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東京都 杉並区

平成23年予算特別委員会−03月09日-09号




平成23年予算特別委員会

 目   次

委員会記録署名委員の指名 ………………………………………………………………… 5
議案審査
 議案第4号〜第15号、議案第25号〜第28号
  一般会計歳出第5款・第7款に対する質疑応答
  新しい杉並
   藤本なおや委員 ……………………………………………………………………… 5
   安斉あきら委員 ………………………………………………………………………12
   大熊昌巳委員 …………………………………………………………………………19
   河津利恵子委員 ………………………………………………………………………23
   太田哲二委員 …………………………………………………………………………29
   小川宗次郎委員 ………………………………………………………………………32
  杉並区議会公明党
   北 明範委員 …………………………………………………………………………40
   大槻城一委員 …………………………………………………………………………49
   川原口宏之委員 ………………………………………………………………………55
   横山えみ委員 …………………………………………………………………………59
   島田敏光委員 …………………………………………………………………………63
  自由民主党杉並区議団
   吉田あい委員 …………………………………………………………………………65
   はなし俊郎委員 ………………………………………………………………………68
   関 昌央委員 …………………………………………………………………………75
   大泉時男委員 …………………………………………………………………………82
   伊田としゆき委員 ……………………………………………………………………87
 平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議 …………………………93



             予算特別委員会記録第9回

 日   時 平成23年3月9日(水) 午前10時 〜 午後5時02分
 場   所 第3・4委員会室
 出席委員  委 員 長  今 井    讓     副委員長  青 木  さちえ
 (47名) 委  員  けしば  誠 一     委  員  堀 部  やすし
       委  員  松 尾  ゆ り     委  員  北 島  邦 彦
       委  員  横 田  政 直     委  員  田 代  さとし
       委  員  松 浦  芳 子     委  員  すぐろ  奈 緒
       委  員  奥 山  たえこ     委  員  市 橋  綾 子
       委  員  小 松  久 子     委  員  中 村  康 弘
       委  員  北    明 範     委  員  脇 坂  たつや
       委  員  増 田  裕 一     委  員  安 斉  あきら
       委  員  大 熊  昌 巳     委  員  原 田  あきら
       委  員  くすやま 美 紀     委  員  吉 田  あ い
       委  員  はなし  俊 郎     委  員  関    昌 央
       委  員  川原口  宏 之     委  員  大 槻  城 一
       委  員(副議長)           委  員  藤 本  なおや
             渡 辺  富士雄
       委  員  岩 田  いくま     委  員  山 田  なおこ
       委  員  井 口  かづ子     委  員  小 野  清 人
       委  員  富 本    卓     委  員  小 倉  順 子
       委  員  原 口  昭 人     委  員  藤 原  淳 一
       委  員  鈴 木  信 男     委  員  大 泉  時 男
       委  員  伊 田 としゆき     委  員  斉 藤  常 男
       委  員  島 田  敏 光     委  員  横 山  え み
       委  員  小 川  宗次郎     委  員  河 津  利恵子
       委  員  河 野  庄次郎     委  員  太 田  哲 二
       委  員(議 長)
             小 泉  やすお
 欠席委員  (なし)
 出席説明員 区長      田 中   良   副区長     松 沼 信 夫
       副区長     菊 池   律   教育長     井 出 隆 安
       代表監査委員  四 居   誠   政策経営部長  高   和 弘
       政策法務担当部長牧 島 精 一   行政管理担当部長大 藤 健一郎
       企画課長事務取扱政策経営部参事   政策経営部副参事(行政改革担当)
               徳 嵩 淳 一           伊 藤 宗 敏
       法務担当課長  中 島 正 晴   財政課長事務取扱政策
                         経営部参事
                                 関 谷   隆
       職員課長事務取扱政策経営部参事   政策経営部副参事(定数・組織担当)
               宇賀神 雅 彦           安 尾 幸 治
       経理課長    森   雅 之   営繕課長事務取扱政策経営部参事
                                 大 竹 直 樹
       区長室長    与 島 正 彦   総務課長    内 藤 友 行
       防災課長    井 上 純 良   区民生活部長  佐 藤 博 継
       区民生活部管理課長         保健福祉部長  遠 藤 雅 晴
       事務取扱区民生活部参事
               黒 瀬 義 雄
       高齢者担当部長医療政策担当部長   子ども家庭担当部長
               長 田   斎           森   仁 司
       健康担当部長杉並保健所長      保健福祉部管理課長
               深 澤 啓 治   事務取扱保健福祉部参事
                                 井 山 利 秋
       高齢者施策課長 和久井 義 久   地域保健課長事務取扱保健
                         福祉部参事
                                 皆 川 武 人
       都市整備部長  上 原 和 義   まちづくり担当部長
                                 大 塚 敏 之
       土木担当部長  小 町   登   都市計画課長  本 橋 宏 己
       調整担当課長  浅 井 文 彦   鉄道立体担当課長友 金 幸 浩
       住宅課長    小 峰   孝   まちづくり推進課長
                                 齋 木 雅 之
       拠点整備担当課長佐々木 孝 彦   建築課長事務取扱都市整備部参事
                                 横 山   薫
       土木管理課長道路区域整備      建設課長事務取扱都市整備部参事
       担当課長事務取扱都市整備部参事           加 藤   真
               山 口 一 好
       交通対策課長  大 林 俊 博   みどり公園課長 吉 野   稔
       杉並土木事務所長喜多川 和 美   環境清掃部長  原   隆 寿
       環境課長    中 村 一 郎   会計管理室長  山 本 宗 之
       会計課長    高 橋 光 明   教育委員会委員長大 藏 雄之助
       教育委員会事務局次長        教育改革担当部長渡 辺   均
               吉 田 順 之
       庶務課長    北 風   進   教育委員会事務局副参事
                         (杉並師範館担当)
                         事務取扱教育委員会事務局参事
                                 田 中   哲
       教育人事企画課長佐 藤   浩   教育改革推進課長岡 本 勝 実
       統括指導主事  白 石 高 士   学校適正配置担当課長
                                 齊 藤 俊 朗
       学務課長    日 暮 修 通   教育委員会事務局副参事
                         (特命事項担当)子供園担当課長
                                 正 田 智枝子
       社会教育スポーツ課長        科学館長    末 木   栄
               植 田 敏 郎
       郷土博物館長  阿出川   潔   済美教育センター所長
                                 玉 山 雅 夫
       済美教育センター副所長       済美教育センター統括指導主事
               坂 田   篤           田 中   稔
       中央図書館長  和 田 義 広   中央図書館次長 堀 川 直 美
       監査委員事務局長武 笠   茂   監査委員事務局次長
                                 片 山 康 文
 事務局職員
       事務局長    伊 藤 重 夫   事務局次長事務取扱区議
                         会事務局参事
                                 佐 野 宗 昭
       議事係長    依 田 三 男   担当書記    小 坂 英 樹
       担当書記    田 嶋 賢 一   担当書記    島 本 有里子
       担当書記    森 田 龍 一   担当書記    小 野 謙 二
       担当書記    松 本 智 之



会議に付した事件
 付託事項審査
 1 議案審査
   議案第4号 杉並区職員定数条例の一部を改正する条例
   議案第5号 杉並区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   議案第6号 杉並区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
   議案第7号 杉並区附属機関の構成員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
   議案第8号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例
   議案第9号 杉並区国民健康保険条例の一部を改正する条例
   議案第10号 杉並区心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例
   議案第11号 杉並区事務手数料条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
   議案第12号 杉並区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
   議案第13号 杉並区立保健医療センター条例の一部を改正する条例
   議案第14号 杉並区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   議案第15号 杉並区学校教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   議案第25号 平成23年度杉並区一般会計予算
   議案第26号 平成23年度杉並区国民健康保険事業会計予算
   議案第27号 平成23年度杉並区介護保険事業会計予算
   議案第28号 平成23年度杉並区後期高齢者医療事業会計予算
    一般会計歳出第5款・第7款……………………………………………質疑応答
 2 平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議……………原案否決



                         (午前10時    開会)
○今井讓 委員長  ただいまから予算特別委員会を開会いたします。

 《委員会記録署名委員の指名》
○今井讓 委員長  初めに、本日の委員会記録署名委員をご指名いたします。小川宗次郎委員にお願いいたします。

 《議案審査》
  議案第4号 杉並区職員定数条例の一部を改正する条例
  議案第5号 杉並区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
  議案第6号 杉並区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
  議案第7号 杉並区附属機関の構成員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
  議案第8号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例
  議案第9号 杉並区国民健康保険条例の一部を改正する条例
  議案第10号 杉並区心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例
  議案第11号 杉並区事務手数料条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
  議案第12号 杉並区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
  議案第13号 杉並区立保健医療センター条例の一部を改正する条例
  議案第14号 杉並区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
  議案第15号 杉並区学校教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
  議案第25号 平成23年度杉並区一般会計予算
  議案第26号 平成23年度杉並区国民健康保険事業会計予算
  議案第27号 平成23年度杉並区介護保険事業会計予算
  議案第28号 平成23年度杉並区後期高齢者医療事業会計予算
    一般会計歳出第5款・第7款に対する質疑応答
○今井讓 委員長  前回に引き続き、一般会計歳出第5款都市整備費、第7款教育費に対する新しい杉並の質疑を続行いたします。
 それでは、藤本委員、質問項目をお知らせください。
◆藤本なおや 委員  コミュニティバスについて、あと空き家問題、時間があれば、駅前広場の管理について。
 おはようございます。昨日に引き続いて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
 初めに、コミュニティバスについて、昨日からもいろいろと各委員が質問しておりますが、私自身、この任期4年間を総括する意味で伺ってまいりたい、このように思っております。
 少子高齢化社会を迎えて、乗りおりが容易で気軽に利用できる路線バスは、区民の身近な足としてその役割がますます重要になってきております。こうしたことから、私自身、区議会議員として2期8年、議会のさまざまな場でコミュニティバスの必要性を訴えてまいりました。また、今ではライフワークとして取り組みをさせていただいております。
 こうした背景には、区民の文化芸術活動や、その発信拠点ともいうべき機能を持つセシオン杉並が、JRの最寄り駅でもあります高円寺駅からの交通手段がなく、非常に不便であると、こういう多くの区民の声とともに、特に高円寺地域の、在住する約7,800人の高齢者にとっては、区が主催するイベントがセシオンで行われても遠くて行くことができない、利用しづらい、こうしたご意見が寄せられているからであります。このような現状や、多くの住民から寄せられる声を代弁して、JR高円寺駅からセシオン杉並を経由し、さらには済美山グラウンドの整備の機をとらえて、交通不便地域の解消に取り組むべきだと、これまで議会の中で主張してまいりました。
 こうした中、ようやくコミュニティバスの検討会議が設置をされて、現在、新路線の調査検討を行っておりますが、年度末を迎えております。この1年間の調査検討状況を改めて確認をさせていただきます。
◎交通対策課長 新しいコミュニティバスの検討状況でございますが、平成21年度の検討を受けまして、済美山運動場を中心とした地域で、車で実際に道路を走って回ったり、また実際に道路幅を計測するなどして詳しい実査も行いました。また、こういったことを踏まえて、ルートとして使える道路があるのかどうか、また、使っていける車の車種についても検討を行ってきました。また、こういった検討の結果、実査の結果をもとにして、警察と運行について協議をしておりますし、今も協議を続けている状況でございます。
◆藤本なおや 委員  コミュニティバスという手法にとらわれることなく、道路の幅員が狭い杉並区にあっては、その地域事情に即して、例えば小平市が先行事例として取り組んでいるコミュニティタクシー、有志の議員とともに、この4年の間に視察をさせていただきました。大変参考になって、また勉強にもなったんですが、また、平成20年第2回定例会の一般質問の中でも、私自身、こうしたコミュニティタクシーの活用という新しい交通手法も取り入れて整備をしていくべきだと、このようにこれまで提案をさせていただきましたが、その後、検討会議では新しい交通システムの導入についてどのような方向性で話し合われているのか、また今後の見通しについても改めてお伺いいたします。
◎交通対策課長 委員おっしゃるコミュニティタクシーということで、私ども検討会の中で、今使っているバスではなくて、小さい、いわゆるハイエースタイプについての車種というところもちょっと想定して検討もしてまいりました。また今後もいろいろな角度から検討していきたいと考えております。
◆藤本なおや 委員  代表質問で、コミュニティバスの質問を我が会派の幹事長からさせていただきました。区長からも答弁をいただいておりましたけれども、その検討状況や経過を商工会議所にお伝えすると、こういうことであったわけであります。
 一方、地域の住民の皆様方からは、議会に対して、平成19年に都市環境委員会で、高円寺駅からセシオン杉並を経由するコミュニティバスの運行を求める陳情が出されておりまして、審査を行って、趣旨採択という結果を得ているわけであります。この陳情を提出された方々は、高円寺北地域の町会長の皆様方が連名となっているわけでありまして、このような地域の方々にも、商工会議所の方々と同様に、しっかりと現在までの検討会議の状況をお伝えする、改めての報告会を開くことを求めますが、いかがでございましょうか。
◎交通対策課長 今後も検討を続けていく中では、地元の皆様のご意見をお聞きする場の設定も考えてございますし、また機会をとらえて、地域の方々に区の考え方をお知らせするようなことはやっていきたいと考えております。
◆藤本なおや 委員  コミュニティバスは、開通すればそれで終わりということではなくて、開通までの経過も大事なんですが、運行後も地域で共に育てていく、こういうことも大事でありますので、こうした観点からも、議会で趣旨採択をされたその意味を十分に認識され、地域の方々には、これまでの検討経過、今後の考え方、そしてこの検討会議で新たに発露した問題点などを含めて、説明、報告をする機会を改めて設けていただきたく、今後丁寧な対応を要望するものであります。ぜひよろしくお願いいたします。
 コミュニティバスの質問の最後に、今後のコミュニティバスの検討に当たっては、これまでの交通対策の視点で検討してきたものを一歩前進させて、経済や環境、また冒頭申し上げましたとおり、高齢化社会にあっての区民の足として、福祉の観点から庁内の部署を横断して取り組む、そうした体制も今後整備をしていくべきではないか、このように要望しますが、いかがでございましょうか。
◎土木担当部長 コミュニティバス、いろいろな観点からやっていかなくちゃいけないと思いますので、区役所の総力を挙げてこれからも取り組んでいきたいなというふうに考えております。今まで課長がるる申し上げましたけれども、車の車種、それから事業主体、住民の機運をどう高めるか、いろいろな課題がまだちょっと検討の途中でございますので、来年度も引き続きしっかりと検討してまいりたいというふうに考えてございます。
◆藤本なおや 委員  今、土木部長から大変力強い、また前向きな答弁をいただきました。引き続いてよろしくお願いしたい、このように思っております。区民から求められる要望の高い施策でもありますので、ぜひ引き続いて検討していただくということと、実際走らせてみないとわからない問題点というのも正直あると思うんですね。ですから、そういったものも含めて、一日も早い実証実験で取り組んでいただいて、それをまた精査して、そして正式な運行につなげていく、こういう取り組みもぜひ検討していただきながら、一度走らせてみる、失敗してもいいんだというような考え方に立ってやっていただければと、このように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、まちづくりというか、空き家問題についてお伺いしたいと思っております。
 現在行われております基本構想審議会の中でも、これからの杉並区にとっての課題として、問題提起が前回なされました。杉並区における戸建ての空き家状況について、現状を伺っていきたいと思っております。
 現在、杉並区における廃屋となっている空き家の状況について、どのくらいの数が存在をしているのか、その数がわかればお示しをいただきたいのと、こうした空き家の数の傾向はこの数年どのように推移しているのか、さらに、その空き家に対する区への相談、苦情、こうしたものがどのくらいあるのか、まとめてお伺いをさせていただきます。
◎環境課長 現在廃屋となっている空き家の数でございますが、空き地、空き家という視点で約150件、空き家だけですと60件程度というふうに推察してございます。数につきましては、台帳等で現況確認、現況調査をやってございますが、条例に基づく指導、啓発の結果、減少傾向にあるというふうに認識をしてございます。
 また、空き家に対する区への相談、苦情につきましては、平成20年度172件、21年度190件という形で増えましたが、今年度22年度につきましては、2月現在で133件となってございます。
◆藤本なおや 委員  これから質の高い住宅都市を目指していこうとされている田中区長、杉並区でありますけれども、杉並区のような都市部で、ある意味、土地建物の資産価値が高いにもかかわらず、なぜこうした空き家、空き地、放置をされるのか、この原因、理由について、つかんでいればお示しをいただければと思います。
◎環境課長 指導する際に、所有者を特定する必要がございます。その関係で、戸籍簿ですとか、あるいはまた登記所に行きまして、登記簿についても触れることがございますが、その視点で気がつくことでございますが、やはり親族ですとかあるいは家族関係、そういったものの希薄化が1つの原因ではないかというふうに考えてございます。
◆藤本なおや 委員  今、課長からもご答弁ありましたけれども、私もそうだと思うんですね。こうした空き家の問題は、まちづくりの問題であると同時に、家族関係の希薄化が1つの遠因にもなっているんだろう、このようにとらえております。ある意味、都市問題でもあるわけであります。
 野放しにされた空き家は、地域の治安を悪化させて、荒れ地になることによる周辺の環境の悪化を招いて、周辺の資産価値も低下させるなど、さまざまな問題点が考えられるわけですが、区の問題認識について改めて伺います。
◎環境課長 ご指摘のように、1つの廃屋あるいは管理の行き届かない空き地が地域にもたらす影響というのは、安全・安心の分野だけではなく、例えば公衆衛生ですとか、さらには景観、そういった面からも大きな問題があるというふうに受けとめてございます。安全美化条例を踏まえて、家屋等の適正管理、これは条例でも規定をしているところでございますが、数は先ほど申し上げましたように減少傾向にございますけれども、この問題を大きな課題と受けとめ、適時適切な指導をこれからも続けてまいります。
◆藤本なおや 委員  今の答弁、ちょっともう一度いただきたいところもあるんですが、ひとり暮らしの高齢者の世帯が今後ますます増加をしていく、こういう当区の中にあっては、それに伴って、空き家の問題、空き地の問題というのも間違いなく増加することが目に見えているのではないか、このように想定をしております。長期間そのまま放置をされる家に対して、個人資産の壁によって行政がなかなか踏み込めない、こういう現状もあって、住宅都市杉並区にとっては、私は、今後大きな課題になってくると、このように考えております。
 そこで、今ご答弁もありましたが、再度、杉並区における今後の対策をどのように考えているのか、お伺いできればと思います。
◎環境課長 先ほど、引き続き指導を徹底するというふうに申し上げましたが、委員ご指摘のとおり、その所有者は高齢の方が多いというのが現状でございます。そういった意味で、ただ単に指導するということも必要でございますが、必要に応じて、福祉部門との連携ですとか、あるいはまた、どうしても1人で片づけられないということもありますので、関係事業者等の必要な情報の提供を行ったり、またさらには、差し迫った場合などには、必要に応じて清掃事務所等の協力を仰ぐなど、ただ単に所有者を指導するというだけではなく、地域の環境保全という視点からもさまざまな対策を講じていきたいというふうに思います。
◆藤本なおや 委員  ぜひよろしくお願いしたいと思っております。
 せっかく環境課長、同席されておりますので、拠点整備に関連して、高円寺の駅前広場の管理についてちょっとお伺いしたいと思っております。
 当該広場は昨年、北口に続いて南口の工事が完了して、現在では3期工事が行われております。歩道のバリアフリー工事が行われておりますが、このスケジュールと進捗状況を確認しておきます。
◎建設課長 高円寺駅前広場整備でございますけれども、南北の広場整備に続きまして、昨年の8月から、3期工事として、南北の広場を結びます高南通りの整備に着手しているところでございます。年度内の完成を目指して進めてまいりましたが、先行の企業工事、また警視庁のパーキングの設置工事の遅れで、全体の工程、遅れが生じてございます。現時点では、本年23年の7月の完成を予定しているところでございます。
◆藤本なおや 委員  一方で、広場が完成した直後、夜間なんかは特に広場がスケボー広場みたいな形になっておりまして、無法地帯みたいな状態になっておったんですが、その広場の管理徹底ということもこれまで求めてきましたが、その後の対応と現状はどのように区は認識をしておられるのでしょうか。
◎建設課長 広場の利用につきましては、委員ご指摘のとおり、地域のイベントで活用いただいている一方で、スケートボードや商品、看板類のはみ出し、こうしたさまざま課題がございます。
 区ではこれまで、注意看板を設置するとともに、夜間パトロールにより、適正な利用を呼びかけてまいりました。また、特に課題の多い北口広場につきましては、防犯カメラも設置してございます。また、これまで地域の方々や警察署を交えました意見交換会の場を設けまして、昨年12月には合同で、はみ出し商品や看板類の是正指導を行いました。
 まだ課題はあるかと存じますけれども、広場の管理につきましては、関係者が連携し、継続して取り組むことが重要と考えまして、今後も地元、警察署、そして区の関連部署が連携いたしまして、快適で利用しやすい駅前広場の管理に努めてまいりたいと存じます。
◆藤本なおや 委員  そこで、管理について、関連して2点ほど伺うんですが、まず1つは、ハトのふんなんですね。せっかくきれいな舗装になっているんですが、特に南口広場なんかは、完成してから半年、非常に汚い状態になっておりまして、区の認識はどうなのかということと、また、この広場にツリーベンチがあるんですが、今ハトが座っているというか、鎮座しているような状況になっていまして、人が座れないような状況になっている。こうしたふん害に対しての区の認識、対応を伺っておきます。
◎杉並土木事務所長 駅前広場を整備する中で、当初、ハトのふん対策といたしまして、街路灯にとまれないように灯具の改良をいたしました。しかし、その後、ハトにむやみにえさを与える区民の方があらわれたことによって、インターロッキングブロックやサークルベンチがハトのふんで汚れるという状態になっております。
 現在、土木事務所では週に3回清掃を行っておりまして、サークルベンチにつきましては、ハトのふんが付着していた場合には、ワイヤーブラシなどで除去をし、水洗いをしているところでございます。
◆藤本なおや 委員  ハトにえさやりをしている人がいるということなんですけれども、例えば、高円寺の北口には今防犯カメラがつきましたよね。南口にもそういうものをちょっとつけて今後管理していくような考え方を要求いたしますけれども、いかがでございましょう。
◎杉並土木事務所長 今委員おっしゃいましたように、先ほど建設課長が答弁いたしましたが、防犯カメラの効果というのは非常に高いものがございまして、南口も同様に、防犯カメラの設置については考えていきたいというふうに考えております。
◆藤本なおや 委員  次に、喫煙場所についてなんですけれども、そもそも、ちょっと確認したいのが、駅前広場は路上禁煙地区なのかどうか、その辺、確認させてください。
◎環境課長 JR4駅、特に高円寺もそうですけれども、駅前広場も禁煙地区でございます。
◆藤本なおや 委員  禁煙地区であるにもかかわらず灰皿が置いてあって、たばこ吸っていいですよと、こういうエリアになっておるんですけれども、どこまでがたばこを吸っていい場所なのかというのは正直わからないんですね。プランターでとりあえずは囲ってはいるんだけれども、正直、そこから人があふれてしまって、さっき言ったベンチだったりとか、植栽の植え込みの端っこに座ったりとか、地べたに座り込んでたばこを吸っているようなやからが結構いたりとかしていて、だから、たばこを吸っちゃいけないエリアなんだけれども、そこの周辺だけはたばこを吸っていいという、結構あいまいな状態になっているので、その辺はどういう形で規定をしているのか確認させてください。
◎環境課長 喫煙場所につきましては、その場所と、それからその範囲といいますか、そういったものが明確にわかるように、これまでも工夫を凝らしてございます。委員ご指摘のように、プランターで囲うということで、そのエリアといいますか、たばこを吸えるところをわかりやすくしているわけでございますが、またこれとは別に、一部、区画からはみ出してたばこを吸っていらっしゃる方、先ほど委員からもご指摘があったとおりでございますので、喫煙場所の清掃も含めて、その区画内で喫煙をするように、これからまた、さらにこれまで以上に啓発事業、そういったものも続けてまいりたいというふうに思います。
◆藤本なおや 委員  じゃ、これで最後にしますが、あとは、喫煙場所の屋根をどうにかならんかなと、このように思っております。以前、富本委員から質問させていただいて、環境課長から、それは建築物だからあかんよと、にべもない答弁をもらったんですが、雨が降ったときに、傘差しながらいじましくたばこを吸っている姿を見ると、私、もうたばこをやめた人間なんですけれども、かわいそうだなというのが正直あるんですが、そういうのはつけられないんですかね。最後そこだけ確認して、終わりにします。
◎土木管理課長 屋根をつけますと建築物になりますので、道路内の建築物につきましては、占用許可等ができないような形に今の法はなってございます。
◆藤本なおや 委員  じゃあ、ちょっと聞き方変えますけれども、屋根をつけられないのか、つける気がないのか。喫煙場所、いろいろ駅前にありますね。その基準とか、どうなっておるんですか。そこだけ、最後、確認させてください。
◎建築課長 道路内の建築物については、建築基準法で強く規制をされてございます。公衆便所あるいは交番等の公益性の高いものについては、建築審査会の同意を得て建築できるということになってございまして、計画があれば検討してみたいと思っております。
◆藤本なおや 委員  よろしくお願いします。ありがとうございました。
○今井讓 委員長  安斉委員、質問項目をお知らせください。
◆安斉あきら 委員  スポーツ振興、区費教員、時間があれば、阿佐ケ谷駅前の夜間タクシー問題、荷さばき場について。
 さきの決算特別委員会では、東京国体の開催に関連して、区のスポーツ振興についてお伺いをしたところですが、今回は、国が昨年の8月に発表したスポーツ立国戦略に関連して質問をいたします。資料No.335から338を使います。
 スポーツ立国戦略では、今後おおむね10年を見据え、現状よりさらに多くの人々がスポーツをする、見る、支えるといったさまざまな形で参画できる環境の実現をうたっていますが、区の今後のスポーツ振興の方針などがありましたらお聞かせください。
◎社会教育スポーツ課長 やはり健康ブーム等でスポーツが盛んになって、ニーズも高くなっております。だれもがいつでも気軽にスポーツができる環境づくりですとか、あと学校教育も含めましたライフステージを一貫して、また継続的に見るような視点での方向性が必要かというふうに考えております。
◆安斉あきら 委員  次に、資料No.335から、体育施設の利用率の過去5年間の推移を見ますと、若干の上昇が見られますが、近年は9割の利用率で横ばい状態です。区は、この数値をどのようにとらえているのでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 やはり野球場、特に少年野球場以外はほぼ飽和状態というふうにとらえております。
◆安斉あきら 委員  ほぼ飽和状態ということは、区民が使いたくても使えない状況があるということですが、当然、体育施設の団体使用は抽せんに当たるのが大変だと聞きますが、その点について区はどのように対応しているのか、お伺いいたします。
◎社会教育スポーツ課長 今回ご審議いただきます大宮前体育館の移転改築ですとか、久我山のグラウンドの整備ですとか、そういう体育施設の充実を図っているところでございます。また、区民体育祭等大きな大会につきましては、共催、後援ということで、抽せんによらず、行政使用で利便性を図っているところでございます。
◆安斉あきら 委員  妙正寺体育館は老朽化が激しく、すぐにでも建て替えるべきと思います。また、建て替え時には、トレーニング室や集会室など、体育施設としての機能を充実させていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。また、築年数を教えてください。
◎社会教育スポーツ課長 妙正寺体育館に関しましては、あと二、三年ほどで50年になろうかなというふうに記憶しているところでございます。集会施設等の併設も含めまして、総合計画の中で検討すべき課題かなというふうに考えているところでございます。
◆安斉あきら 委員  国の戦略では、学校体育施設の有効活用の推進が主な施策として掲げられております。資料No.337、338を見ますと、年々、学校開放事業の利用者や登録団体数が増えてきている現状ですので、学校体育施設も、区民の利用に対してあいている枠が少なくなってきているということでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 やはり委員ご指摘のとおりの状況でございまして、利用者団体間での調整ではかなり苦労しているということを伺っております。
◆安斉あきら 委員  杉並第十小学校や港区などのように、学校施設と区民利用施設の複合型での有効活用は進められないのでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 やはり学校教育優先ということになりますので、学校教育で使っているとき以外ということで、若干区民のほうへの制約は出ますけれども、新たに建てている建物に関しましては、学校開放用の更衣室ですとかトイレ、集会室等を設置しているところでございます。
◆安斉あきら 委員  区民が学校を利用することにより、子どもたちもその場に参加し、さまざまな種目を経験することができるなど、区民利用に子どもたちを巻き込むプログラムなどは有益だと考えますが、いかがでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 学校開放事業で、週1回、開放事業という個人開放の自由参加の事業をやっておりまして、現在16校ほどやっているところでございます。その中で子どもたちが入ってやっているというふうに聞いておりまして、いろいろスポーツ振興の面でも効果はあるというふうに考えております。
◆安斉あきら 委員  国の戦略でも子どもたちの体力向上が課題となっており、学校体育の向上が掲げられております。また、平成22年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果では、学校の運動やスポーツに関する活動に地域の人材を活用している学校は、地域行事の参加率が高いなど、地域づくりの面でもよい結果が出ております。
 現在、区立学校の体育活動での地域の人材活用はどのような状況なのでしょうか。
◎教育改革推進課長 こちらにつきましては、中学校部活動での外部指導員、また小学校での放課後子ども教室や土曜日学校でスポーツをする際にご協力をいただいているというところでございます。
◆安斉あきら 委員  国の戦略では、小学校体育活動のコーディネーターの配置や外部指導員の充実がうたわれております。さきの決算特別委員会でも、小中学校時代の運動経験の重要性をお示ししましたが、この時期は、1つの種目に熱中するのも否定はしませんが、できれば多様な種目を経験させ、さまざまな出会いにより、身をもって体を動かす喜びや仲間との達成感を分かち合うことが大切な時期と考えますが、区の見解をお聞かせください。
◎済美教育センター統括指導主事 委員ご指摘のとおり、生涯にわたる子どもたちの豊かなスポーツライフを実現していくためには、義務教育の9年間におきまして、各種の運動に出会う場、出会う機会を設けることは大変大切なことだというふうに考えております。また、体育の授業も、多くの活動領域から成るように今設定してございます。また、将来、ライフワークにするようなスポーツに出会うことはとても大切なことだと考えております。
 済美教育センターとしましても、私どもの施策として、体力づくり教室の中で、ラグビーに出会わせたり、あるいは跳び箱に出会わせたり、あるいは相撲に出会わせたりと、さまざまなスポーツに出会わす場を設定してございます。
◆安斉あきら 委員  全国体力調査では、子どもたちの運動習慣の二極化が指摘をされております。子どもたちが屋外の遊びではなく、屋内でゲーム機相手に時間を過ごすことが問題視されて久しいのですが、テレビゲームでは、1日やればかなり技術が向上しますが、スポーツは長い間一生懸命練習することにより初めて技術が向上し、楽しくなっていくものであります。子どもたちにとってみれば、早くよい結果が出るほうが楽しいものだと思います。今の子どもたちにとって、そのあたりもスポーツ離れの原因の1つではないかと考えますが、いかがでしょうか。
◎済美教育センター統括指導主事 二極化の原因につきましては、子どもたち、人々の運動、スポーツ離れが大きな原因になっているというふうに考えております。
 また、児童生徒におきましては、委員からお話しいただきましたバーチャルな世界での遊びが増えておりますので、体を動かすことの楽しさであったり、あるいは汗をかくことの爽快感、そのようなものを味わわせるとともに、勝利を経験させること、あるいはそれによって感動させることが必要であるというふうに考えております。
◆安斉あきら 委員  今の時代は、子どもたちがスポーツの楽しさをできるだけ早く気づき、知ることができるような工夫が求められているかと考えますが、学校の体育の授業でそのような工夫はあるのでしょうか。
 また、スポーツをすることが一番大事ですが、見るスポーツも、子どもたちに限らず、大人たちも大きな感動を得ます。国の戦略でも、トップスポーツと地域スポーツの好循環の創出、そして、トップアスリートが地域スポーツの場で活躍できる体制の整備が施策として掲げられております。トップアスリートの試合観戦などの機会は、学校教育の場で設定されているのでしょうか。
◎済美教育センター統括指導主事 体育の授業におきましては、それぞれの児童生徒の体力の状況に応じた運動を用意するように工夫されております。また、ゲーム形式の内容を増やすことで子どもたちの関心を高める、そのような取り組みもされております。
 また、トップアスリートの活用につきましては、教育課程の中では多く行われておりませんけれども、例えば大学の先生であったり、あるいは選手、大学教授あるいは元オリンピックの方であるとか、そういう方々を活用しながら少しずつ事業が進んでいる状況でございます。
◆安斉あきら 委員  私ども区議会の仲間でも競技選手経験者がおります。例えばそのネットワークを使ってトップアスリートを招き、区の体育施設で区民の方々にすばらしいプレーを見ていただくことも、スポーツ振興に有効な手段と考えますが、いかがでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 見るスポーツという重要性も認識しておりますので、機会がありましたらぜひお力添えをいただきたいというふうに考えております。
◆安斉あきら 委員  区内には有名なスポーツ選手や競技団体の著名な役員の方も在住されております。この方々の力をかりて、区民スポーツ振興やスポーツ振興計画の策定を進めることも考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 区内在住の著名人ということで、杉並の特性ですとか、まちについてもご存じの方と思いますので、計画策定におきましても杉並らしさが出るというふうに考えておりますので、こちらのほうも、機会がありましたらご協力いただきたいというふうに思っております。
◆安斉あきら 委員  その件につきましては、ぜひご検討のほどよろしくお願いしたいと思います。
 次に、さきの決算特別委員会でお尋ねした体育指導員の見直しについて伺います。
 その後、体育指導員の数は増えたのでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 現在、追加募集を行っているところでございます。6名ほど応募があるというふうに聞いております。
◆安斉あきら 委員  体育指導員を地域に満遍なく配置できるように募集しているのでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 前回ご指摘いただいたというふうに記憶しております。体育指導員がいない地域に関しましては、地域の方に働きかけをしているところでございます。
◆安斉あきら 委員  体育指導員の役割見直しについて、全区的事業より地域での活動によるスポーツ振興が重要であると指摘をしましたが、その後、役割分担の見直しはされたのでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 地域で活動しております青少年委員の方々と合同研修会を開くなどいたしまして、中学校区ごとに活動している青少年委員の活動を学んで、体育指導員も中学校区ごとに地域連絡協議会というのがございます。そちらのほうに入って活動するというようなことを体育指導員の方々と今検討しているところでございます。
◆安斉あきら 委員  スポーツ立国戦略の推進において、より多くの区民がスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、スポーツを支え、感動を分かち合うスポーツコミュニティ杉並の実現に向けて、体育指導員の果たす役割は大きなものがあり、また期待するものです。
 そして、所管課だけではなく、保健分野や福祉分野なども強固な連携を図ることが重要と考えますが、連携づくりの会議体の設置などは考えているのでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 今後の基本構想、総合計画の策定におきましても、今委員ご指摘のことは重要であるというふうに考えておりますので、今後検討したいと思っております。
◆安斉あきら 委員  私は、今後スポーツの振興を進めるに当たり、まず各競技団体同士の連携、横のつながりを強化することが最も重要と考えております。その理由として、区がスポーツ団体への支援を強化すると同時に、逆に区も、団体を通じ、震災救援所の運営や地域の祭りなど、スポーツ以外の区の各種施策やイベントに積極的に参画していただくシステムを、多くのスポーツ団体にご理解をいただき、構築すべきと考えます。これにより、スポーツを通した地域の活性化が可能ではないかというふうにも考えております。
 昨今は、町会・自治会のシステムは、高齢化などにより組織自体が衰退化している感は否めません。こういった状況の中、スポーツ団体は組織的であり、居住地が広範囲であり、さまざまな地域活動や区の事業への対応が可能と考えております。若い層も多く所属するスポーツ団体のメンバーから、これらの活動に対するさまざまな意見、要望もいただき、新たな発想が生まれ、新たなネットワークもできることと思います。まさに地域に新たな風が吹き込み、新しい公共の担い手が生まれることと考えておりますが、そういった意味からも、スポーツ振興と地域振興の絡み、仕組みづくりを区に期待するものですが、この点について、教育長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
◎教育長 新しい公共の担い手、これをスポーツ愛好者に求めていくというこのご指摘は、大変有意義なことであるというふうに考えます。
 実は、先週日曜日に、杉並名物ファミリー駅伝というのがありまして、これを支えているのは、体育指導員と地域のスポーツを愛好するボランティア、医療に従事する方々、さまざまな方がこの大会を支えております。参加するメンバーは、家族であったり地域の仲間であったり、内緒の話ですけれども、飲み屋で知り合った4人が走ることにしたとか、いろいろなところから参加をして、1日楽しく走る。これはまちづくり、それから仲間づくりに非常に有効な役割を果たしているなとしみじみ思って帰ってきました。
 それから、高円寺地区のフットサルの愛好者が、まちづくり、地域のことにもかかわっていきたい、若いメンバーが、これからの自分たちの住んでいるまちのことについても考えていきたい、そういう動きがあるということも聞いております。
 いずれにしましても、スポーツを通してでき上がった人間関係、あるいはスポーツを通してでき上がったさまざまな物事を動かしていくノウハウ、こういったものをこれからのまちづくりに提供していくということは大変有効であるというふうに考えます。
 それから、ご指摘にありました小中学生の体力の低下あるいはスポーツに対する興味、関心の低下、これは喫緊の課題であります。ただ、スポーツをやれ、体力を向上しろとどんなに声高に叫んでも、実際にやらないことには始まらない。スポーツの日常化であるとか健康維持の生活化、こういったものを学校、地域、家庭がきちっと連携してやっていく必要があります。
 そんなことから考えますと、スポーツ振興という事業は、いわゆる区民の健康、まちづくり、そういった区長部局との関連も非常に大きくなってきますので、今後の基本構想あるいは総合計画を立案していく中で相互に連携しながら、よりよいものをつくっていきたいというふうに考えております。
◆安斉あきら 委員  ありがとうございます。ぜひスポーツを通して、さまざまな区の施策にも絡めて、よりよい杉並区をつくっていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、区費教員について伺います。平成23年度以降、1年生から4年生まで実施されている30人程度学級を拡大していくとの施策が示されましたが、この件に関連して質問します。
 現在の区費教員の男女別の人数とそれぞれの割合を伺います。
◎教育人事企画課長 男性が45名で37.5%、女性が75名で62.5%でございます。
◆安斉あきら 委員  女性区費教員の方の年齢はすべてが35歳以下となっておりますが、今後結婚し、お子さんが生まれることもあるでしょう。お子さんができれば、産休、育児休職を取得することも考えられます。区費教員が一定数、産休、育児休職を取得した場合、30人程度学級は維持できるのでしょうか。
◎教育人事企画課長 必ず産休、育休の代替教員を配置していきます。
◆安斉あきら 委員  一定数、半分ぐらいの方がもし産休をとった場合、かなりその運用は難しくなると思うんですが、いかがでしょうか。
◎教育人事企画課長 委員ご指摘のとおりでございまして、今後ますます産休、育休をとる教員は増えるものと認識しております。
◆安斉あきら 委員  ぜひその辺の対応をお願いしたいと思います。
 次に、自前の区費教員を抱えているのは杉並区だけでしょうか。
◎教育人事企画課長 東京都では、品川区が同じように区費教員を抱えております。
◆安斉あきら 委員  区費教員のモチベーションを維持するためにも、他の行政との人事交流を行うことは有益と考えておりますが、この辺についてはどのように考えているでしょうか。
◎教育人事企画課長 委員ご指摘のとおり、区費教員のモチベーションの維持向上につきましては、今後大きな課題になるものと考えております。現在、キャリア形成の1つのツールといたしまして、異校種の学校や教育行政あるいは大学院等への派遣研修について、検討、企画しているところでございます。委員ご指摘の他の地区との人事交流につきましても、現在検討しているところですが、その実現に向け、今後さらに検討を進めてまいりたいと思います。
◆安斉あきら 委員  区費教員は校長になれないというのを過去に聞いたことがあるんですが、都費教員と同様の処遇を担保するためにも、この点、何らかの措置を講ずるべきと考えますが、いかがでしょうか。
◎教育人事企画課長 教育委員会といたしましても、委員ご指摘のとおり、この制度の確立に向けて取り組むことは喫緊の課題と受けとめております。今後も全力を挙げて取り組んでいきたいと思います。
◆安斉あきら 委員  区費教員に対するモチベーションの維持やキャリア形成のあり方をどう考えるかということなんですが、今120人いますけれども、これが産休をとったり育休をとったり、または自己都合で退職をなさるということになると、だんだん仲間が縮小していく。もちろん都費教員がいますけれども、仲間意識が薄れてくるという部分があると思うんですけれども、この辺でモチベーション維持やキャリア形成のあり方を今後どのようにしていくのか、お聞かせいただいて、私の質問を終わりにしたいと思います。
◎教育人事企画課長 先ほど申し上げましたけれども、派遣研修等含めて、一定の年数を経験した区費教員につきましては、これらの研修を受講する機会を与えていきたいと考えております。また、計画的な人事異動を行ったり、その人事異動の中で各種主任の要職に登用していただくなど、そういった仕組みを整えて充実させていきたいというふうに考えております。
○今井讓 委員長  大熊委員、質問項目をお願いいたします。
◆大熊昌巳 委員  まちづくり、スポーツ全般、体育館についてお尋ねをいたします。
 初めに、まちづくりについてお尋ねいたします。
 放射5号線の施策が進められ、当地では用地買収もあらかた終わったように思います。そのような中、東京都は、地域が東京都に対し提言した岩崎橋周辺のトンネルによる通過道路の案を模型にして、沿道に住まわれる方々に戸別訪問し、状況の説明を行ったと聞き及んでおります。東京都からその結果報告は区に届いておりますか、状況をお示しください。
◎調整担当課長 1月17日から行われた調査でございますけれども、この調査についての詳しい内容とか結果等については、まだお伺いしておりません。
◆大熊昌巳 委員  わかりました。何か報告が入りましたら、またその都度尋ねてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは、次に、地域のセットバックについてお尋ねをいたします。
 区では、地域に住まわれる方々が家を建て替えるときなどに、接道の拡幅のためにセットバックをしています。セットバックは、そのときに道路用地部分を確認し、後に拡幅工事に合わせて土地を提供する方式。当初から土地を提供し、道路として舗装する方式。セットバックの位置に合わせて塀を設け、拡張される部分を花壇などにつくりかえておく方、それから、セットバックして舗装をしても、セットバックの部分であるからと、鉢植えのプランター等を置いている方もあります。
 以前は、セットバックの部分の土地を行政が買い上げていた時期もあったと聞き及びます。あいまいなところがあり、統一見解がないものかと思います。区のご所見をお示しください。
◎土木管理課長 狭あい道路のセットバックにつきましては、ご指摘のように、一部プランター等が置いてある事例がございます。仕組みとしまして、区民の方の協力のもとに成り立っておりますので、どうしても承諾をいただけない方もいらっしゃるわけですけれども、我々としましては、現在の状況としては、大方の方にご理解をいただきまして、セットバックしていただいている。ただ、事業開始が平成元年ですので、それ以前のものにつきましては、まだそのような現状が見受けられる、このような状況でございます。
◆大熊昌巳 委員  地域の方は、今話しましたプランターとか、せっかく下がっているのにまた使えない状況で、使えるところは少しでも幅広く使いたいという思いがあるようですので、どうぞよろしく改善をお願い申し上げます。
 次に、インターロッキング舗装の商店街が増えてまいりました。その中に盲人用の点字ブロックがあります。インターロッキング舗装の場合は、点字板をインターロッキングのブロックの上に張りつけております。短期間でその点字板がはがれております。または、はがれかけたところに高齢者がつまずくような状況にもあります。インターロッキングのブロックの中にはめ込み式の点字板の設置を検討願いたいと思いますが、ご所見をお示しください。
◎杉並土木事務所長 インターロッキングブロックの上にある、障害者の方のための点字ブロックのことでございますけれども、場所によっては、点字ブロックそのものをはめ込む場合と、それから点字のシートを張りつける場合がございます。今委員おっしゃいました点字のシートを張りつけるものは、粘着力がだんだん衰えていってはがれるという場合もございますが、現在はアクリル製の樹脂のものを用いておりまして、はがれにくいものにかえておりますので、順次そのように対応してまいります。
◆大熊昌巳 委員  改善ぜひよろしくお願いいたします。
 もう1点、まちづくりについてお尋ねをいたします。
 都立高井戸公園の用地となるNHKグラウンドがあります。杉並区が現在は表面管理を行っております。NHKグラウンドは、一面に芝生が植えられており、心和む広場です。周囲には桜の木が連続して植えられ、桜のころには家族でお弁当を広げる光景は、穏やかな区民生活を示すところです。このグラウンドの芝生が、長い間大変よく、またきめ細かく手入れをされており、質の高い管理状況にあると言われております。地域や杉並区にとって大変貴重な財産であるとの声が上がっております。
 今後、管理の仕方によっては、現状の芝の質が維持できなくなるのではと心配の声が上がっております。だからといって、地域への開放が中止になっても困ることです。区の今後の管理体制をお示しいただきたく質問をいたしました。ご所見をお示しください。
◎みどり公園課長 NHKグラウンドの芝生広場の部分は、遊び場として一般に開放してございます。そのため、利用頻度が運動の利用に比較して負荷が少ないということで、年間4回程度、それぞれ芝の伸びぐあい、雑草の生えぐあいを見ながら、毎年業者が草刈り等を行って管理している状況でございます。
◆大熊昌巳 委員  杉並区内にはもうこれ以上の芝を配した広場の確保はできないと考えますので、良質な管理をお願いいたします。
 次に、スポーツ全般と体育館についてお尋ねをいたします。
 初めに、体育館についてお尋ねいたします。
 私が以前より質問を続けてまいりました、ダンススポーツの大会で体育館を使用することについてお尋ねをいたします。
 ダンススポーツの競技性が高く評価されるようになり、区内では愛好者が増えております。昨年のアジア大会では正式種目となり、日本選手団の活躍は目覚ましいものがありました。区在住の石原正幸氏が銅メダルを獲得しております。先日、荻窪体育館で行われた大会を見学いたしました。その折に、競技シューズのヒールが心配とのことで、体育館の床は全面厚手のビニールで養生がしてありました。都内23区各区では、使用者の声にこたえ、大半の区が床の養生が行われなくなりました。杉並区においても、なお一層の競技力向上のために、体育館フロアの養生に関して改善を検討すべきと思います。区のご所見をお示しください。
◎社会教育スポーツ課長 前々からご要望いただいていることは、私ども認識しております。今般ご審議いただいております大宮前体育館におきましては、床材を一新いたしまして、弾性の床材を使う予定でございますので、そちらのほうではダンススポーツがそのままできるという予定でございます。
◆大熊昌巳 委員  新しい体育館に期待をするところですが、今後またダンス連盟とのいろいろな情報交換の場も必要と思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 来年は区内において、大変技術度の高い大会も開催されます。杉並区のスポーツ振興、スポーツ文化発展のためにも、前向きな検討が必要と思うところです。何とぞよろしくお願いいたします。
 体育館について、もう1点お尋ねいたします。
 区内に観客席が整備された体育館は何カ所ありますか。また、この客席の数は幾つでしょうか、お示しください。
◎社会教育スポーツ課長 特段、観客席というのを常設しているところはございませんけれども、荻窪体育館等、出し入れのできるひな段の観客席がございまして、約200名ほどの人員というふうに記憶しております。
◆大熊昌巳 委員  54万区民の住むこの地域にとりまして、スポーツ振興の面からは、少し数の少ない状況だと思いますので、これからも前向きに、スポーツ振興のために、ぜひ観客席を擁した体育館ができるように検討願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それから、次に質問を移します。
 今、大変国政は混迷の度を増しております。そのような中で、政府は、スポーツ基本法の改定を行おうとしております。杉並区のような基礎的自治体のスポーツ施策、またスポーツ振興に変化はどのように生じますか。杉並区が以前に取り組んだ、向陽中学校に設立した地域総合型のスポーツクラブの充実が図られると考えますが、所管ではそのあたり、スポーツ基本法の改定を念頭にどのようなお考えがあるのか、お示しください。
◎社会教育スポーツ課長 基本法に関しまして情報を集めているところでございますけれども、やはりポイントとしましては、今委員ご指摘のように、総合型地域スポーツクラブの地域振興と、あと、障害をお持ちでも高齢者でも、だれもがスポーツを楽しめる環境づくりというふうにとらえておりますので、そこら辺も当然踏まえたスポーツ振興が杉並区でも必要というふうに考えております。
◆大熊昌巳 委員  スポーツ基本法の改定が行われた場合、区のスポーツ振興財団のあり方は拡大すべきものなのか、また他の方向性を見出すのか、そのあたり区は検討はいかがでしょうか。
◎社会教育スポーツ課長 現在、スポーツ振興財団と現場レベルでのいろいろな協議をしているところでございます。今後の方向性につきましては、まずスポーツ振興財団のほうで検討して、いろいろ方向性を出してくるものというふうに考えております。
◆大熊昌巳 委員  時の区長の考えや区の区政運営の方向性がありますが、これはもう時が過ぎてしまったことですが、2016年東京オリンピック招致の際、杉並区では庁舎内に啓発物の掲示が一切なかったと私は記憶しております。日本体育協会(JOC)、また招致都市東京都は、2016年以後の2020年のオリンピック招致を目的としておりました。現在、東京都も議会の開催中です。招致予算も可決されると私は期待をしているところですが、そのような中、平成25年には東京国体、東京多摩国体が行われます。今後、今申し上げましたようなオリンピックやワールドカップ、そしてスポーツを広く普及させるための意味で国体があります。区は、スポーツ振興の一環としてどのようなかかわりをこれから持っていこうとしているのか、もし何かお考えがありましたら、ご所見をお示し願いたいと思います。
◎社会教育スポーツ課長 平成25年の東京国体というのは、非常に大きな、区民に与えるいろいろな面での影響があると思いますので、それらをフルに活用して、スポーツ振興のほうも進めていきたいというふうに考えております。
◆大熊昌巳 委員  先ほど安斉委員も説明いたしました。今地域では、区内のスポーツ振興ということに関しまして、非常に若い人たちが興味を持っておりますので、どうぞ行政も前向きな検討を進めていただきたいと思います。
 今、社会は大変閉塞された状態にあります。酸素欠乏状態の今日ですが、こういった状況を吹き飛ばすのは、やはりスポーツが持つパワーであると思います。その力、パワーは、今日の社会において唯一のクリーンなパワーだと私は思いますので、行政、そして民間、皆一緒になりまして、スポーツを通しての社会の活性化をぜひ進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 これをもって質問を終わります。
○今井讓 委員長  河津委員、質問項目をお知らせください。
◆河津利恵子 委員  エコスクール、それから学校校舎の建設のあり方について、それと特別支援教育で発達障害児への支援、専門家チーム、それから通常学級介助員配置、交流学習、移動教室等々です。
 最初に、エコスクールのことについて聞いていきます。
 省エネ法の改正で、学校における取り組みはどのように変わっているでしょうか。
◎庶務課長 省エネ法が改正されまして、ISO14001の取り組みについては、昨年度末で終了いたしました。これに引き続きまして、区の環境・省エネ実施プランとして、同様の取り組みを行ってございます。学校において行われておりますキッズISO、CO2の削減月間等も引き続き実施をしているところでございます。
◎営繕課長 エネルギーの使用の合理化に関する法律に基づきまして、建築につきましては、外壁の断熱化とか設備機器の効率化、省エネ設備の照明器具だとかペアガラスだとか採用してございます。
 なお、建設につきましては、それらにつきまして届け出をして、承認を得ながら建設を進めているというところでございます。
◆河津利恵子 委員  当区では、学校施設の省エネの取り組みですとか、それからエコスクール化が積極的に進められてきました。今後、小中学校に待望のクーラーが設置されるわけですけれども、今後の施設面でのエコスクール化というのはどのように考えていかれますか。
◎庶務課長 ご案内のとおり、クーラーを全校普通教室に設置いたしますけれども、エコスクール化の考え方というのは、クーラーの設置によって失われるものではないというふうに考えています。特に環境学習面では、多くの学校でエコスクールを素材として活用していることもありますので、このような面も十分考慮したいと考えております。また、当然多額の経費がかかってございますので、効果面にも着目しまして、今後のあり方について考えてまいりたいと考えてございます。
◆河津利恵子 委員  少し詳しく伺っていきます。
 ナイトパージとかクールヒートトレンチとはどのようなもので、その効果は。そして、何校に配置されていますでしょうか。
◎庶務課長 ナイトパージとクールヒートトレンチ、どちらも換気の装置でございます。ナイトパージと申しますのは、夏場の夜間の涼しい空気を校内に取り込みまして、たまった熱気を除却するというものです。これは30校に今設置をしてございます。
 それから、クールヒートトレンチは、地中熱が年間を通じて同じ温度であるということを利用しまして、夏場であれば涼しい空気、それから冬場であれば外気温よりは暖かい空気を、熱交換を通じて省エネ型の換気を行うというものでございまして、荻窪小学校ほか、改築校で合わせて3校に導入してございます。
◆河津利恵子 委員  有効に使われているのかということが、使う方によって、ご存じなかったりというようなこともあるみたいなんですね。例えば、夜換気するためにあけておくとか、そういったようなことをもう少し、人もかわるわけですから、効果や使い方などを示して、だれが使っても同じように使えるようにすることが必要ではないかと思いますが、いかがか。
◎庶務課長 ご指摘のとおり、一部の学校で適正な運用、管理が行われていない例がございました。取扱説明書は、各校に設置したときに置いてございますけれども、もっとわかりやすいマニュアルのようなものを各学校にお配りをして、適正な管理を進めてまいりたいというふうに考えています。
◆河津利恵子 委員  校庭の芝生化、屋上緑化、壁面緑化について、それぞれ何校で実施しておいでか。それと、同じように教育効果と、温度を下げるという意味での対策としての効果はどうでしょう。
◎庶務課長 まず校庭の緑化でございますけれども、21校に導入してございます。校庭緑化につきましては、子どもが芝の上で全力で走れる、けがを気にせず走れるということ、体力向上面では効果があるのかなと思っています。現に、学校長からいろいろお話を聞いていますと、すり傷等のけががほとんどなくなったというようなことをおっしゃっています。効果としては、地表面においては10度程度の低減効果があるというものでございます。
 次に、屋上緑化でございますけれども、32校に導入してございます。こちらは、最上階の教室においては二、三度の低減効果があるというふうに思っております。壁面緑化については25校に導入してございます。こちらは、一、二度の温度低下をするものでございます。
 屋上緑化、壁面緑化につきましては、特に学校において、先ほど申しましたとおり、環境学習の面で多く活用されているということを聞いています。また、校庭芝生化も含めて、みどりが多いということで、情緒面での効果を指摘する学校長さんが数多くいらっしゃいます。
◆河津利恵子 委員  教育効果という意味では、芝生も確かにそういえばそうだろうと思います。ただ、校庭を全面芝生化されているところは、やはり学校によっても差がありますし、そういった意味では、よく検証していっていただきたいなと。それと、余り育ちがよくないところについては、支援のあり方ということもぜひお考えをいただきたいと思います。
 それと、壁面についてなんですけれども、みどりのカーテンとポット式がありますけれども、両者のランニングコストの概算を教えてください。
◎庶務課長 ランニングコストでございますけれども、みどりのカーテンは、毎年取りつけと取り外しというものがございますので、大体平均で100万前後かかってございます。
 ポット式でございますけれども、これは据え置き式でございますので、各校大体30万から50万程度の維持経費がかかってございます。
◆河津利恵子 委員  そうすると、ポット式の場合のイニシャルコストのほうを聞いてもいいですか。
◎庶務課長 ポット式の場合、当然校舎の壁面に設置をするものでございますので、2,000万から3,000万ほどの経費がかかります。
◆河津利恵子 委員  みどりのカーテンのほうは、例えばゴーヤとかヘチマとかアサガオとか、実のなるものがどんどん成長していくという意味では、子どもたちも楽しみながら一生懸命育てるということをしているみたいです。
 ポット式のほうなんですが、なかなかこれ、植えている種類もあるでしょうし、それから専門家の方にちょっと聞いたところ、やはり校舎全体をポット式でエコスクール化しようと思うと、あの程度ではだめだというふうなことも伺いました。要するにもっとお金をかけてやらないと、効果は、中途半端なものではだめだというふうなことも聞いています。ぜひ各校の取り組みを、これから外部監査で評価が出てきますけれども、そこを待って、植えているものだとか、やり方だとかというものをもう少しその学校に合ったものに切りかえていったり、あるいは違うものにしていくとかというような判断とか決断も必要ではないかと思いますが、いかがでしょう。
◎庶務課長 委員ご指摘のとおりでございます。そのようなことも十分留意しながら、今後のあり方を検討してまいります。
◆河津利恵子 委員  それから、学校建設の場合の総工費なんですが、今回、天沼小学校が初の統合校ということで、この前、落成式がありました。子どもたちがああいうすばらしい施設で6年間学ぶということの効果というのは、人生において、ちょっと大げさな言い方をすれば、本当に影響力のあるものだと思います。ただ、例えば荻窪小学校に世田谷区の職員の方もおいでになったらしいんですが、やはりぜいを尽くしているというか、相当なグレードというふうに感じたとおっしゃっていました。
 大体、校舎の場所だとか、工法だとか面積にもよりますけれども、エコスクール化のことも含めて、公的な教育を提供する施設ということで、適正なグレードというんですかね、ぜいを尽くせば尽くすほどいいに決まっていますけれども、従来の校舎で学ぶ子たちとの格差というのもすごく大きいと思いますので、適正なグレード、校舎のあり方というのもぜひ一度お考えをいただけたらと思いますが、いかがでしょう。
◎営繕課長 この10年間、校舎建築につきましては、いろいろな形をつくってまいりました。特に最近の学校につきましては、昔の片側廊下という形態から、オープンルームだとか、教科教室型の学校づくりで大分平面計画が変わってございます。今お話がございました荻窪小学校から松溪中、高井戸小学校、方南小と随時建設してまいりましたけれども、平米単価的にはそれほど変化なくて、25万から30万ぐらいの標準でつくってございます。
 それから、華美な設計につきましては、その設計の趣旨だとか合理性、妥当性について、審査会がございまして、その中で審査を受けて、一応クリアしながら、チェック機能が働いて設計を進めてございます。今後とも、学校に求められる機能だとか区民利用、防災拠点の重要な施設でございますから、建設経費の適正化に重点を置きまして設計を進めてまいりたいと存じます。
◆河津利恵子 委員  それでは、質問を変えます。
 発達障害児への支援、充実、それから専門家チームの体制強化ということで、どのようにこれまでの体制を充実させるのか。そして、この中に医師も含まれているようですが、常時いらっしゃるのかどうか、伺います。
◎済美教育センター副所長 体制強化の側面につきましては、まず1点目に、組織改正が行われて、従前の特別支援の担当係、教育相談の担当係、そしていじめ等に対応する係を、学校支援の機能を総合的にマネジメントする教育支援課というものをつくるということが1点でございます。もう1点は、心理士等、専門性の高い人的配置を実現したというところ。3点目としましては、中心的な機能を担う特別支援教育の担当係の機能をもう一度見直して再構築をしたというところがございます。
 また、専門家チームの医師につきましては、専門家チームそのものが常設ではございませんので、専門家チームが巡回時に報償費で対応させていただくというような形でございます。
◆河津利恵子 委員  巡回の仕方などは、学校の要請を受けてですか。それとも、基本的には全学校というふうになりますか。
◎済美教育センター副所長 学校からのご要請も受けたいと存じますが、私ども、先ほどの特別支援教育の機能の見直しの部分で、日常的に学校を巡回できるようなチームを設置しております。そのチームからの要請を受ける形でも専門家チームの派遣を行ってまいりたいというふうに思っております。
◆河津利恵子 委員  わかりました。専門家のアドバイスというのは非常に学校サイドでも求めていますので、さらに充実させていただきたいと思います。
 それから、通常学級への介助員ですけれども、制度開始以来少しずつ増員されてきて、本当に評価に値すると思います。他の自治体ではなかなかこういうふうな介助員をつけているところ、まだまだ少ないですし、数も少ないです。介助員の現在の数と、それからニーズにこたえられているのか、それから配置など事務局的なことは教育センターで行っているのか、伺います。
◎済美教育センター副所長 介助員の数でございますけれども、平成22年度の実績で、通常学級は14名、支援級につきましては30名、そして支援学校、済美養護学校につきましては2名の介助員を配置しております。
 こちらがニーズにこたえられているかどうかというところでございますけれども、介助を要する子どもをどのような形で私どもが見取っていくのかというようなところもあるんですけれども、基本的には、肢体不自由の子どもたちにつけていくということと、それから発達障害の子どもたちの安全確保のためにつけていくというような考え方を持っておりますので、現時点では充足されているというふうに考えておりますけれども、今後よく検証していく必要があるというふうに考えております。
 なお、配置につきましては、済美教育センターで事務を行っているところでございます。
◆河津利恵子 委員  今、通常学級のほうだけ伺っています。いいんですけれども、おっしゃったように、本来の基本的な、もとの出だしは、肢体不自由児の、日常的にずっとついていらっしゃる保護者への負担軽減ということで始まりました。こういったケースは、今は何人ぐらいいらっしゃいますか。
◎済美教育センター副所長 現在、肢体不自由で介助がつくケースについては、7名でございます。小学校6名と中学校1名という形になっております。
◆河津利恵子 委員  こういったお子さんの場合は、年間何日くらい配置されていますか。
◎済美教育センター副所長 こちらは原則的に通年で大体200日程度ということでつけております。
◆河津利恵子 委員  通年で200日というと、かなりな日数入っている。これはお一人につきですか。
◎済美教育センター副所長 学校によっては、複数名の子どもが肢体不自由で介助を要するというような学校もございますので、そういうような学校については1名の配置という形になっております。
◆河津利恵子 委員  従来は本当に人が少なくて、1人の人が何校も、2週間ずつ転々としているというような状況だったので、そこのところがちょっと今の議論ではよくわからなかったんですが、私は、本来的なところというのは以前に比べると薄くなっている感じがするので、保護者のご意見なども伺って、日数足りているのかどうかというのは1度検証しておいてください。
 それで、引き継ぎなんですけれども、この引き継ぎするメンバーの中には、資料をいただきましたけれども、保護者が入っていませんよね。ぜひ事前に──ぽんと何日から介助さん来ますと言われて、その日に、きょうからつきます介助員の何とかですというふうな引き合わせ方なんです。ぜひ、うちの子どもはこうです、家の状態と学校の状態と違うお子さんも随分いますので、そういった簡単なやりとりでいいんですが、保護者も連絡をしていただきたいんですけれども、いかがか。
◎済美教育センター副所長 介助員の勤務日数も限られておりまして、なかなか情報の共有というところが難しいんですけれども、学校と保護者は常に情報を交換しておりますので、学校を通じた形で保護者の方に情報を提供するということは可能になってくるというふうに思います。また、ケースによっては、支援会議というものを開きまして、済美教育センターも含めた形で、介助の配置について検討するというような会議体も持っているところでございます。
◆河津利恵子 委員  きめ細かく、密に連絡というか、状況をお互いに共有化するということをしていただきたいと思います。
 それと、交流学習あるいは移動教室への参加です。移動教室のほうを重点に聞きたいんですが、各学校ごとに、ここ二、三年ですかね、交流学習は学校のレベルで比較的、通常の子との交流はされているみたいですけれども、移動教室になかなか参加をさせる余裕がないんですね。力はある子はいるのに、体制が整わないためにそこまでの調整ができずに、移動教室には出せないというお子さんが結構います。そういった状況を把握していらっしゃいますか。
◎済美教育センター副所長 通常級の移動教室に支援級の子どもたちが同行するということでございますか。──そのケースについては、私どもも温度差があるということは若干認知しておりますけれども、実数はちょっと把握しておりません。
◆河津利恵子 委員  各学校によって違うと思いますが、ボーダーすれすれ、と言うと変ですけれども、そういった力があるお子さんが、5年生、6年生で最終の段階で、通常の子たちと介助の人もいて、行けるかどうかというのは、すごく楽しみにしていることなんです、親も子どもも。そういった子がいて、行けるかもと思っているのに、議論にもならない状況で、つまり日常のことに非常に追われていて、そこまでの対応ができないんですね。人的な配置が必要とあれば、そんなに多くはないと思いますけれども、ぜひお考えをいただきたいし、どのような子だったら行けるのかという、ある程度の基準というのかな、考え方は整理していただければいいなと思います。
 それと、センターの相談機能ですけれども、相談に行きたいのにという方もいらっしゃいまして、まだまだ周知、PRが少ないと思いますけれども、今後の対応を聞いて、終わりにします。
◎済美教育センター副所長 現在、済美教育センターでは、発達障害児等への理解を促すために、「手をつなご」というリーフレットを作成しております。これもますます充実していくとともに、先ほどもご説明申し上げました組織改正が次年度行われますので、済美教育センターの機能の説明とともに、ご理解を深めていただけるような周知、広報に努めてまいりたいというふうに考えております。
○今井讓 委員長  太田委員、質問項目をお願いいたします。
◆太田哲二 委員  予算関連法案、生徒数の予想、学校選択制、外国人の子ども。
 まず、予算関連法案が不成立の場合、杉並区にどう影響があるかということは既に2回聞いたんですけれども、教育行政関係でもひょっとして影響があるのかしらなあという気がするんですけれども。予算関連法案の中に義務教育標準法改正案というのがあって、ああでもない、こうでもないという解説が載っているんですけれども、それが不成立だと、何か杉並区に影響があるのかなということが1つと、税金関係で、関税の改正が不成立だと輸入のチーズが値上がりするとか、何とかが値上がりするとか、そんなようなことが言われているんですけれども、その程度では学校給食の材料購入で給食費が値上げの影響に至るとか、そういうことでもあるのかなとか、私が気づかないもろもろの影響が何か発生するのかなと。もちろん、公債特例法案が不成立だなんということになったら、そんなもん、めちゃくちゃな話で、何もできへんというぐらいな大騒ぎになっちゃうから、それはさておいて、今言ったようなことの影響というのはあるのかないのか。
◎教育人事企画課長 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案についてでございますが、35人以下学級の推進と、市町村が地域や学校の実情に応じて柔軟に学級を編制できるような仕組みを構築する、この2点でございまして、23年4月から施行予定の35人以下学級につきましては、法案が成立しなくても、杉並区においては、区費の教員を30人程度学級ということで充てておりますので、一切、何ら影響はございません。
◎学務課長 学校給食の関係でございますけれども、確かに昨今、野菜が高騰したり、油とか小麦粉とかそういうのが、海外の事情もあって値上がりの懸念があるということがございますけれども、学校給食は1年を通して給食会計の収支をとっていくというものでございますので、今のところ、今後何か危険水域に入るとか、そういうことは考えておりませんし、ただ、内容については、今後も十分注視していきたいと思っておるところでございます。
◆太田哲二 委員  それから次は、学校選択制で、かれこれ何年になりますかね。私は基本的に、人間がつくった道具であるとか制度というのは絶対一長一短があるものだというふうに思っているんです。だから、学校選択制も最初から一長一短あるだろうな、何年か推移を見て、そのときにゆっくり検証して、正すべきは正す、よいということであればそれでいいじゃないかぐらいな感じを持っているんですけれども、何年かたって、どんな議論というのか、教育委員会として、これはいいとか悪いとか、いや、これはちょっと弊害もちらちらあるなとか、いやいや、結構うまくいっているんじゃないのというか、そういったような議論というか、別に結論が出ているわけでもないと思うんだけど、少なくともそんなような議論というか、そういうことがなされているのではなかろうかなという感じがするんですよね。別段、結論をどうのこうのという話じゃないんですけれども、そんなようなことで、何ぼか、少なくとも雑談程度というか、そんなようなことで検証がなされているのやら、いないのやら、どんなようなことが語られているのかなということがお示しできれば教えてください。
◎学務課長 学校希望制度につきましては、教育委員会内部においてもさまざまな議論、検討が行われているところでございまして、その1つを挙げますと、例えば学校適正配置、小中一貫教育などとの総合的な検討が必要であるとか、もしくは保護者等の意見を集約する必要があるんじゃないかとか、そういった点については共通の認識を持っているところでございます。
◆太田哲二 委員  それから、生徒数の増減の話なんですけれども、この前の国勢調査のデータですと、結構杉並区も人口が増えているなと。あるいは保育園絡みの話で、幼児を持っている父兄が転入するケースも間々見られるなとか、こういう経済情勢ですから、私立の小学校、中学校へ行く人がぼんと増えるということもあんまり考えにくいなとかいうようなことで、区立の小中学校の生徒数というのは、何となく大前提ですと、少子化だというので、そのうちだんだん減っていくのかなという気分もするし、いやいや、案外そうでもないのかなと。的確な数字のデータを持ち合わせてないので、どんな感じで区立の小学校、中学校の生徒数が今後推移するんだろうかという、将来のこういう予測というのは外れることが結構あるんですけれども、現在どんなような感触でいらっしゃるのかなと。
◎学務課長 私どもとしては、今後5年間の小中学校の児童生徒数の増加予測を立てているところでございますが、小学校では現在約1万7,900名ぐらいが、およそ5年後ぐらいには1万9,000人ぐらいの人数に、中学校では今現在約6,000人ぐらいですが、これが6,300人ぐらい、いずれについても微増傾向であるというふうに考えております。ただ、全体の大きなスパンで見ますと、将来的な予測としては、いずれにしても減少傾向にあるのかなというところは変わらないというふうに考えているところでございます。
◆太田哲二 委員  そこがよくわからないんだよね。大きな傾向は減少傾向だけど増えるというと、何なんだろうなということで、そこが悩んでいるところなんですわ。その理由が何なんだろうなとか、大きな傾向では減少だけど、かくかくしかじかで増加もあり得ると。そのかくかくしかじかのところがよくわからないんですね。
◎学校適正配置担当課長 地元の説明会等でいろいろ今後の人口動態ですとかお話ししている関係でお答えさせていただきますけれども、今の子どもが若干増加傾向とありますのは、昭和46年から49年ぐらいにお生まれになりました団塊ジュニアと言われる世代の方々がかなり出生数を押し上げているという状況のため、増えているものと考えてございます。現に、19年ぐらいから杉並区でも出生数、大体、35歳以上の方が30%を超えて、21年度などは3分の1の方が35歳以上の女性の方が出生しているという状況でございます。こちらがあと5年ぐらいしまして40歳以降になりますと、また子どもの数が減少傾向になるということで考えてございますので、そういったスパンであれば、今最後の第3次ベビーブームの関係で若干増えているところがまた減少していくというふうに推計してございます。こちらは、国ですとかそういった、今現在20歳、成人過ぎた人の人口動態を考えますと、おのずと子どもは減っていくというふうに考えているところでございます。
◆太田哲二 委員  最後は、外国人の子どもの話で、本会議でもお聞きしましたし、この委員会でも他の委員からの質疑応答があって、大体はわかっているんですけれども、再確認の意味で、外国から子どもを連れて日本へ来たと。そういう場合、仮に区立の小学校、中学校というような相談があった場合、相談だけじゃなくて、入学してきたという場合、的確に対応ができるのかということですね。何とか語の場合は大丈夫だとか、何とか語と何とか語ぐらいなら大丈夫だけど、それ以外はちょっと難しいなとか、そんなようなことを再確認の意味で教えてください。
◎済美教育センター統括指導主事 日本語がわからない状態で帰国したお子さん、外国からお戻りになられた外国人のお子さんにつきましては、済美教育センターの中にございます担当課のほうが対応してございます。さまざまな言葉を持ちながら来る子が多いです。その中で、基本、日本語を教えることになっていますので、職員のほうがわからないながらも誠意を持って対応しているところが実情でございます。
◆太田哲二 委員  年間というか、現在というか、何人ぐらいの対応状況があるものなんですか。
◎済美教育センター統括指導主事 1月末現在で、24人のお子様に対応してございます。
◆太田哲二 委員  以上です。
○今井讓 委員長  小川委員、質問項目をお知らせください。
◆小川宗次郎 委員  区営住宅、都営住宅の高齢化について、まちづくり、国、都との連携について、代表質問のときのJR駅整備に関連して、スポーツ表彰について、学校給食について、道路名称について、学校運営支援事業について、書き初め展について。
 最後ですのでお願いします。時間をちょっと多くもらっているので、頑張っていきたいと思います。
 まず、区営住宅や都営住宅の高齢化について質問をしていきたいと思います。
 新宿区の都営住宅の戸山住宅団地では、住民の半数の方々が高齢者であるということであります。そして自治会役員の高齢化が進んでおりますので、なり手がなかなかいないということを聞いたことがございます。区内の区営住宅や都営住宅の高齢化の状況について、まずお聞きをしたいと思います。
◎住宅課長 区内の区営住宅の高齢化の現状でございますが、平成23年1月1日現在のデータで、区営住宅の入居者全体に占める65歳以上の入居者の割合は36%となっております。
 区内の都営住宅につきましては、都において各市町村ごとに高齢化率というのを把握してございませんので、ご提示はできないんですが、都内全体の都営住宅で申し上げれば、世帯主の高齢化率というのは58%となっていると聞いております。
◆小川宗次郎 委員  相当高齢化が進んでいるということが数字でもあらわれているかと思います。
 団地の高齢化が進むと、今でもさまざまなところで工事を拝見いたしまして、いわゆるバリアフリーやエレベーター設置の工事が近くの区営住宅でも行われておりますので、多分そういった工事かと思います。こういったエレベーターの設置が必要になってくると思っておりますが、現在どのような状況になっているのか、確認を込めてお聞きをしておきたいと思います。
◎住宅課長 まず、高齢者住宅みどりの里は、15団地すべてエレベーターを設置してございます。区営住宅につきましては、現在31団地で、棟数でいいますと62棟ございます。そのうち、エレベーター設置可能な棟が18棟でありまして、今年度末までに14棟に設置いたします。設置率については、約80%という進捗状況になっております。
◆小川宗次郎 委員  今お聞きすると、エレベーターの設置が相当進んでいるというふうに確認をしたいと思うんですけれども、それでよろしいですかね。
◎住宅課長 エレベーターがつけられる棟については、約80%設置しております。
◆小川宗次郎 委員  また、区営住宅や都営住宅に認知症高齢者グループホームが併設してある団地、住宅があると聞いておりますけれども、どういったところに設置されているのか、お聞きをしたいと思います。
◎住宅課長 区営住宅では1団地、これは平成18年に建設いたしました本天沼二丁目第三アパート、こちらにグループホームが併設されております。
 区内の都営住宅では、こちらも1団地、平成14年度に建設いたしました都営の高井戸西アパートに併設されております。
◆小川宗次郎 委員  1団地、1団地ということですよね。
 そして、最近、グループホームのそういったところで入所者の重度化が進んでいるということであります。グループホームは、まさしく本来の目的であります、持てる能力を活用して、少人数で共同生活を送ることができないという入居者も増えているとお聞きをいたしております。区が整備いたしましたグループホームで、入居者が重度化して運営に支障がある施設があるのか。そしてまた、あるのであれば、どのような状況になっているのか、お聞きをしたいと思います。
◎高齢者施策課長 認知症高齢者グループホームでは、一般的に入居者の入居期間が長くなると要介護度が重くなって、重度化が進行するということが言われておりまして、なかなか、ご指摘のとおりグループホーム本来の共同生活が困難になっているというケースもあると聞いてございます。都営住宅に併設しているグループホーム、先ほどご紹介がありました14年度に設置したところでも入居者の重度化が進行しておりまして、定員9人のうち半分ぐらいの方が要介護5になっているということを聞いてございます。
 また、入浴設備が介助浴槽になっていないものですから、入居者を入浴させることが困難な状況、入居者の方も大変ですし、職員の方も重労働になっているというようなお話を聞いてございます。
◆小川宗次郎 委員  大変な状況になっているということがわかるわけでございます。そういった状況では、介護する職員の方々も大変かと思います。入居している区民の方もつらい思いをしているのではないかというふうに察するわけであります。ぜひ区としても、このような状況の改善に取り組んでいただきたいと要望をしておきたいと思います。
 この項の最後の質問に、こうした問題は、区営住宅やみどりの里などでも出てくるかと思います。区営住宅などの高齢化への対応の方向をお聞きして、この項の質問を終わりたいと思います。
◎住宅課長 区営住宅に引き続きエレベーターを計画的に設置するとともに、ソフト面では、保健福祉部と連携いたしまして、例えば今やっていることは、安心コールをお勧めしたりとかしております。
 それとあと、区営住宅には、区との調整役として連絡員という方が配置されておりますので、その方との情報交換を密にいたしまして、例えば入居者の異常に気がついたら区に連絡してもらうだとか、そして区のほうで適切に対応するなど、現場感覚を大切にして、高齢化施策について取り組んでいきたいと考えております。
◆小川宗次郎 委員  ぜひともよろしくお願いいたします。
 続きまして、国、都との連携についての質問をいたします。代表質問でも若干、JR駅整備ということで質問をさせていただきましたけれども、その中で、一応杉並区の中心と言われております荻窪駅周辺のまちづくりについてであります。
 現在、工事が着々と進んでおりますけれども、北口駅前広場の整備の現状と今後の課題についてお聞きをしておきます。
◎拠点整備担当課長 駅前広場工事の現状でございますけれども、現在、東京都と区で、3月末の完成を目指して順調に工事を進めているところでございます。
 あと、荻窪のまちづくりの課題でございますけれども、やはり質の高い住宅都市を目指す上では、荻窪の持っている潜在能力を生かしていないというところがございます。このことから、荻窪の持つ潜在能力を引き出すまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
◆小川宗次郎 委員  前区長の時代にも、荻窪駅前のいわゆる再整備について、さまざまな議論、構想があったかと思いますが、その議論、構想、その思い描いていたことがすべて具体化されたとは、率直な意見として思っていない方も多くいるものと察するわけであります。当時、駅前再整備に意欲を持っていた区民の方々も、先ほどと同じように、思い描いていたとおりにいかなかったと感じている方もいるかと思います。
 そしてまた、新たに田中区長のまちづくりに大きな期待をしている多くの区民もいるかとは思っております。こうした大きな期待にこたえ、まちづくりを進めるためには、単に区の力だけではなく、国、都との連携協力が不可欠であるものと考えますが、区のご見解をお聞きしておきます。
◎まちづくり担当部長 委員のご指摘のとおりだと考えております。地域はもとより、JR、それから地域の事業者、そして地権者等々の協力を得て進めていくことが大切だと思いますし、そのためには、まちづくりの多様なノウハウ、また広いつながりを持った、国、都との連携とか協力をいただくことが非常に大切だと考えています。
◆小川宗次郎 委員  そうです。そのようにしていただきたいと思います。
 この項の最後に、国や都との連携協力をどのように確保していくのか、地域の方々にも見えるような取り組みや姿勢を示すことが大切であろうかと思っている次第であります。具体的に考えていることがあれば、この機会にお聞きをしておきたいと思います。
◎職員課長 この施策を推進するために、次年度は、担当部長、課長を含む新たな専管組織を設置する予定でございます。その上で、この分野における知識ですとか経験、スキルを持つ職員として、区職員だけではなくて、国や都に対して、人事交流の一環として職員の派遣要請を行っているところでございます。
◆小川宗次郎 委員  そういった杉並区のまちづくりについて、今後さまざま期待されている方が多くいると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、教育のほうに行きたいと思います。
 スポーツ栄誉賞についてでございますが、平成17年に初めてスポーツ表彰についての質問をさせていただきまして、そういった総括の確認を込めてしていきたいと思っております。
 区は現在、スポーツ栄誉顕彰基準により表彰しております。この基準には、「顕彰の対象は、区民及び区内に所在する団体であって、全国、関東地区又は東京都の大会等において優勝し、若しくは入賞した者とする。」というような基準がございます。昨年の決算委員会でもこのスポーツ表彰について質問をいたしました。区内小中学校卒業生で、現在活躍しているいわゆるアスリート、スポーツ選手の表彰制度の提案をさせていただきました。その後どのように検討が進められているのか、お聞きをしたいと思います。
◎社会教育スポーツ課長 昨年の決特で委員のご指摘いただきまして、その後、校長会の役員の先生方にお伺いしまして、出身校の活躍は在校生にとって大きな教育的効果があるというふうに話を伺っております。その後、所管のほうで検討しておりますけれども、表彰基準というあたりをどのレベルに設けるかということが課題になっているところでございます。
◆小川宗次郎 委員  表彰基準は、先ほど申し上げましたとおり、区内在住者であるということでありますが、私は、区内在住者であるという必要はないと思っております、区内の小中学校出身者であれば。また、ある程度の大会、顕彰基準では都大会などと書いてありますけれども、こういった入賞の対象にすべき範囲がさまざまあろうかと思いますが、区の見解をお聞きしておきます。
◎社会教育スポーツ課長 現在、全国大会から都大会までの1位から3位というような基準もございますし、その範囲につきまして、いろいろな面からの検討、また審査会というのも設けておりますので、そこで個別の事情についての検討もしていく必要があるというふうに思っております。
◆小川宗次郎 委員  また、区外在住になりますと、情報とかなかなか入ってこないというのが現状かと思います。これも一昨年、平成19年、20年の甲子園のときもなかなか情報が入ってこなかったということで、表彰が遅れていると聞いております。こういった情報収集の制度の構築が重要であることも前回指摘しましたが、その点について何かありましたらお聞きしておきたいと思います。
◎社会教育スポーツ課長 現在、スポーツ栄誉賞の関係の情報収集でございますけれども、スポーツの関係団体、また区内の専修学校も含めまして、すべての学校、公立、私立含めて170団体ほどから情報を集めるとともに、区報等での情報収集もしておりますので、かなり広範囲での情報収集が行われているというふうに考えております。
◆小川宗次郎 委員  かなり行っているといっても、やってないと言う方も多くいらっしゃいます。そういったことで、ほかにも地域からの情報も必要かと私は思っています。地域からの情報源として、今いらっしゃいます青少年委員さんや、先ほど質問が出ましたけれども、体育指導員の方なども入れていただけると、確実な、迅速な情報が入りやすいと私は考えておりますけれども、ご見解をお聞きしたいと思います。
◎社会教育スポーツ課長 委員ご提案のとおり、青少年委員、体育指導員、確かに地域の情報を多く持っておりますので、ご意見として承りたいというふうに思っております。
◆小川宗次郎 委員  どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、学校給食についてお伺いいたします。
 学校給食の天候不順対策について、さきの代表質問でも行いましたが、改めてお聞きをしたいと思います。
 ご存じのとおり、昨年は猛暑により野菜価格の高騰が数カ月続き、家庭や外食産業に大きな影響を及ぼしました。今でもさまざまな影響により価格が安定していない状況でありますが、昨年夏から現在までの食材価格の動向の認識がありましたら、お聞きをしたいと思います。
◎学務課長 昨年の猛暑の影響を受けて高騰したホウレンソウなどの葉物野菜もございますが、現在はほぼ例年並みの価格で推移しているというふうに思っております。また、ジャガイモとかタマネギ等につきましては、例年に比べまして若干高値になっている。一方で、学校給食で主食としていますお米ですが、お米については、逆に値段が下がっているという状況でございます。
 したがいまして、今後、給食会計につきましては、1年を通してその収支の調整を図っていくことが必要でございますので、さまざまな工夫をしながら、バランスのとれた収支に努めていきたいというふうに考えております。
◆小川宗次郎 委員  現在の学校給食の食材は区内業者優先という考え方は変わってないんですよね。
◎学務課長 学校給食食材につきましては、より安く、品質のよい食材の購入と区内産業の振興を図る点から、区内業者優先という方針は変わっておりません。
◆小川宗次郎 委員  学校給食の食材、区内の活性化の役割を担っていることもずっと指摘をしております。野菜価格の高騰により、区内業者が価格を抑えて納入することも想定されます。そういうことがないよう対策を打つべきものと考えます。
 そして、時間もあれですので、高騰により、学校給食食材には少なからず、先ほど指摘しましたように影響が出ているとの現場の声を多く聞きます。給食は保護者負担で、私費会計となっておりますが、価格の高騰が続くと、献立など工夫して質を落とさないよう努力をされております。しかし、工夫も限界に来ることも将来想定されます。そうしたことからも、学校給食食材購入に対策を講じる必要があるかと考えます。
 まず、私費会計に区の予算をつけることは可能なのか。可能じゃないということはわかりますけれども、確認のため、質問をしておきます。
◎学務課長 学校給食法では、食材料費について保護者負担ということになってございますので、私費会計である給食会計に区の予算を投入することは難しいかなというふうに考えております。
◆小川宗次郎 委員  そうですね。私費会計ですので、それはわかります。じゃ、可能でないということであれば、例えば野菜価格の高騰により、先ほど申し上げましたように、将来もっと高騰することが想定されますので、現物支給、いわゆるお米などを補助することを対策として講じることができるものと考えますが、区の見解をお聞きしておきます。
◎学務課長 今後の食材料等につきましては、その状況を十分注視し、給食会計に過大な負担がかからないように、必要な支援を迅速に行っていきたいというふうに考えております。
◆小川宗次郎 委員  多く時間をもらったので、時間があったので、道路名称について質問をしていきたいと思います。
 平成11年に最初に質問をいたしました。その後何回か質問をさせていただいて、きょう予定じゃなかったんですけれども、時間がありますので、質問させていただきたいと思います。
 改めて確認を込めて質問いたしますが、区道の愛称、通称名、いわゆるニックネームについて、これまで検討されてきた内容及び現在の状況をお聞きいたします。
◎土木管理課長 これまでの検討の内容ですが、関係課で構成される検討会で検討してまいりました。愛称名を設定する基準としまして、既に広く区民に親しまれている路線で、おおむね6メーター程度で、延長500メートル以上の道路、このようなところを抽出しまして、鎌倉街道、神明通り等10路線ほどを抽出した段階でございます。
◆小川宗次郎 委員  地域で呼ばれている通り名を区で認知し、地域に具体的な支援をするべきと考えますが、見解をお伺いしておきます。
◎土木管理課長 道路の愛称ですけれども、歴史や伝統が感じられる名称につきましては、地域への愛着を醸成させる上で意義あるものと考えております。一方で、区民の合意形成等が課題になるものと考えております。
◆小川宗次郎 委員  すみません、区の具体的な支援をするべきと考えるのか、ご見解をお聞きしております。
◎土木担当部長 今後、住民と盛り上がるような形でやって、それで、単なるニックネームというよりも、景観とか観光とかまちづくりに役立つような形で、具体的にもうちょっと地元とよく話しながら、具体的な、実効性のある方策を今後も引き続き考えていきたいというふうに考えてございます。
◆小川宗次郎 委員  ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
 最後に、書き初め展について質問いたします。
 毎年1月下旬に小学校書き初め展が、これは小学校校長会の主催で行われているかと思います。まず確認のため、これは分区ごとに開催されておりますけれども、その認識でよろしいでしょうか。
◎済美教育センター副所長 校長会と教育委員会との共催で、分区ごとではなくて、小学校全体で実施をしております。
◆小川宗次郎 委員  開催場所は、さまざま決める方法はあるかと思いますけれども、私は、交通のことも考慮に入れていただきたいなと思っています。これは地域からの声もあります。多くの区民にもああいった書き初め展を見ていただくことが、出品に選ばれた児童にとってはいい結果を生むのではないかと考えております。教育委員会として、区の交通の便がいい場所での開催を要望していただきたいのですが、区の見解を求めておきます。
◎済美教育センター副所長 現在は会場持ち回りでそれぞれの学校で行っておりますけれども、今委員からご指摘いただいたことも含めまして、総合的に検討してまいりたいと思います。
◆小川宗次郎 委員  ぜひともよろしくお願いいたします。
 時間があるので、最後にもう1点、小学校音楽発表会も毎年開催されております。音楽会は音楽関係者のみの入場でありますが、こちらのほうも多くの区民に聞いていただくことが小学生にいいかと思いますけれども、最後に見解を伺って、終わります。
◎済美教育センター副所長 このような連合行事については、子どもたちが学習の成果を発表し合って子どもが共に学ぶということ、それと、その成果を教員も共有しながら教員が共に学ぶ、そして、学校教育の内容について区民の方々に知っていただくという非常に貴重な機会でございますので、私どもも非常に力を入れて、これから先も進めてまいりたいというふうに考えております。
○今井讓 委員長  以上で新しい杉並の質疑は終了いたしました。
 防災課長から発言の申し出がありますので、これを受けます。
◎防災課長 ただいまの地震なんですけれども、宮城県沖、三陸沖でマグニチュード7.2ということで、宮城県北部では震度5弱を観測してございます。東京23区におきましては震度3という情報ですけれども、杉並区の震度計では震度2という状況で、ただいま津波注意報が出ているといったことです。
 今の状況については以上のとおりでございます。
○今井讓 委員長  ここで午後1時まで休憩いたします。
                         (午前11時56分 休憩)
                         (午後 1時    開議)
○今井讓 委員長  休憩前に引き続き委員会を開きます。
 杉並区議会公明党の質疑に入ります。
 それでは、北委員、質問項目をお知らせください。
◆北明範 委員  耐震化事業、公園の高齢者の健康遊具、公共交通、自転車対策、そして住宅について。資料は、資料No.144、378、146、そして耐震化のほうは、マンション、木造以外の耐震化事業の案内を使います。
 まず、耐震化事業についてお伺いをいたします。
 その前に、ニュージーランド大地震で犠牲になられました方々に対しまして、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 さっきも地震がございました。基本的に、ちょっとお伺いしたいのが、新耐震設計基準が昭和56年6月から施行されましたけれども、56年5月以前の建築に対しての助成ということになっているんですけれども、旧の耐震の確認申請を受けた建物で、6月以降に建った建物は対象になるのかどうなのか。
◎建築課長 これは対象になります。
◆北明範 委員  旧耐震のあれで確認申請を受けたということですよね。
 今まで、木造住宅の耐震化につきましてはさまざま質問をしてまいりました。いろいろ改革も今ずっと進められておると思います。4月から新しくなりますけれども、進捗状況を教えてください。
◎建築課長 区民の精密診断等の選択肢を広げるために、区に登録される木造精密診断士が、従来9名ほどいらっしゃいましたけれども、これを倍増するということで、新たに4月に向けて登録してやっていくということで、精密診断士が倍増以上されるということになろうかと思います。
◆北明範 委員  倍増で、9名以外の方々にも今までずっとアプローチをしていらっしゃったかと思うんですけれども、どんな感じですか。
◎建築課長 せんだって、この方たちに講習会兼説明会を開かせていただきましたけれども、東京都で試験を受けて登録されている方々に案内を送りまして、区に登録して、区の精密診断もやっていただけないかということで参集を募ったところ、ほとんどの方が参加されるというような形でございました。
◆北明範 委員  では、最終的には何人ぐらいになりそうですか。
◎建築課長 名簿上、12社18名いらっしゃるんですが、これに9名足すと単純に27名になりますけれども、ほとんどこれに近い数字になるんじゃないかなというふうには考えています。
◆北明範 委員  倍増よりももっとたくさんになったということで、簡易診断から精密診断まで時間もかなり短縮されるかなというふうに思うんですけれども、大体どれぐらいの時間で出てくるのか。
◎建築課長 簡易診断につきましては、平成20年度で平均で25日ほどあったものが、21年度、平均で22日に短縮されてございます。現在は、さらにお願いしておりますので、統計はとってございませんが、さらに短縮されているものと考えてございます。精密診断のほうは、20年度で平均74日でございましたけれども、21年度で61日、約2カ月に短縮されてございます。
◆北明範 委員  では、もっと短縮されるということだと思いますね。
 前もちょっとお聞かせいただきましたけれども、2通りの方向性がありますよね。役所のほうの従来のやり方と、新しいやり方とありますけれども、区民の方が杉並区役所に耐震化をしたいというふうに連絡が入ったら、どのように振っていくのか。
◎建築課長 これはまだ正確に詰め切ってはいないんですが、事務局でそれぞれ、あいている状況を見ながらこれまで配分してきたんですが、今後もバランスよくやることになろうかと思います。ただ、特定ということで、メーカー系の方も今度精密診断できるようになりましたので、こういった方々については、自分のところで営業努力をされるのかなというふうにも思ってございます。
◆北明範 委員  連絡が入って、メーカー系もあれば、杉並区の従来のやり方もあると。その名簿等も区民の方に見せて、お好きなようにやってくださいというふうにするのかどうか。
◎建築課長 今、ちょっとそこまで検討しているわけではございませんが、区民の方は、何よりも、これはアンケート調査等で明らかになっておりますが、精密診断、耐震等は、見えない構造を強化するものであるとか、難しい構造計算をするものであるということで、信頼性に対する不安が非常に強くある。区は、これを安心していただけるような形でチェックしながら、登録していただいた方にやっていただくという形をとってございます。
◆北明範 委員  今、杉並区は、既存の不適格住宅もオーケー、Iw値1.0以上いかなくてもいいということで、すごくすばらしいなというふうに思っているんですが、国とか都からの補助金が出ているんですけれども、その辺は国や都からは何も言ってこないのか、自治体にお任せしているという状況なのか。
◎建築課長 国から来る補助金が2通りございまして、交付金の形で来るものについては、これは杉並だけではございませんけれども、ある程度自由度がきくということで、完全に1.0以上超さないと補助金を出さないとか、そういった性格のものではないので、そういったものも活用し、それからもう1つ、建築安全事業補助金というのがございますが、これはかなり基準が厳しいものになってございますが、国のほうあるいは都のほうも、耐震が進まないということも非常に課題としてございまして、基準を緩めようとしてございます。
◆北明範 委員  そうしましたら、国のほうで建築物耐震化緊急支援事業、平成22年度補正予算で、ことしは3月までということで決まりましたけれども、これはどういうものか。
◎建築課長 これは耐震が進まないということで、国のほうで、制度がある自治体、ない自治体を問わず、耐震化をするものについて30万円出しましょうということになってございます。
◆北明範 委員  これ、杉並区で利用しておりますか。
◎建築課長 各区とも少しためらいというか、ちゅうちょしていたところはございます。杉並区においてはこれを上乗せで使えるようにしてございますけれども、使える期間が非常に短いものですから、実績としては今のところございません。
◆北明範 委員  3月31日までなので。
 従来の補助制度は、国が11.5%、地方が11.5%で、合計工事費の23%、これを補助すると。それにプラスして30万上乗せするということなんですけれども、現行の補助額を圧縮した上で、上乗せ補助活用ができないというふうに国のほうで言っております。
 例えば工事費が200万円の場合、工費を計算しますと73万円になるんです。Iw値が1.0未満の助成金は50万円ということで、余分に23万円もらえるのかということをちょっとお聞きしたいんです。
◎建築課長 この場合はもらえるような形にしてございます。
◆北明範 委員  あと、分譲マンションの耐震診断、これも200万円、所有者に直接ということで国のほうで補助金を出しております。これは、杉並区は整備されておりますが、未整備な市区町村に限るというふうになっているんですが、そのとおりですか。
◎建築課長 そのとおりでございます。
◆北明範 委員  じゃ、木造以外の耐震化について、次はお伺いしたいと思いますが、アドバイザー派遣を今実施しております。その結果耐震診断を行う必要が明らかになった建物は、簡易診断のための専門家グループを無料で派遣するというふうにありますけれども、この判断の基準は。
◎建築課長 これについては、アドバイザーのほうから結果報告書等を出してもらって、その報告書に基づいて判断してございます。
◆北明範 委員  いろんな結果報告書があると思うんですけれども、その中の部分を細かく教えてください。
◎建築課長 耐震診断等の簡易診断をしたほうがいいということになった場合には、簡易診断の申込書を送付するというような形でやってございます。
◆北明範 委員  簡易診断をしたほうがいいというのは、何をもっていいとなるのか。
◎建築課長 これは、対象建築物の図面と建築年代、そういったものを聞き取り調査しながら、対象に該当するというようなことを判断してございます。
◆北明範 委員  ということは、図面があって、昭和56年の5月以前に建てられた建物だったら、すべて簡易診断を受けられるということですか。
◎建築課長 基本的にはそういうことでございます。
◆北明範 委員  じゃ、その次の精密診断、耐震改修が必要だと判断される基準は。
◎建築課長 これは、簡易診断をやった結果、耐震性の数値が基準に満たないということで判断するものでございます。
◆北明範 委員  そうしましたら、資料の耐震化のこちら、これの6ページにあります緊急道路障害物除去路線として指定された道路沿道の建築物で、道路が例えば20メーターの場合、20メーターの半分、10メーターの高さ以上の建物が対象になるということなんですけれども、この図を見ますと、斜めに真ん中から斜線が入っておりまして、これはセットバックしている部分、例えば1メーターセットバックすると、そのラインにはかかりませんよね。セットバック云々関係なく、道路の幅員の半分以上の建物すべてということなのか。
◎建築課長 現実の場合には、セットバックまで細かく判断し切れませんので、高さで、その道路の半分まで超えているものということで判断することになろうかと思います。
◆北明範 委員  あと、区の補助制度では、この同じもので、耐震診断が3分の1まで、上限100万円まで出ます。改修費が2分の1まで、4,000万円を上限に補助が出るというふうになっております。杉並区では未整備で200万というのが使えないんですけれども、実際、これを使えれば、本当は200万その方々に出せる。100万円までしか出せないというと、ちょっと矛盾があるなというふうに思うんですけれども、いかがでしょう。
◎建築課長 先ほどお答えしましたのは、そういった制度が整ってないところについて出すということでございまして、杉並区は制度がございますので、4,000万も含めて、こういった部分が対象になり得るということでございます。
◆北明範 委員  制度が整っているがゆえに、100万までしか出ないわけですよ。制度が整っていなかったら、国から200万出るわけですよね。そこは矛盾があるなというふうに思っているわけでございます。
 次に、東京都で、今の議会でやっていると思いますが、緊急輸送道路の沿道の建築物に対しまして、精密診断費用を全額東京都で負担する、これが条例で決まろうというふうにしていると思いますけれども、この詳細を示してください。
◎建築課長 これは防災上非常に重要な緊急輸送道路の耐震化を図るものでございまして、緊急輸送道路の耐震化が進まないことから、重要なポイントとして、耐震診断について対象となる建物については義務化を図ろうと。そのかわりに診断費については全額都と国で補助しようというようなことがメーンになる制度かと考えてございます。
◆北明範 委員  杉並区内での緊急輸送道路というのはどこですか。
◎建築課長 最終的に、この条例の対象となる緊急輸送道路の指定が行われる予定でございますけれども、条例が成立して6月ぐらいまでに東京都から発表になるものでございます。現在、その前段の指定道路といいますか、それは青梅街道、甲州街道、環7、環8、井の頭通り、新青梅街道、この道路が対象で、その中から選ばれるものかと考えてございます。
◆北明範 委員  6月に決まるということで、これはすごい事業だと思うんですけれども、東京都と杉並区と連携を図って、早急に耐震診断をしていただくということが大事だと思うんですが、その辺、どのように考えておるのか。
◎建築課長 これは都の条例で、都で進める話でございますけれども、区も耐震化促進計画で、緊急輸送道路沿いの耐震化を図ることが重要だという杉並区の方針もございます。お互いの方針がそういった方向に向かっていますので、連携してやっていく、その点を今後強化してやっていくということになろうかと思います。
◆北明範 委員  よろしくお願いいたします。本当にどんどん進んでいくようにお願いしたいと思います。
 それで、進めていく上で問題点さまざまあると思うんですけれども、マンションのオーナーの方が、自分のマンションの耐震の強さが公に出るわけですから、それを嫌がるオーナーさんも中にはいると思うんですけれども、その辺どのようにアプローチをしていくのか。
◎建築課長 そのあたりが今一番議論されてございまして、義務化されて公表ということがどのくらいやられるのか、場合によっては、事務所とか大きな店舗等では営業妨害じゃないかというような話もございますけれども、高度の公共性、緊急性があるということで、実施していくことになろうかと思います。ただ、その公表については、相当程度指導した後で、それでも進まない場合に公表することになるのではないかなと思いますので、やらない、すぐ公表というふうにはならないかと思います。
◆北明範 委員  非常に難しい、デリケートな問題なので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、公園の高齢者の健康遊具につきましてお伺いしたいと思います。
 これは資料ナンバーが144番でございますが、ずらっと健康遊具、いっぱいやっているなという感じなんですが、内容が、背伸ばしベンチとか腹筋のベンチ、こういうものが非常に多いわけで、この中に、多くの利用者があることを巡回等で確認しておりますということで、どんな状況なんですか。
◎みどり公園課長 高齢者を含めて、ベンチでストレッチをされたり、ぶら下がることについては、そういった器具についての要望等は非常にいただいています。あそこの公園にあるこういうのを新たにつけてくれないかという要望は、実際に区民の方からいただいてございます。
◆北明範 委員  この中で、いろいろなお話が高齢者の方から入っていると思うんですけれども、どんな健康遊具が人気があるのか。
◎みどり公園課長 メーカーのほうに、実際にどういったものが需要があるかというふうに問い合わせたところ、どちらかというと、背伸ばしベンチのようなストレッチをする器具と、ぶら下がってストレッチをするもの、あと、上りおりしたりして、歩行形の踏み台のような昇降運動をするものについては、メーカーの規模もありますが、年間50基程度はメーカーのほうに出ているというふうに伺ってございます。
◆北明範 委員  そうですね。ベンチで背骨をウワーッと伸ばすものは余り利用しないなというふうに私は思っているんです。特に転倒防止、予防の観点からいきますと、やはり階段を上ったりおりたりという、そういう遊具なんかは非常に私はいいなというふうに思っているんですけれども、どうでしょう。
◎みどり公園課長 そういったものも十分需要があろうかなと思いますが、どうしても動きがありますので、場所等についてある程度広い場所を確保しないと、ほかの利用との競合も考えられますので、区内の、どちらかというと小さい公園ではなかなか設置が難しいかなと考えてございます。
◆北明範 委員  公園は子どもたちだけのものではなくて、区民皆様のものでありますので、散歩して、途中で公園に寄って、そういう健康増進運動ができるような高齢者の健康遊具というのは、ぜひどんどんつくっていただきたいなと思っておるんですが、今後の見通しをお聞かせください。
◎みどり公園課長 今後も、必要な場所については、適宜、改修、新設の際に設置を考えてまいりますし、今後もこういった需要が増えることを見通して、必要な場所には新たに設置を考えてまいりたいというふうに考えてございます。
◆北明範 委員  よろしくお願いいたします。
 次に、公共交通のあり方、自転車対策、レンタサイクルについてお伺いをしたいと思います。
 ひとり暮らしの高齢者の賃貸アパートの入居者数は約7,000名。そのうち、おふろなしのアパートに住んでいらっしゃる方は大体どれぐらいいらっしゃるか、把握していますか。
◎住宅課長 ひとり暮らし高齢者の賃貸入居者数というのは8,280名ほどで、ふろなしに入居している方の数というのは把握してございません。申しわけございません。
◆北明範 委員  なかなか難しいと思うんですけれども、結構……
◎区民生活部管理課長 ふろなしの入居者、住宅統計調査の平成20年度の結果なんですけれども、アパートの入居者云々という区別はわからないんですが、杉並区で自家ぶろ率が97.1%、そういうことになっております。
◆北明範 委員  ということは、2.9%がふろがないということですよね。どれぐらいの数なんですか。
◎区民生活部管理課長 25万2,300が自家ぶろ保有で、地域戸数が25万9,720ですから、約7,000戸ぐらいがふろのない戸数ということになります。
◆北明範 委員  銭湯の話は前回からもずっと出ていますが、銭湯の数って幾つありましたっけ。
◎区民生活部管理課長 今現在、30浴場でございます。
◆北明範 委員  全然少ないなというふうに思います。
 私の知り合いでも、松庵のほうからひとり暮らしの高齢者の方が30分かけておふろに通っているらしいんですよ。片道30分かかるんですよ。湯冷めして帰ってくる。そういう方もいるので、ちょっとどうなのというふうにずっと思っているんですが、そういう問題もあれば、あと、荻窪―西荻窪間の路線バスがなくなりました。他党の議員と一緒に、6カ月出してくださいということでお願いしまして、やってもらった経緯があったんですけれども、やっぱり赤字路線ということで廃止になりました。ちょうど南荻窪のあの辺に住んでいらっしゃる高齢者の方が、駅のほうに、病院になかなか行けないという問題もあります。
 銭湯に行けない、また病院に行けない、駅に行けない、こういう方々をぐるぐるぐるぐる回るような循環型のバスというか、土木部長、いかがでしょうか。
◎土木担当部長 これまでの検討委員会でも、そういう施設を回る公共交通というのはなかなか需要が少ないんじゃないかというようなことは、検討委員会の学識経験者からはちょっと言われております。
◆北明範 委員  おふろの需要はあると思いますので、検討をお願いしたいと思います。
 次に、自転車撤去についてお伺いします。資料の146。
 自転車撤去につきまして、平成17年から21年度まで出ておりますが、17年と21年を比較しますと、撤去件数が減っているところは、例えば荻窪駅南口、これは58%減ですね。あと、西荻窪、富士見ケ丘、八幡山というふうになっております。それ以外に増えているところは、高円寺とか、浜田山、明大前、この辺がぐっと撤去が増えているんですけれども、この辺のことをちょっとお聞かせください。
◎交通対策課長 これまでも自転車駐車場を整備して各駅に設置してまいりました。また、明大前につきましては、まだ適地がなくて駐車場がないということで、逆に置場というところで、そこに置けなくて放置というものが増えてきているのかと思います。高円寺につきましては、あれだけの繁華街ということで、人も多うございまして、なかなかつくった駐車場だけでは収容し切れないというふうな状況がございまして、そういったところから、駐車場が不足しているような状況がうかがえるというふうに考えてございます。
◆北明範 委員  それとあと収支が、平成17年と21年を比較しますと、撤去台数が全体では2万台減っております。しかし支出が1,500万増加しておりますが、この辺、説明してください。
◎交通対策課長 実際に撤去台数は減ってきておりますが、撤去している回数につきましては、これを減らすことで、放置がまた増えるということもございまして、緩めないという形でやっておりますので、基本的には費用は減らないというふうにご理解いただきたいと存じます。
◆北明範 委員  そこで、レンタサイクルというのが、昔、検討されたということもお伺いしておりますけれども、従来、観光地における行楽手段の1つとして自転車の貸し出しが行われてきました。近年では、都市部における交通渋滞や放置自転車の都市問題の解決策の1つとして、小回りがきいて環境にも優しい自転車を使用した、通勤通学や商用などに使われることを想定したレンタサイクル、いわゆる都市型サイクルが広まってきました。
 メリットは、1台の自転車を複数の人が利用できることから、放置自転車対策にもなります。また、放置自転車などを修理、再生して利用しているため、増え続ける放置自転車の緩和につながり、壊れたものを修理し、利用するため、ごみを減らすことにもつながっています。
 世田谷区で、また世田谷で恐縮なんですが、レンタサイクルを導入した平成6年から、放置台数が平成6年は約2万2,000台あったんですが、平成21年は1,400台と激減をしました。駐輪場が増えたという効果はあると思いますけれども、杉並区でも以前研究したということもあると思いますけれども、今後、取り組みというのはどうでしょうか。
◎交通対策課長 委員おっしゃるとおり、世田谷区ではレンタサイクルについて導入しています。それから、民間事業者でも始めたようなことは聞いてございます。杉並区でも過去に検討した経過がございまして、そういったところも踏まえまして、杉並区として放置自転車対策としてどういう方針で行くかということで、その際にまず、自転車駐車場の整備、そして撤去、啓発活動、この3本柱に基づいて進めていくということで、これまでも大きな成果を出してきております。
 レンタサイクルにつきましては、1つの方策ということで、私どもも今後研究とかしていく必要があるかと存じますが、これまでも成果を上げてきた、これまで私どもが取り組んできた方策につきましては、引き続き継続して取り組んでいきたいと考えております。
◆北明範 委員  ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 次に、住宅についてお伺いします。
 先ほども出ましたひとり暮らし高齢者の賃貸の入居者が8,280名で、区営住宅が190名、都営住宅が800名ということで、ひとり暮らしの賃貸の高齢者の方々の公営住宅に入っているパーセントというのは12%ということです。公共住宅を要望したいところですが、もっと増やしてくださいと言いたいところですが、財源問題もあると思います。
 今回、みどりの里が16カ所ですよね。これをケアつきみどりの里に変えていくということなんですが、これはいわゆる高優賃のことなんでしょうか。
◎住宅課長 現在、庁内で検討組織を設けて検討中でございますが、公営住宅から高優賃、補助金だとか一番メリットのあるやり方、その手法を検討してございます。
◆北明範 委員  今は15万8,000円以下の所得制限というか、そういう方々ということなんですけれども、今回新たになると、15万8,000円を超える方のみということで、低所得者の方々が住む家がどんどん公営住宅でなくなってくるという問題もあります。
 そこで、先日も出ましたけれども、応急一時で民間アパートを借り上げしているのが87室あるというふうにおっしゃっておりましたが、空き住宅、空きマンション、それとワンルームの賃貸マンションが結構今余っていますので、そういう民間のストックを活用するということが、最も早い近道だというふうに私は思います。
 そういった意味を含めまして、ぜひともマンションのオーナーさんにも協力してもらって、あきが出たら改修して、バリアフリーにして、緊急通報システムを導入して、そこに入居させます。それがどんどんあいて、どんどん入っていけば、最終的には1つの建物が高齢者住宅になるわけで、そこも、耐震化を含めまして何か杉並区のモデルというんですかね、そういうものをぜひつくっていただきたいなと思いますが、どうでしょう。
◎住宅課長 今、応急一時居室につきましては、立地条件だとかよりよいところの開拓を進めております。今、委員ご提案の内容につきましては、基本構想だとか都市計画マスタープランを検討する中で、いろいろ検討してみたいと考えております。
◆北明範 委員  じゃ最後に、今、杉並区でワンルームの賃貸アパートは大体7万とか8万とかかかります。今、非正規社員もどんどん増えまして、年収も下がっておる中で、なかなか杉並区に住めない。そういったことで、今シェアハウスというのが少しずつ広がっております。シェアハウスは、各居室に水回りがありませんので、イニシャルコストがぐっと下げられますので、家賃を低く設定できるので、今、4万円前後で出ているところもあります。青年層がいないと、災害のときにも若い方に活躍してもらわなければいけませんから、そういう方々に対して、シェアハウスの後押しというかな、そういうことが何かできないかなというふうに思っているんですけれども、どうでしょう。
◎住宅課長 今のご提案につきましても、検討課題とさせていただきます。
◆北明範 委員  お願いします。
○今井讓 委員長  大槻委員、質問項目をお願いいたします。
◆大槻城一 委員  浜田山駅緑化助成、高齢者住宅、自転車の安全対策、時間があれば学校図書館、資料は376、377、378、379、381及び382を使います。
 いよいよ永福町駅も3月23日にオープンすると伺っております。私も実家が和泉なもので、大変に喜ばしいなと思っております。私も今は浜田山駅を使わせていただいておりますが、久我山、富士見ケ丘も今やっております。高井戸はもともとやってある。今、浜田山駅のみが南口から駅舎への進入がない状況が続いております。踏切によっても遮断をされている。浜田山駅以外にも、こういうような状況にある駅舎が区内にはあるんでしょうか。
◎調整担当課長 南北に通りづらいというのは、上井草駅が跨線橋がございませんので、自由通路もございませんので、それは南北に通行できないという形でございます。
◆大槻城一 委員  このことについての杉並区の認識について、お伺いします。
◎拠点整備担当課長 委員ご指摘のとおり、南北の往来が難しくなっているというところで、駅利用者の利便性や安全確保のためには、南口を開設することが必要だと認識しております。
◆大槻城一 委員  東京都はいかがですか。
◎拠点整備担当課長 南口自体の開設については、交通事業者の責任ということになるかと思います。しかしながら、南口が開設されることになった場合については、東京都は財政的な補助金の支援をするという形になるかと思います。
◆大槻城一 委員  京王電鉄の認識はどうですか。
◎拠点整備担当課長 やはり区と同様に、駅利用者の利便性や安全性の確保のために、南口を開設することが大きな課題というふうに認識しており、区と連携していきたいというふうに考えております。
◆大槻城一 委員  今、京王線の立体化とか地下化とか、そういう大きなお話もある中、京王井の頭線のみがこの状況になっている。田中区長が掲げられる質の高い住宅都市杉並、安全性、利便性、快適性というところを見ますと、最もそこに即していない現状があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎拠点整備担当課長 南口の開設については、京王電鉄と調整を図りながら、土地の所有者と用地交渉を重ねてまいりましたけれども、なかなか条件面で話が折り合わないということで、残念ながら中断したような形になっております。しかしながら、今後も、京王電鉄とともに、地域住民と駅利用者の安全確保のために、バリアフリー化された浜田山南口の早期開設に向けた取り組みをしていきたいというふうに考えております。
◆大槻城一 委員  なかなか進んでないわけですよね。であるということは、ここで行政が京王電鉄さんや東京都さん、また地権者の方との間で、本当に汗をかいていただき、知恵を出していただき、ある意味、ここは杉並の残ったところですから、強い決意でやっていただきたいと思いますが、菊池副区長、いかがですか。
◎副区長(菊池) 今、課長のほうからご答弁したように、南口の開設につきましては、これまでも地主さん、京王電鉄等と話し合いをして、何とか南口を開設できないかということをお話ししてまいりましたけれども、なかなかうまくいかないのが実態でございます。今後も粘り強く南口開設に向けて努力していきたいというふうに思っております。
◆大槻城一 委員  続いて、緑化助成についてお伺いをいたします。
 接道部緑化助成の今年度の現在の実績はどんな感じでしょうか。
◎みどり公園課長 本年度は生け垣等を含めて37件で、2月15日現在で503メーターの助成をしているところでございます。
◆大槻城一 委員  屋上及び壁面緑化助成の実績は、今年度はいかがですか。
◎みどり公園課長 屋上については、今年度は7カ所、154.4平米と、壁面につきまして3カ所で55.4平米ということで、助成をしているところでございます。
◆大槻城一 委員  あと、生けがき道づくりモデル路線は、今年度はどんな感じですか。
◎みどり公園課長 現在2カ所で実際に申請をいただいて、作業を進めておりまして、これから3月中に支払いの事務に入る予定でございます。これについては約140メートルほどです。
◆大槻城一 委員  事業仕分けでも1つ話題になったテーマでございますけれども、現在、緑被率が、19年度、ちょっと古い数字ですけれども、21.84%だと資料でいただいております。これを30年度に23%にする、44年度に25%だということですが、そこら辺に対してのシミュレみたいなものが、事業仕分けでも指摘があったのかなと思いますが、この辺についての見識はいかがですか。
◎みどり公園課長 区内1%みどりを増やすには、約34ヘクタール以上の緑被地を確保していくということがどうしても課題になりますので、緑被率を上げていくというのは、非常に費用も時間もかかるものかなと考えてございます。長期的に杉並をみどり豊かで暮らしやすいまちにしていくという中で、その目標に向けて着実に事業を進めていきたいというふうに考えてございます。
◆大槻城一 委員  そうすると、なかなか進まないという現状がやっぱりあるんだなと思います。
 例えば、高級住宅地で有名な田園調布なんかは緑化計画等をかなり厳しくかけて、みどりをきちんとまちの中につくる、行政がリードしているわけですが、杉並区は、そういう方向性についてはいかがなんでしょうか。
◎みどり公園課長 杉並区でも、みどりの条例制定以来、緑化指導を、住宅の建て替え、新設も含め、開発についてもすべて、従前は平米数500平米以上というような形を300、200というふうに下げてきまして、現在では、そういったすべての建物建設、開発については緑化計画をお出しいただいています。その中で、敷地の規模等に合わせた緑化をお願いしているところでございますので、長期的には、それによってみどりを民有地についても確保していきたいというふうに考えてございます。
◆大槻城一 委員  新しい森が生まれるわけでもないので、住宅都市杉並としては、個人の住宅の皆さんと協働の精神でみどりを増やしていくのが現実的な対応だと考えております。
 一方で、緑化計画を出すということは、さまざまな縛りを区民の方に強いる側面があるわけですので、その反面、やっていただく方には、今までの助成額、私も一般質問等でもお話をさせていただきましたが、決して他区よりも多いわけではない現状だと思います。そこら辺の認識はどうですか。
◎みどり公園課長 それについては、委員に以前ご指摘いただいた中で、昨年改定したみどりの基本計画に合わせて、今後の緑化施策を見直していく中で、検討していきたいと思っていますし、先般の事業仕分けでも、より使いやすい制度にというお話もありましたので、そういったことを含めて検討してまいりたいというふうに考えてございます。
◆大槻城一 委員  私、いろんな知恵を使いながら、例えば花咲かせ隊とかこういうのも、区内でいろんな方々が誇りとそれぞれの使命と自覚のもとでやっていただいている姿を拝見して、感銘を覚えておりますが、いろんな形でもうちょっと区民の方の力を活用して、緑化政策を進めていただければと思っております。
 続いて、自転車の安全対策について質問いたします。
 質の高い住宅都市杉並にとっては、マナーや治安や安心・安全というのは大事なキーワードでございます。そこで、昨今もお話をさせていただきましたが、自転車保険の加入という問題が1つございます。今は電動アシスト自転車等もありますから、30キロぐらいのスピードがふっと女性の方でも出てしまう時代ともなりました。そうすると、大きな事故に発展しているというお話がございますが、今、区内の自転車保険の加入状況というのはどのような状況ですか。
◎交通対策課長 残念ながら、現在、加入状況についての資料はございません。
◆大槻城一 委員  それはなぜですか。
◎交通対策課長 民間の保険会社につきましては、統計上のデータはございません。また、TS保険につきましては、取りまとめ団体のほうに私ども問い合わせいたしましたが、集計をとってないという回答を今得ているという状況でございます。
◆大槻城一 委員  私も、区民の方からさまざまなお話を伺いますが、その中でも、特に自転車のマナーの問題、駐輪場の問題もありますけれども、そこら辺については、杉並区民の方、非常に見識が高くて、今のままでいいのかという強い疑念というか、おもんぱかっていらっしゃるお言葉をいただいております。
 ご存じのとおり、物心つくころから、お父さんに教わるんですかね、乗って、高齢者の方まで、特に何らルールときちんと出会うこともなく、体系的なルールを学ぶこともなく、自転車というのは乗っている中で、私は、区として、杉並区に住んでいただく中では、安全な自転車走行、そしてまた安全な歩行ができるということを、またそういう自治体であるということを、区がアドバルーン的にも、例えば自転車安全条例であるとか、杉並区はそういう区なんだなというふうに、杉並区内そして杉並区外の方にも認識をしていただくことが必要ではないかと思いますが、いかがですか。
◎交通対策課長 これまでも区は、警察とも協力して、自転車の安全、交通安全自体の確保に向けて取り組んでまいりました。
 また、条例というふうなことも、委員、発言がございましたが、これまでも自転車の総合計画とかいろんなところで、自転車の安全に取り組む姿勢をしっかりと区としても打ち出してまいりましたし、それに基づいてしっかりと取り組んでまいりましたので、当面は、私どもとして今までやってきた事業の充実を図っていきたいと考えております。
◆大槻城一 委員  自転車の安全とは別に、もう1つ、質という部分では教育の問題がございます。
 今回、学校図書館司書を22校から一気に44校と倍増した。かなり思い切った施策だと思いますが、その理由は何ですか。
◎教育人事企画課長 この間、学校司書を配置して新たに生じた課題といたしまして、配置校と未配置校の格差が生じてきているという、これが一番大きな課題として受けとめておりまして、その解消に向けて取り組んでまいりました。
◆大槻城一 委員  その格差とは何ですか。
◎教育人事企画課長 この間、議会で答弁させていただいておりますけれども、図書館の本の貸出数がかなり増加しているという現状だとか、あるいは授業で積極的に学校図書館を使うようになった、そのような現状でございます。
◆大槻城一 委員  私が以前、学校図書館の研究会に参加させていただいたときに1つ言っていたのが、小中一貫校であるとか中高一貫校の中での、ちょうど受験のないところでの国語力、読書力のレベルアップというのが、学校図書館を通じて特に進学校は盛んであるという状況も聞いております。
 杉並区は、小中一貫校をこれから進めるわけですが、学校図書館をどのように利用する予定ですか。
◎済美教育センター統括指導主事 現在も、小中一貫教育を進めている和泉小学校・中学校地域では、1人の司書を回しながら、ある程度お互いに協力しながらやっているというふうな実態があります。このような形で全校配置ということを目指しながらやっている次第ですけれども、そのあたりの関係性は強くしていくというふうに考えております。
◆大槻城一 委員  今回、22校から44校へという案でございますが、かなり大世帯になるということで、サポート体制はどのように発展をさせていくご予定ですか。
◎済美教育センター統括指導主事 さきにご答弁させていただきましたけれども、済美教育センターにありますサポートデスクを中心に回っていきたいと思っております。基本、全体的な支援はもとより、個別具体の課題に応じた支援をしていきたいと考えております。
◆大槻城一 委員  サポートデスクというのは、人員的には何名いるんですか。
◎済美教育センター統括指導主事 常勤職員2名、パートが2名、そして嘱託員が1名の5名体制でございます。
◆大槻城一 委員  それは、現状がその形で、次年度もその予定だということですか。
◎済美教育センター統括指導主事 平成23年度も同じ体制でやっていく予定でございます。
◆大槻城一 委員  倍になるんですけれども、倍になっても同じ体制でやれるというところの根拠は。
◎済美教育センター統括指導主事 これまでは、サポートデスクの機能としましては、先ほど人事企画課長のほうからも答弁させていただきましたけれども、未実施校についての支援が非常に大きなウエートになっておりました。今回、常勤で学校司書が配置されるために、そのあたりのことは解消されてまいりますので、その力を配置校にも充てていくというような考え方でやっております。
◆大槻城一 委員  同じく大きな予算を使うわけですので、有効に子どもたちにフィードバックできることを切に願うわけですが、学校図書館司書を、本を見ていただくだけではなくて、学校経営の一端、使命感とか責任感を少しでも共有していただくことが大事だと思うんですね。
 その場合に、研究会で言われていたのが、職員会議への参加を進めるべきだと。そこでなるべく同じ視線でそのことについて共有する中で、さまざまな知恵が生まれ、発展できているというふうに聞いておりますが、杉並区の現状はどうですか。
◎教育人事企画課長 現状といたしましては、学校によって職員会議に参加している学校もあれば、そうでない学校もありまして、基本的には校長先生の判断に基づいております。
◆大槻城一 委員  傍聴でもいいと思うんです。いただいた資料では、不参加の理由を、学校司書の勤務時間外に会議を行っているためであるとか、放課後開館時間で今従事しているためというのがありますけれども、工夫次第でそれはできないものでしょうかね。
◎教育人事企画課長 勤務時間の関係で、すぐに全面的に実施するというところは難しい部分があると思いますけれども、この問題については検討課題ということでも上がってきておりますので、学校とこれからいろいろと調整しながら、工夫をして、実現できるかどうかも含めて検討してまいりたいと思います。
◆大槻城一 委員  私は、今回学校図書館を充実していただいていることについては、大変高く評価をしております。ぜひさらに拡大していただければと思いますが、ちなみに、他の自治体、例えば東京都内では、杉並ほど拡大をしているところはほかにあるんですか。
◎済美教育センター統括指導主事 同じような体制で荒川区がやっているというふうに聞いておりますけれども、かなりいい状態で配置しているというふうに考えております。
◆大槻城一 委員  わかりました。
 学校図書館司書のあともう1つのポイントが研修の体制。今でも議論が続いています、月に1回やっているとか。研究発表会とか、私もたまに教育委員会主催の研究発表会、さまざまなものに行くと、そこで切磋琢磨している先生たちの熱心な議論を聞かせていただきますが、非常に有効だなと思います。このような学校図書館司書同士の研究発表の開催等はどのようにお考えでしょうか。
◎済美教育センター統括指導主事 現時点ではそのようなものは考えておりませんけれども、情報を集めながら工夫してまいりたいと思います。
◆大槻城一 委員  最初に募集をかけて来た方々の経歴とか人を見ると、大変に優秀な方が応募していただいたと聞いております。であるならば、そのような方はそういう力も内在していると思いますので、ご活用いただければなと思います。
 そして、蔵書の問題なんですけれども、いただいた資料によると、文科省の図書標準達成率ですか、例えば東田小は141.9%達成していると思えば、桃井第三は50%、これはどういう状況なんですか。
◎庶務課長 蔵書数なんですけれども、古くなった書籍を廃本すると、がたっと率が落ちる場合がございます。ですので、この数字自体が、本当に活用されている本がこの数字とは限らないものでございます。
◆大槻城一 委員  いただいた381の資料によると、平成18年度までは、当区は、小学校全体として96.3%の達成率だったんです。ここで処理をして一気に78まで下がって、その後、ずっと上がっていっているんですよ、みんなそれぞれの学校が頑張って。それぞれみんな少なかった学校がガーッと上がっているのが、今の桃井第三とか浜田山とか高井戸東とか、低いんですね。これはなぜですか。
◎庶務課長 予算の配当の仕方なんですけれども、学校の規模によって配当しているわけです。図書費の占める割合というのは、各学校の予算の中で決定してございます。したがいまして、私どもとしては、標準分だけは必ず買ってほしいということは申してございますけれども、それ以上の上積み分については、学校の判断ということになってございます。
◆大槻城一 委員  私は、学校司書の数を増やすだけでなくて、蔵書であるとか、そして教育委員会はど真ん中でこのことをしっかり回していただくことで、この施策が少しでもよりいいものになるのではないかと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
 以上です。
○今井讓 委員長  川原口委員、質問項目をお知らせください。
◆川原口宏之 委員  歩道の段差、点字ブロック、蚕糸の森公園。
 車道と歩道が分かれている広い道路の話になるんですけれども、交差点内で車道と歩道の結合部分というんですか、接合部分というんですか、そこがほぼフラットになっているところとなっていないところがあるんですけれども、その理由をお聞かせください。
◎杉並土木事務所長 車道と歩道の段差のお尋ねでございますけれども、バリアフリー新法とあわせて施行されました道路移動等円滑化基準というのがございまして、そこでは、視覚障害者の安全かつ円滑な交通を確保するためには歩車道境界を明確に示さなければならないとされております。このため、歩道と車道の部分との境界には、車いすの使用者が困難なく通行できて、さらに視覚障害者の方も、歩車道の境界部を白杖や足による触感覚で容易に認知できるようにするという構造が必要でございまして、高さ2センチを標準とした段差を設けるというふうになってございます。杉並区もこのように設置しているところでございます。
◆川原口宏之 委員  2センチの段差は設けなければいけないということなんですけれども、場所によっては2センチ以上あるところもあって、そういうところを車いすの方が通るときに、非常に苦労されているというケースもあります。そういったところについてはどのようなご認識でしょうか。
◎杉並土木事務所長 区道におきましては、こういった段差については、2センチを基準として施工しておりますけれども、例えば水道工事、ガス工事などで他の企業者が工事をした後の始末が悪いという場合がたまに見られます。この場合には、私どものほうでその段差を解消して、なるべく2センチ以内に戻すように施工しております。
◆川原口宏之 委員  ぜひそういったご努力をお願いしたいと思うんですけれども、逆に、そういった段差を設けずに、本当にフラットになっているところもあります。例えば点字ブロックがありますよね。あの点字ブロックというのは、要するに、目の不自由な方のための注意を喚起するようなものであるわけですけれども、それがそこに設置されていれば、車道と歩道の境目が認識できるというか、フラットでもいいんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎杉並土木事務所長 点字ブロックにつきましては2つの効果がございまして、線状のものと点状のものがあります。線状のものは歩行の位置と歩行の方向を案内する、点状のものは危険注意な場所、位置を認知させるということでございまして、歩道が終わってそれから車道が来るというところでは、例えば点状のブロックを設置しただけでは、その次に何が来るのかわからない。視覚障害者の方は、これから歩道に出ると危ないということをまず体で認知しなければいけないので、段差が必要と。ですから、点字のブロックと歩道の段差は両方合わせて設置をしなければいけないということになっています。
 それから、国のほうがこの基準の指針を出しているんですけれども、このときパブリックコメントをとっておりまして、視覚障害者の方から、歩道と車道の境のところでは段差を設けてほしいという意見があったように聞いております。さらに、杉並の視覚障害者団体の方からも、必ず段差を設けてくれという話を聞いております。私どもはそのように対応しております。
◆川原口宏之 委員  よくわかりました。
 点字ブロックのほうにお話を移したいと思うんですけれども、道路上の点字ブロックについて、必ずしもすべての歩道に点字ブロックがついているわけではないという今の現状があるんですけれども、点字ブロックを設置するための、何か設置ルールみたいなものがあるんでしょうか。
◎杉並土木事務所長 これも大もとはバリアフリー新法によるところだと思うんですけれども、私どもは、東京都の福祉のまちづくり条例施設整備マニュアルというのがございまして、これによって基準を設けて設置しております。例えば、公共交通機関のターミナルの出入り口または乗車口、視覚障害者が多く利用する公共施設の出入り口などなどでございますけれども、現在は、歩車分離がされている歩道には、つまり、マウントアップや防護さくなどで歩道がはっきり分かれているところ、ここにはほとんどの路線において点字を設置しております。場所によっては、道路の構造上、どうしても設けられないところもございますけれども、なるべく設置できる方策をとりまして対応しているところでございます。
◆川原口宏之 委員  場所によっては、すごい長い距離に線状ブロックが設置してあるところがあるんですけれども、そういうところはどういう場所なんでしょうか。
◎杉並土木事務所長 例えば、階段または急激に縦断勾配が変化する箇所、つまり坂道がずっと続くようなところですとか、あるいは駅周辺で公共交通機関の出入り口のところまでかなり距離があるところだとか、そういったところには長いスパンで設置している場合もございます。
◆川原口宏之 委員  点字ブロックの形状だとか大きさだとか、あるいは材質だとか、そういったものは何か規定があって決まっているんでしょうか。
◎杉並土木事務所長 規格なんでございますけれども、平成13年に点字ブロック、点字シートのJIS規格が制定されました。それまではございませんでした。今はそのJIS規格に基づいたものを設置しております。
◆川原口宏之 委員  特に線状ブロックのほうなんですけれども、雨が降ると非常に滑りやすくなるということで、もっと滑りにくい素材に変えられないのかという声があるんですけれども、いかがでしょうか。
◎杉並土木事務所長 JIS規格ができてからは、なるべく滑りにくいものになっておるわけですけれども、JIS規格が制定された後もゴム製のものが主流でございました。現在私どもが施工しているものはアクリル樹脂製のものでございまして、こちらはより滑りにくい加工が施してあります。したがいまして、更新時などには、この新しいものにかえていっておるところでございます。
◆川原口宏之 委員  あと、せっかく点字ブロックを設置していただいているにもかかわらず、点字ブロック以外のところにもでこぼこが結構あって、点字ブロックが識別しにくい場所があるというふうにも聞いているんですけれども、その点、区のご認識はいかがでしょうか。
◎杉並土木事務所長 歩道や車道のでこぼこなどにつきましては、区民の方あるいはいろいろな関係機関から情報を認知した場合には、土木事務所におきまして速やかに補修作業等をさせていただいております。
◆川原口宏之 委員  ぜひ、そういったちょっと細かいところにも気を使っていただいて、思いやりのある、思いやりの感じられるまちづくり、道路づくりを推進していただければというふうに思います。
 ちょっと話は変わりますけれども、最近感じるのは、土木事務所の方の仕事がすごく速いなというふうに感じています。何か心がけていらっしゃることがあるんでしょうか。
◎杉並土木事務所長 土木事務所では、区道のほかにも、河川ですとか交通安全施設などの維持管理を行っているところでございますけれども、例えば道路の補修については、区民生活の安全・安心にかかわることでございますので、事案にもよりますけれども、小規模でかつ緊急性が高いものであれば、私どもが認知してからおおむね48時間以内に、これは非常に概略ですけれども、補修または応急補修をするように心がけているところでございます。
◆川原口宏之 委員  そうですか。48時間以内にということですね。非常にすばらしい心がけだと思いますので、ぜひ続けていただければというふうに思います。
 では次に、蚕糸の森公園についてお聞きしたいと思います。
 蚕糸の森公園は、東高円寺の駅につながっている公園で、自転車駐車場が立派なものがありまして、そこに向かって公園の中を、朝、猛スピードで通り抜ける自転車が多いということで、特にあの公園の南西の角の入り口から入ってくる自転車が多い。非常に危ないということで、今ちょっと入りにくくしているんですけれども、非常に見ばえが悪かったりとか、あるいは車いすの方が入りにくくなってしまったりとか、そういった問題が起こっています。これはどうにかならないんでしょうか。
◎みどり公園課長 蚕糸の森公園内は、基本的には自転車をおりて引いていただくというのが原則なんですが、開設以来、駐輪場がある関係で、公園内を走り抜ける自転車が多い。私どもの職員が注意をしたり、看板等で表記はしてきているんですが、なかなか改善されなくて、実際に一昨年、ちょっと小さな事故がございまして、そういったことで危険性があるということで、応急的にプランターを置いて自転車が入りにくいような構造にしたりして、今、対処している状況で、当然、将来的には自転車の入りにくい出入り口にするような整備を考えてまいりたいというふうに、現在検討しているところでございます。
◆川原口宏之 委員  ぜひよろしくお願いします。自転車をおりて通行してくださいというような張り紙がいっぱい張ってあったりして、非常に見苦しいというか、あと、プランターが入り口をふさいでいるような状況なので、通行人の方に対しても、何か通せんぼしているような、そういうふうにも見えてしまいますので、ぜひ質の高いまちづくりの一環として、そういったことを考えていただきたいんですけれども、そのための予算は今回は組まれているんでしょうか。
◎みどり公園課長 310ある公園で、老朽化している公園が多い中で、優先順位をつけてやっていく中では、来年度に向けての実施は、検討はしていくんですが、ちょっと厳しいかなと考えてございます。
◆川原口宏之 委員  ぜひ前向きな検討をお願いいたします。
 以上です。
○今井讓 委員長  横山委員、質問項目をお知らせください。
◆横山えみ 委員  情緒障害児について、不登校児、あと保護樹林について。時間があればすぎ丸。
 こんにちは。区民の声を届けます。
 近年、教育現場では、知的には大きな遅れのない発達障害児の生徒が増えていると聞きますが、まず区の認識を伺います。
◎済美教育センター副所長 今ご指摘いただいたような発達障害等の配慮を要する児童生徒は増加している傾向にございます。
◆横山えみ 委員  本区では、情緒障害児・生徒はどのくらいいらっしゃるか、お示しください。
◎済美教育センター副所長 通級者数というような形になりますけれども、情緒障害の通級指導学級に通っている子どもの数は、小学校は130名、中学校は50名でございます。
◆横山えみ 委員  資料393には、通常学級に在籍する配慮を要する児童生徒数が載っているんですけれども、これは担任の見立てによる判断ということなんですが、ご父兄はそのことはご存じなんでしょうか。
◎済美教育センター副所長 障害受容がなかなかなされていないご父兄もいらっしゃいます。
◆横山えみ 委員  積極的に伝えようという方向ではあるんですか。
◎済美教育センター副所長 やはり、子どもにとってよりよい学習環境、学習の要件というものを整える必要がございますので、私どもは極力、医師の診断等も含めた形でお伝えをしようというふうに努力をしているところでございます。
◆横山えみ 委員  今いただいた数と随分離れているので、そういうお子さんがたくさんいるというふうに認識してよろしいんでしょうか。
◎済美教育センター副所長 これは、今委員もご指摘されたように、医師の診断を受けていない者を含んでおります。担任の見立てでございますので、これがすなわち実数であるというふうには解釈しておりませんが、そのような子どもたちが多く在籍するというふうに理解しております。
◆横山えみ 委員  情緒障害の生徒また児童は、意思疎通及び対人関係の形成が困難で、なかなか教室での授業に参加できないと聞きます。どのような支援体制ができているでしょうか。
◎済美教育センター副所長 先ほどお話し申し上げました通級指導学級で週1日、ここで特別なトレーニングというか教育を受けて、通常学級に戻っていくというような方法がございますが、ほかにも、多動であったり、他害、他者に危害を加えてしまうような安全に課題があるケースにつきましては、介助員をつけたり介助員ボランティアをつけたりというような人的支援も行っているところでございます。
◆横山えみ 委員  小学校のときは、何とか親の励ましとか押し出しで切り抜けるんですけれども、中学になると、全くそういうのが通用しない。だんだんだんだん学校に行かなくなる。こういうような状況は区には届いているでしょうか。
◎済美教育センター副所長 配慮を要する子ども、発達障害等を背景にした不登校の子どもたちの存在が増えてきていることも事実でございます。
◆横山えみ 委員  では、その情緒障害による不登校数はどのくらいとつかんでいるでしょうか。
◎済美教育センター副所長 こちらは実数として私ども把握をしているものではございませんけれども、1つの参考データとして聞いていただければというふうに思います。私どもの済美教育センターに来所相談をする子どもたちの数の中で、保護者からの不登校にかかわる相談の中で発達障害等を背景にしたと思われるものについては、小中学校で31%程度いらっしゃいます。
◆横山えみ 委員  何人ぐらいですか。
◎済美教育センター副所長 教育相談に来所して不登校のご相談をされた数が136名というふうになっておりますが、そのうちの42人でございます。
◆横山えみ 委員  昨年11月、東京都は、東京都特別支援教育推進計画第3次実施計画を発表しました。その概要についてお示しください。
◎済美教育センター副所長 第3次計画の中では、「すべての学校で実施する特別支援教育の推進」であったり、また「つながりを大切にした特別支援教育の推進」というような理念が書かれておりますが、具体的には、各学校に設置をする特別支援教室というような構想も示されているところでございます。
◆横山えみ 委員  市区町村に特別支援教育体制の充実を提示されたと思いますけれども、これを受けて、区はどのように取り組む方向でいますでしょうか。
◎済美教育センター副所長 今、お話をさせていただきました特別支援教室構想というものは、いわゆる校内通級と言われるものでございまして、特定の授業等に参加ができない、例えば音に過敏な子どもが音楽の授業に参加できないというようなケースがございますが、そのようなときに、その子どもを取り出して、特別にその子に対する個別的な指導を行うような事業構想でございます。
◆横山えみ 委員  都内には固定の情緒障害学級があると伺っています。数とその区をお示しください。
◎済美教育センター副所長 今、ちょっと手持ちに資料がございませんので、後ほどお伝え申し上げます。
◆横山えみ 委員  11校あるそうです。
 中学校での成果というのは、どんなふうに認識していますでしょうか。
◎済美教育センター副所長 情緒の固定級につきましては、その対象児をどのような形で設定をするか、またその指導内容をどのような形で行うのか、指導方法をどういうような形で行うのか、さまざまな形で研究が進められております。私どもも研究はやっていかなければならないものであるというふうに認識しております。
◆横山えみ 委員  ぜひとも本区の固定の情緒障害学級の設置が望まれますけれども、区のご所見を伺います。
◎済美教育センター副所長 先ほどお話を申し上げました特別支援教室構想につきましては、次年度、研究指定を設けまして、実践的な研究を行っていくつもりでございます。私どもは、特別支援教育の推進計画を立案する中で、今、22年度版まであるんですが、単年度計画を今年度立てまして、24年度以降の版において、このことについては十分総合的に検討していきたいというふうに思っております。
◆横山えみ 委員  それでは、不登校についても触れたいと思います。
 先日あるお母さんから、娘が高校2年生になる年になったけれども、小学校の低学年から中学校まで1日も学校へ行けなかった。今、勉強しようとしているので、家庭教師を探していただけないかというご相談でした。運よく心を開ける家庭教師と出会うことができ、今16歳になるんですけれども、算数の引き算からお勉強を始めています。
 これは情緒障害と不登校が重なった特別な例でもありますけれども、こういった現実が杉並の中にあるということに、大変私は心を痛めたんですけれども、本区ではこのような子どもたちはどのくらい把握できているんでしょうか。
◎済美教育センター副所長 ひきこもりの子どもというふうに理解させていただければ、平成21年度のデータでございますが、小学生で15名、中学生で13名というデータになっております。
◆横山えみ 委員  その子たちは一度も学校に行かなかったというとらえ方でよろしいんですか。
◎済美教育センター副所長 一度もということではございませんが、やはり長期的に欠席をしている子どもの数字でございます。
◆横山えみ 委員  公教育の使命というのは生きる力をつける。一刻も早くこのような子どもたちを救っていかなければいけないと思います。今後の決意をお願いします。
◎済美教育センター副所長 私ども、ひきこもりの子どもたちに対しても、ふれあいフレンドという心理の専門家をご家庭に派遣するような事業も行っておりますけれども、すべての子どもたちがしっかりと生きがいを持って、自らの目標を持って学び、そして生きる喜びを感じるということは、やはり公教育の使命でございますので、私どもはそれに向けて全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
◆横山えみ 委員  保護樹林についてお伺いします。せんだって、ほかの委員のほうから、保護樹林を持っている側からのお話でしたけれども、今度は保護樹林の周りの人のお話からさせていただきます。
 平成22年5月にみどりの基本計画が改定されました。改定に当たっての重点施策をお聞きします。
◎みどり公園課長 改定に当たっては、主に重点施策6個挙げてございまして、屋敷林等の保全の強化と農との触れ合いの機会の充実、緑化地域制度の導入、景観計画による誘導、エコスクールの推進、みどりの継承制度の創設の6点でございます。
◆横山えみ 委員  区に届いている苦情をお聞かせください。
◎みどり公園課長 保護樹林等の苦情でございましょうか。
◆横山えみ 委員  周りの。
◎みどり公園課長 お持ちの方の周辺は、日陰になるであるとか、落ち葉時期に落ち葉がたくさん落ちるので、何とかしてほしいとかという要望はるるいただいております。
◆横山えみ 委員  その対応はどういうふうになっていますか。
◎みどり公園課長 原則的には、当然、ご近所の方と所有者との間でお話し合いをして、所有者の方に適切な管理をしていただくということが原則かと思ってございますが、必要に応じて、私どものほうで所有者の方に適切な管理をお願いする場合もございます。
◆横山えみ 委員  大変高齢化が進む中で、みどりを守るのは十分承知しているんですけれども、とよにドングリだとか葉っぱが詰まると、はしごに上ることができない。みどりの継承制度なんかもこれから始まるというのを伺っています。そうすると、なおさら地域との関係というのを大事にしなくちゃいけません。ぜひともここに区の予算をしっかりと組み込むような政策が必要ではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
◎みどり公園課長 当然、所有者の方もそれなりの負担もございますし、周辺の方もいろいろご協力、ご理解をいただきながら、そういった年数を経たみどりが残っていくものと考えてございますので、今後ともそういった部分の理解については努力してまいりたいと存じます。
◎済美教育センター副所長 先ほどご答弁申し上げましたひきこもりの子どもの数について、ちょっと訂正をさせていただきます。小学校11名、そして中学校13名になっております。
 また、他区の情報につきましては、後ほど情報を提供申し上げたいと存じます。
○今井讓 委員長  島田委員、質問項目をお願いいたします。
◆島田敏光 委員  新交通バリアフリー法、それから校庭の芝生。
 急いでやります。新交通バリアフリー法が平成18年に制定されまして、その年の12月に基本方針が発表されております。中身は、22年までにいろいろやるというふうなこともいっぱい書いてありますが、趣旨をお述べください。
◎調整担当課長 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づく国の基本方針のことでございますけれども、基本方針では特にバリアフリー化が重要であるということでございまして、基本的には公共交通機関とか道路、建築物等々、そういうもののバリアフリー化を図っていくということを推進していきます、ということでございます。その中で、駅のバリアフリー化とか、バスのバリアフリー化とか、平成22年まで等々の目標を定めて、推進するようにしております。
◆島田敏光 委員  当面の目標、第1期が22年までということでいろいろ設定されております。区内の状況はいかがでしょうか。
◎調整担当課長 駅につきましては、平成22年までにすべての駅に、これは努力義務でございますけれども、エレベーター等で移動円滑化経路を1経路はつくるということになっております。区内19駅のうち15駅は完了しておりますけれども、今、ほかの駅では進行中のところもございます。それから、ほかに、ホーム上にいろいろ点状ブロックとか転落防止装置等をつけるということにつきましては、点状ブロック等は完了しております。それからバス等については、目標までは、ノンステップバスにするとか、そういった点については完了しております。
◆島田敏光 委員  交通バリアフリー法によると、エレベーターとかエスカレーターは、きのうの質疑で明らかになりましたけれども、いわゆるホームドアとかもエスカレーターなんかと同列で書いてあるんです。先ほど努力目標と言いましたけれども、区内は東京メトロ以外は進んでないと思うんですが、東京全体としてどんな状況か、お示しいただければと思います。
◎調整担当課長 エレベーター等はかなり進んでおりますけれども、確かに、ホームドア等については、転落防止さくとしてホームドアが設置が困難な場合は、点状ブロック等という書き方がございますので、設置がなかなか進んでいないところがございます。全国的には、ホームドアについては9,500駅あるそうでございますけれども、その中で449駅が22年3月末現在でございまして、約4.7%。バリアフリーの対象になる5,000人以上の利用がある駅というところで2,808駅から見ても、16%程度しかまだついていないという状況でございます。
◆島田敏光 委員  自殺や事故やいろんなことがあって、しょっちゅう鉄道がとまっているという状況でもあります。また、荻窪駅はアイプラザなんかもありまして、視覚障害者の方もかなり乗りおりします。これについて、特に荻窪駅のホームドア等について、区は何かアクションを起こしているのか、考え方があればお示しください。
◎調整担当課長 JR、西武新宿線、京王電鉄等にもホームドアはないのでございますけれども、毎年バリアフリー等連絡会をやっておりまして、その中でも、鉄道事業者に対してヒアリングを行うとともに、設置について積極的に検討を行うように要望しております。この中で、鉄道事業者のほうから、現時点では、JR荻窪駅も含めまして、ホームドアの設置に関しては、車両のドア数の違いがあって困難な場合があるとか、ホームドアの開閉による停車時分の増加によって列車の遅延が考えられるとか、ホーム上の構造物との離隔がホームドアの設置によって狭くなって、ホームが混雑するとか、車いすが通れなくなる場合があるとか、そういう課題が挙げられています。そういう課題を1つ1つ検証してやっていただくようにということは、要望しているところでございます。
◆島田敏光 委員  バスのほうは、先ほど目標達成しているということで、22年までに30%低床ステップにしなさいという話です。27年までにはすべてノンステップにしなさいということですが、関東バス、西武、京王等々、この辺の状況はいかがですか。
◎調整担当課長 杉並区を走るバスを運行している営業所でいいますと、今、22年までに総車両の30%というお話がございましたけれども、総車両数が810台ありまして、599台は既にノンステップバスになっておりますので、74%がノンステップバスになっているという状況でございます。
◆島田敏光 委員  あと、直接関係ありませんが、遊歩道の車どめが、前にも指摘して、少し広くしていただきましたけれども、電動車いすが非常に通りにくいというお声を聞いています。何か対策を立てましょうか。
◎調整担当課長 車いすが通るということで、先ほども他の委員からもございましたけれども、自転車が通り抜けるということがありまして、安全な歩行者の確保と車いすの通行というのは非常に難しい問題がございますけれども、自転車やバイクが遊歩道に入らないような形式の車どめ等を検討していくことが必要だと考えております。
◆島田敏光 委員  よろしくお願いします。
 芝生、やります。校庭の芝生化、これからどうするんでしょうか。
◎庶務課長 今後の校庭芝生化でございますけれども、来年度は、今後のエコスクールのありようを少し考えてみたいと思います。現在未定でございます。
◆島田敏光 委員  和泉、杉七、桃五、荻窪、天沼、八成等々、今度、天沼はトラックの中だけとか、八成は外側だけとか、いろんな方法があると思うんですが、600人規模の学校でやっているのは桃五ぐらいだと思うんですけれども、地域の方たちとPTA、大変苦労しております。区長の母校ですけれども、ぜひ芝生用のスプリンクラーを6基つけていただきたいんですが、いかがでしょうか。
◎庶務課長 学校側からはご要望いただいています。今後、検討させていただきたいと思います。
○今井讓 委員長  以上で杉並区議会公明党の質疑は終了いたしました。
 自由民主党杉並区議団の質疑に入ります。
 吉田あい委員、質問項目をお願いします。
◆吉田あい 委員  高円寺地域のまちづくりについて伺います。
 きのうも高円寺地域のまちづくりについて伺った委員もいらっしゃったので、きょうは違う観点からちょっと伺っていきたいと思います。
 高円寺地域のまちづくりについて、道路の観点から行きたいと思います。
 まず、道路にはどういったものがあるんでしょうか。
◎建設課長 道路はさまざまとらえ方があるかと存じます。1つのとらえ方といたしまして、都市の骨格を形成いたします比較的広い幹線道路と地域に密着した身近な生活道路、これに分けてとらえることができるかと存じます。
◆吉田あい 委員  あと、都市計画道路というものについてもちょっと教えてください。
◎建設課長 都市計画道路でございますけれども、都市の基盤施設として、都市計画法に基づく、都市計画決定による道路でございます。主に幹線道路などがこの都市計画道路に定められているところでございます。
◆吉田あい 委員  区内にはどれぐらいの都市計画道路があるんでしょうか。
◎建設課長 区内の都市計画道路でございますけれども、32路線ございまして、計画延長で8万3,179メートルございます。
◆吉田あい 委員  都市計画道路とは完成までにどれぐらいの期間を要するのか。また、区内にある都市計画道路進捗状況というのはどういうふうになっているんでしょうか。
◎建設課長 完成までの期間でございますけれども、その道路の延長や面積、また地域の特性等によりましてさまざまでございます。一例を申し上げますと、荻窪駅の南側を通ります補助131号線の1期工事、これは約520メートルの区間がございましたけれども、こちらで計画づくりから完成までに約18年間かかってございます。一般的に、都市計画道路事業は完成までに長い時間かかるというものでございます。
 また、区内の都市計画道路の進捗状況でございますけれども、計画延長8万3,179メートルに対しまして、21年4月1日現在の数値でございますが、完成延長が4万634メートル、また事業中の延長が2,136メートルという状況でございます。
◆吉田あい 委員  結構時間がかかるものなんですね。
 都市計画道路にかかる地域に住んでいる方というのも大勢いらっしゃると思います。このような方たちは、自分の住む家が都市計画道路にかかることによって、いろんな影響が出てくると思うんですけれども、どういった影響が考えられますか。
◎建設課長 都市計画道路の計画区域にかかりますと、一定の建築の制限がかかってまいります。
◆吉田あい 委員  いろんな影響が出てくるかなというふうに思うんですけれども、都市計画道路に住んでいらっしゃる方々から、今後、工事を進めていくために、そういった理解を得るために、どういった手順で進めていらっしゃるんでしょうか。
◎建設課長 まず、都市計画道路事業の一般的な大きな流れでございますけれども、道路や用地の測量を行った後、事業の認可というのをとりまして、事業の着手というふうになります。その着手後、用地買収、道路整備工事を進めまして完成という段取りになります。
 また、地域に対しては、測量や用地買収、事業の着手など、事業の節目節目で丁寧にご説明しながら、事業へのご理解をいただきながら進めていくということで、特に沿道の地権者、またお住まいの方々には、必要に応じまして、個別にも十分ご説明しながら進めていくということが一般的な手順でございます。
◆吉田あい 委員  例えば、高円寺北の庚申通り商店街のあたりというのも、一部が都市計画道路にかかっています。これはどのような計画なんでしょうか。また、事業主体というのはどこがやっているものなんでしょうか。
◎建設課長 高円寺の庚申通りの一部を通ります都市計画道路でございますけれども、補助227号線の計画がございます。この路線の区内の計画延長は1,341メートル、計画の幅員が18メートルから21.5メートルでございます。区では、平成16年に定めました都市計画道路の第3次事業化計画の中で、この227号線を優先的に整備するべき路線の1つとして定めまして、検討を行ってございます。駅南側803メートルの区間が完成していまして、北側538メートルの区間が未着手という区間でございます。仮に事業を実施することになりますと、事業主体としては区を予定しているところでございます。
◆吉田あい 委員  これは庚申通りにお住まいの方からお話を聞いたことなんですけれども、あの辺は結構古い建物もたくさんあるんですね。それで、ある方が店舗兼住宅の建て替えを行いたいけれども、都市計画道路にかかっているため、高さの制限とかが出てきちゃって思うように建て替えができないと、そういうふうにお話ししていました。工事が始まって、来年、再来年にはこうこうこういう計画が進んでいくよといって、それで制限が設けられるというんだったら仕方ないなと思えるんだけれども、今後工事がいつ始まるのかわからない、5年後なのか10年後なのか、本当に工事が進んでいくのかもわからないのに、制限だけがいつまでも設けられているというのはすごく疑問を感じるなというふうにおっしゃっていました。
 この話を聞いて、私も、ああ、そうだな、何か気の毒だなというふうに感じたんです。いつ始まるかわからない、今後どういうふうになるかわからない、そういった工事のために建て替えの制限というものが設けられて思うような家が建てられないというのは、すごく気の毒な感じがします。
 区長が掲げる質の高い住宅都市を実現するためにも、こういうのは、東京都でしょうか、建て替えの緩和措置を講じるとか、何らかの対策をとっていただきたいなというふうに思います。区のご所見を伺います。
◎建設課長 委員ご指摘のとおり、都市計画道路事業には多くの時間を要します。そうしたことから、先ほど申しました第3次事業化計画を定める中で、優先的に整備すべき路線に該当しない区域については、建築制限の緩和を行ってございます。その内容は、具体的に、大きなところでは、その優先整備路線に該当しない区域では、高さ10メーター以下であれば、3階建てまでの建築が認められるという内容でございます。
 区といたしましては、都市計画道路事業につきましては、第3次事業化計画の考え方に基づきまして、今後も進めてまいりたいと存じます。
◆吉田あい 委員  よろしくお願いします。
 以上です。
○今井讓 委員長  はなし委員、質問項目をお知らせください。
◆はなし俊郎 委員  それでは、自転車問題全般と学校における歯の健康の取り組みについて。それから、地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりの仕組みについて。これは学校運営協議会を中心にという感じで聞いていければなと思います。途中で少し提示をさせていただきたいので、よろしくお願いいたします。
 まずは自転車問題からお聞かせ願います。
 20年前と比べまして、区内駅前の放置自転車が大幅に減り、駅周辺の歩道や駅前広場が安全で歩きやすいものとなってまいりましたが、このことは、区民自身による自転車の放置防止に対する意識の向上に加えまして、区が積極的に放置自転車の対策に取り組み、不断の努力をしてきたたまものであると私も考えております。
 そこで、改めてお伺いいたしますけれども、これまで区はどのような考えのもとで放置自転車対策に取り組んできたのかを、まずお聞かせください。
◎交通対策課長 これまでの区の自転車対策の取り組みにつきましてでございますが、まず駅周辺におきます駐車場の整備、実際に放置されている自転車の撤去、そして今度は自転車を利用している方に、放置をしないという意識の向上をしていただくような啓発活動、これを大きな柱として取り組んでまいりました。
◆はなし俊郎 委員  ところで、私自身は、区内でさまざまな活動をさせていただいたところでございますけれども、区内の放置自転車の状況というものをお聞かせください。
◎交通対策課長 区切りのいいところで申し上げますと、平成15年度には約7,000台ございましたが、直近の昨年、平成22年12月末現在では、大体1,600台までかなり激減いたしまして、8割近い減少という状況になっております。
◆はなし俊郎 委員  大幅に減ったというところでございますけれども、撤去活動のほかに、駐車場の整備や啓発活動も大きな柱であるというふうに先ほどご説明がありました。区内におきます自転車駐車場の整備というものはどのように進んでいますでしょうか。
◎交通対策課長 現在まで区内での駐車場の整備でございますが、区営の駐車場につきましては39カ所、駐車場という名称では言ってはおりませんが、自転車置場が6カ所、そして、主な民営駐車場も含めまして、およそ3万2,000台が収容できるというふうに考えております。
◆はなし俊郎 委員  自転車の整備は大体進んでいるのかなと思うんですけれども、中には古くなった自転車の駐車場があるというふうに聞いております。この施設の改善策というものは進んでいますでしょうか。
◎交通対策課長 近年での整備の状況でございますが、平成20年度に旧東高円寺自転車駐車場を民営化する前に立体化して、民営化させたということ、それから、平成20年度から3年間かけて、荻窪南第一自転車駐車場のラックを使いやすいように改修してございます。また、22年度、同じ年度ですけれども、上井草自転車駐車場の全面改修をして、使いやすくて、皆さんが利用できるような施設にいたしましたし、今後も、適時、改修等を加えていく予定でございます。
◆はなし俊郎 委員  改善策は進んでいるようですけれども、三輪等の自転車も増えますので、その辺のもの、それからあと、子どもを乗せる、ちょっと幅の広い自転車もあるので、その辺のことも含めまして、取り組んでいただければと思います。
 続きまして、啓発活動についてお伺いいたします。
 私も放置自転車防止協力員で東高円寺でやっているんですけれども、キャンペーンに向けまして、私も参加したキャンペーンの皆さんの活動の状況というものはいかがなっていますでしょうか。
◎交通対策課長 私ども、放置自転車クリーンキャンペーンと称しまして、都全体の取り組みの中で、毎年10月22日から10日間の間で各区で日程を決めるんですけれども、区内の駅前で、小中学校の児童生徒、PTAの皆さん、また自治会、商店会、放置防止協力員など地域の方々、そして警察とか鉄道、バス事業者の方など、多くの協力、参加をいただきまして、放置防止の呼びかけを直接行っております。
 22年度につきましては、区内7カ所で実施いたしまして、延べ500人以上の参加をいただきました。また、今年度初めて、自転車の事故が多いため、キャンペーンの中で、防止だけではなくて自転車のルール、マナーの向上等についての呼びかけも行いました。
◆はなし俊郎 委員  先ほど来から、自転車の問題の中で、やはりルール、マナーについて厳しい指摘があったと思います。私も、この辺のものに関しましても、やはりルールとマナーは重視していくべきだと思いますので、次からの取り組みには、重いポジションで取り組んでいただければと思います。
 放置自転車が激減してきまして、放置自転車対策の成果というものが、今少しだけ感じられたんですけれども、例えば大店舗の前であったりとか駅前の商店街であったりとか、商店街での自転車の放置というのは、かなりまだまだ多く感じるところであります。この辺の対策についてはいかがお考えでしょうか。
◎交通対策課長 通勤通学の放置自転車は減少いたしましたが、委員ご指摘のとおり、商店街と大店舗の前につきましては、買い物の時間帯とかになりますと、放置自転車が目立つような状況が確かに出てきております。通勤通学につきましては、ある程度の改善ができましたので、今後につきましては、買い物客の放置自転車対策について、区だけではなくて、商店会や地域の皆様と、また民間の方々のお知恵も拝借しながら、研究してまいりたいと考えております。
◆はなし俊郎 委員  地域の方々の協力、また商店街の方々の協力を得ながら、やっていただければと思います。
 続きまして、先ほどのものをちょっと示させていただきます。駅にこんなものがありました。「レンタサイクル『Ecoリン』」というのがありました。これは登録の募集になっているんですけれども、このポスターを見かけました。レンタサイクルについて区はどのようにお考えでしょう。
◎交通対策課長 レンタサイクルにつきましては、放置自転車対策、また交通不便地域の公共交通の補完ということで実施している自治体とかもあると聞いております。杉並区では、レンタサイクルにつきましては、過去に検討した経過もございますが、放置自転車対策として、まずは駐車場の整備、撤去、啓発活動を強力に進めようということで、これまでも対策を進めて、成果も上げてきたという経過がございます。
 また、委員が指摘されましたチラシにつきましては、私もちょっと見てございますので、今、事業化しようとしている民間事業者さんの運営の経過については、しっかりと観察していく必要があると考えております。
 さまざまな動きがある中で、これまでの区の取り組みが一定の成果を上げておりますので、引き続き駐車場の整備、撤去、啓発活動について取り組んでまいりたいと考えております。
◆はなし俊郎 委員  ここに「中央線阿佐ヶ谷駅近くに」と書いてあるんですけれども、この「阿佐ヶ谷駅近く」というのはどの辺になるんですかね。
◎交通対策課長 JRの駅の西側にダイヤ街がございまして、そのもっと西側のほうにできるということで、私ども3月20日からというふうな情報は得ております。
◆はなし俊郎 委員  さまざまな動きがある中で、区の取り組みというものが一定の成果を上げてきたのかなというところはあります。今後も、先ほどの駐車場の整備と放置の撤去、それから啓発活動、この3本柱を重点的に取り組んで、継続していただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、学校における歯の健康の取り組みについてお伺いいたします。
 最近、結構歯のことについて感じることが私も多くなりました。親からいい歯がもらえてよかったなと思っておりますけれども、歯磨きの習慣から、毎日欠かさず行っているつもりなんですけれども、たまに忙しいときにおろぬいてしまう、こういうことがあります。歯磨きの習慣というのは、今までは自然に身についたように思っていたんですけれども、子どものときからの毎日の歯磨きというものは、続けることによって、食べたらすぐ磨く、食べたらすぐ磨くという、こういうものが習慣づいてきているものなんだなというのを実感いたします。
 今日の子どもを見てみますと、食文化がさま変わりしまして、コンビニなどで気軽に何でも買えることから、食育になるのかな、食べることに対して、正しい理解が足りないんじゃないのかなというような思いさえあります。食を含めた日常生活の乱れから、歯の大切さというものがおざなりになりがちになってしまうのかなということも考えるんですけれども、歯は生涯にわたって使うものであること、さらに食べることや話すことなど日常生活の中で大切な役割を担っているということなどを、子どもたちは十分理解していないのではないのかなというような思いもあります。そうしたことから、まず、子どもたち自身が楽しみながら歯磨きを毎日続けていくということが大事ではないかなというふうに思っているところです。
 ちょっと前になりますけれども、「8020」という言葉を聞いたことがあると思います。80歳まで自分の歯が20本残って、それを推奨していこうという言葉がありました。これは歯磨きの習慣をつけるということで、そういうものを長く続けていこうという取り組みでありました。
 昨年ですか、区立の小学校において歯磨き用の流し台が設置されました。子どもの歯磨きの推進をスタートさせたということは大変有意義なことだと思っておりますけれども、給食後のちょっとした時間を使って歯磨きをすることで、食後の歯磨きが身についていけるのかなというような淡い期待を抱いております。
 そこでまず、昨年、ことしと実施してきた歯みがき推進モデル事業についてお聞きします。実施した校数と設置した歯磨き用流し台の台数、そして費用についてはおおよそどのくらいかかっているのか、お教えください。
◎学務課長 歯みがき推進モデル事業でございますけれども、平成21年度は、2校で5台設置しまして約4,300万ほど、22年度は、5校で21台設置しまして、約9,000万ほどかかっているところでございます。
◆はなし俊郎 委員  設置されました歯磨き用の流し台の写真を見せていただきました。大変きれいで、これならば子どもたちもきっと喜んで磨いてくれるんだろうなと思ったんですね。子どもたちのにぎやかな声や楽しそうな歯を磨く姿、これはいつ見てもよいのかなというふうには思います。各学校でどのような取り組みをしているのか、その辺のことがおわかりになりましたならば、簡単にご説明願えますでしょうか。
◎学務課長 各学校でそれぞれ目標を設定しまして、ほぼ全学年で実施しているところでございます。具体的には、事前学習として、学校歯科医から歯の健康についてのお話や正しい歯の磨き方を指導します。その上で、例えばある学校では、歯磨きソングをつくって、それを聞きながら歯を磨くなど、子どもたちが楽しく歯を磨けるよう工夫しているところでございます。
◆はなし俊郎 委員  歯磨きソングというのは、何かおもしろそうですね。
 そうした取り組みを実施していく中で、実際にどのような効果があったのか、わかっている範囲でいいですから、教えてください。
◎学務課長 歯磨きの効果についてでございますけれども、春先の健康診断の結果を前年度と比較して見ているところでございます。いわゆる虫歯など未処置の歯の割合が前年度に比べて減っているほか、歯垢、歯肉の状態なんかについても、異常なしの子どもが増えているというところでございます。給食後の歯磨きを実施する中で、歯に対する意欲、意識というのがはぐくまれて、また歯磨きを習慣化することが確実に身についているというふうに感じているところでございます。
◆はなし俊郎 委員  歯磨きを学校で実施していく中で、波及効果といいますか、毎年流行するインフルエンザ、せんだってもありましたけれども、インフルエンザが歯磨きをすることによって減ったということも聞かれました。予防効果というものは、その辺はやっぱりあったんでしょうかね。
◎学務課長 インフルエンザにつきましては、歯磨きにあわせて、子どもたちが進んで手洗いやうがいを行うことから、一定の予防効果があったものと考えております。
◆はなし俊郎 委員  平成23年度は、これまでのモデル事業から本格実施していくというふうにお聞きしましたけれども、実施するに当たって、どのような取り組みを実施したいというふうに考えていらっしゃるのか。23年度の実施予定校数とあわせて教えていただければと思います。
◎学務課長 23年度につきましては、5校の小学校で実施したいというふうに考えております。また、取り組みに当たりましては、まず歯の大切さの理解と正しい歯の磨き方というのが基本で、これについては引き続き継続していくとともに、歯磨きを通じてクラスの仲間や学年、さらには家庭でのコミュニケーションが広がるようにできたらいいなというふうに考えるところでございます。
◆はなし俊郎 委員  今、お聞きしました5校の中に、せんだっての天沼小学校というのは含まれていますか。
◎学務課長 来年度予定しているところでございます。
◆はなし俊郎 委員  じゃ、23年度は4校の小学校ということで考えてもいいですか。
◎学務課長 5校の中に、天沼小学校も入れて実施していきたいなというふうには考えております。
◆はなし俊郎 委員  今まで聞いておりましたけれども、やはり小学校の設備ですので、子どもたちが喜んで、楽しく、進んで歯を磨いてくれるということが一番重要ではないかなと思います。そのためには、今お聞きしたようなさまざまな取り組みはもちろん重要であると思いますけれども、子どもたちの歯磨きの場であるというふうに感じられるような設備であるということが一番大事なのかなというふうに感じます。
 せんだって、天沼小学校の開校式に参加させていただきました。すべての設備が行き届いていましたけれども、洗面手洗いの場がステンレスでありました。これはちょっと残念かなというところがあるんですけれども、最後にお聞きします。23年度歯磨き用流し台を設置するに当たって、何か工夫していきたいなという考えがあればお聞かせください。
◎営繕課長 これまで多数流し台を設置してまいりました。当初につきましては、陶器製の流し台とか、さまざま検討してきまして、使い勝手の問題だとか、多数の子どもが並んで使えるということで、現在のステンレス製の流し台に工夫してきたということでございまして、23年度以降の工事につきましても、同等のステンレス製でやっていきたいというふうに考えてございます。
◆はなし俊郎 委員  ステンレスというのは、さっきも言いましたけれども、例えば洗面所がタイルであったりとか、そういうほうが、磨くほうにとっても楽しみが出てくると思うんですよ。だから、その辺のことを考えて、例えば今おっしゃった、天沼小学校も含めた5校というお話が出ましたけれども、4校を2校にしてもいいから、ステンレスじゃなくて、きれいなものを張っていただけるように、そして子どもたちが長く歯を磨いて、毎日歯を磨く習慣、楽しめるような時間をつくっていただけるように、よろしくお願いいたします。ご要望いたします。
 続きまして、地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりの仕組みについて、少しお聞きします。
 杉並区教育委員会は、地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりを推進していくために、平成13年度に、保護者や町会・自治会など地域住民を構成員とした学校評議員制度を区立小中学校に導入しました。その後平成17年には、学校運営協議会を設置し、翌18年には学校支援本部の立ち上げ支援を実施するなど、これまで杉並区は地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりを全国に先駆けて取り組んできました。
 しかし、こうした開けた学校づくりのためにいろいろな仕組みが取り入れられることで、保護者や町会・自治会の役員の中には、その違いがわかりづらいとの声も聞こえてまいります。
 そこで、数点お聞きします。地域ぐるみで学校の教育活動の充実に努めていくための仕組みである学校評議員、学校運営協議会、学校支援本部、それぞれの制度、仕組みについて簡単にご説明願えますか。
◎教育改革推進課長 まず、学校評議員ですが、これは地域の方があくまでも個人の立場で、学校の運営や校長に対して意見を言っていただく、そういった制度でございます。
 次に、学校運営協議会ですが、これは法律に基づいて、一定の権限を持った合議制の機関となっております。学校の経営方針の承認や、教員の人事に関する意見具申などを行う権限を持っているところです。
 最後に、学校支援本部ですが、これは教員の負担を軽減するために、地域の方々が教育内外の活動の支援を行う、そういった仕組みでございます。
◆はなし俊郎 委員  校長が学校運営に関する意見を聞くという点では、学校評議員も学校運営協議会も同じような仕組みというように聞こえるんですけれども、学校の中に2つの仕組みができるんでしょうか。
◎教育改革推進課長 学校運営協議会は、法律に基づいて設置される機関であるということと、学校評議員制度より、より参画できる仕組みであるために、学校運営協議会が設置された学校については、学校評議員は廃止というふうになってございます。
◆はなし俊郎 委員  先ほど、学校運営協議会は一定の範囲で法的な効果があるというふうに言っていたけれども、学校運営協議会には具体的にどのような権限があるんでしょうか。
◎教育改革推進課長 1つは、校長が作成する学校運営の基本方針に対して承認を行うこと。それから、学校運営に関する事項について、教育委員会や学校に対して意見を述べることができるということ。そして3つ目が、教職員の任用に関して杉並区教育委員会また東京都の教育委員会に対して意見を述べることができることなどでございます。
◆はなし俊郎 委員  そうしますと、学校運営協議会は、学校評議員と違って大きな権限と責任があるということですよね。
 それで、学校運営協議会の設置校数と今後の設置に向けた計画というものがどのようになっているのか、お示しください。
◎教育改革推進課長 学校運営協議会につきましては、教育ビジョン推進計画に基づきまして、設置を拡充しているところですが、22年度現在で小学校8校、中学校6校の計14校となってございます。また、23年度については、新規に3校を立ち上げる予定となってございます。
◆はなし俊郎 委員  現在の教育ビジョン推進計画というのは、23年までの計画が定めてあるんですけれども、24年以降の学校運営協議会の設置数は決まっているのか、お聞かせください。
◎教育改革推進課長 平成24年度以降につきましては、今後新たに作成を予定しております新教育ビジョン、そしてビジョン推進計画の中で決定してまいりたいと考えております。
◆はなし俊郎 委員  小中学校で14校に設置した学校運営協議会というのは、学校を取り巻く経営、教育活動の現状というものがあると思うんですけれども、これにさまざまな試行を重ねて取り組んできたというふうに考えるんですけれども、学校運営協議会での課題というのか成果というのか、この辺はどうなっていますでしょう。
◎教育改革推進課長 成果と課題というところでございますが、校長の経営意識が高揚したということ、それから協議会と教職員というのが非常に連携が強化されて、学校運営に生かされているということでございます。特に、開かれた学校づくりという点で、地域の方々が学校の中に入ってきて、学校運営に参画するようになったというのは大きな点かなというふうに考えてございます。
 今後は、より開かれた学校づくり、また学校運営協議会が区内全体に広がっていくように進めてまいりたいというふうに考えております。
◆はなし俊郎 委員  地域に開かれ、地域が支える学校づくりというものが、区長の言っている新しい公共、この辺の発想と同じなのかなというふうに思うんだけれども、これからもこうした取り組みを発展させていただいて、「いいまちはいい学校を育てる〜学校づくりはまちづくり」という言葉がありました。これに邁進していただければと思いますので、最後に意見として言わせていただきます。
 ありがとうございました。
○今井讓 委員長  自由民主党杉並区議団の質疑の途中ですが、ここで3時25分まで休憩いたします。
                         (午後 3時02分 休憩)
                         (午後 3時25分 開議)
○今井讓 委員長  休憩前に引き続き委員会を開きます。
 自由民主党杉並区議団の質疑を続行いたします。
 関委員、質問項目をお知らせください。
◆関昌央 委員  質問項目を申し上げます。荻窪駅周辺まちづくりについて、区費教員について、時間があれば小中全校エアコン設置、また景観まちづくり等やらせていただきたいと思っております。
 まず最初に、私は、荻窪駅をご利用なさっている多くの区民の皆さん、そして地元の皆さんの立場を支援するという方向で質問させていただきたいと思います。
 まず最初に、駅北口上りエスカレーターが設置された経緯について、どことどんな協議をして設置したのか、いつごろ設置したのか、お伺いいたします。
◎拠点整備担当課長 たしか昭和50年代だと思いますが、地元から要望が都議会のほうに出て、そこで東京都と区とメトロとあわせてJR、4社で協議を行った結果、エスカレーターを東京都が設置し、管理はJRが行うというような形になったと聞いております。
◆関昌央 委員  そうすると、もう20年以上前ですよね。
 この費用は東京都が出したと言うけれども、建設費用は幾らぐらいかかったんですか。それで、JRが維持管理ということだけれども、大体幾らぐらいかかっているの。
◎拠点整備担当課長 ちょっと手元に資料がございませんので、後ほど答えたいと思います。
◆関昌央 委員  委員長、ここ、大事なところなんですよね。
◎土木担当部長 概略でございますが、多分、その当時でも4,000万円とか5,000万円ぐらいの設置費がかかっているんじゃないかなと思います。JRさんのほうも、年間の維持管理費は、ちょっと数値ございませんけれども、エスカレーターなんで、五、六百万ぐらいは電気代を含めてかかっているかなというふうに想像できます。杉並区でも、別なところでやっていると、そのくらいかかってございますので。
◆関昌央 委員  南口でもエスカレーターを設置していますよね。これについてはどういうぐあいになっていますか。
◎土木担当部長 南口のほうは、当時、杉並区とメトロで協定いたしまして、杉並区のほうでは、当初の建設費だけお金を出しまして、多分、折半ぐらいで出しまして、維持管理と財産はメトロのほうになってございます。
◆関昌央 委員  多分と言うけれども、杉並区が出しているんでしょう。幾らぐらい出したんですか。
◎土木担当部長 半分ぐらいだと。
◆関昌央 委員  金額。
◎土木担当部長 ですから、当時四、五千万でしたら、2,000万ぐらいは出しているのかなというふうに聞いております。
◆関昌央 委員  このランニングコスト、年間幾らぐらいですかって言ったら、北口の上りについては数百万だと。じゃ、南口は大体幾らぐらいなんですか。
◎土木担当部長 同じような費用がかかっていると思いますので、大体五、六百万とか、そのぐらいかと。
◆関昌央 委員  なぜこうやって聞いているかというと、昨年の第4回定例会で、私は、荻窪駅北口広場からJRの改札まで通じている、あそこの階段のところに、下りのエスカレーターを設置していただけませんかと。というのは、超高齢社会で、24万人からの方々が荻窪駅全体を使っていて、その中の一番へそである北口のところは、17万人ぐらいだったと思いますけれども、使われていて、非常に歩くのが不便な方も大勢いるので、エレベーターを設置していただいたのはとってもありがたかったけれども、エスカレーターも、今、ごく当たり前にバリアフリーで盛んですから、どうですかと伺ったときに、第2質問でご答弁いただいたのをはっきり覚えています。関さん、下りのエスカレーターを設置するのに約30億円かかるんですって。30億円といったら、小中学校できちゃうんですよ。エスカレーター1基設置するのに、私の常識からすると、そんなにかからないと思うの。先ほどご答弁いただきました、何十年か前でも五、六千万円しかかからなかったんじゃないのって。何で30億円もかかるの。
◎まちづくり担当部長 私が答弁いたしましたので、ご説明いたします。
 ちょっと設定の条件が違うということで申し上げたいと思いますが、今、委員のご指摘は、現在のエスカレーターの横の階段のところにつけるということで質問があったと思うんですが、私がちょっと誤解して、答弁が申しわけございませんでした。今の階段のところにエスカレーターをつけますと、階段の幅がかなり狭まりますので、これは設置できないというようなことなので、今まで私たちが検討しているのは、その外側にエスカレーターをもう1本つけるという工事でございます。確かにエスカレーターだけ設置すれば、4,000万とか5,000万程度ですが、そのときは線路をあわせて拡幅工事も少ししないと通路幅ができないということで、そうなりますと、今現在4線通っておりますが、その下にけたを通して、掘削工事をして、安全工事をする、そういうことで30億円だということでございます。
◆関昌央 委員  大塚部長さん、とても仲よしにさせていただいているから、これ以上は余り言いたくないけれども、私は、どこだっていいから、利用する住民の皆さんにとってプラスになるように、まして今はバリアフリーの時代ですよ。一番の拠点駅だから少し工夫をしてくださいよって、お願いをしたいのね。
◎まちづくり担当部長 当然、そのような形で、今度、新しく荻窪のまちを検討していきますので、十分そのことを踏まえて立派なものをつくっていきたいと考えています。
◆関昌央 委員  関連して、荻窪駅北口については、つい最近まで私の頭の中では重層化計画ってあったんじゃないかな。それが何だか知らないうちに、最初は東京都と区が一緒にやろうということだったんだけれども、都が身を引いて、区は一部分やろうと言っていたのが、知らないうちに区も取りやめて、この重層化計画って、もうなくなっちゃったんですか。
◎拠点整備担当課長 平成5年に地元からまちづくり構想が出てきて、それを受けて、平成6年に荻窪駅周辺まちづくりの基本的な考え方ということで、区のほうで計画を立てました。その中では、東京都に重層化を要請するということで、それ以来、東京都に重層化を要請してきたところでございます。ただ、駅広の中に旧青梅街道が入っているんですけれども、そこに東京ガスの幹線のガス管が入っていると。それの切り回しに相当のお金がかかるということで、なかなか難しいという経過がございました。
 また、平成4年ぐらいに、東口北側の再開発の動きもございましたので、その再開発の動きと駅広の拡幅をあわせて一緒に検討していこうということで、駅広の拡大を検討していたんですけれども、そういった経過がございました。
◎区長 今、所管部長のほうから過去の経緯についていろいろご説明がございましたけれども、ちょうど関委員と私も区議会同期で、平成3年4月に当選したわけであります。当時から荻窪をめぐるいろんな問題というのはございました。まちの皆さんのいろんな思いというものも、ある程度地元の議員として聞いておりました。
 そういう中で、今、部長のほうからご答弁させていただきました中で、要するに、区と都の関係ということがまず1つありました。当時は、区も財政事情が非常に厳しいというようなこともあったのかもしれませんけれども、それ以上に、非常にまちづくりに対して慎重であったというか、少なくとも積極的というような印象は、私自身も議員として持っていませんでした。その後、前区長に交代して、それからは、事業主体はどこがやるんだということが1つの論点だった。区のほうとしては、事業の規模から考えて、都にという要望があった。都のほうからすると、それは地域の問題だろうということで、このボールの投げ合いというものに終始した感がございます。
 私は、平成5年に都議会に転身をして、今度は東京都の側の意見というのを頻繁に聞く機会もございましたけれども、例えば山手線のターミナルとか、それこそ都心の業務機能が一層集積し、昼間人口と夜間人口の差も非常に大きな、そういう地域については、やはり規模として東京都の1つの戦略的なまちづくりということで、東京都が事業主体で取り組むという位置づけになるわけですけれども、こういう山手線の外の地域については、それは地域地域のまちづくりの問題だろうというのが大体都のほうの考え方でありました。ですから、いつまでキャッチボールしていてもどうにもならないことなんだろうなということを私も実感していました。
 その間、経済情勢も大きく変化してきて、その中でまちづくりをめぐる問題もいろいろ変わってきたということが過去の経過としてあっただろうと思います。
 私自身がそういう過去の経過を踏まえて感じていますのは、今、部長のほうから、最初にご指摘のエスカレーターの話もありましたけれども、荻窪だけは、今さら高架をやるということは、非常にリアリティーのない、実現性のないチャレンジになるだろうというふうに思っているわけです。したがって、高架でない今の状態を前提として、一体どういうような、高齢者や障害者すべての人々が本当に今よりもスムーズに南北の交流ができるとか、あるいは商売をされている方々も、にぎわいが創出され、それがまた商業活動にも反映し、区もそれで繁栄していくというようなことにするためには、どういう絵をかいていかなきゃならないのかということを真剣に考えていきたい、いくべきだというふうに思っているわけです。
 そういうことの中で、これは国、東京都、区と、どっちが事業主体で、どうだというような話ではなくて、まずきちっと協力関係を構築していくという必要性が私はあるだろうと。そういうことと並行して、何をするにもJRとの交渉というか、協力関係というものも避けて通れないというか、それがなくては通路1つ満足に通せないという現実があるわけですから、そういう意味で、みんなが当事者としてこのまちづくりにきちっと関心を持ち、同じ目標を共有できるような、そういう構想というものを考えていく。すべての人にとっても夢になる、またそういった公的セクターについても、そういうことに対して積極的に取り組む意義をそれぞれ持つ、またJRも1事業者としてそこにきちっと当事者として参加をしていこうというような形のものができれば、今まで超えられなかった壁も超えていけるような道筋がついていくんじゃないかなというふうに思っているわけです。そういう意味で、今般、国と都と区の連絡会議も、それだけをやるわけじゃありませんが、そういうことも1つ念頭に入れながら、設置をさせていただいたということなので。
 ただ、一番大事なことは、地元の皆さんの声だと思うんですね。地元の皆さんがどういうものを求めるのかということが、私は、地元の機運というものが一番大事なことだろうと思っておりますので、そういう意味で、ぜひ地元の関委員にもさまざまな形でご指導、ご鞭撻を賜りたいというふうに思います。よろしくお願いします。
◆関昌央 委員  区長、どうもありがとうございます。私は、この項の最後に、まとめとして、地元の声を大切にしてくださいって言ってくれちゃったから、質問を半分ぐらいちぎっていきますけれども、本当に、国、都、そして区のまちづくり連絡会議は大事だと思っています。というのは、北口のあの近辺、立ち退きでもめていたときに、国が入ってきたり、都が入ってきたり、区が入ってきたり、それからJRが土地を持っていたり、あの下は水道幹線が通っていたりって、大変な複雑な関係があると聞いていました。だから、そんな意味でも、この国、都、区の連絡会議を通してうまく、非常に難しいだろうと思うし、JRも入ってくるから大変だろうと思いますが、よろしくお願い申し上げます。
 それから、この項で、北・東地区についていろいろとお考えのようですけれども、簡単に教えていただけますか。
◎拠点整備担当課長 北・東地区の状況ですけれども、再開発の検討区域の真ん中に商業ビルができたということで、現在は、準備組合については休止状態になっているというふうに聞いております。
◆関昌央 委員  荻窪地域というと、21世紀の荻窪を考える会というのがありましたよね。皆さん、覚えていますか。
◎拠点整備担当課長 地元にそういった団体があるということは、もちろん存じておりますし、現在もあるというふうに認識しております。
◆関昌央 委員  だから、あの人たちが描いた夢というのが、いろんな意味で実現すると、荻窪がよくなれば、杉並の発展に大きく寄与すると言っていますから、先ほど区長が言ってくれたとおり、地元の皆さんの声をよく聞いて、その声を大事にしていっていただきたいと思っております。
 次に、時間の関係ではしょって、区費教員についてお伺いいたします。
 平成23年度は、120名の区費教員、具体的にどのように配置されるんですか。
◎教育人事企画課長 あくまでも現時点の予定でございますが、1年生から5年生までの30人程度学級実施のために約50名、特色ある学校づくり等のために約70名、これは全43校になりますが、配置する予定でございます。
 具体的には、特色ある学校づくりの主なものとしては、理科専科が約40名、大体六、七名になりますけれども、体育専科、算数少人数、そして特別支援教育の充実等で活用していきたいと考えております。
◆関昌央 委員  特別支援教育というのは。
◎教育人事企画課長 まずは特別支援学校、養護学校ですね、あるいは固定の特別支援学級に配置したり、あるいは学校で取り組む特別支援教育の推進のために活用するということでございます。
◆関昌央 委員  1期生、2期生の皆さん、配置された平成19年、20年、各学校の校長先生初め先生方の区費教員に対する理解が十分でないことから、区費教員への風当たりが強く、不安を抱いた区費教員も少なくなかったという話も聞いたことがあります。最近はこのようなことはなくなったんですか。
◎教育人事企画課長 委員ご指摘のとおり、確かに、配置したばかりのころは区費教員の数も少なく、未配置校も多かったということから、十分に理解できてない校長や教員も少なからずおりました。しかしながら、今年度から全校配置となりまして、何よりも、区費教員が一生懸命頑張って成果を上げてくれたということで、今では区費教員に対する理解が急速に深まってきております。こういったところから、全校から、ぜひ来年度は区費教員を配置してほしいという強い要望を受けるようになっております。したがいまして、こういった状況からも、理解不足から生じる不安というものはかなり解消されたと認識しております。
◆関昌央 委員  ぜひということで、とってもいい話ですね。私も同様に思うんです。区費教員の皆さんは杉並区の宝だと私も思っています。この先生方が将来に不安を抱えることなく、安心して日々の教育に専念できるよう、環境整備を一日も早くしていただきたいと思います。
 それから、校長の昇任について制度設計が進んでないと、午前中のご答弁でありましたけれども、いつごろをめどに校長の昇任の問題というのは対応していくお考えですか。
◎教育人事企画課長 校長昇任の制度設計につきましては、重要課題の1つとして受けとめております。区費教員が採用されてからことしでちょうど4年が経過するところなんですけれども、校長選考の受験資格を取得するのが最短で平成34年度、そして区費教員の校長が誕生するのが平成36年度ということになります。こういった基本的なスケジュールをきちんと押さえるとともに、今後の人事権の移譲についても、国や都の動向を注視しながら、都との本格的な協議につきましては、その時期やタイミングも含めて、具体的にこれから検討していきたいというふうに考えております。
◆関昌央 委員  その辺のところ、ひとつよろしくお願い申し上げます。皆さんも、それから我々議員も、ほとんどそのころにはいないと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、先ほど学校のエアコンの問題でいろいろ質問が出ていましたけれども、たしか3校でクールヒートトレンチというのは導入しているんですよね。エアコンを全小中学校に導入したと。そうすると、この3校はクールヒートトレンチを先に使うのか、それともクーラーを先に使うのか、どっちが先なんですか。
◎庶務課長 クールヒートトレンチは換気のシステムでございまして、エアコンを運用しているときでも、熱交換器を通して運転する。同時に使えるものでございます。
◆関昌央 委員  それじゃもう1つ、すべての小中学校がエアコンを同時に稼働すると、相当環境負荷が発生すると思うんですけれども、我が杉並区は、地球温暖化対策に取り組むエコスクール、それから区の施策としていろいろやっていますけれども、この辺の整合性はどのようにお考えになっていますか。
◎営繕課長 ちょっと専門的になりますが、ご説明いたします。
 これまで学校につきましては、各教室にガス式のFF暖房機というものがついて暖房してございました。今回、590教室にガスだきのヒートポンプエアコンという最新型の省エネルギー機器をつけます。そうしますと、これまでのFFエアコンの60%のガスの使用量で冷暖房ができますので、今回、冷暖房は、普通、4カ月間暖房を使っているのが、7カ月間の冷暖房を使った場合も、これまでと同じぐらいのガス量で済みますので、今回の空調工事につきまして、より過大なエネルギーを使うということはございません。
◆関昌央 委員  今後ともさらにエコスクール化に取り組んでいただきますようにお願い申し上げておきます。
 まだちょっと時間があるので、景観まちづくりについてお伺いいたします。
 景観まちづくりの特徴、景観の色彩、まちの色については、どういうふうに皆さんお考えですか。私、この景観まちづくりというのは、すぐヨーロッパやアメリカの、あのきれいな、整然としたまちなみを思い浮かべるんですけれども、区長が良好な住宅都市をつくっていきたいということを言っていると、皆さんの感覚というのはどういうふうに思われているのか、その辺、確認させていただきたい。
◎まちづくり推進課長 皆様の、ということですので、私がご答弁してよろしいか、ちょっとあれなんですが、一応景観まちづくりの中では、杉並区の地域全体を色彩調査いたしまして、平均的な、よく使われている色をサンプルとしてとりまして、色彩基準をつくってございます。それに基づいていろいろな建物などをつくっていただければ、良好な景観、落ちついたまちなみというのが形成できるものだと思いますし、それを多くの区民の方が望んでいらっしゃるのではないかというふうに考えてございます。
◆関昌央 委員  多くの区民が望んでいるのなら、ちょっと予算化して、その方向性を出していただきたいと思いますけれども、最後にいかがですか。
◎まちづくり推進課長 予算化という点で申し上げますと、景観条例あるいは景観計画、色彩基準につきましては、既に作成をしてございます。それに基づいて、今、誘導指導してございますので、特に啓発については今回も予算を設けてございますので、積極的に啓発活動に努めてまいりたいと思います。
◆関昌央 委員  どうもありがとうございました。
○今井讓 委員長  大泉委員、質問項目をお願いいたします。
◆大泉時男 委員  耐震改修促進と道路台帳の整備、それからNHKグラウンド、小中一貫教育について。
 まず、耐震改修促進の件なんですけれども、耐震改修に対する支援をしていくということで書いてありますが、具体的にどのような支援をしていくのか、そしてまたその支援を受ける場合、どういう手続を踏んでいかなければならないのか、それをお答えください。
◎建築課長 耐震改修の支援につきましては、主に耐震診断の支援と改修の支援がございまして、耐震診断の支援につきましては、耐震診断をするための、木造であれば、例えば簡易診断を無料で行うとか、精密診断も、これまででしたらば、区の派遣した精密診断士が精密診断をするというようなこと、あるいは木造以外でしたらば、精密診断にかかる費用を補助金として出していくというような形で、また改修についても同様でございまして、改修工事費、対象となるものに対して補助金を支給するというような形で支援をしているものでございます。
◆大泉時男 委員  その補助金の割合なんですが、診断にしても改修にしても、大体どの程度の割合ぐらい補助するつもりなんですか。
◎建築課長 大きさとか対象によっていろいろ異なってまいりますけれども、モデル的にいいますと、例えば助成制度で、所有者が診断については大体5分の1くらい出す中で、残りを区市町村と国、都で出していくというような形になってございます。
◆大泉時男 委員  これは診断だけですね。改修工事についても同じでいいんですか。
◎建築課長 改修工事につきましては、木造でありましたら、対象工事費の2分の1以内、かつ、いろいろとケースが分かれるんですが、限度額100万円以内で出すというような形で行っております。
 それから、非木造でございましたらば、これもいろいろケースが分かれるんですが、一般的にいいますと、一番多いケースでいいますと、3分の1の費用で、限度額が、それぞれ分かれるんですけれども、例えば1,000万とか1,500万、一番出すものでは4,000万というものがございます。
◆大泉時男 委員  年間どれぐらいの数が出るかによって、かなりの経費がかかるのではないかなというふうに思うんですが、その辺は、例えば年間限度枠が何件とか、そういうものをお持ちになっているんですか。
◎建築課長 ちょっと細かくいいますと、複雑になってございますので、大体支援全体の費用ですが、耐震診断支援で23年度予算では4,500万円分、改修の費用では8,000万円強の費用を予定しているところでございます。
◆大泉時男 委員  そうすると、大体トータル的に1億2,000万ぐらいですか。予算額では1億2,600万というふうになっているわけですが、ただ、これ、希望者がずっと出てきた場合にどういうふうに選別をするのか。その辺はどうですか。
◎建築課長 基本的には、これまでの傾向等から、希望者全体を賄えるということで見積もりを組んでございますけれども、もし非常に多く出てきたときには、少しお待ちいただくとか、翌年に延ばすとか、いろいろ工夫をしていかなければいけないというふうに考えてございます。
◆大泉時男 委員  この間ニュージーランドの地震もありましたので、かなり、そういう面では一般の方も気を使っているのではないかなというふうに思います。
 次に行きますが、道路台帳の整備なんですけれども、国から街区基準点の移管を受けて、区の公共基準点として閲覧、情報が出るということですけれども、これができると、区としては今後どういう作業がはかどるというか、出てくるんでしょうか。
◎土木管理課長 街区基準点でございますけれども、国が全国の都市部の地籍調査をするために設けた基準点で、これの移管を受けます。この基準点につきましては、新たな世界測地系という、細かいんですが、基準ができていますので、万が一地震等が起こっても、完全に復元できるという基準点になります。区としましては、区の測量または道路との官民境界、こういうところで使っていけますので、かなりしっかりした体制ができる、このようにご理解いただきたいと思います。
◆大泉時男 委員  測量問題は、いろいろ、近隣との問題を起こす可能性があるわけですが、そこでちょっとお尋ねしたいんですが、道路上にある民間の土地がございますね。これは一体これからどういうふうな扱いをしていくつもりですか。
◎土木管理課長 確かに、歴史の中で民有地がございます。これにつきましては、私ども、スピードはちょっとまだ足らないといえば足らないんですが、順次寄附をいただくような形で、今対応しているところです。私どもとしましても、道路法の関係はきちっとできておりますので、特に問題はありませんけれども、改めてきちっと順次整理していきたいと思っています。
◆大泉時男 委員  これはお願いですが、なるべく早くやっていただかないと、相続が起きてどんどんどんどん広がっていっちゃう可能性がありますし、どこかで区切りをつけて、今、道路上にある私有地については、全部公有地だというふうな判断を下さざるを得なくなってくるんじゃないかなという気がするので、その辺のところを十分対応していただきたいと思って、これは要望しておきます。
 次に、NHKグラウンドなんですが、現在のNHKグラウンドは、今はまだNHKが所有しているんですか。
◎みどり公園課長 NHKから区がお借りしている状況でございます。
◆大泉時男 委員  話によると、都が買収するとかなんとかという話もちらっと聞いているんですが、これは先の話かもしれませんが、その辺はどうなんでしょうか。
◎みどり公園課長 NHKグラウンドを含めて、あの区域全体が都市計画高井戸公園区域になってございますので、将来、東京都が整備する公園ということでございます。
◆大泉時男 委員  いずれ東京都があそこの所有権をつかむと。そして都がとれば、当然、区のほうに事業とか管理の移管が出てくるんじゃないかなと、こんなふうに考えてよろしいんですか。
◎都市整備部長 今、みどり公園課長がお答えしたように、この区域全体が都市公園区域になっています。将来、事業規模から申し上げて、都立公園として整備されることは都区の間で意見の相違がございませんので、最終的には東京都が買収して、全体を都立高井戸公園として整備するということになりますが、今のところ、まだ優先整備区域に位置づけられておりませんで、具体的にいつ買収するとかというお話にはなってございません。現在、東京都の公園緑地の整備方針というものが一定の見直しに入ってございますので、この中でできるだけ優先度を高めていくように、区としても働きかけているところでございます。
◆大泉時男 委員  これだけ広大な土地というのは、なかなか杉並では手に入らないんじゃないかなというふうな気がいたします。ただ、今杉並では、前にもちょっとスポーツの施設の問題が出ておりましたけれども、スポーツ施設が非常に貧困であります。それはなぜかというと、とにかく高等学校や大学の大会をやる場合に、都の大会が杉並ではできない、みんなほかの区で都の大会をやっているわけですから、全部の種目とは言いませんけれども、1つでも2つでも都の大会ができるような、そういう施設を杉並でもつくるべきじゃないかというふうに思いますが、どうお考えになりますか。
◎都市整備部長 ご指摘のとおりでございまして、今、東京都が整備している和田堀公園、こちらのほうも、かなりグレードの高い400メートルトラックが整備される予定でございますけれども、高井戸公園につきましては、運動公園という位置づけがなされておりますので、また区民のご意見も聞きながら、具体的な整備着工というお話が近づいてくれば、区としても必要な要望をしてまいりたいと考えてございます。
◆大泉時男 委員  区長も、杉並のこれからのまちづくりといいますか、そういうものに非常に興味を持っていらっしゃるようでございますけれども、杉並区の都市化をする場合、あれぐらいの敷地がないと、なかなか思うようにいかないんじゃないか。そういう面では、そういう区長の思いをつくるためには、あれを公園ではなくて、何かほかのものに使うような考えはないのかどうか、その辺をお聞きしますと同時に、この敷地については、前々からよく菊池副区長がいろいろ担当して、設計をされているというふうにも聞いておるんですけれども、その辺の構想をどういうふうに今後持っていくのか、その辺の考えを聞かせていただければありがたいんですが、よろしくお願いします。
◎副区長(菊池) 今、お話しいただきました高井戸公園も含め、また周辺の整備も含めまして、本会議でも区長のほうから申し上げたとおり、あそこにつきましては、今後の重要な整備をする拠点というふうに考えてございます。また、区民の皆様方から、町連ですとかそのほかの団体からも、あそこの整備を早く進めるようにということで、ご要望をいただいておりますので、今、都市整備部長がお答えいたしましたように、東京都のほうに働きかけていくとともに、我々としても一日も早くあそこの目鼻がつくようにしていきたい。都が手をつけるまでの間、区がとりあえずお借りして、区民に使っていただくような形で何とか耐え忍び、具体的な整備を明らかにしていきたいなというふうに考えてございます。
◆大泉時男 委員  ぜひ有効な利用をしていただきたいなと思います。
 あそこは、例えばほかの企業が持っているグラウンドや何かありますよね。あれ一帯全部入れると、大体どれぐらいの面積になるんでしょうか。
◎都市計画課長 高井戸公園の全体の面積でございますけれども、約17.4ヘクタールということになってございます。
◆大泉時男 委員  それじゃ、次に行きます。
 小中一貫教育についてちょっとお尋ねしたいんですが、今回の質問でも随分いろいろと小中一貫校の教育について出ておりますけれども、具体的に小中一貫教育というものがどういうものなのか、我々もそうなんですけれども、ほかの区民に聞いても、理解できてない部分があるので、どういうふうにそれを説明したらいいのか、それを教えていただきたいと思います。
◎統括指導主事 杉並区が実施する小中一貫教育につきましては、知徳体、確かな学力、豊かな心、それから健康な心身、それらの調和のとれた人間形成を目指して行うものでございます。子どもたち1人1人が自信を持ってこれからの人生を生きていく力を義務教育までにしっかりつくる、そういった基盤を整備していく、これを自治体の責任で行っていく教育であると考えております。
◆大泉時男 委員  当然、教育は、今までもそういう目的の中で皆さんはやられていると思うんですが、ここに来て、どうしてもやらなければいけないという状況になってきたという、その背景はどういうことでしょうか。
◎統括指導主事 これまでも、小学校6年間、中学校3年間、それぞれ学校は役割、責任に基づいて行ってきたところでございます。当然、連携というものをこれまでも行ってまいりました。しかし、小学校、中学校の接続の部分で、円滑な接続でない課題が見られる。例えば小学校で学んだ、身につけた体力が中学校で維持されていないとか、生活指導の方針が一貫していないがために子どもが混乱してしまう、こういった状況が子どもたちの成長や発達を妨げているという実態が見られることから、必要であると考えております。
◆大泉時男 委員  現在の杉並の中で、一貫教育に向けてどの程度進んでいるというか、浸透しているか、その辺はどういうふうにお考えですか。
◎統括指導主事 昨年度、基本方針を策定いたしまして、今年度からすべての小中学校で地域や学校の実態に応じた取り組みを行っております。例えば、1つ例を挙げますと、小学生が中学校を訪問する、いわゆる体験入学というようなものでございますが、中学校23校中16校が今年度実施をしております。また、教職員同士の合同の研修会、これは23校中17校、それから、教育課程外の活動も含みますが、小中学生が触れ合う交流活動につきましては、23校中22校の実施でございます。
◆大泉時男 委員  そうすると、最終的には全校が小中一貫校になっていくんですか。
◎統括指導主事 施設が1つになった、小学校と中学校が1つになった施設一体型の小中一貫教育校を、すべての区内の小中学校で設置することは考えておりません。
◆大泉時男 委員  その割合はどれぐらいになる予定ですか。
◎統括指導主事 まだそのあたりは今後の検討課題でございますが、現在計画になっているのは、平成27年度開校の新泉・和泉地区の小中一貫教育校のみでございます。
◆大泉時男 委員  そうすると、新泉と和泉中の、今それだけが目的で、ほかのところはそこに向かって進んでいないんですか。今、一体の一貫校というのは。
◎統括指導主事 一貫校につきましては、新泉・和泉地区1校で現在のところ計画。これ以降の一貫校については、まだ計画は未定でございます。ただ、小中一貫教育は、9年間通した学びという1つの教育の理念でございますので、この一貫した理念に基づく教育については、すべての小中学校66校で現在実施しております。
◆大泉時男 委員  わかりました。ありがとうございました。
○今井讓 委員長  伊田委員、質問項目をお知らせください。
◆伊田としゆき 委員  では、自民党の最後でございますけれども、質問項目を通告させていただきます。
 最初に、予算書229ページの西武線新宿線沿線まちづくりにつきまして、立体交差につきましてお伺いさせていただきたいと思います。2点目に、区営住宅の運営管理、高額所得になった方々に対する指導はどのように行われているか、お伺いをさせていただきたい。次に、243ページの南北バスの運行路線拡大、南北バスにふさわしく、西武沿線との接続を考えるべきではないかと思いますので、お伺いをさせていただきます。次に、265ページで、南伊豆健康学園の維持管理につきましても、若干お伺いをさせていただきたい。あと、273ページ、井草中学校の改築工事の進捗状況、また井草森公園の運動場の維持管理費、地下駐車場の利用状況が非常に効率が悪いようでございますので、数値でお伺いをさせていただきたいと思います。あとは、公有地財産の活用について、そして狭あい道路につきましてお伺いをさせていただきます。あと、学校支援、協働につきまして、お伺いをさせていただきます。そのほかに、区長が20年前に予算委員会で述べた資料を持ってまいりました。この中から、地元がどれだけ思うようになったかを区長に聞きたいと思っております。以上です。
 では、まず最初に、南伊豆健康学園について、外部評価では廃止の方向と出ておりまして、この中に、今後は、病弱児童に対しまして、代替策を検討し、必要な対策を講じると書いてあります。父兄、保護者の皆さんは大変心配していらっしゃると思うんですけれども、この辺の方向性を伺います。
◎学務課長 今後の代替策についてでございますが、過日もご答弁させていただいたとおり、大きくいえば、南伊豆健康学園そのものが持っています病虚弱児対策ということが1つ。あわせて、今現在、心理的課題をお持ちのお子さんがいらっしゃるというところで、心理的課題についても区内で行っていくにはどうすべきなのかというところも検討していく必要がある。いずれにつきましても、既に区内で取り組んでいる事業でございますので、それらを再構築するという形で今後進めていきたいというふうに考えているところでございます。
◆伊田としゆき 委員  保護者の立場をしっかりとわかって進めていただきたいと思って、要望させていただきます。
 次に、連続立体交差でございますけれども、今まちづくり勉強会等も始まっておりまして、区長が立候補なさったときには、ちょうど環8の工事中。このような工事でどうするんだ、自転車はどこに置くんだと、区長も言っていらっしゃったんですが、現在は中野区なり練馬区は高架なり地下に方向性が決まっているんですけれども、当区としては、今後の取り組みは、大きな観点からどのように行くのか、副区長、いかがでしょう。
◎副区長(菊池) 西武線の連立でございますが、中野区は野方から地下ということで計画を進めている。また、練馬区のほうでは高架ということで進めておりますが、杉並につきましては、今、地域に入って勉強会を始めている。地域の皆様方のお声をよく聞いて、どういうことが一番いいのか、地域のためになるのかということを、これから検討してまいりたいというふうに思っております。
◆伊田としゆき 委員  ぜひよろしくお願いします。
 では引き続きまして、公有地財産につきまして、23年度は、国、都、区の3者によりましてまちづくり連絡会議を設置し、公有地の有効利用を協議、検討していくという形で、これまでにない新しい仕組みと思います。これがうまく機能することを私も期待しております。
 私はここで、杉並中継所跡地の活用について、折に触れて質問をしてまいりましたが、都との関係で、中継所のほかには、有効活用する観点から見て、どのような問題があるのか、この点についてお伺いをさせていただきます。
◎企画課長 これから国と都との連絡会議を4月に立ち上げて、必要な情報を共有しながらということですけれども、現時点で都との関係で申しますと、主なものとしては、1つには、都税事務所も築40年建っているというふうに伺っています。それともう1つには、青梅街道沿いの交通局の杉並車庫についても、あの土地の中で、いわゆる洗車場等、耐震上の課題があるというふうにも聞いていますので、そうしたことも含めて、これから情報共有して、どんな有効活用が考えられるのかということだというふうに思っています。
◆伊田としゆき 委員  今のご答弁、都税事務所とか都バスとか、まあいいと言えばいいかもわからないけれども、あの地域に合わないと思います。もっといいものを考えるべきだと思いますけれども、中継所につきまして、移管後20年、現在の制約は恐らく清掃関係、なかなか本格的活用に向けては、検討も進んではいると思いますけれども、念のため、くどいようでございますけれども、確認のため、移管後20年とはいつになるのか、今後また、有効利用で今おっしゃったけれども、もっとほかのものを考えるべきじゃないかと思うんですが、もう一度伺います。
◎企画課長 12年から20年間ということですから、平成32年ということになるかと思っています。移管後20年間は清掃関連施設という移管条件、これが1つ大きなハードルというふうに思っています。この間、その移管条件について、都の財務担当部局のほうに、柔軟な対応は考えられないものかということでご相談もしてまいりました。ただし、このことについては、都と23区の合意事項という中で、個別具体的にその考え方を外すようなことは極めて難しいということで、この間もそういうことは聞いてまいりました。
 今後、その移管条件の中でどんなことが考えられるのかという検討を引き続き行うことは当然のこととしながらも、平成32年以降に具体的に全体の施設配置のあり方等も含めてどういうふうに考えていくかというようなことも含めて、もう少し大きな視点でも考えていく必要があるのかなと、こんなふうに今現在は思っています。
◆伊田としゆき 委員  地域にとりましては大変重大なことでございます。真剣に取り組んでいただきたいと思います。
 次に、狭あい道路につきましてお伺いさせていただきます。
 既にきょう午前中も出ておりましたけれども、区政経営計画書19ページに、本年度、拡幅整備に5億円が計上されております。この事業の目的について、また事業が開始された年度、また整備の延長はどのように実施されてきて、どのような成果があったか。これにつきまして、住宅等の建て替えの際は、1軒ごとに拡幅整備を行っていると思いますが、今までの状況、そして完成率等をお伺いさせてください。
◎土木管理課長 事業の目的ですけれども、いわゆる2項道路を4メートルに拡幅しまして、良好な居住環境の確保と防災性の向上を図ることにあります。
 事業につきましては、平成元年4月より開始しておりますけれども、これまでの整備延長距離は、21年度末で約155キロとなっております。
 また、年間の整備件数につきましては、ここ数年ですけれども、500件前後で推移しておりまして、大方の所有者の協力が得られているという状況でございます。
◆伊田としゆき 委員  すばらしい成果が上がっていることで、安心いたしました。
 田中区長がおっしゃっている質の高い住宅都市を目指すために、狭あい道路の解消は必要不可欠と私も思っております。引き続き全力で取り組んでいただきたいと要望いたします。
 関連してお尋ねさせていただきますけれども、お聞きいたしますところ、山口課長は、この3月に定年を迎えられる、退職されるという形で、区にとっても貴重な方々が退職されるような、おめでたいような、寂しいような気がいたします。山口課長におかれましては、建築の専門家としてお仕事につかれ、最近では土木行政にも携わられ、区の技術職員のかなめとして活躍されてきたわけでございますけれども、今後、技術職の皆さんに、また期待する皆さんに贈る言葉と、また今までの感動、成果を教えてください。
◎土木管理課長 おかげさまで3月末に定年を迎えることになります。ひとえに皆様のおかげと感謝申し上げます。
 技術職員の使命といたしましては、私は、質の高い区民サービスが提供できるよう不断の努力を行うことというふうに考えております。そのために、他の先進自治体から学ぶことにより、広い視野を持った職員を育てるよう心がけたつもりでございます。
 長い間、失敗も成功もございましたが、本当にお世話になりました。
◆伊田としゆき 委員  本当にありがとうございました。
 引き続きまして、学校支援と協働につきましてお伺いさせていただきます。
 この件につきましても、学校支援本部や地域運営学校をつくってきたと思いますが、昨日、また先ほどのはなし委員の質疑でもいろいろ出ておりましたけれども、今年度中にすべての小中学校に学校支援本部が設置されるとお伺いしております。それぞれの学校でご努力されていると思いますが、名にふさわしい質の伴った地域の学校となるように、引き続きご努力を要望させていただきます。
 そのような中で、関連してお尋ねいたしますけれども、こうした地域による学校支援の取り組み、この間、全庁的に進めてこられた協働化の一環であるわけでありますが、田中区長も区長就任直後の所信表明の中で、新しい公共の発想により、区政経営を刷新し、区民との協働を推進すると述べております。これからの少子高齢化の中で、地域の人々同士による助け合い、支え合いが欠かせないと思います。
 聞くところによりますと、大藤部長は、この3月に定年を迎えられる、退職されるというお話を伺っておりますけれども、大藤部長には、私は20年ほど前、経済勤労課、また下井草の地域主査として、いろいろな面で長い間大変お世話になりまして、ありがとうございました。
 その後は、地域のコミュニティ行政に長くかかわられ、また、現在は協働の本当のまとめ役として行政管理担当部長としてつかれておりますが、定年を迎えられるに当たりまして、最後ではございますけれども、協働の今後のあり方について所見をお伺いさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎行政管理担当部長 伊田委員には、青少年の野球の審判までやらせて、大変申しわけなく思っております。
 今、協働ということが出ました。これからの区政運営で、協働の推進というのは非常に重要なことだと思いますし、その具体的なあり方等については、新しい基本構想、総合計画の策定の中で、多角的に議論されていくべきものというふうに考えておりますが、人事行政のほうも担当しておりますので、そうした協働を進める上で、何よりも、私たち、協働の一方の当事者である行政に携わる職員の意識と行動、これが非常に重要だなということを感じております。
 委員ご指摘のように、地域課のときも含めまして、私のこれまでの生活の中で、さまざまな地域の方、区民の方と接してまいりましたけれども、その中で、本当にまちを愛し、そして社会をよくするという、そういった地道な行動に参加されている、一生懸命やっていらっしゃる多くの方々に出会ってまいりました。こうした方々と本当に我々職員が心を開いて話し合う、必要な情報を積極的に提供しながら率直に意見交換をしていく、議論をする、いわば区民の方と向き合う意識と姿勢といいますか、こういったことがこれからの職員にはますます求められているのかなと思います。こうした職員の行動と意識が、行政と区民、地域の方々、団体の方々との相互理解を深めて、その信頼を基礎に、豊かな協働の展開がつながっていくのかなというふうに思います。
 私自身についていえば、そういった意識と行動でどれだけできたかという点では、議会答弁の場も含めて、多々反省するところもございますけれども、少なくとも、人と誠実に真正面から向かい合うことの大切さと喜びといいますか、充実感、こういったことを実感できたのは、私にとっても非常に大きな宝かなというふうに今感じております。
 委員の皆様、本当にさまざまな場面でお世話になりました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
◆伊田としゆき 委員  ありがとうございました。これからも側面でぜひご支援くださいますよう、お願いいたします。本当に長いことありがとうございました。
○今井讓 委員長  以上で自由民主党杉並区議団の質疑は終了いたしました。
 これをもちまして、一般会計歳出第5款及び第7款に対する質疑はすべて終了いたしました。

 《平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議》
○今井讓 委員長  ここで、鈴木信男委員ほか5名から平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議が提出されておりますので、これを議題といたします。
 動議文を配付いたします。
      〔動議文配付〕
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      平成二十三年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議

 議案第二十五号平成二十三年度杉並区一般会計予算、議案第二十六号平成二十三年度杉並区国民健康保険事業会計予算、議案第二十七号平成二十三年度杉並区介護保険事業会計予算及び議案第二十八号平成二十三年度杉並区後期高齢者医療事業会計予算について、区長はこれを撤回し、次のように速やかに編成替えを行い、再提出することを求めます。
  右の動議を提出します。
   平成二十三年三月九日
                         提出者  鈴 木  信 男
                         同    原 口  昭 人
                         同    藤 原  淳 一
                         同    小 倉  順 子
                         同    くすやま 美 紀
                         同    原 田  あきら
  予算特別委員会委員長 今 井   讓 様
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○今井讓 委員長  鈴木委員、原口委員、藤原委員、説明者席へ移動をお願いいたします。
 提出者の説明を求めます。
◆鈴木信男 委員  大変お疲れのところを恐縮でございます。
 それでは、ただいま上程になりました平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議について、説明をさせていただきたいと思います。
 議案第25号平成23年度杉並区一般会計予算、議案第26号平成23年度杉並区国民健康保険事業会計予算、議案第27号平成23年度杉並区介護保険事業会計予算及び議案第28号平成23年度杉並区後期高齢者医療事業会計予算について、区長はこれを撤回し、次のように速やかに編成替えを行い、再提出することを求めます。
 平成23年3月9日でございます。
 提出者は、私、鈴木信男ほか5名でございます。
 恐縮でございますけれども、1枚おめくりをいただきたいと思います。
 編成替えの提案理由でございますけれども、この間、区民の暮らしは、国の悪政による税金や保険料の負担増、また非正規雇用の拡大などによって貧困と格差が一層広がる、その上、消費税の増税の取りざたがされているといった大変深刻な事態に、今、直面をしております。一方で、大企業の内部留保は総額で244兆円と空前の金余りのさなか、さらに5%の法人税率の減税あるいは大資産家に対する減税が今行われようともしております。
 本来、自治体は、こうした悪政への防波堤として、福祉向上の役割を果たさなければなりませんけれども、杉並区におきましては、こういった立場を投げ捨てて、職員の削減と福祉切り捨てを行うなどして、区民を苦しめてきたということでございます。
 認可保育園の入園を希望しても入れない子どもさんが今1,000人を超えるとともに、特養ホーム等の待機者も1,900人に届こうともしております。こうした区民の苦難に緊急にこたえることができるかどうか、今後の区政が今真剣に問われているということでございます。
 日本共産党杉並区議団が行いました区民のアンケートに寄せられた約3,800人余の声を紹介しながら、この予算特別委員会でも質疑をさせていただきましたけれども、平成23年度杉並区一般会計予算及び各特別会計予算には、我が党が求めました施策も少なからず盛り込まれておりますけれども、区民の実態に対して福祉向上の点で不十分な面、あるいは前区政の問題点が引き継がれた施策も残っているということでもございます。
 よって、田中区長初の本格予算編成に対しまして、項目を絞った上で編成替えを求めるというものでございます。
 その基本点は以下のとおりでありますけれども、1つとして、認可保育園や特養ホームの待機者ゼロの要求にこたえて、福祉の拡充を強化して、地方自治体の責任を果たすこと。子ども、保護者、教師、地域の願いにこたえた教育を行うこと。負担を軽減して、健康と命を守ること。さらに、安全・安心のまちづくりを進め、雇用対策を強化する。また、区民合意の未形成の事業や不要不急の事業については、これを削減するということ。さらに、増額に必要な財源につきましては、場合によっては起債も視野に入れながら、当面、基金等の活用で対応し、さらに財政改善など行っていくことであります。
 次に、編成替えの主な具体的項目と金額について提案をさせていただきます。恐れ入ります、1枚おめくりをいただきたいと思います。
 まず、減額する予算項目と予算額でありますけれども、減税基金積立金の10億円余を初めとして、全部で10項目を提案させていただいております。主なものとしては、財政調整基金の積立金の1億3,000万円余、また教育ビジョンの推進にかかわる予算あるいは小中一貫校の施設整備、調査測量、小中学校それぞれ1,900万円余、また、南伊豆健康学園の特養ホーム化の調査検討の50万円余などでございます。総額で12億円余ということでございます。
 さらに、増額する予算項目とその予算額でありますけれども、第1番の認可保育園の増設の1カ所2億4,000万を初めとして、全部で12項目提案をさせていただいております。特養ホームの増設で、土地の購入費、建設にかかわる費用などで17億円余、また75歳以上の通院・入院費自己負担の半減といったことで23億円余、また国民健康保険料の1世帯当たり1万円の減額で10億円余など、また耐震診断・改修の促進と拡充、さらには住宅リフォームの助成、また小中学校で30人学級を実施するといったことで、小学校のほうでの5億7,000万円余、中学校での教師分としてございますけれども、2億9,000万円余でございます。そして、12番目としては、南伊豆健康学園入園児募集経費としての37万円など含めて、全額で65億円余となっております。一般会計1,488億円の約4.4%ぐらいということでございます。
 なお、議案の朗読は省略をさせていただきます。よろしくご審議の上、ご賛同いただきますようにお願いを申し上げます。
 以上でございます。
○今井讓 委員長  これより質疑を行います。
 ただいまの説明に対して質疑のある方は挙手をお願いいたします。──質問は、恒例によりまして2度までということでお願いをいたします。
◆けしば誠一 委員  きょう、この動議の提案文をいただいたわけでありますが、これは予算委員会のときの、ある意味では共産党の恒例というか、毎回やってきたことでありますが、いつ党としてこの中身を決定したのかということですね。組み替え動議ということは、相当いろいろ具体的なことが書かれているので、こちらも中身を検討しなければいけないので、具体的にこの動議を通そうということ、あるいはまたできるだけ多数に賛同いただきたいという場合には、議会の場合には、いろいろ事前の努力とか、そういった根回し等、必要となると思うんですが、そうしたことはどうされたのかということが1つです。
 それから2つ目は、編成替え提案理由というところで7点出ています。基本的な7点の考え方については、私はほぼ賛同できます。ただ、じゃ、それを具体的にどう実現していくのかという場合に、まずは予算を立てていかなきゃいけない。この予算の立て方の中に、私は、賛成、反対を超えて、これはちょっと今の区の現状では無理じゃないかなというかという点が幾つかあります。
 ただ、予算を一応工夫した上で、仮に工夫ができたとして、12項目の予算項目というのがあります。仮にもしも予算を何とかつくり上げて、この12項目が達成できた場合に、12項目を1つ1つ言いませんけれども、これの達成はそんなに、これだけ取り上げると難しいものだという気はしないんですよ。だから、区がその気になればできるようなことだというふうに私は思いますが、ただ、もちろん予算の裏打ちがなければ難しいです。
 共産党に聞きたいのは、この12項目がもし達成されたら、今回この予算案に賛成するのかということです。この点をお答えください。
◆鈴木信男 委員  まず、今、提案させていただいたこれについて、いつ決定をしたのか、そして多数の賛同を得るためにどうしようとしているのかという趣旨が1つの質問だったと思います。
 大変恐縮ですけれども、早くできれば、これを早くから皆さんにお示しをして、多数会派、少数会派問わず、賛同をいただけるように、いろいろお話もして、また協議もして、賛同がいただけるような中身に持っていくことがあるわけでありますけれども、全体の質疑が終わってみなければ、一方ではまたわからないということもございますので、きょう、各会派の皆さんにお渡しをしてご理解を求めている、こういうことでございます。
 それから、2番目の12項目、組み替えを仮に区長のほうがしたときに、これに賛同するのかどうかということでありますけれども、1つは、組み替えがされて出てきたものを見なければいけないということでございます。それを十分検討して賛否の態度を決めたい、このように考えております。
◆けしば誠一 委員  質疑の経過を見なければということなんですが、予算ですから、あらかじめ議案として最初から中身はわかっているわけですよね。わかった中身の組み替えですから、質疑の経過とかなんとか以前の問題でね。ですから、共産党がこの組み替え動議を出す意図ですね。この予算に対して、私の立場でも、質疑を通じて反対しなきゃいけないかなと思っています。とはいっても、そうであればあるほど、できるだけ多くの議員のそういった意味での賛同も得たいし、またそういう努力も必要だなというふうに日ごろから思います。また、議会で実現しなきゃいけないこともありますから、その場合には、当然、立場を超えて一致して実現すべきこともあると思います。
 ですから、そういう立場で、きょう突然これをもらっても、結局、共産党はともかく動議を出した、それにほかの議員は全部反対したということであればいいのかどうか。当然、少しでもこの動議に賛成した人が増えてほしいと思わないのかということなんです。これが1点、もう1回再質問です。
 それから、中身なんですけれども、先ほどいろいろ質疑の経過を見てということなんですが、当然、組み替え動議ということは、この動議が通れば、これに賛成をいただければ、この予算には賛成というのが本来のあり方で、そのために組み替えするわけですから、改めてそこはもうひとつはっきり明言してください。
◆鈴木信男 委員  1つは、動議を出して、他が反対ということになって、そういうことでいいのかという趣旨の質問でございましたけれども、もちろん、賛成をしていただきたいということで、私たちもアンケートもとったりいろんなことをして、各議員もそうだと思いますけれども、そういう声をより予算に反映していただきたい、そういう思いで、私たちは私たちの立場から提案をしているということですので、単にポーズというか、そういうことでは全然ないということでございますので、その点をご理解いただきたいというふうに思います。
 もう1つのほうは、大体先ほどの答弁と同じでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
◆奥山たえこ 委員  みどりの未来の奥山です。
 今回は、予算の修正動議ではなくて、編成替えを求める動議でありますから、今後のスケジュールについてお伺いしたい。つまり、この動議が可決された場合にはどうなるかということです。
 まず、日程的なものでありますけれども、改めて予算を組み直し、そして再提出を求めているわけですが、その場合には、大体いつごろにまた再び議会に対して示すことができるのか。このスケジュールについて、大体何日ごろなのか、もしくは何日ぐらいかかるのかといったことについて、これは執行部のほうがご答弁になるかわかりませんが、それをお伺いしたい。
 続けて、可決された場合には、再度の審査をすることになるわけですが、その場合の審査というのは、今回ここで指摘された、つまり、編成替えを求める幾つかのポイントがありますが、それに限って審査をするのか、それとも改めて、きょうまで丸8日間、毎日続けてきましたけれども、それと同じような議案審査をするのかどうか、それについてお尋ねしたい。
 そして次です。予算の編成替えを行ったとして、再提出された場合には、スケジュールとかかわってきますけれども、もし年度をまたがった場合には、その間、予算はどうなるのか。つまり、暫定予算を組んだりすることになるのか。もちろん、扶助費など、また人件費などといったものは支出することになるのかなと思いますけれども、その点もお伺いしたい。
 それがまず執行部関係です。
 あと、提出者に対してですが、これは減らすことについては大体同意できるようなことが多いです。1点だけ聞いておきます。外部監査ですけれども、これはどんな項目であっても外部監査そのものが許されないということで減額せよと言っておるのか、そこをお尋ねしたい。
 次です。増額する予算項目についてでありますが、2点にのみ絞ります。
 特養ホームの増設、土地購入とありますけれども、これを認めた場合には、この土地の所有者は事業者になりますね。必ずしもそうではありませんか。ここはちょっと確認したいんですが、事業者になるとしたら、その事業者の資産形成に寄与することになるのかなと思いますので、そこを確認したい。
 それから10番目、30人学級に充てる105人、約5億7,000万、6億近い金額が計上されるというふうになっておりますけれども、これは恒久的なものとして考えているのか。つまり、この5億7,700万は、今年度はこの金額かもしれないけれども、職員の方々が年数を経るにつれて、だんだん人件費は大体アップしてくるわけですが、そういったものを、今後、小学校も中学校もあわせて恒久的な支出として考えているのか、それとも本年度限りとして考えているのか。
 以上です。
◆鈴木信男 委員  たくさんご質問をいただきまして、ありがとうございます。
 可決された場合、日にちがどのぐらいかかるのか云々ということですけれども、私たちは皆さんのご賛同をいただきたいわけですが、いただいて、区長のほうが何日ぐらいかかるのかということであれば、一両日中にすぐできるであろうと、優秀な職員がたくさんいらっしゃいますので。そのように考えてございます。
 それから、そういうものが出てきた場合の再度の審査でございますけれども、それは、今、私どもが提案をしていることについてだけの審査、それぞれ皆さん権限がございますので、それに限るのか、あるいはその他のこともやるのか、それはその人のとり方ということになろうかと思います。
 それから、どんな項目でも外部監査のことについては反対するのかということでございますけれども、私ども、外部監査が最初提案されたときには、賛同もしてきたわけでございます。しかし、その後見ますと、ただ効率一辺倒という形で、いわゆる行革というか、そういうことのために外部監査がどんどん使われるというようなことでございますので、その後、幾つかの外部監査の報告やそれに基づく改革なるものが出されてきましたけれども、そういったものについては私ども反対していることは、委員も重々ご案内のとおりだということでございます。
 それから、特養ホームでございますけれども、今、阿佐谷北3丁目に国有地がございまして、その国有地、大体600坪ほどございますけれども、そこを買う費用などを計上しているということでございますので、ご理解をしていただきたいと思います。
 それから、30人学級の小学校の105人の話もございましたけれども、恒久なのか、それとも今年度限りかということでございます。もちろん、これは今年度で終わりということにはなりませんので、児童の数との関係で変化は起きると思いますけれども、これは22年5月1日の児童数に基づきまして、30人学級を行った場合にどれだけの先生が必要なのか、学級が増えるのかということに基づいた数字で、こういったことを計算して出しているということでございますので、恒久か本年度限りかということについていえば、むしろ本年度限りではないんだということでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
◎議会事務局次長 奥山委員のお尋ねの中で、今回の編成替えに伴いまして、改めて同じような議案審査をするのかというようなお尋ねがございましたけれども、この件につきましては、今回編成替えとして出されておりますのが、減額項目が10項目、項目が限られておりますので、その項目に関連した部分を審議していただくということに伴いまして、議事日程がございますので、議会の審議の期間を延長していただくということと、それに伴って、また審議の日程も改めて組み直すというようなことになるかと考えております。
◎政策法務担当部長 この議案が万が一議決されなかった場合というお尋ねがございましたけれども、それで4月1日を迎えた場合には、暫定予算をとりあえず編成いたしまして、本予算が議決されるまでの間は暫定予算を執行させていただく。その場合には、いわゆる専決をさせていただくということになろうかと存じます。
◆奥山たえこ 委員  30人学級の人件費のことだけ再質問いたします。
 区費教員、今回示された予算で来年度120名になるわけです。そして、新たに105名プラス53名の区費教員を増額すべきであるという予算を今示されておるわけですが、しかし、子どもが減っていく中で、こういうふうな形でというか、つまり、決めてしまっていいのかなと。もっと弾力あるような教員をつくらないと、結局、教員はほかの業務に移ることはできないわけですね、一般職員と違いますから。もちろん、私も民間委託であるとか、派遣であるような、それから身分の不安定な教職員をつくれと言っているわけでは全然ないんですが、そこについてはもう少し工夫が必要なのではないか。例えば、任期つきがよいかどうかわかりませんけれども、任期つき職員でありますとか、短時間、これは教員にはちょっとなじみませんが、そういったことを考えないと、105プラス53名の区費教員を、今後恒久でないことはない、つまり、本年度限りではない形で雇い入れるとすると、ちょっと財政負担として、将来的なことの影響としてどうかなと思うんですが、その点だけお答えいただければと思います。
◆鈴木信男 委員  ご心配いただいている数字は、そういうご心配が出ることも重々わかるところでもございます。ただ1つは、30人に1人の先生を配置したということになりますと、これは東京の中でも非常に特別的なというか、トップの子どもたちに対する配慮ということになるのは、委員も重々ご案内のとおりだというふうに思います。
 ただ、国や東京都のほうの今後の動きとかもございますので、そういったところも見ながらというか、連携もしながらといいますか、そういうことも考えながらしていけば、当初は、予算が今示しているようなことで、若干かかりますけれども、だんだんと減っていく可能性も出てくるというのが1つ考え方としてあると私どもは思っております。
 もう1つは、昨年の夏前後だったかと思いますけれども、杉並も含めて、全国の教員関係の皆さん、いわゆる教育関係者を含めて、PTAの皆さんと一緒に、海外のいわゆるOECD諸国と比べると、日本の教育予算がとっても少ないんだと。海外では大体20人前後ぐらいに先生が1人配置ということになっております。ご案内のとおりだと思います。ですから、そういう方向からしますと、30人でも、世界のレベルからするとまだまだ遅れているということでございます。
 未来を担う子どもたちのことでございますので、できるだけ頑張って、いい予算を、いい環境をつくってあげたいなという思いで、杉並区は地域ぐるみの教育立区ということでございますので、そういうことに基づいて、思い切ってこのように配慮したということでございますので、ご理解していただければというふうに思います。
◆松尾ゆり 委員  重複しないように簡単に質問をします。
 10項目の減額、12項目の増額という項目が立てられているんですけれども、この間の質疑の中でも、そのほかにも、恐らく提案者の方々の中でも変更したい項目というのはあったんじゃないかなと思うんですけれども、この項目だけでいいんですかねということを素朴にお聞きをしたい。私が見たところ、私なんかでも、ほかにもいろいろかえてほしいなと思うところがたくさんあるんですけれども、恐らく共産党区議団の皆さんの中でも、もっとたくさん意見がおありなんじゃないかなと思うんですが、これだけでいいんですかねということなんですね。要するに、編成替えといったときに、限定的な項目の編成替えを提案する以外にないので、ある程度絞って提案をなさっているのかなというふうにも思うんですが、そのあたりはどうなのか。
 また、私なども、質疑の中でいろいろ審査をしておりまして、区民のためにどういった予算がいいのかなというふうに考えたときに、もっと抜本的に組み替えるというか、編成の仕方をいろいろかえなければいけないところが多々あるように思うので、やはりこれだけだと不十分ではないかと思いますが、そのあたり、考え方を教えていただきたいと思います。
◆鈴木信男 委員  ご質問いただいて、ありがとうございます。
 最初のほうの質問でございますけれども、これだけでいいのか、もっといろんなことがあるのかということでございます。もちろん、これだけがすべてではないということでございます。例えば、今回の質疑の中でも出ておりましたけれども、図書館の指定管理者制度、これがなじむのかどうかということで、いや、それは大臣もなじまないんだという答弁があって、そんな質疑もあり、なんかもしましたけれども、そういったものについても直さなければいけないかなというふうに、考え方としては持ってございます。あるいは学校給食の民間委託ということもございますので、ワーキングプアをつくってはいけないといった問題とか、その他子供園の問題とか、るるあるわけではございますが、時間の関係と、とりあえずそういう制約の中で、今回お示しをしているところでご理解をいただければということで、提案をしているということでございます。
 そういった意味では、2番目にいただいた、抜本的な組み替えが必要ではないのということも含めた答弁ということでさせていただいて、ご理解を賜ればと、このように思っております。
○今井讓 委員長  5時を過ぎようとしていますが、この際、質疑を続行いたします。ご了承ください。
 ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○今井讓 委員長  質疑を終結して異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○今井讓 委員長  異議ないものと認めます。よって、質疑を終結いたします。
 それでは、鈴木委員、原口委員、藤原委員、もとの席にお戻りください。
 意見はありませんか。
◆けしば誠一 委員  ただいま提案されました一般会計予算等の編成替えを求める動議について、意見を述べます。
 きょういただいたばかりで、この項目の具体的な中身についていろいろ意見を申し上げることが非常に難しい状況であります。
 ただ1点、今回の編成替えの提案理由でありますが、中身には、区民の苦難に緊急にこたえることができるかどうか、今後の区政が真剣に問われているとか、あるいは区民の実態に対して福祉向上の点で不十分な面、あるいは前区政の問題点が引き継がれた施策も残っていると指摘されていて、この点は私も同感であります。
 であればこそ、野党の中の最大会派であるべき共産党は、やはり中心になりまして、私たち少数会派やさまざまな会派と力をあわせて、この不十分性を改善していくために力を尽くすべきであります。にもかかわらず、きょうになって提案しているような、こうしたやり方では、議員の中での信頼や、あるいは野党間のそうした関係を築くのは非常に難しい。こうした立場で、この提案がまた実現できるとも思いません。そうした意味から、私はこの組み替え動議には反対いたします。
◆奥山たえこ 委員  ただいま提案されました平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議について、意見を申し述べます。
 編成替えの趣旨については、かなり賛同できるところが多いものであります。また、増額すべきもの、そして減額すべきものについても、かなり納得ができるものであります。
 しかし、南伊豆健康学園、これを廃止するかどうかということではなくて、今回特養ホームにするための調査検討をする、これについての予算を削るというのはどうなんだろうと。これは別問題として、検討してもいいんじゃないかなというふうに思います。
 それからあと、小学校の30人学級、これ自体は全くおっしゃるとおりで、まだまだ子どもの数は、つまり30人じゃなくて、25人、20人と減らしていくべきだと思うんですが、ただ、今回の全体の予算とのバランスを見たときに、これを今出すことはどうなのか。こういう予算の支出をすべきではないということではなくて、全体とのバランスを見たときに、ここにこの金額を計上して、しかも、これはほぼ恒久的に進むわけですから、そのためには、もっときめ細やかな組み替えが必要なのではないか。そして、組み替えというのは、修正と違って、全体を組み替えるわけで、ここのことに対してだけ、その後、審査をするわけですよ。それなのに、では、今回の動議が通ったら賛成するかどうかといったことについて、はかばかしいご答弁がなかったということは、この動議が可決されたとして、その後に再提案された予算案に対して、また反対するということがあり得るのかどうかと考えると、ちょっとそれは審議する者の立場としてどうなのかなというふうな疑問も持っております。
 ただし、このような編成替えが出てくることは、私たちもよくわかることでありますし、それに至った経緯は、やっぱり予算の審査時間が本当に短過ぎる。じっくり審査する時間がないということにも由来している。そのことを申し添えて、残念ながら、今回のこの動議については賛成しかねるということで、反対すると表明いたします。
○今井讓 委員長  ほかに意見はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○今井讓 委員長  意見の開陳を終結して異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○今井讓 委員長  異議ないものと認めます。よって、意見開陳を終結いたします。
 それでは、これより採決いたします。
 鈴木信男委員ほか5名から提出された平成23年度杉並区一般会計予算等の編成替えを求める動議に賛成の方の挙手を求めます。
      〔賛成者挙手〕
○今井讓 委員長  挙手少数であります。よって、動議は否決されました。
 以上で議案第25号平成23年度杉並区一般会計予算ほか15議案に対する質疑をすべて終結いたします。
 本日の委員会はこれで閉じ、明日午前10時に委員会を開き、付託されました議案に対する各会派の意見を聴取いたします。
 なお、明日の委員会は議場で行いますので、資料などはお持ち帰りくださいますようお願いいたします。
 本日の委員会を閉じます。
                         (午後 5時02分 閉会)