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東京都 渋谷区

平成17年  9月 臨時会(第2回) 09月21日−09号




平成17年  9月 臨時会(第2回) − 09月21日−09号










平成17年  9月 臨時会(第2回)



          平成十七年 渋谷区議会会議録 第九号

 九月二十一日(水)

出席議員(三十三名)

  一番  前田和茂         二番  奈良明子

  三番  小林清光         四番  松岡定俊

  五番  沢島英隆         六番  栗谷順彦

  七番  芦沢一明         八番  平田喜章

  九番  金井義忠         十番  薬丸義朗

 十一番  東 敦子        十二番  水原利朗

 十三番  丸山高司        十四番  岡本浩一

 十六番  吉野和子        十七番  古川斗記男

 十八番  伊藤美代子       十九番  鈴木建邦

 二十番  長谷部 健      二十一番  牛尾真己

二十二番  森 治樹       二十三番  新保久美子

二十四番  五十嵐千代子     二十五番  木村正義

二十六番  齋藤一夫       二十七番  染谷賢治

二十八番  座光寺幸男      二十九番  広瀬 誠

 三十番  植野 修       三十一番  小林崇央

三十二番  岡野雄太       三十三番  苫 孝二

三十四番  菅野 茂

欠席議員(なし)

欠番    十五番

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出席説明員

    区長            桑原敏武

    助役            神山隆吉

    収入役           内山卓三

    企画部長          星宮正典

    総務部長          松井 裕

    福祉部長          池山世津子

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事務局職員

事務局長   石川民雄     次長     小湊信幸

議事係長   倉澤和弘     議事主査   岩橋昭子

議事主査   中山俊幸     議事主査   宮本 勇

議事主査   太田 晃     議事主査   友永伸二

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   平成十七年第二回渋谷区議会臨時会議事日程

          平成十七年九月二十一日(水)午後一時開議

日程第一           会期決定の件

日程第二   議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例

日程第三   議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例

日程第四   議案第七十六号 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例

日程第五   議案第七十七号 渋谷区介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金条例の一部を改正する条例

日程第六   議案第七十八号 平成十七年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

追加日程第一         都区財政調整主要五課題の解決に関する決議

追加日程第二 議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例

追加日程第三 議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例

追加日程第四 議案第七十六号 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例

追加日程第五 議案第七十七号 渋谷区介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金条例の一部を改正する条例

追加日程第六 議案第七十八号 平成十七年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

追加日程第七         自治権確立特別委員会委員定数変更の件

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   開会・開議 午後一時

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○議長(芦沢一明) ただいまから平成十七年第二回渋谷区議会臨時会を開会し、本日の会議を開きます。

 この際、会議規則に基づき、一番前田和茂議員、十九番鈴木建邦議員を本日の会議録署名議員に指名いたします。

 日程に先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。

   〔石川事務局長報告〕

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 本日の会議に欠席、遅刻の届け出の議員はありません。

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 本日の会議に出席を求めた説明員は次のとおりであります。

 桑原区長、神山助役、内山収入役、星宮企画部長、松井総務部長、池山福祉部長。

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渋監発第八号

   平成十七年六月三十日

 渋谷区議会議長殿

               渋谷区監査委員 倉林倭男

               渋谷区監査委員 浅生博介

               渋谷区監査委員 広瀬 誠

   平成十七年五月末日現在における例月出納検査の結果について

 地方自治法第二百三十五条の二の規定により執行した出納検査の結果を下記のとおり報告する。

   〔「記」以下の朗読を省略いたします〕

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渋監発第十七号

   平成十七年七月二十九日

 渋谷区議会議長殿

               渋谷区監査委員 倉林倭男

               渋谷区監査委員 浅生博介

               渋谷区監査委員 広瀬 誠

   平成十七年六月末日現在における例月出納検査の結果について

 地方自治法第二百三十五条の二の規定により執行した出納検査の結果を下記のとおり報告する。

   〔「記」以下の朗読を省略いたします〕

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渋監発第二十二号

   平成十七年八月三十一日

 渋谷区議会議長殿

               渋谷区監査委員 倉林倭男

               渋谷区監査委員 浅生博介

               渋谷区監査委員 広瀬 誠

   平成十七年七月末日現在における例月出納検査の結果について

 地方自治法第二百三十五条の二の規定により執行した出納検査の結果を下記のとおり報告する。

   〔「記」以下の朗読を省略いたします〕

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渋監発第二十三号

   平成十七年九月十二日

 渋谷区議会議長殿

               渋谷区監査委員 倉林倭男

               渋谷区監査委員 浅生博介

               渋谷区監査委員 広瀬 誠

   平成十七年度第一回定期監査の結果に関する報告について

 地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第百九十九条第九項の規定に基づき、平成十七年度第一回定期監査の結果に関する報告を次のとおり提出する。

 なお、本監査には、前監査委員 植野 修が在任中関与した。

   〔以下の朗読を省略いたします〕

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○議長(芦沢一明) 私からも御報告いたします。

 去る六月二十四日に、東京都議会議員選挙の候補者として届け出を行った伊藤毅志議員は、公職選挙法第九十条の規定により渋谷区議会議員を辞職したものとみなされ、同日付で辞職しましたことを御報告いたします。

 次に、トルコ共和国への議員派遣の件の変更について御報告いたします。

 本年六月二十一日、第二回定例会において議決されましたトルコ共和国への議員派遣の件の一部変更につきまして、受け入れ側との調整により、派遣場所にイズニック市及びブルサ市を追加する必要が生じたため、区議会議決に基づき、本年八月三十一日、本職において変更決定いたしましたことを御報告いたします。

 区長からの発言の通告がありますので、これを許可いたします。

 桑原区長。



◎区長(桑原敏武) 本日ここに平成十七年第二回区議会臨時会を招集いたしまして、条例四件、平成十七年度一般会計補正予算一件につきましてそれぞれ御審議をいただくことに相なりました。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。

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○議長(芦沢一明) これから日程に入ります。

 日程第一を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△日程第一 会期決定の件

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○議長(芦沢一明) お諮りいたします。

 本臨時会の会期は本日一日とすることに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、会期は本日一日と決定いたしました。

 ただいま、染谷賢治議員ほか四名から、御配付のとおり、都区財政調整主要五課題の解決に関する決議について、動議が提出されました。賛成者がありますので動議は成立しております。

 お諮りいたします。

 ただいま動議で成立した事件を急施事件と認め、日程に追加することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、急施事件と認め、日程に追加することに決定いたしました。

 お諮りいたします。

 ただいま日程に追加した件については、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。

 追加日程第一を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第一 都区財政調整主要五課題の解決に関する決議

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○議長(芦沢一明) 提案理由の説明を求めます。

 二十七番染谷賢治議員。



◆二十七番(染谷賢治) ただいま議題となりました都区財政調整主要五課題の解決に関する決議につきまして、提案理由の説明をいたします。

 現在、都区財政調整協議会においては、平成十二年の都区制度改革で積み残された都区財政調整主要五課題について協議継続中であります。

 しかしながら、大都市事務の範囲と財源配分の問題を初めとして、都区間の見解は依然として対立したままであり、特別区は都に対し再考を強く求め続けております。

 都区制度改革により確立した「都区の役割分担原則」に則って都と特別区の関係を実現し、区民に対する行政責任の明確化を一層図るため、ここに、渋谷区議会として、主要五課題の全面的な解決を目指し、不退転の決意で取り組むことを決議をもって表明しようとするものであります。

 提出者は、薬丸義朗議員、吉野和子議員、植野 修議員、苫 孝二議員と私、染谷賢治でございます。

 何とぞ皆様の御賛同をいただきますようお願い申し上げて、提案理由の説明とさせていただきます。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。

 これから討論に入ります。討論はありませんか。討論なしと認めます。

 これから追加日程第一を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は原案のとおり決定されました。

 議事進行上、日程第二から日程第五までを一括議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△日程第二 議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例



△日程第三 議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例



△日程第四 議案第七十六号 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例



△日程第五 議案第七十七号 渋谷区介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金条例の一部を改正する条例

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○議長(芦沢一明) 提案理由の説明を求めます。

 桑原区長。



◎区長(桑原敏武) ただいま議題となりました四件について説明申し上げます。

 議案第七十四号、議案第七十五号、議案第七十六号、議案第七十七号は、いずれも介護保険法の一部改正に伴い、規定の整備を行うためそれぞれ条例の一部を改正しようとするものでございます。

 よろしく御審議を賜りまして、御議決いただきますようお願いを申し上げます。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 以上四件は所管の福祉保健委員会に付託いたします。

 日程第六を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△日程第六 議案第七十八号 平成十七年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

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○議長(芦沢一明) 提案理由の説明を求めます。

 桑原区長。



◎区長(桑原敏武) ただいま議題となりました議案第七十八号は、平成十七年度一般会計補正予算(第二号)であります。

 主な内容といたしましては、さきに行われました衆議院議員選挙執行の経費でございます。補正予算額は九千二十四万八千円の増額であります。これに伴います財源は、都支出金及び繰越金に求めております。これによりまして、本年度一般会計予算総額は歳入歳出とも七百六十三億二千四百十九万一千円と相なります。

 よろしく御審議を賜りまして、御議決をいただきますようお願いを申し上げます。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件は所管の総務区民委員会に付託いたします。

 この際、会議時間の延長をいたしておきます。

 議事進行上、暫時休憩いたします。

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   休憩 午後一時十二分

   再開 午後六時四十五分

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○議長(芦沢一明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 お諮りいたします。

 ただいま、福祉保健委員会菅野委員長から、議案第七十四号、議案第七十五号、議案第七十六号及び議案第七十七号の委員会報告書が、総務区民委員会座光寺委員長から、議案第七十八号の委員会報告書がそれぞれ提出さましたから、これを日程にそれぞれ追加することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、以上五件は日程にそれぞれ追加することに決定いたしました。

 お諮りいたします。

 ただいま日程にそれぞれ追加した件については、順次議題とすることに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、日程にそれぞれ追加した件については、順次議題とすることに決定いたしました。

 追加日程第二を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第二 議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例

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○議長(芦沢一明) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔小湊次長朗読〕

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   福祉保健委員会審査報告書

議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成十七年九月二十一日

               福祉保健委員会委員長 菅野 茂

渋谷区議会議長 芦沢一明殿

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○議長(芦沢一明) 福祉保健委員長の報告を求めます。

 菅野委員長。



◆三十四番(菅野茂) ただいま議題となりました議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、介護保険法の一部改正に伴い、施設給付の見直しに関する規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。

 審査の中で、反対の立場から、改正によって本人、家族の一層の負担を求めるものであり、賛成できない等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、入所者と在宅者の格差の是正について一層の努力をされたい。低所得者に対する渋谷区独自の拡大施策を行っていただきたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定しました。

 以上、福祉保健委員会の報告といたします。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。討論の通告がありますから、発言を許します。

 二十一番牛尾真己議員。



◆二十一番(牛尾真己) 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、議案第七十四号 渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論します。

 今回の条例改正案は六月二十二日の国会で、自民、公明、民主の賛成で成立した介護保険法改悪法案によって、今年十月から先行実施されるショートステイ、デイサービスの施設利用者に対して、居住費、食費の全額自己負担を求めるため、条例を改めようとするものです。

 今回の介護保険改悪法案に対して、介護を受けている多くの高齢者、家族から不安や怒りの声が寄せられ、介護事業者や介護労働者、そして地方自治体からも反対、問題の改善、慎重審議の声が寄せられていました。衆議院、参議院での審議や参考人質疑の中からも、さまざまな角度から法案の問題点が指摘されました。

 公的年金生活者の五八%を占める国民年金生活者は一千四百万人、平均月額は四万九千円に過ぎません。国の調査では、高齢者世帯の年間所得は百万円以下が全体の一二・九%、三百万円以下が六二%を占めています。改悪案は、こうした高齢者の実態を無視し、介護サービス給付費の抑制を最大の目的とした内容になっています。参院の審議では、在宅サービスだけで年間一千億円ものサービス抑制になることが明らかになりました。

 渋谷区でも今回の条例改正でショートステイの利用料は一日当たり多床室で三百二十円、従来型個室で千六百四十円、ユニット型個室で千九百七十円の滞在費と千三百八十円の食費が課せられ、負担限度額による軽減がされても、第二段階以上のすべての段階の方々が負担増になります。さらに、デイサービス利用者は現在四百円の負担が八百円に二倍になるところを区規則で利用料を六百円と定めたとはいえ、利用者の負担は一・五倍にはね上がります。また単価の切り下げと社会福祉法人減免で事業者にも負担がしわ寄せされます。

 この見直しの結果は、施設と在宅の均衡を図るどころか、一層の負担増を在宅利用者に課すものとなっています。デイサービスの利用者からは、食事代が引き上げられれば、利用回数を減らすしかないなどの声が出されています。負担に耐えられない低所得者の方々たちは、必要なデイサービスが受けられず、介護状態の悪化を招きかねません。

 こうした中で今、区には、利用者の立場に立って、国の制度改悪から区民の利益を守る対応が求められています。利用者の負担軽減を図るため、独自の減免制度を実施することは住民の福祉向上を図る区の責務です。この見地から、都内でも独自の利用者負担軽減策をとる区が生まれています。千代田区では、デイサービスの食費についても一律一食二百円を補助し、事業者の負担とあわせて利用額を据え置くこととしています。また、荒川区ではデイサービス利用者の食費について、非課税世帯の通所者約一千人に食事代の二五%を補助し、利用者負担増の軽減を図ろうとしています。

 渋谷区の介護保険条例の基本理念でも、「すべての区民は、個人の尊厳と生きる権利が重んじられ、自らの選択に基づき、いきいきと安心した生活が続けられるよう介護サービス等を利用する権利を有するとともに、高齢者等の介護を区、区民及び各種団体等を含む地域社会全体が共同して支え合うものとする。」としています。

 我が党は介護保険制度の見直しに当たっては、国庫負担の引き上げ、保険料、利用料の応能負担化、基盤整備の推進など、老後に希望が持てる介護保険制度の確立を目指すとともに、今回の負担増に対しては、千代田区や荒川区のように渋谷区が自治体として独自の財政支援を行って利用者の負担軽減策をとることを提案するものです。

 以上、渋谷区高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例に反対の討論とします。



○議長(芦沢一明) 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。これをもって討論を終結いたします。

 これから追加日程第二を採決いたします。

 本件は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立を願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(芦沢一明) 起立者多数。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 追加日程第三を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第三 議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例

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○議長(芦沢一明) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔小湊次長朗読〕

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   福祉保健委員会審査報告書

議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成十七年九月二十一日

               福祉保健委員会委員長 菅野 茂

渋谷区議会議長 芦沢一明殿

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○議長(芦沢一明) 福祉保健委員長の報告を求めます。

 菅野委員長。



◆三十四番(菅野茂) ただいま議題となりました議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、介護保険法の一部改正に伴い、施設給付の見直しに関する規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。

 審査の中で、反対の立場から、改正によって利用者に対する大幅な負担増となり、賛成できない等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、入所者と在宅者の格差の是正について、一層の努力をされたい。利用者に対する周知を徹底されたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定しました。

 以上、福祉保健委員会の報告といたします。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。討論の通告がありますから、発言を許します。

 二十一番牛尾真己議員。



◆二十一番(牛尾真己) 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、議案第七十五号 渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論します。

 さきの討論でも行ったように、今回の条例改正案は介護保険法改悪に伴って、今年十月から介護三施設の施設利用者に対して、居住費、食費の負担という大幅な負担増を求めるものです。国はこの負担増で全国的に年間四千億円の給付削減効果が上がるとしています。国の法改悪に沿って、条例改正が行われれば、区民にどのような影響が出るでしょうか。

 特養ホームなどの介護三施設に入所している方々は、居住費と食費が保険適用から外され、全額自己負担となります。現在、入所中の方の場合は、合計所得金額と課税年金収入額の合計が八十万円から二百六十六万円の第三段階の場合、利用者負担は月五万五千円で、一万五千円の負担増になります。単身者で年金収入額百五十万円以下、預貯金三百五十万円以下の場合に適用される社会福祉法人減額を適用しても負担は月四万四千二百五十円になり、四千二百五十円の負担増です。また、世帯課税となる第四段階では、月八万一千円となり、二万五千円の負担増、年間では三十万円もの負担増になります。

 当区の場合、現在入所されている利用者の負担増は一人平均で月約一万七千円、年間では二十万四千円にも上ります。さらに全室個室ユニットケアで来年から入所が始まる特養ホーム美竹の丘・しぶやの場合、第三段階で収入百五十万円以下の人が受けられる社会福祉法人減額を適用しても、月三万二千円増の七万二千円となり、年間の施設利用料は八十六万四千円に上ります。年間の介護保険料二万八千円と国保料三万二千百円を加えると、総額で九十二万四千五百円となり、そのほかに日常生活費や医療費などを考えれば、年収百万円以下の人は申し込みさえできなくなってしまいます。

 このように今回の条例改正案が実施されることになれば、経済的負担のために利用できる施設が制限されたり、これまで受けていたサービスを切り縮めることにつながりかねません。実際、区内の特養に親を預けている方々からは、現在の負担は六、七万円だが、二万円ほど増えそうだ。第三特養の方が近いので移動を考えたが、負担がさらに増えるのでやめた。第三段階なので負担が増えると聞き心配、施設での説明会ではそれほど上がらないと聞いていたが、などの声。また、区外の特養ホーム入所者の家族からは、父の年金は年間百万円、病気がちなので医療の負担もあり、昨年は二十五万円が家族の持ち出しとなった。負担がさらに増えれば父にかかる費用を徹底的に見直さざるを得ないなどの声が出ています。

 また、施設の側でも一日当たりの食費の基準額が二千百二十円から千三百八十円へと大幅に引き下げられたため減収になり、利用者の負担が増えている以上、食事の質は落とせない、どうしようか考えている。毎月見込まれる約五十万円の減収は、材料費の圧縮、調理員の人員配置の見直し、光熱水費の節約などで対応せざるを得ないなど深刻になっており、加えて社会福祉法人減額の負担によって一層経営が圧迫され、こうしたしわ寄せが結局は利用者へのサービス低下や施設に働く労働者の一層の労働条件の低下へとつながっていくのです。

 こうした中で、今、区には利用者の立場に立って、国の制度改悪から区民の利益を守る対応が求められています。区独自の施策で利用者の負担増を軽減することは住民福祉向上を図る区の責務です。千代田区では、この十月から来年二月までの介護保険施設入所者の食費、居住費について、国の対象外となる人で利用額が一万四千百円から二万七千八百円程度増える層の一部に月一万五百円から一万九千五百円を補助することとしています。特に今回の見直しは、介護保険制度発足のときに掲げた三年ごと、五年ごとの見直しから見ても、前倒しして実施するという不当なものである上に、議会の議決から実施までわずか十日間という期間しかないなど、利用者負担額については利用者に対する説明と同意を得なければならないとしたことさえほごにされる危険が極めて強いものと言わざるを得ません。

 今、三施設を初めとした介護保険利用者の間には、不安と憤りがうずまいています。我が党は、渋谷区が自治体としてとり得る限りの負担軽減策をとるべきことを提案し、渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部改正案に反対の討論とします。



○議長(芦沢一明) 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。これをもって討論を終結いたします。

 これから追加日程第三を採決いたします。

 本件は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立を願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(芦沢一明) 起立者多数。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 追加日程第四を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第四 議案第七十六号 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例

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○議長(芦沢一明) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔小湊次長朗読〕

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   福祉保健委員会審査報告書

議案第七十六号 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成十七年九月二十一日

               福祉保健委員会委員長 菅野 茂

渋谷区議会議長 芦沢一明殿

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○議長(芦沢一明) 福祉保健委員長の報告を求めます。

 菅野委員長。



◆三十四番(菅野茂) ただいま議題となりました議案第七十六号 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、介護保険法の一部改正に伴い、施設給付の見直しに関する規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。

 審査の中で、今後、在宅サービスの充実を図られること、低所得者対策はさらに利用者負担の軽減を拡大すべきである等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定しました。

 以上、福祉保健委員会の報告といたします。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。討論はありませんか。討論なしと認めます。

 これから追加日程第四を採決いたします。

 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 追加日程第五を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第五 議案第七十七号 渋谷区介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金条例の一部を改正する条例

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○議長(芦沢一明) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔小湊次長朗読〕

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   福祉保健委員会審査報告書

議案第七十七号 渋谷区介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金条例の一部を改正する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成十七年九月二十一日

               福祉保健委員会委員長 菅野 茂

渋谷区議会議長 芦沢一明殿

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○議長(芦沢一明) 福祉保健委員長の報告を求めます。

 菅野委員長。



◆三十四番(菅野茂) ただいま議題となりました議案第七十七号 渋谷区介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金条例の一部を改正する条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、介護保険法の一部改正に伴い、施設給付の見直しに関する規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。

 本改正は、利用者負担第二段階の負担額上限を引き下げることによる負担軽減に伴い、貸付基金の対象を拡大するものである等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定しました。

 以上、福祉保健委員会の報告といたします。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。討論はありませんか。討論なしと認めます。

 これから追加日程第五を採決いたします。

 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 追加日程第六を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第六 議案第七十八号 平成十七年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

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○議長(芦沢一明) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔小湊次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

議案第七十八号 平成十七年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成十七年九月二十一日

              総務区民委員会委員長 座光寺幸男

渋谷区議会議長 芦沢一明殿

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○議長(芦沢一明) 総務区民委員長の報告を求めます。

 座光寺委員長。



◆二十八番(座光寺幸男) ただいま議題となりました議案第七十八号 平成十七年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、平成十七年度渋谷区一般会計予算の総額に歳入歳出それぞれ九千二十四万八千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ七百六十三億二千四百十九万一千円とするものであります。

 歳出の内容は、総務費で選挙執行事務に係るものとなっております。これに要する財源として、都支出金及び繰越金が歳入に計上されております。

 審査の中で、今回の選挙は特に国政選挙であり、本来国の責任で行うべきものであることから、地方自治体の持ち出しとならないよう国・都に対して区長会、部長会等で積極的に要望されたい。ポスター掲示板についてその役割を果たせるよう設置場所を工夫されたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。討論はありませんか。討論なしと認めます。

 これから追加日程第六を採決いたします。

 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 ただいま木村正義議員ほか一名から御配付のとおり自治権確立特別委員会委員定数変更の件について動議が提出されました。賛成者がありますので、動議は成立しております。

 お諮りいたします。

 ただいま動議で成立した事件を急施事件と認め、日程に追加することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、急施事件と認め、日程に追加することに決定いたしました。

 お諮りいたします。

 ただいま日程に追加した件については、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、直ちに議題とすることに決定いたしました。

 追加日程第七を議題に供します。

   〔小湊次長朗読〕

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△追加日程第七 自治権確立特別委員会委員定数変更の件

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○議長(芦沢一明) 提案理由の説明を求めます。

 二十五番木村正義議員。



◆二十五番(木村正義) ただいま議題となりました自治権確立特別委員会における委員定数の変更の件につきまして、提案理由の説明をいたします。

 現在、自治権確立特別委員会の委員定数に欠員が生じておりますので、委員定数を十五人から十四人に変更されますようここに提案する次第であります。提出者は沢島英隆議員と私、木村正義であります。

 何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げて、提案理由の説明といたします。



○議長(芦沢一明) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。討論はありませんか。討論なしと認めます。

 これから追加日程第七を採決いたします。

 自治権確立特別委員会の委員定数を十四人と変更することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(芦沢一明) 御異議ないと認めます。

 よって、自治権確立特別委員会の委員定数を十四人と変更することに決定されました。

 区長から発言の通告がありますから、これを許可いたします。



◎区長(桑原敏武) このたびの臨時会には、条例四件、平成十七年度一般会計補正予算一件を提出いたしまして、それぞれ御審議をお願い申し上げたところ、厳しい日程の中、原案どおり御議決を賜りました。まことにありがとうございました。審議中にちょうだいいたしました御意見等につきましては、今後の区政執行に当たり十分尊重してまいりたいと存じます。

 以上、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(芦沢一明) 本日の日程は全部終了いたしました。

 これをもって本日の会議を閉じ、平成十七年第二回渋谷区議会臨時会を閉会いたします。

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   閉議・閉会 午後七時十四分

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右会議の経過を記載し、その相違ないことを認め署名する。

渋谷区議会議長   芦沢一明

渋谷区議会議員   前田和茂

渋谷区議会議員   鈴木建邦