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東京都 世田谷区

平成17年  8月 地方分権・庁舎問題等対策特別委員会−08月22日-01号




平成17年 8月 地方分権・庁舎問題等対策特別委員会
世田谷区議会地方分権・庁舎問題等対策特別委員会会議録第五号
平成十七年八月二十二日(月曜日)
 場  所 第二委員会室
 出席委員(十三名)
   委員長         五十畑孝司
   副委員長        小泉たま子
               赤沢雅彦
               小畑敏雄
               原田正幸
               栗林のり子
               高橋昭彦
               諸星養一
               桜井征夫
               すがややすこ
               西崎光子
               中里光夫
               上島よしもり
 事務局職員
   議事担当係長      小池 篤
   調査係主任主事     斎藤弘剛
 出席説明員
  砧総合支所
   総合支所長       稲垣 修
   区民部長        溝口 猛
   地域振興課長      大野一夫
   街づくり部長      井伊和子
  政策経営部
   部長          西澤和夫
   政策企画課長      金澤博志
   財政課長        宮崎健二
   副参事         進藤達夫
  総務部
   部長          齋藤泰蔵
   総務課長        河上二郎
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
 1.報告事項
  (1) 砧総合支所庁舎・区民会館の整備について
  (2) その他
 2.協議事項
  (1) 次回委員会の開催について
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
    午前九時五十九分開議
○五十畑孝司 委員長 ただいまから地方分権・庁舎問題等対策特別委員会を開会いたします。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○五十畑孝司 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。
 まず、(1)砧総合支所庁舎・区民会館の整備について、理事者の説明を願います。
◎稲垣 砧総合支所支所長 それでは、砧総合支所の方から、支所の庁舎・区民会館の整備についてご報告申し上げます。
 前回、八日に砧総合支所庁舎・区民会館の整備につきましては、改築、建て直しの方向で検討を進めているというご報告をさせていただきました。その後、お暑い中、本当に申しわけなかったのですが、支所の方までおいでいただきまして、支所の庁舎をご視察いただきましてありがとうございました。前回、それからこの間の委員会でのご議論等々も踏まえまして、その後、区の中で検討しまして、庁舎の整備については、改築で進めるというご判断をいただきましたので、きょうその旨を、庁舎の改築整備を進めるということをご報告申し上げるものでございます。
 詳細につきましては、区民部長の方からご報告いたします。
◎溝口 砧総合支所区民部長 それでは、私の方から資料に即しましてご報告をさせていただきます。
 2に書いてあります改築整備の考え方でございますが、(1)将来を見据えつつ、長期的な展望に立った施設の整備を目指したいと考えております。
 (2)でございますが、地域行政の新たな執行体制のあり方などを踏まえまして、保健福祉センターを統合し、あわせて耐震性能、バリアフリー、道路拡幅等の課題対応を含めて、庁舎を一体的に整備したいと考えております。なお、庁舎規模は七千平米程度を想定しておりますが、今後の検討の中でさらに詰めてまいります。
 (3)は、防災拠点といたしまして、支所、区民会館の機能の拡充であります。災害時には支所は災害対策地域本部となりますし、また区民会館はホールなどが緊急物資の集積拠点となりますので、防災設備の拡充を図るほか、ホールは平床式といたしまして、舞台、観客席は可動式とするなどいたしまして、防災時の物資の集積拠点機能を高める考え方でございます。また、ホールは防音効果などの高いものといたしまして、多目的なホール使用としたいというふうに検討しているところでございます。
 (4)は、新庁舎の整備期間中の支所の移転先といたしまして、支所南側にございます現駐輪場――資料の裏側をごらんいただきますと、総合支所の下側に駐輪場と書いてございます。ここの駐輪場にリース型の仮設庁舎ではなくて、本設の事務所棟を建設することを検討しております。
 最後に、また元に戻っていただいて(5)でございますが、国のまちづくり交付金の関係でございます。これまでの区民会館の改修といたしまして申請をしてまいりましたが、今回改築の方向となりますと、改修でこれまで申請した部分については、取り下げざるを得ないというような状況にございます。
 今後は、区民会館を改築整備する方向で国、都と協議を進めてまいりますが、交付金を受けられる方途を探っていきたいと考えております。
 それから、3の基本構想等委託の実施でございますが、これにつきましては、前回も補正予算の計上予定をご報告申し上げたところでございますが、現在、八百万円を計上したいと考えております。
 4の今後の進め方でございます。前回もご報告したとおりでございますが、特に、ただいまご説明しました事務所棟の建設につきましては、十九年度に現施設の解体工事を行いますので、それまでに完成が必要ということになりますので、本年度の後半に設計を行いまして、十八年度に建設工事を行うスケジュールを検討しております。
○五十畑孝司 委員長 ただいまの説明につきまして、何か質問等がございましたら、どうぞ。
◆桜井征夫 委員 三つほどお尋ねしますが、七千平米というのは、現状と比較してどの程度になるのか。
 それから、駐車場がどういうふうに設置をされるのか。箱型の駐車場というのはよく考えられていますけれども、箱型は地震では一番もろいというふうに言われていますので、建物の下を駐車場にするという考え方がどうなのかということがありますが、この駐車場問題をどうするかということ。
 それからもう一つは、これは余計なことだと思いますが、念のためお尋ねしたいんです。基本構想の委託ですけれども、いわゆる事務職は、世田谷区は全部自前で、職員が構想でも何でも計画書を書くようになっていますよね。職員が議論して自前で書く。事務畑はみんなそういうふうになっている。ところが、技術畑は依然として委託なんです。そういう設計の能力がないのか。あっても、効率的に考えて余り有効でないので、依然としてよそに委託をするのか。地方の自治体を見ると、今はほとんど全部、工事まで自分たちで、職員が出てやるという時代になっていますね。専門職の技術畑の職員の採用というのがあるわけだから、一定のレベルはあるわけですよね。持っているのを使わないのか。委託しないと、そういう能力が職員の中にないのか。やれということでも、やるなということでもないんですが、現状はどういうレベルなのか、その点をちょっとお尋ねしておきたいと思っています。
◎溝口 砧総合支所区民部長 それでは、私の方から、今の三点についてお答え申し上げます。
 まず、面積でございますが、今七千平米ということで想定をしております。現状は、砧支所の庁舎は約八千平米ございますが、今後の支所のあり方、執行体制のあり方等もにらみつつ計算をしてまいりますと、現状よりはやや小規模になるというふうに想定をしております。
 二点目の駐車場でございますが、駐車場につきましては、今回のこれからの基本構想ということになりますが、現在と同じように地下一階を想定しております。なお、これにつきましては、当然のごとく、耐震性、そういったものにつきましては万全なものになるように、構造設計等をしてまいりたいと考えております。
 三点目の基本構想の委託でございますが、支所あるいは区民会館の基本構想というふうになりますと、かなり専門的、技術的な知識が必要となるために、現在は業者委託の方向で検討しているところでございます。職員も当然、技術畑の能力も高いものがございますが、委託管理、設計管理の方でそれは生かしていきたいと考えているところでございます。
◆桜井征夫 委員 これは今回できるかどうかわかりませんけれども、やっぱり職員の皆さんが自前で物をやるということが、むしろ非常に愛着を生むし、いろんな知恵が出てくると思うんです。お金があるなしにかかわらず、何でも委託をして専門家任せにする。それを出てきたものを選ぶという、そういう姿勢でいいのかどうかというものをやっぱり最近感じますね。
 笑い話ですけれども、全国の事務系の計画書を国で基準を設けられて、必ず計画書をつくることになった。全国一律につくったら同じものが幾つも出てきたという笑い話がありまして、そういうことはやっぱり変えなくてはいけない。世田谷には世田谷の特性があるわけだから、それを一番よく知っているのは区民であり、我々であり、職員の皆さんなわけですよ。そういう方々が、自分たちで八十万区民のためにどうやってこの区役所をつくったらいいかということを考えること自身が非常に大事なことだと思うんです。だから、安易に何でもかんでも専門性だからと外に出せばいい。そういう時代でないと言ったら大げさですけれども、そういうことが、職員にとっても果たしていいのかどうか。
 今、地方自治体は、財政問題が基本的にそういうことを生み出してはいるんですが、全部自分たちでやろうとしている。自分たちで、職員が持っている能力、職員だけでできなければ、住民の知恵をかりてやろうということが、いっぱい今実例が出ているじゃないですか。道路の建設一つだってそうなんです。ましてや建物もそうなんです。そういう実例は、地方自治体がみんな苦労して、町のために、市のためにということで、職員の皆さんが知恵を出して能力を生かしているんですね。自分たちでできないものは区民、いわゆる市民や住民に聞いて一緒にやろうとしているんです。そういう姿勢がこれから必要じゃないかと思うんですね。今急に言って、すぐできるというものではないんでしょうけれども、そういう姿勢をぜひこれから持っていただく必要があるのではないかということを希望しますが、これはやっぱり、せっかく申し上げたんですから、政策経営部長の考え方を聞きたいですね。
◎西澤 政策経営部長 今委員ご指摘いただいた点は、ごもっともなご意見だと思います。
 先ほど砧の区民部長の答弁にもありましたけれども、今回の設計に当たりましては、構想についてを専門の業者にお願いしますが、どういった設計の内容にするのか。要するにその管理。全体については砧総合支所、また本庁の関係者も含めて、きっちりと進行管理をする。そういう中で区のいわゆる技術職のノウハウなんかも盛り込んでいく。または砧総合支所の職員や地域の皆様方からのご意見もその中に盛り込んでいこうというふうに考えております。
 また、将来的には事務職が、例えば計画づくりは事務職と、例えば専門のそういった総合研究所などの知恵もかりながら、基本的には事務職がつくっておりますので、そうしたハードの設計等につきましても、そういったことができるように今後とも努めてまいりたいと考えております。
◆桜井征夫 委員 これで最後にしますけれども、済んだことで、終わった過去の話になって恐縮ですが、ひとつ思い起こしていただいて、頑張っていただきたいと思うことは、かつて世田谷区政で、初めて技術畑の助役さんが誕生したことがありますよね。そのときに、技術畑の職員が非常に元気が出たんですよ。非常に元気を出したんです。自信を持ったんです。それで非常にいい仕事をしましたよ。やっぱりそういうことというのは――今残念ながら、技術畑の助役さんがいないからとは言いませんけれども、技術畑の専門職の職員の皆さんは元気がないのではないかと思うんです。こういう仕事をするときこそ、やっぱり元気を出して、能力を思う存分発揮していただく、これが区民に対する奉仕ですよ。貢献ですよ。そういう姿勢を持っていただきたい。今さら技術畑の助役をもう一回復活させろなんて言っているわけじゃありませんよ。だけれども、そういう時期があった。それで非常に職員の皆さんが、技術畑に光が当たって元気が出ましたよ。だから、いろんなことをやっぱり創造し、工夫し、いい仕事をなさったと思うんですね。それをもう一度思い起こさせるような、震え立つような仕事というのをこれからやっていただきたいと、これは強く要望しておきたいと思います。
◆上島よしもり 委員 今の桜井委員のご質問と大変重なるといいますか、せっかくまとめていただいたんですけれども、ちょっと私に理解できないところがありますので質問させてもらいます。
 基本構想と基本設計というのはまた違うものですけれども、今、総合支所に関係する専門的な知識を要するということのご答弁があったんですが、総合支所等に関しては、いわば区役所が一番専門的であって、実際おっしゃられたように、どうしても委託が必要だというのであれば、どこまで区が今回、構想という中で決めて、何を委託されるのか、ちょっとそれがよくわからない。それは基本設計とはまた別のものでしょうから、その辺のご説明をいただきたいと思うんです。
◎溝口 砧総合支所区民部長 今回、基本構想に当たりましては、総合支所あるいは区民会館の今後のあるべき姿が、どういうふうな部分がよろしいかというのが第一であるかと思います。それに伴うもろもろの条件を整理いたしまして、それで設計の基本プランをまとめていくというのが一つの流れになっているというふうに理解しております。
 その中で、当然総合支所に関する専門知識といいますのは、私ども現在でしたら区民部、保健福祉センター、街づくり部、それぞれの仕事の領域がありまして、それに応じた建物の設備あるいは部屋が必要になってまいります。そういったものを生かしながら、設計の基本的な考え方をまとめていくのがまず区の役割だろうと思います。
 それと、この間には住民の方からもいろいろご意見を伺いながら、要望をどう反映していくかという形になろうかと思います。その辺を調整しながら基本プランをくみ上げていくというところには、やはり技術的な専門性が必要だろうと考えておりまして、そういった部分は主に設計会社といいますか、委託会社の方が携わって一つの基本構想をつくり出している、こんなふうに現時点では考えております。
◆上島よしもり 委員 今のご説明でわからない気もしないんですけれども、私はいろいろな住民説明会でもよく思うんですが、やはり区の説明力というんですか、そういうものをふだんからもうちょっと頑張ってもらいたいなと思うんです。
 こういうふうに、大変地域の方の意見を聞かなければならない、また実際、地域の方に喜んでもらえる施設をつくるという段階において、やはり区が先頭に立って、今、住民の声とかを調整したりして、それを基本設計の前のプランとして形づくるには委託がいいというお話だったと思うんですけれども、それこそ私は、区が自分たちのスキルを上げるためにもやっていった方がいいのではないかと正直思います。特に、これから住民の声をどんどん聞いていく中で、業者といいますか委託先が前に出てしまって、区がちょっと一歩下がっているような形はぜひとも避けてもらいたいと思います。
 それだけ一つお願いして、あと、ちょっと別のところで質問させてもらいたいんですけれども、南側の駐車場の方に事務所棟を建設するということですが、実際、新庁舎が建ち上がった後、これをどうされるのかということが一点。実際幾らかかるのかというのが一点。私は、これを壊すというのではなくて、例えばPFIとか、初めから大変立地がいいものですから、うまく民間企業とタイアップして――これは新庁舎も一緒なんですけれども、その辺の戦略的な建て方というのも考えられると思うんです。国の交付金が出るという意味では、ちょっと新庁舎は難しいかわかりませんが、この仮事務所棟というんですか、仮庁舎という部分については、その辺のところをやっぱり考えてあるんだろうなと期待しているんですけれども、その辺いかがでしょうか。
◎溝口 砧総合支所区民部長 まず第一点目の、事務所棟を庁舎として使いまして、庁舎ができた後の活用でございますが、これにつきましては、現在区では、借り上げ施設をたくさん借り上げながらやっております。そういった借り上げ施設を返還して、それが移転してくる場所ということで今考えております。
 それから、金額でございますが、まだこれから設計をするという段階ですので細かくは出ておりません。当然面積にもいろいろかかわってくる話になってくるかと思いますが、現在私どもの方では、やはり千五百平米程度はないと、なかなか仮庁舎として使っていくには面積も足りないと。そういう想定をしておりますが、こういう形になりますと、やはり三億円から四億円ぐらいかかってくるのではないかというふうに、荒っぽい数字でございますが、想定をいたしております。
 それから、三番目の点でございますが、これにつきましては、PFI等もございましたが、現時点では早急に整備をしなければいけないという時間的な制約もございまして、これは従来の方向で建設をしたいというふうに考えておるところでございます。
◆上島よしもり 委員 そうしますと、仮庁舎としての使用が終わった後は、この建物が使える限り、区の施設としてというか、重要な場所として使っていくということなんですね。
◎溝口 砧総合支所区民部長 そのように考えております。
◆上島よしもり 委員 わかりました。終わります。
◆栗林のり子 委員 今の上島委員のご意見に関連することなんですけれども、二点伺いたいんです。同じ仮庁舎としての使用ということで、(4)の、今現在駐輪場に使われているわけですけれども、今とめていらっしゃる、利用している方たちをほかに移さなければいけないということがありますよね。それが第一点。
 また、必ず仮庁舎ということで、仮にプレハブでつくるというのが決まって以降、どうしてもそういう形に方向づけされるようなんですけれども、ほかの方法はないのか。例えば、区の施設に分散して利用するとか、あと、今あの周辺はモデルルームで使っているプレハブが結構方々にありますので、短期の利用でしたら、そういうところを解体する前に借りて、そういう仮の利用はできないものなのかとか、いろいろな手法は考えられないものなのかなと思ったんです。その二点、駐輪場と二つお伺いしたいと思います。
◎井伊 砧総合支所街づくり部長 まず、一点目の駐輪場の利用についてお答え申し上げます。
 こちらにつきましては、今臨時の駐輪場ということにしておりますけれども、小田急の方で今回、八月の末に全体で三千五百台の駐輪場ができましたので、間もなくこの利用が決まりましたら閉鎖の予定でございまして、数としましては十分充足するというぐあいに考えております。
◎溝口 砧総合支所区民部長 二点目の仮庁舎のお話でございます。従来、こういった施設建設の際には、仮のプレハブをリースで借りてやっているということが通例でございましたが、やはり数億かかるということで、それを返してしまうと、全くその後使えないということで、むだになってしまう。そういうような視点もございまして、将来的に使えるようなものを今回つくることはなくて、むだをできるだけ省いていこうという考え方が一つでございます。
 それから、質問の中に、近隣の他の場所の活用はないのかというお話がございました。現在、例えば街づくり部ですとか、あるいは私ども区民部、そういったところが移っていく場合には、多少なりとも分散をしてもできる部分があるんですが、実は出張所がかなり大きいウエートを占めておりまして、広いスペースを確保できるような部分がなかなかない。また、分かれてしまいますと、やはり相互の連携といいますか、お客さんの利用で非常に難しい部分がある。そういうようなことから、できるだけ一カ所にまとめて、かつ面積的にも確保できるものをということの結果と、それから先ほど冒頭に申し上げました、リースはむだになりやすいというところから、事務所棟の建設という方向に固めて今検討しているところでございます。
◆中里光夫 委員 向かいの駐輪場のところに仮の事務所棟を建設するというのは今回初めて伺ったんですけれども、前回、耐震補強工事のプランで、大きな問題の一つに、出張所の部分に壁を入れなければいけなくて、出張所としての使い勝手が非常に悪くなるというのがあって、私も見てきて、確かに使い勝手は悪くなるなと。だけれども、絶対使えないものなのかどうなのかなんていうふうに見て、考えていたんです。
 例えば向かいの土地に、そういう出張所に使えるような建物が建てられるという条件があるのであれば、そういうことも含めて、耐震補強で十億円かかるんですか、幾ら幾らかかって、事務所棟で幾ら幾らかかってというような数字もぜひ出していただきたい。実際に建てかえでどういうものになるのか。規模が大体出ているようですから、建てかえにどのぐらいかかるかという大まかな概算というのも、ある程度見込んでいるのではないかと思うんです。そことの比較をきっちり示していかないと、あの庁舎は何かしら手を入れなければいけないけれども、建てかえまで本当に必要なんだろうかという区民の疑問にしっかりこたえていくことにならないと思うんですが、そこのところの数字を今出していたただきたいんです。
◎溝口 砧総合支所区民部長 前回のときにご報告申し上げましたのは、改築の方向で整備を進めるというふうにお話し申し上げましたときに、まずコスト比較の面で、改修の方は結果的に高コストになりますという点と、もう一点は、現在、建物の問題としましては、耐震の問題と、バリアフリーの問題、それから道路拡幅、主要生活道路の問題がございます。あるいはもう一つは、建築基準法上の既存不適格の部分がございますというふうにご説明したところでございます。
 その中で、耐震の工事、改修をある程度はできたといたしましても、例えば耐震度という面から見ますと、やはり改築をしたときのものと比べますとやや不十分な点が残るとか、それから、ごらんいただきましたように、バリアフリーの問題とか道路整備の問題は、改修の場面ではなかなかできないものですから、改築という方向で検討をしているということでご報告申し上げたところでございます。
 今ご質問いただきました点でございますが、私ども内部で種々検討させていただきましたが、やはり改修の場合は耐震の問題があるということ。それからもう一つは老朽化ということで、例えば空調、空気調和設備でありますとか、それからトイレの改修でございますとか、あるいは屋上防水等々も含めますとかなりの金額になっておりまして、全体で十億円以上ということで改修の工事費用を想定いたしました。それに関しまして、改築の場合は当然のごとく全面改築でございますので、それの約三倍以上はかかるということで想定をいたしましたが、改修の場合はどうしても、いずれ十五年程度の後にはまた改築ということが、当然建物の耐用年数から出てまいりますので、長いスパンで見ますと、やはり改修の場合には高コストになるということでご報告をした経過がございます。
◆中里光夫 委員 長い目で見て高コストになるというところで、具体的な数字で区民にお知らせしていきたいと思っていて、改修で十億円を超えるということですか。では、建てかえで三倍以上というお話を今されましたけれども、これが三倍ではなくて四倍、五倍という話だと、ちょっと待てよという話になってくると思うんですね。そこのところで、ただ高コストだ、高コストだと言っても、実際の数字を示さないとわからないんですけれども、三倍以上というのは、そこのところをもっと正確にお願いします。
◎溝口 砧総合支所区民部長 これから基本構想あるいは設計ということで、内部的にはもっと詰めていかなければいけないと考えておりますので、現時点ではきっぱりとした数字がなかなか出しにくいわけでございます。ただ現時点では、三倍以上と申し上げましたが、三倍程度はかかるということで、三十億円程度はかかるということで想定をしているものでございます。
◆中里光夫 委員 例えば十億円かけて改修をして、残り十五年が二十年に延びるのかもしれないですけれども、そう考えたときに、寿命が全体で五十年なのか六十年なのか、いろいろ話はありますが、そのうちの十五年、二十年といったら、全寿命の中の期間が三分の一ぐらい残っているということですよね。そこを生かすためのお金が建てかえの三分の一ぐらいであれば、それはべらぼうに高コストという話ではないと思うんですよ。確かに建てかえをした方が使い勝手はよくなるし、安全性も向上するのはわかるんですけれども、明らかにコスト的に有利だというふうに説得力としては弱いと思うんですが、そこはどうでしょうか。
◎溝口 砧総合支所区民部長 今回、整備方式を検討しましたときには、当然コストの問題もございますが、そのほかに先ほど申し上げましたような、例えばバリアフリーの問題でありますとか、それから道路拡幅整備の問題ですとか、あるいは建築基準法上の既存不適格の問題、そのほかもろもろの問題も含めまして、総合的に判断をいたしましてやったということでございます。
 まずコスト面では、長期的に見ますと、先ほどの繰り返しになりますが、改修をかけて、いずれまた改築ということになりますと、やはり余計なお金が当然投資されるわけでございますから、現時点で改築という形でやった方が、コスト的には有利だろうというふうに判断をいたしたところでございます。
◆中里光夫 委員 今の説明は、コストの話だけでいうと、そう簡単に納得できない感じなんですけれども、そういったものも含めて、住民の方に広く情報を公開していって、本当に住民が望むような庁舎のあり方をぜひ進めていただきたいと思うんです。
 改築にするにしても、やはり住民の声をよく聞いていかなければいけない。先ほど委託の話もいろいろ出ていましたけれども、役所としてきちんと住民の意見を反映させて、どういう形にしていくのかをきっちりと内部で議論をして、それから区民にその情報も返しながら、区民とキャッチボールしながらまとめていくというような作業が必要だと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎溝口 砧総合支所区民部長 今お話がありましたように、今後の基本構想に当たりましては、住民の声あるいは利用者の声をよく聞きながら、そこをよく受けとめながら、今後基本構想等では進めていきたいと考えております。
◆小泉たま子 委員 改築整備の考え方の(1)なんですけれども、将来を見据え、長期展望に立った施設の整備を目指すと。もちろん当然なんですけれども、すぐ今年度に調査、事務所棟の設計まで入らなくてはいけないわけですね。その長期展望をきちっと区の方で早期に出さないと入っていけないわけですね。住民の声を聞くということもありましたけれども、まず区としてどういうふうにありたいか。
 それから、砧の中心の地域行政をやるところでもって、出張所の前に建つ。本建築であるということであるならば、なおさらしっかりと、どういう地域行政を行っていくべきなのか。区民は、地域の人はどうあらねばならないか、どういうことをみんなで目指していくのかというようなことをきちっと早く出してもらわなくてはいけないと思うんですが、それはいつまで、どのような形で出すおつもりなのか、お願いします。
◎金澤 政策企画課長 先般もお話し申し上げましたけれども、二月に地域行政の今後のあり方については、中間まとめを出させていただいております。それで、この八月に最終報告案ということで、庁内的には大体案として意思決定をいたしましたので、それにつきましては、九月上旬の常任委員会にご報告させていただくとともに、その前に、来週から補正予算の各会派説明をさせていただきますので、その中で補正予算の説明後にご説明させていただこうと考えております。
◆小泉たま子 委員 わかりました。そうすると、設計なんかについても、この委員会にきちっとその都度報告があるということで考えていてよろしいんですか。
◎溝口 砧総合支所区民部長 今後、事務所棟の設計作業、基本構想の委託に入ってまいります。その時々、折に触れまして本委員会にご報告する予定でございます。
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○五十畑孝司 委員長 次に、(2)その他ですが、何かございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○五十畑孝司 委員長 それでは次に、次回の委員会の開催について協議いたします。
 次回の委員会でございますが、九月六日火曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしゅうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○五十畑孝司 委員長 それでは、次の委員会は九月六日火曜日午前十時から開催することと決定いたしました。
 以上で協議事項を終わります。
○五十畑孝司 委員長 以上で本日の地方分権・庁舎問題等対策特別委員会を散会いたします。
    午前十時三十七分散会
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 署名
  地方分権・庁舎問題等対策特別委員会
   委員長