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東京都 狛江市

平成18年社会常任委員会 本文




2006.07.07 : 平成18年社会常任委員会 本文


    午前 9時15分 開会
◎ 委員長 ただいまから社会常任委員会を開会いたします。
 石川みえ委員から欠席の届け出がありましたので、報告いたします。
 本日の審査順序につきましては,お手元に配付してある会議日程のとおり進めます。
 前回の委員会におきまして,主に2つの点から市長に出席をいただいてぜひ考え方を聞きたいということがございました。
 実は,総務文教常任委員会に付託されておりました陳情第31号,緑野小学校新子どもフリープレイにおける放課後クラブとフリープレイの部屋をわけることを求める陳情につきまして,総務文教常任委員会から社会常任委員会に付託がえということで,私どもも同意いたしまして受けることにいたしました。
 そんなことから,社会教育が所管するフリープレイ問題,それから学童問題について,トータルな観点からこの陳情の審査に当たるというスタンスになったわけでございます。そのことが1つ。
 それともう1つ,この問題につきましても御案内のとおり9月から新子どもフリープレイが緑野小で開始されるという時期がもう迫っております。委員会といたしましては,やはりこのことを考えますと,このまま議論を続けていっていいのかということもあります。
 こういう2つの点から,改めて市長にお越しいただいて,大局的・基本的な政策判断についてお聞ききし審査を進めてまいりたいと,こういうことでございます。
 したがいまして,冒頭に市長に対して質疑をして,その後理事者側への質疑を行いたいという考えでおります。
 それでは第1,陳情第31号,緑野小学校新子どもフリープレイにおける放課後クラブとフリープレイの部屋をわけることを求める陳情と,第2,陳情第36号,緑野小放課後クラブ単独の専用室を求める陳情の2件を一括議題といたします。
 質疑等ございましたらお願いいたします。


◎ 高橋委員 貴重な機会であります。各委員も質問を準備していらっしゃることだろうと思いますので,今委員長がおっしゃいましたとおり,基本的なことを伺いたいと思います。
 市ではこれまで,18年3月31日までと言った方がいいんでしょうか,学童保育所を8カ所運営してきました。18年3月31日で上和泉学童保育所分室は緑野小学校放課後クラブへ,それから和泉学童保育所は小学生クラブへ移行のため廃止となりました。そのため,18年度からは6園体制で運営していくということになります。
 市の学童保育に対する基本は,小学校統合との関係もありますけれど,基本的に1小学校区1学童,その定員超過対策として放課後クラブですとかフリープレイを用いていくと,こういう考えだというふうに聞いております。こうした理解でよいのか,これをまず1点確認させていただきたいと思います。
 そしてこの基本的な考え方というのは今後も変わらないのか,この点についてまず確認方々質問いたします。


◎ 市長 今高橋委員の方からお話がありましたが,そのとおりでございます。
 つけ加えれば,南北に小学生クラブを配置していく,1小学校区1学童保育所を維持していく,それから超過対策として放課後クラブを活用していくということでこの数年間方向性を出してまいりました。ここで,今まで市が打ち出した内容については,一通り実現したことになりますので,当面はこの形で推移していくことになると思います。
 ただ,未来永劫これということではなくて,やはり保護者の選択等そういう動向も含めて,また将来的には新たな判断もあり得るだろうと思っています。


◎ 高橋委員 少子化・高齢化ということが言われております。そんな中で労働力の確保という視点からも,女性の社会参加ということは重要視されておりますし,また女性の側からも就労意欲が高まっております。当然,出産後のお母さん方も早く職場に復帰したいという願いが強いわけです。そうした状況,社会もそういうふうに見ておりますし,また一方,政治は政治でそうしたお母さん方の要望というのにこたえていくと,そうした努力をしていかなければいけないというふうに思っています。
 そういう中で保育サービスの充実を狛江市もやってきたし,私たち議員も事あるごとにいろいろ提言したり,働きかけをしてきたわけであります。先ほど市の基本的な考え方として,1小学校区1学童,定員超過策として放課後クラブ,あるいはフリープレイということをおっしゃいました。これは状況の変化もあるだろうけれども,そうした考えは変わらないということであります。
 それはそれで1つの考え方だろうというふうに思うんですけれども,一方で,学童の増設がなぜできないんだろうかというような考えも当然あると思うんです。学童を増設せずなぜ放課後クラブ,フリープレイなのか,ここら辺の素朴な疑問というのが私たちにも当然出てくるわけであります。なぜ学童を増設せず放課後クラブ,フリープレイなのか。どうしてこうした選択をしたのかということを伺いたいと思います。


◎ 市長 1点は,やはり財政面の理由でございます。学童保育所は現在では正職2名プラス嘱託等で対応していくということで,学童保育所運営については一定の経費がかかる。現在緊急行動計画,これからアクションプランというふうに入りますけれども,そういうもとで現行の経費を投入したまま待機児対策として学童の調整を図っていくということは困難だということが主要な1点であります。
 これは主要な面ですけども,もう1点は親の選択という面も私どもは考えておりまして,学童のように生活のカリキュラムをしっかりして,一定の学習等も含めて放課後お預かりする。それから父母会もしっかりしている行事等を指導員と一緒にやっていく。これまで学童の発展のためには大きな力でありましたけれども,一方では,そういう活動に参加することを回避したいという親の方々がいるのも事実でございます。そういう方たちにとって,やはりもうちょっとフリーな状況で放課後預かれる場をつくっていくことも必要だろうというふうに思っております。
 それからあともう1点は,学童なら新たな用地の確保が必要になりますけれども,それもほぼ現在の狛江市の財政では超過対策としての新学童用地の確保というのはもう困難であろうと。そういう意味では,学校施設を活用した放課後クラブということで選択をせざるを得なかったと,そういう面もございます。


◎ 高橋委員 確かに市長のおっしゃるとおり,財政的な負担が非常に大きいということがあります。市長のお答えの中では触れられませんでしたけれども,私も,実は一般質問の中で質問いたしました。実は,今の狛江の学童保育所は,正規職員2名,それから臨時職員1名の3人体制。この臨時職員というのは,障がい児対策というようなことを聞いております。
 当然,正規職員ですから大まかに言えば朝の9時ぐらいから勤めて,5時までというようなことだろうというふうに思います。私の一般質問に対し,いろいろ部長も答弁してくださいました。その中に,ずれ勤をしているというようなことで延長保育もしているというような答弁もありましたけれども,基本的なフルタイムというようなことであります。それから正規職員ですからいろいろな手当,要するに人件費が非常にかかるというようなことだろうと思います。
 18年度の予算を見てみますと,いわゆる学童保育所に1億2,500万円ぐらいかかると思います。このうち正規職員にかかわる人件費というのが9,280万からかかると思います。そして,臨時職員の賃金というのが2,266万円,これを加えますと1億1,500万円以上かかるというふうに,これは予算書から引いてみましたので,間違いないと思いますけれどもかかります。実に事業費の約92%が人件費であります。
 こういった非常に多額の財政負担が今の形態だと必要だということが,学童保育を増設しないで放課後クラブやフリープレイを選択したということの1つの理由だというふうに思います。また,市長も財政的なことという言葉の裏にはそういうことがあると思っております。
 それから,先ほど触れましたけれども,正規職員ということはフルタイムですので,9時あるいは10時ぐらいからずうっと4時か5時か6時ぐらいまでやるというようなことです。学童に通ってくるお子さんたちは,基本的には2時過ぎぐらいからでしょうか,あるいは3時ぐらいからかもしれません。基本的には5時ぐらいでしょうか。午前中正規職員は,一体何を仕事としていらっしゃるのか。午前中だけでなく2時ぐらいまで仕事は一体何なのかという疑問が当然わいてくる。こういったところの改善,見直しというのが当然必要だろうというふうに思います。ここのところで正規職員1人にするとか,そういう方針を聞いておりますけれども,まずそういった見直しを図っていく必要があるのではないかという声が出てくるのは当然だろうと思っております。いわばフル装備の高級車でなくてもいいのではないかと。もっと機動力のある学童の形態,こういったことを考えてもいいのかなと。そうすれば,もっと学童だって増設できるのではないかというふうに思うわけでありますけれども,ここら辺に対する考え方について伺いたいと思います。


◎ 市長 1点は,学童保育所でもこれまで放課後対策として大変大きな役割を果たしてきております。また,その中で保護者等も学童保育所に対する信頼というのはかなり高いものがあるというふうには認識をいたしております。
 そういう中で,現在の学童の形態を一気に変えていくということは困難だろうと私は思っております。ただ,先ほど申し上げたように,保護者の間でもまたいろいろな形での放課後対策を求められてきているというのも一方では事実だと思っております。
 例えば第一小学校の放課後クラブも当初はかなり反対が強かった中でスタートしております。20名定員の中で七,八名のお子さんを預かるところから出発をしています。ですけれども,放課後クラブの運営が始まり,それの実態を見ていただく中で,現在では20名の定員に対してそれを超過する希望者が生まれてきているということがございます。
 それから,岩戸児童センターで行っている小学生クラブも,当初は20名定員で十二,三名の希望者しかありませんでした。これも運営実態を見ていただく中で,現在では四,五十名の希望者があって,お断りをして逆に学童の方に行っていただく,そういう事例も今年度見受けられてきております。
 そういう親の多様なニーズにもこたえていくという意味では,当面選択肢を持ちながら放課後対策を進めていきたいと。ただ当面,先ほど申し上げたように市として取り組んだ形はここででき上がってまいりましたので,これをまた運営しながら保護者の動向,子どもの安全,成長等を見ながら,どのような展開をしていくかは,またその先検討対象にもなっていくだろうと思います。


◎ 高橋委員 確かに多様な選択肢を準備するという考えもあるのかなと思います。ただ,先ほど学童クラブを増設できない理由の一つに用地がもうないんだよ,確保するのが困難だというようなことをおっしゃいました。これについては,ちょっと細かいことになってしまうかもしれませんけれども,果たしてそうなのかなという思いがしております。
 例えば,この社会常任委員会で足立の商店街を視察に行きました。その商店街の中に空き店舗がありまして,そこを活用した学童クラブというのがありました。これは,定員20人ということで小型のクラブであります。説明によりますと,14年度に数カ月間の準備をして開設したということでありました。総事業費,これは初年度ですけれどもおよそ330万かかっております。そしてこの中で,区の負担分というのが284万ぐらいです。初年度これだけで,あと2年度目以降は店舗賃借料,3分の2区が負担するというようなことで,2年度目以降はこれ以下で賄うことができると。非常に機動力のある運営の仕方だなというふうに思いました。
 これは商店街の振興組合が運営している事業であります。区の正規職員はおりません。商店街の力,いわゆる区民力と言っていいんでしょうか,そういったことを使った事業である,立派に学童保育所を運営している事業です。
 用地の話がありましたけれど,別に用地を改めて確保しなくても,こういう開設の仕方もあるのかなというふうに思うわけです。ですから,考え方1つ,方針の出しよう1つで,学童クラブだって割と機動的に開設できるだろうし,運営もできるしということだろうと思います。
 重ねて,こういった考え方を用いることはないのか,検討する用意があるのかないのか,この辺について伺いたいと思います。


◎ 市長 学童という言葉は使っていますけれども,狛江市の場合の学童保育所というのは,公設公営,正規職員を中心とした運営だということで,形としては放課後クラブの方に足立の場合には近いのではないか。それでも,公設ではありませんから,そこでも違いが大きくありますけれども,正規職員の配置でない形で運営という意味では,放課後クラブ,あそこも300万か400万で年間運営されているのではないかと記憶しておりますけれども,そういうことでは狛江の公設公営の学童を足立の学童クラブの形式にというのは,また別途必要な議論が出てくるのではないかというふうに思っております。
 現段階では先ほど申し上げたように,これまで狛江市が考えていた体制づくり,ようやく9月の緑野小の放課後クラブスタートで形ができるわけですので,また新たな問題はそこで運営していく中で,もちろん財政上の問題もあるし,子どもたちの発達の関連もあるし,用地,人員の確保という面もあると思いますけれども,そういうものは引き続き問題意識を持って検討をしていきたいと思います。


◎ 高橋委員 確かに,名前は学童だけれども実態はどうのこうのということはあるというふうに思います。つまり私が言いたいのは,正規職員を配置しなくてももっと身近な形態で,しかも安全に,きちんと運営できる方法は幾らでもありますよということなんです。
 やがて今の正規職員2人体制を見直されるというふうには思いますけれども,やはりここを見直していかない限り,限られた財政,予算をどう有効に使っていくかという問題ですので,今の正規職員2人体制を見直していかない限り,お母さん方に満足していただくというのはなかなか難しいのではないかと。予算の,お金の有効な使い方として,今のままでいいんでしょうかということなんです。ちょっとくどいようですけれども,これについてもう1回。


◎ 市長 市の財政のことで言えば,まだ三位一体の改革が第一次分が終わったところで,国の方ではまた新型交付税であるとか,新三位一体の改革とかいろいろ出てくるので,そういう国からの交付金等の削減,あるいは税財源の移譲等を見ながら,また必要な対応をとっていかなければならない。いやが応でもそうしなければならない局面というのはあり得るかと思っております。
 しかし,現段階では先ほど申し上げた形で進めていきたいと思っております。
 足立の学童クラブも,私は現場を拝見しておりませんけれども,まだでき上がって1年,2年というところではないかという気がしますが,そういう意味ではまだもう少し様子を見ていく必要もあるだろうと。本当に公設公営,正規職員の学童と遜色がないものであるのかどうか。そういうものを見きわめながら,それがかなり高質のサービス提供と一緒にそういう体制で進めることができるのであれば,それはまた検討のまな板にはのせてみたいとは思います。ただ,現段階ではもうちょっと様子を見る必要があるような気がしております。


◎ 高橋委員 私は,学童保育に対する今まで以上の新たな財政出動をしなくても,今のままでも形態を見直すことによって,より多くの子どもを見ることができるよと。そういう方法もあるのではないですかということを言っているわけなんです。別に財政全般の交付税どうのこうのとかそういうことではなくて,今の狛江市の学童保育に対する予算の枠内で工夫がもっとできるんじゃないですかということを申し上げているわけなんです。それが1つあります。
 それからあと1つだけ質問させていただきたいと思うんですけれども,5月18日に委員会として緑野小学校と第一小学校フリープレイを見学しました。当日雨模様でしたので,余計いろいろな問題点が浮き彫りになったのかなというふうにも思います。
 1つ,これは皆さんお感じになることだろうというふうに思いますけれども,同じ部屋をカーテンで仕切って,一方はおやつがありますよ,一方はおやつありません。これは大人の都合と言っては言い過ぎでしょうか。大人の考え方でこうした2つの仕組みが混在しているわけであります。こうした状態がいいのかどうなのか,市長としてどういうふうにお考えになるのか,基本的なことを伺いたいと思います。


◎ 委員長 暫時休憩いたします。

    午前 9時44分 休憩
    午前 9時45分 再開



◎ 委員長 再開いたします。


◎ 市長 現段階では学童保育所の,特に緑野小の場合には分室として活動した部分を放課後クラブの方に移していくということで,学童保育所時代に行われていたことを基本的には保護者の理解を得るためにも,学童のカリキュラムを最大限入れていくということで移行に当たって説明してまいりました。そういう点では,おやつをなくすということは,現段階ではちょっと難しいだろうと。これは将来的に学校の関係者,あるいは双方の保護者,放課後クラブあるいはフリープレイの保護者,そういう所とのいろいろな意見調整というのが今後出てくるだろうとは思っております。
 仕切りについては,必要最小限のものとしてやっていきたい。基本的には,すべてのそこの当該学校にいる子どもたちが交流しながら放課後過ごしていただくということを基本に据えていきたいというふうには考えております。


◎ 高橋委員 最後に,これまでさまざまな機会,いろいろな議員が学童保育所,フリープレイを含め学童の放課後対策をどうするか,学童の定員超過対策をどうするか,そういう質問が出るたびにやはり部長も,秋口の市民福祉推進委員会の答申が出るから待ってくれよというような答弁でした。すべてそこへ行ってしまいました。市長もそうでした。市長としての考えはどうなんですかと聞いても,今はその答申をまっているのだからという答えに返ってしまうわけでありますけれども,またそういう答えになるのかもしれないけれども,市長としての考え方というのはお持ちなのか,毎回毎回こうしていろいろな陳情が出てくる最大のゆえんは,今まで確固たる方針が出てこず,私たちが質問しても,やはり秋口の答申をまっているからということにいってしまうことに尽きるというふうに思っています。
 最後に,その点について答弁がありましたら,答弁をいただきたいと思います。
 その答弁を待って,私の質問を終わります。


◎ 市長 学童あるいは放課後対策で市民福祉推進委員会の答申をまっていくというふうには申し上げていなかったと思っています。去年の決算特別委員会においても,先ほど申し上げた南北に小学生クラブを配置し,1小学校区1カ所の学童保育所を存続させ,超過対策は放課後クラブでやるというのは,そこの場でも正式に申し上げております。待機児というのは年度末に出てまいりますので,そういう中では先の市民福祉推進委員会の答申をまつということは到底対応できないわけですから,私どももそれを待っているというふうには申し上げていない。
 保育園の民営化についての考え方は,答申をまって検討を加えるというふうには申し上げておりますけれども,放課後対策ではそういうことはなかったと思っております。


◎ 鶴留委員 幾つか質問したいと思います。
 私,前にも学童保育のことで質問を議会でやらせていただいたのですが,私が社会常任委員だということで思う存分お聞きしたいことができなかったので,あわせまして何点かお伺いしたいと思います。
 今,学童の子どもたちは監護に欠けるというふうに言われているんですけれども,監護に欠ける児童に対して,学童の子どもたちに対して,何が一番必要だというふうにお考えになっているかお聞かせ願いたいんですけれども。


◎ 市長 基本的には子どもたちを安全に守る,それからその中で一定の成長を促していくということに尽きるかと思います。


◎ 鶴留委員 子どもたちの安全と成長をということですね。この2点ですね。わかりました。
 それでは,学童保育所はどんなふうにあるべきかというふうに考えていますでしょうか。


◎ 市長 安全にお預かりをし,その中で子どもたちの成長を促していけるような運営をしていくということです。


◎ 鶴留委員 今一小の新プレイが始まっているわけですけれども,それは今市長はどういうふうに評価をしていますか。


◎ 市長 まだ2年目に入っているところですから,改善点は当然あると思います。指導員もゼロからの出発ですから,かなり頑張っていただいているという評価はしておりますけれども,まだまだ改善の余地も当然あると思います。
 しかしながら,保護者の方から見れば,最初に申し上げたように,昨年出発したときには七,八人の方の希望,それも担当部の方から超過対策で放課後クラブの方にぜひ行っていただきたいと,そういうふうにお願いをしながらも,その数しか希望者はいらっしゃいませんでした。しかし,現在では20人の定員に対し二十数人希望していただいているという点では,預けていただいている方々,あるいはそれを見ていらっしゃる方々の間での評価というものは高まってきていると。そういう点では,運営についても一定の努力は実っている,そういうところです。


◎ 鶴留委員 では,そのことについてでもですが,私も教育長に一般質問の中で,おやつについてどう思いますかという質問をいたしました。
 この間視察に行ったときにもおやつのことをちょっと聞いたけれども,余り思わしくないようなことを校長先生も言っていらっしゃいました。
 今,高橋委員からもそのことについてお話があったんですが,市長自身はカーテンをして,こっちでおやつを食べて,こっちは遊んでいるというその状況に対して,市長はどう思っていますか。


◎ 市長 学校の中でおやつというものを提供していくということについては,学校関係者の方々にはかなり抵抗感があると,それも十分理解できるところです。ただ,先ほど申し上げたように学童保育所の超過対策としてスタートしておりますので,学童保育所の保護者の方々の声,従来の学童の運営をできるだけ踏襲してほしいというところでの1つの接点づくりとして,そういうようなおやつの存続というものを放課後クラブでも入れております。
 ただ,これは学校関係者の御意見もある以上は,一定の整理というのは今後必要になっていくだろうと思います。


◎ 鶴留委員 市長はおやつを分けて食べること自体どう思っているか,私は市長の考えを聞かせていただきたいんです。


◎ 市長 ですから,一定の問題はあるというふうに言っております。ただ先ほど言ったように,過渡的にはお互いそれぞれの要望の妥協点,整理点,そういうものとしてこういう形で進めざるを得ない。将来的には,検討が必要だというふうに先ほど申し上げたところです。


◎ 鶴留委員 一小のフリープレイについて,子どもはそういうことによって精神的に随分屈折しているということ,そしてあきらめを持ってしまって,そしてもう何も言わなくなっているという,それも1つの事実です。
 私は,子どもに差別感を抱かせないように大人が配慮することが基本だというふうに思っています。政治で,行政で子どもが心身ともに健やかに,そして生き生きと育つ環境をというふうに市長はおっしゃいますけれども,その子どもの育ちにブレーキをかけているのではないかと私は思います。
 それで,今私の所に18年度(2006年度)の各種団体の予算要望と,それから東京都に対する特別区市町村の予算要望,というのがありまして,三多摩学童保育連絡協議会,東京都学童保育連絡協議会が東京都に質問を出しました。「文部科学省が推進する一般児童の放課後対策事業が各地で展開中だが,学童保育事業との差異を十分理解せずに実施した場合,行政効率上問題なばかりでなく,学童保育を解消のうえ代用させる動きさえ見受けられる。早急に都教育庁の意向確認および協議を行い,児童福祉法にもとづく学童保育事業との差異を明確にし,その見解を示すこと。」という要望を出しているわけですね。
 それに対して福祉保健局少子社会対策部子育て支援課では,「全児童に対する放課後対策事業として実施しており,学童クラブは保護者が労働等により昼間家庭にいない概ね10歳未満の児童に対する放課後対策事業として実施していることから,二つの事業は異なると考えています。」というふうに言っているんですね。全児童対策と放課後対策というのは全く違うもので,例えば子どもたちが学校にいるということについて,親が家にいて自由に遊びに来ている子どもと,監護が必要な子どもを遊びの中で一緒にするということは,親権が家にある子と,親権が学童に置かれている子と違うわけなんですね。学校に遊びに来ている子と,学童のフリープレイに来ている親の親権を行使するという集団の子どもとは一緒にはならないということをやはり1つ頭に置かなくてはいけないんじゃないかと思います。
 それで行政の立場からそういうことを考えたときに,結局監護に欠ける児童の保育という点では,行革の視点でしか考えてないのかなというふうに思います。学童は正規職員でやっているので------さっきいろいろ高橋委員からも出ましたけれども,お金がいっぱいかかるので,分室を廃止してフリープレイと一緒にしてしまったと。そしてそこを解決しようとしているから非常に問題が起きているんだと思うし,今世の中でいろいろな問題が起きていて,子どもの成長が物すごく大事だということを考えていかなくてはいけないと。そうすると非常に安易なものだったのかなと。性格が全く異なるものだから,子どもたちにも無理がいってしまうのかなというふうに思うんですね。
 それで,一小と緑野小学校以外はフリープレイを単独でやっているので,私前も言ったんですけれども,全児童の放課後対策だって,五小,六小の保護者はすごく感謝しているわけですよね,学童と別々だから。本当にありがたいと。それで,市長の今度やる一小のフリープレイも,最初父兄はすごく喜んでいました。しかし,一緒になっていろいろな問題が出てきてしまっているというところで,私はいろいろな混乱が起きるんだなというふうに思っています。やはり違うものが,全児童対策と放課後対策とが一緒になってしまったということがやはり問題なのだというふうに思うのですけれども,そこら辺のところを市長は御理解いただいていますでしょうか。


◎ 市長 多岐にわたる御質問ですけれども,私の方からお答えする前に,まず財政の問題で考えることはいけないかのようにおっしゃいますけど,しかしこの3年間で国からの交付金が3億削られてくる。税財源の移譲で,さらに今年度も2億削られている。そういうふうに一気に市の財政がなくなっていく中で,従来の学童保育所を存続,拡大をしていくということができるのか。それとも逆に委員の方に,本当にそういう中でもやっていかなければいけないのかお聞きしたい思いがございます。また,私は質問者ではないのでお答えはそれ以上求めませんけれども,それを抜きにした議論というのは,今狛江の行財政運営でできないということをまず御理解をいただきたいと思います。
 それから,親が働いていて,日中子どもたちの保護に欠けるという状態にある。それと親が日中いるところの子どもとはあり方が違うというふうにおっしゃっていますけれども,それは私はおかしいと思います。実際には,子どもというのは例えば1つの小学校にいる子どもたちは,やはりまずひとしく一緒に遊べる,一緒に育つ,そういう環境をつくっていくということは必要だと思います。
 ただ,いざというときに親のもとに帰れること,それから仕事の最中の時間帯で子どもが親のもとに帰れない,そういうところの違いはあります。あるけれども,それは1つは親の置かれている条件であって,その中で子どもを分けて育てていく,それはやむを得ないことなんだけれども,本来は正しいのかと言ったら,そこはやはり一考の余地があると思います。ただ,親が日中はいないということを前提に考えて,先ほど申し上げたように,そういうお子さんの安全については十分留意していかなければならない,あるいは居場所としての快適性を確保しなければならないということは当然あると思います。子どもというのは,1つの集団として小学校単位でとらえた場合には,本当は同じような環境で同じような遊びができるのが一番いいと思っています。


◎ 鶴留委員 同じだと言うけれども,同じじゃないですよね。じゃ何で学童の制度というかそういうのがあるのか,監護しなければならないのかということも1つです。
 それから,市長の言っているのは矛盾がありますよね。一緒に遊んでいくというのは,子ども同士で育ち合いながら,そして親が育てていくという,そこは本当にそうだと思いますよ。しかし,働いている親がそこにお願いしていくということは,やはりそこに親権をお願いしましたと,悪いことしたら注意してください,おやつも食べさせてください,熱が出たら見てやってください,けがをしたら絆創膏を1枚張ってやってください。そういう親の親権をゆだねているわけですよね。その親権をゆだねているのと,家に親権があるのとは一緒にならない,子どもは別なんですよ。そこをやはり市長はおわかりになっていないです。
 それから,行革と言いますけれども,高橋委員がいろいろおっしゃったので私は言わなかったんですけども,行革だっていろいろな工夫があるじゃないですか。私は,市長がそれをやっているとは思えません。そして,市長が子育て,子育ちと言っているその中でいろいろな問題があります。いろいろな問題があっているところでどれだけ------いいじゃないですか,教育にお金をかけたって,子どもの育ちに。だれが文句を言いますか。私責任ある発言をしなくてはいけないというふうに思ったから,いろいろな立場からいろいろ発して,いろいろな所でいろいろな意見をいただきました。そして,今学童の重要性を言っているんですね。
 なぜかというと,1年生,2年生というのは,子どもの中でそれだけでは遊べないというんですよ。家にいればお母さんのいるところで群れて生き生きと遊ぶんだけれども,それがいないと。親の目の届く所に子どもがいれば生き生きと遊べるんだけれども,そうではないんだと。そして,管理と監視ではなくて,その中で遊んだときに,先生,あの子がいじめるよ,何々したよということを------先生に意地悪したら言いつけるという意味ではなくて,こうなんだというようないい意味での歯どめ,そういう場がなくてはいけないということなんですね。やはり市長,それは子どもが育つ------財政も本当に大事ですが,創意工夫はできるはずです。


◎ 市長 私どもも,創意工夫の中で放課後クラブをつくり出したと思っています。ですから,そういう御提案があれば財政の厳しい中でも,それから他のいろいろな事業との両立ができるような形での学童保育所の前進策があれば,それは御提言いただければ十分検討したいと思います。
 ただ,できるできると具体策はない中で言われても私どもも……。ただ,今の話だと学童の拡大しかないんではないかというふうに受けとめざるを得ない。そういう点で具体的な御提案を待ちたいと思います。
 それからもう1つ,子どもたちのとらえ方ですけれども,1つの学校の子どもたち,1つの地域の子どもたちが一緒に遊べる環境をつくることが基本だというふうには申し上げています。だけども,それが今できない部分があるから学童保育所がある。それを否定しているわけではありません。ですから今1小学校区1カ所の学童は存続をさせるというふうに申し上げています。
 だけれどもそれは親の都合で,子どもたちの安全をどう守るか,成長を促すかということで場をつくるわけで,出発点は子どもたちはひとしく同じだということです。親のそういう条件が違うので,それぞれの対応が必要になってくる。親があるから子どもは分かれて当たり前だというふうにさっきおっしゃったので,そうじゃないよと。子どもたちがまず同じような環境で育つことが第一で,それぞれのいろいろな条件に応じていろいろな施設や事業を展開をさせていく。その中で今学童保育所も私どもは否定はしていません。これだけ1小学校区1カ所,当面続けるというふうに申し上げています。ただ,それ以上の待機者が出た場合に,財政面から,それから子どもたちが一体となって遊ぶ環境をつくる意味では,放課後クラブというのも同じ学校の子どもたちが一定の時間一緒に遊べる,これは1つの大きなメリットだと思っております。
 それぞれまだ一長一短ありますけれども,そのデメリットの部分をどう解消していくかの議論をしていかなければならないので,あれかこれかという選択では今ないと思っています。


◎ 鶴留委員 やはり全児童対策と超過対策で来ている子どもというのは違うということですよ。
 それから親権をゆだねているということと,親権がないということとは違うし,そこを一緒にしてはいけないということですよ。私は行革を無視してそれをしろとか,存続しろとか一言も言っていません。ただ,その基本的なところがどうなんだということを聞いているし------じゃあ六小や三小はなぜ感謝するんですか。ありがたいと言って------それは別個で何も問題がないからでしょう。やはりそこら辺を,市長,鶴留が言っていると思わないでください,何を言おうとしているかを酌み取っていただきたいと思います。
 六小とか三小,その他の単独でやっているフリープレイは本当に感謝していると私は思っているし,一小の親は親でいろいろな意見がある。アンケートをとったけれども,そこら辺のところは書けなかったという人もいるし,この現実をもう一遍,行革も大事だけれども------行革だってやり方によってはいろいろできるし,いろいろできるけれどもそれは私の方から言うことではなくて,当局が考えてどういうふうにしたらいいのかということを考えるべきではないかというふうに思います。


◎ 小安委員 今いろいろ質問を聞いていて,大体わかってまいりました。基本的には,これは毎年度の話なんですね。学童保育の超過問題は,ずっと毎年毎年のように陳情が出ているんですよ。抜本的解決をどうするかというのは結論のないまま来ている。毎年同じように陳情が出てきて,同じように審査をして,それはその場限りで,ある程度超過負担の分を解消したと。辞退された方もいるし,途中で定員をふやして,何とか超過負担を解消したという方法もあるんですけれども,この抜本的な解消をどういうふうに市長が考えていらっしゃるのかが第1点です。
 それから,3通りのいわゆる放課後対策の話が出ました。放課後対策の問題は,もう既に文部科学省からもいろいろ通達が出ているし,それから福祉の方の関係も出ている。両方が,確かに子どもたちの放課後対策が大変重要だよということを言っているんですけれども,質が違うんですよね,中身が。基本的に違う。
 なぜかというと,多分市長もわかっていると思いますけども,このいわゆる放課後対策の問題,学童保育というのは,基本的にスタートしたところは,おわかりだと思いますけれどもかぎっ子対策なんですよ。かぎっ子対策からスタートしているんです。子どもたちが家に帰るのにだれもいない。かばんにかぎをぶら下げて自分1人でかぎを開けて入る。そのときの子どもたちの安全対策をどうするんだということがいわゆる学童保育のスタートです。
 それがスタートのそもそも論から違ってきたのは何かというと,だんだん今の社会の世相が,子どもたちの安全対策に移ってきたんですよ。子どもたちが学校から帰ってきたときに,外で遊ぶ,いろいろなことをやる。
 もう1つは遊ぶ環境が変わってきた。今までは公園に行ったり,森の中に入ったり,山の中に入ったり,川の中に入ったりいろいろやってきたけれども,だんだん子どもたちの環境が変わってきた。それからこどもたちの安全対策を一体どうしようか。一番いいのは,悪い言い方をすれば1つの所でみんなで遊んで,何人かの人たちが注目して安全を守っていくという方策に変わってきた。制度が全然違っているはずなのだけれども,無理やりに合体したんです。だから,ホップだとか新ホップだとかいろいろなやり方があって,方策が変わってきたんだけども,基本的には子どもたちの安全対策なんですよ。それをどうするかと言ったら,今存続しているから学童保育は,市長には申しわけないけども一応保護者に対しては学童保育はやっていますよと。こっちは自由に学童クラブがあったり,放課後クラブがあったり,そういうやり方で子どもたちのことをやっていますよというような,1つの市長自身のポリシーというか,考え方がだんだん周りの環境で変わると思いますけれども,それが出てこない。
 もう1点は,今こうやって問題が出てきていますけど,審議会,推進委員会で答申がいわゆる9月に間に合わない。これは10月にずれ込む,こういうような話もあるのですね。本来ならば,この答申は9月の新学期に間に合うような答申にしていただくような,市長からのお願いというのは来たんですか。なるたけ9月の実施に間に合うような答申ですか,福祉推進委員会に答申をお願いして,それをもとにして1つの方針を決めるというような形で,何とか2学期に間に合うような方針というか,政策的なことをお願いをされたんでしょうか。


◎ 市長 先ほど高橋委員の方にもお答えしましたけれども,保育園のあり方,それから放課後対策のあり方全体について答申をいただくという考えはございます。ただ,それとは別途に,さっき小安委員もおっしゃったように毎年度超過対策ということが議論になっているわけですから,それについては,市としてはその都度対応していかなければならないと。そういう意味では,緑野小については,市としての考え方で進めていくつもりでおりますので,緑野小のために秋,10・11月で予定されている答申を9月にしてくれという言い方は申し上げておりません。


◎ 小安委員 役所の方が福祉の方の関係はよくわかっていらっしゃると思います。毎年毎年この時期になると陳情が出てきて,いわゆる意に沿うか沿わないかは別にして,委員会でずうっと審査をしてきたわけです。途中で大体取り下げるんですね。なぜかというと,何となく定員をふやして収容するというか,子どもたちを見るというような形で必ず定数をふやしてきたんですよ,毎年。だから,例えば50人定員でやってみますよといったのが,だんだん終わりになってくると,5人ぐらい多いから55人にしましょうというような形でずうっとお茶を濁してきた経緯がある。だから,抜本的なものは何もない。これは抜本的にやらなければいけないという答申が出るのか,答申というか,その形,回答が出るのかどうかです。
 例えば施設をどうするのか。今鶴留委員が言ったとおり1小学校区1学童だと。学童もまた学校の教室を使うのか。
 今までの場合は,さっき言ったとおり二小だと二小の校庭の端の方にプレハブを建てて,そういう時代があるんです。それならばおやつの問題も解決できる。ただ,問題は財政的な問題が非常に厳しいのは私たちもわかっていますから,これは言えません。言えないけれども,何とかおやつの問題が解決する方法はないのか。例えば,学校の先生方に言わせれば,おやつの時間になったらカーテンを閉めて,こっち側はおやつを食べて,こっち側はおやつを食べていないという子どもの,このカーテンを仕切られた方の子どもの立場です。親や学校ではなくて,そういうことも含めて総体的に狛江市の学童保育,放課後対策というのは一体どうあるのかというのは,どういうふうな内容で回答が出るか私は期待をしていますけれども------。それは皆さんが言うことであります。もしかしたら子どもたちも口に出しては言わないけれども,子どもたちだって------考えてみれば同じように遊んでいて,時間になったらカーテンをしゃーっと閉めて,向こう側で食べているわけですよ。こっち側の子どもたちは同じ教室の中にいて,それであなたたちは関係ないというような話です。
 そういうことも含めて検討していただけるかどうかということですね。


◎ 市長 抜本策というのは,私どもは先ほど申し上げたように,小学生から放課後クラブと学童,3つの中での選択肢で,一小の地域が一番超過対策でずっと,私も議員になったころから------小安委員も同じですけれども,毎年のように陳情があり,おっしゃったように定員をふやしたり,近隣の学童に振り分けたり,あるいは断念をしていったり,そういうことでかなり毎年厳しい思いをそれぞれの方ちがしておられました。
 ただ,放課後クラブが一小でできてから,本年度については,松原も当初は七,八十人希望者がいるというふうにアンケート調査ではなっていたのですけれども,実際には50人が欠けているんですね,今年度は。49人で出発していると思います。それはやはり放課後クラブという受け皿があり,それを一定の保護者の人たちに支持していただいたので,そこで受け入れができたためにスムーズにいけただろうというふうに思っております。
 ですから,しばらく3つの体制の推進をしていきたいと思っていますが,ただ,今言ったように始めてまだ1年,2年ですし,おやつの問題というのは確かに解決しなければならない課題だと思います。
 それから,スペースの問題も保護者の方からいろいろ------陳情は主にそこの視点で出されているのだと思うんですけれども,私どもは一小の放課後クラブを見ていても,雨の日であっても可能である。それから緑野小の場合には図書館や多目的ルームもいざとなれば使えるようになっているという意味では,十分受け入れられると思っております。
 ただ,それでもこれから行うことなので,予想外の事態というのも当然あり得ると。ですから,もし子どもの成長にとって重大な障がいが起こるようなものがあって,それがすぐ解決できなければ,改めていろいろなスペースの問題なり,カーテンの仕切り方の問題なり,それは再検討ということはあり得ると思っております。


◎ 小安委員 ちょっと陳情の趣旨から外れたんですけれども,要は学校の施設の中で------私たちの委員会は社会常任委員会ですね。学校の施設は総務文教常任委員会なんです。総務文教のところに入っていって,当然陳情の内容としては学校の施設内にその場所を確保してもらいたい,こういう陳情なんですよ。この陳情について,私たちの社会常任委員会の方で,例えば市長のきちっとした方針がないと,私たちの方もお願いができないですよね。というのは,教育委員会の話ではないんですよ,社会常任委員会の話です,ここは。そのときに市長の方がお母さん方の思いというか,1部屋を確保しましたと。要は緑野小学校は図書館も使えるとか,ある程度の面積的なものを使えるよという話ですから------。ただ,問題の一小はまだ全然そういう話にもなっていないんですね。現実には校長とも話をしたんですが,ある程度の施設内の話です,現状の話です。だから,別にここを使っていいよ,あそこも使っていいよと。ただし,今言っているのは,おやつの問題とかそういうものがひっかかっているから,だから全体的な問題として子どもたちの問題を取り上げるなら,例えばどこを使ってもいいですよ,体育館も使っていいですよと。ただし,これが1つの問題としてひっかかっているから,これは限定されなければならないんだという意見なんですね。
 だから,今市長にお願いしたいのは,市長が方針を決めて,この1部屋の問題,それからフリープレイの問題,けじめをつけているつもりでいらっしゃると思いますけれども,その辺はちょっとお願いしたいなと思います。


◎ 市長 先ほど申し上げたように,一小の事例を見ての推測,それから新たな緑野小の対応を含めてですけれども,緑野小放課後クラブについては,十分運営が円滑にできるというふうに私ども思っております。
 ただ,先ほど申し上げたようにこれからのことですから,想定外のことというのもあり得るかもしれません。それから我々が小さいと評価したものでも,大きな影響を生むものもあるかもしれません。そういう子どもたちの成長にとっては重大な問題があって,現状では解決できないとあれば,新たな検討をするということは当然やらなければいけないと思っております。


◎ 小安委員 ちょっとこれはお願いなんですが,子どもたちが一番中心,もちろん子どもたちが主役ですよね。それはわかるんですけれども,一番サイド的な考えとしてお母さん方,保護者の方たちにきちっと,こういう経過も含めて,役所の方針も含めてちゃんとお話をしていただく,理解を求めていく,そういう協議の場をやはり1回こっきりではなくて,何回かに分けてやはり説明責任を果たしていただきたい。その上で私たちは社会常任委員会として陳情についての結論を出したいと思っていますが,どういうふうにお考えか。


◎ 市長 これまでも私も出て説明をさせていただいたこともあるし,それから担当課の方で説明もしてきたと思います。ただ,また新たにいろいろな問題が不安な点,心配な点があれば,鋭意説明責任を果たしていきたいと思います。


◎ 鈴木(え)委員 子育ての方法論なので,微妙に市長と意見が違うのでやりにくいのですけれども------。
 岩戸児童センターの小学生クラブ,確かに希望が多くてまた増築しなくてはいけないみたいなお話も出ているようであります。私もそこを見に行ったんですけれども,なぜ人気があるかということで職員の方にお聞きしますと,やはり独立した学童もいいんだけれども,こういうふうに一般の子どもたちと遊べると。それからいろいろな体育館があり,庭があり,多彩な遊びがあるということで,恐らくスケールメリットといいますか,そういう人気もあるんじゃないかというお話をされておりました。
 ですから学校内で放課後クラブが設置されて,そこでフリープレイの子どもたちと一緒に遊べるというのは,これはいいことだと思うんですね。ここは評価する必要があると思うんです。ただその際に,放課後クラブの日中家に帰ってもだれもいないという,そういう子どもの環境をどう見るかと。その場合に,それだけのほっとできるスペースが必要ではないかと。そこで,市もいろいろ努力してあそこまで------緑野小の場合は図書館室も使えるとかということで,努力してぎりぎりそういうスペースを確保したんだけれども,なおかつまだまだ不安があるというようなことだと思うんですね。
 それで,岩戸児童センターの職員の方にお聞きしますと,あそこの場合は小学生クラブはちゃんとスペースが確保されているわけなんですね。なぜそうなっているかというと,やはり小学生クラブの部屋というのは落ち着ける場所にするために,一般の子は入れないことにしていると。その小学生クラブの子は,子どもたちが必ず毎日学校で嫌なことがあったとしても,そこに必ず来なくてはいけない。6時ごろまでいなくてはならないそういう場所だから,ほっとできるスペース,家庭的な雰囲気のあるスペースとして確保していきたいというふうにおっしゃっていたんですね。子どもたちはどうしているかというと,そこの部屋に来て,ランドセルを置いてくつろいでいる子もいれば,すぐ体育館に遊びに行っちゃう子もいればさまざまで,おやつのときになると館内放送があって,おやつですよと言ってみんながそこに集まってきて,そういう感じで運営されているんですね。だから,基本はやはりほかの子と一緒に遊ぶ,そういう取り組みがされているということで,できたら岩戸児童センターの教訓を,市長も引き続き問題意識を持って検討していくというふうに言っていますので,ぜひその辺を念頭に置いて検討してほしいと思うんですけれども,その辺いかがでしょうか。


◎ 市長 緑野小は一小------さっき言ったように一小は私は好評いただいていると思っております。またそれを踏まえてただスペースが狭いということで,1.5倍の面積を確保していただいた。それでも学童の意向としてはもっと広いスペースをということで,学校図書館の開放,それから父母会等があるときには,多目的室の開放ということで学校も一定のぎりぎりの配慮をしていただいたと思っております。
 そういう中で,今与えられた状況の中では最大限の整備をしてきているつもりです。ただ,もちろんさっき御指摘があったように,おやつのときの対応についてはまだ課題として残っているし,これは一定の整理が今後必要になるとは思っています。そういう今後の課題も残しながらも,現段階では,今与えられた状況の中で精いっぱいやってきているということも御理解をいただきたいし,一小の場合でも,スペース等で混乱が起きているというのは私どもも思っております。
 ただ,さっき言ったように,一小より大勢人数を預かることになると思いますので,そういう意味では新たにいろいろな問題が出る,子どもたちの成長や安全に重大な問題があるとすれば,それはこれでよしとすることではなくて,改善策を模索するのは当然やっていきたいと思います。


◎ 鈴木(え)委員 私も一小を一緒に見させていただきまして,前に行ったときも雨でこの間も雨で,雨のときは本当にかわいそうだなと率直に思いました。ちょっと狭過ぎるという感じがするんですね。それは市も努力してあれだけのスペースを確保したということだから,プラスアルファのスペースを学校内に確保しないとどうしようもない問題なので,それは今後の努力ということだと思うんですけれども,そういう現状は率直に言って感じました。
 もう1点は,国会で青少年問題特別委員会というのがありまして,ここで同じような議論がされているんですね。それで6月1日の特別委員会を見ますと,文部科学省と厚生労働省が協議をして,5月に放課後子どもプランを作成するという方針を発表したと。これが焦点になって,議論されておりました。
 どういうことかというと,結局全国的にも放課後対策というのは非常に大きな課題になっていて,それをスピードアップしていくと。それで予算措置も考えていくというような方向が出されて,学校施設の積極的な活用というような方向も出されているんですね。
 狛江で言うと放課後クラブとフリープレイなんですけれども,国会の方で言うと放課後児童クラブと子ども教室推進事業というんですか,それとの関係がやはり議論になっておりまして,一体的あるいは連携的に進めていくということで,この一体的という言葉についていろいろ学童保育所がなくなってしまうんではないかという危惧があって,そこも中心的に議論されておりました。
 そのときに,厚生労働省の北井局長が言っているのは,放課後児童クラブの果たしてきた機能・役割が損なわれないような方法で,より一層強化する方向で実施していく。予算措置等も検討していく。放課後児童クラブの設置・運営基準についても,昨年11月までに実態調査を実施し,700自治体から回答を得て今分析中である。政府として一定のガイドラインを定めることについて検討を続けていると,このように述べております。
 文部科学省の副大臣の方は,2つの事業は目的と役割が違うわけですから,今まで果たしてきた役割・機能が損なわれることのないようにしなければならない。学童保育の歴史を理解しないといけない。放課後児童クラブと地域子ども推進事業を強引に一本化するものではないと,そういうふうに答えておりまして,この議論を見る限り,放課後子どもプラン,この中ではやはり学童保育所とか放課後クラブのこれまでの果たしてきた役割とか機能を損なうことなくさらに強化する方向で実施をしていくと。また,学校施設の積極的活用と予算措置についても考えていくということでありますので,来年度予算でどう具体化されるかというのはあるんですけれども,今後狛江でこういうものを考えていくときに,当然この辺を見据えながら考えていくべきであるというふうに思いますけれども,その点についてお伺いいたします。


◎ 市長 私どもこの通知を資料としてもらっているだけで,今鈴木(え)委員がおっしゃったように,具体的なスキームや予算措置というのが全く見えておりません。
 それから答弁の範囲でいろいろあるけれども,実際おりてくるとまた違うこともかなりあるので,それは具体的に国の形がまとまったところで検討せざるを得ない。現段階では,資料として念頭には入れているというところでちょっと御理解をいただきたいと思います。


◎ 鶴留委員 最後に,先ほどお尋ねするのを忘れてしまったんですけれども,監護に欠ける児童対策,それと全児童を対象とした出欠自由のフリープレイ,いわゆる放課後対策,これを分けることを考えて検討はしなかったんでしょうか。


◎ 委員長 暫時休憩いたします。

    午前10時31分 休憩
    午前10時32分 再開



◎ 委員長 再開いたします。


◎ 市長 分けることを考えなかったのかというんですけれども,分けることを前提に放課後クラブとフリープレイが分かれております。ただ,それを子どもたちがお互い融合,それも1つの学校の子は1つの場でお互い交流できるようにということで,新フリープレイで交流ができるようにしているということで,組織としてはフリープレイと放課後クラブというのは別途のもので,ですから所管もフリープレイは社会教育,それから放課後クラブは健康福祉部ということで分けて考えているので,考えなかったのかではなくて,考えてそうしています。


◎ 鶴留委員 考えていたら,それは別個のものだから,やはり一緒にするのは無理だというふうにはならなかったんでしょうか。


◎ 市長 ですから,1つの学校の子どもの交流を図るということも大事だと。親の条件で最初から子どもを全部分けるのではなくて,学校や地域の子どもたちは親の共働きかどうかに関係なくつき合いがあるわけです。そういう子どもたち同士の交流も一緒に図っていきたいということで,それぞれの事業ですけれども,場としてはお互い交流をし合っていく,それが狛江で言う新フリープレイ,世田谷で言えば新BOPというような形になっております。事業は別です。ただ,交流させた方がいいということで,お互い一体化で2つの部が共同して進めているということです。


◎ 鶴留委員 市長の言われることはよくわかりました。しかし,一緒の所で遊ぶと言うんだけども,やはり違うものだから,さっきも言ったように陳情も部屋を別にしてくれというようなことではなかったんでしょうか。


◎ 市長 陳情のことは陳情者の方に伺っていただかないと,私がかわって答えるわけにはまいりません。


◎ 鶴留委員 最後に,私5月18日に視察に行きました。七小の方を先に見させていただいて,雨で子どももいたんですけれども,トラブルが起きまして,そのときにちょっと見て,これはやんちゃというかわからないなということがあったんですけれども,旧七小を視察したとき,丁寧にかかわっているなと思いました。2人の先生もけんかした両方にどうしたのというような感じだったんですけれども,一小に来たら,もうわんわんわんわんすごくて,それで1人の先生は子どもの手帳を,何時に帰ってというようなそれを------いや,それがすごく印象的であったということなんですね。そういうかかわりもやはり市長も見た方がいいと思います。
 以上です。


◎ 委員長 以上で質疑等を終結いたします。
 暫時休憩いたします。

    午前10時35分 休憩
    午前11時02分 再開



◎ 委員長 再開いたします。
 お諮りいたします。
 陳情第31号と陳情第36号を継続審査とすることに御異議ありませんか。
    (「異議なし」の声あり)


◎ 委員長 御異議なしと認めます。よって,陳情第31号と陳情第36号は継続審査とすることに決しました。

   ──────────────────────────────



◎ 委員長 以上で本日の社会常任委員会を閉会いたします。

    午前11時03分 閉会


   狛江市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
      社 会 常 任 委 員 会
      委 員 長  清 水 信 之