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神奈川県 横浜市

平成13年 都計道路下水委員会 P.1  07月11日−07号




平成13年 都計道路下水委員会 − 07月11日−07号









平成13年 都計道路下水委員会



               都計道路下水委員会記録

◇開会年月日      平成13年7月11日(水)

◇場所         市会第三会議室

◇時間         午後1時30分開会

            午後2時25分閉会

◇出席委員       12人

  委員長    和田卓生君(公明党)

  副委員長   横山栄一君(自民党)

  副委員長   森 敏明君(民主党)

  委員     相川光正君(自民党)

  委員     大久保純男君(自民党)

  委員     吉村米壽君(自民党)

  委員     野村政晴君(民主党)

  委員     横溝義久君(民主党)

  委員     高橋 稔君(公明党)

  委員     高野明子君(共産党)

  委員     石上恵子君(ネット)

  委員     与那原寛子君(市民)

◇欠席委員       なし

◇傍聴議員       なし

◇出席理事者

 (都市計画局)

  都市計画局長             小野耕一君

  総務部長               屋代昭治君

  都市企画部長             塚原良一君

  都市計画部長             岸田比呂志君

  開発部長               地曳良夫君

  担当部長兼新横浜長島開発事務所長   木下久昭君

  戸塚駅周辺再開発担当部長       齋藤 卓君

  都心部整備担当部長          風間 亨君

  みなとみらい21推進部長       中沢利幸君

                              ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記              大熊和子君

  調査課書記              澤野広二君

◇議題

  都市計画局関係

   1 市街地開発の現況について

   2 その他

    (1) 第5回線引き見直しについて

開会時刻 午後1時30分



○(和田委員長) これより委員会を開会いたします。

 上着の着用は御自由にお願いします。

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△市街地開発の現況について



○(和田委員長) それでは,議題に入ります。

 都市計画局関係の市街地開発の現況についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(小野都市計画局長) それでは,市街地開発の現況につきまして,お手元の資料1に基づきまして御説明させていただきます。

 目次でございますが,1ページ,2ページはそれぞれ土地区画整理事業,市街地再開発事業の概況につきまして,3ページは工事着手・完了地区等を示しております。また,4ページ以降には,本日個別に御説明申し上げます戸塚駅西口第1地区第二種市街地再開発事業からみなとみらい21事業まで,順を追って資料をおつけしてございます。

 なお,16ページ以降には,例年お配りしております各地区の市街地開発の進捗状況を一覧としてまとめてお示ししてございますが,時間の都合もございまして,説明を割愛させていただきますので,後ほどごらん願いたいと思います。

 それでは,まず1ページの1)の土地区画整理事業の概況でございますが,当事業につきましては,これまで本市の都市基盤整備や良好な宅地の供給に大きな役割を果たしてまいっております。表1に示した合計欄でございますが,118地区,約6,600ヘクタールが事業完了いたしております。また,事業中につきましては,14地区,約324ヘクタールでございます。合計しますと,132地区,面積にして約6,923ヘクタールでございまして,本市の市街化区域面積全体の約2割に相当する面積でございます。

 表2は,現在施行中の地区を示したものでございます。全体で14地区ございまして,このうち本市施行としましては,金沢八景駅東口地区,新横浜長島地区,新横浜駅南部地区の3地区でございます。また,都市基盤整備公団施行としましては,みなとみらい21中央地区,長津田地区,港北ニュータウン中央地区の3地区において事業を施行いたしております。このほか,組合施行としましては,小規模区画整理事業地区を含め8地区において事業中でございます。

 2ページをお開き願います。市街地再開発事業の概況でございます。

 市街地再開発事業につきましては,都心,副都心,地域拠点等におきまして,土地の高度利用,建物の不燃化あるいは防災性の向上,さらに駅前広場,道路等の整備を図ることを目的として事業を進めているわけでございます。

 表3の合計欄でございますが,これまでの事業完了は主要な駅前地区など8地区,面積で12.5ヘクタールでございます。また,事業中は9地区ございまして,この具体的な内容は,下段の表4に示しております。

 本市施行としましては,ヨコハマポートサイド地区と戸塚駅西口第1地区でございます。また,都市基盤整備公団施行としましては北仲通南地区,横浜市住宅供給公社施行では野毛町3丁目北地区,また,組合施行としましては,上大岡B地区を初め5地区で事業を進めております。

 3ページをお開き願います。

 市街地開発事業等で,今年度に動きのあるものについて整理したものでございます。

 今年度工事に着手いたします市街地再開発事業についてですが,組合施行の上大岡B地区が5月に着手いたしております。同じく組合施行の新杉田駅前地区は,8月に着工の予定となっております。

 また,今年度完了する地区は,市施行のヨコハマポートサイド地区市街地再開発事業,組合施行の大船駅北第1地区市街地再開発事業,公社施行の野毛町3丁目北地区市街地再開発事業となっております。

 その他といたしましては,港北ニュータウンセンター地区におきまして,まちづくりの誘導手法として,地区計画制度の導入について地元と協議中でございます。また,星川・天王町駅周辺地区におきましては,相鉄線の連続立体交差の事業化が進められておりますが,これに関連して必要となります駅周辺の再開発等を誘導してまいります。

 なお,みなとみらい21事業の街区開発の状況を記載してございますが,後ほどまとめて御説明申し上げたいと思います。

 資料4ページをお開き願います。

 次に,市施行事業あるいは今年度新たに事業化に向けて動きのある地区につきまして御説明させていただきます。

 まず,戸塚駅西口第1地区第二種市街地再開発事業でございます。今年度は,4の事業進捗及び13年度事業内容のところにございますが,地区外に転出される方々に対しまして用地買収,移転補償を進めてまいります。同時に,再開発ビルに入居される権利者の方々と再開発ビル計画についての話し合いを進めてまいります。

 3の整備計画でございますが,現在,整備計画の内容について見直しを進めておりまして,1)のエの主要用途にございますとおり,住宅にかえまして区役所等の業務機能を導入することとして,都市計画変更手続を現在進めているところでございます。

 5の事業スケジュールとしましては,今週の9日から23日までの2週間,都市計画の変更案についての縦覧を現在行っておりまして,10月の都市計画変更を予定いたしております。

 その後,引き続き,事業計画の変更に向けまして,地元権利者の方々と協議を進めてまいる予定になっております。

 次に,5ページをお開き願います。

 地区名につきましては,地元の方々と現在調整しておりますので仮称で示させていただいておりますが,仮称戸塚駅前地区中央土地区画整理事業でございます。1の事業目的にありますように,大踏切の交通渋滞を解消し,駅東西の一体化を強化する都市計画道路と,その周辺地区を区画整理事業によって整備していくという内容で,地元との話し合いがまとまってきております。

 2の事業計画の概要でございますが,施行区域につきましては,左の図面にありますとおり約6.7ヘクタールの区域面積でございまして,都市計画道路柏尾戸塚線の沿道地区でございます。

 5の事業スケジュールとしましては,今年度に現在の都市計画の内容の一部変更を行いまして,14年度に事業計画の決定を予定いたしております。

 6ページをお開き願います。新横浜長島地区土地区画整理事業でございます。

 4の事業進捗及び13年度事業内容にありますとおり,12年度末現在で仮換地指定につきましては約83%進捗しておりまして,工事も約45%の進捗でございます。年内に宅地整備工事に着手してまいる予定でございます。

 5の事業スケジュールでございますが,年内に都市計画変更,年度内に事業計画変更を予定いたしております。これは,昨年7月の横浜環状北線及び関連街路の都市計画決定を受け,区画整理事業におきましても,これらの都市計画決定内容を地区内の都市施設として位置づけるものでございます。平成15年3月の使用収益開始を目指して事業を進めてまいります。

 7ページをお開きください。

 新横浜駅南部地区土地区画整理事業でございます。依然として事業に対する地元の皆様方の意見が一つにまとまっておりませんので,それぞれの方々と個別に現在も接触を続けているところでございます。その中で,事業に対するさまざまな御意見もいただいてきておりますので,今後とも引き続き合意形成に向けまして粘り強く取り組んでまいります。

 8ページをごらんください。金沢八景駅東口地区土地区画整理事業でございます。

 4の事業進捗及び13年度事業内容にありますとおり,地元の皆様方の要望を踏まえ,基本計画の見直し作業を進めております。さらに,権利者の方々の意向調査を進めまして,概略の仮換地素案の検討を行っております。

 5の事業スケジュールでございますが,平成14年度内には,新しい基本計画に基づきまして都市計画変更,事業計画変更を何とか目指してまいりたいと考えております。

 9ページをお開き願います。

 続きまして,組合等施行事業のうち,新たに事業化に向けて動き出す地区について御説明いたします。

 まず,高島二丁目地区第一種市街地再開発事業でございます。左の図面をごらんいただきたいと思いますが,横浜駅の南側に位置しており,みなとみらい21線が通過する地区に重なる地区でございます。

 1の事業目的にありますように,横浜駅とみなとみらい21地区との結節点にふさわしいまちづくりを行うもので,平成14年度の都市計画決定に向けまして,現在,関係機関と鋭意協議を進めているところでございます。

 次に,10ページをごらんください。

 鶴見駅東口地区第一種市街地再開発事業につきましては,京浜臨海部の玄関口に当たります副都心の駅前にふさわしい都市機能の充実を図るために,平成12年度に都市基盤整備公団の再開発事業として地区採択を受けたものでございまして,JR東日本等の地権者と現在調整を進めております。

 5の事業スケジュールにありますとおり,平成14年度の都市計画決定に向けまして事業を進めてまいります。

 11ページをお開き願います。鶴ケ峰駅南口地区第一種市街地再開発事業でございます。

 1の事業目的にございますが,二俣川・鶴ケ峰副都心整備基本構想を具体化するための先導的事業として位置づけているものでございます。地元の合意形成が進んでおりまして,現在,公共公益施設の調整を行っているところでございます。

 5の事業スケジュールでございますが,年度内の都市計画決定を目指し,関係機関との調整を現在進めております。なお,事業に合わせまして相模鉄道で駅舎改良が行われる予定になっておりまして,駅利用者等の利便性が大きく向上するものと考えております。

 12ページをお開きください。

 新鶴見地区土地区画整理事業でございます。新鶴見操車場跡地につきまして,川崎市側の開発計画と連携しながら,都市基盤整備公団施行によります土地区画整理事業の早期事業化に向け,現在,関係機関等と協議・調整を進めております。

 13ページでございますが,組合施行等の土地区画整理事業に対する補助制度について御説明申し上げます。

 昨今の地価下落に伴いまして,組合施行の土地区画整理事業の促進が懸念されております。そういう中で,平成13年度に新たに補助制度を創設いたしております。

 内容といたしましては,2の事業概要にございますが,都市計画事業として実施いたします土地区画整理事業におきまして,区域内の都市計画道路や駅前広場等の整備費相当額を国の道路特別会計の導入により補助するものでございます。

 下段3の表でございますが,補助予定地としましては,地下鉄1号線下飯田駅と相鉄線ゆめが丘駅周辺のいずみ田園第一地区や,地下鉄4号線の新駅が予定されております東山田地区などを想定いたしております。

 14ページをごらんください。続きまして,みなとみらい21事業について御説明申し上げます。

 まず,地区全体186ヘクタールに対します進捗状況は,2の事業進捗状況にお示ししてございますとおり,街区開発につきましては,建設中・暫定利用のものを含めますと,開発面積にして約40ヘクタールでございます。これは,総宅地面積約87ヘクタールに対しまして約46%の進捗となっております。

 就業人口につきましては,昨年12月現在で約5万人となっております。

 次に,3でございますが,13年度の事業内容を示しております。

 1)の基盤整備のうち,アの中央地区土地区画整理事業につきましては,施行者である都市基盤整備公団が現在,旧高島ヤード地区の地盤改良あるいは整地,道路の整備,帷子川の護岸整備などを進めております。

 次に,イの桜木町駅前空間整備でございます。

 みなとみらい21地区の玄関口としまして,歩行者空間,駅前広場を拡幅するとともに,バス・タクシーレーンの改善等に向け,本年秋から着工し,年度内完成の予定でございます。

 ウでございますが,今年度は来街者にわかりやすい案内標識の整備も進めてまいります。

 エの高島交差点改良でございますが,保土ケ谷方面から地区内へ右折進入を可能にし,それによって周辺地区の交通渋滞の解消を図るための改良工事に着手してまいります。

 15ページをごらんください。街区開発の説明をさせていただきます。

 左の方に開発状況の図面をおつけしてございますので,あわせてごらんいただければと思います。

 横浜国際平和会議場では,展示ホールの拡張工事が今月完成の予定でございます。

 桜木町駅前の27街区では,横浜桜木郵便局に隣接する約2,800平方メートルにおきまして,富士ソフトABCが自社ビルの着工に向け準備を進めております。

 動く歩道脇の29街区では,神奈川県民共済協同組合が,ホール等を備えたオフィスビルを平成14年早々の着工に向けまして計画中でございます。

 また,けいゆう病院に隣接します39街区におきましては,地区内で最初の住宅開発となります三菱地所及び前田建設工業により,3棟,総戸数862戸の高層住宅MMタワーズが既に着工されております。

 また,横浜美術館に隣接する本市所有の42街区でございますが,昨年公募を実施いたしました。その後,現在,事業者の選定を進めているところでございます。

 新港地区の11−1街区では,国際協力事業団,JICAの仮称横浜国際センターの建設工事が,平成14年秋オープンに向けて進められております。その他の街区につきましても,今後とも継続的な開発に努めてまいりたいと考えております。

 なお,31ページ以降に,みなとみらい21事業全体の進捗状況を記載した資料を添付させていただいておりますので,後ほどごらんいただきたいと存じます。

 以上で,市街地開発事業の現況について説明を終わらせていただきます。

 なお,本日,平成13年度都市計画局事業概要という緑色の冊子をお手元に用意させていただいておりますので,後ほどごらんいただきたいと存じます。

 以上でございます。



○(和田委員長) 質疑に入ります。



◆(石上委員) 土地区画整理とか,再開発がいろいろあると思うんですけれども,例えば市街地再開発をここの場所でやりましょうという基準は,そもそもどういうふうに決めるんですか。



◎(小野都市計画局長) 特別,箇所選定の基準はございません。先ほど若干触れましたけれども,一般的には都心,副都心,地域拠点,駅周辺といったものが候補になってくるということでございます。



◆(石上委員) 都心,副都心というのは,ゆめはま2010プランの中に位置づけられています。では,高島二丁目の市街地再開発事業というのを私はきょう初めて知りましたが,ここを選んだ理由は何でしょうか。



◎(小野都市計画局長) 高島二丁目町内の地権者の皆様方の,再開発事業を進めようじゃないかという合意がベースになっております。また,みなとみらい21線建設の当初計画の中で,地元の皆様方のそういった意向が醸成されてきたということでございます。



◆(石上委員) みなとみらい21線の計画の中で,地元の方たちから要望が出てきたのでここにしたというふうに解釈していいのでしょうか。



◎(小野都市計画局長) 厳密な要望の形だったかどうかは明らかではありませんが,みなとみらい21線の建設に伴いまして,地元の皆様方からそういう話が出てきて,本市としても検討したということです。組合施行でございまして,地権者の皆様方の合意によって成立する事業でございますので,そういう合意形成がなされて今日に至っているということでございます。



◆(石上委員) そうすると,場所を選ぶときに,地元の人たちからの強い要望があるということは,一つの選択条件になるわけですね。



◎(小野都市計画局長) そのとおりでございます。



◆(石上委員) もう一つ伺いたいのですが,戸塚駅前の西口第1地区のところで,この間,説明会がありましたね。事前に伺ったときは,3分の1ぐらいがまだ反対していると聞いていまして,3分の1というのはちょっと多いのではないですかと伺ったのですが,その説明会の後,反対している方々からはどういう話が出てきたのか教えてください。



◎(小野都市計画局長) 地権者の方はたくさんいらっしゃいますので,多様な御意見がございます。ただ,全体としては大変多くの方々が,一日も早く事業を推進してほしいという希望を持っておられます。そういう中にあって,前回の説明会,事業の各論になりますと多様な御意見があるということは,再開発事業につきましては,どこの計画でも同じでございます。ただ,こういう形で都市計画決定をさせていただくことに関連する御要望,御意見は割合少なくて,その後の個別の事業計画段階の内容への御要望は幾つか出たということであります。私どもとしましては,そういった御意見の方々に,今後とも繰り返しいろいろ御説明申し上げて,御理解を得ていく努力をしてまいります。



◆(与那原委員) 14ページのみなとみらい21事業のところで,87ヘクタールのうち,開発面積が40ヘクタールで46%の進捗率というお話がありました。建設中及び暫定利用ということで一緒に伺いましたが,分けて教えていただけますか。



◎(中沢みなとみらい21推進部長) 既に導入済みのものは,87ヘクタールのうち36万9,000平米ですから42.4%になります。建設中のものは,現在のパシフィコとMMタワー,それからJICAを含めて2.4%になります。トータルで,87ヘクタールのうち40.5ヘクタールが開発されているという数字になり,進捗率は46.6%です。



◆(与那原委員) そうすると,そのほかにも暫定利用というのがあるのですか。差し引きで,残りの部分が暫定利用と考えていいのか。

 もう一つ,業務床の空き室率が,よく関内地区や横浜地区,新横浜地区で出ますが,それぞれ今どういう利用状況なのか。それから,みなとみらい地区の業務床はどういう利用状況なのかがわかれば教えてください。



◎(中沢みなとみらい21推進部長) 現在,ランドマーク,クィーンズスクエア,日石不動産その他ありますが,業務床はおおむね九十数%埋まっております。ただ,時期的な変化によりまして九十二,三%から90%に落ちたり,また,若干ふえたりという傾向にあります。



◆(与那原委員) 同じ横浜市内でも,みなとみらい地区がちょっと上がればほかの地区がちょっと下がるという傾向が今まであったかと思うのですが,ではほかの地区は,例えば新横浜地区ではどういう状況ですか。



◎(中沢みなとみらい21推進部長) 現在,みなとみらい地区は九十数%になっております。関内地区は一時下がったんですけれども,最近ようやくIT関係でビル等に空きが少なくなるという状況にあります。ですから関内地区,新横浜地区も含めて90%を維持していると聞いております。



◆(高野委員) 戸塚駅西口第1地区の再開発事業が,10月に都市計画変更予定という形で行われるということですので伺っておきたいと思います。

 当初,住宅を建設するところが,市民文化ホール,区役所に変更されるということですけれども,当初の考え方は,必要だから住宅をつくるということだったと思うんです。もちろん,これを転売して一定の資金を得るということも入っていると思うんですが,そのときの考え方がどうだったのか,まず最初に伺っておきたいと思います。



◎(小野都市計画局長) あくまでも行政と地権者の方々との話し合いの中で構想が定まっていく事業でございますけれども,当時の時代背景から,これは横浜市だけではございませんで,首都圏,他の都市も含めまして,住宅系ということで計画されたわけでございます。その後,一昨年ころから,副都心の駅前にふさわしい業務機能施設として区役所の導入について,地権者の方々から大変強い要請がございました。それを受けて種々検討し,権利者の皆様方と話し合い,副都心の駅にふさわしい再開発をしていく中で,住宅系から区役所に計画を変えていこうという方向を打ち出したということであります。



◆(高野委員) 権利者の強い要望ということで協議が重ねられて,こういうふうに変更されたという理解でよろしいわけですね。

 もう一つ,事業進捗等と書いてあるところに,転出者に対して用地買収,移転補償という説明文がありますけれども,転出者にはどのくらいの権利者がいたのか。転出しなければならない理由,用地買収の件数,それから,どこかを紹介して移転補償をするとかいろいろなケースがあると思うのですが,そのケース別に伺いたい。



◎(齋藤戸塚駅周辺再開発担当部長) 転出者の状況でございますけれども,平成12年度末で245名の方が転出を希望されておりまして,既に216名の方が転出しております。

 事業計画当初,権利者総数で462名いらっしゃいましたけれども,希望される方が5割をちょっと超えており,実際に移転された方が47%でございます。

 その理由でございますけれども,家族営業をされていて,再開発ビルで営業するよりも周辺で新たに営業する場所を確保したいという方と,あるいは住宅にお住まいの方が,住宅を求めて市の代替地のあっせんをもらって移った方と,権利者の立場でのそれぞれの事情がございます。

 補償の件数でございますけれども,面積で申し上げますと,用地補償で,用地費としては約1.8ヘクタールの買収を行っております。補償の件数については,手元に資料がございませんので,詳しいことについてはわかりません。



◆(高野委員) 住宅だけを所有している方は,良好なところに移るということでわかるわけです。商売をやっている方が,再開発をやることによって,いろいろな事情で商売をやめたり移転せざるを得ないということをなるべくなくしていき,そこでまた商売ができるようにしていかなければいけないと思うのですが,そういう点では件数が多過ぎるのではないかと思います。その辺の工夫とか,転出するケースがかなり多いことをどうとらえているのか,伺いたいと思います。



◎(小野都市計画局長) 商業者の皆様方の,今後の事業に対するさまざまな心配に対しては,最近になりましてから商業コンサルタントを張りつけ,それぞれ事情が違うものですから,個別に専門的な見地からいろいろアドバイスする,あるいはさまざまなあっせんをするというようなことでやっているつもりでございます。多くの権利者の中で,特に商業者の方の今後の事業に対する御要望等もございますので,今後とも商業コンサルタントと私どもが一体となって,手厚くお話を聞いていきたいと思っております。



◆(高野委員) やはり,そこで商売が続けられるようないろいろな工夫が必要ではないかと思いますし,都市計画変更するということでは,その中で住民の権利者の要望や意見を生かしていっていただきたいということを強く要望しておきます。



◆(高橋[稔]委員) 戸塚駅西口第1地区の住宅建設が取りやめになるということで伺いたいと思うんですけれども,今後の市街地再開発事業における住宅建設の考え方ですね。横浜市は,住宅建設をもう行わないと考えているんですか。どういう大きな物の見方を今お考えなのか,参考までに伺っておきたい。



◎(小野都市計画局長) 再開発事業が展開されます地理的な条件,場所にも随分左右されるのではないかという気がするのでございます。と申しますのは,その場所に公共公益施設のようなものがふさわしいかどうかという問題と,もう1点は,住宅にするときに,住宅にした場合の処分の単価がどういうレベルになるかという点で,場所によっても随分変わってくるものです。住宅建設は今後ともやらないということではなくて,地権者の皆様方との話し合いの中で,条件によっては住宅建設も考えられますし,公共公益施設の導入も考えられると思っております。



◆(高橋[稔]委員) 戸塚区役所は,駅からそんなに離れていないところに現にあるわけですけれども,地権者の熱い思いで,このたびこういう変更案が示されていると思うんです。都市計画審議会等でもんできた経緯もありまして,これから縦覧手続を経て,都市計画審議会で,また計画変更ということで手続が進められていくのでしょうが,そうすると最初の都市計画審議会そのものの考え方とか結論づけについて,局長は今どういう評価をされるんですか。



◎(小野都市計画局長) 住宅を計画された段階の時代背景から見ますと,今日まで地価も随分動いてきております。そういう中で同じ住宅を計画したとしても,その処分の容易さの状況が随分変わってきていると思います。当時は当時の時代背景の中で,戸塚駅周辺の再開発には住宅が最もふさわしいというふうに,行政も,地権者の皆様方も判断された。その後,時代が変わって,一昨年の状況の中で,地権者の皆さんも,行政も,そういう判断をしたということでございまして,これはやはり社会状況が大変大きく変わってくる中での変更ではないかと理解いたしております。



◆(高橋[稔]委員) 平成6年から,社会情勢の著しい変化というのは否定しないところですけれども,この議論についてはまた,地域住民の縦覧手続も踏まえてもらえるようですので,見守りながら検討させていただきたいと思います。



◆(野村委員) 資料要求ですが,1ページの区画整理事業で小菅ヶ谷地区というのがあります。組合・個人施行ですから,差し支えない範囲の資料を後で用意していただきたい。私は欲しいので,ほかの委員がどうかは,また委員長から諮ってください。

 もう一つ,こうして見ていて気がついたのは,どうも横浜市施行は,余りうまくいっていないんだよね。金沢八景駅東口地区は,私が最も関心を持っているところです。金沢のことは,今ここに大先生がいらっしゃるのでなかなか申し上げにくいけれども,本当にここが大変。それから新横浜長島地区,同じく新横浜駅南部地区,難点ばかりですね。職員も一生懸命やっているんだろうけれども,いま一つ進捗がはっきりしない。そうこうしているうちに,国の方で小泉総理の公共事業云々ということから,何となく金の方が絞られてくるような気もする中では,余計ジレンマが大きくなってくるのが現状かと思うんです。

 そうは言っても,たくさんやっているわけだから全部が全部うまくいくわけにいかないかもしれないけれども,金沢八景駅東口地区の明細を見ると,昭和61年からで,平成15年には終わってしまうという計画に全く手がついてないし,どんな方向を歩んでいるかわからない状況かと思うんです。

 事業を開始したのは昭和61年ですね。だから,そのときの担当の所長はどなたで,職員は何人で,今日に至っているのか。これはもう事実だからしようがないでしょう。そして,その年度ごとに決算してきましたよね。決算書を見ればわかるだろうけれども,僕はITに弱いものですから,当局の方で各年度の中身を積み上げてみてください。そして,それをまた見た上で伺いたい。この間も部長は,最近は一生懸命取り組んでいますというお話でしたから,私はそれに期待をかけている。

 なぜ金沢かというのは,私ども栄区の区民12万人が,また先月も245人ぐらい減っているんです。毎月の統計資料を見ていると,非常に住みよいと言いながら,人口が減っていくという区なものですから,区の方も心配して区民アンケートをとってみると,ここに住みたいんだ。しかし仕事に行くのには大変不便だから,働き手はみんな,ここから便利なところに行ってしまう。これが毎月,毎月減っていく状況です。それはもろもろの問題はあるが,交通の状況が極めて悪い。問題はここに徹しているんだから,それを改善するのは当然だろうと思うんだが,その一つの大きなものは,やはり東の方の京浜急行が大変便利だ。だからそれとドッキングしてしまえば,大船の方を見ないで,スムーズに日常活動の交通サービスを受けられる大きなメリットがあるから,そこへ何とかつなぎたいわけです。だから,金沢八景駅東口地区の区画整理をきちんとしてもらえば,西の方にある栄区の住民の皆さんにもサービスの提供ができるような何かアイデアが出てくるだろう。そういう意味で,金沢八景駅前の区画整理に大変大きな期待を持っている。そんなことで資料をつくってみていただけませんか。

 それで,どれぐらい金を使ったのか,これからもどのくらい金がかかるのか。これからすると大した金ではなく,最初のうちは37億円で出発したんですが,今はとてもこれではしようがない。もうそれぐらい食ってしまったと思うんだよ,何もしないで。何もしないで食ってしまうというのは,これは大変なことになると思うので,余り騒ぎが大きくならないうちに手をつける算段とか,ルートを変えるとか。市大の中に通してやれば,学生が大勢乗るから非常にいい。新都市交通も海の上でとめておかないで市大の中に引っ張ってあげれば,学生は喜ぶだろうと思うんです。これも一つの発想だろうから,発想の転換があってもいいんだろうと思うんです。余り硬直してしまうと,特に横浜市の施行部分というのはおくれていますね。もうこれ以上申しませんけれども,資料の要求をひとつさせてもらって,もう説明はしたくないんでしょう。



○(和田委員長) ただいま資料要求がございましたが,本件について,委員会として資料要求することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(和田委員長) 御異議ないものと認め,さよう取り扱わせていただきます。

 なお,資料につきましては,後日,各委員にお届け願います。



◎(小野都市計画局長) 野村委員がおっしゃったお言葉に尽きるのではないかという感じもするのですが,金沢八景駅前の再開発事業について申し上げますと,事業の計画につきまして,計画の内容ではなくて,駅前のまちづくりをしなければならないという意味では,ほとんどの皆さんが事業を進めようじゃないかという合意形成はできている状況に今なっております。ただ,事業の姿だけでございますので,先ほど野村委員もおっしゃいましたように,部長も所長も一緒になって,今必死になって最善に向かっていろいろ工夫しながら,皆様方と接触させていただいて動いているところでございます。十何年もたっているのに余り軽々なことは申し上げられませんけれども,もうしばらく努力の経緯を見ていただきまして,私どもも一生懸命やりたいと思っておりますので,御了承いただきたいと思います。



○(和田委員長) ほかに御発言もないようでございますので,本件についてはこの程度にとどめたいと思います。

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△第5回線引き見直しについて



○(和田委員長) 次に,議題にはございませんが,当局より発言を求められておりますので,これを許します。



◎(小野都市計画局長) それでは,第5回の線引き見直しの現在の進捗状況と今後の進め方等につきまして御説明させていただきます。

 ただいま図面を張らせていただきますので,少々お待ちいただきたいと思います。

        (図面掲示)

 それでは,お手元の資料2と,図面をあわせまして御説明させていただきます。

 本市では,市域全体を市街化区域と市街化調整区域に区分いたします,いわゆる線引きを昭和45年に実施いたしておりまして,その後おおむね5年から7年置きにこれを見直しております。

 お手元の資料1ページの1,見直しにあたっての視点にありますように,平成9年4月に実施いたしました前回の見直し以降の社会状況の変化や土地利用状況の変化を踏まえまして,現在,第5回線引き見直し作業を進めております。

 まず,前回見直し以降の状況の変化でございますが,?のところにございます少子・高齢化の進展あるいは人口流入の鎮静化といったことから,郊外で新規住宅開発を行う必要性が比較的低くなっていると考えております。

 また,?でございますが,産業系市街地の空洞化と中心市街地の活力低下によりまして,既成市街地の活性化の必要性が高くなっていると考えております。

 次に,今回の見直しの基本的な視点でございますが,ゆめはま2010プランの考え方に基づきながら,市街化区域をいたずらに拡大せず,従来の基本方針を堅持することといたしております。

 また,事実上市街化している区域につきましては,一定の基準を満たすものについて,一定の条件を加えて市街化区域への変更を検討することにいたしております。

 次に,2の見直しの基本方針でございますが,ただいま御説明いたしました基本的な視点に基づきまして6項目としてまとめております。具体的には,2ページをお開きいただきますと変更基準がございますが,この内容に盛り込まれております。この基準は,線引き見直しの決定権者でございます神奈川県とも既に調整したものでございます。

 1)の市街化調整区域から市街化区域への変更を行う場合の基準についてでございます。計画的な市街地整備が確実なものとしましては,?の土地区画整理事業が3年以内に着手されることが確実な区域,?の公有水面埋立法による埋立地などがございます。

 また,事実上市街化している区域として変更を検討するものとしましては,?の平成7年の人口集中地区内において,市街化区域に接し,かつ相当数の建築物が連担する区域などを対象といたしております。

 なお,この場合,都市施設が整備され,現に市街地環境が形成されており,農地,山林,緑地等も少ないなど周辺の市街化のおそれのない区域であるなどの条件が加わることになります。

 この?の事例を御紹介したいと存じます。前方の図面でございますが,現在の市街化区域の線が,こちら側でございます。調整区域が,その反対側になります。水色で示した部分が市街化区域,茶色が建築物,濃い緑が緑地,黄緑色が農地,黒の点線で区域取りしたところが,今回,市街化調整区域から市街化区域への変更を検討している区域でございます。ごらんのとおり,既に相当数の建築物が連担しておりまして,道路などの都市施設が整備され,農地,山林,緑地等も少なく,周辺土地利用と明確に区分された区域で,事実上市街化している区域であるとして,変更を検討する区域としての事例でございます。

 それでは,2ページにお戻りいただきまして2)でございます。

 市街化区域から市街化調整区域への変更を行う場合の基準でございます。農地,山林,緑地で,長期にわたり存続すると見込まれ,市街化区域の整備に支障のない区域について変更を予定いたしております。

 最後に3)の,その他,事務的変更基準でございます。

 道路整備,河川改修等に伴いまして,区域区分境界の変更が必要となったもの等について,事務的な変更を予定いたしております。

 次に,3ページでございますが,4のスケジュールでございます。現在は,具体的な変更候補地区の抽出・検討を行っている状況でございますが,8月末までには作業を終了させまして,市素案としてまとめてまいります。その後,市素案につきまして先生方にも御説明させていただきますが,都市計画審議会へも御報告いたします。なお,その後の進捗状況につきましても,節目,節目に御報告させていただく予定といたしております。

 市民の方々からの御意見につきましては,右側の欄にありますように,本年秋に予定いたしております市素案の任意縦覧及び説明会,来年春に予定されております神奈川県主催の公聴会及びその後の法定縦覧の際にお伺いし,必要に応じて案の修正を行っていくことになります。

 これらの手続を経まして,平成14年秋には県の都市計画審議会で審議がなされ,平成14年度中に決定告示がなされる予定でございます。

 第5回線引き見直しにつきましての説明は以上でございます。



○(和田委員長) 本件につきましては,8月にも各委員に説明をいただきますので,この程度にとどめます。

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△閉会宣告



○(和田委員長) 委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午後2時25分

               都計道路下水委員会

               委員長 和田卓生