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神奈川県 横浜市

平成13年 経済港湾委員会 P.1  09月19日−12号




平成13年 経済港湾委員会 − 09月19日−12号









平成13年 経済港湾委員会



               経済港湾委員会記録

◇開会年月日      平成13年9月19日(水)

◇場所         市会第一会議室

◇時間         午前10時00分開会

            午前11時04分休憩

            午前11時13分再開

            午後0時28分閉会

◇出席委員       11人

  委員長    中島文雄君(共産党)

  副委員長   清水富雄君(自民党)

  副委員長   佐藤行信君(民主党)

  委員     伊波洋之助君(自民党)

  委員     中村達三君(自民党)

  委員     池谷泰一君(民主党)

  委員     谷田部孝一君(民主党)

  委員     大滝正雄君(公明党)

  委員     仁田昌寿君(公明党)

  委員     河治民夫君(共産党)

  委員     中島明子君(ネット)

◇欠席委員       なし

◇傍聴議員       なし

◇出席理事者

  助役                  清水利光君

 (港湾局)

  港湾局長                金田孝之君

  理事兼港湾整備部長           安武啓揮君

  総務部長                沼澤武士君

  港湾経営部長              中根 忠君

  横浜港管理センター長          島田晴規君

  企画担当部長              櫻井文男君

  大さん橋客船ターミナル整備事業担当部長 熊倉利男君

  臨海事業部長              佐藤成美君

  赤レンガ倉庫担当部長          遠藤包嗣君

                              ほか関係職員

 (経済局)

  経済局長                前田 壽君

  理事兼総務部長             片岡良二君

  市場担当理事              久嶋常夫君

  産業活性化推進部長           森永 勲君

  商業・サービス業振興部長        柏田龍夫君

  工業振興部長              鈴木正己君

  中央卸売市場食肉市場長         田中康嗣君

                              ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記               安田 仁君

  調査課書記               梅澤伸宏君

◇議題

  港湾局関係

   1 報告事項

    (1) 大さん橋国際客船ターミナル整備事業について

    (2) 赤レンガ倉庫保存活用事業について

    (3) 新山下地区における臨港地区の分区変更及び地区計画について

  経済局関係

   1 報告事項

    (1) アメリカでのテロ事件について

    (2) 株式会社マイカルの現状について

    (3) 牛海綿状脳症について

    (4) 横浜市商店街空き店舗・後継者調査結果について

    (5) 生麦ファクトリーパークへの進出予定企業について

    (6) 横浜人形の家再整備計画について

  調査案件

   1 横浜経済の振興について                 (継続審査)

   2 横浜港の振興について                  (継続審査)

開会時刻 午前10時00分



△開会宣告



○(中島[文]委員長) これより委員会を開会いたします。

 上着の着用は御自由に願います。

 議題に入ります前に,法定団体に準ずる団体の経営状況報告について,当局から所管団体の関係書類が提出されましたので,皆さんの席上に配付をしておきました。

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△大さん橋国際客船ターミナル整備事業について



△赤レンガ倉庫保存活用事業について



△新山下地区における臨港地区の分区変更及び地区計画について



○(中島[文]委員長) それでは,港湾局関係に入ります。

 報告事項の大さん橋国際客船ターミナル整備事業について,赤レンガ倉庫保存活用事業について,新山下地区における臨港地区の分区変更及び地区計画についての以上3件を一括議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(金田港湾局長) それでは,3件を順次御説明させていただきます。

 まず,最初に大さん橋国際客船ターミナル整備事業についてですが,お手許に配付しました資料の1ページをごらんください。

 1,工事の進捗状況ですが,平成13年8月末までの出来高は約55%になっております。建築工事は順調に進んでおりまして,来年5月末のワールドカップサッカー大会の開催時には,パネルで示しております斜線の先端部分を除き,大部分が供用できる予定でございます。

 今後の工事の予定は,建物を形づくる鉄骨工事は,本年10月末には終了する予定でございます。10月初旬から床面の仕上げであるウッドデッキ工事に着手していきたいと思っております。

 次に,2,テナントの募集状況ですが,新ターミナル内の商業施設であるショップのテナントとして6社が決定しております。このうち旧ターミナルの方から三十数年間営業を継続しておられますターミナル商栄会のテナント4社と8月の公募により決定した2社でございます。

 二次募集は,前回の公募で選定に至らなかったカフェと応募のなかったショップ1社について10月から実施していきたいと思っております。

 公募の周知方法ですが,今回は新たに広報よこはま10月号に募集案内を掲載するとともに,従来どおり横浜商工会議所発行の商工月報10月号にも募集案内を掲載し,記者発表についても行います。

 今後のスケジュールといたしましては,10月25日に説明会を開催し,11月末には事業者を決定していきたいと考えております。

 続きまして,3,広報活動状況ですが,市会の先生方からもいろいろ指摘をいただいているところでございますが,広報よこはま7月号に新ターミナルの整備状況,6月の設計変更等の内容について掲載するとともに,これらの内容の詳しいことにつきましては,港湾局のホームページに7月3日から日本語と英語の両方で表記して掲載しております。また新ターミナルを紹介するリーフレットを作成し,区民まつりでのブース出店あるいは各区巡回パネル展,あるいは港湾局主催の各種イベントの際に広報したり,現場の見学会の実施,あるいはトリエンナーレの会場である赤レンガ倉庫内の会場にインフォメーションボードを設置して内容を詳しく御説明します。さらには海外駐在事務所を通じてのPR活動,新ターミナルの概要,施設内容につきまして,市民にお知らせすることはもとより,広く国内外の方々にも広報活動を実施しています。

 次に,赤レンガ倉庫保存活用事業についてですが,お手元の資料の2ページをごらんください。

 1,事業の進捗状況ですが,1)1号倉庫は,現在は工事を一時休止し,横浜トリエンナーレ2001の会場として使用されています。トリエンナーレの9月16日までの入場者数は,パシフィコ横浜,赤レンガ倉庫合わせて延べ3万6,451人で,このうち赤レンガ倉庫の入場者数は1万4,917人と聞いておりますので,一応順調なスタートと考えております。

 次に,イの1階3室につきましては,株式会社横浜みなとみらい二十一が商業テナントの募集を行うもので,この件につきましては,先般,委員の先生方に資料をお渡しし,御説明しておりますが,同様のものがお手元の資料4,5ページにございます。また募集対象施設は,1号倉庫の1階部分を拡大したものがこちらにございます。赤い部分が今回の募集箇所でございます。

 事業者募集を行う文化施設のある1号倉庫の1階3室は,1号倉庫と2号倉庫の間の2棟間広場に向いたオープンな空間として,文化性が豊かで横浜らしさを発信する商業テナントを募集しようと考えており,さまざまな文化性を持った活用提案がなされることを期待しているところでございます。

 受け付けにつきましては,9月17日から9月26日まで行い,10月中に決定していきたいと思っております。

 次に,2)の2棟間広場ですが,完成しております広場全体の面積約3分の2をトリエンナーレの会場として使用しております。

 イ,広場使用につきましては,既に来年に向けたイベント等の問い合わせは,株式会社横浜みなとみらい二十一が中心となって調整を進めているところであります。株式会社横浜みなとみらい二十一には広場の運営をあわせて委託する予定にしております。

 次に,3)2号倉庫における商業テナントの募集状況ですが,事業主体である株式会社横浜赤レンガが,本年3月から物販あるいは飲食をあわせて30区画のテナント募集を行っております。出店企業についてはおおむね決定している状況であると聞いておりますが,ただいま掲示しているものは,活用の1つのイメージ図でございます。地元企業につきましては,高梨乳業株式会社,株式会社崎陽軒の2社のほかに,数社についても出店が内定していると聞いております。

 最後に,施設のオープン時期ですが,ワールドカップサッカーが来年ございますので,それに先立ち,できるだけ早い時期にオープンすることが望ましい状況ですが,文化施設である1号倉庫,商業施設である2号倉庫も平成14年4月中旬には同時にオープンを予定しております。

 なお,2棟間広場につきましては,4月中旬以前のできるだけ早い時期にオープンしていきたいと考えております。

 次に,3番目の新山下地区における臨港地区の分区変更及び地区計画についてですが,お手元の資料の6ページと,掲示してある図面とあわせて御説明したいと思います。

 最初に,事業の概要ですが,新山下地区は旧貯木水面があったところを埋め立てしまして,周辺地区をあわせて再開発し,立地特性を生かした物流,商業・業務,レクリェーション機能をそれぞれの場所に分担し合いないがら再開発をやっていきたいということで,地元の地権者の組織である新山下臨港地区再開発促進協議会と一体となって検討を行っております。

 まず,平成11年8月には,本牧ふ頭と大黒ふ頭を連絡する国道357号のベイブリッジ区間の本牧ランプを新山下地区経由で物流ゾーンと水際線ゾーンの間を下りてくる。このランプが港湾計画に位置づけられ,新山下地区の骨格道路となるものでございます。この道路により地区の交通利便性が向上することから,地元では再開発に向けた機運が急速に高まっています。地区を一番下の商業・業務の場所,それから本牧ふ頭に接した物流ゾーン,それから山下ふ頭側の貯木場側に接している水際線ゾーンの3つに分け,各ゾーンごとに独自に柔軟に開発が進められるよう再開発計画をつくるということで,各ゾーンごとに設置した部会を中心に検討を進めてまいりました。

 平成12年度に入ってから,協議会の方で商業・業務ゾーンにおいて,既に再整備工事に着手していました新港湾病院の敷地を除きます約10ヘクタールを対象として,地区の立地特性を生かした賑わいのあるまちづくりを目指すことについて確認しております。しかしながら,現在の臨港地区における分区は商港区となっております。今までは物流地区であったということで当然商港区がかかっておりますけれども,新たな賑わいを生み出すものとして商業・業務施設をこのゾーンでは考えておりますので,制度上,商業・業務施設の立地は難しいということで,今後のまちづくりのルールとしましては,臨港地区の分区を商港区から指定なしへ変更する。その後に商業にふさわしい立地に対する指導が必要ですので,そのためのルールとして地区計画を定めることが協議会全体で意志統一が図られました。

 これを受け横浜市としては,市とまちづくりアドバイザーを交えて検討部会を地元の人と一緒に8回開催し,本年2月,協議会理事会において,地区計画としての協議会検討案がまとめられております。今までの商港区にかわりまして新しい地区計画という規制がかけられることになりますが,当然,それらは地元での合意が必要になってくるわけです。地元で検討案合意がなりましたので,市に対して分区の変更と新しい地区計画の都市計画決定の手続きをしてくださいという要望が出されました。

 横浜市といたしましては,地元の要望を踏まえ,地区計画の都市計画原案を作成し,本年5月22日に都市計画原案に関する住民説明会を行った後,2度の公告・縦覧を経て,9月4日に開催されました本市の都市計画審議会で了承されております。

 また,これに先立ちまして,臨港地区の分区の変更というのは港湾審議会の扱いになりますので,8月30日に開催された第39回港湾審議会において分区を変更することが了承されております。

 都市計画審議会,港湾審議会,それぞれ分区の変更,地区計画の決定の了承が得られましたので,10月ごろには地区計画案の決定とあわせて,分区の変更について同時に告示していきたいと考えております。

 新山下第一地区,商業・業務ゾーンでは,このたびの分区変更と地区計画を踏まえ,当然この内容に沿いまして,商業・業務機能を導入しようということで,かなり地権者が土地利用の転換,新しい立地を進めていくものと考えております。第一地区の進展を弾みに埋立地全体の再開発の早期事業化に向けて検討を進めてまいりたいと思っております。

 なお,参考として,7ページに地区計画の概要を添付しておりますので,ごらんください。

 地区計画の名称は,新山下第一地区地区計画,新山下運河よりも海側にある中区新山下一丁目,二丁目及び三丁目の約10ヘクタールを対象としております。

 その内容は,周辺の交通状況を踏まえつつ,商業・業務施設が立地する賑わいのある街並みを形成する観点から,住宅等の用途については制限しております。

 また,新たな土地利用に対応して,安全で快適な歩行者空間を確保するということで,道路に面した歩道状空地,それから新山下運河を生かした水際線プロムナードの整備の2点を地区の施設として位置づけております。新しく建物が建つ際に指導し,また歩行者の空間を整備しようというものでございます。

 それから,新山下地区は背後に山手の丘など良好な街並みを有する横浜を代表する地区と一体となっておりますので,調和した良好な街並み形成を図るために,建物の高さの制限,形態や意匠などについても定められております。

 以上で報告を終わらせていただきます。



○(中島[文]委員長) 3件一括して質疑のある方はどうぞ。



◆(仁田委員) 何点か伺いますが,最初に大さん橋国際客船ターミナルは,さきの議会においてもさまざまな議論の中で進められてきたわけでして,広報活動については当然委員会としても意見をまとめ,提出をしたところですが,それを受けての活動状況の報告が先ほどあったわけです。市民の皆さんに理解,周知をしていくことは非常に難しいことだろうと思いますが,これからもしっかり努力していただきたいと思います。各種イベントの反応,状況はどうか。具体的には8月に行った親子を対象としたイベントは,どんなもので,どれぐらいの対象で,どんな反響だったのかお聞かせいただきたい。



◎(金田港湾局長) 8月下旬に台風等が来て,一度中止をしておりますけれども,数百人の参加を得た状況です。大さん橋あるいは赤レンガ倉庫のパネルを見ていただき,はまどりによる港内見学をやりまして,大変好評でありました。



◆(仁田委員) 数がちょっとわからなかった。参加人数をもう一度教えてください。



◎(金田港湾局長) 台風で1日になってしまったので,参加者は200名でございました。



◆(仁田委員) 今後のイベントの開催予定についてはどうお考えでしょうか。



◎(金田港湾局長) できるだけ各種のイベントの際に広報をやっていきたいと思います。またトリエンナーレ中にかなり多くの方がお見えになりますので,ボードを設けたり,パンフレットを置くなど,十分に御理解をいただきたいと考えております。



◆(仁田委員) もう1点確認しておきたいのは,溶接のひずみのことでさきの補正議案にもなったわけですけれども,さまざまな議論があった中で,その折にも意見としてありましたが躯体後の安全性の確認,そのためのモニターの仕組み等,今後の具体的な建設に伴って,事前にそこの考えを入れておかなければ後からでは遅いということになってもいけないので,そういったところについて進捗状況はどうでしょうか。



◎(金田港湾局長) モニターの設置やひずみ等の修理は何種類かございまして,それぞれ一長一短がございます。当然,工事が終わってからでは設置が非常に難しくなるので,現在3種類ぐらいについて比較検討を行っているところでございます。



◆(仁田委員) 日本の国の建築物,構造物に関する考え方はヨーロッパ等との大きな違いがあると一般的には言われております。スペックについての考え方といいますか,日本の場合はきちっとスペックが整った段階でほぼ安全性が確保されているということから,そういったものへの普及がなかなかされにくい。諸外国に関しては,例えばエッフェル塔についていたりするので,これから歴史的な建造物となってもらいたいものについてはきちっとつけていくべきだと思います。最終的に設置に関してはどんなスケジュールになりますか。



◎(熊倉大さん橋客船ターミナル整備事業担当部長) 現在,構造設計者の方と地盤の関係を含めましてどの工法が一番適しているか,また新たにいろいろな形で開発されていると聞いておりますので,その辺の特性を調べ,現在まだ調査中の段階でございます。



◆(仁田委員) 後にこういう測定をしておけばよかったということのないように,万全を期していただきたいことを要望しておきます。

 また,赤レンガ倉庫について,2号倉庫の出店者がおおむね決定してきているという御報告がありましたが,物販及び飲食の内訳,傾向がわかれば教えていただきたい。



◎(遠藤赤レンガ倉庫担当部長) 2号倉庫につきましては,4月から募集を始めまして,現在まで30店舗入れる予定で株式会社横浜赤レンガが交渉しております。高梨乳業とか崎陽軒については契約までいっておりましたので御説明しましたが,今最終段階ということで,物販,飲食関係は100%ではありませんが,8割から9割方ほぼ決まっております。ただ,賃料を含めました出店条件の最後の調整を今している最中で,具体的な内容についてはもう少し時間をいただきたいと思います。



◆(仁田委員) 8割,9割が決まっているという状況ですが,候補である分母として,既に応募してきている数は区画数に対してどうなのでしょうか。



◎(遠藤赤レンガ倉庫担当部長) 30区画についてはすべて候補者が決まっております。今最後の交渉中だとお話ししたのは,もし交渉が失敗した場合,サブがあるかというところまで含めてやっております。スケジュール的に今月か来月の早い時期に決まりませんと,事業的に難しい。特に設備関係の調整の最後の段階にきておりますので,赤レンガ会社の方でも真剣に今やっております。もう少し時間をいただければ答えがでるだろうと思います。



◆(大滝委員) まず,客船ターミナルの件ですが,テナント募集でターミナル商栄会の4社がそのまま入る。新たにテナントの2社が決定したということですが,店の名前,どういうものを販売している企業か公表できますか。



◎(金田港湾局長) 固有名詞については後ほど御説明したいと思いますが,新しい2社については,横浜の企業で,1つは健康食品を売っておられる方,もう1つは横浜に関連した物販をされている方でございます。



◆(大滝委員) 企業名はここでは言えないということですね。



◎(熊倉大さん橋客船ターミナル整備事業担当部長) まだ契約に至っておりませんので,控えさせていただきます。



◆(大滝委員) 10月から実施する二次募集ですが,一次と二次分けた理由は何ですか。



◎(金田港湾局長) 区画はあるわけですけれども,区画が応募者の条件になかなか合わなかったということ。それから,カフェにつきまして,面積だとか営業時間が調整つかなかったため,改めてカフェの営業時間とか面積についても再調整したいと考えております。



◆(大滝委員) ターミナルの性格からいって免税店のようなものはどうですか。



◎(金田港湾局長) そういう御提案があればということも考えられますが,現在,輸入品が非常に安く入ってくる状況で,免税店のような性格を持ったものの提案がなかったということで,我々の方から免税店そのものを否定しているということでは決してございません。



◆(大滝委員) 国際客船ターミナルという性格からいって,本当は免税店みたいなのがあるのが普通です。ないのは非常に残念に思います。これからの推移をよく見ましょう。商栄会がいいとか悪いとか言っているのではなくて,30年間ずっとやってきたから,そのまま入るというのは一般的な考え方かもしれませんが,横浜市の国際性とか,これからのいろいろなことを考えた場合に,未来性,国際性を積極的にアピールして,誘致してもいいのではないかと思います。応募の状況を見ているだけではいかがかなとちょっと思います。

 もう1つ,ワールドカップサッカーまでには先端の部分を除いてすべてほぼ完成するとおっしゃいましたが,屋上階のウッドデッキの部分は,ワールドカップサッカー開催時には人が行ける。先端の工事部分は柵をして,工事中ですから厳しいのかもしれませんが,それ以外のところは一般の市民の人たちやお客さまがターミナル施設を歩いていろいろ見学できる。実際に使用することもできると理解してよろしいですか。



◎(金田港湾局長) 先端部分はまだ工事中ということで,ウッドデッキ部分についてはできていますが,安全上,全体が完成するまで使用はしない方がいいのではないかと考えております。



◆(大滝委員) ウッドデッキは熱帯木材を張りつけるわけですね。そして先端の工事部分はクレーンがあったり,いろいろなものがあるでしょうから,なかなか難しいだろうと思いますが,屋上の一部分というのは,お客さんをお呼びして,全く部分的にも見せられないというのは,余りよく理解できないのですが,なぜですか。



◎(金田港湾局長) 御指摘のようなこともありますが,中には先端の部分に行かれる方もおられるのではないかということで,具体的にどう仕切るかがなかなか難しい。少ない人数の方が見られる場合についてはいいのでしょうが,かなりの方が来られる状況になりますと,どうしても安全性を懸念して,今申しました考え方に至っているものでございます。



◆(大滝委員) 全くだめというのではなくて,とても希望しておられる方もいますし,5月の議会のときに,11月まで完成しないのでできるだけワールドカップサッカー開催時に供用の部分を広げていきたいという答弁はありましたが,明確に先端部分を除いて,この段階まではできていると話されているわけです。地下鉄でも部分供用というのがあるわけだから,市民の皆さん方は期待しておられると思いますし,海外から多くの方がおいでになるときに,どういう施設か見られるような配慮はした方がいいのではないかという意見を持っていますので,検討していただきたいと思います。



◎(金田港湾局長) お話がありましたので検討していきたいと思います。ファクターになりますのは,物理的にそこが持たないということではなくて,大量の人数が来られる場合に,先端部分の安全性がどうかということで,人数がどれぐらいの場合に,どれくらいの警備,誘導体制があればできるのか,検討していきたいと思います。



◆(大滝委員) 先端部分に三面ガラスのすばらしい多目的ホールができるわけですが,図面を見せていただいております。問題はどこが管理運営をして,どういう使い方をして収益を上げていくのか,ものすごく大事だと思っているわけです。ターミナルそのものの収益性の問題からいっても,実はこの間の議会のときに大きな問題になったことですので,そういうことを念頭に入れて,発信性の持った,あるいは横浜市民の皆さん方に幅広くいろいろな形で使っていただける。そして横浜市のステータスを高めていけるような使い方が非常に大事だと思います。ホールについての検討委員会でどういう検討がなされ,どういう状況になっていますか。



◎(金田港湾局長) 多目的ロビーにつきましては,収益性と同時に発信性,横浜の格を高めていく上で非常に大事だと我々も思っています。委員会でいろいろ検討していただきましたけれども,当然,客船の寄港時の歓迎イベントをやると同時に,各種の市民利用イベント,コンサート,セレモニー型のパーティなど,いろいろな施設に使用したらどうだろうという提言を現在いただいております。



◆(大滝委員) ここの管理運営主体は,ホールだけ別にする予定でいますか。あるいはターミナル一体的に管理運営する方向か,考え方はどうですか。



◎(金田港湾局長) 管理と具体的にそこを使いこなしていく催し物を誘致するという2つの機能は別でございます。我々は物的な管理全体については,従来どおり横浜港振興協会にお願いしようと思っております。先端の多目的ホールの誘致については,別のところにお願いすることを含めまして,現在検討しております。



◆(大滝委員) 横浜市をみんなでよくしようということで100人委員会なるものができていて,いろいろな検討された結果が小冊子になっております。その中にフローティングの施設の案も出ておりましたが,ターミナルも設計者のプロさんの側からも,フローティング施設を自由にくっつけたり離したり,多様な使い方で,より幅の広い,しかも立体性がある使い方が提案されておりますので,枠にはまった既成の概念から抜け出せない,結果的に収益も上がらないというようなやり方ではなくて,大勢から知恵をいただいて,収益と魅力を高めていけるような施設の使い方をぜひ検討していただきたいと要望しておきます。

 赤レンガ倉庫のことについて聞きたいのですが,出店者がほとんど決まっているということですね。どういうことを調整しているのか具体的な細かいところまでお示しいただけないのですが,1号倉庫は横浜のイメージを高めるような文化的な出店を公募している。募集条件を見ると,なかなか厳しいのかなと思います。例えば海外の美術画廊だとかギャラリー,あるいは美術関連のお店は感性が違うというか,非常に魅力があっておもしろい。横浜で3年以上やっていなければだめだということですが,海外出店みたいなものにどうして門戸を開かないのか。



◎(金田港湾局長) 2号倉庫の方は既に候補者を含めていろいろ協議をしているところですが,1号倉庫については今後になりますが,赤レンガ倉庫そのものは横浜市の地元としていろいろやっきて,同時に文化性,横浜らしさを発信するということで,まずは横浜の市内企業にお願いしていくというのを基本的な考え方にしているわけです。



◆(大滝委員) この種の施設を公募をかけて出店されても,二,三年たつとどんど変わってしまい,最初の考え方と大分変わることはよくあることですから,状況をよく確認していただき,本当に横浜の魅力というものを高めていける,そしてバックグラウンドをよく知っている,しっかりしている企業にしていただきたいと思います。

 新山下地区では,新山下運河,水際線のプロムナードをつくって生かすということが今度の地区計画の中の1つの柱になっているようですが,横浜では運河が非常に今少なくなっていることもあって,横浜の古き運河の街並み,景観をきちんと体現できるような場所は本当にここぐらいしかないと思うぐらい,このたたずまいはすごく魅力を感じています。水際線のプロムナード,歩行者空間をつくるとかいうことだけでなくて,運河を生かしていくことについて何かこれまで検討されたり,より付加価値を高めていくようなまちにしたいという考え方は,当局の中ではまとまっていますか。



◎(金田港湾局長) この運河は非常に魅力的なところでございますし,港湾局が進めております業務・商業ゾーンがございます。同時に運河の下側の地区につきましても,都市計画局でいろいろ指導しているところでございます。両局が一緒になりまして,運河沿いに魅力ある街並みをつくっていきたいという基本的な考え方でございます。



◆(大滝委員) 例えば海上交通の1つの場所として生かせるかどうかということと,この部分に新しい流通機関を新設するとか,別の考え方も含めて,運河ということが本当に魅力を高められるような,周辺と一体となったまちづくりをぜひ工夫していただきたいと思いますので,要望しておきます。



◆(谷田部委員) 新山下地区,周辺地区とあわせた再開発というのは,具体的にどこと合致した再開発になるのですか。



◎(金田港湾局長) 周辺地区はそれぞれ地区ごとに違ってきますが,物流のゾーンのところは,左上では本牧のA突堤の改修をやっておりまして,埋立予定地ですが,本牧ふ頭全体が物流地域ですので,こちらと一体となった物流ゾーンにしていきたいと思います。物流ゾーンにつきましては,必ずしも港湾局だけということではなくて,港湾局以外の物流ゾーンについてもいろいろ引き合わせがございます。

 水際ゾーンですが,山下ふ頭側,現在ある新山下の水面も含めて,現在利用計画が地元で出ておりますので,水際ゾーンにつきましては,水面と一緒になって考える必要があるのではないかと思っております。

 商業ゾーンですが,運河を挟みまして,現在都市計画局の方でいろいろ調査されておりますが,道路の下側は市が住宅密集地の改良事業をしているところ,その下はさらに横浜市の最も代表的な景観地区でございますので,こういうところの関連を含めまして,デザインとかお互いにどういうふうに連携していくか道路のあり方を含めて,それぞれ3つのゾーンごと周辺を考えながら計画をつくっていきたい。それぞれのゾーンにより,お互いに考える時期は異なってくるのではないかと考えております。



◆(谷田部委員) 経済局でも関内,関外あるいは山下地区の再開発整備ということで,地元の活性化等々今検討されていると聞いています。経済局の人形の家も含めて,港湾局として,都市計画局,経済局あるいは緑政局等と横の連携はやっていますか。



◎(金田港湾局長) 我々はできるだけ連携をやっていきたいと思っています。今回の地区計画につきましても,当然都市計画局の都市計画部門,デザイン室部門とも十分調整いたしまして,当然,都市計画局がやっている横浜市の都市美指針というデザインの委員会がございますので,そこでお諮りして,御意見をいただいてやっております。都市計画局,それから経済局の方とも十分調整をつけながらやっていきたいと思っております。



◆(谷田部委員) 新山下運河を見ますと,人形の家の前の運河にかなり放置船舶なりあるいは定住している方もいますが,その辺の問題はどうするつもりか。



◎(金田港湾局長) ここは県管理の河川と港湾局管理の河川とが重複している区域がございますので,主体は県ですが,実質は県と市が一緒になり,放置艇対策をとっております。県の方は中区,南区の放置艇に対し,現在,御指摘のあった船についても新しい条例をもって順次撤去していくことで,既に具体的にお話をし,2隻ぐらいについては既に移動することで合意されています。なかなか難しい状況はありますが,我々としては県と一緒になって順次撤去していこうと考えております。



◆(谷田部委員) もう1点,商業業務ゾーンの隣に新港湾病院の予定地がありますが,病院の隣に商業とか業務ゾーンができて,車の交通量とかいろいろな問題が出てくるのかなという感じがしますが,調整はついていますか。



◎(金田港湾局長) 新しい港湾病院は,図面で見ますと,従来の港湾病院の右手側にできまして,従来の港湾病院の敷地は引き続き衛生局で使うということで,新しい港湾病院は直接商業・業務と接することはないので,直接商業・業務とぶつかることはないと考えております。



◆(谷田部委員) もう1点,大さん橋国際客船ターミナルの進捗状況が55%で,先が見えてきたと思いますけれども,大さん橋に行く取りつけ道路の進捗はどういう状況になっていますか。



◎(熊倉大さん橋客船ターミナル整備事業担当部長) 現在,道路局の中土木事務所と打ち合わせをしまして,線形については既に決まっており,大さん橋供用に向けて今後指導を行うと聞いております。ですから来年の5月までには一部右折車線を拡幅するなどの処置で余り線形を変えない範囲での改修を行っていきます。



◆(谷田部委員) 暫定的に道路を回避させてしまうということですか。



◎(安武理事兼港湾整備部長) 取りつけ道路の整備につきましては港湾整備部の方でやっております。現在,ターミナルに行きます地下埋設物,電力,電信電話についての工事を企業さんの方でやっています。歩道部分に入れますので,歩道については改修を予定しております。もう1つ,大さん橋入口の交差点について,右折車線をつくるということで県警と協議し,道路局の事業として,中土木事務所で交差点改良事業という格好でやってもらう予定にしています。



◆(谷田部委員) それは暫定運用というか,供用するときには間に合うということですね。



◎(安武理事兼港湾整備部長) 暫定供用までに間に合うような格好で,本年度事業としてお願いしているところでございます。それから,右折車線ですが,大さん橋の客船ターミナルから出て,県庁の方に曲がるところがありませんので,その右折車線をつくるということでやっております。



◆(谷田部委員) 参考までに,ここ数年の大さん橋の利用客数,人員について,それと完成した後,年間どのぐらい見込んでいるのか。3倍なのか4倍なのか。収益性について,よそのターミナルと比べて,やはり群を抜いているなというイメージがあるのか,トントンだというのか,どうですか。



◎(金田港湾局長) 手元に具体的な数字を持っておりませんけれども,今まで大さん橋は工事中でしたので,入っていく船,交通量が制限されております。従来は5,000トン以上の客船に限って,小型客船につきましては55隻から70隻ぐらいの間でございました。今後完成に伴い,客船のかなり大幅な増加が見込まれるのではないかと思っております。それから中に新しく施設が整備されますので,施設整備に関連して入ってくる車の数も当然ふえてくると考えております。



◆(佐藤[行]副委員長) 来年暫定供用するということで,来年の客船関係の入港予定は何隻,どういう船が入ると決まっているのか教えていただけますか。



◎(金田港湾局長) 実は誘致中のものもございまして,船会社がどこに寄港するか直前にならないと示さないこともありまして,具体的な数字は,今手元になくて申しわけありませんが,平成12年に比べて大幅にふえていくものと考えております。特にワールドカップサッカーの関係でチャーター船ということをかなり聞いておりますので,客船の寄港数はふえていくと考えております。

 具体的な数字は申し上げられないですが,内港船関係でかなり利用されています。これについては3カ月前にならないと具体的な数字は決まらないということがあります。現在,プリンセス・クルーズとクリスタル・クルーズが外港船として来年8月に新たに入ってくる予定になっております。



◆(佐藤[行]副委員長) 局長はなかなか間近にならないとわからないと言っていますが,世界クルーズはもう半年前の時期になってきていますから,長い期間のものであれば,いろいろ企画が出てきて,売り出しがあって,そのとき寄港予定もかかってくる。世界的な客船ターミナルをつくって,新しい時期に多くの船に寄ってもらいたい。来年2隻は来ますけれども,あとは言えませんというのは,非常に寂しい気もする。言うのが難しいとするならば,しっかり努力をしていただきたい。船と港を一緒に見てもらうことも大変重要だと思うので,広報の努力をしっかりやっいただいて,3年ぐらいの間に,世界で有名な船がこの時期に入ってくるということぐらいPRできるような努力をしていただきたい。



◎(金田港湾局長) 補足の説明をさせていただきますが,新たな船としては,今申し上げたほかにクリスタル・ハーモニー,クリスタル・シンフォニー等が我々の誘致活動として3回寄港することになっております。そのほかにも誘致活動をやっていきたいと思っております。



◆(佐藤[行]副委員長) はまどりを日曜日にも運行していただきまして,広報活動として非常によかったと思っています。従来はやっていなかったと思いますが,今後はPRを兼ねて,定期的に夏休みだとか日曜日の運行についてはどのように考えていますか。



◎(金田港湾局長) はまどりはかなり需要がございまして,できるかどうか事前に日程をとっておかなければなりません。今回好評でございましたので,今おっしゃったような形で,事前に船をとってやっていきたいと考えております。日程がよい時期はどうしてもバッティングして,はまどりがとれない時期がありますが,やっていきたいと思っております。



◆(佐藤[行]副委員長) 勤務体系もあると思いますが,夏休みだとか日曜日の運行については検討していただくことをお願いします。

 赤レンガ倉庫も含めてトリエンナーレをやっていますが,ワンコインバスはここまで行っていますか。交通アクセスはどういう状況になっていますか。



◎(佐藤臨海事業部長) 現在の交通アクセスの進捗状況は,赤レンガパーク前面の新港1号線から会場までの供用を開始しております。そこからインポートマートに至る道路についても供用開始しております。そこに歩道が整備されてございますので,トリエンナーレのメイン会場でございますパシフィコ横浜とのアクセスについては十分できているものと考えております。



◆(佐藤[行]副委員長) 道路網はできているのはわかっていますが,公共アクセス,パシフィコから赤レンガまで歩いていくのは結構大変です。地下鉄ができれば将来はまた変わるのでしょうが,当面,公共交通アクセスをどうしていくのか。



◎(佐藤臨海事業部長) ワンコインバスの件ですが,桜木町からジャックモール経由で病院前を通りまして,展示場も通過しまして,赤レンガパーク前まで現在のところ運行してございます。



◆(佐藤[行]副委員長) 足の確保はできていると思いますが,全体を回るのが鉄道利用なのか,あるいは1つでずっと回っていけるものか,あるいは新山下の水上交通の話も出ています。まだ暫定的な部分が多いですが,昔,桜木町あたりから船を出したらという構想もあったようですが,せっかくですから,湾内を通って,新山下を通って山下公園の方へ抜けられるような,バスに限らず水を使った交通アクセスを将来に向かって少し検討を始めたらいいのではないかという気がしますが,いかがですか。



◎(金田港湾局長) 実は赤レンガ倉庫の近くのところに,将来水上バスが来られるような検討をしております。ちょっお待ちください。パネルで御説明したいと思います。

        (パネル掲示)



◎(金田港湾局長) 赤レンガパークの先端部分,大さん橋に向いた部分に,将来船が着いたときにチケット売場であるとか待合室のような施設をあわせて整備しまして,将来船を着けるような体制を考えております。民間事業者の方から着けたいという探りもございますので,ぜひ桜木町あるいは横浜駅東口から水上交通でアクセスできるようにやっていきたいと思っております。



◆(河治委員) 1つだけ聞きたいのですが,赤レンガ倉庫について,今行われているトリエンナーレの後の利用のことについて,市民利用施設になると思いますが,市民局と具体的にどういう形で話し合われて,市民にとってはどういうふうになるのか,もう進んでいますか。



◎(金田港湾局長) 1号倉庫は1階部分を文化的な色彩がある商業施設を地元に誘致したい。2階,3階部分については市民のための文化施設として使う。運営につきましては市民局でやっていくということで,現在市民局が運営方法について考え方をいろいろ諮っておられる。港湾局としては,工事はやりますけれども,内容,予算,運営については市民局へお願いしていきます。



◆(中島[明]委員) トリエンナーレの入場者数が3万6,451人で,赤レンガ倉庫は端数は聞き落としましたが1万4,000人というお話がありました。順調だという評価もしていらっしゃいますが,ちょっと全体の入場者数からすると少ない。今後2棟間広場もイベント等で使用したいということで既に問い合わせが出ているというお話でしたが,具体的にどういう問い合わせがあるか教えていただきたい。



◎(金田港湾局長) 2棟間広場は意外と知られていない状況でして,中区,西区で横浜のことをよく御存じの方から,ジャズプロムナードだとかあるいは大道芸で使っていきたいという問い合わせでございます。すばらしい広場ですので,今後広報活動によりさらに問い合わせがふえるのではないか。現在株式会社横浜みなとみらい二十一の方で調整中でございます。



◆(中島[明]委員) 2棟間広場は文化的なイベントとか商業的なイベントとか制限は別にないですか。



◎(金田港湾局長) 基本的には制限ございませんが,料金体系がおのずから違ってくるのではないかと考えております。



◆(中島[明]委員) 要望ですが,ここはまだなかなか知られてないということだったので,広報が重要かと思いますし,イベントで人が来てくれないことには話にならないと思いますので,十分に考えていっていただきたいと思います。



○(中島[文]委員長) 他に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で港湾局関係の審査を終了いたしましたので,当局交代のため暫時休憩いたします。

        休憩時刻 午前11時04分

        (当局交代)

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        再開時刻 午前11時13分



○(中島[文]委員長) 休憩前に引き続き,委員会を再開いたします。

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△アメリカでのテロ事件について



△株式会社マイカルの現状について



△牛海綿状脳症について



○(中島[文]委員長) 経済局関係に入ります。

 議題に入ります前に,当局より発言を求められておりますので,これを許します。



◎(前田経済局長) この1,2週間のうちに経済局に関係します重大な事件が3件発生しましたので,議題に入ります前に,口頭で御報告させていただきます。

 第1は9月11日にアメリカで発生しました同時多発テロ事件,第2は9月14日に東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行った株式会社マイカルの件,第3は牛海綿状脳症,いわゆる狂牛病についてでございます。

 まず,第1点のアメリカでのテロ事件ですが,本市のニューヨーク事務所は世界貿易センタービルから約6キロメートル離れたところに位置しているため,事務所の職員,本市派遣2名と現地採用職員2名の合計4名,建物については被害はありませんでした。事務所では発生直後から現地に進出している横浜企業4社の状況について把握に取りかかりました。そのうち2社,西田通商と宇徳運輸は,事務所の近いところに位置しており,比較的早い段階で安全が確認されました。一方,崩壊しました世界貿易センタービルに入居していた2社,横浜銀行と日立エンジニアリングのスタッフの安否の確認には時間を要しましたが,事件発生当日の午後には全員の無事が確認されました。

 現在,ニューヨーク事務所では,被害を受けた市内企業2社に対する支援としまして,市内企業の北米進出を支援するためニューヨーク事務所内に設置している企業用執務室を暫定的に提供することとし,横浜銀行は9月19日に入居,日立ソフトウエアエンジニアリングについても,現在入居について調整を進めているところでございます。

 第2点は,株式会社マイカルの民事再生手続き開始の申し立てに関連してですが,株式会社マイカルは本市の外郭団体であります株式会社横浜インポートマートの株主であり,同社が運営する横浜ワールドポーターズのキーテナントとして,同社から約5割の床を賃借して店舗を運営しております。現時点では株式会社マイカルに関連する店舗も通常どおりの営業が続けられており,大規模の退店等の動きもないことから,当面民事再生手続きの推移を見守ってまいりたいと考えております。

 第3点は,牛海綿状脳症についてですが,横浜市食肉市場における牛海綿状脳症への対応につきましては,食肉市場に生体で搬入される牛について,食肉衛生検査所がと蓄情報に基づき1頭ごとに検査を実施しておりますが,牛海綿状脳症の疑いがあった事例はこれまでも1件もありません。衛生検査所では現在検査員を増員配置しまして,と蓄前日と当日の2日にわたり生体検査を行い,今まで以上に検査体制を強化してまいりたいと思います。



○(中島[文]委員長) 何か御質問等ありましたらどうぞ。



◆(河治委員) マイカルのことについてお聞きしますが,特に横浜市の中でも大きいスーパーだと思いますが,市内に持っている店舗数とか,またそこで働いている人,市内経済に関する問題点等,気にになる点がありますが,当局の思っておられる部分をお聞かせ願いたい。



◎(前田経済局長) 別々に入っておりますので,マイカルを3店舗と計算しますと,合計8店舗という格好になります。面積等は細かくなりますので省略させていただきますが,8店舗の状況については,まだどういうふうに取り扱うかはっきりしておりません。私どももわからない状況でございます。逐次はっきりした段階で先生方には情報提供させていただきたいと思います。



◆(河治委員) とりわけ,今あった説明からはみなとみらい21地区のマイカルについて,本市にとっても今後の対応はいろいろ求められていると思いますが,どう考えていられるのかお聞かせ願いたい。



◎(前田経済局長) インポートマートの中のマイカルですが,資本金が全体の9.82%,7億円を占めております。そして1階の食料品部分,映画館,中に入っているテナントのキーになっているわけでございます。マイカルの部分がどういう格好で変わっていくのかについては,もうちょっと時間がかかるのではないかと見ております。



◆(佐藤[行]副委員長) 保土ケ谷ファクトリーパークに進出したゲートウエイが撤退しましたが,新聞には既に報道されていますが,報告願います。



◎(前田経済局長) 資料を手元に持ってきていませんので,後ほどお持ちしたいと思います。



○(中島[文]委員長) 後ほど全委員に文書でされますか。



◎(前田経済局長) 全委員の先生方に文書でお配りしたいと思います。



○(中島[文]委員長) 他に発言もないようですので,3件の報告についてはこの程度にとどめます。

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△横浜市商店街空き店舗・後継者調査結果について



△生麦ファクトリーパークへの進出予定企業について



△横浜人形の家再整備計画について



○(中島[文]委員長) それでは,議題に入ります。

 報告事項の横浜市商店街空き店舗・後継者調査結果について,生麦ファクトリーパークへの進出予定企業について及び横浜人形の家再整備計画についての以上3件を一括議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(前田経済局長) 引き続きまして,議題について御説明いたします。

 本日は,先日9月5日に記者発表し,先生方に資料をお届けしました横浜市商店街空き店舗・後継者調査結果及び生麦ファクトリーパークへの進出予定企業について,改めて御報告申し上げますとともに,横浜人形の家再整備計画について,お手元の資料に基づき御報告いたします。

 資料の1ページをごらんください。

 まず,横浜市商店街空き店舗・後継者調査結果について御報告いたします。

 長引く景気低迷の中,商店街を取り巻く環境は厳しい状況が続いておりまして,今後の衰退が懸念されます。このため,経済局では商店街の実態に即した振興策の立案に資するため,社団法人横浜市商店街総連合会加盟のすべての商店街を把握することを目的に,従来のアンケート調査に加え,職員の現地調査を併用し実施いたしました。また調査項目についても,平成7年度,9年度に調査しました空き店舗状況のその後の推移を把握するとともに,現在商店街の大きな課題とされている経営者の高齢化や後継者等の状況についても新たに調査いたしました。

 さらに,商店街の小売機能等を把握するため,商店街名簿から各商店街の業種構成等,生鮮三品やサービス業の出退店の変化等についての集計を行いました。

 なお,今回の調査は393の全商店街から回答を得て結果を集計しましたが,個別の事情などにより回答の得られなかったものもあり,質問項目によって集計総計が相違していることを御了承いただきたいと思います。

 資料の2ページ,1点目は表1の空き店舗の数についてですが,空き店舗数は387商店街のうち,62.5%に当たる242の商店街に791の空き店舗があり,平均では1商店街当たり2店舗となり,平成7年度及び9年度の調査と同様でありました。これを中小企業庁が平成12年度に行った全国商店街調査と比較いたしますと,全国平均では1商店街当たり3.9店舗となっており,本市は約2倍となっております。

 2点目は,表の2の65歳以上の店舗経営者についてですが,365商店街のうち86.0%に当たる314商店街に65歳以上の方が経営する店舗があり,全構成店舗に占める比率は19.4%となっています。つまり,おおむね5店に1店の割合で65歳以上の方が経営する商店となります。

 第3点は,表3の後継者未定店舗の状況です。後継者が決まっていない店舗がある商店街は,313商店街のうち76.7%に当たる240商店街にあり,該当店舗数は3,415店となっております。全構成店舗に占める比率は24.2%となり,おおむね4店に1店の割合で後継者が決まってないことになります。

 4点目は,表4の経営者が65歳以上でかつ後継者が未定の店舗の状況ですが,301商店街のうち64.8%に当たる195商店街にあり,該当店舗数は1,200となっております。全店舗に占める比率は9%となり,10店に1店は経営者が高齢でありながら後継者が決まっていないことになります。

 最後に,平成5年と平成12年の商店街名簿を比較して,商店街の業種構成の変化等について調査した結果について御説明いたします。

 表5の合計欄を見ていただきますと,7年間で商店街を構成している商店が1,608店舗減少しております。店舗の減少の内訳を見ますと,商店街の基本的な役割である物販を行う小売業が全体の70%に当たる1,129店舗減っており,また特に消費者にとって日常的に買い物をする生鮮三品店の減少の割合が26.3%と高くなっている結果が出ております。

 以上が今回の商店街調査の結果概要ですが,今後はこれらの調査結果を踏まえ,活性化に取り組もうとする商店街と一体となって事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。

 特に具体的な活性化策については,商店街の立地環境などの外部要件のほか,空き店舗の状況及び不足業種等の内部要件によりまして,商店街ごとに違うことが想定されますので,それぞれの特殊性に沿って取り組むことのできる,本年度事業化いたしましたコミュニティ商店街モデル事業の実施など,商店街の実態に合ったきめ細かな支援をし,活性化に努めてまいりたいと考えております。

 次に,資料3ページの生麦ファクトリーパークへの進出予定企業についてでございます。

 経済局では,京浜臨海部の空洞化対策として,また住工混在による操業環境の悪化に悩み,また良好な事業拡張用地を求める中小製造業の方々に集団移転していただくため,鶴見区生麦二丁目の本市所有地を活用し,操業環境の良好な工場団地の形成を目指す生麦ファクトリーパーク整備事業を進めているところでございます。

 こうした中で進出を希望する企業が昨年10月に組合準備会を結成しまして,以来,団地内の区画割を中心議題として,また既存の工業団地の視察を行うなど,事業協同組合設立へ向けての調整を行ってまいりました。その結果,各社の進出意思も固まりまして,今月末には正式に組合が設立される予定でございます。

 進出予定企業につきましては,お手元の資料にありますように,鶴見区に本社があります共栄建機株式会社,城北工業株式会社,株式会社特立電気製作所,株式会社トーヨー,株式会社日本スーパーヒートの5社のほか,東京都の2社,大田区の聖電工業株式会社,品川区の株式会社太平製作所の合計7社でございます。

 分譲予定面積は合計約9,220平米,就業予定者数は合計で約300人でございます。

 事業協同組合の概要につきましては,名称は生麦ファクトリーパーク協同組合,理事長は共栄建機株式会社の菅克久氏,出資金は350万円。共同で行う事業としましては,緑化率などの建築協定,ごみの分別・共同処理,共同緑地管理などでございます。

 分譲価格は,分譲を行う財団法人横浜産業振興公社において不動産鑑定評価を行い,ことしの12月ごろ決定する予定でおります。

 今後の予定でございますが,現在共同組合の設立認可申請の手続中であり,9月下旬には設立できる見込みでございます。また,今年度中に事業予定地の造成工事完了を目指し,来年4月ごろ財団法人横浜産業振興公社と各企業が土地売買契約を締結,平成14年度中には工場が建設され,新たな工業団地での創業が開始されるものと期待をしておるところでございます。

 経済局では,各企業の移転が円滑に図れるよう,横浜市産業開発資金融資のほか,横浜産業立地促進資金融資,横浜市工場等立地促進助成など融資・助成制度の活用により支援してまいりたいと考えております。

 なお,参考資料として,4ページに事業地の位置図・現況図,5ページに生麦ファクトリーパーク区画割計画図を添付させていただきました。

 最後に,資料6ページ,横浜人形の家再整備計画について御報告いたします。

 本市の代表的な観光地域である山下・関内地区にある横浜人形の家は,昭和61年の開館から15年が経過し,施設の老朽化や展示内容の新鮮さが失われつつあることから,入館者の減少が続いております。したがいまして,同施設において魅力ある企画展や楽しい市民参加型の催しを展開しまして,集客力の向上を図ること,また同地区の活性化の一助とすることを目的としまして,再整備を検討しております。

 2の再整備の考え方ですが,再整備の場所は同地区の合流式下水道改善の一環として建設が予定される汚濁雨水滞水池の上部を利用して増築をしてまいります。

 再整備内容につきましては,来館者に人気の高い世界各国の民族色豊かな世界の人形や,横浜の歴史性を生かした青い目の人形,伝統的な日本の人形などの魅力を最大限に引き出せる展示とするため,展示スペースの拡張をしてまいります。また,新たにキャラクター人形やぬいぐるみ,ロボットなど,子供たちに身近で遊びの要素の強い人形を収集,展示するとともに,これまでの収集や寄贈により手狭になった収蔵庫についても拡充してまいります。

 そのほかに,市民が利用しやすい施設の機能として,劇場や市民サークル活動などにも利用できる多目的室の拡充,人形を触る,作る,知ることなどのできる体験コーナーを設置してまいります。

 続きまして,観光拠点機能の整備についてですが,横浜人形の家の立地場所は,桜木町から港の見える丘公園に通ずる水際線プロムナードのルート上に位置し,みなとみらい21地区線開通後は同線の新駅から山下公園方面への経路にもあります。さらに首都高速湾岸線山下町ランプ方面からの玄関口ともなる場所でございます。こうしたことから山下・関内地区への観光客の誘致やサービス向上のための観光拠点施設としての機能を併設する予定であります。

 施設の内容につきましては,今後関係局の調整が必要となりますが,観光情報コーナーや横浜らしい土産物の販売所,観光バスの待合所や乗降場などを考えております。

 次に,3の施設概要でございますが,下部の汚濁雨水滞水池との調整を図りながら決定してまいりますが,増築部分の建築面積は約1,000平米から1,300平米,延床面積は約2,500平米から3,000平米,5階建てを予定しております。

 7ページ,4の再整備のスケジュールにつきましては,下水道施設整備の進捗状況との調整を図りながら進めてまいりますが,現在のところ着工が平成15年度,竣工は平成17年度末を予定しております。観光拠点機能をあわせ持つ横浜人形の家の完成後は,山下・関内地区の集客拠点としての重要な観光施設として大いに期待できるものと考えているところでございます。



○(中島[文]委員長) 3件一括で御質問のある方はどうぞ。



◆(河治委員) 生麦ファクトリーパークの進出企業は,市内からも5社ありますが,資本金と従業員数はわかりますか。



◎(前田経済局長) 従業員数は全部で300ということでございます。



◆(河治委員) 現在の企業の大きさを知りたいのです。



◎(前田経済局長) 約300と申し上げましたが,どういうふうに従業員をふやしていくか,まだつかめてないということもありますので,現状の人数であらわしたわけです。



◆(河治委員) 質問の趣旨が伝わってないようですが,進出される企業がどういう企業なのか。業種はわかりますが,資本金がどれぐらいの企業であって,従業員数はどれくらいいるのか。



◎(前田経済局長) 資本金は1,000万円から4,950万円でございます。進出後の従業員は今のところつかめておりません。



◆(河治委員) 横浜人形の家の再整備についてですが,今説明いただいたことと資料の関係で,入館者数が,昭和62年では71万人,去年は16万人,一時期ふえたときもありますが,おおむね4分の1ぐらいに減った。主な原因が老朽化の問題,狭隘化,新鮮さがなくなったということで,ここまで低く下がった中で計画するわけですが,事業の予算規模はおよそどれぐらいですか。



◎(前田経済局長) まだ設計等やっておりませんのではっきりしませんが,40億円程度になるのではないかと見ております。



◆(河治委員) 40億円かけて新たに人形の家をつくる。入館者数はどれぐらい見込んでいられるのでしょうか。



◎(前田経済局長) 今のところ35万人程度になるのではないかと見込んでおります。



◆(河治委員) 35万人というのは現在の倍ぐらい。観光施設としてここが大きな役割を果たすために,新たに40億円をかけて整備をしなければいけないものか,考え方についてお聞かせください。



◎(前田経済局長) 必要性もないのではないかという議論もあることは私どもも承知しておりますが,再整備を実施する理由は,基本的に2点考えているわけです。1つは,15年経過して施設の一部が老朽化してきたということ。2点目は,平成15年度末のみなとみらい21線の開通をにらみ,山下・関内地区の活性化として非常に重要な位置に立地しておりますので,吸引力のある施設にしていきたいと考えております。



◆(河治委員) 入館者が大体倍ということで,人形の家だけではなく,これを含めた別な形の吸引力ということですね。



◎(前田経済局長) あの場所が港の見える丘公園とか元町とか全部集結するキーポイントになっているということから,施設を拡充し,あの地域の強化を図りたいと考えております。



◆(河治委員) そうしますと40億円をそこだけに使うのが妥当なのかとちょっと思ったのですが,後でまた教えていただきたいと思います。



◆(仁田委員) 横浜市の商店街空き店舗・後継者調査結果について,まず,表2,3,4ともそうですが,1商店街当たりの経営65歳以上の店舗数,それから表2,3,4の1商店街当たりの後継者未定店舗数,いずれも1商店街当たりの全商店街のところはB分のDですね。それから一番右側の全店舗に占める経営者の65歳以上の店舗比などなどの表の2,3,4の一番右もB分のD,分母,分子同じですが,パッと見て私もよく理解できなかったのです。同じ分母,分子で数字が一緒というのは,違うのだからどっちかが抜けているのか,概念を御説明いただけますか。



◎(長島商業・サービス業課長) これは全商店街ということで,右側から3番目の8.7というのは,365分の45,つまりA分のDを割っている形になるかと思います。これは私どもの方の間違いです。



◆(仁田委員) 1商店街当たり65歳以上の経営者もですか。



◎(長島商業・サービス業課長) 3,181を365の商店街で割ると8.7。A分のDです。



◆(仁田委員) 表3のところもA分のDですか。



◎(長島商業・サービス業課長) すべてA分のDでございます。3,415を回答のあった商店街313で割ると10.9でございます。



○(中島[文]委員長) 今の仁田委員の質問は,後ほどきちっとした資料を全委員にお配りください。



◆(仁田委員) 具体的内容も含めて,しっかり対応をお願いしたいと思いますが,局長がおっしゃられたように,各商店街によって状況が違う。求められるニーズも違うということはあるわけですが,今後さまざまな構造改革等が予想される。現下においても非常に厳しい状況が出ている中で,どういう対応をとるか非常に重要だと思います。私たちも相談をいただくわけですが,具体的にはお金がないということと後継者がいない。私たちが具体的に後押しすることはできませんが,特別融資制度枠などをやったときも,親身になり,正しく情報を活用できる仕組みが非常に希薄だと従来から感じているわけです。金融機関である銀行ですら,融資の正しい条件であるとか仕組みを理解してないケースが多々見られた。具体的にどこへ相談に行けばいいか,今の仕組みの中では一番希薄ではないかと思います。相談窓口を本格的に開設していくことがまず支援の第一歩ではないか。御見解をお伺いします。



◎(前田経済局長) 個々の商店街の方々が困っている。それに対して直接私どもが対応するということも当然でございますが,商店街連合会の事務局の体制もきちんとしなければいけないのではないかと問題提起しているところでございまして,この辺をきちんとしまして,そして日ごろから相談に乗れるような体制を整えたいと思っております。



◆(仁田委員) 融資制度にかかわる直接的な,そして具体的なわかりやすい相談に応じられる専門の窓口を機能を含めてつくっていくというをことを強く申し上げておきたいと思います。改めてもう一度御回答いただきたいと思います。



◎(前田経済局長) 機構的には指導センターとか本庁の金融係とか十分対応できるのではないかと思っております。問題は個々の商店街と間を取り持つ人間が弱いのではないか。商店街連合会の方でそういう職員を配置しまして,細かなことについて相談に乗る体制がひければと考えております。



◆(仁田委員) 商店街活性化ということだけではなくて,さまざまな業種にわたる今後の経済対応に関しての総合的な相談の窓口の開設を強く要望しておきたいと思います。



◆(佐藤[行]副委員長) 人形の家が40億円程度。この事業そのものは合築を含めると数百億円の事業です。来館者の目標は35万人としていますが,根拠はどこから出していますか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 本日,資料でお配りしてございます過去10年間の入場者の平均数が約35万人でございます。かつ事業採算のボーダーラインのシミュレーションをやりまして,最低それまで入館していただかないと1年間,単年度の運営収支がプラスにならないということで,目標軸として定めたということです。



◆(佐藤[行]副委員長) 何とか目標値を確保してもらいたと思います。関内・山下の活性化に向けて大きな起爆剤にしたいということですが,皆さん方がいろいろなシミュレーションをやった結果,横浜市もそうですが,全国の公的部門の人たちがかかわった予想と現状はかなり乖離をしていて大変苦しい状況にあります。予算でやった5年後の横浜市の人口推計では,納税者が7万人ぐらい減ってしまう。横浜市にとっては減収の危機がある。少子・高齢化社会の高齢化はイコール人口減少ですから,大変厳しい状況の中で,従来型で新しく大きくしたから人が集まるということにはなかなかなり得ないような気もする。横浜市で誇れるものはどれですかと問われたときに,大さん橋,ランドマーク,人形の家があるということに本当に今市民がなっているのか。再整備をしていくに当たって,人形の家自体が貴重な横浜市の文化財産として必要だという状況がどれだけあると思われていますか。



◎(前田経済局長) 35万人の数の論議は別にしまして,あれだけの施設の中身のものを放っておくのはもったいないということで,拡充しても何とか持ちこたえていくことが必要ではないかと思うわけです。私もあちこち見た例がございますが,あれだけの数の収集をしているところはそんなにないわけでございます。そういう意味から貴重な財産をもう少し見せるということを積極的にやる必要があるのではないか。各国の例を見ましても十分対応できるものは持っているのではないかと思います。今までの展示を見ていますと,よく見せるということに力点を置いてない。それは狭いからだという話がありまして,もう少し見る側から人形のよさを見れるような施設にする必要があるのではないか。

 これからもそんなに人間が引っ張れるのかという議論が片方で出てまいりますけれども,諸外国の例から見ましても,十分それに耐え得るだけの規模のものを持っている人形の家であると考えております。



◆(佐藤[行]副委員長) もちろん人数云々はこれからのことでしょうから,横浜市の市民として大切な税金を投入してでも,そういう場を公共として持っていくという理解を得る活動が少ないような気がする。これを見ると,関内活性化の経済に貢献するといいますけれども,これからはかなり厳しい状況がある。もう一方で横浜市民が誇れるような文化的財産,赤レンガパークも壊してしまうより,いかに市民の財産として残すかということにお金をかけているわけです。

 市民にPRだとか理解を得ることについて,活性化の経済論議だけで,貴重なもの,文化的なものの保護について余り語られない。経済局としては,大きなお金を使っての経済活性化は問題ということにならないように,市民が誇りを持って,なお観光に貢献でき,横浜市民が文化に対する深い知識を持てるような醸成活動をしっかりやらないと,実施設計だとかつくることと観光客を前面にすれば,間違いなく問題が発生する施設になりかねない。青い目の人形が何体あって,どれだけ価値があるものか,ここにいる先生方もわからない。それを保管して,常に市民が見れるような形でやっていける仕組みを真剣に考えてもらいたいと思っていますが,いかがですか。



◎(前田経済局長) 全く先生のお説のとおり,人形1つとりましても,今展示してあるのか,詰め込んであるのかわからないというような状況があります。もう少し人形の持っているよさを引き出すような形の展示スペースも必要ではないかと考えております。人形それぞれの持つ良さがわかるような形で,展示方法を変えたいと思っています。



◆(伊波[洋]委員) 下水道の処理施設をここにつくらなければいけないということは物理的に事実です。人形の家としては千載一遇のチャンスである。そうとらえてもいいべきことだ。私たち男から見たときの人形というのは単なる人形ですけれども,来館者を見ていますと,異世代,おばあさんが孫を連れてくるとか,親子で来ているとか,そういった触れ合いが御婦人同士ではたくさんあります。人形の良さというものを理解してない部分があるのではないか。局長はここで腰が引けるような話をされたら大きな間違いであって,このチャンスを逸することなく,学芸員をもっとしっかりして,企画展なり何なりしっかりやるべきだ。横浜美術館が企画展をやって何回もお客さんが来るようにしているのと同じように,親子の触れ合い,異世代の触れ合いをを生かせてない。そういった面があるという気がします。

 下水道の施設ができることを千載一遇のチャンスにして,幾らかかるからどうだという議論ではなくて,観光の社会資本をもっといい意味で充実させなければならないだろうと思っています。兼高かおるさんの感性というものを十分に生かしながら,あの人は有名人だからここに来てもらっているのではなくて,あの人の感性を今までつぶしてきてしまっているという感じがしてならない。



◆(佐藤[行]副委員長) 僕は少なくとも下水道のことは承知をしていて,大変な大きな額であるから市民に理解の得られるようなことにしてほしいと言っているわけです。下水の話をここでするつもりはありませんけれども,少なくとも用地があそこでなければいけないという理由は全くなくて,全体のバランスを考えればいろいろなことだってできる。結果的に我々もあそこを認めてきたから,観光も大切かもしれないけれども,まず一番は市民へのPRが少なすぎる。だからしっかりPRし,そこにある大切なものを市民により理解していただいて,文化的な感覚から将来にわたって誇りを持てるような施設にすることをぜひ前面に出してほしい。若干言い方は違いますけれども,観光よりも,実施設計も含めて市民へのPRを早急にやっていただくことを要望します。



◆(大滝委員) 人形の家は私もいろいろなところで随分言ってきましたし,直接関係の方々にもお話をして,お願いをしてきたこともありますので,経緯についてはよく知っています。この増築の話は今降ってわいた話ではなくて,私どもも議会で了承しながら今日まできています。私も同じように,抜本的に再検討していく機会にした方がいいと思います。1つ1つ聞きませんが,収蔵,展示機能をしっかりしなければだめだ。博物館なのか,単なる資料館なのか,観光施設なのか全くわからない,中途半端だということです。局長は先ほど押し込んでいると言っていましたが,人形を愛している人が見たら,人形一体一体がかわいそうで,人形の虐待施設だとまで言われています。

 もっとひどいのは,韓国から来たお客さんを連れていったとき,韓国を代表するお人形は小さいのがありました。それを見た韓国の人が怒りだした。これを韓国を代表する人形だと言ってもらいたくない。韓国にはもっと立派な人形があるし,もっといい人形がある。私たちが今度来るとき持ってきてもいいとまで言われた。それはちゃんと館に伝えました。というよりも館の人が案内したのだから。同じようなことが中国から来た人たちからも,これは中国を代表する人形ではないと。どこから購入して,どういういわれのある人形ですかと言われた。中国はとても広い国です。各国を代表する人形が入口にずっとあるわけです。キュレーターがしっかりしてないから,そういう考え方になる。専門の学芸員をきちんと置いてないから,増員をしてくださいよとお願いした。今のキュレーターの人たちが劣っているとかいうことじゃありません。

 私も人形の家をつくるという話があったので,ヨーロッパに行ったときにこの種の施設を見てきたのです。外国,特にヨーロッパは人形の博物館はとても立派なものがあります。世界各国にある同じ性格を持っている博物館あるいは資料館等ときちんと連携をして,日本の人形の文化というものを発信できる機能を,日本における唯一の人形博物館として役割をちゃんと果たしているかという問題もずっと言ってきました。

 もう1つ,非常に不満に思っているのは劇場です。本来は人形劇場であるべきです。今はピアノの発表会とかに使われる方が多いわけです。ニーズをきちんと確認しないで,機能としてそこに入れただけだから,そうなってしまう。劇場運営は全く別のものです。劇場部門で収益性が上がっていますか。いろいろなことを考えたときに,今の人形の家そのものが,何を目指しているのかはっきりしていない。70万人を超えるようなものすごいセンセーショナルなオープニングをして鼻高々だった。ところが,ジェットコースターで落ちるように集客人数がドーンと落ちている。15年もたっているのに歯どめがかからないどころか,まだはっきりしてないというのは経済局の怠慢だと思います。本来,経済局はこういうことに一番神経をとがらせて,なぜなのか,どうしたらいいのか専門家を呼んだりして歯どめを考えなければならない局でしょう。

 もっと厳しいことを言いますと,15年でこういう現状になっているのに,館長初め評議員や理事の人たちがほとんどかわってないという事態は何ですか。伊波委員とちょっと違いますが,兼高さん,月に何回ぐらい来ていますか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 平均2週間に一度程度と伺っております。



◆(大滝委員) 2週間に一度で,こういう現状になっていることを改革できますか。今いろいろなところで構造改革しなければならないといって大騒ぎしているときですよ。私は兼高さんの感性はすごいと思います。しかし,ここを何とかしなければならないという情熱がもうなくなっているのではないですか。そう思えてならない。高い給料を払っているのです。最初のころは兼高さんも本当に何とかしなければならないと思って,市にも要望していろいろやっておられたと聞いていますが,最近そういう声がトンと聞こえなくなったし,横浜市が主催して行っているいろいろなレセプションとか会合で兼高さんの顔を見なくなった。横浜市に対してどれだけ愛情があるかという問題がそういうところからも見える。ですから,抜本的にこの機会に構造,機構,運営のあり方も全て考えるべきだと思います。

 人形の家のことで最近非常に残念に思っていて,報告もなかったからあえて言いたいのですが,人形の家の下の駐車場の件です。大型バスの駐車場として機能しているわけですが,大型バス駐車場は中華街にもできましたし,最近状況が変わっている。ところが駐車場の収益を見ましたらトントン,収益はもうかっている。収益が上がっているからいいやという姿勢がないかちょっと伺いたい。今駐車場の運営はどこがやっていますか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 財団法人横浜観光コンベンションビューローの直営でございます。



◆(大滝委員) 財団法人横浜観光コンベンションビューローの直営で管理運営している。ところが実際に働いている人たちはどうですか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) ビューローの嘱託職員が中心となっております。



◆(大滝委員) シルバー人材センターとかそういったところからも来ていませんか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) シルバー人材センターからも一部来ております。



◆(大滝委員) 一部じゃなくて最近はほとんど全部そうじゃないですか。シルバー人材センターの人が悪いと言っているのではないです。実はあそこに大型バスとか乗用車が並んでも,交通をストップさせちゃっても誘導らしい誘導もしない。運営時間は何時から何時までですか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 午前10時から夏休みを除きますと夕方の5時まででございます。



◆(大滝委員) 今そんな駐車場ありますか。夕方5時に閉める駐車場なんて聞いたことがない。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 駐車場は24時間運営となっております。



◆(大滝委員) 5時というのはどういうことですか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 私が申し上げたのは,人形の家の館の方の開館時間でございます。



◆(大滝委員) 24時間開いて,駐車場としての機能を本当に果たしていますか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 夜間については自動改札方式でやっています。



◆(大滝委員) 自動改札方式で不正に入場していることを当局はつかんでおりますか。ゲートを1台突っ込んでおいて,無料で入ったり出たりしていることを御存じですか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 現在のところ私はつかんでおりません。



◆(大滝委員) 実態を調べてください。夜になるとあそこはスケートボーダーたちの無法地帯みたいになっていますし,毎日ではありませんが,日によってはホームレスの人たちがいたりします。

 もう1つ,最近あそこの管理室に泥棒が入って,お金を盗まれたということがありましたか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) そういう事実はございます。



◆(大滝委員) 幾ら盗難に遭って,結末はどうなったのですか。



◎(柏田商業・サービス業振興部長) 金額の詳細データは現在持っておりませんので,後ほど御報告申し上げたいと思います。



◆(大滝委員) それはちゃんと報告すべきだと思います。保険がありますから損害にはならないで決着ついたのかもしれませんが,そういうものじゃないと思います。大体5時にコンベンションビューローの職員が引き払って,あとは自動になってだれもいない。夜中なんか本当にだれもいない。そういう事故があっても警備員さえかけつけない。私はこれは本当に問題だと思います。こういうことを人形の家の施設の中でやっているわけですから,危機意識が余りにもなさすぎる。あの施設を何とかしようという意欲が全然ない。だから再整備計画が出てきても,本当に大丈夫なのかと私たちは思ってしまう。

 収蔵の問題あるいはキュレーターの問題,管理運営の全体の問題,本来劇場と博物館・資料館としての人形の家の機能は全然別です。運営主体は分けるべきだと思っています。もっと収益性を高めるための工夫をすべきだ。そのためには機構も変えなければならない。本来人形は人間の感性をそのまま形にしたものですから,歴史性ももちろん,人間ということを考えたときに,人権だとか平和だとかいうところまで内容を高めていくことのできる大変大事な施設なのです。世界じゅうの人形があるとしたら,世界各国からいろいろな人たちが来るわけだから,そういう人たちの迎賓施設として使ってもいいではありませんか。それをまた観光の拠点施設にして観光情報コーナーをつけたり,むしろ今まで持っている大事な機能を中途半端にして,別の機能を入れて,もっと緩めてしまう。わけのわからない施設にしてしまうという考え方さえあるのではないですか。

 観光情報コーナーは,みなとみらい21地区とかきちんとしたところへ別につくるべきだ。やっていることと考えていることが市民のニーズにも合っていないし,今の社会情勢やいろいろなことを全く考えていない。現状起きている問題点の認識も薄い。こんなことで本当に施設のきちんとした運営ができるのですか。入館者が減ってしまうのは当たり前です。原因を局がつくっているという認識が薄い。そしてしかるべき報告をしなければならないものは,ちゃんと議会において報告をしていただきたいことを要望しておきます。



◆(伊波[洋]委員) 兼高さんの話が出たから名誉のために言っておきますけれども,感性をつぶしたのは全部市のOB。これは予算がない,予算がない。まちづくりからくるそういったものを一切つぶしたのは市のOBです。現実問題として何人かの方は知っていらっしゃるでしょうけれども,大滝委員,佐藤委員の言ったとおりです。千載一遇のチャンスだけれども,心がないのだったらおやめなさい。それが一番大事なことだ。



◆(池谷委員) いろいろな問題点を含んでいるので,この件は改めてやるべきだと思います。私どももまだ意見がありますし,経済性1つとっても何で入館者数が35万人なのか。当初は68万人も入っていた。単年度の収支を考えた。それで40億円もかけるのか。これ1つとっても問題点があるので,改めてやっていただきたいと思います。



○(中島[文]委員長) それでは,お諮りいたします。

 当局とも日程等調整しがら,視察及び常任委員会で再度討議をするという形でよろしいでしょうか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[文]委員長) それでは,他に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で経済局関係の審査は終了いたしました。

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△閉会中継続調査案件について



○(中島[文]委員長) 次に,閉会中調査案件についてお諮りいたします。

 1,横浜市経済の振興について,2,横浜港の振興についての以上2件を一括議題に供します。

 お諮りいたします。

 本件については,いずれも閉会中継続審査にいたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[文]委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 以上で本日の審査はすべて終了いたしましたので,事務局に継続審査申し出書の朗読を求めます。

        (継続審査申し出書を朗読)

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△閉会宣告



○(中島[文]委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午後0時28分

               経済港湾委員会

               委員長 中島文雄