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東京都 武蔵野市

平成17年 建設委員会 本文




2005.06.16 : 平成17年 建設委員会 本文


                               ○午前10時08分 開 会
【小林委員長】  傍聴の申し込みがございますので、お諮りいたします。吉祥寺南町3−17−10南塚信吾様ほか6名、傍聴件名全部。いかがいたしましょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)


【小林委員長】  異議ないものと認め、傍聴を許可するものと決しました。
 それでは、陳受17第7号 建築審査会裁決に基づく実施内容公表に関する陳情を議題といたします。
 ここで、追加署名がありました。建築審査会裁決に基づく実施内容公表に関する陳情、本日12名の追加署名が提出されましたので御報告いたします。
 代表者より意見を聞くため、暫時休憩いたします。
 代表者の方はどうぞ。
                               ○午前10時10分 休 憩
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                               ○午前10時26分 再 開


【小林委員長】  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 これより質疑に入ります。大野委員。


【大野委員】  まず1点なんですけれども、たしか今定例会の一般質問で、今回の今、お話しいただいた内容が陳情出ていたものですから、細かいことはまた委員会でとは思ったんですけれども、ただ一般質問で、一般的に今回出た事例に基づいて、何か学んだ教訓等あるのかというような御質問をさせていただいたんですが、そのときの市長の御答弁ですと、一般的なトラブルに対しての対応というよりも、もともと建築問題については、例えば市議会などもあっせんとか仲介などはしないとか、そういった姿勢があるのは望ましいことだとか、あるいは審査会の裁定が出たので、それにのっとって行うことは望ましいみたいな話で、具体的な話というのは聞けなかったんですね。
 そこで、まずお伺いしたいんですけれども、改めてお伺いすることになるんですが、こういった実際上、住民の皆さんがお困りになっているようなことでいろいろトラブルが続いて、建築審査会の裁決を仰ぐという形になって、結果としては処分庁としての市の言い分というのが認められなかったという部分が多かったわけですから、それに基づいて行政も考えなきゃいけないとは思うんですけれど、市の姿勢として今回のことから何か学んだこととか、あるいは、以後はこういうことを気をつけようといったことがあれば、それを具体的に教えていただきたいと思います。それがまず1点です。
 それから、2つ目について。今回の陳情でも出ている内容なんですけれども、内規でもって要領というのが出てきました。きょうも委員会の前に懇談会があって、そこで担当部局のほうから簡単な説明はあったんですが、改めてこの場でもお伺いしたいんですけれども、要領というもの自体はやはり一つの目安だとは思うんですが、今回、先ほど陳情者の方もおっしゃっていたように思うんですけれども、建築審査会というようなところまで行った問題で、要は、ある意味じゃ申し立てをされているわけですよね。当事者なわけですけれども、そういった方に対して、一般的な陳情とか通報があった方と同じような扱いで、この内規でもって結果、どういう是正指導をしたか教えられないということ自体については、私はおかしいと思うんですけれども、こういったことについて、実際、建築審査会で処分庁側の言い分が通らないことが少ないということがあるから非常に異例なのかもしれませんが、実態として、例えばそういうような取り扱いをしている例というのは、他の自治体でも同じようにあるのかどうかということについて伺いたいと思います。
 あともう1つ、それに関連して。これはたしかほかの場面で議会でも話が出たことだと思うんですけれども、本市でも情報公開条例を改正して、今、条例の例えば第2章で情報公開の総合的な推進ということで、情報公開の総合的な推進に関する市の責務ということがうたわれていますよね。条例の細かい中身になっちゃうとこの委員会の中身ではないんですが、ただ、それにのっとって行政をしているという意味から伺いますけれども、そういったことで言うと、総合的な推進ということをうたっている以上、やはりこうした内容についてきちんと行政のほうが、先ほども陳情者の方のお話にもたしかあったと思うんですけど、国のほうでもそういうことは、今回のような例を想定した法律もないということなので、結局は当該自治体で対応するしかないんだと思うんですが、総合的な情報公開を推進していく立場からいって、こういったことについて何らかの見直しをするということは、検討することはあり得ないのかどうかということを伺いたいと思うんですね。
 東京都の情報公開の立場でも、情報公開の総合的な推進ということをうたっていますし、開示請求を待つことなく各種の情報を積極的に公表・提供していくことによって、都政に関する正確でわかりやすい情報を、都民が迅速かつ容易に得られるようにすることとしたということも、東京都のほうではうたっているわけですよ。ですから本市においてだって、曲がりなりに情報公開の総合的な推進ということを条例の第2章でうたっているわけですから、こういった位置づけをもう1度明確に出していく必要があると思うんですけれども、そういった観点からいかがなんでしょうか。
 それから3点目として、今回、陳情者の方からは具体的な是正がないというようなお話があったんですが、市としては是正や指導をしているということだと思うんですけど、具体的にどういう是正や指導をされたのかという中身について教えていただけないでしょうか。以上です。


【斉藤建築指導課長】  まず1点目でございますが、今回の審査請求で取り消しの裁決が下ったということで学んだことということでございます。確認申請、今後について、今回の場合には平均地盤面ということでしたけど、これについては特に担当係長等に指示しまして、特に慎重に扱うように指示しました。
 2番目の要領のほうの、他の自治体ということでございますが、やはり武蔵野市と同じように要領の中で決めております。違反是正の指導というのは非常に高度な技術が必要でございます。例えば構造的な問題、それからあと意匠的な問題、それから近隣との、または本人、陳述人、違反者との住居等の問題、そういうものを総合的に判断しますので、1つの違反についてこういうマニュアルをつくるということは、非常に内容的には難しいのかなと思っております。
 あと最後の、具体的な是正はしなかったのかという話ですけど、先ほど言いましたように、当初、確認では地下の部分はございませんでした。また、小屋裏の申請もございませんでした。その後パトロールをし、また近隣の方の話もありましたので監察のほうで現場を見、そのほうの確認をしました。その後、設計者を呼んでその部分についてまず計画変更をするように指示し、ロフトの部分については基準がございますので、その基準どおりの設計指導をし、それを後で確認しております。それによって計画変更を確認しております。以上でございます。


【塩沢都市整備部長】  積極的な情報公開ということで対応ができないかということでございますけれども、情報公開につきましては、市民の皆さんにわかっていただいて、それで行政に対して理解を深めるという意味では、市報等を通じてできるだけそういうことをやっていきたいと考えておりますし、できるものについては情報公開をどんどんやっていきたいと考えております。ただ、この件につきましては、建築指導課長も説明申し上げましたように、非常に難しい問題がありますので、慎重に対応したいと思っております。


【大野委員】  じゃ、確認なんですけれども、他の自治体で例えば今回の例みたいなことはあまり例がないのかもしれないですけど、仮に今回みたいな例があったとして、つまり、処分庁の言い分が通らなかったということですね。実際に是正をしなきゃいけないといった場合に、問題の当事者というか、申し立てをしたような人たちに対して、同じように内規でどういう是正をしたのかを教えないということが一般というふうに考えてよろしいんでしょうか。その辺はいかがなものかなというように私は思います。確かにそれが今までの流れだとしても、そういったことが市民に対して、情報公開を総合的に推進をしようという立場からすると、たまたま今までそういったところの問題というのがあまり出てこなかったから、そういった分野についての改革というのはおくれているのかもしれないんですが、本市においてたまたまそういう問題が起きたということだとすれば、ぜひこれを機会に見直しをしていただきたいと思います。
 もう1つというか、道義的な話というと失礼かもしれないんですが、今、お話しいただいた中でも、例えばパトロール等をして、初めてそういう現場の実際の確認書との違い、当初の違いというのが見つかったというお話があったと思うんですけれども、問題を指摘した人から見れば、最初にそういう投げかけがあった段階からもうちょっとそういうことがあれば、もっと早くそういう問題点というのに気づいたんじゃないかとか、あるいは先ほどもちょっとお話があったように思うんですけれども、審査会の話が終わった後、裁決が出た後、市のほうで、たとえもし公式とか非公式とかという区分があるのだとすれば非公式でもいいから、何か一言あってもよかったんじゃないかなという思いというのは、わりと人間的には普通の話だと思うんですけれども、市として今回の対応は本当にそれでいいのかなと思っちゃうんです。例えば仮に内規の問題があってこういうことになっていますということがあれば、百歩譲ってそういうことを説明するにしても、市の対応というのがそれは違うんじゃないかということが裁決で出たわけですから、何らかの一言があってもしかるべきだったんじゃないかなと思うんですけれど。これはむしろ市政全般にわたることなのかもしれないから、市長にお伺いしたほうがいいのかもしれませんが、市長としてはそういう市民に対しての対応というのは、今回のようなことは、法的な立場とはまた別として、一言何かそういうことを言うということに関してはどうなんですかね。私としては、その話がなかったということ自体が何か驚いた感じがしたんですけれども。


【土屋市長】  まず、この案件は建築審査会の審査案件となって、そして一定の結論が出たものであります。したがいまして準司法的な処分がされておりますので、裁決という格好でされておりますので、これがある面では公式な文書としてはすべてなものであります。これに従って指導するということは、口頭で指導するのか文書で指導するのかということはあるんですけれども、現在のところ、口頭で指導をいたしております。
 具体的な指導で効果があるのかということですが、これは率直に言いまして、例えば代執行まで求めて違法の部分を取り消すというところまでは到底いかないと、こういうことで考えております。これは行政行為としての建築確認を行っているわけでありますけれども、建築確認に違反したものについて、これは当然のことながら是正指導する、こういうことになるわけでありますけれども、通常、是正指導というのは、建築が行われている最中に是正指導するというのが法が予定しているところであります。つまり、違反建築をしているからここをこう直せ、こう直せと。ところが、これは完全にでき上がっちゃった後で、GLのラインをめぐっての判定のいわゆる解釈の違いによって、つまり建て主側としては、行政側がひとまず建築確認という中でこれは建築基準法上許可された建物だと。もちろん違反された部分がありますから、それは是正指導したわけですけど、途中で是正指導はしたけれども、最終的にはGLの面については、これを一たん行政側が建築確認上、そういう評価をしたわけであります。それに従って建てた建物が、見解の違いによって若干GLが380ミリ、38センチ下がったと。その分が、したがって結果として全体が下がったわけですから、北側斜線などは一部は違反になったと。これはつまり、準司法的処分で建築審査会の裁決によった結果としてなったわけですから、あなたのところは、こういう裁決が出たので、結果として違法建築になりましたよと、こういうことにはなりますけれども、代執行してまで屋根を壊して、38センチこの部分を壊して、そして簡易な建物ならいいですけど、構造上こうなっているロフト。専門的なことは担当からお話ししますが、こういうロフトと構造上なっているわけですから、例えば付属の窓か何かで、そこを直せば直る、こういうようなものならともかく、解釈の違いでGLが下がったことによって全体が違法建築となったわけですから、これについて代執行までしてやるような性格のものではないと、このように考えております。したがって、周辺の住民の中には、違反建築だとわかっていながら、一体何でそんな放置するんだと、こういう感情というかお気持ちはあると思いますけれども、しかし過去の経緯からすると、行政としてはそこまではできない、こういうことになるんだろうと思っております。
 今回の中で、途中の違反が何件かありました。これらについては、今回、陳情を出された方々が私のところに来たときもおっしゃっておられましたが、そういう違反があったことについては、これは常時現場につきっ切りで監督しているわけじゃありませんから、当然、そういうケースも出てきます。この件に限らず、全部出てきます。意図的にやるケースもありますし、いろいろなケースがあります。そこで、巡察をして厳しくやっているわけでございますけれども、大体、隣人の方からの通報や何かによって発覚するということは多いわけでありますけれども、周辺の方々から出された場合には、それについて調査をするわけであります。調査した結果、当初出された図面と違うから、これは違反だといって違反是正の指導をさせたわけであります。
 これはこれで一件落着で、合法の範囲の中といいますか、違反ではなくなったわけですけれども、しかし問題は、GL、グランドラインをどこに取るかという、こういう解釈をめぐって最終的には争いになって、そして周辺の住民の方々は、行政庁が行った処分に対して納得がいかないと、こういうことで審査会に審査を求めたわけであります。審査会は一種の第三者機関でありますから。第三者機関というよりも、行政執行上、建築確認という行政を行う際の、これは一々行政裁判を起こすのでは住民側にとって大変不可能なことだから、これを準司法的な役割を行政内部で果たすという、言ってみれば、一般的に言うと行政不服審査のようなものですから、それを建築基準行政という分野に限った審査会でありますから、これは武蔵野市が設置をし、武蔵野市長名で任命しておりますけれども、一定の独立性とそれぞれの専門的な判断から判断するわけであります。その結果としてグランドラインが、我々が考えていたラインよりも38センチ下がったと、こういうことで、38センチ下がったということは、そもそもグランドラインが一つの建築基準の前提となるべきものですから、それが下がったということは、その上のことについては判断することもないと、こういうふうな判決になったわけで、初めてのケースですけれども、非常に難しいケースであろうと思います。
 傾斜地が多い横浜だとか、あるいは日野だとか、そういうところはいろいろこの種の係争が古くから起こっております。今回の場合には、敷地のかなりの部分は平面で、南側の部分が4メーターぐらいが傾斜地だったと、こういうことで、この種のことは井の頭の周辺ぐらいしか大体ないんですけれど、今の武蔵野においてはそれ以外のところはないんですけれども、ほかの地域ではこれらについていろいろな紛争が起こったケーススタディーがいろいろあるんですけど、武蔵野の場合にはケーススタディーがなかったということもあります。そういうこともあって我々は通常の解釈をしたわけですけれども、しかし審査会ではそれが認められなかったと、こういうことになるわけであります。


【斉藤建築指導課長】  先ほどのロフトの部分でございますが、基準法の基準で、天井高が1.4というふうに決められております。それを是正指導しまして、1.4を現場で確認しております。以上です。


【大野委員】  一応、基本的なことで確認でお伺いしたいんですけれども。先ほど情報公開の総合的な推進という意味合いからのお話をして、部長のほうから、一般論としてはそういう立場は多分わかっていただいたのかなみたいな御答弁だったんですけれども、ただ、今回の件については慎重にというお話だったんですが、率直に、例えば今回こういう是正指導の内容についてその場でお答えすると、どういう不利益があったのかということについて、基本的なことなんですが、確認のため聞きたいんですけれども、どういう不利益があるんでしょう。少なくとも、単にその辺の人が通報したというのとまた違って、具体的にこの問題と向き合ってきた人たちに対して是正内容を教えることができないというのは、どういった不利益があるからなんでしょうか。どういうおそれがあるからとお考えなんでしょうか。
 それからもう1つ。今、市長から最初にお話があった点というのは、確かに審査会に至った具体的な案件なんですけど、その前に、この問題の建物自体は、市長も後半で触れていただきましたが、途中で工事停止というのがありましたね、やっぱりいろんな問題があるということで。そこに至るまでの間に、建築確認事務の書類的なことはOKだったにしても、現場を見にいくということのタイミングですとか、問題を通報してきた人に対しての対応というのが果たして適切だったのかどうかということに関しては、前にもお聞きしたような気もするんですけど、ちょっと疑問に思っています。というのは、もしそういう連絡があったときに、逆にすぐ動いていたら、時差がないうちにいろんな問題点というのも明らかになったし、あるいは、通報した人たちに対しても信頼関係を損なうところまでいかなかったかもしれないし、そういったことでは疑問に思うんですね。
 もともと市長のほうも、わざわざこの市の規模で建築確認事務をやっているということ自体が、そういう違法建築をなくすことに大きな影響力があるし、効果ももたらすし、また、ほかの市にはまねできないきめ細かな対応もできるんだみたいなお話がかつてあったように思うんですけれども、こうした立場からしても、もしそういうことが本当にもっと機能できていたら、早いうちに当初の違反というのが見つかったと思うんですが、当初の見回りとか巡察というのか、そういうタイミングというのは、今回の件では適切だとお考えなんでしょうか。それとも、そういう通報があったら、少なくともすぐに見にいくぐらいのことが必要だったんじゃないかみたいなことは、今、思っていらっしゃるのかどうかということについて伺いたいと思います。


【斉藤建築指導課長】  今回の件につきましては、平成15年10月10日に確認申請を出しております。この確認申請のときには、先ほど言いましたように、地下部分と、それからロフト部分がない申請でございました。うちのほうの確認申請の監察係のスタンスとしましては、確認申請後、必ず100%、現場をパトロールしております。近隣からの話がある前に、監察のほうも計4回、現場を見ております。ただそのときは、当然、未着工ということで監察のほうでは話があります。その後、着工して、確認と照合したところ地下部分と小屋裏部分があるということが判明しましたので、その部分について是正指導したという内容でございます。そういうことの経過を踏まえますと、平成8年から確認業務、監察のほうのパトロール、両方行っておりますが、そのスタンスは今までのとおりで間違いないと私は確信しております。以上です。


【土屋市長】  前段の市の姿勢について申し上げるわけでございますが、まず、建築確認事務を市がやらなければならない、こういう義務づけられたのは人口25万人以上でございます。三多摩の中では八王子と町田がこれに該当するわけであります。それ以外のところは都道府県がやる。東京都の場合は都がやると、こういうことになるわけであります。都は基準をつくっておりまして、人口15万人以上の市は、法的には義務づけられてないけど任意で設置してほしい、こういうことが東京都から要請があるわけであります。それに従って、任意で建築主事を置いて建築指導行政をやっている市も何市かあります。ところが15万人以上人口があっても、やってない市もあります。15万人以下の市では、法的にも義務づけられてないし、同時に東京都の要請もないわけであります。
 しかし、私は、東京都が建築行政をやっている際に、どうしても網の目が粗くなる、現場から遠くなる。その結果、典型的なのは、4メートル未満の42条2項道路などの場合には、中心線から2メートルセットバックしなきゃいけないところを、図面上はセットバックするようなふりをしていて、実際にはセットバックしないでやる、こういうケースがたくさんあって、後で気がついたときにはもうでき上がっていてどうしようもない、こういうケースがたくさんあったわけでありますし、また建築も、都がやっていたときは違反建築是正に関する陳情などもたくさん出たりいたしまして、また、市議会議員の皆さんのところにも大勢行ったりして、非常にルーズにやられていたと。つまり、網の目が粗かったと。
 こういうことにかんがみて、これではいい行政ができない、こういうことで、長期にわたって町の秩序をつくっていくということの観点から、思い切って建築確認の事務を東京都から移管することとしたわけであります。その結果として、今、職員15、そのほかも嘱託3名、こういった体制でやっていて、武蔵野市は交付税の不交付団体ですから、この15名とか18名の、いわゆる人件費その他、まったく都から来ないで市が丸々負担する、こういう態勢を取っているわけでありますけれども、しかし、武蔵野市が建築確認行政を都から移管して1億数千万、2億円近い持ち出しになるんですが、そういうことでやってもやった価値があるし、網の目は細かくなって、大筋の流れとしては、東京都がやっているときよりもはるかにきちっとできていると考えております。
 しかし、個々のケースになると違反は絶えないわけでありまして、東京都がやっているときよりもはるかに監察の回数や密度は濃くなったんですけれども、現在、1日建築確認は、市全体で建築確認の件数が、平成16年で632件出されるわけでございますから、こういうことの中で絶え間なくパトロールはしているけれども、お隣の人のようなわけにはいかない。お隣の人は、それは毎日見ているわけですから、それは当然そういうことになるわけであります。
 したがいまして、今回のケースも私は途中から聞いたわけでありますが、しかし、建築確認を受けてから、違反が発覚したのが6月ですから、7カ月半ぐらいたっていると、こういうことになるわけですが、しかし、一挙に建物はいくわけではありませんから、違反に至ったときからどのぐらいなのか。4月13日に陳情者の方が来訪されておられるようでありますし、サンルームは違反ではないか、地下工事の際に自宅壁に亀裂が入った。この亀裂が入ったか入らないかということは、これは近隣の話になるんですけれども、サンルームは違反ではないかとか何とかと言われたときの対応がもう少し早ければどうなのかなという感じはしますけれども、しかし一般的には、先ほど申しましたように、年間600何十棟の建物があるわけですから、そういう中で逐次、着工時、中間、完成時と、こういうことになるわけで、標準的な行政だったのかなと、こんなふうには思っております。
 個々の陳情を受けた際に職員がどのように対応したか、これは私は現場に居合わせないので何とも言えませんけれども、今後とも丁寧にやっていきたい、このように考えているところであります。
 学んだものは何かという先ほどの御質問は、担当の課長からお答えいたしましたが、審査会で行政側が負けるというケースはめったにないので、私も正直いってびっくりしましたが、傾斜地の取り扱い等については今後、極めて慎重にやらなければいけないと、こういうふうに考えております。ただ、傾斜地の取り扱いについての建築基準法上の明快な規定というのはどこにもないんですね。私も、この問題が起きまして少し問題を整理させましたが、建築基準法上、傾斜地をめぐる取り扱いはないと。だから、よくこんな斜面に、2階建てだと称して地下でずっとやって実際は7階とか、こういうところがあります。そういう場面があります。この間、私も現場を見てまいりましたが、たまたま行った日は、そこは川に面しているんですが、入るのは上から入るんですけど、下りていくと下のほうは川の近くまで下りられると、こういうところがありました。こういう極端なケースというのは、当然、大きな川があるところとか、あるいは山があるところとかそういうケースがあって、これらに対するトラブルというのは非常に多く発生しています。これが2階建てか、実際は7階じゃないかとかって、こういうケースというのは全国的に見るといっぱいあるので、それで建築基準法が平成16年、去年改正になって、条例でもってこれを規定することができる、こういうふうに改正になったわけであります。
 武蔵野市の場合には、どこへ行ってもほぼ真っ平らでそういうケースというのはほとんどない、要するに井の頭の池の落ちるあの一角しかないものですから、そういう意味では今までトラブルがそんなに多くなかったし、ほとんどこの種のトラブルは聞いたことがなかったんですけど、今回、こういうトラブルがありましたので、ケースがほとんどないのに条例までつくるかどうかについてはいろいろ検討を要しますが、明快な取り扱い要綱みたいなものをビシッと決めて、今後、やる必要があるのかなという感じはしておりますが、しかし、これは極めて専門的なことですから、市長がかってにああしろこうしろと言っても、専門家が見てナンセンスじゃしようがありませんから、少し研究してみたいとは思っております。そういうことで、学んだのかなと、こんなふうに思っております。
 建築審査会が、行政がなした判断と違った判断をなしたわけですが、これはこれで行政からきちっと距離をおいて、一定の第三者機関として判断した、こういうことの、皮肉ですけど、結果としてそういう評価になったわけで、武蔵野市の建築行政が粛々と行われているということにはなるんじゃないかと。近隣の皆さんにとっては、最初からそう判断したほうがいいじゃないかと、こういうのはありますが、我々はふだんからそういう判断をしてきたわけで、この次、GLを決める際の非常に複雑な計算式がありますから、そういうものについてもよく研究してみたいと思っておるところでございます。


【大野委員】  ちょっと答弁漏れというか。最初に、先ほどの質問で聞いた、今回の件で是正や指導の内容を教えられないという根拠というか、内規があるとかということだけじゃなくて、それによって何か不利益になるのかどうかということについて確認したかったんですけど、いかがなんでしょう。
 それから、まだあります。今、市長の答弁の中でも少し出てきたと思うんですが、パトロールをしっかりやっているけれども、ただ、実際にクレームが入った段階で行っていたらどうだったんだろうかみたいな話も、市長のほうからありました。私もそこに今、関心があるんですけれども、パトロールは4回行かれたから、総合的にみたら見にいったほうだというのは、回数としてはそうなのかもしれないんですけれども、実際、パトロールに行く基準というのはどうなんですかね。例えば工事の進め方や時期によっても、いろいろ違ってくると思うんですよ。例えば当初、すぐに行くというのも、これは一つ大事なことだと思うんですが。そのときにも、残念ながら、もともと設計になかったからと言われればそうなのかもしれないけれども、地下やロフトのことについては、当然、未着工だったから確認してないし、そんなものがあるわけないという話というのは、そこから見れば確かに判断できるんですけれども、ただ、4回見にいくにしても、パトロールに行く間隔とか時期というものについて、何か基準というのはあるんですかね。
 そこら辺について、先ほど市長からもあったけど、もし、例えば工事の当初の段階だけじゃなくて終わりのほうに行っていたら、そこら辺の部分で早くクレームに応じて対応はできた。そうすれば市が言っているように細かい対応が、こういうことで可能なんですよということはもっと言えると思うんですけれども、残念ながら、今回の件に関してはそうではなかったわけですよね。問題はないといって突っぱねていて、後になって行ったら、やっぱり問題がありました、停止しますということになったわけですよ。だから、もともとそういう問題を引きずっているから、いろんなことが、住民からしてみたら、不信感にもつながるんじゃないかなとも思うわけですが、どうなんですか、その辺の工事の進め方や時期によって、パトロールする間隔というのは適切なのかどうか。何か基準があるんだとするなら、それを教えていただきたいと思います。


【斉藤建築指導課長】  今回の是正内容を近隣のほうにというお話なんですけど、違反の内容としては、基準法的な違反というのは内容がかなりあります。特にうちのほうの市の違反の内容で多いのは建ぺい率違反、それから容積率違反、それからあと北側斜線、それから後道路突出ということ。一般論としましてですね。どれをとりましても、先ほど言いましたように高度な専門的な知識、または構造的な話がありますので、近隣または一般の方にもしそういう話をしたところで、どういうことで話をすることになると、非常に複雑な話にならざるを得ません。これはどこの行政庁も全く同じでございます。特に大きさの点では、近隣の方の陳情者のほうの要望に応えられない場合が非常に多い場合がございます。例えば北側の近隣の人から陳情があったとしても、大きさの面については、南側のほうを削るとか、そういう話もございます。
 また、一般論としまして、陳情者の方の相談があるときに、当然、建て主からはそういうことで、俗に言う、だれから話があったんですかということが、よく話があります。そういう話も、一切そういうことはお答えはしておりません。また、陳情者の方から、そのときまた折り返し電話があったときに、あの建物はどうだったんですかという話があるときには、違反でございますと、こういうところが違反しておりますというお話は、お知らせはしております。これは大体どこの行政庁も同じであります。
 それから違反指導に入っていくんですけど、先ほど言いましたように、違反指導の場合には、建て主のほうにいろいろ経済的な事情もあるだろうし、住居関係もございましょうし、うちのほうとしては構造関係の内容もございますし、意匠関係もございます。そういう意味で、その中で設計者とうちのほうの監察の担当と、お互いにその中で図面等で違反指導をしていくというのが一般例でございます。
 そういうことでございますので、今回の場合も、パトロールの間隔とかそういうことは基準はございませんが、その後、そういうことの地下部分と小屋裏部分が違反と。要するに違反ということは、当初の確認申請と違うよという話で、その部分では、じゃあ、違反ですねという話になりましたので、それでは計画変更を出して、で、計画変更と内容が違えば違反ですから、その部分は是正して、是正後、計画変更の確認をおろしますよという違反指導をしたわけです。その間は、当然、ほかの部分は工事は進めてはだめですよ、まず是正部分を工事をしなさいということで、口頭で工事中止を申し上げたところでございます。
 そういう意味では、パトロールについても別に基準はございませんが、今までの内容で、一般的な話としてはいいのではないかと私は思っております。以上でございます。


【土屋市長】  建築確認業務という行政行為は、その建物が建築基準法に照らして合っているか、合ってないかということを確認するという、非権力的な業務とされております。例えば認可とか許可とかというのは、特別な行政庁が何か法的な特定の地位を与えることになるんですけれども、建築確認というのは所有権を最大限認めた上で、一定の社会的基準である建築基準法に合っているか合ってないかを確認するという、こういう行為ですから、非権力的な行為ということになっている。
 したがって、今、担当の課長が申しましたように、相手方と協議をしながら、建築基準法上に合うようなやり方をやってもらう、こういうことが一番大事になってきて、例えば道路だとか広場といったような公有地を、市がこうするといったようなことをやる処分とはまったく違うわけです。したがって、性格がそういう性格ですから、今言ったような、相手と相談しながら是正指導していく、こういうふうなことにならざるを得ないわけであります。
 もちろん、真っ正面から法秩序に挑戦してくる業者もいます。俗に言う、そんなこと知ったことない、やっちまえと言う業者もいます。そういうことに対しては徹底的にやります。中には、50件に1件ぐらいはそういうケースがある。そういうケースには、代執行も含めて徹底してやれと、こういうことをやりますけれども、そうじゃないケースについては、先ほど言いましたように建築確認という性格を見ながら、相手の費用で、相手も納得して、建築確認の範囲の中にきちっと入るようにと、こういう指導をしていくのが実態であります。
 それから、これは最終的には、先ほど懇談会の中でも民事訴訟の話がありましたが、近隣の相隣関係というのは一定の受忍限度を超えた場合には民事訴訟になる可能性がありますから、民事訴訟になった場合に対して、建築確認行政がある程度ニュートラルな働きをしなければなりません。そういうことも含めて、非常に全体としては慎重になる、プライバシーも含めて慎重になる、こういうことになるわけであります。


【大野委員】  いろいろとお話を伺って、こちら委員側もまだ勉強しなければいけないこともいろいろあると思うんです。先ほど休憩のときの陳述のときにも、陳述者の方に、例えば私たちが今回の経緯や、あるいは問題点についてまた改めて教えていただけないかということに対しては、それは可能だというようなお話もあったんですけど、行政側としても、例えば今回の問題ということに特定しなくても、建築のそういうことに関して一般的な話も含んでしまうのかもしれないんですが、もしそういったことを、勉強会というと言葉が適切かどうかわかりませんけれども、求めた場合にそういうことをお願いした場合には、お願いできるんでしょうか。


【土屋市長】  建築基準法という法律は決まっておりますし、それに伴うような、関係するような指導要綱だとかいろんな関係の法規はたくさんあります。そういうことに対して、一般論的にどうするかという話なら、それはまた建設委員会なり何なりが、そういうことが意味があるとか、あるいはこういうことで開いてほしいということであれば、幾らでも開くことにやぶさかではありません。ただ、個々のケースについては、さっき言ったようにプライバシーだとかいろんな問題が出てまいりますから、それについて1つ、1つ、AとかBとかというわけにはまいりません。
 そういうことで、きょうお出しした資料についても、可能な限りわかりやすいことをモットーにしながらも、プライバシーだとかいろいろなことに配慮したやり方でやっているわけであります。そういうことを御理解いただきたいと存じます。
 ただ、先ほど陳述者が休憩中にお話しになりました、裁決が出たわけだから、裁決に従ってどのように指導したかということについては、これは一般の指導とは違って、別扱いでちゃんとやったほうがいいんじゃないかと、こういうことについてはよく研究してみたいと思います。今のところ口頭で指導してますけれども、もしこれを第三者に開示をするということになると、やっぱり文書でやらないと、いついつどこどこで何を言いましたといったって、これはしようがないことですから。第三者に開示をするということになると、当然のことながら文書でやると、こういうことになるだろうと思っております。
 こういうケースは初めてのケースですから我々も慎重に扱っておりますが、いずれにせよ、少し研究はしてみたいと思っております。したがって、一般的な是正指導とは、ちょっとまたニュアンスは違うのかなと。


【近藤委員】  それではちょっとお尋ねをしたいと存じます。
 先ほどからお尋ねの質問についての答弁と両方お聞きしているんですけれども、ロフト、地下室、これは構造的なもので、最初の確認の図面に出てなかったと聞きました。それで確認の図面に出てないことをやるということは承知でやっているのかなという感じがして、業者に対しての一つの指導は厳しくやられたということを感じます。
 しかし、地盤をこの地盤にするぞというのは、これはいつごろ決まったんでしょうか。平均地盤面、擁壁が、これがどういうふうにとらえられるかということは見解の相違だということなんですけれども、この平均地盤面を出してきたというのは、多分、先方の業者がこれを出してきたと思うんですけど、これに対して違法だという通知は、結局、審査会がお出ししたというふうに理解してよろしいのかしら。そうすると、審査会がこの時点で、この平均地盤面は違法だから、マイナス380、こちらにするようにということにすると、一応、この建物の確認申請はなくなってしまうということを先ほど陳述の方が申されておりました。この平均地盤面の決定はいつされたのかということをお尋ねしたいと思います。
 また、そうしますと北斜線がちょっとかかりますので、この北斜線を変更するように指導するのか、しないかということも含めてお尋ねをしたいと思います。


【土屋市長】  先ほどお答えしたとおり、具体的にロフトの部分を、このことだけをもって、事実上、例えば代執行も含めたような強制力を持ってできるかというと、これは難しいだろうと率直に思っております。したがって、先ほどお答えしたとおりでございます。
 なお、GLのラインが380ミリ、38センチ下がるということは、裁決によって決まったわけであります。
 それともう1つ、御質問の前提となる、裁決に従って審査会が命令するのかというと、それは違います。審査会というのは、争われている事案に対して裁決をするのであって、そこから先は行政執行権者である特定行政庁がそれを行う、こういうことになります。したがって、裁決によって行政庁は指導する責任がある、裁決に従って指導する責任がある、こういうことになります。
 しかし、先ほど申しましたように、GLのラインをどうするかという議論になると極めて全体的な話になりますので、一定の指導はするけれども、それが、いわゆる悪徳業者みたいに何が何でも行政執行でもしてそれを全部やらせるかというと、そうはなかなかいかないだろうというのが現段階での見通しであります。したがって、現在のところは口頭ですけれども、さっき、大野議員にもお答えしましたように、口頭ではなくてこれを文書でもってやるかどうかについては、今後よく研究してみたいと思いますが、いずれにせよ380ミリ下がった、その分が北側なんかが引っかかると。先ほどお答えしましたように、どこかの例えば附属施設みたいなものが引っかかって、例えば一部屋根を直せばそれは直る、何というかひさしみたいなものが引っかかって、そこをちょっと直せば、軽微なもので直るというのなら別ですけど、構造上の問題になってくると非常に難しいだろう、そこまで要求できるのかということはあるだろうと思っております。
 ともかく、裁決で行政庁側の言い分が通らなかったというのは初めてのことですから、これは慎重に、いずれにせよ、扱いたいと思っております。


【斉藤建築指導課長】  いつ平均GLがということでございますが、平成15年10月の一番最初の確認申請のときの図面は、深基礎といいまして、先ほど言ったように、地下部分がございませんでした。要するに傾斜地に建つ建築物については、地すべりが起こったときに建物が一緒に流れないようにということで、東京都の安全条例でその基準がございます。それに基づきまして、今回の建物も普通の基礎じゃなくて非常に深い基礎、深基礎と言ってますけど、そういう基礎の申請をしております。
 その後、先ほど言ったように、地下部分をつくったということ。それでさらに平成16年7月に、建築物と今回審査会のほうでされた部分の、うちのほうでは工作物ということなんですけど、その擁壁部分の申請がございました。それは7月12日の申請の部分でございますが、そのときに工作物の申請がございまして、そのときに初めて平均地盤面が設定されました。うちのほうの主張としましては、工作物ということで別のものですから、あくまでも176上がった部分の上の部分がうちの主張のGLですよという内容でそのときに判断しました。以上でございます。


【近藤委員】  ありがとうございました。私が不思議に思うのは、大体建物をつくるときに、後から地下室をつくるとかロフトをつくるということは少ないんですよね。例えば深基礎をつくるから、深基礎をつくったらたくさん掘るから、もったいないから地下室にしちゃえとか、あるいは、屋根の部分があいてもう少しつくれそうだからロフトにしちゃえと、こういうことはあまりないんじゃないかと思うんです。当然のことながら、役所に出す図面と自分たちでつくる図面と変えたんではないかなという考えがすごく浮かぶんですね。そうしなければ、こんなに簡単に先に地下室をつくったり、ロフトを上に乗せたりということはできないと思います。
 それから、平均地盤面については先ほどからあるんですけれども、これについてもどういう形で出してきたかわからないんですが、おそらく擁壁の申請があったということが、その擁壁の申請を後でして、そうすると平均地盤面が現在の地盤面より176ミリ上がると。両方差し引きすると550ミリ違うんですね。そうすると、この550ミリというのは55センチですから相当大きいんですけれども、これなども最初から承知をしていてやったんじゃないかという感じがすごくするんですけれども、この辺については役所のほうとしては把握してなかったのかということを、もう1度お尋ねしたいと思います。


【斉藤建築指導課長】  建築確認を行っている場合に、その建築確認とその後相違が出てきた場合に、本人にそういう意図的な話をしたのかという話になりますと、それはうちの基準法の中でそういうような話は別にございませんので。それよりも、何しろ基準法に合っているか合ってないかということを、あくまでもそれを判断します。結果的に、今回の場合には、最初の確認と違っていたということで、違法、じゃあ、違いますねということで計画変更をしたものですから、意図的にしたのかしてないのかというのは、これは建て主のほうの意向の問題で、そこまでうちのほうは問い詰める問題ではございません。以上です。


【近藤委員】  ありがとうございました。そのとおりだと思いますが、それでは最後に、平均地盤面については、これおそらく最初からこのプラス176で打ってきたと思うんですね、計算を。ところが、最低はマイナス380であったと。この差55センチぐらいなんですけど、この差が最初から意図されてこの建物を建てられたのではないかということが感じられるんですけど、この点について、なぜこの北斜線が決定できてきたのかということを尋ねたいと思いますが、いかがでしょうか。どの地盤で建築確認が通ったかということです。


【斉藤建築指導課長】  先ほど市長が申しましたように、裁決の中で初めて55センチというのが、380下がりというのが出てきましたので、建築確認としてはあくまでも今の地盤面から176ミリ、それを上がったところから北側斜線、またその高さということを算定しております。以上でございます。


【土屋市長】  この議論の前提として、周辺の住民の方も含めて我々が確認しておかなきゃいけないことがあるのは、先ほどからたびたび繰り返しておりますように、建築確認事務というのはどういう性格の事務かと、こういうことなのであります。これは個人の私有財産に関することで、私有財産ということは、憲法上はっきりと保護されている内容になっておりますので、したがって、どういう建物をつくるか、あるいはどういう土地利用をするかということは、これは基本的には本人の自由裁量ということになるわけであります。所有者の自由裁量。
 ただし、一定の基準をつくって、社会的なルールとしてここまではちゃんと守ってくださいよというのが建築基準法の考え方ですから、もともと公共の広場とか、あるいは公共の道路とか、あるいはその公共の道路を独占的に使わせるとか、例えば地下埋設だとか、あるいは停留所をつくるとか、そういう話ではないと。あくまでも個人の所有の個人の敷地の個人の所有権の範囲の中のことだ、これが前提なんです。
 今、近藤議員さんが前段でおっしゃったような、建て主はそういう思惑があったんじゃないかと。思惑があったかどうかについて、思惑があったんだろうとかそういうことは行政が言えないし、言っちゃいけないという性格のものなんです。つまり、正義か不正義かじゃなくて、つまり、意図がどうであったかなかったかじゃなくて、客観的にそれが法で定めた基準に合っているのか合ってないのかを決めるんです。だからそこのところ。
 ただ、我々としては、GLなんかについて最終的に審査会にかけて行政庁の判断が間違えたわけですから、それは我々が建築確認行政をやっていく際に、これは一定の反省すべき点は反省して、今後どういうふうにするかということはやらなきゃいけないんですけれども、そういう性格のものですから、相手の意図がどうかとか、もともとこういうつもりじゃなかったのかとか、そういうことについて行政が何か言えるとかそういう立場じゃありません。また、言っちゃいけないわけです。いわゆる善良な相隣関係を乱してもいけない。促進するほうはいいんですけど、乱すような材料を与えちゃいけない、こういうことが問題点であります。


【小林委員長】  これにて質議を終わります。取り扱いについていかがいたしましょうか。


【鈴木委員】  いろいろこの種の問題、初めてのケースでありますし、継続してこの勉強をしていきたいと思っております。


【小林委員長】  継続という声がありますが、これに異議ありませんか。


【大野委員】  私も継続を主張いたしますが、もし可能であれば、もう1度委員会の中で行政なり、あるいは陳情者の人からお話を聞くような場面をまたつくっていただいて、そういう中で勉強しながら次の審議に臨みたいと思うんですけれども、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。


【小林委員長】  はい。承りました。
 では、取り扱いについて継続ということで、よって陳受17第7号 建築審査会裁決に基づく実施内容公表に関する陳情は継続審査と決定いたしました。
 次に行政報告を行います。
 初めに、御殿山通り整備基本計画の概要についての行政報告を議題といたします。
 説明を求めます。


【井上まちづくり推進課長】  それでは、配付いたしました行政報告、右上に書いてございますけれども、資料1の御殿山通り整備基本計画の概要をお願いいたします。
 御殿山通り、都市計画道路7・6・1号線でございますけれども、この場所につきましては平成14年11月に、市長出席のもと、本市では初めてになります都市計画道路で、ワークショップ形式で道路整備を検討するために「御殿山通り道づくり研究会」を設置いたしました。平成15年度につきましては、30名の参加によりまして5回にわたるワークショップを開催いたしまして、4つの御提案をいただいたところでございます。
 この予定案に基づきまして、昨年の4月に市役所1階のロビーに展示し、さらに市民意見を伺いました。提案をいただきました4つの案と市民意見、それから法令、あるいは条例等を踏まえ、速度抑制のためのスラローム等の導入等含めまして市の基本計画を策定し、交通管理者などの関係と協議をいたしまして調整を重ねてきたところでございます。
 計画対象区域につきましては、右の上の図にありますように、三鷹駅の南口からむらさき橋までの拡幅区間、むらさき橋から万助橋までの改良区間を合わせまして約800メートルでございまして、この区間の現状を踏まえまして記載のとおり3つの基本方針を立てまして、この方針に沿って基本計画を策定いたしました。ワークショップで提案をいただきました意見の対応につきましては、下段に記載してございますので御参照をお願いしたいと思います。
 次ページをお願いしたいと思います。整備イメージでございますけれども、車道幅員につきましては、緊急車両等が通行できる5メートルを基本といたしまして、フォルト部分では車道を1メートル狭めまして4メートルといたしまして、フォルトによるスラローム形状の道路として速度抑制を図るものでございます。図に記載してございますように、宅地側の歩道幅員を最低3.5メートル確保いたしまして、フォルト部分では最大4.5メートル、同じく玉川上水歩道側の幅員につきましても最低1.5メートル確保いたしまして、フォルト部分では最大2.5メートルを確保する計画としているところでございます。また、電線類の地中化やバリアフリー化を実施するとともに、舗装材等につきましては、記載のとおり自然環境に配慮したものを使用する計画でございます。
 次ページをお願いいたします。改良区間につきましても、原則一方通行を目指しているところでございますけれども、地元住民との合意形成等含め課題があるため、段階的に整備を行っていく計画としてございます。記載のとおり、市民から暗いということで御要望がありましたことなどから街路灯の照度アップと、歩道部につきましては拡幅区間との一貫性を確保するために、歩道舗装あるいはスムース化の整備を検討していく計画でございます。
 また最後に、人道橋につきましては、史跡に指定されていることなどを含め、記載のとおり、今後関係機関と協議を進めていく予定でございます。
 次に、7・6・1号線の現在の買収の進捗状況でございますけれども、平成15年1月に事業認可を取得いたしまして、地権者の御協力をいただきまして、現在、進捗力は約62%でございます。今後の予定につきましては、この進捗状況を踏まえまして、おおむね記載のとおり進めていきたいと考えてございます。
 簡単でございますけど、以上でございます。


【小林委員長】  質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


【小林委員長】  次に、武蔵野市交通バリアフリー「道路特定事業計画」についてを議題といたします。


【久保道路課長】  それでは、資料2の、武蔵野市交通バリアフリー「道路特定事業計画」について、報告いたします。
 高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律が、平成12年11月15日に施行されました。
 この通称交通バリアフリー法では、市町村が特定旅客施設を中心とした一定の範囲に重点整備地区を定め、重点的かつ一体的な移動の円滑化の基本的な枠組みが定められました。
 市ではこれらを踏まえまして、平成15年3月に「武蔵野市交通バリアフリー基本構想」を策定いたしましたが、この基本構想では、吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅の3駅周辺地区を重点整備地区に定めまして、特定経路等を設定いたしました。
 これによって、鉄道や道路事業者、市道・都道の管理者、交通管理者等が協力して、平成22年までに駅及び駅周辺を含めた重点整備地区内で、公共交通特定事業、道路特定事業、交通安全特定事業等を実施し、バリアフリー化することになりました。
 概要版をお開きいただきたいと存じます。道路管理者である武蔵野市と東京都では連携しまして、左下にあります吉祥寺、右にあります三鷹駅、その下にあります武蔵境駅の3駅周辺地区の駅前広場と9路線につきまして事業計画を立て、道路の整備方法、これにつきましては裏面に内容・方法等をうたっております。及び、整備時期等を定めまして「武蔵野市交通バリアフリー道路特定事業計画」を策定いたしました。
 なお、交通バリアフリー法では道路特定事業の作成及び公表が義務づけられていますので、本日、建設委員会へ報告した後、ホームページ等で公表していきます。また、道路課窓口でも概要版を配布している旨を広報でお知らせしていきたいと思います。以上でございます。


【小林委員長】  質問ありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


【小林委員長】  次に、武蔵野市自転車等総合計画(概要)について、人にやさしいみちづくり事業について、吉祥寺駅周辺駐車場案内誘導システム整備事業・実施1年経過に伴う効果検証についての行政報告を行います。


【中村交通対策課長】  それでは、報告資料3につきまして、武蔵野市自転車総合計画の概要について報告いたします。
 本計画は、自転車法に基づきました行政計画といたしまして、第1次の自転車総合計画の基本方針の計画期間が平成7年度から16年度まであったことを受けまして、今後10年間の自転車等の総合計画を定めたものでございます。本計画表につきましては、既に議員の皆様に配付しております。
 まず、1ページ目の1.計画の概要では、見出し1.1、1.2で、市対応の基本構想・長期計画のかかわる背景や自転車法に基づいた行政計画といたしまして、駐車対策だけではなくて、交通安全、ルール・マナーの観点を含めた総合計画としております。なお、基本構想・長期計画の自転車対策の推進につきましては、安全な走行環境の確保、運転マナーの啓発、駐輪場の確保と利用形態の工夫を掲げております。
 1.3の計画の目的につきましては、1つが自転車等の利便性、走行環境の整備、2が利用者のマナーやルールの啓発、安全対策の徹底、3が放置自転車の解消、4番目に自転車利用関係に受益負担者であるという認識の普及を目的としております。
 1.4で対象区域・計画期間でございますが、市内全域を対象区域としておりますが、整備目標量は3駅の駅勢圏と整理しております。計画期間は17年度から26年度としております。
 2ページをお願いいたします。2.2でございますが、現状の3駅周辺の需給バランスを出しております。これですと、吉祥寺駅周辺では約1,800台、三鷹駅周辺で800台、駐輪場でございますけれども不足しておりまして、武蔵境駅周辺がバランスが取れているということでございます。
 次に3の問題点の把握といたしまして、過年度の基本方針の評価を行いまして、市における自転車問題を整理しております。市内の問題点といたしましては、1の歩行者の安全を脅かす走行、自転車利用ルールの周知徹底、不十分な走行環境、大規模住宅等による需要の増大。また、駅周辺では駐輪場は乗り入れの増加等で不足しておりまして、放置自転車が増加しております。
 見出し4におきましては計画の課題を整理し、各駐輪場の整備量を定めております。
 次に3ページの上段でございますが、将来の整備目標量は、吉祥寺を1万3,300台、三鷹駅が7,500台、武蔵境周辺を1万500台としております。
 5の計画の基本的方向につきまして、基本理念を4つ挙げまして、なお5の3は、今後10年間で行う具体的対策の表でございます。なお、網掛けしてあるものは、早期に、今後の3年をめどに行う実行計画としております。以上でございます。
 続きまして、資料4 人にやさしいみちづくり事業について御説明いたします。本事業は、平13年度から、生活道路の歩行者の安全・快適性を考慮いたしまして、歩車共存の道づくりを目的としまして交通量、また抜け道等の利用状況、事故の発生件数等を勘案しまして路線を選定し、現在まで4路線を行っております。
 2枚目の図面におきましては、扶桑通りの今年度の改修案でございます。本路線は今後3年間での改修を予定しております。今年度の施工箇所は案内図のとおり、五日市街道から井の頭通りまでの約560メートル、幅員4.5メートルで、この道路は北から南へ一方通行路でございます。
 図面のほうでございますが、交差点にはカラー舗装、点滅鋲、イメージ狭窄等を施しまして車の走行に注意を促すように考えております。路側帯には、歩行者の安全を考えまして緑のカラー舗装、また路側線の内側に赤の線を路側線に合わせて引きまして、運転者に車道を狭く見せる工夫等をしております。これはスピードに抑制があるものと考えております。
 この案につきましては、既に地元住民の方々にお知らせをしまして、現在、意見を伺っておりますが、現在のところ、この案についての質問等が数件あるだけで、違う方法とかそういう御意見は一切ございません。なお、1件、激励の手紙をいただいております。
 次に、資料5 吉祥寺駅周辺駐車場案内誘導システム整備事業でございます。吉祥寺周辺でこの整備事業の実施後1年経過に伴う検証を行いましたので、報告いたします。本事業は、吉祥寺駅周辺の駐車場待ちやうろつき交通、路上駐車等の削減を目的としまして、携帯電話やパソコン等で東京都道路整備保全公社のアットパークシステム等にアクセスしまして、ドライバーに的確かつ詳細な駐車場情報を提供するものでございます。
 まず現在、吉祥寺駅周辺におきましては、駐車場情報提供装置が設置されている駐車場は29カ所の1,647台分でございます。収容台数ベースで、全体の79%、約8割の台数で装置が設置されております。
 次に、見出し2番の駐車場の回転率でございますけれども、この設置駐車場のうち、主要14駐車場の1,200台分を追跡調査いたしまして、平日は比較的、吉祥寺は空車があるためにほとんど変わっておりませんが、休日につきましては約0.5回転率が上昇しておりまして、今までより約600台の車を空き駐車場に案内したこととなっております。
 次に、見出し3の路上駐車の状況でございますけれども、本事業の前後を比較したところ、全体として違法駐車防止重点実施地域内にはほとんど変化は見られませんでしたが、当該地区の外の、以前より駐車が多く、住民の苦情も多い公会堂の南側付近、図面の箇所でございますけれども、これを一部サンプルとして調査してみたところ、平・休日とも約20%以上の一般車両による路上駐車の減少が見られました。
 次に、見出し4番につきましては、記載のとおり、交通指導員の現場からの報告によっておりまして、駐車場案内をめぐる苦情とかトラブルが減少したという高い評価をもらっております。これから、この事業による一定の効果が出ているものと思っております。
 最後に、平成17年3月からは携帯電話におきまして吉祥寺のイベント情報等を、本システムを利用いたしまして駐車場情報と並列しながら発信しておりまして、来街利用者の利用、利便性向上を図っております。以上でございます。


【小林委員長】  以上の説明に対して、行政報告に対する質疑はありますか。


【大野委員】  まず、自転車の総合計画に関連して、これも一般質問でちょっとお尋ねしたことで、4ページ目に歩道等を走る暴走自転車の規制強化で条例策定ということが具体的な対策で挙げられていますけれども、まだあまり日にちはたってないから見解がどうなのかわからないんですけれども、一般質問をしたときもよくわからなかったので確認したいんですけれども、仮に暴走自転車に対しての過料とか罰金とかということを考えるのであれば、それは例えばどういう人がそういうことをやるのか。過料だったら行政の人が直接かかわれるけれども、罰金とかになってくると警察との絡みとかいろいろ出てくるから、今後、検討するようなお話があったように思うんですが、方向性として、これはどういう内容にするかもまだ定かではないと思うんですが、一応今考えていることとしては、行政の中で完結というか、できるようなもので思っているのか、それとも警察なりそういったところとの協力というか、実際に出てきていただいて一緒にやっていただくというようなことも念頭に置いているのかということについて確認したいのが1点。
 あともう1つ。人にやさしいみちづくりの関係で、これも以前お尋ねしたことがあったんですが、路面舗装とかいろんな工夫は大事だと思っているんですけど、路面自体、スピードを出させないような路面の舗装というのもあるらしいんですが、そういったことの導入というのは検討されたりしたことはあるのか、あるいは今回、そういったことは全くないのかということについてお尋ねしたいと思います。


【中村交通対策課長】  まず、暴走自転車の対策の条例化ということでございます。現在、鋭意行って、先ほどの道交法の絡みとの罰則等も念頭に置きまして、警察等とも随時協議しながら、鋭意検討を行っているところでございます。
 それから人にやさしいみちづくりでございますけれども、これは一部、105号線、秀島病院東側で排水性の舗装をやったことがございますけれども、これにつきましては幅員が4.5メートルということもございますし、今まで事故はかなり多いんですけれども、特に舗装面をということは考えておりません。この案を出しまして2週間程度でありますけれども、そういう意見は1件も来ておりません。


【小林委員長】  次に、市営北町第1住宅建替事業について。都営武蔵野緑町2丁目第3団地建替事業に伴う複合型子育て支援施設及び障害者福祉施設の建設についての行政報告を受けたいといたします。


【恩田住宅対策課長】  それでは、報告資料6をごらんください。市営北町第1住宅建替事業につきまして、計画の基本がまとまりましたので、ここで報告させていただきたいと思います。
 現在の北町第1住宅は昭和37年に建設され、既に43年が経過しており、市営住宅の中でも最も古い施設となっております。そのため、建物躯体や設備の老朽化が最も進んでいるほか、高齢化する居住者に対して施設そのものがバリアを生じている現状があります。
 本建替事業は従前戸数14戸を確保するとともに、公営住宅法の適用を受けていない現在の単独住宅を、公営住宅整備事業による公営住宅として整備いたします。計画の基本的な考え方といたしましては、公営住宅整備基準に基づく計画とし、地震や災害などに対する安全対策を図る、高齢者対応のバリアフリー化を図る、適切な居住水準を確保するです。
 計画の概要を説明させていただきます。事業地は吉祥寺北町5丁目の4番7・8号でありまして、第四中学校の東になります。用途地域は第一種低層住居専用地域で、法定建ぺい率は40%、容積率は80%です。計画戸数は14戸。住戸の型式は2DKで、約52平米を予定しております。構造規模といたしましては、敷地面積が948.75平米に対し、計画面積は建築面積として約360平米、延べ面積としては750平米。鉄筋コンクリート耐火建築物で、地上3階建てと予定してございます。
 裏面をごらんください。上の図の配置計画図をごらんいただきたいと思います。事業地は第四中学校の東の、南北に通る市道を挟んだ東側に位置します。図に表記されております仕切りに対しまして、現在、住戸数の7戸2階建ての施設が2棟配置されていますが、計画では3階建てとし、施設を1棟にまとめ、敷地の有効活用を図っております。住戸配置は1、2階各フロアに5戸、それから3階に4戸とし、エレベーターを1基設置いたします。住戸は2DKとしますが、住戸内のプランにつきましては、今後、詳細を詰めていきたいと考えております。
 続きまして、下図の立面図をごらんください。3階を4戸としておりますのは、隣地に対する日照等に対する環境に配慮したものでございます。
 戻りまして、表面をごらんください。今後の予定でございますが、今年度は測量・地盤調査及び基本設計、実施設計を行う予定となっております。次年度は居住者の仮移転及び既存施設の解体を行い、平成19年度に建設工事を行い、年度内の戻り入居を予定しております。以上でございます。
 続きまして、資料7をごらんください。都営武蔵野緑町二丁目第3団地(仮称)建替事業に伴う複合型子育て支援施設及び障害福祉施設の建設について御報告いたします。都営武蔵野アパートの建替につきましては、2月の建設委員会で8号棟の配置変更と計画の変更を御報告いたしましたが、その後、東京都により第2期工事の基本設計のまとめが行われました。市は本件の建替事業に関する東京都との協定に基づき、団地内に設置する公益的施設について協議を行っておりますが、市として進めている計画について御報告いたします。
 裏面の図面をごらんください。今回計画する公益的施設は、図面上に噴き出しして記載されてあります8号棟の1階に合築いたします。用地につきましては都より無償貸与を受け、施設は市が建設費を負担する形になっております。
 戻りまして、表面をもう1度ごらんください。公益的施設の内容は、複合型子育て施設としてこどもテンミリオンハウス、それから障害福祉施設として知的障害者通所更生施設を、8号棟の1階に併設いたします。竣工でございますが、予定といたしましては3年後の平成20年6月が予定されております。専有面積は約650平米。従前に建設委員会で建替事業に関する東京都との協定内容を報告しておりますが、その際に公益的施設の面積は950平米と御説明しております。今般、知的障害者通所施設の面積変更により、950平米を650平米といたします。
 なお、個々の施設の計画等につきましては、先の文教委員会、それから厚生委員会にて各所管から行政報告をさせていただいております。以上でございます。


【小林委員長】  質疑ありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


【小林委員長】  次に、私営陸上競技場のヒマラヤスギについて、都市計画公園の原案についての行政報告を行います。


【渡辺緑化環境センター所長】  資料8について御説明申し上げます。私営陸上競技場のヒマラヤスギにつきましては、昨年、元の建設委員会で御報告いたしたとおり、それから1年経過しております。この間、一生懸命治療をしてきましたけれども、残念ながら上から11メートルのところまで枯れてまいりました。ただ、これから先への枯れる進みがないものですので、市民の皆さんの要望もあり、せっかくの大きい木ですので樹勢のいいところで残してほしいということでございますので、写真にありますように、下から8メートルの部分で1度切断をして残していきたいと思っております。残した後、樹勢回復ということで、桜堤団地の成功例もございますので、徒長枝を利用できれば樹形を今後整えながら残していきたいと思っております。なお、この件につきましては、市民の皆さんに適切なPRをしていきたいと思っております。
 次に、資料9につきましては3件ございますので、9−1から御報告申し上げます。都市計画公園の原案についての御報告でございます。
 1番目、9−1につきましては武蔵野都市計画公園第2・2・24号の公園の追加でございます。これは街区公園として整備させていただきたいと思っておりまして、公園の中身については、冒険遊び場公園として整備したいと考えております。場所につきましては、裏面の案内図にございますとおり、第六中学校体育館の南側の1,884平米を予定しております。この公園を整備することによりまして、都市計画公園、街区公園としては24番目になります。計画目的は、先ほど申し上げましたとおり、平成16年にプレイパーク研究会の報告書について建設委員会に御報告申し上げた内容に基づいて、今後、検討していきたいと考えております。
 2番目の今後のスケジュールでございますけれども、きょうの建設委員会への説明、次に都市計画審議会の説明以降、地元説明会をはじめとして都市計画法の手続きに基づき、都市計画決定までしていきたいと考えております。
 次に9−2でございます。都市計画緑地の原案について御報告申し上げます。武蔵野市都市計画緑地の変更でございますが、これまで、1号、2号、3号という形で、山野緑地が3号でございますけれども、都市計画緑地を定めてまいりました。今回、第4号として境三丁目緑地、これはまだ仮称でございますが、裏面の箇所、第六中学校の南側、街区でいいますと10街区にございますが、そこの部分につきまして都市計画緑地として指定していきたいと思っています。この計画地内には保存樹木4本、それから天然記念物であります大ケヤキ、市の天然記念物でございますが、含めて大木が65本残っておりますので、緑地としてきちっと整備していきたいと考えております。
 今後のスケジュールでございますけれども、先ほど言いました都市計画公園と同じような形で、10月下旬までに都市計画決定させていただきたいと考えております。
 資料の9−3でございます。直接この公園の整備計画には関係ございませんけれども、市立公園条例が昭和58年にできた以降の公園整備につきましてまとめたものでございます。これまで昭和58年から平成16年度まで、面積的には4万9,426平米、購入費につきましては256億円強、国費につきましては32億9,000万円弱、都費につきましては9億6,000万円弱という形で導入されております。特に平成7年以降、国費が市町村の公園事業にもつくようになりました。これは平成7年都市緑地保全法の改正、武蔵野市から提案申し上げました環境緑地、市民緑地という形で提案していた中で、市町村に対する公園事業につきましてもグリーンオアシス緊急整備事業だとかそういう形で、国費の導入が盛んになりました。本市におきましても、この間の国費の導入につきましては16公園につきまして約2万9,522平米、購入費122億円に対しまして、国費が約33億円、都費が4億4,000万円という形で、国費、都費の導入率につきましては全体事業費の30.46%でございます。以上、概略で説明申し上げますが、こういう形で今後も進めていきたいと思っております。よろしくお願いします。


【大野委員】  ヒマラヤスギについて前もお話しいただいたんですけど、もともといつからあるというのは特定できているんでしたっけ。大体いつごろというのがあったような気がするんですけど、いつからあるものか、戦前からのものだと思うんですけど、わかれば教えていただきたい。
 あと2つあるんですが、冒険遊び場公園についてはプレイリーダーの配置ということを考えているようなんですが、どういった方というか、どういったところに頼んで、どういう日時というか時間で配置をされるのかというが、もし案としてあれば教えていただきたいと思います。
 それから、3つ目の三丁目緑地については、どういった経緯でこういった公園にしようという話があったのかどうか。私もこの辺についてはあまりわかってないんですけれども、場所的にあまり強くないんですが、どういった経緯でこういう緑地にしようという話が出てきたのかということについて、教えていただけたらと思います。


【土屋市長】  3点目について申し上げますが、現場へ行って見ていただけば一番よくわかるんですが、先ほども説明いたしましたが、実は市の天然記念物大ケヤキがあります。何百年、それは説によっていろいろ違いますが、そのころから生きている人がいないのでよくわかりませんけれども、350年とか400年とか、そういう大ケヤキがあります。ただ、うろになってちょっと危ないので、樹医さんなどにもよく見てもらって大切にしたいと思っているんですが、それを初めとする大ケヤキがいっぱいあります。
 これは個人のお屋敷の屋敷林でありました。言ってみれば境村開闢以来の屋敷林と。この旧地主さんは、境を開発したのは何軒かあるわけですけど、そのうちの総本家の1人ですから、極めて由緒あるものであります。いろんな御事情により手放すという話でありましたので、我々としてはぜひ買いたいと。その南側も全部宅地開発されてしまいまして、この地図で言うと、南側にずっと11とか14とか13とか15とか、ずっと戸建ての家がいっぱい建っていると思いますが、これなどは全部雑木林一部畑地だったのが、ほとんどいろんな御事情によって再開発されてしまったと。住民が増えることですから、それはそれでいいんですけれども、しかし、緑がそれだけ減ったということで、これだけは何としても残したいと、こういうことで思い切って買ったわけであります。
 なお、先ほど国費の説明もありましたが、まず土地公社で購入をして、そして様子を見ながら、逐次国費の導入を得ながら事業化していく、こういう手法が、30%国費としてありがたいなと思っているところでございます。環境緑地提言であります。


【渡辺緑化環境センター所長】  1つ目については、定かじゃないんですけど戦前からあったということで、樹齢からいっても70年から80年以上前にあったんでしょうけど、植えた大きさがわかりませんので定かなものはわかりません。
 2番目について、前に報告したとおり、昨年度も1日プレイパークをやりまして、地域の協力がもう少しかなということで、今年度も引き続きそれを合わせてやりながら、整備計画を検討していきたいと思っております。以上です。


【深沢委員】  一言感想を申し上げますと、適切に行政報告を、またきょうは9件それぞれいただきまして、評価をしたいと思います。今後とも適切に行政報告を議会のほうにいただきたく、御要望申し上げて感想といたします。


【土屋市長】  議会の各会派からも、議会で議決する事項ではないけれども、行政監督権の発動のためには重要と思われる案件については、逐次行政報告をしてほしいということが寄せられておりますので、各委員会とも所管事項について、まず所管の委員会に報告をしなさいと、こういうことを指示をいたしております。したがって、とかく陳情、請願が御熱心になりがちでございますけれども、どうぞこういう行政執行上の重大な案件もこれから御報告申し上げますので、何とぞ御参照のほどお願いいたしたいと存じます。
 なお、冒険遊び場のことにつきましては前からいろいろ議論があったんですけれども、適地がないんですね。結局、冒険遊び場ということは、言ってみれば子ども達がわあわあ騒ぐわけで、それはそれで非常にすばらしいことなんだけど、周辺にするとうるさいとかということになって、いろいろねらっておりましたが、ここは西と北が第六中学校ということで条件が非常にいいところであります。また、東側が7メートルぐらいの道路に面しております。東側がゴルフ練習場だともっとよかったんですけど、残念ながら今は建物になってしまいましたけれども、そういうことでございます。したがって、条件としては、冒険遊び場をつくるにはちょっと小さいけれども、ここしかないだろうと、こんなように考えているところでございます。
 これからも逐次、委員長にお願いして、行政報告を行っていきたいと、こう思っております。


【小林委員長】  以上で行政報告を終わります。
 以上で本日の建設委員会を終了します。
                               ○午後 0時03分 閉 会