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東京都 豊島区

平成17年予算特別委員会( 3月11日)




平成17年予算特別委員会( 3月11日)





 
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│           予算特別委員会会議録                     │


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│開会日時│ 平成17年 3月11日 自午前10時00分 │場  所│ 議員協議会室 │


│    │             至午後 3時57分 │    │        │


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│休憩時間│午後12時12分〜午後 1時12分│午後 2時48分〜午後 3時08分│ │


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│出席委員│副島委員長  吉田(敬)副委員長         │欠席委員│水間委員  │


│    │ 島村委員  水谷委員  中田委員  竹下委員  │    │      │


│    │〈水間委員〉 村上委員  里中委員        │    │      │


│    │ 小林(俊)委員  山口委員  此島委員     │    │      │


├────┤ 吉村委員  小峰委員  大谷委員  森委員   ├────┤      │


│ 18名│ 小倉委員  吉田(明)委員  河野委員     │ 1名 │      │


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│列席者 │ 戸塚議長   泉谷副議長                        │


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│説明員 │ 高野区長  水島助役  今村収入役  日高教育長            │


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│ 大沼政策経営部長  齊藤企画課長  横田財政課長                 │


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│           亀山施設課長  常松危機管理担当課長  松本治安対策担当課長 │


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│ 松?教育委員会事務局次長                             │


│           加藤庶務課長  横田学務課長  天貝教育改革推進課長     │


│           川地生涯学習課長  藻登知スポーツ振興課長  阿部指導室長  │


│           植竹中央図書館長                       │


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│           荻原総務部副参事(財団法人豊島区コミュニティ振興公社管理課長)│


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│事務局 │ 大門事務局長  町田事務局次長  近藤議事担当係長  山本書記     │


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│         会議に付した事件                         │


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│1.署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│


│   大谷委員、吉田(明)委員を指名する。                     │


│1.第47号議案 平成17年度豊島区一般会計予算・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│


│   第9款 「教育費」の質疑を行う。                       │


│  ┌─会派別質疑 日本共産党・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│


│  │       無所属ネット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6│


│  │       社民党・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12│


│  │       自民党豊島区議団・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15│


│  │       民主区民・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30│


│  │       公明党・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40│


│  └─自由質疑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51│


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  午前10時00分開会


○副島健委員長 


 おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開催をいたします。


 連日ご苦労さまでございます。


 最初に会議録署名委員の指名を行いたいと思います。大谷委員、吉田明三委員、よろしくお願いいたします。


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○副島健委員長 


 委員会日程に従いまして、第9款教育費の質疑を行います。


 最初に、今日は日本共産党からお願いいたします。


○森とおる委員 


 まず最初に学校という現場で、ご活躍なさっていました教育長にぜひとも答えていただきたいと、こう思っております。


 今、社会を取り巻く情勢が子供達に対しても厳しい、これは私が小学校や中学校に通っていたときと比べても、格段に厳しくなっていると思っております。そういった中で総合的に見て少人数学級・少人数教育、これがまた一つ子供達にとっても、学力向上の面においても非常に有効的ではないかと、私はこのように思っているんですが、教育委員会としてはこの少人数学級、少人数教育について、どのような見解をお持ちなのか、まず答弁していただけますか。


○日高教育長 


 今、委員のおっしゃる少人数指導に関する問題でありますけれども、これは大変子供が変化、変容している時代でありますので、ましてや社会も変わっていると、そういう中で取り巻く環境が違うだけに多様な子供がいるというのが事実であります。そういう中で少人数に必要とする学習を組み立てるとか、あるいは題材によって、教材によっては、そうした小さな集団における指導というものは大変効果的であります。そういうことを既に国も奨励をしておりますし、また区としても、そうした対応のできるような指導方法を幾つかの学校で試行もいたしておりますので、今後ともこれは推進していく必要があると、こんなふうに思っております。


○森とおる委員 


 ありがとうございます。やはり教育委員会としても、そのような認識を持っているというのは、また一方で当然ではないかなと、このように思っています。


 そこで豊島区の教員の先生方であるとか、それから保護者の方、そしてもしあれば児童・生徒さん方のこの少人数学級・少人数教育に対する思い、声というのは集約はなさっているんでしょうか。


○阿部指導室長 


 今、集約については教育改革推進課の方で答えるかと思いますけれども、私ども教員現場の声でいいますと、やはり子供達が多様な人と関わることは必要だという声と、もう一つやはり指導場面の中では少人数に分けてやったりすることも非常に効果的であると、そういう声は聞いておりますし、それから保護者もそういう授業を見て、逆に子供が少な過ぎてちょっと寂しいとか、分けてやった場合ですね。一方でやはり子供一人一人に丁寧な指導が行われているという両面の声を聞いているということは、私どもも聞いてございます。


○天貝教育改革推進課長 


 保護者についての意向につきましては、平成15年度実施しました豊島区立学校保護者等意向意識調査を行っておりまして、区立学校への要望状況で少人数指導の推進というのが、かなり高い希望になってございます。中学生1年生の保護者と小学校6年生の保護者について、このアンケート調査は実施いたしまして、それぞれ一番多い要望事項になってございます。


○森とおる委員 


 指導室長が子供が少な過ぎて寂しいであるとか、そういう声があるのは事実だとは思うんですけれども、今お答えがあったように、小学校についても、中学校についても小学校教育をしてほしいという声が圧倒的であると。これは私はそのように思っていいのかなと思っています。


 そこで、今この小人数学級・少人数教育に豊島区としても取り組んでこられたし、これからも取り組んでいかなくてはいけない項目だと思うんですが、私はまず国や東京都というところが、きちんとこういった制度に踏み出していれば、区でこういうふうにばたばた、どうしようか、ああしようかという論議をしなくても特定の財源、こういうものをきちんとつくってくれれば、全国的にも公平な教育、少人数学級・少人数教育ということが受けられるということにつながると思うんですけれども、この辺の認識というのは、区の教育委員会としてはどのように持っていらしゃるんでしょうか。


○阿部指導室長 


 委員がお話しになっている少人数教育という意味で、私どもとしましては、やはり学習指導等の場面等では少人数にしていった方がいいというふうに思っておりまして、ですから中学校の少人数指導講師の派遣とか、あるいは小学校におきましては、国・都から、あるいはTT、あるいは少人数の教員加配ということで配置もされておりますので、そういう部分というのは、これからも推し進めていく必要があるかというふうに思います。また少人数学級ということにつきましては、やはり例えば35人の定員としますと36人になった場合には18、18という少ない、私どもとしてはちょっと少な過ぎる人数になってしまうのではないかなということもございますので、またこれは研究をしていくものではないかなというふうに思います。


○森とおる委員 


 国や都がきちんとやればという部分についてのお答えというのは、今されましたかね。


○阿部指導室長 


 当然これは教員配置が伴うことでございますから、国あるいは都の動向ということを踏まえて、それが法的に約束されるならば、それは実施をしながら、ただし人間関係を豊かにするような教育ということにも努めていきたいというふうに思っております。


○森とおる委員 


 18人学級になると少ないという思いを持たれているということですけれども、私はやはり子供達に一人一人に学校の先生が目を向けるにあたっては、やはりほめるであるとか、時にはしかるということが、少人数の中であれば子供達に行き届いた教育、またそういう行動ができるということで18人、またそれを下回ってもいいのではないのかなという、こういう見解を持っているんです。また体育や何か球技をするに当たって少ないというのであれば、そこの部分については工夫をすることによって、例えば学級をまとめるであるとか、学年で行うとか、そういうことで補えることが多々あって、この18人を下回ると少ないからちょっと寂しいとか、そういうのは補えてしかるべきではないのかなと、私はこのような見解を持っています。今、区の財政は大変厳しいという状況の中で、やはり国や都がきちんとした態度をとって、その施策を推し進めていけば、非常に有効な教育ができるんだと思っております。


 そこで、今全国的にも国が本来こういう少人数学級・教育について踏み出していけば、そこで一番いいことなんですけれども、それは国が動かない中で各都道府県が今いろいろな少人数学級・教育について取り組んでいるところというのは私も知っております。その中で、一切この少人数に対して方向性も見せないということについては、大変東京が教育の観点から見ても後退しているのではないかなと、私は思っています。この東京都が全然動かないことについては、区の教育委員会としてはどのような認識を持っていらっしゃるのか、そこについてお聞かせいただきたいと思うんですが。


○阿部指導室長 


 都の教育委員会の方も当然検討はされているかというふうに思いますけれども、ただ現状で様々な観点から今私が申し上げたような学習指導の場面と生活の場面ということを考えた場合に、現在の40人学級で推移していくことで、さらに少人数指導あるいはチーム・ティーチングという加配教員を送ることでやっていくことができるというふうに判断なさっているのかなというふうには感じております。私どももそれを受けとめてやってまいりたいと思っております。


○森とおる委員 


 先程、保護者や先生からも少人数教育の部分については重要であるという要望が出ている中で、東京都では実際少人数に踏み出していないという事実はあるわけであって、それに対して区としては、こういう一番住民にとって、また教育する立場の方々、それから教育を受ける子供達の身近な存在として、東京都には何らかの働きかけというのもしていってしかるべきではないのかなと思うんですが、どのような行動をされているんですか。


○阿部指導室長 


 これは指導室長会というのがございますので、そういうところで、これは予算絡みでございますので、その辺のところを検討の材料にしてもらえないかというようなことでご提言を差し上げております。


○森とおる委員 


 それについての東京都の答えというのは、どういう返答が来ているんでしょうか。


○阿部指導室長 


 基本的には次年度の予算の作成の方向性等について連絡がございますので、ですからその辺の検討はしないということとか、あるいは来年のチーム・ティーチング、あるいは少人数加配ということの方向性は変えないとか、そういうところで私どもには通知がまいっております。


○森とおる委員 


 少人数については世間一般についても、いいという見解が出ているわけであって、それは国や東京都の援助がなくても区独自でできるんだというんであれば、そういうところに働きかける必要性は、またないと思うんですけれども、できない状況の中にあって国や都への働きかけが、それで終わってしまっていいのかどうなのか。私はそれではよくないと思います。もっともっと強い姿勢を持って働きかける、それが区としての、教育委員会としての役割、務めなんじゃないのかなと私はこのように思っているんですが。


○阿部指導室長 


 私どもとしましても、少人数指導という観点は必要だというふうに思っておりますので、そんな意味合いで中学校の少人数指導を入れたりとか、あるいは小学校の方にも学級の学習がうまくいくような形で補助員を入れたりということで、それは重要な課題だと思っておりますので、区としても施策に取り組んでおります。


○森とおる委員 


 区でそういう施策をやっているに当たって十分であるのならば、私はそれ以上は何も言いませんけれども、十分でないから、いろいろな要望がまだまだ強く上がってきているわけであって、そういう中でもっともっと国や都に積極的に働きかける姿勢が、まだ不足しているということをちょっと指摘したいと思います。


 それで、次に今区でもいろいろなことをやっているというお答えでしたので、その点についてちょっと質問したいと思うんですが、区として自力で少人数学級・少人数教育、ここに取り組んでいるということも今言われましたけれども、今年度まで少人数教育モデル事業というのがありましたが、来年度からは廃止になります。ことしまで、この事業を行っていた、この事業の効果についてお聞かせください。


○阿部指導室長 


 1年生ということで、入門期の何も知らない状況で入ってくるという子供達にとってみますと、1人の担任の先生が指導して十分やっていける部分もございましたけれども、もう少し一人一人の子供達への対応という意味合いでいいますと、31人以上の学級に1人の補助員をつけたということについては、一定の成果は上がったというふうに思っております。


○森とおる委員 


 であれば、その事業は打ち切られるわけなんですけれども、一定の効果が上がって、もう今後は必要性がないと、こういう判断をなさったわけですか。


○阿部指導室長 


 学務課の予算と私どもの予算と別でやっているわけなんですけれども、それを何とか統合する形はできないかということを考えまして、私どもの学級経営補助員という事業が、小学校生活指導支援事業といいますけれども、それを統合する形で来年度予算を増やす形で考えてまいったところでございます。


○森とおる委員 


 今おっしゃったところで、統合したということで、もっともらしい答弁なんですけれども、今年度までやっていた事業費、幾ら予算、それで幾ら使ったかというところを見ても、これ減っているわけなんですね。それで、私の手元にこれは小学校校長会からの予算要望書というのがあるんですが、このモデル事業については一層の推進をしてほしい。それから今までは、新1年生だけだったけれども、新2年までについてもモデル事業の拡充を、拡大をしてほしい。40名でも一担任の現状を、今のこの現状を打破してほしいという要望があるにも関わらず、こういった施策をどんどん削っていくというのは、幾ら財政難があるからといっても、教育委員会としてはやはり区長に対してもっともっとここは必要な部分であるから削ることはあってはならないというような強い姿勢を見せていただきたいと思うんですけれども、これについてはどうでしょうか。


○日高教育長 


 強いてお答えをさせていただきたいと思います。かつて私は校長会の折に対策部長でありまして、それの作成者は私でございます。そんなこともあって、お答えを申し上げたいと思うわけでありますけれども、確かに少人数指導モデル事業というものは、それなりの成果があったということで、入門期の子供に対する対応でありますので、極めて重要な部分だというふうに認識もしておりました。成果を上げてくる中で、今後もやはりそれを充実するという方向でやってもらいたいと、こういう願いをしたものであります。


 そういう中で、先程室長が申し上げましたように事業を統合して、決してそれを休ませることはしないんだという後日のお話がありまして、校長会としても、そういう事業の取組みであれば、学級を支援してもらえるということで納得したものでありました。ただ、全体的に予算が十分ではないじゃないかというお話がありますけれども、これは校長会もまさにその当時に時代の趨勢でありますから、その中ではあとは知恵を絞り合おうと。それから、もう一つは教員の資質を磨こうということを力を入れようということで、校長会でも対応してきたところであります。


○森とおる委員 


 今、教育長から答弁を聞きまして、やはり納得はしていると言っても財政難ありきで、仕方なくどうしようかという考え方に進んでいるのではないかなということが、もう明らかですよね。やはりこういう少人数が必要であるということを認めながら、それをさらに発展することができない、この区の教育委員会の姿勢については大変問題があると、私は指摘せざるを得ないと思います。


 次に、学校環境整備についてお尋ねしたいと思います。これ私は決算時にも取り上げたんですが、各学校から出されている最低限の設備を整えるための要望の改修費用の合計というのは幾らだったでしょうか。


○加藤庶務課長 


 私どもが総括的に今後10年間、当分の間ですね。10年程度と見て大体61億円程度が必要になろうかと思っています。


○森とおる委員 


 今、61億円というお答えでしたけれども、その61億円の中で特に緊急性の高い、教育委員会もしくは区で判断している額というのは幾らになるんでしょうか。


○加藤庶務課長 


 これは金額的にどういう算定をするか、いろいろでございますけれども、ただこれまで余り教室の整備等について中心を置いておりました。ただ一定程度、教室の整備が終了して、耐震工事も18年度で完了する。廊下についても18年度で完了するということでございますので安全対策、当面ということであれば安全対策に視点を当てた施設整備を行っていかなければならないと。ちょっと金額については、これという金額はまだ算定できる状況ではありませんけれども、特に安全対策に視点を置いた施設整備に展開していかなくちゃいけないと思っております。


○森とおる委員 


 金額は出せないということですけれども、その安全対策については来年度の予算において、これはすべて執行できるものとお考えなんでしょうか。


○加藤庶務課長 


 安全対策について視点をあてた施設整備というのが、先程申し上げましたように当面、これも安全対策の一環でございますけれども耐震工事というのは、かなりの相当な量に上っておりますので、これを予定どおり18年までに完了する。それから快適な空間、教室環境を保つというようなことから冷房化についても18年度も完了するということもございますので、大規模な改造を想定したようなものは予定しておりません。


○森とおる委員 


 61億円というのが、すべて大規模の改修を足し算してできた数字じゃないと私は思うんですね。それで、今耐震工事であるとか、冷暖房については来年度ではなくて再来年度までかかってしまうと。これが安全対策についても重要な部分であるということだと思うんですが、区長にぜひちょっとお聞きしたいんですけれども、こういう安全対策について来年度で終わらないような予算の組み方というのは、大変な問題があると思うんです。またこれは学校間の格差、これはきちんとできている学校もあれば、できていない学校があるから18年度までかかってしまうというお答えだと思うんですけれども、こういう子供達に必要な費用というのを惜しんだ予算の組み立てというのは、あってはならないと思うんですけれども、幾ら財政難の中でもちょっとひどいやり方じゃないのかなと、私は思うんですが、いかがでしょうか。


○松?教育委員会事務局次長 


 時習小学校の売却の部分につきましては、すべて義務教育の整備基金ということで、基金をこのたびつくっていただきました。それで安全という部分では、17年度につきましては、例えばガス管の改修ですとか、そういった部分も含めて環境整備について、先程庶務課長が話しましたように耐震工事、冷房化は当然ですけれども、そういう部分も含めてさせていただいていると思っております。


○横田財政課長 


 委員ご指摘の安全対策、それから計画化と予算の使い方ということでございますけれども、限られた財源の中でこの安全対策の優先順位づけをし、計画的に今まで進めてきたわけでございます。ようやくお金のない中で18年度で完了ということでございますので、その辺もご理解いただきたいというふうに思います。


○森とおる委員 


 限られた予算というのは当然私もわかってはいるんですけれども、そのやりくりの仕方が、やはり必要な部分にもっと重点を置くべき予算になっていないから、こういう結果になると私は思っています。


 そこで統廃合によって新築された、これからされる学校もあります。統廃合によっても簡易補修で済ます学校もあり、その中で古い既存の学校というのもあるわけなんですけれども、こういったそれぞれの学校が豊島区の中にあって、これで格差がないと本当に思っていらっしゃるのか。これについてお尋ねいたします。


○加藤庶務課長 


 各学校によって建設年次が違います。したがって老朽度合いも全く違っております。私どもも、これは平等という観点から一気にすべて同じような環境にする、一気にやるというような、一気と言ってもそんな時間を置かないでやるということだと思いますけれども、ただ今の財政状況を踏まえて、この学校が小学校23校、中学校が将来的には8校になりますけれども、これらすべてについて一気にやるということはできませんので、計画的にこれを段階的に踏んでやっていかざるを得ないというのが現状でございます。


○森とおる委員 


 具体的に学校を挙げますと西巣鴨中学校、それから千登勢橋中学校あるわけなんです。これを見てもそれぞれの特色であるとか、仕方がないとか、そういう見方をされているんでしょうか。


○加藤庶務課長 


 私どもは、中学校でいえば極端な例としては西巣鴨中学校と千登勢橋中学校も挙げていらっしゃるのかと思いますけれども、この状態が施設環境面で、これで全然構わないとは全然思っておりません。したがって西巣鴨中学校についても耐震工事も含めて環境整備に今後も重点を置いてやっていくつもりでおります。


○森とおる委員 


 私が子供だったとして、また親御さんだったとして、西巣鴨中学校と千登勢橋中学校、どっちがいいかと言ったら、もう見ただけで一目瞭然なわけなんです。やはり公教育というのは公平・公正でなければはならない、この原則に基づいて皆さんもう一回よく考えていただきたいと思います。終わります。


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○水谷泉委員 


 総合学習についてお伺いいたします。先日の一般質問でもお伺いしましたが、よくわからなかったところがありました。地域とともに学ぶようなカリキュラムはすべての学校で実施されているというふうなお答えでした。ということは、ある程度の評価をされているというふうに感じました。そして今後のことについては、やはり英語教育に力を入れるというふうなことなんですが、それとの兼ね合いというか、英語教育にかなりの時間を割かれるとすると、これまでのような地域とともに学ぶというふうなところの部分が少なくなるのかなとも思いまして、その辺を簡単に教えてください。


○阿部指導室長 


 学習する時間が小学校3、4年生で105時間ずつ、小学校5、6年生で110時間ずつということでございまして、今回小学校英語の5、6年生につきまして28時間程度、年間ですけれどもALTを派遣をして小学校の英語活動ということで取り組んでほしいということで申し上げてございますので、あと80時間程度につきましては、これまでどおり地域との連携に基づいた造詣学習等を行っていけるかと思っております。


○水谷泉委員 


 そうしますと年間に28時間程度の英語の指導というか、その授業でどういうふうなことを目的にされているんでしょうか。


○阿部指導室長 


 これは、まず国際理解教育という意味合いで外国の人になれるということとか、あるいは言葉を少しでも英語を話せるようにするということで、コミュニケーション能力を培うということ。そして中学校との英語教育の橋渡しをきちっとやっていきたいというふうに、そういう意味合いでこれをやっていきたいと思っております。


○水谷泉委員 


 わかりました。次に開かれた学校づくりについてお伺いします。271ページの項目の18番にある推進事業経費と26番にあるプロポーザル制度の導入経費というのはどのような違いがあるんでしょうか。


○阿部指導室長 


 これは、これまで特色ある学校づくりということで、平成17年からやっておりますけれども、これは3年計画で各学校に1校当たり3年でやっておりましたけれども、それをより区の教育施策に反映できるようなことでやってほしいということで、学校からの提案をしてもらうという形で取り組んできましたのが、プロポーザルの制度でございます。


○水谷泉委員 


 それでは18番の推進事業経費というのはどういうものですか。


○阿部指導室長 


 これは先程申し上げました前々からやっております特色ある学校づくりということでやっているものでございまして、その中でプロポーザル制度というものを組み込んでございますので、ここの中では一緒のものとなってございます。


○水谷泉委員 


 項目が分かれているのに一緒のものなんですか。


○阿部指導室長 


 すみません。間違いました。1校3年継続でやっている特色ある学校づくりというのが、この18番でございます。それから1年間単位で提案制度をやっているのが、この26番のプロポーザル制度でございます。すみません。


○水谷泉委員 


 そういうふうに学校ごとに、いろいろと様々な提案がされると思うんですが、そのことと隣接した学校選択制との関係というのは、どのようにとらえていらっしゃるのでしょうか。


○阿部指導室長 


 各学校がやはり教育内容の特色を出していくということで、特色ある学校づくりと、それからプロポーザル制度等とを導入してきましたけれども、そのことと直接今、隣接校選択制の選択状況ということにつきましての検証はしていないんですけれども、ただそのことが直接的な理由にはなっていないというふうに保護者の選択の理由を見ていますと、この特色ある学校ということを重視した選択の理由というふうにはなっていないというふうに見ております。


○天貝教育改革推進課長 


 隣接校選択制についても5年の経過を踏まえて検証をしてまいっているところでございますが、学校の選択の理由として、学校の特色で選ぶという選択理由が多少、少ないような感じがしておりまして、それを学校の方針とか、特色をより一層明確にした上で学校選択をしていただくような形をとる上でも、この特色ある学校づくりの事業については重要視しているということでございます。


○水谷泉委員 


 普通、公立のものでなければ、やはり様々なサービスがあって、その中から自分が魅力あるというものを選べるというふうなものが理想的だと思うんですが、そうなってきたときに隣接した学校しか選べないというところも、一つの問題かなと思うんですが、やはり様々な学校による特色がもっともっと際立ってくるといいと思っております。


 私からは以上です。


○中田兵衛委員 


 今、英語の話が出ましたので、ちょっと英語の話からしましょう。話せる英語力の向上ということで新規の事業で、構造改革特区も視野に、これはもう本当にすばらしいことだと思っておるんですね。本当にそういうふうなお子さん達ができれば、それだけで他区の中学校に行っていらっしゃるお子さん、全部豊島区に戻ってくると。それだけで戻ってくると思う、私は。そのぐらいすばらしいことだと思っているんですね。これからの世の中やはり英語は絶対的に必要です。もうそんな話は昔からされているんですけれども、今まさにそういう時代になってきました。


 そんな中で、最初は英語の外国の方になれるとか、そういうふうな話を先程、指導室長がおっしゃっておられましたけれども、私はそれでも実はこの文部科学省の指導要領とか、そこの点、英語の点だけはちょっと疑問が実は残っておるんですね。どうしてかと申しますと、私のこれは体験からなんですが、私は私立の中学校に入りまして、英語で有名な学校だったんです。2年生までは余り当時の文部省が厳しくなくて、その学校の方針でやっていまして、非常に英語能力はうちの学校は高かった。中学校2年生のときに私、2年生の2学期でカリキュラムが変わっちゃったんです。普通の文部省の指導要領に沿って、それから授業を受けたんです。そうすると全くしゃべれないんですね。だから私はヒアリングはできるんです。ヒアリングは相当できるはずなんですけれども、しゃべるのはだめなんですね。私より先輩は大体しゃべれるんです。私より後輩は全くしゃべれない。こういうふうな私は体験が過去にありまして、ですからこの点で今回の話せる英語力の向上といって、30時間程度というふうにここにも書いてあるんですけれども、この点はどうなんでしょうか、実際のところは。ちょっと詳しく教えてください。


○阿部指導室長 


 これにつきましては、本年小学校6校でモデル事業ということを展開いたしまして、やはり委員がご指摘のように話せる英語ということを目指していこうということでございまして、それぞれ6校の中で例えば自己紹介の仕方とか、きょうのお天気とか、あるいは買い物ごっこをしようとかというようなことで、本当に使える英語に触れてやっていこうということが狙いで設定をしてもらったわけです。今、委員がご指摘のとおり一番はやはりカリキュラムの問題で、実は本年はモデル校でやってもらいましたから、来年はそのモデル校の実践を基に実施していこうというふうに思っているんですが、もう一つ平行しながらカリキュラムの検討委員会というのを学識経験者等を入れまして、つくっていこうと思います。ここの一番のポイントはやはり中学校との連携ということだと思います。つまり中学校になりますと、アルファベットから文字というのが入ってきますけれども、そのことを小学校でやるべきなのかどうかとか、今はそれは考えていないんですけれども、そういうことも検討して視野に入れていかなければならないだろうと思います。また、これから学習指導要領の見直しが早まっておりますので、そことの絡みも考えていかなければならない要素かというふうに思っております。


○中田兵衛委員 


 非常に何といいますか、もうちょっと具体的な話が聞きたいんですけど、例えば英語の教育、ここで話せる英語ですか。今までの英語と違うんですね。文法英語とやはり違うんですけれども、これはどうなんですか。ヒアリングというか、リスニングというか、そこを重視してやるんですか。やはりアルファベットはもちろんしかりかもしれませんけれども、英語の文章を丸暗記じゃないですけれども、そういうふうな教え方だったんですね。教わり方だったんです、私、当時を今思い返せば。そのあたりはどうなんでしょうか。


○阿部指導室長 


 内容的にはゲームをしながら、絵カードを見ながらALTという外国の先生が言うんですね。例えばブックというようなことを言うとみんなで言ってみようとかということで、今度は何回かそういうならしをした後で絵カードを見せて、今度は子供達自身がブックと発音するとかという、そういうやり方をしたりとか、あるいはゲーム的にやったり、自己紹介をお互いにし合うとかという対話方式でやったりとかという取り入れですので、今はもう話すということ、当然そこには聞くという要素が必要になってくるかと思いますけれども、そちらの方を重視してやっているところでございます。


○中田兵衛委員 


 それはあれですか、講師は全員ネイティブスピーカーで当然やるわけです。その中ではもちろん日本語は使わないということでしょうか。日本語を使う使わないというのは、実は非常に重要なことでして、教室の中で日本語を使ってしまうとだめなんですね。どうなんでしょうか。


○阿部指導室長 


 これは担任とともにやりますので、担任は当然その人との橋渡しということをしなければなりませんし、小学校の子供で全く日本語を使わないで何かやるということは、これは無理でございますので、当然こういうゲームをするんだよということを、橋渡しをしながらALTと子供達は英語だけでやっていくと。またALTは多少日本語の打ち合わせ能力はあるという者ですので、教員との打ち合わせは影でやっていながら、子供達の前では英語でやっていくと、そういう形でやっております。


○中田兵衛委員 


 ちょっと今日は聞きたいことがたくさんあるんで、この件は本当に構造改革特区も視野にと書いてあります。これは本当に私も期待しておりますし、また別の機会に詳しく伺いたいと思っておりますけれども、ぜひ前向きに一生懸命このあたりを推進していただければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。


 引き続きまして、次は学校の給食についてちょっと伺いたいんですが、279ページですよね。私もこの間、いろんな小学校に行って給食の献立表なんていうのが、出ているやつを結構見させていただきまして、私の時代と違って非常に献立も多様化しているなと。例えばパエリアなんて出るんですね。そんなもの私の時代にはなくて、結構びっくりしていました。最近は本当にハイカラなものを皆さん食べているんだなと思いまして非常におどろきがあって、そういう点では高く評価をしています。いろいろ新しい今どきの例えば、今どきのお子さんの口に合うような、そういったものをどんどん提供してくださっていることで、非常に私も心強く思っているんですが、ただ問題は実は食べ残しが非常に多いというふうに、漏れ聞いておるんですけれども、これは現状どういうふうでしょうか。どのぐらいで把握していらっしゃるのか。もちろん数量等とか、そういうふうなこともわかれば非常にありがたいんですが。


○阿部指導室長 


 量については、また後程説明しますけれども、やはり適量を食べるということが、なかなかできない。本当に食べ残しということで、たくさんもらって残す場合もあるかと思いますけれども、それほどたくさんもらっていないんだけれども残している子供が多くいると。そのために、例えばバイキング給食というような形で、自分で取り分けて適量を食べるというような、そういうような形式を取り入れたりとかというような、そんな工夫を学校の中で最近始めておりますので、その辺のことも十分視野に入れて給食指導というのはやっていかなければならないと思っております。


○横田学務課長 


 量については、ちょっと資料を持ってきますので、そのときお答えしたいと思います。すみません。


○中田兵衛委員 


 ちょっと違う質問をとりあえずしておきましょう。この間、NHKでテレビでやっていまして、ご覧になった方はたくさんいらっしゃるのかもしれませんけれども、給食の取組みでご覧になりました。野菜の練馬区で。各家庭で野菜をお子さんに中心に食べさせるようにしているんですよね。そうすると三度三度ちゃんと食事をするようになったと。非常に学校の給食も皆さんちゃんと食べるようになったと。そのかわりに減ったのは間食が減ったということなんですね。三度ちゃんと食べれば間食は減るんですよね。そういう点で非常にこれは子供も野菜好きになりますし、野菜がおいしいというふうに感じるようになって、これは非常にいいなと思って、そういうのはもちろん給食に絡んでなんですけれども、やはり各家庭でそういうことを学校の方から依頼をして、そういうふうな取組みをしてみたらおもしろいんじゃないでしょうか。実際に隣の練馬区でやっていらっしゃるわけですし、まだあくまでも実験ですけれどもね。非常にこれはいい取組みだと思っているんですね。ちょっとそこを調べて、もちろん把握されていらっしゃるのかもしれませんけれども、どうなんでしょうか。その辺をちょっと教えてもらえれば。


○阿部指導室長 


 すみません。練馬の取組みにつきまして、ちょっと認識がございませんで、申しわけございません。やはり先日、学校給食研究会というのがございまして、その研究部の発表がございました。やはり野菜をどのように食べていくかということで、給食の中身に出る野菜を絵で例示をして、子供達に親しんでもらったりということで取組みはしておりまして、やはり給食の中でどういうふうに野菜というのを扱っていくかということは、栄養士の方も学校給食に携わっている方皆さんが、そこは関心を持っているところだと思います。練馬のことにつきましては、また後日調べさせていただいて、ご報告したいと思います。申しわけございません。


○中田兵衛委員 


 非常にいい取組みですから、ぜひそのあたりをやっていただければなと思っております。本当に子供が今どうしても肉食に走りますから、そういう点では非常にいい取組みじゃないかなと。今、メモが来たんで、お答えをまず聞きましょう。


○横田学務課長 


 すみません。先程の残量の関係ですけれども、見方がちょっと難しい。すみません。


○阿部指導室長 


 先程の給食の話だったんですけれども、その他に魚というのもやはり大事だろうと。当然そうしたら肉も大事になるんですけれども、そういうことを子供達にどうやって知らせていくかという、そういう知識の部分と、それからもう一つは知識だけじゃなくて、食べる楽しみというのがないといけないということで、様々な栄養の食品の話と、それからもう一つはどういう形で、さっきバイキング形式というお話をしましたけれども、カフェテリア形式とか、いろんな人と関われるような楽しみをやらせるという、そういうことも発表にあったことをお伝えしたいと思いますので、すみません。


○横田学務課長 


 すみませんでした。まず主食の平均、パンとか、米とか、麺類、それが7.94%が残菜です。あと主菜については揚げ物とか、吸い物ですけれども、それが7.74%が残菜になってございます。あと副菜については8.30%が残菜ということでございます。それで全体の平均ですと7.50%が残菜ということの数字でございます。


 以上でございます。


○中田兵衛委員 


 今、数字でこうやって教えていただきました。10%を切っていますから、これが多いか少ないかというのは、またちょっとそれは細かく見ないと何とも言えませんけれども、印象としてはそれほど多くないような気もしないでもないと思います。ただ、これは詳しく見ないとわからないですけどね。わかりました。ありがとうございます。


 引き続き給食の話をしますけれども、今給食は中学校なんか民営化されているし、小学校もそうなりつつあるというふうに聞いていますけれども、小学校はどうなんですか、現状。ちょっと私も詳しくは今のところ全部、何校って把握していないんですけれども、教えていただけますか。


○横田学務課長 


 現在小学校は8校です。17年度は3校また委託にする予定でございます。


○中田兵衛委員 


 これはどうなんでしょうか。今から8年だか10年ぐらい前に民営化をするんだという話が当時出て、何かすぐにでも民営化なんだという話が出たんですけど、どうしてこれは順次民営化で、中学校みたいに民営化にしないのか。そのあたりの理由はどうなんでしょうか。


○横田学務課長 


 確かに小学校の場合には平成9年から2校で民営化が始まりまして、その後13年までやらなかったということなんですけれども、それは一遍にやるわけにはいきませんので、中学校をそのときはまず中心にやっていたということで、また14年度から小学校を順次やっているということでございます。


○中田兵衛委員 


 その理由なんですよ。その一遍にやるわけにいかないという理由は、中学校は全部やっちゃったんですけど、小学校も中学校は取り入れているんですから間違いないわけでしょうから、小学校もやるべきだと思うんですけど、何でなのでしょうか。


○横田学務課長 


 これは職員にも関係がありまして、退職不補充ということで、退職何人という数字が出ますので、それを民間委託にしていくというようなこともございます。あと民間委託の場合は財政の問題、結構平均すると1千500万ぐらい民間委託でかかりますので、そういうようなことも暫時やっているという理由なのかと思います。


○中田兵衛委員 


 職員の方の問題もある。それもわからんでもない。でもいわゆるそこはこんな財政状況ですから、他のセクションで考えるとか、そういうふうなやり口もあると思うんですけれども、どうなんでしょうか、ごく当たり前の質問を聞きます。民営化した方が経費が安いのか、それとも区で直営した方が経費が安いのか、どっちが安いんですか。


○横田学務課長 


 経費の面では民営化の方が安く上がるということは言えます。


○中田兵衛委員 


 それならば、ぜひその点で私は民営化をすべきだと思っています。ただ民営化をするんだけれども、その点やはり管理はあくまでもこちらの方でしっかりしていかなきゃいけない。ここだけはもちろん献立、子供の食に関わることですから特に厳重にやっていただきたいと思います。今、次長の手が挙がって……。


○松?教育委員会事務局次長 


 学校給食の調理委託につきましては、今後とも民営化の方を進めてまいりたいと思っております。


○中田兵衛委員 


 わかりました。ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。


 あと残りの時間が2分23秒なんですけれども、実はきょう教育長にちょっと一つだけ承りたいことがありまして、全児童クラブの件で。せんだって子ども家庭部の方には伺ったんですけど、教育委員会の方がいらっしゃらなくて、今こんな財政状況なんで学校と区長部局、教育委員会さんと協力をして、例えば空き教室の件、こういうところで空き教室を利用して全児童クラブを展開する点についてどうなのか。時間が足らなかったら、また後程やりますけれども、ちょっとそこを一言お聞かせください。


○日高教育長 


 全児童クラブについては放課後の対策でありますので、放課後ということは前段に前にあるわけですよね、教育のシステムが。つまり学校教育です。学校教育に支障があっては絶対にならないというふうに思います。これが原則でありまして、そして余裕のある教室があったら、それは今後動線も含めて考えるべきだというふうに思います。これは全国的にも学校を学童保育的に使っているところは大変多うございますから、そういう視点からは余裕があって、そして子供が学校教育に支障のない、そういうスペースをつくれる、そういう学校であれば、ぜひそれは考えていただいていいと思います。それをまず先駆けて、この6校をモデル的にしていこう、こういう考えです。


○中田兵衛委員 


 今、本当に本区は大変な状況でして、例えばこの全児童クラブを展開するがために、やはり億のお金を投資しなければ、改築等で投資しなければいけないというふうにも聞いております。せんだって聞きました。そういう点からすると、やはりお金の問題が優先じゃないにしろ、学校の中で全児童クラブが展開できる方が私は望ましいと思っています。どうしてかというと、やはり子供の安全。今まで小学校の中にいて授業を受けていたお子さんが一回外に出る。この時点でやはり帰りが遅くなるわけですから、外をいわゆる歩くわけですからね。もし隣接しているにしても何にしろ。学校の中にいる方が私はより安全性が高いというふうに考えているんで、ぜひこのあたり、また今度補足でやりますけれども、お考え前向きに考えていただきたいと思っております。


 以上で終わります。


○副島健委員長 


 次に進みます。


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○山口菊子委員 


 先程来、英語教育のことがちょっと出ておりますので、あわせて伺わせていただきますけれども、この重点施策の中に話せる英語力の向上というふうに書いてあって、私は年間30時間で話せる英語力というのは、いささか大風呂敷じゃないかなというふうに思っていて、帰国子女の皆さんも戻っていらっしゃるとすぐ忘れちゃうんで、そういう方達ばかりが集まるような塾へ行って、英語力を維持していくというような状況で、そういう意味では思春期の中学校に入ったところで、音読が恥ずかしくなった年代の特に男の子の英語嫌いというのが、すぐ出てきますから、そういう意味では中学校への英語をつなげるという意味では大変いい教育だというふうに私は思っております。


 それで、私はそういうふうに思っていたんですけれども、先程来ちょっと伺っていたら、だから大風呂敷だからこういう題はやめて英語と親しもうとか、何か変えた方がいいかなというふうに思ったんだけれども、それはそれとして、ちょっとさっき質疑の中で伺っていて、平行してカリキュラムをつくっていくというような、モデル6校で。私は公立学校で、そういう実験校的なことをしていってよいのかなというふうに思ったんですけれども、その辺はどうですか。


○阿部指導室長 


 これにつきましては、それぞれ総合的な学習の中でやるものにつきましては、それぞれが考えてやるべきことなんですね。これは区で今回やりますので、区教委としてもこのカリキュラムをつくっていくことは、これは問題あるものではございません。


○山口菊子委員 


 やはり子供の教育って、ことしこうやって、また来年はこうやって、うまくいかなかったから、また再来年はこうやろうかななんていうような、そういうことがあってはならないし、そういう意味では慎重に取り組んでいただきたいし、話せる英語というのは少し大風呂敷だなという印象をお伝えしておきたいと思います。


 それで次にお尋ねをいたします。質問を変えます。学校の統合が進んでいます。それでここのところずっと閉校式がありまして、私の地元では統合になる学校が一つも新築がされないということで、地元の区議会議員は一体何をやっているのかというので、私は頭を抱えているんですけれども、それぞれの学校がいずれ建替え時期が来るというふうに思います。一番最初に統合された巣鴨北中学校は大塚中学校をそのまま使っていますから、もう統合して5年ぐらいたつかな。だからそういう意味では建替えの時期もある程度スパンの中に入ってきていると思うんですけれども、建替えとなるとやはり仮校舎が必要だろうというふうに私は思っていて、今お金がないから取り壊すことをどこもほとんどしていない、売ってしまったところは別ですけれども。そんなことで、頻近な例で地元の新たな池袋小学校、これも新築ではありませんので、いずれ建替えの時期が来るだろうというふうに思いますけれども、そういう意味で仮校舎、校庭にプレハブを建ててできないことはありませんけれども、運動場も含めていえば大明小学校を仮校舎として、池五小学校を建て直すというようなことも少し視野に入っているんじゃないかというふうに思うんですけれども、そういう建て直しの時期を一応10年先か、15年先かわかりませんけれども、そう長くはないわけですので、そういう計画というのはちゃんと持っていらっしゃるんですか。


○加藤庶務課長 


 公共施設の再構築の案の段階では、小学校については平成21年度以降、中学校については平成22年度以降に建替えというのも検討という課題になっておりますが、私どもとしましては、これはいつまでもずっとそのまま使っていけるものではございませんから、当然計画的に建替えを準備していかなければならないと思っております。ただ、財政的な状況もございますので、財政状況が今後どういった推移でいくのか、それを踏まえながらも21年、22年度以降、これは着実に計画的にこれを進めていくような方向で、私どもは建替えをやっていかなければならないと思っております。ただ、また皆様に全体に公表できるような計画はまだ現在はでき上がっておりません。


○山口菊子委員 


 私は今あわせてきいたやつ、言葉が足りなかったかもしれないけど、仮校舎という部分も考えているかどうかということを聞いたわけです。それで、もういいですから、例えば池五を建て直すとしたらば、大明小学校じゃないかと私は思って、その大明小学校は耐震工事していましたか、していませんでしたよね。


○亀山施設課長 


 大明小学校につきましては耐震対策はほどこしてございません。


○山口菊子委員 


 あそこは池袋幼稚園も隣にありまして、児童館が廃止で新たな使い方ももう内定しているようですけれども、あそこも老朽化をし、大明小学校の跡地をどう使うかということも地元で随分協議が進んでいます。取り壊すことなく当面は使っていこうという方針が出ているわけですから、私は大明小学校の耐震工事をやっておいた方がいいんじゃないかというふうに思うんですね。将来の建て直しという池袋小学校の建て直しの仮校舎という視点からも大明小学校の耐震工事はやっておいた方がいいんではないかというふうに思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。


○亀山施設課長 


 大明小学校につきましては、耐震診断もまだ実施してございません状況にありまして、まず耐震診断を速やかにやる必要はあろうかと思っております。しかしながら地区の説明でもお話ししているとおり、大明小学校につきましては校舎としては真ん中に廊下のあるようなタイプでございますので、片側にあるやつよりは安全性は高いだろうというような検討がございますけれども、早急に学校としての用途のなくなった施設であっても長期間使うということが想定されるものにつきましては、耐震診断を実施していった方がよろしいかと考えてございます。


○山口菊子委員 


 やはりこれから先、大明もいろいろな施設用地のところでは、公共施設の再構築の中でいろんなプランが出ていますけれども、具体的にすぐ来年壊して何かをつくるというような予算がついているわけでもありませんし、当面どうするかも含めてもっと検討していかなきゃいけないわけだし、やはり私は建替え、池袋小学校の建替えに備えた仮校舎という位置づけでも、そういう視点でもぜひ大明小学校の耐震診断も含めてはやった方がいいし、他の統合された学校の新築にならなかったところの建替えのときの仮校舎という部分も学校の仮校舎ですから、普通の家の仮住宅とは全く違うわけですので、その辺はやはり少し長期的なスパンに立って、公共施設の再構築の中でもやはりその部分も視野に入れて、その話今まで聞いたことがないので、その部分もぜひ視野に入れてやってほしいというふうに思います。


○松?教育委員会事務局次長 


 今、小学校は21年、中学22年、それだけで我々はそのままになっているのはいけないことだと、これから詰めて教育委員会としても、こういうような形でというふうに考えていきたいと思います。ただ、仮校舎につきましても、その学校、学校で仮校舎になる、なれるのがあるところと全く考えられない学校もございます。それらも含めて考えなきゃいけないと思いますし、財政の部分につきましては今回の主要5課題の大きな一つの柱になっていますので、その辺のところもぜひ区の方の有事といいますか、こちらの主張が通ればというような、それも踏まえて考えていかなきゃいけないと思っておりますので、やっていきたいと思います。


○山口菊子委員 


 これは財政や、あるいは政経部の施設用地の問題とも絡みますので、よく調整をしてやっていただきたいというふうに思います。


 教育長が変わられたので、お尋ねをいたします。先程も特色ある学校づくりのお話が出ましたが、私は公教育というのは北海道から沖縄まで、どこへ行っても同じ教育が受けられるのが、公教育だというふうに思っています。もちろん各地区の郷土を学ぶということで、豊島区も副教材を持って小学校も勉強したりしていますけれども、それは各地全部やっていますけれども、そういう意味では特色ある学校づくりというと、あそこの学校に行ったらこういうことができる、ここへ行ったら違うななんていうことがあっては、公教育ではおかしいんじゃないかという部分と、やはり特色ある学校づくりを推進していかなければいけないとう部分も両方私はわかるんですけれども、その辺のところで教育長の見解を伺わせていただきたいと思います。


○日高教育長 


 公教育はまさに公平にして行われなければいけないと、こんなふうに思います。ですから義務教育の中では基礎的・基本的な内容をすべて公平に行っている。これが学習指導要領です。その他に学校の独自性を出すというのが実は特色です。ですから各学校がそれぞれ魅力ある学校をつくるという視点から、特色を出し合うのは当然でありまして、できないような学校というのは努力が足りないと、私はそう思います。私は自分の経験上、3校の経験をしていますが、やはりそれぞれの実態に合わせて、子供や地域の実態に合わせて魅力のある学校をつくり出すということは大変大事だと思います。これは公正とか何とかという問題じゃありません。その地の実態に即して行う教育、まさにこれが特色だというふうに思っています。


○山口菊子委員 


 例えばフランス系のミッションスクールへ行くと、小学校からフランスの授業、それから宗教の聖書の授業、仏教系の学校へ行けば仏教の授業とか、そういうものが取り入れられたりしていて、それぞれ特色があるわけで、そういう私立の学校というのは経済力が裏づけされて行くわけですけれども、公立の学校というのは、公教育というのはお金があるから電車に乗って、あそこまで行くということにはならないわけで、そういう意味では非常に私としてはやはり公教育としてのあり方と、特色ある学校づくりという部分とのバランスというか、そういうものは大変大事だというふうに思いますので、そういう意味では豊島区全域を見まして、あそこの学校がやたらよいから人が集まるというような状況をつくり出さないように、やはりそれぞれの学校が頑張るような、そういうものをやはり各学校にお願いをしたいし、そういう指導をぜひ教育委員会の方でもしていただきたいということを希望しておきます。


 最後に就学援助が今回見直しをされておりますけれけれども、非常に所得格差が広がっているので、この辺での影響というのが大変危惧をされますけれども、どうなんでしょうか。時間がないので手短に。


○横田学務課長 


 確かに就学援助、パーセンテージも増えてきまして、所得の関係でそのような状況が発生しているのかなというふうには認識しております。


○山口菊子委員 


 違います。私が聞いたのは見直しをされましたが、その影響はどのぐらいあるのでしょうか、ないのでしょうか、心配することはないのかどうかを伺ったのです。


○横田学務課長 


 就学援助の見直しの効果ですけれども、これについては851万円。


○山口菊子委員 


 金額を聞いていません。


○副島健委員長 


 では、かみ合わないから、これは午後一番で取り上げます。


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○吉村辰明委員 


 よろしくお願いいたします。毎回発言をさせていただいていますけれども、きょうは爆弾ミサイルまでは行かないまでも、手榴弾ぐらいの発言をさせてもらうかもしれません。よろしくお願いいします。ですから否定も肯定もできないかもしれませんけれども、ちょっと思いとして聞いていただければと思いますが、3月ちょうど進学、受験期を幾分か山を越した今だと思います。まだ希望に沿わないで2次だ、3次だという試験に没頭しているお子さんもおられると思いますけれども、一応のけりとして今年度の中学3年生の受験状況の結果といたしまして、教育委員会としてはどういうご見解を持っていらっしゃるか、お答えをまず願いたいと思います。


○阿部指導室長 


 今年ですけれども、現状のところでまだ未決定者が二十数名おりますので、非常にこの子供達が早く進学を決められるようになっていきたいというふうに非常に今、心を痛めている状況でございます。


○吉村辰明委員 


 いや、だから全体の評価を。


○阿部指導室長 


 ごめんなさい。全体でございますけれども、卒業生916名おりまして、進路決定者としましては890名でございます。その中で細かくよろしいでしょうか。都立高校に今合格しているのが58%強というところでございまして、私立学校に45%弱というところでございます。その他、国立、それから他県に約1%程出ております。高校に行っている子供さんの場合は全日制に97%ということでございまして、あとは定時制、通信制にそれぞれ1.5%、0.2%という状況でございます。先程申し上げましたように現在では二十数人がまだ未決定という状況でございます。


○吉村辰明委員 


 それでは、余り期待したくはないんだけれども、小学生が私立中学校へ、または国立ですか、そういったものも含めた進学状況はどうなっているんですか。


○横田学務課長 


 ちょっと資料をお渡しします。


○吉村辰明委員 


 では、後程で結構です。毎年一番気にしているところなんですよね。中学から高校へ行くのは当たり前というか、外へ出て行くのが当たり前としても、私どもの区立から余り私立へ逃げてほしくないというのは、皆さんの思いだと思いますけれども。


 今朝のニュースで高卒、大卒の就職のある程度評価が出ていました。高卒は4.何%か向上したと。大卒は1.何%だけど、両者とも前年度比は多少好変してきているというような数字が出ておりました。景気の上向きなのか、それとも企業の一つの考え方が変わってきたのか、またそれぞれだと思いますけれども、いずれにしてもこの3月から4月にかけては、そういったことでの一喜一憂な時期だと思います。土曜日が休みになって、ゆとり教育とうたわれてきて数年たつわけですけれども、ゆるみだという言葉も言われていますし、またある意味では子供の余暇権であると、2日になったのはね。権利、権利と今言葉が言われていますけれども、そういったことで、やはりいろんな意味の結果が出てきてしまっていると。国の方では相対評価から絶対評価へ方向返還したがために、果たして自分の能力が落ちたのかどうかも余り見極められない状態が起きているわけですね。まして少数化してしまったところにより、この間も私が一般質問で言わせてもらいましたけれども、競争原理というものは成り立たなくなってきている。自分の成績がちょっと頑張ったって上がるわけでもなし、ちょっとさぼったって順位が変わるわけでなしという、そういう中で子供は平々凡々義務教育を終えていってしまっているわけでございますけれども、やはり今社会的にもいろいろと騒がれてきています。教科書問題とか、それから学校のあり方、そして教育基本法の改正につながるような、今運動が起きてきているわけでございますけれども、ただいま申し上げたようなところで、まずちょっときっかけでございますけれども教育長さん、今の現状のことについてちょっと。


○日高教育長 


 ご指摘いただいております件というのは、心配をされる要素がたくさんあろうというふうに思います。例えば競争原理の問題についても、限りなく学び方を競い合わせるということは大変大事なことでありまして、やはりそこには人と関わることによって生じるものだというふうに思います。ですから人と関わる中で自分を高めたいとする欲求がむしろ競争原理になっていくと、こんなふうにも考えております。ですから集団の中で自分を磨き合うということは、これからも続けさせなきゃいけないし、大事にしていかなければいけないと。


 それから教育基本法のことは、大変大きな問題でありますけれども、やはりどうこれが改善されようとも、現実というものをしっかり見据える必要があるなというふうに思います。そういう中で、やはりその法律の持つ意味合いをやはり現場も認識していかないと、ただ国でそれが定められたからこうだという認識では正しい認識に立って教育が行えないというふうに思いますので、この基本法の問題についても現状をしっかり振りかえって、そしてこれはシステムでありますので、つくったけどやはりだめだから取りかえますなんていうわけにまいりませんから、審議に時間をかけていただいて、お願いしたいものだと。また本区においては、そうした動向をしっかり見据える必要があるなと、こんなふうに認識しております。


○吉村辰明委員 


 国民意識というか、今、本当にこの間も世界の学力の比較ということで、本来日本はノーベルの科学賞を大勢とっている中で、理数の評価が大変落ち込んできているというようなことも言われてきているのが現実でございます。何をかえせば、私たちの団塊世代はもちろん同じ教育基本法の中でやってきたわけですけれども、やはり先生方が一生懸命だったというのかな。敗戦からこの国家を立ち上げるために、やはり子供達の教育をしっかりと進めていかなければ、この日本はだめになってしまうというふうなことで、その学校の先生方は同じ町に住みついて、異動も少なく、同じ先生が10年も十何年もいてくれて、本当に地域ぐるみって言ってはおかしいけれども、銭湯へ行けば先生と会えるというような、そういう環境の中で教育を受けてきたわけでございます。もう本当に24時間のうち先生と一緒にいる時間の方が長いというぐらいな生活環境であったわけでございますけれども、もう一方、教科書もことしは改訂の時期を迎えているわけでございます。3年前、また4年前も中学校の場合は13年、14年と続いて改定があったわけですけれども、あのときも私ども、今日も文教委員さんがおられますので、ちょっとこの間の発言とダブるところもありますけれども、文教委員会のメンバーとして大変発言もさせていただきましたし、ある出版社の本が東京23区、あらゆるところで同じ教科書が使われていると。そして大きく批判を受けている中で、一つの戦いが行われました。その結果、その出版社を継続して使った区は3区しか残らず、あとの区は全部他社へ教科書を変えたという事実があります。豊島区は東京書籍という本を今は歴史の本として利用しているわけですけれども、その本を利用している区が11区になったわけですね、あの時点ではね。13年で変えたところと、14年で変えたところがありますけれども、11区になったということでございます。


 その後、3年間でその教科書が使われてきたわけですけれども、この間の文教委員会の質問では、現場では余り変な苦情とか、そういったものは出てきていないというお答えでございました。また今年は新たに教科書をいろいろご検討なされていくわけですが、この間も私ども文教委員会で採択をさせていただきましたけれども、きちんとした学習要領に沿って、そして未来の子供達に将来を背負う子供達にとってふさわしい教科書を教育委員会、そしてまた現場の先生方も十分配慮して選択してもらいたいということをここで一つ述べておきます。


 もう一方では、さっき理数の問題も話をさせていただきましたけれども、何年か前にやはりゆとりというところからか、理数の教科書も何%か内容を少し易しくしたらどうかというようなことがあったと思いますが、いかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 易しくといいますか、さっき委員がおっしゃいましたように、学習指導要領に即してつくるということですので、内容とか、あるいは量という意味では少し減っているのは事実でございます。


○吉村辰明委員 


 そうった改正がもちろんお国がやった、東京都からの指導か来るというのは、これは皆様受け入れなきゃいけない事実であらんと思うし、また教科書の制作にしてもそうかもしれないけど、そういったものは影響云々というふうにはとらえておりませんか。


○阿部指導室長 


 やはり教科書そのものの教育への重みというのは非常に重いものですので、そういうことに関してはやはりきちっとした採択をしていく必要があるかというふうに思っておりますし、これから検定された教科書が出てくるわけですから、それを踏まえて精査をしていく必要があるというふうには考えております。


○吉村辰明委員 


 そうしますと23区で、この豊島区の児童、生徒達は今のところそういった問題もなく、現状それなりにいい教育を受けて、いい能力を高めているというふうに室長さんはお思いでございましょうか。


○阿部指導室長 


 そういうふうに思いたいし、そのようにやはり実施していく必要があるというふうに考えております。


○吉村辰明委員 


 実際のところ教科書はこうなったから、ああなったからって、それを使う先生方にも一応問題が当然出てくるわけですけれども、もちろん現場の人たちだから、わかっておられると思うけれども、杉並区が変わった方向を出しました。杉並師範塾の設立ということで、要するに志を高く持った教師の卵を1年間教育をして、それを杉並の小学校へ配置していこうということで、まだ今は準備段階だろうと思いますけれども、18年4月に杉並師範塾を設立して、30名ほどを募集して1年間びっちり鍛えて、それを我が区の小学校に展開していくというような話が今、山田宏区長ですか。あの人も松下塾の出身だから、そんな思いもあるのかもしれないけど、そういったことでとらえている。いかがでしょうか、それは。


○阿部指導室長 


 東京都の方も教師養成塾という形で、大学4年生で教員志望の者を今年1年間養成したということがございます。やはりそれを踏まえて杉並区も独自のものをやっていくということで考えられたのかなと思いまして、いい教師を育てるという視点では非常に重要だというふうには思っております。


○吉村辰明委員 


 豊島区がこれをまねしろというということじゃないんですけれども、やはり一つの子を持つ親からすれば、こういった一つの新しい方法をやはりとられたということは期待感というんですか、そういうものは十分出てくるんじゃないかと思いますよね。さっきも言った、どうしても小学校というのは、ある程度身近な学校というような意識があるんだけれども、中学校になるとついつい私学へ気が向いてしまっているのは現状である。やはり区立へ残ってもらいたいというところであるならば、さっきもいろいろと施設の問題も出てきたけれども、そこにはまずは、だれからもうらやまれるような教育体制というのが、できていることが望ましいと思いますよね。そういった意味では、何か豊島区もこれやってやろうというものはないですかね。


○阿部指導室長 


 実は豊島区、先程申し上げました東京都の教師養成塾というのは、各区がやりたかったらやってくださいという形なんですね。私どもは今年度から着手しまして4名の養成塾生を出しまして、区内で今後採用していきたいというふうに考えております。やはりそういう教師の養成ということは非常に重要な問題でございまして、今これから教員になりたいという大学生が区内にもたくさんおりますし、それから近隣にもおりますので、実際に学校の方にボランティアという形で入ってきておりますので、そういうような形で教師志望の大学生を区内の学校に導入をして、自分も勉強できる、教員としての勉強ができる、子供達のためにもプラスになるという両面の効果を考えながら、それをこれから展開をしていきたいというふうに考えております。


○吉村辰明委員 


 今朝はビッグニュースが、国会議員がセクハラだなんていうニュースが出てしまって反省をしているところですけれども。実は国会議員だって人間だし、教師だって人間であることは間違いないんだけれども、でも人から見ればより倫理的なものはしっかりと持たなくちゃいけない立場だなと思いますけれども、今教師がいろいろ問われています。ちょっと一例を挙げさせていただきます。女性がおる中で、発言がちょっと耳に痛いこともあるかもしれませんけれども、こういったことは事実あるということで、お許し願いたいと思います。


 これは都内の23区にある学校で起きた事件だということ。これがなかなか表に出てこないのね、こういうのっていうのはね。現場で伏せているのか、それとも親も自分の学校の名誉が傷つくんじゃないかということで、なかなかそういうのを言いたがらないケースが出てきたということで、ちょっと聞いてほしいんです。修学旅行中のセクハラ教員、酔っ払って自転車窃盗教員、政治団体の役員に就任した教員、成績をおさめた記録媒体を紛失した教員、給食費をちょろまかした教頭、担任をする子供の母親に怪しいメールを送る教員、そしてまたひどいのは、ある区立中学校の男性教員が期末試験で1年生男子生徒に対し、受精をするための男性器の必要な長さについての問題を保健の授業で出したらしいですよ。それから3年生の女子生徒には、あなたは何歳で性交すると思いますか。成功とも字が違いますよ。相手はどんな人でしょうかというアンケートもやっている教師がいたということがはっきりと露呈してきました。これが今の教育現場の現状でございます。もちろん室長さんに言わせてみれば、豊島区なんていうのは絶対そんなことはないんだということでしょうが、やはり豊島区も中学校、小学校等々、数ある学校の中でいろんな問題も定義されていたと思いますけれども、いかがでしょうか、その辺のことを把握できていらっしゃるのでしょうか。


○阿部指導室長 


 今の委員のご指摘なさった部分につきましては、一番最後はちょっと私は認識していませんでしたけれども、それ以外は多分都教委の方もホームページで公開をしておりますので、私どもも毎月都教委の人事部の方からその情報提供を受けまして、学校長にこれは伝えて、どうしたら防止できるかという一つの材料にしてほしいということで提示をしてございます。教員は異動がございますから、今、豊島区では私はないというふうにいいますけれども、どういう人が入ってくるかもしれません。そのことについて、やはりその人たちがそういうことをしている人が来たとすれば、それはもうきちんと指導しますし、もしこの区内で起こしたとすれば当然、これはもう都教委と連携して適性な処分をするということは間違いなくやっていきたいというふうに思っております。そういうことがないことをまず一番大事にしたいと思います。


○吉村辰明委員 


 当然のごとく教師は数年によって異動していくわけですけれども、何年か前に室長さんに「室長さん、室長さんの力で優秀な教員をスカウトしてきなさいよ」と。「先生達はいろいろどこどこ回ってきているんだから、いい先生というのはわかるでしょう」という話をしたことがあります。ところが、今いろいろ聞いてみますと、例えばごめんなさい、こんな言い方。優秀な先生がここへ異動するときには、付録がついてくると。3人ぐらい異動してくるときに、Aクラスの先生、そうしたらそこにはCもつけてくるような、そういうようなことが現実に起きているということです。ここにもたばこ屋さんの先生がおられますけれど、昔米屋というのは新潟のお米を買うときに、新潟何俵って仕入れると北海道の米が一緒にくっついてしまうんです。そういうのが現状だったんですけれども、今教師の異動もそういうことが実際に起きているというようなことが言われているんですけれども、いかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 これはいろいろな教員がおりますので、今までもこれからも、そういうことはあり得ると思います。


○吉村辰明委員 


 そういったときは、例えば今のような例の他区で問題が定義された先生方だったというのは承知して異動してくるんですか。それとも全くわからずして異動してくるんですか。


○阿部指導室長 


 それなりの情報提供というのはございますので、私どもの方はそのことを踏まえて学校長に情報提供して、これからこういう指導をしてほしいということで、情報提供をしながら、ともにその教員を観察をするとか、そういう体制でやっておりますので認識はしてございます。


○吉村辰明委員 


 トランプでいうばば抜き、じじ抜きと同じで、ばばというのは、「あっ、ばばが来ちゃった」というので、だれかにとらせようとして一生懸命自分でも工夫するんだけれども、じじには本当にじじなのかどうだか、そのトランプが異動しているときにはわからないわけですね。これからそういう中で、教師指導というものをどういうふうに据えていくのかわかりませんけれども、この間も3月4日でしたか、我々が予算委員会の金曜日の日ですかね。国会では私どもの山谷えり子議員が、ジェンダーフリーに絡めて性教育について国会の予算委員会の中で討論したわけですけれども、実例を挙げていろいろ話したときに小泉総理は全くそんな事実があったのか、知らなかったというふうに返事をして、すぐに中山文科相に調査に入れという、こんな言い方したかどうか、私としてもそういう発言があったということでございまして、どうも上のクラスというか、省庁関係になってくると、そういう現場のことがなかなか吸い上げれていないし、報告もされていないというのが現状だと思いますけれども、いかがですか。


○阿部指導室長 


 直接的なお答えになるかは別ですけれども、東京都におきましては平成15年度に不適切な性教育の事例というのがありまして、そのところから何回か調査が入りました。現状、不適切な性教育というとらえ方と、では適切な性教育は何なのかということを今学校の方でも指導しながら、また今回全体計画ということの作成のパンフレットを配ったところでございます。


○吉村辰明委員 


 私はこの間も文教委員会で言わせてもらったけれども、そういう性教育というのはやはり親が責任を持つべきであると。女の子に対しては母親が、男に対しては父親がもっともっと責任を持って成熟に対しての段階、段階の親子のふれあいという中で進めていくべきであって、まだまだ未発達な小学生の下級年の子達やら、そういう子達に無理に教え得ることではなくて、まずは正しく健全に発育していくことをしっかりと指導していくということが、学校現場では大事なことじゃないかと。


 そういう中で信頼される先生方とのふれあいができれば、当然子供から「先生、実はこういうことが」っていうんで、親には言えないんだけれどもという相談も出てくるでしょうし、そういうふれあいというものは自然と育っていくんじゃないかと思っています。ぜひ心してもらいたいなと思います。


 ちょっと方向を変えますけれども、統合もいよいよこの18年、長崎中学校が明豊中学新校舎完成後に合流して、当初決めておりました統合計画というのが、一応ここで終焉を迎えるわけでございます。高野区長さんにあられましては、過去にもう統合のことは考えるのよそうよというような発言もされたことは耳にしているわけでございます。私はこの中学校の今後の規模、先程も言ったように私立へ逃げたりなんかしているというようなことも踏まえて、これは豊島区教育の2004の中の学校数の推移という中で見ますと、小学校は何とか7千人台を児童数としてはキープしていくんですが、中学校はこれはまだあくまで教育人口推計だから、ここから私学へ逃げていってしまうわけでしょう、まずはね。子供達の数からすれば。そういうものをかんがみますと、今後の中学校教育というのはどうあるべきかというようなことなんですよ。私がさっき言った焼夷弾発言じゃないけど、極端にいえば豊島区の中学校まとめちゃえと。というのは区長さんが文化特区ということを前面に置いておりますけれども、いろいろと英語教育の話を皆さんが質問しておりましたが、文化であるならばもっと芸術教科をしっかりと進めていけと。文字を書く、絵を描く、正しい歌を歌う、そういった教育をしっかりとしていくためには、その学校、学校に専科の先生を置くべきだと。


 今、講師扱いで、1日か2日来て授業をやり、授業が終わったら帰っちゃうと。恐らく美術部なんかつくれないだろうし、書道部なんかもつくれないだろうし、コーラス部なんていうのもね。小学校は僕は今うらやましいほどいい音楽教育していると思いますよ。私どものそばの西巣鴨小学校も。それからせんだって池五へ行って子供達の歌いっぷりを見まして、いやあ感心しました。体をこう動かしながら歌っている姿を見て、あの若い音楽の先生の指導力というものを本当に感じたところでございますけれども、やはり中学の中でそういった芸術教科の教育というものは、何か次世代文化の担い手の育成というのが出ていますけれども、これは西巣鴨小学校と巣鴨北と2校しか上げられていない。それ近いからやっているようなものじゃない、これ。西巣鴨の創造塾に近いから、この2つを挙げたようなものですよ。予算がないから、そうしたのかどうかはわからないけれども、やはり小学校からそういったものをつくっていって、初めてスポーツもそうでしょう、今。オリンピックで大体いい成績をとるのは、ジュニアから育成された子達がすばらしい成績を上げているわけであって、中学校で、高校になって初めて筆を握ったとか、そろばんはじいたとか何とかというんじゃなくて、やはりそういうジュニアからいろいろとそういったものも育成していくというような姿をつくるためには、小学校、中学校でのそういった芸術教育というものも、しっかり挙げていかなくちゃいけないんじゃないかと。となれば、それだけの理由じゃないんですよ。それだけの理由じゃないけれども、その先生を専門として置く。せめて専任講師で置くには何時間の授業を持てば、置けるようになるんですか。


○阿部指導室長 


 これは学級数によって教員の定員数が決まりますですから、学級数に応じて教員の人数の中で音楽が配置できれば、それは配置をしていいわけでございます。ただ、その時間数の問題がやはり出てきますので、ただ現状では音楽の先生、中学校の中で講師対応ということは、何時間は変わりますけれども正規教員は入っておりますでございます。


○吉村辰明委員 


 他は。美術とか、ああいうの。


○阿部指導室長 


 年度途中で急に退職ということがございましたものですから、美術の4月の半ばだったんですけれども、補充を入れたということはございます。基本的には入ってございます。


○吉村辰明委員 


 そういうことも含めて総合的に考えて、適正規模というのかな、もう我々の時代というのはオーバーだけれども、そういうふうに先生方が本当に勢ぞろいしていて、そして確保できるような適正規模というのは、だってこれ見るともう中学校は17年で5クラス減ると書いてあったのか、この統計ですよ。あくまで2004の統計だけれども、対前年度、学級数が5減るという数字が出ている。毎年減っていくんですよ、中学校は。であるならば、4校とはいわずとしても、埼京線を境にして西に3校、東に3校、6校ぐらいの大型校をつくって、そして正しい自転車通学を指導してやるんですよ、もう自転車通学をやっている学校が。おもしろいんですよ、こういうちゃんと許可証制度というのをやっている学校があります。東京にもありますし、地方にも。地方といっても、そんな遠い地方じゃないところでやっています。自転車通行の標識のない歩道は通行しないとか、坂道ではすぐ止まれるスピードに抑えるとか、いろいろなルールも決めて違反するとそのシールをはがしたり、許可証を認めたくなったり。これはもう自転車の整備までちゃんと学校でやるんだけど、整備と点検、車じゃないけれども、そういう安全な自転車でなきゃ乗せちゃいけないという、そういった大勢の先生と多くの友達の中でしっかりと育てていくということも必要じゃないかなという思いがします。これが返事をもらえないかなというような発言なんだけれども。


○天貝教育改革推進課長 


 第一次整備計画も計画事業については、ほぼ終了いたしますが、中学校については東に4校、西に4校ということで8校体制になります。1校当たりの生徒数を23区比較しますと豊島区はそれでも8校体制で多い方になっております。したがいまして、それにあわせまして区立小学校の卒業生が区立中学校に行く進学率、これが昨年の3月の段階で69%という形になっておりますので、こういった状況を見ますと教育委員会としては70%台に限りなく努力して、より多くの生徒を確保して8校体制で当面は行きたいというふうに考えてございます。


 それから区立中学校の自転車通学の実施状況、23区を見ますと確かに荒川区が今実施してございます。荒川区が平成14年度から実施してございまして、14年度が自転車通学者数が15名、16年度については53名おりまして、確かに自転車運転免許証事業ということとあわせて実施しているようです。自転車通学の許可基準としてはヘルメットの着用とか、年2回の安全講習会の受講とか、雨天時のカッパ着用、障害保険の加入とか、それから講習も年2回程度はやっているような状況でございますが、荒川区の場合と豊島区を比較しますと、豊島区の方は鉄道あるいは道路状況についても、あと交通事故の数におきましても荒川区は23区で最も交通事故が少ないというような状況、確かに豊島区の半分の交通事故の発生率でございますので、そういった危険性もあわせますとやはり自転車通学については慎重に考えていきたいなというふうに考えております。


○吉村辰明委員 


 だんだんまとめていきますけれども、要は、千登世橋中学校が5年を迎えて大変いい評価を受けています。統合の結果として、評価としてはやってよかったなというような思いがしています。5周年の式典に行ったら「吉村さん」なんて後ろから声をかけられたら、何と西巣鴨の父兄が千登世橋に行っちゃっているんですよね。子供が千登世橋の中学校へ入学しちゃって。先程も話題にも出た校舎がすばらしいし、そういうものがあるかもわからんけれども、今はそのように子供はこの狭い豊島区の中だったら区内どこへだって通うことは、もう可能なときだと思いますよ。だからいいんですよ、その8校体制で云々なったけれども、8校になってまた減っちゃった。では、いつかやりましょうというんではなくて、そういうことも検討事項にされて、やはりまずは少なくなっちゃったから何だかじゃないんですよ、問題は。いい教育をつくるためにはどうしたらいいかがスタートなんだからね。そういうことも含めてご検討願えればと思います。


○松?教育委員会事務局次長 


 吉村委員のお考えのとおりだと思います。いい教育をしていく、それが一番大事だと思いますので、それを踏まえて中学校の教育についてレベルを上げるようにやりたいと思います。


 ちょっと若干ご紹介させていただきますと、例えば道和中学校でNHKの全国コンクールで労働部門で最優秀賞をとった子がいたり、そこはアナウンス部、ほとんど都大会でさらに2人ぐらい賞を受けたり。あるいは池袋中学校は吹奏楽が非常にいい賞を、都の中で金賞などをもらったり。それぞれの学校が頑張っていますので、それらを発信しながら豊島区立の中学校の魅力を皆さんに伝えていきたい、そういうふうに思います。


○吉村辰明委員 


 先程、豊島区の水準はいい方ですよという話をしたけれども、東京23区を見てごらんなさい。内側なんかははるかに豊島なんかよりも小さい区ばかりじゃないですか。そんなのと比較していたんじゃだめですよ。やはり練馬だ、杉並だ、大田だ、品川だと、ああいう広大なグラウンドを持ち、そして多くの生徒がいる学校がいっぱいあるわけですから。それは数にしてみれば、向こうの方が、数というのは要するに区の数よ。区の数にしては少ないかもわかんないけど、やはりそういうところに目を向けて豊島区も同じレベルの教育をしてみたいなというような思いを絶対忘れないでほしいということです。終わります。


○副島健委員長 


 吉村委員、答弁漏れがあったんじゃないのかな。


○横田学務課長 


 どうもすみませんでした。新1年生の進学状況ですけれども、17年度はまだでございまして、16年度の数字でございます。区立入学者が84.1%……。


○吉村辰明委員 


 課長さん、僕はこの17年度にどういう結果になったかと聞いたんだから、さっきは。だからそれは後でいいです。


○横田学務課長 


 後でいいですか。わかりました。


○副島健委員長 


 では、資料を出してあげてください。


○村上宇一委員 


 いろいろと今までのお話を聞きながら私なりに感じたことを少しお話しをさせていただきます。幸いにして、うちの地区は小学校2校、中学校1校がございます。どれもこれも築大変たっておりまして、校舎そのものは大変傷んではおりますけど、中で勉学に励んでいる子供達はそれぞれ立派にやっているなというふうに私は感じております。特にこれからというか、この何年か非常に問題になっています子供達のいろいろな問題行動について、やはり徳育という知育・徳育・体育の徳育について今どのような形で取り組まれているか、まずお聞かせをいただきたいと思います。


○阿部指導室長 


 心の教育ということでございますけれども道徳教育、そして専門的な学習の中で様々な人との関わりが出てきますので、そういう人との関わりの中での様々学ぶ思いやりとか、あるいはその中で学んでいく生命尊重の気持ちとか、そういうこと、要となるのは道徳教育で、そして全部の授業の中でそういう気持ちをはぐくむように努めてございます。


○村上宇一委員 


 どこの小学校でも中学校でも伺いますと、人に優しく、また思いやりをと。非常にすばらしい言葉が体育館等に掲げてございます。そういうものを子供達がしっかりと見て教育されているのかなと、されればいいなというふうに常日ごろ思っております。私自身は日ごろ地域ではわりと表に出る方で、毎朝、子供に挨拶はしております。非常に挨拶が一番基本だと思っておりますから。そうすると小学校高学年は毎日しているものですから、向こうから必ず黙っていても挨拶をして、もちろんこちらも挨拶しますけれども、小学校1、2年生はなかなか変な大人に声をかけられたら挨拶するんじゃないよなんていう教えがあるのやもしれませんけど、確かに何か怪訝な顔をして、もう今は全員が顔を見たら挨拶をしてくれますけど。


 やはり挨拶のできない子供が池二にはいないなと。池二だけ、ごめんなさい、豊島区の子供はみんな言わなきゃいけなんだけど、つい自分のことばかり言ってすみません。ただ、先ほどの話の中で、やはり地域で住んでいる子供達が、その地域の学校を誇りに思う、これはとても大切かと思うんです。確かに高中の上は何て言ったかな。何とかというきれいな中学ができました。千登世橋中学、すみません。千登世橋中学、東通りのところ何ていうの。南池袋小学校、本当にすばらしい小学校ができましたけど、あくまでもそれは建物なんです。やはり通う子供達が、そこの学校に行って本当に誇りが持てるような中身でないといけないというふうに私は常々思っておりますし、池二小学校は確かに古いですけど、文成も古いです。池中も古いけど、中にいる子供達、もちろん先生方、父兄、地域が一体となって育てようという気持ちはあると思っております。


 そこで、お伺いしますけど、地域にいろいろと子供達が小学校、中学校、このごろ結構出てきておりますが、ああいう指導について前から比べると日数が実は減ったんですよね。池中はたしか4日間来ていたのが、昨年は2日になって、3日になったのかな。小学校は3日来ていたのが2日になったという、この辺についてちょっとお考えをお聞かせください。


○阿部指導室長 


 地域での仕事の体験ということでございましょうか。職場体験ということでございますけれども、中学校の方で一番長くやっている学校は本区ではことしは3日間で、1日というのがあとは残り1日ということで、各中学校で取り組んでございました。


○村上宇一委員 


 実は本当に地域に子供達が出て体験するというのは、非常にいいなというふうに思っております。それで我が町ではそういう体制を商店街で実はいろいろとアンケートを出してなるべく受けるようにというようなことでお願いをしておりますし、最近では商工会議所ですとか、法人会ですとかが、そういう要望というんですか、受けていただけますかというようなものが来ますけれども、それ以前からうちの方はやっていますけれども、ただ一つこのごろ問題は子供達にすべて選ばせると。そうすると限られたところですね。うちの町だとセブンイレブンですとか、ファミリーマート、デニーズが集中的に行くというような、こういうところについての指導の方法としてはどのような形で行われておるんでしょうか。


○阿部指導室長 


 委員のご指摘なんですけれども、基本的には子供が意欲を持って体験活動を行うためには、やはり子供の希望に沿った形の体験先を見つけるということが、一番重要だというふうに言われておりまして、それで今、事前の指導としまして、どういうことをしていきたいかということについて、やはりしっかりと自分の考えを持つという、そのことから始めておりますので、その意味合いで子供の希望を大事にしていくということは、意欲的にまた効果を高めるものだというふうに考えております。


○村上宇一委員 


 子供の希望をかなえることも大切とは思いますが、今やはり一番僕が大事なのは、我慢する、忍耐を強いるということじゃないんですけど、少し先程のどなたかの質問にいろいろとあったけど、結構暗記って大変ですよね。その暗記が今割とないがしろにされていると。ほとんどテストや何かでも〇×式が非常に多いという中で、やはり書いたり、計算したりというような形で、この我慢強さとか、忍耐とか、そういうものを教育するためには、大体子供の雰囲気見ていてわかるわけですから、全部がそんな楽だから、楽しいから、食べられるからぐらいのことじゃなくて、適正を見極めるのが先生の仕事だと思いますので、君はこの辺が合っているよというような指導ができないんですか。


○阿部指導室長 


 ご指摘のとおりだと思っております。やはり方向性を教員の方が出してあげることによって、子供がではこれならここだということも当然ございますので、そのことは非常に大事だというふうに思っております。


○村上宇一委員 


 本当にそういう形で学校と家庭と地域、もう本当に使い古された言葉です。昔からそういう形で言われている割には、地域は割と無関心で家庭もこのごろはせんだっての一般質問でもありましたように、ゼロ歳児から保育園とか、認証何とかというところに預けちゃう親、本来なら3歳までは絶対自分の母親が手の中で育てなきゃいけないというのは、私なんかの持論ですけど、社会の中では難しいのかなという時代もあるんでしょうけど、でも基本はやはりそうだと思っています。3歳までは母親が絶対に育てなきゃいけないと、私はそう思っております。


 そんな中で、何しろ学校を先程の話の中で自分の行きたい学校にどうぞというのも大切ですけど、子供達の意向を大事にする、思いを大事にする。その反面逆にやはり地域にはこういうすばらしい学校があるんだら、君はやはり近いし、そうしてその学校の歴史や何かを教えて、なるべく本来ある学区域、昔は学区域と言ったけど、今はそれはとっぱられたという話ですけれど、そういう指導もされておられるんでしょうか、お聞かせください。


○阿部指導室長 


 やはり基本的には隣接校選択制ということがあるにしましても、学区というのはございますから、そこの学区に行くということが通常の指導の中で当然あるというふうに思いますけれども、その中で子供あるいは保護者の方のやはりこういうところに、こういう魅力があるというふうに思っているとか、あるいは通学の関係とかというのがございますので、その辺を勘案して、教師の方が余り方向づけるということよりは、そこの辺でお話し合いをしながら、方向性を見つけていく機会をつくっていくと。そちらの方が実態的に合っているかというふうには思いますけれども。





○村上宇一委員 


 これで終わりますけれど、地域で育っている子供達が小学校、また地域の中学校、これとても大きくなって地域活動をやるのにとても大切な要素なんです。例えば祭礼一つとってみましても、小中学校でいろいろと生活をともにした仲間、また小学校からいきなり他区の中学校に行って、それからそのまま何年か後に地元に帰ってくる。なかなか地元としては取り組みづらい、入りづらい状況というのが結構あるんで、そんな中でだんだん逃げちゃう子、そんなのは平気でさっさと入って一緒になってやれる子、これはその人の個人差があると思いますけど、そんな中でやはりいろいろと地域の格差というのが出たりすることもあるので、これからは特にいろんな災害等についても地域の教育力が大切だという中では、やはりそんなことも考えながら行きたい子は私立へどうぞ、よそのすばらしい学校ができたから、あっち行きたい子はどうぞじゃなくて、やはり地域をもっともっと大切にするような形での教育をしていただきたいなというのが私の思いです、以上で終わります。


○日高教育長 


 ただいまお話しいただいていることは、本当に大事だというふうに思います。おらが学校なんです。ですから地域の学校というのはおらが学校ですから、そういう学校を誇りを持って各学校もやらなければいけませんし、また学校だけでできる問題ではありません。ですから家庭においても、私の出たこんなすばらしい学校ですよということを子供に伝えていただく文化にしていただきたいなと、私はそういうふうに思います。


 また同時に地域の方々もぜひそういう指導をいただいて、地域の町会の集まりですとか、そういうものには子供も大いに参加できるような体制、それを現状やっていただいておりますので、大変ありがたいなというふうに思っております。


 ちなみに私、子供を守るのは地域だと、地域は子供のガードマンという標語を使わせていただいておりまして、これは私独自の勝手な言葉でありますが、いろんな文章等にもそのように出させていただいとおります。今後ともご指導いただきたいと思います。


○小峰博委員 


 今、教育長のおらが学校という大変うれしい発言を聞きまして、私も同感に感じております。初日の総括でも教育長とやりとりをした中で、もう一度確認の意味も含めて質問をさせていただきます。


 昨日は戦後60年、そして戦争ということをみんなで忘れることのないようにということで、1分間の黙祷をここで捧げさせていただきました。これはとても日本を思うということで、大事なことだろうと思っております。その中で再度このゆとり教育のことについてお尋ねをさせていただきます。このゆとり教育、歴史的に見て1970年代の後半から叫ばれ、そして80年代に個性重視、つまり個の尊重ということから、これがさらに推し進められたと聞いております。それが現代ではゆとりではなく、ゆるみになってしまった。このことを何とか解消しようということで、総括のときに質問をさせていただきました。


 そして、さらに今競争ということがなくなった学校教育。運動会をやっても1等賞もなければ、やはり頑張った成果が評価されないというふうな、この競争の原理もなくなってしまった。このことは非常に残念でなりません。ぜひともこの学校の運動会のあり方についてもご健勝をお願いしたいところでございます。


 そして、この新しい教育基本法の改正の中で、このゆとり教育について今見直しが叫ばれております。私どもも心理の探求、豊かな情操と道徳心の寛容、健全な身体の育成、正義と責任、公共の精神の重視、生命を尊び自然に親しみ、よき習慣を身につけるというふうなことをテーマに我々自民党としては、今研究を続けているところでございます。そういう中で再度教育長にお聞きをしたいんですが、この教育基本法、今改正されようとしております。その中で豊島区の教育委員会として基本的な理念、それは教育基本法に新指導要項が定められた中で、これは当然前提に置かなければいけないけれども、先程からいろいろ議論の中で、豊島区には豊島区の独自性があっていい。特色がある学校づくり、それは独自に法の教育の場と。新たに特色ある学校づくり、それを踏まえた中でこの教育基本法の改正をにらんで、教育長としてはどのようにお考えになっているか。


○日高教育長 


 せんだってもお答えを申し上げたところでありますけれども、この戦後60年という歴史を、これはやはりこれまでを十分に振り返る必要があるというふうに思います。そういう中で、すべての国民のみならず世界中が平和を願うというのは当然でありまして、この平和については万民が同じ思いだというふうに思います。またそういう中でご指摘のありましたゆとりがゆるみになるなと。まさにそのとおりでありまして、これゆとりというのは、ゆとりの中で生きる力をという文言がありました。そういうのが、ただゆとりだけが一人歩きをしているという部分がありましたので、これはやはりその文言の意味合いをもう一度見つめなおす必要がありますし、またその中で培えたものというのはたくさんございます。今、新聞あるいは国会等でも、ゆとりイコールだめというふうに言っていますけど、あれは実践を知らない方の言っているものであります。私は後ほど、もしよろしければ具体的に子供がどう育ったのかということを子供の作文がありますので、ご紹介をしたいんですが、これは意見の答弁でございますので、そこは後程必要であれば、お示しをしたいというふうに思います。


 そして、あわせて先程の運動会の件でありますけれども、1等賞は1等賞です。これはそれぞれの能力、例えば音楽ですばらしい音を奏でる技能を持っている子は、それは伸ばさなければいけません。ですから、そのように教育をしています。1等賞、足の速い子は早いということをみんなが認めること。これが大事なんです。ですから1等賞、2等賞、3等賞、もちろんその班を分けるには等質の子供をできるだけつくって、そして競争させる。これはもうまさに競争なんです。1位、2位、3位を完全につくるわけですから、どんなに早い子でもつまづいて倒れりゃ負けちゃうんです。そしてそれでも最後まで走り切る子供をつくるということは大変大事でありまして、これはもう日常的に各学校で行われている状況であります。


 それから、さらには道徳心でありますが、公共の精神等につきましても、これは大変重要な部分でありまして、まさに生命尊重という生き方に関わる問題でありますので、すべてこれは生き方として学ばせる必要があると思います。そういうことが、実は教育基本法にも影響しておりまして、その精神を持って対応する必要があると、こんなふうに思います。よって、本区の教育委員会もこのたびは教育目標を変えようとしております。それは指導室長から、その具体的に変える部分を心の教育も含めて文言がありますので、修正しようという箇所については後程お話をさせていただきたいと思います。まさにこれからの子供の教育というのは、今この戦後60年のこのときこそ、もう一度見つめなおして、その新生をかけるやはり教育をみんなでつくり上げる必要があると、こんなふうに認識しております。


○小峰博委員 


 ありがとうございます。基本的な認識としては、私と教育長とは同じだろうと思っておりますが、今教育長の説明の中で個々にわたって指導室長の方から、もし補足説明があれば、お願いをいたします。


○阿部指導室長 


 やはり国際平和のためにも国際社会に生きる人間を育てるということが必要かと思いますので、私ども今回、国際社会に生きる日本人を育てるという文言を一行をここに教育目標の中に加えさせていただきました。またこれまでもですが、人権教育の推進ということをやっておりましたし、それから障害のある子供もない子供もともに社会を形成していくんだという視点から、心身障害教育を徹底していくということ。


 それから教育というのは、やはり小さい子供のうちからということで、人間形成の第一歩である幼児期においての幼児教育の重視。そして子供達が成長しても、その成長過程においても芸術文化、あるいはスポーツ等に親しめるような、そういう施策づくりということを新たに盛り込んでいくことで、教育の目標を考えてございます。


○小峰博委員 


 今、指導室長のご説明で非常にこれからの教育に期待ができるところでございます。しかしながら、会社でいえば教育長が社長で、現場の校長先生が担当の部長であろうと私は理解をしておりますが、社長が高邁な理想を掲げていても現場の部長がそれをどう部下に伝達をするか。そして仕事の内容として育成をしていくか。この辺が非常に大事なところであると考えますが、その中でやはり校長会の立場というのが、非常に私は大きな力を占めてる。今、教育長さんがおっしゃった、指導室長さんがお考えを発表されたものを担当する各学校の校長先生、これがしっかりと認識をし、理解をし、そしてそのことを現場にどう伝えていくか、この作業が非常に大事だろうと思うんですが、この校長会について、その辺の徹底はどういうふうにされるのか。


○阿部指導室長 


 校長先生というのは、どうしてこんなに勉強しているんだろうかというのを私は日々思っているわけです。どこに行っても勉強していらっしゃる。話す中身をつかんできていらっしゃる。ですから非常にそういう意味で校長先生というのは勉強家であって、それをではどのように広げていくかというところに委員がおっしゃる校長会の役割というのがあるかと思います。校長会は組織でございますから、私どもが施策としてこれをやりたいということを受けとめて、それを組織として広げることによって、いろいろな予想される課題等をつかむことができるかと思います。そしてみんなで相談することによって、課題の解決の方法が見つかる。逆に校長会がこういうことをやっていきたいんだという思いが醸成されてきた場合には、私どももそれをつかんでいかなければならないと思います。そのことをやっていくのが、私ども教育委員会の重要な役割だと思っておりますので、委員のご指摘されたような意味で、校長会と教育委員会の連携というものは常にとっておりますけれども、これからもフランクに物が言えるように、そして言うべきことはお互いにきちんと言うように考えていきたいと思っております。


○日高教育長 


 かつて私も教育委員会にしっかりご指導いただきながらやっていた立場でありましたので、今度は指導する立場に当然あるわけでありまして、やはり大事なのは校長はトップリーダーでありますから学校を直接経営する。それは子供に関わる教育をするということでありますから、こういう意味では人事面でも、そして指導管理面でも校長の職務というのは大変大きいというふうに思います。そういう中で、せんだって私は第一回目の校長会において、現状維持は退歩ですよというふうに申し上げました。1ミリ、1歩でいいから前に進もう。もう一つは校長会として私は評価をしたい。校長会は職能集団だというふうに申し上げました。職能、つまり教育を直接すべてを司るという法に基づく責任者であります。ですから、そういう意味では職能を生かして教育委員会の施策等については、ぜひ提言をいただきたい。提言集団としての力量をぜひ期待したいと。そこでは先程、室長からも申し上げましたように、言うべきは言って、やることをしっかりやってもらおうと、こういうようなことを数回にわたってお話をさせていただいております。今後とも、そういう姿勢で対応してまいりたいと、こんなふうに思います。


○小峰博委員 


 非常にわかりやすかったです。そういう中で一転視点を変えるんですが、中学校の歴史教科書についてお尋ねしたいと思っております。私どもも今勉強会をさせていただいている中で、いろいろと中学校の歴史教科書、この中にこれはそれぞれ見方がいろいろありますから、これはあくまでも私の見方というふうに聞いてほしいんですが、非常に歪曲された文章、あるいは事実と違う書き方、それとこれは本当に日本の教科書かなというふうな文言等々検索をさせていただきました。その中で思うこと、この教科書の選定、これはどのようにして教育委員会は今されているのか。そして大きく分けて8社あると思うんですが、その選考基準、そういったものはどのように考えておられるのか。その点についてお聞かせをお願いします。


○阿部指導室長 


 教科書のまず採択につきましてですけれども、これは採択権者は教育委員会でございます。ですから教育委員さんが最終的に実際の教科書を見ながら、ただそれにつきましては教員の中から選ばれた調査委員会、そしてさらにその中で区民の入った選定委員会というのを設けまして、この教科書はこういうふうに中身がなっていますよというようなことを調査をしていただいた調査資料をもとに実際の教科書とともに検討をしていただいて採択を図っていただいております。


 そして、その採択に関わる資料の観点でございますけれども、まず内容のとらえ方とか、学習活動の構成等を見て資料がよく精選されて、新鮮で正確であるかどうか。さらに単元とか、教材、内容の押さえ方が的確かどうか。子供の興味、関心を引き出す内容になっているかどうかということ。さらに単元の系統性は大丈夫かどうか。発達段階に合ったものになっているかどうか等、まだ幾つか項目ございますが、割愛させていただきますけれども、そういう基準に基づいて教科書を調査をして、それに基づいた資料で教科書採択をしていただいているという、こういう現状でございます。


○小峰博委員 


 表向きの説明はそれで十分わかるんですが、現実としてそれぞれ8社が出されている中学校の歴史教科書、やはりその中で教育委員会としてこの部分はというものが、恐らくお気づきになっているものがあると思うんですよね。そういう中でどういう教科書を選ぶか。子供の人間形成の上で学校の教科書というのは、非常に大きな重みがあるし、教科書に書いてあることは、ほとんど正しいというような理解の基に読んでいきますから、この教科書ということは大変に学校教育の中で大きなウエートを占めていると思うんですが、再度お聞きしますが、そこの部分まで加味してきちっと選択をしているのか。


○阿部指導室長 


 まず教科書につきましては、学習指導要領に即しているかどうかという観点、まずその観点から文部科学省の方で検定制度というものをとっておりますので、その部分についてはすべて合格したものが、私どもの方に来て、この中から選びなさいということになるわけでございます。その意味合いでは、私どもは学習指導要領に合致しており、学習指導要領の目標内容を十分加味したものであるというふうに思っておるわけですけれども、時としてやはり間違いはございまして、それにつきましては、その都度、訂正等を私ども教育委員会を通しながら学校の方に周知をしていくというような形で、本当にあってはならないような間違いとか、言葉の間違いとかって時としてございますので、それにつきましては常々チェック機能というものが働いて、学校の方にも正しく訂正をしていっているところでございます。


○小峰博委員 


 ぜひ教科書の選定に当たっては、慎重かつ内容の検討を十分にされて実施できるようにご指導をいただきたいと思っております。


 小学校防犯カメラ設置と安全情報配信、このことについてわずかな時間ですが、お尋ねをさせていただきます。非常に今ご案内のとおり学校のこの施設の問題が大きく報道されております。その中で豊島区も早速この拡充事業として、これを取り上げていただいたんですが、この中身についてまずお聞かせをお願いしたいと思います。


○常松危機管理担当課長 


 まず防犯カメラについてでございますけれども、防犯カメラといたしましては、本来は学校の内部を死角ができないように、見えないところができないようなシステムを構築すべきだというふうに考えておりますけれども、限られた財源の中ということでございますので、形としてはそこまでは至りませんけれども、各学校に1台ずつカメラを設置してまいりたいというふうに考えてございます。


 次に、情報配信でございますが、これは携帯電話のメール機能を活用いたしまして「広報としま」あるいは、学校でプリントを通じてもお願いしたいと思っておりますけれども、保護者の皆さん、あるいは他の区民の皆様にもご登録をいただき、登録をいただいた方のところに、私どもの方から一斉に電子メールを配信させていただくというようなことを考えてございます。


○小峰博委員 


 小学校に防犯カメラを設置すること、これは非常に重要なことですよね。しかし、それだけで十分だという認識は決してないと私は思っております。やはり学校現場を守るという部分では、先程村上委員からもお話がありましたが、やはり地域との連携・連帯、これが非常に重要なわけですよね。豊島区としても警備会社の方にお願いをしたりとか、いろいろご努力はされているようですけれども、基本的にはおらが学校は、おらが町の者が守るという。いわゆる地域住民との一体性、これが非常に重要だというふうに私は考えております。そこで、商店街、あるいは町会、その学校に隣接する様々な企業、あるいはPTA等々の連携については、どのようにお考えになっていますか。


○常松危機管理担当課長 


 今、委員の方からご指摘いただいていましたとおり、あくまでもカメラというのは補完的な道具として考えてございまして、先程、教育長の方からもお話がありましたけれども、子供を守っていただくために、一番大切なのは地域だろうというふうに考えてございます。治安対策の方と共同いたしまして、町会の皆さん、あるいは地域の他の皆様にもご協力をいただいたパトロールの支援について、平成17年度予算で計上したいというふうに考えておりまして、そういったことの一過の流れとして先程ご指摘いただきました警備会社の方にも地域の一員としてご活躍いただく意味で、チャイルドサポーター制度というものを考案したということでございます。よろしくお願いいたします。


○阿部指導室長 


 安全・安心対策ということで、昨年から「こども110番の家」ということで、地域の方々にお願いをしてございまして、この3月の区政連絡会におきまして、再度、町会長の皆様に安全対策の報告と今後のご協力をお願いしたところでございまして、もっと早く説明するようにということで、おしかりを受けてございます。


○小峰博委員 


 同じ質問なんですが、治安対策課長、一つ意気込みをお聞かせください。


○松本治安対策担当課長 


 私も同じ考えてでございまして、まさに、先程教育長がおっしゃいました地域は子供のガードマン、今年はこれで行こうと思っております。具体的なことは、またいろいろ考えておりますけれども、時間がございませんのですみません。


○小峰博委員 


 すみませんね。おっしゃるとおりで、やはり、おらが学校はおらが町の者が守ると。この基本的な概念、これは、ぜひとも危機管理も治安対策も一緒になって教育委員会の方と連携をとってやっていただきたいと思っております。子供は日本の宝であり、世界の宝であるという、この大原則の中で、町ぐるみで学校を守る。昨日も他の款別で話をしたんですが、落書きを消すことによって、その治安対策につながっていく。それからまちづくりにつながっていく。なぜ落書きを消すことが、そんなに効果があるのかと。書かれたら消す、書かれたら消す。それを1人でやっていたものを今度、隣と一緒にやる。そこに地域というものが、自分の町は自分たちで守るんだという意識が芽生えてくるわけですよね。実はこの方が学校環境を守るという部分でも非常に大きなウエートを占めているわけで、そういった部分でも地域の人と連携して、地域の人が学校を守る。落書きを消すのと同じように地域で連携して学校とタイアップして守っていく。この連携プレーが教育委員会の指導の基にしっかりできていれば、豊島区の学校は安全であろうし、また子供達も安心して学校へ通えるであろうと思いますので、しっかりとお願いをして終わります。


○副島健委員長 


 ご苦労さまでございました。午前の部を終わります。


 休憩に入ります。


 午後の再開は午後1時12分といたします。ご協力ください。


  午後12時13分休憩


───────────────────◇────────────────────


  午後 1時12分再開


○副島健委員長 


 ご苦労さまでございます。


 午前中に引き続きまして委員会を再開いたします。


 初めに民主区民にお願いします。


○竹下ひろみ委員 


 それでは、午前中いろいろと質問も出ましたので、かぶることも多々あると思いますけれども、少々視点を変えまして質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。


 まず、私もゆとり教育からお伺いいたします。ある大手の新聞社が実施しました教育に関する全国世論調査で子供の学力低下を不安に思う人が8割を占め、ゆとり教育がその原因と見る人が大変多いことがわかりました。また、ゆとり教育の評価につきましては、評価しないとされる人が72%、評価する22%を圧倒的に上回る結果が出ました。また興味深いのは、ゆとり教育を評価しない人が小学校高学年の子を持つ家庭56%、中学生を持つ家庭52%という、ゆとり教育を実際に受けている家庭ほど否定派が多いという結果も出ております。


 そこで、お伺いいたします。昨年10月に区内の区立小学校4年生と区立の中学校1年生を対象とした基礎的・基本的な内容の定着に関する調査を行っておりますが、今年度の調査結果といたしまして、最近、文教委員会で出された資料を私もちょうだいいたしまして、目を通させていただきましたけれど、その中の結果を見ますと小学校の国語は目標値に対して平均達成度は全体的に良好であったが、算数については、図形にやや目標値に達していない児童が半数近くいるということでした。また、中学校の国語は概ね良好とする一方で、各領域に若干の差があり不得意、得意分野の生徒の差が出ている。数学に関しては特に数と計算の領域で達成度が低く、基礎・基本のさらなる定着とともに筋道を立てる、理論的に考える力の育成が今後の課題であるとなっておりました。


 そこで、この学力テストの結果を踏まえて、今後指導方法の改善や研究等はされていくのでしょうか。具体的に施策があれば教えてください。


○阿部指導室長 


 今、委員さんからご指摘ございました10月8日にありました調査結果を受けまして、今、各学校で授業改善プランということを立ち上げているところでございまして、実は15年度に当区で行いました調査、両方とも同じように授業改善のプランということで、課題になりました部分をどう改善していくかということを学校から出して、学校も保護者会等で説明をしたり、子供への指導に役立てることを今行っておりますので、これにつきましては、また今後形に残してやっていきたいと思いますことと、やはり、区の全体傾向の中で、実は今、委員さんがご指摘の算数の図形の部分というのは、昨年の区の調査でも低い部分でございましたので、これにつきましては、指導方の改善という部分で、もう少しこういう指導を取り入れてはどうかという提言も私どもからしていきたいというふうに考えてございます。


○竹下ひろみ委員 


 その件に関しましても、特に読解力というのは私も大変重要なことだと思います。全国調査でも、豊島区の調査でも出ましたけれども、読解力にやや不安を持っているお子さんがいるということで、国語だけではなく、算数、数学、社会といろいろな分野におきましての教科にも、この読解力というのは深く関わってくるものと思いますので、読解力の強化ということも含めまして、今後の課題としていただきたいと思います。


 では、この学力テストは平成14年度から始まって、今回で3回目になるわけですけれども、この3回の検証結果も踏まえて、いわゆる、ゆとり教育が学力低下に多少の影響があるとお考えでしょうか。


○阿部指導室長 


 3年、調査の内容そのものは変えてございますので、経年の比較ということはちょっと難しいですけれども、一応設定をしております目標を大体の分野では超えておりますので、全国と比べたデータとしましても、調査結果としましては、超えている部分が多いかというふうに思っています。ゆとり教育そのものにつきましては、ゆとりというのは、物をじっくり考えるという、その思考力をはぐくむためのゆとりであり、体験的な活動にじっくり取り組ませたいためのゆとりであったはずなんでございますけれども、どうも、それが内容のない何か学習をしていくような、ゆるみというようなことにとらえられておりますけれども、実際に、学校でやっておりますのは思考力重視とか、体験重視をするためには時間が必要ですので、そのゆとりをもっととりたいんだと、そういうことでのゆとり教育で進めてきたことなんですけれども、その辺、十分な説明責任を果たしていない可能性もあるかと思います。私どもとしては、そのところには今後とも力を入れていきたいというふうに思っております。


○竹下ひろみ委員 


 わかりました。ゆとり教育の弊害がいろんな部門で指摘されている一方で、総合的な学習の時間が導入されています。私も総合的な学習の時間の中で学ぶことは大変重要であるということは理解しております。例えば、午前中の審議の中にも出てまいりましたけれども、奉仕活動や保育園等での実習活動、また職場体験などは貴重な経験であると思います。現代社会において、ニートやフリーターといった定職につかない若者の増加ということも、これからは職業意識の向上というんでしょうか、そういう意味合いからも生徒に働く意義を理解させるためのキャリア教育という視点で、総合学習のより一層の充実を図る必要性があると思いますけれども、この辺のことを保護者の声も踏まえて要望とか、需要について、保護者からの意見、声を教育委員会では把握されておりますでしょうか。できましたら数字で、もしとらえておられるんでしたら、教えていただきたいんですけれど。


○天貝教育改革推進課長 


 ご指摘の保護者の意向でございますが、午前中も例を出させていただきました平成15年に実施いたしました保護者の意識意向調査、これは小学校6年生の保護者700名と中学校1年の保護者約300名、合計1千名に対して実施いたしました調査でございまして、この中の質問項目で、区立小中学校の魅力の向上に必要な内容ということで、幾つか項目を記してアンケートを実施してございます。項目としては基礎的・基本的な学力の定着とか、それから生きる力など生涯にわたり土台となる力の育成とか、道徳教育の充実、生活指導の充実、進路指導の充実とか、そういった部分で聞いたところ、いずれも小学校、中学校保護者ともに一番大きな要望があったのが、基礎的・基本的な学力の定着、これが小学校6年生の保護者58.6%、中学校1年生の保護者53.0%ということになってございます。


 続いては、人間関係を重視した教育の充実や生きる力など生涯にわたり土台となる力の育成が多くなっているような結果になってございます。保護者の多くの方々は、その中でも基礎的・基本的な学力の定着が区立学校の魅力につながるというような調査結果になってございます。


○竹下ひろみ委員 


 保護者は学力向上についての要望が強いということがわかりました。そこで、伺いますけれども、昨年報告された21世紀の学校づくり懇話会の中で、学力の向上については、この中でも重要な課題だったと思います。この中での提言が午前中の審議の中からいろいろと出されました17年度予算に重点的に反映された施策として幾つか出てくると思うんですけれども、その中で2点ほど質問をさせていただきます。


 まず、区立小学校生活指導支援事業経費予算、また従前の少人数モデル事業経費についてお伺いいたします。少人数教育モデル事業につきましては、緊急地域雇用特別補助金の特定財源が16年度には打ち切られまして、17年度は学級経営補助員の特定財源の打ち切りがあるわけですけれども、17年度は1年生から6年生までの補助員をつける学校につきましては、どのような選定方法を行うのか教えてください。


○阿部指導室長 


 今、一つは少人数モデル事業との統合を図るということを先程申し上げましたけれども、その意味合いで小学校1年生の入門期の1年生の学級につきまして、やはり今年度まで31人ということで考えてございましたですけれども、31人以上のクラス、あるいは35人を上回るクラスということで、学級の状況を踏まえさせていただいた上でこれをまずつけていきたいということでございます。


 もう一つは、昨年までと同じように学級の集団生活とか、人間関係のところで学級経営がうまくいかないとか、あるいは教育的配慮を必要とする子供がいらっしゃるとか、あるいは担任の指導力をもうちょっと強化したいというような場合に、それを見て学級経営補助員という形でつけていくということで、今学校の方から申請を求めているところでございます。


○竹下ひろみ委員 


 午前中の審議の中でも何回か学校間格差というものも出てまいりましたけれども、例えば、小規模校で1年から6年生まで1クラスで6学級あったとします。そこを39人、目いっぱいのクラスが6学級あるという学校と、一方では、大規模校とは言われているけれども、1クラスの児童が21人ずつの2クラスで12学級ある、そういうふうにしてみますと、この学校間のクラス間格差というんでしょうか。クラスの子供の数でそこに小規模校と大規模校の中にも格差がまた出てくると思うんですけれども、その辺は教員の補助員とかの優先的な配置とかはお考えでしょうか。


○阿部指導室長 


 先程申し上げました意味で、小学校1年生につきまして、やはり39人というような状況であれば考えていかなければならないなというふうに思いますけれども、いろいろ学校のケースによってはちょっと違いがございますので、今、委員さんがおっしゃったような場合には、つけていく必要はあるかなというふうに思っております。


○竹下ひろみ委員 


 それでは、今まで少人数モデル事業が、区立小学校の生活指導支援事業の方に移行して一緒になっていくというふうになりますと、財源自体は同じであるけれども、今までより手厚くやるというふうになりますと、例えば、1人の補助員が2クラス見るとか、または2校を見るとか、そういう可能性も出てくると思いますが、それはいかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 ご指摘のとおり、1校の中で2つ必要なケースがあった場合に1人で見ていただくというような、そういうことは出てくるかというふうに思います。


○竹下ひろみ委員 


 限られた財源の中で、なるべくいろんなクラスに補助員をつけていただきたいと思いますので、そのやりくりというんでしょうか、その辺は17年度4月以降の例えば6月とか、7月にやはりつけてほしいという要請がありましたら、その辺はいろいろご指導はいただけるんでしょうか。


○阿部指導室長 


 今、5日制でございますから、完全に5日間学級につけるという場合もあるんですけれども、週に3日とかということで、そうしますと、あと2日他の学校につけられるというケースもございます。そのような形で、できるだけ学校の問題に対応したいと思っておりまして、16年度も、年度途中からということで、つけたケースがございます。ですから、年度途中で発生することもありますので、すべてを年度当初から全部出すというわけではなくて、様子をみて、やっていきたいというふうには考えております。


○竹下ひろみ委員 


 その辺はどうぞ、よろしくお願いをいたします。


 小規模校の話が出ましたので、そのことに関してお尋ねいたします。隣接校選択制の導入によって学校間格差が生じるようになった一つのきっかけともなったと私も理解しておりますし、午前中からの審議で特にこの点につきましては、学校整備の格差も選ぶ理由として少なくないということ。それに対して特色ある学校づくりということで、学校に施設面だけではなく、いろんな特色を持って生徒を集めていくというふうな目的を持っていると思うんですけれども、その他にこの学校間格差が生じる原因は他にはどのようなことがあるとお考えでしょうか。


○天貝教育改革推進課長 


 今まで5回、隣接校選択制を実施してございまして、午前中の答弁にも申し上げましたとおり、やはり学校をどういった理由で選択するかということを見ますと、友人からの評判とか、そういったものをいかに少なくするか。逆に言えば、それがかなり大きなウエートを占めている選択の理由になっているというふうに感じておりまして、学校からの情報発信、あるいは、教育委員会からの学校の取組み状況をいかに保護者に対して知らしめるかというような施策に対して、重点的に今後取り組んでまいりたいと考えております。


○竹下ひろみ委員 


 私も、今、ご答弁いただきましたように風評や保護者間のいわゆる、うわさ話というんでしょうか、そういう中で安易に学校を選んでしまうということは確かにあると思います。やはり、正確な情報発信を地域や保護者にしていかなければならないと思いますけれども、今後具体的なこととしまして、学校説明会等ございますけれども、その他に何か対策をお考えでしょうか。


○阿部指導室長 


 今、学校の方では各学校でホームページというのを立ち上げておりますので、やはり更新することがわりと難しい学校と、それからわりと早く新しい情報を展開している学校がございますけれども、その辺につきまして教員の技量を高めていかなければなりません。ですから、研修はもちろん充実してやっていく予定でございますけれども、そのホームページ等の充実も、今、たくさんの方が見てくださっていますので、その辺、内容の充実とともに、更新を早くできるようにやっていきたいというふうに思っております。


○竹下ひろみ委員 


 わかりました。今、教員の質の話も出ましたけれども、先程保護者等の意識意向調査のアンケートの中で、教師への要望として小中学校ともに子供との対話を大切にしてほしいという保護者の意見が7割を超えるという結果が出ています。そこでお伺いいたしますけれども、事務等でいろいろと先生方もお忙しいと思いますが、その中で子供と遊びたい、もっと時間を共有したいと考えている教師もいらっしゃれば、なかなか子供とコミュニケーションを図ることが苦手と考えている教師もいるんではないかなと私は想像するわけですけれども、このスクールカウンセラーの方は児童や保護者だけでなく、先生のカウンセラーもしてくださるとお聞きしましたけれども、その辺の相談件数等含めまして状況はいかがなんでしょうか。


○阿部指導室長 


 スクールカウンセラーの皆さん、今、小学校の方に2週に1回出かけております。12月までのところだったんですけれども、スクールカウンセラーへの相談が4千600件ほどございました。その中でおよそ5割以上の2千480件が先生方からのご相談ということで、やはり先生方もいろいろ相談をして子供達に対応したいという思いがあるということはわかってございます。


○竹下ひろみ委員 


 数が大変多くて、今、びっくりいたしましたけれども、その対策としまして話をするということも一つの治療の一つかと思いますが、実際にその先生達に対しての研修とか、サポート体制というのは、単なる研修だけでなく、心のケアも大切と思いますけれども、その辺の具体的なことがありましたら教えてください。


○阿部指導室長 


 今、申し上げましたのは、先生自身に何か悩みがあるということよりも、子供のことをどうしていったらいいかということでの相談件数がほとんどを占めるわけですけれども、委員が今、ご指摘の部分で、やはり教員自身の心の悩みとかということに関しましては、都立の病院がございまして、そこに相談制度がございます。金曜日の夜間は遅くまで、授業が終わってからも受け入れる体制もとってございますし、都立の教育相談センターというのもございまして、そういうところでも、もちろん教員の相談を受けつけるという、そういう体制はできてございます。


○竹下ひろみ委員 


 全児童クラブのモデル校も実施されるということで、放課後対策、放課後は子ども課の所管ではありますけれども、その垣根を取り払って学校の先生ともっと遊びたい、もっと話をしたいというお子さんもたくさんいらっしゃると思いますので、なるべく時間をつくって一緒に遊ぶことでいろんなコミュニケーションを図ることもできますし、先生も子供達も学校の中では見せない顔というのが、やはり放課後にはあると思いますので、その放課後の使い方も含めまして、教師と生徒・児童の関わりをもっと深めていっていただきたいなと思っております。


○阿部指導室長 


 ご指摘のとおりでございます。一つは、やはり授業の中で、子供と深く関わってコミュニケーションをする教員でありたいし、給食指導の中でも楽しく一緒にお話をしながら給食を食べられる教員でありたいと、そのように考えてございます。


○竹下ひろみ委員 


 よろしくお願いいたします。質問を変えさせていただきます。先日、この審議の最中なんですけれども、学校の教頭先生を副校長先生に呼び名を改める旨のご通知をいただきました。それに至るまでの経緯とあわせて今まで校長先生が持っておられた裁量権というんでしょうか、そういうものがあると思いますが、この副校長先生に変わることで、その裁量権というものも多少変わってくるのかなと想像いたしますけれども、その辺のお話をしてください。


○阿部指導室長 


 副校長制度を導入しますということで、ご通知を申し上げました。教頭ということで、これまでも努力して頑張っていただきました。もう一つ副校長ということによりまして、やはり校長をサポートするという意味合いがもっと強くなりまして、学校経営の一角、本当にそれを担んだということを内外に示すことになるかと思います。そんな意味で、意欲とモラルアップを図っていきたいと、これが狙いでございます。


 それから、名称変更ということだけでなくて、これまで学校のすべての事務関係のことに関しては、すべて校長が最終的に決裁権者ということで責任を持っておりましたけれども、その中で教員の出張とか、教員の研修に関わる部分のところとか、子供の教育のある一部分の内容につきましては、副校長の段階でも責任を持って決断できるような、そういう仕組みで校長と副校長の役割分担を今、整理をしているところでございます。


○竹下ひろみ委員 


 わかりました。次の質問に移りたいと思います。先程来出ております保護者等意識意向調査の中で、先程ご答弁の中にもございましたけれども、学力向上のための取組みの中で、一つの考え方として授業時間の確保ということは大変重要なことであると思うんですけれども、例えば、今ある授業時間を5分減らしてコマを増やすとか、夏休みの日数を短縮するとかのお話も、巷では出ているんですが、他区の取組みもあわせて本区ではどのようにお考えなのか教えてください。


○阿部指導室長 


 夏休みを縮減をして取り組むという区も1区現れてございます。それから中学校で52分授業という形で、中学校は通常50分ですけれども、2分間積み上げていきますと年間に20時間程度の時間がとれるというようなことで、そういうふうにやっていくところも、今、実際に始めたところもございます。中学校45分にしていった場合ですけれども、トータルをして50で割って何時間という、そういう計算で確保できるかどうかということで、学校の方からは届け出を出すように指導してございます。やはり、何月何日何曜日までは何時間目まで授業ができますということを細かく設定をしていただきまして、その上で時数の計算を出してもらっていますので、今ちょうど届け出をしてもらっている時期でございますけれども、どこの学校も基準の時数は確保できているという。本区の場合でも、実際にそうなってはございますけれども。


○竹下ひろみ委員 


 それで、今のお話ですと、各学校統一でない時間割ができる可能性もあるということでしょうか。


○阿部指導室長 


 それは学習指導要領のところで定められておりまして、例えば、小学校でも45分ですけれども、20分と25分という授業の組み合わせをしても構わないということがありますので、年間トータルとしまして確保をできていればよいということでございますから、それにつきましては、学校それぞれが工夫をして、朝15分間ずつとっていこうとか、放課後あるいは15分ずつとっていこうというような、そういう工夫の余地というのはありまして、実際にやっている学校が多うございます。


○竹下ひろみ委員 


 わかりました。それでは、ゆとりという意味でも土曜日を有効に使うという意見もありますけれども、その件に関してはいかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 基本的には土曜日というのは家庭とか、地域に子供達を返して、その中で様々な人とかかわって指導していただきたいということが根本にあるわけですけれども、これから土曜日の中で補充教育ということもあるかもしれませんけれども、また、夏休みの中でも本区の全部の中学校で取り組んでございませんので、土曜日部活動をするという学校もございますので、その辺はこれから研究をしていかなければならないかなと思っておりますけれども、現状では土曜日のかわりに夏休み期間の補充教室とか、あるいは部活動の充実とかということで、取組みをこれからも進めていきたいというふうには思っております。


○竹下ひろみ委員 


 わかりました。どうぞよろしくお願いをいたします。


 あと一つ質問をさせていただきます。これは16年度の小学校入学のときに、区からお祝いとしていただいた防犯ベルなんですけれども、これはいつから始まった事業でしょうか。


○加藤庶務課長 


 これについては、15年度に購入しまして、春休みから配付をいたしました。当然、新入生については、明けて4月に配付をいたしました。


○竹下ひろみ委員 


 今、子供達のランドセルには、みんな1人に1つずつついているような状況で、うちなんかもランドセルだけではなくて、お稽古ごとに行く袋にも1つずつついている状況なので、これをお祝いにいただくことは大変ありがたいことだし、友好的なことだと思っております。意外とこれ壊れやすくて、子供達もいたずらが多いものですから、電池が切れてしまう等のこともございます。今年も同じ物をご購入予定でしょうか。


○加藤庶務課長 


 初めての試みということもありまして、私たちも不馴れだということもありました。商品の使用等についても、様々なご意見をいただいておりますので、同じ物ではなくて新しい物を購入させていただきました。


○竹下ひろみ委員 


 これは1つお幾らでしょうか。


○加藤庶務課長 


 そのときは315円、定価が800円台だったんですが、315円。今回、新しい新入生用として買ったのは390円程度です。


○竹下ひろみ委員 


 わかりました。こういうランドセルの横につけるものも有効的ではありますけれども、今、ランドセルのベルトのところにちょうど引っかけるようにできている防犯ベルがありまして、これは子供達がかばんを背負うときに、ここを引っ張るとすぐベルが鳴るというような、ここに下げているよりはもっと早くに危険を知らせることができるのかなというふうに私は思いますけれども、今後もし検討をしていただければと思いますが、その辺いかがでしょうか。


○加藤庶務課長 


 装着する部分なんですけれども、今回はひもの部分だけではなくて、バンドとか、バックル等にも装着できるようになっています。それですべて対応できるかどうかというのは、改めて様々なご意見をいただきまして、毎年度これは見直しをしていきたいと思っております。


○竹下ひろみ委員 


 どうもありがとうございました。よろしくお願いをいたします。


 私からは以上です。


○大谷洋子委員 


 今も、竹下委員から教員の質というところを取り上げていらっしゃいましたし、午前中もそういう課題が出されました。私も過去、暴力教師に対しまして指導室長さんが1週間教員を指導するために学校現場に立ち会われまして、それでPTAサイド、学校現場は事なかれ主義といいますか、なかなか教育委員会に問題を持ち込むということは慎んでいらっしゃる傾向が多いという時代でありまして、指導室長さんが時の指導室長さんが、学校教室に教員の指導に疲れたということで、最後に給食をともにされて、今日でその指導室長がその学校に来られないというときに、子供が「おじちゃん、また来てね。おじちゃんがいると先生が優しいんだよ」と言われたと。この一言でいかにその教員が日ごろ子供達に対する接し方が乱暴であったか、不人気だったかということを認識されたという、そういう例もございますし、障害児教育をされている教師が、学校現場にもセクハラという問題がございまして、先程もちょっと触れていらっしゃいましたけど、よく職員間で懇親会なんかを持たれるときに学校長が肌にさわるとか、そんなような実態も訴えられて、間に入らさせていただいた経緯もございます。


 先程、午前中の吉村委員の質問で、指導室長さんは当区におかれましては、そういった実態はないということを信じていらっしゃるということをはっきり申し述べていらっしゃいまして、そこを信じさせていただくところでございますけれども、昨今の学校現場の中でのセクハラ問題、そういったこととか、それから先程も教員としてあるまじき典型的な例を取り上げていらっしゃいましたけれども、そんなような問題を学校側から教育委員会に持ち込まれている事例は本当に昨今はないんでしょうか。


○阿部指導室長 


 私がここにお世話になってからはございませんで、今、それぞれの学校にセクシャル・ハラスメントについての相談員制度ということを設けてございますし、私どもの指導室の方にも相談をできるようなシステムをとってございまして、今のところそういうことは伺ってございません。


○大谷洋子委員 


 わかりました。ご信頼申し上げ、本当にそういうことであっていただきたいと思います。私が先程取り上げさせていただきました事例では、暴力教員のことが広まって、次年度うちの子供が小学校に入学するのであれば、またあの教員が担当になられるんじゃないかということで、学校をよそに替えてしまった、他区に転校してしまったようなケースがございまして、地域の保護者から訴えがございました。長年その問題を取り上げたけれども、解決がされなかったという例もございましたし、先程のセクハラの教師の問題も泣き泣き、その職種を変えなきゃならなかったというような事例につながったケースもございました。昨今、ここには学校教育の豊かな経験の教育長さんが本区では今度就任されましたし、それから指導室長さんも学校現場での経験豊かなお立場でいらっしゃいますので、学校教員の質について取り上げさせていただくのは、甚だ無礼かと思いますが、そういった実態があったということで、私が駒込に住んでおりますので、駒込地域のエリアの学校問題ではないということだけは申し上げておきたいと思いますけれども、そういう中で、先程も学校に私が連絡をさせていただく用事がありまして、電話をかけさせていただきました。まず、電話をとられた方のマナーというんでしょうか。日ごろは本当に子供達にはあいさつの仕方とか、言葉遣いとか、そういうことをしつけをしっかりと指導していらっしゃる学校現場の職員の私に応対をされたときの先生のマナーとしては、不快感を得たという例もございました。それは、たまたまあったという程度で触れさせていただいておきますが、昨日、地域の中での会合に出席させていただきましたら、その中で地域の学校の雨漏りが取り上げられまして、たまたま今朝、ここに登庁してくる前に地域の学校の現場を見させていただいてまいりましたけれども、雨漏りが今日は祝う会というのを催すということで、既に保護者が学校にいらしていろいろ準備をしていらっしゃる。その雨漏りの生じているところには、昨夜、雨が降りました関係でバケツが3つほど並べてございました。そういう中で、この原因というものを追求するのに大変お金がかかるからということで、手がつけられていないということでありますけれども、このことについての把握はしっかりされていらっしゃると思いますが、いかがでしょうか。


○加藤庶務課長 


 駒込小学校の体育館の雨漏りかと思いますけれども、これについては、私どもも調査をしておりますし、業者にも依頼をして原因追究に当たっております。全くその原因追究を何もしていないということではございませんが、ただ原因がはっきりしないということであります。駒込小学校の体育館自体が全体的にかなり老朽化しているということもございまして、本質的には全面改修をそろそろしなければならない時期に来ているかと考えておりますが、ただ相当な金額がかかりますので、今後の計画の中で検討していかなければならないと思っておりますが、当面の措置としては、ちょっと原因がわからないということから、いろんな手だてを考えて検討して、それぞれにとって手だてがあるのか、それについての見積もりがどうなっていくのか、そういうのが今現在検討しておるところでございます。


○大谷洋子委員 


 そういう中で、あちこちの学校現場で雨漏りの箇所が多々あるようなこともちょっと承って、駒込小学校に限らずでございますけれども、修理・改修、今の事例は見積もりをしていただいても、今課長さんがおっしゃったように高額な費用を要するというところで、原因を追究しながらも様子を見ていらっしゃるということでありますけれども、他にもこのようなケースは多いんでしょうか。


○加藤庶務課長 


 昨年確かに多かったということは事実です。昨年度、台風がかなり頻繁に来て、相当な雨を降らしたと。今まで雨漏りが出ていなかったところも急に出てきたと。原因はこれは全部の学校に当たっておりますが、かなりの部分、かなり短時間に集中的な雨が降っておりまして、例えば、ベランダの雨どいとか、ベランダの排水口が落ち葉等で詰まって逆流してくるようなケースもございました。そういう部分もかなりありましたけれども、それぞれについて原因がはっきりしたものについては、対応させていただいております。場合によっては全面改修というのも、今回の予算の中にも外壁改修というのが出てきておりますけれども、そういった部分もありますが、まだ幾つかの学校の中では駒込小学校と同じように原因がまだつかめていないというのもございます。


○大谷洋子委員 


 今日対応された先生が、俺らの学校ばかりじゃなくて、こんな程度はいっぱいあちこちあって、簡単に解決できる問題じゃないんだよみたいな言い方をなさっていましたけれども、これは学校環境として、昨日、私にこれを改善してほしいと言って訴えてこられたのは消防関係の方なんですね。学校は救援センターであると。そういうところで雨風、風害、災害、地震のときの避難所、有事のときには非難する場所でもあるというところから、そういった施設が雨がたくさん降ったときに、ばしゃばしゃ、あちこちにバケツを持って走らなきゃいけないような状況があっていいのかという訴えがあったものですから、今朝、私が早速現場を見させていただきましたら、そういう状況とは違って、雨がたくさん降るときに現場をこうやって見ていると、本当にまどろっこく、ただぽたりぽたりで、この程度かみたいなことであるんですが、一夜明けてみると、その置いたバケツがあふれるような状況に雨水はたまっているという現状はちゃんと把握もされていらっしゃいました。


 財政難の中で、なかなか大改修に充てる費用を費やすというのは困難な現在の豊島区の状況ではありますけど、これを放置することによって、なおさらそれが今駒込小学校の例は鉄筋化されていますので、土台が雨風で腐ることから、シロアリが発生するとか、そんなような問題にはならないかと思いますが、より一層経費を費やさざるを得ない状況を懸念する意味合いで、なるべく早い時期での改善、改修に向かっての要望をさせていただきます。よろしくお願いいたします。


 そんな中で、私も過去2回、監査委員を経験させていただいておりまして、お伺いしますと非常に学校の管理、そして非常口等のあり方もきちっときれいになっているんですが、たまたま今日お伺いしましたら非常口という標識があります下に、もういざ非常になったら、これ子供がすんなりと避難できないような状況というのが多々実態としてあるかと思いますが、この際にそういったところも通常、平常時にもしっかりと子供の教育現場でもありますので、非常口というところにはそういった危険、非難に妨げになるようなものは置かれないということとか、上の階段の踊り場等にもよく物が置いてあるというような実態も直面いたしますので、そうしたご指導もしていただきたいということをお願いしておきます。


○阿部指導室長 


 申しわけございません。十分に調べまして指導していきたいと思います。


○大谷洋子委員 


 交代します。ありがとうございました。


○小林俊史委員 


 私は、今年度新規の事業でスクール・ライブラリーの活性化というのがありますけれども、我々文教委員会でも昨年の末に高松小学校の図書室を拝見したりとかして、実態を見ていますけれども、事実、私もそう感じておりますが、各学校の図書室の蔵書数がやはり少ないというのは実態のようです。そういった対策で、このような事業になったんだろうと思いますが、これは5年間ということですけれども、この概要についてちょっと簡単にお話しください。


○阿部指導室長 


 5年間という計画でございまして、蔵書を増やしていくこと、あるいは図書室の照明等の整備を少し進めていくこと、それからボランティアなどの活用状況を有効に効果的に行うためにアドバイザーを派遣すること等、5年間で大体全部の学校に措置していきたいなというふうに考えてございます。


○小林俊史委員 


 蔵書の件ですけれども、指導室長も多分ご覧になって、これはちょっといろんな分野にわたって本が少ないなというふうにお感じになっていらっしゃると思うんです。特にその分野でいうと美術書とか、芸術関係の本というのは非常に少なくて、これで本当に子供達が興味を持つのかなというようなことも感じるわけですけれども、その点いかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 美術書等はやはり高額な場合がございますので、今、地域図書館等かなり図書の貸し出しをしていただいておりますので、そういうところで、そういうものを入れていったらどうかということも考えていきたいと思いますし、また、美術の場合に図工室、あるいは美術室にそういう本を置いてあるということもございますので、どのような活用をされているかということについては、また学校の状況を把握をしてみたいというふうに思っております。


○小林俊史委員 


 よく調査をしていただきたいというふうに思いますし、ちょっとこれは提案ですけれども、蔵書が少ないことについては、例えばPTAの方からの寄贈とかということもやってもいいのかなというふうに思っているんですね。現実やっている学校も幾つかあるんですね。ところが、この寄贈についてはデリケートなところもありまして、やや選書の部分でどういった趣向の本が子供達に適切であるかということをやはりどこかでちゃんと見ておかないといけないということもあるかと思います。


 そこで、私はちょっと提案したいのは、非常にスタンダードな美術書とか、それから芸術関係の本というのは、これは余り趣味趣向とか、例えば政治的であるとか、宗教的であるとか、そういうことではなく取り組める分野ではないかなと思いますが、こういったジャンル別に、ここの分野であれば地域の方から寄贈していただくと助かるというようなことは、むしろ声を上げて積極的に地域の方に協力していただくというようなこともしていいんじゃないかなと、こう思うわけですけれども、これについてはいかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 それは必要だと思いますし、今度アドバイザーというのを入れますけれども、やはり選書の部分でもこういう本を入れておいた方がいいというようなことでのアドバイスをいただきたいと思っておりますので、そういう方とかかわりを持ちながら考えていく必要があるかと思います。


○小林俊史委員 


 特に今年は、この予算案重点施策の中の63ページにスクール・ライブラリーとありますけど、その上には本物の芸術が学べる中学校というようなことで、文化・芸術、まちづくりもそうですし、教育の分野でもそういったところに力を入れていこうというところですから、5年間というと卒業しちゃう学年の方もいて、早くそれは早急にでも本を置いていただいて、そしていろんな形でその芸術に触れたりすることができるという、そういう学校づくりに尽くしていただきたいというふうに要望しておきます。ぜひ取り組んでください。


 質問を変えます。時間が余りありませんから図書館のことをちょっと伺いたいと思いますけれども、今度は中央図書館の館長さんに。今年も図書受け渡し等の業務委託ということで、民間委託を入れるわけですけれども、これについては単なる職員さんから民間委託ということだけではなくて、さらにサービスアップということも考えていただいているというふうに思いますけれども、この点について今年の取組みをお聞かせください。


○植竹中央図書館長 


 現在、委員ご指摘のとおり、5館で図書館の業務委託を進めております。今、委託の状況で申し上げますと毎年委託をするごとに一定期間経過しますと、利用者アンケートというものをとっております。実際に利用者の方が委託業務に移行した図書館について、そのサービス内容について、どう感じているかというような項目についてお答えいただいております。そうしますと、例えば今年の8月に行ったんですが、その結果を見ますと変わらないというのが約5割、そして良くなったというのが4割、そしてわからないというような方が約1割ぐらいで、委託業務を導入したことによってカウンター業務そのものも、ある程度サービスアップしている部分はあるのかなと思っております。


 また、委託をするとともに何らかの区民へのサービス内容をよりグレードアップするということを実はまだ今は、現在はできておりません。ただ、委託によってお金が浮いていくわけですので、少しでもそういったお金の一部でも持って、何かサービスアップをしてまいりたいなと、そのようなことは現在、検討をちょっと始めている状況でございます。


○小林俊史委員 


 これは昨年からも、そういうふうに取り組んでいるわけですから、ぜひともそのサービスアップという部分については、具体的なものを1年間ぐらいあったわけですから考えていただいた方がいいかなと思うんですね。


 それから、もう一つ開館時間のこととか、開館日の件についても今までどおりのような形で進んでいくんでしょうか。むしろ業務委託をするということであれば、開館日もより多く設定したり、開館時間もより長くということも考えてもいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。


○植竹中央図書館長 


 これから先もさらに委託を拡大していくんですが、その中で実はサービスアップできるもの、例えば開館時間とか、どこまでできるかというのをちょっと内部的には検討を開始しております。ただ、その開館に伴って当然光熱水費とか、保守管理とか、そういったメンテナンスの経費も開館延長をした場合伴ってまいりますので、あとは実際に財源の問題も考え合わせながら、また蔵書の量もできるだけ減らさないようにしながら、例えば全館一遍に1時間開館するとかというのは難しいかもしれませんが、わずか一部の館であっても開館できないかとか、そういったことを今、検討を進めているところでございます。


○小林俊史委員 


 よろしくお願いします。スピードアップして、そのサービスのことについても検討を早めてください。お願いします。


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○副島健委員長 


 最後に公明党です。


○島村高彦委員 


 朝方、先輩の方から今日は教育の専門家の方が集まるので、しっかりと意見をお聞きするようにというふうに言われました。ご指導よろしくお願いいたします。


 私の持分は短時間なんですが、まず先程ちょっと出ました小中学校の区立学校の魅力の向上に必要な内容の状況というアンケートで、基礎的・基本的な学力の定着、これがナンバーワンとして保護者の方から挙げられております。土曜日の取組みの要望においても一番多いのが基礎学力に重点を置いた補充学習ということで、非常に基礎的・基本的な学力ということが注目されているんですけれども、実際は学習塾に通っている方が非常に多くて、この資料でも小学校6年生で52.5%、中学生で42.4%ということが書いてあるんですけれども、そもそも学校というのは、まず一番最初に基礎的・基本的な学力を定着させることに取り組むところだと思っているんですけれども、そうではなかったんでしょうか。


○阿部指導室長 


 まさに確かな学力、豊かな心、健康な体力を養うためにあるのが学校教育でございます。


○島村高彦委員 


 でありながら、やはりなぜか基礎的・基本的な学力が優先順位であると思うのに、塾に通っている方がたくさんいるというのは、これはどういう子供達が通っているのかわかりませんけれども、既に基本的なことを身につけた上で、さらに、応用力を目指して通っているのか、それとも基礎的・基本的なことが学校で身につかないから塾で身につけようとして通っているのか、その辺の実態はよくわからないんですけれども、この辺はひとまず置いておいて、先程からゆとり教育について質問が出ておりまして、自民党さんの方からもゆるみ教育であるというお話が出ました。確かに報道によりますと、このゆとり教育、その象徴とされる総合的な学習の時間を取り入れたことが、学力が落ちたということにつながっているんではないかという声もありますけれども、これは本当にこのようなことが正しいんでしょうか。それともまた豊島区でも、それと似た現象が事象があったのかどうか、説明を願います。


○阿部指導室長 


 先程、基礎・基本的な内容の定着な調査というお話をいたしましたけれども、国語と算数、数学で区は絞ってやっているわけですけれども、その中では全国の比較の中でもそれほどの落ち込みはないというふうに考えているわけでございます。その中で、総合的な学習の時間の中で、やはり養うべき実際のものに携わって、接して、いろいろな思考を頭でめぐらせていくとか、感動を味わうとかということによって教科の学習に、もうちょっと算数勉強してよかったなとか、自分がもうちょっと作文を書けると、こういうときにいい発表ができたのになという思いは子供が持っていると思うんですね。だから、そういうことをやるためにも総合的な学習の時間というのは、私は大変貴重だと思いますし、今学校はそのことを把握して一生懸命努力しているというふうに私は認識しております。


○島村高彦委員 


 そうしますと豊島区として、総合的な学習の時間を取り入れたことによって、学力が落ちたということはないということでしょうか。


○阿部指導室長 


 今、委員さんが指摘に答えるような数値的な調査等はやっておりませんけれども、私どもとしましては、現状のある中でそのようにとらえているということでございます。


○島村高彦委員 


 わかりました。私も今、室長がおっしゃったように思います。総合的な学習の時間を減らして、替わりに主要教科の授業時間を増やせば、また学力が上がるということでは、私は決してないのではないかというふうに感じております。要は、大切なのは子供達の意欲をどう引き出すかということが一番目的であって、そのための手段であったというふうに思います。総合的な学習なんですけれども、現実に資料をいただきまして、豊島区として取り組んでいる総合的な学習の全校の資料というか、項目だけなんですけれどもいただきました。この中で具体的な子供さんの声だとか、あるいは保護者の声をもしお聞きになっていれば、お聞かせ願いたいんですけど。


○阿部指導室長 


 やはり子供達が、自分の力でものを調べることができるようになってきたとか、そのことを先生がサポートしてくれた子供達は強くそういうことを思っているということを子供達の声から出ております。また、子供達自身が友達のいいところに「ああ、こういう力を持っているんだ」というようなところに気づくようになった。それもやはり先生がそういう友達のいいところを発揮できるような場面を他の子供達に見せるというような、そういうことがあった、経験した子供達にそういう反応が多くなっているということがありますので、そこのところについては教員の指導面で、そういう指導をしていくと子供達がこう伸びますよということが、もっと言えるかなと私どもは思っております。


 申しわけございませんが、保護者の声としまして、直接伺っていることにつきましては、ちょっと今、現状について資料がありませんですので、また後程調べてお答えしたいと思っております。申しわけございません。


○日高教育長 


 子供の声をというお話が先程ありましたけれども、これぜひお聞きいただきたいと思います。3年生の総合的な学習の時間に書いた結果として、つまり自分が直接体験をして、そしてその課題を解決したという子供の姿でありますから、ぜひお聞きをいただきたいと思います。事実の名前で行きたいと思いますが、今日は目白商店街に取材に行きました。日ごろ歩いているのにいろいろな店があることに気づきました。ある店では人気があって品物が買えないこともあるそうです。手に入れるために早く行って売り切れる前に買うんだそうです。でも、お店では電話やファクスで受けつけて予約する方法もあるそうです。お店の人もお客さんも工夫して買い物をしていることがわかりました。


 これは実際に歩いている子供達が予約制度というものを発見したという学習なんです。体験から来るもんなんです。ただ、このとき残念だったのは、このときのすばらしい反応に対して、ある親御さんが「あんた、そんなことも知らなかったの。歯医者さんだって、パーマ屋さんだって、どこだって全部予約なんて、どこでもやってんのよ」とこう言って子供に威張ってどうするんだという現象がありまして、これはやはり子供を育てるという意味、今つけなきゃいけない学力というのはこれだということを私は極めて強調して指導したことがございました。


 もう1点だけ、これは生活科です、体験ですから。近くで赤ちゃんが産まれた。豚の赤ちゃんです。いっぱい産まれた。23匹も産まれた。でも、おっぱいは16個しかありません。豚さんはお乳が飲めなくて死んじゃうかもしれない。けんかになるかもしれない。心配。あと、あとおっぱいが7個あったらよかったのに。これ子供の声であります。私はこういう子供が本当に生きる子供の姿だと。これが学力ではないかと。私は、もうせんだってもこのことを育成団体の皆様方に訴えました。こういうすばらしい子供がいるということをやはり私達は認識して指導する必要があると、こんなふうに思っています。


○島村高彦委員 


 大変貴重なお話をありがとうございました。本当にまさに生きる力を養うということが、一つの今の焦点になっているんですけれども、それを実際の体験の中で子供が今学び取ったということのお話を聞くことができました。


 やはり一番の教育というのは、ずっとここのところ言われていますけど、一番最初は家庭であるというふうに私も思います。ただ、その補完的な役割として学校教育ということも考えていかなくてはいけないということですね。いろんな教育の目標があると思うんですけれども、やはり一番の目的は、その子供が社会に出て一人前の人間としてやっていくための訓練所であるというふうに私は学校教育のことを思います。ちょっと極端な意見かもしれませんけれども。今お話があった基本的なこと、お母さんが「そんなことも知らないのか」と。知らないんですね、子供はね。教えてもらっていないですから。どこでも体験することもなかったですから。やはりそれを教え込むことが大切だと思うんですね。


 資料の中に、中学校生活への不安や悩みの内容の状況のアンケート、小学校6年生と中学校1年生からとっているんですけれども、この中でいろいろあるんですけれども、実はここに出ている悩み、この悩みをやはりこれを学校側の方で取り組んでいただければ、教育の一つの目的は達せられるんじゃないかと思うんですけれども、例えば勉強が難しくなることというのが一番に挙げられているんですね。やはりここでは、教え込むことは一つだと思うんですね。難しいから楽しいんだよということを一つ教えてあげなければいけないと思うんですね。簡単だったらおもしろくないだろうと、やる必要もないだろうということをやはり学校側で、まず教えていくと思うんですね。


 今まで、ここのところずっと子供の大変さに対して逃げ道をつくっているようなやり方が、子ども課においても、教育委員会においても、僕の目から見るとちょっと見られるんですね。子供が苦しい、大変。だからこっちに逃げなさいねという。そういった逃げ道が余計子供を追い込んでいくような気がして、どうしてもなりません。社会に出れば、もっと無理難題を押しつけられて、それを解決しなくちゃいけないんですね。現実に大人の人はそういうふうにやっているわけですね。だから勉強が難しくて嫌だというけど、難しいということを教えると同時に、影ではわかりやすい授業を行うということを同時平行でやっていくと。次に嫌な上級生がいることが嫌なことなんですけれども、社会に出ればもっと嫌な上司がいっぱいいるわけですね。そういう中でみんな働いているわけですね。その訓練をしないで、社会に出すから結局、子供が持ちこたえることができなくて、子供が苦しむことになると思うんですね。そういう、これから子供が苦しむようなことを学校側にしてもやってはいけないんじゃないかなというふうに強く感じるんですね。


 ゆとり教育というけれども、ゆとり教育の目的というのは、時間的・精神的なゆとりを確保して子供達の自主性や生きる力を伸ばすことに主眼を置いたというふうに書いてあるんですけれども、塾だの習い事だので、どんどん時間がなくなっちゃって、追い詰められて子供がおかしくなっちゃってという話なんですけれども、ただ子供達の自主性や生きる力を伸ばすことに主眼を置くことと、時間的・精神的なゆとりを確保することは、少しは関係ありますけど、そんなに関係ないと思うんですね。忙しいからやはり間違った方向に進むとも限らないわけでございまして、その辺のことをもう一度教えていく必要があるんじゃないかなということで、今時間の関係上、どばっと全部言っちゃいましたけど、その辺のことに関してご意見をお願いしたいと思います。


○阿部指導室長 


 一つは、今回行っております学習指導要領の改訂は、詰め込み教育を脱皮するということがあったと思います。知識注入型の授業を変えていく。そのために体験的な活動や問題解決的な学習をするということが挙げられたと思うんですね。その中で例えば先生にこのことについて考えてごらんと投げかけられた子供が、すぐ答えざるを得ないようなテンポで授業を進めることによって、子供が考える時間を失ってしまう。それよりは、質問する数は3つから2つに減らすけれども、2つのことをじっくり考えていこうとか、そういうところに時間的なゆとりということがあったと思います。そういう時間が保障されているということが、子供達の学習する上で精神的なゆとりになって、ある意味ではゼロから10まで考えられたという、こういう経験を積み重ねていかないと考えるという忍耐強さというのは生まれないんじゃないかと思うわけです。ですから、そういう意味でのゆとり教育だったわけですけれども、その辺を勘違いをして、ただ子供達にやらせっぱなしになってしまっているとか、考える機会を与えることがないとか、そういうことであるとやはりゆるみ教育というふうな指摘があってしまうだろうと。だから本来のゆとり教育とは違う方向に流れたものではないかというふうに思っております。


○島村高彦委員 


 わかりました。ぜひ、この総合的な学習が子供の本来のやはり学習意欲を引き出す方法をとって、また社会に出ても役に立つような方法で取り組んでいただきたいと思います。


 以上です。


○此島澄子委員 


 子供達が安心して成長できる環境の整備という観点でまずお聞きしますけれども、先程から教育長さんも、それから治安対策課の方も地域は子供のガードマンという形で、しっかり地域に守ってもらいたいという旨のお話がございました。本当に行政は予算も必要ですから、できることが限られてくるわけですけれども、そういう中で地域を頼りにするには、どういう形で地域にお願いして、どのように働きかけをされているのか。またその実情ですね。その辺をちょっとお聞きしたいと思います。


○阿部指導室長 


 先程もちょっと申し上げましたが、子供110番とか、地域の方々にご協力をいただいているわけですけれども、今、区政連絡会がちょうど3月にございまして、回らせていただいて、現在の対策についてお話を申し上げてるところでございますけれども、その中で昨年防犯ブザーを配ったりしていたけれども、防犯ブザーが鳴ったときに地域の人に飛び出してきてくれというようなことは全然依頼されていなかったというお話がございまして、確かに一般的な広報等ではやったかとは思うんですけれども、本当に地元にいらっしゃる地域の方との連携という意味では、その辺ちょっと後手に回ってしまって大変申しわけなかったなという思いがしたわけですけれども、そういう意味合いで地域の方々の連携をとっていかなければならないと思いますし、これから学校もそういうネットワークをどうやってつくっていったらいいかということについて、一番悩みを持っているというふうにも聞いておりますので、そのところはまた治安対策危機管理の方と連携して考えていきたいというふうに思っております。


○此島澄子委員 


 防犯ベルが鳴ったら普通は出てくる、聞かなきゃわからないというのもちょっと寂しい話ですけれども、本当にそういったネットワークをしっかり広げていっていただきたいなというふうに思います。


 小学校防犯カメラ設置と安全情報配信ということで、今日治安対策課長も見えていますので、お聞きしますけれども、この防犯カメラを補完的に設置するということですけれども、いつごろ設置されるのか。それとまたこれは各学校で、そのモニターを気にして見る人はどなたなのか。その辺を確認したいと思います。


○常松危機管理担当課長 


 カメラにつきましては、価格の比較的安価なものを購入しなくてはいけないというようなことと、今お話がありましたようにモニターの方をどうするのかといったようなことがございまして、今各学校さんの方にどこにモニターを設置していただいて、そのためにどこにカメラがつけられるのかという調査をしてございます。この調査を受けまして、私どもそれぞれの学校に伺って実情に応じた形で設置をしてまいろうというふうに思っておりますので、できるだけ早くとは思っておりますけれども、ゴールデン・ウィーク明けぐらいになってしまうところもあるのかなというふうに考えてございます。


 モニターを見ていただく方につきましては、各学校さんの方に調査に伺った中でお願いをしてまいろうというふうに考えてございます。


 以上でございます。


○加藤庶務課長 


 モニターをだれが見るのかということなんですが、それをずっと見続ける職員は、担当の職員はおりません。学校は直接教育指導に当たる教員だけではありませんで、調理は別にしましても学校用務、これは受付業務も担当しております。その他に学校事務職員、そういった職員もおりますので、各学校で教職員全体として、これはずっと四六時中見てというか、仕事ができませんけれども、そういった監視の体制をどうやってとるのか。不正の新入防止をどう図っていくのか。これはカメラばかりじゃありませんけれども、そういったところで、私どもも交えて学校の全職員を上げて、どういった取組みができるのか検討してまいりたいと思っております。


○此島澄子委員 


 各学校の入り口、校門を入っていきますと、まず大体用務員さんの部屋があるんですよね。本当は事務員さんの部屋が一番入り口にあれば、事務員さんって常時大体そこにいらっしゃるじゃないですか。だからすごくよかったんだけれども、あれは東京都の流れでどうも事務員の部屋は奥に入っているというふうに、どこの学校も今まではつくってあるので、今後できれば事務員さん、用務員さんはだって何か常時仕事をしていなかったら仕事にならないわけだから、いないのが普通だと思うんで、事務員さんのお部屋が本当に入り口のところにあればいいのになと思いますので、今後つくるときはそういうことも配慮していただきたいんですけれども、各学校でモニターの方は時々気にするという形で、それが実態かなというふうに思いますけれども、それだけ取り組んでいただいたことには感謝申し上げたいと思います。


 今回、安全情報システムということで、多くの区民の皆さんの署名活動が実りまして情報配信の形になっているわけなんですけれども、本当に治安対策、短い間に必死でもっていろんな業者に当たられたということで、どのようなシステムでやるのか、ちょっと具体的に。


○常松危機管理担当課長 


 いろいろな考え方があったわけでございます。各学校ごとに情報を配信していただくといったような考え方もございましたし、一方では、やはり地域の皆さんに子供の安全に関心を持っていただくために、区域全体に配信するといったような考え方もございました。平成17年度考えておりますのは、区を一つの区域と考えまして、西の方であった事件であっても東の方にもお伝えをしようと。東の方であった事件についても西の方にもお伝えしようというような考え方でございます。


 今、考えてございますのは、携帯電話の例えばNTTドコモで申しますとiモードというようなところで、登録の手続きをしていただいて、その登録の手続きをしていただいた方々のところに私どもの方から配信した情報を携帯電話を通じてお知らせするというような形でございます。ちょっと?モード、ボーダフォンといったような形で、それぞれ登録の仕方については異なりますので、そういった事柄について「広報としま」なり、先程申し上げましたけれども、学校を通じてのプリントなりの中でお知らせをしてまいりたいというふうに考えてございます。


○此島澄子委員 


 西の方にも東の方にもいったように、実情は分けられなかったわけですよね。一斉配信という形で。私ども荒川区の方に視察に行ってきましたけれども、荒川も最初はまだそれしかできなかった、一斉配信しか。でも、ちょっとやはり団体別、学校別とか、地域限定で流せるシステムがあるといいというのが、後から追加したみたいな、そういう形らしいんですけれども、これが非常によくできているみたいで、一家庭で3人まで登録できて、お父さん、お母さん、おじいちゃんか、おばあちゃん、3人までメールが全部流れるから、すごく便利で内容が不審者情報はもちろん、学校行事等の日常の連絡、学校行事の日程変更や確認、それから運動会のときにお天気が急に変わったりなんとかとなるから、そういったことで運動会ができるかできないかというような配信、それから保護者会、個人面接、家庭訪問、PTA活動などの日程連絡とか、インフルエンザがはやってどうのこうのという健康管理に関する注意事項とか、また一方、親の方からは、とりあえずの一応の欠席の連絡とか、そういうことをやりとりしているということで、本当にこれは治安対策から始まったことなんだけれども、学校として本当にこれをやることによって、全然便利というか、いろんな情報が250文字まで使えて、これを始めた親御さん達、お父さんなんか特に子供との関係というのはなかなか希薄になりがちなんだけれども、子供がどういう生活を学校でしているのかということが、すごくよくわかるようになったと。子供のことがよくわかるようになったということで、すごい反響がよかったんですよね。できれば、本当は学校別とかというふうにできるといいなというふうに思ったんですけれども、この点教育委員会としてはどのように考えておられるか。


○加藤庶務課長 


 荒川の例は私どもも、多少業者等からもちょっと話をいたしましたので、ある程度わかっていて非常に委員ご指摘のように学校別、学校行事等も踏まえて、緊急の防犯情報だけではなくて、学校の行事等の変更、あるいは日常的なやりとりもそれを通じて各学校が対応できるという非常に操作性もそんなに難しい問題はない。内容的には非常に魅力的なシステムだったと思います。ただ、そんなにシステムの中身からすると、システム的にはそんな高いものではないんですが、私たちの財政状況からするとちょっと今すぐ手を出せない状況かなと思いまして、本当に内容的にはそういった、その会社だけではないかもしれませんけれども、そういった学校が個別に対応できる。あるいは教育委員会が一斉に流す情報も対応できると。そういったシステムというのは非常に魅力的でありますので、ちょっと財政状況等を見ながら、そういったシステムについてもちょっと研究をさせていただきたいと思っております。


○此島澄子委員 


 治安対策の方で、これも契約も済んだみたいで、だから、この上教育費の方から予算をつけて、プラスアルファしてというのもちょっとあれでしょうから、本当にこれは1年契約らしいので、ぜひ今後いい形で有効に使えるような方法で広げていただければありがたいなというふうに思いますので要望しておきます。


 次に、重点施策の中のスクール・ライブラリー、先程もお話がありましたけれども、それについてお伺いしたいと思います。これまでも私たちの会派は読書活動ということで、色々と提案をやってきましたけれども、心を育てる教育の重要性という形では、本当に大事だと思いますけれども、子供達にとって一番身近なこの学校図書室の整備・充実が求められる中で、教育委員会として本格的にスクール・ライブラリーって活性化に取り組まれるということで、非常にすばらしいことだというふうに評価しております。


 そこで、伺いたいんですけれども、この前教育委員会さんに聞いたら、1年前ぐらいは大体学校の4分の3ぐらいが、朝の読書運動とかやっておられるというふうにおっしゃっていましたけど、最近はその読書活動についてはどんな状況でしょうか。


○阿部指導室長 


 今、全校一斉読書活動というのは小学校で18校、その中で朝の活動をしているのが14校でございます。それから中学校では、全校一斉というのは5校なんですが、朝の活動は10校ということで全校で取り組んでいるということでございます。ただ、期間を限定しているという場合もございますですので、通年ということではない場合もあるかと思います。


○此島澄子委員 


 朝に限らず、すごく授業の中でも地域にも読み聞かせのお母さんとか呼んで、本当に本が好きで、紙芝居好きでって、すばらしい授業だなと思って、私も思ったんですけれども、そういうふうに展開されている学校もあって、すごいいろんな形で広がっていてありがたいなというふうに思いますけれども、各校からこのプロポーザルですけど、各校から上がってきたプロポーザルの内容をどこでどのように審議されて、いつごろ決められるのか。また予算の関係もあると思いますけれども、何校ぐらいの学校が対象になるのか、その辺をお伺いしたいと思います。


○阿部指導室長 


 今、学校の方に投げかけているところでございまして、先程も出てきました他の特色ある学校づくりのプロポーザル制度というのもございますので、そのあたりと関連づけながら選んでいかなければならないというふうに思っておりまして、これにつきましては、教育委員会の方で選定の委員会をつくりまして、作業をして年度内には、一応スクール・ライブラリーの蔵書とか、あるいは図書館整備ということでは6校程度考えてございます。これは5カ年で6×5、30校ということで、それ予算をちょっと調整しながら全校に回していきたいというふうに思っております。


○此島澄子委員 


 この予算案重点施策に図書館活性化アドバイザーということで、先程も出ましたけれども、どのような方を派遣されるのかという部分はどうでしょうか。


○阿部指導室長 


 図書館教育というものに、やはり長年携わっている方がいらっしゃいますので、東京都も学校図書館研究会というのがございまして、そこを経験されたOBの方というのを今考えて、これから選定をしていきたいというふうに思っております。


○此島澄子委員 


 今後、区立の図書館との連携をどういうふうにするのか。それとその図書館アドバイザー、これも限られちゃうわけですか。


○阿部指導室長 


 このスクール・ライブラリー活性化5カ年計画の中では、やはり区立図書館との連携ということは欠かせませんですので、当然区立の図書館との連携の中で、アドバイザーと区立図書館の司書の方とちょっと相談をする機会とか、協議をする機会を設けていく必要があるのではないかと思っております。


○此島澄子委員 


 子供達の読書活動もますます広がっておりますし、学校図書室をやはり活性化していくというのは、専門の知識とか、アドバイスが必要だというふうに思いますので、できれば校数を限定しないで、全校やっていただきたいなというふうに思います。


 一回全小中学校のレベルというんですか。そういった司書の資格を持った人が、豊島区は結構多いんだけれども、そのアドバイザーの専門知識を持った人が、一度、全小中学校の実態を専門家の目で調査する必要があるというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 そのことも含めまして、アドバイザーの方には、まず、区内の学校図書館の状況を把握していただくことは、これは絶対必要だというふうに思っております。


○此島澄子委員 


 それから図書室、これは学校のどこにクーラーが配置されるかというのは、その学校の要望によって順番を決めているんでしょうけれども、図書室にやはりクーラーが設置されていない学校があるのが現状でございまして、それは学校の選択だということであれなんですけれども、地域によっては高松図書館なんかも本当にボランティアさんが地域の保護者の方が一生懸命、ボランティアで学校の図書室に行って積極的にいろいろやってくれているみたいなんだけれども、本当に汗ふきふき大変な状況なんですけど、図書室というのはやはり落ちついて静かに読むには、クーラーは欠かせないなと思うんです。その辺はちょっと別枠でというわけにはいかないんですか。


○加藤庶務課長 


 現在、18年まで普通教室が学校の学習の場、生活の場が中心になっている指導教室の冷房化に先にその辺取りかかっておりますので、あわせて図書室もちょっと難しいところがあるんですが、現在、図書館に冷房がないのは小中学校合わせまして6校ございます。これまで図書館の冷房化というのは、普通教室の冷房化が先行しておりました。先程、空き教室、余裕教室という話もありましたけれども、これは子供が少なくなって平成10年度まで、空いた教室を特別教室、あるいは会議室等に転用しております。学校開放というか、地域の方の特に会議として集まれる場所、あるいは学校が教職員会議が持てる場所、そういうような同一の場所ということになる、会議するようなスペースをどこにとろうかと。そこについては冷房化をするということで、方針でやってまいりました。必ずしも、すべての小中学校で会議室がとれるような状況ではありませんので、大部分が図書室が会議室兼用というようなことで、そちらの冷房化をさせていただきました。これは会議室が専用であるというところが会議室で、逆に図書室には冷房がついていないというようなところもございます。ただ、それはこれまでの経緯なんですが、これ以上教育委員会としても学校図書館を活性化して、読書活動も活発にしようということで計画をしておりますので、その観点からなるべく、これはちょっと財政状況で私が責任を持って言えない、まだ現段階でありますけれども、少なくとも普通教室が終わった段階、あるいはできればもうちょっと早ければいいんですが、なるべく図書室についての冷房化も残る学校については早急に入れるように努力を尽きたいと思っております。


○此島澄子委員 


 ぜひよろしくお願いいたします。


 先程も出ていた項目で、区立小学校生活指導支援という部分ですけれども、これは東京都の制度でしたから、これが東京都が打ち切ったという形で廃止になりましたけれども、廃止されたのは少人数モデル事業ですけどね、東京都の。今度、生活指導支援事業が豊島区では拡充されるということなんですけれども、具体的に何がどのように変わるのかという部分をちょっとお聞きしたいと思います。


○阿部指導室長 


 先程、委員さんがおっしゃったのは国のお金でございましたけれども、それが16年で少人数モデルとして使っていたお金は打ち切られるということでございまして、今回その少人数モデルは、小学校1年生で31学級以上のある学校に1名置くということでございましたけれども、今度は統合する形でございますので、小学校1年生の入門期ということは、やはり十分に考えていかなければならないことですけれども、これまでやっておりました学級経営補助員の制度というのは、1年から6年までの学級の安定を図るために置いていた制度でございますので、1年生の入門期対応と、これまでやってきた生活指導面の対応というのを両面を組み合わせて配置を考えているというところでございます。


○此島澄子委員 


 新1年生の保護者の方には、それをずっと聞いていたので、補助員がいなくなるということで、その補助員さんを頼りにしていたという保護者の方もいらっしゃるんですけれども、その入学前の幼稚園とか、保育園とか、その連携をやっていますよね、学校の方で。そういう情報交換というのはどのようにされて、それを生かしていかれるのか、お聞きしたいと思います。


○阿部指導室長 


 まず、学校の方は就学児健診等の折に子供達に初めて出会うというケースがほとんどでございますので、そういう場合にそのところから情報をそれぞれの幼稚園や保育園の方にもらうという形をとることが多いんでございますけれども、ただ、今学校の連絡協議会等をそれぞれ設置してございますので、その中で委員さんに出ていただいたり、その中から情報をいただくというようなケースも増えてまいりました。ただ、学校ごとに幼稚園、保育園との協議会というのは、これからやはり必要になってきているかと、幼児教育の充実という意味では必要になってくるかと思いますので、そのことについてはこれから検討を進めていかなければならないところかなというふうに思っております。


○此島澄子委員 


 今朝のニュースでも発達障害児が増えていて、16人に1人ぐらいはという形でいるみたいで、その軽度のADHDとか、LD児が通常学級に通学する場合も、その補助員の要請というのが現場からあると思うんですけれども、そういった状況の中で学校現場からの要請があるかどうか。そういう部分の発達障害児とか、いろんな方達に、児童・生徒に対応するために、ぜひお願いします、補助要員をという要望があるかどうかをお聞きしたいと思います。


○阿部指導室長 


 そういうお子さんがいらっしゃる場合に、そこで担任がそのお子さんだけに対応するというわけにはございませんですから、補助員をつけてやってほしいというご要望は実際に来ておりますし、今、学級運営補助員という形で心身に障害のあるお子さんのことにつきましても対応する補助員の制度がございますので、そちらの方で対応しているお子さんの場合もございます。ただ、私どもが今までやっておりました学級経営補助員の中にも、そういう要望で対応している例はたくさんございます。


○此島澄子委員 


 なかなか現場から、そういう要望も多いと思うんですよね。私なんかも、やはり障害者の保護者の方からいろいろ聞いていますけれども、とても両者で目いっぱいできない。そういう中で校長先生によっては保護者の要望に対して、そういうのがあったとしても、そんな制度はありませんというふうに言っちゃう冷たい校長先生もあれば、その反対に予算に限りがあるんで、立教大学のボランティアさんをお願いして、一生懸命対応してくださる校長先生もいるということをお聞きしました。やはり教育委員会さんの方で、その辺の配慮をしっかり校長会等でも言っていただいて、もしそういったボランティアさんが起用できるようであれば、その辺の部分の働きかけも、ぜひお願いしたいなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。


○阿部指導室長 


 やはり大学生の力とか、そういうものを取り入れていくことは、学校の子供達のためにもなりますし、教員を目指す大学生のためにもなるということがございまして、そんな意味でこれから展開をしていきたいと考えております。その中で障害児教育ということに取り組んでみたいという学生がやはりいるんですね。ですから、そういう人達のボランティアということも今後は取り入れて考えていきたいと思っております。


○此島澄子委員 


 大変ありがたい方がいらっしゃるなと思いますけど、ある学校は、ある学校って1学校だけじゃないんですよ。そんなにおっしゃるんなら、お母さんぜひ学校にずっといてくださいというふうに言われちゃうところもあるみたいで、そうなると本当に学校も家庭も同じという形になっちゃいますから、やはり子供にとっていい環境で教育が受けられるようにということで、そういったボランティアさんも起用しながら、ぜひ配慮をお願いしたいと思います。


 あとちょっとの時間なんですけれども、今、学校の統廃合が進みまして、暫定的に地元開放という学校がありますけれども、うちの地元は、千川小学校があるんですけど、そこを暫定利用という形で地域の方達が使っておりますけれども、非常に暫定利用している側はありがたいんですよ、ただで使えるし。だけども1年間通して見ますと電気、水道、いろんな費用がかかるわけで、これが年間どのぐらいかかっているか。例えば千川小学校だけで結構ですから。


○川地生涯学習課長 


 まず17年度から、そういう千川も含めて閉校施設については、企画の方に持っていくということで、企画の方の予算書に載ってございます。それだけちょっとお断りさせていただいて。それからちょっと今費用が、すみません、持ち合わせていないですけど、かなりの金額。


○大沼政策経営部長 


 ちょっと細かい資料を持ち合わせませんけれども、ざっと大ざっぱな数字で1千200万円から1千300万円でございます。そのうちの半分ぐらいが管理員といいますか、アルバイトの人の人件費になります。


○此島澄子委員 


 他にも、そういう暫定利用の学校がこれから出てきて、そういった1千200万円から1千300万円のお金がかかるわけなんですけれども、使う方としてはお金がとれればいいのにというふうに区民からは言われるわけですよ。それでもって、これはお金をとって貸すには条例改正しなきゃいけないという形なんでしょうけれども、その辺を区長さん、別に区長が答えなくてもいいんだけれども、経営概念とか、区長がおっしゃるから、やはり本当にこれだけ財政難の厳しい中で、区民の目から見たときに一方でこういう形で放置しておいて、一方ではきゅうきゅうと責めなければいけないという現状があるわけですね。その辺の考え方を説明できないんです、地元にいて。その辺をちょっと説明お願いします。


○大沼政策経営部長 


 公の施設の場合、使用料という形で利用者の方にご負担いただく場合に条例が必要だということはご案内のとおりでございます。現在、学校それぞれは暫定ということで、公の施設という性格は持っているんですけれども、条例上の施設ということではなくて、暫定的に施設開放をしているという位置づけになっておりますので、施設の根拠条例を現在持っておりません。そういう意味で使用料ということをちょっと定めるということが、できない状況にございます。ただ現実問題として、そこで光熱水費、電気代とかそういったもの、いろいろな各種の保険、そういったものもかかっておりますので、条例によらないでも一部自己負担といいますか、分担金という形で徴収できるような考え方もないわけじゃありませんので、そうした方面の徴収が可能なのかどうかということを今後ちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。


○此島澄子委員 


 分担金という形でできるのであれば、もうこれは私は前から言っているんですけど、その経営概念があったらちょっとスピードという部分で遅いんじゃないですかと行政に言いたいんですけど。


○大沼政策経営部長 


 そういう意味で施設の一応役割を終えたといいますか、そういった閉鎖された施設の活用につきましては、投資的な考え方の基、今後政策経営部の方で所管をして対応していきたいということで、4月1日以降生涯学習課、あるいは子ども家庭部の方から私の方へ施設の所管を移すという形にさせていただくようにしてございます。


○此島澄子委員 


 では、そういう方向だということですので、ここの千川小学校については公共施設再構築の中で、西部区民事務所の跡地の建替えということもありましたから、それまでは暫定的にあのままにしておくのかなというふうに思うんですけれども、本当に暫定的に使っていただくにしても、もっともっと多くの方に使っていただけば、建物も傷まなくて済むんでしょうけれども、あのまま放置しておくというのは、かえって痛みが早いんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひその辺の動きを早めていただいて、区民にも納得のいくような使い方をお願いしたいなというふうに要望しておきます。


 あと一つ、271ページの水曜トライアルスクールですか。これについてお伺いしたいんですけれども、これは一般保護者の声なんですけれども、この事業の説明を若干していただけますか。


○阿部指導室長 


 中学生の学力向上の一環としまして、漢字検定とか、英語検定、数学検定等受験をしていく子供達にその勉強の機会を与えるということで、水曜日の放課後、授業のない時間に指導員を配置しまして、希望者にそういう勉強の機会を提供する事業でございます。これは中学校でございます。


○此島澄子委員 


 すばらしい事業を進めているんだなと思って、それを子供がやっているからっていって、行くと全然やっていないというんですね。水曜日というのが先生の研修が入る日らしいんですけれども、だから先生達は研修の方で目いっぱい忙しくて、どうなっているんだろうって、子供はそのまま家に帰ってくるという現状があるらしいんですけれども、その辺の声はないでしょうか。


○阿部指導室長 


 もともと教員を指導させるということではなくて、指導員を配置することによって教員は会議等研修しているという時間帯でやるということでございます。ただ計画の中で飛び飛びでやっていたりとかということは考えられますので、そういうことを指していらっしゃるのかなというふうに思います。


○此島澄子委員 


 英語の先生なんかも、だから子供達がそれだけわかっていないということは、行く子と行かない子と選択の自由があるということですから、そういう状況にあると思うんですけれども、やはり、いついつ必ず先生が教えてくれるという、明確なスケジュールになっていれば、子供達もそれなりに構えると思うんですね。それがない限りは講師として来てくださる先生に対しても失礼だし、本当にその事業が実らないというふうに思いますので、そういった点を配慮していただきまして、しっかり子供達が喜んでできるような事業にとお願いしたいと思います。


 以上です。


○副島健委員長 


 ここで、休憩をいたしたいと存じます。


 再開を午後3時8分といたします。それでは休憩です。


  午後 2時48分休憩


───────────────────◇────────────────────


  午後 3時08分再開


○副島健委員長 


 委員会を再開いたします。


 これより自由質疑に入りますが、先程、山口委員が時間切れになりました質問の答弁を学務課長から、まず行いたいと存じます。


○横田学務課長 


 先程はすみませんでした。先程の就学援助関係を見直した結果、どのように影響があるかというご質問でございますが、1点目が見直しが援助費の月額単価を100円未満を切り捨てたということになりますので、例えば4千950円ですと50円切り捨てですので、そういうのがちょっと額は少ないんですけれども、保護者の方に影響があるというのが1点と、あと移動教室等の単価が、これも今まで例えば秩父の移動教室でした場合、平均単価で支給をしておりましたけれども、それを最低限ということに見直しでさせてもらいました。そういう関係でやはり一部負担金が生じます。秩父の場合には400円ほど増えますけれども、あとの山中湖とか、日光とか、そういうのは減るということですので、その分の保護者の負担金がやはり出ると。今そういう影響がございます。


 以上でございます。


○山口菊子委員 


 お時間ありがとうございます。私は、やはりこういう状況の中で就学援助を受ける方達の状況って大変厳しいんじゃないかなというふうに思っておりますので、いろいろな精査をなさって、この見直しをしたんだろうけれども、本当にこの見直しでよかったのかどうか、その辺のところの判断というのはどうだったのかなということを数字の問題は書いてありますからわかりますけれども、保護者の反応を含めて、その判断の考え方というか、その辺を伺いたかったんですけれども、次長かな。


○松?教育委員会事務局次長 


 このような状況の中で、就学援助の方は先程課長が申したとおりで見直しをさせていただきました。受けていたご家庭にとっては、当然その分影響が出るということで、大変申しわけないと思うんですけれど、給食費についても精査して、できる限り少ない援助で、移動教室等につきましても、今までは平均で渡しっぱなしで、それ以下でやっていた学校についても、それ以上出ていたというのが実態でありましたところですので、実情、一番低い学校の所で整理をさせていただいたということで、できるだけ影響のない形で何とか区の財政の中で乗り切りたいというぎりぎりの点でやらせていただきました。今後、今回の改正を踏まえまして、またその都度、見直していきたいというふうに思っています。


○山口菊子委員 


 公立校で義務教育とはいえ、結構私費負担というのはまあまああるかなという感じがして、昔に比べたら初任給と教育費とを比較してくると、やはり教育にかかるお金ってとてもかかっていると思うし、義務教育の公教育の中でも、結構自己負担大きいなと。だから生活保護の方達はあれだけれども、結構ボーダーの方達なんかにとっては、結構負担も大きいだろうし、今後もこういう見直す機会というのは出てくるだろうというふうに思いますけれども、その辺のところをよく勘案して安心して子供達が学校へ行けるような状況というものをやはり確保していく、そういう環境をぜひつくっていただきたいというふうに思います。終わります。


○副島健委員長 


 自由質疑を続けます。


○小林俊史委員 


 ありがとうございます。それでは新教育長さんも、この予算委員会の冒頭で学校と地域の連携の希薄ということを指摘されていらっしゃいますし、この間の委員会での質疑の中でも地域との関わりを密にしていきながら地域は子供のガードマンとか、それから教育の面でも様々生かしていきたいと、こういうお考えであろうということはよくわかりました。私も大賛成であります。その点で具体的にこの地域との連携を密にしていくやり方として、どういう考え方を学校にご指導していかれるのかということを改めて伺いたいと思います。


○日高教育長 


 具体的構想は、直接行うのは各学校というふうに思っております。言うならば学校運営連絡協議会、これが基軸になろうというふうに思いますので、これをさらに拡大をさせて、そして町会にはそれぞれ行事がありますから、この行事にはすべての学校の校長、教頭、あるいは主管等が参加をしております。ですから、こういう参加の機会をとらえて地域にも協力を要請していきたいと。またそういう指示を今後指導してまいりたいと、こんなふうに考えております。


○小林俊史委員 


 わかりました。確かに学校運営連絡協議会、それから学校では利用者団体協議会、町会、育成と様々なグループがありますけれども、その中でも特に学校運営協議会を拡大していきたいというお考えであることを理解いたします。しかしながら、今度は学校側にそういった方針で推進を図られるとしましても、教員の方々はやはり原則的には学校教育に従事して、そこに力を注いでいくということが基本であろうと思います。その中で地域の行事に参加していくということは、ややもするとそのサービス時間というか、そういうことになろうかとも思います。気持ち的には教員の方が地域の方と連携しながらいい関係をつくっていく上では、そういう活動も積極的にやっていただきたいと私ども思いますけれども、しかし、それだけを言い放ってしまってもどうかなと思うところもあります。土日に本来休みであるところを学校においでになって、またはその地域の行事に参加されてということは、サービスでやっていただくことはありがたいことですけれども、それだけではないということも、踏まえておかなければいけないというふうにも私は思っているわけです。その点について教育長さんは、今後その教員の方々に、または学校の校長先生にどういったご指導をされるか、お聞かせください。


○日高教育長 


 ご心配いただいて、本当にありがとうございます。まさに、教員も生身でありますから、私は教員が元気でなかったらいい教育はできない、こんなふうに考えておりますし、もちろんお休みには十分に体をクリーンにしていただいて、元気を持って子供に直接教育として当たってもらいたいと、こういうこともお願いをしているところでありますけれども、時に地域の行事等というのは、しょっちゅうあるわけではありません。ある時期を選んでやっておりますから、そうしたときにぜひ協力を要請したいなあと、こんなふうに思っております。


 また、私はこの豊島区に来て、そうした教員の姿をたくさん見ておりまして、これは大変望ましい方向だなというふうに思っておりますので、できることから始めさせて協力を求めたいなあと、こんなふうに思っております。


○小林俊史委員 


 この質問は余り長くしませんが、私も確かに地域で学校の先生方が積極的に参加されている姿をよく見ます。しかし、それはある面、決まった方が顔を出されているというところもありますし、それは強制されるべきでもないというふうにおっしゃられれば、教員の側としてはそうであろうということも思います。しかしながら、教育長さんがそういうお考えであれば、学校としては積極的に時間をというふうになるんだろうと。しかしながら、本当に難しい問題だと思いますけれども、地域にも行事はたくさんありまして、あっちに出ればこっちに顔を出さないわけにはいかないとか、それから、向こうに出たのに何でこっちに来ないんだとか、こういった話もどんどん出てきて際限なく要求されるというようなこともあろうかと思います。その中でどう整理していくかというのは校長先生の力量だろうと思いますが、そこの点は十分教育委員会としても配慮していただきながらご指導いただきたいなと、このようにも懸念するところであります。この点について一言お言葉をいただきまして、私の質問は終わります。


○日高教育長 


 まさに、最終的な責任者は校長でありますので、教員の体調という部分を十分に配慮しながら、そして協力という中でいい教育を行うための相乗効果となればいいというふうに思いますので、そういう視点から経営をお願いしたいと、こんなふうに考えております。


○高野区長 


 教育と地域というようなことのご質問でありますので、私の方からもちょっと、私の思いもお話しさせていただきますが、数年前から学校参観と同時に開かれた学校というような形で、地域と連携を密にとるという方針で来ているわけでありますが、近年のいろいろな学校での事件等々を考えると非常にそういう点では消極的になって、この表と裏ができてしまうんじゃないかな、そんなことも教育長ともいろいろ論議をしてまいったわけでありますので、そういう中で、私はやはり地域と学校というものは、より一層、密接に協力しながら地域で子供達を育てていくというようなことが、教育委員会に任せることだけではなくて、我々も積極的にやっていかなきゃいけない、そんな思いもございまして、これらについては、教育委員会とも連携を密にしながら、まさに、区民ひろば構想等々も含めて学校が一つの拠点というような位置づけをしっかりと踏まえているわけでありますので、これらについては、教育委員会だけに任せることなく、我々区長部局も積極的にそういう推進をしていきたい。


 また、先日も、特に教育長は小学校の校長先生でありまして、中学校との連携が、なかなか入るには難しいんじゃないかなというような私の思いがありましたので、教育長とともに中学校全校を回らせていただいて、そして校長先生の学校経営の考え方といいますか、また地域との考え方等々について短い時間でありますけど、全校お話しをさせていただきました。私はそういう中で非常に教育を思いながら、そして地域でやはり子供達を育てていくというような気持ちがそれぞれの校長先生、大変強く持っておりましたので、私も心強く思い、これからもより一層地域と学校ということをしっかり踏まえて進めていきたい、そんな思いがしております。


○森とおる委員 


 隣接校選択制について取り上げます。今、学校によって子供達の数が多い、少ないという現状が出ています。例えば多い学校であれば、一例として目白小学校が挙げられますけれども、この目白小学校では教室の確保やトイレの時間に子供達が行けないであるとか、そういった確保が大変な状況にあると思います。また一方で子供達が少ない学校では、通学区域による地域とのつながりが大変希薄になると、こういった現状もあると思いますが、これらの現状にこの制度が拍車をかけていると私は明らかにはっきりと思っていますが、これについての認識をどう持っていらっしゃるでしょうか。


○横田学務課長 


 確かに、森委員が言われるように隣接校選択制は一部の学校に偏るというような状況が生じているというのは認識しておりますけれども、それは一部でありまして、大方のところは選ぶ理由でございますが、兄弟が行っているとか、中学校の部活だとか、あるいは小学校の距離だとか、安全性とか、そういうことで選んでいるようでございます。


○森とおる委員 


 今、一部とおっしゃいましたので、一部の大きな事例をちょっと挙げたいと思います。例えば、西巣鴨中学校の学区域のお子さんが、千登勢橋中学校の方が学校がきれいだから、そちらに行こうと思っている。そういった声が多々あると思うんですけれども、そういったところに公平性の観点から、「いや、あなたは西中に行きなさいよ」という強制はできないとは思うんですが、ただ西巣鴨中学校と千登勢橋中学校を公平性に見た観点からいって、千登勢橋中学校はきれいだけれども、西巣鴨中学校にはこういう良さがあるんだよと。どういうふうにその点については説明をなさっているんでしょうか。


○阿部指導室長 


 私どもは、特に西巣鴨中学校を取り上げて、こういうところがいいですよというようなお話は差し上げているわけではございませんで、区内のすべての学校について公平にこういうところはいいし、こういうところは他の学校でもやっておりますよというようなところで、特段何かを取り上げてお話をすることはしておりません。ただ、西巣鴨中学校の子供達の状況を見ておりますと、非常に子供達がもちろん問題のある子供もおりますけれども、非常に子供達の集団として和やかな集団で、それから学ぶ意欲も高いというふうに思っています。ただ、いろんな部活動の点とか、やはり少なくなってきているというようなことで、若干そういう意味では場の提供という部分では厳しくなってきている部分はあるかなと思っておりますけれども、いい子供達がたくさんいるということについては、私どもはそういうふうに認識をしております。


○森とおる委員 


 この豊島区内において限られた学校の中で、これだけ子供達の数に差が出ている現状をつくっている一つの要因であるこの選択制については、いかがなものかという認識を私は持っています。こういう義務教育、公教育のあり方の中で、こういった差をつくり出している、この現状をつくり出している原因の一つであるこの選択制について、もう一度どういう認識を持っているか、改めてちょっと確認しますが、いかがでしょうか。


○松?教育委員会事務局次長 


 ハード面につきましては、全部一律にするというわけには、これはなかなか行かないというような、森委員もご存じだと思うんですけど、ただ教育の中身について、これで差をつけているという、差がつくというふうにはしておりません。そういうことを踏まえた上での隣接校でございます。学校を見て、自分の学校を実際に見て、そして自分で評価をして、自分が合うところを選べる。しかしながら全くばらばらではなくて、やはり地域とのつながりを踏まえた中での隣接ということでの制度でございますので、教育委員会としましては、隣接校選択制について、細かい部分で直していく、検討していかなきゃいけない部分はあるとは思いますけれども、基本的なところで隣接校選択制は今後も続けていきたいというふうに考えております。


○森とおる委員 


 今おっしゃった続けていく中で、細かい対応はしていかなくではいけないということですけれども、その今後の対策について、どのようなことを今実際なさっているのか教えてください。


○天貝教育改革推進課長 


 隣接校選択制の今後の方向についてでございますが、当面取り組むべき課題としましては、まず学校の特色づくりの推進。保護者がどういう学校の経営方針、それから特色によって選ぶということをより進めていくための特色づくりの推進ということを図っていきたい。そのためには情報の提供ということでございます。


 それから児童・生徒や保護者の学校選択意向への対応ということでございまして、保護者についてもアンケート調査によって選べる学校があるということについての意向はかなり強いものがございまして、ただその課題につきましては、地域によって選択できる学校数に差があるというような問題はあります。したがって選択校の範囲の見直しを検討する必要があるというふうに考えてございます。また小学校については通学距離、安全面で隣接校選択制で希望を出している方々が多いということから、現行の指定通学区域の一部の変更を検討する課題もあるのかなと思っております。


 あと、それから先程申し上げましたとおり、いかに偏りがないようにするためには、不足している学校情報を地域にいかに発信していくかということをより強力に推し進めていきたいと思っております。


○森とおる委員 


 いただいた資料で今年度と来年度を比較した場合に、子供達が多い学校と少ない学校、これにますます差が開く一方であるという結果が、私は見受けられるなと思っています。これまでの対策というのが、果たしてどれだけ効果があったのかということを今の観点から照らし合わせてみますと、全く効果がなくて、一層差が開く一方であるということを指摘できると思います。


 それと今、今後の対策として、それを埋めるためにやっていかなくてはならないということを幾つかおっしゃいましたけれども、果たしてそれで学校による子供達の数の差を是正できるかどうかの抜本的な対策には決してならないと私は思っています。この格差をこの制度がつくっている現状の中で、また一層検証し直すべきであるということを指摘して私の質問を終わります。


○此島澄子委員 


 271ページの次世代文化の担い手の育成ということで、本物の芸術が学べる中学校についてお伺いしたいと思います。これちょっと具体的にどのような展開をされるのか、詳しく教えていただけますか。


○天貝教育改革推進課長 


 次世代文化担い手育成事業でございますが、これは平成13年3月に閉校しました旧朝日中学校を活動拠点としましたNPO法人芸術家と子供達から若手の新進気鋭のアーティスト、例えば音楽家とか、美術家、ダンサー、振り付け、それから女優なんかを近隣の巣鴨北、今お話があった小規模化している西巣鴨中学校に派遣いたしまして、音楽・体育・美術等の教科に関わってもらったり、部活動などの指導に携わってもらったり、こういったことを通して、次世代文化を担う子供達の想像力や表現力の向上を図っていきたいと思っております。


 具体的に申し上げますと、教科に関わる部分、それとまた部活動に関わってもらう部分、これにつきましては、校長先生、あるいは来年度の教員体制が整った段階で改めてどういった支援が必要なのかということを、そちらのNPOと一緒に教育委員会がコーディネーターという形で間に入りまして、調整を図って学校にとってメリットがあるような形をしていきたいなと思っております。


○此島澄子委員 


 生徒達は各学校で説明会があった後、希望する人はそこに参加していくという方向なんでしょうか。


○阿部指導室長 


 一つは、授業の中で取り入れる場合には、希望ということではなくて選択授業がございますので、そういう中で、例えば体育でダンスを選ぶ子供がいるというときに、そういうご協力をいただくとか、ですから授業の中で選択してやっていく場合もあるかと思いますし、あるいは部活動ということも出てくるかと思います。これから内容につきまして、いろんな展開が考えられますので、全員の子供達と一緒に文化祭や何かをつくり上げていくとか、そういうような展開もありますので、特に参加希望の子供だけという場合ではないかというふうに思います。


○此島澄子委員 


 どういったものか詳しくわからなかったものですから、これは教育改革推進課が担当になっていますよね。ですから教育委員会だけが采配を振るってという形になるのか、それとも教育改革推進課が企画立ったものを今度豊島未来へとか、何か振ってやっていくのか、その部分はどうなんでしょうか。


○天貝教育改革推進課長 


 これはまさに学校への地域、あるいは外部の教育力を活用した支援策の一つとして位置づけておりまして、先程の繰り返しになりますけれども、例えば音楽で音楽の専科の先生が子供達に授業の中で実際のアーティストをじかに見てもらいたい。そういった教育課程の中で組み入れる部分があれば、それで支援をしていくというような、そういった趣旨でございます。


○此島澄子委員 


 わかりました。教育改革推進課がしっかりとバックアップしながら展開していくという方向ですね。子供達に本物に触れさせるという部分で、すばらしい企画だと思うんです。前も芸術劇場でドイツの舞踊団が来たときにも区長の配慮で、子供達がいっぱい生の本物の皆様に触れる機会があって、壇上に上がっていってやったというものがありますけど、本当にうちの子供なんかも、小学校1年生のときに宝塚に連れて行ったら、それから踊りをずっと12年間、教室が解散するまでやり続けたという、そういうものがあるから本当に子供達というのは、一回の出会いがどういうふうに人生に大きくもたらす影響を考えると、本当にすばらしいことになると思うので、ぜひその本物に出会わせる機会というのを大いにつくるべきだなというふうに思います。


 全国的にいろんな形で、その文化の担い手ということで展開されると思うんですけど、本当に芸術・文化推進基本条例の中で子供が文化・芸術活動に参加したり自由に遊んだりする権利みたいなものを条例化したところも自治体であるくらいで、豊島区はここに力を入れてやっていくわけなんですけれども、やはり子供達に影響を与えると本当に大人なんかもかなり受ける影響は大きいと思いますので、ぜひ頑張って新規事業を展開していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


 以上。


○里中郁男委員 


 子供権利条例について、ちょっとお伺いをしたいと思います。教育委員会の所管ではございませんけれども、子ども家庭部の所管が昨年、15年からずっとこのことについて取り組んでおられますけれども、その検討会の中に教育委員会の指導室長さんも参加されておりますし、子供のことですから、やはり子ども家庭部と教育委員会というのは本当に密接な関係があろうかというふうに思っておりまして、我が党といたしましても、吉村議員の方から子ども家庭部の所管のときにも、やはりこの権利条例にも触れさせていただきました。また、9日に行われました区民厚生委員会におきまして、子ども家庭部から報告事項ということで、子供権利条例についての報告があったわけでございます。我が党の副島議員の方からも、子ども家庭部に対しまして本当に長い、1年以上もかけて、いろんな形の中で検討会、あるいは起草部会、それからヒアリング等をこなしてこられたということについては敬意を表しますということで、ご案内があったとおりでございます。


 私どもも、子ども家庭部の方から3回にわたりまして、この条例についての、そこには教育委員会も当然含んでおりますけれども、条例についての意見交換、あるいは説明等を受けてまいりました。私どももこの件につきましては様々な形で勉強していかなければいかんということで、自民党を挙げてこのことについては今までずっと勉強してきたわけでございます。でも、いろんな資料を取りそろえて見てみますと、豊島区が今つくろうとしている、この権利条例が例えば章立てをこう見ますと、第1章が総則になっておりまして、第2章が子供の権利の普及、第3章が大切な子供の権利、第4章が子供の権利の保障、第5章がこれは子供の参加となっていますから入っていませんが、第6章、子供の権利の救済、第7章、子供の権利に関する施策の推進というふうに、すべての章立てに権利という言葉が、権利、権利、権利という、こういう言葉がずっと羅列しております。片や私どもが取り寄せました世田谷の子供条例、この章立てを見させていただきますと、第1章が総則でございます。第2章が基本となる政策、第3章が推進計画と評価、第4章が推進体制など、第5章が雑則ということになっておりまして、それに附則がついている。この中に権利という言葉が一つだけ載ってございます。それは前文でございまして、子供はそれぞれ1人の人間として、いかなる差別もなく、その尊厳と権利が尊重されます。ここの一言だけ権利と書いてあるのは、子供条例はそんなふうになってございます。


 私は、今、豊島区がつくろうとしている、この権利条例の保護者の責務というところの文言と世田谷にもやはりこの保護者の務めという形の中で書いてございまして、それをちょっと比較させていただきますと、豊島区がつくろうという部分は、保護者は子供の成育について第一義的責任があることを認識し、その養育する子供の権利を保障しなければなりませんと、こういう形でなってございます。片や世田谷の方は第4条でございますが、保護者は子供の養育と成長について責任があることを自覚し、ふれあいの機会を大切にして、子供が健やかに育つよう全力で努めなければなりません。このような文言になっておりまして、これは両方とも同じ意味の保護者が、では子供についてどういうものがあるかという両方書いてあるわけでございます。しかし、この豊島区が本当につくろうとしている、この部分については権利を保障しなければいけないというような文言がございまして、この世田谷の部分と比較・検討させていただきますと、世田谷の分がやはり穏やかといえば穏やかのような私は感じがいたしますし、私の思いとしてはその中にやはり子供に対する思いやりとか、温かさとか、ぬくもりが本当に感じられる条例ではないかなというふうな、私はそのような実感を感じているわけでございます。これはもう私の実感ですから、皆さんそれぞれお考えはございますから違う部分もあろうかと思います。


 その勉強していくうちに、私ども気がつきましたのは、川崎市にやはりこの権利条例というのが制定されておりますけれども、この章立てをいろいろ見ていますと、ありのままの自分でいる権利だとか、自分を豊かに力づけられる権利、それから自分で決める権利というふうなことで、非常にこの豊島区の条例と章立てがすごく似ております。私が聞くところによると、余り川崎の方の条例は非常に評判がよくないというようなことで伺っているもんですから、どんなもんかなというふうな私どもはこう思っているわけでございます。


 時間が余りありませんから長くはやりませんけれども、いずれにいたしましても、この長い間にわたって子ども家庭部を中心として教育委員会も加わりながら、この問題について取り組んでこられたことは大いに私は評価をいたします。それから子供に関することですから、子供はやはり国の宝ですし、これから生涯にわたって我が国を背負っていく立場の人達でありますし、本当に大切に育てていかなければいけない。そういうふうに、はぐくんでいかなければいけないというふうな思いでいっぱいでございまして、子供に対する育成条例みたいなものについては、私はやはりつくっておく必要があるのかなということは認めつつも、余りにも権利、権利、権利ということが主張されているものについては、少しいかがなものかなという、私はそういうふうに思っている次第でございます。


○副島健委員長 


 そろそろまとめてください。


○里中郁男委員 


 わかりました。すみませんね。もうそんなにたちました。申しわけないです。


 副島議員からも、このことにつきましては、区行政にしても拙速な判断をしないで、ぜひ時間をかけて、じっくり慎重に対応してほしいというこの前の区民厚生委員会でのお話もございました。今日は教育長さんがお見えでございますので、その辺について教育長さんのお考えをちょっとお伺いしたいというふうに思っております。


○日高教育長 


 子供に関することでありますので、これは教育委員会はこれを避けて通れないと。全くそのとおりであります。そういうふうに認識をいたしておりますし、子供に関する権利についての記載でありますけれども、最初に見せていただいたときに、やはり権利ということが余りにも強過ぎてというような話もさせていただきました。そういう中で、このできた背景は一体何だろうかということを私は強調させていただいておりますけれども、今、社会が変化、変容をして多様化される中で、子供が犠牲者になっている。あるいは一番弱い子供達が被害を帯びてしまうという状況がある。また自分が産んだにも関わらず、子供を虐待するという悲しい自体が発生している。こういう中で、子供に対して子供の成長を見届けるためのこうした条例というものは大事ではないかと。それが背景にあるんだと思いますということをこれまで申し上げました。この考えには変わりありません。


 ただ、最初に拝見させていただいたときに、たくさんの公募もあって、その中から選ばれる人達、そして専門家も入れ、しかも小中学校から代表の校長も出ての、この検討委員会で十分に議論はされてきていると思いますけれども、ただ文言が権利主張型で、それに払う責任であるとか、義務というものが非常に弱かった。このことは指摘をさせていただきました。よって教育委員会内部でも、そのことについては十分、再度検討していただいて、修正もさせていただきました。しかし今、里中委員さんからおっしゃっていただきました豊島区と世田谷区、そんなに私は読み比べていなくて大変申しわけなかったわけですけれども、聞くところのニュアンスが違いますよね。ニュアンスの違いというものは、やはり勉強する、あるいは研究するという必要があるというふうに思います。ですから、このものについては、やはりもう少し慎重にやるべきだろうと、検討するべきだろうというふうに思います。早急に即、制定という形にはならないというふうに思いますので、ただ検討委員会は一つの閉めがありますから、きちんとその中で明快な報告をいただいて、さらに教育委員会としても今後それをさらに認識をして、再認識をして対応してまいりたいなと。もちろん主管は子ども課でありますので、連携をまさに密接にとって対応していきたいなと、こんなふうに思います。





○里中郁男委員 


 3月28日にフォーラムということで、一つの区切りといいますか、そういう形になっていくんではないかというふうに私は思っておりますが、ただやはり、これだけの大きな問題ですから、やはり広くもう少し区民から、私は意見を聞くべきだろうというふうに思っておりまして、公聴会等これがやる意志があるのか、ないのか。今日は区長さんもお見えになっていますから、区長さんの方から一つ聞いて終わりにします。


○水島助役 


 これまでも、たびたびこの問題についていろいろご指摘はされましたので、私なりに課題の整理はしたつもりでございます。それで条例を議会に出すに当たりまして、十分に議論をいたしまして、必要なら一定の手続きも必要かと思っております。一定の手続きと申しておりますのは、先般、公聴会等も考えたところだというふうなお話もありましたので、そのように申し上げているわけですが、28日にただいまお話にもありましたように、最終的な報告書は区長の方に出てまいりますので、それを受けまして区長が改めてこれまでにいただきました議論を踏まえて対応を考えると。その中で公聴会の必要性があれば、当然のようにそれはやるということでございます。


 今後の議会のご意見も十分お聞きした上で、慎重に対応したいと思っておりますが、どういう形で協議をしていくか。その今、協議の枠組みについて、これからも教育委員会等とも協議をさせていただいて、態度をきちっと表明させていただきたいと思います。


○副島健委員長 


 先に進みます。


 また、3日間で発言していない方もいますので、公平を期させていただきまして、竹下委員ご発言ください。


○竹下ひろみ委員 


 私は、全児童クラブについてお伺いいたします。いよいよ17年4月からモデル校として6校が全児童として始まるわけですけれども、この間、去年から地域区民ひろば構想ということで、地域の説明会も行われてきました。区民の意見も聞きながら準備を進めていく中で、時には反対する方の陳情・請願もありまして、私も区民厚生委員会に出ておりますけれども、いろいろなご意見の中でこの全児童クラブということも議論されてきたところではないかと思います。昨年、夏過ぎごろの説明会のあたりから、大分少しずつではございますが、区民の皆様の意見の意識の中にもこの全児童クラブということが少しずつ理解されてきているようにも感じておりますが、これは学校の校長先生初め、教師の皆さんが全児童クラブというものに少しずつ理解を示されてきたことも、この区民の方、また保護者の方の理解を得るのに大変有効であったかと存じますが、その辺はいかがでしょうか。


○松?教育委員会事務局次長 


 昨年までは全児童クラブについても、型にはまった形でどういうふうに具体的に展開するかというのが、まだ議論がなかったという中で、学校側としましては学校教育にどのぐらい支障が出てしまうんだろうという不安がありました。16年度に入りまして、我々と子ども部と校長会のプロジェクトと3者協議をしていく中で、そういう部分のところがどんどん話し合いの中で解決する方向ができてきました。そういう中で校舎内だけじゃなくて隣接、あるいはもともと育成室があるところは敷地内ですとか、そういう具体的なことも踏まえて協議を重ねる中から、もちろん学校側も放課後対策、これの重要性というのは当然ありますので、ベクトルは一緒でした。そこのところの調整ということで、話し合いが進み、夏ぐらいからは具体的な議論が本当に細かいところまで来ましたので、校長、教頭あるいはモデルになるところは教員というふうに順次そういうところに理解が深まっていったのかなと。今は子ども部会の中には校長、教頭、あるいは中学校の校長も入ろうと、そんなようなところまで来てございます。


○竹下ひろみ委員 


 例を挙げますと南池袋スキップでは、昨年モデル校として実施されたわけですけれども、当時、日高教育長さんが校長先生であられたわけですけれど、南池のスキップの保護者の方から毎日のように先生が時間があると、校庭やスキップに顔を出されて、子供達や館長さん、それから指導員の方に熱心にお声をかけてきてくださった。特にまだ赴任されて間もないというのにもかかわらず、日高校長先生は子供達の顔と名前を全員覚えて気軽にお声をかけてくださった。そういうことも保護者の方からもお話をお聞きしました。そういった中で先生が全児童のことに大変理解を示されて、一人一人の保護者の方、またスキップに来られている方達にお話をしてくださったということが、今回全児童クラブに取り組むことのきっかけとなるべく校長先生が中心となって、そのお話を進めてきてくださったということに、大変そういう意味では、日高校長先生の日ごろの行動がいい方向に向かわれたんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、その辺はいかがでしょうか。


○日高教育長 


 大変ありがとうございます。お褒めいただいて、これは私がやったわけじゃなくて、子供の名前を覚えるとかなんていうのは校長の務めでありまして、五百三十数名いたとしても、私は全部覚えていると思います。南池の子供もさることながら、目白小の子供を全員覚えていますから、それは当然です。覚えられないのは能力の問題でありまして、子供を好きになるかどうかなんですよ。子供を好きか嫌いか。嫌いということは絶対ありません、先生になっていますから。そういうこれはどうであれ、子供を好きだから、ただ私は覚えただけでありまして、どこの先生もみんなやっているんです。


 それからスキップについては、放課後対策にしては絶対大事なんです。ですから学校と協力し合うということは当然のことです。でも最初にやはり心配したというような、先程次長が申し上げましたように、教育の内容、質の中で混乱を来してはならない。これがありましたから、そのことを払拭できた後には本当にスキップの方々も努力をされて、それから一番頑張ったのは教頭なんです。教頭先生がその連携を実にとっていただいて、それで職員にもその旨を伝えて、そういうことが有機的に機能し合ったということなんです。そのことによって、うまくいっている例だろうというふうに思います。これは学校側もスキップの方達も本当に協力体制をやらないと、後で失敗なんていうわけにまいりませんから、やはりこれからモデル校6校についても、しっかりそのように協力をお願いしたいなというふうに思っております。


○竹下ひろみ委員 


 今の教育長さんの大変いろんなところにアンテナを張って、目配り、気配りをされているご発言に大変私もいろんな意味でまねをしていきたいなというふうに思っております。また混乱を来してはいけないということで、やはり子ども課、教育委員会が縦ではなく、いろんな講座をしながら意見の交換をしながら、また、本当にモデル校を成功させるためにも今後とも教育委員会と子ども課との連携をとりながら、保護者も地域も一体となって17年度のモデル校に進んでいけるようにご配慮をお願いして、私の質問は終わります。


○水谷泉委員 


 ご指名をありがとうございます。私ども会派として発言をしておりましたので、たまたまこれまで私は発言しなかったので、その辺のところをご了承いただきたいと思います。


 私からの質問は、先程教育長さんが先生が元気でないと子供達も元気にならないというふうにおっしゃいました。確かにそのとおりだと思います。先程またスクール・カウンセラーへの質問の件数をお聞きしまして、先生方からの質問の大半は子供に関することというふうなことでした。先生自身のご自身の相談は都立病院に相談窓口があるというふうにお聞きしましたが、心の問題を抱えていらっしゃる先生方というのは、どのぐらいいらっしゃるのでしょうか。大体人口のというのかしら、その場合は2%ぐらいが心の病を抱えているというふうに聞いていますが、学校教育の現場ではどのようにとらえられていらっしゃいますか。


○阿部指導室長 


 たくさんの人に会う仕事というのは、ストレスからやはり心の病に発展する可能性というのは高いということを言われておりまして、ですから教員は子供さん、それから親御さんと、それから地域の方、たくさん会うわけですので、数的な統計は今、私は持っていないんですけれども、実際にやはり体の変調を来すという教員はままおりまして、区内の中でもやはり病院に通っているとか、あるいは相談を受けているという方は実際にいらっしゃいます。ただ、適切に治療を受けていれば、当然復職もできておりますし、そこら辺のサポートという体制ということの方が、私どもの方は今重視をしなければならないなというふうに思っております。


○水谷泉委員 


 それでは、そういったことが原因で、今、休職をされている先生というのはいらっしゃらないんですか。


○阿部指導室長 


 実際におります。


○水谷泉委員 


 そういうふうなことでの子供の影響というのはどういうふうにお考えで、またそれにはどのような対応をされていらっしゃるのでしょうか。


○阿部指導室長 


 休職をすれば、かわりに教員がつきますですから、子供達へのいろんな影響はその前はあるかとは思いますけれども、その後に関しては、後の教員の方でケアができていくかというふうに思っておりますけれども、様々そういう休むまでの過程においては影響というのはありまして、それは学校からも、あるいは保護者の方からも私どもは相談を受ける機会を持ってございます。


○水谷泉委員 


 やはり、この前の決算委員会のときにも申し上げたんですが、私の子供が通っていた小学校では3年間の間に2人の先生が亡くなったんですね。それで、その先生両方に担任されていたお子さんもいらっしゃって、非常にそのショックというのは、計り知れないものだったんです。それは体の変調が原因でしたけれども、やはり、本当に先生方が元気でいるというのは大変なことなんでしょうけれども、元気でいらっしゃることが子供にとっての一番だと思っておりますので、病気になる前に、その辺のきちんと相談窓口とか対応していただきたいと思います。


○松?教育委員会事務局次長 


 去年まで人事課長をやっていましたので、すごく教員と一般の職員と違いがよくわかりました。というのは、先生はなかなか心の病になっているということ自体を認められないし、認めたくないというのがあるようで、どうも病院にご自身でかかっていても言ってこない、休めないというのが、職員と比べてやはりすごく感じました。ですからなっちゃうと重くなっちゃうことを感じました。委員がおっしゃるとおり本当に相対で何人もの子供達を持つ先生方ですから、その辺のところを東京都の方も含めて申し上げなきゃいけないんですけれども、教員の心のケア、とても大事だと思いますので、今後も配慮していきたいと思います。


○水谷泉委員 


 結構です。ありがとうございました。


○副島健委員長 


 あとこれだけの時間ですけど、どなたかご発言なさいますか。


 公平を期してやらせていただいておりますので、ご協力をいただきますようにお願いをいたします。


 それでは、以上をもちまして質疑を終わります。


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○副島健委員長 


 次回の委員会は3月14日、月曜日、午前10時からといたします。


 第5款経済生活費から第9款教育費までの補足質疑を行います。


 なお、本日お使いになっております資料等はお持ち帰りいただきます。


 以上をもちまして、本日の予算特別委員会を終了いたします。


  午後 3時57分閉会