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東京都 羽村市

平成28年第1回総務委員会 本文




2016.03.09 : 平成28年第1回総務委員会 本文


                                    午後1時30分 開議
◯委員長(富永訓正) 皆様、こんにちは。定刻になりましたので、始めさせていただきます。
 ただいまの出席委員は6名です。定足数に達しておりますので、これより平成28年第1回総務委員会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
 日程第1、議案第22号「羽村市行政不服審査条例」の件を議題といたします。
 直ちに審査に入ります。
 質疑を許します。質疑はありませんか。馳平委員。

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◯委 員(馳平耕三) 3点お願いします。
 まず1点目は、審査会のメンバーにどういう人がなるのかというのをお聞かせください。それから2点目は、審査請求期間というのはどのぐらいを予定されているのかと。3点目は、そもそもこの条例制定で、市民の権利保障、救済の観点というのは厚くなっていくのかどうかと。この3点をお聞かせください。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) まずお尋ねの1点目の審査会のメンバーということなんですが、条例で規定しておりますように、審査会の権限に属する事項に関し、公正な判断をすることができ、かつ、法令又は行政に関して優れた識見を有する者と規定されておりますことから、具体的には弁護士とか、学識経験を有する、大学教授などを予定しております。
 2点目の審査請求があった時の処理期間ということでよろしいかと思うのですが、改正行政不服審査法においては、まずは審理員の指名をいたします。審理員が指名されたことを審査請求人、あと処分庁に通知をします。それを経て、処分庁に対して審理員が弁明書を提出するようになります。その提出を求めて弁明書が出てきたものについて、今度は審査請求人に対して、そのこういう弁明書が出ましたということを改めて通知します。それを受けて、審査請求人が反論の意思があれば、反論書という形をいただきます。なおかつ、それに加えて審査請求人から口頭意見陳述の申し出があれば、そのような機会を設定したりしなければなりませんので、その内容にもよると思うんですが、手続保障が厚くなっていますんで、最低でも6カ月以上はかかるものと考えております。
 それと、今回の行政不服審査法が市民にとって、どのような効果があるかということだと思うんですが、今回、全部改正された行政不服審査法につきましては、不服申し立ての種類を、原則として審査請求に一元化すること、あと審理員制度の導入、あるいは第三者機関への諮問の手続の創設、提出書類などの謄写など審査請求人の手続保障の拡充など、公正性の向上の観点から時代に即して抜本的な見直しがされておりますので、そのような点から、本市でもより一層の権利救済に寄与するものであると考えております。以上でございます。

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◯委員長(富永訓正) 馳平委員。

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◯委 員(馳平耕三) まず先ほどの審査会のメンバーが、全員が弁護士ということなんですか。大学の先生とか弁護士ということ。全員がその第三者、ある意味で第三者である弁護士や大学の教授ということなのかどうかまず確認させていただきたい。それともう一つ、3点目のところで、おっしゃっていることわかるんですけれども、市民にとって、どういうふうな影響があるかということに関しては、市民の人にどう理解してもらうかという話も出てくると思うんですけど、今回の件に関して、市民の方にどういうふうに変わっていくのかというのを、どうアナウンスしていくのかということも含めて、その周知方法もお聞かせいただきたいと思います。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) 審査会のメンバー5名ということで条例には規定しておりますので、そのすべてが弁護士ということではなくて、例えば、弁護士3人、大学教授2人とか、そういうことを考えております。全員が弁護士ということでは考えておりません。5名以内ということになります。
 それとあと、市民への周知等ですが、今回、改正行政不服審査法が4月1日から施行されますので、市民のより一層の救済の観点という点から申し上げますと、その制度の概要等を市の公式サイト等でPRしていきたいと考えております。以上です。

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◯委員長(富永訓正) 馳平委員。

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◯委 員(馳平耕三) これ、もともと作ろうとした時に、行政の無謬性から訣別して、柔軟でかつ実効性のある救済を可能にするためという法の趣旨で、これを作っていこうと、いろんな年金の問題とかいろんなことが起こった部分もありますから。そうした意味でも市民にとって、より実効性のある救済を可能にするためということで作ろうという形で作られたというふうに私たちも認識していて、そういうふうに、それがまたそれぞれ地方に作るというのとまた別の話でもあったとは思うんですけれども、それぞれの自治体でもそれを作るということになって、地方でも市民のそういう部分では、救済と、それから公平性を担保していこうということで作られたというふうに認識しておるわけですけれども。そこで、現在の、これ大体どれぐらいの件数を予定していて、市の持ち出しも含めて、どのぐらい予算については必要になると予想されているかということです。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) 不服申し立ての見込みということなんですが、過去3年間の実績で申し上げますと、平成24年度が4件、その処分の内訳ですが、棄却が1件、却下が3件。平成25年度になりますと、総数が20件、その内訳として棄却が2件、却下が18件。平成26年度の総数が25件、棄却が2件、却下が23件。平成27年度が2月末現在で総数が54件、内訳としましてはすべて却下の件数になります。改正された行政不服審査法の中で言いますと、却下に相当するものは不適法却下という形で、審理員審査を経ないですぐに却下するような形になりますので、その審理員の手続というのを実際にはやらないという形になりますので、当然第三者機関に諮問、答申するような形にはなりません。そうしますと、実際に審査会等で審理する案件といいますか、それは過去3年で言うと、トータルで5件です。年平均で言いますと、大体1.25件ぐらいになります。あと予算ですが、平成28年度においては、3回の予算を計上させていただいております。以上です。

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◯委員長(富永訓正) 馳平委員。

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◯委 員(馳平耕三) わかりました。審査請求の対象拡大とか、または請求人の資格拡大という点はこの条例で諮られるのかどうかというのを最後にお聞きします。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) 改めて対象ということなんですが、あくまで行政不服審査法に則って行政処分に対しては処理をすることになります。改めて条例で処理するとか、そういうことではありませんので、条例をもって、その幅を拡大するとか、そういうことではございません。

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◯委員長(富永訓正) ほかに質疑ありませんか。鈴木委員。

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◯委 員(鈴木拓也) 私も3点お尋ねします。
 1点目は規則に関することでもあるんですけれども、コピー代は実費を請求人または参加人からもらうとなってまして、白黒10円、カラー80円というふうに出ていたんですけれども、コンビニなんかでコピーしましても、カラーってA3が80円、その他50円なので、ちょっと高いんじゃないかというふうに思ったんですけれども、どうしてこういう金額になったのかという点が1点目です。
 2点目は審査会に関してなんですけども、第三者機関と言いながら、メンバーは市長が委嘱するという形になっていますよね。こういう形で客観性、公平性というのはきちんと保たれるのかというのが心配なんですけども、そこはどういうふうに考えてなっているのか2点目です。
 3点目が9条なんですけども、条例に定めるほかは市長が別に定めるとなっています。これはどういう内容がここで定められるのかという点、3点お尋ねします。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) まず金額設定、カラーの複写の80円ということが高いのではないかというご質問でございますが、国が政令により、写しまたは書面の交付において、カラーの場合は1枚につき20円と規定しております。この20円の根拠については定かなものではございませんので、わかりませんが、改正行政不服審査法では、提出書類等の写しまたは書面の交付については、各地方公共団体の判断により手数料を条例で規定することとされております。そこで羽村市では、提出書類等の写しまたは書面の交付については、手数料は無料とし、規則で定める実費に相当する額を負担いただくものでございます。規則で、まだ策定してないんですが、予定しております額は、現行の羽村市情報公開条例における市政情報の開示、羽村市個人情報保護条例における自己情報の開示に当たり、写しの交付を受ける額と同額の1枚につき単色については10円、カラーの場合については1枚について80円などと規定を予定しております。それと、26市の情報公開における写しの交付の状況なんですが、1枚当たり白黒については全て26市10円でございます。あとカラーコピー代を設定している自治体が12市あります。1枚100円とする市が4市、1枚80円とする市が1市、1枚50円とする市が6市、1枚30円とする市が1市でございます。このようにカラーの単価設定にはさまざまあり、一概に80円が著しく高いとは考えておりません。また、先ほどコンビニ等でA3が80円、それ以外が50円というお話しをいただきましたが、うちの想定しているものもA3版までの単価になってますので、その市場価格と比較しても著しく高額であるものとは考えておりません。
 それと第三者機関の公平性が担保できるかということなんですが、当然、羽村市とは直接関与のない弁護士ですとか大学教授になりますので、その辺は十分公平性は担保できるものと考えております。
 それと9条の、この条例に定めるものほか必要な事項は市長が別に定めるということなんですが、これは例規上で定めているものがここにありますが、それ以外のものについて何がという想定がありませんので、これ以外に、決められているもの以外に何か出てくれば、そのときは市長が別に定めるという委任の条項を設けたものでございます。以上でございます。

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◯委員長(富永訓正) 鈴木委員。

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◯委 員(鈴木拓也) わかりました。1点目なんですけども、高くないというんですけれど、営業行為でやっているところがこれでやっているわけですから、恐らく実費以上これの金額になっているんですよ、明らかに。数枚であればそんなに変わらないからいいんですけど、大量の枚数をコピーというふうになった場合に、請求人等がたくさんのお金を負担するということになると困るので、まあ規則はこれから定めるわけですけども、やっぱり少なくとも市場でやっているように、例えば、カラーはサイズを分けて50円に下げるかということは必要じゃないかというふうに思うんですけども、もう一度お願いします。
 それから、審査会に関してなんですけども、例えば、客観性、公平性を保つというんであれば、例えば、議会の同意を得て決めるとか、そんなことにするほうが、よりやっぱりいいんじゃないかというふうに思うんですけれども、その点はどういうふうにお考えなのかということです。
 それから、9条に関しては、つまり必要な事項、細々したところは最初から定めるんじゃないかと思ったんですけども、そういうわけじゃないと。要するに規則的なものは、手数料の話は規則で決めるとありますけども、ほかに何か規則の中に入ってくる要素というのはあらかじめ想定しているのは全くないということでいいのかどうか、それをお願いします。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) 80円という単価設定の形なんですが、あくまで実費ということなんで、それも情報公開条例につきましては平成15年に施行されていますので、その当時から10年ちょっと経っていますので、その辺も考慮して適正な価格という観点でいけば、検討はしていきたいと考えてございます。
 それと3点目の9条の委任事項なんですが、基本的には行政不服審査法に細かく手続というのが網羅されていますので、あくまでこちらの条例については、行政不服審査法に基づく手続を詳細に定めるというよりは、あくまで手数料と第三者機関について規定しているものでございますので、そういう考えでございます。以上でございます。

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◯委員長(富永訓正) 企画総務部長。

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◯企画総務部長(井上雅彦) 2点目のメンバーにつきまして、議案として、議会の議決を経るべきではないかというお話でございますが、法令上、そういう縛りがあるもの、規定があるものにつきましては、当然議会のほうにはお諮りして、その人選等につきまして、ご承認をいただくという形をとっておりますけれども、それ以外の部分につきましては、これにつきまして特に法令に規定がございませんので、現在そういったことをする考えはございません。

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◯委員長(富永訓正) ほかに質疑ありませんか。橋本委員。

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◯委 員(橋本弘山) 先ほど課長のほうから過去のいろんな事例の数字を聞かせていただいたんですが、その中で却下という部分がかなり数字としては多いと思うんです。実際にやったものについては5件ということだったんですが、その却下が多い中で、この制度になりますと、その辺のところは、今までと同じような状況になるのか。ちょっとその辺教えていただきたいのは、まず審理員による審査の中で、そういった却下が行われるのか。その却下の判断というのが、どこでどういうふうな形で行われるのかというのをお聞きしたいなというふうに思います。
 それともう一つ、先ほど馳平委員が一応そういう請求があったときに、どのくらいの期間がかかるかということで、事案によって多少差があるという話でありました。その期間でなくて、審査請求ができる期間、審査請求期間というのは、これはどのくらいの期間なんでしょうか。それをお聞かせいただきたい。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) まず却下の件でございますが、行政不服審査法の第24条の規定において、「審査請求書の記述から審査請求の期間を経過し、かつそのことが正当な理由によることが明らかな場合や審査請求に係る処分の取り消しまたは変更を求める法律上の利益がないことが明らかな場合」については、その審査請求を受けた時点で、この条文を適用して却下することになります。そういうことになりますので、これは審理員審査の対象にはなりません。ですので、期間についても、先ほど最低でも6カ月と申したのは、適法性があって審理員審査を経て、なおかつ第三者機関への諮問、答申を行って決定を行うようなケースについては、それぐらいの期間が必要であるということでございます。それと審査請求の期間なんですが、それについても、従前は60日間でありましたが、そちらも3カ月に延長になっております。以上でございます。

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◯委員長(富永訓正) 橋本委員。

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◯委 員(橋本弘山) もう1回、聞き洩らして理解が、却下の場合には、要するに審理員の審理手続の前の段階で却下をされるということですよね。その却下の、もう1回お聞きしたいんですけど、その却下を下すというのはどこでどういう基準でやられるのか、もう1回教えていただきたい。

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◯委員長(富永訓正) 総務課長。

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◯総務課長(田中智文) どの時点で却下ということなんですが、審査請求を受ける審査庁という形になりますので、そちらのほうの判断で嫌疑の処分性がないだとか、そういう判断のもとに却下をそこで下すことになります。以上です。

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◯委員長(富永訓正) ほかに質疑ありませんか。
     (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯委員長(富永訓正) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。
 これより意見の開陳を行います。順次発言を許します。意見ありませんか。
     (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯委員長(富永訓正) 意見なしと認めます。これをもって意見の開陳を終了いたします。
 これより、議案第22号「羽村市行政不服審査条例」の件を裁決いたします。
 本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

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◯委員長(富永訓正) ご異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり決定いたしました。
 次に日程第2、「総務委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 委員長から議長に対し、会議規則第73条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査の申し出をしたいと思います。これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

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◯委員長(富永訓正) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 次に日程第3、「その他」の件を議題といたします。その他の件で何かございますか。
     (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯委員長(富永訓正) 以上で本日の総務委員会に付議されました案件はすべて終了いたしました。
 本委員会の審査報告書並びに委員長口頭報告の作成につきましては、委員長にご一任願います。
 以上で、平成28年第1回総務委員会を閉会いたします。大変ご苦労様でした。
                                    午後1時53分 閉会