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東京都 小平市

平成29年  2月 生活文教委員会 02月07日−01号




平成29年  2月 生活文教委員会 − 02月07日−01号










平成29年  2月 生活文教委員会



            小平市生活文教委員会

          平成29年2月7日(火)

 



△日程第1 請願第8号 小平市立中央公園内の井戸の修理とその利用について

 

                              午前9時00分開会



○小林[洋]委員長 ただいまから生活文教委員会を開会いたします。

 お諮りいたします。

 本日の審査及び調査につきましては、お手元に配付した日程のとおり進めることに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 審査に入ります。

 日程第1、請願第8号、小平市立中央公園内の井戸の修理とその利用についてを議題といたします。

 なお、この請願につきましては、追加署名がありましたので報告いたします。

 2月6日付で1,020人の追加があり、合計で2,533人となりました。

 お諮りいたします。

 この請願については、請願者から趣旨説明を行いたい旨の申し出がありますが、申し出のとおり、趣旨説明を行うことに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 それでは、請願者の発言を許可いたします。

 なお、趣旨説明の時間は5分間といたします。

 



△〈請願者の説明〉



○請願者(金子尚史) 小平井戸の会の代表の金子尚史と申します。よろしくお願いいたします。

 本日は、生活文教委員会において小平市立中央公園内の井戸の修理とその利用についての趣旨説明の時間を与えていただきましたことに感謝を申し上げます。この内容については、2,500人余りの市民からの御賛同の署名をいただき、請願という形で小平市議会に提出させていただきました。限られた時間ではありますが、請願書の内容に沿って趣旨説明をさせていただきます。

 たかが1本のかれた井戸、されど1本のかれた井戸。市内には現在、たくさんのかれた井戸が放置されています。中央公園の井戸もその一つです。それでは、なぜ中央公園の井戸だけを対象とした調査、修理、再生の請願を出したのか。それは、中央公園の井戸が他の井戸と違った特別の価値を持っているからです。その価値とは何か、それがこれから説明する三つの請願理由になります。

 第1点目は、震災対策用としての井戸の価値です。人口と面積において小平市とほぼ等しいお隣の西東京市においては、震災対策用井戸の数は199基です。基というのは井戸を数える単位です。対して小平市は84基です。避難所における西東京市の震災対策用井戸の数は13基、小平市はゼロ基です。公園に設置された震災対策用井戸は、西東京市は3基、小平市はゼロ基です。他の自治体における震災対策用井戸の数は後ほど配付される資料に記載してありますが、小平市が公共施設に震災対策用の井戸がゼロ基というのは、市民にとって極めて残念なことです。

 御承知のように、中央公園は市の広域避難場所に指定され、震災時には多くの市民が避難してきます。このような場所での避難者への生活用水の提供は極めて重要なことであると考えます。これが中央公園の井戸の価値です。

 第2点目は、生活遺産の視点からの井戸の価値です。生活遺産とは、小平ふるさと村の古民家にあるような昔の日常生活に欠かせない道具などのことをいいます。小平市がまだ村であった昭和11年当時、小平には小川新田や鈴木新田など七つの新田がありました。当時の戸籍数は1,000戸余りです。井戸の数は130基でした。その後、人口の増加とともに井戸の数は飛躍的にふえていきましたが、市内に水道が行き渡った東京オリンピックのころから宅地の開発が進み、田畑や緑が失われ、井戸も埋め立てられ、急速に減少していきました。プチ田舎を標榜する小平市においては、昔の田舎のたたずまいの中に残された生活遺産としての井戸は、極めて価値あるものとしてこれからも大切に守られていくべきものであると考えます。

 特に、多くの人が集う中央公園の古井戸は、昔の小平の生活遺産の象徴として、市民のために有効に活用していただきたいと思います。例えば、井戸は市民の井戸端会議や子どもたちの水遊び場を提供するものです。お隣の国分寺市では、市が市内の19カ所の公園に井戸を掘り、むかしの井戸として市民に提供しています。小平グリーンロード沿いに位置する中央公園の井戸が復活されたときは、散策する人々の休憩の場として利用され、また、園内で開催されるグリーンフェスティバル等においては、井戸を利用した各種の催し物でも利用されることになるでしょう。

 第3点目は、文化遺産、あるいは歴史遺産としての井戸の価値です。小平村一帯は、その昔、養蚕地帯で、蚕を飼っていた農家が大変多かった土地です。昭和15年に現在の中央公園の場所に財団法人蚕糸科学研究所小平養蚕所が設立されました。以来、昭和49年に茨城県稲敷郡阿見町に移転されるまで、日本の輸出産業を支える絹織物、生糸のもととなる蚕の研究の国内における中心的な役割を果たしてきました。当時、この施設には井戸が3基あり、現在残っているものはその中の一つです。私は先日、小平養蚕所に勤務していた職員の方とお話をして、今回の請願の話をしたところ、大変喜ばれておりました。

 このような歴史ある施設に残された一つの物証として、中央公園の井戸を文化遺産、あるいは歴史遺産として市民が守っていくべきであろうと考えます。

 以上、趣旨説明させていただきましたが、繰り返しますが、水と緑とやすらぎの町、プチ田舎の象徴として、中央公園のかれた井戸を調査し、修理、再生をよろしくお願いいたします。



○小林[洋]委員長 請願者の趣旨説明は終わりました。

 



△〈質疑〉



○小林[洋]委員長 質疑に入ります。



○吉本委員 今回の請願に名前を連ねていない、唯一の会派でございますので、まずその説明からさせていただきます。

 まず、小平井戸の会の皆様の活動については、私たちの会派でもその趣旨には賛同して応援をしております。震災時の生活用水について本当に心配され、その心配が現実とならないように、市内井戸の独自調査を大学生と協働して行うとか、勉強会を開催するなど、本当に熱心な活動をされていらっしゃいます。その活動についてはフォーラム小平として賛同していることをお伝えした上で、今回の請願の件に移ります。

 賛成できない理由を以下4点述べます。

 まず1点目、中央公園内の井戸については、市では既に2回の調査を行い、調査した事業者はこの井戸の復旧が難しいと判断しました。今回の請願事項では、あくまでこの井戸の調査、修理、再生でした。別の場所に井戸を掘るという形では、今回の請願の趣旨には沿わなくなってしまいます。小平井戸の会の趣旨として、もしかしたら中央公園内であれば別の場所に井戸を掘ることで思いが達成できるのかもしれませんが、請願事項に忠実にということであれば難しいと判断しました。

 2点目です。仮に井戸が復旧したとして、そのメンテナンスには時間も費用も人手もかかります。井戸は、使い続けなくては、またすぐに使えなくなる可能性があります。既にかれていて、その復活が難しいとされている井戸に対し、費用をかけ、復活させたところで、メンテナンスにまた費用がかかってしまう。その費用対効果を懸念しました。

 3点目です。そもそも今回の請願理由で言われている歴史的価値があるかどうか。というよりも、復活した場合、昔ながらのポンプを今再現するというのは難しくて、最近のものですと、さびに強いステンレス製が主流です。ステンレス製のポンプが乗った井戸では、歴史的価値に基づき復活させるという論理が成り立たなくなってしまいます。また、もし昔ながらの井戸の形であるくみ上げポンプを採用したところで、今度は使いにくさが目立ってしまい、本来の目的である防災用の井戸として活用したいという思いも遂げられないのではないでしょうか。

 4点目です。請願事項は、調査、修理、再生してくださいと、あくまでも市にしてほしいこととして出されています。昨年の9月定例会で私たちの会派の竹井議員からも、クラウドファンディングを活用した井戸の管理なども提案させていただきました。全てを市にやってもらうだけではなく、何かしらの協力体制といったものを提案しながらの井戸の再生を目指すことという請願にできなかったものかと思っております。

 以上4点、理由をお示ししました。この辺を踏まえ、内容の変更等、御相談させていただきたかったのですが、御相談に来ていただいた日にお返事を求められ、少し待っていただいたのですけれども、内容の変更をするには時間が余りにもなくて、残念ながらこの請願には会派として賛同することができないと判断しました。

 以上を踏まえて質問させていただきます。

 (1)今回、請願を急いで出された印象がありますけれども、12月定例会の最終日に出されることに理由がありましたでしょうか。

 (2)観光的見地から価値があるとされていらっしゃいますが、国分寺市の井戸を見ても、公園の中にひっそりとあり、観光資源としての価値はなかなか難しいのかなというふうに思っています。例えば、三鷹の森ジブリ美術館の中に昔の井戸の展示がありまして、実際に水が出て、多くの子どもたちが楽しそうに使っています。しかし、それは、三鷹の森ジブリ美術館という雰囲気の中で、井戸がアニメに出てくる井戸にそっくりというところで再現されているからだと思います。その辺の付加価値がないと、井戸単体では観光的価値はないように思われますが、その点についてはいかがでしょうか。

 (3)歴史的見地からの価値をどのように思われているか。といいますのも、先ほど賛同できなかった理由でも申し述べましたが、再び使えるようにするのにはステンレス製の機械が乗る可能性があると思います。そのことについてお考えをお聞かせください。

 (4)発災時、生活用水が足りていないという根拠がどこから来ているのかということについて伺います。

 (5)中央公園内の井戸ということでの請願ですが、中央公園にこだわった理由について伺います。

 (6)今回の請願が通って、震災対策用井戸について市の施策にどのような変化があることを望まれるのかということについて伺います。



○請願者(金子尚史) (1)について、確かに急いで出したという印象を受けられるかもしれませんけれども、私たちの準備からいきまして、これがある意味では一つの限界といいますか、準備の都合で今回の期間の提出になりました。と申しますのは、この12月定例会に出して、次のときにはもう3月の定例会になりますね。それについて、我々はほかに次の予定がありますので、ぜひとも今回の12月定例会のときに提出したいということで準備を進めてきたという理由があります。

 (2)について、観光資源としての価値はあるのかどうかという質問でありますが、中央公園は、御承知のように、小平市の中心的な公園で、かつ小平グリーンロード沿いに井戸があります。小平グリーンロードはたくさんの方が散策し、中央公園はたくさんの人が集い、またグリーンフェスティバルのような形でたくさんのイベントが行われる場所です。観光資源もそうですけれども、観光資源と同時に、市民がこの井戸をいろいろな形でイベントに使うことができる、そういう意味でこの井戸の価値はあるというふうに先ほど私は理由として上げました。

 (3)について、今、昔のレトロなポンプが残っておりますが、現在のポンプはステンレス製のポンプですけれども、実は杉並区が設置しておりますポンプは、現在のポンプなんですけれども、中央公園に残っているあのレトロなポンプと極めて同じような形のポンプであります。ですから、そういうものをつければ、何もステンレスのピカピカ光ったポンプではなくても、十分に当時の面影を残す井戸ポンプとして再生できるであろうというふうに思います。

 (4)について、実は、後ほど配られます資料の中にもありますけれども、その中で詳しく数値的な根拠を述べておりますが、簡単に言いますと、小平市にあります浄水所、貯水槽、プール、これらの水を全て合計しても、市民の飲料水、生活用水は7日分しかありません。この根拠ですが、断水率が55.5%という市の想定される数値に基づいて計算しました。その不足を埋めるために井戸が必要です。一つの井戸でなくて、小平市にまだまだたくさん井戸は必要なんですけれども、井戸が必要な理由というのは、この現在の備蓄されている浄化水、あるいは貯水槽、プールの水、それだけでは足りないということであります。

 (5)について、中央公園内の井戸にこだわった理由は、中央公園というのは小平市の中心的な公園であり、広域避難場所にもなっています。そういう意味で、ここに井戸があるということは、イベントにも使え、かつ防災用としても使えるということで、この中央公園内の井戸の利用ということを提案しました。

 (6)について、質問がわからなかったんですけれども。



○吉本委員 請願が通ったとして、その震災対策用井戸についての市の施策にどういうふうな変化があることを望まれるかということについて伺いました。



○請願者(金子尚史) 請願が通った場合、震災対策用井戸の市の施策について私どもが望むのは、今現在、小平市の震災対策用井戸というのは飲み水だけを限定としております。実は、ほかの市を調べましたら、飲み水ということでなくて、生活用水という適用範囲を広げた中での震災対策用井戸というのが考えられております。この中央公園内の井戸を震災対策用井戸として通すためには、飲料水ということではなくて、生活用水というところまで範囲を広げる必要があるかと思います。ですから、中央公園内の井戸が再生された暁には、ぜひ震災対策用井戸として指定するために、飲料水だけの適用ということでなくて、生活用水としての適用まで幅を広げてもらいたいということです。



○吉本委員 請願を今回出された理由、観光的価値、ポンプについてはわかりました。

 (1)現在、小平市では、農家の井戸などを震災対策用井戸として指定しておりますけれども、小平井戸の会の皆様は、以前からそのシステムが発災時に活用されないのではないかという懸念をされていらっしゃったと思います。84本ある震災対策用井戸が活用できれば、中央公園内の井戸1本の復活よりも、生活用水の確保という意味では非常に近道なのではないかなというふうに思うんですけれども、震災対策用井戸の位置情報の公開とか、そちらの内容の請願にならなかったのはどういう理由なのかということについて教えてください。

 (2)中央公園内の井戸を復活させただけでは、発災時の生活用水に困窮している方、全てに対応できるわけではないのかなと。生活用水が足りていないと心配されて活動されている小平井戸の会の皆様の考えからすると、もっといろいろなところに井戸が欲しいというふうに思われているのではないかと思うんですけれども、例えば、避難所となる学校や広域避難所とか公園とか全てに設置してほしいとか、そういった思いがあると思うのですが、そういう請願にならなかった理由について伺います。

 (3)請願が通ったことで震災対策用井戸の施策が方向転換されることがお望みであれば、今回出された内容の請願ではなくて、もう少し大きな方向性の請願内容であれば、小平井戸の会の発足された思いに沿えるのではないかなと思うのですけれども、そのあたりについて伺います。



○請願者(金子尚史) (1)について、今回、中央公園内の井戸に限定したのは、中央公園内の井戸の価値というものを、先ほど上げた三つの観点から三つの価値という点で請願を出させていただきましたけれども、吉本委員が言われるように、この中央公園内の井戸の復活そのものだけが、我々小平井戸の会の要求というものではありません。震災対策用井戸について、飲料水の適用範囲から生活用水の適用範囲への制度変更、所在地の情報公開、それから市がもっと積極的に震災対策用井戸をふやすということにかかわっていただきたいということも、これから請願や陳情を出していきたいと思います。とりあえず、今回出したものは、まさに中央公園内の井戸という象徴的な井戸という意味において、限定された形で、中央公園内の井戸だけを請願させていただきましたが、吉本委員が言われるように、もっともっとたくさんのことが我々の要求の中にありますので、今後、これから逐一、議会に請願なり陳情を出していきたいと思っております。



○佐野委員 今回の請願は非常にシンプルで、その内容をしっかりと3点の価値ということで説明していただいて、わかりやすかった。請願事項が非常にシンプルなんですけれども、今の吉本委員の質問は請願の内容から随分かけ離れているような気がしてしようがなかったのですけれども、1点だけ、吉本委員から、市はもう2回も調査をして、復旧は難しいというようなことを言っているという、この辺の詳しい情報については請願者の方はお持ちなのでしょうか。



○請願者(金子尚史) 市では、昨年2月と8月に2回、市内事業者が中央公園内の井戸の調査をして、いずれも水は出なかったということで、もし再生するには多大なお金がかかるという発言が9月の定例会でありました。私ども小平井戸の会では、実際にあの井戸に行って調べるわけにはいきませんので、外観だけですけれども、専門の井戸の事業者が2社、小平井戸の会の会員ですけれども、見てもらいました。地方の事業者2社なんですけれども、まず、小平市では15メートルから18メートル掘れば必ず水が出ます。特に中央公園のあたりですと、十七、八メートル掘れば必ず水が出まして、水がかれているというのは、管が詰まっているということであって、そこに水がないということでは決してありません。ですから、井戸がかれているからもう井戸は使えないということではなくて、それなりの費用、今、私どもがとった見積もりでは、約200万円のお金をかければ十分に水が出てくるというふうに言われております。そういう意味で、中央公園内の井戸は決して死んだ井戸ではなくて、今、休眠している井戸だと。それなりの工事をすれば水は出てきます。

 もう一点、市にその200万円なりの費用を負担していただいて井戸を再生するということと、もう一つは、そういうことではなくて、我々の手でクラウドファンディングでお金を集めて井戸を掘ったらいかがですかというお話がありますが、これはぜひこれからほかの井戸、市内には三百数十カ所の公園がありますけれども、その公園にほかの市並みの井戸を、これは市のお金を当てにしないで、我々がクラウドファンディングでお金を集めて、一つでも二つでも掘っていきたいというふうに思っております。ただし、中央公園内の井戸については、少し直せば水は出てきますので、ぜひこれは市のお金の中でやっていただきたいと思っております。



○佐野委員 私が確認したかったのは、市が昨年2月と8月に井戸の調査をしたという事実、それからその調査がどういう内容かは、詳しい内容は市のほうに聞きますけれども、請願者は調査をした事実は知っていると。それから、水が出なかったという、その調査の結果なんでしょうけれども、そういう事実があったと。それから、その結果、井戸として使うためには多大なお金がかかるという説明があったというところまでを請願者の方は市から確認をしたということでよろしいですかね。その後、どう復活するとか、技術者に聞けば、このくらいのお金をかければ十分できるのではないかとか、いろいろお話がありましたけれども、それは市に聞くとして、どの辺まで請願者の方が市の調査の情報をお知りになっているのかというのを確認したかったというのが質問の趣旨でございます。

 あとは市に聞きます。



○幸田委員 我が会派も紹介議員を出しておりますので、確認の意味で一つ質問させていただきます。今、質疑にも出ておりましたが、できるだけ経費をかけてほしくないなという思いはあります。市民の皆さんからお預かりしている税金を投入してある程度井戸を復活させるということで、この井戸の必要性というものについては賛同するものでございますが、今、請願者から復旧の費用を200万円ぐらいで想定しているというようなお話がございました。そういった中で、もしそれでも井戸の再生ができないということがあった場合、新しく井戸をつくるということは考えていらっしゃるのか。そうすると、新しく井戸をつくることになってしまうと、請願理由の2点目、3点目とまた違ってくる。特に3点目、文化遺産という部分は違ってくるのかなという感もあるのですが、その辺についてはどのようにお考えなのか、教えていただけますでしょうか。



○請願者(金子尚史) まず、今の御質問は、もし修理しても水が出ないということの前提で考えていられるようですけれども、小平市は、特にあの場所は、かつて井戸があった場所ですし、あのあたりですと水は間違いなく出ます。間違いなく出ますという言い方は語弊がありますけれども、小平市を何キロメートルごとにメッシュにして、何メートル掘ったら水が出るかという、そういうデータベースが全部あります。そのデータベースによりますと、あのあたりでは、先ほど言ったように、大ざっぱに15メートルから20メートルの間で掘ったとすると、大体どこでも間違いなく水が出ます。それも良質な水が出ます。これは、一説によると、富士山系からずっと流れてきて、その水脈が小平市の下にありますので、これは、もし工事して水が出ないと、空振りだという心配はないというふうに私どもは事業者から聞いております。



○幸田委員 大変な確信を持っていただいているということで、いろいろ調べていただいているというのもよくわかりました。ということでは新しく井戸をつくることは考えていないということでいいのかなというふうに思いました。文化的遺産、また生活遺産としては大変効果のあるものだなという理解はしておりますので、あとは経費的な問題なのかなと思いますので、そういった意味でしっかりまた進めていければなと思っております。



○さとう[悦]委員 震災対策、防災の点から井戸を活用していくということにおいて、私たち会派も賛同しているところです。

 (1)井戸がもし修理して水が出てきたときに、後の管理をどういうふうにするのかというところ。(2)文化遺産のところで蚕糸科学研究所小平養蚕所という話が出ているのですけれども、どんな仕事をされていて、小平市の中でどんな位置づけだったのかということを少しお話しください。



○請願者(金子尚史) (1)について、井戸の管理ということですけれども、先ほど例に挙げました国分寺市のむかしの井戸、19カ所ありますけれども、昨年、私が国分寺市役所に行って調べてきました。また実際に見学もしてきたのですけれども、国分寺市の公園にある井戸の場合は、近隣の自治会に管理をお任せしております。自治会は、月に一度、井戸端会議と称しまして自治会の会議をして、その後、水質検査をし、水をくんで、周りの清掃をして草花に水をやっています。管理は市から自治会に任せております。ですから、小平市においても、中央公園においてもそれは十分可能なことだと思います。

 (2)について、蚕糸科学研究所小平養蚕所については、蚕の種をつくっておりまして、その蚕の種、蚕種というんですか、その供給基地です。現在の府中街道と、たかの街道、西武国分寺線と玉川上水の広大な土地に桑を植えまして、研究所の施設をつくり、主に蚕の品種改良を行っており、品種改良した蚕種を全国の養蚕業に供給していたという極めて貴重な研究所だというふうに伺っております。



○伊藤委員 私も紹介議員に名前を連ねておりませんが、反対の意思を持ってということではなく、生活文教委員会に所属しておりますので、名前を連ねたくても連ねられないんだということでございます。そういうスタンスからですけれども、2点ほどお伺いしたいと思います。

 (1)私も観光資源としてこれを位置づけるのは非常に厳しいかなというふうに思っているんですね。観光は経済行為ですから、井戸をもとに人を呼んでくるというのはかなり厳しいなというのが実感です。ただ、地域または市内の子どもたちに小平市の歴史を知ってもらう、そしてその上で小平市を好きになってもらうということにおいては、非常に効果のあるものになるのではないかなと思うんです。例えば、震災対策とか観光振興に資するというものを抜きにして、そういう教育的な効果という1点だけでこれを再生するということになった場合でも、請願者はそれは御納得されるでしょうか。それとも震災対策に資するものにならなければだめだと、もしくは観光資源や地域住民のイベントで使えるようにならなければだめだというお考えなのか、そこを確認させてください。

 (2)なぜこの中央公園内の井戸だけの請願なのかというような趣旨の質問が吉本委員からあったかと思いますけれども、むしろ私は全体を一気にやれなんていうのはなかなか厳しい求めだなというふうに思っていまして、請願者としては、これをまずは突破口として、このシンボリックな中央公園内の井戸、これを再生していこうと。そして、これを突破口として、これからの井戸の活用の施策というものを広げていってもらいたいというような認識でいるということの理解でよろしいのか。



○請願者(金子尚史) (1)について、今、伊藤委員の言われました中央公園内の井戸は観光資源になり得るかということですけれども、御指摘のように、生活遺産とか歴史遺産というような地味なものですから、イコール観光資源になるというのはなかなか難しいかもしれません。ただし、小平市はプチ田舎、あるいは水と緑とやすらぎの町ということを標榜して、市の観光をこの緑、水ということのキーワードでこれから発展していこうということの中で、井戸もその一つの位置づけとして、観光として利用できるのではないかと思っております。ただ、観光ばかりでなくて、伊藤委員の言われるように、教育的見地からも井戸というものはまた価値のあるものだというふうに認識しております。いろいろ私たちが町を回りましたら、井戸さえ知らない子どもたちがたくさんおります。そういう意味でも、教育的な見地からも井戸というものは十分活用できるものと思います。観光ばかりでなくて、教育という面においても井戸というものは利用できるものであろうと思います。

 (2)について、なぜ中央公園内の井戸ということなのかということですけれども、私たちは、中央公園内の井戸を一つのシンボルとして、これをまさに突破口として、これからできれば小平市を井戸の町小平としてぜひ全国に発信していきたいと思っております。丸ポストの町小平、ブルーベリーの小平、いろいろな小平がありますけれども、その中の一つとして井戸の町小平を発信していきたいと思っております。そういう意味で中央公園内の井戸というのは一つの突破口として考えて、これを第一のスタートとして井戸というものを小平市の中に広げていきたいというふうに思っております。



○伊藤委員 なぜ中央公園内の井戸だけの請願なのかについてはわかりました。

 私の聞き方が悪かったかもしれませんが、質問の意図する答弁ではなかったので、もう一回お聞きしますけれども、観光振興に資するかどうかというのは見解の相違が多分あると思うんですね。私は小平市そのものが観光をやるのはかなり無駄だなと思っているのですけれども、そういったことを抜きにして、要は、この再生された井戸が観光振興に資するものであったり、災害対策に資するものにならなくても、私は教育的価値は非常にあると思っているので、その1点の利用のされ方しかされなかったとしても、請願者としては御納得いただくことはできますかということです。



○請願者(金子尚史) 納得します。



○小林[洋]委員長 以上で請願者に対する質疑を終了いたします。

 暫時休憩いたします。

                              午前9時39分休憩

                              午前9時40分再開



○小林[洋]委員長 再開いたします。

 この請願につきましては、請願者から資料の提出がありますが、配付することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 配付を願います。

     〔資料配付〕



○小林[洋]委員長 それでは、筆頭紹介議員が出席しておりますので、筆頭紹介議員の説明を求めます。

 



△〈紹介議員の説明〉



○紹介議員(小野高一) 請願者と委員の方々との議論がかなり深まっておりますので、簡単に補足説明させていただきたいと思っております。

 皆さんにお配りしました資料の4ページを見ていただきますと、近隣市区における震災用井戸比較ということで、小平市としては飲料用が84基、井戸1基当たりの人口が2,250人ということです。それと下の段に小平市の大震災時における水の需要と供給ということで、供給のところを見ていただきますと飲料水は、浄水所7,780立方メートル、貯留槽550立方メートル、生活用水は、プール8,400立方メートル、合計で1万6,730立方メートルで、断水期間が仮に15日と想定しますと、今7日分しか用意ができませんよという形の表でございます。そういうことで、震災時にはまだ井戸が必要ではないかということでございます。

 それで、小平市の防災マップを見ていただきますと、震災対策用井戸については、青色で丸の中に井戸の井という表記で示してありますけども、これは場所が明確ではなく、特定の個人を識別できる情報であるとの理由で、場所の所在地については非公開となっております。小平井戸の会で調査したところ、まだ10カ所ばかり所在がわからないところがあるというような状況でございますので、発災時の対応をどうするのかというところに疑問が残っているところでございます。

 そして、小平市内の避難所、公園内には、現在、震災対策用井戸がございませんので、今回、中央公園内の井戸にこだわっているのは、震災対策用として、また中央公園というのは、小平市としてのシンボル的な公園でございますので、そういうところに一つしっかりと震災対策用井戸を設置しておかなければいけないのだろう。それをきっかけに、ほかの公園等にも設置できたらいいなということで、先ほど請願者もお話ししておりましたけども、そういうことでございます。

 それで、中央公園内の井戸にこだわるというところでございますけども、2番目の生活遺産としてという理由があるわけですけれども、360年前の1652年に多摩川の水を江戸に引っ張るためというか、玉川上水ができて、その後、小川九郎兵衛が小川を開拓して、今、360年たつわけですけども、その当時、今、我々は川と呼んでおりますけれども、用水路ができて、飲み水としては井戸が掘られたということで、畑と用水と井戸というのが小平の特徴で、それがなければ、生活できなかったというところでございます。

 そして、小平は、昭和の初めから、農家収入においては養蚕、繭と蚕種で65%を占めているという非常に養蚕の盛んなところでございました。先ほど蚕糸科学研究所のお話が出ましたけども、これは昭和15年3月に設立されているわけですけども、養蚕とジャガイモの種芋は、国に準ずる機関が管理していないと、種が滅びてしまうというか、種の保存をしっかりしていないと、いい蚕がとれない、絹織物にならないというところで、非常に大事な研究所の施設でございました。

 資料2ページ目のところにございますけども、蚕種冷蔵庫というのは、種の保存をしているところです。それと、寮とか、桑温所といって桑の温度を一定にして保つところで、品質の保存をしているところですが、そういうところに、人数はちょっと把握できておりませんけど、かなりの人がいて、ここで生活して、そういう作業をしていた。井戸で生活していたという共通する部分で、生活遺産という話をさせていただきました。

 それと、文化遺産としてということで、先ほど伊藤委員からお話があったところでございますけども、養蚕が盛んだったと先ほどから何回もお話が出ておりますけども、我々よりも年上の高齢者の方々は、多分小平に蚕室というものがあったということを御存じかと思うんです。現在も残っているところはまだあるかと思いますけども、蚕室というのは、蚕を飼っていた養蚕所のことを言っておりまして、もう2月ですけども、1月15日というのは御存じかと思うんですけども、この辺では小正月というんです。

 正月というのは、俗にいう男衆や子どもたちがのんびりと正月を祝うけど、女性は賄いをしなければいけないわけで、休む暇がなかったので、小正月、1月15日は女の人のお正月と言われておりました。そして、そのときに繭玉飾りということで、お米の粉でつくった団子のような、蚕に似せたものをケヤキの枝とかに刺して、その年の豊作を祈願したという行事も残っているところでございます。

 そして、もう一つ、こういう歴史を語るとなった場合に、7月の末にお盆を迎える一日盆とこの辺ではいうんですけども、8月1日になぜこの地域でお盆をやっているか。7月31日に迎え盆、8月1日がお盆、8月2日が送り盆、なぜここで東京盆が7月15日、旧盆が8月15日なのに、なぜ一日盆があるのか。これは昔、小平が養蚕が盛んだったことで、ここのところがちょうど手を休める時期だということで、8月1日のお盆が三多摩地域の一帯には昔から根づいているというところで、今はその習慣というか、年行事として残っているというところでございます。

 この中央公園内の井戸を通じて、昔の歴史を知る、小平の産業を語る、生活を語る。昔ながらの井戸が復旧することによって、井戸の水をくみ上げて、中央公園に来た子どもたちにも遊んでいただくことも可能ですし、昔の歴史、思い出も一緒にくみ上げてくれる井戸になるのではないかというふうに考えております。そのために中央公園内の井戸にこだわっているところでございます。それが震災対策用井戸としてきちんと位置づけられれば、ほかにもどんどん広がっていければいいなと思っているところでございます。

 以上、申し述べまして、請願事項の御審査、よろしくお願いいたします。



○小林[洋]委員長 筆頭紹介議員の説明は終わりました。

 



△〈質疑〉



○小林[洋]委員長 質疑に入ります。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 以上で筆頭紹介議員に対する質疑を終了いたします。

 次に、理事者側の説明を求めます。

 なお、説明に当たりましては、請願事項に係る現状や考え方などについての説明をお願いいたします。

 



△〈理事者側の説明〉



○危機管理担当部長(野田悟) 請願第8号、小平市立中央公園内の井戸の修理とその利用について、初めに中央公園内の井戸の現状を申し上げます。

 中央公園内の井戸につきましては、詳細は不明な点もございますが、40年以上使用されておらず、昨年9月市議会定例会の一般質問の中で環境部長が御答弁申し上げましたとおり、既に2回調査を実施しており、2回ともかれており、再生、復元が技術的に困難であること、また平時の公園の管理に井戸水の活用の考えがないこと、さらに定期的な維持管理費用を要すること等、多くの課題がございます。

 こうしたことを踏まえ、請願事項に対する市の考え方について、各担当課長より御説明申し上げます。



○防災危機管理課長(金子一道) それでは、震災対策における考え方でございますが、市では、地域防災計画に基づき、災害時には速やかな応急給水活動ができるよう、飲料水、生活用水の確保及び東京都と連携した給水活動体制の構築を進めております。

 中央公園は広域避難場所、市民総合体育館は指定避難所であるため、災害時の給水拠点として開設することが想定されます。市民総合体育館には、20トンの受水槽と温水プールに約300トンの水が確保されているので、こちらを飲料水、生活用水として供給するとともに、市民総合体育館付近のあらかじめ指定されている消火栓にスタンドパイプを設置して、災害時給水ステーションを開設し、活用することを考えております。

 さらには、近隣に小川浄水所があり、給水車等車両を使用して水を運び込むことも可能であることから、現在のところ当該井戸を修理、再生し、災害時に活用することは考えておりません。



○文化スポーツ課長(永田達也) それでは、文化スポーツ課より文化財としての観点から御説明いたします。

 まず初めに、小平の新田開発は、玉川上水によるものが大きく、小平の歴史を語る上で玉川上水の分水網は欠かせないものと考えております。

 次に、小平の養蚕は、江戸時代後期から始まり、明治から大正時代に茶業から養蚕業へと変化していきました。その後、戦前の食糧増産の要請を受けまして、養蚕は衰退していき、現在は養蚕業を営む農家はございません。その間の昭和15年から昭和49年まで、日本の養蚕研究の中心的な役割を持ちます財団法人大日本蚕糸会蚕糸科学研究所が今の中央公園敷地内にございました。

 今回の井戸には、学術上、蚕糸研究の成果を示すようなものが特に認められないということなどから、現時点では市の史跡や文化遺産として保存することは難しいというふうに考えております。



○産業振興課長(板谷扇一郎) それでは、産業振興課より、生活遺産として、観光遺産としての活用の観点から、井戸の活用の考え方について御説明いたします。

 小平グリーンロードは、既に観光資源の一つとして、多くの方に親しまれており、中央公園やふれあい下水道館は、散策する方の休憩場所として御利用いただいております。これらの施設では、水道水や自動販売機等による飲料の提供が行われていることから、現在のところ、当該井戸の修理、再生によって飲料水の提供や井戸を新たな観光資源として活用することは考えておりません。



○小林[洋]委員長 理事者側の説明は終わりました。

 



△〈質疑〉



○小林[洋]委員長 質疑に入ります。

 なお、質疑に際しましては、請願事項を中心に質疑されますようお願いいたします。



○伊藤委員 (1)私は4年前まで下水道どころか、上水道も来ていないところで何十年も暮らしていまして、井戸で暮らしていたのですけど、全ての家庭が井戸なんです。災害があると、特に電気がとまると、水がくめなくなるんです。井戸で暮らしている人も、電気でポンプアップしているんです。そういったことを私は実際に経験してきているので、災害対策として井戸というのはどうなのかなという疑問は非常にあるんです。他市がこれだけ震災対策用井戸を準備しているのだから、その効果はあるんだろうなとは思いますけれども、小平市としては、災害対策としての井戸ということはどのように捉えておられて、現時点で今後どのように活用について考えておられるかを確認させてください。

 (2)二度の調査で二度ともかれていたということですけれども、水質の問題というのはあるかもしれないけれども、大体日本というのは、掘れば水か温泉が出てくると私は思っていまして、ただそれが何メートル掘るかというのが重要で、それが採算ベースに乗るとか、商売の場合は、そこで判断するんだろうと思うのですが、掘れば出てくるという認識はあるのかどうか。



○防災危機管理課長(金子一道) (1)について、震災対策用井戸の小平市の考え方でございますが、お配りになられた資料にもございますとおり、避難所となる市立の小・中学校に設置している飲料貯水槽と、それから東京都水道局の施設として整備されている小川浄水所及び津田二号水源を活用するとともに、震災対策用井戸は市内に84基指定しており、こちらの活用もあわせて行い、より安定した応急給水活動を実施したいと考えております。また、停電時につきましては、震災対策用井戸所有者に対して、発電機を貸与してございますので、停電時にも活用できるものと考えております。



○危機管理担当部長(野田悟) (2)について、まず2回の調査でございますが、所管が環境部水と緑と公園課になりまして、そちらに確認したところ、昨年2月と8月の2回の調査で、8月は梅雨の後ということで、比較的地下水が多いのではないかということで、8月に調査したということで、調査内容としては、目視だけでなくて、ふたをあけて、ライトで照らして、専用の資材で確認して、深さが20メートルぐらいということで、完全に2回ともかれていたということで、そういう意味では復旧、再生は、40年以上も使っていない井戸でございますので、難しいということで、さらに仮にそこを掘り進めても、水が出る保障はないということを事業者のほうが言っているということです。

 なお、この井戸でなくて、別な井戸を掘るということで、その事業者に見積もったところ、30メートルぐらい掘るということで見積もって、費用が、工事費だけでございますが、420万円ということで伺っております。市で契約して工事をするとなると、別途、設計の委託料とか、そういうものがかかるという認識でございます。



○さとう[悦]委員 調査の内容のことをお尋ねいたします。今、目視だけではなくて、ライトで照らして、専用の資材で確認したとおっしゃっていたのですが、私が聞いたのは目視だけという話だったので、専用の資材で確認というところは今初めて聞いたところなのですが、これはどういう調査だったのか教えてください。



○危機管理担当部長(野田悟) 主管課に確認したところ、中は深いわけですから、ライトで照らして、資材というのは、棒状のものということを伺っております。



○さとう[悦]委員 ボーリングしたとかではなくて、棒でつついたとか、そういう感じなんですか。



○危機管理担当部長(野田悟) 棒状のもので深さと水があるかどうかを見たということを伺っております。



○吉本委員 (1)発災時の生活用水について十分足りているという根拠について、改めてもう一度御説明をお願いいたします。

 (2)中央公園内の井戸が再生できたとして、その後の井戸の水を活用できるのかということです。例えば公園の散水などに利用できるとか、そういったことを考えておられるのかどうかということについて伺います。

 (3)この請願が採択されたとして、市として、方針が変わるのかどうかということについても教えてください。

 (4)再生させるために重機を入れるなどした場合に、周辺環境を破壊するということがあるのではないかと思うんですけれども、そのあたりについて御見解をお願いいたします。

 (5)今回井戸を復活させたとして、財政面への影響がどのくらいあると試算されているのかという点についても御説明をお願いいたします。

 (6)井戸を復活させることによって、周辺への影響、特に既存の井戸に対してどのような影響があると考えておられるのか。



○防災危機管理課長(金子一道) (1)について、小平市が地域防災計画に基づいて、あらかじめ水を確保しており、小・中学校にございます飲料貯水槽、それから小川浄水所、津田二号水源等で、私どもの試算ですと約8,327トンの水を確保しているという計算になります。また、断水率55.5%で、残りの45%程度が使える水道管の消火栓を活用しまして、災害時、給水ステーションというのを立ち上げます。あわせて、震災対策用井戸、市内84基、こちらも活用させていただきたいと考えております。

 さらには、応援協定を市内民間事業者と締結しておりまして、特に国立精神・神経医療研究センターと災害時における飲料水の供給に関する協定を締結しておりまして、同センターにつきましては、飲料水プラントというものを設置しており、1時間当たり25トンの処理が可能である。その際に3分の1程度に余力があるということから、3分の1程度は市に提供していただくということがございます。全て飲料水ではございますけれども、当然生活用水として、あわせて使用することも考えているところでございます。

 それと、市民に対して啓発も忘れずに行っております。1日3リットル3日分と風呂の水のくみ置き等も自助の部分では市民に対してPRしてございますので、こういったことを踏まえまして、市としては生活用水は足りているものと認識しているところでございます。



○危機管理担当部長(野田悟) (2)について、公園としては、公園の管理に、仮にこちらの井戸が再生、復旧できたとしても、管理に使う予定はないということを伺っております。

 (4)について、再生に当たって、重機等が多分入ると思います。そうすると、小平グリーンロードの散策をされる方とか、音の問題だとか、そういった環境上の問題も工事期間は出てくると考えております。

 (5)について、財政面ということで、国分寺市が井戸を市で公園に掘っているということで確認したところ、井戸を1基掘るのに、工事費と設計委託と、そこが屋根をつけたあずまやにしていますので、もろもろで1基800万円ほどかかっているということを伺っております。今現在、19基の井戸があって、修繕費に毎年1基50万円で2基分の予算を組んでいるということを伺っております。



○防災危機管理課長(金子一道) (6)について、復活した場合の周辺の影響でございますが、私どもとしては把握してございません。



○幸田委員 (1)先ほど来、市の災害時の飲料水、水への対策については、12月定例会の一般質問の中でもありましたけど、飲料水をまずは確保して、そこから生活用水にもつないでいくというお話があったかと思うんです。ただ、私自身は、生活用水については、何があるかわかりませんから、あればあったほうがいいのではないかなと思うのですが、その辺については想定で、ある程度の量とか見越しているのだと思うんですけれども、災害時は何があるかわかりませんから、そういった意味では井戸も含めて、いろいろな対策を打っておくべきではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

 (2)中央公園内の井戸の再生については、先ほどの請願者と市の調査結果の乖離がなぜこんなに大きいのか教えてください。

 (3)文化遺産としての井戸のあり方といった意味では、文化遺産としては、歴史的にも、蚕糸科学研究所と井戸は全く文化的かかわりはなかったということなのでしょうか。



○防災危機管理課長(金子一道) (1)について、生活用水の確保でございますが、大震災が起こったときには、小平市だけで人的、物的対応というのは難しいだろうと考えております。熊本地震の例を見ますと、現状としては、被災地の具体的な要請を待たないで、国としましては必要と見込まれる物資の調達、輸送の体制を確保し、直ちに行動する、いわゆるプッシュ型の支援ということが主流になってきておりますので、当然小平市につきましても、そういった他自治体から飲料水の供給というのは期待できるものと認識しております。

 東京都につきましては、一次集積場所が立川市の防災センター、二次集積場所は小平市、市民総合体育館でございますので、市民総合体育館には飲料水等が供給されますので、そうした場合につきましては、そこにある飲料貯水槽の水であるとか、浄水所からくみ出した給水タンク等で確保した水を積極的に生活用水として転用していきたいと、現状では考えているところでございます。



○危機管理担当部長(野田悟) (2)について、調査結果の違いということでございますが、水と緑と公園課で行った調査は、先ほど申しましたとおり、ふたをあけて、中を確認しているということでございます。請願者の方の場合は、外観目視という形で、そういった違いが出てきたのだという認識でございます。



○文化スポーツ課長(永田達也) (3)について、その井戸自体が養蚕との直接的なかかわり合いそのものを示しているものではないということで、保存するのは難しいのではないかという考えでございます。養蚕研究の記録など、何か記載があれば、また見方は変わってくるのですけれども、今はそういう直接的に関係するものはないということで考えております。



○幸田委員 これは意見になってしまいますけれども、中央公園に蚕糸科学研究所があったということを知らしめる何かいいきっかけになるんじゃないかなと僕自身は思っております。

 (1)生活用水ですが、物流も災害時はどうなるかというのがすごく不安なところもあるのかなと思っております。近隣市だと西東京市、あと先ほど来出ています国分寺市のむかしの井戸も拝見しましたけど、すごくいい施設だなと僕自身も思っておりますが、そういった意味で他市はそういう井戸を設置しているわけではないですか。そのことについては考え方が小平市とは違うのですか、その辺はどのように考えているのかぜひ教えていただきたい。

 (2)貯水槽、またプールがあるというのですが、耐震化をしていないというお話も出ていました。ですから、そういったことも含めて、最悪のことも想定すべきではないか。小川浄水所も、地震が起きれば被災するわけです。そういったことも想定すべきではないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。

 (3)先ほど小平市防災マップでの井戸の配置について御説明もありましたけれども、ある程度偏っている部分もあったりするわけです。そこにはある程度震災対策用井戸も必要なのではないか。中央公園とは離れてしまいますけど、そういった意味ではそれをフォローする意味で公園、避難所への井戸の設置も必要ではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。



○防災危機管理課長(金子一道) (1)について、他市の状況ということでございますが、私も国分寺市のむかしの井戸を確認してまいりました。国分寺市につきましては、1カ所当たり800万円程度かけて、災害時に使える地域コミュニティーを育む場になっているということで、積極的に近隣の人たちがかかわって、いざとなったらそこで水がくめるといった周知がなされているということは確認しております。ただ、国分寺市につきましては、19カ所の井戸を市が設置することによって、小平市のような民間の井戸を震災対策用井戸として指定していないという状況でございます。

 西東京市も話を伺いましたところ、基本は民間所有の井戸を震災対策用井戸として指定しています。学校に13基、公園に3基ということで、この状況を伺ったところ、もともと保谷市で設置したものが現在残っているということで、学校につきましては、校庭の水まきに使っていて、年1回、状況確認をしている。公園につきましては、池の水に使っており、市民には特に開放していないということでございます。また、新たに井戸を設置しているとは伺っておりません。

 東村山市、東久留米市、小金井市につきましては、小平市と同様に、民間所有の井戸を震災対策用井戸として指定しているという状況でございます。

 (2)について、小川浄水所につきましては、耐震化されているということで東京都水道局から伺っております。物流等がうまくいかないだろうということですが、東京都と市で、まずは物流を確保するために道路の啓開につきましては最優先に行う対応であると認識しております。

 (3)について、水の供給につきましては、小平市と東京都が連携して実施していくものでございますので、小平市だけではなく、東京都と連携した水の供給を日ごろからカウンターパートナーとして認識し、訓練等を通じて、水の供給については努めてまいります。



○幸田委員 (1)井戸は、そういった意味では、資源としてはあればいいなと思っているわけです。ただ、費用面に若干の差があったりする部分で、費用対効果というのは大事なのかなと思うのですが、井戸、災害用井戸も、そういった文化的なものであっても、井戸の設置に対しての国や東京都の補助というのはないのでしょうか。維持管理も含めて、そういったものがあれば、ぜひ活用していただきたいと思うのですが、そういったものはないのかどうか。

 (2)玉川上水が最近未来遺産になりました。小平市はたしか入っていなかったかもしれない。未来遺産になったことによって、補助金等を引っ張ってくるようなことができないかどうか、もしわかれば教えていただけますか。



○産業振興課長(板谷扇一郎) (1)について、補助金でございますが、農業用としての補助、観光資源としての補助という側面から考えられるかと思います。農業用につきましては、当該場所が農地でないことから、補助金の活用はできません。観光資源としての補助金は、市として井戸を新たな観光資源として活用していくということが前提になります。当該井戸は明治以降の生活用井戸として、市の史跡や文化遺産としての保存や新たな観光資源としての位置づけは困難と考えておりますので、補助の活用は難しいものと考えてございます。



○文化スポーツ課長(永田達也) (2)について、玉川上水の未来遺産の認定の関係ですけれども、特に井戸ですので、直接的な補助金等はないと考えております。



○幸田委員 災害的な補助はないのですか。



○防災危機管理課長(金子一道) 国分寺市に確認したところ、災害対策用として設置した場合についての補助はないということでございます。



○佐野委員 (1)請願者から配られた資料の4ページの近隣市区における震災用井戸比較、この表を見て市はどう思っているのか聞きたいです。

 (2)請願事項は修理、再生してくださいということで、この請願は採択されると思うのですけれども、修理、再生できるのかできないのかお聞きします。

 (3)国分寺市で井戸の再生をやっているということで事例が出されましたけれども、800万円かけてもやっているわけです。それはどうしてだと思っているか。



○防災危機管理課長(金子一道) (1)について、近隣市における井戸の比較でございますが、特に井戸1基当たりの人口ということで、小平市が2,250人、西東京市が930人ということで、小平市は少ないなと感じているところでございます。今後、震災対策用井戸の指定につきましてはふやしていきたいと改めて認識いたしました。



○危機管理担当部長(野田悟) (2)について、所管である水と緑と公園課に確認しましたところ、事業者の話の中では、40年以上、この井戸については使っておらず、全くその間の維持管理もなされていない状態でありまして、完全にかれた状態で、修理、再生は困難ということを伺っております。



○防災危機管理課長(金子一道) (3)について、国分寺市の井戸につきましては、災害対策用というだけではなく、地域コミュニティーを育む場として機能しており、月1回程度、むかしの井戸を囲んで井戸端会議が開催されていて、そこでは防災、防犯に関する情報だけではなく、地域の情報も積極的に交わされているということもありますので、そういったことも踏まえまして、800万円で設置しているものと感じているところでございます。



○佐野委員 震災対策用井戸をふやしていきたいという考えがあるんだなと。あったほうが当然いいんだろうなと思います。市のほうも思っているんだろうと思いました。

 (1)修理、再生について、私はできるかできないか聞いているので、困難かどうかというのは、困難はあっても、できるならできる、できないならできない、技術的にできるわけでしょう、そこをもう一回確認したい。

 (2)国分寺市はそういうことでやっているわけで、小平市もこれだけの請願の理由で、私は当然やる価値があると思います。800万円が安いか高いかというのは、市の説明では工事費が420万円ぐらいかかるとか、工事をやるときは騒音に気をつけてやらなければいけないとか、できるでしょう。公園の管理用の通路が、車が1台通るに十分な通路があって、いざ工事をするときは、迂回路をきちんととれるわけではないですか。新堀用水の隣と玉川上水の間に小平グリーンロードがありますし、公園内の迂回路も十分とれます。そういうことで、もう少し掘っていくとか、技術的には素人的考えもしれませんけども、十分できるのではないかと思うんです。

 それで、修理した後にどういうふうに活用するかというのは、いろいろなアイデアが出て、井戸端会議したっていいでしょうし、公園にあるのですから、そこから水を出したら、いろんなものに使えるとか、夏暑いときに小平グリーンロードを通る人が自由に昔ながらの冷たい水で手を洗えるとか、なおかつ災害時に先ほど幸田委員がおっしゃったように最悪を考えた場合、この間小平第六小学校で行われた総合防災訓練でもそうでしたけども、災害用の備蓄トイレに水をどうやって使うんだと言ったら、上にプールがありますから、プールから水をとりますと。プールからどうやって水をとるんだと言ったら、鍵があって、それは校長先生がどうのとか、いざというときに簡単に水が出るというものも用意しておくのは、命がかかっているわけじゃないですか。

 例えばで申しわけないけど、なかまちテラスに予定よりも倍近く5億円も余計にかけて、ここに800万円かけたって、十分命を守るために必要ではないかと思うし、観光の目玉にはなりませんけども、歴史的に学術上どうのと言っていますけど、学術上なんて関係ないんですよ。筆頭紹介議員から説明があったように、小平の歴史で蚕糸科学研究所があそこにあって、それが成り立っているのは、井戸が三つあって、そこの水を使ったわけじゃないんですか。井戸がなければ、蚕糸科学研究所だって機能しなかったのではないですか。そういうことで、そこに立ち寄った人が、看板か何かあって、蚕糸科学研究所がありましたとか、そういう歴史的なことをちょっとでも学べば、またこれが一つの文化的、教育的遺産になる。

 だから、井戸が価値があるかどうかではなくて、井戸自体が価値を持っているわけではないですか。伊藤委員が言ったように、教育的価値だけでいいかみたいな、だって井戸をつくったら、教育的価値はあるし、当然防災的な価値もあるし、生活遺産としても十分説明もできるし、私はそういう価値があると思うし、今回請願でシンプルに修理、再生してくださいと出ているわけです。これだけの議員がそうだよね、これはやる価値があるよねと言っていて、市はできないという理由を、難しいとか、考えていないとかではなくて、考えてくださいよ。考えて、例えば費用面で幾らぐらいでいけそうだとか、そこにはこういう付加価値もつけられるとか、そういうことを今ここで言っていただけないと、我々は、市はやりたくない、やらない、難しい、できないと言っているのに、我々が押しつけたように、本当にできないのか、再生できないのか、この請願は無理かななんて思ってしまうのですけれども、どうなんですか。修理、再生できるんでしょう。幾らかかるんですか。



○危機管理担当部長(野田悟) (1)について、所管が水と緑と公園課で、事業者で調査して、その事業者のお話ですと、技術的に修理、再生は難しいということを伺っています。

 (2)について、できないという回答ではないと思っております。再生にかかる費用は見積もりをとっていないということを伺っております。



○佐野委員 ここで修理、再生してくださいという請願が上がっているのに、我々はこの請願はきちんと審査して、通すには責任があるわけです、お金がかかってくるから。お金がかかる分をきちんと我々が認識して、それを精査して、判断を下さなければいけないんです。これが請願なんです。そこでお金のことがわからないのでは、我々だってどうしようもないではないですか。それはかかり過ぎだとか、そういうものではないんですか、請願って。

 そんな1億円もかかるわけではないと思うから、それなりに先ほどの国分寺市のような事例を参考に判断せざるを得ませんけども、市としては、この請願が上がって、修理、再生してくださいと出ているのですから、技術的に困難ですと。技術的な困難は、できないという意味なんですね、それを確認したいんです。できないものを我々は上げるわけにいかないんです。でも、お金をかければ、技術的に何とかなる、できるのだったら、そこがポイントではないのですか。さらには幾らかかるのか、それをはっきり答えていただかないとまずいですよね、議会として。



○危機管理担当部長(野田悟) 昨年9月の一般質問の答弁の中でも環境部長が申し上げましたとおり、技術的に難しいという部分で、その近くに井戸を掘った場合の費用ということで算出しているのが、ポンプ代含めた工事費として420万円かかるということを伺っております。それから、国分寺市の事例ということで見ますと、新規に1基つくる場合に、工事費、設計委託料、屋根、あずまや、そういったものを含めて800万円かかるということで、私どもで把握しているのはその部分でございます。



○佐野委員 質問に答えてないんです。できないのですか。お金をかければ、できるのですか。私のイメージでは、配付資料の中に現地のコンクリートの写真がありますけれども、これを一時どかして、それからついているポンプも昔ながらのものがあるじゃないですか、ステンレス製のもあるんでしょうけれども、そうでないのも、請願者から話がありましたように、そういうものもあると。そして、これ自体、鋳物かなにかでできていると思うのですけれども、これを修理できるのかどうかというのも我々はわからないのだけれども、専門家が見れば、これを修理してできるのではないかとか、それを一時仮設で横によけるなりして、そこの地盤から今20メートルなり穴があるところを、今技術的にはいろいろな技術がありますから、そこから掘削、あるいはボーリングして、穴をあけて、水が出てくるかどうか、30メートルぐらい掘れば出るでしょう。

 ということは、水さえ出れば、そこが復活できるのではないか。十分できるのではないかと請願者も思っているし、私も思っているんです。それが、それは絶対にできませんと。できない理由と、幾らかけるならばできますというところをはっきりしてもらわないと困るんです。今、困っているんです。修理、再生してくださいという請願なんです。修理、再生できませんということなら、請願は無理ではないですか。でも、できると思っているから、請願を出しているし、私もできるんだろうと思っているから、ぜひこういう理由で私はやる価値があると思っているから、この請願はしっかり受けたらいいなと思っているんです。その1点はどうなんですか。



○危機管理担当部長(野田悟) 繰り返しの答弁で申しわけございませんが、実際主管課である水と緑と公園課で行った調査の事業者のお話によると、修理、再生が困難ということで、できないという形でのお答えはいただいていないと認識しております。



○佐藤[充]副委員長 これまでの質問と答弁を聞いていて、確認したいと思ったのは、請願者の請願理由として、震災対策と生活遺産、文化遺産として残し活用するという理由づけをされています。それに対する市の見解は、真っ向から否定的な見解を示されたわけですが、今のできるかできないか、技術的な問題は、請願者で専門家に頼んで調査したら、15メートルから18メートル掘れば水は出るんだと。市は市として、なかなか出ないと。30メートルぐらい掘れば出るかなと。いろいろ議論されていますけれども、それはそれとして、技術的にはいろいろな調査がありますから、今、佐野委員も指摘したのですけれども、掘れば水は出るだろうという可能性だってあるわけです。

 それはそれとして、判断する必要がありますが、私はもう一つ、請願者の請願の趣旨というのは、震災対策にしても、生活遺産や文化遺産として活用するにしても、市として、例えば震災対策だったら、この井戸にかわるやり方というのはいっぱいほかにあるんだよとか、生活遺産、文化遺産は、歴史的な価値は余り認められないとお答えがあったけれども、そうではなくて、請願者が提起しているのは、震災対策として活用しようではないかと、文化遺産、あるいは生活遺産として位置づけを高めようではないかという問題提起でもあるなと私は感じました。ですから、この間、議論を聞いて、市の答弁も困ったものだなと率直に感じましたので、改めて、請願者は生活遺産や文化遺産として位置づけてないのだから、これを位置づけようではないかということだと思うんです。

 小平井戸の会の皆さんのニュースを楽しみにして読んでいるのですけれども、なるほどなと思ったのは、例えば小平霊園の中に湧き水が出てくるところがあります。あれは数年に一回出るというんです。もしあそこの湧き水が数年に一回しか出ないのだったら、あそこを潰してしまえと位置づければ、潰れてしまうのです、なくなってしまうのです。そうではなくて、数年に一回湧き水が出るところであるからこそ、あそこを保存しようということだから残っているわけです。そういうふうに価値を見出している例はいっぱいあるんです。

 だから、私は請願者の思いとしては、価値を見出していこうという重大な市に対する問題提起だなと受けとめるし、受けとめざるを得ないし、市としては受けとめてほしいなということだと思うんです。その辺の見解がどうも浮かんでこないと思いましたので、改めてその辺の見解を、位置づけてないものを位置づけようと、できるのかと、位置づけてほしいと、位置づけなさいというところに対する市の思いというか、見解を再度、最後に確認したい。



○防災危機管理課長(金子一道) 震災対策用井戸としての位置づけということで回答させていただきますが、震災対策用井戸指定要綱に基づき、その要件が現在あって、今後も使用していくもの、または原則として飲料に適しているもの、屋外その他付近住民が使用しやすい場所にあること、こちらの要件が満たされれば、市としては震災対策用井戸として指定したいと考えているところでございます。



○産業振興課長(板谷扇一郎) 生活遺産として、また観光資源としてという位置づけの考えでございますが、例えば、ここには蚕糸科学研究所があり、井戸もそこにあったという情報を観光のまち歩きガイドの中で、御案内するような取り組みなどが考えられます。このように井戸の物理的な復活とは別な形で、観光的な案内材料として活用できるのではないかと考えております。



○文化スポーツ課長(永田達也) 市として、市の指定の文化財として保存するのは難しい面があるかと思うのですけれども、看板などを設置して、紹介という形でやることは可能なのかなと考えております。仲町公民館の門柱も、文化財として指定しておりませんけれども、皆様に知っていただくような紹介看板をこれからつける予定ですが、井戸を再度調査した上で、裏づけなどを確認した上で、そういうものであれば検討をすることは可能かなと思っています。



○佐藤[充]副委員長 そうだと思うんです。可能なことはやるというのが市のやり方かなと、姿勢かなと思うのですが、これは位置づけない、あるいは潰してしまおうと思えば、幾らでもできます。だけど、きちんと位置づけようではないかということだと思うんです。だから、それが私はこの請願の大事な趣旨かなと思っていまして、技術的に不可能であれば、全く不可能なものを可能にしなさいというところまで言いませんけれども、可能なものは追及するという点でやってほしいと思います。この請願をそういうふうに受けとめるべきだと思いましたので、一言指摘しておきます。



○危機管理担当部長(野田悟) 先ほど私の井戸の修理、再生の答弁の中で、今後再生に当たって、これは当然もっと精密な調査が必要という認識でおります。調査には当然予算を伴い、費用がかかります。

 それから、再度精密調査を行ってみないと、水が出るかどうかというのは確認がとれていないところでございます。



○小林[洋]委員長 以上で質疑を終了いたします。

 暫時休憩いたします。

                             午前10時42分休憩

                             午前11時15分再開



○小林[洋]委員長 再開いたします。

 この請願の取り扱いについては、いかがいたしましょうか。



○吉本委員 継続を主張いたします。



○小林[洋]委員長 継続審査との御意見がありますが、継続審査をすることに御異議ありませんか。

     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありますので、取り扱いについてお諮りいたします。

 請願第8号、小平市立中央公園内の井戸の修理とその利用について、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。

     〔挙手、少数〕



○小林[洋]委員長 挙手少数。

 したがって、この請願は採決することに決定いたしました。



○吉本委員 この請願については、賛否を表明いたしかねますので退席させていただきます。

     〔吉本委員退場〕

 



△〈討論〉



○小林[洋]委員長 討論に入ります。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 討論なしと認めます。

 



△〈採決〉



○小林[洋]委員長 それでは、採決いたします。

 請願第8号、小平市立中央公園内の井戸の修理とその利用について、この請願に賛成の方の挙手を求めます。

     〔挙手、全員〕



○小林[洋]委員長 挙手、全員。

 したがって、この請願は採択すべきものと決定いたしました。

 暫時休憩いたします。

                             午前11時17分休憩

 



△日程第2 議員提出議案第24号 政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書提出について

 

                             午前11時21分再開



○小林[洋]委員長 再開いたします。

 審査に入ります。

 日程第2、議員提出議案第24号、政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書提出についてを議題といたします。

 提出者代表議員の説明を求めます。

 



△〈提出者代表議員の説明〉



○提出者代表議員(日向美砂子) 議員提出議案第24号、政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書について説明いたします。

 この議案は、松岡 篤議員、山岸真知子議員、中江みわ議員、吉瀬恵美子議員、橋本久雄議員、そして私日向が提出しておりますが、代表して説明をいたします。

 さまざまな社会課題に対応するため、国や地方公共団体における政策の立案や決定において多様な意見が反映されることが必要になります。

 しかし、意見書にもあるとおり、議員数の男女比において女性の割合が低いのが現状です。

 この状況を改善するため、2015年に超党派の国会議員による議員連盟がつくられ、法案づくりを進めてきました。昨年の5月には、先行して、当時の民主党、現在の民進党、日本共産党、社民党、生活の党、現在の自由党の4党が政治分野における男女共同参画の推進に関する法律案を衆議院に提出。

 続いて、12月には自民党、公明党が同じ名前の法案を提出されております。

 この二つの法案は、ほぼ同じ内容になっております。違いは、男女の候補者の数ができる限り同数という言葉をできる限り均等という言葉に、それから人材の育成の条文の追加という、この二つが違いになります。

 超党派議員連盟では、女性議員をふやすということでの方向性は一致をしており、一部に反対意見がありますが、これについては丁寧に説明をしながら、この通常国会での成立を目指しております。

 2月5日の報道によれば、先に法案を提出した野党4党も歩み寄りの姿勢を見せ、与党案で一本化したいという意向も一部では伝えられております。

 女性議員の比率が35.7%と高い割合にある小平市議会から、この動きを後押しするためにも、一刻も早い意見書提出を望むものです。

 どうぞ審査のほどよろしくお願いいたします。



○小林[洋]委員長 提出者代表議員の説明は終わりました。

 



△〈質疑〉



○小林[洋]委員長 質疑に入ります。



○伊藤委員 私以外の会派の皆さんが全員紹介議員ということで名を連ねていますけれども、責任を持って質疑させていただきます。

 (1)現在の私たちの国の状況は、男女ともに選挙権も被選挙権も与えられているという状況です。これは、先輩の方々の努力によってなし遂げられたものだと思っております。いろいろな社会の中で、確かに女性が不当に活躍を阻まれているというロケーションはあるかと思うんです。現実としてあるかと思いますけれども、それが唯一ないのが私は政治の分野だと思っているんです。それは、さっきも述べたように、選挙権も被選挙権も男女ともに認められているからです。

 これ以上の法整備を求めるというのは、要は提出者代表議員はどういう法整備を具体的に求めておられるのか、何を希望されているのか具体的に説明をしていただきたいと思います。

 (2)女性議員を一定数確保しなければならないと考えるそもそもの理由を教えてください。

 (3)政治に参画する上で、男女をわざわざ区別するということは、ともすれば、私は男女の対立をあおることになるんではないかと危惧しておりますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。



○提出者代表議員(日向美砂子) (1)について、現在の状況は、男女ともに選挙権、被選挙権が保障されており、これ以上というところに関しては、おっしゃるとおり、法律的には男性も女性も区別なく立候補することもできますし、投票に行くこともできます。

 現在の日本の状況ということでいいますと、例えば労働環境ですとか、そのほかについても同じ法律のもとに、さらに男女雇用機会均等法などもできて、法整備的には男女平等が実現しているところです。

 しかし、意見書にもありますとおり、現状として、さまざまな形で、差別とまでは表現を使うつもりはございませんけれども、差があるという現状に対して改善をしていく。これは男女共同参画社会基本法にある積極的改善措置という考え方です。その状況を改善していくために、その部分に関して対策をとっていこうということで具体的な制度を使っていくという考え方になるかと思います。

 実際に諸外国では、女性の議員の割合を上げていくための制度。日本で言うと、今回出されている法案は、女性の数をふやすというよりも、男女のバランスをとっていきましょうという考え方だというふうに思いますけれども、そういうものを進めていこうという理念法になるかというふうに思いますが、それを具体的にやっていく次のステップとしては、公職選挙法の改正の中で、さまざまなやり方がありますので、その方針はまだ全く未知数で、これからだというふうに思っておりますが、比例代表選挙の名簿を男女交互にするですとか、男性、女性をグループ化していくというようなさまざまなやり方があると思いますが、これはポジティブアクション、積極的改善措置という考え方のもとに位置づけられていくのかなと思います。

 (2)について、これは女性の数をふやすということではなく、繰り返しますが、男女のバランスをとっていくということで、今この小平市もそうですし、日本社会全体にはさまざまな生活上の課題、制度上の課題がございます。現実の中で、その課題に関しての当事者性が高い人や、あるいはそこにかかわっていく人の割合が低いと、その政策の取り扱いについて優先性が下がっていくということはあるのではないかと思います。

 もちろん、子育てについても、介護についても、今さまざまな形で制度が進んでおりますけれども、その中で少しでも当事者に近い人がいるということは、政策をよりよいものにしていく、それはひいては市民、国民の福祉の向上、幸せにつながっていくという、そういう考え方のもとに男女の割合をバランスをとっていこうという考え方ではないかと思います。

 逆のことを考えますと、例えば、女性だけの議会があったとして、その中で男性特有の病気の施策を考えていくに当たっては、よりよい施策を出すということでは男女バランスよくいたほうがいいのではないかという、こういう考え方がもとになっております。

 (3)について、そういった声があるということも承知をしておりますが、これは、女性対男性という対立構造をつくっていくことが目的ではありません。むしろ、男女共同参画、男女平等参画という言葉に表現されているように、ともに一緒に社会をつくっていこうということが今回の法案の一番の目的ですので、それは対立を強めるというよりも、むしろ、対立をなくしていくという方向に、こういった考え方が進むことで、そして実現していくことで進むのではないかと考えています。



○伊藤委員 (1)1点目についてなんですけれども、まだ御答弁のほうよくわからなくて、最終的にバランスをとるということは、50%、50%にしようということの理解でいいんですか。バランスをとるというのは、それ以外に私は思いつかないのだけれども、男性枠、女性枠と分けて、それを50%、50%の枠で決めていくという考え方なのかの確認と、例えばそうであった場合、提出者代表議員がよく取り上げられるLGBT、これはどちらにカウントしますか。どうカウントするおつもりなのか教えてください。

 (2)課題に関しての当事者性が低いと、よりよい施策ができないというのは、私は全く違うと思っていて、議会の中に子どもはいないけれども、子どもに対する施策はできないかって言うと、そんなことはないんです。では、障害を持った議員が必ず一定数いないと、その議会は障害者に対する施策を考えられないのか。高齢者のことも考えなければいけないから、では、年齢の枠もつくりますかということになっていけば、これは際限ないと思うんです。

 議員というのは、本人がそうであるか、そうでないかという問題ではなくて、あらゆる人の代表という意識で政策判断をしたり、政策提言をするわけですから、私の支持者にも支援者にも女性はいますし、男性が何人、女性が何人、選挙で投票してくれたか私はわかりませんけれども、もしかしたら女性のほうが男性よりたくさん私に投票しているかもしれません。

 ですから、私は決して男性目線で、男性向けの政策だけをやっているつもりはありませんし、男性のことも女性のことも考えて、お年寄りのことも赤ちゃんのことも考えながら、健常者も障害者のことも考えながら政策判断をしているつもりです。

 本人が当事者にならなければ、それは考えられないというのであれば、本当に際限ないし、それは想像力がなさ過ぎると私は思いますけれども、この点に関してはいかがでしょうか。

 女性議員を一定数確保するということで、バランスをとる。50対50にするということになれば、当然男性の最下位当選と女性の最下位当選の得票数は変わってくるわけです。どっちが低いかわからないけれども、男性だから当選したとか、女性だから当選したということは当然出てきますよね。むしろ、例えば女性のほうが得票数が低かった場合は、女性だから当選したと思われれば、かえって女性議員の地位が低くなりはしないかと私は危惧していますが、そのあたりはどういうふうに捉えておられますでしょうか。

 (3)目的として、ないとは思うんです。提出者の皆さんが男女の対立をあおろうと思って、こういう意見書を出しているなんて私は思っていませんが、企図しない効果があらわれるものなんです、政策というのは。ですから、御本人たちがその思いがなくても、結果的にそういったことが起こってしまう。男女の対立をあおるようなことが起きてしまうという心配を私はしているわけですけれども。何を目的としているかじゃなくて、そういう心配はないですかということです。



○提出者代表議員(日向美砂子) (1)について、最終的に目指すところですけれども、50%、50%、これは人口割合は男女比ほぼそのぐらいですけれども、そういう考え方もあるかと思います。しかし、進めていく目標の割合をどうするかということは、それも話し合いで決めていくのがいいのかなと思っています。

 実際に海外で行われている制度は、割り当て制を設けているところも必ずしも50%ではなく、30%でやっているような国もありますし、そういう割り当て制ではなく、候補者のまずバランスをとっていこうということで、今国会に出ている法案を見ましても、男女の候補者ができる限り同数ということで、候補者というところで法案の文章としても提起をされているようです。

 ですので、それは今の状況を改善していくために何ができるかという次のステップに具体的にはなっていくかと思います。

 LGBTの方については、LGBT、今はもう少し性的指向ということで分類するための言葉ではなくSOGIという言葉で性的自認という言葉を使っていくことのほうが少し当事者の気持ちをあらわしているのではないかとも言われておりますけれども、立候補は公職選挙法に基づいて行われていくことになると思いますので、その場合は戸籍上の性別を使っていくことになるのかなと思います。

 ただ、SOGIに関する話はそんなに単純ではなくて、本人がどう思うかということですから、性的自認と社会制度をどうしていくかということも含めて考えていかなければならない。非常にそういう意味では、しっかりと人権の発想と、あと社会制度との関連、あとこれは必ずしもカミングアウトをする必要はないわけですから、そういったこともあわせてどういった形にしていくかということの議論をしていけばいい話だと思います。

 (2)について、当事者性がないとできないのかということに関しては、全く私もそうは思っていません。そう申し上げたつもりはありませんので、もし、そのように聞こえたのであれば、言い方が間違っているのかなとは思います。

 もちろん、私たち市議会議員もそうですけれども、当事者の声を聞いて、それをきちんと代弁するというのが仕事ですから、当事者がいないとできないということではないとは思います。ただ、大切なのは、そういったさまざまな声を反映するためには、議会が多様性を持っているということが重要ではないかと思います。

 そういった意味では、男女比ということに関して言えば、現在、少しバランスが男性に偏っているのかなという現状があり、そのもとに今回国会に提出されている法案も超党派の議員連盟でかなりさまざまな議論を尽くして出してきたようですけれども、そういった現状があるのかなと思います。

 こういった制度を取り入れていくと、女性だから当選したんじゃないかとか、女性だったら誰でもいいのかとか、そういったことは必ず聞く話なんですけれども、先ほど申し上げましたように、今はまずは候補者のバランスをふやしていこうということで、あとは選挙を通して、それは有権者の目を必ず通すわけです。そういった意味では選ばれた議員ということでは、それは能力がないとか、そういうことはないと思いますし、実際にこういった制度を導入した国では、女性が多く出てくることでさまざまなキャリアの女性が立候補して、そして議会の中でも能力を発揮しているという、そういった実績があるという話は聞いております。

 (3)について、対立をあおろうとしているのではないけれども、そういった意図しない結果が出てくることがあるのではないか。それはおっしゃるとおりだと思います。それはこのことだけに関せず、制度が本来意図していなかったことが出てくるということはあり得ることだと思います。

 しかし、この選挙制度のことだけではなく、あらゆることで男女の対立や分断を防いでいこうと、そういった意思で動いていくのも議会や市民にとって重要なことだと思いますので、それは決して対立を深めるものではないと思いますし、そうしないことが政治の仕事だと私は思っております。



○伊藤委員 (1)候補者バランスをとるということですけれども、これも私は意味がよくわからなくて、候補者の男女バランス。例えば、政党の比例代表選挙の名簿であればそれは可能でしょう。でも、これは地方議会のことも書いてあるわけです。地方議会においても云々と書いてある中で、立候補をどうやって制限するんですか。男女どちらかの立候補者を立候補させないとか、立候補したくない人を立候補させるということは、これは憲法上できないと思うのですけれども、どういう想定をされているのか具体的に教えてください。

 (2)現在の男女比も、これは超民主的な選挙であらわれた結果なんです。要は、これを認めないというスタンスなんですよね、そもそもが。選挙を男女ともに立候補できる、男女ともに投票できる、男女ともにどちらに投票してもいいという選挙制度の中で出てきた結果に異議を申し立てておかしいということを今おっしゃっているんです、提出者の皆さんは。これは確認したいです。

 (3)LGBTに関してですけれども、戸籍上の性別によるだろうということですが、では、本人の意思は無視して、戸籍上の性別で判断されるということを提出者代表議員はお認めになるということでよろしいんですか。

 それか、例えば、この制度が制度化されたらどちらかの性別が有利になるということに絶対なるんです。その場合、本人がうそを言うということも可能ですよね。例えば、女性のほうが明らかに選挙に通りやすいという傾向が出たら、私は心は女だって私が言い始めることだって、それはありますよね。そういうことは想定されているでしょうか。また、そういう場合はどう対応しようと考えておられるでしょうか。

 (4)当事者性が低いと施策を考えられないとは思っていらっしゃらないという答弁だったので、そうならば、男女比なんて関係ないんです。男性が多かろうが、女性が多かろうが、男女関係なく市民、国民のことを考えて政策判断を政治家がすればいいだけで、そもそもこの意見書提出の意図が意味がないと私は思います。

 これは意見ですけれども、それについてはどうかということをお答えください。



○提出者代表議員(日向美砂子) (1)について、候補者のバランスをとるということで、多くは比例代表選挙制度の中でやっているところが多いと思います。

 それで、地方議会をどうするかということは、伊藤委員の御指摘は本当にごもっともでして、それはステップとしては、非常に今後の課題だと思います。

 海外では、地方議会でも比例代表選挙を行っていたり、あとパリテは同数に近づける平等の考えで、グループで立候補したりしている国もありますけれども、日本はまだまだそこまでではないので、法案でも地方公共団体については実態調査というところの提起にとどまっていますので、この理念法が成立した後で今の課題をクリアしながらどうしていくかということは、恐らく長い議論を経てやっていくことになるのかなと思います。

 (2)について、余りよくわからなかったんですが、現在の制度を認めないというスタンスなのかということでしたけれども、そんなことは決してございません。

     〔「違います。選挙結果が気に入らないというんでしょう、要は男性のほうが多くて。それは民主的に行われた選挙の結果だけど、認めないということなんですかということ」と呼ぶ者あり〕

 気に入らないという表現は私は使いませんけれども、今の制度は、もちろん法律に基づいてきちんと民主的に行われた制度だと考えています。それは、最後の質問にも関係していますけれども、民主主義のあり方については、常にプロセスでよりよいものにしていくということも、また一方で必要だと思っております。そういう意味で今あるものを否定するわけではないですけれども、もっと多様な議会をつくっていくためにみんなで考えていく必要はあるのではないかというスタンスです。決して何かを提案したときに、現状のことを全否定しているということにはならないと考えております。

 (3)について、私は選挙制度の中において、やるとしたら戸籍上の性別を使っていくことになるのであろうということはお話をいたしました。決して本人の意思を認めないということではありません。

 LGBTのことをSOGIという表現を使いましたけれども、今、なぜさまざまな形で提起されているかというと、まさに本人の意思と制度上に見えてくるもののそごがあるので、それを少しでも改善してほしいということでさまざまな形で手続にのっとって提案をしたり、あるいは当事者の人たちが自分たちの気持ちを表現しているのだと思います。

 ですので、今の質問に対するお答えについては、本人の意思は認めないということでは決してありません。しかし、本人の意思を認めていくための制度上の課題は現状の日本ではたくさんあるという、そのことを御指摘させていただいてお答えとさせていただきます。

 選挙に有利になるので、どちらかの性にすることがあるのではないかということは、私は考えたこともありませんでしたけれども、まずどちらの性が選挙に有利になるかという答えがそもそも、今どちらだったら有利なのかなというのは想像がつかないところです。

 そして、戸籍を変えて、性別を変えていくということはそんなにたやすいことでは現状でもないはずです。それは、さまざまなことをクリアした上で行っていく、ほかの制度改善の課題だと思いますので、ここは安直に選挙制度と性自認の問題をくっつけることのお答えはしないでおきます。

 (4)について、当事者性を代弁していくのであれば男女は関係ないのではないか。そういったことは、もちろんお答えとしては否定するつもりはございません。ただ、先ほど来何度も申し上げておりますように、さまざまな形で多様な議会をつくっていく。それは今後の民主主義のあり方として、今が完全な完成形ではないということで検討していくことは間違ってはいないと思います。



○伊藤委員 (1)要は男女のバランスをとろうなんて考えを起こさずに、今の男性も女性も立候補できる、男性も女性も投票できる、どっちに投票してもいいという制度だったら困ることのないトランスジェンダーの人が、こんな制度をつくろうと思ったら困る可能性が出てくるわけです。その想像力は足りないのではないかなと私は思っているんです。本当にそれでいいのかということ。

 (2)多様性は私も非常に大事だと思っていますけれども、多様性って男女の話だけではないですから。先ほども言いましたけれども、帰化した人の考えも入れなければいけないから帰化枠をつくろうとか、いろいろな宗教の人がいるのだから、キリスト教枠、神道枠、仏教枠、イスラム教枠をつくろうとか、そういう話になるんですよ。多様性って限りないんですから、それを反映するためにバランスをとっていくという考え方は変だと私は思いますが、改めてどうですか。



○提出者代表議員(日向美砂子) (1)について、この意見書に関してトランスジェンダーの方への想像力がないとは全く思いません。トランスジェンダーの方に限らず、レズビアンやゲイの方を含めて生きやすい社会をということで、ほかの制度改善をいろいろな人たちが行っているわけですから、この選挙制度に関して想像力がないとは全く考えません。

 (2)について、もちろん、多様性というのは男女比だけではありません。しかし、この意見書は、あくまでほかのことの多様性が必要ないということは一言も言っておりませんので、男女という視点での多様性をもう少し広げていくために、性別の部分に関するところについての提案ということです。

 おっしゃるとおり、帰化された方、外国籍の方の問題もあります。それは、ほかのフィールドで、また多様な議会をつくっていくということの政策提案や議論を活発にしていけばいいのだと思っております。



○さとう[悦]委員 御説明にありました政策立案の多様性のためにも、さまざまな女性が政治に参画するのは、とても大切なことだと思っています。

 ただ、現状として、子育てや介護など家のことは女性がやるというような役割分業の固定化というのでしょうか、そういうものがあって、女性が立候補をしにくいというような現実はあります。

 でも、これは女性だけの問題ではなくて、政策立案の多様化のためにも、男女がともに政策決定に参画する政治分野への男女共同参画を推進することが大切なのかなと思います。

 それで、この意見書には賛成するところなんですが、この意見書を今の時期に提出する理由というのを教えてください。



○提出者代表議員(日向美砂子) 冒頭で説明させていただいたように、このことについては国会の中でも話が進んでおります。実際にもう国会に法案を提出されておりますので進んでいるとは言えるんですが、いろいろな選挙が間にあったという絡みもあって、今2本法案が出ております。しかし、実際には、先ほど伊藤委員からも御指摘をいただいて、とても大事なことだと思いますけれども、対立という形になっていくのではなく、まさに国会議員の方々もこの目的を少しでも前に進めるために手を携えていこうということで、この2本の法案をどうしていくかということも含めて超党派で真剣な議論が交わされているところです。

 今重要法案がたくさん出ておりますので、実際まだ審査には入っていませんので、通常国会で成立させたいという議員連盟の方々のお気持ちはかたいようですけれども、まさに多様な議会ですので、一部慎重論もある中で、ぜひ国会の頑張りを後押ししてということではタイミング的にベストだと思いますし、後押しするという意味では、一刻も早く小平市議会としての意思をお伝えしたいと思いますので、このタイミングになりました。



○佐野委員 (1)この間、中学校生徒意見発表会を聞きに行ったのですけれども、発表者は全員女性でした。それは、男女枠がなく、女性が意欲があるんだなと思いました。

 それから、大学の先生がいろいろゼミなどをやっていて、その中では女性が引っ張っていると言うんです。もうとにかく学生は女性が元気がいい。

 どうして政治分野で女性が少ないのかというのは、どう考えていますか。よく議会でも小平市の職員で男女の比率がバランスが悪い、管理職に女性がいないじゃないかと言っていて、市の答弁は、平等にやっているのだけれども、本人が昇任試験を受けたがらないとか、管理職になりたがらないので、なりようがないと。

 伊藤委員が言うのは、ほんとにもっともだと思うんです。そのとおりだなと思うんだけれども、でも、世界から見たら体裁が悪いわけじゃないですか、女性議員の割合がこんな低いって。でも、現実はちゃんと機会も均等で、でも、日本社会ってどうしてなんだろうって。その辺は、女性議員が少ない理由というのはどうお考えでしょうか。

 (2)この意見書の中段ぐらいに、今まで以上に女性が参画することが求められていますとありますが、これは誰が求めているんですか。社会なのかもしれませんが、もう少し詳しくここに記述している根拠というのは、どういうことなんでしょうか。



○提出者代表議員(日向美砂子) (1)について、どうして女性の政治参画が進まないのかということですけれども、日本の働いている女性の労働時間と家事労働の時間を足すと、それは男女関係なく、働いている日本の女性が一番多いというようなデータもたしかどこかにあったと思いますし、家事と仕事の両立という問題、あとは佐野委員がおっしゃるように、地域では結構女性は学校も含めて活躍をしているんだけれども、意思決定の場などでは女性が少なくなるということでは、そこに出ていくに当たって家族の理解、協力がなかなか難しい。こういった現状もあると思います。

 そういった中で、それを後押ししていく。ここまで女性が、ふえたほうがいいんですよって。女性議員がふえるような政治の姿を日本も国として目指しているんですよということで女性自身も少し展望が見えて、やってみよう、やらなければいけないんだなという後押しになる。そういったことはあるのかなと思いますし、こういった制度を導入した海外では、そういった現象が実際に起きているということは聞いております。

 女性の政治参画が少ない理由は、これは日本だけではなく、例えば進んでいるように見える北欧などでも同じような課題は過去にはあったと聞いておりますので、そういった現実はあるのかなと思います。

 (2)について、求めているというのは、まさに佐野委員がおっしゃるように社会が求めているという、主語をあえて入れるのであれば、社会がと言っていいのではないかと考えます。



○佐野委員 要は日本社会が頭では理解しているけれども、実際にはなかなか欧米諸国、あるいは下院あるいは一院制をとる列国議会同盟193カ国中157位ということですから、上位の国のような、言ってみれば家族の理解、協力みたいな、そういうものがなかなかバリアになっているという。家族の協力イコール社会の協力なのか、理解なのかもしれませんけれども、それが伊藤委員が言われるような懸念、三つぐらい挙げられましたけれども、懸念なしで少しでも前向きに進む。理念的な法律ならば、それが効果があるならば、少しやってみたらどうかなとは思わないでもありません。



○佐藤[充]副委員長 確認の意味で質問をさせてもらいます。

 (1)議員の中で男女比をバランスをとって近づけていくということは、私は賛成という立場でいるわけですが、今も話が出ましたけれども、なぜ男女比が並んだのかというのが大きな問題点としてあるわけです。

 現在の段階で言うと、大きな問題は、その政党、あるいはいろいろなグループの独自の努力だろうと思うんです。そういう点では大いに政党の中に促す、あるいはグループの中へ促すという点で、今の議員連盟、超党派の議員連盟が努力しているということだし、今回の意見書も、それを大いに促進して法整備ができるようにということでありますから、まず政党に対して大いに促すことができるのであれば、それに役立つものなんだよと。大いに促そうという点での意見書なんだろうなというふうに思いますが、そこら辺はいかがですか。

 (2)なぜ女性の議員が出にくいのかというのは、大きな理由があると私は思います。

 今言った政党の努力ということと同時に、選挙制度そのものがなかなか出にくいということなんです。端的に言えば、小選挙区制度はそうだし、それから比例代表でも、もちろん、比例代表のほうが比較的女性が出やすいんだというさっきのお話がありましたけれども、それでも比例代表の枠というのは極めて少ないし、狭められていると思うんです。そういう制度が一つあるよということ。

 それから供託金です。国会議員で言えば、小選挙区制が300万円、比例代表が600万円ですか。これだけの供託金が要るし、市議会議員であれば30万円でしたっけ。こういう供託金というのが物すごい重いんです。これは恐らくこれだけのお金を供託しなければいけないというのは、先進国では日本だけではないかなというふうに思いますが、いずれにせよ、そういう制度があって大きな壁になっているんだというふうに思います。

 ただ、ここでそれに対して賛否を問うということではないし、そうなってしまうと、意見書の趣旨から反するんで、そこは問いませんけれども、そういった制度が根本的にあるんだという認識を持っていかなければいけないのではないかなと。また、そういう点で、提出者の皆さんがそういう制度上の問題もあるよというふうに認識があるかどうか。



○提出者代表議員(日向美砂子) (1)について、政党に促すことになるのかという御質問については、そういった方法論は非常に有効ではありますし、実際にそういう考えをというところを持っている政党もあるのかもしれませんけれども、今回の法案成立後の具体的なやり方については、超党派の議員連盟の中でも具体的な方法まではいっていないと思います。

 海外の事例でもさまざまな方法がありまして、政党の候補者名簿の中で割り当てをするですとか、名簿を男女交互にするですとか、さまざまな方法があるようですので、政党に促していくということも含めて、一つのやり方として今後検討されていくことになると考えています。

 (2)について、選挙制度そのものについては、提出者の間では、今回の政治分野での男女共同参画ということでは御賛同いただいていますけれども、選挙制度そのものについて認識が全く同じかどうかというのは、話はしておりません。

 ただ、先ほど伊藤委員もおっしゃったように、多様な議会をつくるためには、例えば若者や障害者がというところを含めますと、選挙制度そのものについての改善ということの余地が全くないとは言えないのではないかなと、これは私個人の考えですので、今回、この意見書の趣旨はそこまでを求めているものではありませんので、提出者の方々の考えは確認していないところです。



○小林[洋]委員長 以上で提出者代表議員に対する質疑を終了いたします。

 次に、理事者側から特に説明する事項があれば説明願います。

 



△〈理事者側の説明〉



○地域振興部長(滝澤清児) 議員提出議案第24号、政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書提出について、市からは特にございません。



○小林[洋]委員長 理事者側の説明は終わりました。

 



△〈質疑〉



○小林[洋]委員長 理事者側に対する質疑に入ります。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 質疑がないようですが、この議案の取り扱いについては、いかがいたしましょうか。



○さとう[悦]委員 採決をお願いします。



○小林[洋]委員長 採決をとの御意見がありますが、採決することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 



△〈討論〉



○小林[洋]委員長 討論に入ります。

 なお、委員会における討論は、簡略化に努めるとの議会運営委員会の申し合わせがなされておりますので、極力、賛否のみの表明でお願いいたします。

 討論は反対の方からお願いいたします。



○伊藤委員 ムサシとして、本意見書に反対の立場を表明いたします。

 理由につきましては、本会議で述べさせていただきます。



○佐野委員 政和会を代表いたしまして、議員提出議案第24号、政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書提出について、賛成の立場を表明いたします。

 詳しくは本会議にて討論いたします。



○幸田委員 市議会公明党を代表いたしまして、議員提出議案第24号に対しまして、賛成の立場を表明いたします。

 詳しくは本会議で申し述べます。



○吉本委員 フォーラム小平を代表いたしまして、議員提出議案第24号、政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書提出について、賛成の立場を表明いたします。

 詳しくは本会議場で申し述べます。



○佐藤[充]副委員長 議員提出議案第24号について、日本共産党小平市議団を代表いたしまして賛成の立場を表明します。

 詳しくは本会議で述べます。



○さとう[悦]委員 議員提出議案第24号について、生活者ネットワークとして賛成の立場を表明いたします。

 詳しくは本会議場で申し述べます。



○小林[洋]委員長 以上で討論を終了いたします。

 



△〈採決〉



○小林[洋]委員長 それでは、採決いたします。

 議員提出議案第24号、政治分野への男女共同参画を推進するための法整備を求める意見書提出について、この議案を原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。

     〔挙手、多数〕



○小林[洋]委員長 挙手、多数。

 したがって、この議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 暫時休憩いたします。

                              午後0時08分休憩

 



△日程第3 防災対策について

 

                              午後1時10分再開



○小林[洋]委員長 再開いたします。

 調査に入ります。

 日程第3、防災対策についてを議題といたします。

 お諮りいたします。

 資料の提出がありますが、配付することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 配付を願います。

     〔資料配付〕



○小林[洋]委員長 今回は、前回の委員会の協議をもとに提言案を修正いたしましたので、まずは御説明させていただきます。

 まず、頭の部分ですけれども、少し体裁を整えさせていただきました。そして、提言の背景と経緯というところで、今までの生活文教委員会での話を大きくまとめたものを委員長案として出させていただきました。

 次のページから、調査研究の過程、調査研究の結果と対応、条例の必要性、フローチャートまでは特に変えておりません。

 条例の内容の部分については、委員会の総意に沿った提言としてくださいというところだったんですけれども、少し委員会の総意という部分がわかりにくいという御意見がありましたので、今まで言っていた意見でもあります、市民の防災意識の向上と、市民とともにつくり上げるというところを明記いたしました。

 条例制定のプロセスの部分については、(3)広く市民の意見や意識をつかみ、できる限り条例素案に反映していくというところで、できる限りという一語を足させていただきました。

 変更点は以上です。

 それでは、協議に入ります。今回は提言の修正した部分の内容について、表現が適当かなどといったことを中心に協議していただきたいと考えております。なお、次回の委員会において、提言を確定させる必要があるため、その他の事項についても、細かいことでも結構ですので、御意見を伺いたいと思います。

 今回これを委員会としてまとめる方向を話し合って、3月に、もう一回委員会があるのですけれども、そこが最終決定で、3月定例会の最終日に委員長報告をするという形になります。



○幸田委員 確認ですけれども、今、細かいことはここでやるより、ここはどうなのかというのを出して、まとめて、また次回整理するという方向でもいいのかなと思うのですが、その辺はどうでしょうか。一応ばっと見ましたけれども、かなり細かいので、それをこの場でやるのはどうなのかなと思ったので、いつまでに最終調整して、次の委員会で最終決定するという段取りで、間に合わないのか、どうなんでしょう。



○小林[洋]委員長 次回の委員会で調整できるかどうかというところに尽きると思うのですけれども、例えば今、少し広範囲にわたる修正がというのであれば、一度休憩させていただいて、意見を受け付けての大まかな方向性だけ決めておきたいと思っております。



○幸田委員 提言の背景と経緯のところと、条例の必要性のところとの整合性というのはどうなのかなというのが、割と近いような文言があったので、ここだけはちょっと。その整合性はちゃんと見ておいたほうがいいのではないかという気はしたので、その辺です。

 もう一つは、冒頭の題目です。市民の防災意識を向上させる取り組みについて、その次の副題なんですけど、基本条例制定を通してという通してというのが適切なのかと思ったのですけれども、いかがでしょうか。



○伊藤委員 災害対策基本条例制定を通して、市民の防災意識を向上させるということ。通じてにしたらいかがでしょうか。



○小林[洋]委員長 文言修正はまだ全然可能ですので、意見を上げていただければ。通じてのほうが通じるのであれば、そちらの表現でも何ら変わらないと思いますが。



○伊藤委員 幸田委員がおっしゃるとおり、わかりづらいというか、唐突感というか、違和感というか、しっくりこない部分があるかなと思うんです。通してのところですが、に向けてではいかがですか。提言の背景と経緯の一番最後のところにもあるんです。条例制定に向け取り組まれるよう要望いたしますということなので、災害対策基本条例制定に向けてという副題にすると。



○小林[洋]委員長 そういう御意見が出ましたが、よろしいですか。では、その部分は修正したいと思います。



○伊藤委員 提言の背景と経緯の10行目、しかしの続きですが、小平市の名前が示すとおり小さく平らとありますが、私は小って小川さんの小かなと思っていたのですけれども、そういう意味なんですか。



○小林[洋]委員長 小さくの3文字はとりましょう。



○伊藤委員 すごく細かいですけれども、小さくをとった後に平坦な地形からみたいな。



○幸田委員 提言の背景と経緯のところ、細かく上からいくと、最初のいただいた資料だと、マグニチュード9.0、東北震度6弱、としていたのを宮城県では震度7に変えたというのはなぜか。



○小林[洋]委員長 最初に私が見た資料では、東北地方で震度6弱という数字を見たのですけれども、最大震度としては宮城県で震度7だったということがわかったので、変えました。



○幸田委員 それと、5行目、またの以降で、気象庁震度階級という呼び方はあるのですか。



○小林[洋]委員長 私が見た資料は、こういう書き方をしていたのですけれども、調べます。



○伊藤委員 今の5行目のまたのところが1字下げだと思うんです。それと、15行目、また、市民とののところが、ここも段落が変わっているので、1字下げ。



○幸田委員 6行目、同年10月には主要作物である梨というのは要るのかなと。どうですか。



○小林[洋]委員長 個人的に思いがあったので、主要農作物に大きな被害を出した、でも通じます。



○幸田委員 同じく、6行目、鳥取中部地震が起きましたなのか、発災したなのか、発生したなのか。起きましたというのはちょっとという気がしたのですけれども、どうでしょうか。



○佐藤[充]副委員長 幾つかの細かい文言修正等の意見がありましたけれども、皆さんにお聞きしたいのは、全体を通じて、もう一回見直して、文章を精査しようというお考えでしょうか、それが必要だという御意見ですか。



○幸田委員 僕はこの提言の背景と経緯の部分だけです。それ以降は、さっき委員長が、条例制定のプロセスの(3)について少し加筆しましたというところなので、それ以外は前回までに多分ほぼ委員会で決まっていたことのままなので、そこではなくて、前文としての提言の背景と経緯の部分と思っています。



○伊藤委員 私も幸田委員と一緒で、1ページ目の提言の背景と経緯のところだけ文言の調整をすれば、あとは大体これまでコンセンサスがとれていると思いますので、条例の内容のところの文字の体裁が引っ込んだり出たりしているのが気になるだけで、ほかは内容については私はいいと思います。



○佐藤[充]副委員長 そうしましたら、最初の大見出しと提言の背景と経緯のところについて、この場で意見を出して、修正していくという方法でよろしいかなと思いますが、委員長のお計らいで、そういうことだよということであれば、このまま続けてもらっていいと思います。



○小林[洋]委員長 先ほど幸田委員から、6行目、主要農産物である梨に大きな被害を出したというところは不要ではないかという御意見がありましたので、その部分は削除してしまって構いませんかね。

 7行目の起きましたという表現については、ほかの表現がありましたら御提案をお願いいたします。



○佐野委員 その前に、私も提言の背景と経緯の文章をもう少しというか、いろいろ細かく指摘する前に、全体をですます調にするのかどうかというのもあって、後ろの部分がである調なので、きちんと最初からである調にしたほうがいいのかなと。というのは、何々が起きました、何々になりました、考えました、出てきましたとか、課題が見受けられるとか、全体としてきちんと語尾をそろえたほうがいいかなと思います。

 その上で今、御指摘があったような、別に悪くはないんだけれども、もう少し違う言い方で、例えば平らだというのを平坦なとか、同じ言い方でも少し大人っぽくというか、そういうふうに直す余地がこの提言の背景と経緯の部分だけはあるので、ここで今やるのか、少しワークベースでやるのか、私は今やっても構わないと思うのですけど、上から順番にやって、そうしないとなかなかまとまらないような気もするので、大枠はいいと思うんです。提言の背景と経緯以外の変更点は大体何回も協議してわかっているので、もういいかなと思いました。この時間でやれるのであれば、そうしたほうがいいかなと思いました。



○小林[洋]委員長 何分にも今回の提言の背景と経緯という部分が、初めて提示した文章でございますので、そこでいきなり全部満場一致でというのは難しいことですし、また体裁の部分についても、私ははじめにということでやわらかい文章でと思ってつくったものですから、である調にしなかったのですけれども、である調で整えるという趣旨も理解するところでございます。ですので、一旦休憩して、である調に整えてから、もう一回協議したほうがよろしいですか。

 暫時休憩いたします。

                              午後1時28分休憩

                              午後1時51分再開



○小林[洋]委員長 再開いたします。

 それでは、提言の背景と経緯について、皆様方からいただいた御意見をもとに修正しましたので、全文読ませていただきます。

 市民の防災意識を向上させる取り組みについて〜災害対策基本条例制定に向けて〜。提言の背景と経緯。平成23年3月11日に起きた東日本大震災は、マグニチュード9.0、宮城県では震度7を記録し、この地震や津波等により、死者、行方不明者は1万8,000人を超え、39万戸を超える建物が全壊や半壊となった。さらに、道路や公共施設など極めて広範囲で被害が発生し、これまでの想定をはるかに超える大きな災害となった。また、平成28年4月には、気象庁震度では最も大きい震度7を2回観測した熊本地震が、同年10月には鳥取県中部地震(マグニチュード6.6)が発生した。大きな地震の続く中、生活文教委員会では、近い将来起こるであろう首都直下地震等の災害に対する備えを進める必要があると考えた。しかし、小平市は、市の名前が示すとおり平坦な地形から地震に強いとの思いが市民にあり、災害に対する備えや心構えが十分ではなく、市民の防災に対する意識の希薄さを感じた。また、調査していく中で自治会加入率の低さや昼間人口の偏り、市内に七つの駅があり、踏切が多く、発災時には通行に支障を来すなど、小平市ならではの課題が明らかになった。また、市民との意見交換会では、行きどまりが多いこと、生活用水確保や備蓄量、情報伝達のあり方など、多くの心配や不安な声が寄せられた。先進事例の視察など調査を通し、市民及び事業者、そして市の果たすべき役割と責務を明らかにする災害対策基本条例の制定が急務であり、その制定に向けては、市民の防災意識向上を図るため、条例をつくる過程を大切にし、多くの市民と意見を交わしながら、つくり上げていく必要があるとの認識を委員会内で共有した。よって、生活文教委員会では、小平市ならではの課題について、市民参加のもと、災害に強いまちを目指すため、(仮称)災害対策基本条例制定の必要性について提言するといたしました。

 修正等間違えはありましたでしょうか。



○佐藤[充]副委員長 最初の見出しの部分は、災害対策基本条例の前に仮称をつけたほうがいいかなと思います。



○小林[洋]委員長 では、(仮称)をつけさせていただきます。

 あとほかに何かお気づきの点等ございますでしょうか。

 それでは、本日の政策課題に係る課題整理については、こちらでよろしいでしょうか。

 それでは、お諮りいたします。

 本日の調査はこの程度にとどめ、以降の調査は次回に行うことについて御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○小林[洋]委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 以上で本日の日程は全て終了いたしました。

 これをもちまして、生活文教委員会を閉会いたします。

                              午後1時55分閉会