという形で,特に開放の多いところはトイレをどうするかというのが頭の痛い部分ではあるようです。かといって,トイレだけ単独で設置することは恐らくできないだろうと思いますから,私は,廊下側にもかぎのつくドアをつける。反対側の,恐らく校庭などに面しているところにもドアをつけて,かぎをつける形にする。開放のときは,運動場側をあけて,学校の廊下側にかぎをかけるという形でのトイレの改修はできないのかなと思うんです。いきなりぶつけて,はい,と言うのは難しいだろうと思いますが。

 私がPTA会長を二,三年やっていたときも,とにかく10月というのは土曜・日曜が8回ぐらいあるんですが,全部地域が使ってしまうという状況があるんです。そういう状況になるとトイレという問題はいつも頭が痛いので,そういうやり方とあわせて改修という問題,もちろん使う側に,それなりにきちっと物を言わなければならない部分もありますけれども,その辺はどうですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 今,安藤委員がおっしゃいました実情は,学校開放をやっておりまして,私もよくわかります。ただ,私のいた学校を想定してみますと,トイレのある位置が,校舎が南向きで,廊下を挟んで反対側にありますと,北側の,実は裏側になりますよね。そうすると,そこから入り口をつけて入ることが本当に学校開放のときにふさわしいのかどうかという場所的な問題もあると思うんです。確かに工夫の中では,体育館のトイレとか,できるだけ外に面しているところのトイレは開放していこう。それでも足りない場合,今工夫しているのは,学校開放の中で,教室の部分でトイレに近いところの入り口をあけてもらって,そこから教室へは行かないという約束で校舎の中のトイレを貸している例もございます。やはり何か工夫していかないと,予算を計上して,すべての学校を表から入れるようにというのはちょっと難しい面もございますので,今後トイレの問題が起こったときには,個別に,学校の中も使えるような開放もするという工夫も含めまして考えていきたいと思っています。



◆(安藤委員) 新しくつくった学校は,学校開放をかなり頭に入れて,そういう形になっていますからいいんだろうと思うんですけれども,古いところは,極端な言い方をすると,かぎ一つあけると校舎全部入れてしまうという状況のところもないわけではないですから,それは十分検討して,やっていただきたいと思います。

 これは私が長年わあわあ言っている話なので,話だけ聞いておいてくれればいいですけれども,開放時間のところで校長の管理責任はどこまであるのか。言ってみれば,校長の管理をみんな外して,完全に借りている側の責任にしろと言いたいんですが,それを一言だけ言っておきます。返事はいいです。

 学校の特色づくりの推進費は,学校によって今までやっている部分もいろいろある中に,同時に,もともとやらなければいけない部分もひっくるめて,その上に乗せるという考え方になるわけですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 安藤委員がおっしゃっているように,今までの予算の中から枠組みを取って,上乗せをしまして,それを含めて学校で計画を立てるという形でございます。



◆(安藤委員) ということは,さまざまやっている学校と,さまぐらいでとまっている学校とあれば,その使える額は,みんなそれぞれ違うということになるわけですね。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 計画の質の問題になってくると思いますけれども,そういう計画書が出てくるとは思います。



◆(安藤委員) 特別委員会でもちょっと論議があったのかなと思うんですが,役所の金だから,どうしても使わなければいけないというのが先に頭にあるのか,とにかく使ってしまえということになる。その辺はうまく指導していただかないと,せっかくやったけれども,とにかく何か行事をやって終わりという話にならないようなことを考えないといけない。ちょっとはあるんじゃないかと思うんですけれども,その辺について伺います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 4月になりましたら各学校で予算委員会を開いていただいて,計画書を出していただきます。年間で,どういう特色ある教育活動をして,どの部分に幾ら使ってという計画書が出てくると思いますので,その時点の段階で,余り突飛なものにつきましては私たちの方で指導して,有効に使えるようにしていきたいと思います。また,その後の使い方につきましても,これは校長の責務もまた大きくなると思いますが,厳正,公正な執行ができるようなチェックも,きちっとしていきたいと思っております。



◆(安藤委員) 午前中の堀井委員とのやりとりの中で,教育長は必ずしもそうは言っていないんだろうと思うんですが,少し時限的な話が出ていますね。ずっとあるのか,少しという話があるんですが,私は時限的にやるという話にはならないんだろうと思っています。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在立てたばかりですので,そういうことは今は考えていないと堀井委員にもお答えいたしました。それをやっていく中で,もし時限を切らなければいけないような事態が生じるんでしたら,それはまたそのとき考えなければいけないだろう。今は新しい予算組みという形で全国にも先駆けてやりましたので,これをまずスタートさせたいということでございます。



◆(安藤委員) 中学校のふれあい昼食検討調査費300万円。申しわけないけれども,300万円で何ができるのかなというのがあるんですが,この方向としては,どういうふうに持っていこうとしているのか。

 悪いんだけれども,コミュニケーションの活性化を図るため,昼食のとり方という文章になるでしょう。前は食堂みたいなものを検討するという話があったように覚えているんだけれども,どうしようかというのがどうもよくわからない。後の請願との絡みもあるんですが,どういうふうにしようということなのか。いや,それはやらない方向だというなら,それはまたそういう話の仕方だし,空き教室を何とかうまく利用してという方法もあるようだし。要するに,さまざまやりたいというなら,それはそれでもいいんだけれどもね。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 中学校の昼食につきましては,あくまでも家庭からの弁当を基本にしていくということで,現在進めているのは,日によって持ってこられない生徒への対応ということで今進めています。そういう中で,実際に弁当をとる昼食の時間が本当に短い時間で,ぱっと食べるだけの時間になっている。そうするとコミュニケーションそのものも図れていない。学校生活の中で昼食をとりながら,もっと生徒同士が昼食といういい場面でコミュニケーションがとれるような方法はないのだろうか。そういうことを含めまして,生徒の普段の生活の中で食を通してコミュニケーションを図っていくいい学校生活づくりが,この場面を通してうまくできないだろうかというのが基本にございます。そういう中で,今,安藤委員がおっしゃられたように場所の問題ですね。場所はどうなるのか,クラスの,いつもの授業を受けているグループだけでいいのか,もう少し幅を広げられるのか,1年生から3年生までおりますから,他学年との交流はできるのか,できないのか。今後は,そういうことも含めて幅広く,いろいろな情報を得ながら,他都市等ではどういうふうに取り扱っているのかも含めて,いろいろ調査しながら,横浜で望ましい昼食のあり方をうまく検討できないだろうかというのが発想でございます。



◆(安藤委員) 文化財保護育成費が5,600万円ある。横浜市指定の文化財というのは幾つぐらいあるのか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在,市指定の文化財は 112件ございます。それから市の登録文化財が78件ございます。



◆(安藤委員) 112件,78件,全部で200件近くあるんですが,文化財に指定・登録されると義務が発生しますが,そのことに対する対価というのはあるわけですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) それにかかわる修理のための補助金という形で支出しまして,文化財保護の際の支援をするということでございます。



◆(安藤委員) 修理といっても,いろいろあるでしょう。刀の研ぎ代なんていうのがあるし,屋根が壊れたから直すというのもある。それらは,そういうことがあれば全部補助金を支出するということですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 全額ではなくて,補助金ということで限度はございます。



◆(安藤委員) 今,国の重要文化財が横浜市に幾つあるのか,余りはっきりしない。国宝は2つあるけれども,そういうものに対する補助は,横浜市としては特段しないわけですか。そうはいっても,例えば重要文化財としての申請はするでしょう。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 国の有形文化財とか民俗文化財の修理・修復のお金は,限度額が500万円以内で,総事業費の4分の3以内で支出するというふうになっております。



◆(安藤委員) 今,横浜市に国の重要文化財は幾つあるかわかったら教えてください。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 国宝になっているものが2件で,絵画と書籍です。それから国の指定文化財が74件,国の登録文化財が一般建造物の中に13件県指定が67件ございます。



◆(安藤委員) 国宝は金沢文庫にあって,あれは4つで1点になっているけれども,ああいう国宝展というものをやったらどうだという話が一般質問で一回出たことがある。答弁はどうだったか覚えてないんですが,金沢文庫の国宝は原則非公開ということになっていまして,3年か4年に一遍しか展示していませんからなかなか難しいと思うんですけれども,横浜市として積極的に展示するということはないんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 国の文化財になりますと,実際に横浜市独自で展示という計画は立てられないということで,国の許可を得たり県からの指示等も仰がなければいけませんので,国や県と協議した中で,機会があればできるという形にはなっております。



◆(安藤委員) 去年,文化財保護法成立50周年ということで上野の国立博物館で国宝展をやって,金沢文庫の2つも出ていましたけれども,一番人がたかっていたのは鳥獣戯画図で,横浜のは余り人がたかっていなかった。私は4回行って 200点全部見たけれども,横浜の場合は,横浜市そのものが国宝を持っていない部分もあるからね。神戸とか大阪とか福岡は市そのもので国宝を持っているから,その辺,実績があると思うんですが,横浜でもやっていただければと思っています。



◆(加藤副委員長) 幾つかお伺いしたいんですが,昨今,教育改革が大きく叫ばれて,また時代が大きく変化をして,子供を取り巻く環境が非常に大きく変化をしているところだというのは,すべての方の認識ではないかと思うんです。今の学校教育においても,さまざまな試みが必要ではないかということも言われていると思うんです。

 そこで,高校再編にも若干絡むことですが,1点目は,小・中学校と高等学校の教育目的というか目標の違いはどういうところに置いているのか,お伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在,小・中学校は義務教育という形で,基礎・基本を中心にしながら,横浜プランの中でも生きる力をはぐくんでいこうということが中心になっております。また,高等学校につきましては,全入という形は今とっておりませんで,選抜という形で,義務教育を終わった段階で,自分の個性なり自分の情操をより豊かに引き伸ばしていこうということで,それぞれの専門に合ったり,または自分の将来を見込んで自分で選択し,受験して受けているというところで個性伸長,その中で横浜市の場合は,ゆめはまも含めまして,高等学校における生き方,教育というものを重要視しながら今進めている,そういう違いがございます。



◆(加藤副委員長) 小・中学校はクラス単位で,みんなで同じものを学んで,その中で集団生活ということも学んでいきましょう。ただ,中学校の高学年から,また高校に入ると専門科目で,選択性を重視して,自分に合った,自分の興味のある,または自分がそちらに進みたいという専門的な学びの場の方を重視してくるということだと思うんですが,今後それがもっともっと加速していく場面も想定できるかと思うんです。

 そこで,特に高等学校においての学級運営について,今回再編がありますけれども,かなり今までと考え方,中身が変わってくるのかどうか,お伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 今まで以上に高等学校の場合は選択科目がふえてくると予想されます。それは子供たち一人一人の個性とか自分の進路というものを細分化してきますので,自分の選ぶ選択科目というものは,1年生のときはそうでもないですけれども,2年生,3年生になると余計広がりが出てくると思います。そういう中で,いろいろな個性を持った子供たちが,ホームルームという中でいろいろな意見を出し合いながら一つのまとまり,高等学校生活の友達づくりができるような,そういう意味でもロングホームルームと言いまして,今までより少し長いホームルームですとか,先生とのかかわりの時間を多くとるとか,そういう形でのホームルームというのは,また一つ別の意味で重要になってくるものと考えております。



◆(加藤副委員長) 今まで,特に私たちが通っていたころというのは,クラスと担任というか,クラスと先生の関係が重立ったものだった。これからは,それプラス個と個,生徒と先生の1対1という関係もより強めていこうという考え方なんだろうなと思って,これは非常に評価をするところですが,それとはまたちょっと違う話で,この前,我が党の仁田議員の質問の中で単位互換性ということにも触れさせていただきました。これは,高校が将来,あと10年ないし15年後に,単位互換性になって,自分は月曜日はどこどこ高校,火曜日はどこどこ高校というふうに選択ができる。すべてがなっていくとは私も思わないんですが,一部においてはそういう試みも必要かなと思います。冒頭申しましたけれども,さまざまな試みが今は必要だ。フリースクールもそうですし,アメリカで1,000校以上開校されて,今非常に評価の高いチャータースクールですとか,そういったこともどんどん試みとしてやっていくべきではないかと思っているのです。

 そこで,さっき言った互換性ですけれども,すべてとは言いませんが,かなり単位互換性が出てくると思うんです。そういった想定をしたときに,学級運営,先生と個人の個と個の関係ではなくて,先生とクラスという関係の学級というのは,かなり変化してくるのではないかと思うんですが,その辺の教育長の見解をお伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) ホームルームというのは,先生が,生徒がどこの学校へ行ってこういうのをとってくるよというのも相談してあげなければいけない立場ですので,ロングホームルームをとったときには全員がそこに集まる。そこからまた相談を受けて,自分の選択場所を決めて,そちらへ行く。次の週にはそこへまた戻って,みんなの情報網ができてる。そういう場づくりというのは大切にしていきたいと思っています。



◆(加藤副委員長) 教師のことについて2つ大まかに聞きたいのですが,国の教育改革関連法案の中に,指導力の不足した問題教員を教壇に立たせないというのが大項目としてあります。この指導力というのはどういったことを指すのか。まだしっかりとしたものはないかと思いますが,国からの法案を受けての教育長の見解をお聞きしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) まだはっきりした見解,この項目に当たるものというものはございませんけれども,まずは指導していくときの子供たちへの伝わり方ですね。子供が本当にその先生に引きつけられ,自分の中に学力を着実に定着できる手法,方法を持っているのかどうかというところが,まず第一番目に挙がると思います。そういう中で県とか他都市である程度判断しているのは,授業が成り立たないとか,立ち歩くとか,継続して授業がわかりにくいとか,そういう子供たちのデータを集めたものを称しているところも現在ございますが,細かく,これとこれとこれというような形ではまだ出ておりません。



◆(加藤副委員長) ということは,学習の指導力がメインになるということでよろしいんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はい。



◆(加藤副委員長) わかりました。

 そこで,また再編の方で質問したいんですけれども,全日制総合学科高校,それから三部制総合学科高校あるいは科学技術高校と,今までにないスタイルの高校で,私はこれは非常に評価をしております。それで,しっかりとした中身にしていただきたいということを本当に強く思っているわけです。特に三部制総合学科高校については仁田委員からもさまざまな質問をさせていただいたわけですけれども,あの中で定員のお話がありました。今回の三部制で言えば280人,1クラス35人掛ける8クラスで280人ということですが,高校は義務教育とは違いますので,定員についても弾力を持って運営していくということですが,法的にはどのくらいまで膨らますことができるのか,まずお聞きしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 定時制高校の場合の法的な学級定員は,1クラスの単位で言うと35人ということでございます。ただ,この280人というクラス数を決めてくるのは,全日制の県及び私学との協議の中で全日制の割合を決めてまいります。そういう中で,本市として設置している学校ですので,本市の中で,例えば夜間が2クラス70人ではちょっと足りなかったとなる場合は,それに対して,うちの方での対応は可能です。定員につきましての推移等も含めまして,それは今後フレキシブルに対応していきたいと思っております。



◆(加藤副委員長) この前の答弁の中で,選抜方法については学習意欲を重視したい。それで作文ですとか面接を重視していくという答弁をいただきまして,大変ほっとした方が多いのではないかと思っております。また今後最終的な詰めの段階に入ってきて非常に大変だとは思うんですけれども,ぜひとも今までの定時制の受け皿たり得る高校になるように,お願いしたいと思います。

 それから,先ほど教師のことをお聞きいたしました。今回3つの高校が1つになるわけですけれども,だれが考えても,1校になるわけですから,それだけでやるとしたら教師が多いのかなと思います。また中身も今度大きく変わってきて,生徒の質も変わってくると思います。そこで,やはり教員が変わらなければ,いい制度をつくったとしても,この三部制総合学科高校または全日制総合学科高校にしても,うまくいかないと思います。教員の質の面で私は,はっきり言って心配しております。そこで教育長として,新しい学校をスタートする上で教員は,それにきちんと対応できる教員にさせるためにはかなり課題があるとは思うんですが,今後その辺についてどのようにしていこうとしているのか,その見解をお伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 教員は,今,定時制が5校ありますから,それが1校になったときに,その定時制へそのままスライドしていくという考えではございませんで,定時制であろうと全日制であろうと同じ市立の教員ですので,そういう市立の教員全体の研修としまして計画的に研修をしていく中で,今は全日制の方も新たな特色のあるコースづくりで職員が必死に検討している,校内での検討もしておりますし,これから設置していく教科に合わせて,全日制の教員を定時制の方へ持っていかなければいけない場合もありますし,定時制から全日制に来ていただかなければいけない場合もまた出てきますので,そういう全体を見通した計画的な研修の中で教員の意識改革というものをやっていきたいと思っています。



◆(加藤副委員長) それから,学校の環境ということで先ほど安藤委員からトイレの件がありましたが,私も違った視点でトイレについてお伺いしたい。

 トイレのことについては,いろいろなご意見を直接ちょうだいしております。まず聞きたいのは,小・中あるわけですが,トイレの清掃は,今どういったシステムというか,だれがやっているのか。それを教えていただきたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) トイレの清掃につきましては,用務員が当たることになっております。



◆(加藤副委員長) 学校の中には,生徒がやっているところもあると思うんです。ですから生徒がトイレ掃除をするところ,全く生徒はノータッチのところ,学校によってどうもまちまちのようですが,その辺はどういうふうになっているのか教えてもらいたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 原則は,用務員の業務ということで位置づけております。中学校で何校かやっているのは,中学校の生徒にそういうことを体験させながら,子供たちの情感とか資質を高めようという生徒指導上のねらいとか,学校教育目標上のねらいとか,生活上のねらいとかの中で行っている部分はございますが,原則は用務員でございます。



◆(加藤副委員長) では,学校長,または担任といいますか,学年主任といいますか,学校で話し合って,それで生徒に,トイレの清掃も大変教育効果があるということで決めたら,トイレ掃除をさせることができるという中身になっているわけですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) そのように教育的な配慮ということを組み入れまして行う場合には,それはできると思います。



◆(加藤副委員長) 私は,生徒にやらせるなと言っているのではないんです。どちらかと言えば逆なんです。私たちのころは,かなりトイレの掃除をしていたと思うんです。ですから,O-157の事件で掃除をやめてしまったとか,そういった感じで受けとめていらっしゃる方が多いんです。今の私の質問の本旨は,そういうところです。

 次につなげるために聞いたんですが,用務員の方からも結構お話を伺いました。まず,一生懸命掃除をしても,すぐに汚されてしまう。また,用務員の中にも手を抜いている人も若干いるようですが,一生懸命やっている方もいらっしゃいます。それでいろいろと話を聞くと,今,一般家庭というのはほとんど洋式の便器になっていて,学校へ行くと和式の便器で,磯子区で調べていただきましたが,洋式便器の設置率は18.数%でした。中には学校に1基しか洋式便器がないところがあったりして,特に小学校の低学年の子は,洋式便器からいきなり和式便器になるので,外に出してしまうこともある。

 それから,これは私が直接聞いた児童の話ですが,学校に洋式便器がなくて,6年間,学校のトイレには行かなかったというんです。それで,どうしても行きたくなったら早退するということも聞きました。これは和式便器だからということだけではないと思うんです。先ほど教育長がいみじくも,トイレの位置は北側のところと言っていましたけれども,学校で一番環境の悪いところはどこかなと探すと,トイレの場所にぶつかる。これは往々にして,そういうところが多いと思うんです。だからトイレ全体の改善が必要だと思うんです。

 そこで,先ほど教育長も洋式便器を基本に改修していくと言っていましたが,大体どのくらいの割合が理想というか,適当だとお考えなのか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) かつては和式便器が中心でして,その中に1カ所に1基とか2基という形で計画してきました。ところが時代も変わりまして児童の生活状態も変わってきましたので,何対何ということよりも,洋式便器が基本であるというふうにして,あとはその計画の中で,どうしても洋式便器を嫌う子供もいるよといった場合の意見も聞きまして,その中で割合を,例えば1基は和式便器を入れていくという形で,今までの発想とは逆転の発想で,まず洋式便器ありきという形で進めていきたいと思います。



◆(加藤副委員長) わかりました。よろしくお願いしたいと思います。

 あと,全体的なトイレの雰囲気の改善といいますか,学校によっては絵柄を取り入れてみたりというところも散見いたしますけれども,一番いいのは全部改造してしまえばいいわけですけれども,なかなかこれは予算的に,そんなにできないと思うんです。ですからお金のかからないような手法を用いてトイレの改善というか,保健室ぐらいになるといいなと思っているんですが,そういったことを何か教育委員会として各学校に示唆できるような,また提示できるようなことは考えられないのか。その辺についての御見解をお伺いしたい。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 環境全体の改修とともに,改修していくときに学校の意見を聞きまして,その内容を含めて,予算があることですので予算の範囲内になりますけれども,できるだけ明るいトイレになるような環境整備も含めて,やっていきたいと思います。



◆(中島[明]委員) 確認の意味も含めて,お聞きしていきたいと思います。

 まず,都市発展記念館ですけれども,きょうも神奈川新聞に大きく出ていました。この都市発展記念館に展示をしようとしているものは,今,江上コレクションも含めて,どこかに保管してあると思いますが,それの保管状況をまず教えていただきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 今,歴史博物館に所蔵しております。それから文献類につきましては,図書館の蔵書室に入れております。



◆(中島[明]委員) それから,市立高校再編のところですけれども,ことし予算がついているのが550万円で,整備推進事業費と書いてありますが,具体的にこの中身を教えてください。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 市立高校の再編整備推進事業費ですが,PR,広報経費が約200万円,それから科学技術高校の開校準備等で200万円,推進事業費として 150万円を予定しています。



◆(中島[明]委員) 開校準備等というのは具体的にどういうものなのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 開校準備費というのは,教育課程の編成,教材研究,時間割等の編成をするための費用でございます。



◆(中島[明]委員) この間,横浜工業高校を視察させていただきました。あそこを改修して三部制総合学科高校にするというのはなかなか大変なのではないかと思ったんですけれども,御説明いただいて,まだ具体的にこうなるというイメージがわかないということで,たしか今年度中に資料もお願いしていたと思います。平成14年度から実際に募集も始まりますが,このような準備の状況で本当に間に合うのかどうかというのは私もよくわからないんですが,そこはまた今後,委員会か何かで教えていただけるのかなとは思っております。

 次に,予算概要の12ページに不登校の生徒への対策が幾つか出ております。予算の説明のときにハートフルフレンドのところで教えていただいたことがありまして,今,小学校での不登校が598名,中学校が2,126名ということで,合計すると 2,724名となるんですけれども,このうち,引きこもりが62人いて,そのうちの49人に対して,ハートフルフレンド,家庭訪問ということで 211回訪問して,9人が学校に戻ったとお聞きしたと思いますが,それはそれでよろしかったでしょうか,まず確認させてください。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) そのとおりでございます。



◆(中島[明]委員) またさらに,適用指導教室に戻った子供が5人とお聞きしました。ハートフルフレンドというのはかなり成果が上がっているというお話だったと思うんですけれども,この2,724人のうちのわずか9人,適用指導教室に戻った子を入れて14人ということになりますと,私は,数だけで単純に言えないかもしれませんけれども,それほど効果があるのかなという印象を持ちました。引きこもりの62人以外の子供たちに対する指導,それから,その子供たちが実際に今どのようにして過ごしているのかという実態は,把握していらっしゃるのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) ほかの子供たちの件ですけれども,現在,家庭訪問ということではなくて,児童・生徒の総合相談センターの相談業務を通じまして,この相談総件数が年間を通して2万件ほどございます。そういう中から拾いまして,総合相談センターで相談をしたり,または各区の適用指導教室とか相談指導学級に相談を入れたり,専門のセラピストによるカウンセラーを行ったりという形で対応しております。

 実際に引きこもっていて出てこない子供についての情報ですけれども,これは非常に難しくて,学校と連絡がとれている部分については私たちも把握できるのですが,学校の先生そのものにも電話1本かけないでくれという引きこもり状態の厳しい児童・生徒の場合には,親からの連絡をできるだけ,生徒に見えない場所でとるしかございませんし,また親そのものが引きこもりと同じような形になっている場合もございますので,そういう部分での連絡がとれない部分はございます。



◆(中島[明]委員) 非常に難しい問題だと思いますが,この間もう一つ,保健室登校が増加傾向にあるというお話も伺ったと思います。どういう理由で保健室登校がふえているのかということについての把握は,いかがですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 一概に理由と言いましても難しいんですが,不登校になりぎみになりまして,実際に不登校までは至らないけれども,保健室の先生だったら話ができる,保健室だったら学校に通えるという児童・生徒。逆に,不登校であった者が,保健室登校に復帰してきた。まず保健室登校から始めたいという生徒がいる中で,保健室登校という状態がございます。



◆(中島[明]委員) 不登校生徒がふえてきているという大変厳しい実態があると思います。それに対する対策も非常に難しいと思います。その子供にも,もちろん原因はあるのでしょうけれども,これだけ人数が多くなると,それだけでは片づけられない問題だと思いますし,社会的な問題だというふうにも思いますので,学校に戻すだけが解決策ではないのかもしれないと私は個人的には思うんです。

 ただ,子供たちの教育を受ける権利というのは厳然としてあるわけですから,そこをどう保障していくかという問題は大変大きいと思います。もちろん相談指導学級であるとか,適用指導教室であるとか,またハートフルフレンドということで,いろいろ対策は立てていらっしゃると思うのですが,逆に,さっきもちょっと出てきましたフリースクールとか,別の場所を求めていく子供たちもいるわけです。ただ,実際には費用がかなりかかるという問題もあると思うんです。そこのところを,学校に戻ることだけを考えるのではなくて,ほかのところへ行き場所を求めていく子供たちに対しての支援ということは,横浜市としてはまだ考えていらっしゃらないと思うんですけれども,この先の方針を,お聞かせいただければと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) その先というのは,ちょっとここでは申し上げられないのですが,現在は,まず子供たちを教室に,学校の中で授業を受ける場所づくりをしていこう,その環境整備をしていこうということで,保健室登校につきましても,養護教諭のカウンセリングの技術向上を図る研修を行いまして,まず養護教諭が携わるカウンセリングの中で,または学級担任が生徒指導上の指導能力を上げまして,そういうカウンセリング研修を受ける中で,かかわり方を非常に大切にしながら,学級に戻れる条件づくりを環境整備として整えているのが現状でございます。



◆(中島[明]委員) 11ページの介助員制度ですが,これも平成13年度は昨年度から比べると 100万円ちょっと予算がふえていると思います。でも毎年少ないと思うんですけれども,ことしは修学旅行の介助にも適用されるということで,これは長年要望されてきた方が多いことですので,よかったと思っているんですが,来年度,ほかに条件が変わったというところはないですか。あとは今までと同じととらえていてよろしいでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はい,同じでございます。



◆(中島[明]委員) そのほかにも,私たちに保護者の方からいろいろ要望が出てきておりますけれども,ほかにもさまざまなニーズがあることは把握していらっしゃると思うんですね。100万円でも予算がふえたことはいいことだと思いますけれども,さらに充実させていっていただきたい。これは要望ですけれども,申し上げておきたいと思います。



◆(手塚[勇]委員) 校舎の改修の件でお聞きしたいと思います。

 局別審査の中で,昭和45年前後に建てられた鉄骨構造は大変傷みが早いということで,今でも栄区の上郷中学校とか犬山小学校がその対象だと思うんです。教育長の答弁で8校と聞いたと思うんですが,これは犬山小学校とか上郷中学校,本郷中学校,境木小学校なんかが含まれると思うんですけれども,そのほかはどんな学校が含まれるのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 局別の中で申し上げました8校というのは,不動丸小学校,美しが丘中学校,旭中学校,中川小学校,葛野小学校,上郷中学校,犬山小学校,日限山中学校の8校でございます。



◆(手塚[勇]委員) そうすると,不動丸小学校なんてもう解消しましたよね。だからこれは,そういうのも含めて8校という意味ですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 8校が硬構造として横浜市にあるということで申し上げまして,改修につきましては,不動丸小学校,美しが丘中学校,旭中学校,中川小学校,葛野小学校。葛野小学校の場合は平成13年度までかかりますが,そこまでは改修が進んでおります。



◆(手塚[勇]委員) そうしますと,ここで名前が挙がった残りの学校の改修は,スケジュールに乗っているのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 硬構造につきましては,昭和50年前後の児童数の急増期に建てたものですからいろいろ問題点がございまして,この8校を竣工年度別に合わせまして今進めているところですので,順次やっていく予定でございます。



◆(手塚[勇]委員) ことしの予算でも1校5億 6,400万円ぐらいついて,今の予算の計上だと,2年で行こうということになるのではないかと思うんです。そういう計算でいくと,かなり時間がかかってしまうのですが,もう少しこれは増額するという予定はないのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 中川小学校と葛野小学校の場合には児童・生徒の位置等もありまして,2年度にわたって行いました。中川小学校が平成9,10年度,葛野小学校は平成11年から計画を始めまして平成12,13年度。あとの学校につきましては単年度で改修しておりますので,単年度計画でもできると思います。



◆(手塚[勇]委員) 次に,障害児教育の指導振興についてお聞きしたいのですが,障害児理解教育推進校というのは,具体的にはどういうことをやるのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 障害児理解推進事業ですが,推進校,指定校を8校設けまして,年間の実施計画に基づきまして,講演会とか交流活動を各校で実施しまして,そういう成果を他の学校に行き渡らせようというのが内容でございます。



◆(手塚[勇]委員) 障害児介助員の事業拡充ということがあるんですけれども,こういう具体例についてはどうなんでしょうか。瀬戸ケ谷小学校にことしの春入学する児童が障害児で,階段が上れないんです。両親とも障害を持っていらっしゃるんですけれども,車の運転はできるそうです。ただ,瀬戸ケ谷小学校に入っても,階段が上れないので瀬戸ケ谷小学校では受け入れられないということで,保土ヶ谷小学校に入ることになったそうです。朝は,お母さんが車で送って,帰りは,お父さんが仕事の帰りに車で連れて帰るということでやっていこうということになったそうですが,こういう場合には介助員事業の適用になるんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) ケースによりますので,その個々に応じて対応していきたいと思っております。



◆(手塚[勇]委員) 学校の特色づくりの推進費について,お聞きしたい。

 他の委員からも質問があったんですが,これは新しい項目で,金額としては,今までの予算に計上されていた,校長先生の采配でできるような金額にプラスされていると思うんですね。それはどのぐらいの額になるんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 40万円プラスしております。



◆(手塚[勇]委員) 具体的に聞きますけれども,中学校などでクラブ活動がありますね。それで私も要請を受けたんですが,文化部は今,吹奏学部しか派遣制度が適用になっていない。こういう費用で,具体的には演劇部にも派遣制度を適用することはできるのでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 300万円,400万円というお金は,学校の特色づくりを推進していくために設けたものでございますので,演劇部そのものが学校の特色である,それを地域も含めて認知されるのでしたらそれも可能だと思うのですが,学校の特色ある教育をどうしてつくっていくかというのは,学校の議論の中で計画されてくるものと考えております。



◆(手塚[勇]委員) 次に,学校給食についてお聞きしたいのですが,私は緑政局の局別審査で質問したときに,小学校の給食に横浜市内でとれる野菜を使うような施策をしたらどうか。これは教育上も,また農家の人にとっても大変いいのではないかということで質問したんですけれども,具体的には,これは緑政局からいただいた資料ですが,今,田奈小学校では田奈農協野菜研究部と管内の緑区や青葉区で試験的に実施しているということ。それから現在,横浜南農協に一括販売推進本部というのがありまして,これと港南,戸塚,栄,泉区,瀬谷区などでできないかということで検討中だということを聞いております。栄区の犬山小学校では,父兄の協力を得て地元でとれる野菜を使っているという話を聞いておりますけれども,教育委員会としては,そういう方向を模索しているのか,それとも,する意思があるのか,聞かせていただきたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 市内産で購入できる物資をできるだけということですが,学校給食は安定供給ということを非常に大事にしていかなければいけない品目ですので,そういう品目に当たるものにつきましては考えていかなければいけませんが,供給量との関係がございますので,地場のものを利用することは給食会の方で今いろいろ検討しているところです。農協との絡みも含めまして,今後検討していく項目になっているところでございます。



◆(手塚[勇]委員) それでは,中学校の給食についてお聞きしたいのですが,ミルク給食を含めて実施していないのは,政令都市では横浜市だけであり,神奈川県内の市段階でも,ミルク給食を含めて実施していないのは横浜市だけだと思うんですが,これはこれでよろしいでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) はい,そうです。



◆(手塚[勇]委員) これは神奈川県内と政令指定都市ですけれども,全国的にも中学校の学校給食というのは84%ということで実施されております。最近新聞にも,川崎市も2校で実験的にやるという報道がされております。文部科学省は,弁当ということではなくて,教育の一環として学校給食を位置づけている上から,やはり中学校にも学校給食は必要なのではないかと思いますけれども,こういう情勢の変化に対して横浜市はどう対処していこうとしているのか,見解を伺いたいと思います。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 横浜市では,あくまでも家庭からの弁当持参を基本として,日によって持ってこない子に対する対応策を考えているということでございます。



◆(手塚[勇]委員) 最後に,高校の再編問題についてお聞きします。

 最近,新聞の中でも投稿が載ったりして,定時制高校の再編,統廃合についていろいろな意見が出ているわけですけれども,総じて定時制高校の可能性を非常に重視して,いずれも計画の性急性というんですか,もう少し状況を見てやった方がいいのではないかということを言っていると思うんです。この辺はどういう見解を持っているでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 性急にと申されますが,高等学校の再編につきましては平成6年から各方面からの意見を聞きまして,また高等学校校長会の中にもそういう部会もつくりまして,教育委員会と共同歩調でずっと進めてまいりました。それで平成10年から再編整備の計画にかかって,結果を出してきたという流れがございます。性急にやったものではございません。



◆(手塚[勇]委員) 土曜日でしたか,NHKのテレビで,福岡高校の定時制がことしで閉鎖されるということで1時間近くの放送をやっていましたが,今の社会情勢の変化というのは,そういう方向なのかなということは理解できる。今,教育長は性急ではないと言われましたが,今回この推進事業として550万円計上しているわけですね。先ほど,これは広報費とか準備とか推進事業費であると言われたわけですが,この前も横浜工業高校を視察して思ったのは,改修に550万円かけるとしても,こんなものではだめだろう。改修に対する費用はどう見ているのか,その辺のところをお聞かせください。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 横浜工業高校の改修につきましては,この費用の中にはございません。改修費は特別営繕の中の費目として計上します。



◆(手塚[勇]委員) どのぐらい見ているんでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 設計を含めまして,幾らかかるかというのはこれから出てくると思います。



◆(手塚[勇]委員) 2002年の募集人員は 280人だと思うんですが,一般的に,名古屋とか,ほかの三部制の定時制高校を見ますと女性の数がかなり多いんですね。平均すると6割ぐらいが女性ではないかと思うのですが,280人募集した場合,女生徒は何人ぐらい入るとお考えでしょうか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 現在,その予想はしておりません。



◆(手塚[勇]委員) 今の横浜工業高校での女生徒は8人とか9人と言いましたけれども,それをはるかに超えることは間違いないと思うんですね。それから最近は障害を持った人たちの入学も考えられると思うんですね。三部制総合学科高校として定時制が進んでいくことは非常にいいことですが,その辺のところは十分考慮していただきたいと思います。



○(中川委員長) 他に発言もないようですので,質疑を終了し,各会派の意見表明をお願いしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中川委員長) それでは,多数会派順に意見表明をお願いいたします。



◆(佐藤[祐]委員) 市第95号議案関係部分,原案賛成です。



◆(岡本委員) 第95号議案関係部分,原案賛成です。



◆(堀井委員) 市第95号議案関係部分,原案賛成でございます。



◆(手塚[勇]委員) 市第95号議案関係部分については,今言いましたように,学校の改修とか学校給食などに対する予算について賛成できませんので,議案として反対です。



◆(中島[明]委員) 私どもは,はまっ子ふれあいスクールについて,一律に前倒しをして,区ごとにそれぞれ実情は違うと思いますが,大きな予算をつけていること。学童とは役割が違うと思うんですけれども,そこのところの役割分担がきちっとできていないということで,それが1点。

 それから,都市発展記念館ですけれども,もうこれ以上新しいものは必要ないのではないかと思います。歴史博物館の入館状況を見ても,立地条件とか展示の内容は違いますが,いつ行ってもがらがらという状況の中で,これ以上新しいものをつくる必要はないと考えております。先ほどコレクションを保管してあると伺いましたけれども,展示の方法は幾らでも考えられると思いますので,都市発展記念館は整備する必要はないということで,この2点で市第95号議案関係部分には反対いたします。



○(中川委員長) 意見表明が終わりました。

 それでは,本委員会から予算第一特別委員会への審査委嘱報告について確認させていただきます。

 市第95号議案関係部分については,大勢意見として原案可決すべきもの,少数意見として原案否決すべきものといたします。

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△請願第32号の審査,採決



○(中川委員長) 次に,請願審査に入ります。

 請願第32号を議題に供します。

   請願第32号   私立幼稚園児に対する保育料補助の増額等について



○(中川委員長) 本件請願は,行政当局に対する要望に関するものであり,また予算関連でもありますので,予算を踏まえた当局の見解について説明を求めます。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 請願第32号につきまして,当局の考え方でございますが,1の父母負担軽減のための保育料補助の増額についてでございますが,平成13年度は国庫補助事業分について増額するとともに,市単独分について一律2,000円を増額し,4万4,000円といたしました。さらに,国庫補助の対象とならない市民税所得割額10万2,100円を超える世帯につきましては,第2子に6万4,000円,第3子以降に8万4,000円の補助を行うこととし,同一世帯から同時に就園する2人目以降の園児にかかる保護者の負担を軽減してまいります。

 2の安定した教育と園運営を行うための園児減対策費補助についてでございますが,所管庁である神奈川県が私立幼稚園の経営全般にわたる助成の中で対応しておりますので,請願があったことを県に伝えます。

 3の私立幼稚園に通う障害児のための補助金についてでございますが,毎年増額を図ってきており,平成13年度も1万円増額し,障害児1人当たり年額24万円の補助を幼稚園に対して行ってまいります。

 4の私立幼稚園施設設備費補助についてでございますが,平成13年度も平均2,000円の増額を図り,小破修繕や備品の購入を主な対象に,1園当たり平均57万8,000円の補助を行ってまいります。また,老朽園舎の大規模な修繕工事については,最高150万円を限度として補助を行ってまいります。

 以上のとおり,これまでも保護者の負担軽減や幼稚園への助成の充実に努めてまいりましたが,今後とも努力してまいりたいと考えております。



○(中川委員長) 質疑に入ります。



◆(安藤委員) 今の教育長の御説明を是としますと,1項目,3項目,4項目が採択,2項目が不採択ということでよろしいと思います。



○(中川委員長) 他に発言もないようですので,質疑を終了し,請願第32号について項目ごとに各会派の意見表明をお願いしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中川委員長) それでは,多数会派順に意見表明をお願いいたします。



◆(佐藤[祐]委員) 1項目め,3項目め,4項目めは採択,2項目めが不採択でお願いいたします。



◆(安藤委員) 今,言いました。



◆(堀井委員) 公明党も,1項目め,3項目め,4項目めは採択,2項目めは不採択でございます。



◆(手塚[勇]委員) 1から4項目,採択に賛成です。



◆(中島[明]委員) 1項目と3項目は採択でいいと思います。ただ,2項目めは県ということもありましたし,それぞれの幼稚園での努力も必要なのではないかということと,4項目めは,大幅にという文言が,どこまで公が負担すべきかということが明らかになっていないということで,2項目と4項目は不採択ということです。



○(中川委員長) それでは,お諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件については,1項,3項及び4項については採択とし,2項については不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中川委員長) 挙手多数。

 よって,本件については,1項,3項及び4項については採択とし,2項については不採択と決定いたします。

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△請願第40号の審査,採決



○(中川委員長) 次に,請願第40号を議題に供します。

   請願第40号   中学校の給食の実施等について



○(中川委員長) 請願の要旨等については,事務局に朗読させます。



◎(大熊議事課書記) 請願第40号でございます。

 件名,中学校給食の実施等について。受理は,平成13年2月9日でございます。請願者,西区,横浜学校給食を良くする会,角田幸子さんでございます。紹介議員は,関美恵子議員,井上さくら議員でございます。

 請願項目でございます。

 全国の自治体の74.9%が実施している中学校給食を,教育の一環として行政の責任で行うこと。

 当面の措置として,中学校に牛乳給食を実施すること。

 小学校給食の直営・自校方式を堅持し,栄養士を各校に1名ずつ配置すること。

 小学校給食の食材は,地元の農業や商店を守り発展させるためにも,各校で安全な物資を購入できるシステムにすること。

 以上でございます。



○(中川委員長) 本件請願は,行政当局に対する要望に関するものであり,また予算関連でもありますので,予算を踏まえた当局の見解について説明を求めます。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 請願第40号につきまして,当局の考え方でございますが,1項と2項につきましては,中学校昼食については家庭からの弁当持参を基本としつつ,日によって弁当を持参できない生徒へ対応するため,一部の学校で業者による弁当販売を実施しており,今後,全校へ拡大してまいる所存でございます。

 3項の小学校給食の直営・自校方式については,今後とも,より効率的な執行のため,さまざまな観点から検討してまいります。また,学校栄養職員の定数は,法律の規定により県教育委員会が定めることとなっており,県からの配当定数を超えて配置することは困難です。

 4項の学校給食用食材については,良質で安全な物資を安定的に供給することができるよう,財団法人横浜市学校給食会を通じ給食用物資を共同購入しております。

 以上でございます。



○(中川委員長) 質疑に入ります。



◆(安藤委員) 態度表明をする前に,3行目のところに,何カ月も腐らない菓子パン・ジュースとあるんだが,そういう実態はあるんですか。



◎(太田教育委員会委員兼教育長) 何カ月という言い方が,ちょっとここでは不明確でございますが,こういうものを自販機に導入しているというのはございません。



◆(安藤委員) 前から請願の文章は,いろいろ中身でやり合った部分もあるようですが,それはさておきまして,先ほどもちょっとやりとりさせていただきましたが,現行のそれを是といたしまして,最後は,今後の形としてはいろいろあるのかと思いますけれども,今すぐというのは難しいだろうと思っておりますので,全項目採択をすることは難しいと思っております。



◆(手塚[勇]委員) 先ほども質問しましたけれども,学校給食,特に中学校給食というのは成長盛りの年齢であって,そこに栄養士が考えた給食をつくることは非常にいいと思うんです。また,自分たちが食べるものがどういうことで食卓に上がってきたかとか,そういうものを考えながら給食することも大変重要だと思います。もちろん愛情弁当で,弁当を否定するものではありませんけれども,しかし世の中の情勢としては,お母さんも働く人が年々ふえている状況の中でも,中学校の給食というのは必要だと思うんです。実際に全国的にも実施している率は高くなっているし,隣の川崎市も,ミルク給食だけだったんですけれども,今回2校で実験的にやるという方向で行っておりますので,横浜市としても,すぐに実現できるとは思いませんけれども,そういう前向きの方向で取り扱うときに来ているのではないかと思いまして,この請願を採択していただきたいと思います。



○(中川委員長) 他に発言もないようですので,本件については,質疑を終了し,採決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中川委員長) それでは,お諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件については,不採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中川委員長) 挙手多数。

 よって,本件については不採択とすべきものと決定いたします。

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△サッカーくじのコンビニ店等での販売中止を求める意見書について



◆(手塚[勇]委員) その他で,委員会として意見書の提出をお願いしたい案件があり,発言させていただきます。

 サッカーくじが3月3日から販売になったわけです。当初から,これは国会でも大分論議になりまして,サッカーは特に青少年のファンが多いということで,青少年に対する悪影響が懸念されたわけで,国会でも大分延び延びになってきたわけですけれども,この3日にいよいよ実施されることになったわけです。

 実施されてみますと,実際にくじを販売しているところがまだ相当ふえると言われておりますけれども,現在,横浜市内でも138カ所ということで,中には,ほかほか弁当とか,JRのミニコンビニとか,本屋でも販売しているという状況です。

 そこで,サッカーくじそのものに反対ということではないんですけれども,青少年が容易に出入りしているところでの販売を規制することは必要ではないか。国会の論議の中でも,そういうふうにするということは各党意見が一致していると聞いております。ぜひこの意見書の採択をお願いしたいと思います。



○(中川委員長) ただいま手塚委員からサッカーくじの問題について,意見書の提出方について提案されましたけれども,各委員の御意見を伺いたいと思います。



◆(安藤委員) いきなり言われて,よくわからない部分があるんですが,国でもやってはいけないことになっているものを,どこかでやっているというわけ。ではないんでしょう。国でもやってはいけないとなっているものをどこかがやっているというのなら,おまえ何だという形もあるでしょうけれども,やってはいけないとなっているもののところへ,おい,それはだめじゃないかと意見書を出すという話はないと私は思うんです。



◆(手塚[勇]委員) それはそうですね。

 国会の論議の中では,もちろん19歳以下には売ってはいかんということになっているわけですね。それと,青少年の出入りの多いところはなるべく避けよというのは,これは附帯決議の文章にもなっていませんけれども,そういう論議の中でこの法案が成立したわけです。ところが実際に静岡県とか東京で調査してみますと,結局みんな売ってしまっているんですね。19歳の証明書を提示して,確認して売るなんていうことはやっていないのが大方の調査の結果なんです。ですから,そういう論議の過程を見ても,また実際の様子を見ても,論議の中で19歳以下には売らない,また,そういうところでも販売を自粛しようという方向でやる必要があると思うんです。

 意見書の案文についても用意してありますので,できましたら配付させていただきたいと思います。



○(中川委員長) ただいま意見書の案文を配付したい旨の発言がありましたので,この件につきまして各委員の御意見を伺いたいと思います。



◆(堀井委員) 案文を配付するという委員長からのお計らいですけれども,今,手塚委員が言っていることについても案文を見なければわからないような内容ですね。実際問題,今の手塚委員の話からすると,静岡とか東京という地域の話をされていまして,本市においてそういうことがあったのではないわけですので,そういう意味では,私は案文も必要ないと思うんです。



○(中川委員長) 意見書の案文が必要ないという御意見がありましたので,お諮りいたします。

 本件につきましては,意見書案文を配付することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中川委員長) 挙手少数。

 よって,本件については意見書案文を配付しないことに決定いたします。

 それでは,意見書の提出について他に意見もないようですので,お諮りいたします。

 本件については,委員会として意見書を提出することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中川委員長) 挙手少数。

 よって,本件につきましては,意見書を提出しないことと決定いたします。

 以上で,教育委員会関係の審査は終了いたしました。

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△閉会中調査案件について



○(中川委員長) 次に,閉会中調査案件についてお諮りいたします。

 1つ,大学施設の整備状況について,2つ,教育関係諸施設の整備状況について,以上2件を一括議題に供します。

 お諮りいたします。

 本件については,いずれも閉会中継続審査といたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中川委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

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○(中川委員長) この際,委員長から申し上げます。

 本日,冒頭にお諮りをしなければならなかったわけですが,教育委員会の委員長が欠席のまま,同意を得ないで審議を進めました。このことについて深くおわび申し上げます。

 なお,教育委員会の事務当局は,教育委員会委員長の欠席の場合は事務局を通じて委員長に報告をするように今後お願い申し上げたいと存じます。

 委員長欠席の場合は,関根委員長が職務代理でございますので,関根委員長職務代理の肩書等も含めたこの席の順序について,委員長の方に提出方をお願い申し上げたいと存じます。

 以上で,本日の審査はすべて終了いたしましたので,事務局に審査委嘱報告書等の朗読を求めます。

        (審査委嘱報告書等を朗読)

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△閉会宣告



○(中川委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。



△閉会時刻 午後3時09分

        大学教育委員会

        委員長  中川俊介