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東京都 練馬区

昭和40年 第2回定例会 日程単位




昭和40年 第2回定例会 − 06月21日−01号










昭和40年 第2回定例会



      東京都練馬区議会議事速記録 第三百四十四号

                           練馬区議会事務局

一、日時   昭和四十年六月二十一日午後一時

一、場所   練馬区議会議事堂

一、出席議員 四三名

         一番  山下新吉君

         二番  荒井澄雄君

         三番  木下喜三郎君

         五番  田中正一君

         六番  亀田フミエ君

         七番  谷口伊次郎君

         八番  武藤芳雄君

         九番  宇野津定三君

        一〇番  椎名貞夫君

        一一番  安藤美義君

        一二番  小池広司君

        一三番  菅原世光君

        一四番  小林利孝君

        一五番  高橋久子君

        一六番  本橋弘三郎君

        一八番  岡本和男君

        一九番  越後幹雄君

        二〇番  楠 直正君

        二一番  田中宇兵衛君

        二二番  生田目正重君

        二三番  奥山則男君

        二五番  関口三郎君

        二六番  田口阿久理君

        二七番  尾崎藤開君

        二八番  高橋 馨君

        二九番  加藤彌平次君

        三〇番  大野政吉君

        三二番  田中清一君

        三三番  内田庄作君

        三四番  加藤泰次君

        三五番  野口国太郎君

        三七番  長谷川安正君

        三八番  横山倉吉君

        三九番  橋本銀之助君

        四一番  横山繁雄君

        四二番  風祭彌平君

        四三番  加藤源蔵君

        四四番  梅内正雄君

        四五番  塚田洪憲君

        四六番  稲垣伝一君

        四七番  上野徳次郎君

        四八番  桜井米蔵君

一、欠席議員 四名

         四番  森 虎男君

        一七番  榎本喜芳君

        二四番  池添清人君

        三一番  小柳信子君

一、出席理事者

    区長       須田 操君

    助役       星 義文君

    収入役      栗林繁実君

    教育長      上野唯郎君

    総務部長     小林 孝君

    区民部長     岩波繁次君

    厚生部長     里川定雄君

    土木部長     安藤益男君

    建築部長     田代建男君

    企画室長     鈴木兵馬君

    総務課長     寺本静雄君

一、出席事務局職員

    事務局長     高橋恒久君

    議事係長     志村豊志郎君

一、議事日程

  一、報告第四号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年一月三十一日現在)

  二、報告第五号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年二月二十八日現在)

  三、報告第六号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年三月三十一日現在)

  四、報告第七号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年四月三十日現在)

  五、報告第八号 例月現金出納検査結果報告(昭和四十年度昭和四十年四月三十日現在)

  六、報告第九号 昭和三十九年度第二回定期監査報告

  七、報告第十号 昭和三十九年度練馬区繰越明許費繰越計算書について

  八、議案第五十二号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

  九、議案第五十三号 練馬区職員定数条例の一部を改正する条例

  十、議案第五十四号 練馬区の福祉地区および福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例

 十一、議案第五十五号 東京都練馬区生業資金貸付条例の一部を改正する条例

 十二、議案第五十六号 特別区道路線の認定について

 十三、議案第五十七号 昭和四十年度練馬区一般会計補正予算

  追加議事日程

 一、議案第五十八号 特別区道路線の変更について

 二、一般質問

                                 以上



◎局長 本日の出席議員数四十名でございます。

     午後一時三十分開議



○議長(越後幹雄君) ただいまより第二回練馬区議会定例会を開会いたします。

 区長より発言があります。

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) 昭和四十年度第二回定例会にあたりまして、議員各位には定刻ご参集いただきまして、ご審議いただきますことを厚くお願いいたしまして、ごあいさつにいたします。



○議長(越後幹雄君) まず会議録署名議員を会議規則第百十九条の規定に基づき議長よりご指名申し上げます。

         一番  山下新吉君

        二〇番  楠 直正君

以上ご両君にお願いいたします。

 ここで会期の決定についておはかりいたします。

 今期定例会の会期は本日より六月二十七日まで、七日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) ご異議なしと認めます。よって今期定例会の会期は本日より六月二十七日までの七日間とすることに決定いたしました。

 これより日程に入ります。

 日程第一・報告第四号より、日程第六・報告第九号まで、以上六件は出納検査、定期監査の結果報告で、いずれも関係いたしておりますので、一括上程いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって報告六件を一括して議題といたします。

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 日程第一 報告第四号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年一月三十一日現在)

 日程第二 報告第五号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年二月二十八日現在)

 日程第三 報告第六号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年三月三十一日現在)

 日程第四 報告第七号 例月現金出納検査結果報告(昭和三十九年度昭和四十年四月三十日現在)

 日程第五 報告第八号 例月現金出納検査結果報告(昭和四十年度昭和四十年四月三十日現在)

 日程第六 報告第九号 昭和三十九年度第二回定期監査報告

     〔事務局長朗読〕





△(イメージ)報告第4号



△(イメージ)報告第4号



△(イメージ)報告第4号



△(イメージ)報告第4号



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△(イメージ)報告第5号



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△(イメージ)報告第5号



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△(イメージ)報告第5号



△(イメージ)報告第6号



△(イメージ)報告第6号



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△(イメージ)報告第6号



△(イメージ)報告第6号



△(イメージ)報告第7号



△(イメージ)報告第7号



△(イメージ)報告第7号



△(イメージ)報告第7号



△(イメージ)報告第7号



△(イメージ)報告第8号



△(イメージ)報告第8号



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△(イメージ)報告第9号



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△(イメージ)報告第9号



△(イメージ)報告第9号



△(イメージ)報告第9号



△(イメージ)報告第9号



○議長(越後幹雄君) 監査委員より本件に関し報告を求めます。

     〔長谷川安正君登壇〕



◆三十七番(長谷川安正君) 先般実施いたしました昭和三十九年度第二回定期監査の結果につきましてご説明申し上げます。

 今回の監査は、昭和三十九年九月より昭和四十年一月の期間における財務に関する事務の執行について実施いたしました。監査の年間日数については、昭和四十年三月十一日より昭和四十年五月二十七日までの間に、実日数二十二日を要したのであります。その方法につきましては、収入役室の諸書類を精査し、それに基づき教育委員会及び土木部等に重点を置き、地方自治法及びその他の諸法規にのっとって、詳細かつ厳正公平な監査を行なった次第であります。

 監査の結果につきましては、お手元に差し上げてあります日程第六・報告第九号の監査報告書のとおりでありますが、これをよくごらんになっていただけば、なお詳細にわかりますけれども、全体においておおむね良好に処理されております。収支の面においても大なる過誤は認められず、職員各位のご努力のあとも十分うかがわれました。しかし、事務の執行の細部につきましては、十余件にわたり改善・是正を要すると思われる点が認められたのであります。この点につきましては、各事務担当者に注意をそのつど促しておいた次第でありますが、収入役及び各部課長、教育長におかれましてはお手元の報告書記載の注意事項については、この趣旨を十分に吟味し、事務の改善、是正にご留意され、区行政の進展に寄与されることを、この際特に希望する次第であります。

 最後に、本監査にあたり、協力を願いました理事者各位に対し感謝いたしまして、私の報告といたします。(拍手)



○議長(越後幹雄君) ただいま監査委員長谷川安正君より結果報告がありましたが、本件に関しご質疑のある方はご発言願います。



◆四十二番(風祭彌平君) 動議を提出いたします。ただいま議題となっております報告六件につきましては、長谷川監査委員より詳細な報告がございましたので、報告どおり承認決定されますようおはかり願います。



○議長(越後幹雄君) おはかりいたします。ただいま四十二番風祭彌平議員より、監査委員報告どおり承認されるようとの動議がありましたが、ご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって本報告を承認することに決定いたしました。

 次に日程第七・報告第十号を上程いたします。

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 日程第七 報告第十号 昭和三十九年度練馬区繰越明許費繰越計算書について

     〔事務局長朗読〕





△(イメージ)報告第10号



△(イメージ)報告第10号



○議長(越後幹雄君) 理事者より報告願います。

     〔助役星義文君登壇〕



◎助役(星義文君) 明許繰越費についてご説明申し上げます。

 昭和三十九年度実施いたすことになっておりました児童遊園地の大泉東、上石神井の二ヵ所につきましては、用地取得がおくれましたために、整備工事あるいは遊具取りつけ工事等が年度内に完了が不可能になりましたために、三十九年度議案第十号によりまして繰越明許費をご決議をいただいたのでございます。したがってお手元の計算書のとおり、児童遊園施設整備費六千九百四十万のうち、百八十万を四十年度において施行いたす次第でございます。以上ご報告申し上げます。



○議長(越後幹雄君) ただいま理事者より報告がありましたが、本件に関し、ご質疑のある方はご発言を願います。



◆四十二番(風祭彌平君) 動議を提出いたします。ただいま議題となっておりまする報告につきましては、理事者より詳細に説明がございましたので、報告どおり承認決定されますようおはかり願います。



○議長(越後幹雄君) おはかりいたします。ただいま四十二番風祭彌平議員より、報告どおり承認の動議がありましたが、これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって本報告を承認することに決定いたしました。

 次に日程第八・議案第五十二号より日程第十一・議案第五十五号まで、以上四案はいずれも条例関係でありますので、これを一括上程いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって四案を一括上程することに決定いたしました。

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 日程第八 議案第五十二号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

 日程第九 議案第五十三号 練馬区職員定数条例の一部を改正する条例

 日程第十 議案第五十四号 練馬区の福祉地区および福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例

 日程第十一 議案第五十五号 東京都練馬区生業資金貸付条例の一部を改正する条例

     〔事務局長朗読〕





△(イメージ)議案第52号



△(イメージ)議案第53号



△(イメージ)議案第54号



△(イメージ)議案第54号



△(イメージ)議案第55号



○議長(越後幹雄君) 理事者より提案理由の説明を求めます。

     〔助役星義文君登壇〕



◎助役(星義文君) ただいま上程になりました議案第五十二号・特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でございますが、今回学童交通擁護員が正規職員に身分を切りかえることに相なりましたので、本条例中別表より削除することとなった次第でございます。

 次に議案第五十三号でございますが、練馬区職員定数条例の一部を改正する条例でございます。今回区立学校事務職員の定数が一名増員になりましたので、練馬区条例第十一号第二条に定めてあります定数の改正を、本議案のとおり改正いたす次第でございます。

 次に議案第五十四号でございます。練馬区の福祉地区および福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例でございますが、七月一日より施行いたされます住居表示実施の結果、練馬福祉事務所所管地域内の仲町全部及び北町一丁目の一部が、それぞれ別表のとおり改めることとなった次第でございます。したがって本条例中の別表の関係町名・地番を改正する次第でございます。

 次に議案第五十五号・東京都練馬区生業資金貸付条例の一部を改正する条例でございますが、本条例は昭和二十九年六月に制定いたされたのでありまして、現下の社会事情に適しませんので、今回第二条中の五万円を十万円に、区長が特に必要と認めた場合は十万円となっておりましたが、これを十五万円に、それぞれ改正いたす次第でございます。

 以上四議案につきましては、何とぞよろしくご審議の上、ご決議を賜わりますようお願い申し上げます。



○議長(越後幹雄君) ただいま理事者より提案理由の説明がありましたが、本案に対しご質疑のある方はご発言を願います。



◆四十二番(風祭彌平君) 動議を提出いたします。ただいま上程されました議案四件につきましては、いずれも条例の改正でございまして、慎重審議の必要がございます。所管の委員会に付託されますようおはかり願います。



○議長(越後幹雄君) おはかりいたします。ただいま四十二番風祭彌平議員より本案に関し委員会付託の動議がありましたが、本動議にご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって本案は総務常任委員会に付託することに決定いたしました。

 次に日程第十二・議案第五十六号を上程いたします。

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 日程第十二 議案第五十六号 特別区道路線の認定について

     〔事務局長朗読〕





△(イメージ)議案第56号



△(イメージ)議案第56号



△(イメージ)議案第56号



△(イメージ)議案第56号



△(イメージ)議案第56号



○議長(越後幹雄君) 理事者より提案理由の説明を求めます。

     〔助役星義文君登壇〕



◎助役(星義文君) ただいま上程になりました議案第五十六号・特別区道路線の認定についてでございますが、ご承知のとおり、練馬駅北口の開設につきましては、西武鉄道と、本年十月末日までに完成をすることに契約をいたしておりますが、北口開設に伴う関係道路はいずれも私道でありますので、今回地元関係地主との話し合いにより、区道として認定することにいたした次第でございます。何とぞよろしくご審議の上ご決議をいただきたいと存じます。



○議長(越後幹雄君) ただいま理事者より提案理由の説明がありましたが、本案に対しご質疑のある方はご発言を願います。



◆四十二番(風祭彌平君) 動議を提出いたします。ただいま上程になりました議案第五十六号につきましては、特別区道路線の認定でございますので、慎重審議の必要がございます。所管の委員会に付託されますようおはかり願います。



○議長(越後幹雄君) おはかりいたします。ただいま四十二番風祭彌平議員より、本案に関し委員会付託の動議が提出されましたが、本動議にご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって本案は建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

 次に日程第十三・議案第五十七号を上程いたします。

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 日程第十三 議案第五十七号 昭和四十年度練馬区一般会計補正予算

     〔事務局長朗読〕





△(イメージ)議案第57号



○議長(越後幹雄君) 理事者より提案理由の説明を求めます。

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) ただいま上程になりました昭和四十年度練馬区一般会計補正予算についてのご説明を申し上げます。

 まず初めに、一応本年度都区財政調整について、その経過を申し上げたいと思います。本年度の財政調整は、前年どおり六月決定を目途といたしまして、諸般の準備を進めてまいったのでありますが、都区間におきまして六月十一日第一回の財調折衝をいたしたのであります。

 都から示されました一件算定については、本区における需要を満たすには措置額がきわめて少なく、不満足であるといたしまして、これに対し増額措置を強く要請いたしておるのでございます。その後引き続き数回にわたり交渉を続けている次第でありまして、所期の目的達成のため、さらに努力を重ねてまいる所存であります。

 したがって、今回の予算案でありますが、前段において申し上げましたとおり、財政調整がいまだに決定に至っておりませんので、第二次決定による校舎の建設、校地の買収及び七月二十三日執行の都議会議員選挙執行費、その他この際補正を特に必要とするものに限定いたしたのであります。

 次に各款におけるおもなものについて申し上げます。まず総務費において申し上げますと、都議会議員選挙執行費四百二十六万二千円。区民郊外施設でありますが、本区の現況はゼロであり、昨年十月、ご決議をいただき、すでに用地買収をいたしました。下田臨海施設の隣地に教育施設と関連した区民郊外施設を将来建設する目的のもとに、今回用地買収費といたしまして五百八十万七千、さらに参議院選挙執行費追加分、選挙啓発費、区議会事務局会議室改装費等を計上いたした次第であります。

 次に土木費について申し上げます。宅地化、市街地化が進むにつれ、集中豪雨による石神井川、田柄川等のはんらんによる被害が最近多くなりつつある状況でありまして、本区といたしましては、これに対し応急対策を講じておりますが、被害発生時の水防に対する万全を期するため、河川防災対策費といたしまして百十九万一千円、練馬区勤労意欲推進会に対する交付金として九百八十八万円を計上した次第であります。

 次に教育費について申し上げます。学校建設等につきましては、すでに当初予算に小学校七十教室、中学校十教室を計上済みでありますが、今般この第二次の決定がありまして、さらに追加として石神井小学校外六校の校地買収費四千七百七十三万五千円、中学校三十八教室分、校舎建設費一億六千二百二十万七千円、屋内運動場建設費一千七百八十五万五千円、旭町小学校外三校の失業対策事業で行なうプール建設費一千九百九十九万三千円等を計上いたしました。

 そのほか諸支出金といたしまして、歳計現金に不足を生じ、一時借り入れいたしましたものの利子百四十九万一千円、競馬組合分担金不足分二十六万円を計上し、歳出合計におきましては二億七千五百五十万二千円の予算を編成いたした次第であります。

 これを見合いといたします歳入につきましては一般財源として、区税四千五百四十万六千円、都校舎建設費等の教育施設費財調分といたしまして八万五千円を充当し、特定財源として都支出金九千四百二十八万二千円、繰越金等百四十二万二千円を充当し、編成した次第であります。

 以上予算の大要を申し上げたのでありますが、何とぞご審議の上、すみやかにご決議あらんことをお願い申し上げまして、今回の追加予算に対する説明の大要といたします。



○議長(越後幹雄君) ただいま理事者より提案理由の説明がありましたが、本案に対しご質疑のある方はご発言を願います。



◆四十二番(風祭彌平君) 動議を提出いたします。ただいま上程されました議案第五十七号につきましては、昭和四十年度の一般会計の補正予算でございますので、慎重審議の必要がございます。所管の委員会に付託されますようおはかり願います。



○議長(越後幹雄君) おはかりいたします。ただいま四十二番風祭彌平議員より、本案に関し委員会付託の動議がありましたが、本動議についてご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって本案は財政常任委員会に付託することに決定いたしました。

 ここで日程の追加についておはかりいたします。ただいま議案第五十八号・特別区道路線の変更についてが提出され、また一般質問の通告もまいっておりますので、これを日程に追加いたしたいと思いますがご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よってこれを日程に追加することに決定いたしました。

 追加日程第一・議案第五十八号を上程いたします。

 追加日程第一 議案第五十八号 特別区道路線の変更について

     〔事務局長朗読〕





△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



△(イメージ)議案第58号



○議長(越後幹雄君) 理事者より提案理由の説明を求めます。

     〔助役星義文君登壇〕



◎助役(星義文君) ただいま上程になりました議案第五十八号・特別区道の変更についてでございますが、上石神井二丁目にあります石神井学園北側に、今回、都立高等保母学院を建設することになったのでありますが、立地条件等から学園内の区道を廃止し、新たにこれにかわる道路を設けて住民の利便に供したいとの理由で、別紙のとおり都知事の申請書に、関係地主及び家屋所有者の承諾書を添付して申請してまいったのでございます。右につきまして調査の結果、支障がありませんので、これを承認することにいたしたいと存じます。何とぞよろしくご審議の上、ご決議を賜わりますようお願い申し上げます。



○議長(越後幹雄君) ただいま理事者より提案理由の説明がありましたが、本案に関しご質疑のある方はご発言を願います。



◆四十二番(風祭彌平君) 動議を提出いたします。ただいま上程されました議案第五十八号につきましては、特別区道路線の変更でございますので、慎重審議の必要がございますので、所管の委員会に付託されますようおはかり願います。



○議長(越後幹雄君) おはかりいたします。ただいま四十二番風祭彌平議員より本案に関し委員会付託の動議がありましたが、本動議についてご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) 異議なしと認めます。よって本案は建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

 続いて追加日程第二・一般質問を行ないます。なお発言時間を一人二十分以内と制限いたしますので、あらかじめご了承願います。順次発言を許可いたします。四十七番上野徳次郎君。

     〔上野徳次郎君登壇〕



◆四十七番(上野徳次郎君) 民主クラブを代表いたしまして、四・五件お尋ねしたいと存じます。

 お手元に一般質問の案件を配付していただいておりますので、ご了承いただいていることと存じますが、その第一点は、都道の区道移管に伴う諸問題について、ご承知のように、移管に伴い、当然都はこれに必要な経費を財調その他によって予算措置がされておるものと思慮いたしておりますが、執行委任当時と比較いたしまして、予算規模が下回るようなことはないか、もしあるとするならば、区としてはいかなる措置を講ずる考えであるか。

 この第二点にいたしましては、移管された道路のうち、最も重点的に取り上げ、そして交通事故防止の一環ともなります道路拡張工事、かようなものは区道として移管されましたものの中にも非常に数多いものがあると思うのでありますけれども、さしあたって理事者は重点的に取り上げようとするものは何千何本くらいあるのか、そしてそれはまたどことどこであるか、まずもって承りたい。

 これの第三点は、道路拡張に関する問題であるが、これらの用地買収並びに物件補償等の基準、本事業を遂行する上においての体制が完全を期しておるかどうか。

 この三点を道路移管に伴う問題としてお尋ねしたいのであります。これは主管課長、あるいはまた主管部長、どちらでもよろしい、お答えを願いたいと存じます。

 第二につきましては、石神井支所廃止に伴います行政措置についてでございますが、従来は本所・支所に分けて行政が執行されてまいったのでございますが、事務事業の移管に伴いまして支所が廃止され、一部の係が分駐の方式をとって石泉地区の行政が行なわれているやに承知しております。従来のようにもと支所であった当時のようなスムーズに事務が行なわれておるかどうか。特に土木関係において伺いたい。一例をあげますと、何かささいなことでもいわゆる申請書というようなものが整備されておりまして、道路舗装の修理、あるいは砂利散布、こうした小さいものに至るまで、何か申請書に記載して、あるいは窓口、あるいはまた係長の手元に、かようなような要請をしておるようですが、こうしたようなものの整備がいかにされておるか、非常に渋滞と申しましょうか、何かすべてのものがおくれておるやに承っております。この点をぜひ承りたい。

 非常にまた関心事で第三の問題は、田柄川の改修についてであります。この件につきましては、すでに沿岸住民の諸氏は非常におののき、恐怖いたしております。つい先ごろの台風六号におきましても、部分的には浸水をいたしております。夜間皆さんが飛び出しまして、そしてこれが対策をいたしておるような状態は、すでに周知の事実でございます。かような面につきましての田柄川改修問題につきましては、当局理事者におかれましても、年々にわずかづつの護岸整備がいたされておるようなわけですが、前言いたしましたように、わずかの雨でも局地的に浸水を免れない状態におかれておるわけでございます。かようなことにおきまして、四十五年度におきましてはこれが下水道として完成をさせるということに計画がなっておるようでございまするが、いまの田柄川の状態は四十五年度どころではございません。もうその日その日を非常に憂えている状態でございます。

 私どもは、これを理事者だけにおまかせしておるわけではございませんで、一部グランド・ハイツの上流を白子川に放流いたしまして、そしてそのことは可能であろう、かようなことで大和町町長並びにそうしたような議員各位にも要請をいたしまして、あらゆる運動を続けてまいりました。ところがこの結果が埼玉県庁の仕事となりまして、県庁が取り上げまして、何としても東京の水を埼玉が受け入れる必要はない、東京には東京の中小河川があるわけだ、かようなことで、いろいろゴタをこねられまして、あらゆる運動をいたしましたが、どうしてもこれが成立いたしません。かようなことで、沿岸の私ども関係議員といたしましても、それぞれあらゆる手を打ち、理事者もとやかくされておるわけでございますが、今日に至りましても何らかの問題があらわれておりません。そこで理事者も何やかやといわれておりますけれども、時期的に住民諸君の何としても納得の得られるような具体的な答弁をお願い申し上げたい。かようにお願いする次第でございます。

 第四は環状八号並びに放射七号線の工事の促進でございます。環状八号につきましては、川越街道から仲町の丸窪の十字路まで、まことにりっぱな道路が完成いたしました。かような状態になっておるわけでございますが、これにつきましては、昭和三十七年と思います。第二次池田内閣の建設大臣として中村建設大臣が就任をいたしました。このときに私ども区議会は結束いたしまして、大臣室を訪れました。目下オリンピック道路で大わらわであるようであるが、先生の生れた練馬地区の一部にいわゆる富士街道として非常に殺人的な道路があることは先生もご承知のとおりだ、この道路は将来環八をここを通すということが計画にあがっておりますので、川越通りから高松台のいわゆる放七の結び合いまで、あれはガスタンクの下でちょうど放七と環八の結び合いになります。あそこまで持ち込んでいただけば、石神井、大泉、あちらからきた分は、この放七から川越通りへ抜けるにおいては非常に便利になり、この危険が去られるわけである。こういうことで、実は国といたしましても、環状八号のあの線については、おそらく何の計画も考えもなかったのでございますが、理事者ともども私どももまいりまして第二回目の中村大臣のときに要請いたしまして、初めて気がつきましたと申しましょうか、大臣もそこに局長やら部長を卓上電話で呼びまして、いま練馬からこういう要請があるが、まことにこれはもっともな話である、何とか都のほうでも処置はしておらぬようだが、うしろから予算をつけて都のほうに持ち込んで、そうしてやるべきだということに端を発しまして、実際都も全然考えておらなかったものを、うしろからあべこべに国のほうから押しつけまして、できましたのがあの川越通りからただいま丸窪でとまっておりますここですが、これは中村大臣といたしましても、年次計画でこれは必ず放七に結ぶまでは完成させよう、こういう約束であったのでございますが、何かこれもオリンピックとともにとまっておるようでございます。

 オリンピックが終わりましても、何か工事は促進しておらない。こういう点について理事者はどういうふうな動きをされておるのか、どういうふうにまた当局にこれを要請しておるのか。

 これと相並行してまいりますのが、放七の三ノ輪から先の大泉街道、この問題につきましても、完全にこれを遂行するのだということで、都のほうも大体が承認をされておるようでございますが、いずれにいたしましてもすべては都市計画道路でございますから、都が先んじてやるのが当然でありますけれども、やはり私どもまた理事者にいたしましても、区民の代表として区を預かっております関係で、当局に大いに運動をすること、また、しなければならない責務があると思うのでございます。かような面につきまして、理事者あるいはまた関係部課長においては、どういう処置をとられておるか、このことについて一応お尋ね申したいと存じます。

 なおこれは第五番でございますが、これは区長から前の議会で報告を受けておりますが、西武線の練馬駅の北口昇降口の設置でございます。これはまだいわれたことが時期を逸しているとか、あるいは遷延しているとかいう問題ではありませんけれども、一応ご承知のようにあそこの位置を拡張いたしまするにおいては、授産場の一部の敷地を割愛いたしまして、そして西武に協力してあげた事実がございます。かような結果から、あの北口の住民が非常に熱意をこめて北口昇降口を設置するということを要請いたしまして、区長もこれには大いに同意をされて、西武に要請したのでございますが、その後理事者といたしましては、当局にいかような方法をもって請求されておりますか。かような面で区長からもう一度その後の経緯というものをお答え願いたいと存じます。

 以上お尋ねの件を終わります。(拍手)

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) ただいま上野議員のご質問でございますが、私の承知しております範囲において私から申し上げます。詳細についてはなお担当者のほうからご説明申し上げます。

 第一のご質問でありました今回の都道移管に伴う現在の維持管理について、あるいは将来についてというお話でありますが、当然今回の道路移管につきましては、私どもいままで区長が委任を受けて執行してまいった当時より、よくなることが区民の要望の筋でありまして、いずれにしても裏づけの予算を確保することが、われわれの主張と目的であるのであります。先ほど予算の大要で申し上げましたように、現年度におきましては、いわゆるいままでの予算と変わります一件算定の面につきましても、いまだに決定を見ておりません。将来におきましても、お説のとおり、委任執行当時より下回るようなことは絶対ないよう努力する考えであります。

 第二の石神井支所廃止に伴う行政措置の遅延の件ということでありますが、ご承知のとおり今回四月一日より実施いたしました部制内容の改革等は、かつてない大きな改革でありまして議会のご協力をいただきまして、ようやくにしていま軌道に乗りつつある状態であります。

 したがってその後の石泉地区管内の運営につきましては、将来とも十分検討いたしまして、区民の要望にこたえるようにいたしたいと考えておりますので、この面はひとつご指導とともに、ご寛容賜わらんことをお願いするものであります。

 なお第三の田柄川防災措置の方途についてでありますが、いまお説のとおり、当田柄川の処置につきましては、長い間お隣の大和町並びに埼玉県庁等に折衝いたしまして、いわゆる県と都の間においてご協力をいただいたのでありますが、いまだにこれが実現を見ないのでありまして、今回先般の驟雨に際しましても、すでに床上浸水を見る状態であります。したがってこの大きな規模の計画、河川改修等は別といたしまして、とりあえず暫定的にもこの緊急の措置を都に要請いたしまして、川底の切り下げ等の工事もようやく予算を確保いたした次第であります。この面については、急速に河川改修ということは困難であろうと思いますが、緊急措置としては手を打っておりますので、努力する考えを持っております。

 なお放射七号線、環状八号線の問題でありますが、お説のとおり中村建設大臣ご就任当初、いまの役所前にありますこの放射七号線の延長を要請した当時、あわせて環状八号線の議が出まして、これがともかくも芽をふくことが肝要であろうということで、第一の事業決定を見て、予算をいただいたのでありますが、いまお説のとおり、オリンピックに便乗した気味のある工事でありましたので、遺憾ながら現年度においては予算が事業化しておらないように承っております。したがってこの線につきましては、四建、建設局等に対しましても、常に私ども理事者は要求しておるのであります。なお、ことに放射七号線の三ノ輪から先の路線変更した部分に対しても、すみやかに延長工事を実現させるようお願いはしておりますが、将来においては区議会等におきましてもぜひともご協力を賜わりまして、一日も早く実現することを要望するものでありますので、将来とも何ぶんご協力をお願いしたいと思います。

 なお第五の練馬駅北口昇降口の問題でありますが、これはさきに区議会にもご報告申し上げましたが、私の記憶にありますところでは、二十九年と思いますが、豊島園の引き込み線を拡張する際に、いまの授産場のところの土地を少し融通してくれという話がありましたが、そのときにすでに北口に昇降口をつけるのならば何とかしようということを申し上げたのでありますが、そのままになっておったのであります。たまたま、一昨年の話でありまして、今回大きく駅舎の改造をするのでぜひとも協力を願いたいというお話がありまして、議会におはかりして、あの土地の分譲をいたしたのでありますが、この際の条件といたしまして、契約書を取ってあります、昭和四十年十月一ぱいに北口を建設するということで、あの土地を分譲いたしております。最近におきましても地元有志からも要請がありましたが、この面は強く鉄道当局に要請督促いたしまして、約束どおり十月には実現するよう努力いたしたいと考えております。

 私のご質問に対する大要、私の考えておる範囲においてのご答弁を申し上げましたが、よろしくどうぞご了承願いたいと思います。



◆四十七番(上野徳次郎君) 主管課長・部長が答えないで、そこまで区長がお答えになって非常にうれしいのですが、それで答弁が終わったとは考えておりません。土木部長に承りますが、さきの質問の中で一番大事な問題がある。移管された道路で早急に取り上げなければならぬ路線が何本あるか。理事者はどういうふうに考えておられるか。これを承ったわけです。同時に、これは区長の答弁でもよろしいのですが、もとの四建その他で買収補償をやっておったが、移管されますと、区のほうがその全体の責任を負わなければならない。こういう物件補償等についての基準、そしてまたこの事業を遂行する上においての態勢ができておるかどうかという問題をわれわれとしては伺いたいのです。その問題の答弁が抜けておるので、部長からはっきり答弁をいただきたい。かようにお願いいたします。

 また、田柄川の問題ですが、いままで区長がいわれた苦労をされておることは私も是認しております。決しておろそかにしていないのだということはわかりますけれども、もう少し方法はないか。四十五年に完全に下水完備ができるかどうかという問題はやってみなければわからないのですが、とにかく促進することはけっこう、させなければいけません。ここですね。グランド・ハイツの上流を分水して白子川に落として、そして田柄川に流れる水量を半減させるということ、こういう問題が不可能であれば、埼玉県庁の関係で不可能であるならば、埼玉県に依頼しないで、東京都内だけで始末をつけることも考えられる。それはわれわれの一案であるが、練馬北町、あの最も川越通りに接近しておる田柄川から東上線の下をくぐらせて、そして板橋・赤塚、あそこに分水放流するような考え、なかなか安い予算ではできないでしょうけれども、どっちにいたしましても、理事者もよくご存じのように、田柄川のあの沿岸はまことに驚異的な発展でございます。東京都の行政管理におきましても、田柄小学校、北町小学校、そしてまたあそこの三つの学校にしましても、あの児童のふえ方というものは、都のほうでもほんとうにできないほどの勢いで増加しております。

 そういう結果から見ましても、三メーター五〇という狭隘な田柄川の護岸では、とうてい水を受け入れるわけにはいかない。しかも水というものはくぼいところにたまるのは当然です。あらゆるところから田柄川を目指してどんどん注入されておる。これはくぼいのだからやむを得ないのですけれども、受け入れ態勢ができておらないところにどんどん流し込む。これはやはり大きな区の責任であると考えますので、そうした一案も理事者のほうでもひとつ考えられまして、埼玉県庁ととやかくすることではありません。都は都としてやってもらいたいのですが、一応われわれの一案として申し上げたのでございます。よろしくご答弁を願いたいと思います。(拍手)

     〔土木部長安藤益男君登壇〕



◎土木部長 こういう席でご答弁申し上げる機会を得ましてまことに光栄に存ずる次第でございます。

 ただいま上野議員さんからのご質問でございますが、私は私なりにいろいろと今後やっていかなければならない、そういうことで盛んに勉強中ということでございますので、十分なご回答ができるかどうか心配しておるわけでございますが、先ほどの都道移管に伴いまする道路の延長面積等は、すでに三十九年度末の都から維持管理費の補正予算としてまいりましたときにご承認をいただいているようでございまして、全長におきまして約七十一キロ、これは長さのほうでは従来の都道の約五一%がまいったわけでございます。面積にいたしまして約五五%、そういうような都道がまいりまして、この維持管理費につきましては、前年度三十九年度におきまして委任予算をいただいておるので、そういう金を面積割り、延長割り、そういうものの実績を勘案いたしました予算が三十九年度は財調でまいったのでございます。先ほど区長からもお話がありましたように、改修的、建設的な予算につきましては、今後一件算定というようなことでまいるということでございますが、維持管理費につきましては、昨年度のそういうような延長面積等で勘案いたしました残った都道、私のほうにもらいました区道としてのそういう実績に基づいた予算がまいっております。

 それではそういう残った都道と区道と性質が多少違うのは、それが同じような比率できたということになりますが、大ざっぱに申しますと、残った都道は非常に交通量が多い路線でございます。いただいたほうの区道でもかなりの交通量の多い重要な路線がございます。これは大体舗装してある面積から申し上げますと、簡易舗装の乳剤舗装をいたしました部分、約七〇%、そのほかに中級舗装でやった部分、砂利道のままきたというものが約三〇%、しかしながら舗装してあると申しましても、古い簡易舗装でございますので、これを今後の交通事情に合わせるためには、先ほど上野議員さんがおっしゃるように、もっと改良していかなければ、またたくまにこわれてしまうという古い簡易舗装でございますので、従来のような委任予算でもらっておったときのようなそういう維持管理費では、とうてい十分な修繕、管理はできなかろうと思っておりますので、こういう面の基礎算定になる費用というものは、十分今後都のほうに反映いたしまして、維持費といえども増額をされるような財調のあり方をわれわれとしても努力いたしたい、かように思っております。

 それからそういうもらった道路の整備でございますが、その整備につきましても、何とかこれを早急にやっていきたい、かようには考えておりますが、大ざっぱに計算いたしましても、路面補修はただいま申し上げましたような簡易舗装を中級舗装にする、砂利道を簡易舗装にする、そういうことをいたしますにも、これから数億の金を要する、またそういうものを技術的に見ましてもなかなか三年や四年ではできない。まあこれを六年間くらいでやりましても、年間におきましてその予算が約二億五千万も要るというようなことになります。また、道路の幅の問題でございますが、先ほどちょっとお話が出ましたが、四メーター以下のものがもらった道路は二十二路線ございます。その延長は約七・七キロでございます。五メーター五〇以下のもの、四メーター以下のものは除きますが、そういう四メーターから五メーター五〇以下のものが七路線ありまして、この延長が約一・七キロございます。こういうような五メーター五〇以下の路線をせめて五メーター五〇以上の道路に拡幅いたしたい。これをやるにいたしましても、全体で約十億の金がかかるという計算になります。十年間でやるといたしましても、一年間一億かかります。そのほかに側溝の改修等であるとか、そういうものをやらなければなりませんが、こういう用地費等を見ますと、相当膨大な予算が要るわけでございますので、こういうことを都のほうに相当強くPRいたしまして、できるだけ早い期間に五メーター五〇以下の狭い道路は広げていきたい、かように考えております。

 ご質問の答えになったかどうか心配でございますが、一応ご回答といたしたいと思います。



◆四十七番(上野徳次郎君) 部長も練馬にこられたのは初めてで、これほど金のかかる道路が大きな面積で、びっくりしていたのだろうと思う。頭からふるえていたのでは仕事にならない。しかもわれわれは路地から路地まで都道にしたかった。ところが都道は区道に移管されて、都道はわずかしか残っておらない。そういう区道に捨てられた中で、具体的に申せば、豊島園から成増まで南北を結ぶところの百二十一号線、この路線などは実に重要路線である。これはオリンピック、オリンピックにこと寄せられて、あの道路は捨てられておる。相当都道の中にバスの待合所なんというものをつくって、交換待ちなんてあっちにもこっちにもつくって、実にみにくい道路である。ああいうものをあのままにしておくということは、土木部長がこられてそのまま放置しておくようなことであっては、担当部長もまことにかわいそうだ。十分ひとつ現地を視察されてあの道路あたりはあのまま捨てておけないということを十分注意をしていただく。それからその問題につれて、その準備態勢といいますか、いわゆるそういうものが整っておるのかどうか。予算がぱっときたときにどういう人材をもって買収・補償に当たっていくのか。そういう態勢ができておるのかどうか、心配でございます。その点答弁してもらいたかったのですが、答弁がないようでございます。その点ひとつ。



○議長(越後幹雄君) 次に四十三番加藤源蔵君。

     〔加藤源蔵君登壇〕



◆四十三番(加藤源蔵君) 自由クラブを代表いたしまして私はこれから申し上げます諸点につきましてご質問申し上げたいと思います。

 まず第一に区政の刷新についてでございます。私たちは去る五月七日に各区に先がけまして都政浄化についての決議をここで行ないました。都議会に対しまして本来の姿に立ち戻るよう、その真意をただしたのであります。世論も広範な声がほうはいとして起り、ついに特例法の成立、施行を許し、都議会は解散のやむなきに追い込まれたのであります。けだし私たちが行ないました決議の真意もここに生かされ、他区にまさるとも劣らない政治的な自覚と協調の力を疑わないものであります。解散を機に、都知事は従来の寛容から優柔を排し、都政の刷新に対し、積極的なる執行体制の確立を標榜するに至ったことは周知のところであります。

 さて、ひるがえってわが練馬区の現状を直視するとき、私は過去十年間の議員生活を顧みまして、ここにあえてことばをかえて、打開策について言及したいと思うのであります。

 区政が、区長公選でないという一つの問題点に隠れて、ややもすれば確信が失われているという点についてであります。年来の自治権拡充運動が不本意なできである、現時点で考えても明らかなところであります。しかしながらすべてを法律改正に依存し、座して待たんか、住民本来の利益は無視され、再び旧態に復することは必定であります。私たちもまた不信の目的となることは火を見るよりも明らかであります。区長は公選でなくても、そのような潜在的な意図によって選任されていることを銘記せられ、一歩先んじた実行力を持って責任ある区政を執行され、区政刷新を期するため、確固たる信念を持って実行するのみだと存じます。これは卑近な例でございますけれども、教育委員の選任につきましての長期間にわたる空席の問題もその一例であろうかと存じます。またこれを機会に理事者各位も従来の観念から脱却いたしまして、住民の声の住民のための行政にさらに責任ある努力を望むものでございます。このような点につきまして、区長の勇気ある確信に満ちたご答弁、あるいはご所見をお寄せいただきたいと思います。

 第二には、文化練馬建設の将来構想についてでありますが、私たちは過去十数年来、区政の場において、各党各派、その政治的な信念を異にしても文化練馬建設を標榜し、区長もまた施政方針など、機会あるごとにこのことを表明されてきたことは、いまさら述べるまでもないところであります。しかしながら当区の現状は、果たしてその目標に対してどれだけ近づいているでございましょうか。まだ排水溝のつかない住宅地、でこぼこの道路網、あるいは上野さんがおっしゃった田柄川の排水等、また文化のにおいのする区民のための施策がどれだけあるでありましょうか。夢物語と砂上の楼閣は政治の場の特産物であるというような錯覚は、現在においては許されることのできないことでございます。このことについても私たちも責任を痛感しておるものでございます。しかし根本的には理想の文化都市建設という着実な基礎計画が何らなされていなかったところに端を発しているのではないでしょうか。これらのすべての現状があまりにもおくれていることを認めるとき、みずから理想を現実に置きかえるための努力がなされていなかったことを深く反省しなければならないと思います。

 このたび事務移管による区長の権限となりました建築関係の農地規制の建築違反等の問題、あるいは緑地開放など、また長年の区画整理事業等の多年のこの努力のストップ、こういうような諸問題の解決への今後の道を開く一つの大きなかぎともなると考えられるのでございます。広大な地域を擁する練馬は未開の地でございますし、努力のしかたによっては、文化の名にふさわしい町づくりの可能性を秘めているのであります。区長就任以来十四ヵ年の長きにわたって、あなたの真の文化練馬建設の叫びは果たして真意であったかどうか。また政治的な呼びかけの声であったのか、責任ある立場からお聞かせ願いたいと思います。

 第三には区政問題、特に財政についてでございます。すでに事務移管はその直接の歴史を背景にしながら、将来の危惧を含んで出発しました。さきに言及したごとく、事務移管は自治権拡充の一環であり、この移管問題について特に事務を円滑に推進し、住民の要望にこたえるためには、その裏づけであります財源が確保されることであります。地方自治体が国家行政等のしわ寄せによって本来の目的を達し得ないのは、端的にいえば財政権の問題であります。当練馬区のごとく、中心区に比較して行政の需要度が高い地域は、平均値に基づくもののみではとうていその成果をあらわすことはできないのであります。地域的特殊性を生かした都道移管、文化会館、各種センターなど、一件算定方式に基づいた再検討が山積されております。またこれが急施を要する問題でございます。しかしながらいまだに都の一方的都合によって決定を見ていないやに聞いております。また本方式も本年度のみだと風聞しております。このように大きな問題点を包含している都区財政のあり方について、基本的な取り組み方や裏づけ調査など区長はどのような計画を持って交渉を進められておるのか、伺いたいと思います。

 第四には、区の自由財源の確保についてであります。地方自治体が住民のためのものであり、その地方の特殊性を生かすために存置していることは、言をまたないところであります。東京都の制限自治区としての性格を持つ特別区は、その自然的、社会的条件から、独自の財源確保に対して、対策のないのは現状であります。ごたぶんに漏れず、当区も年々膨張する人口によって住宅地が激増し、その住民税の伸びが唯一の収入源でありますが、これがまたそれらの住民への反対給付によってかえって収入源の減少さえ来たすのではないかと思います。いたずらにこのような住民税の増加に頼っておるのでは、とうてい円滑なる行政の行なわれることは望むべくもないものであります。散在する中小企業の、あるいは商店街の指導育成、転換期にある農業経営の近代化の推進、軽工業地帯の交流等による一連の産業復興計画によって、住民の真の所得の向上をはかり、それによって得られる種々財源の増加、これこそが必要ではないかと思うのであります。

 地方の小都市が営々として不利な条件を克服して、自主財源の規則に努力していることは、ご承知のことと存じます。これらを見ますと、まことに学ぶべき点が多いのでございまして、私は区長にかような地方小都市のあの市長の努力しているその姿を指標としていただかなければほんとうにこれからの自主財源の確保はできないのではないか、かように考えるものでございます。こういう点につきまして、区長はどのような産業の育成というものを、今後どういうお考えで新たなご姿勢でなさるか、お聞かせいただきたいと思います。

 以上四点をご質問申し上げまして、区長に簡潔にして明瞭なるご答弁をいただきたいと思います。(拍手)

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) ただいまの加藤源蔵議員のご質問にお答えいたします。第一のご質問の都政浄化と区政の関係についてというご質問でありますが、このたびの東京都議会の問題は、地方公共団体の歴史の上に類例のない都議会の自主解散ということになりましたことは、まことに遺憾せんばんと存ずるものであります。本区議会におきましても、過般の臨時区議会において、都政刷新浄化をはかるため総辞職を勧告するご決議を行ないまして、選良のあるべき姿を強く要望されたのでありますが、かかる事態を再度繰り返すことのないよう姿勢を正し、失墜した都政の権威をすみやかに回復させることを衷心から期待するものであります。また日ごろ区政執行にあたっては、財務関係、事務の適正な運用について最善の努力を払っているものでありますが、新聞紙上などでご承知のとおり非常に遺憾とするところでありますが、より一そうみずからを厳にし、経理の適正と明確を期するとともに、綱紀を厳正にして区民の信頼にこたえたい所存であります。この点都政の浄化と区政というご質問でありますが、この面につきましては、かような決意をもって今後区政の運営に当たる覚悟でありますので、ご了承を願いたいと思います。

 なお第二の質問の文化練馬実現の方途についてというご質問でありますが、これはひとり区長の言のみでなく、本区発足以来、区議会の選挙に臨む議員各位におきましても、異口同音、文化練馬建設を誓ってまいっておる練馬区であります。財源等の面についても多々ご質問がありましたが、私が区長になりました二十六年、二十七年に初めて予算を編成する際には、本区の財政は税収一億に満たない練馬区であったのであります。したがって年間予算二十七年の当初予算は三億に満たない予算であります。現在ご承知のとおり土木費一つにおきましても十数億の予算を計上し、税収におきましても、本年税制の改正がなければ、三十億になんなんとする区税収入に相なる区に進展してまいったのであります。したがって教育行政にいたしましても、ただいまのご質問でありますが、内容的には、本区も当初から比較いたしますと、文化練馬の建設に着々進んでおると私は考えております。将来におきましても何ぶんのご協力をお願いいたします。

 財政調整につきましては、当初予算について申し上げましたとおり、本年は遺憾ながら都政がかくある状態でありまして、いまだに一件算定の最終の数字をつかみませんが、この面につきましても十分都に交渉いたしまして、所期の計画を実現するよう努力したい覚悟を持っておりますので、ご了承を願いたいと思います。

 なお最後の税制の面についてでありますが、ご承知のとおりいま区の財政なるものは半身不随の区政でありまして、性格におきましてもこれが完全自治区になりますれば、区長としての抱負も申し上げられますが、現在の姿においては練馬区のみが単独の税法に対する意見等は申し上げられません。したがって機会の協力を得、なおただいまご質問のありました点等も、いずれは都議会に籍を置かれる皆さんでありますので、どうぞご協力をいただきまして、本区の進展に邁進いたしたいと存じます。



○議長(越後幹雄君) 次に八番武藤芳雄君。

     〔武藤芳雄君登壇〕



◆八番(武藤芳雄君) 共産党を代表いたしまして区長並びに担当部課長に若干質問したいと思います。

 先ほどの議員さんの質問に対する区長の答弁を伺っておりますと、区民が水によってどのような被害を受けているか、精神的な打撃を受けているか、これに対して全然ご承知ないようにしか感じられない。でありますので、まず最初に、今度の五月二十七日の出水によってどのように区民の皆さんが苦しんでおられるか。あの日一日だけではございません。また昭和三十七年あるいは八年、大きな出水のあったときだけではなしに、日夜ちょっとした雨でも戦々恐々として生活しているという生活の実態について、まず申し上げたいと思います。

 きのう北町の氷川神社で会合がありまして、そこに町の方々が見えましたが、その中で二人のご婦人が泣いて訴えておりました。ちょうどおとうさんがいない、三歳の子供を背負って留守をしているときに出水になる。最近の出水はごく三十分くらいの間に急速に水位が上がってくる。どうしようとする間もなくたんすの中がぬれていく。そういうように戦々恐々とした生活をしております。また床下浸水だからたいしたことはないというふうに考えておられるならば、とんでもない間違いです。たとえば機械で工場をやっておられる方は、浸水するためにモーターがぬれてしまう。きょうのこの小雨でも床下浸水になりはしないか、機械がぬれたらたいへんだというので、一日作業をやめてその機械を移動するというような現状であります。また鶏を飼っていらっしゃる方、これは四段に鶏の小屋がありますが、下二段はどうしても使えない。使っているときに急に出水がきたときにどうしようもないからというので、下二つの小屋には鶏を入れないで営業をやっております。このような実情であり、大きな雨だけではなく年間数回にわたって出水のために被害をこうむっているというのが実情である。

 区長、もしこれをご存じならば、先ほどのような答弁では、とうてい区民は納得できない。議会はただ単なる形式ではないと思います。ほんとうに区民と血の通った政治を行なうべきだろうと思います。区長は各種の会合においても議会におきましても、白子川に田柄川の上流を組み入れるということについて、何回か県知事と話し合ったという話をしました。きょうここで聞くと、それがすでにどうしようもないという事態まできているように感じます。これは当然であります。あの白子川自体が下流においてはんらんをしている。田柄川、石神井川と同等であります。三年計画、あるいはまたそれについての三ヵ年修理計画、それについても、なお浸水しはしないかと憂えている側に、どうして白子川の上流に組み入れさせるということを埼玉県が承知するでしょうか。しないことは理の当然であります。河川の流域を軽々にして変えることができないのは当然で、これは河川行政におけるタブーであると練馬区の土木技術者自身も言っております。ですからできないことをやろうとする。それに何年も使って単に交渉の数を重ねれば、それであの高松、旭町、田柄町、この二百の人家が水につかっているということを見過ごしていいということは絶対にないと思います。

 そこで具体策として考えられる点は、白子川に落とすよりも、私はあの田柄川とグランド・ハイツに注いでいる現地に最近行って、管の中まで入って見てまいりましたけれども、田柄川はその断面積三分の一くらいの小さい管が入っている。内径にして一メートル足らずの管、そこに田柄川を押し込んでしまおうとしている。バック・ウォーターであの下一帯に水がつくのは当然であります。そこで川幅を広げてグランド・ハイツの中に流れている暗渠をもっと太くする。そうすれば十分に解決することです。上流の問題については……。しかもそれはグランド・ハイツの中、十メートルくらい入ったら、そこから中はもっと広い管になっている。わずか十メートルくらいの管が一メートルであるために、あそこの二百軒が浸水している。どうしてこれをグランド・ハイツの責任者と対決してこの管を太いものにしようとされないのか。全く了解に苦しむ。その点については、土木課の人は、日米合同委員会にかけなければならないからたいへんなことだからというので、自衛隊の司令官に会いに行って断わられたという話をしておりますが、区長自身もっと腹をすえて、この田柄川のグランド・ハイツより上流の二百軒の出水に困っている人たちに対する処置を真剣に考えてもらいたい。先ほどのような答弁でなく、明確に答えていただきたい。

 さて、そこヘグランド・ハイツに広範に水を流し込むとするならば、当然そこにグランド・ハイツから下流、北町一、二、三丁目、仲町に至っての水は、さらにひどくなるだろうと考えます。しかしだからといって、上流の人が何年間か水につかっていいという法はありません。ですから当然北町の一、二、三丁目の方も、あの河川を広げるための運動を強硬にしなければならないでしょうし、区の理事者としても当然部分的に改修していく必要があるだろうと思います。たとえばいま土木で計画として出されているといわれている河川計画、これを見てみますと、昭和三十九年に高徳橋から北町橋までやる、四十年には北町橋から金乗橋、四十一年には金乗橋から横寺橋、四十二年には横寺橋から神明橋までを掘り下げるということになっております。これがいま練馬区の持っている田柄川に対する改修計画の全部であります。もちろん部分的にはこう薬ばりのような改修工事がなされているけれども、河川の水量全体を左右する工事はこれが全部であろうと思います。これをやったからといって、どれだけ河川の改修の問題−−そこに出水がなくなるのかという問題であります。これは年々歳々、同じ雨量であっても浸水はひどくなってきております。そのことは区長自身もご承知のとおりだと思います。だとするならば、いまここで区長が言い、土木部長が言う田柄川の改修の計画というものは、あってなきにひとしいものではないだろうか。それを区民の前に数多くしゃべったからといって、あの地域の人の浸水に悩む苦しみが消えていくわけではないのであります。計画があるからいいというのではなく、その計画を実行したら、こうこうこういうふうに水害がなくなるということを言明して、初めて地域住民は安心するでありましょう。

 さて、この問題は当然練馬区だけでは済む問題ではありません。グランド・ハイツの上流の問題が解決し、北町一、二、三丁目、仲町の問題が解決すれば、今度は板橋に出水を見るでありましょう。河川の問題は当然下流から改造していかなければならない。だとするならば、あげて私たちが願うところは、昭和三十九年三月三十一日にできたところの東京中小河川緊急整備三ヵ年計画、あれがどのように実施されているか、どのような計画であるかということを見てみなければなりますまい。ところがこの計画たるや、とうてい私は承知できないものであります。これらに対して区長はどのように考えているか、伺いたいのであります。

 いま東京にある河川全体、中小河川百四十二河川、その総延長は八百九十三キロに及んでおります。その中でこの緊急整備三ヵ年計画で扱うのは、わずかに三十一キロにしかすぎません。しかも練馬区に直接関係のある田柄川を見てみますと、どれだけの総延長工事をするのかといえば、わずかに三キロであります。しかもその工事の内容は、先ほど申し上げましたとおり、その工事をやったにしても、年々ふえていく水量によって被害は増大するというのだから、これもだまっているならば、何が文化練馬であるか、税金をたくさん取って、予算は増大しただけが練馬区の進展ではないし、区長の業績の進展でもない。いま区民が泣く思いで苦しんでいる問題の一つ一つに具体的に手を打って、そして初めて名誉ある区長であろうと思います。

 私はさらに具体的な幾つかの問題についてお伺いしたい。それは切実なる区民のもろもろの要求であります。たとえば今度は昭和三十八年度のときとは違いまして、雨量が少ないと判断したのか、防災計画が出ていなかったからというので、便所のくみ取りの金を取った。たいしたことはないというふうに判断したからそうしたのか。とするならば先ほど時間がなかったからほんとうにわずかしか言わなかったけれども、もっと長時間かけて、水害で苦しんでいる皆さんの実情を訴えたいと思いますが、これは全協に譲る。しかしこれらの問題に対して、今後出水によって区の土木行政の悪いところによって起きた便所のくみ取りの問題は、一人残らず無料であるというお考えをお持ちであるかということを伺いたいし、また川ざらいの問題であるけれども、先日土木課長に聞けば、あと一回しか川ざらいをする費用はない、だから九月ごろやってくるかもしれない台風の直前に川をさらおうという言い方をされました。そこで押しかけてみえた陳情の方々は、とんでもない、あす降るかもしれない雨に戦々恐々としているのじゃないか、すぐその予算を使って川ざらいをしてくれ、といっているのです。やるでしょう。とするならば、九月の前にまたやらなければならない。しかし予算がない。これらの問題に対して区長はどう考えているか、明確にお答え願いたい。

 さらに区民は、私が先ほど申しましたような緊急整備三ヵ年計画なるものの全貌を承知していない。昭和三十八年九月でしたか、豊島公会堂に千三百名の人が集まって、河野建設大臣が見えて、おれにまかしておけ、三年間に百四十一億円を投入して直してみせる、と言ったが、しかし現実に組んだ予算はどれだけかといえば、一年間平均約五十億に近い金を投入しなければならない川に、昨年約二十三億、ことしにおいては約二十七億で、その計画自体が非常にみみっちい上に、なおその半分くらいの予算しか現実には組んでいないじゃないか。これらの問題を練馬区を預かる区長としてどのような気持ちで受け取るか。どのような方法でこの練馬区民を愚弄するような計画に対して予算を取ってくるという努力をしようとしておるのか、具体的に承りたい。

 それとさらには、先ほどいいましたように、鉄工所の問題、養鶏所の例、また出水があるかもしれないというので会社を休んで主人が留守番をしているというような実態の中から、非常に金銭的な被害も受けております。金銭的な被害だけではない、いろいろな精神的な被害も受けている。これに対して都税や区税のほうでは、区で発行する証明書を出すならば税金をまけることもあり得る、ということを私に答えております。だとするならば練馬区で当然こういったものに対する証明書を出すべきであろうし、それは今度の被害を受けた千五百名一人一人区へ来て取るというのではなく、このような不始末の行政のあと始末であるから、当然こちらから出向いていって、被害状況を調査して、そしてその人たちに罹災証明を発行するというような親切心が、文化練馬の区長としておありかどうか承りたい。また根本的に承りたいのは、河川改修の全体計画に対して現状でいいと思っているのか、そうでないとするならば、今後どういうふうな方法で進めていきたいのかということを具体的に承りたい。

 以上で私の質問を終わります。(拍手)



○議長(越後幹雄君) 答弁を求めます。

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) ただいま武藤議員の質問ですが、石神井、田柄川が主たるご質問でございます。田柄川については先ほど上野議員の質問にお答えしたとおりであります。なおつけ加えたご質問がありましたが、ご承知のとおり河川改修については当然都の裏づけがいるのでありまして、この面は都に折衝した結果、先ほどの三年計画を二年にやれということを、最近においても強く要請しております。ご承知のとおり先日の雨水でありますが、将来におきましても、かような地域はひとり田柄川のほとりばかりではありません。本区は、いわゆる高台盆地が非常に多い地区でありますので、将来豪雨の際には各地域にかような問題が起きますが、つとめてこの線に沿いまして将来とも努力する考えであります。内容のこまかい点については先ほど上野議員のご質問にお答えしたとおりでありますので、ご了承願います。



◆八番(武藤芳雄君) いまの区長の答弁、非常に抽象的に言われたのですが、私の聞きましたのは、具体的なことを何点か聞いている。それに対してお答え願いたい。また三年のを二年でやれというのは、緊急中小河川の整備計画のことをいったのですが、それはいま私が申し上げましたように、予算は半分しか組んでいない。それをどうして二年でやろうというのか。それともう一つは、田柄川の下の改修、それに対しては可能性があるのかどうか。ないのではないのですか。ないならばいまのグランド・ハイツの下を通っている管を太くするということに対してどのように考えているのか。その点について具体的に聞いた四点についてお答えを願いたい。



○議長(越後幹雄君) 八番議員に申し上げます。理事者のほうから答弁がございませんので全協であと答弁を求めるようにお願いしたいと思います。

 それではここで十分間休憩をいたします。

     午後三時十七分休憩

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◎局長 ただいま出席議員数三十三名でございます。

     午後三時三十五分開議



○議長(越後幹雄君) 休憩前に引き続きまして、本会議を再開いたします。

 一般質問を続行いたします。十三番・菅原世光君。

     〔菅原世光君登壇〕



◆十三番(菅原世光君) 私は、石神井川、田柄川の改修並びに小学校教育とPTAに関する問題及び水道、ガス布設工事費に関する問題、以上三点につき、区長並びに教育長、担当部課長に質問いたします。

 まず第一点の石神井川、田柄川については、集中豪雨のたびに川がはんらんし、流域に居住する多くの人たちが降雨のたびに胸を痛めております。昨年は幸いにしてはんらんを免れましたが、一昨年の集中豪雨には、沿岸の床上、床下浸水の数はおびただしく、また本年五月二十七日、台風六号による浸水は、いよいよ沿岸に住む人々に安心して住んでおれないという不安感を強く抱かしめたのであります。かつては人口や家屋も少なく、両河川の降雨量も畑地に吸収され、相当量の降雨であっても、川をはんらんさせるまでに至らなかったのでありますが、家屋の増加、道路舗装、家庭で流す下水道の増加は、直ちに雨水を両河川に注ぐという事態を迎えているのでありまして、いまここでその抜本対策を立てなかったならば、月を追い、年を重ねるごとに不測の危険と損害をもたらすことは、関心の低かった区当局といえども、はっきりした事態として認識を新たにしたものだと考えます。しかるに元来河川は都の所管事項であるということから、居住民の不安と損害を考えつつも、いかんとも手がつかず、わずかに昭和三十八年、二十三区及び多摩地区を併合してできた中小河川改修促進連盟に加入したのでありますが、これとて早急に練馬区の河川改修を促進するものとはならず、さらに昨年都において中小河川改修緊急三ヵ年計画が出されましたが、これも練馬区はワク外に置かれたのであります。かくしていかんながら河川対策は全くゼロにひとしい状態であります。ようやく小康を認めたといえば、都の下水道計画の板橋区新河岸下水処理場の設置に伴い、田柄川は全部鉄筋コンクリートの暗渠とし、その上を道路とする、また石神井川は、河川に沿うてこれも同様暗渠をつくる計画が立てられたことであります。しかしながらこれは何と昭和四十五年から実施するとのことであります。これに要する工事費は、実に数十億の予算を伴うのでありますが、四十五年実施といっても、これはさらにその年度を起点とする数回の継続になることは必然であります。それまで待つとなれば全く百年河清を待つばかりでなく、わずかの降雨でも浸水し、これが生命、身体、衛生上、不測の重大事を惹起することは、火を見るよりも明らかであります。このような状態にまで追い込まれているのに、手をこまねいてその時期を待つのが区民にこたえる道でありましょうか。今日まで幾たびも区当局に申してきたことは、道路、教育等の行政に追われるとはいえ、万事が重大行政について積極性に欠けているということであります。あたかも事態は居住民の生命、財産を危殆に追いやろうとしている問題であります。かように急を要する問題には、何をおいてもまず最優先の配慮を払うのが、為政者のとるべき道であります。他の区にも中小河川のはんらんする問題が同じようにあるとしても、急激に都会化し、発展しているわが区の両河川、特に田柄川のそれとは比較にならぬ危険度の差があります。下水道工事が昭和四十五年度から実施されるものであっても、それを繰り上げ、本年度から即時実施するようにせよと、われわれ公明党は声を大にし、議会も当局も一体となり、挺身してそれらに当たりたいと叫ぶのであります。あるいは一歩を譲るとしても、田柄川においても北町下流の高徳橋より神明橋間、約千メートルの改修工事に取りかかっております。昨年は都からきた防災費三千万円のうち、四百万円を投じて約百メートルの川底の切り下げ工事を実施しております。本年を含みあと四年をもってこの切り下げ工事は完遂される見込みでありますが、下水道暗渠に膨大なる予算がかかり、これの実施が困難であるなら、あと三千万円をもって完遂できる切り下げ工事を、どうしても本年度においてこれを完成させねばならないと思うのであります。われわれ公明党は、最初から田柄川の改修については一貫してこれが完成を叫んできました。わずかに昨年川底のしゅんせつが行なわれたのみでありましたが、もはやかくのごとき一時しのぎの応急策ではどうにもならない状態となってまいりました。しかもこのまま行き過ぎれば、区の行政は怨嵯のまととなることは必至であります。なお先月の六号台風におきましては、あの北町小学校の裏、すなわち共済組合住宅のところを流れている護岸の決壊でございます。私があの雨のときにちょうど目の前であの護岸はくずれたのであります。同時に見ているうちに、だんだんと住宅の敷地は食いとられ、倉庫はまさに倒れんとしてまがったのであります。住宅の人も針金でもってあの倉庫を食いとめ、私が即時に土木部長に電話をもって直ちに現地に来るようにといったわけです。そうして現場を見たり、帰りには、これはきょうのこの水ではどうにもなりません。水が引き次第明日早急に補修をいたします。このようなことがあったのでありますが、いまだに何回催促してもそのままであります。しかしながらこの雨期において、いま一度あのような日がきたならば、あの住宅一軒は必ず流されるのであります。これらに対して土木部長並びに理事者はどのように責任を負うつもりであるのか。これは懸命に詳細にわたっていままで延ばしてきたその理由をお伺いいたしたい。以上の見地から、私は区長及び土木部長に対し、以上の点につき誠意ある答弁を期待するものであります。

 次に小学校教育とPTAに関する問題であります。PTA会費については、昨年四月九日、義務教育諸学校における私費負担の抑制措置に関する決議案をわが公明党より提案し、議会において賛成の決議をいたしました。この趣旨はPTA会費を全廃し、父兄の負担を軽くし、その費用は区費をもってまかなえというにあります。高度経済成長に伴う池田財政の失敗は、低所得者をいっそう貧困にかり立てていることはご承知のとおりでありますが、PTAに関し、その出費に悩む家庭は少なくないのであります。したがって義務教育の運用に関する一切の経費については、いやしくも住民の私費負担によってまかなうことのないよう国及び都、区の公費負担によるべきことを義務づけているのであります。ところが昨今、このことを知りつつ、これが脱法行為ともいうべきことが再現され、父兄の間にも問題になっていることが、当区においても二、三とどまらないのであります。まずその端的な一例をあげれば、小学校教育会の助賛費を求める運動が当区小学校教育会会長名義により本月一日より推進され、各小学校長名を併記して児童の父兄に懇請しております。内容は、研究発表会、教育視察派遣、功労者表彰、研究奨励等の費用のため、一口二十円となっておりますが、父兄としてはまず最低百円ないし二百円を目途とするのであります。これを何とか阻止することは当然と思いますが、これを父兄に懇請すれば、義務的なものでないといっても、父兄や児童は先生からいわれたことをそのとおりにしなければならぬという義務感を伴い、それができないことにひけ目を感じて、どうしても無理をするという結果になっております。そのことが純心なる子供に大きな心の痛手となっていることを考えてもらいたいのであります。かようなことのないようにしようというところに、PTA会費全廃の理念があります。しかるにあえてこのことを行なおうとする現実の計画でありますが、これは当然区の予算をもってあてるべきであります。なぜ教育委員会が先生方にこのような苦労をかけてまで、金の苦心をさせるのか。むしろ教育委員会は、教師を守り、児童を愛する精神が欠如していると批判されてもやむを得ないと思うのであります。右について教育委員会は事実を知っているのか。また正否をどのように考えているのか、教育長の見解をただしたいと思うのであります。

 最後に、ガス、水道布設工事の融資について、理事者の見解をお伺いしたい。文化練馬を推進するならば、まずガス、水道の普及を促進しなければならないと思います。ガスは別として水道の問題を取り上げてみても、その普及率はわずかに二二・九%という弱体であり、二十三区中普及率が最低であります。昨年はガス・水道特別委員会は、不幸にして一度も開かれるに至らなかったのでありますが、本年度都水道局は、第一四半期に八千メートルの水道配水小管の施設を発表し、さらに相当額の予算を計上されておることは、まことに当区の大いなる喜びとするものであります。しかしながらその計画路線の布設計画は、各家庭に十日ぐらい前に布設の通知をしている現況であり、これが設備金の準備にも事欠く状態であり、地域においては申込み者の手数が資金難のため、脱落しているのであります。生業資金並びに産業資金、あるいは特殊団体の補助金等にあっても、こうした公共施設に対しての融資は、わが区には現在のところ認められておりません。私は、わが区の特殊性から見て、こうした設備金を区は準備してやることが、水道普及をいっそう促進するものだと信ずるのであります。こういった現況に対して、理事者はどの程度に知っているのか、また配水小管から給水管導入の設備資金の融資の道を開くべきであると考えているのかどうか、これに対して理事者はどのように処置されるのか、誠意ある答弁を求めます。

 以上、三点をもって私の質問を終わります。(拍手)

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) ただいまのご質問にお答えいたします。

 第一の中小河川災害対策についてのご質問でありますが、すでにこの点につきましては、前者の質問にお答えしてありますけれども、中小河川につきましては、すでに区議会でもご承知のとおり、先年来九区三市によって中小河川の改修促進方を要請してまいりまして、年次計画によって現在進展しております。いずれの地域におきましても、ただいまのお説のとおり本区は豪雨の際等には、そのたびごとに悩んでおりますので、いまご質問のありましたご趣旨によって、将来とも実現方を努力する考えであります。

 なお第二は、教育長からお答えいたしますが、第三のガス、水道設備工事融資についてというご質問でありますけれども、ご承知のとおり本区は水道、ガス、両者とも、現在の状態は他区に比較いたしまして、まことに貧弱でありまして、先般来議会においても特別委員会を設置されまして、積極的に促進をはかっておることはご承知のとおりであります。誘致いたします方法といたしましては、地域に組合の結成を見、区民の参加を呼びかけまして、啓蒙指導にあたっておるのであります。したがいましてこの面につきましても、給水、ガス導入の成績も逐次向上してまいりまして、いまのお説の二二%余の率は、現在の人口に伴っての二二%であります。したがってこの面につきましては、現在までのような誘致策を講ずる覚悟でありまして、これに対する資金貸付ということは理事者は考えておりません。いずれにいたしましても、本区は現在の状況からガス、水道の誘致はできるだけ急速に努力いたしたいと思いますので、なお区議会特別委員会の各委員におかれましてもご協力をお願いいたしたい所存であります。なお理事者もでき得る限りの努力をいたしまして、ご期待に沿うべく努力いたす所存でありますので、ご了承を願いたいと思います。

     〔土木部長安藤益男君登壇〕



◎土木部長 ただいまの菅原議員さんのご質問にお答えいたしたいと思います。

 ご質問の中で、北町小学校の裏、私にいってあるけれどもいまだに何ともしないというおしかりでございましたが、場所が違えば失礼でございますけれども、自衛隊の裏の物置のそば、それと小学校の裏の二個所は修繕済みということで、私のほうへ報告がまいっておるのでございますが、その場所について違ったところがございますれば、また調べましてさっそく危険な場所は直したいと、かように思っております。何か行き違いがあったのではなかろうかと思いますので、もう一度調べたいと思います。

 それから先ほどからもお話が出ております田柄川のはんらん、並びに低地につきましての浸水につきましては、土木部といたしましては、もちろんこれは大きな問題として考えておるわけでございますが、事情がいろいろと複雑と申しますか、地勢的なものもございますし、たまたま自衛隊の入口までは都が管理すべき一級河川になっております。その管理だけを現在区長委任ということで予算は都のほうからいただきまして、そしてやっているわけでございます。年々宅地化に伴いまして、いままでは心配のなかったようなところも水がつくという現状でございますが、そういうような面で、私はこの間も五月の二十七日、三十日の水を見て認識を非常に深めたと申しますか、来て間もないものでございますから、新しく知ったような面もございますが、こういうことではならない、何とか水防措置によってでも一時は防げないかといろいろ研究したのでございますが、地勢的な形から考えまして、あの川をかさ上げいたしまして、はんらんをかりに防いだとしても、それにつながっております下水管その他の排水口との連絡がございますので、かさ上げをいたしまして一時応急的にやりましても、やはりザルの中に水を入れるようなもので、かえって裏に回ってしまう。それではどういうようなことをしたらいいかということになりますと、あの川を広げるか、または現在やっておりまするように深く底を下げる、そうして下のほうへ早く水を流してしまう、こういう方法が考えられるのでございますが、たまたま先ほどほかの議員さんからもおっしゃっておられますように、また区長からもご答弁があったように、四十五年を目安に、いわゆる下水道計画と重なっておりまして、河川部といたしましても、その間は大々的な河川改修は行なわないで、防災公費でもって災害をなくしていくというような方針になっておるのでございますが、そういう方針が三ヵ年というのでは、現在の住民の方がそういう苦痛をなめておられる段階におきましても、非常に長い期間だと思います。したがって実際に水がつくところの住民の皆さんには、とうてい納得のいくものではないということで、私はつい先日も、河川部の防災課へまいりまして、何とか三年をこの追加予算で一挙にやれないか。河川部としては三千万という金は大きいであろう。しかしながら都全体の予算から見れば微々たるものじゃないか、実際に困っている住民の方を考えれば、予算がないからといってほうっておくわけにはいかないだろうと、るる説明してまいったのでございますが、河川部におきましても、やはり財務局のほうで切られてしまう、なかなか河川部の予算というものは十分ではなくて、一昨年の八中小河川の問題にしましても、予定どおりの予算がつかないで、騒いだときだけは相当大きく予算がつくというような状況でございました。それからこういうことは、こういうところでいう必要はないかもしれませんが、今年度の予算も最近になって都のほうでは税収と見合わせて一割保留をするのだというようなことで、土木部長の要望はよくわかるけれども、補正予算の要求はしても、なかなか補正予算の追加はむずかしいのじゃなかろうか。そういうことでは困るんだから、もしそういうことならば、また住民の方と一緒になり、議会の議員さん方とも一緒になって、何とかこれをやっていかなければならないのじゃないかというような気持ちで、実は帰ってきておるわけでございますが、昨日も日曜でございますけれども、やはり雨と申しますと、われわれ土木の職員は実は頭を痛めておるようなわけでございますので、何とか水防でそういう浸水が防げるものならば、水防によってでも防ぎたいということで、心配をいたしております。また先ほど申し上げたようなことで、水防によっても浸水を防ぐわけにはいかないと思います。なせならばポンプでも持っていこうかということも考えておりますが、一ぺんついてしまった水を少しでも早く汲み上げるだけでありまして、たとえば先日浸水しました場合の時間雨量三十ミリを越す程度のものになりますと、ああいう状況になるのでなかろうか。そういう三十ミリぐらいの雨は、一年に二回や三回は起こり得る雨でございますので、何とか都議会が発足しましてからの補正予算で追加予算をもらいまして、神明橋から高徳橋までの間を早く改修したい、そういうことによって、それからの上流のはんらんを防ぐような方法を考えてみたいと思っております。何と申しましても、予算が先決というような状態でございますので、どうか議員の皆さんにおかれましても、ひとつわれわれと一緒にご援助願いまして、予算獲得に努力いたしたいと思っております。私の答弁をこれで終わりたいと思います。

     〔教育長上野唯郎君登壇〕



◎教育長(上野唯郎君) ただいまはPTAの経費軽減の問題並びにそれに関連をいたしまして、小学校の教育会の賛助会費の問題について質問がございましたが、PTAの経費軽減につきましては、かねてからの念願でございまして、私といたしましても懸命の努力をいたしまして、PTA経費の軽減に努力いたしておる次第でございます。たとえば本年はそれぞれのPTAの経費と、あるいは学校運営費という問題につきまして項目を二十数項目あげまして、これらについてどうあるべきかというようなことを、校長会あるいは教頭会その他等でも十分指示し、研究をいたして努力をしておるわけでございます。しかし受益者負担の問題と、PTAの経費を軽減していくということは、当然望ましいことでございますけれども、これの軽減とはうらはらの関係をもちまして、いわゆる公費に切りかえていくということに相なるわけでございます。したがいまして、区の現在の財政状態等から考えまして、必ずしもただいまのところお説のPTA経費軽減が万全を期しておるというふうには考えられないと存じます。なお今後とも努力をいたしたく考えております。

 なお、引き続いて小学校教育会の賛助会員の問題でございますが、この小学校教育会は非常に古くから存在いたしておりまして、聞くところによりますと、以前は練馬地区と石泉地区というような二つの教育会があった。それを昭和二十七年度に一つに合併して、それでただいまのいわゆる練馬区小学校教育会が発足しておるのだということで、自来小学校教育会といたしましては、小学校教育の振興と児童一人々々の教育の発展をはかってきておるというふうに考えるものでございます。なおこれが運営等につきましては、ただいまもお話がありましたが、教育会は二十三の部会に分かれております。そして千五百名の先生が、すべていずれかの部会に参加をいたしております。そして活発な活動をいたしております。したがいまして各学校の実質的な研究活動というものが非常に活発に行なわれておりまして、非常に喜ばしい現象でございます。こういう実質的な活動が活発になるにつれて、いわゆる各教科それぞれとも連合的な活動を必要とするのではないかというようなことから教育会がやっておるだけであります。したがいまして教育会といたしましては、各教科の研究とか、あるいは講習、講演会その他児童、職員の研究発表会とか、その他いろいろな連合運動会、その他たくさんの連合行事が行なわれておるわけでございます。かようなことで事業の内容をただいま申し上げたのでございますが、教員は千五百名が年額三百六十円の会費を納入いたしております。なおここに賛助会員は一口二十円ということをお願いしておるのでございます。このほかに区の交付金をもってまかなっておる団体がございます。しかも賛助会員は、ただいまお話がございましたが、小学校の児童が大体三万四千ぐらいただいまございます。このうちで一万五千口ぐらいを予定しておったということでございますので、必ずしも全員にお願いしておるのではないというふうに考え、教育会の趣旨を理解されて、これに賛同され、そして二十円の会費を出すことによって、練馬区の教育振興がはかられ、ひいては児童一人々々がそれぞれ仕合わせになれるのであるというような、いろいろなことを考えてみますときに、必ずしも私としてはこの問題について十分研究をしなければならぬというふうに考えるものでございます。しかもただいま最初にお話のありましたように、PTAの経費軽減というような問題と関連をいたしまして、当然これは十分研究をしていかなければならない問題であるというふうに考えるものでございます。



◆十三番(菅原世光君) 土木に関しては、土木部長のほうで、もう一ぺん現場を見ていただきたい。とにかくまだ護岸が壊れたままになっております。それからやはりあれだけの雨量があったあとでありますから、土木部長自体が現場をよく見ていただきたい。そうして早急に地元民衆の不安を除いてやるというような行動を理事者自体がとっていただきたい。

 それからいまの教育の問題でありますが、PTA経費軽減に対するところの決議が区議会で行なわれたのです。いまの教育長の説明を聞いておりますと、実に詳しく、よくご存じなのです。ご存じであって、それを黙認しているというふうに私たちは考えられます。そういう点からいきましても、あえて全員にお願いしているわけではありません。このように申しておりますが、学校側においては生徒から集めている実情である。この問題については子供と親との間に相当トラブルが起きています。一口二十円という金は持っていけない、親のほうも体面があるから、たいがいの家庭が二百円は出しております。よほど苦しい家でも百円は出しております。そういうような状態で、その集金の当日、子供が学校を休んで、きょうこの金を持っていけないならば、学校へいけないというような事実がある。それをとにかく教育委員会で古くから、しかも形にあらわれたのは、つまり一本化になったのは、昭和二十七年だということになると、十数年経過している。それに対してそれほど必要な経費をなぜもっと予算の上に大きく捻出をしないのかと、このように私は思うのです。いくらPTA経費軽減を叫んでも、教育委員会そのものが真剣に考えなければ、いつまでいっても同じようなことを残しておるわけでありまして、教育の上に非常な支障を来たす、子供から金を集める、子どもに持ってこさせるようなやり方は、最も卑劣なやり方で、父兄と子供たちが直接タイ・アップして、子供に集金をさせるとは、教育上最も悪いと思います。そういう教育の仕方というものはぜひとも改正していただきたい。全員協議会においても具体的に話をしていただきたい。



○議長(越後幹雄君) 次に十五番・高橋久子君。

     〔高橋久子君登壇〕



◆十五番(高橋久子君) ただいままでの一般質問を拝聴いたしておりますと、きわめて具体的な事業面の執行についての質問が多かったと思います。私はこれは当然なことで、今回初めて区の機構が改正、整備され、部制がしかれ、区役所の行政の整備と人容が整えられた。そして当初予算から財政の執行が行なわれたというふうな時点において、教育上どのように具体的に効率が上がったかということについては、われわれもともに大きな関心を持っておった、そのような観点から、いまそれぞれ質問が出たところだと思います。私は先ほど区長が本年六月の補正予算の提案理由の中に、財調は六月末までに決定したいという年来の方針であるけれども、今年はいまだ決定していない、六月十一日に第一回の折衝をしたのみであって、一件算定分については措置額が不足であることはきわめて遺憾だ、今後数回交渉しなければならないということをいわれました。その内容となる予算書を見て見ますと、まことに区長がいわれたとおりで、一件算定分に当たる予算はほとんどないといってもいい。予算書を拾って見ましても、小学校のプールの三校分、中学校のプール一つ、これ以外にどこを探してもあまり一件算定の予算というものが組まれておらない。このような形で六月の補正予算ができ上がっているということから、いまそれぞれ具体的な事業面の執行について質問があったものと思います。特に河川の問題については、各議員から質問が出ましたが、これは私は当然なことであると思います。今年は梅雨も早く来、毎日のように集中的な雨の降る時間もある、このようなことで、石神井川、田柄川、その他河川の周辺の住民からは、私どものほうにも、それぞれ陳情がきております。私はいままでの論議を伺っておりまして、住民が困る、どうするのだと、理事者に迫り、理事者のほうは何とかしたいのだけれども、三ヵ年計画がまた延びそうだ、四十五年度になれば新しい計画の中にそれを入れていくのだけれども、それまでもつかもたないかわからぬというような土木部長の先ほどの当面のお答えがありましたが、私はそういう論議では解決策にはならないと思うのです。もうここまで論議が進んでくれば、そういう生活の切実な問題点を解決するために応酬をしているということにとどまっていては解決策は見出せない。今回たまたま部制改正のもとにもなった事務事業の移管に伴って、法の改正がなされたはずであります。その際起債についての法律も通っているところであります。もちろん起債の基本的な考え方というものは、この河川法に直ちに適用させるというような本来の趣旨ではないと思います。しかしいままでの論議があったように、これほど理事者も認めている。いや、たいした河川の被害状況ではないということはいっていない。区長初め土木課長もそのとおりだ。何とかしたい、三年間は待っておれない、私もそう思うということをいっている。そうしますと、これを解決する具体案として、この起債を考えてみたらどうかと私はこのように思うのです。本来この河川に対しては国の予算をとる、国の予算で執行するというのが当然の措置であります。しかしながら国のほうでそのような予算の措置が間に合わぬ、区のほうでは待っておれない、こういうような実情の際に、この法律を生かして使うということが、私は可能なのじゃないか、このような点で区長は知事なり、副知事なり、担当部局長に話をしたことがあるのかどうか。土木部長は特に専門的な担当者でありますから、当然この起債のことについては、私は考えたのじゃないかと思いますけれども、こういうものは問題になりませんというふうな答弁にはなってこないのじゃないかと思います。ほかにいま直ちにこの窮状を救うというような具体案は私は思いつかないと思うのです。このことについてひとつ、いままで考え、都の担当者と話し合ったような事実があるなら、それを聞かせてほしいし、そういう事実がないけれども、それは考えなくちゃならないというふうにお考えになるなら、そういう点の答弁をしていただきたいと、このように考えます。

 なお、石神井川の改修を先日行なったと思います。その際橋のたもとのきわを一・五間ほど護岸工事をしなかった、そのために先日の集中豪雨によって、その護岸工事をしなかったところから水が吹き上げて、浸水の助長の役目を果したというふうなことを聞いております。これは予算がないから、その分だけなし得なかったのだということで、あとでこの工事をしたということを私は聞いております。これは私は事実だと思います。いままでもいろいろ論議があったように、文化練馬といわないまでも、すべて予算の中身というのは、先ほどから繰り返しいわれているように、いずれも税金です。税金を形をかえて住民に返すという中で、予算が一・五間の二倍だけないために、この際は、この時点においては護岸工事の効力というものが何にもなかった、いわゆる護岸をしなかったのと同じ結果になる、こういう事業の執行をしたのだ、私はあとで直したらいいということにはならぬと思いますので、いまは完成しているということですけれども、そのことについて実情をお尋ねしておきたいと思います。

 それから先ほど来土木事業についてもそれぞれ問題提起があり、答弁がございました。しかし区長の答弁はあまりきちっとした答弁になっていないようにも聞きとれましたので、私は私の立場でお聞きをいたしておきたいというふうに考えております。河川と同じく今年は長雨が続き、梅雨も早くきた、こういうことで道路が非常にこわれております。特に石泉地区にまいりますと、川のような道路がたくさんあって、歩行する人の困難、またそこを車が走ると、車に水をはねられて迷惑をする。車も走るのに容易じゃないのじゃないかと思う。このような状態は、ほんとうに見たいと思っても、なかなか都心区ではこのごろ見られないような実情が毎日続いていると思います。またこのような中で、雨が降ると、通行人はかさをさして通る、子供たちも通る、車は走る、こういう中で特に最近は交通の困難、繁雑に加えて、こういう雨の多い季節で、私は交通対策の上からいっても、きわめて困難な実情になっていると思います。区の計画にある道路舗装にしても、U字溝の仕事にしても、雨のために事業がたいへんおくれていると思うのです。これは例年の事業進行率と違っているのじゃないかというふうに考えておりますが、一体いまは六月の末になるわけですけれども、例年六月段階でやっている事業の計画と、いまの進行状況と、その比率はどのくらいになっているのか、特に道路がこのような状態ですから、砂利の要請あるいはこまかい修理の要請というものが、土木課に殺到しているのじゃないかと思います。これらについても先ほど多少質問に出ましたけれども、土木課の手不足、人員の配置、そして日常の区民生活の上に、こういう要請に対する仕事の流れというか、こういうものの一貫した事業の進行がどのように行なわれているか、私はやはりこのようなこまかいところが、区民生活の基礎になる問題だと思いますので、そのような点でひとつお伺いをしたいと思います。なお議会のほうには交通対策特別委員会が設置をされております。区長の先ほどからの答弁を聞いていると、私も努力をするけれども、議会も努力してほしいと、何か議会と私と半々か、議会のほうが六ぐらいで、自分のほうが四ぐらいな答弁にとれないでもなかったわけですけれども、私はこのような問題を考えてみますと、区長は土木事業にしろ、河川にしろ、これは国の中の予算だ、あるいは都の予算だと、このようにおっしゃりたいのだと思います。しかし私はこれで具体的な例を一つ引き合いに出したいと思います。先日やっときまりました都立練馬高校敷地の件です。これはご承知のとおり都の事業であります。しかしあれがオリンピックにひっかかって、そしていろいろと個人の議員の行動等もあって、おくれにおくれ、予算が流れるというきわまできたとき、区長は都の要請によって最後のぎりぎりのところで、やっと土地を区の力でものにした。私はそれと同じことがこの土木事業や道路、河川等についても同じようにいえると思います。練馬区民も東京都民であって、東京都民と練馬区民が違う人のような、いわば区民だけが相手で、都民は相手ではない、私の力の及ばないところだと、こういう区長の考え方はぜひ捨てていただきたい。先ほど聞いていますと、最初の予算は三億で、いまの予算は四十何億でというふうにいわれましたけれども、これは何も区長が予算を大きくしたのじゃないと思うのですね。人口がふえて、そして区外に働く人たちがふえて、練馬が住宅街となって発展してきて、そこから上がる税金がふえたということ以外に、これは客観的な区の発展状況だと思うのですね。したがって予算がふえればふえただけの値打ちのある行政をしなければならない。私はここまでくると区の行政をしうのは端的にいうと、予算、財政の問題だというこうに直ちに結びつけても誤りではないと思うのでございます。どうぞそういうふうな考え方で答弁をしてほしいと思うのです。私も努力するけれども、議会も努力してください、昔から見るとよくなりましたというふうなとおり、一ぺんの答弁でない答弁を聞かしていただきたい。

 もう一つは、やはり練馬には住宅がふえて、外に勤めにいかれる方がたいへん多く住むようになった。こういうことから議会でもたびたび問題になっておりますけれども、商店街の振興対策についても、やはり考えていただかなければならない時点であろうと思うのです。特に中小企業、商店、そのようなところで一番問題になっているのは、手不足の問題だと思うのです。店員さんが少ない、これはいろいろ原因があると思います。しかし現実に商店街の周辺に住宅が激増している、そしてその商店の産業の振興策を考えるということは、私はただその商店を守るとか、商売をしていらっしゃる方の手助けになるとか、もちろんこういう一面もありますけれども、これはすなわち住んでいらっしゃる方々の生活に利便を与える、その方たちの生活を守るということとうらはらで一致している。やはり日常の生活の中で商売を利用するしないということは、一日たりといえどもできないわけですから、そういう点で商業に対する振興策を考えるということは、住民の利益と一致するものだと、こういう考え方なのです。いままで何回も議会の中で問題になっておりますけれども、このような商店に働く人たちの手不足というものが一番大きな問題じゃないかと思います。そういう中からこれらに対して実態調査をするようにと、そういう資料を見せてほしいということを私どもは何回もお願いしたけれども、そのような資料はいままで出てきたことがないのですね。やはり行政をしていく上において、基本となるものは、実態調査であり、資料だと思うのです。いままで議会の中で論議になっているところは、この人手不足を解消するために、ひとつ集団就職のあっせんなり、また宿舎というふうなものを考えてみてもいいような、練馬の地域の事情じゃないかというような論議もたびたびあったと思います。そのような観点から、ひとつこの実態調査なり、集団就職受け入れ態勢、あるいは集団就職者の宿舎の問題、こういう点について見解があればぜひ具体的に承らしていただきたいというふうに考えるところでございます。

 最後に先ほども他の議員より都政の利権汚職、この問題について区政との関係はどうかという質問が出ました。私は今回の都政の利権、汚職の問題は、自治体の危機を示す大きな問題点であろうというふうに考えます。特に特例法をもって都議会が解散をしたというふうなことは今後の各地方自治体に対する大きな影響となって、きわめて私は好ましくない事態であると思う。しかし結果としてはやむを得なかったというふうに考えております。

 それで先ほどの区長の答弁を聞いていますと、練馬区がこのことに対して解散決議をしたことがたいへんよかったというふうな、その程度の答弁だったのですけれども、私はこのような事態というものを、同じ自治体として、先ほど区長は、練馬は半身不随で、何ヵ国の子供か孫かのようなお話がありましたが、私は自治体という形においては、都も区も権限は同じだと思います。ただ二十三区が特別区ということで制限を受けている基本的立場に立てば、同じ権限を持っている地方自治体だというふうに思います。したがって今回都にあったような事態というものをわれわれはどのように見るべきであろうかということについて、理事者にも考えてもらわなければならない。人のことだ、わしらには関係がない、都はだらしがないなということであってはならないと私は思います。私はもちろん議会としても今回の事態に対して、それぞれ深く考えるところがなければならないと思う。しかし区の理事者としても、今回のような大問題を起こした都の行政の中から、やはり貴重な教訓は学んだのであろうというふうに考えておりますけれども、区長はそのような点については、先ほどの質問に対して答弁がないので、ひとつこの点についてお答えをいただきたいと、こういうふうに考えます。

 それから、水道の問題について、ひとつ具体的な問題点をお伺いしたいのでございます。先ほども水道の問題がたくさん出ておりました。これは過日石神井支所当時、説明会が都の水道局から来て行なわれたわけでございまして、私もその説明を聞いておりました。今回練馬の大泉を通って、上井草に落ちるこの送水管で、水が走るから水が取れるかと思えばそうではないということを聞いて、いろいろと論議の出たところですけれども、いま大泉その他の地域の住民を集めて、都の水道局が出向いて説明会を持っているということを聞いております。この説明会に練馬区の土木課長や係長が出向いて、一緒にこの説明会に出ているということを聞いております。もちろん私は先ほど申し上げましたように、練馬の区民は練馬の区民だけで、東京都民ではないということは考えませんから、このような水を送る、いわゆる送水管だけを引くということについても、全部これを拒否するということにはならぬと思いますけれども、消火栓もつかない、練馬の区民が家庭に水を引き込むこともできない、送水管だけを無条件で練馬の管内を引かせるということは、先ほどからも話があったように、二三%以下の水道の普及率である練馬において、直ちに賛成するところではないと思うのですけれども、そのような説明会に課長や係長が出ていらっしゃっていて、どういう役割をしているのかということをお聞きしたいと思います。この水道の問題につきましては、各地域で先ほども区長から答弁があったように、組合の結成をし、一部負担その他の犠牲において、水道誘致運動というものが進んでおります。上石神井二丁目、あるいは南大泉、組合のできているところはたくさんあります。もちろんこの陳情や請願をしたから、その地域が優先するのだという考え方を区がとるべきであるということは、私は申しませんけれども、全くこの水の問題はとまれば一日も生活できない、こういう中から相当な負担をして誘致をしなければならぬというような、せっぱ詰まった生活上の問題になっております。井戸を掘るといっても、五万も六万も負担をしなくちゃならない。それなら水道の一部負担でもやむを得ない。決して私は住民の方が喜んでこの誘致運動をしているというふうには考えない、生活上の切実な問題としてそのような運動がたくさん起きているわけです。したがって、いまの大泉から上井草に通ずる送水管というものは、こういう問題に引き当てて、十分練馬区の理事者としては考えなければならないのじゃないか。すでに練馬には有名なガスタンクもある、第五清掃工場もある、これらを誘致する際に、それぞれ区がつけた条件というものを満たした上で、このような公共施設が練馬にあるというふうには考えられない。今度は水が走るだけの送水管をやはり全都民のためにであるということの名において、練馬区民が何ら恩恵を浴さずに通していいということに区長としてはなるのかどうか。またその際区の土木課からも人を派遣しているということですから、もしかしてそこへ派遣された課長や係長も住民の方々とともに、練馬にも消火栓をつけるように、引き込み線がつくように、そういうことで列席されているのかとも思いますから、それらの点について具体的に答えていただきたい。

 以上、水道の問題、土木の問題、それから商工業に対する対策の問題、都政の今回の問題点と、区長の区の理事者としての考え方、この四つをお伺いして質問を終わります。(拍手)

     〔区長須田操君登壇〕



◎区長(須田操君) それでは第一の質問の、道路の問題についてお答えいたします。道路問題については、先ほど来それぞれご質問もありましたので、部分的にはご答弁を申し上げておりますが、ただいまのご質問の道路拡張、整備については、現在一般区道のうち、幅員四メートル以下の道路につきましては、交通及び防火対策から見ましても危険でありますので、放置にできないものがありますので、これらの路線の拡幅については、市街地化の進まぬうちに拡幅する必要があるので、現地を十分に調査をいたしまして、改修計画を検討中であります。都における練馬区の細道路網計画等は、ご承知のとおり昭和五年から七年と記憶しておりまして、何ら手をつけておりません。だいぶ事情とかけ離れた計画でありますので、先年来都に折衝いたしますと、再検討を要するということを伺っております。練馬区といたしましては、その計画に基づき、将来の道路整備を実施してまいりたいと存じておりますが、なお都道維持管理については、四月一日より第四建において直接行なうことになり、窓口を区役所に置いてくれということでありまして、これは各区とも申し合わせをいたしまして、現在職員の派遣をされまして四建で窓口を持って、直接管理に当たっておりますが、本区のごとき広大な地域に、わずかの職員でありますので、なかなか適正な管理ができませんので、再三都に対してこのことを申し入れて、強化方を要請してまいっておる事態であります。最近に至りまして、作業の方法についても再検討を行ない、区の要望にこたえたいというのが四建のご意見であります。

 第二点の商店街の商業振興に対するご質問でありますが、ご承知のとおり、本区は農業練馬が住宅練馬に化してまいったのでありますが、この周辺には商店街の発展となってまいった実情であります。区の商業振興対策といたしましては、先ほど条例の改正もお願いしてありますように、本年は融資額も増額いたしまして、できる限りの商業振興対策は講じているのであります。ご承知のとおり商業産業融資に対しましては、常にご協力をいただきまして、だんだんと増額してまいり、本年にいたしましても、区の財源といたしましては、でき得る限りの増額をいたしたのであります。ただ最後にご要望のありました人不足に対する、いわゆる店員の宿舎問題でありますが、これ等は区といたしまして宿舎を建設するというようなことはいま考えておりません。いずれ商業団体としてかような計画でも立てられた場合には協力方はいたしたいと思いますが、区としてはかようなことをいま考えてはおりませんので、この面はご了承を願いたいと思います。

 なお、ガス、水道の問題でありますが、これにつきましては、ご存じのとおりあのガスタンク設置につきましても、当時本区は区議会においてガス導入の決議をいたしております。したがってあのガスタンクの建設については、一部の区民には反対がありましたが、本区にガス導入をするのではやむを得ないということで、議会は同意をいたしたのでありますが、三十九年の十二月現在におきましても、わずかに三〇%であります。水道におきましては、本年の三月で二三%ということを伺っておりますが、この面につきましては、将来とも理事者といたしましてはできるだけの努力をいたしたいと考えております。なおいまのご質問の中に、今回大泉、石神井地区に高圧管が入る、水道管布設について本区から土木課長等が行ったかどうだというご質問がありました、区で協力方をお願いしたいということで、担当者が出席したのだろうと考えております。なお私に強く要求のありました高等学校の敷地ができたのと、道路等も同様であるから、この面に推進せよというお話でありますが、今回移管された道路管理につきましても、将来とも理事者といたしましては、できるだけの努力をいたしたいと考えておりますので、ご了承願いたいと思います。

 私は大要を申し上げましたが、なおご質問がありましたら、担当者からご答弁申し上げます。



○議長(越後幹雄君) 土木部長が答弁に立つ前に、この際高橋議員の質疑応答を全部終了したいと思いますので、ここで緊急に会議時間の延長についておはかりいたします。議会運営委員会を開くことを省略いたしますことをお許し願いたいと思います。

 本日の会議時間は議事の都合により、この際あらかじめこれを延長いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(越後幹雄君) ご異議なしと認めます。よって本日の会議時間は延長することに決定いたしました。

 それでは答弁を続行いたします。

     〔土木部長安藤益男君登壇〕



◎土木部長 ただいま高橋久子議員さんのご質問にお答えいたします。

 河川改修等の費用に予算がなかなかとれなければ、起債でやる方法がないか、こういうご質問のほうに一応触れてみたいと思いますが、私も実は河川改修ばかりでなく、この練馬の急激な発展のための土木施設というものを早急に補っていかなければ、とうていいままでの予算の程度では困難ではなかろうか。そういうようなことから、あらゆる予算措置ができないだろうか。都のほうからもらうものは大いに努力いたしますが、本年度から都は都、区は区というようなことになってまいりますと、なかなかわれわれが事業局へ行って予算をもらってくることが、昨年度までのようなわけにはいかないと思います。そういうものは、また総務の財務課のほうでご努力を願って、財調等で活躍はしていただけるとは思いますが、これにもなかなかたいへんなものがあるというようなことでございます。それで実は具体的なものではございませんが、起債というものの方法等もちょっと話し合ったことはあるのでございますが、この河川、いわゆる石神井川、田柄川、白子川にいたしましても、都が部長に委任しておりますところの河川につきましては、都の予算が交付金でくるわけでございますので、そういうものを区の起債でというわけにはいかないでしょうが、公共溝渠にいたしましても、道路の拡幅、舗装の改良、そういうように、土木事業としてこれから急いでやらなければならぬものがいくらでもございますので、できればそういう方法でもやって、少しでも貨幣価値の下がらないうちにやるというようなことも一つの方法ではなかろうか。こういうような考えは私個人としては持っておりますが、これもなかなか担当部課との話し合いというもので、できるかできないかを研究していかなければならない、かように思っておりますが、いまのご質問のご趣旨に沿った、これからの検討は一応はしてみたいと、かように思っております。

 それから、道路維持管理のことにつきましては、先ほど区長さんからちょっとお触れになっておりますので、その点は省かしていただきますが、この機構改革の結果、仕事が多少渋滞したのではなかろうか。昨年と比べて本年は少しおくれているのじゃなかろうか。どのくらいのおくれであろうかというご質問でございましたが、仰せのとおり、これは本区だけではないと思います。いろいろ聞いてみますと、各区ともやはり部制その他事務事業の移管に伴いまして機構改革のために職員の配置がえもございましたし、事業の内容等についても、部所の変更等で実際おくれておりましたが、最近ようやく職員も軌道に乗ったというような係もございますけれども、率直に申し上げまして、一ヵ月ぐらいはいままでおくれておったのを、現在取り返しつつあるという現状でございます。それから今年は道路の傷み方が、予期しない雨が早かったためにと申しますと専門的になりますが、大体梅雨には道路が壊れる公算が強いので、梅雨前に維持、修繕するというのが非常に効果的なのでございます。ところがそういうような予定でおったのに、先ほど申し上げましたようなことで、多少おくれた、そこへもってきて、雨期が早く来たというような悪条件のために、確かにおっしゃるような現地作業のおくれがあったことは事実と思います。現在それを極力取り返すべく努力いたしております。それから先ほど石神井川の橋梁の橋台の取りつけのところがあと回しになっておった、つまり一間半ぐらいずつ明っぱなしになっておって、そこへこの間の水でそれが壊れて、それをあとから直すと非常に無駄が多いのではないかということでございましたが、後ほど土木課長からお答えいたしたいと思います。

 それから、これは先ほど来区長さんからお話がございましたので、それでいいかとも思いますが、利根水道のことにつきましては、これは都の公共事業でもございますし、練馬区を横断していく関係で、一般の住民の方にも用地問題等もございまして、区といたしましても、その区道が対象になって、その区道を掘さくした占用関係の対象になるということもございます。また連絡の意味で、いろいろと区が地元の住民の方との間をあっせんするという水道局の用地立入り等につきましても、地境等のこと、その他についても多少お手伝いと申しますか、立ち会って、スムーズな仕事の進行をはかるというようなこともございますので、一応はそういう会の内容経過等について知る必要もあるし、水道局のほうからもお願いしたいということで参加しておりますが、そういう説明会には地元出身の議員さん等にもごあっせんを願って、なるべくきまるものならばスムーズに早くやっていきたいというような意味で出席させておるようなわけでございます。その点ひとつご了承願いたいと思います。以上でございます。

     〔土木課長河村長作君登壇〕



◎土木課長 高橋議員さんの質問にお答えいたします。

 私ここにいなかったので、ご質問のご趣旨とあるいは違うかもしれませんけれども、いま連絡がありましたので、そのことについてご説明申し上げたいと思います。石神井川の防災工事を現在やっておるのでございますが、その中で現在お説の橋台のところで、工事が完了していないところが二個所ございます。その一個所は新大橋、これは豊島園の下流にございまして、仲町四丁目と桜台の間に、いわゆる都道にかかっている橋でございまして、新大橋でございます。この取り合わせのところが防災工事がなされておりません。それからもう一個所は豊島園の上流の石川橋の上流に田中橋というのがあるのでありますが、この取り合わせのところがまだ工事が完成されていないわけでございます。この二個所につきまして申し上げたいと思います。

 豊島園の下流の新大橋の取り合わせの護岸工事でございますが、実は新大橋は鉄筋コンクリートの永久橋でございまして、この川の流れに逆行して橋台ができているわけでございます。したがいまして一旦雨が降りますと、流水が橋台にぶつかって非常にそこが危険であるということでございますので、この橋を私のほうといたしましては、そういった河芯に逆行しているようなものをかけかえ、正規の位置にその橋梁をかけかえ、改修をするということが一番望ましいということで、実は東京都の建設局の橋梁課と折衝いたしたわけでございますけれども、橋梁課といたしましては、なるほど河芯に逆行しているけれども、まだ永久橋としては相当今後使える橋であるし、これをぶち壊して新しい橋にするということはもったいない、やはりこれは経費面から見て、将来別の河川改修工事その他で考えるとして、とりあえずこれは練馬さんでそういわれるけれども、いますぐ改修はできないということでございました。それでその上流が天然護岸でございましたが、その天然護岸のところの改修を防災工事でやりましたけれども、橋梁そのものを改修するということでございましたので、いや、そういう考えでおりましたので、そこを残したわけでございます。しかしながら橋梁課と交渉の結果、そういう事情で橋梁そのものの改修ができないということになりましたので、私のほうといたしましては、本年度の防災工事でその取りはずし工事をやるというふうに相なっておりますので、ご了承願いたいと思います。

 それから石川橋の上流の田中橋の下流十五メーターばかりのところを、三十九年度におきまして、かさ上げをかねた護岸工事をやったわけでございまして、予算の関係上田中橋下流十五メーターのところで打ち切ったわけでございます。しかしながらこの打ち切ったわけは、防災予算が、やはりその田中橋まで少し不足でございましたので、やむを得なかったのでございますが、本年度の予算でその十五メーター区間とさらに田中橋の上流大体百メーター程度、護岸かさ上げ工事をやるというふうに相なっておりますのでご了承願いたいと思います。



◆十五番(高橋久子君) いまの課長の答弁、あとからいらっしゃったので、よくおわかりにならなかった点もあると思うのですけれども、予算が足りなかったから少し残しておいたんだ、だから予算的にはあたりまえだ、そういう考え方ではいけないのではないか。その残した距離の予算額がどのくらいか知らないが、あした護岸でもすればそれが役立つけれども、わずか残したために、あした雨が降れば、護岸しなかったのと同じようなことになるという趣旨でお尋ねしたわけです。

 それからさっきの部長の答弁ですけれども、この水道の大泉から上井草に行く説明会に、課長や係長が出ていったのは、あっせんをしたり、連絡をしたり、事務的なもので出ているのだ、おおむねそういう答弁だったと思うのです。私がさっきお聞きしたのは、こういう送水管を通すということを石神井支所で説明があったときにも、だれも賛成している者はいないのですよ。送水管だけじゃ困る、消火栓はどうするのだ、引込線はどうなるのだという意向が議会としてもあったわけです。ましてここを通られる付近の住民の方々には当然そういう要求がある。ところがそういうときに区役所で連絡にいくといっていても、住民の側から見れば、それは圧力に感じる、お役所が来た、やはり引かなくちゃいけないのじゃないかということになります。たとえばガスタンクや清掃工場の例を考えても、やはりそれは公共の施設のためにそういう場所を提供するということは十分考えなければならないけれども、特に水道については普及率は低いんだし、この際やはり練馬の区民の利便にもなるようなものをあわせて考えさせる、そういう立場でやってもらわなければならぬのじゃないか。これはむしろ区長あたりの腹がまえの問題になると思うのです。これをそのままいいなりに、送水管だけを通すということで、区長としては区の態度をきめているのですか。

 その点とそれからもう一つ最後にお尋ねした今回の都議会の都政の問題と区長としての心がまえ、全然関係がない、別の問題とお考えになっているか、あるいはあのような状態の中から、区の理事者として何か教訓を学ばれたかどうか、ご見解を伺いたい。こういうことについて答弁がなかったかと思います。



◎区長(須田操君) 自席から申し上げます。いまの利根水道の問題につきましては、以前富士街道に高圧管を入れたときと同様、とりあえず消火栓を布設するということを要請して、そのようにするといっております。いまの計画はそうなってると思います、そういうことを当初に発表しております。

 それからいまの都議会問題でありますが、これはいま私加藤議員の質問のときに申し上げましたけれども、とにかく都議会の問題を私はよその火事と見ておりません。私ども区の理事者といたしましても、職員に対して督励いたしまして、今後区政の運営につきましては絶対あやまちのないようにいたしたいと考えております。都政の問題を私は川向こうの火事だというふうに考えておりません。



○議長(越後幹雄君) 以上をもって質問を終了いたします。

 次に請願について申し上げます。受理いたしました請願はお手元の請願文書表のとおりであります。それぞれ所管の委員会に付託いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後五時十分散会