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神奈川県 横浜市

平成13年 福祉衛生環境保全委員会 P.1  09月17日−15号




平成13年 福祉衛生環境保全委員会 − 09月17日−15号









平成13年 福祉衛生環境保全委員会



               福祉衛生環境保全委員会記録

◇開会年月日      平成13年9月17日(月)

◇場所         市会第一会議室

◇時間         午前10時04分開会

            午前11時11分休憩

            午前11時15分再開

            午後0時26分閉会

◇出席委員       12人

  委員長    中島憲五君(民主党)

  副委員長   川口正寿君(自民党)

  副委員長   岩崎ひろし君(共産党)

  委員     酒井喜則君(自民党)

  委員     角田和宏君(自民党)

  委員     横山正人君(自民党)

  委員     松本 敏君(民主党)

  委員     横溝富和君(民主党)

  委員     石井睦美君(公明党)

  委員     加納重雄君(公明党)

  委員     中家治子君(共産党)

  委員     宗形もと子君(ネット)

◇欠席委員       なし

◇傍聴議員    中島明子君(ネット)

◇出席理事者

  助役                 藤井紀代子君

 (衛生局)

  衛生局長               鳥羽和憲君

  総務部長               渡辺興三君

  施設整備部長             高山喜良君

  保健部長兼衛生研究所長        渡邉 哲君

  福祉保健連携等担当部長        木村欣照君

  生活衛生部長             兼近庸喜君

  医療対策部長             酒匂芳興君

                              ほか関係職員

 (福祉局)

  福祉局長               田中克子君

  介護保険担当理事           甲能 迪君

  総務部長               松野完二君

  地域福祉部長             田村和正君

  生活福祉部長             岸 義信君

  児童福祉部長             合田加奈子君

  障害福祉部長             原  賢君

  介護福祉部長             上野和夫君

                              ほか関係職員

◇市会事務局

  委員会係長              屋代英明君

  議事課書記              佐藤洋一君

  調査課書記              岩本克雄君

◇議題

  福祉局関係

   1 市第39号議案 横浜市地域ケア施設条例の一部改正

   2 市第46号議案 戸部本町地域ケアセンター(仮称)用建物の取得

   3 その他

    (1) 横浜市障害者施策推進協議会における検討状況について

    (2) 知的障害者サッカー国際大会の開催について

    (3) 介護保険料の滞納状況について

  衛生局関係

   1 市第53号議案 平成13年度横浜市一般会計補正予算(第2号)(関係部分)

   2 陳情審査

    (1) 陳情第10号 墓地・埋葬等に関する法律改正を求める意見書の提出方について

    (2) 陳情第11号 墓地建設に関する条例等制定の働きかけについて

   3 その他

    (1) 狂牛病の対応について

  調査案件

   1 福祉施策の推進について                 (継続審査)

   2 保健衛生及び医療供給体制の推進について         (継続審査)

   3 環境保全施策の推進について               (継続審査)

開会時刻 午前10時04分



△開会宣告



○(中島[憲]委員長) これより委員会を開会いたします。

 時節柄,上着の着用は御自由に願います。

 議題に入ります前に,法定団体に準ずる団体の経営状況報告について当局から関係書類が提出されましたので,席上に配付しておきました。

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△市第39号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 福祉局関係に入ります。

 市第39号議案を議題に供します。

   市第39号議案 横浜市地域ケア施設条例の一部改正



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 議案書の37ページをお開きください。

 市第39号議案横浜市地域ケア施設条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。

 提案理由ですが,本市では,身近な地域における福祉・保健活動等の拠点,身近な相談の場として,また援護を必要とする高齢者等に通所介護を提供する施設として地域ケア施設を整備しています。このたび建設を進めてまいりました横浜市野庭地域ケアプラザほか5施設が竣工となりますので,条例改正をお願いするものです。

 改正の具体的内容についてですが,別表に横浜市野庭地域ケアプラザ,横浜市日下地域ケアプラザ,横浜市大場地域ケアセンター,横浜市美しが丘地域ケアプラザ,横浜市新栄地域ケアセンターを追加します。

 次に,各施設の概要について,お手元の資料に沿いまして,開所順に御説明します。

 まず,横浜市美しが丘地域ケアプラザについて御説明します。青葉区美しが丘四丁目に単独で整備しているものです。3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造2階建てとなります。4の運営委託先についてですが,社会福祉法人緑成会の予定となっています。5の開所は,平成13年11月を予定しています。

 次に,横浜市大場地域ケアセンターについて御説明します。青葉区大場町に単独で整備しているものです。3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造地上1階地下1階建てとなります。4の運営委託先についてですが,社会福祉法人横浜市福祉サービス協会の予定となっています。5の開所は,平成14年1月を予定しています。

 次に,横浜市野庭地域ケアプラザについて御説明します。港南区野庭町に地区センターとあわせて整備しているものです。3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造地上3階建てとなります。4の運営委託先についてですが,社会福祉法人ひまわり福祉会の予定となっています。5の開所は,平成14年2月を予定しています。

 次に,横浜市日下地域ケアプラザについて御説明します。港南区笹下三丁目に単独で整備しているものです。3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建てとなります。4の運営委託先についてですが,社会福祉法人杜の会の予定となっています。5の開所は,平成14年2月を予定しています。

 次に,横浜市新栄地域ケアセンターについて御説明します。都筑区新栄町に単独で整備しているものです。3の構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造地上2階建てとなります。4の運営委託先についてですが,社会福祉法人横浜市福祉サービス協会の予定となっています。5の開所は,平成14年2月を予定しています。

 いずれの施設も,開館時間は,火曜日から土曜日については午前9時から午後9時まで,日曜日については午前9時から午後5時までとなります。通所介護は月曜日も実施します。

 これにより,地域ケア施設は,地域ケアプラザ72館,地域ケアセンター12館の全市で84館となります。

 条例の施行日についてですが,規則で定める日から施行とさせていただきます。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(横山[正]委員) 委託先はどのような団体が考えられますか。



◎(田中福祉局長) 委託先につきましては社会福祉法人を基本に考えておりまして,区が公募して決めておりますが,区内の高齢者福祉施設等を運営している社会福祉法人を第1の,障害福祉施設等を運営している法人を第2の優先順位にしております。区内に適切な法人がない場合は,近隣の区からの応募もしていただいております。地域ケア施設の中の地域ケアセンターにつきましては,基本的には福祉サービス協会への委託でお願いすることになっております。特にそれについて問題がある場合は区でお聞きしますけれども,地域ケアセンターについては福祉サービス協会を基本と考えていただくようにお願いしています。



◆(横山[正]委員) これはどのように選定しているのか,プロセスを教えていただきたいと思います。



◎(田中福祉局長) 基本的には区で選定委員会を設けまして,応募のありました法人等から資料を提出していただき,またヒアリング等を実施しまして,その施設の運営等についてどのような考えを持っているかをお聞きし,その中でどの法人がこの地域ケア施設を運営してもらうのに適切かを決めております。また,そのときには,既に運営している施設の種類や,区内外でどういった地域ケア施設を運営しているかも考えまして,基本的には余り偏らないように,そして適切な法人が選定されるように心がけていただいております。



◆(横山[正]委員) 大場の地域ケアセンターは工事がおくれているわけです。当初はたしか9月開所だった気がするのですが,この工事のおくれについて御説明いただけますか。



◎(田村地域福祉部長) 今御指摘の関係ですが,こういった経済状況の中で設備関係の業者が途中で倒産したということもありまして,その後に同じような設備関係の業者と再契約し,そちらに移しました。基本的には引き継ぐことでやっておりますけれども,いろいろ状況を把握するために2カ月程度ロスタイムが生じたということであります。



◆(横山[正]委員) ここは,ちょうど開設の計画が出たときに,建物について近隣の方々と調整が行われた地域ケアセンターです。その後,竣工に向けて今工事を進めているわけですけれども,地域との関係はどうであるのかと,この工事のおくれについて御説明があったのかどうか,教えていただけますか。



◎(田村地域福祉部長) どちらかというと多少北側斜面の上側にできているわけですが,施設から見て北側に当たる方の方々から,当初,日照の問題で提起がありました。こういったことを含めまして,今回の場合には平屋建てで少し横長になりますけれども,地域の方々の御了解も得まして順調に整備できたということです。運営委員等はこれから選んでいきますが,地域の方々,町内会連合会といった方々の御支援もいただいておりますので,順調にいくと考えております。



◆(加納委員) 関連して教えてください。横浜市の地域ケア施設といえば,もう71館あります。これの委託先が何らかの理由で途中で退去する件数はどのぐらいありますか。



◎(田中福祉局長) 現在までは,まだ1カ所だけでございます。



◆(加納委員) その1カ所はどこなのか。また,その退居はどういう理由だったのか,少し具体的に教えて下さい。



◎(田村地域福祉部長) 瀬谷区で中屋敷という地域ケア施設です。特別養護老人ホーム等を運営しております社会福祉法人に委託してやってまいりましたが,たまたま去年からことしぐらいにかけまして内部の職員の異動とか,法人の内部の関係だと思いますが,いろいろごたごたもあったようです。そういったことで地域の方々に,また御利用される方々に非常に御迷惑がかかるということで法人から区役所に相談がありまして,状況から見て,法人としても,この際,内部で解決するよりも,むしろ一たん新しい法人に運営していただいた方がいいのではないかということもありました。区も十分事情を把握した上で,これについては新しい法人でいこうということで,その後,区内あるいは隣接の区域から法人募集を行いました。これを7月ぐらいから行い,法人の選定も終わりまして,御利用者の方々には御迷惑がかからないように,旧来の法人と新しくこれから運営しようとする法人とが一体になって今対応しております。



◆(加納委員) そういった場合に,本市の責任はどこまで負っていくのかを聞かせてください。



◎(田村地域福祉部長) 法人の選定時点では,区がいろいろな委員会をつくりまして選定しています。そういった中では,それなりにその法人の適切な運営が委託できるということで選定したものです。もう既に提訴されているようですが,法人内部でたまたま職員処遇関係の問題が起こったことにより,どうも裁判が行われるようです。それは私たちから見て特段大きな問題とは思っておりませんが,どうも法人内部ではうまく解決できなくて,裁判にまでなってしまったという状況があります。そういったことで,これは区も,また私たちも含めてですが,中に立ち入って調整するという状況にありませんでした。もし我々のできる範囲内であれば,区を含めて応援したり支援していくつもりでありますが,今回の場合には裁判という事態に入っておりますので,御辞退を受け入れたということです。

 それから,9月1日から新しい法人に移行しております。

 なお,蛇足ですが,そこでの嘱託の職員や雇用職員でも,新しい法人でできる限り引き継いでいこうということで対応しております。



◆(中家委員) 地域ケアセンターの委託先は福祉サービス協会ということで,今回の議案の地域ケアセンターも含めて12カ所になります。前もお話ししたことがあると思いますけれども,地域ケアプラザと地域ケアセンターの機能が実態としてそんなに変わらないのではないかと感じるのです。そうであるならば,地域ケアセンターについては福祉サービス協会が委託されるという状況について,選定する条件が何かを聞かせてください。



◎(田中福祉局長) 地域ケアセンターは,区内にありますその他の地域ケア施設と連携して,地域における福祉サービスの提供をより細かくやっていくことができるような役割をとってもらうということで,地域ケアプラザと区別して設置しております。機能としては,福祉機器の展示,相談ができるスペースと機能をあわせ持っておるということですが,地域ケアセンターが地域ケアプラザよりも後から建設される区もございます。なるべく区役所の近くや,連携がとれる場所の選定で少しおくれたりしている区もありますので,おっしゃるとおり,現在の時点でこれで十分機能を果たしているとは言えない面もあるかと思います。

 福祉サービス協会は,入所施設等も持っており,ホームヘルプサービスにつきましては長いサービス提供の歴史を持っておりまして,かなり豊富な人材を持っております。地域ケア施設の職員は,地域の方々等,ボランティアや地域でいろいろな活動をしておられる方々と連携して,サービスを順調に提供したり相談に乗ったりすることが求められるわけですけれども,ノウハウなり技術が非常に必要とされ,就職しておられる職員は,そういった面の指導が得られる方を身近に得ることがなかなか難しいと言っております。地域ケア施設の連絡会議等も開かれておりますが,そういった中で,経験豊富な職員が他の地域ケア施設に就職した職員等に支援していただくことにつきましても一定の蓄積を持っているのではないか,いろいろなサービスの提供をしている経験を生かせるのではないかと思ってサービス協会に委託をお願いしてきております。



◆(中家委員) 長い歴史の中で経験の蓄積もあって,新しく法人を立ち上げて施設を運営される方々に対しては,いろいろな意味でアドバイスなり支援をしていくということだと思いますけれども,実態としてそういうことが行われているのかということと,今12カ所ということは,ない区もあるということです。そういう部分についてこれからどうしていくのかも含めて,高齢者施設ではなくても,社会福祉法人としては歴史があって,運営としてはいろいろな実績を持っているところも横浜市の中にたくさんあります。福祉サービス協会が地域ケアセンターの委託とイコールという形について,選定する場合にもっとオープンにする方向も検討すべきではないかと思いますが,その辺はいかがでしょうか。



◎(田中福祉局長) 地域ケアセンターがまだない区もございますが,基本的には,区役所の職員も入りまして地域ケア施設の連絡会議等を開いており,必要な情報交換や情報提供をしたりして行っております。現在のところ,先ほど申し上げました理由で福祉サービス協会に委託するとしておりますが,どういった状況なり課題があるかを区からもいろいろ聞いてまいりたいと思っております。



◆(横溝[富]委員) 確認のために教えてください。今,地域ケア施設がゆめはま2010プランに向けて動いているわけでございますが,今回のものを含めて,横浜市全体の計画に対して何館完成しているのか。



◎(田中福祉局長) 開所数は,平成13年8月末で76館,平成13年度末で85館の予定でございます。基本的な計画としては,1中学校区当たりに1カ所で,145館の予定でございます。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,すべて計画どおりいった区は幾つかありますか。



◎(田中福祉局長) 5か年計画の達成率でまいりますと,計画を達成しております区は,平成13年度末の予定で,神奈川区,中区,港南区,旭区,磯子区,金沢区,緑区,青葉区,都筑区,戸塚区,栄区,泉区,瀬谷区でございます。



◆(横溝[富]委員) それは,今完成したところですね。



◎(田中福祉局長) 平成13年度末の予定です。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,今のは平成13年度末でありますけれども,今,調査に入っているところが幾つぐらいありますか。



○(中島[憲]委員長) 局長,できないところを言ってくれた方がわかりが早いのではないですか。



◎(田中福祉局長) 土地利用調整会議等にかけておるところもあるかと思いますが,それは,もしわかれば後ほど部長から報告させます。できにくい区は,鶴見区と保土ケ谷区では土地が求めがたく,利用の規模も多いので本当はもっと整備したいのですが,なかなかできない状況になっております。



◆(横溝[富]委員) ゆめはま2010プランの中で1中学校区1館という計画がありますけれども,2010年とは言わず,地域の皆さんから,ぜひつくってほしいという声があちらこちらから出ております。それに向けて最大限の御努力をお願いしたいと思っていますが,できましたら局長の決意をお聞かせください。



◎(田中福祉局長) 本当に必要な場所につくることは,介護保険が開始するということでかなり急いできたわけでございます。そのような中で,サービスの需要が多いにもかかわらずなかなか整備が進んでいない地区につきましては,優先順位を上げまして全力を挙げてまいりたいと思っております。



◆(横溝[富]委員) よろしくお願いします。



◆(石井[睦]委員) 加納委員の質問との関連で,法人内部のごたごたがあったけれど,そんなに大した問題ではなかったというニュアンスの答弁があったのですが,これは看過できない答弁ではないかと思います。ある面では,この運営は区とも相談して本市が委託するわけでして,私もこの間,敬老会へ出ていて,もう少しで参加しなければいけない世代からすると,ちょっと心配かという感じがあるのです。今回初めてこういう事例があったということを通じて,本市として,いわゆる委託責任というか,また逆に言うならば,その法人の通常的な,日常的な監査なり調査については今回の瀬谷区の教訓を生かしてどう実施されるのか,それについて一言ください。



◎(田中福祉局長) この委託については,デイサービス部門以外に,地域交流部門,在宅介護支援センターの機能も委託しておりますので,基本的には委託しました私どもの責任があると思います。今回のことにつきましても,石井委員が御指摘のことを軽く考えているということではございません。そういった問題が起こったことは事実でございますので,その法人の運営上問題がなかったのか。また,この法人はここだけをやっているわけではないので,特別養護老人ホーム等の運営も含めまして,そういった問題を引き起こすような体質を持っているのではないかということで監査から十分聞き取りと把握をしております。また,そういった法人さんの気の緩みというか,法人としての適切な措置を十分しないために職員が早まって行った行為について,今後また起こることがないようにどのように考えているかということにつきましても,法人の理事長,施設長等にも直接会いまして話を聞いておるところでございます。

 法人につきましても,自分たちの職員の対応の判断について十分でなかった点があったことは認めておりまして,そういうところについては改善していくと約束しております。そういった中で,全体としては,利用者の方々への影響が大きくならない段階で他の法人に引き継いでいくことが,地域にとっても最善の策ではないかということで,このたび他の法人を募集していただき,選定させていただいたところでございます。



◆(宗形委員) 横浜市のデイサービスですけれども,私がいただいている資料は4月が一番新しくて,待機者の数が330人ですが,これは今何人になっていますか。



◎(甲能介護保険担当理事) 今の委員が御説明の数字は,4月1日以降,まだ整理できておりません。



◆(宗形委員) 先ほど鶴見区のお話もありましたが,私たちは施設ごとの4月1日の待機者数のデータ他もいただいています。ただ,これは一度も利用できないでいる方が何人かだけで,実際のところは,現場の話を聞くと,週に3回利用できるところとか,やっと1回利用しているけれども,2回利用したいと言ったら断られてしまうという区があると聞いています。福祉局では,各区の状況とか各施設の状況等,細かくどんなふうに把握していらっしゃいますか。



◎(田中福祉局長) デイサービスにつきましては,現在の待機者等をまだ把握しておりませんので,きめ細かくということではないのですが,各施設等のケアマネジャー等からは,もし自分のところでサービスが提供できない場合は,他の施設等をお勧めしていると聞いております。通える範囲の近隣にそういうところがあれば,そこに受け入れていただくといった対応をしているそうです。ただ,利用者が余りなれないデイサービスの場所には行きたくないのであくまで待って,あいたら,では2回お願いしたいといった御本人の御希望でそのまま待機になっておられる方も聞いておりますが,おおむねケアマネジャーは,サービス提供事業者を2から3選びまして,その中からお勧めしていると聞いております。



◆(宗形委員) 今,御答弁をお聞きしていて,その様子からも,各区でかなりの格差があるというところまでの把握はまだかと思いました。それで,これは資料をいただいたのですが,今回の5施設それぞれのデイサービスの定員数と整備の費用を教えてください。



◎(田村地域福祉部長) これから開所に当たって神奈川県に具体的に登録していきますが,定員は大体30人規模でやっておりますので,30あるいはそれ以上で県に申請されると思います。

 整備費の関係ですが,美しが丘の地域ケアプラザにつきましては,建設費が4億4,900万円です。大場地域ケアセンターが5億1,600万円,野庭地域ケアプラザは6億4,800万円,日下地域ケアプラザが7億800万円,新栄地域ケアセンターが5億1,200 万円です。



◆(宗形委員) 日下地域ケアプラザは,延べ床面積も大きく,地下1階になっていて建設費も高いのですが,これは地下が駐車場になっているということからですか。



◎(田村地域福祉部長) まず,全体の土地の面積が985平米ぐらいで,狭いので4層になっているのですが,一番下が電気室と機械室になっていまして,1階が駐車場になっています。2階が出入り,地上3階が地域交流拠点になっております。



◆(宗形委員) 地域ケア施設の整備だけではなくて,当然特別養護老人ホームとかそのほかの施設ができていまして,介護保険が始まってからかなりこういう施設もふえていると思います。これは各区で,例えば地域ケア施設以外の施設ができてきている,その定員数や施設数については,人口による割合の差だけではなくて,この区は進んでいるけれども,この区はそうではないという傾向は見られますか。



◎(田中福祉局長) デイサービスの提供状況につきましては,地域ケアプラザ以外に,特別養護老人ホーム,民間でデイサービスを提供してくれております事業所の定員も把握しておりまして,需要に対して提供がかなり充実してきている区とまだ不十分な区があることは,一定程度把握しております。



◆(宗形委員) 今,地域に民家もかなりあいてきたので,そういうところを改修してつくっていこうという動きがあると私たちも聞いています。今,国でも,福祉だけではなくて,環境でもNPOを活用しましょうということが今度新たに予算化されていますが,福祉局はNPOについてはどう考えていらっしゃいますか。



◎(田中福祉局長) この介護保険におけるデイサービス提供の施設について,現在特に補助等をしてデイサービスを提供していただくことは考えておりません。活動の援助としては,市民の活動条例等に合っていれば事務所の費用を補助していくといったものを活用していただくという形で考えております。



◆(宗形委員) 介護保険が始まりましてから,NPOや民間でもそういう形で地域の中の受け皿になっていくことはできると思います。ただ,ボランティアや市民の活動拠点とか在宅介護支援センターを兼ね備えるにしても,これに用地費も加わることでかなりの予算がかかっていて,介護保険が始まる前に,平成10年3月31日で2,000 人ぐらい待機の方がいたものは,区別には違うけれども,数はかなり少なくなっていると思うのです。私は,これからは,こういう形で市が委託から何からやるよりは,もう少し違った形で進めたらいいのではないかと思っています。

 福祉サービス協会については,ほかの委員からも御意見が出ましたが,何年か前に委託先を福祉サービス協会にしますと決められてからそのまま続いています。この見直しは考えていかなければならないと思うのですが,先ほどのお話の中ではそういうところは見られませんでした。地域ケアプラザの委託先も原則社会福祉法人に限るという面を含めて,委託先の見直しなどはまだ考えていらっしゃらないですか。



◎(田中福祉局長) 地域で重要な役割を果たします地域ケア施設でございますので,現在委託をお願いしております法人を考えておりまして,直ちに見直す考えはございません。



◆(岩崎副委員長) 地域ケア施設のデイサービス利用者が,送迎車で送迎されてますが,自宅の部屋から道路まで移動するのも手伝ってくれる施設もあれば,路上の決まったところまで出ていないと連れていってくれない施設もある。同じ施設だけれども,運営法人や施設が違ったりで送迎の仕方に差があると聞いているのですが,実態はどうですか。



◎(田中福祉局長) そういった実態があることは把握しております。基本的には,デイサービスを必要とし,受けたいと希望されている利用者が受けられますように,できればベッドから施設までと思って,法人にもお話はしておりますが,求める職員の方々が必ずしもそれができる方でそろえられない施設もございます。そういった場合,地域の方々のお力をおかりするとか,ネットワーク等で援助してもらう方法も考えまして,できるだけ受けたい方が受けられる体制を整えていくことが地域全体でできていけばと思っております。



◆(岩崎副委員長) そういう差があるのが現状だということですね。

 それで,今,局長が答えられたように,デイサービスを受けたいという人の場合,自力で歩いていけない可能性が強いわけだから,できるだけベッドから施設まで送迎できる体制が必要だと思います。施設の力量や人員の配置で差が出てくるのだろうと思うんですが,横浜市としては,基本的にベッドから施設までの送迎の援助ができる方向で考えているのかどうか。すぐに実現するかどうかという問題もありますが,それが基本だと考えて指導されているか,これはどうですか。



◎(田中福祉局長) 基本的には,必要なサービスを受けていただくための手段を整えていくことが必要だと思っております。



◆(松本[敏]委員) 簡単に3点だけ質問させていただきます。

 1点目は,先ほどの横溝委員の関連ですが,地域ケアセンターも地域ケアプラザも早期建設を望んでいるところがまだ数多くあります。質問の建設の障害となる原因が幾つかあると思うのですが,どんなものがあるのか,地域ケアセンターと地域ケアプラザで原因が分けられるものがあれば分けていただきたい。そして,障害に対する当局のこれまでの対応の仕方,これからの対応の仕方,その辺を伺いたい。

 2点目は,資料としていただいた野庭地域ケアプラザですが,建設が約2年と,ほかの施設に比べて特段に長期間かかっているので,その理由と建設費用も他の施設と比べて多くなっているのかどうかを伺います。

 3点目は,地域ケアセンターの役割ですが,在宅介護の問題が今大きくクローズアップされておりまして,民間の福祉ビジネスを育成することも将来的には必要ではないかと私は考えているのですが,当面,地域ケアセンターの役割を在宅介護の中でどういう位置づけにしようとされているのか,その辺を明らかにしてください。



◎(田中福祉局長) なかなかできない理由については,求めたい場所に用地を確保することがなかなか難しいということが一番でございます。特に地域ケアセンターにつきましては,他の地域ケア施設との連携や区役所との連絡調整等も必要ですので,できれば区役所の近くに適地を求めたいといった考えもございまして,他の地域ケア施設に比べて一層用地が求めにくいということがあると思います。

 また,場所によっては日照やいろいろな問題がありまして,その場所に建てていいという合意を地域からなかなか得がたいことも建てる場合の問題としてあるかと思います。

 今後の対応については,基本的には市有地等を利用して建てることになっているのですが,デイサービスについての需要が多い地域につきまして,どうしても用地が求められないときは,民間の住宅等を建てるときに,その中に一緒に建てていくことができないかとか,土地を求めても建てることはできないかといったことも考えて,どうしても必要な場所には優先的に建てていくことが何よりも必要ではないかと思っております。

 2番目の,野庭地域ケアプラザについては,遊水地の上に建てておりますので,人工地盤をつくって建物を建設していくということで工期が長くかかったと聞いております。

 地域ケア施設,特に地域ケアセンターの役割でございますが,最近の福祉サービスに対する要望は非常に多様な面もあり,満足していただくにはきめ細かく対応しなければならない面があります。身近なところで十分相談を受けて,地域の方々のサービス提供もあわせて提供されていくことで,その方にとって本当に必要な自立のためのサービスが満遍なく提供される。または介護予防等も含めて地域の方々との交流も進むといったことの中心的な役割を果たしていただくことが,最終的に中学校区に1カ所程度整備されることになっております地域ケアセンター,地域ケアプラザの大きな役割になると考えております。



○(中島[憲]委員長) ほかに御質問がございませんので,質疑を打ち切りたいと思いますけれども,いかがですか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは意見表明をお聞きしたいと思います。



◆(酒井[喜]委員) 原案賛成です。



◆(松本[敏]委員) 原案賛成です。



◆(加納委員) 原案賛成です。



◆(中家委員) 賛成いたします。



◆(宗形委員) 反対します。デイサービスの機能と地域の交流や在宅介護支援センターの機能は分けて考えていって,デイサービスは民間のところで,地域の実情は福祉局のお話と私が現場から聞いているのでもミスマッチを起こしていることがありますから,地域ごとに整備を考えていく。例えば交流の拠点は,これから学校もあいてきますし,近くに地域ケアプラザができるけれども,何であそこの学校があいているのに使わないと地域の市民から言われている時代ですから,この整備の手法については私たちは反対します。



○(中島[憲]委員長) それでは採決いたします。

 本件につきましては原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数であります。

 よって,市第39号議案につきましては原案可決と決定いたします。

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△市第46号議案の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,市第46号議案を議題に供します。

   市第46号議案 戸部本町地域ケアセンター(仮称)用建物の取得



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(田中福祉局長) 議案書の111ページをお開きください。

 市第46号議案戸部本町地域ケアセンター仮称用建物の取得につきまして御説明申し上げます。

 本案は地域ケアセンター用建物の取得に関するもので,ハマノ愛生会が西区戸部本町50番に建設する特別養護老人ホーム及び地域ケアセンターとの複合ビルの地域ケアセンター部分を,仮称戸部本町地域ケアセンターに充てるため取得するものでございます。

 まず,施設の概要について,お手元の資料に沿いまして御説明します。

 3の複合ビルの構造・規模についてですが,鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階建てとなっています。

 4の地域ケアセンターについてですが,複合ビルの1階及び2階の各一部で,1,627.58平方メートルでございます。

 資料を1枚おめくりください。

 複合ビルの全体パースを添付しております。地域ケアセンターは,その1階,2階部分でございます。

 恐れ入りますが,議案にお戻りください。

 建物にかかる取得金額は4億2,615万円でございます。

 工事スケジュールは平成13年度から2か年事業になる計画でございまして,引き渡しは平成15年1月になる予定でございます。

 これに合わせて,本市からの取得代金の支払いは,平成13年度末に建物出来高分として20%,平成14年度の引き渡し時に80%と分割して支払うこととしております。

 後年度分の支払いにつきましては予算外負担となりますので,債務負担行為として平成13年第1回市会定例会で御承認いただいております。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(宗形委員) これは,竣工は1年半後ですけれども,地域ケアセンターということでいいますと,運営の委託先は福祉サービス協会にもう決まっていると考えていいわけですね。



◎(田中福祉局長) 地域ケアセンターでございますので,基本は福祉サービス協会とすることでいかがかと区にお願いして,特に問題がなければ区でそう決めていただけるかと思っておりますが,現在のところは決定したということではございません。



◆(宗形委員) そうしますと,6階建てで特別養護老人ホームができて,その中に入る地域ケアセンターは,特別養護老人ホームの運営をするところではなくて,別のところになるわけですね。これは,市有地貸与ということになると,この建設は,どこが特別養護老人ホームの運営をやられるか,もう決まっているわけですね。何という法人ですか。



◎(田中福祉局長) ハマノ愛生会といいます社会福祉法人でございまして,西区に住所がございます。現在も特別養護老人ホーム等を運営しておる法人でございます。



◆(宗形委員) 特別養護老人ホームを運営されているし,たしかデイサービスも運営していらっしゃると思いますが,原則として,特別養護老人ホームはかなりがデイサービスをやっていますね。地域ケアセンターについてはまたほかの意見に広がる性質もありますが,ここで福祉サービス協会でやるということではなくて,デイサービスは特別養護老人ホームでやって,地域ケアセンターの中では交流のところとか,ほかの機能というふうに柔軟に考えることは今の施策の中ではできないのですか。



◎(田中福祉局長) この建物につきましては,デイサービス部分を地域ケアセンターで整備することになっておりますが,複合等で建てる場合,どちらにその機能を持たせるかにつきましては,検討する余地はあるかと思います。



◆(宗形委員) それから,建設費は,ハマノ愛生会が建てたものを市が買い取るということです。買い取りの部分が地域ケアセンターは1,627 平米で,私たちがこの間の視察のときに,療育センターの建設費が随分お高いのを聞いている割には,今までの例からいくと単価がかなり低い金額かと思うのですが,特に理由はあるのですか。



◎(田中福祉局長) この建物につきましては,特別養護老人ホームに合わせた仕様にしていただいてることで,整備単価が従来のものより低くなっておるということでございます。



◆(宗形委員) 特別養護老人ホームに合わせた仕様では安くなるということだったら,横浜市の地域ケア施設の仕様と,どんなふうにどれぐらい金額が違ってくるのか,教えていただけますか。



◎(田中福祉局長) 先ほどの議案で,それぞれの地域ケア施設についての建物相当分の金額について5億円,6億円といった形で御報告させていただきましたが,この地域ケアセンターについては買い取りが4億2,615万円でございますので,平均より2億円弱程度安いかと思います。



◆(宗形委員) 2億円弱安くても,安全性や利用には問題がないわけですから,こういう安い単価でもできるということですね。



◎(田中福祉局長) この建物につきましては,基本的に民間に整備してもらったものを取得する方法をとりましたので,民間の法人が整備するに当たって必要な基準についてはクリアして整備していただいたということでございます。



○(中島[憲]委員長) ほかにございませんか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 他に御質疑がないようでございますので,質疑を打ち切りたいと思いますけれども,よろしいですか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは採決を行います。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数であります。

 よって,市第46号議案につきましては原案可決と決定いたします。

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△横浜市障害者施策推進協議会における検討状況について



○(中島[憲]委員長) 次に,報告事項に入ります。

 横浜市障害者施設推進協議会における検討状況についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(田中福祉局長) 横浜市障害者施策推進協議会における後見的支援を要する障害者に対する支援の仕組みについての検討状況につきまして,説明資料に沿って御報告させていただきます。

 最初に,お手元の説明資料1ページの1,趣旨でございます。

 これは,養護が必要とされたり自己決定や自己選択が困難な状態にある障害者にあっては,親等がそのことについて一定の支援的役割を果たしている実態があり,そのため,親等はその役割を果たせなくなったときの子の生活に不安を感じ,また障害を持つ子にとってもそのことが大きな不安要素となっている背景があることから,これらの不安にこたえる公的な支援の仕組みづくりについて横浜市障害者施策推進協議会に検討を依頼したものでございます。

 資料の2ページ及び3ページに,本市から同協議会に対して検討を依頼した文書を添付してございます。

 次に,お手元の説明資料1ページの2,委員についてでございます。

 現在検討していただいております専門委員会につきましては,各障害を対象とする審議会,社会福祉審議会・児童福祉審議会・精神保健福祉審議会・障害者施策推進協議会から学識経験者,親の会及び福祉サービスの提供者をそれぞれ選出していただき,専門委員として検討していただいております。

 資料の4ページに委員名簿を添付させていただいております。

 次に,説明資料1ページの3,後見的支援を要する障害者が特に必要とする支援の考え方でございます。

 現在,協議会で検討していただいている内容といたしましては,イメージ図にありますように,障害者全般に対する施策ではなく,後見的支援を要する障害者が障害者全般に対する施策に加え,特に必要とする施策や,障害者に対する各分野においては,例えば成年後見制度や生活保護制度,各種の福祉サービス等,一定の支援制度がある中で,さきに述べた後見的支援を要する障害者が特に必要とする支援の仕組みを条例化することについて,現在検討していただいております。

 次に,説明資料1ページの4,検討状況でございます。

 これは,専門委員会の委員の先生方からいただいている御意見をもとに,私どもで分類させていただいたものでございます。

 委員の先生方からは,自立支援・経験の場の確保,生活の場の確保,生計費の確保,後見的支援・サービス提供体制の整備,親,兄弟及び親族との関係,医療のサポート,精神面のフォロー等の各分野につきまして御意見が出ております。例といたしましては,障害者に適した福祉サービスをコーディネートする仕組みや信頼できる法人等に託すことのできる仕組み,地域で生活するための手段等が必要であるといった御意見が出ております。

 最後に,協議会での検討の経過及び今後のスケジュールについてですが,本年7月13日に協議会に検討を依頼し,その後,同月26日に同協議会の専門委員会が発足し,調査審議を行っているところでございます。調査審議の期間といたしましては,9月末までを予定しております。



○(中島[憲]委員長) 何か御質問がありますか。

 これは,実は,もう少し後になってじっくりやりたい。報告を9月末に受けるということですから,全体が終わった後にきちんと議論の場を持ちたいと思いますので,きょうのところは……

        (「そのことのお願いで」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) そうですか。

 それでは,特に御発言もないようでございますので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

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△知的障害者サッカー国際大会の開催について



○(中島[憲]委員長) 次に,知的障害者サッカー国際大会の開催についてを議題に供します。

 当局の報告を求めます。



◎(田中福祉局長) 知的障害者サッカー国際大会の開催につきまして御説明申し上げます。

 初めに,1の日韓障害者サッカーフェスティバルの概要につきまして説明させていただきます。

 日韓両国の友好と障害者スポーツの交流を促進するため今年度から開催される大会で,今後は日韓両国で交互の開催が予定されています。

 大会名称は,日韓障害者サッカーフェスティバルです。

 主催は,日韓障害者サッカーフェスティバル実行委員会になります。

 開催日は,平成13年11月4日の日曜日です。

 会場につきましては,横浜国際総合競技場で行います。

 内容についてですが,日本選抜対韓国選抜による知的障害者サッカー等を行います。

 次に,2の2002INAS−FIDサッカー世界選手権大会の概要について説明させていただきます。

 サッカーを通して障害者スポーツの普及及びノーマライゼーションの拡大に寄与するため,FIFAワールドカップサッカーの開催される年に行われる大会で,2002年の日本開催が3回目となります。

 大会名称は,2002INIS−FIDサッカー選手権大会です。

 主催は,約80カ国が加盟する国際知的障害者スポーツ連盟になります。

 運営主体として,2002INIS−FIDサッカー選手権大会日本組織委員会が大会の準備や運営等に当たります。

 開催期間は,平成14年8月8日から8月26日の19日間を予定しています。

 参加国数は,日本を含む16カ国の予定です。

 開催地につきましては,横浜市を初め神奈川県や東京都の都市数カ所で開催され,決勝戦は横浜国際総合競技場で行う予定と,運営主体である2002INIS−FIDサッカー選手権大会日本組織委員会から聞いております。



○(中島[憲]委員長) 何か御質問がありますか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 特に発言もないようですので,本件につきましてはこの程度にとどめます。

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△介護保険料の滞納状況について



○(中島[憲]委員長) その他で。

        (「審議全体が終わって,その後で1点だけ確認したいことがあるんで」と呼ぶ者あり)



◆(中家委員) 実は,10月を迎えまして,介護保険料の関係でお聞きしたいんですが,1年がたちまして,特に介護保険料の滞納をされている方たちについて,介護保険法でいいますと償還払いになるということも含めまして,給付の制限が始まるのではないかと心配されます。数としては,お聞きはしているのですが,65歳以上の普通徴収での滞納者数が1万人を超えていることと,そのうち認定されている方が600人以上いらっしゃる状況の中で,今,そういう方たちに対してどういう対応をされているのかが心配なんです。その点をお聞かせください。



◎(田中福祉局長) そういった方々につきましては,制度上,1年たちますと償還払いになり,納付していただくことが必要だというお知らせをしております。そして,お払いいただくことができない事情がある場合は,適切な納付相談に応じたいので,ぜひお申し出いただきたいということをお願いしておるところでございます。



◆(中家委員) 実際の窓口は区役所になるのではないかと思います。多分滞納されている方たちを個別に把握されていると思うのですが,具体的にどういう働きかけをされているのか,実態把握も含めてどうなっているかはどのように聞いていらっしゃいますか。



◎(甲能介護保険担当理事) 中家委員がおっしゃいますように,10月期に納めていない方は,この10月1日で1年たちますので,これまでも電話等で催告しているところでございまして,なるべく事前に徴収をお願いできるように今努力しております。今度これが1年たちますと,また改めて,1割負担が変更になるというお知らせ等を出して,その中でまた給付制限の内容もよくお話しして,個々に状況を聞いて,計画的な納付をいただくようにお話しし,御指導していきたいと思っております。



◆(中家委員) 法で規定されている内容ではありますが,特にサービスを利用されている方については,そのサービスが十分に受けられなくなる状況。1年たって滞納があると,償還払いで全額払わなければいけない,1割負担ではなくなるという部分で,さらに負担がふえるということはあると思うんです。そういう方たちに対して,もちろん個別に把握されて対応していかれると思うんですが,一律的な対応ではないことを要望したいと思いますので,お願いいたします。



○(中島[憲]委員長) 以上で,福祉局関係は終了いたしましたので,当局の交代を求めます。

 当局交代の間,暫時休憩いたします。

        休憩時刻 午前11時11分

        (当局交代)

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        再開時刻 午前11時15分



○(中島[憲]委員長) 委員会を再開いたします。

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△市第53号議案(関係部分)の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 衛生局関係に入ります。

 市第53号議案関係部分を議題に供します。

   市第53号議案 平成13年度横浜市一般会計補正予算(第2号)(関係部分)



○(中島[憲]委員長) 当局の説明を求めます。



◎(鳥羽衛生局長) 市第53号議案により補正予算をお願いしております,インフルエンザ予防接種事業について御説明させていただきます。

 インフルエンザにつきましては,近年,高齢者が罹患した場合の肺炎併発や死亡が社会問題化しており,これに対応して,国では,高齢者を対象にインフルエンザの予防接種を促進するため,予防接種法の改正法案を国会に提案しております。

 現在,改正法案は継続審議となっておりますが,9月の臨時国会で審議が再開され,可決成立した場合は,今年度の接種に間に合うよう速やかに公布・即時施行される見通しとなっております。

 しかし,インフルエンザの予防接種は,流行期の二,三週間前までには接種を行っておくことが必要となるため,改正法案の成立がおくれた場合,接種の時期を逸するおそれがあります。そこで,今年度の流行期に備え,適切な時期に接種が行えるよう,インフルエンザ予防接種事業を本市の事業として実施するため,今回補正予算をお願いすることといたしました。

 なお,改正法案が施行された場合は,その時点で法に基づく接種に位置づけることといたします。

 本市といたしましては,特に近年,社会問題にもなっている特別養護老人ホームなどの高齢者施設における集団感染の防止を図ることに力点を置き,こうした施設に入所されている方については接種費用を全額公費で負担して,被接種者の負担をなくすことにより接種の促進を図ってまいりたいと考えております。

 その他の高齢者の方につきましては,希望される方がかかりつけの医療機関等で接種を受けられるよう,個別接種の方式により接種機会を確保していきたいと考えております。

 なお,その際,生活保護世帯及び市民税非課税世帯に属する方を除き,1人1,000円の自己負担をお願いしたいと考えております。

 接種人数は事業全体で16万4,000人,必要経費は概算で6億6,000万円を見込んでおります。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(中家委員) 議案関連質問のときの市長答弁の中で,施設での罹患率と在宅での罹患率を含めて,比較される形でお話をされていたと思うのですが,実際に,例えば統計の調査が毎年行われているのかとか,市長が答弁されていた調査内容の出所がどこなのかを教えてください。



◎(鳥羽衛生局長) 我々が一番信頼できる調査の例としてお挙げしたのは,アメリカでの調査で,地域の高齢者におけるインフルエンザの罹患率と施設に入っていらっしゃる方の罹患率を同じ地域で比べているものでございます。これに関していいますと,年によってある程度の違いはありますけれども,調査した年においての地域の高齢者の罹患率は10%程度,それに対して高齢者施設では43%といったデータが出ております。これが,施設内での流行が地域における流行よりも大きい傾向があるということで,今手に入る中ではかなり信頼の置けるデータかと考えております。



◆(中家委員) アメリカでの調査結果ということですけれども,それは日本も含めて世界的に共通な部分と認識していいでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) インフルエンザは,日本と外国とを問わず,呼吸器から呼吸器へという感染の仕方は基本的に同じです。それから,国を問わずに非常に広い地域で流行したりすることがございますので,基本的には同じ性質を持っていると考えております。



◆(中家委員) もう1点。施設入所者の高齢者の方たちが罹患されるリスクが高いと言われていますし,実際そういう結果は出ています。御説明の中では,例えば肺炎を併発するということがありましたが,もし流行した場合に心配される具体的な中身というのでしょうか,だからここは重点的にやらなければいけないと判断されたのだと思うんですが,どういうところが心配かをお聞かせください。



◎(鳥羽衛生局長) 皆さんが顔を会わせている時間が非常に長いという施設の環境の中では,お互いに感染を周りに広げるので,広がる可能性が高いことが1つ。それは先ほどのこととつながりがあるのですが,もう一つ,感染した場合の重症化に関しては,肺炎が一番大きなものとして考えられると思います。実際に,高齢者の方の肺炎や,インフルエンザとの併発による死亡例の増加は冬に見られておりまして,インフルエンザがほかの病気と相まって患者に非常に大きなダメージを与える,つまり重症化の傾向を示すということは,多くの人たちが認めているところでございます。



◆(宗形委員) 私たちが議案関連の質問をしまして,その前後でも,アメリカではそういう例が報告されていて,信頼性が高いというお話がありましたが,市長の答弁の中で,高齢者施設においては罹患率が高いという報告もありとおっしゃっているのは,そのアメリカの調査を指していらっしゃるのですか。



◎(鳥羽衛生局長) もちろん幾つかのそういう報告はございます。ただ,その中で,調査の規模であるとか,病気の定義をきちんと定めて調査しているかということからいいますと,先ほど申し上げた例が非常に信頼の置けるデータになろうと思っております。



◆(宗形委員) 市長答弁の中に社会問題化している中で,ちょうど1997年ぐらいからそういう報道がされたり,横浜市でも戸塚区の病院の例で報道されたこともあったと思います。今回,横浜市で高齢者の施設が,100%対象とされていますが,入所の施設を中心に,特別養護老人ホームとか,その施設の場合は何人発症したという報告があるかと思いますが,そういうデータはありますか。



◎(鳥羽衛生局長) 平成11年に,12月から2月中旬までの間に特例許可老人病院で肺炎による死亡患者が10数人発生したことがございまして,それはインフルエンザの影響を強く疑わせる傾向が見られたということがございます。そのことと関連して,施設に対してインフルエンザ患者がふえるかもしれないので注意を促すことと同時に,発症者についての資料を寄せていただいたデータが平成11年12月から3月にかけましてございます。これは老人ホームにおけるデータですが,全体の数としまして12月から3月までで発症者として193人,そのうち入院された方が35名,そのうち重症のケースが4例という報告をいただいております。



◆(宗形委員) 1999年12月から2000年3月というと,昨シーズンではなくて,昨々シーズンだと思いますが,発症が193人で,市内の特別養護老人ホームの定員から考えると,そんなに多くはないかと思うのですが,いかがですか。



◎(鳥羽衛生局長) その辺は考え方の問題かと思いますし,そんなにというのがどのくらい多ければ多いと御理解いただけるかわかりませんが,感染の可能性がかなり高いと私ども考えております。もう一つは,重症化の危険が高いというのがインフルエンザの予防接種をしていただくための一番の大きな根拠になっているかと思います。



◆(宗形委員) この入所施設については,事前にデータがあったらと私たちもお聞きしていたのですが,それがいただけなかったので今お聞きします。そういう意味では,何人中何人ということをいただけなかったということで,私たちもまだ検討できていませんから,多い少ないというのはおっしゃるようなことかとは思います。

 ただ,今回,国の法律改正に先駆けてやられていますね。国の法律で私が事前にお聞きしたところでも,平成6年に改正して,また改正するという中で,今回変わってきたところが,インフルエンザのために,わざわざ法律の中で第2類疾病を設けていらっしゃいまして,ワクチンを受ける努力義務が外してあるわけです。これはどういう意味合いでインフルエンザに関して第2類疾病を設けて,そしてわざわざ外してあるのか,お聞きしたい。



◎(鳥羽衛生局長) その前に,先ほどの御質問について,入所者の70%は既に予防接種を済ませていた状況であったということを追加させていただきます。済みませんでした。

 それから,ただいまの御質問でございますが,国家が,集団としての予防に重点を置くよりも,個人の予防に重点を置くという考え方が中心で,国は今回の第2類疾病を設定して,そして高齢者を対象にこの法案を提出したと聞いております。



◆(宗形委員) ただ,前回,平成6年の改正で,学校での集団の予防接種をやめたときに,平成4年ぐらいからの流れの中では,個人を守るのという考え方,集団の防衛という考え方から変わってきたということがありましたね。今回,また第2類疾病を設けたのは,個人としての予防とおっしゃる。でも,横浜市の予算化の中では,施設は100%,それぞれの地域の個人の方は30%という差をつけています。これは,法の考え方として,個人としての予防と施設では100%というのは少し合わないのではないかと思いますけれども,いかがですか。



◎(鳥羽衛生局長) 今回の法の目的は,まさに個人予防に比重を置いてございますので,高齢者の方の御自分がかかる危険を減らして,その先のリスクを減らそうという考え方に基づいていると思われます。ただ,施設におきましての高齢者の場合,施設においての方が集団発生という形で流行が起こりやすい状態がありますので,もちろん個人の方の重症化を防ぐということもありますけれども,施設というお互いに感染しやすい,させやすい環境にある中では,多くの方に受けていただいて,その施設そのものの流行を抑えようという目的がもう一つ加わっていると御理解いただければありがたいと思います。



◆(宗形委員) さっきアメリカの例でも,施設だと流行しやすいというお話がありましたけれども,なぜ施設だと罹患率が高くなる,流行しやすくなる理由をお聞きします。



◎(鳥羽衛生局長) インフルエンザは,もともと感染した人のせきやくしゃみで飛沫が飛び散りまして,それを吸い込んだ方が感染するという形が主な感染の仕方で,その後,飛沫が入ったときの感染率はかなり高いものがございます。そういう前提で考えていきますと,施設のようなお互いの人たちが一緒に食事をしたり,いろいろなことをされたりする環境で一緒に暮らしている中での感染の機会は,例えばその中にどなたかが感染した事実が出てきた場合には,感染が広がる可能性がある。広がった場合に,感染した人は高齢者の方の場合には重症化するおそれがあるということが我々がこの提案をさせていただいた一番の大きな根拠になっております。



◆(宗形委員) インフルエンザが重症化していって,御本人が苦しい思いをしたり亡くなられることになると本当に大変なリスクですから,費用が幾らかかってもという考え方には立つと思います。ただ,これから高齢化が進む中で,予防接種ではない方法で,例えば施設の中の個室化を進めるとか,ほかに予算をかけていくことでできていくこともあると思います。



◎(鳥羽衛生局長) インフルエンザは飛沫で感染しますけれども,これは感染から発病までの期間の非常に短い病気でございまして,吸入して感染を受けてから大体24時間から48時間のうちに発病すると言われています。発病よりも数時間前の段階から,くしゃみやせきの中に新しい患者の中でふえたウィルスが出てくると言われております。ですから,症状が出てくるよりも前の段階で人にうつす可能性がありますので,症状が出てからその方をほかの人と別にするという手だてでは,少なくともインフルエンザに関してそれを防ぐことはかなり難しいと私どもは考えております。



◆(宗形委員) あと,市長の答弁の中で,特に高齢者が施設で集団で暮らしていらっしゃる中,個人の方の受ける受けないという意思をどれだけ発揮することができるのかと私たちがお聞きしたとき,国のガイドラインのお話がありました。今度改正される法律の中でも,予防接種のための指針がありまして,安全性に関する事項や,知識の普及に関するとか,適正な実施のための方策などいろいろありますけれども,まだこれは法律が改正されていませんから,この指針はできていないわけですね。



◎(鳥羽衛生局長) 法律が通りましてすぐの施行を考えておりますので,それに間に合わせるために現在準備はしていると聞いておりますが,まだ出てはおりません。



◆(宗形委員) 横浜市として国に先駆けてやります,予算化しますということですが,実際,痴呆の方で意思をきちんと表明できない方もいらっしゃることはどう考えていますか。



◎(鳥羽衛生局長) 基本的には予防接種に関する指針と,もう一つは,インフルエンザ予防接種のガイドラインがございます。そういうものを参考にしながら検討したいと思っておりますが,意思の表示が困難な方につきましては,現在国が準備しておりますガイドラインというか,指針の考え方を十分検討した上で私どもの考え方を決めていきたいと思っております。



○(中島[憲]委員長) 宗形委員,そろそろまとめるようにしてください。



◆(宗形委員) はい。

 どうしてもこういう施設の中,それから学校でもそうですけれども,予防接種をするときに,私は受けませんという意思表示が大変しにくいと思うのです。ただ,私たちが質問のときからお聞きしていましたように,予防接種に副反応があって,平成4年に学校の中で集団接種だったものを個別化され,また法律も改正して外していったという経緯の中で,今回の国の法改正,それから横浜市として国に先駆けてやるということですが,横浜市としての高齢者施設での罹患率だったり,発症後の詳しいデータが事前にないところでなさるのは,法改正を見て,ガイドラインを見てからでも決しておそくはないと私たちは思いますが,いかがでしょうか。



○(中島[憲]委員長) 局長,今のは意見ですので,それにどうしても答えたいのでしたら結構ですけれども,よろしいですか。



◎(鳥羽衛生局長) 御意見として承っておきます。



○(中島[憲]委員長) ほかにございませんね。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) ほかに発言もないようですので,質疑を終了し,採決に入りたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) それでは採決いたします。

 採決の方法は挙手といたします。

 本件につきましては原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。

        (挙手)



○(中島[憲]委員長) 挙手多数であります。

 よって,市第53号議案関係部分については原案可決といたします。

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△陳情第10号,陳情第11号の審査,採決



○(中島[憲]委員長) 次に,陳情審査に入ります。

 陳情第10号と陳情第11号については関連する事項と思われますので,2件は一括して議題に供します。

   陳情第10号 墓地・埋葬等に関する法律改正を求める意見書の提出方について

   陳情第11号 墓地建設に関する条例等制定の働きかけについて



○(中島[憲]委員長) 陳情の要旨については事務局に朗読させます。



◎(佐藤議事課書記) 初めに,陳情第10号について朗読いたします。

 件名は,墓地・埋葬等に関する法律改正を求める意見書の提出方について。

 平成13年9月6日に受理いたしました。

 陳情者は,横浜市戸塚区の深沢一さんです。

 陳情の趣旨ですが,墓地・埋葬等に関する法律を現在の社会環境に適するよう法律改正に向けて国へ意見書を提出していただきたい。

 続いて,陳情第11号について朗読いたします。

 件名は,墓地建設に関する条例等制定の働きかけについて。

 平成13年9月6日に受理いたしました。

 陳情者は,横浜市戸塚区の深沢一さんです。

 陳情の趣旨ですが,現在の墓地・埋葬等に関する法律では,都市部に建設される墓地に対して十分に地域住民の生活環境が守れないため,横浜市で独自に墓地建設に関する条例等を制定するよう働きかけていただきたい。

 以上でございます。



○(中島[憲]委員長) この際,当局の見解を求めます。



◎(鳥羽衛生局長) 墓地建設に関する条例制定について,衛生局の考えを御説明申し上げます。

 墓地の許可につきましては,墓地経営の永続性の確保,住民への事前周知等の義務づけ,緑地や駐車場など周辺環境に配慮した基準の設定,墓地使用者の保護等の課題がございまして,現在の墓地,埋葬等に関する法律の規定だけでは対応が困難になっております。そこで,条例を制定して対応することが必要と考えております。

 これらの課題につきましては庁内関係部局との調整を進めておりますけれども,今後,法律や都市計画の専門家,市民代表等から成る委員会の開催を予定しておりまして,現在検討を進めております。



○(中島[憲]委員長) 質疑に入ります。



◆(横溝[富]委員) 陳情理由の前段に書いている部分で,地元の皆さんの声を中心に何点か質問なり御意見を言わせていただきたいと思います。

 初めに,ここにも書いてある,許可がおりてから3カ月もたたないうちに当初計画の約500基から2倍の1,000基になったことにつきまして,地元周辺の皆さんからすると,当局として許可を出してしまうことに対して理解できないという声が多いのですが,このあたりについていかがなものか,お伺いします。



◎(鳥羽衛生局長) 確かに現在の金剛寺に関しましては,もとの507区画から約1,000区画とする変更計画案の相談がございまして,区画数の増加に伴いまして駐車場をふやす必要等がありますので,現在,駐車場の確保と周辺住民への説明について指導いたしておるところでございます。

 ただ,基数が増加いたしましても,緑地や駐車場が確保されていて,全体の墳墓面積に変更がない場合には,計画を認めないのはかなり難しいことではないかと考えております。ただ,変更する場合には,駐車場の確保の問題と周辺の住民の方々に十分説明して理解をいただくための努力は必要と思いますので,そういう指導をしてまいりたいと考えております。



◆(横溝[富]委員) 冒頭,局長より,これから条例に向けて,特に住民に対する周知なり説明をやりたいというお話がございましたが,ただ,私が聞くところによりますと,今回の件につきましてはまだ地元の説明がないという話ですが,それはないということでよろしいですか。



◎(鳥羽衛生局長) 墓地建設を予定している金剛寺に,これから周辺住民に対する説明をさせていきたいということでございます。



◆(横溝[富]委員) それはぜひ早期によろしくお願いしたいと思います。

 また,2点目につきましては,当初の507基だと区画の面積が大き過ぎるという理由から,売れないのではないかということで倍になったという話を聞いております。きつい言葉で言わせていただければ,衛生局は地元の住民の皆さんの考えよりも業者側にスタンスを置いているのではないかという声も漏れ聞いています。多分そんなことはないという答えが出ると思いますが,これについて改めてお尋ねしたい。



◎(鳥羽衛生局長) どちら側についているということでは決してございません。ただ,こういったものが進むためには周辺の方々の御理解は非常に大切な部分だと思いますので,業者に対して十分な説明をするような指導はしていきたいと考えております。



◆(横溝[富]委員) 多分そういった御答弁がされると思ったのですが,そういう誤解が生まれないような対応は大切なことだと思いますので,これは要望として言わせていただきたいと思います。

 次に,どうも工事が着工されてから大変なスピードで造成されているようですが,当初計画に沿った工事ではなく,既に1,000基を考えて,要は変更後を考えて工事をしているのではないか。ということであれば,横浜市は簡単に計画変更の許可を出してしまうのではないのかといったことを予測してやっているのではないかという声も実はあります。このあたりについてはいかがですか。



◎(鳥羽衛生局長) 私どもが把握しているところでは,現在は基礎工事の段階でございますので,おっしゃるような不安は現時点ではないと考えております。



◆(横溝[富]委員) そのあたりにつきましても幾つかの誤解があるようでございます。それは誤解か真実かわかりませんけれども,そういう声があることはぜひ胸の中におさめておいてもらいたいと思います。

 あと,前回の常任委員会のときにも話が出ましたけれども,進入道路の問題です。まだ明確になっていないということで,墓地に訪れる方の車両の取り扱いはどうなっているのかというのが1つあります。また,進入路として使用する道路は,地権者である今回陳情しております深沢さんが,横浜市に税金を納める中でやっていることであり,そして道路局を含め横浜市に対して地裁に控訴しているということも聞いておりますが,それは確認されておりますか。



◎(鳥羽衛生局長) 後者ですが,現在裁判中になっております。



◆(横溝[富]委員) そうなると,決着がつくまで工事をとめるといった考えはないのですか。



◎(鳥羽衛生局長) 道路局ともいろいろ調整しておりますが,現在道路として供用されてございますので,その状態を優先して考えるということで,本来的な計画に支障があるものとは考えておりません。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,地権者の方との話し合いは今後どういうふうに進めるのですか。そのままいくということですか。



◎(鳥羽衛生局長) 地権者の方と道路に関する話し合いというのは,もう裁判になっておりますので,その中で解決していくよりないことだと考えております。



◆(横溝[富]委員) あと,先ほど駐車場の話が出ましたけれども,墓地数が2倍になりますので,その駐車場のスペースはどのように考えていますか。



◎(鳥羽衛生局長) 審査基準におきまして,駐車場につきましては区画数の5%以上の駐車が確保できる台数となっておりますので,その基準を満たすように指導していくということでございます。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,また漏れ聞くところでございますけれども,駐車場の対応として立体型といった方法も考えているということです。そういったことで本当に簡単に許可をおろしてしまっていいものかどうか。



◎(鳥羽衛生局長) 現在,機械式をしたいということで相談に来ておりますので,要望を受けて十分審査していきたいと考えております。



◆(横溝[富]委員) そうしますと,今の立体型のことについても,地元の方へ説明することは当然考えておくといった理解でよろしいですか。



◎(鳥羽衛生局長) 業者から十分説明させるように指導いたします。



◆(横溝[富]委員) 時間が長くて申しわけないですが,ここは,もとは農家だったという話です。農家の分家は,他人に土地を売ったり貸したりしてはいけないということですが,このあたりについてはいかがですか。



◎(鳥羽衛生局長) ただいまの御質問につきましては,状況が把握できておりません。



◆(横溝[富]委員) では,今のことについては,いろいろな機会を通じながらまた後ほど話をさせてもらいたいと思います。

 あと,管理棟は今建設しているのと別に建設するようなことを聞いているのですが,あそこで2棟建設ができるようになるんですか。



◎(鳥羽衛生局長) 管理棟につきましては,現在のところ業者から最初の計画以降に改めて相談はないので,相談があった時点できちんと対処していきたいと思っております。



◆(横溝[富]委員) そのあたりにつきましても,ぜひ地元の皆さんとのコンセンサスが得られるように,条例に見合う中でひとつよろしくお願いしたいと思います。

 あと,工事等の名義人はある会社のようです。金剛寺が許可や確認をとって名義人として出すのが通常ではないかという感じを持っているのですが,そのあたりについてはいかがですか。



◎(鳥羽衛生局長) 工事の部分についてほかの業者に委託するという形につきましては,それを制限することはできないと考えております。



◆(横溝[富]委員) 先日,これは厚生労働省からいただいた中に墓地経営管理指針等作成検討会報告書というのがありまして,照会先は厚生労働省生活衛生局企画課です。この資料を拝見させていただきますと,いわゆる名義貸しは行ってはいけないと書いてありますが,これとの絡みはいかがですか。



◎(鳥羽衛生局長) いわゆる,とここにも書いてありますが,名義貸しというのは,定義が明らかでありませんのでそれを判断するのはなかなか難しい面がございます。私どもといたしましては,申請書に添付された宗教法人の墓地経営に関する議決書や資金計画を提出していただきまして,経営主体が的確であるかどうかを審査の中で確認していくという手だてをとっております。



◆(横溝[富]委員) これも誤解が生まれないように,もっと丁寧に話し合うことが必要ではないかと私は思っていますので,お願いしたいと思います。

 あと,許可をとらないで水路を埋めてしまって,その上を使用するようになっているということです。これはもちろん衛生局の問題ではないと思いますけれども,下水道局としてどのように考えているか,情報は入っておりますか。



◎(鳥羽衛生局長) 現在の状況を確認しておりますけれども,下水道局には現在の状況で特に法上の支障はないという見解をもらっております。



◆(横溝[富]委員) 今のも何となく私には理解,納得できない部分がありますけれども,先ほどの農家の分家の話とか今いろいろやりとりさせてもらった中でも,かなり問題点があるのではないかと私はとらえております。墓地をつくるという総論は皆さんも賛成だと思うのです。ただ,各論になるといろいろ問題がある。その問題があるのを整理していくのが当局の役割,仕事であるという認識を私は持っています。これは最後の質問でありますが,このような事態,このような問題が起きているのに,簡単にという言葉は失礼かもしれませんけれども,衛生局はなぜ許可を出してしまうのですか。



◎(鳥羽衛生局長) 現在の法体系の中では,墓地・埋葬等に関する法律の関係でいえば,きちんとした計画と書類の提出をもって申請がなされれば,許可せざるを得ないことも御理解いただきたいと思います。ただ,御指摘のような,周辺の住民の方々に理解を求めるといったこと,問題点をもう少しきちんと整理できないか,あるいは協議の場が考えられないかということで,私どもは今,専門家の方々にいろいろ御意見を伺って条例制定を考えておりますので,御理解いただきたいと思います。



◆(松本[敏]委員) 横浜市や東京都,川崎市もそうですが,墓地が足りないという実情は確かであります。この実情を踏まえて,同じような観点から幾つかまとめて意見と質問をします。

 国の法律を大都市の実情に見合った法律に変えていくことが,そろそろ検討されてもいいのではないかと私は考えているのですが,衛生局としての考え方を伺いたいと思います。全国一律の法でございますので大変難しい作業ではあるかと思うのですが,今申し上げたような大都市の実態も決して見過ごすわけにはいかないので,国全体の問題としてぜひ検討していく時期ではないかと思っております。

 2つ目は,衛生局に対していろいろ質問させていただいているのですが,これは衛生局だけで判断できる問題ではない。特に横浜市のような大都市においては,衛生局だけにこの判断責任,許可権限を任せておくのは非常に不合理だという気がいたしております。そういう点で,先ほど来,横浜市の独自の条例化が言われているのですが,私はできるだけ早く条例化を図りたいと考えておりまして,年内にでも条例の半分を上程していただきたいという気持ちです。お墓というものは長い期間にわたって利用されるものでありますので,都市計画局,建築局,下水道局,水道局その他,どこの局をとっても必ずかかわりがある事業です。だから,早急に横浜市の条例を,特に大都市としての模範となる条例を横浜市が率先してつくっていきたいという気持ちを持っておりますので,その辺の決意のほどをお伺いしたいと思っております。

 3点目は,宗教的な問題に膨らんでしまうので深くは論じたくないのですが,お墓の経営者に対しては高い倫理性が求められてしかるべきだと思います。衛生局がその高い倫理性をどうやって判断するのか,今は不透明なところがありまして,審査技法をお聞かせ願います。

 あと,今のいわゆる名義貸しの問題については,だれもが一般的に心配な点であります。これは先ほど横溝委員から質問がありましたので質問いたしませんが,ぜひ慎重な調査をこれからもお願いしていきたいと思います。

 それから,これは余談ですが,法律では死体を埋めよとなっていて,死体という言葉を使っているのですが,遺体という似たような言葉もあります。死体と遺体がどう違うのかがもしわかれば教えてください。



◎(鳥羽衛生局長) まず最初の点でございますが,国は,もともと墓地・埋葬等に関する法律は国民の風俗習慣,宗教的活動など各地方の地理的条件に依存する面があり,一律的な基準による規制になじみがたいという考え方をしておりまして,そのために具体的な基準を規定していないというところがございます。また,平成12年4月からは,自治事務となったために,墓地・埋葬等に関する法律の具体的な運用は住民に身近な自治体で実情に応じて行われることが望ましいということで,そのための指導の考え方の指針として墓地経営管理指針等に関する指針を出しております。こういったことを考えますと,おっしゃるような趣旨で国が法を改正していくという方向はなかなか考えにくいのではないかと理解しております。

 次は,今後の予定でございますけれども,この委員会の中でも非常にたくさん問題提起がございましたし,私どももたくさんの問題があると考えています。私どもとしましては,まず法律や都市計画の専門家や市民代表の方々に入っていただいた委員会を立ち上げて,そういった問題をかなり専門的にきちんと詰めて考える必要があると思いまして,10月中には委員会を立ち上げ,そしてその議論をきちんとしていただいて,来年2月ごろまでに御意見をまとめていただこうと考えております。その上で条例案を作成いたしまして,できるだけ早く議会で御審議いただけるようにしていきたいと思っております。

 それから,経営者の高い倫理性に関しての問題ですが,先ほど申し上げた委員会の中でもきちんと議論を尽くしていただいて,何らかの倫理性を支えるものを形の上で規定できないか,いろいろな方からお知恵をいただいて考えていきたいと思っております。

 それから,墓地・埋葬等に関する法律の中では遺体という言葉は全然使われておりませんで,死体に統一されておりますので,遺体というのは別の場合に使われる言葉と御理解いただいた方がよろしいかと思います。少なくとも墓地・埋葬等に関する法律の中では全部死体でございます。



◆(松本[敏]委員) この条例の制定に向けて,いろいろな有識者の方を集めて検討されているというお話ですが,時期的に,できるだけ早くやってもらいたいと考えています。他都市を見ても余りそういう例は見られませんので,ぜひ他都市に負けないように早くやってもらいたい。これを意見として申し上げておきます。



◆(中家委員) 陳情第10号については法律の改正に向けて意見書を上げてくださいということで,今までの議論のやりとりを聞いている中で松本委員も言われていましたけれども,横浜という都市部の中での特殊性を考えれば,今この戸塚区品濃町だけではなく,いろいろなところで墓地,墓園建設をめぐっていろいろな問題が起きていることは事実だと思います。どうしてそういう問題が起きるかについては,建てる業者にすればもちろん法や市の審査基準をよりどころにつくりたいと申請されるわけですが,申請の基準はクリアしていても,実際地元の中でいろいろな問題が起きてくるということについては,法も含めて不備な面があると考えざるを得ないのではないかと思います。北海道のように比較的土地があるところを含めて,同じ建設をするという場合については,いろいろな条件が違ってくると思いますが,けれども,特に都市部の場合について今いろいろな問題が起きている原因が,全国の自治体なり全国の業者がそれに基づいて手続や仕事を行っていく法の部分にあるのではないかという気がしてならないんです。その辺の認識はどうでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) 確かに,墓地・埋葬等に関する法律が現在の状況をきちんと反映したものであるかということについてはいろいろな御意見もあろうかと思いますが,過去に無縁墳墓の改葬公告の簡略化とか,時代の要請に応じて法改正がされている部分もございます。ただ,住民の宗教感情とか風土,文化等は地域によって違うこともあるので,具体的な運用については地域の実情に応じて規定すべきものだということで,先ほど申し上げた考え方としての指針が国から出されております。法改正のことにつきましては国が判断すべきことだと考えております。



◆(中家委員) 墓地経営の許可に関する指針の中で幾つかの項目がありますが,その中に,墓地の設置場所については周辺の生活環境との調和に配慮されていることとあり,墓地・埋葬等に関する法律の中では,住宅地から110 メートル以上離れていることという具体的な数値が出ていますが,これは当然だと思います。例えば条例になった場合に,そういう具体的な規定が盛り込まれるのかどうか。周りの住環境やまちづくりの視点でどうかということが,今地元の方たちとの間で起きている問題の一番大きな要因ではないかと思います。条例が,建てる事業者だけではなく,住民にとってもいろいろな意味でメリットがある中身になるかということはどうでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) 110メートルの規制というのは,法に書かれている部分ではございませんで,横浜市の審査基準の中に決められていることでございます。いろいろな御意見がございますけれども,一方では,ある場合に私権の制限をする部分がございますので,そこをどこまで規制できるかかなり難しい問題がございます。多くの方に納得していただく条例をつくっていくためには,法律や都市計画を含めた専門家の方々に詳細に議論していただくことが非常に大事だし,必要なことだと私どもは考えております。



◆(中家委員) 最後にしますけれども,住民の方も墓地については必要な施設だという認識はあると思います。ただ,今のこの陳情の件もそうですけれども,無制限に近い状態で建設が進められようとしているというところが一番の問題だと思います。条例をつくるのであれば,具体的に今問題になっている部分が本当にクリアできるという保証をつくっていく努力をしていかなければいけないと思っていますので,その点についてぜひ具体化していただきたいと思います。



◆(宗形委員) この墓地の問題は,最近,都市部で特に顕著になってきている問題だと思います。東京都が平成12年に条例改正をしていて,標識の設置,事前協議の指導のような,マンションについて行っていることをしていますが,横浜市で条例化を考えるとき,私権の制限になるので難しいこともあると先ほどおっしゃったようですが,東京都よりさらに厳しいものを考えていかれるのでしょうか。



◎(鳥羽衛生局長) 東京都の条例につきましては,確かに標識の設置や住民説明の義務づけ,事前協議についての指導といった項目が入っております。ただ,先ほど申し上げた私権の制限との関係もございます。地元の方々とのきちんとした調整ができることは必要なことだと私どもも思っていますが,具体的にそれをどういう形で条例の中に実らせていくかという技術的な問題もございますので,専門家の方々の御意見をいただきながら考えていきたいと思っております。



◆(宗形委員) それは,検討委員会をつくられるとお聞きしているので,考えていかれると思います。この陳情書の片方は国への法律改正の意見書ですけれども,法改正によって国の法律の裏づけがないと私権の制限ができないということがあるのですか。



◎(鳥羽衛生局長) 法の中であっても,ほかの法律との整合性がございますので,この法で決めたからそういうふうにできるというものではございません。ですから,私権の制限とか,特に権利の制限の部分に関しての調整は非常に難しいものだと考えております。



◆(宗形委員) やはり実効性のあるものにしていかなければいけないと思っています。6月に常任委員会から条例化という意見をおつけしましたが,予算特別委員会で条例制定を考えていると言っていましたので,意見をつけるということで私たちも不採択としているのです。だから,今のお話では進められているということだと理解しました。

 ただ,国への意見書ということですけれども,東京都はもう条例化していますし,自治事務になったということで,横浜市の条例制定に考えていくことをまず取りかかるべきかと思います。



○(中島[憲]委員長) ほかにございますか。

        (「なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) ほかに御意見もないようでございます。

 今までのやりとりを拝見させていただきまして,次のようにまとめて陳情者に回答を申し上げたいと思います。その案を私から読み上げさせていただきますので,判断を願いたいと思います。

 陳情第10号,陳情第11号ともに,本市としては,緑地や駐車場など周辺環境に配慮した基準を設定することや住民への事前周知等の義務づけなど,陳情趣旨に沿った内容の条例制定に向けた小委員会を10月までに立ち上げるとの回答を得たところである。当委員会としては,国に対して法改正を求める意見書を提出しないが,当局に対し手続等の執行を積極的に行い,可及的速やかに条例の制定を求めたところである。

 こういう回答にいたしたいと思いますけれども,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 全員一致ということで,この陳情者に対しましては一括して回答することにいたしたいと思います。

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△狂牛病の対応について



◆(中家委員) その他で1点だけ,済みません。

 9月12日に記者発表資料として狂牛病の件について資料をいただきました。今,新聞等でも連日報道されていますけれども,実際に疑惑牛が処分されずに,肉骨粉という,飼料にするために砕かれているということも報道されていまして,狂牛病自体の潜伏期間が数年間という状況を考えますと,ここで本市が対応について言われている,屠畜の前日と当日の2日間,複数の検査員によるダブルチェックを行う,生体検査を強化しますということだけで本当に対応が十分なのか,改めてお伺いします。



◎(鳥羽衛生局長) このBSEという牛海綿状脳症の病気につきましては,現在までのところ,牛が非常に典型的な症状を出すと言われております。発症する時点は,脳や脊髄の中に非常にたくさんのプリオンという感染性のタンパク粒子があると言われているわけですが,症状が出ない前の段階は非常にそれが少ないと一般的には理解されております。生体検査で,その状態を見ればBSE特有のいろいろな神経症状がかなり出ることがわかっていますので,それを中心にして調べるというのが私どもの検査上においても行われている方法で,現時点ではそれが我々が行い得る一番確かな方法です。それの精度を上げるために,1人が見るのではなくて複数の人が見る。それから,当日だけではなくて前日にも見るということを励行していきたいと考えております。



◆(中家委員) 参考として,疑わしい牛がいて,脳の病理組織検査を行ったけれども,結果としては陰性だった。これはよかったことですが,とにかく早くそういうものは発見すべきなのではないか。検査員が複数でチェックすることだけで本当にいいのかという問題と,いつまでそういうチェックをしていくのかという問題も含めて,あとはこの狂牛病の余波だと思うのですが,千葉のある都市では学校給食を控えるような報道がされていました。そうなっていくと本当に大変なことになっていきますし,私の周りでもハンバーグにはもう牛肉は使わないわみたいな話から含めて,特に食べ物は風評が広がっていきやすいと思います。ですから,強化しているといっても,それで十分なのかどうかということも含めて,きちんと対応していっていただきたいと思います。これは,どう考えているかをお聞きして,意見として申し上げます。



◎(鳥羽衛生局長) 検査に関しましては,例えば,別の検査方法も導入しろという指示を国が出せば別ですが,現時点では,現在の屠畜場法に基づく検査を十分にすることが私どもの使命だと考えております。

 いつまで検査を続けるのかという話でございますけれども,牛に限らず,豚に関してもそうですが,これまでも,別に狂牛病だけではなくて,ほかのいろいろな病気に感染している可能性とか,ぐあいの悪い状況がないかということで生きているうちに1頭1頭確認する作業はずっとやってきております。その状況を強化して行うということで,これはずっとやってまいりたいと思っております。

 それから,私どもとしてもできるだけ多くの方に情報提供できるような手だてを考えて周知を図りまして,なるべく牛乳等,ほかのものへの風評被害が出ないような方策を考えていきたいと思っております。



○(中島[憲]委員長) 以上で,衛生局関係は終了しました。

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△調査案件について



○(中島[憲]委員長) 次に,調査案件についてお諮りいたします。

 1,福祉施策の推進について,2,保健衛生及び医療供給体制の推進について,3,環境保全施策の推進について,以上3件の調査案件を一括議題に供します。

 本件につきましては,いずれも閉会中継続審査といたしたいと思いますが,御異議ございませんか。

        (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○(中島[憲]委員長) 御異議ないものと認め,さよう決定いたします。

 以上で,本日の審査はすべて終了いたしましたので,事務局に委員会報告書等の朗読を求めます。

        (委員会報告等を朗読)

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△閉会宣告



○(中島[憲]委員長) 以上で,本日の議題はすべて終了いたしましたので,委員会を閉会いたします。

閉会時刻 午後0時26分

               福祉衛生環境保全委員会

               委員長 中島憲五