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東京都 世田谷区

平成17年  7月 文教常任委員会−07月21日-01号




平成17年 7月 文教常任委員会
世田谷区議会文教常任委員会会議録第八号
平成十七年七月二十一日(木曜日)
 場  所 第五委員会室
 出席委員(十名)
   委員長         新川勝二
   副委員長        富永早苗
               平山八郎
               山内 彰
               谷 逸子
               増田信之
               稲垣まさよし
               桜井純子
               上川あや
               青空こうじ
 事務局職員
   議事担当係長      小池 篤
   調査係主事       星野香子
 出席説明員
   教育長         若井田正文
  教育委員会事務局
   教育次長        庄司 衞
   教育総務課長      梅村恒司
   施設課長        霜村 亮
   学務課長        菅井芳彦
  教育改革担当部
   教育改革・学校適正配置担当課長
               泉谷憲俊
   教育指導課長      小島 茂
  生涯学習・地域・学校連携担当部
   部長          水戸都紀子
   生涯学習・スポーツ課長 平井信和
   地域・学校連携課長   古閑 学
   中央図書館長      市澤廣幸
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
 1.報告事項
  (1) 区立施設における天井等吹付け材(アスベスト)の調査結果について
  (2) 幼稚園と保育園の機能を一体化した「新しい形の総合施設」の検討状況について
  (3) 区立幼稚園緊急連絡ネットワークシステムの実施について
  (4) 区内中学生宛ての送りつけ商法について
  (5) 転落死亡事故の発生について
  (6) 社会体育施設の指定管理者の選定方法等について
  (7) 新BOP運営の見直しについて
  (8) 図書館情報システム機器入れ替えに伴う臨時休館について
  (9) その他
 2.協議事項
  (1) 行政視察の成果について
  (2) 次回委員会の開催について
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
    午前十時開議
○新川勝二 委員長 ただいまより文教常任委員会を開会いたします。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○新川勝二 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。
 それでは、(1)区立施設における天井等吹付け材(アスベスト)の調査結果について、理事者の報告をお願いいたします。
◎霜村 施設課長 それでは、資料に基づきまして、区立施設における天井等吹付け材(アスベスト)の調査結果についてご報告申し上げます。
 本報告は、各委員会にあわせ報告を行うものでございます。去る二月の委員会で区立施設のアスベストにつきまして再度調査を行うというご報告をさせていただきました。今回、最初に着手した分の調査結果がまとまりましたので、報告するものでございます。
 2に経緯を書いてございます。今申し上げましたとおり、二月から、まず学校保育園等子どもが利用する施設を優先いたしまして調査を開始いたしました。六月にその調査、分析が終了したところでございます。
 3に調査結果を書いてございます。まだ残りの施設は調査中でございますので、中間報告と記載させていただきました。
 その結果は、教育委員会が所管いたします九十九施設のうち九施設、区長部局八十四施設中十二施設からアスベストを含有した吹きつけ材を確認したところでございます。なお、これらの施設につきましては、すべて空気中にアスベストが飛んでいないかどうか、浮遊の状況の調査も行いましたが、こちらの方はすべて基準値以下でありまして、アスベストは飛んでいないということは確認したところでございます。
 繰り返しになりますが、四月に着手した分につきましては、八月ごろに終了の予定で現在調査を進めております。
 4に今後の進め方を記載しました。アスベスト含有が確認された施設におきましては、すべて対処済み、対処と申しますのは、封じ込め処理、あるいは囲い込み処理といったことでございますけれども、すべてこうした処理済みであり、また、繰り返しになりますが飛散もしていないということでございましたので、安全性については確認されたと考えております。
 とはいえ、今後とも区民が安心して利用できる施設とするという観点から、(1)から(3)に記載しましたとおり対処を行ってまいりたいと考えております。
 アスベスト含有材が確認された施設につきましては、その施設や特性に応じて対策を実施してまいります。具体的には裏面でこれから続いて説明させていただきます。
 今後のスケジュールにつきましては、現在調査中である残りの施設の調査結果がまとまり次第、改めてご報告させていただきます。ただ、順次、調査が上がってまいりますので、直ちに対応が可能な施設があった場合には、申しわけありませんが、委員会報告に先立って早急に対応するという場合もございますので、ご承知おきいただきたいと思います。
 では、裏面をごらんください。今、アスベストが確認された施設の一覧表でございます。全部で二十一施設あります。このうち、撤去しようというふうに考えている施設が1に記載の施設でございます。教育委員会が所管いたしますものは、三番目の三島幼稚園、そこから続きまして、一番最後の河口湖林間学園までの各施設でございます。三島幼稚園、瀬田小、希望丘中につきましては、記載のとおり、昇降口あるいはステージの上部、遊戯室といったところの天井、あるいは天井裏に残存していたという結果でございます。これらにつきましては、もう始まっておりますけれども、この夏休み期間を利用いたしまして撤去工事を行います。
 桜町小、烏山小、芦花小学校につきましては、給食室の天井裏に残っていたということがわかっております。ただ、給食室につきましても早急に撤去を検討しておりますが、給食室の場合には熱廃棄のダクトがあったり、あるいは子どもが全く入らない部屋であるということであったりということもございまして、工期がやや長目に必要になってまいります。給食の供給との関係、あるいは児童が通学しながら、隔離はいたしますけれども、その場所で撤去工事をするといったようなことを総合的に勘案いたしまして、できる限り早い時期の撤去をするということで今検討を進めております。
 一番下に河口湖林間学園が記載してございますが、汚水処理室の壁ということで、ふだん利用者の方が全く入らない場所であったということで、実施時期については検討して、何か改修等の折をとらえて撤去したいと考えております。
 一方、2には点検・記録による管理施設ということなんですが、これらの施設はすべて封じ込め対処済み、つまり全く飛散しない状態に塗り固めてあるという状態の施設でございます。これらの施設は将来にわたっても安全性は確認できると考えますので、例えば浮遊粉じん調査を定期的に行う等で安全性を確認しながら利用を続けたいと考えております。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がございましたら、どうぞお願いいたします。
◆稲垣まさよし 委員 ちょっと教えてもらいたいんですけれども、ことしの夏休み期間に撤去予定となっているところがあるんですけれども、その場合、近隣の住宅、特に学校施設とか幼稚園とかありますから、近隣に対して説明を行う予定というのはあるんですか。
◎霜村 施設課長 夏休み撤去の三施設につきましては、保護者を対象にしました説明会を開催し、まずはご理解を得られております。さらに、今ご質問いただきました近隣に対しまして、希望丘中は前が朝日新聞の研修施設、それからマンションがあるのはかなり広い道路を挟んだ反対側ということで、こちらについては近隣というか、対応をとっておりませんが、残りの二つの三島幼稚園、瀬田小学校については隣接する皆様に工事のお知らせを配付して、ご質問等があればいつでもお答えするという対応をとらせていただいております。
◆稲垣まさよし 委員 今、連日、新聞、ニュースで問題になっているわけですよね。仮にこういう撤去をしていく予定になっているわけですから、そのお知らせ等を出す中で、いろんな意見、連絡があるかもしれませんので、それに対してはきちっと対応していただきたいと。たとえ基準値以下であっても、これだけニュースになっているので、やはり心配は心配です。その辺を強く要望させていただきます。
◆桜井純子 委員 私は一月に小千谷市に視察に行ったときに、それはスーパーマーケットだったんですが、アスベストが使われていたということで、解体もできないし、そこが避難所にもならないというか、地震のせいで人が入れない状態になっていたというのを見てきたんですけれども、2の方の封じ込め処理という形というのは、例えば地震とか災害があったときにも絶対に安全だというふうな処理の仕方になっているのでしょうか。
◎霜村 施設課長 先ほどもご説明させていただきましたとおり、塗り固められた状態になっております。
 アスベストというのは報道等されておりますが、非常に軽い鉱物資源で、空気中に飛散していつまでも浮遊するという性質を持っているそうです。これを継続して大量に吸い込むことによって、肺に病気を引き起こすという有害性のある物質ということなので、この点検記録施設のように固まってしまっていると、仮に解体をしたとしてもそのまま落ちてしまって、空気中に飛ぶということは通常では考えられない状態になっております。
 完全にと言われると、一〇〇%ということは申し上げにくいのは事実でございますけれども、通常でも空気中にはある程度は自然的に飛んでいる物質ですので、それを著しく超えるような危険性のあるレベルにまで飛散をしてしまうというようなことは考えられないと申し上げていいと思います。
◆桜井純子 委員 地震とか災害というのは予測のつかないようなことも起こると思いますので、上の方でもまだ撤去予定というところもありますし、それも早急にするということでありますけれども、いろいろな新しい情報が入ったら、その対応の仕方を迅速に行うことを要望しておきます。
◆山内彰 委員 別表の1の撤去予定施設で、石綿の有無というところで、三%とか四七%と書いてあるけれども、これはどう見るわけですか。
◎霜村 施設課長 これは吹きつけ等をしてある材質の中の重量比です。ヒル石とか岩面と書いてございますけれども、その材質の中に含まれるアスベストの重さをパーセンテージであらわしたものでございます。
◆山内彰 委員 この大きい方では四七%とか五九%と書いてあって、少ないところでは二%という含有量。そうなると、工事の規模というのは随分違うけれども、例えば大きな五九%のところだったらどういう工事になって、二%だったらどのような工事になるかということをわかれば。
◎霜村 施設課長 アスベストの撤去工事に関しましては、国が定める石綿障害予防規則等、非常に厳しい安全対策の規制がございます。それで、今ご質問いただきましたが、濃度に関係なく、たとえ一%のものの撤去であっても、こうした完璧な隔離処理を行った、安全対策を施した上での撤去工事になります。
 簡単に申し上げますと、作業場所を完全に封鎖した上で、その中の気圧を下げてしまいます。つまり、万一封鎖が破れたりしたときでも、外の空気は中に入るけれども、中の空気が漏れ出すということはないように気圧を下げてしまいます。その上で、先ほども申し上げましたが、飛散があってはなりませんので、薬剤でべちょべちょにぬらしてしまいます。そういう形で、飛ばない状況で撤去作業を行って、コンクリートで固めてしまって、これを日本ではただ一カ所、岐阜県にあると聞いておりますが、法律で指定された最終処分場に運び出すといった工事をいたします。
 工事は、工事の前、工事中、工事後、四回にわたって浮遊していないかどうかの粉じん調査を行いながらやりますので、二重、三重の安全策はとられているというふうにご理解いただきたいと思います。
◆上川あや 委員 今の山内委員からお話があったことと関連するんですけれども、上の表の撤去予定施設十施設の中だけでも、囲い込み等の従前処理がされているものとされていないものとがありまして、されていないものだけで四カ所あるんです。以前にも区では関連施設の石綿の状況については調査をして、実際には漏れがあったということで、今回調査を行っているということなんですけれども、いろいろ報道等拝見していると、石綿を含有している商品というのはすごく幅広くて、その絞り込みも困難という報道を見るんです。今回も相当額かけて調査をするということは従前のご説明でもお受けはしているんですけれども、これで本当に大丈夫なのかどうかというのが担保できるのかがやっぱり気になるんです。その点、どういうご見解なのか、お聞かせください。
◎霜村 施設課長 まず、今回見つかりましたアスベストについては、今ご質問いただいたとおり、従前処理済みのもの、あるいは露出といっても前回調査した時点では規制対象になっていなかったものを再度発見をしたといいますか、再確認をしたというものばかりでございます。
 繰り返しになりますが、実際に飛んでもいないということですので、まずは現状は安全性は再確認されたと考えております。ただ、先ほどもご質問がありましたとおり、囲い込み処理をしている場所を工事を行ったり、建てかえをしたりといったケースが将来的に生じることもあります。
 そこで、今回の調査では、でき得る限りの広範囲といいますか、例えば天井にふたがあれば、囲ってあってもそのふたをあけてみるというところまで調査をいたしましたので、まずは現時点ででき得る限りの対応はとったというふうには考えております。
 とはいえ、全く見えない裏の部分までやれるかというと、これはそこを壊してやるということになりますので、そこまでは対応しておりません。という意味では、また建てかえのとき等には、当然今でもやっておりますけれども、改めて有害物質がないかどうかということをチェックをして、あった場合には先ほどご説明したような安全策をとった撤去工事を行った上で解体をしたり工事をしたりするという手順を踏みますので、安全性については問題ないレベルを確保しているのではないかと考えております。
◆増田信之 委員 このアスベストに関する危機意識というものが各自治体でかなり温度差があるみたいですね。先進国では早々と禁止しているのに、日本は非常にそれが緩やかだったので、現在まで来てしまった。これは、それを吸い込んだからといってすぐにあらわれるものではなくて、何十年もたってからあらわれるという性格のものだけに、日本は対応が遅かったのかと思うんですけれども、今回、これはまた改めて大きな問題になって、既に自治体によっては全面撤去と打ち出すところもあれば、条例をつくったところもある。そういうふうに非常に危機意識を持った自治体もあれば、今の説明のように、今後の進め方を見ると、空気中に飛散していないから安全だというのは、私たちはそうですねと言えないんですよね。今ちょっと話が出ましたように、地震があったり、建物が古くなってきて亀裂が入ったり、そこから飛散するおそれもあるわけですから、やはり危機意識はしっかり持っていただきたい。これはもちろん、教育委員会だけではなくて世田谷区全体に言えることなんですけれども、その辺のアスベストに対する危機感、危機意識というのは現在どういうふうにお考えなんですか。
◎霜村 施設課長 ご指摘のとおり、白い粉の恐怖などというような新聞記事もありましたけれども、毒性があるわけではなくて、直ちに何か疾病につながるのではないということで、時間がたってから場合によっては死に至る、病に至るという、ある意味では非常に恐ろしい物質であると考えております。
 もちろん非常にこれは危機的な状況にあると考えて、でき得る限りの対応をとりたいと考えております。今後とも、さらにこれより進んだ対応がとれるということがありましたら、積極的に対応してまいりたいと考えております。
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○新川勝二 委員長 それでは、(2)の幼稚園と保育園の機能を一体化した「新しい形の総合施設」の検討状況について説明をお願いいたします。
◎菅井 学務課長 それでは、資料に基づきまして、幼稚園と保育園の機能を一体化した「新しい形の総合施設」の検討状況についてご報告いたします。
 なお、この案件につきましては、福祉保健常任委員会とのあわせ報告とさせていただいております。
 区立幼稚園、羽根木幼稚園の用途転換をして、新しい形の総合施設とする構想案につきましては、本年の四月の文教常任委員会、福祉保健常任委員会に報告したところでありますけれども、本日は四月以降の旭、羽根木両幼稚園の施設別の総合施設の具体化に向けた検討状況と今後の取り組みについてご報告するものでございます。
 まず、総合施設に関する国等の動きでございますが、ご案内のとおり、平成十六年の十二月に文部科学省と厚生労働省の合同の検討会議が総合施設のあり方についての検討結果をまとめました。
 このことを踏まえまして、国では十七年度中に必要な法整備を行うということとしまして、また、この四月から全国三十六カ所においてモデル事業を展開しております。十月にはモデル事業者からの中間報告を受けまして、本格実施に向けての教育、保育内容、あるいは職員配置等に係る基準を定めることになっております。
 その後の具体的な内容は示されておりませんけれども、機会あるごとに国の動きについては注視していくところでございます。
 旭、羽根木両幼稚園の総合施設への転換に向けた取り組みでございますけれども、この間、学識経験者、私立の幼稚園、保育園の経営者の代表、公立幼稚園、保育園の園長等による意見交換会を三回にわたり実施しておりまして、別添に参考資料としてつけてございますが、総合施設の基本構想に関する検討素材を一つのたたき台といたしまして、具体化に向けた議論を重ねてまいりました。
 まだ結論には至っておりませんけれども、引き続き意見交換会でのご意見をいただきながら、二つの施設についての計画をまとめていきたいと考えております。
 なお、課題となっております保護者の参加につきましては、先日も父母の会の方々とお会いし、意見交換会へのご参加をお願いしておりますが、引き続き参加についてお願いを申し上げ、利用者からのご意見をいただきたいと考えております。
 また、施設改修等にかかる設計費につきましては、今年度の補正予算整備費につきましては、来年度の当初予算で要求をしていきたいと考えております。また、用途転換後の幼稚園教員の活用策につきましては、教育ビジョンにもお示ししておりますけれども、幼児教育の充実のための施策転換に活用を図るなど、具体化に向けた検討を進めていきたいと考えております。
 今後の予定でございますけれども、九月一日付の「区のおしらせ」において、総合施設のPRと幼稚園児の募集内容について掲載をする予定でございます。九月の常任委員会には、二つの施設の基本構想内容についてご報告をさせていただく予定にしております。また、九月以降施設整備に向けた基本設計、実施設計に取りかかり、来年度の主に長期休業中を利用しまして、施設改修を予定しております。
 幼稚園の運営でございますけれども、十八年四月からは旭、羽根木両幼稚園の五歳のみの運営となりますけれども、十九年三月には両園を廃止し、四月以降の早い時期に総合施設を開園したいと考えております。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明につきまして質疑はございますか。
◆平山八郎 委員 大変長い間申し上げてきたことが実現するということで、うれしく思います。
 3の現時点における検討状況の中で、企画競争方式によって運営業者を選定するということですが、企画競争方式に参加するということになると、それを審査する立場の側は、少なくともこの方式に参加する事業体以上の能力といいますかノウハウがなければ、的確な審査ができないのではないかと思うけれども、どのような形で審査を進めるのか。
◎菅井 学務課長 プロポーザル方式による業者の選定について、基本的にはそういう形で進めるというところまでは決まっておりますけれども、具体的に選定方法、選定をどういう方々にお願いするかという部分については、まだ詳細を決めていない状況であります。ただ、委員おっしゃるようなこともとても大切なことですので、そういったことを考えた上で選定委員については考えていきたいと思っております。
◆平山八郎 委員 まだその段階まで来ていない、審査側がどういう形で審査するのかも決めていないということですが、少なくとも企画競争方式に参画してきた事業以上の能力を持った人がきちっと、すばらしいことだから、区立の全幼稚園、保育園に総合施設に対応してもらいたいということを希望しておきます。
◆増田信之 委員 今回の報告を聞く限り、まだまだ教育委員会としては消極的に受けているのかなと。今の報告にあったように、決して十六年に審議がまとまったとか、十七年度中にとか、こういう問題ではなくても、旧厚生省、旧文部省時代からの長い懸案事項だったんですね。ただ、縦割りの日本の体制から、それがなかなか思うようにいかなかった。文科省と厚労省になって、やっと連携というか話し合いができるようになってきたというのが現実で、よく話をされるように、将来的には親の職業で子どもの教育が左右されてはならないという大命題からいけば、今、平山委員が言われたように、全保育園、全幼稚園で将来的には導入しなければならないだろうと。
 国の動向を見てやるというのは、あくまでも地方公共団体の考え方であって、我々地方自治体の自負を持って、やっぱり能動的に積極的に精力的にやるべきではないか。そうであれば、今回の旭、羽根木について、廃園するからやむを得ず総合施設をつくるのではなくて、将来の目的に向かってのモデルケースとしてやるんだという気構えが欲しい。その意気込みが感じられないんです。子ども部の方ではその辺を考えているのかもわかりませんけれども、連携をとって、これからも積極的に先駆的にやっていただきたいと思いますが、その辺の決意のほどはあるのでしょうか。
◎庄司 教育次長 遅々として進まないような印象を受けるというようなご質問であったわけでございますが、質問の中にありましたように、法律改正等を伴うものが結構あるということでございます。区の方としては民設民営を考えておりますので、いろいろ各企業体の方の、あるいはそこまで規制緩和がなされるかどうかということはまだはっきり示されていない中で、現在ある学校法人、あるいは社会福祉のそういう団体、こういうところを一つ念頭に置きながら、現在の保育料はどのように算定していくべきなのか、あるいはこうした場合には子どもについてのどのような保育時間を確保してあげるべきなのか。なおかつ世田谷としてどういう総合施設であるべきなのか。専門家の意見等を聞きながら具体に進めているところでございますので、まだ、そこは全体をお見せするに至っていないという状況でございますので、中途半端な報告になっているわけでございます。
 いずれにいたしましても、これが世田谷型の、今後、幼児教育といった中での保育園、幼稚園の機能を一体化した新しい形のモデルになれるように、この具体化を進めていきたいと考えております。
◆増田信之 委員 教育次長の決意を聞いて安心はしましたけれども、今回の場合は、特に自由にできない要素は確かにあるので、本来、民設民営であれば、参入する方の意見に従った教育内容にすべきなのでしょうけれども、今回の場合には、もともとの区立幼稚園が、自由保育がすばらしいんだという父兄からの声が強いので、それに沿った内容で恐らくプロポーザルするのだろうと思うんです。ですから、そういう意味では、ある程度の足かせがあるのかなと。その辺は非常に残念ですけれども、やむを得ないだろうと思うんです。
 ただ、私たちも北海道、あるいは茨城、品川、あらゆるところの総合施設というか、幼保一元化施設を見てきました。特区をとってやっているところも見てきましたけれども、それぞれが課題もあり、国の制度の弊害もあり、その中で歩きながら、考えながらやっているんです。ですから、決して臆することなく積極的にやっていただきたいということを意見として申し上げておきたいと思います。
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○新川勝二 委員長 (3)区立幼稚園緊急連絡ネットワークシステムの実施についての説明をお願いいたします。
◎菅井 学務課長 区立幼稚園緊急連絡ネットワークシステムの実施についてご説明申し上げます。
 緊急連絡ネットワークシステムにつきましては、平成十六年十一月から、既に小学校緊急連絡メール配信システムとして本格稼働をしております。今回、区立幼稚園においてもこのシステムを導入し、事業の充実を図るということでございます。
 事業の目的、概要につきましては記載のとおりでございますが、教育委員会が実施している幼児、児童生徒の安全対策の取り組みの一つとして、現在利用している電話等による緊急連絡網を補完する機能として、現行の小学校緊急連絡ネットワークシステムを利用して、子どもたちの安全確保を図るものでございます。
 事業対象範囲でございますが、区立幼稚園十一園の保護者ということで、約千三百人を予定しております。
 情報の提供方法でございますが、登録された保護者の携帯電話、またはパソコンに緊急に連絡が必要な情報を各園から電子メールで送信をするというような方法になってございます。
 情報提供の内容でございますが、基本的には教育委員会からの子どもにかかわる事件、事故、災害等の情報、区立幼稚園からの緊急連絡、例えば台風等による休園といったことでございますが、真偽の確認できない情報、警察に確認できない単なる不審者情報については提供を行わないということにしてございます。
 情報提供開始の時期でございますが、平成十七年の九月からということで予定をしております。今後、開始に向けて、例えば、各園のパソコンに機能のインストールといった設定、実際に教員が取り扱うことになっておりますので、教員向けの研修、保護者への周知、例えばメールの登録をどうするか、テストを行います。あとは具体的にどういった形で使うのか、そういったことの内容についてご説明をしたいと考えております。
 この時期については七月、八月開始に向けた準備を行って、九月実施にしたいと考えております。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明に対してご質疑がございましたら、どうぞ。
◆谷逸子 委員 昨年の十一月から小学校稼働されていますよね。六十四校で、どのぐらいの方たちが携帯電話もしくはパソコンを取り入れていらっしゃるのでしょうか。
◎梅村 教育総務課長 登録されている方は約二万人です。
◆谷逸子 委員 二万人と言われても見当がつかないですので、六十四校の父母、保護者の何名中の何名とおっしゃってください。
◎若井田 教育長 小学校の児童数が約三万人でございますので、同じ家庭でお父さんとお母さんと別の携帯電話に登録されている方も中にはいらっしゃいますが、おおよそで言いますと約三分の二ということです。
◆増田信之 委員 真偽の確認できない、あるいは警察に確認できない不審者情報等は提供しないというんですけれども、線引きが非常に難しいのではないかと思うんです。先日、東大原小学校にそういう通報があって、パトカーも二日間、校門のところに置いて、警察も来た。そういう情報があったということで流したんですが、この判断をするのが非常に難しいだろうとは思うんですけれども、全くしゃくし定規に提供は行わないと書いてあるんです。原則として行わないならわかるんですけれども、その辺はどうなんですか。
◎菅井 学務課長 基本的に緊急情報については、各学校長が判断をして配信をするということになっておりますけれども、その前提として、例えば先ほど真偽の確認ができない情報だとか警察に確認できない情報、こういったことも含めて、各学校ではこういう情報があるんだけれどもどうなのでしょうかということで、とりあえず指導課の方にお話をいただいて、それをもとに危機管理室と調整をしながら、それが流しても適当な情報であるかどうか確認をした上で、また学校にお返しをする。それで流していただくというシステムを今はつくっております。そういった形で進めるということになっております。
◆増田信之 委員 やたらと情報を流すと混乱を招くので、確かに慎重にやらなければいけないんですけれども。ただ、単なるうわさみたいなことでも警戒心を持つ必要があるので、その辺の判断というか線引きというか、非常に難しいだろうとは思うんですけれども、原則条件にしておいてもらいたい。やはりその場で判断する場合もあるだろうと思います。
 これまでもいろんな事件、事故につながって、警察に言ったけれども、真偽が確かめられないからと警察が動かないで殺されてしまったという事件もありましたし、後で警察官が問題になったと言われています。しゃくし定規に不審情報だけでは動かないというのは確かにわかるんですけれども、その辺は原則にしてもらいたいと思います。要望しておきます。
◆桜井純子 委員 中身というよりは、これを運営するに当たってなんですけれども、今回保護者のパソコンとか携帯のメールアドレスを預かることになりますよね。これから運用の環境整備とか研修をなさるということをお聞きしたんですが、私もこの間も質問しましたけれども、今、さまざまな形でいろんな事件や事故を引き起こすようなことでメールアドレスが使われていますね。それが悪用されるということは、本当に皆さんわかっていらっしゃることだと思いますが、この場合は、パソコンを一個持っていってしまえば、コピーしてしまえばすぐに、手ぶらで一切合財持って行けるというような状況を幼稚園の中につくり出すということにもなります。小学校でも、きちんと個人情報の管理はしているとは思いますけれども、これからいろいろと整理をしていくことだとお聞きもしましたので、今回の幼稚園の緊急ネットワークシステムをつくるに当たっても、個人情報の管理の徹底と、今新しいことを始めるわけですから、また再スタートするような気持ちを持って研修の中にもきちんと盛り込んで、このネットワークシステムが逆に悪用されるようなことがないように。今まで過去にも空き巣に入られ、幼稚園から名簿がごっそり盗まれる、そういう事件は頻繁にあちこちで起きています。その辺のこともきちんと安全管理ができるような状況もつくり出していただきたいと要望しておきます。
◎菅井 学務課長 今のお話につきましては、職員向けの研修もございますので、その中できちっと説明をしていきたいと思っております。
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○新川勝二 委員長 (4)区内中学生宛ての送りつけ商法について、説明をお願いいたします。
◎小島 教育指導課長 それでは、資料をごらんください。区内中学生宛ての送りつけ商法について(報告)ということで、あわせ報告になっております。
 概要ですが、七月十三日の夕方以降、十四日にかけてですが、区内の中学校一年生あてに注文していないCD―ROMが郵便局エクスパックにより一方的に送りつけられ、代金を請求される事件が発生しました。これは送りつけ商法(ネガティブオプション)と呼ばれるもので、七月十四日朝から消費生活センターの電話に相談が来ているという内容でございます。
 そこに書かれている七月十四日現在では、区のセンターと都のセンター合わせて五十七件の相談があった。その中での性別は、男子が四十三名、女子が二名ということで、居住地域はこのようになっておりますが、その対応としまして、消費生活センターの方から教育指導課の方に連絡をいただきまして、すぐにこれは対応が必要だということで全区立中学校へ啓発チラシをメールで送信し、全生徒へのチラシ配布をお願いしました。同じく小学校へも情報を提供しております。そして、午後にちょうど区立中学校の副校長会が開かれる日でしたので、その場に教育指導課とともに消費生活課の方に出席していただいて、各中学校での早急の対応をお願いするというふうにしました。
 その後、教育指導課で独自調査をしまして、昨日までに確認している件ですが、男子九十六名、女子四名ということで、三十一校中二十九校、少ないところで一名、多いところは四、五名ということで、全域にまたがって届いているということがわかっています。実害、大体三万円前後の値段で請求しているんですが、まだ実際に振り込んではいません。
 近隣の区に確認したんですが、渋谷区とか大田区とか、近隣の区にはないということで、今のところ世田谷区独自ということであります。
 裏側を見ていただきますと、これが各学校及び生徒に配布していただいた文面ですが、送りつけ商法についてということで、即座に対応していると。二十日以降については全くこの相談はとまっているというのが現状でございます。このような事件が起きてはならないと思うんですが、あった場合にはできるだけ迅速に対応しながら、今後も被害を防いでいきたいと考えております。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がございましたら、お願いいたします。
◆桜井純子 委員 こういうことが起きたもとというのはどういうふうにお考えになっていますか。何から漏れたというか、何を使われたのか。
◎小島 教育指導課長 これは一体どこから漏れたのかということで調査したところで、何か情報はないかということで各学校に聞き取りをしましたけれども、かなり古い名簿だということがわかりました。どうしてわかったかといいますと、五、六年前に転居している生徒に関しては、もとの住所に行っているということで、これは推測の域を出ませんが、少なくとも七年ぐらいはたった名簿ではないかと推測されております。先ほど情報管理とありましたけれども、名簿情報等については、今後漏れることがないようにということは大変大事なことと受けとめて対応してまいりたいと思います。
◆青空こうじ 委員 これは何で中学一年生ばかりなのでしょうか。
◎小島 教育指導課長 恐らく男子も女子も無差別ということは、どこかでたまたま手に入れたか、あるいは買った名簿がその年代だったと考えられます。それ以外には特定の理由は思いつかない、推測の域を出ませんが、そう考えております。
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○新川勝二 委員長 それでは、(5)転落死亡事故の発生について、説明をお願いいたします。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 それでは、転落死亡事故の発生についてご報告いたします。お手元の資料をごらんください。
 まず、事故の概要でございますが、発生日時は平成十七年七月十五日金曜日の午後十一時ごろでございます。発生場所は世田谷区立総合運動場体育館でございます。
 続きまして、事故の内容でございますが、体育館の入り口売店付近から高校生四人が体育館の屋根に上り、そのうち一人がプラスチックの天窓を破って、約二十メートルの高さになりますが、体育館内のアリーナに落下いたしました。残りの三人は北側のドライエリアに下りて、救出するためだと思われますが、地下一階のガラス戸を破り、体育館に侵入したということです。
 異常侵入の発報があったために、警備会社が現場に急行し、また、管理をしております世田谷区スポーツ振興財団の職員に連絡をいたしました。
 落下したのは区内在住の高校二年生男子で、翌十六日零時十二分ごろ病院で死亡が確認されました。
 続きまして、事故後の対応でございますが、事故の連絡を受けまして、直ちに教育委員会職員、私と教育次長及び財団職員二名が現場に赴き、事故内容の確認、警察等の対応、現場片づけ等を行いました。また、破損した天窓及びガラス戸は十六日に応急修理を行いました。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がございましたら、どうぞお願いいたします。
◆増田信之 委員 これは残念な事故なんですけれども、今の報告だと、一人が転落して、残った三人が慌てて本人のところへ駆け寄ろうと思って天窓を破って入って、その結果、警備会社がわかったということなのでしょう。問題は、屋根に夜の十一時ごろ上る、それを監視できないというか、その辺の体制、危機管理、セキュリティーが問題かなと思うんです。
 今、テロが大はやりで、天井に爆弾でも仕掛けられたら大変なことなので、その辺はこういう区民利用施設とかの危機管理体制というのは厳重に教育委員会側から申し入れをしておいていただきたいと思うんです。これはお願いしておきたいと思います。
◆平山八郎 委員 関連してですが、警備の委託はどんな内容になっているんでしょうね。事件が起きない限りは見回りも来ませんよ、警備は関係ありませんよというのかな。お答えできたら。ちょっとおかしいんじゃないかね、警備会社は。金をもらっていて。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 基本的には機械警備になっておりまして、不法侵入といいますか、何らかの異常があれば機械システム的に異常が警備会社に行って、直ちに駆けつけるというのが原則になっております。ただ、状況、必要に応じて、見回り等を行うことになっております。
◆青空こうじ 委員 建物の中だけではなく、体育館に行くまでには塀がありますよね。ああいうところにもそういう管理システムはないんですか。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 当日、私も知らせを受けて直ちに参りましたけれども、公園の中なんですよね。ですから、塀等はございません。敷地全体が公園になっておりますので、自由に出入りはできます。
◆青空こうじ 委員 区の施設をそういうふうにやっておきながら、親から問い合わせも何もないし、どこのだれだと名前もわからないというのは、おかしなものだと思うんです。区の施設をこうやっておきながら、普通は親が謝りに来るというのはないんですか。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 今の点でございますが、とりあえず四人の身元につきましては、警察にお尋ねしましたけれども、一つは個人情報であること、もう一つは、厳しく言えば本来は不法侵入なり器物破損、こういった刑事事件にも該当いたします。ご本人は未成年でもあります。そういったこともございまして、警察の方からは直接は情報はいただけませんが、ただ、今言ったような関係もございますので、警察の方からはご本人、保護者に対して改めて区の方に行くようにお話をするということは聞いております。
◆稲垣まさよし 委員 確認だけれども、警察とのいろんな話の中で、区としては過失は全くないわけですよね。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 私も事故の後、何回も現場に足を運んだのですけれども、率直なところ、通常であれば上ろうとする屋根ではございません。と申しますのは、正面のところが五十度以上の角度がございます。高さが二十メートルです。横でも四十度近くございます。ですから、そういった意味では、正直なところ、後で見ても、上ったのが信じられないというのが実感でございます。
 そういったことも含めて、これ以上の対応というのは果たしてあるのかどうか。事故が起きた後、直後に私の方でも何らかの注意の掲示等を考えましたけれども、それも逆効果ではないかというご意見もございます。そういったことも含めて、少なくとも今回の事故が起きたこと自体は、私どもの管理の瑕疵等はないと考えておりますけれども、ただ、何らかの逆効果のないような対応が可能なのかどうか、そういったことは検討したいと考えております。
◆上川あや 委員 この件については先般もご報告をお受けはしているんですけれども、確かに人員を配置してずっと警備するということも現実的に難しい部分もあるのだろうなと思いましたが、一方で、こういった機械警備をしているというのが、ここの資料の中では警備会社が現場へ急行したということなんですけれども、実際のところ、三十分、四十分という時間がかかっていて、着いたときには後の祭りで、事態の掌握がしっかりとできていないということは、やはり今後に生かすべき課題があるだろうと思うんです。
 先ほども桜井委員からもお話がありましたけれども、三十分たってやっと警備員が来るということが図らずも露呈するようなことになってしまう状態ですと、例えば名簿を盗もうと思えば盗めてしまう時間が、三十分といったらしっかりあることになってしまうだろうと思うんです。ですので、名簿ですとか金銭の管理ですとか、実際、こういった状態を区だけで時間の短縮ということはできなくても、どういうふうに対応を改善させていくのかということは何か現場に生かすことをお考えであるのか、お伺いしたいんです。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 三十分というお話は今初めて耳にしたんですけれども、警備の発報があったのが十一時八分、現場に駆けつけたのが十一時二十分。十二分が長いかどうかというのは、ちょっと検討の余地はあるかと思いますけれども、十二分で到着しております。
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○新川勝二 委員長 (6)社会体育施設の指定管理者の選定方法等について、説明をお願いいたします。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 それでは、社会体育施設の指定管理者の選定方法について、資料に基づきましてご報告申し上げます。お手元の資料をごらんください。
 世田谷区立総合運動場条例、世田谷区立千歳温水プール条例及び世田谷区立地域体育館・地域体育室条例に基づきまして、平成十八年四月から社会体育施設の指定管理者による管理を実施するに当たり、次のとおり指定管理者の候補者を選定いたします。
 まず、1募集の方法及び日程についてでございます。(1)募集の方法等でございますが、対象施設、総合運動場、千歳温水プール、尾山台地域体育館、上馬地区体育室につきましては、条例の中の経過措置を適用いたしまして、現在の管理受託者から申請があったときは、指定管理者としての適格性を審査いたします。北烏山地区体育施設につきましては、現在、町会に委託しておりますが、現在の管理受託者が辞退のご意向がございますので、公募により行う予定でございます。公募の日程については(2)に記載のとおりでございます。
 続きまして、2審査体制でございます。まず(1)選定委員会の設置でございますが、指定管理者の候補者の審査及び選定を行うため、要綱に基づきまして社会体育施設指定管理者選定委員会を設置いたします。
 (2)選定委員会の所掌でございますが、裏面に記載しておりますが、審査基準に基づきまして、指定管理者の候補者の審査及び選定を行うこと及びその報告でございます。
 (3)選定委員会の構成でございますが、特に公平性、透明性、こういったことを確保するという意味からも、外部委員を四名、内部委員を三名といたします。
 裏面をごらんください。3候補者選定の審査基準等でございますが、まず条例に定める選定基準は資料に記載のとおりで、六月の議会でご議決いただいた内容でございます。この選定基準に基づきまして、下の表になりますが、評価項目を設けまして、申請者から提出される書類等の審査、またはヒアリングによる総合的な評価を行いまして、指定管理者の候補者を選定いたします。
 最後になりますが、候補者選定後の予定といたしましては、十月の教育委員会、十一月の文教常任委員会に候補者選定のご報告をいたします。その上で第四回区議会定例会に管理者指定の提案をさせていただく予定でございます。そこでご議決をいただければ、来年の十八年四月に指定管理者による管理を開始する予定でございます。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明に対してご質疑がございましたら、お願いいたします。
◆上川あや 委員 選定委員会の構成についてですけれども、先般の文教委員会で北九州の図書館の指定管理者選考事例を見に行ったところですけれども、非常に印象的だったのが、この選定委員会は全員外部の方で構成しているということで、その内容についても水戸部長がご質問になって、先方がお答えくださったんです。確かに選定委員会をつくっていただくということで、先ほど公平性、透明性というお話がありましたけれども、外部委員四名、区職員三名ということで、意向を追った人を外部委員として一人選任すれば半数に達するという数ですね。これで公平性、透明性ということでご安心いただけるのかどうか、私はちょっと疑問に思うんですが、いかがでしょうか。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 委員の方につきましては、当然それなりの識見を持って審査に当たっていただけると思っております。ですから、私どもの意向をそのまま受けてそれに従うということはないのではないかと考えております。
◆上川あや 委員 建前はいかようにも言えることですので、そういう建前でやっていただくのはすごくわかるんです。ただ、ほかのところで全員外部で委員会を構成できるのに、なぜ区は三対四という、区の職員がかなり入っているなという印象を私は持つんです。透明性、公平性ということをおっしゃるのだったら、全部外部でもいいくらいだと思うんですが、いかがですか。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 一つには、今回指定管理者を始めるのは私どもだけではなく、区のいろんな施設がございます。そういった中で、一つの基準として外部の委員を入れていくといった考え方が示されております。一般的に、やはりこれまでいろんな形でこういった選定を行う場合、責任という意味からも区の職員がかかわってくる、これは世田谷の場合は通常やってきたことかなと考えております。
 ただ、今回、特に注意いたしましたのは、この間のご議論もございますので、やはり外部の方をできる限り多くしたいということで、四名、三名という比率でやらせていただいております。
◆桜井純子 委員 募集の方法というところなんですけれども、今回視察に行った先で、図書館の指定管理者の制度について勉強してきたわけですけれども、あそこの中ですごいなと感じたのが、経験がない業者が指定管理者となっていて、そこは業務の内容の提案とか、そういうことで選ばれたというところがありまして、そういうのを私たち文教委員会として、教育長や水戸部長という理事者の方とも一緒に共有しながら勉強してきたわけです。
 今回の(1)に書いてある総合運動場とプールと尾山台体育館、上馬の体育室というところが現在の管理受託者から申請があったときはという、今経験をしているところが優先になるような項目があるんですが、この際、せっかくあそこでお話も聞いてきて勉強してきて、そういう制度はいいな、そういう選択の仕方がすごくいいなと皆さんで共有したということもありますから、公募にしてどこも同じような状況で募集をするということを世田谷区の教育施設ではするという方向転換というか、考え方というのは取り入れた方がいいのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎水戸 生涯学習・地域・学校連携担当部長 今のご指摘の北九州の図書館の例では、本当に実質的な選択をされているなと思いましたが、今回提案させていただいておりますこの件につきましては、現在の管理者がこれまで努力をして順調に運営してきております。私どもといたしましては、今回経過措置をご可決いただきましたので、その適用をさせていただいて、経過措置の三年間でぜひ次の努力を見守っていただきたいと希望しておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
◆山内彰 委員 今のに関連して、私が聞いたのはちょっと違うような意味で聞こえたんだけれども、やっぱりあれは指定管理者をとるために、かなり長い間勉強していた団体だと思うんですよね。だから、民間の初めてのと言いながらとれたんだと思います。それだけの努力をしているところが果たしてこの世田谷にあるかどうかということは一つ問題があるし、その地域地域の実情があるので、そのところがよかったからといってそれに飛びついてしまうということは非常に危険なことである。やはり理事者側としても、地域の実情に合った方法でやっていくのがベストであって、どこがいいから、どこが何とかだというだけで飛びつくのは甚だ危険だと思いますので、その辺も考慮してやっていただきたいと思います。
◆稲垣まさよし 委員 選定委員会の構成で、先ほど上川委員も質問されていましたけれども、やはり行政の指定管理者制度に経営のノウハウという言葉がいいか悪いかというのは別問題として、学識経験者だけに頼るのではなくて、例えば経済界だとか、各団体、または区民を入れるとか、何かそういった試みが一つあってもいいのではないかと思うんですよ。区職員が三名も入っているわけですけれども、どういった形で選定委員会の構成メンバーを検討されたのかという、その辺の経緯を教えてください。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 学識経験者という表現をさせていただきましたが、具体的には前回の委員会でもご報告したかと思うんですけれども、一つは大学関係の先生方、特にスポーツ施設でございますので、そういったスポーツ施設にかかわりのある先生方という委員の方、それからもう一点は、今お話のございましたように、区民の代表のような性格を持たれた方ということでお願いをしてまいりました。
 ただ、実際のところ、スポーツ関係にある程度ご理解があって、しかも直接これから指定管理者になろうとする、例えばスポーツ振興財団とかの関係がある方というのは当然除外しなければいけませんので、非常に難しい点はございました。ただ、そういった中で、最終的にいろんな形から委員の方を選定していきまして、具体的には先ほど申しましたように大学の関係者の方三名、それ以外の今スポーツ関係もかかわっていらっしゃる区民の方一名を最終的にお願いすることができまして、何とか四名決めていったという経過でございます。
◆稲垣まさよし 委員 そうすると、どういう方なのかというのも決定していると理解していいんですか。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 今の段階では、正式にはまだ委嘱といいますか、手続等はとっておりませんので、内諾を得ている段階でございます。
◆稲垣まさよし 委員 選定委員会というものを今後開いていくわけですけれども、そうしたら、今こうやって委員会の中で候補者の募集の方法というところで、せっかく選定委員会を開くわけだから、今ここで指定管理者の候補者で経験あるところにしましょうという内容を盛り込まないで、選定委員会にお任せするという方法が普通の考え方だと私は思うんですけれども、どうでしょうか。
◎平井 生涯学習・スポーツ課長 経過措置ということかと思いますけれども、この経過措置の適用につきましても、今の管理受託者から申請があった場合、無条件に認めるという形ではございません。六月の条例の際にもご議論いただいたかと思いますけれども、あくまでも手を挙げていただいた場合は、その適格性について審査をする。その審査をする役割が選定委員会の役割でございます。そういったことがございますので、最終的に経過措置に沿って決まる過程の中で、どの過程で選定委員の方々のご意見を伺うかということで、適格性の審査の段階になるかと考えております。
◆稲垣まさよし 委員 そうすると、適格性を審査する段階で、例えばほかの民間の企業が参入の意向があったとしても、考え方によっては、そこで適格性を審査している段階に同じような土俵にのるということはできないわけですよね。
◎水戸 生涯学習・地域・学校連携担当部長 今回につきましては、北烏山のように事前に辞退のご意向があった場合には公募とさせていただいておりますが、それ以外の現在の管理をお願いしているところからは内々で継続のご意向がございますので、経過措置の適用を基本とさせていただきます。
 この経過措置については、候補者としての適格性の審査を委員会の方にしていただきますので、この適格でないという判断が出た場合には、公募の手続のし直しになります。その点につきましても全体の今回の制度の事情を選定委員になっていただいた方たちに十分理解していただいて、具体的には適格かどうかの判断を厳正にやっていただき、適格でないという結論が出た場合には、北烏山よりは募集がおくれますが、公募を行っていくという前提で考えております。
◆富永早苗 委員 今のお話を聞いていますと、管理者の民間の育つ土壌というのはどこにあるんだろうと思ったんですけれども、今のところが経過措置で三年やりますよね。でも、ほかのところがやりたいと思っても育つ土壌がないのではないかという感じがしたんですけれども、そのところはどういうふうに考えられておりますか。
◎水戸 生涯学習・地域・学校連携担当部長 今回の体育施設につきましては、世田谷区がスポーツ振興財団をつくり、スポーツ振興財団がスポーツ行政を担うと同時に、社会体育施設の管理も担っていくという部分をこれまで順調にやってきていただいておりますので、そういう点ではこれまでの実績を今後にさらに生かしていただくというようなことで考えたいと思っておりますので、基本的に民間を今後導入すべきか、よりそれが適切かどうかというのは、今回の流れの中では、この三年間の財団の実績をぜひ見ていただいて、その次の段階が正念場になると考えております。
◆稲垣まさよし 委員 とにかくこういった区立の総合運動場は区民の施設ですから、区民の方々に混乱を招かないように、または本当に使い勝手のいい施設であるべきだというのが本来の姿だと思うんです。その中で、今答弁なさっていたように、実績というのは大事だということは十分理解して、いろんな形で意見を言わせていただいているんですけれども、要望というか考え方ですが、私どもとしては、この候補者の募集方法でとにかく三年間の経過措置があるというのは十分理解もしています。ただ、できればこういった選定委員会の構成をしていくわけですから、選定委員会の中で経過措置というものも十分考えた上で、どこか民間でプロポーザルされるところを募った方が、よりわかりやすいし、透明的なものではないのかと、私どもの会派としては常に思っていましたから。市場開放ということもありますけれども、ただ、一番重要なところは、区民サービス、区民が使いやすい、そして区民が本当に納得できる、混乱を招かない、こういうことを十分前提でということで、きょうは意見だけ言わせていただきます。
◆増田信之 委員 導入への経過措置ということで、やむを得ないのかなと私も思っていますけれども、先ほどの説明で、利用施設の内容をよく知っているとか、実態をよく知っているからというのは、今回の指定管理者制度導入とは反対の考え方なんですよね。これまでの委託方式だったら、その考え方でいいでしょうけれども、何で指定管理者制度の導入をしたのかというところをもう一回戻って考えていただければ、区民サービスの向上ということで民間のノウハウを入れようとしているわけですから、むしろ実態を知らなくても面白いアイデアが出てくる場合が今までもあるわけですよ。私たちも伊勢市の方に見に行ったときも、市役所が今まで考えもつかなかったようなことをやって、利用率向上にもつながっていたり、指定管理を受けたNPO法人の方がむしろ市の条例が邪魔なんですと言っていたんですね。だから、変えてもらいたいんですなんて言っていましたけれども、そういう勢いがなければ、今回の指定管理者制度の導入の意図と反対になってしまうので、先ほどの説明が当然だということであれば、これは大問題なので、将来的にはそうならないように、ぜひとも考えていただきたい。
 というのは、この間も話しましたけれども、区の仕事はやりたがる業者がいっぱいいるわけです。これからも新しくできてくると思うんです。その場合、議員に働きかけたり、役所に働きかけたり、あるいは足を引っ張ってガセネタ情報を流したり、いろんなことが起きてくると思うんですが、そこで一番大事なのは選定委員会になってきます。その選定委員の選び方によって百八十度変わってしまうので、その辺は今後とも真剣に考えていただきたい。特に大学の先生なんていうのは経営能力はほとんどないですから、そういう人を入れるというのは問題なので、今後についてはその辺をしっかり考えて、私たちが納得できるような選び方をしていただきたいということを申し添えておきます。
◆上川あや 委員 今、増田委員の話をすごくうなずいてお聞きしたんですけれども、今回の選定委員会に限らず、以前、区のスポーツ振興計画、十年計画の策定の過程を私は本会議でも聞きまして、いろいろ調べてみると、スポーツ振興の審議会自体も全く同じ構造で、学識経験者と行政関係職員等と書いてあって、民間の方が意見を言う場が全くないまま、区民のための十年計画が決まっていくというところがあったんですね。今回も四人が学識経験者で、区で内々に決まっている。区の職員が三名。
 今増田委員もおっしゃってくださいましたけれども、民間のノウハウ等を入れて、サービスと福祉の向上ということをお考えということであれば、この選定委員会に限らず、かなり従前の区の仕組みづくりというものが閉鎖的で行政主導型なんだろうなという印象を受けざるを得ないんです。具体的にどうこうということを細かく今すべてについて言うことはできませんけれども、ぜひこういったことはより区民に見える形で、私はこの状態で公平性、透明性が確保されているとはやはり思えませんし、指定管理者が入るということは利権の構造ができるということでもありますので、その辺は重々ご注意いただきまして、区民に見えやすい形での選考をお願いいたします。
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○新川勝二 委員長 (7)新BOP運営の見直しについての説明をお願いいたします。
◎古閑 地域・学校連携課長 それでは、新BOP運営の見直しについてご報告させていただきます。なお、本件につきましては福祉保健常任委員会とのあわせ報告とさせていただいております。
 新BOPの見直しについてでございますけれども、これにつきましては行政経営改革計画におきましても、新BOPの全校導入を機会に運営面、組織面について見直すという計画になっておりまして、十八年度から新たな体制で運営をするというような計画になっております。区では、これまで新BOPの運営の見直しについて検討を進めてきたところでございますけれども、今回、見直しの趣旨、または方向性、今後の進め方等の基本的な部分につきまして、区としての考えがまとまりましたので、ご報告させていただくものでございます。
 それでは、資料に基づいて報告させていただきます。まず、新BOP事業の概略でございます。委員の皆様、もう既にご案内のとおりでございますけれども、新BOPにつきましては、もともと従来ののびのび世田谷BOP事業、これは学校施設を活用して、子どもの自由な遊び場、体験交流の場を提供する事業でございますけれども、このBOP事業と学童クラブ機能を確保するBOP内学童クラブ事業、これはある面では仕事、または入院等で放課後の子どもが帰宅したとき、留守家庭である。そういう家庭の児童、一年生から三年生までですけれども、その保護、育成することのできないお子さんに、遊び、生活の場を提供するというような事業でございます。このBOP内学童クラブ事業と合わせるものとして、平成十一年四月から区立小学校四校で導入をしました。以後、順次拡大していきまして、ことしの四月から全区立小学校六十四校での実施となっております。
 現在の運営体制でございますけれども、もともとBOPに関しましては委託で運営されておりましたので、当初、新BOPにつきましても非常勤体制で運営するというようなことを区としては想定していたところでございますけれども、ただ、常勤職員が廃止されることに対する不安の声があったり、また、従前の学童クラブ事業のノウハウをある面では継承しなければいけないという必要があったことなどの理由から、現在までBOP内学童クラブ事業への登録児童数に沿った形の配置基準を定めまして、事務局長――これは非常勤でございます。それから常勤職員、指導員という非常勤職員、プレーニングパートナーという臨時職員、こういう体制で配置してきております。常勤職員については登録児童数によって配置になっております。
 次に、新BOPの課題でございます。十一年から新BOPとして開始して、これまでの間、いろんな課題が提起されてきております。その中で区として六つ整理しております。一つといたしましては、BOP内学童クラブの登録児童数が増加傾向にあるということ。それから、BOPの利用も増加しているという現状がございます。そのために、全体として新BOP全体の児童数が増加しておりまして、ある面では新BOP全体としてよりきめ細やかな対応が求められているということがございます。
 二点目に、配慮を要する児童が増加しているという状況がございます。また、今後も増加することが想定されているということがございます。
 三点目でございますけれども、安全、安心の充実に向けて、登録児童が増加しているという状況を踏まえますと、より安全、きめ細やかな安心の充実に向けた体制として、新BOP職員のある面では全体としての人数を確保しなければいけない、多くしなければいけないということがあります。ただ、そのためには、より効果的、効率的な運営体制への転換が求められるという課題がございます。
 四点目でございますけれども、これはいろんな方、地域の方からの心配の声が上がっている状況でございますが、児童が被害者となる犯罪がふえている状況なども考えまして、例えば冬などの日没後、低学年の児童が一人で帰宅する状況もあります。こういうことについて配慮すべきではないかという声をいただいております。
 五点目でございますけれども、新BOP利用の児童数が増加している中で、ある面では学校施設の弾力的な利用など、学校との調整を一層図ることが求められているという現状がございます。
 六点目ですけれども、新BOP事業に関しましては、現在、子ども部の児童課と私ども教育委員会の地域・学校連携課が合同で所管で行っております。そういうところで、職員間等におきましても、ある面では現場対応において混乱が時々生じているという現状がございます。
 こういう六つの課題等から考えまして、今回、見直しの趣旨、ねらいでございますけれども、現行の新BOP事業につきまして、一つは、児童の安全安心の強化ということ、二点目に、時代の要請に柔軟に対応した効果的、効率的な運営、または組織体制の構築という視点、三点目に、障害のある児童等への対応の強化、四点目に、区の責任体制、指揮命令系統の明確化、この四つのところをねらいとした見直しを行うことといたしたいと考えております。
 見直しの方向性でございますけれども、一つは、新BOP全体として、小学生が放課後をより豊かに過ごすことを支援するために現行のBOP事業とBOP内の学童クラブ事業の機能は存続しながら、児童の安全安心対策の充実を図ることを目指すということが一つの方向性でございます。
 二つ目に関しましては、新BOP全体として、小学生の放課後の過ごし方を選択肢の一つとして位置づける。ただ、児童館がございますけれども、児童館がある面では地区での子育て支援、子どもの成長支援、ネットワーク支援等を行っております。
 例えば、午前中は乳幼児とお母さん方との交流を持ったり、また、小学生も含めた中高生の居場所、または遊び場ともなっております。こういうところも含めまして、児童館の拠点の中での新BOPも小学生の放課後の過ごし方の一つの選択肢という形で位置づけていこうということでございます。
 それから三点目ですけれども、児童の例えば障害等による配慮、または学齢、家庭状況、いろんな違いがあります。子どもの状況に応じて適切な支援の充実を図ることを目指しますということでございます。ある面では学齢の違い等によって支援の中身、内容等も違いが出てくることも大事かと思います。より適切な支援を図っていくことを目指していきたいということでございます。
 四点目でございますけれども、安全対策の強化と必要な支援の充実を図るために、より効果的、効率的な運営体制を強化する必要がございますので、非常勤及び臨時職員中心の運営体制への転換を図りたいということでございます。
 新BOP事業に関しましては、中心となる支援の時間帯、または職員に関しましては雇用形態等、ある面で違いがございますので、より弾力的、柔軟に対応できる体制をしていく。そのために非常勤、または臨時職員中心の運営体制への転換を図りたいということでございます。
 それから五点目でございますけれども、児童館のバックアップ体制、学校の協力体制の強化を図るとともに、区長部局、教育委員会との役割分担、責任の明確化をきちっとするために、区の職務主幹としてのあり方について検討を引き続きしていきたいということでございます。以上、見直しの方向性について五つの方向性を提示させていただいているところでございます。
 なお、今後の進め方でございますけれども、この見直しの趣旨、見直しの方向性につきまして、新BOP、区立小学校、関係団体、もちろん議会からはご意見、ご指導をいただくことになりますけれども、幅広いところからこの趣旨、方向性についてご意見をいただきまして、具体の見直し案を今後つくっていきたいというふうに考えております。
 スケジュールにつきましては、八月、九月ごろに意見の集約をし、それから、できる限り早く見直し案の具体の作成をしまして、十月ぐらいに見直し案の提示を行ってまいりたいと考えております。
 なお、年内に見直しの内容について決定いたしまして、十八年度から新しい内容について実施したいと考えているところでございます。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明に対してご質疑がございましたら、お願いいたします。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○新川勝二 委員長 (8)図書館情報システム機器入れ替えに伴う臨時休館について説明をお願いいたします。
◎市澤 中央図書館長 それでは、図書館情報システム機器入れかえを今回行う必要が生じておりますので、これに伴います臨時休館について報告させていただきます。
 資料に基づいて報告いたします。一点目、臨時休館とする日でございます。平成十七年九月二十六日月曜日から九月三十日金曜日までといたします。閉館場所は中央図書館及び全地域館となります。
 二点目の休館する理由でございます。現在、図書館運営におきましては、図書館システム専用端末機及び利用者用検索機、通常オパックと呼んでおりますが、これらを使用しているところでございます。これらのリース期間の終了でございます。それに加えまして、使用OSサポートの終了がございます。さらに、それらの老朽化も進んでおりますため、機器の入れかえ及びサーバーOSのバージョンアップを実施することといたします。
 また、この作業に合わせまして、効率化のため図書館業務用端末機と区事務用パソコンの共用化の作業を同時に行うことといたします。したがいまして、同期間中、貸し出し、返却、予約の図書館情報システムによるサービスをとめることとなりますために、上記期間中、臨時に休館をさせていただくものでございます。
 三点目、利用者等への周知でございますが、区民にも大きな影響がございますので、「区のおしらせ」九月一日号へ掲載いたします。それから、世田谷区のホームページ、教育委員会のホームページ、加えて図書館のホームページへ掲載させていただきます。それから、各地域図書館を含めまして図書館内での見やすい場所に掲示させていただくということで周知を徹底していきたいと考えております。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明につきましてご質疑ございますでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○新川勝二 委員長 (9)その他、何かございますでしょうか。
◎小島 教育指導課長 文書はありませんが、口頭で報告をさせていただきます。平成十八年度中学校教科書の採択に係る日程でございます。これにつきましては、定例の教育委員会にて採択を行う予定であります。七月二十六日火曜日、八月九日火曜日、八月二十三日火曜日、教科書も多数ありますので、この三回に分けて採択を行い、八月二十三日に最終決定をしてご報告申し上げるという予定でございます。
○新川勝二 委員長 ただいまご説明いただきましたけれども、ご質疑はございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○新川勝二 委員長 ほかにございますか。
◎霜村 施設課長 赤堤小学校の部分改築につきまして、口頭で中間の状況を報告させていただきたいと存じます。
 去る平成十七年二月の常任委員会で、赤堤小学校の部分改築につきまして通常の耐震補強工事では難しいということから、現在の四階建ての校舎を解体し、校庭の南西側に新校舎を建てるという案をご報告させていただいたところでございます。
 委員会に報告しました後に、早速地元に入りまして説明を行ってまいりましたが、区の案では望ましい教室や校庭の環境が実現できないのではないか等のご意見をいただきまして、現在継続的に話し合いを続けているという状況でございます。当初は九月に着工という予定を組んでおりましたが、着工できずに話し合いを続けているという状況でございます。
 話し合いの今の状況でございますが、PTAあるいは周辺の自治会等学校協議会のメンバーの皆様が一致して、プレハブの仮設校舎を利用しながら、現在の北校舎の位置に新校舎を建て直してほしいという旨のご要望をいただくに至っております。当初から緊急性があるために、区単費での建築を考えていたわけでございますが、これ以上着工をおくらせることは望ましくないこと、並びに国庫補助を導入し、財源を確保しながら進めるべきではないかというふうに考え直したとともに、地元要望にも勘案をいたしまして、北校舎を建てかえるという方向が可能かどうか、財源上の問題も含めて今検討を進めているところでございます。見直し案がまとまり次第、委員会にはご報告をさせていただきますが、夏休み期間ということでちょっと間があくこともありまして、現在の状況を中間の状況として口頭報告させていただきます。
○新川勝二 委員長 ただいまの説明につきましてご質疑はございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○新川勝二 委員長 なお、きょう、ここに黄色い紙が置いてございますけれども、その説明はございますか。
◎泉谷 教育改革・学校適正配置担当課長 前の委員会でもご報告いたしました学校経営塾の開塾記念講演会でございますが、本日六時半から国士舘大学の図書館棟の下の多目的ホールで開催されます。経済同友会の代表幹事でIBMの会長でいらっしゃいます北城恪太郎先生にお見えいただきますので、お時間の都合がつくようでしたら、ぜひお越しいただきたいと思いまして、改めてご案内するところでございます。
◎庄司 教育次長 一つ誤解を招くような答弁がありましたので、それについての訂正をさせていただければと思っております。
 先ほど、社会体育施設の指定管理者の選定方法の中で、上川委員からお話がありました選定委員会の答弁の中で、それぞれに確固たる自信を持って発言されるといった意味でお答えしたかったわけなんですが、誤解を招くような点については変更させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○新川勝二 委員長 それでは、これで報告事項の聴取をすべて終わりました。
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○新川勝二 委員長 引き続き、2の協議事項に移ります。
 初めに、行政視察の成果につきまして、ご発言がございましたらお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◆山内彰 委員 私は先ほど北九州市の指定管理者制度の導入についてということで少しお話しいたしましたが、見に行って、受けてくださった戸畑区内の北九州施設協会の人たちの取り組みというのは物すごくいいなと感激しました。あの人たちが受けられた理由というのは、やっぱり前々から研究していたし、地元ということで内容をよく把握していたというのが一点あると思うんです。
 それから、その中で指定管理者の選定過程というところで何を重きにするかというところがあったと思うんです。例えばここでは図書館の運営に関する基本的な考え方とかいろいろ書いてある。でも、その中で、やっぱり民間に行きやすいという言い方はおかしいんだけれども、その内容のパーセント、どれを重視するかということがすごく大事だと思ったんです。
 そんなことから言えば、やっぱり考え方その他というものに対してのとらえ方を、世田谷区でもこれからよく研究していく必要があるのではないかと思います。
 一番嫌だったところはここで、本当に既存のすごい会社に片方は落としておいて、片方は冒険しているという意図が見えてしまったから、逆にそういう意図が見えるところは嫌だなと思ったんだけれども、現実にはうまくいって、図書館長の意欲を見たら感激いたしました。
 その前の大在西小学校に関しては、世田谷区でも実現したらいいなとは思ったけれども、これは何か土地があって何々があってという条件がいっぱいあるから大変だなと思いました。
 そのほかはあくまでも海外との交流ということで、世田谷がそういう立場に置かれているかどうかというのはわからないんだけれども、民間ではそういうことができるかもしれないなという感想を持ちました。
◆増田信之 委員 文教委員として初めて視察に参加させていただいたんですけれども、今回は幅広い内容で、非常に有意義だったのではないかと思います。特に、超豪華な学校施設を見た翌日に超古い図書館を見たり、内容的には施設を見るのではなくて指定管理者制度を勉強しに行ったので、非常によかったかなと。また、国際的な子どもたち、世界の子どもたちにも会えたし、視察としては非常に有意義だったと思っています。
 視察の成果というか、中身もさることながら、特に委員同士でいろんな人事交流というか、それぞれの人となりを初めて知ることもできたり、そういう意味でも今回は非常によかったなと思っています。
◆青空こうじ 委員 戸畑の図書館は確かに汚いけれども、地震でもびくともしない。民間が入ったら別に直さなくたっていいじゃないかと。議員が来てもああいう汚いところを案内するという勇気。それから、図書館にホームレスが集まるようになって、何の弊害もなくやっているというのもいいし、まして、今までより市民の方がどんどん多くなったということもいいし、まして民間にやったら経費が安くなった。時間も延ばしてくれた。ある意味で民間というのはやればやるんだなと。まして、そのいきさつというのは、みんな東京の会社でやっていながら、JCさんとか元議員さんがああやって頑張ってやっているという姿。八幡製鉄もなくなったけれども、これだけ元気のいい戸畑がまだあるんだなという九州男児を見たということで、今回の視察は本当によかったなと思っています。
◆上川あや 委員 今回それぞれ視察させていただいて、参考になるなと思う点ですとか、新しく気づかせてもらったことも多かったと思いました。
 一つ、これは要望なんですけれども、大在西小学校、エコスクールということで指定を受けて始まってから三カ月、指定管理者として入った戸畑の図書館も始まって三カ月。私としては、確かにこのスタートラインのところでやっていらっしゃる取り組みをじかに見てくるということの意味もすごくわかるんですけれども、その後がどうなるのかというのがとても気になるんです。真価が問われるのはこれからだと思いますので、見たからこれで終わりということではなくて、やはり教育委員会としても設定して、いろいろ考えて日程を組んでくださったのでしょうから、その後の展開がどうなるのかということもしっかり注視していただきたいということを要望します。
○新川勝二 委員長 教育長としては何かございますか。
◎若井田 教育長 一日目、二日目、三日目とそれぞれ違う内容でしたので、かなりバラエティーにとんだ豊かな視察だったかなと思います。
 一日目の学校は、世田谷ではとても建てる土地もないなというのが実感でございますが、エコという点ではこれから世田谷も考えていかないといけない。
 それから、二日目の指定管理者制度につきましては、JCがかなりOBでNPOをつくるような準備をした上で、中心となっている方がやっていらっしゃるという、そのような条件の中でのあり方というのがありますので、世田谷の図書館、今回の総合施設もありますが、そういうものにつきましては、先ほど山内委員からもお話がありましたが、世田谷の地域性というものも考慮しながら、よりよいものをつくっていきたいと。
 三日目のアジア太平洋こども会議も、実はJCがずっとやっていらしたという、やはり民間の力の中でああいうことをやっていく機運があったときに、行政がどういうふうに支援するかということを学ばせていただきました。本当にいい視察でした。
 最後の日は、山笠を四時に起きて見に行きまして、菊地課長と偶然同じ場所にお互い別々に行ったんですけれども、それを見ることもできまして、大変よかったです。ありがとうございます。
◎水戸 生涯学習・地域・学校連携担当部長 いろいろ勉強させていただきまして、やっぱり民間を活用するとか、民間といろいろパートナーシップといっても、実際には頭だけで考えていたなということを非常に反省いたしました。
○新川勝二 委員長 それぞれの委員の皆さん方、理事者の方、それなりの成果があったと思いますので、それなりに生かしていただければと思います。ありがとうございました。
 それでは、次回委員会の開催についてでございますが、年間予定のとおり、九月二日金曜日十時からということでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○新川勝二 委員長 それでは、よろしくお願いいたします。
 以上で協議事項を終わります。
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○新川勝二 委員長 それでは、本日の文教常任委員会を散会いたします。
    午前十一時四十三分散会
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 署名
  文教常任委員会
   委員長