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神奈川県 横浜市

平成13年 経済港湾委員会 P.1  06月13日−08号




平成13年 経済港湾委員会 − 06月13日−08号









平成13年 経済港湾委員会



               経済港湾委員会記録

◇開会年月日      平成13年6月13日(水)

◇場所         市会第一会議室

◇時間         午前10時00分開会

            午前10時31分休憩

            午前10時33分再開

            午前11時51分閉会

◇出席委員       11人

  委員長    中島文雄君(共産党)

  副委員長   清水富雄君(自民党)

  副委員長   佐藤行信君(民主党)

  委員     伊波洋之助君(自民党)

  委員     中村達三君(自民党)

  委員     池谷泰一君(民主党)

  委員     谷田部孝一君(民主党)

  委員     大滝正雄君(公明党)

  委員     仁田昌寿君(公明党)

  委員     河治民夫君(共産党)

  委員     中島明子君(ネット)

◇欠席委員    なし

◇傍聴議員        1人

  議員     柴田豊勝君(共産党)

◇出席理事者

  助役                   清水利光君

 (港湾局)

  港湾局長                 金田孝之君

  理事兼港湾整備部長            安武啓揮君

  総務部長                 沼澤武士君

  横浜港管理センター長           島田晴規君

  企画担当部長               櫻井文男君

  担当部長兼施設課長            手塚誠治郎君

  大さん橋客船ターミナル整備事業担当部長  熊倉利男君

  臨海事業部長               佐藤成美君

                            ほか関係職員

 (経済局)

  経済局長                 前田 壽君

  理事兼総務部長              片岡良二君

  市場担当理事               久嶋常夫君

  産業活性化推進部長            森永 勲君

  商業・サービス業振興部長         柏田龍夫君

  工業振興部長               鈴木正己君

  中央卸売市場本場長            高木 眞君

  中央卸売市場南部市場長          遠藤博之君

  中央卸売市場食肉市場長          田中康嗣君

                            ほか関係職員

◇市会事務局

  議事課書記                安田 仁君

  調査課書記                梅澤伸宏君

◇議題

  経済局関係

   1 報告事項

    (1) 横浜経済の現状について

    (2) 横浜市中央卸売市場の現状について

  港湾局関係

   1 市第35号議案 平成13年度横浜市一般会計補正予算(第1号)(関係部分)

   2 陳情審査

    (1)  陳情第3号  海洋環境整備事業の実施体制の拡充等に関する意見書の提出方について

  調査案件

   1 横浜経済の振興について              (継続審査)

   2 横浜港の振興について               (継続審査)

  その他

   1 各種委員会委員について

開会時刻 午前10時00分



△開会宣告



○(中島[文]委員長) ただいまより経済港湾委員会を開会します。

 時節柄,上着の着用については御自由に願います。

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△横浜経済の現況について



○(中島[文]委員長) それでは,経済局関係に入ります。

 報告事項の横浜経済の現状についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(前田経済局長) お手元に,横浜経済の現状についてと題する資料をお配りしてありますが,本資料に基づき報告させていただきます。

 1枚目をおめくりいただきますと,目次がございます。本資料は横浜経済の概況,13大都市比較から見た横浜経済の概要,横浜の産業構造,主要産業の現状の4つの部分に分かれております。

 なお,本資料に使用しております統計データにつきましては,調査時期あるいは集計作業の進捗状況等から,時点が異なっておりますことを初めにお断りしておきます。

 それでは,1ページをごらんください。初めに,横浜経済の概況について御説明いたします。

 (1)の13大都市比較から見た横浜経済の概要ですが,横浜は人口規模に比較して,全般的に経済規模は小さくなっております。法人市民税の割合も大都市の中では最下位となっています。

 大都市であれば通常100を超える昼夜間人口比率,就従比率は,横浜の場合100を下回っており,これまで東京の影響を強く受けてきました。

 しかしながら,東京への一極集中が進む中でこれまで低下傾向にあった昼夜間人口比率や就従比率が,みなとみらい21などのまちづくりや企業誘致など活力ある横浜経済の確立に向けたさまざまな取り組みによりまして平成7年には平成2年と比較して,それぞれ1.0%,2.1%改善してきております。

 事業所増加率や従業者増加率で見ると全国平均を上回っておりまして,横浜は成長性の高い都市であると言えます。

 上場企業数,店頭上場企業数についても,平成12年には若干の減少があったものの,これまで着実に増加しています。特に,外資系企業につきましても,平成9年には大阪市を抜いて東京都区部に次ぐ第2位の集積となっております。

 次に,(2)の横浜の産業構造についてですが,経済のサービス化が一層進展し,サービス業が製造業を上回っております。また,最近10年間の経済成長率の推移を見ますと,平成4年度と7年度の2カ年を除きまして,全国を上回る経済成長率となっております。

 次に,(3)の主要産業の現状についてですが,?の工業については前年に比べ事業所数,従業者数,製造品出荷額等が減少していますが,電機,一般機械,輸送機械などの加工組立型産業のウェイトが依然として高くなっています。

 ?商業については,卸売業,小売業ともに平成9年は平成6年と比較して商店数,従業者数は減少し,年間販売額も低迷しており,小売機能に対して卸売機能は弱く,また人口規模と比較して小売業の集積も弱くなっています。

 ?のサービス業は増加しております。

 ?の家計消費支出については,一世帯当たりの家計消費支出額は13大都市の中で第1位となっておりまして,消費支出を商品とサービスに分けてみると,サービスの割合が全国より高くなっております。

 ?の観光については,平成12年の観光入込客数は前年に比べ若干の減少となっていますが,横浜博が開催された平成元年,平成11年に次ぐものとなっています。

 また,?の横浜港の輸出入の合計額は全国第2位となっています。

 それでは,それぞれの現状について具体的な統計データをもとに御説明いたします。2ページをごらんください。

 まず,13大都市の中において横浜がどのような位置を占めているかという点ですが,?の市内総生産のほか,?の事業所数,?の従業者数では第4位となっておりますように,?の人口にある全国第2位の人口規模と比較しまして全般的に横浜の経済規模が小さいことを示しております。一方,横浜市民全体の経済活動をあらわします?の市民総生産は14兆円を超えて第2位となっており,市外からの収入が多いことがうかがえます。

 それでは,次にさまざまな経済指標を用いて横浜経済の現状について御説明いたします。

 3ページをごらんください。夜間の人口に対する昼間の人口比率である?の昼夜間人口比率は89.7と大都市の中で川崎市に次いで低く,また,市民の就業者に対する市内で働く従業者の比率をあらわします?の就従比率は81.9と大都市の中で最も低い値となっております。市民総生産に対する市内総生産の比率である?の市内市民総生産比率につきましても84.7と川崎市に次いで低くなっています。

 他都市をごらんになってもわかりますように,通常大都市であれば,これらの指標は100を超えるはずですが,横浜,川崎,千葉はいずれも100を切っております。

 このことは,これまで横浜が東京の影響を強く受け,夜間人口の伸びに経済活動の伸びが追いついてこなかったことを端的に示しております。

 しかしながら,?の平成3年から8年にかけての事業所増加率と従業者増加率を見ますと,それぞれ1.8%と6.1%となっており,いずれも全国平均を上回っております。大都市の中においても事業所増加率は第2位と景気後退後も高い伸びを示しており,横浜は今後の経済発展の可能性に富んでいる都市と言えます。

 4ページをごらんください。この表は大都市の昼夜間人口比率を見たものですが,平成2年と比較して平成7年の横浜の昼夜間人口比率は1%改善しております。

 5ページをごらんください。この表は大都市の就従比率について見たものですが,昼夜間人口比率と同様に平成2年と比較して平成7年の横浜の就従比率は2.1%改善しています。

 昼夜間人口比率,就従比率につきましては,これまで横浜では長年にわたって低下傾向にありましたが,平成7年での改善の動きは,冒頭で申しましたように,みなとみらい21などのまちづくりや企業誘致など活力ある横浜経済の確立に向けたさまざまな取り組みの成果のあらわれと考えております。

 6ページをお開きください。就従比率について詳しく見たものでございます。?の市民就業者数は約170万人のうち,?にありますように約65万人が東京を初めとする市外に働きに出ております。一方,?の市内で働いている従業者数は約139万人で,そのうち?にありますように約35万人が市外から市内に働きに来ております。こうした結果,?にありますように?から?を引いた約31万人の流出超過となっております。括弧内に平成2年の数字がありますが,流出超過は約33万人となっており,平成7年は平成2年と比較して約2万人減少し,改善が図られております。

 7ページをごらんください。本社所在地別の上場企業数と店頭上場企業数の13大都市比較を行ったものです。平成12年末現在では横浜の上場企業数は64社,店頭上場企業数は32社,合わせて96社となっています。店頭上場企業数については,大都市の中では横浜は東京,大阪に次いで第3位となっています。

 表の欄外に示しておりますが,平成13年5月現在では,横浜の上場企業数は64社,店頭上場企業数は31社となっております。また,東証マザーズには3社,ナスダック・ジャパンには2社上場しておりまして,すべて合わせますと,ちょうど100社になります。

 本市では一昨年まで上場企業100社作戦を展開してまいりましたが,こうした有力企業の本社機能の集積は,横浜の経済基盤を底上げし,経済の活性化につながるものと言えます。

 8ページをごらんください。上段の表は外資系企業の立地数を見たものですが,横浜は平成9年には大阪市を上回り大都市の中で第2位となりまして,現在159社となっております。

 下段の表は市民税における法人市民税の割合を示したものでございます。横浜の法人市民税の割合は14.6%と,大阪市の47.2%などと比較して低い値となっており,大都市の中では最下位の数字でございます。今後,高齢化社会を迎える中での安定した都市経営といったことを考えた場合,雇用機会の確保とともに,経済活動の活性化による法人税収の確保も大きな課題となっております。

 次に,横浜の産業構造について見てまいります。10ページをごらんください。

 上段の(1)−2産業分類別従業者数の表を見ていただきたますと,昭和61年に製造業の構成比は20.5%でありましたが,平成8年には14.5%に低下しております。一方,サービス業の構成比は23.4%から29.0%に上昇しております。下段のグラフが,この一連の動きを指数化したものですが,横浜においても経済のサービス化が進展していることがあらわれております。

 続きまして11ページをごらんください。上段の(1)−4全国・横浜の事業所数の推移の表を見ていただきますと,昭和47年から平成8年までの24年間で横浜の事業所数は約1.43倍に増加しておりまして,全国の約1.27倍を上回って推移しております。これまで横浜は全国を上回って成長してきたことをあらわしております。

 12ページをごらんください。産業別の市内総生産について見たものです。平成10年度の市内総生産は前年度と比較してサービス業が堅調に増加した一方,製造業が減少したことなどから,対前年度増加率はマイナス1.9%と推計上比較可能な昭和51年度以降で初めて減少しています。

 しかしながら,13ページの名目経済成長率の推移のグラフにありますように,平成元年以降これまでの10年間では,平成4年度と平成7年度を除きまして横浜の経済成長率は全国を上回っております。このことは,先ほど御説明しましたように,横浜の高い成長性をあらわしていると言えます。

 続きまして,横浜における主要産業の現状を見てまいります。14ページをお開きください。

 まず,工業につきましては平成11年には事業所数は前年の増加からマイナス9.5%と再び減少に転じております。従業者数はマイナス6.9%と平成3年以降9年連続の減少となっております。

 また,製造品出荷額等について見ますと,平成7年から9年までは増加してまいりましたが,平成10年以降は再び減少に転じており,平成11年には昭和62年の水準を下回っております。

 15ページの(1)−2工業の産業別状況の表をごらんください。

 工業を業種別に見てみますと,従業者数,製造品出荷額等の構成比では,電機が最もウェイトが高く,次いで一般機械が続いております。この2つの業種に輸送機械を合わせますと,従業者数及び製造品出荷額等については市内工業全体の約5割となっておりまして,加工組立型産業が市内工業の中心に位置する産業であることがわかります。

 続きまして,横浜の商業の現状について御説明いたします。16ページの上段の(4)卸・小売業の推移をごらんください。

 卸売業,小売業ともに平成9年は平成6年と比較して商店数,従業者数が減少し,年間販売額も低迷していることがわかります。

 下段の(5)大型店の推移をごらんいただきますと,いわゆる大規模小売店舗は,商店数,従業者数,商品販売額,売場面積いずれもシェアを拡大していることがわかります。

 17ページの表をごらんください。卸売業と小売業の13大都市比較を行ったものでございます。小売業に対する卸売業の役割を示す卸・小売比率,小売販売額に対する卸売販売額の割合ですが2.06と,13大都市の中では11位と低くなっております。これは,横浜市の卸売業の広域性が乏しく,小売業に対する卸売機能が弱いことを示しております。

 また,右端の人口1人当たりの小売業の年間販売額の全国比であるトンプソン指標を見ますと,横浜は0.98と,川崎とともに1を下回っており,小売業の顧客吸引力が弱く,市内購買力が東京などを中心に市外へ流出していることをあらわしております。

 続きまして,横浜のサービス業の現状について御説明いたします。18ページをごらんください。

 上段の(7)−1サービス業の推移を見ますと,平成6年から11年にかけて,事業所数,従業者数,事業収入額は着実に増加しております。全国と比較してみますと従業者数は全国平均を上回る増加率を示しております。

 19ページをごらんください。横浜のサービス業は13大都市の中において,事業所数,従業者数,事業収入額のいずれも東京,大阪,名古屋に次ぐ第4位となっておりますが,1事業所当たりの事業収入額は1億7,300万円で7位,従業員1人当たりの事業収入額は1,550万円で第10位となっており,横浜のサービス業は全体として規模が小さく,生産性が低くなっております。

 次に,横浜の家計消費支出について御説明いたします。20ページ上段の表は家計消費支出について13大都市比較を行ったものですが,横浜の1カ月当たりの家計消費支出額は35万6,675円と大都市の中で第1位となっております。

 また,下段のグラフからは,消費支出を商品とサービスに分けてみますと,横浜はサービスへの支出の割合が全国より高いことがわかります。

 最後に,横浜の観光と横浜港の貿易額について御説明いたします。21ページをごらんください。

 上段の表は,本市の観光における入込客数の推移についてあらわしたものでございます。平成12年は,前年の約3,418万人から約35万人減少しまして,約3,382万人となっております。横浜博が開催された平成元年の約4,019万人,平成11年の約3,418万人に次ぐものでありまして,宿泊客数は年々増加傾向にあります。

 22ページをごらんください。この表は,平成12年における横浜港の貿易額を他の港と比較したものでございます。横浜の輸出輸入の合計額は,前年の3位から第2位となっております。

 以上で,横浜経済の現状についての御説明を終わらせていただきます。



○(中島[文]委員長) 御質問等ありますか。

        (発言する者なし)



○(中島[文]委員長) 特に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

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△横浜市中央卸売市場の現状について



○(中島[文]委員長) 次に,横浜市中央卸売市場の現状についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(久嶋市場担当理事) お手元の資料,横浜市中央卸売市場の現状についてに基づきまして御説明させていただきます。

 それでは,1ページをお開きください。

 まず,(1)の市場の沿革でございます。横浜市では昭和6年2月に,全国で3番目,東日本では最初の中央卸売市場として,神奈川区に現在の本場を開設いたしました。

 そして,昭和34年11月には食肉市場を鶴見区に開設し,さらに人口の急増などにこたえるため,昭和48年11月に金沢区に南部市場を開設いたしております。

 本市中央卸売市場は,卸売市場法並びに本市中央卸売市場業務条例に基づき,開設,運営しておりまして,公正かつ効率的な取引のもとに,市民の日常生活に不可欠な生鮮食料品等の安定供給に努めているところでございます。

 (2)の流通経路についてでございますが,左側の図は卸売市場における一般的な取引の流れをあらわしております。二重線で囲んだ四角の中が卸売市場内の流通経路となっております。

 取扱物品の集荷を担当する卸売業者と,卸売業者から仕入れ,それらの品物を小売店等へ販売する仲卸業者や売買参加者等で構成されております。

 卸売業者の販売方法につきましては,競り売り,相対取引等,物品に応じて業務条例で定めた方法によることとしております。

 次に(3)の横浜市中央御売市場の概要でございますが,各市場の施設規模及び市場の業者数はごらんの表のとおりでございます。

 2ページをごらんください。この表は,横浜市場各部の過去5年間の取扱高の推移をあらわしたものでございます。上段は取扱数量,下段は取扱金額となっております。

 表の一番右下をごらんください。横浜市場の平成12年度の総取扱数量は64万5,188トン,前年比で1.5%減,取扱金額では2,449億8,000万円余り,前年比3.5%減となっております。

 続きまして3ページをごらんください。青果部の過去5年間の市場別取扱高の推移をあらわしたものでございます。表の一番右下をごらんください。青果部につきましては,気象条件の影響などにより,その年によって,年ごとに多少の増減はございますが,平成12年度は,取扱数量で46万693トン,前年比で1.8%減,取扱金額で前年比3.3%減の約996億円となっております。

 4ページをごらんください。この表は,水産物部の過去5年間の市場取扱高をあらわしたものでございます。同じく表の一番右下をごらんください。水産物につきましては,輸入品の増大等に伴う流通の多元化等の影響を受け,ここ数年来,減少傾向にあります。

 平成12年度の取扱数量は15万4,946トンで,前年比1.7%減となっており,取扱金額も約1,214億円と前年比5.0%減となっております。

 5ページをごらんください。上段の(4)は鳥卵部を下段の(5)は花き部の取扱高の推移をあらわしたものでございます。本場で取り扱っております鳥肉,鳥卵につきましては,平成12年度の取扱数量は2,527トン,前年比で1.1%の増加となりましたが,取扱金額では約9億6,000万円,前年比5.9%の減となっております。

 次に,南部市場で取り扱っております花きでございますが,平成12年度の取扱金額は約34億円,前年比5.2%減となっております。

 6ページをお開きください。この表は,過去5年間の食肉市場の取扱高をあらわしたものでございます。上段は取扱頭数,その下の括弧内は,と畜頭数,中段は取扱重量,下段は取扱金額となっております。

 食肉市場の取扱頭数につきましては年度により増減がございますが,平成12年度の取扱頭数は23万9,873頭で,前年比2.7%増,取扱金額は約196億円と前年比5.7%増となりました。

 以上が横浜市中央卸売市場の現状でございます。

 委員の先生方におかれましては,既に御承知のとおり,卸売市場は毎日の生活に不可欠な生鮮食料品を安定して豊かに,しかも衛生的に食卓に供給し続け,さらに災害時には緊急食料物資を被災者へ供給する役割も担うことになっております。

 また,横浜市場は約400事業所に4,500人余りの従業者が勤める雇用の場でもございます。

 生産から消費に至る流通構造の変化が一段と加速する中,これからも生鮮食料品流通の中で中心的な役割を果たし,345万横浜市民への安定供給に努め,安全,安心,元気な横浜市場としてまいりたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。



○(中島[文]委員長) 御質問等がありましたらどうぞ。



◆(谷田部委員) 食肉が前年と比べてわずかにマイナスですが,ただ五,六年前と比べると中央卸売市場も南部市場も相当減少していますね。経済局として,経済活性化とか卸売市場のいろいろな設備を整備してきていると思いますが,横浜の人口がふえている割には激減という感じがしないでもない。卸売市場として,南部市場も含めた抜本的な活性化が必要だと思いますが,その点いかがですか。



◎(久嶋市場担当理事) 今委員御指摘の点は,私ども横浜市場のみならず全国的な傾向でございまして,どこも四苦八苦しておりますけれども,特に南部市場におきましては本場に比べ厳しい傾向が強い状況がございます。そこで,実は関係業界の皆様方が一番危機感を持っておりまして,何とか打開していこうということで先だって活性化協議会を結成し,従来にないやり方で横浜市場を盛り上げていこうと,業界と私どもが一体となって取り組んでいく方向づけがなされたところでございます。

 しかしながら,何といいましても消費低迷が長引いておりまして,抜本策を起こすのはなかなか難しゅうございますけれども,何か知恵を絞ってまいりたいと思います。



◆(谷田部委員) 南部市場に行きますとシャッターが相当降りているのです。商店街もかなり厳しいですけれども,南部市場の水産あたりは,かなり厳しいですね。

 ですから,経済局としても,ぜひ今までにない発想の転換で活性化を図っていただきたいと思います。



○(中島[文]委員長) 御意見でよろしいですね。



◆(谷田部委員) はい。



○(中島[文]委員長) 他に発言もないようですので,本件についてはこの程度にとどめます。

 以上で経済局関係の審査は終了いたしましたので,当局の交代のため暫時休憩に入ります。

        休憩時刻 午前10時31分

        (当局交代)

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        再開時刻 午前10時33分



○(中島[文]委員長) 委員会を再開いたします。

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△市第35号議案(関係部分)の審査



○(中島[文]委員長) 港湾局関係に入ります。

 市第35号議案関係部分を議題に供します。

   市第35号議案   平成13年度横浜市一般会計補正予算(第1号)(関係部分)



○(中島[文]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(金田港湾局長) 大変厳しい経済情勢の中で,今回大さん橋国際客船ターミナルの工事の件で約33億円にわたる設計変更をお願い申し上げているわけでございますけれども,このような事態になったことを,まことに申しわけなく思っております。

 補正の説明に入らせていただく前に,大さん橋国際客船ターミナル整備事業の経過,施設概要,今回の設計変更の理由,内容などについて御説明申し上げます。

 ここで,おおさん橋の名称について,どういう経緯があったのか御説明させていただきたいと思います。

 おおさん橋は,当初てつさん橋と言われたものでありまして,その後改修して大型化したわけでありますけれども,その後の名称としてはだいさん橋が一般的な呼び名になっております。戦前の新聞を見ましても,だいさん橋とルビが振っておりますので,現在も海外の方もだいさん橋と言われる方が大変多い状況でございます。

 ただ,戦後接収されまして,その間はサウスピアという呼び方をされております。接収解除になりましてローマ字表記にするときに,港湾局の方でおおさん橋というローマ字表記にしましたので,我々の方としてもおおさん橋という呼び方をさせていただいているわけでございます。

 これは,だいさん橋,おおさん橋ともどちらがいいということではなく,現在ローマ字表記の関係で,そういう言い方をさせていただきますので,ぜひ御了解いただきたいと思います。

 それでは,お手元の資料によりまして,1の現在までの事業経過について御説明したいと思います。

 大さん橋ふ頭は,横浜港の中心に位置しまして,明治27年に竣工した最も歴史ある桟橋でございまして,海の玄関として国際港都横浜のシンボルとして,長い間活躍してまいりました。

 しかし,建設後約100年を経過し,桟橋の老朽化が激しくなってまいりました。したがいまして,8万トンのクイーンエリザベス?世号が来たときには,接岸のときに相当ショックがございますので,そのショクにうまく対応するために,非常に接岸のスピードを緩くするような大変難しい状態も生じておりました。

 さらに,東京オリンピックのときに完成したターミナルがあったわけですけれども,このターミナルですと8,000トン級,2,000人規模の船が出てきたときに大型のクルーズの需要に対応できなくなってきたという状況もあわせて生じておりました。

 そこで,昭和62年に21世紀のクルーズ需要に対応し,また,横浜の海の玄関にふさわしい,国内外の交流をはぐくむ施設とするため,客船ターミナルを中心に市民と港を結ぶ拠点として複合的な空間の形成を図ることを目的としまして,港湾計画を改訂して,再整備計画がスタートし,以降,順次計画を進めてまいりました。複合的な空間と申しますのは,従来の客船ターミナルプラス市民の方がそこに集う意味でございます。

 そうした中で,国際客船ターミナルは,海外からの船客を迎える横浜港のシンボルとして,また横浜市民が誇ることのできる国際交流の場にふさわしい施設とするために,平成6年度には国際コンペを実施しまして,すぐれたデザインを広く国際的に求めたわけでございます。

 設計協議の内容は,客船,送迎客,市民等にとって豊かさと安らぎと楽しさが提供される世界に開かれた出会いの場をつくるという基本的な考え方のもとに,山下公園並びに新港ふ頭との連続性や,周辺との景観に十分配慮したデザイン及び施設計画の提案を求めたものでございます。

 こういうデザイン及び施設計画の提案に対しまして,作品は世界41カ国から合計660の作品が寄せられまして,最優秀賞にはイギリス在住の若手建築家であるザエラ・ポロ及びムサビ両氏による作品が選ばれたわけでございます。

 実施に当たりましては,最優秀賞作品の非常に斬新的なデザインを実現するために,平成8年度から平成11年度にかけて設計を行い,検討を行ってまいりました。

 平成8年度に行いました基本設計その1におきましては,コンペ当選案が大変ユニークな構造であったわけでございますので,そういう構造をどういうふうに実現したらいいだろうかということにつきまして比較検討を行い,構造形式の実現性を検証し,この構造が成立するのだということを確認したのが基本設計その1でございます。

 基本設計その2を平成10年度から平成11年度にやっていますけれども,これが通常の基本設計に相当するものでございまして,構造計画,設備計画,それから法規面での整合性,税関等の関係機関との調整,船会社のニーズ等の反映などさまざまな調整を行いまして基本的な計画をまとめまして実施計画につなげる役割を果たしたわけでございます。

 平成11年度には,今言いました基本設計その2に基づきまして具体的な構造計算や防災など法規面の整合性などについてもさらに検証し,工事発注図面を作成するとともに,関係機関との調整,建設大臣認定などの必要な手続を実施してきました。

 この建物の工事発注でございますけれども,建物の規模が大きくかつ特殊な構造であることから,複数の企業の高い技術力を結集する必要があり,そのことによって質の高い施工が可能になるよう,工区を分割して発注しました。

 パネルの方をごらんいただけますか。

        (図面提示)

 工区の分割でございますけれども,おおむね建物の機能面に着目して,構造上無理のない範囲で,基部から順にエントランス部分及び出入国ホール部分の第1工区の部分,その次に税関,出入国管理,検疫所部分の第2工区,そして先端の多目的ロビー部分の第3工区になっております。

 平成12年2月には,分割したそれぞれの工区につきまして,第1期建築工事に着手しております。

 それから,同年6月には第2期建築工事及び設備工事に着手しましたけれども,建築本体工事は第1期の基礎工事と構造上一体のものでございます。第1期の基礎工事というのは通常の建築工事に含まれるものでございますので,それぞれ随意契約によりまして契約を締結しております。

 現在施工中のこれらの工事が,今回契約変更をお願いするものでございます。

 資料に戻っていだきまして,施設の概要について御説明します。

 1ページ目の下半分の施設の概要,まず規模でございますけれども,建物は鉄骨造の地下1階,地上2階建てで,最高高さ15メートル,建物の長さは430メートル,幅70メートルでございます。客船ターミナルの機能を初め公園やイベント会場など多様な機能を持った複合施設でございます。

 施設内容でございますけれども,お手元の平面図を見ていただけますか。一番下が地下1階と1階を合わせた平面図となっております。一番左の機械室は,地下1階で防災センターなどを整備します。

 右の駐車場は,建物の1階部分に当たりまして約400台の公共駐車場として整備し,ターミナル利用者を初め山下公園など周辺の駐車場不足を補い,山下,関内地区の活性化に役立てるものであります。

 なお,周辺地区では観光バスの駐車場に非常に高い需要がございますので,その駐車場にも転用でき大型バス28台が駐車可能となります。

 建物の2階ですが,車が直接横付けできる交通広場,出入国ホール,入管・税関施設,軽食・喫茶等からなる客船ターミナルと先端部には港や客船を展望できる市民利用施設として,多目的ロビーを整備しております。

 多目的ロビーの役割でございますけれども,客船が来たときの歓迎イベントや結団式,あるいは市民や企業の展示会,バザーなどの市民参加型イベントに利用できるようにしております。

 また,屋上は約2ヘクタールでございまして,山下公園につながる施設として,広場,緑地及び送迎デッキを整備し,市民が港や客船などを身近に感じ,花火大会など各種イベントを楽しめるようにしております。

 先ほど2ヘクタールと申しましたけれども,山手公園あるいは蒔田公園とほぼ同じ規模の屋上の公園でございます。

 資料に戻っていただきまして,建物の特徴でございますけれども,あわせて手元の完成予想図も御参照いただきたいと思います。

 建物は,山下公園等からの眺望や見通しを妨げない高さに抑えていまして,客船の方が主役であるということで,船を引き立てる景観に配慮しております。

 また,市民が自由に使える広場として計画されておりますターミナルの屋上は,ゆるやかな二方向からなる柔らかい曲面を描き,個性的なデザインとなっております。さらに,車いすも使えるような勾配となっております。建物内部は一般の建築物のような柱や梁がなく,大空間を構成しております。それが大変大きな特徴でございます。

 ターミナルには階段がなく,スロープやエレベーター等で上下階に移動できるバリアフリーの対応になっております。

 続きまして資料の裏側をごらんください。今回の設計変更の理由でございます。今回,建築工事が設計変更に至った理由につきまして御説明いたします。

 契約締結後,施工段階で当初の想定を上回る溶接ひずみが発生することが判明しました。ある程度溶接ひずみが出ることは,当然我々も想定したわけでございますけれども,当初を大変上回る溶接ひずみが発生しました。

 まず,この溶接ひずみについて御理解いただくため,大さん橋の国際客船ターミナルの構造について御説明したいと思います。パネルの方をごらんください。

        (図面提示)

 お手元にも同じ図面をお配りしております。

 今断面図を示しておりますけれども,大さん橋国際客船ターミナルは大変特殊な構造形式を採用しておりまして,主な特徴として5つございます。

 1つ目の特徴としては,通路の空間としても機能するとともに,全体の荷重を基礎のくいに伝える桁梁部材が長手方向の両側にアーチ状に配置されております。これが断面図でございますけれども,この長手方向に,この桁梁が橋のように配置されており,これが全体の荷重をそれぞれのくいに伝える役割をしております。床材だとか屋根材として機能する折板部を両側の桁梁につなぐことによりまして,構造的に安定する構造形式を採用しております。

 桁梁と折板,この2つの構造によって,構造的に安定する役割を担っております。

 桁梁でございますけれども,先ほど言いましたように大さん橋ふ頭の長手方向に位置する2列の骨組みで,曲面床を支える構造体でございます。

 折板は,屋上と,それから2階床の構造体でございまして,屋根部分は曲面となりまして,2階の大空間を演出しております。

 三角錐を基本形として各稜線部に骨組みを配置いたしまして,これに鉄板部材を接合しております。

        (模型提示)

 模型を見ていただいた方がいいかと思いますけれども,桁梁が長手方向にアーチ状に出ております。横から見たときに,すのこのように下がっているものがありますが,この部分が桁梁です。

 それから折板類はこの部分でございまして,三角形の屋根と床を構成する部分となっております。構造的には桁梁の部分と折板部分,桁梁の構造はアーチ形状にできていまして,そこから横方向に鉄板を足していくということになっております。

 2つ目の特徴は,建物全体が屋根面に曲面を多用した独特の形状になっております。

 3つ目は,曲面を多用しているために,個々の構造部材に同じものが一つもないのが大きな特徴でございます。通常はコ形ですから,同じ部材が合うんですけれども,これは曲線状に変化しているので,同じ部材がないということでございます。

 4つ目は,鉄板の上に塗装を行いますけれども,構造部材がそのまま仕上げ部材となっていることでございます。

 5つ目は,当然,こういうものでございますので,通常の鉄骨建築物に比べて,溶接箇所が極めて多く,曲面をつくっていくのに溶接によってそれを可能にしているということで,溶接密度は非常に高いということでございます。

 このため,52万個の部材を溶接作業で接合しまして,そして建築物として組み上げていくことになっているわけでございます。

 平成12年6月に本体の発注工事を行ったわけですけれども,この後の試作で,鉄骨の溶接作業に伴って発生するひずみが,ある程度のひずみは想定していたわけでございますが,当初より大幅に上回ることが判明したわけでございます。溶接ひずみは通常,急激な加熱や冷却によって生じますし,あるいは接合される部材同士の大きさや板厚,形状などによって発生の度合いが異なるものでございます。

 こういう溶接ひずみがございましても,通常はねじったり,ローラーで力をかけたりすることでひずみ矯正に対応しているわけでありまして,今回もこれで対応可能だと思っていたわけでございますけれども,施工段階で,50ミリを超えるような大変大きな溶接ひずみが発生しまして,なかなか矯正ができない問題が起きたわけでございます。

 なぜそういうことが起きたのかでございますけれども,厚さが異なる鉄板同士を溶接しております。それから,単位重量当たりの溶接延長が通常より長いということで,橋梁の約5倍でございます。5倍であるということは当然,大変な熱量がそこに加わるということであります。ちなみに,溶接の総延長は約1,100キロメートルということで,東京から九州を超えていくような,大変長い溶接延長になっております。

 それから,溶接部分が直線状でなくてクランク状になったりして,大変複雑な形状になっております。

 それから,小部材を組み立てまして,溶接により大部材にし,さらに,現地で溶接しましてこういう構造物をつくっていくことが特徴でございます。

 先ほど,同じ部材がないと申しましたけれども,溶接ひずみを是正するときに,同じ部材であれば次のものも同じように矯正すればいいわけでありますけれども,今回複雑で同一部材がなかったことにつきましては,溶接の矯正作業能率がだんだん向上していくことも期待できないで,機械設備が整った工場におきましても熟練技能者の手作業と経験によるところが大きくて,大変難しい作業でございます。

 以上のようなひずみ矯正作業を少なくすると同時に,ひずみ矯正作業はどうしても不可能なところが出てきましたので,鉄骨材の補強や施工方法の変更が必要になったわけでございます。

 それでは,資料裏面の3に戻りまして,設計変更の主な理由について御説明いたします。

 まず1つ目は,今申しましたような溶接ひずみに伴う桁梁の補強,折板の骨組みの変更などに伴い鉄骨量がふえまして,全体で3,585トンの鉄骨量が増加しております。

 2つ目は,折板部分の組立方法の変更です。折板の補強と施工上の精度確保のため,折板の骨組を変更する必要が生じました。当初はプレス上に折ったものを考えたわけでありますけれども,その後,通常のトラス状の骨組み構造に変更しまして,溶接作業,ひずみ矯正作業が大変増加しましたので,最初,桁梁等の接合方法をハイテンションボルトにする方法にしたために,ハイテンションボルトを絞めるときに,どうしても下から仮設の支保工が大量に必要となりましたので,現場で組み立てるつもりだったわけですけれども,ウェンチの組み立てヤードの確保が困難になりました。溶接作業とひずみ矯正作業をやるためには,やはり工場の方がいいということと,現地で組み立てるためにもヤードがなくなったということの2つの理由から,折板の大組み立てまでの作業を工場において行うことになりました。これが組み立て方法の変更に伴う設計変更の理由でございます。

 3つ目は部材の輸送方法の変更です。工場で製作する部材を大組み立てにしたとか,あるいは1つ1つの桁梁の重量,寸法等が増大したことで桁梁,折板等の陸上運搬が不可能になりトラックで輸送できる重量,大きさを超えたため海上輸送に変更いたしております。

 以上の点から設計変更が必要になったものでございます。この設計変更は,工事着手後,補強や施工方法等を変更する必要が生じましたので,当初の設計図面どおりにはできない,当初の輸送方法等ではできないということが生じましたので,市側の指示によって行い,工事請負契約約款第20条に基づき変更するものでございます。

 契約変更が今の時期になって大変申しわけなく思っております。なぜ今の時期になったとの理由は,昨年から工事の進捗に合わせまして,桁梁の補強や折板の骨組みの変更が必要になってきたわけでありますけれども,これに伴う契約変更のための鉄骨数量等の確定作業を進めてまいりました。

 指示書を出すと同時に,数量算定の根拠となる工作図作成,さらにその工作図に基づいて鉄骨数量を再チェックしまして,さらにその他新しい図面等を書く作業がございます。このために大変時間を要しまして,これらを5月に整えることができましたので,直ちに本市会にお諮りするものでございますけれども,御報告がおくれたことについては,大変申しわけなく思っています。

 続きまして,4の設計変更の概要について御説明させていただきます。

 まず,(1)工事請負契約変更額でございますけれども,これまで申し上げた理由によりまして,工事請負契約は3工区合わせまして総額約33億円の増額になっております。

 ただし,このうち4億円は,平成13年度当初予算に計上した別途発注予定の工事分を,同じような鉄骨にかかる工事なので,今回の契約変更に取り込んだものでございます。このため,全体事業費は222億円から251億円となり,増加する約29億円を平成13年,平成14年度でお願いしたいと思っております。

 次に,(2)全体床面積の増でございますけれども,入国管理局から,大型客船が入港するとき,2,000人が同時に入港しますので入国手続をスムーズにするために入管施設内の出入国ロビーを増床するようにとの要請がございまして,596平米から749平米と153平米増床したわけでございます。これによりまして,全体床面積は4万3,690平米から4万3,843平米になっております。

 なお,増床部分につきましては,第2工区だけにかかわる部分でございます。

 それから,(3)の工期でございますけれども,鉄骨数量の増と施工方法の変更で製作期間に日時を要するため,平成14年5月31日から平成14年11月29日に6カ月延長します。ただ,ワールドカップサッカー大会開催時には,前後を含めて約2カ月間は工事を中止しますので,実質的な工期の延伸は4カ月になっております。

 続きまして供用開始の時期ですけれども,ワールドカップサッカー大会開催時には,3万トンの客船が4隻同時に入港できるよう,エプロンと2階の客船ターミナル施設部分及び屋上広場の大部分と駐車場全体につきましては,予定通り5月末に供用開始する予定でございます。

 屋上広場の先端部分と多目的ロビーの部分につきましては,5月末の供用にはおくれるということでございまして,一部工事が残っておりますけれども,安全対策には万全を期しまして,ワールドカップ期間中には大さん橋を世界にアピールできるよう,関係者一体となって最大限の努力をしていきたいと思います。

 先ほど言いましたように,屋上広場の残りの部分と多目的ロビーにつきましては,ワールドカップサッカー大会終了後,工事を行いまして12月には供用開始をしたいと思っております。

 次に,6の事業手法及び事業費(1)の事業手法につきましては国庫補助事業,起債事業,一般単独事業の組み合わせとなっております。

 図面を示していただけますか。

        (図面提示)

 道路部分と言っておりますのは1階の交通広場の部分でございますけれども,これは2分の1補助でございます。人工地盤部分が3分の1補助,屋上の緑地が2分の1補助の国庫補助事業でございます。客船ターミナルと駐車場の附帯施設につきましては起債事業でございます。多目的ロビーは一般単独事業で起債70%を発行させていただきます。

 (2)の全体事業費は,平成13年,14年度で約29億円増額しまして,約251億円になります。

 なお,この約29億円のうち約12億円につきましては,平成14年度分であるために,今回お願いする平成13年度予算の補正額につきましては残りの約17億円となります。正確には16億9,100万円でございます。

 それでは,補正予算の御説明に移らせていただきたいと思います。

 市第35号議案平成13年度横浜市一般会計補正予算第1号のうち港湾局関係部分につきまして,お手元の議案書により御説明申し上げます。

 議案書の3ページをお願いいたします。

 まず,歳出予算でございますが,今回の補正は13款港湾費2項港湾整備費におきまして16億9,100万円の増額補正をお願いするものでございます。

 詳しくは6ページの補正予算に関する説明書で御説明いたします。

 今回の補正は,13款2項6目大さん橋地区再整備事業費におきまして,工事費の増に伴い16億9,100万円を増額し,107億7,700万円とするものでございます。

 これは,先ほど御説明申し上げましたとおり,大さん橋国際客船ターミナル建築工事におきまして,契約締結後,施工段階で当初の想定を大幅に上回る溶接ひずみが発生することが判明し,そのひずみ矯正作業に伴う補強,あるいは施工方法の変更が必要となったため,設計金額を変更することによるものでございます。

 この結果,13款港湾費の歳出予算合計は,補正前の額361億5,172万5,000円に対しまして,16億9,100万円増額し378億4,272万5,000円となっております。

 続きまして,歳入予算でございますけれども2ページをお願いいたします。

 1款市税1項市民税で14億2,525万円増額をするものでございます。これは,多目的ロビーなど市民利用施設の整備等に充当する一般財源を増額するものでございます。

 また,15款国庫支出金1項国庫負担金で2億6,575万円の増額をするものでございます。

 これは,臨港道路2分の1補助,人工地盤3分の1補助,屋上緑地2分の1補助の整備に充当する国庫補助金を増額するものでございます。

 以上の合計で16億9,100万円を増額補正するものでございます。

 続きまして債務負担行為の変更でございますけれども,4ページをお願いいたします。

 これは,昨年度5月に債務負担行為を設定しておりますけれども,その変更でございます。横浜港国際客船ターミナル新築工事等請負契約を変更することに伴いまして,その請負契約の締結に係る予算外義務負担を変更するものでございます。

 表にございますとおり,平成12年度から平成14年度までの3カ年にわたる工事請負契約,建築工事3件,設備工事4件につきまして,平成13年度から平成14年度までの分を設定しておりましたけれども,100億2,300万円の予算外義務負担の限度額を133億4,300万円に変更するものでございます。

 7ページをお開きいただきますと,補正予算に関する説明書におきまして,支出予定額の年割額と財源内訳を記載してございます。

 なお,工事請負件数としては7件ございますけれども,今回設備工事4件につきましては,次期工事のおくれに伴う次期だけに係るものでございまして,金額に係るものはこの建築工事3件のみでございます。

 以上で港湾局関係の補正予算案についての説明を終わらせていただきます。



○(中島[文]委員長) 質疑に入ります。



◆(仁田委員) 本定例会の議案の中でも,これが大変大きな課題だと認識しており,市民感覚からしてもこれからさまざまな議論をしなければいけないとも思っております。平成6年度の国際コンペ実施以来の委員会,本会議等の議事録等を読んでも,思わずいろいろな疑問,質問をお伺いしたい点も多々出てくるわけでありますけれども,これから中身のある議論をしていかなければいけないと思ったときに,基本的な事項についてはある程度踏まえた上で議論すべきと思いました。

 そこで冒頭から恐縮でございますが,委員長にはお計らいいただければと思います。細かなやりとりはここで可能かとは思いますけれども,最初にある程度まとめた形で資料をいただいた上で議論させていただきたいと思っております。ですから,このうち何項目か資料要求をさせていだたきたいと思うのですが,いかがですか。



○(中島[文]委員長) 結構です。



◆(仁田委員) それでは,今御説明いただいた総事業費は222億円から251億円になりましたが,変更前後の事業費の内容についてお尋ねしたいと思いますし,あわせて財源の構成についても,その前後にわたりましてお願いしたいと思います。

 それから市債の発行予定額,さらには機能債の償還に関する資料とあわせて収支見込みが大事なところかと思います。いずれも変更前後の内容で確認したいと思います。

 それから機能債に係るランニングコストについてもお示しいただきたい。収支,事業費関係でお願いしたいと思います。

 それから,先ほど謝罪の話もございましたが,工事契約に係る内容についても確認させていただきたいと思いますので,建築工事の各工区についての契約書の内容を,具体的に言えば契約書の写しをお出しいただければと思います。これは基礎工事部分も含めてお願いします。

 それから設計者に当然委託をしているかと思いますけれども,その工事監理業務委託契約書についても同じくいただければありがたいと思っております。

 このような資料を委員会に御提出いただきたくお諮りいただきたいと思います。



○(中島[文]委員長) ただいまの資料は,委員会として要求することに御異議ありませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



◆(仁田委員) お諮りいただきましてありがとうございました。

 それからさまざま御説明を聞いた中で大変感じているところでございますが,非常に特徴的な姿,形をしている建築物でございまして,きょう模型を見せていただきましたので随分イメージが膨らんだかとは思うのですが,模型を見てやっとここまで来ましたので,今回のことについてはぜひ現地を視察させていただきたいと強く希望しております。

 今回の設計変更の理由は,ひとえに予想を上回る溶接ひずみが発生したことと説明がございましたけれども,どういう形でひずみが起き,どういう影響を及ぼすのかについてもあわせて実際に拝見したいと思います。どこで製作,どこでそれが見れるのかわかりませんけれども,そういう視点で実際に現地を視察させていただきたいと提案させていただきたいと思いますのでお諮りいただければと思います。



○(中島[文]委員長) ただいま仁田委員から現地視察の要望がありまして,各委員からも大さん橋の客船ターミナルの工事現場とひずみ,桁梁,折板の大組み立ての現場視察の御要望も同様に出されており,大変重要案件でありますし,私委員長としても現地視察は必要だと思います。事前にお聞きしたところによるとNKKの三重県の津製作所が桁梁,折板の組立工場として一番適切ではないかと提案していただいておりますので,2カ所についての現地視察をお諮りしたいと思うのですが,御異議ございませんか。



◆(中島[明]委員) 今仁田委員がおっしゃったように目的はわかりますが,例えば私のような素人が実際に津に行って,専門家でもひずみがなかなか予測できなかったのを見て何がわかるのかと素朴に疑問に思うものですから,視察の意義がそこにあるのかどうか伺いたいと思います。



◆(谷田部委員) 私も飛行機の設計をやったりしてきたのですが,溶接ひずみが50ミリとは,通常では考えられないのです。百聞は一見にしかずで,僕は1回見た方がわかりやすいなという感じがしますので,ぜひ計画していただきたいと思います。



○(中島[文]委員長) 今の中島明子委員の御意見もあるのですが,特に五十数万個による補強部材がなぜ必要なのかとか,33億円が増額補正されたことについて十分審査した方がいいという立場で,大変遠いですが日帰りで委員長としても現地視察を提案したいと思っています。それにかかわって,例えば大さん橋についてはいいのですが,津の製作所ではどういう部分が視察できるのか当局からも御意見を聞きたいと思います。



◎(金田港湾局長) 実は桁梁部分に,今回一番大きな溶接ひずみが生じているわけでありますけれども,津では鉄板を購入しまして,桁梁をだんだん切っていく全工程がわかります。工場によりましてはレイアウトがしっかりしてないと,作業を見ることが危険なところがございますので,そういう意味では非常にわかりやすい場所ではないかと思います。

 それから場所的にも,鉄鋼メーカーが各地に散在していまして,現実に日帰りで行けるところは津でございまして,それ以外は九州,場合によっては海外になりますので,現実には安全にかつ日帰りできるところは津で,そして桁梁製作の全工程が見られるのではないかと感じています。



◆(佐藤[行]副委員長) 素人だからわからないという,今の中島委員の意見は問題だと思います。我々は素人だから,今言っているひずみがわからないし50ミリが大きいのか少ないのか,できないと言われているのを図面を見てもやはりわからないので,僕も製造現場にいましたけれども,鉄則は現場で現物を見て,その上でいろいろな知識を入れながら論議をすると,よく教えていただきました。そういう意味からすると素人だからこそ,現場,現物を見る。厳しい日程ではありますけれども,大切な税金を投入するに当たって,ぜひ委員長にやっていただきたいと強く要望しておきたいと思います。



◆(池谷委員) 今回33億円の補正を本会議から当委員会に付託されてきているわけです。大変な額ですし,これは当然この委員会の中である程度の方向性を出さなければいけない。そうなってまいりますと,我々が審査をここでするわけで,幾ら素人であってもあらゆるものの情報は吸収しておかないといけない。そういう面では,今意見も出ましたし,委員長がまとめつつある視察は積極的にやっていくべきだと,私はそう思います。



○(中島[文]委員長) 今の池谷委員の御意見にもありましたとおり,我々も現地視察をしながら精査の材料にすることがありますので,大さん橋客船ターミナルの現地視察は,きょうじゅうにさせていただいて,津の現地視察については明日早朝からということをお諮りしたいと思います。この件については,異議がなければ確認を願いたいのですが,もし採決した方がいいのであれば,採決したいと思うのですが……。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[文]委員長) 中島明子委員,どうでしょうか。



◆(中島[明]委員) 一応,団の意向もありますので,相談させていただいてよろしいですか。



○(中島[文]委員長) そうですか。では,中島明子委員以外は,これについて御確認を願ったということで委員会として視察をさせていただきたいと思います。



◆(伊波[洋]委員) 団に持ち帰って諮るのなら,時間がないので,ここで採決して決めていかないとタイムスケジュール的にも難しいでしょう。



○(中島[文]委員長) 中島明子委員は,今,団へ相談に行かれますか。



◆(中島[明]委員) 団会議を開くところまではいきませんけれども,相談はしたいと思っています。



○(中島[文]委員長) この場で採決してよろしいですか。



◆(中島[明]委員) 結構です。



○(中島[文]委員長) 採決の前に御意見ありますか。



◆(河治委員) 団で相談することは必要だと思うので,それは委員として審議する,精査するのもそうですけれども,視察そのものについて団の確認が必要ならば,短時間で相談するのは構わないんじゃないですか。



◆(池谷委員) 前例があるかないかわかりませんけれども,採決すべきものなのかどうなのか。ただ,視察ですから,行けないのなら行かないで,団の意向もあるのでしょうからそういう形もあるのではないかと,私は思います。方向的には行く方向なら確認しておいていただいて,団のいろいろな都合で行けないということであるならばやむを得ない。私どもは調査したい意向です。



◆(中村委員) こういうものを採決すること自体がおかしい。委員長の権限で必要と認めて行くことになれば,本来的には委員会でやることだから行った方がいいと思うけれども,行かないのであればやむを得ないと,私はそう思います。



○(中島[文]委員長) 各委員からも確認をめぐっての御意見も出されましたので,この2カ所の視察については委員会全体の総意として視察を行うということで,ネットさんについては,なるべく御参加いただけるように後ほど団の方で諮っていただきたいと,一応確認させていただきたいと思います。

 引き続き質疑を行います。



◆(谷田部委員) 過日の本会議で,各会派が,議案関連等々の質問もございました。また,この議案が提案されて以来,過去の質疑の内容を見ましたが,基本的な部分で資料をいただき見せていただいた上で,この委員会で審査したいと思いますので,私の方から仁田委員と同様に何点か資料をいただきたいと思います。

 まず,建築工事に関して3工区,あるいは1期,2期工事とありますけれども,これの契約金額,契約期間,さらに契約の相手がわかる資料をいただきたいと思います。

 それから,今回の契約変更後の各工区別の契約金額がわかる資料をいただきたいと思います。

 また,今回の補正の増額分33億円のうち4億円は別として29億円の内訳の資料をいただきたい。

 それから,既に基礎工事は完了していたと理解しているわけでありますけれども,新たに鉄骨量が3,585トン増加したことによる基礎工事の安全性に関する資料をいただきたいと思います。

 さらに,先ほど基本設計その1で,この構造が成り立つかどうか検討したということでございますけれども,コンペのときから基本設計その1,その2,着工時,さらに今回の設計変更に至るまでの建築工事費の明細をいただきたい。

 それから,平成13年度当初予算で計上していた,先ほどの4億円の内訳についても改めていただきたいと思います。

 さらに,今回の建築工事のもととなっている基本設計その1,その2について,実施設計に関する契約書の写しをいただきたい。

 また,その中で内容に変更があれば,その変更内容もいただきたいと思います。それから,その内容を取りまとめた詳細のわかる資料があればいただきたいと思います。

 先ほども出ていました設計業務の委託契約にかかわる設計者からのいろいろな書類も来ていると思いますが,できましたらその写しもいただきたいと思います。

 先ほど仁田委員からもありました機能債について,私の方は償還計画の詳細がわかるものがあればいただきたいと思います。

 きょう,この模型を見せていただいて,なるほどすばらしいコンペの内容だというのと,技術的にはかなり難しいなというのが実感でして,現地を見ながら,私としても民主党としてもこれから十分審議したいと思います。



○(中島[文]委員長) ただいまの谷田部委員の資料請求についても,委員会として要求することにしたいと思います。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



◆(伊波[洋]委員) 私どもの党も議案関連で質問させていただきましたけれども,発注者である行政の意思が十分に発揮できないようなコンペ形態ではなかったかと思っているところでして,この事業全体の経過を知るためにコンペから現在までの設計変更に至る経過にかかわるものとして,1,コンペ応募要領,2,コンペから現在までの経過,3,実現性を検証した調査の概要,4,設計変更の主な協議経過,それにかかわる資料をぜひともお願いしたいと思います。

 それから,今回の設計の大きな理由である溶接ひずみの原因箇所にかかわるわかりやすい資料。先ほど素人だからという話もありましたけれども,現実に私たちも極力素人ぶっていますから,わかりやすいものがあればうれしいと思っています。

 それから,最後に本ターミナルの利用計画について。つくったはいいけれども,あまり利用されないようでは大変な話になってしまいますし,すべての償還にも関係してくるわけですから,利用計画をどうやって立てているかの資料を要求したいと思います。



◆(河治委員) それぞれ全体の概要ということですけれども,特に33億円の内容との関係で,変更内容と変更部分にかかわる明細をお願いします。33億円の明細ということで谷田部委員からも資料要求が出されているけれども,増加する部分と減額する部分と,工事内容の変更がわかる資料を見て審査したいと思うし,金額が大きく膨らむという点では,特にそういうコンペ要綱の資料もお願いします。

 そして,概要と言われましたが,基本設計その1についての報告書があると思うのです。どういう形でこれを評価しているのか。それが,基本設計その2に移っていく,その報告書をいただきたいと思います。

 それから,本市が契約そのものを変えて発注したという点では契約約款。それから,このひずみは,工事着手した後の時期の6月ごろの試作によってわかった。それがことしの5月にまとまったとの報告がありましたが,試作でわかった部分が,今まとまるというのはあまりにも時間がかかり過ぎるのではないかと思います。そういう意味では工事着工後,どういうふうにやって,何に気がついたのか,わかりやすい資料をぜひお願いしたいと思います。



◆(中島[明]委員) これだけの膨大な資料を15日にいただいていきなり質疑というのは,非常に厳しいと私は思います。できれば,きょうは無理でしょうけれども,あしたじゅうにはいただけないものでしょうかと,要望として出しておきます。



○(中島[文]委員長) 今の要望については,後ほど資料を確認する中で,これはきょう中に出せるとか,時間がかかるとかをまとめておいてください。



◆(中村委員) 今回の議案は一番重大で,だれでも関心がありますし,我々も常任委員会のメンバーとして団に説明しなければいけないものもあるわけです。ですから,当局は大変だと思うけれども,例えば我々自身もあした新幹線の中で勉強もできると思うし,でないと1日取られちゃって勉強も不足しますので,ぜひ出せるものは早急に出してもらいたいと要望しておきます。



◆(大滝委員) ひずみの原因別に,工事発注後の鉄骨量と鉄骨の増加比率を一覧表で出してください。

 工事請負契約が結ばれてから現場に事務所ができて,当然のことながら設計者と発注者と施工者側との協議体があったと思うのですが,どういうメンバーで,どんなサイクルで行ってきたのかも教えてください。

 それから,建築基準法の許可で,もちろん設計変更ですから,法的に変更になっている部分があるのだろうと思います。それがどういう手続を経て,どういうふうな形で今回クリアされているのかも教えてください。

 それから,コンペが行われてから工事請負契約が締結されるまでの間にコンペ機関で当選者が決定し,基本設計のその1が行われ,その2がまた行われる。実施設計と請負契約は,こういう形の流れがあるのですが,コンペが行われてから基本設計その1に入ったのがいつで,終わったのがいつか。これをチャートにしてくださいませんか。

 それに付随した資料で,例えば基本設計その1では,どういうことが検証されたのか。どういう仕事の内容だったのかも含めて教えてください。

 それから,これだけの複雑なものでありますから,当然のことながら耐震設計などは相当綿密に行われていると思います。しかし,こういう時期でありますので,ぜひこの点も確認しておきたいという意味で資料として出していただきたいのですが,耐震設計に当たって,どういう地震を想定して,どういう波を加えて,どういう解析をして,どういう検証結果が出ているのか。基本設計,実施設計の中で,それはもちろんきちんと図面に残されていると思うのですが,先ほどもちょっと話がありましたように基礎の部分だけではなくて,3,500トンを超える鉄骨量がふえたことも検証され,その範囲の中にあるのかどうかということもきちんとしておきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。

 今回,この耐震設計上の問題で鉄骨量がふえて設計変更した部分があるのかないのか。あるとしたら,どれぐらいなのか,内容的なことも含めて教えてください。

 コンペに当選したときの図面の内容が,厚い大きな本になって公表されているわけですが,そのときの図面と今回,工事請負契約を結ばれて実際に着工されている図面はかなり変わっています。例えば長さが短くなっていますし,規模は小さくなっているわけです。それから,一部,駐車場や交通広場の部分がありますが,地下がなくなっています。つまり,基本設計1,2,それから実施設計に至る過程で大きな変更がなされているわけですが,その変更が設計者の判断で変更されてきたのか。いつどの段階で変更して,今日のこの姿になっているのか。これは発注者の指示によるものか,設計者の判断でそういうふうにしたのか,この請負契約までの要綱の金額と,変更金額との関係においても説明できるような資料として,これもいただきたい。

 先ほども出ていますが,多目的ロビーがどのように使われるかは,きわめて私どもも心配している部分です。利用計画の部分に入るのかもしれませんが,来年の暮れには供用開始されるわけでありますので,どこがこれを請け負って管理するのかと,これも新聞記事で話題になってはおりますが,ターミナルの中のレストランに申し込みがなく不調に終わりました。今後の運営において大変重要な問題になると思われますので,これについては,どういう方法で今後クリアしていくのか,少しは検討していることがあれば教えていただきたい。

 最後に,出店契約がなかったことにもつながるんですけれども,このターミナルはどういう意味を持つのか。建設されていること自体知らずにこれだけ巨額な補正が今回組まれたことで新聞に報道されて初めて知った人も相当いるのです。しかし,このコンペで当選者が決定して以来,この構造物そのものは世界中の主要な建築雑誌に載ってひとり歩きしている。昨年はニューヨークの近代美術館で,この展覧会まで開かれたぐらいです。いろいろなところで,これが話題になって,この建物の意味や建物そのものの美しさは建築学的にひとり歩きしています。ところが市民はほとんど知らない。

 工事請負契約締結後に,横浜市としてはこの構造物についてどういうPRをしてきたのか。今後,それをどんなふうに考えていくのか。集客数がどれぐらいあるかわからないということが出店者がなかった原因になっていること自体,これだけの巨大な構造物をつくっているにもかかわらず,そういうことが広報に出店者の意見として出てきていること自体,怠慢だと言わざるを得ません。そういうことも含めて,どんなPRをやっていたのか。今後,どんなことをするのか,それらも資料として出してください。



◆(佐藤[行]副委員長) 建物空間の接合方法がピアノ線を使って,この建物を固定すると聞いているのですが,それをわかりやすく書いてある構造などの部分の資料をお願いしたいのが1つ。今,耐震の問題が指摘されていましたけれども,これから何十年も使っていくときにゆがみやひずみが十分想定されるのですが,その安全対策。あるいは毎年の定期点検の方法で特に,海外などを見ると橋が落ちたりなどもしているわけで,初めてということは,それなりのリスクがあるのでしょうから,安全性を経時的に確立しながらチェックできるような仕組みがどのようになっているのかがわかる資料があればいただきたいと思います。



○(中島[文]委員長) 今まで出されております資料要求の確認と,なるべく早く出していただきたいのと,たくさんの資料なのでばらばらになってもいけないし,15日の審査もなるべく効率よくやりたいので,できたら通し番号をつけて11名分ファイルにしたものができるかも含めて御報告していただきたいと思います。



◎(金田港湾局長) 今,総務部長からもう一度確認させていただきますけれども,先ほど中村委員がおっしゃったように,基本的には出せるものは一刻も早く出して御審議をお願いしたいと思います。



◎(沼澤総務部長) それでは資料の確認をさせていただきます。

 公明党からは総事業費251億円の内訳,変更前後の事業費,財源構成として市債発行予定額,機能債の償還,収支見込み。それから機能債に係るランニングコスト。建築工事の契約内容を確認するための建築工事の契約書の写し,基礎工事も含めまして各工区ごとのすべて。それから工事監理を設計者に委託しているが,その工事監理業務委託契約書の写し。そのほかに追加がございまして,鉄骨量の増加に関しての内訳。それから,協議会でどのようなメンバーで,どのサイクルで実施されたのか。設計変更がどういう手続でどういう形で行われてきたのかが明確にわかるもの。コンペから基本設計までをチャートであらわしたもの。検証の中身,耐震設計,どういう設計内容で,どういう波を想定して解析されたのかがわかるもの。鉄骨量がふえた場合はどの部分がふえたのか。それから,コンペの応募の中身で今回の設計と大分変わっているのですが,その変更がどの段階で,どういう形で決まってきたのかがわかるもの。多目的ロビーはどこが請け負って管理するのか。ターミナル出店希望者について,今後の募集計画はどう考えているのか。それからターミナルの意味を知らない市民が多いので,これまでどういうPRをして,今後どういうふうに生かしていくのか,その辺のわかるものでございます。

 民主党からは,建築工事に関しまして工区別,工期別の契約金額及び契約期間,契約の相手方がわかる資料。契約変更後の工区別の契約金額がわかる資料。今回増額された29億円の内訳がわかる資料。鉄骨量が増加した時点で,既に基礎工事は完了しているが,新たに荷重が増して既存の基礎で安全性が保たれるかどうかがわかる資料。コンペ時から基本設計その1,その2,さらに着工時,今回の設計変更に至るまでの建築工事費がどのように変わってきたかがわかる資料。平成13年度当初予算で計上していた追加の4億円の内訳。建築工事の基礎となる基本設計その1,その2及び実施設計に関する契約書の写しと,変更がある場合には,変更契約書の写し,その内容をまとめたもの。設計業務委託契約にかかわる設計者からの各種届出書類の写し,この経営事業の財源である機能債の償還計画に関するもの。接合方法としてピアノ線を発注した図解でわかる資料。安全性が経時的にわかるような仕組みは,どのようになっているかという資料です。

 自民党からは,全体の経過を知るためにコンペから現在までの設計変更に至る経過にかかわるもの。その1つとしてコンペ応募要領,コンペから現在までの経過,実現性を検証した調査の概要,設計変更の主な協議経過に関する資料。今回の設計変更の大きな理由である溶接ひずみの原因,箇所等に関するわかりやすい資料。最後に本ターミナルの利用計画について。

 共産党からは施工内容,変更内容,部分内容の増減がわかる資料。コンペ要綱の資料。基本設計その1の報告書,契約約款。ひずみ等で工事着工時の事業,時系列でわかりやすく。

 ネットの要望としては資料はなるべく早くということです。



◆(河治委員) 33億円の増額のわかるものと,その工事内容というつもりで資料要求したんです。



◎(金田港湾局長) はい,わかりました。



◆(仁田委員) 今確認いただいた中で,先ほど大滝委員から出た,大事なことなので,キーワードだけ鉄骨量については原因別の量と増加比率,これをお願いしたい。それから,建築基準法というキーワードが抜けていたので,その点くれぐれもお願いしたい。今回も大変時間がかかった要因の一つでもあるかと思いますので。



○(中島[文]委員長) それでは,資料確認も終わって,当局からなるべく早く。先ほど要望したようなことでなるべくばらばらにならないように通し番号をつけてファイルでということも要望させていただきたい。

 まだ御質問等があろうと思いますけれども,資料要求も多数出されましたので,市第35号議案関係部分についての本日の審議は継続ということにさせていただきたいと思います。

 それで,午後の視察時間を副委員長とも確認させていただきましたけれども,1時半に市会のバスで行きたいと思いますので,よろしいでしょうか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(中島[文]委員長) 明日の三重県津の製作所の視察については,後ほど事務局から皆さんに行程等の資料をお配りさせていただきたいと思います。

 それでは,次回委員会については,明日,津行きがありますので,15日,午前10時に委員会を開会したいと思いますけれども,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[文]委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 先ほど決定いたしました視察と,次回委員会につきましては文書による通知は省略いたします。

 なお,お手元の関係資料は次回委員会に御持参願います。

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△閉会宣告



○(中島[文]委員長) 以上で本日の委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午前11時51分

               経済港湾委員会

               委員長 中島文雄