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神奈川県 横浜市

平成13年 総務企画財政委員会 P.1  08月10日−11号




平成13年 総務企画財政委員会 − 08月10日−11号









平成13年 総務企画財政委員会



               総務企画財政委員会記録

◇開会年月日      平成13年8月10日(金)

◇場所         市会第三会議室

◇時間         午前10時01分開会

            午前11時30分休憩

            午前11時31分再開

            午前11時52分閉会

◇出席委員        8人

  委員長    吉原 訓君(自民党)

  副委員長   加藤広人君(公明党)

  委員     福田 進君(自民党)

  委員     小幡正雄君(民主党)

  委員     鈴木義久君(公明党)

  委員     大貫憲夫君(共産党)

  委員     福田泰子君(ネット)

  委員     井上さくら君(市民)

◇欠席委員        4人

  副委員長   高梨晃嘉君(民主党)

  委員     鈴木正之君(自民党)

  委員     古川直季君(自民党)

  委員     中川俊介君(民主党)

◇傍聴議員       なし

◇出席理事者

 (企画局)

  技監                 鳥居盛男君

  企画局長               金近忠彦君

  担当理事兼コンベンション都市推進室長 魚谷憲治君

  担当理事兼技術調査室長        吉柳輝穂君

  政策部長               石阪丈一君

  プロジェクト推進室長         川口良一君

  担当部長兼プロジェクト推進担当課長  立花 誠君

  コンベンション都市推進担当部長    川口正敏君

  ワールドカップサッカー推進担当部長  齋藤義孝君

  企画調整部長             金子宣治君

  企画担当部長             小松崎 隆君

  担当部長兼企画課長          樋高雄治君

                              ほか関係職員

 (財政局)

  財政局長               大澤正之君

  財政部長               清水一男君

  主税部長               小倉輝亮君

  管財部長               池田維介君

  契約部長               菊池 晁君

                              ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記              鈴木修二君

  調査課書記              山岸左近君

◇議題

  企画局関係

   1 ゆめはま2010プラン5か年計画(2002年〜2006年)の策定状況について

   2 2002年ワールドカップサッカー大会の準備状況について

   3 ロボット創造国際競技大会神奈川2001について

   4 横浜市IT推進体制およびIT戦略策定の進め方について

   5 その他

    (1) 首都圏第3空港に関する最近の状況について及び神奈川ミルクプラント県有地の譲渡に関する協定の締結について

  財政局関係

   1 「勝馬投票券発売税」の新設に係る経過等について

開会時刻 午前10時01分



△開会宣告



○(吉原委員長) 委員会を開会いたします。

 なお,高梨副委員長,鈴木正之委員,古川委員及び中川委員は欠席でございますので御承知おきを願います。

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△ゆめはま2010プラン5か年計画(2002年〜2006年)の策定状況について



○(吉原委員長) それでは,企画局関係に入ります。

 ゆめはま2010プラン5か年計画の策定状況についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(金近企画局長) それでは,お手元に配付させていただいておりますゆめはま2010プラン5か年計画の策定状況についてによりまして,御説明させていただきます。

 資料の1ページをごらんください。

 本年1月に公表しました策定方針に沿いまして,次期5か年計画を現在取りまとめているところでございます。

 策定に当たりましては,市民ニーズに対応した計画とするために,市民の意見あるいは提案の募集を積極的に進めております。

 本日は,このうち広報・広聴活動の実施状況につきまして,現時点までに市民から寄せられている意見,提案の主なものにつきまして御報告申し上げます。

 (1)広報・広聴活動の実施状況をごらん願います。

 さまざまな手段を通しまして広報・広聴活動を進めておりますが,このうちアの意見募集リーフレットの配布につきましては,本年4月からお手元にお配りしておりますリーフレットを市役所あるいは区役所,市民利用施設などで配布をして市民からの意見を募集しております。リーフレットにはハガキがついておりまして,意見をお書きいただき,そのまま投函していただけるようになっております。

 イの横浜市ホームページへの掲載・電子メールの活用につきましては,市のホームページ上で,ゆめはま2010プランの主な実績を紹介するとともに,電子メールによりまして市民の意見を募集しております。

 ウの広報よこはまへの掲載につきましては,ゆめはま2010プランの主な実施状況や次期5か年計画に対する市民の考え方について,重点施策分野ごとに毎月掲載するとともに,市民の意見を募集しております。

 エの新聞・テレビの利用につきましては,新聞,テレビでの広報により,ゆめはま2010プランの主な実績の紹介あるいは市民意見の募集を行っております。

 オの区民のつどい等における市民意見の活用につきましては,各区で開催されております区民のつどいや地域懇談会などで意見をいただいてきております。

 カの市政モニター等の意見についてでございますが,これは市政モニターや女性の目で見たまちづくりアドバイザー等からも御意見をいただいております。

 キの各種団体へのヒアリングによる意見の活用につきましては,福祉関係団体,経済界などの各種団体からヒアリングを行いまして,直接意見を伺ってきております。

 これらの御意見を計画づくりにできるだけ反映してまいりたいと考えております。

 次に,(2)市民意見・提案の件数と傾向でございますが,8月7日現在寄せられております市民意見・提案の総数は1,127件となっておりまして,その内訳としましては,リーフレットハガキ,FAX,電子メールなどによるものが634件,区民のつどいなどによるものが446件,団体からのヒアリングによるものが47件となっております。

 また,意見の傾向につきましては,都市づくりの推進に関するものが最も多く,次いで子ども施策の推進に関するもの,地域福祉の実現に関するものと続いております。

 2ページをごらんください。

 (3)市民意見・提案の主な内容でございますが,これまでに寄せられております市民意見・提案の主な内容について,重点施策分野別にお示ししたものでございます。

 まず,アの地域福祉の実現ですが,市民意見の概要としましては,バリアフリーの推進,高齢者や障害者の施設整備に関する意見・提案が多く,また,元気な高齢者の生きがいづくりの場の整備,あるいは医療体制の充実を求める意見も見られております。

 主な意見・提案は,その下に丸印でお示ししているとおりでございます。

 以下,同様でございます。

 次に,イの子ども施設の推進でございますが,市民意見の概要としましては,保育施設整備の促進,学校教育の充実,青少年問題に関する意見・提案が多く,また,児童虐待やひきこもりへの対応策を求める意見も見られております。

 次に,ウの循環型社会の形成ですが,市民意見の概要としては,リサイクル活動の推進,自動車の排気ガス対策,緑地保全策に関する意見・提案が多くなっております。

 3ページをごらんください。

 次に,エの横浜経済の確立ですが,市民意見の概要としましては,生活者に対する商業の活性化,横浜で事業をしようとする起業家に対する支援策を求める意見・提案が多く,また,横浜港の機能強化への期待の声も見られております。

 次に,オの都市づくりの推進ですが,市民意見の概要としましては,渋滞対策,道路・地下鉄の整備,バス路線など交通に関する意見・提案が多く,また図書館や地域活動に関する意見も見られております。

 最後に,カのコンベンション都市の形成ですが,市民意見の概要としては,観光地としてのハード・ソフト施策の充実に関する意見・提案,産業,集客などに関する意見をいただいております。

 以上,次期5か年計画における広報・広聴活動の実施状況並びにこれまでの主な市民意見の概要について御報告を申し上げました。

 市会の先生方におかれましても,今後ともさまざまな機会に御意見をちょうだいしていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。



○(吉原委員長) 質疑に入ります。



◆(小幡委員) 今,市民の意見を集約している段階ですが,これから,どういうスケジュールでいくのか。ここに寄せられた市民の意見を本当に施策に盛り込む必要があるかという話も含めて,どのように集約していくのか。



◎(金近企画局長) まず,今後のスケジュールは,このように現在のゆめはま2010プラン5か年計画の進捗状況について説明するとともに,今後の5か年計画策定の施策の考え方のようなものを御説明して,それに対する御意見を伺っているところですけれども,本年の秋に中間取りまとめということで,これらを集約するとともに,新しい5か年計画のいわば素案をお示ししていきたいと考えております。

 したがいまして,現在もいろいろな意見を伺っているところですけれども,今後とも秋に向けていろいろな意見を伺いながら計画をつくっていきたいと考えております。

 後段の,すべての意見を聞けるのか,聞く必要があるのかという御指摘でございますけれども,我々としてはいろいろな意見をできるだけ幅広く聞いていきたいと思っております。中には,当然,対立する意見もあるでしょうし,いろいろな考え方があるかと思いますけれども,それをできるだけ我々としては伺いつつ,私どもの意見も申し上げながら計画をつくっていきたいと考えております。



◆(小幡委員) 例えば高速湾岸線の5期の開通は秋というのがありますが,何月ですか。



◎(金近企画局長) 高速湾岸線5期の開通については,まだ秋というところまでしか我々は聞いておりませんけれども,秋といえば通常10月,11月になるのではないかと思います。



◆(小幡委員) ゆめはま2010プランの取りまとめは秋とおっしゃいましたが,いつですか。



◎(金近企画局長) ゆめはま2010プランのスケジュールにつきましては,本日の午後に,また説明してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いします。



◆(小幡委員) ゆめはま2010プランの中間とりまとめは10月か11月と伺ったのですが……。



◎(金近企画局長) いろいろなスケジュールがありますけれども,我々としてはできるだけ11月ぐらいを目指したいとは考えております。



◆(小幡委員) 11月ですか。

 それで中間取りまとめをしていただいて,それをどういうふうにさばいていくのか。あるいは,あくまでも市民意見を中心として今全庁的に精査しているのでしょうが,新5か年計画についての考え方を我々も持っています。11月ごろに発表していただいて,その内容をどういうふうに精査する,あるいは展開していくのか。今後の施策について,議会側の意見も十分に盛り込めるようにしていただきたいと思います。

 と申しますのは,ゆめはま2010プラン5か年計画の取りまとめの話ということはわかるのですが,今,日本全体が,いろいろな意味で過渡期になっていて,ゆめはま2010プラン5か年計画の策定計画が発表された段階ではもう世の中変わってきているような激しい変動の時代に,しかも来年は市長選挙があって新しい市長かもしれないし,いろいろな意味でいろいろな要因があります。今後のゆめはま2010プラン5か年計画は,枠組みがよく決まっていないし,市民の意見というのはある程度わかるけれども,きょうは総務局,財政局がおられないので話はできないのですが,横浜市の行政改革推進計画も,これからどんなふうに決めていくかわからない。小泉内閣が打ち出している聖域なき構造改革で,財源を含めて予算がどのようになってくるのかよくわからないし,この計画をことし中にまとめるのは,いろいろな意味で難しい要素がたくさんあると思うのです。

 ですから,きょうはとりあえず中間取りまとめが11月ごろだということだけお聞きしますけれどもいずれにしても,今進めておられるゆめはま2010プラン5か年計画の見直しは,当然していただかなければいけないのですが,新しいプランを打ち出すためには不確定要素があり過ぎていて,大変難しいという感じがしますので,とにかく11月の早い時期に取りまとめを見せていただきたい。中身について期待しておりますので,よろしくお願いします。



◆(福田[泰]委員) リーフレットは,どのように何枚ぐらい配布されたのかわかりますでしょうか。



◎(金近企画局長) このリーフレットは区役所やいろいろな市民利用施設で配布しております。全体の枚数につきましては3万5,000部を刷っております。

 区民のつどい,あるいは地域のつどい等でも,これを使っていただくようにお願いしております。



◆(福田[泰]委員) どれくらいの市民に渡ったかは把握していらっしゃらないですか。



◎(金近企画局長) 最終的には,この3万5,000部をすべて見ていただきたいと我々は考えております。



◆(福田[泰]委員) いろいろな意見の聴取の仕方をしていらっしゃるのはこれでわかります。都市づくりの推進に関するもののボリュームが大きくなっていると見られますけれども,意見の聴取の仕方と上がってきている提案あるいは御意見が,どうクロスしているかまでは,まだ分析していらっしゃらないですか。



◎(金近企画局長) クロス分析のようなことはまだ行っておりません。まちづくりあるいは都市づくりに関するものが多いのは,ハード面だけでなくソフト面もこの分類に入れており,地域活動や市民利用施設のようなものも,この分類の中に入れておりますので,そのような傾向になっておるということでございます。



◆(福田[泰]委員) 私たちもいろいろなアンケートをとりますが,意見の聞き方は,恣意的にやろうと思えばできてしまうと考えているんです。私たちが意図しない結果があらわれることもあるのは何回も経験していますし,横浜市が行ったことについても,そういう経験をいたしました。

 そういうことで言えば,どういうふうな意見の聞き方をした結果,クロスでどういうふうな結果が出てくるのかまできちんと,例えば団体に聞いたときにはこうだったとか,一般的にハガキで聞いたらこうだったとかが見えてくるような公表や報告の仕方を考えていただきたいと思うのですが,いかがでしょうか。



◎(金近企画局長) 我々も,そうしていきたいと考えております。市会の説明資料の3ページ,オの都市づくりの推進に,主な意見・提案で丸がついておりますが,例えば図書館をふやすべき,図書館のネットワーク化,あるいはNPOの育成といったものも,先ほど言いましたようにソフト面の施策でございますけれども,一応分類として5本の柱にしておりますので,そういう意味でここに入れさせていただいておるということでございます。

 特に恣意的ということではございませんで,何本かの柱に集約してみたにすぎませんので,今後これらのいろいろな意見を我々は今後,聞きながら対応していきたいと考えております。



◆(福田[泰]委員) 質問にお答えいただいていないのですが,要するに,どういうふうな聴取の仕方をしたら,どういう意見が多かったかという,クロスでの公表の仕方等を考えていただけるのかどうかをお聞きしているんです。



◎(金近企画局長) 聞き方につきましては,やはりこのリーフレットにあるような内容でございますけれども,それに対してクロス集計はまだ現在集計中でございます,今後クロス集計を行い,分析して御説明していきたいと考えております。



◆(大貫委員) 基本的なことですけれども,議会に対する意見聴取は,一番最初は全員協議会を開いて行ったようですね。そんなことを含めて,市会の意見も聞く機会を明確にしてほしいのです。単に個別に聞くということではなくて,きちんとした会議なり全員協議会を開く。5年間の新規計画ですから,それだけでも議会を開いてもいいという思いもあるのですが,議会に対してどんな形で意見聴取をするのか,もう少し明確にしていただけませんか。



◎(金近企画局長) ゆめはま2010プラン5か年計画をつくったとき,基本計画の段階,長期ビジョンにつきましては全員協議会を開いて説明しておりますし,またその中でいろいろ意見も聞いております。

 最初の5か年計画のときには全員協議会を開いておりません。5か年計画は事業計画ということで,これは常任委員会で御説明しました。現在の5か年計画につきましても常任委員会で御説明して,議会全体には御説明してございません。

 今回は3回目の5か年計画になるわけですけれども,先ほどからございますように社会経済の変動が非常に大きいとか,いろいろな状況もございますので,今後の進め方については,そういうことを踏まえて,どういうやり方がいいか議会の意見を伺いながら進めていきたいと考えてございます。

 その中で,全員協議会も一つの方法であろうとは考えてございます。



◆(大貫委員) 今の話のニュアンスで言えば,いろいろな状況が出てきた,不確定要素もある。また,事業計画であったとしても,よりいいものにするには市会の意見も聞いてほしいと思うし,そういう意味で言うと,ぜひ議会の意見を聞くことが必要だと,答えは一致していると思います。

 ただ,その方法として,今まではこの委員会で議員の意見を聞いたけれども,そのほかに選択肢があり,その中には全員協議会もあるということでいいですか。



◎(金近企画局長) これは,私どもだけで決める問題ではございませんので,そういうことも視野に入れて御相談させていただきたいとは考えております。

 そのほかに,先ほどのこのリーフレットもございますけれども,常任委員会が開かれるたびに,私どもとしてはゆめはま2010プラン5か年計画,ワールドカップなどもそうですが,現在の状況を常に御報告して御意見を伺いながらやってきているつもりでございます。この5か年計画につきましても,本年1月に新しい5か年計画を策定する考えであるということから始まりまして,その策定方針あるいは中心的な施策の考え方といったものを御説明させていただいてきておりますし,リーフレット等を配って意見を伺っていくことも,前の委員会ですが御説明させていただいてきております。

 本日も,現在の進捗状況を御説明させていただいております。また,今後の常任委員会でも,そのたびにゆめはま2010プラン5か年計画やワールドカップ等につきまして説明させていただくというふうに考えております。



◆(大貫委員) 説明を逐次していただくことは大変いいと思うのですが,一つ一つの施策について,また報告についても立ち入った論議も必要だと思うので,その点ではそういう機会をつくっていただきたいと,これは要請ですし,そうあるべきだと思っています。

 あと,先ほどから出ている意見集約も,僕ももう少し多く集まっているのかなと正直なところ思っていたのです。5年間の計画の準備状況は,リーフレットももっとあふれるぐらい大量に配って意見を聞くのかなと思っていたので,あまりにも少ないというのが僕の率直な感想です。意見を聞く,ふやす努力ですか,今までと同じような形だけでは,これは少ないと思っているのか,この程度でいいと思っているのか。いろいろ聞き方があったとしても,いろいろな意見を聞いた方がいいと思うのです。今後,これをふやしていく努力をどのようにされていくのか。

 また,それについては私たちも協力していかなければいけないと思うのですが,いかがでしょうか。



◎(金近企画局長) このリーフレットにつきましては,まだ始めたばかりでございますし,現段階ではこれぐらいということだろうと思います。これは先ほど言いましたように,今から秋に向けていろいろな機会にまた意見を聞いていく予定でございますし,さらに中間取りまとめを発表した後も,中間取りまとめというのは素案でございますので,それに対する議会の意見,市民の意見といったことも,それから後も聞いていきたいと考えております。

 それから,IT時代と言われておるわけでございますので,インターネット等で意見を伺うこともございますし,我々もホームページで説明しているということもございますので,印刷物をもっと大量につくって配らなければいけないとは必ずしも思っておりません。



◆(大貫委員) 要は意見がいっぱい寄せられることが必要なので,媒体としてはリーフレットもあるし,ITのEメールもあるだろうし,それは結構なんです。ただ,今までと同じようなやり方でやると,知らない方もまだまだたくさんいらっしゃるのではないか。ゆめはま2010プラン5か年計画で意見を聞いているのだと,そもそも数をふやすための何かをやっていかなければいけないのではないかと思っているんです。その点で,何か方策を考えたら,媒体はいろいろありますよということだけではなくて,数をふやすための,意見を聞くための宣伝は広報だけでは間に合わないのではないかなと思うので,ほかに何か考えていられるのか。



◎(金近企画局長) こういう広告物は,確かに手に取った人にしかなかなか行き渡らないというところはございます。我々はほかにも,シンポジウムとか,マスコミにも取り上げてもらえるように,また多くの人が,ゆめはま2010プラン5か年計画を行っていることに気がついていただけるような新たな方法についても,現在検討しております。



◆(大貫委員) 広報・広聴活動の実施状況のオに,区民のつどい等における市民意見の活用と書いてあります。等の中に区民会議も入っているとは思うのですが,ある意味では,市民が各区で参加して何らかのかかわり合いを持とうという形で一生懸命進んでいる区民会議もあるわけです。いろいろな意見があると思うけれども,そういう意味では区民会議から出ている意見の集約は,どこで行っているのか。この間,区に聞いてみたら,なかなかそこがはっきりしない。区民会議に参加している方々の意見についても集約する必要があるのではないかと思うのですが,いかがでしょうか。



◎(金近企画局長) 区民会議あるいは地域のつどい等でゆめはま2010プラン5か年計画について意見をいただくことは私どもも考えておりまして,区にはできるだけそういうことで進めていただくようにお願いはしております。

 ただ,御指摘のように区民のつどいからの意見は受けておるのですが,1,127件の中で,446件ということで区民のつどいの意見は割合としてはたくさんいただいておるということでございます。



◆(大貫委員) 区民会議という組織が,今あるわけでしょう。それを横浜市として大切に育ててきた以上は,区民会議で,このテーマで論議するようなことまでやってもらった方がいいのではないかと思うのですが,いかがですか。

 区民会議について意見があると思うんだけれども,せっかくあるのだからやってはどうですか。



◎(金近企画局長) それぞれの区民会議の考え方もございますので,そういうことも念頭に置き進めていきたいと考えております。



◆(大貫委員) 戻るようですけれども,できるだけ多くの人の意見を聞くことが大切だと思うので,その努力はぜひしていただきたい。議会としての意見も具体的に聞くような場面もつくっていただきたい。これは要望です。



◆(井上委員) 基本的なことも聞きたいのですが,リーフレットはまだ始めたばかりだからとおっしゃいましたが,いつまでに出してくださいというのが書かれていない。このハガキを見ると年末までいいようですけれども,秋の取りまとめの前に生かすのであれば,いつごろまで募集をされるつもりでいらっしゃるのか。



◎(金近企画局長) きょうお配りしたリーフレットは期限のないものでございますけれども,最初にお配りしておりますものは6月までに出してくださいということで配布しております。これは,いわば第2ラウンドでございまして,これは今後,秋に向けてということですけれども,できるだけ早く意見を伺うために,一度6月までに期限を切って,これと同じものを出して意見を伺ってきております。



◆(井上委員) 今の分はいつまでなのか。

 それから先ほど,いろいろな媒体を通じて行うのでというお話がありましたが,現状では例えばインターネットが普及はしているけれども,まだ縁遠い方も多いですし,行政が行うシンポジウムも,やはり行く人は限られています。私はこういうのにはお金をかけてもいいと思うので,本当に意見を集めたいのであれば,340万人の市民がいるところで3万5,000部ではなくて増刷する。

 多分,余り知らない方が多いと思います。6月末までの結果がこの数だったことも踏まえて,第2弾については,せっかくこういう物をつくられているので,もう少し通常,行政との接触のある町内会とか,割とお顔のわかる方たちだけではなくて,多くの方から意見が聞けるような方法を考えられた方がいいのではないかと思います。そのためには,私は,これをもっと増刷して広報と一緒に配ることも検討していいのではないかと思うのですが,時期の問題と,その辺について。



◎(金近企画局長) 今お配りしておりますものは,現在の5か年計画の進捗状況についての御説明ですけれども,先ほど言いましたように秋に5か年計画のたたき台をつくります。それをもとにもっと具体的な議論ができますので,それをこれと別に刷りまして,また意見を伺っていきたいと考えております。

 これが最終ではなしに,まだ新しい5か年計画の考え方について,ここにあるように基本的な柱立てぐらいしかまだこの中に入れておりませんので,なかなか意見が出にくいと思います。3万5,000部刷って,これだけでは具体性がないから,なかなか意見が出ない。それで,新しい具体的な施策や事業をお示しして,それについて意見を伺っていった方がむしろより生産的ではないかと考えられますので,秋に,まずは市会にお示しして意見を伺って,それから後にいろいろな市民の方々の意見を伺っていきたいと考えております。

 その中で3万5,000部が多いのか,少ないのかという議論も今後させていただきたいと考えてございます。



◆(井上委員) あとちょっと細かいところですが,ここで示しているグラフは,1996年と2000年度を比較する形になっているので,この4年間でふえたのねということにはなるのかもしれないけれども,計画についての意見とか,計画に対してどうなのか。計画に対して100%達成しているけれども,実感としては,例えば特養はそれでも足りないと思っている人たちがいる。そういう意味では,成果としてこれだけやりましたと強調するよりも,計画に対してどうなのか。市民に対して意見を求めるのであれば現状のニーズとの関係でどうなのかということについて,意見をとる側からすれば関心を払っていただきたいと,これは要望にしておきます。



◆(小幡委員) 初めに発言して意見を伺っていると,ゆめはま2010プラン次期5か年計画の策定の手法についてわからないところがあるんです。市民アンケートで市民の意見を聞く手法は,結果として8月7日現在で1,127件の意見ですが,横浜市には,いろいろな広報・広聴制度があって,毎年のように行っている市民意識調査だとか,金沢区では区民意識調査をまとめた冊子をつくってきているし,各区で意見集約を行っています。それから市長への手紙が来ているし,議会にもいろいろ陳情が来ている。そういった意味では,アンケートをとることは,悪い話ではないけれども,市民の意見というのはかなり集約されているはずだと思うのです。むしろ,今後いろいろな意味で厳しい財政というのが一つあって,いろいろ言われている事業評価の話,すべての事業をもう一回再評価しようと,我々は行政コストを計算しろとか,いろいろ申し上げているのですが,次期5か年計画についても総枠は決まっているとしても,新しい時代の転換の中で,これほどの方針を出していかなければいけないと。市民の意見はあるとしても,こんなの全部できませんよという話だってあるのだし,もっと市民がやりなさいという話もあるのだし,あるいは,もっと市民に負担を求めなければいけないという話もあるかもしれない。そういった意味では,今後は行政側と議会側で,もっと議論を戦わせて骨太の方針をつくって,市民の意見はもちろん集約していきますけれども,これから意見を聞いても,恐らくはどこかの要望項目にみんな引っかかる話で,意見としてはすべて出尽くしていると思います。

 話を聞いていますと,形式的に市民の意見を聞いているような感じがして仕方がないのです。その結果が,3万5,000部印刷しても1,127件しか出てこないのだから,これで市民の意見を集約したことにはならないような気がしてしようがないのです。

 とにかく,毎年のように常時市民の意見は聞いていてわかっていますから,局としてあるいは議会として次期5か年計画はこういう方針でいきますというのを早く決めて方向を出して,それについて市民の意見を聞いていく方が,僕はいいような気がします。市民の意見が集まってくるのを待っていて,それで中間取りまとめをしてまた聞きますでは,来年3月までに新しい方針を出すのはなかなか難しい。仮にできたとしても,やはりこんなものだというふうになっては困るので,骨太のものを出して,達成する手法についてはみんなで考えようという話になるような気がしますので,回答は結構ですけれども,意見だけ申し上げます。



◆(鈴木[義]委員) 確認させてください。11月に中間取りまとめという話ですが,話が戻って恐縮ですけれども,前に5か年計画を策定するに当たってゆめはま2010プランそのものの時代の整合性についての排出すべきもの,それから増強すべきもの,見直すべきもの等の精査があったわけです。それについて5か年計画ができて,実施されてきて,今回新たな5か年計画をつくろうという全体の流れです。

 そこで,今回新しく5か年計画をつくるに当たって,時代に合わなくなったもの,達成したもの,もうこの程度でいいだろうというもの,新たに時代のニーズにより生まれたものなどが,どういう形で5か年計画が策定されてくるかという部分が,我々議会としては非常に注意しなければならない問題だと思っているわけです。それの手法の一部が提示されたのですが,市民に聞く,議会に聞くとか,懇談会をやる,団体登録者でやると,いろいろ方法があるかと思いますが,新しい時代に合った5か年計画を我々議会がどういうふうに認識しているかを議論できる資料を欲しいのが一つ。

 それから,いろいろな意見がありますけれども,1,127件の意見・提案,この手法はこれでいいのではないかと私は思います。ほかにもいろいろ市民から聞く方法はありますから,これはこれでいいと思うのですが,私が先ほど申し上げたようなことも含めた上で11月の素案が出て,それに対して集中的な要するに市民の意見,議会の意見,団体の意見,その他全部含めて精査する流れが見えてこないと,正直言って我々は今のところ何も言いようがないという状況です。その辺を提示していただきたいと思います。

 それに対して,もう一つ確認ですが,議会の政党の意見というのは,特別に機会を設けているのか。横浜市議会なら市議会で全員協議会だけでやってしまうのか。それとも事前に素案の段階で各会派の意見を集約する場面を考えるのかどうか。



◎(金近企画局長) いろいろな社会経済情勢の変化の中で,現在あります5か年計画についても行政評価をやっていくことを考えてございまして,今,御指摘いただいた廃止すべき事業,見直しをした上で進めるべき事業,あるいは新規に行うべき事業といったものについて,現在各局との間で作業を進めているところでございます。これがまとまりましたらその都度説明させていただきたいと考えてございます。基本的には,今の5か年計画を評価した上で,新たな5か年計画をつくっていくということが必要だと,私どもも考えてございます。

 秋に中間取りまとめができた段階でもちろん御説明して,まず議会の意見を伺い,それから市民の意見も伺っていくことになるわけでございますけれども,それまでの間に各会派の意見を伺っていくかどうかにつきましては,また御相談をさせていただきながら進めていきたいと考えてございます。



◆(鈴木[義]委員) わかりました。



○(吉原委員長) よろしゅうございますか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(吉原委員長) 他に御発言もないようでございますので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

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△2002年ワールドカップサッカー大会の準備状況について



○(吉原委員長) 次に,2002年ワールドカップサッカー大会の準備状況についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(金近企画局長) 続きまして,2002年ワールドカップサッカー大会の準備状況について,前回6月14日に御説明させていただいておりますけれども,それ以降の新たな動きについて御報告を申し上げます。

 資料の4ページをごらん願います。

 初めに(1)の2002年ワールドカップサッカー大会の準備状況について御説明いたします。

 アのFIFAワールドカップ連絡会議の開催についてでございます。

 ワールドカップの交通・輸送・警備等の対策につきましては,従来から市と神奈川県警及びJAWOC横浜支部の3者間で事務レベルでの協議を行いながら取り組んでまいりました。しかしながら,リハーサル大会であります先日のコンフェデレーションズカップの取り組み結果を踏まえまして,3者のより一層の連携,危機管理体制を強化する必要があるといったことから,横浜市長,神奈川県警本部長及びJAWOC横浜支部長のトップレベルの会議を設置することとしたものでございます。

 次に,イの2002年ワールドカップサッカー大会推進会議の開催についてでございますが,本市の推進組織であります推進会議を開催しまして,コンフェデレーションズカップの取り組み結果の総括を行いますとともに,来年の本大会に向けた課題に引き続き取り組んでいくことを確認しております。

 主な今後の課題につきましては,別紙に資料1として取りまとめておりますので,これについては後ほどごらんいただきたいと考えております。

 ウのボランティアについてでございますが,通訳案内ボランティアにつきましては6,800名という大変多くの市民の方々から応募をいただいておりましたので,採用の予定を当初の500人よりもふやし725人の採用を決定いたしました。一般ボランティアにつきましては1,857人から応募がありました。面接等によりまして690人の採用を決定いたしております。今後は,通訳案内ボランティア,一般ボランティアともに,随時研修を実施してまいります。

 また,JAWOCボランティアについてでございますが,JAWOC横浜支部におきましては3,792名からの応募がありまして,現在,採用予定人員1,500名として書類選考及び面接を行っているところと聞いております。

 5ページをごらん願います。

 エの開幕300日前イベントでございますが,(ア)として,みなとみらい21地区のクイーンモールにカウントダウンタワーを設置し,8月4日に点灯式を実施しております。

 このカウントダウンタワーにつきましては,寄附をいただいた物件でございますので,寄附の受納につきましては,後ほど改めて御報告させていただきたいと存じます。

 次に,(イ)の公開生放送につきましては,開幕300日前記念としまして,サッカートークなどを交えた番組を8月4日に公開生放送したものでございます。

 (ウ)のカウントダウンイベント,「決勝戦会場が見たい」,につきましては,8月5日に横浜国際総合競技場を会場としまして,市民参加のイベントを実施するとともに,横浜フィルムコミッションの協力によります映画,「青空へシュート!」を上映したものでございます。

 (2)のワールドカップ関連情報でございます。

 アのFIFA公式ポスターにつきましては,正面に掲示してございますが,サッカーへの情熱及び開催2カ国の文化を表現するというコンセプトのもとに,日韓共通の伝統美術である書道を用いまして,日韓の書道家がサッカーフィールドをモチーフに描いたものでございます。8月3日にJAWOCから,これが発表されたところでございます。

 イの出場決定国及び各大陸予選につきましては,来年の本大会には32カ国が出場いたしますが,開催国である日本,韓国と,前回優勝のフランスにつきまして既に出場が当初から決定しており,残り29カ国について,現在,各大陸ごとに予選が行われております。

 このうち,アフリカ大陸から出場する国につきましては資料に記載しました5カ国が既に決定しております。残る出場国24カ国につきましても11月中旬までに決定することになっております。

 1枚おめくりいただきまして,(3)のその他としまして,このたび事業を開始いたしました,ようこそ横浜キャンペーンについて御説明いたします。

 アの趣旨でございますが,このキャンペーンは,ワールドカップを機におもてなしの向上を図り,大会終了後も多くの人たちが訪れるようなまちづくりを進めるという趣旨のものでございまして,キャンペーンを幅広く周知するため,ヨコハマオリジナル・ロゴマークを記したのぼり旗,ポスターなどを市内各所に掲出いたします。市民の意見を求めながら,横浜市のホスピタリティを高める運動に取り組みまして,全市を挙げて市民の方々が活動しやすい環境づくりを図ってまいります。

 キャンペーンで使用するマークにつきましては,別紙の資料2として用意しておりますので,これについても後ほどごらん願います。

 イの期間でございますが,今月から本格的に実施しまして,本市のコンベンション都市としてのより一層の発展を目指しまして,ワールドカップ大会終了後も続けていきたいと考えております。

 ウの具体的な取り組み事例につきましては,市民の皆様からの募集による,「ようこそ行動提案集」をつくるとともに,応募いただいた方々を招きまして市長を囲むシンポジウムを開催してまいります。

 また,各区のワールドカップサッカーを支援する会等の組織がございますが,これらの組織からの意見を聞き,各区の意見交換を行うためのネットワーク組織を設置するなどしまして,このキャンペーンを進めてまいりたいと考えております。

 エの推進体制でございますが,キャンペーンの事務局を財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー内に置き,あわせてキャンペーンの推進本部を庁内に発足させることといたしております。

 7ページをごらんください。

 先ほど御説明しましたカウントダウンタワーに係ります寄附の受納につきまして御報告させていただきます。

 寄附者につきましては,富士コカ・コーラボトリング株式会社,代表取締役社長の古田公男でございまして,物件の評価額は695万円でございます。

 設置場所でございますが,みなとみらい21地区のクイーンズスクエア横浜,クイーンモールの2階に設置してございます。

 設置した状況の写真を次ページにおつけをしてございますので参考にごらん願います。

 寄附受納の報告につきましては以上でございます。

 以上,2002年ワールドカップサッカー大会の準備状況について御説明をさせていただきました。

 今後も大会の成功に向け万全を期してまいる所存でございますので,市会の先生方におかれましても,引き続き御指導をよろしくお願い申し上げます。



○(吉原委員長) 質疑に入ります。



◆(小幡委員) 2点伺います。

 1点目は,夏休みに日韓の子供たちが日韓交流のいろいろなイベントを組んでいるようですが,マスコミ報道でしかわかりません。やるか,やらないのか,その辺はどのような状況ですか。まだ継続している話もあると思うけれども,おわかりになりますか。



◎(金近企画局長) 先日の日韓のジュニアサッカー大会につきましては,仁川市との間で実施しております。そのほか栄区で予定されておりましたものにつきましては,向こう側の事情で実施できなくなったということがございます。

 私どもの方で,日韓関係で今把握しておりますのは,向こうの夏休み中については以上ですけれども,そのあと春香などの講演だとかが秋以降にございますし,我々がまだ検討中ではございますけれども,日韓のイベントを,そのほかにいろいろ協議をしているところでございます。



◆(小幡委員) 秋以降の話も含めて,それは予定どおり開催されると理解していいのか,あるいはまだ微妙な問題があって,予定どおり開催できるかどうかわからないという意味なのか,どんな状況ですか。



◎(金近企画局長) これの見通しはなかなか難しい点はございますけれども,いろいろな状況を考えてみて秋以降につきましては実施ができるのではないかと私どもは考えております。

 これは,両方の協議によりますので必ずしも言い切れませんけれども,秋以降につきましては,できるだけ実施していきたいと考えております。



◆(小幡委員) もう1点の質問は,日本はいろいろな行事については十分にお金をかけてやるので,今考えている準備状況は,間違いなく来年の閉会式までに向けて万全に行えると思っておりますが,1点心配していますのが警備状況です。オリンピックとかほかの競技は心配ないのでしょうが,サッカーの場合はフーリガンが来るという話で,それがFIFAは警備や警察も必ずしも正確な情報をつかんでいないようで,あるいは万全な体制ができていないようなニュースが流れていまして,ある意味では問題が起こらないように万全を期すために,いろいろな模索をしているという話が入ってきます。これは,あくまで県警にお願いする話ですから横浜市としては何とも言えない話かもしれないのですが,トップレベルの会議を設置しましたと一番初めに報告がありましたけれども,フーリガン対策も含めて,本当に万全な準備体制ができているのか。あるいは,まだ未確定な要素があって検討をしているのかどうか。その辺は,現段階でどの辺までつかんでおられますか。



◎(金近企画局長) 御指摘のようなフーリガン対策がありますので,先ほど御説明しましたように従来からJAWOC,県警,横浜市の間で事務レベル協議はやっていたのですが,やはりトップレベルの協議も必要だということで,新たにこういう組織を設けたものでございます。

 また,フーリガンにつきましては,このほかにもむしろ国レベルの出入国の規制の問題がありまして,これは警察庁だけではなしに,税関,外務省,いろいろな関係がございますので,政府の中でも連絡会議を持って対応をしておるところでございます。

 横浜市では,この前コンフェデレーションズカップでやりましたように,フーリガン対策としては,一つは動線分離で両方のチームのファンが交わることのないように完全に分離していく方法だとか,いろいろなことを実験しております。

 そういうことで県警の方は,あのときも1,000人の動員体制をしいてやっておりましたけれども,いろいろなことを県警,JAWOCと協議しながら進めてきております。

 フーリガンがいる国はある意味では決まっているようなところもございまして,イングランドだとかいろいろ言われておりますけれども,最終的にはフーリガンが来るか来ないか,どの程度来るかは,まず出場国が11月中に決まります。その中でどういう国が出場してくるか。それから,次に12月の本戦ドローで組み合わせが決まります。フーリガン同士がぶつかるような組み合わせがあるかどうか。また,そのカードが日本で行われるか,韓国で行われるかとか,またどこの会場で行われるかといったことが決まってきますので,対策については,それ以降に本格的になると思います。もちろん,それまで何もしないのではなく,いろいろな情報を集めて準備をやっていくことで,それぞれのレベルの協議会を設けて対策を進めていくところでございます。



◆(小幡委員) 今,話を伺いまして,問題点を正確に把握して打つべき手を打っていかれる感じがしますけれども,とにかくサッカーだけは特殊なスポーツで日本人では想像できないような相当,凶暴性を持ったことらしくて,十分な準備をしていただかなければいけないのですが,この責任は最終的に横浜市ではないわけですか。どこが責任を持つわけですか。



◎(金近企画局長) もちろん主催者が一義的な責任を負うわけですけれども,基本的には警備の問題でございますので,警察の所管になります。もちろん私どもも何もしないのでなく,例えば動線分離だとか,あるいはいろいろな案内等ございますけれども,我々としても協力していかなければいけない部分がたくさんございますので,そういう意味で先ほど言いました県警,JAWOC,横浜市の協議会をやっておるわけでございます。

 市長,本部長の出られた先日のトップレベルの会議での本部長の話も,やはりフーリガンの話が多かったわけでございます。実際のヨーロッパ選手権での状況だとか,フランス大会でのフーリガンの状況とか,いろいろな大会でのフーリガンの行動のビデオを全部,警察も集めておりまして,分析しながらどういうふうに対応していくかを話し合っておりますし,警察庁レベルでもいろいろなことをやっておるところでございます。



◆(小幡委員) あとは警察にお願いするしかないのですが,警察や税関が情報を十分に把握できないということで,たまたま私の友人が警察犬の訓練所を持っているんですけれども,自分の飼っている警察犬が警察官と一緒にドイツの訓練所に行って多少訓練してきたと。日本の取り組みとヨーロッパの取り組みに全く差がある。警備については結果として何もなければ一番いいので,かなり心してかからないと大変な話になります。今の話で警察が責任を持つというので,横浜市の責任にならないのですが,そんな議論があったということを,会議の席で,十分におわかりになっていると思うのですが,フーリガン対策だけは我々が想像できない範疇の話らしいので,そのことだけ意見として申し上げておきます。



◆(福田[進]委員) 1点,ちょっと確認しておきたいのですが,横浜・韓国主催ではないわけですよね。いわゆる日韓のワールドカップなのですが,ともすると場を提供するということで横浜が抱え込まなくてはならない問題点がいろいろあろうかと思うのですが,今のフーリガン対策等々で警察庁とか国との連携は,定期的にとっているのか。その辺のところを教えください。



◎(金近企画局長) 国との関係につきましてはJAWOCの理事会,実行委員会だとかいろいろございまして,そういう中で警察庁の方が委員として出ております。そのほか国のいろいろな関係機関も出ておられまして,そういうところで協議もしておりますし,そのほか事務レベルでのいろいろな協議をやっております。



◆(福田[進]委員) 世界の祭典の場を提供できる市民の意識向上が大変必要なことだと思うのです。これかからも頑張っていただきたいと思います。



◆(大貫委員) これは意見ですが,ワールドカップを日韓の主催でやるということは,東アジアの平和,文化交流にとって大変いいことだということで我が党もその点では賛成しているわけです。そういった意味では,昨今の靖国神社の問題だとか歴史教科書の問題で,実際にこの間夏のジュニアのサッカーでも,仁川は来たけれどもソウルは来なかったということで,非常に大きな問題になっているわけです。

 そういうふうに考えたときに,また報道ですけれども,ワールドカップに暗雲があるのではないかとか,そんなふうに聞いています。そこら辺は,先ほど秋以降は多分平気だろうという話があるけれども,そういう認識なのか。さらには,これは金近企画局長に聞いていいのかわからないけれども,こういう状況があったら国に対して,靖国神社の問題でも,やめろと,このくらい言った方がいいのではないかと思うのです。日韓のワールドカップの果たす役割から考えたときに,横浜市がそれぐらい言うべきではないかと思うのですが,いかがですか。



◎(金近企画局長) 私どもは,ある意味で近くて遠い国と言われた日韓の関係が近くて近い国になっていくようなことは,現在の経済のグローバリゼーションだとかいろいろなことを考えてみても,やはり日本,韓国,中国,台湾といったところがもっと近い関係にならなければいけないと考えておりますし,そのためにも日韓共催になったことは一つの大きなきっかけで,これを両国とも生かしていくべきであろうと思っております。

 そのために,日韓関係のいろいろなスポーツイベント,文化イベントをお互いに努力してやっているところでございますので,それらが成功するように,私どもも努力したいと考えております。



◆(大貫委員) 大変大きな役割を果たす大会ですから,横浜市としてもそれに対して大きな問題提起をするよう,成功に対していろいろな問題がある以上は,またそう考えられる靖国神社の問題,教科書の問題についても事あるごとに政府に言うべきだと思います。

 その点は,私の意見ですから,これで結構です。



◆(井上委員) 私も,その辺のことについてお聞きします。先ほど,秋については何とかというお話だったのですが,実際に協議中のものはあるのですか。

 結論はどうなるかわからないにしても,日韓合同のプレイベントのようなもので,幾つか予定されているものもありますね。その辺は協議しているものがあるのかどうか。



◎(金近企画局長) 先ほど言いました例の春香だとか,いろいろなものがありますけれども,いずれにしても今からまだ先の話ですから,それぞれ協議中であります。



◆(井上委員) やることを前提にして準備するのは当然のことなのでいいのですが,要するに予定していたとおりに行えるかどうかも含めた協議をしているイベントはあるのかどうかです。やりますということを前提にして,今すべて進んでいるのであれば何も心配は要りません。今後のものについては協議中とおっしゃったけれども,実際にやれなくなったイベントもあるわけですから,相手側の要望や意向もあると思うのです。そのところについて,今問題が出ているイベントはあるのかどうかということを聞いているのです。



◎(金近企画局長) いずれにしましても,もともと行おうとして両国側でイベントを企画しているわけで,ですから行うことを前提に協議をしているということでございます。



◆(井上委員) できなくなったものについても,やりたくてやろうとしていて,準備していてできなくなってしまったと。それはその都市の問題だけではなくてビザの問題とか,国の姿勢の問題もあるのでしょうけれども,行うことを前提にした協議だというお話なので,それでしたらぜひ,そちらの方を進めていただきたいと思います。

 さっきの話もありましたが,横浜市としての姿勢。特に韓国側で心配しているのは歴史認識の問題であるとか,これは国がきちんとするのが一番だし,小泉総理大臣が靖国神社への参拝をやめてくださるのが一番いいと私は思うけれども,横浜市としても日韓の関係のあり方をこれからどうしていくのかとか,歴史についてどう考えるのか。その辺を市としてもこれを機会に,本来はもっとやるべきで,スポーツの交流だけではなくて,そうした取り組みなどについて,今後よりこのことで……。

 靖国神社に小泉総理大臣が15日に行くか行かないか,きょうあたり結論を出すのかもしれませんけれども,どうなったとしてもこういう問題は,ちょっと水が入ったなという感じになっていることは事実だと思うのです。全くなかったことにはならないですし,教科書の問題はずっと続いていきます。だから私は,横浜市としても,これを機会にもっとスポーツ交流と,プラス歴史の問題であるとか,どうして韓国でこの問題にこだわっているのかとか,そちらの側面からも,ぜひ学校の現場だとかで取り組みを工夫をしていったらいいのではないかと,これは意見ですが申し上げておきます。



◆(小幡委員) 先ほど私が伺ったのは,ワールドカップ大会の準備状況についてで,靖国神社問題だとか,教科書問題を持ち出すのは本当に不見識も甚だしくて,与野党は意見が違うとしても,これは国が決める話で,スポーツに政治を持ち込むなどというのはとんでもない話で,そんなことを韓国から言われたとしても,それに応じるのはおかしいし,日本人としてそういうことを議論するのは恥ずかしいということを意見として申し上げます。



◆(井上委員) 直接,ここで議員同士の意見をぶつけてもあれですけれども,私はスポーツに政治を絡めるか絡めないかではなくて,現実問題,今起きていることを考えたら,これを抜きに日韓のあり方というのはおつき合いも含めてできないことだと思うのです。だから,これは国がやることだとか,首相の信条の問題だとかで済む話ではない。そう思いますので,これについてはきちんと本来は,やはり市としても姿勢を持つべきではないかと改めて申し上げておきます。



◆(小幡委員) つまり,そういう問題をワールドカップ大会の問題に絡めて発言するのは極めて不見識だという意見を改めて申し上げておきます。



◆(大貫委員) それぞれの意見があるのだから,それが不見識だと言い切るのもまた不見識です。あなたも不見識です。それは言っておきましょう。

 やはり成功させるために,いろいろな問題があるのだから,それについてどうやったらそれを取り除いていこうかというための意見でもあるのですから,そういう形での言い方というのは,やはりおかしいですよ。

 以上です。



○(吉原委員長) それぞれ御意見も含めて質疑がありましたけれども,意見ということにとどめ次の議題に移ってよろしゅうございますか。

        (「結構です」と呼ぶ者あり)



○(吉原委員長) それでは,本件につきましてはこの程度にとどめます。

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△ロボット創造国際競技大会神奈川2001について



○(吉原委員長) 次に,ロボット創造国際競技大会神奈川2001を議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(金近企画局長) ロボット創造国際競技大会神奈川2001について御説明申し上げます。

 資料の11ページをごらん願います。

 ロボット創造国際競技大会は,文部科学省が企画した,ロボット競技,国際会議,展示等のロボットに関する世界で初めての総合的な国際大会でございまして,科学技術の振興及び青少年の科学技術に対する理解を増進させることを目的として開催いたします。

 概要について御説明いたします。

 (1)の主催ですが,神奈川大会の主催者は,ロボット創造国際競技大会中央委員会,ロボフェスタ神奈川2001実行委員会,神奈川県,横浜市,川崎市,横須賀市及び相模原市でございます。

 (2)の会期でございますが,平成13年8月25日から11月25日まで,横浜を含めた4つの会場をリレー開催いたします。

 (3)の本市の取り組みについてですが,アの横浜会場の概要につきましては,平成13年11月16日から11月25日まで,パシフィコ横浜において開催いたします。

 世界−ロボットたちと生きる明日をテーマにしまして,ロボット創造国際競技大会のフィナーレを飾る展開となります。

 内容につきましては,お配りしております別添資料の開催概要の14ページをお開き願います。

 まず,ページ左上のロボット競技についてですが,公認6競技などが行われる予定でございます。

 次に,エキシビションですが,5つのテーマにより展示されるとともに,二足歩行ロボットのアシモなどのショーが行われます。

 また,フォーラムにつきましては,各分野の専門家によります国際フォーラムのほかに,市民や子供たちのキッズフォーラムを会議センターで開催することになっております。

 資料11ページにお戻り願います。

 イの一般前売入場券の発売でございますが,(ア)の発売開始日につきましては,平成12年11月4日から川崎プレ大会の開催に合わせて,既に発売を開始しております。

 (イ)の入場料金ですが,前売券が1会場に1回について大人700円,高校生400円,小・中学生200円となっておりまして,そのほかは表のとおりでございます。

 入場料金の設定の考え方としては,それぞれ特徴あるテーマを設定した4会場リレー開催でございますので,4会場共通料金としまして,ロボフェスタの基本理念に沿って,青少年に配慮した料金を設定しております。平日の小中学校等の学校行事としての参加については入場料を無料にしております。

 (ウ)の発売窓口は,大手コンビニエンスストア,旅行代理店,あるいは市庁舎の売店等となってございます。

 ウの広報活動等については,(ア)のプレイベントと(イ)の虫型ロボット競技会,そして(ウ)の広報よこはま3月号掲載を資料のとおり実施しております。

 エの学校行事としての参加について御説明いたします。

 青少年の科学技術に対する理解を増進する目的から,市立学校の各校長会におきまして,参加の働きかけを行っております。

 以上をもちまして,ロボット創造国際競技大会神奈川2001の説明を終わらせていただきます。



○(吉原委員長) 質疑に入ります。

        (発言する者なし)



○(吉原委員長) 特に御発言もないようでございますので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

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△横浜市IT推進体制およびIT戦略策定の進め方について



○(吉原委員長) 次に,横浜市IT推進体制およびIT戦略策定の進め方についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(金近企画局長) 資料の12ページをごらんを願います。

 4の横浜市IT推進体制およびIT戦略策定の進め方について御説明させていただきます。

 まず,(1)のIT推進の目的でございますが,これは急速に進展するITを積極的に都市づくりに活用していくことで,市民生活の向上や横浜経済の活性化を図ること。また,世の中がIT社会へと変化することに対する市民の情報活用能力の向上,あるいは情報格差の是正に向けた取り組み,さらに国や他の自治体との間の連携の強化などに対応することを目的とするものでございます。

 (2)のIT推進体制ですが,この目的を達成するための全庁的な推進体制としてIT推進本部を先月2日に設置いたしております。IT推進本部では,市長を本部長にしまして助役,収入役を副本部長,全局長を本部員として,横浜市における今後のITの活用に向けた戦略策定と,その全庁的推進を図ってまいります。

 また,IT推進本部には調整部会並びに分科会を設置しまして,ITを生かした都市づくりだとか,あるいは電子市役所の構築など,ここの枠の中に書いてございますようなさまざまなテーマにつきまして,柱となる分野ごとの全庁的な検討と実行計画の策定を行ってまいります。

 さらに,こうした体制に加えまして外部有識者で構成する横浜市IT推進委員会を設置しまして,推進内容に関する有識者の意見等をいただくことにしておりまして,9月の中旬に第1回の委員会を開催する予定でございます。

 13ページをごらんください。

 (3)のIT戦略策定の進め方でございますが,ITによる質の高い市民生活の実現と,ITを活用した地域の活性化を目標として策定してまいります。

 このIT戦略につきましては,今後3年から5年を範囲として市民生活の利便性の向上のための電子市役所の活用方策,防災や福祉などの分野でのITの活用策,IT関連産業の集積による地域の活性化など,主な分野ごとの方向性と推進に向けた計画を策定してまいります。

 これからの推進計画の策定に当たりましては,ゆめはま2010プランの次期5か年計画への反映を図るなど,相互の調整を行いつつ推進してまいりたいと考えております。

 以上,横浜市のIT推進体制およびIT戦略策定の進め方について御説明させていだきました。

 今後とも市民生活の向上,ITの活用による地域活性化の取り組みを推進してまいりますので,よろしくお願いします。



○(吉原委員長) 質疑に入ります。

        (発言する者なし)



○(吉原委員長) 特に御発言もないようでございますので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

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△首都圏第3空港に関する状況について及び神奈川ミルクプラント県有地の譲渡に関する協定の締結について



○(吉原委員長) 次に,その他として2件議題の予定がございますので,2つ含めて当局の説明をお願いいたします。



◎(金近企画局長) 次に,その他として首都圏第3空港に関する最近の状況について御説明申し上げます。

 首都圏第3空港の構想については,現在国土交通省で開催されております首都圏第3空港調査検討会におきまして検討が進められているところでございます。

 その内容について御報告いたします。

 資料の4をごらんください。

 まず,1の第7次空港整備7箇年計画における位置づけにつきまして御説明いたします。

 平成8年12月に閣議決定されましたこの計画におきまして,東京国際空港,これは羽田空港のことでございますが,将来における能力の限界に対応して首都圏における新たな拠点空港の構想について,事業着手を目指し,関係地方自治体と連携しつつ,総合的な調査検討を進めるというふうに,この空港整備7箇年計画に位置づけられております。

 次に,2の首都圏第3空港調査検討会の開催の経緯について御説明いたします。

 国土交通省では,首都圏第3空港の複数候補地の抽出と,その総合的な比較検討を行うために,学識経験者,東京都,神奈川県,千葉県,埼玉県の1都3県の副知事,航空会社や海事関係者などを構成員とします首都圏第3空港調査検討会を平成12年9月に設置しております。これまでに6回開催しておりまして,最近の開催は先週の7月31日となっております。今後も二,三カ月に1回程度開催をして,平成13年度中に複数の候補地の抽出を行う予定であると聞いております。

 次に,3の調査検討会で検討中の候補地についてでございますが,国土交通省は経済団体等が提案された案のうち,図にありますように東京湾を中心とした海上候補地の9案に絞って,さまざまな観点から検討を進めております。

 次のページ4の調査検討会の現在の検討状況について御説明いたします。

 先ほど述べました7月31日に開催された第6回の調査検討会において,各候補地の概略調査結果が示されております。その概要は参考として別添にしてございますので,後ほどごらんいただきたいと考えております。

 本文に戻りまして,この結果,羽田の再拡張案につきまして,船舶航路あるいは河川への影響が重要な課題であるとされておりますが,国土交通省は,他の候補地に比べてこの案が相対的に課題の少ない案としております。

 このことから,国土交通省では現在の羽田空港の容量を拡大するための方策として,羽田の再拡張によって対応することとしております。

 なお,新たな首都圏第3空港の整備については,羽田の再拡張を終えた後の長期的な課題とするという意向でございます。

 また,国土交通省は,いわば容量がふえるわけですから,羽田再拡張後の空いてきた容量の一部を活用した国際線の受け入れ,すなわち羽田の国際化の可能性について今後検討することとしております。

 資料の末尾には県・横浜・川崎空港対策研究協議会のホームページのアドレスをお示ししてございます。

 本市では,神奈川県が国の検討会にメンバーとして入ってございますので,県を中心としまして県,川崎市と横浜市の間でこの協議会を持っておりまして,空港対策について県が国から得た情報等の3者間での共有化等を行ってまいっております。本年6月には,協議会における取り組みなどを御紹介するとともに,国による調査検討結果の情報を提供して,市民の皆様から幅広い意見を伺うために,この協議会のホームページを開設しておりますので,あわせて御報告申し上げます。

 以上,簡単ではございますが,首都圏第3空港に関する最近の状況についての説明を終了させていただきます。

 もう1件ございますが,続けて説明をさせていただいてよろしいでしょうか。

 それでは,次の件につきましては配付資料がございませんけれども,口頭で御説明させていただきます。

 神奈川ミルクプラントの県有地の譲渡に関する協定の締結についてでございます。

 神奈川ミルクプラントの県有地につきましては,県・市協調で接収解除,返還を進めてきた経緯から,横浜市へこの県有地を譲渡することで,本年4月,県と市の間で基本的な考え方で合意に達しております。その後,譲渡の条件,あるいは時期等について具体的な協議を検討してまいりました。

 その結果,去る8月1日に譲渡に関する協定を県と市の間で締結いたしましたので御報告いたします。

 この協定に基づきまして県有地を取得した後は,本市は広く市民利用を図っていく予定であることから,この協定におきましては県有地を時価の3分の2を減額して3分の1の価格で平成13年度中に県から譲渡を受けることとしております。

 利用計画につきましては,当面はこの県有地だけでございますので,広場等のオープンスペースとして利用する方向で考えております。将来的な利用については,周辺も含めて関係機関,関係者等と協議を進めまして今後検討してまいりますので,市会の先生方におかれましては,よろしく御指導,御協力のほどお願いいたします。

 本件につきましては,本日の午後に協定を結んで取得する旨の発表をしたいと考えておりますので,よろしくお願いします。

 以上で,その他の項目についての御報告を終わらせていただきます。



○(吉原委員長) その他として2件報告がございました。

 この際,何か御質問がございましたらどうぞ。

        (発言する者なし)



○(吉原委員長) それでは,特に御発言もないようですので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

 以上で企画局関係は終了いたしました。

 この際,当局交代のため暫時休憩いたします。

        休憩時刻 午前11時30分

        (当局交代)

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        再開時刻 午前11時31分



○(吉原委員長) 委員会を再開いたします。

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△「勝馬投票券発売税」の新設に係る協議の再開について



○(吉原委員長) 財政局関係に入ります。

 勝馬投票券発売税の新設に係る経過等についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(大澤財政局長) 勝馬投票券発売税に関しまして御報告申し上げます。

 国地方係争処理委員会に審査の申し出をしておりました勝馬投票券発売税の新設につきまして,去る7月24日に委員会の勧告が出されました。

 それから,8月7日付で,これに基づいた国の措置が総務大臣から通知されましたので,本日はこの委員会の勧告と,国の措置の内容について御説明させていただきます。

 まず,国地方係争処理委員会から総務大臣に対して出された勧告から御説明させていただきます。お手元の資料に沿って,ときどき飛びますけれども,御説明させていただきたいと思っております。

 まず,資料の2ページを先にごらんください。

 国地方係争処理委員会の勧告の要旨とございますが,これは勧告の内容をまとめたものでございまして,この資料に沿ってポイントとなる部分を御説明させていただきます。

 まず,?の勧告でございますが,総務大臣は,横浜市の勝馬投票券発売税新設に係る協議の申出につき,2週間以内に横浜市との協議を再開すること,こういうものでございます。

 委員会が本件について争点にしたこと等につきましては,その下の?の当委員会の判断以下をごらんいただきたいと思いますが,ポイントとなる部分につきましてはアンダーラインで表示してございますので,詳細につきましては後ほどごらんいただければ幸いでございます。

 委員会が再協議に付した主な理由といたしましては,4ページの上の争点4,中央競馬のシステムが国の経済施策に該当するとした場合,勝馬投票券発売税は国の経済施策に照らして適当でないと言えるかについて記述してございますが,その下の(4)の?にありますように勝馬投票券発売税による量的影響については,横浜市が徴収するだけでは重要な負の影響を与えることにはならない,こういったことを述べて,さらに?で,すべての関係市町村が,同様の法定外普通税を課したと仮定すると重要な負の影響を与えることになるか否かの問題があるとしてございます。

 次のページの上から2つ目の?には,日本中央競馬会の経理が赤字の場合には,勝馬投票券発売税の課税により重要な負の影響を及ぼすことになるか否かの検討が必要であると記述してございます。

 結論といたしましては,その下の?で,以上のように,検討を加えるべき重要な問題であるが,これらの点について,当事者から当委員会に提出された資料及び当委員会による公開審査の結果によれば,総務大臣と横浜市との間には,地方税法第671条が予定する形での協議がこれまでなされていなかったことが認められるとしてございます。

 次に,6ページの下段,6番のまとめをごらんください。

 勝馬投票券発売税の新設に関する横浜市からの協議の申し出に対する総務大臣の不同意は,自治法及び地方税法で定める協議を尽くさずになされた点に瑕疵があるものと認め,総務大臣はその不同意を取り消し,平成12年12月21日付の横浜市からの協議の申し出について,同市と改めて協議することを勧告するとしてございます。

 なお,再協議という形にはなりましたが,委員会の勧告の中の個別の争点では,本市の主張の多くが取り入れられておりまして,具体的には,2ページ,下の方の争点2というところでございますが,同意の基準の制定は困難という国の主張については,具体的な基準を速やかに制定,公表すべきであるとしていること,これが1点ございます。これは法律と同じようなことしか出していないということで,具体的なといっても中身は同じだというようなことをこう指摘しているわけでございます。

 それから,争点4に関しまして,資料の5ページ,(5)で新税の課税により公営競技に関する国と地方の財政秩序,いわばすみ分けに重要な影響を及ぼすという国の主張は法的根拠が明確でないとしていること。それから,資料の6ページの?で同意,不同意の判断に際し国に広い裁量権があるとは認めないとしていることなどがございます。

 以上のような国地方係争処理委員会の勧告に基づいてとった国の措置の内容について,次に御説明させていただきます。

 大変恐縮でございますが,1ページにお戻りください。

 先ほど御説明申し上げました勝馬投票券発売税の新設に係る協議の再開についてという片山総務大臣から横浜市長あての通知でございます。

 本文にございますように,法定外普通税,勝馬投票券発売税の新設については,地方自治法第250条の18第1項の規定,これは委員会の勧告があったときは,国の行政庁は勧告に示された期間内に必要な措置を講じなければならないなどとされている規定でございますが,この規定に基づき協議を再開するといたしまして,なお,これに伴い平成13年3月30日付で通知した総務大臣の不同意は,これを取り消すとするものでございます。

 以上,本日は勝馬投票券発売税の新設に係る協議の再開と,協議を再開するに至った国地方係争処理委員会からの総務大臣に対する勧告について御説明させていただきました。

 なお,この資料の最終ページに,参考といたしましてこれまでの経過等を掲げてございますので,後ほどごらんいただければと思っております。

 今後の再協議につきましては,勧告において指摘された点などについて十分な協議を重ねていく中で,市会の先生方とも御相談,あるいは御意見をいただきながら問題点を詰めてまいりたいと考えております。その上で,ぜひとも同意が得られるよう,我々としても最大限の努力をしていきたいと考えておりますので,今後とも先生方の御支援,御理解をよろしくお願いします。

 以上でございます。



○(吉原委員長) 質疑に入ります。



◆(大貫委員) 総務省で勧告に応じなかった場合は,どうなるのですか。



◎(大澤財政局長) 協議はすることになりますので,あとは中身の点で横浜市の主張と国の主張が,どういうものが国から出されてくるか,それによると。



◆(大貫委員) 協議はするということでまとまったということですね。その上に立って,いろいろと動きが出てくると。心配したのは,協議さえも門前払いされることはあり得ないですか。



◎(大澤財政局長) だから文書が来ているわけです。



◆(鈴木[義]委員) この件について昨日の新聞報道などを見ましたが,そこで市長も,大臣の方からはこういう形で来た。しかし,上は認めても具体的な窓口である担当官,それに携わる方々がどこまで大臣の意向を酌んで,親身に横浜市側の意見を酌んで協議してもらえるかという部分が心配だと。市長自身も事務次官を経験してきた上で,非常によく内部がわかるのだけれども,そういう意味からも国家公務員の皆さんの担当レベルの方々の理解が得られるように配慮してもらいたいという意見を新聞等の記者会見で言っていました。その辺の事情は,私たちにはわからないけれども,現実の見通しは,どういうふうに進んでいくと当局は考えているのか,教えてもらいたいと思います。



◎(大澤財政局長) 今,鈴木委員のおっしゃった市長発言は,今までのいろいろな経過からおっしゃったことだと思いますけれども,逆に言うと,それが実態としてどういう形で出てくるかは,今後協議を始めて国が何を言ってくるかということになると思います。今御説明申し上げましたように,我々としてはこれは結論的には争点は2つだと考えございますので,勧告の中ではいろいろな形を触れておりますけれども,それは付言という形で我々はとらえております。争点は2点だと思っておりますので,そこが国と同じレベルになれば,これはもうそういう形で進むと。そういうところが,そういった形で出てくるかどうか注視していく必要があると思っております。

 それから,見通しということでございますが,これはやってみなければ,あるいは国の考え方が出てこなければ我々としてもわからないわけでございますが,この勧告の趣旨は同意を前提として,誠意を持って両者はやりなさいということでございますので,我々としては当然,合意に向けてやる。もちろん国もそういう姿勢でやっていただけると思いますので,それを同意に向けて努力していきたいと考えております。



◆(鈴木[義]委員) そういう方向でいることは理解できます。ただ,新聞報道でも言われていましたように,問題の焦点は,やはり全国レベルで同じように法定外普通税等で適用になれば,ここにもありますように全国で200億円の影響が出ることについて,横浜市としても当然,条例は,私ども議会は5%という上程案に対する条例案は賛成多数で可決しているという状況はありますけれども,国との交渉の状況によっては5%と言わずに3%か2%かわかりませんけれども,条例改正をしてまでも柔軟な姿勢をもって実現に向けたいという姿勢も検討しなければならないことなのか。その辺ははっきり新聞にも書いてないけれども,横浜市としては協議の方向の中では準備していかざるを得ないのかという意向を示したという報道が一部されていますけれども,こういうことについてもどうなのですか。



◎(大澤財政局長) 先ほど申しましたように,国が何を言ってくるかがまず大前提でございます。そういった中で我々は,今後両者で詰めていくことになりますけれども,3つのケースが考えられるわけです。1つは,もう協議を再開したけれども,国はそのままでいいと,当然こういうケースが考えられる。それから,その正反対で,我々が考えている争点以外のところでもいろいろ出てきて,着地点が見えない状況。それから,真ん中のところでは,合意に向けての話し合いがなされる可能性,こういうパターンがもちろんあるわけでございますけれども,特に真ん中の中身について,今鈴木委員が御質問されたような形での,これはいろいろな形で,今の条例のままの考え方でできる場合と,場合によっては条例の項目に関係する部分と,いろいろな形が出てくることが考えられます。いずれにいたしましても,そのような場合には議決された条例内容に触れるような議論をしなければいけない場合には,市会の先生方の御意見を伺いながら詰めていきたいと考えてございます。



◆(鈴木[義]委員) 今後の流れの中で,我々議会も対応しなければいけないと思いますが,不同意取り消しの文書を受けて,今後の話し合いのスケジュールの中で,大体いつごろの状況によって,そういう対応が出てくるのか。議会である我々に対しても相談され結論を出していく時期が,おおよそいつごろになるのか,見通しとしてはどういう考えを持っているのか。



◎(大澤財政局長) まずは前提としての協議期間という形でございますけれども,当初のときにはおおむね3カ月と出されてこういう流れになってきたわけでございますが,今回の再協議は法文上は明確なものがございません。したがって何カ月と切れないわけで,絶対的なものではないわけでございますが,おおむね3カ月という当初の協議では念頭に置かなければいけないのかと思います。

 ただ,それも,先ほど言ったように大きな隔たりがある場合には,詰めるのに相当時間がたつことも想定されますので,期間はもっと長くなる可能性もございます。いずれにしても内容次第になろうかと思います。



◆(鈴木[義]委員) わかりました。いずれにしても,話し合いの状況,国が言ってくる方向によっては,市が決めた条例の中身について触れることがあったにしても,協議の上で対応していきたいという考え方を持っていると認識していいのでしょうか。



◎(大澤財政局長) それは譲れる内容かどうかということになろうかと思いますけれども,いずれにしても先ほど鈴木委員がおっしゃったように,条例が既に成立しているという非常に大きな重みがございますので,そういった項目が出されてきて,あるいは我々もある意味では乗れそうな場合には市会の先生方にも十分お諮りしながら進めていきたいと考えております。



◆(鈴木[義]委員) それはわかりました。ただ,私は意見として,やはり議会で認めた条例案でございますから,極力条例案どおりに国の同意を取りつけて実施できる状況まで頑張ってもらいたいと,私は言っておきたいと思います。



◆(小幡委員) 総務大臣の不同意は,これを取り消すということで,今いろいろ御説明いただきましたが,事務局レベルで話を詰めていくとしても,最終的にはもうこれトップ同士で話すしかないのではないかという気がしますので,ぜひそのことを市長にお伝えいただきたい。

 もう,それしかない。



○(吉原委員長) ほかにございますか。

        (発言する者なし)



○(吉原委員長) 他に発言もないようでありますので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

 以上で財政局関係は終了いたしました。

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△閉会宣告



○(吉原委員長) 本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時52分

               総務企画財政委員会

               委員長 吉原 訓