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東京都 足立区

平成25年 2月28日総務委員会−02月28日-01号




平成25年 2月28日総務委員会

      午後1時13分開会
○鴨下稔 委員長  それでは、総務委員会を開会いたします。



○鴨下稔 委員長  まず初めに、記録署名員2名を指名させていただきたいと思います。
 前野委員、鈴木けんいち委員、よろしくお願いをいたします。



○鴨下稔 委員長  議案の審査に入ります。
 (1)第54号議案 足立区いじめに関する調査委員会設置条例、こちらを単独議題といたします。
 執行機関の説明を求めます。
◎総務部長 総務委員会議案説明資料、二つございます。総務部と書いたものと、もう一つは、補足資料ということで、学校教育部からのものでございます。合わせてご説明させていただきます。
 総務部の方をご覧いただきます。
 開いていただきますと、第54号議案 足立区いじめに関する調査委員会設置条例であります。
 制定理由ですけれども、区長の附属機関としてこの委員会を設置する必要があるため、本条例を制定するものであります。
 条例の概要ですけれども、いじめの事実、自殺といじめの関係、区がとるべき措置、その他の事項について、調査、審議するためでございます。
 この事案の内容ですけれども、5を見ていただきますと、平成22年10月25日、区内の中学校に在籍する中学校3年生生徒が自宅において自殺するという事案が発生いたしました。教育委員会は、両親の要望を受け止めながら、原因究明のために聞き取り調査などを行っておりましたが、翌年1月19日に、右のページに、平成23年1月19日とありますけれども、学校が教育長に対していじめに関する調査の報告書を提出しております。
 教育委員会としては、調査は十分と判断しておりましたけれども、また、2ページの方の平成24年7月11日を見ていただきますと、父親が区に対し、第三者機関による再調査を要望とありますけれども、区に声を寄せられました。両者の、両者というのは教育委員会と保護者ということですけれども、見解が異なるため、区は、いじめに関する調査委員会を設置するとしたということが経過でございます。この経過については、詳しく補足資料の方にございます。
 補足資料の方をご覧いただきます。開いていただきますと、私今申し上げました平成22年10月25日、3年生の生徒が自宅で自殺というところから始まりまして、記載がございます。ずっと見ていただきますと、先ほど、平成23年1月19日、学校から教育長宛に報告書が出ておりますけれども、資料1でございますが、これについては添付してございます。
 それから平成23年3月10日、学校に届いた母親からの5つの要望について、これで文書で回答しておりますけれども、これは資料2として添付してございます。
 続いて平成23年3月14日、これについては、母親より区民の声を通じて、区長宛に寄せられた文書によって、これまでの学校の対応に対する抗議がありますけれども、資料4−Aということで、これも添付してございます。
 続いて平成23年4月18日、一番最後の行でございますけれども、区民の声を通じて、区長宛に送られた文書に対して、学校・教育委員会とこれまでの対応状況について文書で回答しておりますが、これは資料4−Bということで添付してございます。
 続きまして、平成23年10月4日、両親が新たに20項目の自己開示請求をやっておりますけれども、資料3に添付してございます。
 平成24年にまいりまして、7月11日、先ほど申し上げた区民の声を通じて区長宛に送られたメールの要望につきましても、資料4−Cということで添付してございます。
 また、8月3日、区民の声を通じて送られた要望に対する回答ですね、これについても資料4−Dということで添付してございますので、後ほどご覧いただきたいと思います。
 もう一度、総務部の資料の方に戻っていただきます。条例案につきましては、3ページ、4ページに記載のとおりでありまして、施行年月日は公布の日から施行するということでございます。
 7月11日の第三者委員会の設置に関する父親の要望に対して、我々これまで、両親、教育委員会、それから区が話合いを行ってまいりました。2ページの最後の数行がそうですけれども、この平成25年第1回定例会でこの提案をさせていただきまして、この調査委員会を設置するということになりましたが、平成24年第4回定例会でという話もあったのですけれども、これは遺族との話合いの中で、細かいところが詰められずにこの時期になったということを申し添えたいと思います。
 以上です。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○鴨下稔 委員長  何か質疑がございますか。
◆くじらい光治 委員  今のお話を聞いていて、若い子たちが自殺するというのは、厳しいところなのかなと、いろいろテレビ、ラジオで放送されて、伝えている人がありますけれども、いじめがあったということは重く受け止めなきゃいけないと思っているんですよ。足立区でそういうのがあってね。それで、教育委員会と自殺が……自殺として認めている因果関係、これをちょっとわからないという話なのですけれども、それはどういうことなのですかね。
◎学校教育部長 因果関係が不明とした理由についてでございますが、調査に当たりましては、ご両親のご要望を受けまして、自殺を伏せて行ったところでございます。
 その結果、いじめの事実の把握はできましたが、自殺との因果関係までは明らかにできなかったということでございます。
 なお、調査に当たりましては、調査項目につきましても、事前にご両親に確認をしていただいて、ご了解の上で調査に当たってきたということでございます。
◆くじらい光治 委員  不明ということなのですけれども、これ遺族のことを考えれば、不明というのでそれで終われば調査しなかったというようなことは、我々からすると逆に疑問なのね。なぜ、そこまで調査しなかったというのはあるのか、ちょっと聞きたいのですけれども。
◎学校教育部長 今、申し上げたのと重なるところはございますが、自殺を伏せるという制約がございましたので、その伏せた中では、可能な限り私どもとしては調査をしてきたつもりでございますが、今になって思えば、ご両親の全面的なご納得がいただけなかったということを踏まえますと、やはり結果的には反省すべき点があったのだろうというふうに現時点では考えてございます。
◆くじらい光治 委員  いろいろこれ見させていただいて、大津でしたっけ、調査委員会を設けてちゃんと調査をして、しっかりとその辺を把握したというのは、テレビとか何かで聞いておるのですけれども、足立区もその辺にしなきゃいけないな、私は思っているのですけれども、今回の調査が、教育委員会でなく区長部局に置かれるという話ですよね。こうしたことが、教育委員会の機能の低下というのがあるのではないかなと思うのですけれども、教育委員会はこの辺をどう思っていますか。
◎教育長 教育委員会の機能といいますか、これについては、いろいろとご議論があるところは承知しておりますけれども、今回のこの件につきましては、教育委員会、学校とともに、いわば先方、親御さんにとっては当事者ということでございます。そして、区長への要望で出された第三者委員会というのは、やはり公正、客観的な判断を要すると、こういったことから、教育委員会とは別の、つまり区長部局において第三者委員会を設置していただいた方が、より客観性が保たれるだろう、こういった考え方で、今回のような形にしていただいたということでございます。
◆くじらい光治 委員  そういうことなのだったら、教育委員会も、もうちょっとしっかりやっていただきたい。それと、この第三者委員会を調べていて、調査委員会に委ねて、ちゃんとした対応をしていっていただきたいと思います。
◎教育長 調査委員会の結果につきましては、これを十分に受け止めて、適切な対応をしてまいりたいと、このように考えております。
◆長井まさのり 委員  24年の7月に、父親が区に対して第三者機関による再調査を要望ということで、区長が委嘱する委員5人以内で、今回組織するということでございますけれども、これは、第三者委員会というそうした位置付けでよろしいのですか。
◎総務部長 当事者の入らない第三者によるものということでありまして、委員についても、教育の専門家であるとか、学識経験者の方とか、そういったことを想定しております。
 ただ、ご遺族に納得していただくという意味では、教育委員会あるいはご遺族の意向に沿うといいますか、両方が了解できるような公正の組織を考えていると、委員を考えているというところでございます。
◆長井まさのり 委員  この5名以内の方の人選が今している最中で、まだ、明確にはなっていないということでしょうか。
◎総務部長 遺族側からも、まだ提案いただいておりませんし、私どもも今検討しているところでございます。
◆長井まさのり 委員  その5名以内の方が決まったときには、ご両親の、まずご納得をいただいてから、しっかりとした検討に入っていくと、そのように理解してよろしいでしょうか。
◎総務部長 既に、遺族の方は、代理人である弁護士を立てておりまして、この方とも今十分に協議を進めながらやっているところでございます。
◆長井まさのり 委員  最後に、この答申の日の目安というか、いつ頃までにというのはどうでしょうか。
◎総務部長 事件から既に2年以上たっておりますので、できるだけ早くというふうに思っておりますけれども、2カ月から3カ月ぐらいなのかなと、これ想像ですけれども考えております。
◆鈴木けんいち 委員  初めに、先ほどの説明の中では、両者の見解が異なるために、区はいじめに関する調査委員会を設置することにしたと、両者の見解、教育委員会と遺族、ご両親側の見解が異なるということなのですが、これについては、まず、どのように考えていますか。
◎総務部長 この見解というのは、最終的には、この調査の結果、不明とした調査の結果というところですけれども、中身は、自殺を伏せた調査という点について、ご遺族の側は、当初は、伏せてとお願いをしたけれども、そうではないという見解が違います。
 また、その調査の内容につきましても、いじめの事実の調査であって、因果関係の調査ではなかった、この辺の見解が違うというところでございます。
◆鈴木けんいち 委員  それから、この経過の中で、ご両親がカウンセリング聞き取り記録の開示を求め、しかし、開示しないという結果にあって異議申立ても行って、それも却下されたと、こういう結果があったわけですが、これについては、今の時点どのように考えていますか。
◎学校教育部長 10月25日は、第一報入った直後でございますが、やはりかなり同級生等々に動揺が広がってございまして、学校それから私どもから見ても、何らかのカウンセリングが必要だろうということで、そういう対象のお子さんの親御さんには、とにかく動揺が激しいので、カウンセリングをということをお許しいただいて、聞き取った内容といいますか、カウンセリングした情報でございますので、これについては、直接的ないじめの調査とは別個でございましたので、そういう点で、カウンセリング情報については、私どもとしては開示はできないということでお伝えしたところでございます。
◆鈴木けんいち 委員  きょう提出された補足資料では、手書きによる平成23年2月7日の文書があって、学校の調査報告書では、みんな、からかっただけだとか、いじめているという認識はなかったように書かれているが、というようなメモがあります。本当にいろいろあったというふうに思われます。
 それで、今回、調査委員会を設けるに当たって、やはり遺族側の意向が踏まえられるというか、大事にされるというか、その辺が重要だというふうに思うのですね。それで、先ほども両者の、両方の納得のいくようにというのですけれども、具体的に、この調査委員会のメンバーの選び方というのは、もう少し、5名以内というのですが、どういう形になるのか、どういう点留意されるのか、ちょっとお聞かせください。
◎総務部長 まだ、細かい打合せはしておりませんけれども、おおむね4名でいこうかというところは合意しているところです。4名については、それぞれ2名出すのか、3名出すのかちょっとわかりませんけれども、それぞれ推薦をして、それぞれが同じように納得できる方を委員にしようというところまでは決まっております。まだ、具体的な名前は挙がっておりません。
◆鈴木あきら 委員  今の手元にある補足資料の方の2ページに、平成24年9月21日から第1回目の話合いを実施したということで、その後、第9回、話合いをもたれているようですが、主に、どんな話をされたというのは、今、お話してもらえるものなのでしょうか。
◎総務部長 この9月21日の次の10月1日以降は区が入っております。ここから第三者委員会を、教育委員会の内部ではなくて、区長部局でつくるという、先ほど、教育長からも答弁がありましたけれども、公平性、客観性を持たせるためだということです。そのときに、どのような話合いがということですけれども、この第三者委員会を本当に設けていいのかどうか、設ければいろいろな情報が開示されます。そうすると、ご遺族にも、残された方々にも、いろいろな影響が及ぶということも考えながら、それでもこの調査委員会を実施、調査をして、やる効果がどうなのかというところまで踏み込んで遺族の方々と議論したところです。したがって調査の内容についても、どこまでやるか、それからその条例のつくりとか、そういったことについても細かくやりまして、ご遺族も、最初の頃は、とにかく早くつくろうというご意思があったのですけれども、そういったことを考えると、少し落ち着いて、何回かの議論を繰り返していって、合意が得られたところでやろうというのが今の現状でございます。
◆鈴木あきら 委員  そうしますと、ご遺族の方も、すぐつくりましょうというわけじゃなくて、いろいろな悪影響がある部分がどの程度あるのかとか、それからどういったものを共通して見つけ出しておこうだとか、ということも含めて議論をした中で、納得していただいたということで判断してよろしいわけね。
◎総務部長 私どもとすれば、そういうふうに思っております。そのようにしたいと考えております。
◆鈴木あきら 委員  それから、その3ページに、1月8日に、東京法務局より4名の教員に対し、侵犯事実不明確の決定というのがあるのですが、これは、2ページの方の8月1日の部分を受けての話なのかなと思ったのですが、この辺は、私よくわからないのですが、何か、もしお答えできるものであれば教えていただきたいのですが。
◎学校教育部長 今、鈴木(あ)委員ご指摘のとおりでございまして、人権侵害があったという訴えがご両親からなされたということでございます。対象が在籍している4名の教員でございましたので、その方々が東京法務局から、ヒアリングといいますか、確認、調査を受けたということでございます。
 当然、その中の結果が、やはり確実にこうだというところが出なかったということで、不明確の決定が出たというふうに聞いてございます。
◆ただ太郎 委員  先ほど大津の件が出ましたけれども、大津の事件のときには、教育委員会だったり、学校の方での、隠ぺい体質といいますか、いろいろなことに不信が募って、警察が家宅捜索に入るようなそういった異例な事態になったというふうになっておりますが、これまで、足立区が、今回の件に関していろいろと話合いをされてきたということですけれども、そういったことも踏まえて、これまでしっかりと誠意をもって、そのご両親あるいは周りの方々に対してしっかりと対応をされてきたということは、しっかりと言えますでしょうか。
◎学校教育部長 先ほど、総務部長から答弁がありました自殺を伏してということについては、10月25日以降、あの当時は、マスコミ等々からの問合せも多数ありましたし、それはご両親のところにも及んでいたというふうにお聞きしています。その際も、そのことについては、当然伏せて対応させてもらいましたし、その後についても、その点については、同じ対応をしていました。
 ただ、先ほど申し上げたように、一部カウンセリング情報は非開示になりましたが、それ以外の、私ども持っている全ての情報につきましては、既にご両親様の方にお渡ししてございます。
 また、当然、その後、幾つかのご要望等々も踏まえて、私どもとしては可能な限りご両親に寄り添った形でという対応は心掛けてまいったところですが、残念ながら、今となりましては、やはり完全にご納得されていないということですので、先ほど申し上げましたように、反省すべき点は、振り返ればあったのかなということは正直思っているところでございます。
◆ただ太郎 委員  大津の件に関しては、本当に、校長が、先日、減給でしたか、そういう対処に対して辞職をご自分からされたという経緯もありまして、やはり教育現場の先生方も、こうじゃなかったのかなというような反省というか、いろいろなものがあったのだと思いますので、しっかりと対応していただきたいと思います。
○鴨下稔 委員長  他に質疑は。
      [「なし」と呼ぶ者あり]
○鴨下稔 委員長  質疑なしと認めます。
 では、各会派から意見をお願いをいたします。
◆くじらい光治 委員  賛成です。
◆前野和男 委員  可決。
◆鈴木けんいち 委員  可決でお願いします。
◆鈴木あきら 委員  可決でお願いします。
◆ただ太郎 委員  可決です。
○鴨下稔 委員長  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。
      [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○鴨下稔 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。



○鴨下稔 委員長  その他、何かございますでしょうか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]
○鴨下稔 委員長  それでは、以上をもちまして総務委員会を閉会いたします。
      午後1時34分閉会