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東京都 足立区

平成24年11月 7日文教委員会−11月07日-01号




平成24年11月 7日文教委員会

      午前9時59分開会
○古性重則 委員長  ただいまより文教委員会を開会させていただきます。



○古性重則 委員長  最初に、記録署名員2名を私から指名をさせていただきます。
 吉岡委員、佐々木委員、お願いいたします。



○古性重則 委員長  次に、陳情の審査に入ります。
 初めに、(1)23受理番号12足立区の学校選択制の改善を求める陳情を単独議題といたします。
 前回は継続でしたが、何か変化はと、合わせて、報告事項(4)学校選択制度に関するアンケート集計結果についての報告もお願いをいたします。
◎学校教育部長 それでは、学校選択制度の改善を求める陳情につきましては、現在、特に変化はございません。
 次に、報告資料の7ページをご覧いただきたいと思います。
 学校選択制度に関するアンケートの集計結果についてのご報告でございます。
 実施目的、対象者、記載のとおりでございます。
 アンケートの回収状況につきましては、箱書きの中の数字のとおりでございまして、小学校1年生が約4,049枚ということで、回収率、記載のとおりで、一番高こうございました。
 小・中学校全体の1、2年生、それぞれの合計いたしますと、76.4%の回収状況でございました。
 アンケートの主な調査内容につきましては、選択制度そのものの賛否、あるいは学区域内外からの選択状況、あるいは理由等々について調査をしたものでございます。
 内容は記載のとおりでございますが、別添の表紙がカラー刷りされているところの方に、詳細な集計結果が記載してございますので、ご覧いただければと思います。
 問題点・今後の方針でございますが、今後とも、より良い制度に向けて、今回得たアンケートの結果につきましては、そのための検証素材として活用してまいりたいと、このように考えているところでございます。
○古性重則 委員長  ありがとうございます。
 それでは、質疑に入ります。
 何か質疑はございますか。
◆佐々木まさひこ 委員  学校選択制の部分で、特に小学校1年生のアンケートに関して、学校選択制度の課題と思うことは何ですかというご質問では、幾つか意見が挙げられているんですが、その他の意見はどういうものがありましたかということでちょっといただいたんですけれども、評判やうわさが広まって学校選択する際、困ったとか、現状とうわさ話に違いがあり、もっと学校情報を公開して欲しいとか、本当に自分に合った学校かどうか体験できる機会をつくって欲しいとか。つまり小学校1年生ですから、学校の情報がまだ正確には把握できていない。そういう中で、学校の情報をもっと的確に知りたい、うわさ話等ではなくて的確に知りたいという要望があった。学校選択制ですから、そういったことをやはり教育委員会としてもきちっとお知らせをする必要があるんではないか。いろいろな学校開放事業とかやっておられますので、それから、説明会などもやっておられますけれども、これをもっと丁寧にやっていく必要があるんではないかなと、ちょっと感じたものですから、ここら辺はいかがでしょうか。
◎学務課長 学校選択に当たりましての情報提供でございますけれども、今佐々木委員のご意見にもございましたように、春と秋、年2回、学校公開しております。今後とも引き続き情報の公開に努めてまいりたいと、このように考えております。
◆佐々木まさひこ 委員  より的確に、そして、なるべく機会を多くつくって、そういう機会を設けていただきたいと思いますので、これは要望で、よろしくお願いします。
○古性重則 委員長  他にございますか。
◆針谷みきお 委員  まず、単純な数字を確認したいんですけれども、学校選択制度に関するアンケートの集計結果、小学校1年生、保護者の選択の質問5です。選択制度があって良かったと思うことは何ですかというところで、保護者の選択の自由度が高まったというのが2,040ということで、昨年度と全く同じ数字が書いてあるんですが、全く同じというのはちょっと私も解せなかったんで、前年度のを見たんですが、前年度はちょっと違う数字が書いてあったので、1,535が正しい数字じゃないですか。
◎学務課長 申しわけございません。こちらについては、すみません、誤記でございます。1,535に訂正させていただきます。大変申しわけございません。
◆針谷みきお 委員  そうなんですよね。全く同じ数字だったんで、もしかしたらと思って前年度と見比べて、どういう変化があったのかというのを分析してみると、やはりこういう数字が違うともう分析が変わっちゃうので、ちょっとその辺は今後も注意してもらいたいのです。
 それで、この選択制度の問題で、やはりずっと経年、平成23年度も今年度も、特に小学校の場合は、かなり学区域内に通うという率が高いので、まだそんなに弊害的なもの、前回の委員会で杉並区がやめるというふうな結論に至ったような弊害というのは少ないのかなと思っているんですけれども、ただ中学校になると、この質問5の選択制度の課題について思うことは何ですかの中で、一番多いのが、学校間の生徒数の差が広まったということであるんです。
 実は、これは私がちょっとつくってみたんですが、エクセルでね。
      [資料提示]
◆針谷みきお 委員  実は、この下の、ベースが白でブルーの点々と、この青い表のところで、どういうことがわかったかと言うと、こちらが、いわゆる学区域内に希望したお子さんの数、学校別に出してみたんです。それから、学区域外から希望している数があって、この赤いのが、実際に入学した数なんです。
 これを見ると、学区域外の方が多い学校が何校かあるんです。これについては、例えば具体的に言っちゃうと、四中とか、十四中とか、それから、何校かあるんです。学区域外の方が希望が多いと。結局、最終的にはどうなるのかと言うと、この、ここの差の部分、赤の部分と青い部分の差というのは、抽選ということで、選択を選んだけれども入れなかったと。この辺が、やはりひとつの選択制といっているところの大きな問題なのかなと思うんですけれども、この辺に関しては、アンケートでは、そこのところをあまり触れられていなくて、賛否だけをとっている部分あるんだけれども、この自分が選んだ学校に入れなかったというお子さんの心の傷であるとか、様々な問題、これについてはどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いしたい。
◎学校教育部長 まさに選択で抽選ということになるわけでございますが、これは平成11年度の審議会といいますか検討会をつくって、選択制、当区で導入する場合の課題等々について、地域の方も入って議論していただいたときに、やはり同じように重いテーマになってございました。ただ、その時の検討結果については、やはり全てを選択自由にして、なおかつなったところは、やむなく抽選をという解決策しかないだろうというふうに私は理解をしました。
 問題は、実際、残念ながら入れなかった子のお子さんに対してということでございますが、それについては、今も様々な方から、例えば試験制度を導入した方が、ある意味、公平じゃないかといったご意見だとか、更には、多少、増設等々も踏まえて、やはり希望する人はみんな入れた方がいいだろうとか、様々なご意見はいただいているんですが、その点については、十分に保護者の方にも、今現在の選択制度の趣旨を丁寧に説明して、ご理解をいただくということでしか、現時点では対応してございませんし、また、特に中学生の場合、四中、十四中、ご指摘いただきましたが、やはり部活関係でも大分動いているという状況のお子さんがあって、できるだけ部活の希望もかなえてあげたいという気持ちはあるんですが、現時点では、そこも含めて選択制度の趣旨自体のご理解に、保護者の方に努めているところでございます。
◆針谷みきお 委員  やはり私は危惧するのは、このアンケートの回答にもあるように、学校によって、どんどん格差が広がっちゃうという問題で、このデータでもわかるんですが、9校が抽選です。ちょうど、この青い部分より赤が下にあるやつは抽選ですから、いよいよ2桁になるということで、3分の1ぐらいが2桁になってしまうと、結局、入れなかったお子さんの問題もあるんだけれども、同時に、選ばれなかった学校については、どんどん生徒数が減るという問題もありまして、やはりこれはかなり大きな問題なんだろうなと思っています。
 それから、もう一つ、このアンケートの点で、一つは、地域の結びつき、絆であるとか、そういういわばコミュニティです。こういうものがやはり希薄になってしまうんじゃないかという問題が、これ前から指摘されているんですけれども、なかなか、区教委も苦しいところで、いわば選択の自由化でやって、どこでも行けますよとうたいながら、それを進めると政策的には、開かれた学校づくり協議会でやっているように、地域のコミュニティとか学校を中心にしてコミュニティをやるということが、役員のなり手がいないとかということの中で、なかなか改善されないという問題もあろうかと思うんですが、これについては、やはり今回のアンケートをやって、所管としてはどのようなお考えをお持ちであるのか、今後の問題も含めて、ちょっとお伺いをしたい。
◎学務課長 今針谷委員の意見にもございましたように、地域の結びつきが薄くなったと言われる方もいますけれども、一方で、他の地域の方と知り合えて良かったと、そういう声も上がってきているところでございます。賛否両論いろいろあるわけでございますけれども、いろいろな意見を聞きながら、検討すべきところにつきましては、いろいろ考えていきたいと思います。
◆針谷みきお 委員  これは、すぐ結論が出る話ではないんですが、いろいろ学者の方たちも研究をしていたり、学務課にはお願いして、いろいろな資料も取り寄せさせていただいて、私も、即これやめろとか、なかなか難しいなと。見直さなきゃならないなというのは、もうはっきりしていると思うんですが、だから陳情も、見直して欲しいということで、即やめろというところの難しさはわかるんですけれども、やはり少なくとも、今言ったような課題がどんどん広がっていってしまうということに関しては、今後の見通しとして、いわゆる抽選校が増えていってしまうような状況、こういうものはやはり防がなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが、それについての対策というのはお考えでしょうか。
◎学務課長 制度が導入されてから約10年間が経ちまして、段々落ち着いている部分も、ある意味あるかと思います。課題はいろいろあるかもしれませんけれども、引き続き選択制の維持に努めてまいりたいと考えております。
◆針谷みきお 委員  私が聞いていることに、だから、抽選校がどんどん増えていってしまうということについては、それで良しという答弁ですか、それは。私が聞いているのは、それについて考えて欲しいと言っているわけです。
◎学校教育部長 抽選校の存在については、針谷委員ご指摘の点については、我々も十分念頭にはありますが、もともと選択制度の趣旨そのものからいけば、これは選ばれる学校という、あるいは保護者の方に選んでいただいた学校ということもあって、これは、私はやむを得ないと思っております。
 ただ、この10年間、詳しく分析したわけではございませんが、凍結校の学校が抽選校に変わったり、逆に抽選校の学校が、また通常の抽選にならない学校と。多少、四中、十四中って、さっき針谷委員ご指摘のあった学校は、ずっと恒常的にそういった傾向がございますが、それ以外若干、例えば、最近、選択校になったある中学校については、やはり地域の方、あるいは開かれの方、学校長、教員が頑張って、やはりより良い学校をつくろうということで、やっと選択校になれましたと、こんな感想も届く一方、やはりなかなか厳しいところについては、もっと、もっと、本来の学校経営の在り方を見直していく、あるいは我々が、それを積極的にサポートする。そういったことで、108校全体のやはり学校経営のレベルを上げていくというのは、教育委員会の課題でございますので、選択制度で抽選になったから、あるいはならなかったからということではなくて、その点も念頭に置きつつ、学校全体の経営のレベルアップを図っていきたいというのが、現時点での考え方でございます。
◆針谷みきお 委員  最後にしますが、今言ったように、いろいろな取り組みをやったから学校間の競争で評判が良くなったから子どもたちが集まるということを主眼に置いていくのがいいことなのか、それとも、いわゆる教育基本法や憲法の精神にのっとって、どの学校に行っても同じような義務教育が受けられるという逆の、いわゆる教育の公正性、公的性というものを広めるという方向の中で努力をしていくのか。私は、これ大きな違いがあろうかと思うんです。
 そういう点では、やはり基本はどの学校に行っても同じような教育が受けられる、特に少なくなっている学校というのは、どう見ても非常に交通の不便なところとか、周辺の他の学校に行きようがないような、そういうところがあるんだと思うんです。ですから、単純に頑張っているから子どもたちが増えるということでもないだろうし、部活が非常に有名で、今私が挙げたような学校は部活が有名で、変な話、裏話を聞くと、ある野球部の先生が、他の小学校の辺りからトレードまでするようなことも聞いていますから、そういう点で言うと、実際の中身というのが、若干、本来の選択の自由化とずれてきて、歪んでいるという問題もありますので、この辺については今後の課題として、是非、私は、どの学校に行っても同じような教育を受けることができる。そういう点では、小規模校には、ある程度、教員の配置を厚くするであるとか、教員のいわゆる今問題となっている多忙化を防ぐような施策支援も区教委がやっていかないと、これはどんどん格差が広がってしまうということもあろうかと思うんで、その点も、是非具体的な支援を考えてもらいたいということで、これは要望しておきます。
○古性重則 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派からの意見をお願いいたします。
◆藤沼壮次 委員  継続です。ただ、今針谷委員が言っていたけれども、一方で、金太郎あめでいいのかと、それぞれ学校、特色あっていいんじゃないかという議論でこうなってきたんだろうと思うんですけれども、ただ、それが過当競争になって問題があれば、それは直さなくちゃならないでしょうけれども、いずれにしろ、これについては継続で。
◆金沢美矢子 委員  継続です。
◆針谷みきお 委員  継続で結構ですけれども、今後の課題として、是非、きょう私が言いましたけれども、やはり何らかの改善をしないと、不満は広がる一方であろうというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。
○古性重則 委員長  それでは、ただいまより採決をいたします。
 本件は継続審査とすることにご異議ございませんか。
      [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○古性重則 委員長  ご異議ないと認め、継続審査と決定をいたしました。
 次に、(2)23受理番号13足立の学校図書館に学校図書館職員(司書)の配置を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
何か変化はございましたか。
◎教職員課長 特に変化はございません。
○古性重則 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑ございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]
○古性重則 委員長  それでは、意見をお願いします。
◆藤沼壮次 委員  継続です。
◆金沢美矢子 委員  今活字離れとかが本当に懸念されているわけですけれども、本当に司書教諭の配置というのは大変重要だと考えておりますが、現状では、ここでいろいろな説明がこれまでもありましたように、図書館ボランティアさんだとか、様々な図書館支援員さんが、それを補っていただいていますので、そういった方々が本当に司書としての役割をしっかり果たせるように、また、その辺の支援をしていただくということで、継続でお願いします。
◆針谷みきお 委員  これについては、我々、主張はしておりますけれども、中学校で学校図書館支援員、司書配置をして、非常に効果があったということで、これは小学校でも是非やっていただきたいというこの陳情の趣旨については当然だと思いますので、これは採択すべきものと主張いたします。
◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。
○古性重則 委員長  それでは、採決いたします。
 本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]
○古性重則 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。
 次に、(3)23受理番号14足立区通級指導学級(情緒等)の宿泊学習についての陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
 何か変化はございましたか。
◎教育相談センター所長 特に変更ございません。
○古性重則 委員長  それでは、何か質疑ありますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]
○古性重則 委員長  それでは、各会派からの意見をお願いします。
◆藤沼壮次 委員  もう少し研究させてもらいたいということで、継続です。
◆金沢美矢子 委員  災害時等のことを考えますと、やはり何らかの形で、この宿泊学習に取り組むということは非常に大事かなと思います。その点を含めて、十分に今後検討していただきたいことを要望いたしまして、継続です。
◆針谷みきお 委員  これについては、前回も言いましたが、やはり発達障がいのある方、特別支援教育の中で、僅か211万円でやっていたものを廃止したという非常に情けない話というか、そういう冷たい考え方でやられたものですから、これはやはり復活して欲しいという住民の要望は当然だというふうに思いますので、これは採択すべきものと主張いたします。
◆長谷川たかこ 委員  通級指導学級の宿泊学習については、これは行ってもいいのではないかというふうに私どもは思っているんですけれども、もうちょっと動向を見てみたいと思いますので、継続でお願いします。
○古性重則 委員長  それでは、これより採決をいたします。
 本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
      [賛成者挙手]
○古性重則 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定をいたしました。
 次に、(4)受理番号8足立区立小・中学校の適正規模・適正配置実施計画についての陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
 合わせて、報告事項(1)足立区立小・中学校の適正規模・適正配置の進捗状況についての報告もお願いいたします。
◎学校教育部長 それでは、報告資料の1、2ページをご覧いただきたいと思います。
 件名は、記載のとおりでございます。
 まず、最初に、千寿第五小学校での学校説明会での主な内容と意見交換等でございます。(1)には、前回ご報告以後の予定を記載して、予定実績を記載してございます。
 (2)でございますが、説明内容と意見交換等でございます。
 ?は、私どもからの主な説明内容をア)からキ)まで記載のとおりでございます。
 主な意見といたしましては、学区域が梅島第二小学校になる地区に住んでいる方々からは、兄弟が通っている場合の優先をしての統合校への入学ができるのかといったお尋ねや、それから、統合後の学校が何クラスになるのかと、こういった意見をいただいたところでございます。
 私どもからの回答といたしましては、一部、ニュースの臨時号で補足説明をしたものも入ってございますが、統合校には優先しての入学ということをしていただきますというお答え、ただし、千寿第五小学校及び五反野小学校以外の学区域から兄弟が入学している場合は、通常の対応ということで、特に優先はしていないという現状についてもお話をさせていただいたところでございます。
 25年度の受入れ可能人数は、100名、3クラスを予定しているところでございます。
 また、数年後には、18クラス規模の小学校となる予定だということでご説明をしたところでございます。
 2ページでございます。
 梅島第二小学校での主な説明内容と意見交換でございます。
 ?は、説明の内容を記載したものでございます。
 ?のいただいたご意見につきましては、小さな学年だけの通学班になってしまうので心配だというご心配のお声や、それから、梅島第二小学校の耐震性の問題についてのご質問、更には、学区域外から入学を希望した場合に、2クラスの人数を超えたら抽選になるのかといったようなお尋ねをいただいてございます。
 私どもからの回答といたしましては、既存の通学班による集合場所に合流するなど、今後調整をして、ご不安を解消していきたいと考えてございます。
 また、耐震については、既に、校舎、体育館とも完了しているところでございます。
 また、編入エリア以外のお子さんは受入れ可能人数を超えた場合には、やはり抽選の対象となる、こういったご説明をしたところでございます。
 (4)でございます。今後の事業推進でございますが、記載のとおりでございますが、特に新校舎の基本構想・基本計画(案)をベースにいたしました。現在、実施設計を進めていくところでございます。
 また、新校歌の作詩・作曲についてでございますが、具体的な交渉及び保護者や関係者への情報提供を積極的に行っていきたいと考えてございます。
 また、跡地の利用でございますが、庁内組織の中で、より具体的な協議を進め、統合計画と並行で検討を進めていく予定でございます。
 また、統合ニュースを継続して発行するなど、引き続き情報提供の徹底を図っていくというふうに考えてございます。
 今後につきましても、関係者及び保護者の皆様の理解と協力を得られるよう引き続き努力してまいります。
○古性重則 委員長  ご苦労様です。
 それでは質疑に入ります。何か質疑はありませんか。
◆いいくら昭二 委員  私からは、この報告資料でございますが、問題点・今後の方針で、統合に関わる子どもたちの不安や混乱のないように最大限配慮ということで、前回も質問させていただいたんですけれども、統廃合に伴いまして、先ほど2ページの(3)で、梅島第二小学校に編入する子どもたちのことでございますが、具体的に、どのぐらいの数の子どもたちが編入の予定なのか、その点をまずお伺いいたします。
◎学務課長 今まで千五小の学区域から、来年度、梅二小の方に変更になる方ですけれども、住民記録台帳上の数字ですと22名ということになっております。
◆いいくら昭二 委員  そうしますと、22名前後するんだろうと思うんですけれども、この子どもたちは、今までは本来は千寿第五小学校に通っていたんですけれども、このような状況に応じて梅島第二に行かなくてはいけないということで、ちょうど様々な事情あると思うんですけれども、この22名と言うと多い数ではないということなんですが、実は私も小さい頃、小学校の統廃合ということで、私は大きな小学校にいたんですけれども、小さな小学校と大きなのが一体になりまして、小さな小学校が大きな小学校に合体ということで、いじめとはいわないまでも、様々な、おまえそっちから来たんだってとか、そういう何か話があったということで、22名なんですけれども、そういう寂しい思いとか、そういうことは当然にさせてはならないということで、それは、やはり行政の当然に責任だと思うんですけれども、今、ここで最大限配慮ということで、あと4カ月、5カ月ぐらいあるわけでございますが、どのような形で、今、お考えになっているんでしょうか。
◎学校適正配置担当課長 新しい子どもたちの通学路につきましては、こちらの報告の資料にも書いてございますけれども、集合場所、一番近い場所をどの辺にするかとか、あるいは地域の開かれの皆さんにもご説明を申し上げて、そういった通学路の確認等も、学校も含めてやっていただいて安全を確保すると。
 また、来年4月以降の子どもたちの様子につきましても、スクールカウンセラー等、学校長も含めて、そういった子どもたちの様子を注意深く見守って万全の体制をとりたいと思ってございます。
◆いいくら昭二 委員  提案でございますが、22名前後の子どもたちのケアは当然なんですけれども、今、もとにいる第二小学校の皆様にも、当然に、22、23名の子どもたち来るわけでございますが、同じように小学生であり、また勉強するということで、ここに何らかの形であってはならないと私自身は思っておりますので、同じような形で、同じ環境で、同じような目線で、何か、こっちから来たわけだから何か違うということでないような形で、地ならし等を含めてお願いしたいと思います。
 次は、陳情の件でございますが、これ、もう一度、確認でございますが、適正規模・適正配置ということで、この陳情の趣旨を読ませていただきますと、学校、地域、児童数、なおかつ教育委員会事務局のみで行われる計画にという形で、見直しという話が出ているんですけれども、私自身は、こういうことはあり得ないのかなという形にちょっと思えるんですけれども、まず、もう一度、確認なんですけれども、このような形で、若しくは、それに対して意見があるんでしたら、その点について、お話を聞かせていただきたいと思うんですけれども。
◎学校適正配置担当課長 いいくら委員ご指摘の部分は、教育委員会だけでつくっていいのかということかと思いますけれども、基本的に学校施設につきましては教育機関ということで、やはり子どもたちの数に見合った学校数というのが、まず、第一前提にあるのかなと思ってございます。その中で、地域の中で、どういった機能、あるいはご要望があるのかも含めて検討していくということは、これまでも十分やっておりますし、また、跡利用につきましても、今回ご報告にありますように、関係所管も含めて、違うセクションでございますけれども、土地利用、活用の検討部会、既に立ち上げておりますので、そういった形で検討を進めてまいりたいと思ってございます。
◆いいくら昭二 委員  当然に、そのような形でお願いしたいわけですけれども、ここの委員会は文教委員会でありますので、そういう広がりは当然持っていかなくちゃいけないわけですから、文教委員会の中において陳情という部分でしっかりやっていかなくちゃいけないわけでございますが、何か、そうしますと、教育委員会の皆さんが凄く前面的に出ているというんですか、そこら辺のところが誤解されている部分があるのかなという、今先ほど学校適正配置担当課長のお話にあったように、当然に、災害対策もやっていかなくちゃいけない、地域コミュニティ、絆等々を含めて、またやっていかなくちゃいけないと私自身は思っているんですけれども、その点について、何か今後の方向性等々でお考えあるんでしたら、お聞かせください。
◎学校教育部長 学校適正配置担当課長からご答弁させていただいたとおりが基本ではございますが、ただ、何度も議会答弁で繰り返していますが、公共施設の更新というのは、区は避けて通れない非常に重たい問題でございまして、その中で、教育施設をどのように適正に配置すれば子どもたちの学習環境に最もいいだろうということは私どもが中心に議論します。
 ただし、残念ながら千五のプールの解体もそうでございましたが、実際には、学校設置者というのは足立区でございますので、それに伴う経費の問題も含めて、予算との調整、それから、区の全体計画との調整、その上で議会の議決をいただくと、こういう手続を踏まないと施策は一歩も前に進みません。そういった意味では、しっかりと内部の調整はもとより、議会へのご説明、何よりも、千住地域での統廃合もそうでございました、本木・本木東のときもそうでございました、やはり一番地域の皆様にご迷惑、ご心配をかけるわけでございますので、千住も本木地区も、我々、千五・五反野同様、同じような対応をしてきたわけでございますが、残念ながら努力が足りなかったのかもしれません。
 そういった意味では、今後とも積極的に丁寧かつ詳細に、地域には必ず情報を提供し、いただけるご意見、ただし区全体の施設更新計画あるいは財政的な理由も含めますと、やはり全てをかなえるということが難しいのでございますので、そこは、やはり最終的には区議会のご意向も諮りながら、最終的には区で決めさせていただきたい。また、それを遂行しなければ、今後、20年、30年先の区の子どもたちの良好な学習環境というのはかなり厳しい状況になっていくだろうと、そういう思いを持って引き続き努めてまいりたいと考えてございます。
◆針谷みきお 委員  この問題は、前議会の条例の議論で、かなり議論はしているんですが、ただ現在、学校統廃合計画の訴訟が提起をされて、いわゆる統廃合計画の無効確認と損害賠償を求める訴訟が東京地裁に出されているということで、具体的な訴状も届いているという話を聞いておりますけれども、まず、今後のスケジュールとか、そういうのがわかっていたら教えてください。
◎学校適正配置担当課長 昨日、昼過ぎに、訴状が届きました。従来マスコミ等で報道されていた内容が、その記載のとおりでございまして、一つは、統合計画の決定の無効と、それから、訴えをしている方が25名おりますので、1人10万円の、合わせて250万円の損害賠償という、この二つの点の請求がございました。るる主張がございますけれども、これは今後、法務担当等と検討して対応していきたいと思ってございます。
 次の裁判の日程でございますけれども、12月の12日に、第1回の口頭弁論の期日が、合わせて通知としてございました。
◆針谷みきお 委員  これは訴訟ですから、前回はプールの解体とプレハブ校舎の建設という、ある意味では仮の訴訟みたいな感じで、工事差止めということだったんですが、今回は、このいわゆる統廃合が無効だというのを確認を求めているわけですが、もし無効だという判決が出ちゃった場合は、これどうなるんですか。
◎学校適正配置担当課長 そういった想定については、今、この場で申し上げるものではないかなと考えてございます。基本的には、司法という場で審理されるものと考えてございますので、以上でございます。
◆針谷みきお 委員  この場でといっても、もちろんわかりませんよ、区教委が勝つかもしれないし負けるかもしれないという状況ですから、仮に無効だといった場合に、我々、前回も私も言ったんだけれども、議会は議決したわけです。そうすると、それが無効だという判断が下された場合は、我々は違法な議決をしてしまったのかなと思っちゃうわけです、我々としても。だから、その結果が、そうなった場合はどうなのかということを申し上げるわけにいかないなんていう、そういう答弁では困りますよ。我々の責任があるんですから、ですから、それについて、もし無効確認が判決で出た場合はどうなのかという、少なくともシミュレーションも考えておかなきゃならないんじゃないですかと聞いているわけです。
◎学校教育部長 もしという仮定のお話ですので、先ほど学校適正配置担当課長がそのような答弁をしたんだと思います。私ども、先ほどありましたように、議会の議決を得て、あるいは行政計画のもとに進めている仕事でございますので、訴訟の提起はございましたが、現法制度上の枠組みの中で許される範囲で粛々と施策を進めていく立場に全く変わりはございませんので、そういった意味では、仮にの仮定の判決文にとってということについては、現在、考えてございません。
◆針谷みきお 委員  全国的に見て、学校統廃合が裁判で無効であるということで行政側が負けたという事例がありますか。
◎学校適正配置担当課長 過去の判例全てを確認したわけではございませんけれども、私の知る限りでは、そういった統廃合について無効というような判例が出たということはないものと認識をしてございます。
◆針谷みきお 委員  あるんですよ。それは、そっちも知っているんじゃないかと思うんです。やはり教育行政であっても、また、議会で議決したとしても、それがいわゆる文部科学省が出している基本的な指針であるとか、いろいろな他の制度の問題です。児童のやはり安全であるとか、そういうものに違反をしているということで、私の記憶では1例だけですけれども、あります。ですから、全く議会で議決しているんだから大丈夫だなんていうようなことにはならないと思っているんです。
 ですから、これは今回も特に私が委員会で言いましたし、委員会だけじゃなくて本会議でも討論しましたけれども、いわゆる地教行法25条の違法性であるとか、いわゆる手続上の審査機関を経ずに区教委だけがやった、この陳情のとおりですが、区教委で勝手に計画をつくってやってしまったと。ですから、他の自治体は必ず統合協議会なり他のものの審議を経ていくという。これは、文部科学省も、それは当然なんだと、それやらないとだめよというのは、私も文部科学省の教育政策室長に聞いていますから、その辺については、そういうことはあってはなりませんねというふうに文部科学省の室長に言われていますから、そういう点では、非常に私は今回の区教委のやり方は危なっかしいなと思っていますので、それをお聞きしているわけです。
 ですから、これについては、教育長、もしそうなった場合どうしますか。
◎教育長 もしそうなった場合というのは、無効という判断が出た場合ですか。
◆針谷みきお 委員  もちろん、そうです。
◎教育長 仮定の話ですから、どうなるかということですが、まだ地裁段階であれば、当然、我々の主張を更に主張していくと、こういう手続になるんだろうと思います。判決の理由だとか、具体的な内容がどうかということが、全く仮定の段階では論じようもないわけですけれども、我々としては、今の立場では、引き続き、この手続について、先ほど学校教育部長の答弁あったとおり、粛々と進めていくと、こういう基本的な立場に変わりございません。
◆針谷みきお 委員  23区でも、やはり住民との紛争やトラブルを避けるということで、五つもの区が学校統廃合計画を撤回しているわけです。ですから、前回も、これ学校適正配置担当課長と児童数の問題を議論しましたけれども、本会議でも言いましたけれども、23区全体の人口が減らないと、特に足立区の場合は2031年には70万近くなるという状況ですから、当然これ社会増、自然増、いろいろ要素があるから必ずしも出生が増えるということにはならないかもしれませんが、少なくとも人口増のもとで、それがやられて、もし敗訴するということになると、これは、やはり区教委の責任は大きいと思います。
 ちょっと別の観点でお伺いしますけれども、先ほど梅二小の話したんですけれども、この2ページの?の抽選に、基本的には梅二小の学区域に変わってしまったこれまでの千五小の学区域の人たちについては、基本的には希望に応えるということで、まさか抽選になってしまうということはないですよね。
◎学校適正配置担当課長 統廃合に関わることですので、申し上げます。ご指摘のとおり、当然、梅二の学区域になるわけでございますので、抽選の対象にはならないということになります。
◆針谷みきお 委員  私が聞いているのは、さっきいいくら委員が言ったように、千五小の学区域に24年度はあったけれども、来年25年度は梅二になるわけでしょう。ただ、いろいろな、ご兄弟がいるとか、友達がいるとかということで、引き続き統合校に希望した場合に抽選になるということはないんですねと、再確認です。
◎学校適正配置担当課長 こちらの1ページにも記載してございますけれども、兄弟関係が継続していれば、それは優先されますので、そういう内容でございます。
◆針谷みきお 委員  条件付けられちゃうとあれなんだけれども、兄弟関係があればというんじゃ、兄弟関係がなかったら、じゃ、どうなの。
◎学校適正配置担当課長 当然4月から新しい学区ということになりますので、本来であれば、その学区の中の梅二小という形になります。あとは、選択の問題になるかと思います。
◆針谷みきお 委員  それじゃ、その抽選になっちゃうんじゃないの、もし統合校が受入れ可能実数よりも増えた場合には抽選になっちゃうんじゃないですか。
◎学校適正配置担当課長 すみません。当然、違う学区から来ていますので、受入れ可能数を仮に超えれば抽選になる可能性もあるということです。
◆針谷みきお 委員  いいんですか、それで。
◎学務課長 今選択制の中間集計の作業をしているところでございますけれども、それを見る限りにおいては、抽選にはならないものと考えております。
◆針谷みきお 委員  これは今後の問題をちょっと若干議論していきたいと思うんですが、前回も、京都の例を出したんですが、私。やはり今後、前回、公明党さんも、民主党さんも、地域とのトラブルは避けるべきだという意見は述べていたと思います。それで、京都の場合は、要望書を受けて統廃合をやるとかいうようなことで、私も何回も聞いていますが、その辺は変わらない答弁ですか。
◎学校適正配置担当課長 それぞれ自治体によっては学校の適正配置の考え方がございますけれども、私どもは、先ほど学校教育部長が答弁申し上げたとおり、子どもの数に見合った学校の更新、あるいは適正配置というのは、公の公共施設全体を考えても大部な部分を占めますので、これは避けて通れない課題だというふうに思ってございますので、基本的には従来どおりの考え方を進めていくということでございます。
◆針谷みきお 委員  先ほど施設の更新の問題で、私、方針が変わったのかなという、これ全国的な問題の関係ですが、以前、基本計画をつくるときに、このままでは4割の学校を減らさなきゃいけないという基本計画に明記がありますけれども、そのときに、たしか施設更新に関しては、学校教育部としては、全て改築ということではなくてリファインも、基本的には、予算的には半額でいけるということがあったんですが、最近、リファインの話は全く消えているような気がするんですが、これについては、いわゆる当時、半数は少なくともリファインにするんだというようなことを私の認識あるんですが、その辺は変わられたんですか、それとも、変わらないですか。
◎学校施設課長 学校の施設更新の手法として、現在もリファインに関しましては、四、七、九中の後、現在、十中、十二中、東島根中でやってございます。その中で、施設更新の手法としてリファインをなくしてしまったということではございません。
 この千五・五反野の統合につきましては、両校を大規模回収をするということはなくて、この地域には1校の児童数に見合った学校でいいということで、改築という手法をとらせていただいたということでございます。
◆針谷みきお 委員  最後にしますが、お金の問題は区教委の範疇ではないんだと、予算との相談だという話があったんですが、これ私、かつて宇都宮市の例で、施設のいわゆる長寿命化対策でやるとかということの中で、リファインというのは非常に効果があると。しかも、それを進めていけば、今まで区教委が言っていた基金の問題であるとか予算であるとかという、30億円かかるとか25億円かかるとか言っているのも半分で済むわけですから、そういう点では、地域とトラブルを起こさなくても、十分、リファインを活用しながら、いわゆる老朽化した校舎を安全な耐震化も、そして、リファインですから、事実上、改築と同じような効果のある状況にできるということでありますので、この辺については大いに、もうちょっと研究したり、それから、全体として基本計画の見直しも出てくるときも近々あるんだろうと思いますけれども、その辺もよく検討していただいて、やみくもに決めたら何が何でもやるという、このやり方を踏襲していけば区民と区教委の溝というものがますます広がり、そして、不信と対立が一層激化するということは目に見えているわけですから、その辺については、本当に柔軟に、かつ、まさに効率的に考えていただきたいということで、私も近々、江東区であるとか、文京区であるとか、調べたいなと思っていますけれども、区教委も、その辺も是非調査をしていただいて、対応については、今後、考えるべきじゃないかと思うんですけれども、これは学校教育部長に聞こうかな。
◎学校教育部長 施設更新の具体的な手法等々については、針谷委員ご指摘のとおりだと我々も思ってございます。ですから、区の公共施設全ての更新を視野に入れたときに、どのような手法なり手だてが一番効率的か、これはご指摘のとおり、区の長期計画の見直しの中で論じていく課題だろうと、そこは私どももそう思います。
 また、それ以外の様々な自治体で工夫や改善をしている点については、我々も日々研究しなければいけないというふうには思っていることも、そのとおりだと思っています。
 ただ、また繰り返しになりますが、これまで全区的にということで検討し、進めてきて、先般も本木・本木東の皆様には大変なご心配をおかけしましたが、そうした適正規模・適正配置計画については、現計画のもとで、できるだけ地域の方のご理解を得ながら着実に進めてまいりたいと、このように考えているところでございます。
○古性重則 委員長  よろしいですか。
 それでは、各会派の意見をお願いします。
◆藤沼壮次 委員  この陳情については、学校統廃合は教育委員会事務局のみで行うなという陳情なんですけれども、これは基本的に事実誤認というのかな、ちょっと勘違いされているのかなと思うんです。まず、ここに書いてあるのは、防災拠点がなくなっちゃうから、防災拠点のために学校を残してくれみたいな話になっちゃうと、これは本末転倒で、先ほどいいくら委員が質問していましたけれども、まず一番初めにありきは教育です。子どものためにどうなのかということが第一で、そして、子どものために、それで支障がなければ、その上に財政的なものとか、そういう総合的なものも判断するんだろうと思っているんです。ところが、この陳情は、教育委員会だけで決めるなということは、同じ決める俎上に、教育委員会だけじゃなくて、他の行政機関も一緒に置いて同列で議論しろということですが、これはちょっと違うだろうと。地方教育行政の組織及び運営に関する法律というのがあって、ここには、第23条に、教育委員会は当該地方公共団体が処理する教育に関する事務で次に掲げるものを管理し及び執行すると書いてあるんです。教育委員会は、これは担当だと、やれということです。その内容は教育委員会の所管に属する学校、その他の教育機関の設置、管理及び廃止に関することも、その中に含まれていまして、これは法律で、ちゃんと教育委員会が担当で、ちゃんと責任持ってやれということですので、そういう意味で、この陳情については、ちょっとなじまないということで、自民党としては不採択。
◆金沢美矢子 委員  跡地利用ということで、いままでもいろいろと議論ありましたけれども、きょう、ご説明ありましたように、今後、統合計画と並行で進めていくということでありますので、しっかりと、また、この適正規模・適正配置計画を進めていくに当たっては、そうした跡利用計画とセットで、しっかりと最初の段階から示した上で取り組んでいただきたいということを要望いたしまして、継続でお願いいたします。
◆針谷みきお 委員  私どもは、これについては、この陳情の趣旨のとおりだろうと思います。これは区教委が強引に計画を推進したという点では陳情のとおりであるし、理由も納得できるものであるので、前回どおり採択すべきものと考えます。
◆長谷川たかこ 委員  この陳情に関しては、教育委員会事務局のみで行われる計画に対しての抜本的な見直しという部分の文言がちょっと気になるところで、ちょっとこの部分では、教育委員会が中心となって議論を進めるというのは当然のことであり、そういう部分でも見ても、ちょっと事実の認識という部分が、この陳情を出された方は、ちょっとずれていらっしゃるのかなというふうに感じております。ただ、こういうふうに不安を募らせていらっしゃる区民の方がいらっしゃるというのも事実であり、こういう適正規模・適正配置実施計画についての取り組みの進め方というのをもっと区民の方に理解してもらえるように、例えば「あだち広報」など活用してもいいんですけれども、もっと周知啓発活動に是非力を入れていただきたいと思っております。これは要望なんですが、この陳情に関しては不採択でお願いします。
○古性重則 委員長  それでは、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]
○古性重則 委員長  挙手少数であります。よって、直ちに採決をいたします。
 本件は採択すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]
○古性重則 委員長  挙手少数であります。よって、本件は不採択とすべきものと決定をいたしました。



○古性重則 委員長  次に、報告事項に入ります。
 陳情の審査で報告のありました(1)、(4)を除き、(2)、(3)についての報告を学校教育部長からお願いをいたします。
◎学校教育部長 それでは、報告資料3ページをお開きいただきたいと思います。
 旧新田小学校校舎の解体に伴います土壌汚染調査の進捗状況についてのご報告でございます。
 旧新田小学校の解体工事に先立ちまして、土壌汚染対策法及び環境確保都条例でございますが、条例に従いまして、土壌調査、汚染調査を行ったところ、下記のとおり、速報値の段階でございますが、結果が出ましたので、ご報告するものでございます。
 1番は、地歴調査の結果についてという記載でございます。
 2が、今回調査した内容でございます。調査物質につきましては、カドミウム外9物質でございます。調査日は、記載のとおりでございます。
 3の土壌調査の結果でございますが、砒素とふっ素とほう素につきましては、基準超過地点数、記載のとおりでございます。これは、土壌溶出量で基準を超えたということでございます。
 また、鉛については、土壌含有量で、1カ所でございますが、基準を超えてございます。
 なお、今回確認されました汚染につきましては、建築物やダスト舗装の下部であるため、飛散ですとかによる環境、健康への影響はないものと考えてございます。
 今後、都条例に基づきまして、適正な土壌対策を実施する予定でございます。
 なお、4ページには、調査区画数70地点の表を記載して添付してございます。赤い丸印が実際の調査地点でございます。後ほどご覧いただければと思います。
 それでは、6ページをお開きいただきたいと思います。
 通学路の緊急合同点検の実施結果についてのご報告でございます。
 本年4月以降に発生した登下校中の児童等の死傷事故を受けて、文部科学省からの通達に基づきまして、教育委員会と学校、道路管理者と警察署が合同で実施した結果のご報告でございます。
 対象校は、記載のとおり48校でございました。
 点検箇所は、128カ所、警察署管内別には、記載のとおりでございます。
 実施期間は、本年7月27日から8月24日の16日間でございました。
 点検結果を踏まえての対策が、4番でございます。
 ハード対策につきましては、路面表示等々、記載のとおりでございます。
 また、ソフト対策につきましては、登下校時の車両規制柵の設置など、記載のとおりでございます。
 なお、ハード対策のうち、工事課分と教育委員会分については、年内に実施完了する予定でございます。
 今後とも、児童たちへの交通安全指導を徹底していくということで対応してまいりたいと考えてございます。
○古性重則 委員長  報告事項、何か質問ありますか。
◆金沢美矢子 委員  通学路の点検のことでお伺いしたいと思います。
 今回48校が実施をしたわけですけれども、今回この合同点検を実施しなかった学校の取り組みというのは、どういうふうになっているんでしょうか。
◎学務課長 各学校におきましては、毎年、年度当初に通学路の安全点検マップを作成しております。今年度、この緊急合同点検を始める前に、交通安全の視点から、今一度、点検したところでございます。そういったこともございまして、夏のときの合同点検につきましては、48校から手が挙がったという、そういった状況でございます。
◆金沢美矢子 委員  今回、教育委員会と学校、そして、道路管理者、警察署ということでなんですけれども、子どもの目線というのが非常に大事かなと思うんですけれども、子どものそういったところに加わっているというところがあるんですか。
◎学務課長 今回の点検の中で、学校におきましては、副校長先生ですとか担当の先生以外にもPTAの方あるいは開かれた学校づくり協議会の方等も参加していただきましたけれども、その場に、実際問題、お子さんが一緒にいらしたという学校はなかったと記憶しております。
◎学校教育部長 1点だけ補足ですが、毎年更新してもらっています安全マップは、まさにお子様と保護者の方で実際に歩いたときに危険箇所をチェックしていただいています。そういった意味では、その安全マップがベースになって、再度、改めてということでしたので、今学務課長が答弁したとおりでございます。
◆金沢美矢子 委員  わかりました。
 交通事故とか、本当に、そういったハード面の対策は本当に大事なんですが、もう一つ、今A−メールなんかも不審者の情報が頻繁に入ってくるんです。そういった不審者対策、その辺は、どんなふうに取り組んでいかれるんでしょうか。
◎教育政策課長 この辺につきましては、地域の皆様あるいは開かれた学校づくりの皆様にご協力をいただきながら、登下校時の安全パトロール等をお願いしているところでございますし、また、下校の安全見守り放送といったものも2時前後に区内全域で流させていただいて、見守りをお願い差し上げているところでございます。これで全て安全が確保できるかと言うと、そういったものでもございませんので、今後も引き続き各方面に児童の安全確保についてご協力を呼び掛けてまいりたいと考えているところでございます。
◆金沢美矢子 委員  わかりました。
 子どもたちと一緒に毎年行っていただいているということでありますが、こうした合同点検も本当に今回限りなのか、また引き続き行われていかれるんでしょうか。
◎学務課長 今回のような合同点検につきまして、来年度以降は特に今のところ予定してございませんけれども、通学路安全マップの作成につきましては、引き続き来年度以降もやっていく予定でございます。
◆佐々木まさひこ 委員  今対象小学校71校のうち48校が手が挙がって、23校どうするんですかという金沢委員からのご質問の中で、やはりこれは、こういう機会を捉まえて全部学校はやるべきだと思っています。これは教育委員会として、今安全マップの作成ということをおっしゃられましたけれども、本当に残りの23校、問題ないのかと言えば、点検をすれば何らかの課題がやはり上がってくるだろうと思いますので、そこら辺のところは、教育委員会としてはしっかりと各学校、その残りの学校に対しても、要望なり指導なりしていただけないものかと考えておりますが、いかがですか。
◎学校教育部長 答弁が、ちょっと中途半端で申しわけございませんでした。一応71校には、全て点検をと、必要性については、私どもからは通知はしてございます。ただ、それぞれの学校で点検した結果、今回は特にということでしたが、今佐々木委員のご指摘もございますので、ちょっと改めて、残りの学校については、どういう状況かも含めて確認をさせていただきます。
◆佐々木まさひこ 委員  その点検結果を踏まえて、ハード対策、ソフト対策、それぞれこのように上がっていますけれども、今回の検証なんかも、今後、継続的に安全マップをつくりますから、まだまだ、やったけれども課題があるとか、そういったことも継続してやはりやっていかなきゃいけないし、まちの様子というのは、それぞれ日々変化していきますので、そこら辺をお願いしたい、これは要望です。
 それから、通学路を安全にするといっても、やはり地域全体の道が安全にならないと、通学路だけの安全というのは理論上不可能になってくると思うんですけれども、例えば生活道路などで幅の狭い道路が通学路の場合は、ゾーン30というか、ゾーン対策とか、様々なものを考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎学務課長 ゾーン30ということで、その地域内30キロ規制につきましては、警察の方でもかなり検討していることが、今回、いろいろ点検の際にお願いしている中でお話聞いております。ゾーン30、具体的に言うと、千住管内ですとか、既に、信号機等が設置されているところでは可能なわけでございますけれども、その点につきましても、引き続き機会を見まして警察等と協議してまいりたいと思います。
◆佐々木まさひこ 委員  じゃ、よろしくお願いをいたします。
 あと、もう一つ、旧新田小学校の解体に伴う土壌汚染の進捗状況です。これ速報値ですので、これから、また詳細な調査が行われると思うんですが、環境確保条例に基づき適正な土壌汚染対策ということですが、これはどのように、また、その費用はいかがでしょうか。跡利用にもよると思うんですがね。
◎環境保全課長 環境確保条例については、東京都に書類を提出しまして、そちらの方で確認をしていただいて進めるということになってございます。
 費用というのは、処分費用ということでしょうか。
 今後の詳細が出ないと、その深さとか、そのものがわかりませんので、今後の詳細を見て、それから、今後の敷地の使用状況などを鑑みてじゃないと、今のところ数値というのは出にくいものでございます。
◆佐々木まさひこ 委員  そうですね。マンション用地として売るような場合は、かなり深く土壌改良しなきゃいけないという場合もありますので、先の議題ともちょっと絡むんですけれども、跡地利用をやはり総合的に、戦略的に考えていかないと、こういったアクシデントなんかも起こってくる。東京都区部における学校跡地利用活用状況に関する考察というペーパーを見たんですけれども、跡地の活用状況を見ると、恒久的な利用は少なくて、やはり暫定的な利用6割というような形になっているようでして、やはりこういう戦略的に、きちっと考えていかないといけないんだろうと、これは要望にしておきます。
 以上でございます。
◆長谷川たかこ 委員  教育委員会の方では、スクールゾーンの設定というのは、これはどれぐらいあるかというのを把握されていらっしゃるんでしょうか。
◎学務課長 申しわけございません、今の段階では、ちょっと手元に資料がございませんので、後ほど確認してお答えしたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員  スクールゾーンの決定というのは、どこが管轄してやられるんでしょうか。
◎学務課長 最終的には、地元からの要望を受けまして、警察等で設定していく形になっていたかと、そのように記憶しております。
◆長谷川たかこ 委員  学校の方には、地域安全マップと、あと、通学路の安全マップの2種類があるかと思うんですが、安全マップの方の情報の収集というのは、区教委の方で全部把握しているかと思うんですけれども、それでよろしいですか。
◎学務課長 安全マップにつきましては、全ての学校から毎年度提出されておりますので、その状況につきましては把握してございます。
◆長谷川たかこ 委員  是非各学校間の安全マップを警察にも情報を提供して、スクールゾーンを決定する際の資料にしていただくなど、必要不可欠になってくるかと思うんですけれども、そういうことを今後行われるのもよろしいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎学務課長 安全マップそのものを警察に提供するかどうかは、それについては、ちょっと検討させていただきたいと思いますけれども、危険と思われる箇所ですとか、地元からの要望があった箇所につきましては、適宜、警察と協議して安全確保を図っていきたいと、このように考えております。
◆長谷川たかこ 委員  是非地域の方々の声も含め、警察と、それから、各学校間の資料、それから、区教委と、全てが連携するような形で安全面についての対策強化していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



○古性重則 委員長  次に、その他に入ります。
 何かありますか。
◆いいくら昭二 委員  確認なんですけれども、この情報連絡の中で、おいしい給食ということで、思い起こせば私も3年ほど前に文教委員をさせていただいて、おいしい給食のために残菜率を少なくするためにと、スーパーシェフとか、あんな形でやった。そういう形で現場にいた覚えがあるんですけれども、そのときに私が質問した中において、スーパーシェフのレシピを残しておいて、それを有効に使っていくという答弁あったんですけれども、今、このおいしい給食という形で動いているわけですけれども、このスーパーシェフのレシピのお蔭で、このような形で、今全体的なレシピ本も含めた形で盛り上がっているというか、その点、ちょっと確認お願いしたいと思うんですけれども。
◎学務課長 スーパーシェフのときのレシピにつきましては、各学校で、その後、取り入れまして、献立の中にも提供しているという事例がございます。
◆いいくら昭二 委員  是非、その当時、いろいろな質疑の中において、こんなお金払うのかと、そういう質疑あったんですけれども、それがこのような形で大きく花開いているということで、これも同じような文教委員会の質問で、はばたきの件なんですけれども、講師のノウハウを生かした上で今実際されて、そのノウハウは門外不出という形でなっているみたいなんですけれども、何らかの形で足立区の教育という部分において、是非参考に。足立区としても今後の展開に、来年も、是非その展開も含めた上で、足立区中の子どもたちに、そのような形で、はばたきで行ったようなことを広げていっていただきたい、これは要望しておきますので、お願いします。
○古性重則 委員長  他にございますか。
 最後、針谷委員。
◆針谷みきお 委員  古性委員長にお願いをしていたんで、若干、質問させていただきます。
 一つは、情報連絡で出ているおいしい給食フェスタ、この間、古性委員長とも出まして、大変、栄養士さん奮闘しているし、区教委も何か総がかりで、ここにいらっしゃる人はほとんどいるというイベントだったので、私も参加をさせていただきました。
 それで、食育というのは本当に大事なことで、私も、これについては大いに推進してもらって結構だと思うんです。ただ若干気になるのが、目標としている、給食を生きた教材として、感謝する気持ちとか、食の重要性を知るというのはいいと思うんですけれども、いわゆる残菜の目標値というのが設定されていて、これが、まず、ちょっと基本的なことをお伺いしたいんですが、小学校だと大体5.5%とか6%なんですが、中学校になると10%とか11%ってなっている理由は何なんでしょうか。
◎学務課長 中学生になりますと、やはり女子生徒の一部には、いろいろとカロリー摂取ですとか気になさる方がいるので、今一度、食べる量もちょっと少なくなってきているのかなというところを考えております。
◆針谷みきお 委員  残菜率で目標を達成するのが難しいという担当課の、この区民評価委員会の報告書に書いてありますよね。それで、私も、これを過度にやると、例えば今放射能対策があって、文部科学省から弁当もいいよみたいな通達が出ていますよね。それで、いわゆる残菜を、チームを組んでいて、これどこの学校とは言いませんけれども、チームで残菜率を競っているために、1人が食べないとペナルティーになっちゃうというようなところがあって、特に親から牛乳は飲むなとか言われていたりする関係があって、何でおまえ飲まないんだとか、そういう関係が出てきてしまうと。やはりこの放射能対策で親御さんが物凄く心配して、これあさっての子ども施策調査特別委員会も私出ます、大変なんだけれども。そういうことがあるので、余り残菜で詰めると、その子が泣き出しちゃうとか、非常に何て言っていいかわからないということがあるので、ちょっとこれは教育的な配慮をしないと、残菜を減らしたいという気持ちはわかるんだけれども、今のちょっとこのご時世になってくると、ちょっとそれが危険な方向に、いわゆるいじめであるとか、そういうことに発展しかねないちょっと危険性を感じているものですから、その辺について何か情報、区教委も、そういうことについての情報とか得ていませんか。
◎学校教育部長 最初に取り組み出して3年間の総括の時点では、アンケートの結果ですが、やはり子どもたちが給食の時間が楽しいという割合が、かなり小・中とも増えました。それは非常にいいことだろうと私ども思っていまして、ですから、そういった意味では、給食の時間もクラスで楽しくみんなでという環境ができれば、それは、すなわちいじめや、あるいは孤立する子どもを防ぐということにもなるだろうと思っています。
 また、数値目標については、区長マニフェストでは、残菜ゼロということを掲げてのスタートでございました。これは、すみません、私の感覚としては、かなり現場に頑張っていただいていると思っていますので、今年度は特に区の平均より極めて高い学校で、なぜ極めて高い残菜が残るだろうという辺りをピンポイントでちょっと分析をしているという状況でございます。
 ですから、とにかく残菜が減ればいいかということではなくて、子どもたちの健康状況がどうかということも合わせて、今学務課の方では統計をとっていますので、お蔭様で、ここ2年ぐらいですが、肥満傾向は都の平均より低くなってきた学年が出始めていると。方向性としては、いい方向へ来ているので、決して数字ありきではなくて、そういった子どもの健康状況も含めて、全般的に取り組んでいくのが、まさに食育をベースとしたおいしい給食事業だろうと、こういう認識で取り組んでいるところでございます。
◆針谷みきお 委員  私も、学校給食が今の足立区の子どもたちの、本当にごくレアケースだと思うんですが、それが唯一栄養を摂取する役割を果たしているというご家庭もありますので、そういう点では、本当に学務課を中心に頑張っていただいて、より良く学校給食で、人間の欲の一つですから、私も食べることが好きなものだから、こんなことになっちゃっているんですけれども、やはり子どもたちの本当に教育、そして、健康、そういうものを考えながら、また、教育的な要素も考えながら、やはりグループでノルマを与えるとか私が指摘したようなことについては、そういうことは避けていただいて、本当に問題がないように進めていただきたいなと思っています。その辺は指摘させていただきます。
 それから、前々回、教育指導室長とちょっとやりました学力テストの問題ですが、今回、24年度の調査結果が出まして、私もぱっと見させていただいたんですが、余り傾向は変わっていないのかなという感じはしたんですけれども、前回平成23年度のやりとりの中で、教育指導室長が、また学校教育部長がお答えになっている部分はあるんですが、これについてのいわゆる評価といいますか、前年度との変化、子どもたちの学力向上に対する取り組みの変化などがあったら、ちょっと披瀝していただきたい。
◎教育指導室長 昨年度の学力向上に関する調査、そして、今年の結果というところで、結論から言いますと、はっきりした、こういう成果、傾向がというところは、まだ見ることはできないんですが、今まで中学校におきましては、だんだん下降していたところが、でこぼこになってきたというところで、私どもとしては、これから変化が出る兆しではないかというところで期待しています。
 なお、中学1年におきましては、大分学力がついてきたという傾向が出ております。この学年は、初めて基礎学習講座等を始めた学年ということですので、今後に期待しておるところでございます。
◆針谷みきお 委員  これは学力テストの結果に基づく、いろいろな対策をとるというのは当然だろうし、私も含めて、学力向上をしてもらいたいということは願いとしてはあります。
 ただ問題は、いわゆる基礎基本、これが非常に問題が多いんだということで、前回、学校教育部長が、平たく言えば、基礎教育というところで指摘したのは、少なくとも全ての子どもが、買物に行くときにおつりの計算が自らできると、新聞が読めると、この2点を4万6,000人の子どもにきちっとつけて義務教育を卒業させるという、ちょっとある意味、教育目標に近いようなことをおっしゃったんですが、私も、そのときはちょっと気が付かなくて、それについての言及は避けたんですが、ちょっとやや怖いなと思ったのは、本来、教育目標、教育指導要領で出されているものというのは、もっと高い目標なわけです。
 例えば変な話、新聞が読めるとか、おつりの計算が自らできると、障がい児なら、それは、ちょっとそれを目標にしてもいいかなという気はするんですけれども、そういうレベルに目標を落としてしまうと、学力向上という部分についての矛盾が出てこないのかなという、ちょっと気がしたものですから、これを答弁した趣旨と、実際、どういう認識で、そのことを各学校長に言っているのか。もう一度、ちょっと学校教育部長にお伺いしたい。
◎学校教育部長 私ども教育委員会の目標は、既に表に出してあるとおりでございまして、決して私が答弁した内容が教育委員会全体の目標ではございません。
 ただ私は、これを学校長に申し上げているのは、先ほど教育指導室長からお答えありましたように、傾向は余り大きく変わっていないんですが、実は今年度の結果を見ますと、非常に基礎学力の厳しい子のところが、僅かですがやはり増えています。つまり、厳しい層が、更に厳しくなっているというのが現実でございます。これは決して発達障がい上の課題や何かではなくて、通常のクラスの中での事象でございます。
 そういった意味では、我々が学校現場をサポートする施策として基礎学習やはばたきを入れているわけですが、基本的には、教育目標である根幹、学習指導要領で要求されているベース、そこをしっかり達成するのが、まさに学校長を中心とした日々の授業で到達しなくてはいけない目標です。ただし学校現場は、やはりかなり忙しい、あるいは時間的余裕がない、土日の活用は我々がというところで、我々が支援する施策としての目標は、全ての課題のある子どもに、最低限、社会に出て困らないだけの基礎学力をつけましょうということでやっている施策です。
 ですから、本来の区教育委員会総体の施策としての学校長を中心とした授業での取り組みと、それを補完する形での基礎学習教室や何かにおける目標が、とにかく課題のある子の課題を全部なくすんだと、ひいては、これは全ての子どもたちの全くベースになる力は同じにし、更に、当然、通常の授業ではきちっとした対応をする。それが学校教育本来の趣旨であり、学習指導要領は最低基準と、そういうことは我々十分念頭に置いて対応しているところでございます。
◆針谷みきお 委員  そこの問題、打ち出し方、本来、学習指導要領でやるものは学校なんだと、区教委は、一番底辺とも思われるような基礎基本も、こういうことができない子どももいるので、そこに支援するということ、そのすみ分けの考え方というのは、全く私も合っていないとはちょっと言えないんです。
 ただ実際、その支援の仕方、そして、学校に求めるものが何なのかというところで言うと、実際に、この足立の学校教育というパンフレット、これを見ると、そういうところがかなり強調されちゃっているんです。ある意味では、区教委の言うこと、これは上意下達の機構というのは難しいんだけれども、今言ったような学校教育部長の考え方というのが、全ての学校に正確に伝わるのかということになると、実際に、ここに打ち出しているものが、そういうものが強いんです、非常に。
 ですから、私は、教育改革といった場合に、本当に基本的には教員の授業編成権とか、それから、評価権とかっていう問題があって、やはり学習指導要領に基づいて、どんな授業をするのかとか、どんな教育の活動をするのかという点では、やはり学校長を中心とした教職員の集団にあると思うんです。ですから、そこに向けて区教委が何を発信するのかということでいうと、やや誤解を受けるのは、こういう発信をすると、そこにいってしまう。
 だから、前回、私、学びの共同体で佐藤学さんの事例として中学校の話もしましたけれども、やはり目標としてレベルを下げると、そこに逆にいかないんだと、やはり背伸びとジャンプというような、佐藤さん言っていますけれども、ある程度高い教育目標を目指すという取り組みをしてもらうと、そのために、いわゆる授業の編成の在り方を考えましょうということをやっていったと思うんで、この辺に関しては、前回、私が紹介した佐藤学さんが、また新聞等に出した……。
○古性重則 委員長  針谷委員、そろそろね。
◆針谷みきお 委員  わかりました、最後にしますけれども、小学校のいわゆるグループ学習の問題については、私がちょっと前回強調したのは、グループ学習中心にやるみたいな印象を与えたと思うんですけれども、そうではなくて、全体の授業と一部分グループ学習を混ぜ合わせるというようなことを言っているんですけれども、そういう共同学習みたいのを足立区としても、一つの事例として、こういうのもあるよということを、全国で3,500の学校でやっているということですから、紹介をするということはやってもいいんじゃないかなと思うんですが、その点、どうでしょうか。
◎学校教育部長 ラーニングコミュニティについては、校長会、役員等とも随分話はしてきています。ただし、それを本当に私どもにいる2,600名余の教員が実施できるかと言うと、やはり力量的にかなり厳しいだろうというのが我々の判断でございます。
 ですから、前回ご答弁したように、佐藤学さんと同じ東大にいる市川伸一先生がやっている、教えてから学び合うと、そういうのが多分より向いているんだろうと、私は個人的に思っています。ただし、それもいきなり導入ということになると、やはり現場は混乱する。そういう意味では、今学校長との間で協議は、話合いはしています。
 ただ問題は、何度も申し上げますが、学習指導要領が最低のラインだと、じゃ、それをマスターしていれば、私どもが声を大にして小学校6年生で3けたの足し算ができない、中学校1年生で九九が全くわからない、そういうお子さんは足立区内にいないはずなんです。現実は、かなり厳しい数いるという現実がありますから、私どもは、そういったお子さんには積極的に、それ以外については、基本的には学校長がしっかりと学習指導要領を踏まえて達成すべき課題を達成する、当たり前の話でございます、教員としては。それが、なかなか厳しいところに、積極的に我々は手を入れると、こういう考えでやっているところでございます。
○古性重則 委員長  よくわかってやっているんで、これ以上やっても同じだと思うんでね。
◆針谷みきお 委員  まあ、いいや。また次回。
○古性重則 委員長  それでは、本日の案件は、これで全て終了いたしました。
 これにて文教委員会を閉会いたします。
      午前11時24分閉会