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東京都 小金井市

平成22年厚生文教委員会(9/21)  本文




2010.09.21 : 平成22年厚生文教委員会(9/21)  本文


                  午後1時15分開会
◯宮下委員長 こんにちは。ただいまから厚生文教委員会の会議を開きます。
 直ちに本日の議事に入ります。当委員会に付託されております案件は、前回の委員会で保留となりました陳情1件、所管事務調査1件です。以上2件につきましては、厚生文教委員会審査予定表の順序で行うことといたします。
 初めに、22陳情第67号、子宮頸がんワクチン接種の助成制度創設を求める陳情書を議題といたします。
 これから質疑を行います。
                (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 本件について、委員長報告に載せる意見・要望がございましたら、発言をお願いいたします。

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◯野見山委員 本陳情書の文章中、ほぼ100%治るという部分については、若干私はどうかと思いますけれども、全体の趣旨としては、国に公的な補助を求めること自体はいいと思っておりますので、そういう態度をとらせていただきます。

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◯宮下委員長 ほかにありませんか。
                (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 以上で、本件に対する質疑を終了することにご異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 ご異議なしと認めます。したがって、質疑を終了いたします。
 これから討論を行います。
                (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 本件に対する討論を終了することにご異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 ご異議なしと認めます。したがって、討論を終了いたします。
 それでは、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。本件については、採択することにご異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
               (「異議あり」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 ご異議がありますので、本件については起立採決をいたします。
 本件について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。
                  (賛成者起立)

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◯宮下委員長 起立多数。したがって、本件は採択すべきものと決定いたしました。
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◯宮下委員長 次に、所管事務調査、子どもに関する諸問題の調査を議題といたします。
 初めに、調査項目(3)次世代育成支援に関することについて、学童保育に関する部分の質疑を行います。
 部局から発言がございましたら、これを求めます。

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◯稲葉市長 過日の厚生文教委員会は、当日、夕方から私は別の公務が入っていたということで、不在とさせていただきました。ご理解とご協力、ご配慮に感謝を申し上げたいと思います。9月8日に開催された厚生文教委員会の、森戸委員、関連して野見山委員の学童保育所に関する保留事項に関して答弁をさせていただきたいと思います。
 まず、1点目の保育の質についてであります。学童保育連絡協議会は委託の是非の議論をする場でないことは、学童保育連絡協議会を代表する委員の方々と共通の認識を持っているところであります。市の考え方は、7月2日及び8月17日の懇談会の中で説明をさせていただきました。5月に行われた担当の保護者への説明において、具体的な内容と私への出席が求められておりました。そういうこともあって、説明会を行わせていただいたということを私の方からも要望させていただいております。9月14日の学童保育連絡協議会の場で、説明会を開催することに対して、一部反対もあったようですが、了解が得られているところであります。今後、日程及び会場等について調整していくことになると思っております。
 また、関連の野見山委員の方からは、保育の質が議論されている段階で市が提案することに対してはいかがかというご意見もあったかなと思っておりますが、以前答弁させていただいていると思いますが、基本的には学童保育所運営協議会、保護者、職員団体、議会等に報告し、同時並行的に説明していきたいと考えております。また、学童保育所運営協議会では委託の是非の議論をする場でないことを踏まえると、保護者への説明会を行っていくことが必要だというふうに考えております。学童保育所運営協議会に説明しながら進めていることから、ルール違反との認識には立っておりません。今後、保育の質については学童保育連絡協議会の中で同時並行的に確定していきたいというふうに思っております。
 それから、森戸委員の陳情に対する保護者の思い、議会の意思についてということであります。陳情が採択されている、また陳情提出者の署名も多く集まっているということは、重く受け止めております。しかし、第2次行財政改革大綱(改定版)を引き継ぐ第3次行財政改革大綱や行財政改革市民会議の答申等を踏まえると、サービスの向上を目指しての行財政改革を進め、平成22年度中に委託をしていきたいという考え方は変えておりません。具体的、議事の進行に当たっては、説明会での議事の進行になるわけですけれども、5月の説明会で資料の提出と私の出席が求められているので、どの程度の資料が提出できるか分かりませんが、資料等を出させていただきたいなというふうに思っております。現在、調整中であります。それから、5月の説明会の部長の答弁では、資料、仕様書などを示し、丁寧に進めていく必要があるというふうに答えているというのも聞いております。学童保育連絡協議会に説明しながら進めていることを前提とし、説明会は今後開かせていただきたいなと思っております。

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◯宮下委員長 それでは、これから質疑を行います。

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◯森戸委員 今、そういう答弁を頂いたわけですけれども、私が前回の委員会のときに伺ったのは、平成22年2月23日付けで提出をされた、学童保育連絡協議会会長名で提出されている「学童保育業務の見直しについて」に関する陳情書なんですね。この中身は、平成21年第4回定例会行政報告資料で、学童保育業務の見直しについてにおける平成22年度中の学童保育所の民間及び公共的団体への委託案を取り下げてくださいという文言だったのは、市長もご存じのとおりだと思うんです。これは議会でもいろいろな議論があって、最終的にこの陳情を採択してきた、この議会の意思というのを市長は尊重すべきなんですよ。重く受け止めるだけでは困るんですよ。では、何のために議会があるのかということになるわけですよね。しかも、市民説明会は委託に向けての説明会ということなんでしょうか。そうだとしたら、私は、二重に市長は議会の意思を無視していらっしゃるということで、大変遺憾な思いです。この説明会は学童保育の父母を対象にして行われるんでしょうかね。いろいろな親がいる中で、少しでも賛成する意見があれば、それは賛成の意見があったということで、市長は民間委託に向けて動かれるのでしょうか。
 それから、3点目は、この2010年度、平成22年度も半年を過ぎているわけです。児童館の民間委託と違って、学童保育は同じ子どもたちがずっと通い続けている場所であって、その中で体制ががらっと変わることが、年度途中で変わることも含めて、私は非常に問題が起きるのではないかというふうに思っています。市長としてはどういうスケジュールで委託をされようとしているのか。
 それから、最後ですが、父母が今、学童保育の運営内容についてきちんと協議しようではないかという話合いを持っていらっしゃるわけですね。その話合いの流れの中で、父母も含めて全体が反対であるという意思表示をされたときには、市長は議会の意思も尊重して学童保育の民間委託化について撤回をするおつもりがあるのか、伺っておきたいと思います。

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◯野見山委員 関連。今、協議会は一方で話が進んでいると、これとまた説明会は別個だという考えなんですけれども、協議会は確か委託の是非は、そのものがいいか悪いかということは言っていないんですけれども、しかし、特に委託の質とは何なのかのことをめぐって、指導員の質ということで、かなりその辺については議論になっているところだと思うんです。また、そこが、逆に言うと、委託をどうするかということの一番要になっていると思っているんですけれども、その辺については、そうはいっても、きちんと話を詰めないで、それぞれ協議会は協議会でこんな考え方がある、市は市の考え方であるという形で、果たして並行的に説明会で進んでいいのかというと、やはりそこは整理をしないと、仮にやるにしても、ちょっとそれは私は違うのではないかなと思っていますけど、その辺の現状はどうなっているんでしょうかね。指導員の質ということについての協議の状況を教えてください。

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◯中山委員 関連。先ほどの市長のご答弁にも、説明会では一部反対があったが、了解が得られているということで、本来、学童保育の民間委託化については保育の質を上げるために委託化を検討しているわけでありますが、以前もこの委員会で私は質問させていただいたかと思いますが、審議会の中等で、理念を含めて今、検討を行っている段階で、部局の方からも学童保育の民間委託化に当たって、その理念等をあわせて、今の段階できちんとした総合的な説明が部分的にもできないのではないかというふうに考えております。そういう点から考えますと、今後、やはり学童保育連絡協議会等、関係者の方々にはきちんと学童保育の在り方というのを説明していく必要があるのではないかというふうに考えます。それにあわせまして、その点につきまして、今後、説明会を開く予定ということでありますが、今年度中の民間委託化を実現するためにやはり来年3月までに、限られた時間の中で今後どういうような内容で、スケジュールを含めてどのように進めていかれるのか、その点について確認をしておきたいと思います。

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◯宮下委員長 ちょっとここで委員長から一言、すみません、最初に言わなければいけなかったんですが、前回からの保留の続きということで進めている関係で、今、森戸委員は3問目の質問と形式上なっておりまして、ただ、答弁体制がとれていなかったというふうなこともあるので、その点、配慮して、これから答弁があって、また進むとは思うんですが、一応そういうふうに仕切らないといけないなと思いますので、ただ、ほかの委員の方も3問目が終わったからというふうな形であると困るので、その辺は同意の上で進めていきたいと思いますので、そういったことでやりたいと思います。(「そういうことでやるの」と呼ぶ者あり)3問目ですが、答弁が終わった後、答弁体制がとれていなかったという前回の事実がありますので、それを受けて、しかるべき議論はきちんとできるような形で進めていきたいと思います。
 ちょっと休憩します。
                  午後1時30分休憩
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                  午後1時34分開議

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◯宮下委員長 再開します。

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◯中山委員 議事進行。前回、保留であったという点から、本来、私が森戸委員の保留の質問に対して関連はできないというふうに、今、休憩中の議論で分かりましたので、私の先ほどの質問を取り下げさせていただきたいと思います。本来であれば、私の質問は、ルールにのっとればできなかったであろうというふうに考えますので、委員長、よろしくお願い申し上げます。

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◯野見山委員 議事進行。私の分は、実は、議事進行で取消というよりも、私も保留に入っていたんで、答弁いただいて、それに対する少し詳しい見解をということで了解していただければ、協議の状況はどう進んでいるかということで、それで答弁していただければいいですから、議事進行として今の質問はさせていただきます。

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◯稲葉市長 森戸委員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。陳情が議会で採択されている、そして、先ほど申し上げましたように、陳情は多くの方々の署名をもって出されているというのも分かっております。そういう意味で、議会の意思はある程度分かっているつもりですし、これは重大に受け止める必要はあるだろうというふうに思っています。ただ、行政が別の意思を持ったときに、必ずしもこの陳情が採択されているから行政が動けないということではないなというふうに思っております。議会のご理解を頂く努力もしながら、この委託問題を進めていきたいと思っております。
 それから、説明会はどういう内容かということになると、基本的には委託の考え方等について説明をさせていただくということになります。対象は学童保育の保護者の方々ということになろうかと思います。ただ、賛成がいたからと、いろいろな意見が出されるだろうと思っておりまして、そのような中で総合的に判断していくことになるだろうと思っております。強引にやるとかやらないということにならず、多くの方々にご理解いただく努力をし、その結果で委託を進めてまいりたいと思っております。年度途中で変えるというのは、影響を与えるだろうということでございますが、それもうまい引継ぎをしていく中で影響を与えないような最善の策をとっていくことになると思っております。
 それから、学童保育連絡協議会の方々とは、担当の方とすれば、保育の質の問題等々、種々の議題を今後も継続して話し合っていくことになるだろうと思っています。運営協議会の方々が自分たちで決めるという、そういう責任を負ってきているのではないというふうにもおっしゃっていますので、運営協議会で最終的な結果を出すということにはなりにくいのかなと。ただ、各々の学童保育所の中で一任するというような形になれば別かも分かりませんけど、現時点で学童の運営協議会の方々は自分たちが決めることではないという趣旨のことをおっしゃっていただいております。

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◯岡部子ども家庭部長 野見山委員の関係の議事進行という形で出た内容につきまして、保育の質という形でどこまで進んでいるんだという、現在、学童保育運営基準の見直しをしている最中でございまして、理念については一定確定をさせていただいてございます。その中で、今、基本的には運営基準の中の保育の内容というところに入ってきてございます。この保育の内容というのは、一日の学童の動きとか、いろいろなところがいろいろこの文章の中で示されているわけでして、それを今、検討している最中でございます。それから、あともう一方、小金井市の学童保育というのがありまして、これは資料19についている内容でございます。これも学童のいろいろな行事とか事業とか、それからあと若干思いも含めてそれに書いてあるところでございますので、これをある程度整理すれば、学童の質という部分では保たれていくのではないかというふうに私は考えてございますので、今、その保育の質のところが協議の場として出てきているというふうにご答弁させていただきます。

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◯森戸委員 市長、議会と意思が違うから行政が動けないということにはならないとおっしゃったんですけど、ちょっとその発言は私は納得できませんね。だったら、どこかの自治体が議会を招集しないで、自分で勝手に何でも決めていくということと変わらないですよ。そうじゃないですか。だって、議会の意思は、学童保育の皆さんからは、今、運営業務について話合いを行っている最中だと。ある意味、民間委託というのを学童保育の皆さんにナイフを突きつけて話し合いましょうなんて言っているようなものなんですよ。だから、陳情を出されて、私たち議会は、話し合っている最中に平成22年度の民間委託をやることはまかりならないということで採択をしているわけですよ。議会の意思は明らかなんですよ。そうだとしたら、市長は、市長がやりたくても平成22年度中はやってはいけないんですよ。議会の意思はそういうことなんだから。学童保育所運営協議会の皆さんと学童保育のサービスの基準についてきちんと話し合って最終的なまとめをつくるまでは、やはり民間委託をやってはだめなんですよ。しかも、夏休みの学童保育、一時保育を行うとか、夜間保育を行うとか、こういうことについて、では、これだけで本当にサービス向上と言えるのかという問題、学童保育指導員の質の問題を含めて、これまで小金井市が築き上げてきた指導員の質の高さは、全国にも私は引けをとらないと思いますよ。そういうことを抜きにして、ただただ民間委託先にありきで、議会の意思も無視して、議会の意思があっても行政が動けないということはないんだなんて言ったら、議会は要らないということなんですよ。冗談じゃないですよ。市長とそこが私は見解が多分、これ以上質問できないと思うので、申し上げておきたいと思いますが、私はやはり議会の意思を尊重すべきだと。学童保育所運営協議会の話合いの正常化ときちんとした運営基準をまとめていただきたいと思うんですよ。それまでは平成22年度の民間委託化は撤回すべきでありまして、そのことを申し上げておきたいし、また、今議会の中で私は調整が整えば何らかの対応をせざるを得ないなと、市長にしっかりと議会の意思を尊重していただくように求める以外にないなというふうに思っています。是非強行しないように、これはお願いしたいと思います。
 説明会なんですが、反対はあったけれども、了解をしていただいたということなんですが、私は学童保育の父母の皆さんが了解をしたとしても、議会の意思があるとしたら、行政は民間委託の説明会をやってはいけないんですよ。そこだけは申し上げておきたいと思いますので、そういうことにならないように、是非市長は慎重に行動をしていただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。

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◯稲葉市長 議会と市長との関係かなと思うんですけど、二元代表制ということになっていくとなると、それは常に行政と議会が一致しない場合もあるのかなと思ったりします。例えば、今回の厚生文教委員会で中学3年生までの医療費を無料化にしろというのは、委員会で通っております。私とすると、これに要する費用は小金井市の現在の財政では到底賄いきれない金額だなと思っています。これは議会の意思であっても、私ができないこともあるし、議会から厳しいご指摘を頂く中でやらなければならないというのも、二元代表制の中では起こり得るのかなと。しかし、議会の意思というのは重きを置いて考える必要があるいうふうには考えております。適正な対応をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

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◯宮下委員長 以上で、調査項目(3)の現時点での質疑を終了することにご異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 ご異議なしと認め、調査項目(3)の現時点での質疑を終了いたします。
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◯宮下委員長 次に、明日の小金井教育プラン(案)に関して意見を求めます。

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◯森戸委員 明日の小金井教育プランに対して、日本共産党小金井市議団の見解を表明させていただきます。
 小金井市内の子どもたちが健やかに成長できる学校教育を目指し、本教育プランが生かせることを願ってやみません。本教育プランの議論の過程の中で、東京学芸大学との連携でスクールソーシャルワーカーの配置を予算化していただいたことは、大変よかったと思っています。発達障害を始め、不登校の子どもたちの支援が進み、子どもたちが安心して小・中学校生活が送られるようになることを期待しております。あわせて、本プランがその時々に合わせて変更の可能なプランであることも述べられています。その点では大変重要なことだと受け止めております。
 さて、本教育プランの教育目標については賛同するところでありますが、教育プランの基本的な考え方として5点を提案させていただきます。
 一つ目は、大切なことは、父母、子ども、教職員、住民が中心の地域発、学校発の教育を進めることです。そのため、教育委員会が、父母、教師、市民に開かれた教育委員会として心がけていただくことを要望します。また、学校運営への父母、子ども、教職員、住民の参加を重視していただくことです。こうした連携を発揮する中で、3ページの信頼される学校づくりや、5ページにある3つの視点のうち、小金井らしさの醸成をつくり出すことができると考えます。そして、それがひいては、子どもにとっての基礎的な学力の保障や、社会生活を営む将来の市民として必要な当たり前の道徳の教育を進める力になると考えます。是非そのことを推進していただきたいと思います。
 二つ目には、子どもの権利に関する条例の制定を力に、子どもの最善の利益を保障することを計画に貫いていただくことです。とりわけ、2010年6月20日に国連子どもの権利委員会第3回勧告は以下のとおり述べています。学校及び大学の入学を求めて競争する子どもの人数が減少しているにもかかわらず、過度の競争に関する苦情の声が上がり続けていることに懸念とともに留意する。このような高度に競争主義的な学校環境が、就学年齢にある子ども間のいじめ、精神的障害、不登校、登校拒否、中退及び自殺を助長している可能性があることを懸念する、と述べています。学力テストなどにより、学校ごとに点数を公表したりすることなどが競争をあおっていることを指摘しているのではないかと思います。基礎学力を身につけることは当然ですが、学力は点数がどれだけとれるかではなく、学んだことを生かして生きる力にしていけるかどうか、物事を深く考え、想像力を持てる力をつけられるかどうかです。教育委員会が読書活動の充実などによる学力の向上に力を入れていただくことを望むものです。
 三つ目に、全国どこでも始まっている少人数学級は、世界と日本全体の流れです。どの子も勉強が分かる第一歩です。少人数学級の早期実現に向けて、東京都教育委員会に実情を伝え、要請されることを強く願うものです。そして、教育計画の中に、将来展望として少人数学級の実現を明記していただくことを求めるものです。
 四つ目に、本計画が教職員の過重負担になるような計画になってはならないことです。教職員の本分である、児童・生徒の成長に時間を費やすことができる、そして成長に責任を持つ、そのことに教職員が専念できるようにしていくことが求められています。現在の教職員が報告書が多くなり、書く時間に手をとられることで、長時間労働になっている実態は教育長からも報告されています。その上、昨年度からのすべての教職員へのパソコン導入により、メールなどの対応に追われるなど、子どもに接する時間がとれない状況になっているという声も聞かれます。メンタル面で疾病になる教職員が多いという報道もされています。研修が多いという声も聞かれます。教職員が子どもと接する時間をしっかりとれる教育計画を策定していただくよう要望いたします。
 五つ目は、昨今の市議会の議論の中には教育内容への要求が少なからず出されます。しかし、政治は教育環境の整備を要求しますが、教育の内容に様々な要求をすることを厳に戒めなければなりません。教育は政治や宗教から中立でなければなりません。教育が時代の要請にこたえるためには、今日の課題が何なのか、教育現場での絶え間ない研鑚が求められます。それとともに、教職員の間での自由な意見交換ができる環境整備、自由な討議による教育内容の精査、教育実践の交流などの確保が何よりも大切ではないでしょうか。教育委員会が管理や監視の強化ではなく、以上の立場で教育現場に臨んでいただくことを要望いたします。
 以上の基本的な考え方について教育委員会に提案するとともに、以下、細目について提案をさせていただきます。
 1点目は、24ページの学校図書室の司書の配置の問題です。この配置については、小金井市の直接雇用にして、週5日に充実させてください。
 2点目は、23ページ、24ページ、引き続き学校図書室の蔵書の問題です。蔵書の充実のための計画的な予算計上をしてください。とりわけ、市民からは社会科学の本が少ないという指摘がされています。理科教育の充実が本プランにも盛り込まれていますが、この充実を進めるためにも、社会科学の本の充実をお願いしたいと思います。
 3点目に、34ページから37ページに、特別支援教育支援員を含めた特別支援教育の課題について述べられています。この点では、特別支援教育支援員の各校1名を前倒しで全校配置してくださいますようお願いいたします。
 4点目に、スクールカウンセラーの配置の充実についてです。現在、週2日の配置ですが、週5日にし、父母や子どものきめ細やかな対応ができるようにしてください。
 5点目、42ページ、もくせい教室です。児童・生徒、保護者の支援体制を更に充実できるように、若手の教員配置など体制を充実させてください。現在の場所は教室に窓がない部屋です。場所の拡充など検討をしてください。
 6点目に、44ページ、学校施設の問題です。障害児の受入れのため、車いすでも移動できるように、エレベーターの設置など小・中学校のバリアフリー化と障害児の介護員の配置をしてください。
 7点目です。44ページ、同じ学校施設の問題ですが、小・中学校の暑さ対策についてです。緑のカーテンや、また今年は非常に教室も暑くて、児童・生徒が大変だという話も聞いております。将来的に冷暖房機を設置していただくことを要望いたします。
 8点目に、同じく学校施設の問題で、小・中学校のトイレを更に計画的に改修を進めていただきますようお願い申し上げます。
 最後、全体的な問題として幾つか述べますが、教職員の研修や発表会などが計画に盛り込まれています。現在実施している研修内容も含めて精査を行い、教職員の負担を軽減してください。
 最後になりますが、文中の言葉で子どもという字の「ども」が「供える」という子どもになっています。私たちは一般的には子どもは「ども」を平仮名にする、もしくは児童・生徒とするかに変更をしていただければありがたいと思っております。
 以上、長くなりましたが、日本共産党の見解を述べて終わりたいと思います。

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◯鈴木委員 それでは、明日の小金井教育プラン(案)について、民主党・社民クラブの意見を述べさせていただきます。
 まず、全体を通しての意見としてなんですが、小金井市の学校教育に関する中期的な計画ということで、5年先までの現実的で具体的な取組について、年度ごとに目標と優先度を定めているということで、市教育委員会の課題解消への強い意思を感じ、高く評価したいと思います。基本的な方向はのびゆくこどもプランの課題を網羅し、その課題を更に具体的に検討し、最新の動向を反映した内容になっているものですが、以下の4点について民主党・社民クラブの意見を述べさせていただきます。
 まず1点目、11ページ(3)にある、地域における様々な社会貢献活動に積極的に参加していること、34ページ、平成28年までに各校に特別支援学級設置の目標がされていること、37ページ、特別支援教育支援員の配置、42ページ、スクールカウンセラーの派遣の充実、そして43ページにありますスクールソーシャルワーカーの派遣検討の一部施行など、具体的で前向きな取組は高く評価できますが、発達支援センターについて教育委員会としての記述がないことが残念です。
 2点目、13ページ(4)の伝統・文化理解教育、小金井市が独自に語ることができる歴史的、文化的財産について、特に名勝小金井桜やはけの道、国分寺崖線ですね、湧水などにも関心を持ってもらう工夫をしていただきたいです。
 3点目、33ページにあります食育の推進について、これは市内の農業者団体と連携し、江戸東京野菜のPRに市が力を入れていることを食育の中で触れていただきたいことです。
 4点目です。25ページ、情報教育や、13ページにあります総合的な学習の時間に関わる部分なんですが、インターネット利用による青少年の犯罪が増えていることを受け、セーフティ教室の開催の充実で、ネット犯罪の恐ろしさやこれにまつわる薬物使用の危険性などをテーマに取り上げていただき、子どもたちに学んでもらいたいということです。
 これまで指摘した以上の様々な取組を検討するに当たり、課題や事業の優先度の検討に市民参加の議論がなされていたのかどうか、さらに、この優先度の検討についてはパブリックコメントの意見の中にもあるんですが、寄せられた市民からの意見をこの新しい明日の小金井教育プランにどう反映していくのか、この点について小金井市教育委員会の今後の取組について大きな期待を持っています。

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◯野見山委員 私は委員として発言しますが、個別具体的施策については今後の推移を見させていただき、評価については別の機会にいたします。
 まず、つくり方の点について気になっていますが、教育プランを読みますと、達成目標に数値目標が入っていますが、何年度に可能なのか不明なものや、達成目標が抽象的なものがあります。その一方で、また具体的な数値が入っているものがあるなど、目標や考え方の尺度に一貫性や基準が不明瞭です。また、重点施策はあるが、それに副次的施策があるのかないのかも不明瞭で、施策の全体性が見えません。理念的な全体性は見えるわけですけれども、施策が追いつくようにしていただきたいと思います。いずれにせよ、教育は行政や校長のリーダーシップだけでは進まず、現場の教師や保護者や地域の人々の協力なしにはできないので、個々の学校や地域の実情に応じて、よく意見を聞いて、十分な話合いの上に、どのような目標で何をやるか優先順位を設定していくべきだと思います。
 あと、別の視点からこの教育プランに対して2点ほど意見を申し上げておきます。
 日本国憲法は教育の機会均等を保障しています。その意味から、現在の大きな課題である、社会問題でもあります、子どもの貧困をなくし、経済的な不平等が教育の機会均等に与えないようにすることが大切です。その点については十分留意をして進めていただきたいと思います。
 もう一つは、教育基本法の伝統文化を尊重し、それから国際社会の発展と平和に寄与する態度を養うということです。全体の伝統教育については教育プランで触れられているのですが、後段の国際社会と平和の部分については触れられていません。多文化共生を目指す国際理解教育や平和教育は欠かせないと思いますので、この点についても具体的な推進を検討していただきたいと思います。

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◯片山委員 個別の意見として申し上げます。
 私は一般質問でも提案させていただいておりますけれども、こういったプランを策定する際に、市民、保護者、教育委員、現場の教員、また教育委員会なども交えた平場で意見を交わす教育フォーラムなどが必要だと考えます。また、この教育プランを実施する際には、予算がかかるものも多いので、ほかの教育予算を削って、例えば小学校の給食調理を民間委託する、保護者負担の教材費を引き上げる、教育費の公費負担を減らすといったことがないように、無理に実施することがないよう十分な精査を必要とすると考えます。また、この実施に当たって情報公開も必要と考えますので、こちらは絶対に必要なことかと思っております。そして、本来、学校ごとの職員会議で討議して、各先生方の個性を生かした力を発揮して、その学校ごとの課題解決に力を注ぐことがまず最優先かと考えます。現場と乖離した、上からのプランの押し付けにならないような配慮が必要と考えます。各学校ごとに地域の住民性も異なります。地域の住民や保護者のエンパワーメントが必要と私は考えます。学校が地域の要となる、参加型の開いた学校を目指すチャンスでもあるとも考えますので、地域住民や保護者が参加できる、学校のことを一緒に考えていく場をたくさんつくることがこの際必要ではないかと考えます。このプランを言われたまま実施する、ノルマ達成のように実施を急ぐということではなく、プランに挙げられた項目について一つ一つその意義、必要性を現場に即して振り返る必要があるとも考えます。また、この本質的な要素である男女平等条例や子どもの権利に関する条例の考え方をどのように学校教育の中に取り入れていくのかということについては、最も議論されるべきことであると考えます。スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーなどの子どもの相談、救済に関する施策やインクルーシブな視点を持った特別支援教育の在り方など、大変注目されている重要な施策についても、この条例などの根本的な考え方が影響する要素であると考えます。
 この教育プランを策定する際の議事録を見ると、教育格差についても触れられています。教育格差の解消については、今、最も最初に取り組むべき要素ではないかと考えますが、この教育格差の解消についての記載が少ないのが気になります。そもそもこの教育プランは教育基本法の改定に伴ってつくられたプランであるということに、私は疑問を持っています。本来、そもそも戦後つくられた教育基本法にのっとっての教育が進められなかったために、教育問題が継続しているとも考えられますので、その点もあわせて教育プランの進め方についてはきちんと考えていくべきと思います。

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◯宮下委員長 ほかはよろしいですか。
                (「なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 以上で、終了いたします。
 お諮りいたします。本件については、引き続き審査する必要があると認め、継続調査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)

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◯宮下委員長 ご異議なしと認めます。したがって、本件は継続調査と決定いたしました。
 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。本日は、以上で厚生文教委員会を閉会いたします。
                  午後2時04分閉会