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神奈川県 横浜市

平成13年 福祉衛生環境保全委員会 P.1  12月13日−16号




平成13年 福祉衛生環境保全委員会 − 12月13日−16号









平成13年 福祉衛生環境保全委員会



               福祉衛生環境保全委員会記録

◇開会年月日      平成13年12月13日(木)

◇場所         市会第二会議室

◇時間         午前10時01分開会

            午前10時38分休憩

            午前10時40分再開

            午後0時48分休憩

            午後1時53分再開

            午後2時21分休憩

            午後2時23分再開

            午後3時12分閉会

◇出席委員       12人

  委員長    中島憲五君(民主党)

  副委員長   川口正寿君(自民党)

  副委員長   岩崎ひろし君(共産党)

  委員     酒井喜則君(自民党)

  委員     角田和宏君(自民党)

  委員     横山正人君(自民党)

  委員     松本 敏君(民主党)

  委員     横溝富和君(民主党)

  委員     石井睦美君(公明党)

  委員     加納重雄君(公明党)

  委員     中家治子君(共産党)

  委員     宗形もと子君(ネット)

◇欠席委員    なし

◇傍聴議員    なし

◇出席理事者

  助役                 藤井紀代子君

 (環境保全局)

  環境保全局長             土田 稔君

  総務部長               岡本忠夫君

  調整部長               香林仁司君

  公害対策部長             福島徹二君

  環境科学研究所長           平本俊明君

                             ほか関係職員

 (福祉局)

  福祉局長               田中克子君

  介護保険担当理事           甲能 迪君

  総務部長               松野完二君

  地域福祉部長             田村和正君

  生活福祉部長             岸 義信君

  児童福祉部長             合田加奈子君

  障害福祉部長             原  賢君

  介護福祉部長             上野和夫君

                            ほか関係職員

 (衛生局)

  衛生局長               鳥羽和憲君

  総務部長               渡辺興三君

  施設整備部長             高山喜良君

  福祉保健連携等担当部長        木村欣照君

  生活衛生部長             兼近庸喜君

  医療対策部長             酒匂芳興君

                            ほか関係職員

◇市会事務局

  委員会係長              屋代英明君

  議事課書記              佐藤洋一君

  調査課書記              岩本克雄君

◇議題

  環境保全局関係

   1 報告事項

    (1)(株)三興企業品濃町産業廃棄物処分場について

  福祉局関係

   1 市第56号議案 横浜市後見的支援を要する障害者支援条例の制定

   2 市第59号議案 横浜市福祉保健活動拠点条例の一部改正

   3 市第60号議案 横浜市地域ケア施設条例の一部改正

   4 市第61号議案 横浜市保育所条例の一部改正

   5 市第73号議案 港南区福祉保健活動拠点(仮称)用建物の取得

   6 市第84号議案 平成13年度横浜市一般会計補正予算(第3号)(関係部分)

   7 請願審査

    (1) 請願第11号 政府の「医療制度改革」に対する意見書の提出方について

    (2) 請願第12号 同件

    (3) 請願第13号 小児医療費助成制度等の拡充について

    (4) 請願第14号 保育の公的保障の拡充を求める意見書の提出方等について

   8 その他

    (1) 寄附受納について

  衛生局関係

   1 市第62号議案 横浜市斎場条例の一部改正

   2 市第63号議案 横浜市墓地及び霊堂に関する条例の一部改正

   3 市第64号議案 横浜市精神障害者生活支援センター条例の一部改正

   4 請願審査

    (1) 請願第20号 遺伝子組み換えイネの食品等への承認反対に関する意見書の提出方について

   5 陳情審査

    (1) 陳情第14号 がん治療薬認可を求める意見書の提出方について

  調査案件

   1 福祉施策の推進について                 (継続審査)

   2 保健衛生及び医療供給体制の推進について         (継続審査)

   3 環境保全施策の推進について               (継続審査)

開会時刻 午前10時01分



△開会宣告



○(中島[憲]委員長) これより委員会を開会いたします。

 上着の着用は御自由に願います。

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△傍聴許可願いの取り扱いについて



○(中島[憲]委員長) 初めに,お諮りいたします。

 福祉局関係の請願第14号について,沢野昌郎さんより傍聴許可願いが提出されておりますが,この取り計らいについて各委員の御意見を伺いたいと思います。



◆(松本[敏]委員) 前々から議会運営委員会等で議論されておりまして,傍聴者の便に供するためモニターを入れさせていただいております。モニターでごらんいただければ,我々の論議内容が十分伝わるのではないかと思いますので,委員長の方でさよう取り計らっていただきたいと思います。



◆(中家委員) 委員会規則の中でも,委員会が認めれば傍聴ができると規定されていると思います。他都市も含めて,直接傍聴することはまさに時代の流れ,市民からの要求の部分でもありますし,ぜひ認めていただきたいと思います。政令市などでも,時間制限があっても,請願趣旨などについての説明を請願者が直接行っているところもありますので,モニターだけではなくて,ぜひ直接傍聴を認めるように取り計らっていただきたいと思います。



◆(宗形委員) 私も,確かにモニター放映が始まったのはいいことだと思いますが,かなりの議会が直接傍聴を行うということで,それぞれの委員会室を工夫しながら傍聴を認めているということから,横浜市議会でも,希望があった場合にはそれにこたえていって,さらにもう一つ先へ進んでいきたいと思いますので,ぜひ傍聴許可をしたいと思います。



○(中島[憲]委員長) それぞれ御意見が出てまいりましたけれども,傍聴許可願いにつきましては,挙手をもってお諮りいたしたいと思います。

 傍聴許可願いについては,許可とすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手少数。

 よって,傍聴許可願いにつきましては不許可と決定いたします。

 ただいまの決定事項につきましては,事務局より申請者へ連絡願います。

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△(株)三興企業品濃町産業廃棄物処分場について



○(中島[憲]委員長) それでは,環境保全局関係に入ります。

 (株)三興企業品濃町産業廃棄物処分場についてを議題に供します。

 当局の説明を求めます。



◎(土田環境保全局長) (株)三興企業品濃町産業廃棄物処分場につきまして,お手元に配付させていただきました資料に基づき御説明させていただきます。

 1の処分場の概要でございますが,設置場所としましては戸塚区品濃町1622の2ほかでございまして,設置届につきましては昭和61年9月で,作業を開始しましたのが昭和62年4月でございます。

 現状の埋立面積は2.6ヘクタールでございまして,許可容量は68万立方メートルでございます。

 取扱廃棄物につきましては,産業廃棄物として,燃えがら,汚泥,廃プラスチック,紙くず,木くず等でございます。

 また,特別管理産業廃棄物としましては,廃石綿,アスベストですが,その埋め立ても行っております。

 2の処分場の現況でございますけれども,写真にあるような形が現状でございまして,埋立処分については,許可条件に違反していることから,本年3月に事業停止命令をかけ,新たな荷の搬入については行わないということで来ております。しかし,事業者は,現在も処分場の維持管理のための作業は行っているということでございます。

 また,生活環境保全上支障が生ずるおそれがあることから,やはり3月に措置命令をかけておりまして,内容としましては,横浜新道側ののり面改善と,覆土やシート等による廃棄物飛散防止措置を中心に措置を行えということで,そうした作業を現在継続しております。

 3の指導経過等でございます。適正な埋め立てを行うよう指導をこれまで重ねてきているわけですが,昨年11月に許可容量を超過していることが測量によって判明したということでございました。12月に廃棄物の搬入を停止する事業停止命令を行いました。さらに本年3月には,生活環境保全上の措置を講ずるよう措置命令を発令しましたが,事業者は,命令期限を過ぎても履行が完了しませんでしたので,現在,産業廃棄物処理業の許可を取り消すための手続を進めているところでございます。

 4番目の事業者への監視,指導の継続でございますが,許可取り消し後においても,施設を適正に管理し改善する義務は依然として事業者にあります。現在の事業者は,措置命令の履行作業を行っており,今後も継続して作業を進めていくとしております。できる限り事業者責任で履行するよう,引き続き指導監督を行ってまいりたいと考えております。

 事業者からは,現状では,命令の内容に対して7割,8割程度の作業が行えているという報告を受けております。本市としては正確に把握しておりませんが,事業者報告ではやや少ないかということで,現在では,事業者は年明けにはきちんと命令を完了させたいという意向を示しております。

 この間いろいろございましたが,参考として時系列的な内容を掲げさせていただきました。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(横溝[富]委員) 4の事業者への監視・指導の継続で,今後も継続して作業を進めていこうとしていますので,できる限り事業者責任で履行するよう引き続き監視・指導ということですが,できる限りということは,必ず最後までやるように指導するのか。この文面からすると,ある程度いいよというとらえ方ができるんですが,そのあたりについてもう少し説明いただきたいと思います。



◎(土田環境保全局長) 本年1月ころ,この企業自体が倒産の状況に追い込まれまして,その時点で100億円を超える負債があるという報道がなされておりました。そうしたことを受けまして,倒産しますとこれを整理する事業者がなくなってしまうということで,その際には,行政代執行を行うことが制度としてはございます。しかし,代執行の経費につきましては税金を使うということですし,かかった経費を,責任ある人に請求できるということはありますけれども,現在企業の存続自体が危うい面もあることから,現在では代執行ではなく,できるだけ今の事業者にやらせるという指導をしてまいりたいということでございます。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,ある程度の期限を区切る中で,そういった判断をしていくという意味合いになるんでしょうか。



◎(土田環境保全局長) 内容にもよりますけれども,今年の3月に6月末と8月末までにやりなさいという命令をかけました。ところが,実際にはそれがやれなかったことで,事業者から9月末まで延期してほしいという要請がございました。命令の期限を延期する考え方はございませんので,処分するのを待つという対応をしてきたところ,9月末になりましても結果的にはすべて完了できなかったことから,今回,土地の処分を行うことにしたものでございます。したがいまして,一刻も早くということでございまして,既に私どもの命じた期限は過ぎているわけでございます。



◆(横溝[富]委員) 先ほど税金を投入するという言葉が出ていましたけれども,どうもすっきりしない部分があると思います。このあたりについては,当事者側に強く,その辺の指導力をもっと発揮していただきたいと思っています。市民の気持ちとしては一般的には,こういうものに税金を使うのはどうだろうかという思いがあるのではないかということを意見として申し添えておきたいと思います。



◆(宗形委員) 6月に三興企業から,履行期限延期願いが提出されていて,それから延ばしたということですけれども,今回履行期限延期願いは出されなかった。また延ばすことはできたのですか。



◎(土田環境保全局長) 先ほども申し上げましたけれども,命令ですから期限を延ばすという考え方は全くありません。命令に違反した場合には,1つには許可の取り消しがございます。したがいまして,許可の取り消しを即行うことなく少し待ちましょうということで,命令自体は6月末と8月末の期限がそのまま生きております。



◆(宗形委員) それから,今は許可を取り消すための手続をしていらっしゃるということですけれども,既に昨年12月に事業停止命令をしているわけですね。この事業停止命令は,この間厳正に守られてきたのでしょうか。散歩をしていたら,廃棄物を搬入する車が入っていくのを見かけたという話を戸塚区の方から何回かお聞きしたりしたものですから,お聞きするんですが。



◎(土田環境保全局長) 三興企業は,品濃町の処分場の数百メートル離れたところに積みかえ施設を持っておりまして,そこには積みかえをやってはいけないという停止にはなっておりませんで,商売としてやっていました。そこのごみが一時こちらの処分場に搬入されているというお話も市民の方からありましたので,何度か監視に行っていますが,なかなか証拠がつかめないという状況がございました。

 ただ,量から見まして大量に入っているということはありませんで,山積みにして,積みかえ施設に入りきれなくなったのを一時置いたということがあったのかとは思います。それ自体は命令に違反しているんですが,警察に相談しましても,明確な証拠がないことから対応し切れないということでございます。ただ,大幅に命令に違反して商売をやったということはございません。



◆(宗形委員) その積みかえ施設というのは営業を続けられるわけですか。



◎(土田環境保全局長) 罰則には,事業の停止と業務許可を取り消すことと2つあります。事業停止は,何日間事業を停止しますということで,例えばことしの3月に180日間停止をかけ,それが切れたとき,引き続き命令が履行されていないからまた60日ということで,ずっと事業停止をかけています。一方,許可の取り消しは,一切商売ができなくなるということでございます。



◆(宗形委員) そうしましたら,今は紛らわしいという事態がありますけれども,許可取り消しの手続が終わったときには,一切積みかえもできなくなるということですか。



◎(土田環境保全局長) 産業廃棄物の処理を業として行うことはできなくなると思います。



◆(石井[睦]委員) この業者が今やらなければいけないことは何なのですか。



◎(土田環境保全局長) 2段階ありまして,1つには,生活環境保全上の措置を講ずるということで,急傾斜であるとか,廃棄物の飛散などをとりあえずきちんとしなくてはいけないということが一義的にありまして,それが措置命令の内容でございます。

 ただ,それをやりましても,許可に違反しているかどうかはまた別の問題で,量は許可以上に入っていますから,それは外へ持ち出すなり何らかの措置で,許可条件に合うようにしなさいということが,次の段階の措置命令であります。



◆(石井[睦]委員) この種の事業は,継続して事業を行うことによって,三興企業が責任を持って修正作業までできるのではないかということを,ある面では他の場所でその事業を継続しながらやらせたわけですね。

 今回の場合,免許取り消しになると,現実的には今横溝委員が心配された事態も起こり兼ねないと理解するわけですが,確かに業者のために安易に税金をつぎ込むことは,だれしも反対だと思います。しかし,この文面からも現実的にそういう事態も想定されると理解できますが,その辺はどうお考えでしょうか。



◎(土田環境保全局長) 全く放り出してしまいますと,周辺の市民の方もこのままの状態では困りますので,やらなくてはいけません。先ほど申し上げましたように,事業者の報告ですと7割から8割くらい済んでいるということで進んでは来ております。そうした中で,もう一息,命令の内容を100%履行するように求めておりまして,今指導しているということでございます。



◆(石井[睦]委員) 三興企業については,これまでもいろいろな形で議会でも問題になっていたわけで,許可以上に搬入していますよということが,この文面でも具体的に報告されているわけです。

 ここまでの報告を本委員会でするのであるならば,7割,8割という非常にアバウトなことではなくて,数値も含めてきちんとすべきではないのか。逆に言うと,そのくらい厳しくこの問題については見ていかなければならないと思います。ある面では,横溝委員が言われたような基本姿勢は皆さん持っていますけれども,当局だけではなくて一定の場面においては我々も,一つの解決策として,税金も含めて検討しなければいけない。そこまで視点に置かなければいけない事業であることは事実ですし,また事件であることも事実だと思いますので,その辺はきちんと把握をお願いしたいと思います。

 それから,この事業との関連でいくと,修復作業というのがありました。産業廃棄物処分場の跡地をどう変えていくのかということで,住民の方の意見も入れながらいろいろ絵ができていたわけですね。そこまでの責任はどういうふうになるのか。

 逆に,横浜市としては,何しろ現状で許可基準の範囲内でのり面などをきちっとやってもらいたい。そこまでで三興企業の責任は終わるのか。それとも,その後の修復作業から,地元との合意事項にのっとった産業廃棄物処分場の跡地利用まで三興企業が責任を持ってやるのか,この辺はどうでしょうか。



◎(土田環境保全局長) 私どもとしては,跡地をどうするか全く決めてはおりません。あくまでもこれは民地でございまして,それから三興企業の土地でもないわけです。三興企業も一部は持っておりますけれども,いろいろな地主から借りて埋め立てを行っていることから,三興企業として地元の要望を聞いていると思いますが,これを修景するところまででとりあえずは終わるかと思います。市民の方々はいろいろな要望をしておりましたけれども,地主との関係では,今のところまだ全く白紙の状態でございます。



◆(石井[睦]委員) 三興企業とのこの問題は,四,五年前からいろいろな議論があって,おととしに,跡地はこういうふうにしますよ,三興企業にも一定の了解を得ていますよという話は当局からもありましたね。現実にその絵も我々は見せてもらいました。

 今の局長の答弁からすると,それは何だったのかという話になってしまうのですが,少なくとも地元の方にとっては,違法な形で長くこの事業が繰り返されていたという怒りがあるわけです。その代償として跡地が公園になったり,木を植えてもらったり,確かにそれはプレゼンテーションの段階だという話と言ってしまえば,それはそれで終わってしまうんでしょうけれども,そういうものに対して地元の方は大変期待を抱いていたわけです。

 そういう方向性で誘導する責任は三興企業にあるのか。それとも地権者である方々と横浜市が話し合いの中で,地元の方々が求めているような整地作業も含めた跡地の使い方を,どちらが主導的に行おうとしていらっしゃるんですか。

 今の答弁ですと,横浜市はそれは関係ありません,あくまでも地主さんが判断するんですからという話になってしまっているわけです。実際はそうではなくて,地元の大きな不満に対して,横浜市が間に入って,跡地を公園にしたりという形を出したわけですね。この辺について実行してもらうためには,どこがどういう責任のもとで進めていかれるのか。



◎(土田環境保全局長) 三興企業が示したのは,木を植えたり,桜の花が咲いているような絵をかいてありますけれども,植樹は跡地の整備ということであったと思います。しかし,産業廃棄物処分場の跡地をどう利用していくかということは,一義的には地主の考え方になろうかと思います。

 それから,今まで過去200カ所ぐらいの処分地の使われ方を見ましても,もちろん公園になっているものもありますし,特別養護老人ホームのようなものになっていたりいろいろな使われ方をされていまして,それは地主がどう使うかということだったと思います。



◆(石井[睦]委員) 少なくとも,周辺の境木幼稚園の方も難波学園の方々も,隣に病院が建つなどということは今まで全然想定はしていなかったと思います。あくまで緑地になったり,公園になったり,余りにも汚いので高い木で覆ってもらうということを希望したと思います。

 難波学園にしても境木幼稚園さんにしても一定の了解を得た上での事業だったことも私は理解しております。一方的にどうこうとは言えないのですが,少なくともこれが一定の社会問題化した時点で,地元の方々にとってはそういう強い希望があったと思いますので,その辺は当局としてもお酌みいただいて,この地域の,皆さんが望んでいるような方向で進められればベストではないのかと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。



○(中島[憲]委員長) 意見でいいですね。特に答弁は。



◆(石井[睦]委員) これ以上の答弁は結構です。



◆(加納委員) まず,12月10日に聴聞会を設定して,新聞報道によりますと,それに来ていなかったということですが,その確認をさせてください。



◎(土田環境保全局長) 今回の取り消しをする場合には聴聞会という手続が必要となります。12月10日に設定しまして,会社に対して連絡はしましたけれども,欠席しているということでございます。



◆(加納委員) まず,聴聞会でどういうことを聞こうとしたのかが1点。それから,来なかったことに対する責任問題はないのかどうか。



◎(土田環境保全局長) 当局の処分が不当であるか,事実誤認であるという主張をする場として主に設定されておりますので,本市としては,来ないからけしからんとか,積極的にどうなんだと聞くことは考えておりませんでした。



◆(加納委員) では,当局の処分は不当だと言う場だということで,そこに来なかったことは,全く当局のおっしゃるとおりですという認識でよろしいんでしょうか。



◎(土田環境保全局長) 認識がどうかはわかりません。ただ,聴聞の機会に欠席し主張しなかったことは事実でございます。



◆(加納委員) 聴聞会に来なかったことを前提にして当局は今後どう進めていくのか。

 そして,社会問題化している今回の問題について,税金の投入もあり得るのかどうか,さまざまな観点で,今までの経緯を踏まえて当局側の責任についてはどのように考えていらっしゃいますか。



◎(土田環境保全局長) まず,今後の取り扱いは,許可の取り消しを進めることを,相手に通告しまして,それに対して聴聞の場を設けたけれども来なかったということですから,手続を進めてまいりたいということでございます。

 それから,これまでの指導の仕方に問題があったという御指摘でございますけれども,許可が守られていなかったという意味では,指導が十分でなかったということがあろうかと思います。ただ,昭和61年に許可を出したときには面積も大分狭くて,許可容量も少なかったのですが,面積が広くなれば許可容量がふえますので,オーバーしては隣の土地を借りてということを何度か繰り返してきまして,平成11年6月から7月にかけ10%ほど処分場をふやし,それに伴って処分量が10%ふえたことがありました。違法を続けてきたというよりも,違法をクリアするために,地主と交渉して処分場の面積を広げて違法性をなくしてきたということがございますので,一律の指導が非常にやりにくかったということはございます。



◆(加納委員) 結論的には,業者側が限られた範囲の中で知恵を出してやってきたがゆえに,当局としてはそこまで責任を持てなかった,責任はなかったのだという判断でよろしいでしょうか。



◎(土田環境保全局長) 先ほど申し上げましたように,許可容量をオーバーしていることについては指導が足りなかったと思います。ただ,これまで事業者側としましては,最終計できちんとすればいいではないかという主張がありました。昨年の暮れあたりからことしの年明けにかけまして,機械を購入して非常に細かくしていく減容作業をかなりやっておりました。許可容量が68万立米ですが,結果的にはそれほど効果がなかったということがございました。

 それから,以前には,産業廃棄物は焼却すれば容量としては非常に少なくなるということで,最終計を許可容量内におさめたいということであの手この手を使ってやってこられたということから,最終的には,現状でオーバーしているということで行政処分を行うことにしたわけでございます。



◆(加納委員) ですから,経緯はわかりましたけれども,指導責任はなかったという判断でよろしいんですね。



◎(土田環境保全局長) やはり不十分な面があったと思います。



◆(岩崎副委員長) 1点だけ確かめたいんですけれども,横溝委員が言われましたように,この報告文書の最後,できる限り事業者責任で履行するという,できる限りという言葉の中に,代執行になってしまう可能性が含まれているのかどうか,正確に判断してくれませんか。



◎(土田環境保全局長) 事業者が現在作業を行っておりますが,事業者が放り出してしまった場合には,崩落はほとんどないと思いますけれども,少なくとも飛散や臭気の対策については周辺住民の方から要望が出てくると思います。

 その際,直すべき人がいないからしようがないということにはならないので,最悪の場合には代執行があるかもしれませんけれども,その作業は三興企業に100%やってもらいたいということで指導しております。



◆(岩崎副委員長) 今の答弁は,つまり代執行の可能性はあるということですね。



◎(土田環境保全局長) 生活環境保全上支障がある状況が放置された場合には,やる人がいなければ制度として代執行ということになります。ただ,こういう状況をつくった人は存在するわけですから,その人に対して求償ということは当然出てきますけれども,現実的に求償できるかどうかとのかかわりで,できるだけ事業者責任でやってもらうという立場でございます。



◆(岩崎副委員長) つまり,代執行せざるを得ないこともあるということのようですけれども,それは当然代執行に伴う費用が出てくるわけですから,予算化され,議会が関与することになると思います。

 それで,責任がなかったのかということについて,不十分さはあったということですが,こういうことになるのではないかということは,議会としてはたびたび警告,議論してきていることですよね。

 私は,前の委員会がたまたま都計道路下水委員会でしたが,道路局がここの擁壁の下に新しい道路をつくっています関係で,廃棄物最終処分場の状態が危険で何らかの処置をとらなければいけないという議題のときにも議論しています。

 そのとき環境保全局も出ていられて,そういう事態になるということは,各委員からも言われていたわけです。だから業者に対して相当厳しく指導しないと,結局最後は市が何らかの費用をかぶってしまうことになるのではないか。だから急いで,しかもきちんと厳しくやる必要があるということが再三言われているケースなんです。

 だから,きょうは報告ということのようですけれども,これはそういう扱いでは済まないのではないかと思います。その見通しももっと正確にする必要があるし,企業が最後まで責任を持てるかどうかの実態も見きわめて,もう一度報告を緊急にしてもらいたい。

 もし代執行になるのだったら,できるだけ早くに,議会に正式に報告して議題にでもしないといけない問題ではないかと思いますが,局長はどう考えられているか。



◎(土田環境保全局長) この資料にも書いておりますように,現在,事業者責任で命令の内容を履行するよう指導しているということでございます。それがきちんとされれば代執行に至らないわけで,どの時点で事業者がどういう状況になるかは,これから見ていかなくてはわからないということでございます。



◆(岩崎副委員長) これ以上議論していてもうまくいきませんので,とにかく代執行という事態に至らないように,今はまだそういう指導ができている段階ですから,市としても方策を研究して,業者の責任で最後まで仕上げてしまわせるというところへ,全力を挙げてほしいと要望しておきます。



○(中島[憲]委員長) よろしいですか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) ほかに発言もございませんので,本件につきましてはこの程度にとどめたいと思います。

 それでは,環境保全局関係は終了いたしましたので,当局の交代を求めます。

 当局交代の間,暫時休憩いたします。

        休憩時刻 午前10時38分

        (当局交代)

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        再開時刻 午前10時40分



○(中島[憲]委員長) 委員会を再開いたします。

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△市第56号議案の審査



○(中島[憲]委員長) 福祉局関係の審査に入ります。

 市第56号議案を議題に供します。

   市第56号議案 横浜市後見的支援を要する障害者支援条例の制定



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 議案書の41ページをお開きください。

 市第56号議案横浜市後見的支援を要する障害者支援条例の制定につきまして御説明申し上げます。

 43ページをごらんください。

 提案理由ですが,障害者や養護を行っている親等は,親等がいなくなったときや養護を行うことができなくなったときの障害者の生活について大きな不安を抱いており,この不安を解消することが障害者福祉分野の大きな課題でありました。

 このたび,後見的支援を要する障害者に対する支援に関し,横浜市及び市民の責務を明らかにするとともに,横浜市が行う施策の基本的事項を定めることにより,後見的支援を要する障害者が地域において安心して生活を営むことができる環境づくりを推進し,もって障害者及びその養護に当たる親等の安心を実現するため,条例の制定をお願いするものです。

 条例の内容について順に御説明します。

 41ページをごらんください。

 第1条は,目的についての規定でございます。

 この条例は,後見的支援を要する障害者に対する支援に関し,横浜市及び市民の責務を明らかにするとともに,横浜市が行う施策の基本的事項を定めることにより,後見的支援を要する障害者が地域において安心して生活を営むことができる環境づくりを推進し,もって障害者及びその養護に当たる親等の安心を実現することを目的としています。

 第2条は,用語の定義についての規定でございます。

 第1項では,障害者,障害者基本法第2条に規定する障害者,つまり身体障害,知的障害または精神障害があるため,長期にわたり日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者と定めています。

 第2項では,後見的支援を要する障害者を,現に福祉サービス等を選択して利用することができないため,生活を営むことが困難である市内在住の障害者であって,親等がいない,または親等が養護を行うことができない者と定めています。

 第3条は,市の責務についての規定でございます。

 市は,障害者及びその養護に当たる親等の安心を実現するため,後見的支援を要する障害者に対する支援施策を講ずるものとすると定めています。

 42ページをごらんください。

 第4条は,市民の責務についての規定でございます。

 市民は,ともに生活する地域社会の一員として,後見的支援を要する障害者が安心して生活を営むことができるように協力するものと規定しています。

 第5条は,自ら生活を営む努力についての規定でございます。

 後見的支援を要する障害者も,必要な支援を受けながら,地域においてみずから生活を営むことに努めるものと規定しております。

 第6条は,市の支援施策についての規定でございます。

 第1号から第6号までございますが,いずれも市が支援施策として実施するものを列記してございます。

 第1号は,後見的支援を要する障害者の生活に関する相談を受け,及び助言,指導等を行うことでございます。

 第2号は,民法の規定による後見開始,補佐開始または補助開始の審判の請求を行うために必要な支援を行うことでございます。

 第3号は,後見的支援を要する障害者が地域において生活を営むための場,及び費用の確保を行うことでございます。

 第4号は,後見的支援を要する障害者が保有する資産の保全または活用のための助言,あっせん等を行うことでございます。

 第5号は,現に障害者を養護している親等から,後見的支援を要する障害者に対する支援に関する相談を受け,及び助言,指導等を行うことでございます。

 第6号は,第1号から第5号までに掲げる支援以外にも,後見的支援を要する障害者に必要な支援を行うことでございます。

 第7条は,実施状況の報告についての規定でございます。第6条に掲げる施策の実施状況を,横浜市障害者施策推進協議会に毎年報告するものとしております。

 43ページをごらんください。

 第8条は,委任についての規定でございます。

 この条例の施行に関し必要な事項は,市長が定めることとしたものでございます。

 附則についてでございますが,この条例の施行期日を平成14年7月1日と定めております。

 説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) なお,本件につきましては,衛生局の木村福祉保健連携等担当部長及び大貫精神保健福祉課長が説明員として出席しておりますので,御了承願います。

 それでは,質疑に入ります。



◆(宗形委員) 今回私は,この条例を検討しました障害施策推進協議会の専門委員会の議事録を見せていただきました。その中に,各団体からの意見ということで,当事者の方たちからの御意見などがありました。先ほどの局長のお話にもありましたように,当事者の方たちは大きな不安を抱えていて,この条例でどんなことを期待していくのかということに大きなものがあると思います。

 私は,ぜひこの委員会で,当事者の方たちがどんなことを求めているのか,条例でどんなふうにこたえていったらいいのか,参考人の意見聴取をお願いしたいと思います。



○(中島[憲]委員長) 参考人の意見の聴取ですか。



◆(宗形委員) 参考人として,各団体の当事者に出席を得て,直接お話をお聞きする機会を委員会として設けていただきたいと思っております。



○(中島[憲]委員長) 今,参考人を呼びたいという御意見が出てまいりました。先ほど宗形委員がおっしゃった,検討していく段階において,さまざまな団体あるいはさまざまな個人の皆さんの意見といった資料はあるんですか。



◎(田中福祉局長) この審議会に基づいて開かれました検討委員会等につきましても,会議は公開になっておりますし,中身についても議事録として残してありますので,全部わかるようになっております。



◆(松本[敏]委員) この条例は,我が国でも画期的な条例になろうかと思いますので慎重に審議していきたいし,また積極的に審議に加わっていきたいんですが,今宗形委員から話がありましたように,これまでの協議会における議論の内容や関係者の要望等を,この常任委員会に資料として提出していただいて,それを読ませていただきながら議論していきたいと考えておるものですから,資料請求をお願いします。



◆(宗形委員) 参考人の意見聴取は……



○(中島[憲]委員長) 今,それらを含めて皆さんに御意見をいただいています。



◆(中家委員) 議事録があるということで,それは私も資料要求したいと思います。実際にそこでは語れなかった話も当然あると考えられますから,参考人として来ていただくことも考えられると思いますが,システム上そういうことが可能なのかどうかという問題が1つ。

 それから,この委員会の冒頭,請願者の直接傍聴の件の結論とは一緒には考えられませんけれども,請願人が直接,例えば請願趣旨を説明してやりとりをするとすれば,同じような形態になるのかなというようなことも考えています。できれば両方認めていただければいいとは思っていますけれども,システム上の問題もクリアしなければいけないとは考えています。基本的には,直接意見を聴取する場を委員会の中でも持つべきだとは思っています。



○(中島[憲]委員長) 私は,いい条例案ですからぜひ会期中に,それも速やかに上げていきたいと思うんですけれども,実は,参考人をこの定例会でやろうではないかというお話をしても,時間的な計算の問題があり,これをやっていきますと,例えばきょう決めたとします。それに対して何日間か準備期間があり,そしてさらにその関係の皆さんに都合を聞いたりしていくと,どう早くやってみても,今年度中に上げられるかどうかという計算になってしまうのではないのかなと思うんです。

 正直に申し上げて,そういう関係の人たちあるいはさまざまな団体の皆さん方の意見を局の方が十分にくみ上げていきながら,ここへ条例案として提案されているものだと思うんです。私たちはその情報についてもよく承知はしているんですけれども,なおこういう場所で議論を重ねていこうということですから,松本委員がその経過の資料,これは一字一句ぜひいただきたいと思っているんですが,その内容をもって臨んでいく方が,時間的なロスがないのではなかろうかと思いますけれども,なお皆さんの御意見をいただければと思います。



◆(宗形委員) 松本委員からも大変画期的な条例であるという御意見もあって,十分な時間をかけて審査する必要があると私はむしろ思っています。ある意味では全国初ということですから,この条例が与える影響も大きいと思います。

 議事録のお話がありましたけれども,私は議事録を事前にいただいて見て,その中で各団体から意見聴取しているのも拝見しています。その上で,直接御意見を委員会としてお聞きすることが必要ではないかと考えて,この場で提案しております。



◆(川口副委員長) 私も,参考人を呼んでお話を聞くのは,議事録を見ただけではないプラスアルファの理解が得られることは確かだと思っております。しかし,今定例会で参考人を招致していくということになりますと,時間的に間に合わなくなってしまうのではないかというのは確かだと思います。参考人を招致する場合,相手の時間,それから我々の時間等含めて,交渉するだけでも,早くても1週間や10日,委員会再開はその先ということになりますと,現実的には,今定例会ではこの条例は上がらなくなってしまうということになってしまいます。参考人ではないでしょうけれども,いろいろと御意見を聞いた議事録があれば,関係の方々の気持ちも推察できるであろうと思いますので,私は松本委員が主張しております議事録で,参考人にかえさせていただくということで十分ではないかと思っております。



○(中島[憲]委員長) どうしましょう。採決は余り取りたくないと思っているんですが……。



◆(石井[睦]委員) 我が党も委員長のお計らいでよろしいと思います。ただし,資料要求の場合,できれば委員会配付ではなくて事前にいただいてきちんと読ませていただける時間だけはいただければと思います。

 どれだけの資料要求が出るかは当局にとっては大変なんでしょうけれども,できれば早目にいただきたい。そういう形で,確かに大変重要な条例だと思いますし,ある面では全国に波及する話だと思います。



◆(宗形委員) 私は何も引き延ばしたくて言っているわけでは全然ないんですけれども,条例の施行日自体は来年の7月1日ですよね。その間に時間をかけて,どういう施策をするのか,実際の窓口をどうしていくのか,十分な検討をするというふうな話を,たしか本会議でされていたと思うんです。

 専門委員会でももちろん議論を尽くされて,最終報告が出されているとは思いますけれども,そういう意味では,やはり本委員会でどんな議論ができるかということも,実際の運用のところには大きな影響を与えると思いますので,施行日は大分先ですし,私は慎重に時間をかけていってもよいと申し上げたいと思います。



◆(川口副委員長) 施行日が先だから,施行日までに条例が上がればいいという考えですと,ちょっとおかしいと思うんです。条例を上げて,こういう条例になりましたからと関係の方々に周知する期間があって初めて7月1日に施行することになるわけです。ですから,これが逆に来年の第1回定例会に延びたとすれば,施行日は9月なり10月なり11月なりということで,延ばさざるを得なくなってしまうことになってしまいますので,ただ単純に施行日が7月1日だから,遅くなってもいいという考えではおかしいと思います。



○(中島[憲]委員長) 宗形委員,そういうことで了承いただけますか。



◆(宗形委員) では採決してください。



○(中島[憲]委員長) 採決するんですか。



◆(岩崎副委員長) 私も,参考人を招致できれば,来ていただいて議論するのが一番いいと思いますから,もし採決すると賛成ということになるんですが,実際問題として,時間的なことから言えば,確かにこの議会で上がらない可能性があるので,実現しないのではないかと私は思っています。

 この問題は採決をとると,今度は参考人を招致することについて一つの前例ができてしまうと思うんです。参考人は会議規則で招致することができることになっていますから,採決でけりをつけるのではなくて,全体の状況を判断してやられた方が私はいいと思います。みんなが,必要性は十分あるけれども,せっかく通したい条例ですから,そういうふうに扱うことにしたらいかがか。採決してしまうと,結果ははっきり見えている。そうすると参考人についての妙な前例ができて,今後の参考人を招く場合の障害になる可能性もあり,採決はなじまないのではないかと私は思います。



◆(石井[睦]委員) ある面では,この議案自体は既に10日以上前に提出されているわけです。我々としては議案関連質疑も含めて本会議質問については,各党は当然だと思いますが,いろいろな形で情報収集しながらあの質問になったと思います。そういった意味では,ここに臨む前段でいろいろな話は聞いたと思いますし,これは私どもだけではなくて各党の委員もそうだと思いますので,正副委員長の言う通りにお願いできればと思います。



○(中島[憲]委員長) 宗形委員,言うことはわかるんだけれども,先ほど石井委員も話されたとおり,個々には皆さんそういうことは聞いているんですよ。ただ,委員会でやることの意味というものはあるけれども,きょうここで宗形委員が話された参考人招致は,いろいろ段取りがあるわけで,きょう招致を決めて,ではあしたやりましょうという流れには決してなっていないわけです。そこのところを理解していただかないといけない。

 もう一つは,岩崎副委員長が話されたように,決をとるということはそういうことですから。私が申し上げたのは,この種のことについては,決をとってやるとかやらないとかというものにはしたくはないものですから,そういうことで理解していただきたい。

 それから,こういうことで余り時間をとらないようにしていただければありがたいと思います。そこで,すぱっと腹を割っていただいて,本来の話の方へ入っていただければありがたいんです。

        (「了解」と呼ぶ者あり)



◆(宗形委員) ただ,参考人の意見聴取を採決で決めたとしても,それぞれの委員会で決めることですから,これが前例になるということはないと思います。委員会でそれぞれが決めて,要綱があってやっていくことですから,ここでやったことが前例になって,ほかの委員会でできないということは,私はそんなふうな理解はしません。



○(中島[憲]委員長) 宗形委員,それは一つの考え方ね。それもあるだろうけれども,採決をとってやるということはそんなに軽々しいものではないんですよ。挙手をもって決めようかということはね。議案だとかそういうものとは違います。宗形委員も一度お話しされたことが引っ込められないという気持ちもあるでしょうけれども,そうではなくて,同じような考え方で,直接聞くのか,その文をもって,もう一回常任委員会に正式に提示してもらうのか。そういうことでもって,この流れにぜひ協力していただきたいということを申し上げているんだけれども,それもだめだということなんですか。



◆(宗形委員) 傍聴の問題がこの委員会の最初に出ましたよね。傍聴については,各会派の意見が分かれたところで採決しましたよね。いつもそういう形にしていますね。何でそちらの方は採決をして,参考人招致はこれが前例になるからというふうになるのかが私よくわからないんです。



○(中島[憲]委員長) 前例になるからということは一つの考え方。事前によく調整しながらお話を申し上げているわけです。傍聴の許可願いの結果についても,最初のところでさまざまなやりとりがあったわけ。だけれども,同じことを同じような形で持ってきても,これは結果としては同じになりますよということが前例になってしまうわけですよ。

 今回のこの議案については,今まで心配されていたところがあるから,それが条例として形にあらわれてきているんです。これは皆さんがきちんと議論を重ねて,よりいいものにしていくためにやっていくことですから,参考人を今呼ばなくても,私らも何年も前からこういう話はさまざまなところで聞いているわけです。

 そういう意味からして,きちんとした検討委員会の議事録が公開もされているわけです。これは常任委員会には入ってきていませんから,それをもってひとつ検討していきましょうよというお話になっているわけです。ですから,そこのところで折り合いをつけてもらえばありがたいと言っているんですけれども,どうしてもだめなんですか。



◆(横山[正]委員) 今御議論をいただいているのは委員会の運営上の問題ですので,各会派の意見を聞いていただいて,正副委員長に一任したいと思います。



○(中島[憲]委員長) よろしいですか。



◆(宗形委員) 私は,参考人をぜひ呼んでいただきたいということで,もしだめだったら,採決していただきたいと思っています。



○(中島[憲]委員長) それでは,この件に関しましては,きょうのところは正副委員長のところで預からせていただきます。そして,次回にお話を申し上げたいと思います。

 基本的には,両副委員長も態度を表明されていますし,参考人の制度を活用することについては,なじまないという考え方を持っておりますので,その辺を勘案していただいて,よろしくお願い申し上げたいと思います。

 それでは,今,松本委員から資料要求がなされましたけれども,これは委員会としての請求資料としてよろしいですか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) ほかに要求資料はございますか。



◆(中家委員) 対象になる障害者の方々は,知的,身体,精神障害者ですが,その方々の実態,どのくらいの対象者がおられるのかは,条例に基づいて事業を進めていく上では前提になる部分です。この問題については我が党も質問して,なかなか把握仕切れないという部分もありましたが,でき得る情報を集めていただいて,その数をつかんでいただきたいと思います。

 もう1点は,2条に書かれています障害者基本法の中で,この中にも親なき後の部分についての条項があると聞きました。この障害者基本法の条文の厚さがどのくらいかというのもあると思うんですが,その規定されているところと,法に関して,運用上ここはこういうふうに生かして,こういうふうに運用するんだというものがあれば,それもあわせていただきたいと思います。



◆(加納委員) 私の方からも,先ほどの議事録はひとつお願いします。

 それから,委員会に入ってこない市長への手紙だとか,当事者等のさまざまな本市における要望等がもしありましたら,それについても幅広く見せていただくことを,お願いしたいと思います。



◆(横山[正]委員) 先ほど障害者施策推進協議会の報告書について,松本委員から指摘がありましたけれども,この推進協議会の体制,メンバー構成や,どういった内容について今まで検討してきているのか。そういった内容について教えていただきたいのと,その根拠となる横浜市障害者施策推進協議会条例の内容についても教えていただきたいと思います。



◆(宗形委員) 議事録についている資料というところで,各団体からの意見がありますが,このほかに例えばアンケートをしてグラフにしたというものは,そんな昔のものではないものもあるんでしょうか。



◎(田中福祉局長) 昨年,各団体から親なき後等について,どういった御要望があるかについて,各団体からお聞きした経緯はございますが,その際アンケートという形ではとっておりません。



◆(宗形委員) よく要望で,グラフにして,こういう要望が高いとかいうのがあるかなと。



○(中島[憲]委員長) 特に資料を請求するということはないですか。



◆(宗形委員) あったらいただきたいと思ったんですけれども,ないということだったので結構です。



○(中島[憲]委員長) ほかにございますか。



◆(岩崎副委員長) 実は私,定例会の初日に議案関連の質問をさせてもらって,この条例案についての資料をいただいていますけれども,それは委員会の取り決めで,もう一回言わないとだめですか。



○(中島[憲]委員長) そうですね,委員会の資料として要求して下さい。



◆(岩崎副委員長) それでは幾つか言います。今何人かからも出されている議事録はお願いします。それから,推進協議会の委員の方の名簿,生活あんしんセンターの概要と運営状況の実績の表,地域福祉権利擁護事業と成年後見制度の比較,後見的支援機関,生活あんしんセンター開設のパンフレット。それから,成年後見制度の説明をしたパンフレット,成年後見制度の法を全文いただければありがたいです。



○(中島[憲]委員長) よろしいですか。特に私はメモしておりませんけれども,今まで要求されたものを確認したいと思います。



◎(田中福祉局長) 横浜市障害者施策推進協議会の条例,この推進協議会の委員の一覧,この協議会がこれまで検討等を行ってきた事項の内容,横浜市障害者施策推進協議会の専門委員会で,今回の条例について検討されたことに対する議事録,これまで親なき後等に対していろいろ市民等から寄せられた要望や市長への手紙等などでお知らせすることができるもの。それから,条例の対象となり得る障害者の数等がわかる資料,障害者基本法の中で今回の条例に係る部分と,それに対する解釈について書かれたもの,それから,生活あんしんセンターの概要と実績,生活あんしんセンターと後見制度についてのパンフレット2種類,後見制度についての法の原文について。以上の資料でよろしいですか。



○(中島[憲]委員長) 委員の皆様方,よろしいですか。

        (「結構です」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,資料につきましては,先ほど石井委員の要望もありましたので,でき次第それぞれの会派に直接届けていただきたいと思います。当日は,それを持ってきていただくようにしたいと思います。

 なお,記者の皆さんの席には,当日置くようにしていただければ結構かと思います。委員の皆さんには事前に渡していただきたいと思います。

 それでは,資料請求等が出てまいりましたので,この件につきましては会期中の継続審査としていきたいと思いますけれども,よろしいですか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,そのように決定いたします。

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△第59号議案及び市第73号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,市第59号議案,市第73号議案,以上2件は関連する議案ですので一括議題に供します。

   市第59号議案 横浜市福祉保健活動拠点条例の一部改正

   市第73号議案 港南区福祉保健活動拠点(仮称)用建物の取得



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 最初に,市第59号議案横浜市福祉保健活動拠点条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。

 議案書の49ページをお開きください。

 提案理由ですが,本市では,地域における市民の自主的な福祉活動,保健活動等のための場を提供することにより,市民のだれもが日常的に相互に支え合い,住みなれたところで安心して自立した生活が続けられる地域社会の実現を目指し,福祉保健活動拠点を整備しています。

 これまで緑区,神奈川区,金沢区など9館の福祉保健活動拠点を開所しましたが,旭区,泉区において新たに2館の福祉保健活動拠点を開所するため,条例の改正をお願いするものでございます。

 50ページをお開きください。

 改正の具体的内容についてですが,別表に旭区福祉保健活動拠点,泉区福祉保健活動拠点を加えます。

 次に,各施設の概要について御説明します。お手元の資料をごらんください。

 まず,旭区福祉保健活動拠点についてですが,旭区鶴ケ峰一丁目の民間ビルの1階と2階に整備しているものです。管理委託先は,7にございますように,社会福祉法人横浜市旭区社会福祉協議会の予定になっています。

 また,開所は8にございますように,平成14年2月を予定しています。

 次に,泉区福祉保健活動拠点について御説明します。

 泉区泉町の相模鉄道線いずみ中央駅の構内に整備しているものです。

 管理委託先についてですが,7にございますように,社会福祉法人横浜市泉区社会福祉協議会の予定となっています。

 開所は,8にございますように,平成14年3月を予定しています。

 いずれの施設も民間ビルを借り上げ,内部を改修して整備するものです。

 また,開館時間については,午前9時から午後9時までで,年末年始のみ休館となります。

 これにより,福祉保健活動拠点は全市で11館となります。

 条例の施行日についてですが,規則で定める日から施行とさせていただきます。

 次に,市第73号議案 港南区福祉保健活動拠点(仮称)用建物の取得につきまして御説明申し上げます。

 議案書の153ページをお開きください。

 本案は,福祉保健活動拠点用建物の取得に関するもので,社会福祉法人そよかぜの丘が港南区港南4丁目2番に建設する地域活動ホーム及び福祉保健活動拠点との複合ビルの一部を,港南区福祉保健活動拠点仮称に充てるため取得するものでございます。

 まず,施設の概要についてお手元の資料に沿いまして御説明いたします。

 3の複合ビルの構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造地上3階建てとなっています。

 4の福祉保健活動拠点部分についてですが,中心になる3階及び1階と2階の各一部で,面積を合計しますと581.87平方メートルでございます。

 資料を1枚おめくりください。

 複合ビルの全体パースを添付しております。福祉保健活動拠点はその3階部分になります。

 議案の方にお戻りください。

 建物にかかる取得金額は1億3,268万8,000円でございます。

 工事スケジュールは,平成13年度から2カ年事業になる計画でございまして,引き渡しは平成14年11月になる予定でございます。

 これに合わせて,本市から取得代金の支払いは,平成13年度末に建物出来高分として30%,平成14年度の引き渡し時に70%と分割して支払うこととしております。

 後年度分の支払いにつきましては予算外負担となりますので,債務負担行為として平成13年第1回市会定例会で御承認いただいております。

 説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(宗形委員) 2カ所の民間ビル借り上げということですが,賃借料はそれぞれ幾らになりますか。



◎(田中福祉局長) 旭区の方につきましては月額が89万円,泉区の方は月額が150万円でございます。



◆(宗形委員) 泉区の方がむしろ狭いんですけれども,立地などによってこんなに違ってくるんですか。



◎(田中福祉局長) 貸してくださる方のいろいろな条件がございまして,旭区につきましては,立地条件も非常にいいところでして,貸主が福祉保健活動,ボランティア活動に非常に理解を示して,基本的には他のいわゆる営利的な事業に貸すよりは,割安に貸してあげようというお話し合いができたということで,比較的安い金額になっております。



◆(宗形委員) これはどちらも区社会福祉協議会の事務所が入るのですか。



◎(田中福祉局長) そのとおりでございます。



◆(宗形委員) 区社会福祉協議会としては別に家賃は払わなくてもいいんですか。



◎(田中福祉局長) 福祉保健活動拠点の家賃につきましては,この活動拠点の運営費として払っております。その一部に区社会福祉協議会が入るということで活動拠点を整備することになっておりますので,社会福祉協議会としての負担をすることにはなっておりません。



◆(宗形委員) いままでできています9カ所も,全部社会福祉協議会の運営になっておりますけれども,条例では,社会福祉協議会への委託をするとは決まってはいないんですね。条例の中では,規則で定める公共的団体に委託するとなっているんですが,全部社会福祉協議会になっているんです。これは,港南区も建物を取得していますが,今後も社会福祉協議会が入るんでしょうか。



◎(田中福祉局長) これまでも社会福祉協議会でございますし,今後も基本的に,区の社会福祉協議会に委託してまいることになっておりますし,またそれが適切ではないかと考えております。



◆(宗形委員) 神奈川区では,地域ケアセンターができる前は別のところでボランティア連絡会が運営していて,とてもいい運営をしていましたが,NPOへの運営の委託は全然可能性がないんでしょうか。



◎(田中福祉局長) さまざまなボランティアや地域で活動する団体の方などが集まって,さらに活動を活発にしていくといった意味での拠点が地域の中にたくさんあることは望ましいと思っておりますが,横浜市が整備していくことにしております福祉保健活動拠点につきましては,基本的には区社会福祉協議会に委託していく考え方でございます。



◆(宗形委員) 私が今お話ししたように,ボランティア連絡会でも十分な運営ができるので,外郭団体だけの委託ではない方向で考えていったらいいと思います。これは意見です。



◆(松本[敏]委員) 泉区の活動拠点は相模鉄道いずみ中央駅の構内に設置することになるわけですけれども,構内のアクセス状況を見ておりますと,出入り口が北側,南側,東側と3カ所あります。北側はスロープ状になっておりまして,お年寄りも障害者も出入りは問題ないのかと思うんですが,東側と北側は階段しかない出入り口ですので,今後,活動拠点を移すに当たって,アクセスを簡単にするために何か考えておられるんでしょうか。



◎(田中福祉局長) 福祉保健活動拠点を整備するに当たりましては,階段やドアの問題で,バリアフリー化を目指していかなければならない施設であることは十分認識しております。民間ビルの借り上げであってもできるだけそういったことが,可能な場所,あるいは,どの程度までできるかということはございますが,区とも相談しながらできるだけの改善はしていく必要があると思います。



◆(松本[敏]委員) 意見ですが,3カ所の出入り口の人の流れを見ておりますと,同じくらいの人の流れの量でございますので,東側,さらに南側の出入り口につきましても,バリアフリー化をぜひ図っていだきたいと,意見として申し上げておきます。



◆(横山[正]委員) 第73号議案で,建物の取得金額ですが,平米単価に換算して22万8,000円ということで,坪単価75万円ぐらいなんですね。売り主との交渉の中でこの単価が決まったんですか。



◎(田中福祉局長) 港南区の拠点につきましては,港南区の法人型地域活動ホームと合築でつくりまして,その3階部分になっております。地域活動ホームにつきましては,民間の法人が一部資金を確保いたしまして,横浜市等が補助して建てることになっておりますので,基本的には,民間が建てる建物の単価になっています。その単価に合わせまして価格が決定されておりますが,本市で不動産鑑定調査を行いましたところ,鑑定以下の単価となっておりますので,適正だという判断をした次第です。



◆(横山[正]委員) ちょっと高いのではないかという気がするんですけれども,近隣もそれぐらいの単価なんですか。



◎(田中福祉局長) 近隣のという御質問でしたが,港南区の刑務所の跡地を国から譲り受けまして,今は福祉保健関係や市民利用施設等を建てておる場所です。余り民間がそばに建てているということがございませんので,その比較はありませんが,従前整備してつくりました民間活動拠点の単価と比べました場合は,むしろ安いぐらいになっております。



◆(横山[正]委員) 考え方の問題かもしませんけれども,こういう御時世ですので,ちょっと高目かなという感じがします。確かに必要な建物でありますので取得については異論ありませんけれども,申し上げさせていただきました。



◆(中家委員) こういう施設は,ボランティアの方々も含めて必要だと思いますが,実際にどういう利用のされ方をしているのかということなどを,建物をつくった責任上,福祉局がいつも把握していなければいけないと思います。使われ方の状況をもし把握されていて,利用されている方からこういうことを改善してほしいということが出ていれば,教えてください。



◎(田中福祉局長) これにつきましては,建てる前から利用団体等の連絡会議を設けまして,要望を取り入れてつくっております。運営につきましても,構成団体で運営委員会等をつくっておりまして,その区ではどういった運用が一番適切か意見を取り入れて運営していっておりますので,その区の実情に合った,あるいは団体の意向がある程度反映した運営がなされているとは考えております。

 また,団体の数がどのくらいふえたか,どのくらい利用されているかは,社会福祉協議会の方から,年度ごとに集計されておりますので,福祉局としても把握しております。具体的にどういった声が寄せられているかにつきましては,田村地域福祉部長からお答えいたします。



◎(田村地域福祉部長) この建物はどこも平均的には500平米で,会議室,研修室,対面朗読ができたりテープ録音ができたりということで非常に活用されておりまして,同じ9カ所でありますが,やはり年々利用状況がふえております。こういった中で,個人あるいは団体のボランティアの数も拠点が整備されることによってふえております。

 その例ですが,録音室を活用して小説や行政の出版物を定期的にテープに吹き込んで,お配りするボランティアの方々が利用します。視覚障害者のためには,やはり行政の出版物や,新聞のコラムといったものを点字化する機材も活用して,区内の視覚障害者の方々に役立てるということで,ボランティアの方々から見ても,またサービスを受ける方々から見ても好評であると考えております。



◆(中家委員) 市社会福祉協議会で毎年出している,各区にどういうボランティア団体があるかという冊子を見せていただいて,いろいろなボランティア団体があるんだなと改めて思いましたが,新たにボランティア活動をしたいという方たちが,その拠点に行った場合,利用や団体登録などは時間がかからずにスムーズにいくのか。例えば運営協議会の中で一定の審査がされることになるのか。その辺の流れを簡単に教えてください。



◎(田村地域福祉部長) 午前,午後,夜間の部の3つに大きく分けて会場を使っているわけですが,主に調整というのは,日程的な調整であって,どうしても重なるときには,両者にお話しし,どちらかを優先させていただいて譲っていただくといったことをしているわけです。これは,個人のボランティアの方であれ団体であれ,登録していただきながら使っておりますので,その辺のところはお互いに問題にはなっておりません。



◆(中家委員) そんなに広い施設ではなくて,譲り合ってうまく循環して使える形が一番いいと思いますが,回数が減ることによって予定していたものができないということなどもあります。そういうのは運営協議会の中で反映されるのでしょうけれども,そういう実情なども解決していくために,いろいろ努力していっていただきたいということを要望としておきます。



○(中島[憲]委員長) ほかにございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,本件につきましては採決したいと思います。とりあえず自民党の方から態度を表明していただきたいと思います。



◆(横山[正]委員) 原案賛成です。



◆(松本[敏]委員) 原案賛成です。



◆(石井[睦]委員) 原案賛成です。



◆(中家委員) 必要な施策と認識しておりますので,賛成いたします。



◆(宗形委員) かねてからお話ししていますように,運営の委託を外郭法人である社会福祉協議会に限ることはないということで,この議案には反対いたします。



○(中島[憲]委員長) それでは,採決に入ります。

 初めに,市第59号議案についてお諮りいたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,市第59号議案につきましては原案可決と決定いたします。

 次に,市第73号議案についてお諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,市第73号議案につきましては原案可決と決定いたします。

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△市第60号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,市第60号議案を議題に供します。

   市第60号議案 横浜市地域ケア施設条例の一部改正



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 議案書の51ページをお開きください。

 市第60号議案横浜市地域ケア施設条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。

 提案理由ですが,本市では身近な地域における福祉保健活動等の拠点,身近な相談の場として,また,援護を必要とする高齢者等に通所介護を提供する施設として地域ケア施設を整備しています。

 このたび建設を進めてまいりました,横浜市駒岡地域ケアプラザ及び港南中央地域ケアセンターの2施設が竣工となりますので,条例改正をお願いするものです。

 52ページをお開きください。

 改正の具体的内容についてですが,別表に横浜市駒岡地域ケアプラザ,横浜市港南中央地域ケアセンターを追加します。

 次に,各施設の概要について,開所順に御説明します。

 お手元の資料をごらんください。

 まず,横浜市駒岡地域ケアプラザについてですが,鶴見区駒岡四丁目に,地区センターとあわせて整備しているものです。

 3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造2階建ての1階の一部となります。

 4の運営委託先についてですが,社会福祉法人横浜鶴声会の予定となっています。

 5の開所は,平成14年3月を予定しています。

 次に,横浜市港南中央地域ケアセンターについて御説明します。

 港南区港南中央四丁目に,精神障害者生活支援センターとあわせて整備しているものです。

 3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造地上3階建ての1階及び2階の部分となります。

 4の運営委託先についてですが,社会福祉法人横浜市福祉サービス協会の予定となっています。

 5の開所は,平成14年4月を予定しています。

 いずれの施設も,開館時間については火曜日から土曜日は午前9時から午後9時まで,日曜日は午前9時から午後5時までとなります。通所介護は月曜日も実施します。

 これにより,地域ケア施設は,地域ケアプラザ73館,地域ケアセンター13館の全市で86館となります。

 条例の施行日についてですが,規則で定める日から施行とさせていただきます。

 説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(松本[敏]委員) 意見だけ申し述べさせていただきます。

 1つは,地域ケア施設を中学校区に1つくらいの割合でつくりたいという目標で進んでいますが,地域によっては,小学校を卒業して中学校に進学する子供が私立にどんどん進学してしまって,横浜市立の中学校がなかなかできにくいという地域もあるわけでございます。つまり,小学校の数はたくさんあるけれども,中学校の数はそれほどないという地域がありますので,そういった点を考慮していただきたいということ。

 もう1点は,デイサービスなどをやられるわけでありますが,このデイサービスは特別養護老人ホームなどでもやっているわけでございます。今後,特別養護老人ホームの建設も進んでくるわけですが,デイサービスが競合することも考えられます。つまり,特別養護老人ホームに配慮することも考えなければいけません。したがって,地域ケアプラザを建設しにくいという状況にもなるわけです。

 ですから,地域ケアプラザの質的な問題や役割を見直していく時期にも差しかかっているのではないかと思います。この地域ケアプラザはゆめはま2010プランに基づいてきちんとやっていただきたいわけでありますので,役割の見直しなども考えながら,建設促進に向けて努力していただきたい。

 これは,2つ意見として申し上げておきます。



◆(宗形委員) それぞれの建物の建設費と平米の単価を教えていただけますか。



◎(田中福祉局長) 駒岡地域ケアプラザにつきましては,プラザ部分が4億6,285万2,000円,平米単価が41万8,000円。港南中央地域ケアセンターにつきましては,ケアセンター部分が4億7,575万5,000円で,平米単価が39万円でございます。



◆(宗形委員) 毎回申し上げているので意見として申し上げます。

 それぞれ建物の建設費は平米で41万円と39万円。港南区の福祉保健活動拠点の22万8,000円というのを考えても大変高いですよね。この地域ケアプラザの建設費は高い価格がかかりながら進められています。

 私たちは介護保険の中にあって,そろそろ違った形でのデイサービスの整備を進めるべきだと考えています。この地域ケアプラザ,地域ケアセンターには在宅介護支援センターが両方併設されていますけれども,介護保険が始まってからケアマネジャーの仕事が大変重要になってきている分,もう少し在宅介護支援センターでできることがあるはずなのに,役割を十分担っていないのではないか。地域の人たちが気軽に行く相談の窓口にはなっていないというふうに見受けられます。

 前から私たちは,デイサービスの施設は介護保険なんだから,地域の中のもっと身近なところで,どんどんつくられていくような政策に転換すべきとお話ししていて,実は金沢区で,民家を改修してNPOが運営する15人規模のデイサービスセンターをつくったんです。これは提供してくださる方があるという恵まれた条件なんですが,これでも11月1日時点で,横浜市でNPOの運営しているのが5カ所,基準該当が2,これが1個できたとしても全部で8カ所。1区に1カ所もこういうものがないわけですね。

 介護保険事業計画の事前のときでも特別養護老人ホームの施設長の方が,大きな車で区内を送迎するのでなくもっと身近なところにたくさんつくっていくことが必要ではないかとお話しになっていました。この中に盛り込まれているボランティアの集まる場所もデイサービスも在宅介護支援センターも必要ですけれども,それを一つに集めて,平米40万円前後,坪単価百三,四十万円かかるものを建てていくことが,むしろ今お話ししたみたいな規模のものをつくることを阻害しているのだとしたら,そろそろ整備の方向とか考える時期だと思います。運営委託も今のところ社会福祉法人だけに限っていますし,そういう意味では同じ法人が何カ所か1つの区内で運営している状況も起きていまして,介護保険が始まったら,選べるサービスとか,多様な事業者の参入というところから言うと問題があるということで,今回のこの議案には問題があると思います。



◆(横山[正]委員) 基本的なことを教えていただきたいんですけれども,地域ケアプラザと地域ケアセンターとでは,運営を任せる法人については差をつけて委託しているんでしょうか。



◎(田中福祉局長) 地域ケアセンターは,その区における地域ケア施設等をまとめて連絡・調整,あるいはその区域で必要なサービス等を提供していくための情報交換等をする機能を持たせるということです。地域ケアプラザにつきましては公募により,市内で福祉事業を行っている民間の社会福祉法人というふうにしておりますが,地域ケアセンターにつきましては,横浜市福祉サービス協会に委託することに考え方としては今はなっております。



◆(横山[正]委員) 地域ケアセンターについては,すべて横浜市福祉サービス協会に委託しているということでよろしいですね。



◎(田中福祉局長) 神奈川区の地域ケアセンター1カ所につきましては,地域ケアセンターの機能の一部を別のところにつくりまして,あわせて地域ケア施設の中でセンターとしております。それを最初に委託しておりました社会福祉協議会がセンターを委託しているということになっております。



◆(横山[正]委員) 神奈川区だけが社会福祉協議会で,ほかは横浜市福祉サービス協会に委託をかけているということですけれども,横浜市福祉サービス協会に本市の職員は派遣しているんですか。



◎(田中福祉局長) 本市の職員を派遣しております。



◆(横山[正]委員) 神奈川区の地域ケアセンターの委託先が社会福祉協議会だとしても,そのほかの地域ケアセンターについてはすべて横浜市福祉サービス協会が運営委託を受けているということで,横浜市の職員も派遣しているわけですから,言ってみれば本市と一体の団体であるとみなしてもいいのではないかと思います。

 例えば,地域ケアセンターの清掃や警備,庁舎管理といったものの再委託を実はこの協会がかけていると思うんです。横浜市が直接発注した,年間100万円,200万円の少額のもので,清掃や警備,庁舎管理を委託しているものについては,市内業者に限られているわけです。財政局の契約部を通じて行い,これは準市内業者でもありませんし市外業者でもない。そこで指名競争入札で決めているわけですが,聞き及ぶところによると,横浜市福祉サービス協会では,準市内の業者に発注をかけているということですが,実態はどうなんですか。



◎(上野介護福祉部長) 横浜市福祉サービス協会では,準市内業者を含めて委託先にしております。



◆(横山[正]委員) 先ほども私が申し上げたように,少額のものについて準市内業者に発注すること自体,横浜市本体の発注であれば考えられないんです。こういう御時世ですから,改めていただきたいという話は,実は我が党が再三予算・決算特別委員会の場でも要望しているんですけれども,これは将来にわたって改めるつもりはないんですか。



◎(田中福祉局長) そのことにつきましては,今までの経緯もあるのではないかと思いますが,ただいま指摘をいただきましたので,横浜市福祉サービス協会と検討したいと思います。



◆(横山[正]委員) 繰り返しになりますけれども,横浜市本体の発注だったら考えられないことなんです。それを委託だからという理由で,横浜市福祉サービス協会の再委託で,横浜市の税金を使って準市内業者に発注している。場合によっては指名の中に市外業者を呼んでいるケースもあったと私は聞いているんですが,一番初めに話を聞いたときには信じがたかったです。準市内業者が入っていることもまず信じがたかったし,委託だからという理由で許されるものでも決してないと僕は思います。局長のお話で,考えていただくということでありましたので,ぜひ来年度から改めていただきたいということを強く要望させていただきたいと思います。



○(中島[憲]委員長) ほかにございませんか。

        (発言する者なし)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,市第60号議案につきましては原案可決と決定いたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△市第61号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,市第61号議案を議題に供します。

   市第61号議案 横浜市保育所条例の一部改正



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 議案書の53ページをお開きください。

 市第61号議案横浜市保育所条例の一部改正につきまして御説明に入らせていただきす前に一言申し上げさせていただきます。

 今回提案しております2カ所の保育所については,広報よこはま10月号で受託事業者公募のお知らせをし,10月31日には,応募者に対して保育所条例の一部改正を契約締結の前提条件として公募説明会を開催したところでございます。

 この件につきましては,公設民営という保育所の新たな整備手法について,今年度の予算概要を議員の皆様に配付させていただき,事業概要等につきまして御説明して整備を進めてまいりましたが,初めての取り組みでありまして,改めて事前に十分御説明すべきところ至らず,先生方に御迷惑をおかけしたことは大変申しわけなく思っております。

 今後は,このようなことがないよう十分気をつけてまいりますので,よろしくお願いいたします。

 それでは,説明に入らせていただきます。

 まず,提案理由ですが,本市では,よこはま子育て支援計画に基づきまして,保育所の待機児童の解消を目指して,保育所の整備を促進しています。

 本市が建設を進めてまいりました横浜市かながわ保育園と横浜市金沢八景保育園が,平成14年3月に竣工となりますので,この2園を設置するとともに,その管理運営について公共的団体に委託するため,条例の一部改正をお願いするものです。

 改正の具体的内容についてですが,別表に横浜市かながわ保育園と横浜市金沢八景保育園を追加し,横浜市かながわ保育園と横浜市金沢八景保育園の管理に関する事務を,公共的団体に委託する条文を追加します。

 次に,各保育園の概要について御説明します。

 お手元の資料をごらんください。

 まず,横浜市かながわ保育園について御説明します。

 神奈川区東神奈川一丁目12番地に定員100人で整備しているもので,東神奈川駅東口地区第一種市街地再開発事業の地上19階建ての再開発ビルの3階部分になります。

 保育園の延べ床面積は851.61平方メートル,園庭面積は約280平方メートルとなります。

 次に,横浜市金沢八景保育園について御説明します。

 金沢区柳町1番地3に,定員60人で整備しているものです。旧金沢八景記念会館を改修して保育所に整備するもので,3階建ての1階と2階部分が保育園となります。

 保育園の延べ床面積は576.08平方メートル,園庭面積は約485平方メートルとなります。

 いずれの保育園も,本件条例改正をお認めいただいた上で,運営形態につきましては,社会福祉法人に管理運営を委託します。

 運営委託先法人につきましては,平成14年1月下旬ごろに決定する予定で手続を進め,平成14年4月の開園を予定しております。

 条例の施行日についてですが,規則で定める日から施行とさせていただきます。

 説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(横山[正]委員) 冒頭,局長のお話の中で,条例案が提案される前に法人の募集をしたということでありますけれども,ぜひ今後は注意していただきたいと思います。これ以外に,過去においてこういうケースはあったんですか。



◎(田中福祉局長) こういった形でお願いしていくのは,今回が初めてでございます。



◆(横山[正]委員) そういうことでなくて,条例案が通る前に法人を公募したことはあったんですか。



◎(田中福祉局長) 保育園の場合は,これから法人が決まりますので名前が出ておりませんが,老松会館等条例で決まっている施設については,どこに委託するかも決めた上で,その法人の名前を条例に記して委託をお願いしてございます。

 そういったものにつきましては,ある程度委託先との調整等をさせていただく必要がございますので,そういった話を事前にさせていただいて,相手方も受けていくという一定の調整をさせていただくことについては,公募ではございませんけれどもございます。



◆(横山[正]委員) 事前に決めて,委託先を記して条例案として提案しなければならないものであるならば,それはやむを得ないと思いますけれども,今回のケースはそれに当たっていないわけですね。これから気をつけていただきたいと思います。

 以前にも,福祉局ではありませんけれども,市民局の中で,条例案が出される前に,広報よこはまの配布方法について地元の町内会に説明してしまったこともありました。これは全庁的,全市的に,議案にかかってくるものについては慎重に取り扱っていただきたいと思います。これについては,助役にぜひお願いさせていただきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。

 引き続き内容についてお伺いします。

 この2園についてですが,横浜市立の保育園の運営を民間に任せるべきであるということを,我が党は常々主張させていただいておりました。その中で,初めて横浜市立の保育所を民間に委託するということで,新しい一歩として評価させていただきたいと思います。

 その上でお伺いさせていただきたいと思いますけれども,夜間の保育はどういう体制をとるおつもりなんですか。



◎(田中福祉局長) 夜につきましては,9時までをお願いしてまいりたいと思っております。



◆(横山[正]委員) これは時間外保育に対して補助金を出すのだと思います。通常8時までということではないかと思うんですけれども,残りの1時間はどういう取り扱いにするんですか。



◎(合田児童福祉部長) 今回の2園につきましては,目標としては9時といたしておりますけれども,初年度につきましては,他の園と同じ形で,まずは8時までの運営を考えております。翌年度以降の取り扱いにつきましては,また御意見等をいただきました上で検討していきたいと考えております。



◆(横山[正]委員) 当面は8時までとなるわけですね。たしか法人を公募するときに,9時までやってくれる法人というニュアンスでしていたと思いますが,委託を希望する園にとっては,8時から9時までの1時間の間,人をどういうふうに配置するべきか非常に悩むところだと思います。それであきらめて公募しなかったところはあったかないかはわかりませんけれども,非常に紛らわしかったのではないとか思います。今後9時までに延長をお願いする場合には,この1時間分の補助金も出していくということですか。



◎(合田児童福祉部長) 来年度以降のことでございまして,まだ予算的な裏づけがございませんので,私の方から今申し上げられないんですが,横山委員がおっしゃいましたように,1時間延長いたしますと,職員配置に大きく影響が出てまいります。その辺も来年度以降の予算の中で検討していきたいと考えております。



◆(横山[正]委員) それと,普通保育所の規模としては大体100人前後,90人から120人,大きいところだと150人ぐらいでしょうが,金沢の場合には60人ですね。0歳から1歳で20人,2歳で10人,3歳で10人,4,5歳で20人ということで,園を運営していく側からすると,非常に負担が大きいのではないか。もう少し規模が大きい方が合理的な経営ができるのではないかという意見を聞きますが,60人にした理由はあるんですか。



◎(合田児童福祉部長) これは,もともと老人施設として使われておりました施設で,老人施設と青少年図書館の合築になっております。今回の改築をいたします中で,青少年図書館部分はコミュニティハウスに今後なっていくわけでございまして,保育所として使える部分は,面積的に非常に限られておりました関係で60人とさせていただきました。御指摘いただいていますように,もう少し大きい規模の方が,一般的には経営する側から言えばやりやすいということは聞いております。



◆(横山[正]委員) そういうところで,受託法人の負担がふえていくのではないかと思うんですけれども,それに対しての補助などは検討されるのですか。



◎(田中福祉局長) この運営費等につきましては,基本的には,60人規模で運営している他の民間認可保育所と同じに考えております。



◆(横山[正]委員) やむを得ないことかもしれませんが,実際,委託を受ける方からすると,100人前後で受けた方が合理的な経営ができるということでありますので,これは無理を強いているのではないかという気がいたします。今後こういうことになるのであれば,もう少し定員のふやせる場所で考えていただければと思います。

 それと,先ほども私ども自民党は公設民営の保育所をふやすべきだと申し上げました。特に,既存の横浜市立の保育所においても,新たに保育士を採用することなく整理,統廃合を行った上で,あいた保育所については,民間の社会福祉法人に任せていくべきだと主張させていただいております。

 ここで参考までにお聞かせいただきたいんですけれども,60人規模と100人規模の2つの園を市が直営で行った場合,人件費部分を含めてどれくらいの年間費用がかかるものですか。あわせて,民間の社会福祉法人に委託をかけた場合には,どれくらいになるのか教えてください。



◎(田中福祉局長) 具体的な金額につきましては,60人規模ですと……。



○(中島[憲]委員長) 局長,数字のことですので部長から答えてもらうようにしてもらえますか。これから,数字や何かについては直接担当部長に,局長は政策的なところだけ答えられるようにしてください。



◎(合田児童福祉部長) 運営経費は,60人定員の場合に1億1,000万円程度,100人定員の場合に1億5,000万円程度でございます。

 公立,民間を比較いたしました場合は,20%弱程度,民間運営の方が安くできる形になっております。



◆(横山[正]委員) 具体的な数字が欲しかったんですけれども,民間に委託した方が20%弱経費削減できるということだと思います。そういうこともあわせて私どもは主張させていただいているわけでありまして,第61号議案は,初めの第一歩ということで私どもは非常に歓迎しております。この次も,新築ではなくて,来年度以降,既存の保育所の整理,統廃合をぜひ行っていただきたいということを強く主張させていただいて終わります。



◆(中家委員) まず,個々の保育園のことについてお聞きします。かながわ保育園は再開発ビルの3階にできるということで,再開発ビルでの保育所が3カ所になるとお聞きしています。施設等の最低基準についての緩和が,この間国の通達等で行われてはいますが,そういう流れの中でこういうことが可能になってきているのかと思います。

 そういう流れの中であっても,再開発ビルの中に設置する場合に,いろいろ危惧される問題があり,大きな問題としては園庭の問題があります。今後,神奈川のほかに,新杉田の再開発ビルにも保育所ができると聞いているんですが,そこは4階,5階部分が保育所になるとも聞いていますし,不特定多数の方が出入りする状況があるわけです。今の世情の中,基準の問題と不特定多数の方たちが出入りする中で,今までとは違った形態の設置の仕方におけるいろいろな問題点もあると思いますが,それはどのように考えて,どのように解決していこうとされているのか伺います。



◎(田中福祉局長) 再開発等のビルにつくる場合おきましても,認可保育所につきましては,保育される子供のために良質な保育が行われるように,基本的な基準をクリアした保育所にしてまいりたいと思っております。園庭につきましても,ビルの屋上や低層階の部分等に必ず確保する考え方をしております。

 それから,安全対策等につきましても,保育所専用の出入り口等を設けるとか,カメラつきのインターホンや,電気でかぎがかかるようになっている設備等設置して,保育所の安全を確保していきたいと思っております。



◆(中家委員) 室内での保育に関しては,そういう状況で配慮することは当然考えられますけれども,天気のいい日は園庭で遊んだり,近くのいろいろなところにお散歩に行ったりということは当然考えられますし,室内だけではなくいろいろなところに行くことは,保育の中ではよくやられることですね。

 単体で建っているところと不特定多数が出入りするところで,そんなに差があるかという状況はあると思いますが,やはり不特定多数の方が出入りするところの方が,例えば行き帰りの事故等の危険性は考えられると思います。そういう部分については,運営上いろいろな配慮が必要だと思っていますけれども,その辺はどのように考えられているんでしょうか。



◎(田中福祉局長) 子供にとっての保育環境としては,自然に親しむことがより可能な地域に保育所をつくっていくことができれば,それがベストかと思いますけれども,横浜市のような大都市におきましては,必ずしもそういったことだけの視点で,保育所整備を進めていくことがなかなか難しい状況でございます。

 それで,こういった再開発の中でも,ある意味で言えば,利便性も高いといったことで,可能であれば設置していくということを,今回の子育て計画の中では打ち出しておるわけです。そういったことが,子供に対してよりよい保育を行う上での大きな支障にならないように,保育していただく法人や関係者から,そういった面での御意見があれば伺っていくことは必要であると思います。



◆(中家委員) 子供がいる施設ですから,いろいろな面で配慮していかなければいけないのは当然のことだと思いますけれども,再開発ビル内に保育所があることは,保護者の多様な保育ニーズの中では,駅前であるということだとか,商業施設が入っているということだとか,いろいろな意味で親にとっては利便性が高いのかなという気もいたします。

 それと,ここに限らず,先ほど夜間9時まで保育を行うということを募集の条件としたとお話しされていましたが,新しくできる認可保育園については,子育て支援計画の中にもうたわれていますさまざまな保育ニーズにこたえていくということで,具体的にいろいろなサービスのメニューをやりなさいというようなことを言われていまして,サービスをやることはいいんですが,それに対しての補助の体制が,今実際に民間の認可保育園の方から,だんだん削られていっているという御意見をよく聞くんです。

 そういう中で,新しく設置するところについては,サービスのメニューも多くなり,保育時間で言えば長くなるということで言えば,もっと補助もふやしていかなければならないという状況があると思いますが,現在,民間の認可保育園の状況と,今度新しく社会福祉法人に委託する保育園でのサービスの面での補助の部分がどういうふうになっているのかお聞きします。



◎(田中福祉局長) 委託をお願いしていく基準等については,現在と全く同じに考えております。ただ,先ほど横山委員からも御質問があったように,これから開所いたします保育所で,8時から9時までの間をどうするのかといったことにつきまして,御希望になる方が一定程度いる場合,人員配置等の問題がありますから検討が必要であると思っております。



◆(中家委員) 一時保育事業などについても,要するに事業実績払いのような形に変わってきていますし,実際にその事業をやるかやらないかはその法人に任せるということはあるようですけれども,結局,今までやっていた事業を縮小せざるを得ない状況が実際に出てきています。

 それと,朝7時や8時からお預かりして,夜8時までの時間は通勤の時間を加味すれば一定程度仕方がないかと思います。そういう事情を抱えている方もいるでしょうから,そういうニーズにこたえていくには考えられる時間かと思いますけれども,9時という時間帯が,保育を受けている子供にとってどうなのかという視点が,私はすごく必要だと思います。さまざまな保育サービスをしていくのは,もちろん必要だという認識には立っていますけれども,子供の視点はなくしていけないと思っています。その点についてはどうお考えでしょうか。



◎(田中福祉局長) 子供がどういった環境の中で育てられていくかは非常に重要な問題でありますので,その視点を考えないで,利便性や,親の仕事上どうしても必要であるといったことだけで,保育の事業を考えていくことについては問題があると思います。

 ただ,実際にお預けになっておられる御家庭の中には,そういったことに対する対応を実際には必要とされる方もいらっしゃいます。そういった場合についても,できるだけ子供の立場を尊重して保育が行われるように,延長時間などの部分を考えていくということではないかと思います。



◆(中家委員) 体制をとっていくことはとても大事だと思いますし,待機児童がことし4月でも1,700人を超えている状況の中で,保育所をつくっていかなければいけないということはそのとおりです。急いでやらなければならない事業だと思いますが,局長がおっしゃったように,子供をどう育てるかという視点の中で施策を考えていっていただきたいと思います。



◆(横溝[富]委員) まず初めに,現在の公募状況はどうなっているのか。



◎(田中福祉局長) 横浜市かながわ保育園は4法人,横浜市金沢八景保育園は7法人の応募と聞いております。



◆(横溝[富]委員) 先ほど委託に対する基準ということでやりとりがありましたが,選定に対する基準はあるんですか。



◎(田中福祉局長) 福祉局が主催しまして,他の関係局に入っていただきました審査会等において内容を検討しておりますが,大きな項目といたしましては,運営主体の法人の中身ということで,今までの施設の監査や,既存施設の保育の水準がどういったものか。それから,法人を構成しておる理事や監事の中に,児童福祉の経験者等の適切な方がいらっしゃるのかどうか。それから,直接それに携わる施設長が非常に重要でございますので,そういう方の資格や年齢がどうかといったことを基準に選定しております。



◆(横溝[富]委員) 今回は初めてのケースのようでありますが,保育園の方で初歩的な問題等が出てきています。当たり前のことですが,慎重審議をよろしくお願いいたします。



◆(岩崎副委員長) 大きく2点,簡潔に伺います。

 第一に,今回提案された内容で,2園委託の形に関してです。社会福祉法人にお願いすることになっているようですが,今後こうしたケースの場合,委託先の要件としては,今回と同様の枠組を守っていかれるのかどうか。つまり,国の方針としては,企業の参入とかができるように規制緩和もされてきていますが,保育分野を企業という営利事業の分野にすべきでないというのが我々の考え方です。保育運営の実績もあり,社会福祉事業としてこういうことを熱心にやっている福祉法人が一番適切だと思いますので,この点,基本的な考え方を伺っておきます。



◎(田中福祉局長) 保育所の運営につきましては,先ほどから御意見が出ておりますように,良好な保育を行えることが非常に重要でございます。それをどこがやっていけるかは,実績が重要でございます。現在横浜市内には,株式会社等が運営しております認可保育所は実績がございません。そういった意味で,現在の時点では,横浜市でお願いしていく場合は,社会福祉法人になると思います。そういった運営をしている企業が出てまいった場合は,その時点で検討しなければいけないかとは思います。



◆(岩崎副委員長) つまり実績は非常に重視しますと理解しておいてよろしいですね。



◎(田中福祉局長) そのとおりでございます。



◆(岩崎副委員長) では,2つ目の件ですけれども,今回の保育園は,公設民営の本市における第1号となるわけですね。そのことで幾つか伺いたいんですが,私ども日本共産党は公立の保育園,それから民間の認可保育園はどちらもそれぞれの役割があって必要な形態だと思っています。そして,そのどちらもが市民の要望に見合った量と質を提供できれば一番いいと思っています。

 そういう点で,福祉局として公立の保育園,民間の保育園,それぞれの保育分野における役割はどういうふうに定義づけられているのかお伺いします。



◎(田中福祉局長) 公立保育所は,各区に育児支援センター園を設けまして,近隣の保育所と連携をとり,地域全体の保育の質をよくしていく音頭をとっていただくこと。それから,公立の保育園につきましては全園で障害児保育等を行っており,これは受け入れるにおいてもなかなか難しい面がございますので,そういったことを研修してやっていただいていることがございます。

 民間保育所につきましては,一時保育や延長保育など,市民の方からいろいろな形で御要望が出ている多様な保育ニーズに柔軟に対応していただきやすいといったことで,そのようなことを民間保育所に求めているといったことがあると思います。



◆(岩崎副委員長) 公民それぞれの役割があって,それぞれが大いに頑張っていただきたいということだと思います。

 公立の場合,局長の説明にあったように,保育の質を向上させるとか,地域のニーズにこたえいくことのリーダー的役割を果たすということになるわけですけれども,大事なことだと思います。

 今後,事業内容,実際の運営などいろいろなことで改善が求められる部分がたくさんあるかと思います。公立の場合でもあると思うので,改善は進めるにしても,全市で幾つという公立の体制を基本的な姿勢として堅持していくというお考えなのかどうかについて,伺っておきます。



◎(田中福祉局長) 基本的に,今までも新設保育園については,民間活力を利用して整備してきたところでございます。今回,多様な保育に対する御要望等もありますし,費用等の面もありまして,公立保育園の民営化等につきましてどのように考えていくかは重要な課題であると思っております。いろいろな方の御意見を伺いながら検討していくべき重要な課題であると認識しております。



◆(岩崎副委員長) 質問をうまく受けとめてもらえなかったのかもしれませんが,現在の公立保育園の数を,これはこれとして維持すると考えているのかどうかという質問なんです。



◎(田中福祉局長) 公立保育園を今後どのように考えていくかということにつきましては,先ほどもお答えしましたように,多様な保育ニーズにどうこたえていくか。あるいは公営と民営保育園の役割分担等を十分に検討して,この数を維持するかどうかも含め検討していく必要があると考えております。



◆(岩崎副委員長) 今,公立の保育園を民営にということも含めて将来方向を検討することになりますというお答えのようですから,それを確認しておきます。

 3つ目ですけれども,この間の本会議の市長のお答えで,民営化も重要な課題で,民営化の具体的な方策も検討の対象だと言われています。

 今回は公設民営の第1号になるわけですが,どちらも保育園としては新設ですね。金沢の場合は既存施設を改良して保育園にするけれども,保育園という視点から見れば新設保育園をどう扱うかというケースです。市長の答弁の中には,今ある公立保育園の民営化も念頭に置いているということになっているわけですから,今回の条例改正は,その1つの入口になるという点には変わりがないかと思いますけれども,この点はどうでしょうか。



◎(田中福祉局長) 今回の公設民営の保育所につきましては,よこはま子育て支援計画に基づきまして,多様な方法で保育所待機児童解消のためにつくっていくという計画の中,平成13年度の予算といたしましては,再開発と既存の建物の利用が可能だということで,それを民間活力を利用して保育所にしていくためには,補助金も入っているので,公設民営でいくということが方針として出たという形になっております。

 横浜市の基本的な考えとしてはそのように進めてまいりましたが,保育所につきましても規制緩和の話が出て,多様な主体が保育所の運営を担えるといったことが全国的にございました。また,横浜市においてもそうですが,財政的な状況も厳しい中で,ある程度効率的な運営についてもする必要がある。それから,非常に多様な親御さんの保育に対する要望もあることを踏まえた場合,現在の公立保育所の民営化も検討する必要があるのではないかという背景の中で出てきた意見であり,これについて本会議でも,重要な課題であるので検討していく必要があるとお答えしたものと考えております。



◆(岩崎副委員長) では,あとは意見です。

 自民党は,今の公立保育園を民営化することも積極的にやった方がいいという御意見のようですけれども,我々は全くそういう立場ではない。やはり公立保育園の果たしている役割はそれはそれとしてきちんとあるわけですから,これは堅持すべきと思います。

 ですから,今回東神奈川のところにできるかながわ保育園については,5か年計画の中にも整備手法として既に明示されているものなんですね。再開発ビルに保育園を新たに設置することがはっきり書かれていますので,これは立地条件からしてそうすべきだと思って賛成しています。

 しかし,金沢八景については5か年計画には書かれていませんし,駅に直近の場所でもありません。5か年計画の中にも書かれていない全く新しい手法として,この委員会に出てきていると思います。それは民営化への1つの道筋が条例として1つ提起されたと思いますので,本市の公立保育園の施策は施策として堅持していただきたいことを強く要望して,意見としておきたいと思います。



◆(石井[睦]委員) 1点だけ。先ほど運営経費については20%ぐらい削減できるという話があったわけでございますが,民営になった場合,保育料については市がどこまで介入できるか,その辺についてはどんなふうにやるんでしょうか。



◎(田中福祉局長) 保育料につきましては,他の認可保育所と全く同じ形で運営していくということでございます。



◆(宗形委員) 先ほど延長保育が9時までというお話がありましたが,金沢八景は必ずしも駅前ではなくて,ちょっと歩くところなんです。ただ,新しくできた民間保育園が,社会福祉法人が運営しているところは8時までとか,かなり遅くまでやっているんですけれども,公立でもっと利便性がいいところにありながら,公立は今のところ6時半までですよね。たしか公立も遅くまでやりますというお話があったと思いますが,その辺の検討や進め方はどこまで進んでいるんですか。



◎(田中福祉局長) 基本的には,先ほどからお答えしていますように,多様な保育形態で延長保育等につきましては,民間の保育所を基本に考えておりますが,民間の延長保育だけでは十分でない地域につきましては,一定数の公立保育所で延長保育ができることを考えていくということです。どういった規模の公立保育所で可能かとか,何箇所ぐらいで最初スタートできるかといった,具体的にそれを進めるに当たっての検討を局内でしております。



◆(宗形委員) これは意見ですけれども,公立保育園が多様なニーズにこたえていくということは課題で,それがなかなか進まないというケースがあると思います。今回の議案で公設民営について,私たちも金沢区で初めお聞きしたとき,公立保育園なんだというところはなかなかわかりにくかったんですけれども,いろいろな形のものをつくっていくことで,市民のニーズにこたえていくことが必要だと思います。新しい形態だけれども,この形というのも試みられるべきだと私は思います。



○(中島[憲]委員長) それでは,採決に入りたいと思いますけれども,よろしいですか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,市第61号議案につきましては原案可決と決定いたします。

 まだ議案が残っておりますけれども,この際,昼食のために休憩いたしたいと思いますが,よろしいですか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,1時間休憩をとりたいと思います。

        休憩時刻 午後0時48分

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        再開時刻 午後1時53分



○(中島[憲]委員長) 委員会を再開いたします。

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△市第84号議案(関係部分)の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,市第84号議案関係部分を議題に供します。

   市第84号議案 平成13年度横浜市一般会計補正予算(第3号)(関係部分)



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 福祉局関係予算の補正につきまして,市第84号議案平成13年度横浜市一般会計補正予算第3号のうち,福祉局関係部分について御説明申し上げます。

 お手元の予算議案書の4ページをごらんください。

 本年度に債務負担行為をしたものの,変更を行う東部地域療育センター(仮称)等新築工事請負契約の締結に係る予算外義務負担についてでございます。

 東部地域療育センター(仮称)等新築工事につきましては,別途建築工事請負契約の締結を御提案させていただいているところですが,工事が平成13年度から平成15年度の3カ年にわたるため,債務負担行為を設定することに伴う設定年度の変更をお願いするものでございます。

 変更後の期間は平成14年度及び平成15年度でございます。

 債務負担限度額につきましては,28億円のままで変更はございません。

 説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。

 よろしいですか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 特に発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 御異議ないものと認め,市第84号議案関係部分につきましては原案可決と決定いたします。

 なお,請願審査に入ります前に,先ほどの取り扱いにつきまして正副委員長で協議した結果,参考人あるいは聴聞会を開くことにつきましては,今回この市第56号議案に対しては必要がないと結論を得ましたので御了解いただきたいと思います。

 よろしいですか。

        (「はい」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 宗形委員,採決したいということですか。



◆(宗形委員) 先ほどの繰り返しになりますけれども,私たちは,慎重に審議していくということと,議事録の中からも,それから,私たちもいろいろな団体にお話を聞いていますが,この場で参考人招致すべきだと考えているので,採決していただきたいと思います。



◆(中家委員) 我が党としては,参考人招致については行っていっていただきたいという立場ではありますけれども,今条例につきましては,正副委員長で協議されたということで,いらないと考えております。



○(中島[憲]委員長) ほかにございませんね。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 市第56号議案に関する参考人並びに聴聞会の設置については,行わないということに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,さように決定いたしました。

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△請願第11号及び第12号の審査,採決



○(中島[憲]委員長) それでは,請願審査に入ります。

 請願第11号,第12号,この2件は同一趣旨の請願ですので一括議題に供します。

   請願第11号 政府の「医療制度改革」に対する意見書の提出方について

   請願第12号 同件



○(中島[憲]委員長) 請願の趣旨等につきましては,事務局に朗読させます。



◎(佐藤議事課書記) 初めに,請願第11号について朗読いたします。

 件名は,政府の「医療制度改革」に対する意見書の提出方について。

 平成13年11月30日に受理いたしました。

 請願者は,横浜市鶴見区の生活と健康を守る会横浜市協議会議長,前田幸男さんです。

 紹介議員は,荒木由美子議員です。

 請願の趣旨ですが,高齢者,低所得者にこれ以上の生活苦をしいる社会保障の削減,医療抑制政策はやめるよう,貴議会の名による意見書を政府・関係機関に御提出されたい。

 続いて,請願第12号について朗読いたします。

 件名は,政府の「医療制度改革」に対する意見書の提出方について。

 平成13年12月3日に受理いたしました。

 請願者は,横浜市西区の横浜市社会保障推進協議会代表委員,藤川繁男さんです。

 紹介議員は,関美恵子議員,与那原寛子議員です。

 請願の趣旨ですが,高齢者,低所得者にこれ以上の生活苦を強いる社会保障の削減,医療抑制政策は中止するよう,貴議会の名による意見書を政府・関係機関に御提出されたい。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(中家委員) 今行われようとしている医療制度の改革,あえて改悪と言わせていただきますけれども,この問題について私も一般質問等をいたしましたが,本当に今不況の中,市民が大変な状況の中で生活しなければならないということと,特に高齢者については,1月からの医療費の負担や,介護保険を利用している方は,利用料等負担がどんどんふえている状況の中で,これ以上の負担増になることは内容からして明らかだと思います。

 ぜひ,この委員会の名で,これ以上の負担を強いていかない,そういう趣旨を酌み取っていただいて,上げていっていただくよう各委員にもお願いしたいと思います。



○(中島[憲]委員長) ほかにございますか。

        (発言する者なし)



○(中島[憲]委員長) それでは,ほかに発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,初めに,請願第11号についてお諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 ただいま中家委員から,採択してほしいという意見でございますので,そちらを優先させていただきたいと思います。

 本件につきましては,採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手少数。

 よって,請願第11号については,不採択とすべきものとすることに決定いたします。

 次に,請願第12号についてお諮りいたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては,採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手少数。

 よって,請願第12号については,不採択とすべきものといたします。

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△請願第13号の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,請願第13号を議題に供します。

 なお,請願第13号につきましては,その後,1団体の追加団体があり,代表者ほか18団体となりましたので報告いたします。

   請願第13号 小児医療費助成制度等の拡充について



○(中島[憲]委員長) 請願の要旨等につきましては,事務局に朗読させます。



◎(佐藤議事課書記) 請願第13号について朗読いたします。

 件名は,小児医療費助成制度等の拡充について。

 平成13年12月3日に受理いたしました。

 請願者は,横浜市中区の新日本婦人の会神奈川県本部会長,柳下靖子さんほか17団体です。その追加署名が12月13日現在で1団体ございまして,合計で18団体であります。

 紹介議員は,荒木由美子議員です。

 請願事項ですが,1,小児医療費助成制度の対象年齢を就学前までに引き上げられたい。

 2,所得制限をなくし,すべての子供たちに制度が適用できるようにされたい。

 3,アレルギー性疾患の子供の父母負担を軽減するために横浜市としてできる措置を講じられたい。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 本件は,当局に対する施策の実施要請についての請願ですので,当局の見解の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 小児医療費助成制度等の拡充についてでございますが,この事業は,安心して子供を育てる環境づくりの一つとして,家庭における経済的負担を軽減する趣旨で,平成7年1月からゼロ歳児を対象として開始いたしましたが,平成8年1月には対象年齢の1,2歳児への引き上げ,平成9年7月には所得制限の緩和,平成11年1月には対象年齢の3歳児への引き上げと,順次拡充してまいりました。

 また,平成14年1月には,限られた財源の中ではありますが,通院の対象年齢を4歳児まで拡充いたします。

 1の対象年齢につきましては,今後は財政状況を見ながら段階的に拡大できるよう努めてまいりたいと思っております。

 2の所得制限撤廃につきましては,御存じのように,市民の方の中にもいろいろな御意見の方がいらっしゃいますので,慎重な検討が必要と考えております。

 3のアレルギー性疾患への助成につきましては,本制度は小児福祉の増進という目的に沿って,広く小児の保護に対して医療費の助成を行っていく制度でありますので,特定の疾患に関して助成するものはなじみにくいと考えております。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(中家委員) 来年の1月から,4歳児まで小児医療費が拡充されることが実施されますけれども,3番のアレルギー性疾患については,特定の疾患だけについての拡充というのは,制度になじみにくいという話をされていました。ここにいらっしゃる委員の皆さん方も身近でよく聞かれることだと思いますが,今,アレルギー性疾患の内容自体が多種多様になっていることと,その負担が大きいということが,私のところなどへも声が寄せられます。

 そういう意味で言いますと,特定の疾患への補助にはならなくても,医療制度全体の年齢が引き上がれば,そういう子供を持っている御家庭も非常に助かっていくという状況があると思います。アレルギー性疾患という特定の疾患がなじみにくいとしている根拠はどういうことなのか。福祉局にお聞きするのもきついかという気はするんですが,福祉局のお立場からで結構ですのでお聞きします。



◎(田中福祉局長) 現在,こういう病気についてはと特定したものにつきましては,小児医療費の助成制度がございます。この所管は衛生局になっておりますが,これは国の制度に基づきまして小児特定疾患医療費給付制度として実施されておるものでございます。

 そういうこともありまして,現在の時点におきましては,小児医療費助成制度は,子供が病気にかかった場合,保護者に対して医療費を助成していくという,福祉局の所管している制度はそういうものでございまして,これに疾患を特定して制度を取り入れていくというものは,福祉局が所管している制度にはなじまないのではないかということでございます。



◆(中家委員) アレルギー性疾患も含めてですけれども,先ほど言ったように,小児医療費助成制度の対象年齢自体が引き上がるという部分で,アレルギー等は,一定の体力がついてくると良好な方向に向かうとも言われていますから,対象年齢の引き上げは考えていかなければいけないと思いますし,ぜひそういう立場でこの中でも御審議いただきたいと思います。



○(中島[憲]委員長) ほかにございますか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) ほかに発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては,当局の説明を了承し,不採択とすべきものに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,請願第13号については,不採択とすべきものに決定いたします。

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△請願第14号の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,請願第14号を議題に供します。

 なお,請願第14号につきましては,その後487人の追加署名があり,代表者ほか4万981人となりましたので報告いたします。

   請願第14号 保育の公的保障の拡充を求める意見書の提出方等について



○(中島[憲]委員長) 請願の要旨につきましては,事務局に朗読させます。



◎(佐藤議事課書記) 請願第14号について朗読いたします。

 件名は,保育の公的保障の拡充を求める意見書の提出方等について。

 平成13年12月3日に受理いたしました。

 請願者は,横浜市神奈川区の横浜保育問題協議会代表,小田法子さんほか4万494人です。その後追加署名が12月13日現在で487人ございまして,合計で4万981人であります。

 紹介議員は,柴田豊勝議員,与那原寛子議員です。

 請願事項ですが,1,子供たちの発達と安全を保障するために国が責任を果たすよう,次の項目について国に意見書を提出することを求めるものでありまして,(1)待機児を解消するため,保育所の新設などの緊急整備計画を立てること。(2)保育士の数を大幅にふやし,保育士1人の受持人数をゼロ歳児2人,1歳児3人,2歳児5人,3歳児10人,4,5歳児15人にすること。

 2,子供たちの発達と安全を保障するために,最低でも常時2人で保育を行えるよう助成をされたい。

 3,待機児をなくすために保育所を増設されたい。どの保育所でも同じ保育条件で保育を受けられるようにされたい。

 4,市民のだれもが預けられる保育料に引き下げられたい。

 5,保護者の多様なニーズにこたえるために,保育所が行っている事業に対して,適切な人員配置が保障できるように補助金を大幅にふやされたい。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 本件につきましては,当局に対する施策の実施要請を含む請願ですので,その項目について当局の見解を求めます。



◎(田中福祉局長) 請願項目の2番目からでございますが,子供たちの発達と安全を保障するために,最低でも常時2名で保育を行えるよう助成してくださいということにつきましては,保育所の運営費及び本市法外扶助費については,入所児童数に応じた保育士の配置基準による助成をしておりまして,適切な保育士の配置が可能になっております。また,複数の保育士による保育については指導を行っております。

 3の保育所の増設について,同じ保育条件で保育を受けられるようにということでございますが,待機児童の解消につきましては,平成13年4月に策定いたしましたよこはま子育て支援計画に基づきまして,引き続き保育所整備事業を着実に推進し,待機児童の解消を目指してまいりたい。

 また,保育環境の整備でございますが,保育所の整備に当たりましては,児童福祉施設最低基準を遵守するとともに,保育室の面積や職員配置などよりよい保育環境を確保するよう,児童処遇の向上に努めております。

 4の保育料の引き下げについては,国で定めている保育所の運営費は,国・市・保護者の3者で負担しておりますが,このうち保護者に負担していただく保育料は国が基準を示しております。本市は,保護者負担を軽減するために保護者負担分の総額の35%,約33億円を本市が肩がわりして負担しております。

 また,平成13年度の保育所運営費予算は約18億円増額しましたが,前年度の保育料は据え置いているという現状でございます。

 5番目の保育所が行う事業への補助金についてでございますが,保育所総運営費の約4割の法定外市費負担をするなど,これまでも児童の処遇や職員処遇などの向上に努めております。

 また,国に対しては補助単価の増額や補助対象枠の拡大などにつきましても,13大都市民生主管局長会議や児童福祉主管課長会などを通じまして,国の財源措置を要望しておるところでございます。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(中家委員) まず,1番の点ですけれども,待機児が4月時点でも1,758人もいるということです。これは横浜市だけでなくて,全国的に待機児解消ということで,政府も動いてはいますけれども,中身の部分も含めてこれは言われていると思います。

 今の規制緩和の流れの中で,企業が参入したり,今ある保育の質自体も保っていけなくなる懸念がある状況の中で,これは保育したい子供の数にしても,最低限今の状況の中でこれぐらい必要だという最低基準の見直しの方向が,全く子供や父母や保育に携わっている人たちとは逆の流れに行っているという現実の中で,最低基準等も含めて,もっと拡充してほしいという中身は当然だと思います。そういう意味で,国への意見書をぜひこの委員会として出していただきたいと思います。

 2項目,3項目,4項目について,第61号議案の議論の中でも少し触れているんですけれども,今待機児がいるということで,緊急性が求められているのはそのとおりですが,その解消の緊急施策の中で,先ほども言ったように,国の規制緩和の流れの中で,良好な保育の質が保っていけないような状況になってきているということ。5項目については,市の補助金も減っている状況がある中で,今でさえ大変だという状況を変えていくということで,もう少し横浜市も努力していかなければいけないのではないかと思っています。そういう意味で,この請願についてはぜひ採択の方向で御検討願いたいと思います。



◆(宗形委員) 請願項目4の市民のだれもが預けられる保育料に引き下げてくださいということで,認可の保育料は所得によって段階がつけられていますね。それから,多子減免という減免の制度もあると思いますけれども,市では,具体的に,今の保育料が高いとか,こういうところを変えてほしいという意見は受けていらっしゃいますか。



◎(田中福祉局長) 横浜市といたしましては,国と市と保護者が負担するそれぞれの分につきまして,保護者負担の35%を市費で負担しているということで,ある意味で言えば,基本的には出せる負担は出して,保育料については一定の額を維持しているつもりでございます。しかし個々の状況をお持ちの家庭からは,今の保育料でも,自分にとってはなかなか苦しいといった御意見をお寄せになっている方もいらっしゃいます。



◆(宗形委員) そういうところは時代の要請もあって,減免の工夫が必要かとは思うんですけれども,ここに書かれてある項目で,保育所から一時保育の助成金が大変少なくてやりにくいというお話も聞いています。

 ただ,私は,どの保育所でも同じ保育条件で保育を受けられることも大切ですが,今私たちが取り上げている認可外の保育所や,先ほど規制緩和という話も出てきましたけれども,保育の枠組みをもう少し変えていくことも考えなければならないとも思っています。規制緩和がイコール質の低下ではない工夫をしながら,規制緩和も必要なことではないかと思っています。これは意見です。



○(中島[憲]委員長) ほかに発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては当局の説明を了承し,不採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,請願第14号については,不採択とすべきものとすることに決定いたしました。

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△寄附受納について



○(中島[憲]委員長) 次に,報告事項として寄附受納についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(田中福祉局長) 寄附受納について御報告させていただきます。

 本市にお住まいの桐原美恵子氏が,遺産を本市に寄附するという遺言を残して,本年2月8日に御逝去されました。これにより,本市は,遺言執行者の弁護士を通じて,2,656万4,365円の寄附を9月27日に受領いたしました。

 寄附金の使途については,御本人の生前の意向を踏まえた相続人の御希望により,本市から社会福祉法人横浜市社会福祉協議会の障害者年金基金及び善意銀行に支出することを考えております。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。

        (発言する者なし)



○(中島[憲]委員長) 特に発言もないようですので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

 以上で,福祉局関係の審査は終了いたしましたので,当局の交代を求めます。

 当局交代の間,暫時休憩いたします。

        休憩時刻 午後2時21分

        (当局交代)

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        再開時刻 午後2時23分



○(中島[憲]委員長) 委員会を再開いたします。

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△市第62号議案及び市第63号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 衛生局関係の審査に入ります。

 市第62号議案,市第63号議案の以上2件は関連する議案なので一括議題に供します。

   市第62号議案 横浜市斎場条例の一部改正

   市第63号議案 横浜市墓地及び霊堂に関する条例の一部改正



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(鳥羽衛生局長) 議案書の57ページをお開きください。

 初めに,市第62号議案横浜市斎場条例の一部改正について御説明させていただきます。

 改正する内容といたしましては,1つは,平成14年4月に開場する北部斎場の名称と位置,葬祭ホール使用料の設定,2番目に,市内の火葬料金の改定,3番目に,斎場に必要な管理に関する規定の設置でございます。

 条例改正の具体的な内容につきましては,議案書の62ページ及び63ページの参考の新旧対照表に基づいて御説明させていただきます。左側の62ページが現行,右の63ページが改正案となっております。

 まず,第2条についてですが,新たに第2項として,斎場の使用許可に,管理上必要な条件をつけることができるようにしたいと考えております。

 次に,第5条では,第1項で北部斎場の葬祭ホールの設置の文言を追加いたします。第3項では,葬祭ホールの使用許可に管理上必要な条件をつけることができるようにし,第4項では,第1号から第3号の規定に該当する場合には,使用の許可をしないことといたします。

 次に,第6条では,葬祭ホールの使用を許可した者に対して,許可を取り消すこと等ができるようにしたいと考えております。

 なお,区民文化センター,公会堂などの施設につきまして,今回の不許可事由とほぼ同様な規定を設けております。

 64,65ページの別表の第1ですが,北部斎場の名称及び位置を規定します。

 次に,別表第2ですが,市内の火葬料金を,10歳以上は6,000円から8,000円に,10歳未満は4,000円から5,300円に,死胎及び人体の一部は1,200円から1,600円にそれぞれ改めたいと考えております。

 次に,別表第3ですが,既存斎場の葬祭ホール使用料については変わりはございませんけれども,新たに設置いたします北部斎場の葬祭ホールの使用料につきましては,市内の場合,通夜,告別式各4万円,大ホールの使用料は11万円,市外については,それぞれ1.5倍の6万円と16万5,000円にしたいと考えております。

 59ページに戻っていただきまして,施行期日につきましては,附則にございますように,北部斎場及び料金改定に係る部分は平成14年4月1日から,それ以外は公布の日からとするものでございます。

 続きまして,市第63号議案横浜市墓地及び霊堂に関する条例の一部改正について御説明させていただきます。

 議案書の67ページをお開きください。

 改正する内容といたしましては,久保山霊堂式場等に管理上必要な規定を設置するとともに,墓地及び霊堂の位置の表示方法を変更するものでございます。

 条例改正の具体的内容につきましては,70ページの参考により御説明させていただきます。

 ここでは上段が改正案,下段が現行となっております。

 第4条第2項では,墓地及び霊堂の使用許可に管理上必要な条件をつけることができるようにしたいと考えております。

 第3項では,第1号から第3号の規定に該当する場合には,式場の使用許可をしないことといたします。

 第4項は,式場の使用許可証等に関する規定でございます。

 次に,第13条でございますが,従来からありました,取り消すことができる事項につきまして,第1号で,第4条第3項各号のいずれかに該当するに至ったとき及び第8号で使用の許可の条件に違反したときを追加するものでございまして,先ほどの第62号議案の葬祭ホールと同様な規定を設けるものでございます。

 右側の71ページにまいりまして,別表第1ですが,墓地及び霊堂の位置の表示を区名までに改めます。

 なお,施行期日につきましては,68ページの附則にありますように,公布の日からとするものでございます。

 市第62号議案並びに市第63号議案についての御説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(中家委員) まず,第62号の関係でお聞きします。59ページの表の中に,今ある南部斎場,戸塚斎場の葬祭ホールの使用料と,北部斎場の使用料の表示がされています。北部斎場は新しいですから,設備等も当然かかりますけれども,広さの面はどうなのかということと,料金設定する場合,何を基準にしてこういう金額を割り出すのかを初めにお聞きします。



◎(鳥羽衛生局長) 葬祭ホールの料金設定につきましては,これまでと同様に受益者負担の原則に基づいて,葬祭棟の整備に要した建築費及び機械設備費,それから,いすなどの備品費,そして光熱水費や委託料等維持管理に要する費用といったものを負担していただくという考え方を基本にして設定いたしてございます。

 なお,広さの面で,料金を広さで割った値につきましては,北部斎場と南部及び戸塚斎場がほぼ同じレベルということになっております。



◆(中家委員) 面積で割り返すと同じ金額設定も可能だと解釈していいんでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) 考え方の基本は,これまで同様に,かかった費用について利用者に負担していただく考え方でございます。ただ,結果として面積で割り返したところそうなったということでございます。



◆(中家委員) いずれにしても,新しいとはいえ既存の施設よりも高くなっているという問題と,委員会で先日,北部斎場の視察に行かせていただいたときに,葬祭ホールは2つあるところを,壁をつくって分けているけれども,大ホールとして使うときは,その壁を取り外すという説明を受けました。そうしますと,単純に考えると,4万円だから8万円かしらとなるんですけれども,実際にこういう形で動かすということもやっていただいたんですが,人の手で動かせるようなものではなく,電動の動く壁という状況だったんです。その部分のプラス3万円の考え方というんでしょうか。細かい話ですが,どういうことなのか疑問に思ったものでお聞きします。



◎(鳥羽衛生局長) おっしゃるように,大ホールとして使用する場合には,2つの部屋の間仕切りを移動させて,大きなホールとして使用する形をとります。ただ,この際に,壁に当たる部分は収納しておいた11枚の可動式のパネルをはめて仕切る,ないしはそれを収納して広いホールにいたします。

 これが,仕切ったときに,音がお互いに漏れないようにするために,防音に考慮いたしました非常に重い壁でございまして,電動ではございませんけれども,熟練した作業を要します。作業員が出かけていきまして,作業時間と出張してくる時間,開けるにしても閉めるにしても,合わせまして大体3時間程度かかるということで,そのためにかかる経費を負担させていただいているものでございます。



◆(中家委員) それを動かすのは電動ではなくて人の力でということですね。3時間かかるというのは今初めて伺ったんですけれども,作業する方たちのための人件費分という位置づけになるということでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) おっしゃるとおりでございます。



◆(中家委員) 料金改定が1,500円から始まって,来年度3年目で8,000円にということだと思うんですけれども,市民生活が大変なときに,公共料金の値上げを連続的に行っていくことは,市民的に見ても非常に問題があると思います。その考え方も改めてお伺いしたい。

 それから,3年前より言っていますけれども,火葬料金は政令市の中でも3つの都市では無料だという状況があります。そこが,3年前と現在でも無料で変わっていないということは,市として死者を火葬するということへの考え方の部分もあると思います。

 そうであるならば,本市についてもそういう判断をして,上がってしまったものは仕方がない部分もありますけれどもこれ以上上げないという姿勢で,据え置くことも当然考えられると思うんですが,その点についてはどのように考えているのでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) 1体当たりの火葬に要する経費が燃料費,消耗品費及び光熱水費などの燃料関係費だけで1万2,000円かかるという実態がございます。これと,他都市の料金等も参考にさせていただいて8,000円にさせていただきたいと考えております。



◆(中家委員) 無料の都市は諸経費がかからないという状況ではないと思いますけれども,値上げについては我々としては問題があるという認識に立っています。

 続いて,第63号議案についてですが,市営墓地にたまたま行かれた人だと思いますけれども,お墓が荒れた状態にある,放置されているという状況があると。これはお参りに来る方とか,継承される方がいない等さまざまな事情があると思うんですが,墓地の管理等については市の責任で行うことになっていますから,その視点で,そこの問題がどうなのかということをまずお聞きします。



◎(鳥羽衛生局長) これまでも私どもといたしましては,できる限りの範囲で,例えば危険個所とか,木の伐採が必要なものなど管理についてのできるだけの努力はしてまいっております。ただ,それが十分でないという御指摘に関しては,そういう視点も当然あろうかとは思っております。



◆(中家委員) 事前の調査で,墓地の状況がどうなっているか見回る方が2名いらっしゃることを伺いましたが,荒れているということは,そこにお参りに来る方もだれもいらっしゃらないと判断できる部分もあると思うんです。これだけある墓地を2名の方で,そういう状況も含めて見切れるのかということもありますが,その点についてはどうでしょうか。



◎(高山施設整備部長) 中家委員のおっしゃる意味がよくわからなくて大変申しわけございません。現在の人員でということでございますか。



◆(中家委員) お墓が放置されている状況は,そこが無縁墓地みたいな形の可能性もあるわけですね。そういうものを調査される方が2名いらっしゃると伺ったんですけれども,それは違うんでしょうか。



◎(高山施設整備部長) おっしゃるとおり,2名おります。



◆(中家委員) 例えば無縁墓地は当然荒れている状態であるわけですね。だから,木がかぶさっているという全体の問題もそうですけれども,個々の墓地についても,どういう状況になっているかということは,その方たちだけで見なければわからないわけですから,そういう意味でどうなのかということです。



◎(高山施設整備部長) おっしゃるとおり,無縁墓地に関する手続を進める職員が2名おりまして,それは市役所の中におります。それから,実際の墓地を管理する管理事務所には,2名ないし3名の職員が現場に常駐しております。ですから,無縁の管理のいろいろな手続を進める人間と,現実に墓地を管理する人間とは当然協力はしておりますが,別でございます。



◆(中家委員) 最後に1点,無縁墓地という状況を判断することというのはなかなか難しいと思います。墓地は頻繁に行くところではないので,当然そういうこともあると思います。お墓ですし勝手にできないことはもちろんそのとおりだと思うんですけれども,今後,無縁墓地だという認定をするに当たって,どういう手続がとられて,どういう処理をされるのかということ,簡単で結構ですけど教えていただけますか。



◎(高山施設整備部長) 無縁手続でございますけれども,無縁墳墓等に関する権利を有すると思われる方々に対し,1年以内に申し出る旨の官報公告をいたしまして,立て札設置により縁故者等の有無を確認することにより行います。



◆(中家委員) 大変だということは聞いていますし,管理についても,墓地を通られた方が,ここは何だという状況がないように,引き続き御努力いただきたいと思います。



◆(横山[正]委員) この斎場につきましては,市民がこの世の最期に使う市民利用施設ですので,この間も視察させていただきましたけれども,非常に立派なものができたと思っております。

 市内料金,市外料金について,市費を投入していますから,差をつけて料金設定するのは合理性がある話だと思います。そこで伺いたいんですけれども,亡くなった方が市内だから市内料金なのか。亡くなった方が市外だから市外料金なのか。それとも,遺族の方が市内か市外か。これはどういうふうになっているんですか。



◎(鳥羽衛生局長) これは,亡くなられた方が市内に在住の場合に市内料金を適用し,それ以外の場合は市外料金をいただくということにはっきり明記されてございます。



◆(横山[正]委員) これは私の経験ですけれども,ことし私のおじが亡くなって,実はそのおじは滋賀県に住んでいたんです。連れ合いも亡くなって,一人娘が京都市に住んでいたんです。病に倒れたものですから,娘夫婦が引き取って看病して,京都の病院で亡くなったんですけれども,実際住民票は滋賀県にあったんです。この場合,自分の住所地に戻って葬儀なり火葬に付せば,市内料金が適用されたと思うんですけれども,たまたま孝行娘が引き取って地元で葬儀を上げたものですから,こんなに違うのかというぐらいの料金設定だったような気がするんです。そのときに横浜市はどうなのかと思ったのできょう伺ったんですけれども,亡くなる直前に住民票を移動すればこういうことにはならないのかもしれないんですが,こういうケースが多々あるのではないかと思います。どこかで必ず線を引かなければならないので,やむを得ない事情はあろうかと思いますけれども,市外料金の中で,近隣については上限をいろいろと決めていますが,相手先の料金との差が事前にわかるような制度はとっているんですか。



◎(高山施設整備部長) 市外料金につきましては,条例の中で5万円以内で規則で定める額としてございます。それを受けまして規則では,横浜市と原則として隣接している都市につきましては,料金を設定させていただいておりますが,それ以外のところには5万円の額という形にさせていただいておりますので,横山委員の今の例を引きますと,5万円をちょうだいすることになると思います。



◆(横山[正]委員) 横浜市に隣接しているところだと,相手市の料金を勘案してということになり,離れているところは,結果として5万円になるということだと思います。やむを得ないのかもしれないんですが,今後ぜひこういったことも検討していただければという意見を申し上げます。



◆(宗形委員) 本会議のときに,北部斎場の運営費が約4億円というお話があったんですけれども,今までの斎場の平成12年度決算では,久保山斎場が3億6,000万円,南部斎場が3億3,900万円となっています。この考え方は,例えば広かったり火葬炉の数が多いということでそうなっているということでよろしいんでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) おっしゃるとおりに,広さと管理にかかる経費というもので想定しているものでございます。



◆(宗形委員) この運営費のかなりの部分が委託だと思うんです。委託についてはお話も聞いた中で,火葬炉の運転は専門的なところが必要だということで,なかなか難しいのだろうとは思いますけれども,建設費というのが,年代は違うにしろとにかく今まで久保山,南部が104億円,107億円に対して北部が350億円で,既に大変お金がかかっているということで,これは意見ですけれども,運営のところの費用をぜひ考えていっていただきたいと思います。



○(中島[憲]委員長) ほかにございますか。

 よろしいですか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,ほかに御質問もございませんので,1件ずつ採決いたします。

 初めに,市第62号議案についてお諮りいたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数。

 よって,市第62号議案につきましては原案可決と決定いたしました。

 次に,市第63号議案についてお諮りいたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 御異議ないものと認め,市第63号議案につきましては原案可決と決定いたします。

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△市第64号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,市第64号議案を議題に供します。

   市第64号議案 横浜市精神障害者生活支援センター条例の一部改正



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(鳥羽衛生局長) 議案書の73ページをお開きください。

 市第64号議案横浜市精神障害者生活支援センター条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。

 提案理由でございますが,このたび建設を進めてまいりました横浜市港南区精神障害者生活支援センターが竣工となりますので,公の施設として設置するため条例改正をお願いするものでございます。

 改正の具体的内容ですが,74ページの新旧対照表をお開きください。

 別表に,横浜市港南区精神障害者生活支援センターとその位置を追加いたします。

 次に,施設の概要についてお手元の資料に沿って御説明申し上げます。

 本市で3館目となります港南区精神障害者生活支援センターは,港南区港南4丁目に地域ケアセンターとをあわせて整備しております。

 延べ床面積499.97平方メートル,鉄筋コンクリート造3階建ての3階部分となります。

 休館日は毎週月曜日のみでございまして,連休や年末年始にも開館いたします。

 開館時間は,午前9時から午後9時までとなります。

 運営委託先でございますが,財団法人神奈川県児童医療福祉財団を予定しております。

 開所は,平成14年4月を予定しております。

 議案書の73ページにお戻りいただいて,条例の施行日につきましては,附則にありますように,規則で定める日からとさせていただきます。

 説明は以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(中家委員) これまで神奈川区と栄区に2カ所あるわけですが,精神障害者ですから,運営の委託先は,一定の経験や,実績も踏まえてということは当然考えられるんですけれども,これに関しての選定の基準や,公募等が行われているのかお伺いします。



◎(鳥羽衛生局長) 選定につきましては,委託法人を選定します選定委員会を衛生局内に設けまして,1つとして,精神障害者の社会復帰に関する施設運営に実績のある法人であること。2番目に,港南区生活支援センターの管理運営委託に受託意向のある法人であること。こういった条件を満たすものの中から,港南区の意向も踏まえまして,地域活動に実績のある先ほどの財団法人神奈川県児童医療福祉財団を選定いたしたということでございます。

 ですから,受託意向があるかどうかという段階で,可能性のある,そういう実績を持っているところにはこちらからお声をおかけしております。



◆(中家委員) 神奈川県児童医療福祉財団は私は初めて聞きますが,具体的にどういう施設を運営されているところでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) この財団は,所在地が神奈川区西神奈川にございまして,主な運営施設といたしましては小児療育相談センター,横浜東部及び川崎就労援助センター,そのほかに関連法人として,社会福祉法人青い鳥,それから,横浜市南部及び中部地域療育センター,横浜市清水ケ丘地域ケアプラザ等を運営いたしております。



◆(中家委員) 精神障害者の方が家の外に出て,社会復帰も含めていろいろな活動をすることは非常に大事なことですし,こういうセンターが,周りの方の御協力や御理解をいただいた中で広がっていくことはすごく大事だと思いますが,地区センターのようにはなかなかいかない部分があります。要望が強い部分だと思いますので,そこの整備をこれからも努力していっていただきたいと思います。



◆(川口副委員長) 運営委託先の,名称が神奈川県児童医療福祉財団になっていますが,これは神奈川県との関係はあるんですか。



◎(鳥羽衛生局長) 特に県とかかわりがあるということではございません。



◆(宗形委員) この生活支援センターは,もともと1区に1カ所ということでしたよね。ゆめはま2010プラン5カ年計画で何カ所計画されていましたか。



◎(鳥羽衛生局長) 5カ年で7カ所を想定いたしております。



◆(宗形委員) 今までなかなか進まなかったという面もあるのかなと思います。7カ所ということですけれども,地域から大変ニーズが高いと私たちも聞いていますので,ここは力を入れるということと,それから,運営のところとか,地域に今あるいろいろな活動をしているところと連携しながら進められるように,これは要望ですけれどもお願いします。



○(中島[憲]委員長) ほかに発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 本件につきましては,原案のとおり可決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 御異議ないものと認め,市第64号議案につきましては原案可決と決定いたします。

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△請願第20号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,請願審査に入ります。

 請願第20号議案を議題に供します。

   請願第20号 遺伝子組み換えイネの食品等への承認反対に関する意見書の提出方について



○(中島[憲]委員長) 請願の要旨につきましては,事務局に朗読させます。



◎(佐藤議事課書記) 請願第20号について朗読いたします。

 件名は,遺伝子組み換えイネの食品等への承認反対に関する意見書の提出方について。

 平成13年12月3日受理いたしました。

 請願者は,横浜市旭区の横浜西部生活クラブ生協理事長,和田裕子さんほか2万2,846人です。

 紹介議員は,高野明子議員,関すみ江議員,井上さくら議員です。

 請願事項の2項目あるうちの2項目めは大学教育委員会に付託されておりまして,当委員会に付託になった1項目めを審査していただきます。

 請願事項は,遺伝子組み換えイネを食品及び飼料として承認しないように,国に意見書を提出されたい。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(宗形委員) 横浜市でも,国の意向を受けまして,こういうパンフレットもつくられて,ことしの4月から安全性審査表示の義務化がされていますけれども,6月ぐらいでしたか,スターリンクというような市販のお菓子にまざっているという事件が起きたんですが,横浜市で回収されたものはあるんですか。



◎(鳥羽衛生局長) 横浜市からはございませんでした。



◆(宗形委員) 安全性審査をしながら,ああいう問題が起きていることについては,その理由をどう把握されていますか。



◎(鳥羽衛生局長) これについてはいろいろ難しい面がございますが,特に日本では使われていなくて,海外でつくられているような製品の場合には,その後,遺伝子あるいはできたタンパクに関する情報がこちらにどれだけ入ってきているかということで,結局検査してわかるということになろうかと思います。



◆(宗形委員) 衛生局なので,栽培のところのお話はお聞きしても……



○(中島[憲]委員長) 宗形委員,紹介議員がネットさんからでてるわけだし,そちらが提案しているんですから,当局に対する質問はその前にきちんとおさめておいてください。ですから緑政局とかではなくて,局長が衛生部関連でわかる範囲で答弁を求めるのならば,それで結構です。



◆(宗形委員) 海外で原料がつくられているということだけではなくて,私たちの会派はもちろん紹介議員になっているから,この趣旨に沿って申し上げたいんです。結局,栽培地では,実験的にやっているところをいろいろ知っていても,花粉が飛んでしまうので,栽培のところで分けることはできないんです。遺伝子組みかえをつくっているのはここの畑だけですよといっても,種子がまざってしまう,花粉が飛んでしまうということで,もとのところから,遺伝子組みかえのものが,非遺伝子組みかえの畑に混入されてしまうことも最近起きてきています。それが輸入された時点でわかったりしているものがたくさんあります。

 ですから,この請願の中にあるように,お米というのは,日本で今まで100%自給してきたもの,WTOでは違っていますけれども,特に日本で穀物の自給率が下がっている中では,大きな部分を占めているイネが遺伝子組みかえの栽培はしょうがないんですけれども,そこから食品,飼料として日本の中で認められてしまうことになると,安全性表示義務だけではどうしても防げない問題が起きてくるという点が大きいと考えています。

 やはり,遺伝子組みかえの問題とか,このごろ狂牛病等,いろいろな問題が起きていますけれども,大切なことは食品に関しては,長い時間がかかってどんな影響が出てくるかわからない。そしてそれが,しかも人体という大変命にかかわる問題だということで,まず予防原則,あらかじめそれが入らないようにしておくということ。

 それから,狂牛病ではっきりわかったのは,追跡できないような入り方をしてきてしまうと,今,いろいろな形で調べているけれども,どこに原因があって,どこに混入したのかがわからないということだと,それを解決していくことも難しいということです。今回の請願の中にあるように,遺伝子組みかえのイネをまず食品,飼料としてここで承認しないようにということを,国へ意見書を提出していくということで,ぜひ皆さんから御意見や御賛同をいただきたいと,紹介議員の会派としては思います。



◆(中家委員) イネに限らず,野菜も含めて遺伝子を組みかえたものは虫も寄りつかない,雑草も生えないというもので,ポテトチップスから見つかったときも大問題になったんですけれども,初めからわかっているものを輸入しない,使わないということは,国の責任できちんと行うことが大事だと思いますので,ぜひ私も意見書を上げる方向で検討していっていただきたいと思います。



○(中島[憲]委員長) ほかにございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,ほかに発言もないようですので,質疑を終了し,採決することに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは,採決の方法は挙手といたします。

 ただいま共産党さんとネットさんから,ぜひ意見書を上げてほしいという御意見がございました。

 本件につきましては,採択とすべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手少数。

 よって,請願第20号については,不採択とすることにいたします。

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△陳情第14号の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,陳情審査に入ります。

 陳情第14号を議題に供します。

   陳情第14号 がん治療薬認可を求める意見書の提出方について



○(中島[憲]委員長) なお,本件につきましては,福祉局の岸生活福祉部長及び青木保険年金課長が説明員として入室いたしますので,御了承願います。

 それでは,福祉局職員の入室を許可します。

        (福祉局職員入室)



○(中島[憲]委員長) それでは,陳情の要旨につきましては事務局に朗読させます。



◎(佐藤議事課書記) 陳情第14号について朗読いたします。

 件名は,がん治療薬認可を求める意見書の提出方について。

 陳情者は,横浜市鶴見区の木村桃子さんです。

 陳情事項でございますが,1,製薬会社より申請のある薬品は米国同様,審査期間を半年とし結論を出すよう努力されたい。

 2,申請がない場合でも認可されている薬品については,すべてのがんに適用されたい。

 3,個人輸入薬品使用の場合,混合診療を検討されたい。

 4,2薬品以上の併用を認可されたい。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) それでは,質疑に入ります。

        (発言する者なし)



○(中島[憲]委員長) 特に発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



◆(中家委員) いいですか。異議なしの発言後に,タイミングをちょっとずらしてしまったんですけれども,認めていただけますか。



○(中島[憲]委員長) 挙手採決にしたいということね。



◆(中家委員) ではなくて……。



○(中島[憲]委員長) 質疑を終了したけれども意見を言わせてくれと,こういうことですね。



◆(中家委員) はい。



○(中島[憲]委員長) それでは,自民党さんの方からいきましょうか。



◆(横山[正]委員) 趣旨に沿いがたい旨,よろしくお願いします。



◆(松本[敏]委員) 個人的な問題も含まれているような気がしますので,趣旨に沿いがたいということにいたしたいと思います。



◆(石井[睦]委員) 趣旨に沿いがたいです。



◆(中家委員) この陳情自体の内容が,専門家ではない部分もありますけれども,わからない部分があって,事前に調査している部分もあるんですが,使いたいがんの薬も含めて,有効性など未解明な部分がたくさんあるということもありまして,この内容に沿っての陳情については,今回については趣旨に沿いがたいということです。



◆(宗形委員) 私も審査期間が長いとか,使いたい薬が使えないとか,そういうことは以前からお聞きしたり新聞報道でも見ています。ただ,今回意見書を出すというのには,もう少しこの件について詳しいところ,実態がどうなのかということも踏まえた上の方がいいと思いますので,趣旨に沿いがたいということで結構です。



○(中島[憲]委員長) それでは,採決いたします。

 本件につきましては,趣旨に沿いがたいとすることに御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 御異議ないものと認め,陳情第14号につきましては,趣旨に沿いがたいとすることと決定いたします。

 以上で本日の審査はすべて終了いたしましたので,事務局に委員会報告書等の朗読を求めます。

        (委員会報告書等を朗読)



○(中島[憲]委員長) それでは,次回の日程でございますけれども,来週の18日,火曜日,午前10時30分より,本日と同じ市会第二会議室において委員会を開会したいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 なお,当日は,衛生局に出席願い報告事項を聴取したいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。

 また,文書による通知は省略いたしますので,御了承願います。

 さらに,本日配付いたしました関係資料は当日御持参願います。

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△閉会宣告



○(中島[憲]委員長) 以上で本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午後3時12分

               福祉衛生環境保全委員会

               委員長 中島憲五