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東京都 渋谷区

平成26年  6月 定例会(第2回) 07月01日−08号




平成26年  6月 定例会(第2回) − 07月01日−08号










平成26年  6月 定例会(第2回)



        平成二十六年 渋谷区議会会議録 第八号

 七月一日(火)

出席議員(三十二名)

  一番  斎藤竜一      二番  佐藤真理

  三番  下嶋倫朗      四番  久永 薫

  五番  沢島英隆      六番  治田 学

  七番  佐々木弘明     八番  伊藤毅志

  九番  薬丸義人      十番  長谷部 健

 十一番  笹本由紀子    十二番  堀切稔仁

 十三番  前田和茂     十四番  松岡定俊

 十五番  栗谷順彦     十六番  古川斗記男

 十七番  須田 賢     十九番  岡田麻理

 二十番  小?政也    二十一番  田中正也

二十二番  牛尾真己    二十三番  新保久美子

二十四番  五十嵐千代子  二十五番  丸山高司

二十六番  木村正義    二十七番  染谷賢治

二十八番  広瀬 誠     三十番  吉田佳代子

三十一番  鈴木建邦    三十二番  芦沢一明

三十三番  苫 孝二    三十四番  菅野 茂

欠席議員(一名)

二十九番  植野 修

欠番    十八番

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出席説明員

    区長            桑原敏武

    副区長           千葉博康

    副区長           水村信行

    企画部長          浅川和憲

    文化・都市交流担当部長   植竹ゆかり

    総務部長          斉藤則行

    施設整備担当部長      秋葉英敏

    庁舎建設担当部長      秋葉英敏

    危機管理対策部長      柳澤信司

    区民部長          松澤俊郎

    福祉部長          安蔵邦彦

    子ども家庭部長       佐藤賢哉

    健康推進部長        広松恭子

    都市整備部長        大澤一雅

    渋谷駅周辺整備担当部長   須藤憲郎

    土木清掃部長        黒柳貴史

    清掃担当部長        星野大作

    教育委員会委員長      小野ヒサ子

    教育委員会教育長      森 富子

    教育振興部長        児玉史郎

    生涯学習・スポーツ振興部長 児玉史郎

    選挙管理委員会委員長    福田昭子

    選挙管理委員会事務局長   吉田恭子

    代表監査委員        竹田 穰

    監査委員事務局長      中島豊六

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事務局職員

事務局長  久保田幸雄   次長    藤田暢宏

議事係長  松嶋博之    議事主査  根岸正宏

議事主査  真下 弘    議事主査  高木利樹

議事主査  武田真司    議事主査  石川研造

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      平成二十六年第二回渋谷区議会定例会議事日程

                平成二十六年七月一日(火)午後一時開議

日程第一 報告第一号 平成二十五年度渋谷区一般会計予算繰越明許費の繰越しの報告について

日程第二 報告第二号 株式会社渋谷都市整備公社の経営状況の報告について

日程第三 報告第三号 株式会社渋谷サービス公社の経営状況の報告について

日程第四 報告第四号 渋谷区土地開発公社の経営状況の報告について

日程第五 報告第五号 一般財団法人渋谷区観光協会の経営状況の報告について

日程第六 報告第六号 公益財団法人渋谷区美術振興財団の経営状況の報告について

日程第七 議案第三十二号 職員の配偶者同行休業に関する条例

日程第八 議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例

日程第九 議案第三十五号 渋谷区子ども発達相談センター条例の一部を改正する条例

日程第十 議案第三十六号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

日程第十一 議案第三十七号 渋谷区立幼稚園条例の一部を改正する条例

日程第十二 議案第三十四号 渋谷区営住宅条例の一部を改正する条例

日程第十三 議案第三十八号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第一号)

日程第十四 議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

日程第十五 議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約

日程第十六         消費税の増税中止を求める請願

日程第十七         「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」に係る請願

日程第十八         憲法の解釈改憲による集団的自衛権行使を容認しないことを求める請願

日程第十九         成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

日程第二十         成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

日程第二十一        成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

日程第二十二        新総合庁舎議場の調査に係る議員派遣の件

日程第二十三        閉会中の調査事件について

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   開議 午後一時

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○議長(前田和茂) ただいまから本日の会議を開きます。

 この際、会議規則に基づき、一番斎藤竜一議員、三十三番苫 孝二議員を本日の会議録署名議員に指名いたします。

 日程に先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。

   〔久保田事務局長報告〕

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 本日の会議に欠席、遅刻の届け出の議員を報告します。

 植野議員から欠席の届出がありました。

 遅刻の届出の議員はありません。

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 本日の会議に出席を求めた説明員は、前回報告のとおりであります。

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○議長(前田和茂) これから日程に入ります。

 議事進行上、日程第一から日程第六までを一括議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第一 報告第一号 平成二十五年度渋谷区一般会計予算繰越明許費の繰越しの報告について



△日程第二 報告第二号 株式会社渋谷都市整備公社の経営状況の報告について



△日程第三 報告第三号 株式会社渋谷サービス公社の経営状況の報告について



△日程第四 報告第四号 渋谷区土地開発公社の経営状況の報告について



△日程第五 報告第五号 一般財団法人渋谷区観光協会の経営状況の報告について



△日程第六 報告第六号 公益財団法人渋谷区美術振興財団の経営状況の報告について

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○議長(前田和茂) 報告内容の説明を求めます。

 桑原区長。



◎区長(桑原敏武) ただいま議題となりました報告六件について、御説明申し上げます。

 報告第一号は平成二十五年度渋谷区一般会計予算繰越明許費を繰り越ししましたので、法令の定めるところにより御報告申し上げる次第であります。

 報告第二号は株式会社渋谷都市整備公社の、報告第三号は株式会社渋谷サービス公社の、報告第四号は渋谷区土地開発公社の、報告第五号は一般財団法人渋谷区観光協会の、報告第六号は公益財団法人渋谷区美術振興財団の、それぞれの経営状況につきまして、法の定めるところにより御報告申し上げる次第であります。

 よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 以上で報告聴取を終了いたします。

 日程第七を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第七 議案第三十二号 職員の配偶者同行休業に関する条例

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

議案第三十二号 職員の配偶者同行休業に関する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました議案第三十二号 職員の配偶者同行休業に関する条例につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、地方公務員法の一部改正に伴い、配偶者の海外赴任等に同行するための休業制度を導入するため、条例を制定しようとするものです。

 審査の中で、職員の待遇改善となるもので、賛成である。運用に当たってはきめ細かやな対応に努められたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件については、討論の通告がありませんでした。

 これから日程第七を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(前田和茂) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 日程第八を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第八 議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、区民の健康と福祉の増進を目的とする区民保養施設を設置するため、条例を制定しようとするものです。

 審査の中で、反対の立場から、施設取得の経緯が不明朗であり、また、今後も多額の改修経費等が見込まれるため反対である。安全性の確保がなされないまま供用を開始することは認められない等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、自然環境、観光資源に恵まれたすばらしい施設であり、その施設にふさわしい愛称をつけられたい。開設までに使用料等の団体割引や減免制度の導入に期待する。耐震性の確保については徹底されたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。

 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。

 二十四番五十嵐千代子議員。



◆二十四番(五十嵐千代子) 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題となりました議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例に反対の立場から討論いたします。

 本条例は、渋谷区から特急電車で約二時間三十分、交通費も片道六千二百円もかかる伊豆・河津町の旅館、旧菊水館を取得し、今年十月から箱根二の平渋谷荘に次ぐ第二の区民保養所として開設するため制定するものです。

 しかし、土地、建物等の取得経過が不明朗であること、築五十年の旧館など老朽化施設であること、さらに、税金の使い方として、区民に対しては国保料の連続値上げなど負担増を求めるとともに、「財政が厳しい」として子どもたちの教育予算や障害者などの福祉予算も削減する中での保養所設置は、認められません。

 以下、具体的に反対理由を述べます。

 第一に、取得の経過についてです。

 そもそも区長が旧菊水館を取得し第二保養所にすることを区議会に明らかにしたのは、昨年の第四回定例区議会が終了した直後です。そして、今年三月の第一回定例会には土地と建物の取得予算一億一千万円と修繕費七千四百四十八万円、運営費の四千三百七十七万円の合計二億二千八百万円もの予算を計上しました。

 この旅館を利用したことのある区民の方からは、「交通費も高く駅からも遠い」また、別の方からは「保養所は二カ所も要らない。足りない特養ホームや保育園をつくるべきだ」などの声が出ているのが実態です。

 こうした中で我が党は、定例議会の代表質問や総務区民委員会で、取得の経緯と、我が党の調査で、この不動産物件が昨年十月七日に競売にかけられ今年の一月十日には取り下げられていたことについて、区の認識を明らかにするよう求めてきました。これに対して区長は、三月議会の所信表明では事実を明らかにせず、「河津町にシニアバス旅行を実施してきたが、その関係者から廃止予定の旅館を紹介してもらった」としか述べませんでした。ところが、今議会の答弁では「旧町長、町会の方ないしは観光協会の方から聞いた」と答弁を変えました。このことは、明らかに取得の経過を覆い隠すものです。

 さらに競売については、区長は「云々言っているが、過去のことを問うのではなく保養所にふさわしいかどうかの一点にある」また「競売については取り下げられてから知った」とも述べています。しかし、区が実施した鑑定評価書を見ると、旧菊水館の現地確認は昨年九月十三日に、渋谷区の職員立ち会いのもと行われており、鑑定評価は十一月一日に実施され、鑑定結果は十一月二十九日に区に報告されています。この間に競売にかかっているのですから、それが明らかになれば当然評価額も取得価格も変わるはずで、競売について、取り下げてから知ったなどとはとても信じがたいことで、区民と区議会を欺くようなことを認めることはできません。

 また、区が取得した旧菊水館についての鑑定評価書が区議会に提出されたのは、予算審議が終わり、取得の契約も終わった五月七日でした。鑑定評価書に指摘してある事実を取得前に区議会に明らかにしなかったことは、取得先にありきの議会軽視で、認められません。

 第二に、施設の老朽化と税金の使い方の問題です。

 鑑定書が予算審議前に区議会に出されていれば、その指摘事項から見て、到底取得できる物件ではありません。鑑定書によれば、「旧菊水館は築十八年の新館と築五十年を超えている東館が渡り廊下でつながっているクアハウスであり、旧館については修理、補修を重ねてきた古い建物で、物理的に経年相応の摩滅、破損、老朽化が認められ、耐震診断はされていない」と指摘しています。

 さらに、付帯設備の電気設備は、昨年八月八日の関東安全保安協会の点検結果として、「事務室、電灯盤の分岐回路に漏電遮断機が設置されていない、非常用発電機、吸排気装置が腐食している」などを指摘し、改修要請が出されています。

 エレベーターについても、制御盤内管理リレーと半導体基盤、油圧ポンプの駆動ベルト、ドア駆動ベルトの耐用年数が経過しているなど、九項目にわたり取り替えを求めています。さらに平成二十四年には、エレベーターなどの定期報告結果について、静岡県下田土木事務所長名で、建築基準法第十二条の規定により報告された内容を確認した結果、指摘事項について必要な対応を実施するよう求めるとともに、必要な対応に関する基本的考え方として、既存不適格事項として「建設当時は建築基準法に適合していたが、その後の法改正により現在の規定には適合していないものだとし、防災対策上、早期に改善することが望ましい」と指摘しているのです。

 また、築三十二年の体育館についても経年相応の摩滅、破損が指摘され、築四十年を超えている温水プールも、関東電気保安協会の点検結果、ろ過器に高感度・高速の漏電遮断機が設置されていないため、改修要請が行われていることを指摘しています。

 しかし、渋谷区が十月の開設前に実施する予定の修繕内容は、大浴場と共同トイレなどのバリアフリー化、居室の風呂の改修などで、改善が求められているエレベーター工事も行わず、「秋にならないと耐震診断の結果も出ない」として耐震補強も行わないまま開設しようとすることは、区民の命や安全よりも旧菊水館取得を優先させるもので、認めることはできません。

 今後、鑑定書で指摘されている老朽化している建物、設備を改修しようとすれば、改修費だけでも多額の税金投入が必要なことは明らかです。また、この施設を維持していくための運営費は半年で四千三百七十七万円で、年間では八千七百五十万円にもなります。さらに耐震補強工事を実施すれば、莫大な税金負担を区民に求めることになるのです。

 この間、渋谷区は区民に対して、「区財政が厳しい」と言ってわずか三十六万円の親子スケート教室予算を削る、地区体育館の団体保険料の百十万円を削減をする、特定疾病患者と障害者に対する福祉予算九千二百八十九万円などを削減しているのです。また、国民健康保険料の連続値上げに区民からは悲鳴の声が上がっています。値上げの通知が届いた区民からは、この間だけでも七百件を超える苦情、問い合わせが窓口に寄せられているのです。

 地方自治体本来の役割である福祉の増進の予算を削る一方で、多くの自治体が閉鎖したり廃止している中で新たに二カ所目の保養所を設置することは、税金の浪費であり、やめるべきです。

 以上、反対討論といたします。



○議長(前田和茂) 二十五番丸山高司議員。



◆二十五番(丸山高司) 私は、渋谷区議会自由民主党議員団を代表して、ただいま議題となりました議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例について、賛成の立場より討論いたします。

 本条例は、さきに正規な手順、すなわち議会に報告し、所管委員会の視察、本年度当初予算でその内容を広く周知した上、本区議会の議決によって取得した静岡県加茂郡河津町峰四三九番地一の土地及び建物を、リニューアルと耐震調査を終了した後、本年十月を目途に開設予定とする、区民皆様にとっては待望の第二の保養施設に関する条例制定であります。

 開設に至る背景は、現在稼働している「二の平渋谷荘」が利用率九五%を超え予約できない状況が恒常化していること。二の平渋谷荘にはない豊富な源泉を有することや、温泉プールや小体育館など、河津の豊かな自然の中でグループや家族、さらには子どもからシニア世代にわたり幅広い利用が可能な、将来性を秘めた、二の平渋谷荘とは別の魅力を有しているからであります。

 さらに申し上げれば、桑原区長自らの発案により実施されているシニアバス旅行でなじみ深い河津町であります。毎年二十回、七百名を超えて訪れております。ただ、一方で、宿泊施設の使い勝手に様々御意見がありました。このことに対し、桑原区長はスピード感をもってその課題解消に対応したものと理解いたします。

 この河津町とは、平成十六年、災害応援協定を締結して以来、直近では河津バガテル公園のバラ苗を区庁舎の花壇や参宮橋公園に植栽するなど交流の機運が醸成され、本施設開設後は、河津町の児童・生徒や町民の健康事業として本施設の活用が検討されております。このことは、本区として、河津町との単なる上辺だけの交流だけではなく、一歩踏み込んだ地域貢献として自治体間相互の信頼と良好な関係に資するものと理解し、期待するものであります。

 次に、条例の中身について申し上げれば、利用要件については二の平渋谷荘と同等ですが、豊かな自然の中でゆったりと過ごしていただくことを考え、宿泊限度を三泊四日としていること。河津という自然豊かな施設の特性から、スポーツや青少年団体、シニアクラブ等の利用も想定されており、区民の方が使いやすい施設とするため区議会の意見も参考にし、利用料の減免制度も今後導入すること。加えて、河津区民保養施設の愛称についても広く区民から公募することなど、今後、区民の方々から愛され、親しまれる施設となることを確信するものであります。

 他の自治体では保養施設を手放している今、なぜ購入するのか、今なぜ購入するのか、今でしょう。そう言わずにですね、購入しないと言い立てている議員、会派がいることは、こうした内容に目を向けようともせず、区民ニーズを把握できないもので、実に嘆かわしい限りであります。

 保養施設を手放す他自治体に対する個々の論評は申し上げませんが、一つだけ言えることは、区民ニーズに対する乖離が引き金であることは間違いないところで、本区において、昭和四十七年四月の二の平渋谷荘開設当初の形態を踏襲していれば同じ事態になったのではないでしょうか。本区では常に改善の目を絶やすことなく、特に、桑原区長が就任されて、大規模改修を経て運営形態に老舗ホテルを参画させて劇的に利用率がアップしたことは、衆目の一致するところであります。

 ましてや既に議決した後に、実に低俗な話題でもってこの保養施設をおとしめ、まるで鬼の首でもとったかのように騒ぎ立てる様は議員として哀れであり、滑稽ですらあります。

 仏教教理の根幹をなすものに「三法印」という言葉があります。すなわち「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」そうですよね。諸事一切は常に変化するもので、また、いかなる存在も永遠不変の実体を有さない。そして、それを悟れば安らぎの境地を会得する。ごくごく簡単に申し上げればそのような意味になると思いますが、すなわちこの考え方で申し上げれば、過ぎ去った過去にとらわれ入り口で騒いでいても、何一つ将来につながるものはなく、よりよいものに変えていくことこそが議員に与えられた使命として、この資源を将来にわたりどう生かし切るか、これに腐心し、心を砕くことが区民全体の幸せにつながっていく。これこそ議員としての責務であると自覚すべきであると、良識ある議員諸氏はそう考えていると確信いたします。このことわりが理解できない議員は、事の本質が見抜けない、まさに馬の耳に念仏、犬に論語であります。

 私ども自由民主党議員団は、本条例制定を契機として河津区民保養施設が区民皆様から愛され、河津町との交流のかけ橋となり、親しまれる施設とするため、桑原区長と一体となって奮闘努力することをお誓い申し上げ、本条例に対する賛成の討論といたします。



○議長(前田和茂) 十二番堀切稔仁議員。



◆十二番(堀切稔仁) 議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例について、堀切稔仁は反対の立場で討論いたします。

 理由は、大きく一点でございます。

 それは第一条にある、子どもたちからシニアまでとあり、また、その後には特に「子どもたちの健やかな成長を育み、区民の健康と福祉の増進を」とございます。とても本施設が温泉時代の使用方法から、子どもたちに胸を張って「どうぞ使ってください」と私は言えないからであります。

 本施設は、報道にもあるように、二〇〇六年から渋谷区議会総務区民委員会が昨年視察されるまでの八年間も、乱交専門のアダルトビデオの撮影に全館が使用されておりました。一回の撮影に二十人から五十名もの男女が絡むものです。本作品は十一本も現在も発売をされ、インターネットでも流されている状態であります。特に子どもたちのかかわるジムやプール、シニアの方々が大好きなカラオケのある宴会場やジャングル風呂などでもこの乱交は行われております。

 果たしてどれだけの区民がこの事実を理解しているのでしょうか。また、この事実を前提に、区民の総意として本施設が購入されたと言えるのでしょうか。いまだ疑問があるとしか言わざるを得ません。その上でこの施設を区民に非公表で、この内容のまま本条例を設置し、本施設を使用を始めることは区民への冒涜であり、第一条にある「子どもたちの健やかな成長を育み」などとは到底言えないと、私は父親としても思っております。

 私は、子どもたちを守るためにも本条例設置には反対いたします。私は、このような状態ではとても子どもたちや親の世代に使ってくださいとは、とても言えません。

 以上、本条例の設置には反対といたします。

 以上でございます。



○議長(前田和茂) 十一番笹本由紀子議員。



◆十一番(笹本由紀子) 議案第三十三号 渋谷区立河津区民保養施設条例に反対の立場で討論を行います。

 (委任)第十四条「この条例に定めるもののほか、河津区民保養施設の管理運営について必要な事項は、区規則で定める。」

 区規則の中身については、私は一般質問の際、これまでの菊水館の取得の経緯とその後の報道の重大性を考えますと、質疑の際には当然のことながら示されると思っておりましたが、説明はあくまでも口頭のみで、その説明も不十分でした。

 今回、箱根の渋谷区立二の平渋谷荘が評判がよくてなかなか予約がとれないほどの人気だから第二保養所をつくると聞いておりましたが、それでは、なぜ同じような条例案になっていないのでしょう。

 二の平の評判のよさは、交通の便や立地もさることながら、その指定管理者による運営の手腕に負うところが大きいと伺っております。しかもその実績にあぐらをかくことはなく、日々稼働率を上げるための努力をなさっている。努力のたまものであります。今回、運営に問題があった可能性がある旅館を保養所にするに当たっては、この運営の問題は大きく、二の平渋谷荘のまねをすべきであったと考えます。

 区規則についての質疑では、施設概要や図面について「今、持っていないのは問題だ」「改修前後にわたって判断することが後から出てくるのではなく、開設までに精査を」と求める質問に「経理がきちんと対応してきたので伝える」という御答弁でした。これまでのことを振り返ってみると議会への説明が後手に回ってきたことは明らかなのに、このような姿勢では準備が不十分と考えます。

 運営者については渋谷サービス公社に委託予定し、「現地の運営は再委託で」とした上で、運営については「引き続きと言っていたが、団体対応の実績のある事業者に」という説明でした。報道によるとビデオ撮影のための一度に四十人以上の団体客を受け入れていた菊水館が、この判断に該当するのかどうかも不明確です。

 一番の問題は、私の一般質問の際に、区長は耐震診断が秋に出るとおっしゃいましたが、八月から予約を開始し、十月の保養所開設時には昭和三十八年に建てられた東館を使う可能性があるということでした。「三月まで営業していたので問題ないと考える」という判断の基準らしいのですが、そんなことなら庁舎の建替えも必要ないではありませんか。

 後から後から出てくるこの菊水館についての情報の全貌を知っている人は、誰なのでしょうか。

 シニアクラブやスポーツ団体の利用を割安にすることを質疑する際に委員会室は笑いに包まれましたが、区民がこのままで安心して利用できると本当に思われますか。

 余りにも準備不足、このことを指摘し、反対の討論といたします。



○議長(前田和茂) 以上で通告による討論は終了いたしました。

 これをもって討論を終結します。

 これから日程第八を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者多数。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 議事進行上、日程第九から日程第十一までを一括議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第九 議案第三十五号 渋谷区子ども発達相談センター条例の一部を改正する条例



△日程第十 議案第三十六号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例



△日程第十一 議案第三十七号 渋谷区立幼稚園条例の一部を改正する条例

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   文教委員会審査報告書

議案第三十五号 渋谷区子ども発達相談センター条例の一部を改正する条例

議案第三十六号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

議案第三十七号 渋谷区立幼稚園条例の一部を改正する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                      文教委員会委員長 菅野 茂

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 文教委員長の報告を求めます。

 菅野委員長。



◆三十四番(菅野茂) ただいま一括議題となりました議案第三十五号 渋谷区子ども発達相談センター条例の一部を改正する条例、議案第三十六号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第三十七号 渋谷区立幼稚園条例の一部を改正する条例の三議案につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 初めに、議案第三十五号 渋谷区子ども発達相談センター条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、渋谷区子ども発達相談センターにおいて障害児相談支援事業及び特定相談事業を実施するため、条例の一部を改正しようとするものです。

 審査の中で、本改正によりサービスの量を決めて、「はぁとぴあ」へのスムーズな移行を図るもので、まさに教育と福祉の融合である。ケアプラン作成事業を行うことで利用者が安心して相談できる等の意見がありました。

 次に、議案第三十六号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、配偶者の海外赴任等に同行するための休業制度の導入に伴い、規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。

 審査の中で、幼稚園教育職員が安心して働き続けられる職場環境が確保された。今後も処遇改善に努め、働きやすい職場環境の充実を図られたい等の意見がありました。

 最後に、議案第三十七号 渋谷区立幼稚園条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、本町幼稚園において預かり保育を実施するため、条例の一部を改正しようとするものです。

 審査の中で、区立幼稚園で初めての預かり保育の実施は、現在の保育ニーズに合った施策である。園児の教育環境整備のため、適正な教職員の確保や昼食についても十分配慮されたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。

 以上、文教委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件については討論の通告がありませんでした。

 これから日程第九から日程第十一までを一括採決いたします。

 以上三件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(前田和茂) 御異議ないと認めます。

 よって、一括された議題は、それぞれ原案のとおり可決されました。

 日程第十二を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十二 議案第三十四号 渋谷区営住宅条例の一部を改正する条例

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   福祉保健委員会審査報告書

議案第三十四号 渋谷区営住宅条例の一部を改正する条例

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                   福祉保健委員会委員長 新保久美子

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 福祉保健委員長の報告を求めます。

 新保委員長。



◆二十三番(新保久美子) ただいま議題となりました議案第三十四号 渋谷区営住宅条例の一部を改正する条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部改正に伴い、規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。

 審査の中で、条文中の引用法律の名称変更により規定整備を行うものであるが、長年過酷な生活を送られてきた中国残留邦人の方や労苦をともにしてきた配偶者が自立した生活ができるよう、支援を継続するための改正であり、賛成する等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。

 以上、福祉保健委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件については討論の通告がありませんでした。

 これから日程第十二を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(前田和茂) 御異議ないと認めます。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 日程第十三を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十三 議案第三十八号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第一号)

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

議案第三十八号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第一号)

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました議案第三十八号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第一号)につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、平成二十六年度渋谷区一般会計予算の総額に歳入歳出それぞれ七億九千四百十七万七千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ八百三十五億四百十七万七千円とするものであります。

 歳出の内容は、議会費で五輪・パラリンピック対策特別委員会設置にかかわるもの、総務費で(仮称)渋谷区多様性社会推進条例の制定に係る検討会経費にかかわるもの、代々木区民施設の耐震対策にかかわるもの、及び笹塚駅前区民施設(仮称)建設にかかわるもの、民生費で西原一丁目保育施設(仮称)設置にかかわるもの等となっております。

 これらに要する歳入としての財源は、都支出金及び繰越金が計上されております。

 審査の中で、区民要望や利便性にこたえる内容であり、賛成である。渋谷区らしい多様性社会の推進に期待する。笹塚駅前区民施設に移設される図書館については、面積の確保及び駅前の立地を生かした運用に努められたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件については討論の通告がありませんでした。

 これから日程第十三を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者多数。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 日程第十四を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十四 議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、平成二十六年度渋谷区一般会計予算の総額に歳入歳出それぞれ九千五百三十七万六千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ八百三十五億九千九百五十五万三千円とするものであります。

 歳出の内容は、民生費で初台保育園耐震補強工事にかかわるもの、土木費で(仮称)宮下公園及び渋谷駐車場整備事業者検討会経費にかかわるもの、及び幡ケ谷二丁目複合施設(仮称)整備事業費にかかわるものとなっております。

 これらに要する歳入としての財源は、繰越金が計上されております。

 審査の中で、反対の立場から、幡ケ谷二丁目複合施設整備事業費は、どこの土地を購入し、どこに施設を整備するのかも示されておらず、認められない。土地購入先にありきの手法はやめるべきである等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、同複合施設整備事業費は保育施設や高齢者住宅の整備など喫緊の課題に対応する内容であり、高く評価し、賛成する。宮下公園周辺整備は単なる公園整備ではなく、渋谷駅東側整備の柱となるように期待する等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。

 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。

 二十二番牛尾真己議員。



◆二十二番(牛尾真己) 私は日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題となりました議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)に反対の立場から討論します。

 この補正予算には歳出三件が計上されていますが、初台保育園耐震補強工事費については、我が会派が以前から求めてきたものであり、賛成します。

 しかし、他の二つの歳出については、以下の理由により賛成できません。

 第一に、公園新設改良費として計上されている(仮称)宮下公園及び駐車場整備事業者検討会経費は、大企業のための渋谷駅周辺再開発の一環として宮下公園のエリアを再整備しようとするものです。そのため、区が区民の意見を聞きながら整備する手法をとらず、「公園と駐車場の一体整備とともに、多目的な施設整備の可能性も含め、民間の活力を活用する整備案を公募する」としています。

 区長は昨年の、第四回定例会の答弁では「商業施設の導入の可能性も検討する」としています。今議会の区長発言でも、整備に向けた基本的な考え方の第一に、渋谷駅周辺再開発との連携を挙げています。渋谷駅周辺の再開発事業者から見れば、宮下公園を再開発のエリアに取り込み、自らの開発にとって最も有利な活用を図ることを可能にするものとなるのです。

 その一方で、区民や公園利用者の意見を計画に反映する手だては不明瞭で、説明会を開くかどうかについても「検討してみる」という答弁しか得られていません。

 宮下公園は、この間、ネーミングライツとあわせ、フットサルコートやスケート場、クライミングウォールなど、企業が運営する施設が主要な部分を占めてきました。区は企業の商業的な利用を促進してきたのです。その一方で、路上生活者に対する年越しのための支援活動は非人道的な排除を強行しました。本来、公園は区民や来街者の誰もが憩いのスペースとして利用できるようにすべきものです。宮下公園の整備を民間開発事業者の提案任せにして企業を利することは、区民不在の再整備であり、認めることはできません。

 第二に、幡ケ谷二丁目に区長が区民の知らないまま三十二億円もかけて取得しようとしている防災公園用地内に複合施設を設置するためのものだからです。

 補正予算では、幡ケ谷二丁目の防災公園と高齢者住宅、保育施設を一体的に設計する経費として七千五百六十万円が計上されています。

 我が党は一貫して高齢者住宅や保育園の増設を求め、待機児の解消については定例会のたびに取り上げ、認可園の増設で待機児解消を図るべきと提案してきました。昨年の単身高齢者の区営住宅入居待ち抽せんの倍率は三十倍を超え、今年四月の認可保育園、認定こども園の入所待機児は三百四十一人で、どの保育施設にも入れない子どもが百二十人もいるのです。特に保育園の待機児解消は、区政の最優先の課題として、直ちに対策を立てるのは当然の区の責務です。

 しかし、防災公園計画は、昨年の第四回定例会で区長が突然打ち出したもので、区民に説明もないまま三十二億円もかけて五千平米の用地を取得するものです。区長はさらに二千平米を取得するとも言っていますが、その計画を知った区民から批判の声が広がっています。区民合意もない土地取得に莫大な予算をつけ、税金投入することは認められません。

 しかも、取得するとされているのは都営住宅やマンション群に囲まれて幹線道路にも面していない土地で、防災公園として機能するかどうかという疑問の声も上がっているのです。すると区長は、木造密集地域の指定を受けている本町地域の一時避難場所として活用すると言いましたが、当該公園は本町地域と接しておらず、区長の言い分は破綻しています。本町の住民からは、避難所と逆方向にあり、とても利用できないと言われているのです。

 土地購入の理由を二転三転させ、防災公園の根拠も曖昧なままで予算をつけるやり方は、区民の目を欺いて土地取得ありきで進むものと言わざるを得ません。計画は白紙撤回すべきです。

 また、木造密集地域の災害対策というのであれば、その基本に住宅の耐震化、不燃化を据えて助成制度の拡充を図り、促進すべきです。

 質疑の中では複合施設の想定規模は、二千平米の敷地に鉄筋コンクリート造五階建て、延べ床面積三千三百平米を想定したと答弁がありました。用地については四千七百平米の取得の見込みが立ったとしているだけで、議会にはどの部分が取得できるのかも示さず、複合施設の敷地をどの部分にするかは未定とされ、いつ確定するのかも「今年度じゅう」としか答弁しておらず、定かではありません。土地取得の見通しさえ示さないまま設計予算をつけるやり方は、区民要望の強い施設建設と抱き合わせた計画にすることで三十二億円の土地取得を合理化するもので、到底認めることはできません。

 また、なぜ四千七百平米の取得見込みの段階で設計費の予算計上を行おうとしているのかも疑問です。

 渋谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例には、土地取得について、五千平米以上の土地取得を「議会の議決を要する」としています。四千七百平米ならば議会の議決なしに土地取得ができることをねらって、議会の審議を経ないまま莫大な税金を投入して、区民の疑問や反対の声が上がっている土地取得をしようとすることは、区民を二重、三重に欺くものであり、認められません。

 以上、補正予算第二号に反対の討論とします。



○議長(前田和茂) 十二番堀切稔仁議員。



◆十二番(堀切稔仁) 議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)について、堀切稔仁は反対の立場で討論いたします。

 理由は大きく二点でございます。

 一点目は、宮下公園及び渋谷駐車場整備業者検討経費でございますが、定例会の区長発言にある「八月ごろには整備案を公募し、本年度中に業者の選定、整備構想を発表する」とのことですが、私の所属する都市整備委員会で……

   〔「都市環境」の声あり〕



◆十二番(堀切稔仁) 都市環境委員会で区側の説明の中で、検討会を四人の専門家のみで形成をし、約六回ほど行うとお聞きしました。住民参加がない、全く予定がされないと質疑の中でありましたが、近隣住民が不参加で行われる検討会など、私はあり得ないと思っています。

 現在宮下公園は、都市公園というよりは、余りにもスポーツ公園に特化した施設になり過ぎております。近隣住民の憩いの場所とは言いがたい場所になっております。区のほうでは専門性だけを委員に重視して入れているとのことですが、専門性だけが、よいと思えるものをつくれるのでしょうか。やはり区長発言にある渋谷川から原宿、代々木公園の連続性、このようなものを重視するのであれば、この地域にお住まいの方々がこの公園に何を望むか、それぞれ、その意見を集約することが重要ではないでしょうか。

 例えば、同じ駅の近くの公園でも、本定例会中に委員会で視察いたしました恵比寿公園のように、区の持つ専門性と住民やPTAなどの意見をそれぞれ取り入れ、すばらしい公園にリニューアルした例もございます。ですので、地域の住民の参加のない検討会経費は認められません。

 また、第二点目は、幡ケ谷二丁目複合施設整備事業費でございますが、本定例会の発言にある、「用地取得のめどが立った」と区長発言にありましたけども、いつ、何平米本当に取得ができるんでしょうか。また、残り何平米がいつ取得できるんでしょうか。都市公園法上に建設できる面積が、そのことによって明らかになります。

 「めど」をもとにするのではなく、議会に予算を求めるには、おおよそではなくきちっとした数字を出すべきです。そして本年の一般会計予算の中でも私が申し上げましたが、区長が本年度初めに発表された本敷地を一年で本当に購入できるのか、いまだこの状態では疑問に思っています。今回の「めど」という言葉では、ますますそういうふうに認識せざるを得ません。まずは本当に敷地が取得されてから、本複合施設の整備費を議会に提案すべきだと私は思っております。

 このように、現在、予定のどの部分が取得できたかも議会に明らかにされないままでは、とても住民説明はつきません。

 以上の理由で本工事契約にも私は反対をしまして、この二点を中心に、この予算には反対いたします。

 初台保育園の耐震だけには、私も賛成をいたしますが、今後はきちっと数字をお示しいただきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(前田和茂) 十一番笹本由紀子議員。



◆十一番(笹本由紀子) 議案第四十号 平成二十六年度渋谷区一般会計補正予算(第二号)に反対の立場で討論をいたします。

 この議案の中の、初台保育園耐震補強工事については必要と考えますが、ほかの二つについては賛成できない点があります。

 まず、幡ケ谷二丁目複合施設(仮称)設計として七千五百六十万円の説明には、十分な根拠がないと考えます。

 この対象となる土地が、まだ最終確認はしていないものの、五千平米だった予定面積の約四千七百平米が買える見込みとなったもので、今回、補正として基本設計と実施設計の予算計上をするという順番です。買える見込みとなった四千七百平米がどこで、いつ買えるのか、また、見込みのない三百平米とは一体どこなのかは示されておりません。

 では、この三百平米が万が一買えなかったらどうするのか。一〇〇%買えない中、設計準備をするというのは、賛否以前に、議論の俎上にも乗らない話であると考えます。

 また、公園新設改良費(仮称)宮下公園及び渋谷駐車場整備事業者検討会経費については、そのメンバーや議事の公開についての説明が不十分であり、今後の情報公開に対する積極姿勢は全く感じられず、運営が不透明だと考えます。

 例えば今回、補正予算第一号には、五輪・パラリンピック対策特別委員会の費用として、国立競技場の新設に反対する声を聞く気があるのかは不透明なため反対です。また、笹塚駅前区民施設建設工事の一億六千五百万円余には、工事現場周辺で起きている住民の安全に対する準備不足が露呈し十分な対応ができていないことも考えれば、税金を投入する前に、先にすることがあると考え、このような第一号と同じような経緯をたどる可能性があり、不透明なままで事を進めようとする流れには反対です。

 この第二号の問題点は、取得確定していない土地に建てる建物の設計を、税金を使うのにもかかわらず前もって要求するという摩訶不思議な段取りです。

 また、これが複合施設であり、高齢者住宅と保育園と公園と三つの所管にまたがるため、まず福祉部から説明を受けたもののその全貌ははっきりしませんし、さらにはこの前提となる土地取得の経緯について、届けられている住民の声に対し各部署での情報共有がなされているとは思えず、現段階では非常に不透明と言わざるを得ません。

 予定地すら確定されていない土地取得の次の段階の設計費用の算定は、順番が逆であると申し上げ、本議案には反対といたします。



○議長(前田和茂) 笹本議員に申し上げます。

 ただいまは補正予算第二号の討論でございますので、二号の討論のみのお願いをいたします。今、一号の討論が入っておりましたので。

   〔「同じ経緯をたどるということを申し上げました」の声あり〕



○議長(前田和茂) 以上で通告による討論は終了いたしました。

 これをもって討論を終結いたします。

 これから日程第十四を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者多数。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 日程第十五を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十五 議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約

 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本案は、株式会社フジタ東京支店と契約金額十八億一千六百五十六万円で、契約の日から平成二十七年九月三十日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。

 審査の中で、反対の立場から、区民の意見を聞かずに進めている民間資金活用による区庁舎建替えのためのものであり、認められない。また、二者しか応札のない中で落札されることは、競争性に疑問が生じる等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、適切な手続を経て落札されており、賛成する。騒音など近隣住民及び隣接する保育園に十分配慮して工事を進められたい。不特定多数の人が利用する施設であり、防犯対策に努められたい等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。

 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。

 三十四番菅野 茂議員。



◆三十四番(菅野茂) 私は日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題となりました議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約に反対の立場から討論いたします。

 本案は、仮設第一庁舎建設工事のため制限を付した一般競争入札で、株式会社フジタ東京支店を契約の相手方とし、十八億一千六百五十六万円の契約金額で工事請負契約を締結するものです。

 反対の第一の理由は、本案は、そもそも区民の財産である区庁舎の耐震化を建替えありきで区民に知らせず、意見も聞かず、議会には十分な情報提供をせず区民の財産を三井不動産に差し出し、大企業の利益のために庁舎建替えを行うことに伴い、仮設庁舎建設工事の請負契約を締結するものであるからです。

 区長は、区政の主人公である区民には、区庁舎の耐震化の情報を何一つ区民には知らせていないことを、まず真摯に受けとめるべきです。

 区長が強引に進める区庁舎の建替え問題では、詳細な計画や、建物のボリュームや外観図、七十年間三井不動産に貸与する土地の鑑定額の根拠など、区幹部と区長が選んだ有識者による庁舎問題検討会の議事録等を要求しても一切明らかにしないという秘密主義そのもので、区民と議会を無視したものと言わざるを得ません。

 しかも区民の財産四千五百六十五平方メートルを三井不動産に七十年間差し出し、三十七階建て、高さ百二十メートル、四百十四戸の分譲マンションの建設による見返りとして、百五十四億円の定期借地料で区庁舎と公会堂を建替えるとしていますが、我が党の調査では、三井不動産は区の土地を使って数百億円もの莫大な利益を上げることになるのです。まさに区民の福祉向上を第一の役割としている自治体を、大企業の利益優先に変質させるもので、絶対に認めるわけにはいきません。

 反対の第二の理由は、区長が決めた仮設庁舎建設でも区民不在、議会無視のやり方であり、仮設庁舎建設費に総額約七十億円の税金を投入するものであるからです。区民にとって、仮設庁舎であっても、区庁舎の位置をどこにするのか、どのくらいの経費になるのかなど、仮設庁舎建設にかかわる情報でも区民には一切明らかにされていないのです。

 仮設庁舎が建設される第一庁舎は旧渋谷小学校跡地で、区民菜園と体育館、防災施設である一時避難所となっており、美竹保育園が隣接している場所です。美竹保育園の保護者からは「なぜここに仮設庁舎建設なのか」「区はこの間、何も知らせていない」「しかも、保育園を囲むように三階建ての仮設第一庁舎によって、子どもの保育環境を悪化させるもの。子どもを犠牲にしないでほしい」と、この計画を厳しく批判しています。また、仮設第三庁舎は美竹公園で、二年前に一千万円で改修したばかりのいずれも地域住民や区民にとって貴重な公共施設であるのに、強引に設置場所を決めたことは認められません。

 また、三年間しか使用しない仮設庁舎建設に設計・建設費五十四億円を見積もり、今回議案となっている仮設第一庁舎建設費は十八億円余、旧東京都児童会館跡を活用する第二庁舎には十億円、第三庁舎には十三億円、その他の経費を含めると総額七十億円の税金を投入することになります。

 しかも、本議案に参考として添付された仮設第二・第三庁舎建設工事については、合わせて二十三億円の多額の税金を投じるのに、この二つの仮設庁舎建設工事はリース契約とするとして、議会の議決を経ず区の建設工事を請け負わすやり方は、議会のチェックを逃れ、区民にも入札の透明さを欠くものです。

 以上、本案は仮設第一庁舎建設工事請負契約であるが、改めて区庁舎の建替えそのものが区民の財産である区庁舎のあり方を区民無視、議会軽視とその上、大企業の利益を上げさせるというやり方で決めた仮設庁舎建設費に総額七十億円の税金を投ずることは浪費であり、自治体の役割を根底から覆すもので、認めることができません。

 本案に反対の討論といたします。



○議長(前田和茂) 十二番堀切稔仁議員。



◆十二番(堀切稔仁) 議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約について、堀切稔仁は反対の立場で討論いたします。

 理由は、大きく二点でございます。

 一点目は、契約業者選定についてでございます。

 確かに今回も競争入札で選定が決定したようですが、今回の、全ての区民生活にかかわる仮設第一庁舎の建設工事の契約であるのに、当該業者は平成二十三年度中、完成予定でありました渋谷本町学園の主要工事業者でありましたが、その工事の際、共同体という形ではありましたが、災害を理由を資材供給などの遅れがあり、平成二十三年度中には完成をせず、年度を一カ月もまたぎ、学園全体の使用は遅れました。

 年度をまたぎ八億円弱の工事が遅れたわけでありますが、この業者に対して、その後、区のほうは何の請求も行っておりません。業者選定の契約ではペナルティ金であったり減額の要求もできる、そのようになっているはずであります。そうであれば本来の際に、いろんな理由があるにせよ、工事の延滞があった業者に対しては民間業者のように、一時的な入札の制限や小規模の工事のみに発注の制限を設けるべきでは、まずなかったでしょうか。

 また、区のほうもこのように延滞などのあった業者がその後、延滞の理由などのあるままエントリーをした場合、書面の提出や区からの検査を行うことも全く設けていないと聞いております。

 庁舎問題特別委員会の質疑の中でも、入札としては本業者が決まり、この業者がまた災害などがあった場合、仕入先や人員の確保するルートの拡大が行われているか確認はされていないとの発言でありました。今度は、仮設とはいえ区民全体に影響がある第一本庁舎の建設であります。前回のような延滞は、防犯上も許されません。

 このような業者選定の体系もきちっと行われていないままでは、やはりこの予算には賛成ができないところが、まず一点目でございます。

 第二点目は、本庁舎の建替えの賛成の立場では、私はございます。しかしながら、本年度の一般会計予算中でも申し上げましたが、区長の建替えの手法には賛成しておりません。このように仮設庁舎を六十六億円もかけて建設をし、多くの皆さんに遠くまで来庁していただき御迷惑をかけることも、賛成ができない理由の一つでございます。

 さらなる理由としては、庁舎問題検討会の資料にある、今回の選ばれた案は、新庁舎等の規模は解体、設計等を除き百三十六億円となっております。また、前回の定期借地権設定に解体・設計・処分費等で百五十四億円と課長から聞いております。この二つを合わせると二百九十億円になりますが、起債が八百億もある渋谷区であれば無借金で建設ができるわけであります。

 現在の庁舎を……

   〔「議長、議事進行」「議事進行」の声あり〕



◆十二番(堀切稔仁) 現在の庁舎を本庁舎前に自費で建てれば、仮設費用を、六十六億円を使わなくても、区政を全く停滞させなくても、区民の皆様には現在と同じ敷地に来庁していただけます。



○議長(前田和茂) 堀切議員、議事進行がかかっております。そこで切ってください。

 二十五番丸山高司議員。



◆二十五番(丸山高司) 本件は工事請負契約であるにもかかわらず、会社の人格を否定したり、あるいは本件とかかわりのない話を今、討論として展開しておりますが、全く関係ない話です。

 議長、整理してください。



○議長(前田和茂) ただいま丸山議員より、議場での討論のあり方についての議事進行がございました。

 本職においてこの件を整理いたしますので、議事進行上、暫時休憩をいたします。

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   休憩 午後二時十六分

   再開 午後二時三十分

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○議長(前田和茂) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 先ほど丸山議員からの議事進行は、議案に対しての討論に関するものであり、今後の議会運営のあり方の問題ですので、後日、議会運営委員会にて協議を行うようお願いをいたしました。

 なお、堀切議員は議案に沿った討論をお願いいたします。

 堀切議員の討論を続行いたします。

 十二番堀切稔仁議員。



◆十二番(堀切稔仁) 皆様には御迷惑をおかけいたしました。まことに申しわけございませんが、続きを読ませていただきます。

 仮設庁舎工事費用六十六億は、先ほどの費用と比較いたしまして一切かかりませんし、区政を停滞させず、また、区民の皆様には同じ敷地へ来庁していただけます。

 以上のことをもちまして、区民影響がないように私は工事をしていく、そういうことが新庁舎に求められるものでありますし、仮設庁舎におきましてはこのような理由で反対といたしたいと思っております。

 以上、本工事の契約には反対の討論といたします。



○議長(前田和茂) 十一番笹本由紀子議員。



◆十一番(笹本由紀子) 議案第三十九号 仮設第一庁舎建設工事請負契約について、反対の立場で討論をいたします。

 新しくお店をオープンすることを考えると、お客様の動線は十分に検討に値するものです。小さな店舗から大きな店舗になれば余計に、お客様の動線は、検討に値するどころか十分に検討しなくてはならないものになります。さらに、商品の搬入の量も緊急時の対応も検討することになります。利用者の把握は、特に施設の規模が大きくなればなるほど重要になるものです。

 庁舎の建替えに関しては、幾つかの自治体に視察に参りました。事前のワークショップにより住民と専門家と行政が意見交換をしながら必要な庁舎の機能、規模について住民の総意をつくり上げていく姿には、幾つも発見や参考にしたい点を共有できたのかと思い、視察が充実したものになったような気がしておりましたが、それは錯覚だったのかと残念に思う点が、この議案の質疑の中でありました。

 「仮庁舎は一日何人の人が利用すると想定しているか」と聞いたとき、「数字は持っていない」ということでした。一体毎日何人がどこの部署を利用するのか、来庁者の数の把握が施設配置や設備、動線を考えた人の流れ、緊急時の誘導、緊急体制の確保、考えるべきことは数多くありますが、その大もととなる数字を把握していないのみならず、把握するための準備期間が十分にあったのに、この一年八カ月、費やされた時間は施設建設のみに注力し、機能を考えることは置き去りにされていたのだと感じざるを得ません。

 庁舎建替えの面積を聞いたとき、「自分たちが使うから自分たちで面積を決めた」ということは何度もおかしいと言いましたが、今回の答えは「区の職員が千人、都の職員が二百人ですが、総合庁舎なので都の利用分の把握も困難です」ということでした。都民にとっても使いやすく安全にするのが我々議会の仕事であると考えます。都に利用者の数を教えてもらうという協力を求めることができないほどの理由が、何かあるのでしょうか。

 この仮設庁舎も、自分たちが自分たちの都合で決めた仮設第二・第三庁舎は賃貸借契約なので議案にはならないと答える姿勢は、そもそも議会に十分な説明をしようという姿勢が見られません。

 この上、今どき海外に議場設計を目的として、議員五人、職員四人の合計九人で約一千万円の税金で行こうというのは、全くもっておかしな話です。見るべきところなら、もっと国内にも至るところにあるし、そもそも一日の利用者想定という基本的なことすらやろうともしないのなら、視察をする以前の問題であり、庁舎建設のスタートから間違っています。税金で海外に行くより、一千百万円以内で来庁者の人数を把握なさったらいかがですか。

 また、視察先で見たハンディキャップを負った方々への様々な配慮やアイデアには……

   〔「議長、議事進行」「議事進行」の声あり〕



◆十一番(笹本由紀子) ……少ない金額で迅速に、幾らでも可能なものであったはずですが……



○議長(前田和茂) 笹本議員、議事進行がかかっております。

 二十六番木村正義議員。



◆二十六番(木村正義) 全然この議案に関係のない話です。



○議長(前田和茂) ただいま木村議員より議事進行がかかっております。

 この件も含めまして、後日の議会運営委員会にて協議をお願いをいたします。

 なお、笹本議員は議案に沿った討論をお願いいたします。

 笹本議員の討論を続行いたします。



◆十一番(笹本由紀子) また、視察先で見たハンディキャップを負った方々への様々な配慮やアイデアには、少ない金額で迅速に幾らでも可能なものもあったはずですが、今回、予定に入っていないことは大変残念です。

 今回、隣の保育園に大きな影響が出ます。「説明した」という言葉を繰り返しても、「話し合いをした」とは言っていない。決まったことを伝えるだけでは意味はありません。建物から受ける影響を心配しているのに、「運営でやる」ということでは答えにはなっていないのです。

 行政サービスのスピードと質が求められる中、私自身は今回の庁舎建替えには反対ですが、進んでいるのであれば、区民に対し是非「これは見事」というものをお示しください。「想定していない」という姿勢では不測の事態に対応できない可能性を残します。

 以上、反対の討論といたします。



○議長(前田和茂) 以上で通告による討論は終了いたしました。

 これをもって討論を終結します。

 これから日程第十五を採決いたします。

 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者多数。

 よって、本件は原案のとおり可決されました。

 日程第十六を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十六 消費税の増税中止を求める請願

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

消費税の増税中止を求める請願

 本委員会は、付託を受けた右請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

   意見 請願の趣旨に沿い難いため

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました消費税の増税中止を求める請願につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本請願は、渋谷区、消費税廃止渋谷各界連絡会代表、河田光博さん外三十六団体から提出されたものです。

 本請願の趣旨は、消費税の一〇%への引き上げ中止を求める意見書を国に対して提出することを求めるものです。

 審査の中で、反対の立場から、人口減少、少子・高齢化が進む中、社会保障制度の安定化が急務であり、また、税の公平性の観点から及び景気回復の兆しのある中、増税はやむを得ず、必要である等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、消費税は低所得者ほど税の割合が高くなる税制であり、全ての人の生存権を保障する社会保障制度の財源として最もふさわしくないものである等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件については討論の通告がありませんでした。

 これから日程第十六を採決いたします。

 なお、委員長の報告は、不採択であります。

 本件は採択することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者少数。

 よって、本件は不採択とされました。

 日程第十七を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十七 「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」に係る請願

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」に係る請願

 本委員会は、付託を受けた右請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

   意見 請願の趣旨に沿い難いため

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」に係る請願につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本請願は、渋谷区、渋谷春闘共闘会議代表幹事、田中重一さん外三百十三名から提出されたものです。

 本請願の趣旨は、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書を、国に対して提出することを求めるものです。

 審査の中で、反対の立場から、独立国である以上、自国の防衛、安全保障は重要である。国民の命をいかなる方法で守るのか、紹介議員が考える自衛権とは立場を異にするものであり、賛同できない等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、国会の議決のないまま憲法解釈の変更を行うことは立憲主義に反するものである。国民的議論を反映する改憲手続を経ずに拙速に行うべきではない等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。

 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。

 三十三番苫 孝二議員。



◆三十三番(苫孝二) ただいま議題となりました「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」に係る請願について、私は、日本共産党渋谷区議団を代表して賛成の討論をいたします。

 本請願は、渋谷区、の渋谷春闘共闘会議代表幹事の田中重一さん外三百十三人から提出されたものであります。

 紹介議員は、私を初め新保久美子、五十嵐千代子、田中正也、菅野 茂、笹本由紀子、堀切稔仁の七議員であります。

 集団的自衛権は、自国が攻撃されていなくても同盟国が攻撃された場合、攻撃した国へ攻撃できるというものであります。このことから、歴代の自民党政府は集団的自衛権の行使は憲法上、許されないとの姿勢を堅持してまいりました。ところが、安倍首相と与党はその政府の見解を一方的に変え、日本を戦争できる国にしようとしているのであります。

 こうした緊迫した事態を受けて、本請願は「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書を、内閣総理大臣に上げてください」と提出したものであります。

 日本国憲法は、前文で「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」と明記し、戦争放棄の第二章第九条で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と定めております。したがって、安倍首相が自民党と公明党の与党協議のもとで目指している集団的自衛権行使容認の閣議決定は、この憲法を真っ向から蹂躙するもので、憲法改憲のクーデターと言うべきもので、言語道断の手法と言わなければなりません。

 日本は二〇〇一年に開始されたアメリカのアフガニスタン報復戦争、二〇〇三年に開始されたイラク侵略戦争に自衛隊を派兵しました。しかし「武力行使は許されない」という憲法に反することから、一切武力行使はしませんでした。集団的自衛権行使が容認されれば、自衛隊がこうした戦闘地域に行ってアメリカ軍とともに戦闘行動に参加することになります。

 日本は戦後六十九年間、軍隊によって他国の人々を傷つけたり殺したりせず、平和国家として歩み続け、その姿勢は世界の人々から信頼され、尊敬され、称賛されてきたものであります。その日本の生き方を安倍政権と与党は、国会や国民に諮ることなく密室の協議によって変えることは余りにも乱暴で、断じて認められるものではありません。

 そもそも日本国憲法は立憲主義の立場に立ち、国家権力を拘束することが原則になっています。そして憲法第九十九条は、大臣はもとより国会議員を初め全公務員に憲法尊重義務があることを定めています。安倍首相と与党の対応は、この憲法を踏みにじるものであります。

 集団的自衛権行使容認の閣議決定に対し、六月二十七日、二十八日に行われた毎日新聞の全国世論調査では、反対が五八%、政府与党の説明が不十分だとする人が八一%、また、他国の戦争に巻き込まれるおそれがあると思うと回答した人が七四%に達していることが明らかになりました。安倍首相とその与党が憲法を壊し、日本を戦争する国にすることに、多くの人々が不安や怒りを持っていることが示されているのであります。

 また、昨夜は首相官邸前や国会周辺に三万人以上の人々が駆けつけ、集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する行動が行われております。本日も二千人の人々が首相官邸前に集合し、「日本を戦争する国にするな」と抗議の声を上げております。

 今、百九十二の市町村議会が集団的自衛権容認の閣議決定に反対、あるいは慎重な対応を求める意見書や決議を議決しております。本日中にも閣議決定が行われようとしており、日本は歴史的岐路に立っております。当区議会でも集団的自衛権の行使容認する憲法解釈変更に反対する本請願を採択し、平和を願う渋谷区民の代表機関として、政府に対し意見書を提出すべきであります。

 そのことを強く訴えて、私の賛成討論といたします。



○議長(前田和茂) 議員各位に申し上げます。

 特に討論中、議席においての不規則議論は慎まれますように申し上げます。

 十二番堀切稔仁議員。



◆十二番(堀切稔仁) 平成二十六年請願受理第二十号 「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」に係る請願について、堀切稔仁は賛成の立場で討論いたします。

 まさに請願者の願意は、この書面にあるとおり、日本国憲法にございます第九十九条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」この一点が重要視されているところであります。

 そしてさらにこの背景は、この請願者の思いにある、憲法の大原則を違憲に変え、憲法第九条の解釈を閣議決定で変更することを反対する意見書の送付を求めるものでございます。

 そもそも時の政府は、今までも憲法内の自衛権を拡大してきた経緯はありますが、今回の安倍内閣の判断は、政府自らが違憲行為を認めることとなり、立憲主義を否定する行為となります。また、請願者はこの政府のわずか数人により今後の日本の防衛に対する考えを変え、多くの国民が脅威に巻き込まれるという現在の国民全体が不安に思っている、そういうような思いを請願者の方々も同様に抱えているわけでございます。

 毎日新聞の発表でも、集団的自衛権の変更を認めているのはわずか一七%と出ております。つまり、八割以上の国民が、憲法解釈を閣議決定で変え、日本の防衛に対する考え方を変えることを認めていないということでございます。

 さらに今回は、これと同様の請願も出されておりますが、多くの区民の皆様もこの請願者の方々と同じ思いだと私は思っております。区民に一番近い議会である渋谷区議会が憲法の遵守を国に求め、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書を求めることで真の区民の安心・安全を守ることだと私は思っております。

 是非ともここにいらっしゃる多くの議員の皆様に御賛同をいただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(前田和茂) 以上で通告による討論は終了いたしました。

 これをもって討論を終結します。

 これから日程第十七を採決いたします。

 なお、委員長の報告は不採択であります。

 本件は採択することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者少数。

 よって、本件は不採択とされました。

 日程第十八を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十八 憲法の解釈改憲による集団的自衛権行使を容認しないことを求める請願

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   総務区民委員会審査報告書

憲法の解釈改憲による集団的自衛権行使を容認しないことを求める請願

 本委員会は、付託を受けた右請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                    総務区民委員会委員長 下嶋倫朗

渋谷区議会議長 前田和茂殿

   意見 請願の趣旨に沿い難いため

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○議長(前田和茂) 総務区民委員長の報告を求めます。

 下嶋委員長。



◆三番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました憲法の解釈改憲による集団的自衛権行使を容認しないことを求める請願につきまして、総務区民委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。

 本請願は、渋谷区、市民グループ都民カフェ渋谷代表代行、竹田文子さん外十名から提出されたものです。

 本請願の趣旨は、解釈改憲による集団的自衛権行使容認に反対する意見書を、国に対して提出することを求めるものです。

 審査の中で、反対の立場から、国会の動向を勘案して慎重に審議すべき重要な請願であるが、請願者の願意と紹介議員の意見に食い違いがあり、自国の防衛・安全保障に対する今回の説明内容では到底賛同できない等の意見がありました。

 また、賛成の立場から、国民的な憲法議論がないまま集団的自衛権の行使容認は認められない。様々な意見がある中、解釈変更による行使容認はすべきでない等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。

 以上、総務区民委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 これから討論に入ります。

 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。

 三十二番芦沢一明議員。



◆三十二番(芦沢一明) 民主党渋谷区議団を代表して、受理番号第二十一号 憲法の解釈改憲による集団的自衛権行使を容認しないことを求める請願の採択に賛成する立場から討論を行います。

 この請願は、渋谷区、市民グループ都民カフェ渋谷代表代行、竹田文子さん外十名から提出されたもので、政府に対し、解釈改憲による集団的自衛権行使容認に反対する意見書の提出を求めているものです。

 戦後の日本は、第二次世界大戦の反省の上に立って、憲法に平和主義を掲げて軍事に依存しない国家の生き方を選択し、今日の繁栄をもたらしました。昭和五十二年、マニラを訪れた当時の福田赳夫首相は「歴史を見れば、経済的な大国は同時に軍事大国でもありました。しかし、我が国は憲法の下、決して軍事大国の道を選ばないことを決意し、その力をアジアと世界の平和的建設と繁栄の向上に尽くしたい」と演説し、内外から高く評価されました。

 ODAの積極的な展開、青年海外協力隊や災害救助隊、そして様々なNGO団体などが世界の隅々で地元の人々を支援してきた活動の一つ一つが平和と発展に貢献する日本のイメージをつくり、日本への信頼感を生み出してきたことは事実であります。東日本大震災の際、世界百六十八カ国の政府、国民の支援を受けたのもこうした活動の成果であり、消極的平和主義などと批判されるものではないと思います。

 さらに問題なのは、憲法の規定を根拠に他国の戦争に参加することを禁じてきた政府見解を、憲法解釈の変更によって変えてしまおうという手法そのものです。国の根幹にかかわる事柄を変えようというのであれば、憲法改正の手続に沿って民意を問う選択をすべきなのは言うまでもありません。そうした手法をとらずに、国会審議や国民的議論も極めて不十分なまま、本日の閣議決定によって強引に集団的自衛権の行使容認に踏み出すことは大いに問題があります。安倍首相のこうした姿勢は、これまでの立憲主義の立場からも大きく逸脱していると言わざるを得ません。

 本日、間もなく行われようとしている閣議決定では、「我が国が密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある場合に行使を認める」としています。「密接な関係」や「明白な危険」という基準は大変に曖昧で、一旦決定してしまえばあとは時の政権の判断次第で何でもできる、そのことが可能となり、とても限定的とは言えないものであります。

 当初は安倍首相自身が「憲法上、認められない」としてきた集団安全保障に対しても、我が党の大野元裕参議院議員の質問主意書への答弁で、参加が可能であるという立場が打ち出されました。自衛隊の軍事活動参加への歯どめがきかなくなる可能性が出ています。

 毎日新聞が六月二十七、二十八の両日に実施した全国世論調査では「日本が集団的自衛権を行使できるようにした場合、他国の戦争に巻き込まれるおそれがあると思うか」の問いに「思う」が七一%と「思わない」の一九%を大きく上回る結果となっています。この調査では、自民党を支持する皆さんでは約六割、公明党を支持する皆さんでは七割が「思う」と心配をされています。与党に所属する地方議員の皆さんの間にも「なぜこんなに急ぐのか」「もう少し議論を」といった声が多く出されているとのことであります。

 私は、この請願は、国のありようを大きく変えてしまう事柄を、政府による憲法解釈の変更と閣議決定という手法によって推し進めようという政治の暴走を憂慮する広範な世論を背景にしたものだと考えます。平和・国際都市を目指す渋谷の区議会がこの思いにこたえていくことは、日本の将来を考えたときに極めて大きな意味を持つものであると考え、この請願の採択に多くの議員の皆さんが賛同されることを訴え、賛成の討論といたします。



○議長(前田和茂) 十一番笹本由紀子議員。



◆十一番(笹本由紀子) 請願受理番号第二十一号 憲法の解釈改憲による集団的自衛権行使を容認しないことを求める請願について、賛成の立場から討論を行います。

 この請願は、五月十五日の安倍首相の解釈改憲の宣言とその後の経緯が、閣議決定という時の政権による解釈改憲で集団的自衛権行使を可能にするという流れに対し、反対の意見書の提出を求めるものです。

 一週間ほど前の六月二十三日付の請願理由の中には、六十を超える全国の自治体議会からの反対を表明する意見書が提出されていることが書かれております。さらに、現在でこの動きは百九十以上の自治体議会に広がり、政権与党の所属議員でも解釈改憲に反対の趣旨に賛同する議員が日増しに増えていることを見れば、不安を持った人々が広がっていることをあらわしています。今、渋谷区議会はブレーキ役になれるかどうかを問われています。

 時の政権による閣議決定という進め方を一旦許せば、今後の内閣でまたどのようにも憲法の解釈を変更できるようになることを意味します。この危険性に多くの知恵者は気づいているから、恐れています。

 また政権交代は起こるかもしれないのです。勇ましいことを口にすれば勇敢に見え、大声を出せば頼もしく見え、拳を上げれば強く見えるのか。その幻想に惑わされる国民がいないとは言い切れないからです。そのときの彼らはもっと簡単に閣議決定をし、自分たちの望む方向に解釈してしまうかもしれない。閣議決定の拡大は戦争へのスイッチを簡単にすることを危惧する声も多いのです。閣議決定だけで今、懸念されている問題以外のことにも歯どめがかけられなくなる可能性がある以上、悪しき前例をつくることになるから良識のある国民は不安なのです。

 今定例会には、渋谷区議会に同じような趣旨の二つの請願があります。日本じゅうを見れば、これまでには考えられなかった数多くの立場を異にしてきた議員たちが今回の請願と同じ趣旨の請願に名前を連ね、賛同したり、賛成討論をした議員もいる。国会の多数であっても、憲法解釈次第で憲法を変えてもよいと国民は白紙委任をしたわけではありません。

 渋谷区議会は、今、ブレーキ役になるべきです。平和を享受してきたのは紛れもなく先人たちの努力であり、私たちは次の世代にバトンを渡す役目を持っています。

 本請願に賛成の判断をお願いし、賛成の討論といたします。御清聴ありがとうございました。



○議長(前田和茂) 以上で通告による討論は終了いたしました。

 これをもって討論を終結します。

 これから日程第十八を採決いたします。

 なお、委員長の報告は不採択であります。

 本件は採択することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者少数。

 よって、本件は不採択とされました。

 議事進行上、日程第十九から日程第二十一までを一括議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第十九 成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願



△日程第二十 成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願



△日程第二十一 成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

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○議長(前田和茂) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。

   〔藤田次長朗読〕

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   福祉保健委員会審査報告書

成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願

 本委員会は、付託を受けた右請願を審査の結果、それぞれ採択すべきものと全員一致をもって決定した。

 右報告する。

   平成二十六年六月二十七日

                   福祉保健委員会委員長 新保久美子

渋谷区議会議長 前田和茂殿

   意見 請願の趣旨に沿うよう善処されたい

   措置 区長に送付するものとする

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○議長(前田和茂) 福祉保健委員長の報告を求めます。

 新保委員長。



◆二十三番(新保久美子) ただいま一括議題となりました受理番号第十五号 成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願、受理番号第十六号 成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願及び受理番号第十七号 成年後見制度における成年後見人等に対する報酬助成に関する請願について、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を御報告いたします。

 この三つの請願は、受理番号第十五号は、新宿区、(公社)成年後見センター・リーガルサポート東京支部支部長、川口純一さん外一名から提出されたものです。受理番号第十六号は、千代田区、東京弁護士会会長、高中正彦さん外二名から提出されたものです。受理番号第十七号は、豊島区、公益社団法人東京社会福祉会会長、大輪典子さん外一名から、それぞれ提出されたものです。

 請願の趣旨は、渋谷区において成年後見制度に必要な人が誰でも利用できる制度とするために、成年後見人等に対する報酬助成制度を拡充させること、また、必要な予算措置を講ずるとともに広く広報を行い、制度の利用促進を図ることを求めるものです。

 審査の中で、成年後見制度を必要な人が誰でも利用できる制度とするため、環境整備の拡充を求めるものであり、賛成する。成年後見制度に対するニーズが高まっている中で、これまでの区の取り組みの蓄積の上に立ってさらに利用しやすく、より多くの人たちが支援を受けられるように一層の充実を期待する等の意見がありました。

 本委員会は慎重審査の結果、それぞれ採択すべきものと全員一致をもって決定いたしました。

 以上、福祉保健委員会の報告といたします。



○議長(前田和茂) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。

 本件については討論の通告がありませんでした。

 これから日程第十九から日程第二十一までを一括採決いたします。

 以上三件はそれぞれ採択することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(前田和茂) 御異議ないと認めます。

 よって、一括された件はそれぞれ採択されました。

 日程第二十二を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第二十二 新総合庁舎議場の調査に係る議員派遣の件

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○議長(前田和茂) お諮りいたします。

 本件につきましてはお手元に御配付いたしました「新総合庁舎議場の調査に係る議員派遣の件」の記載のとおり、新総合庁舎における議場の設計に資するため、本年九月三日から十日までの八日間、佐々木弘明議員、薬丸義人議員、丸山高司議員、木村正義議員、前田和茂、以上の五人の議員を派遣することに賛成の方は御起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(前田和茂) 起立者多数。

 よって、本件は「新総合庁舎議場の調査に係る議員派遣の件」の記載のとおり、議員を派遣することに決定いたしました。

 なお、事情により議決事項に変更の必要が生じた場合につきましては、ただいまの議決事項に基づき、本職において決定をさせていただきます。

 日程第二十三を議題に供します。

   〔藤田次長朗読〕

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△日程第二十三 閉会中の調査事件について

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○議長(前田和茂) お手元に御配付いたしました特定事件継続調査事項表に記載のあります各件については、それぞれ所管の委員長からさらに調査を要するとの申し出がありましたから、閉会中も調査を続行するよう付託することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」の声あり〕



○議長(前田和茂) 御異議ないと認めます。

 よって、さよう決定されました。

 区長から発言の通告がありますから、これを許可いたします。

 桑原区長。



◎区長(桑原敏武) 今定例会には条例六件、補正予算二件、契約一件、報告六件を提出いたしまして御審議をお願い申し上げましたところ、それぞれ原案どおり御議決、御了承賜りましてまことにありがとうございました。

 本定例会中に頂戴いたしました御意見、御要望等については慎重に選択、吟味し、今後、適切に対応してまいりたいと存じます。

 以上、挨拶とさせていただきます。



○議長(前田和茂) 本日の日程は全部終了いたしました。

 これをもって本日の会議を閉じ、平成二十六年第二回渋谷区議会定例会を閉会いたします。

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   閉議・閉会 午後三時十七分

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右会議の経過を記載し、その相違ないことを認め署名する。

渋谷区議会議長   前田和茂

渋谷区議会議員   斎藤竜一

渋谷区議会議員   苫 孝二