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東京都 世田谷区

平成17年  6月 定例会−06月17日-04号




平成17年 6月 定例会
平成十七年第二回定例会
世田谷区議会会議録第十二号
六月十七日(金曜日)
 出席議員(五十一名)
一番   新川勝二
二番   下山芳男
三番   赤沢雅彦
四番   稲垣まさよし
五番   すがややすこ
六番   竹村津絵
七番   吉田恵子
八番   桜井純子
九番   大場康宣
十番   新田勝己
十一番  石塚一信
十二番  羽田圭二
十三番  山木きょう子
十四番  あべ力也
十五番  桜井征夫
十六番  西崎光子
十七番  佐藤弘人
十八番  高橋昭彦
十九番  菅沼つとむ
二十番  鈴木昌二
二十一番 原田正幸
二十二番 五十畑孝司
二十三番 里吉ゆみ
二十四番 中里光夫
二十五番 岸 武志
二十六番 山口 拓
二十七番 関口太一
二十八番 栗林のり子
二十九番 谷 逸子
三十番  岩本?昌
三十一番 宍戸教男
三十二番 山内 彰
三十三番 平山八郎
三十四番 田中優子
三十五番 富永早苗
三十七番 上川あや
三十八番 上島よしもり
三十九番 諸星養一
四十番  飯塚和道
四十一番 市川康憲
四十二番 川上和彦
四十三番 畠山晋一
四十四番 小畑敏雄
四十五番 小泉たま子
四十六番 大庭正明
四十七番 青空こうじ
四十八番 木下泰之
四十九番 下条忠雄
五十番  長谷川義樹
五十一番 板井 斎
五十二番 増田信之
 欠員(一名)
三十六番
 出席事務局職員
局長     長原敏夫
次長     霜越 收
庶務係長   長谷川哲二
議事担当係長 秋元勝一
議事担当係長 小池 篤
調査係長   荒井洋子
 出席説明員
区長     熊本哲之
助役     平谷憲明
助役     山田真貴子
収入役    根岸道孝
世田谷総合支所長
       石濱信一
北沢総合支所長
       真野源吾
玉川総合支所長
       大西哲夫
砧総合支所長 稲垣 修
烏山総合支所長
       佐藤 洋
政策経営部長 西澤和夫
総務部長   齋藤泰蔵
財務部長   阿部 修
生活文化部長 青木俊雄
環境総合対策室長
       志村千昭
産業振興部長 若林謙一郎
清掃・リサイクル部長
       堀川能男
保健福祉部長 秋山由美子
子ども部長  田中 茂
世田谷保健所長
       上間和子
在宅サービス部長
       亀田 都
都市整備部長 株木孝男
道路整備部長 板垣正幸
教育長    若井田正文
教育次長   庄司 衞
教育改革担当部長
       ?山 博
生涯学習・地域・学校連携担当部長
       水戸都紀子
総務課長   河上二郎
    ────────────────────
議事日程(平成十七年六月十七日(金)午後一時開議)
 第 一 議案第五十七号 世田谷区手数料条例の一部を改正する条例
 第 二 議案第五十八号 世田谷区特別区税条例の一部を改正する条例
 第 三 議案第五十九号 包括外部監査契約の締結
 第 四 議案第 六十 号 世田谷区立総合運動場体育館大規模改修工事請負契約
 第 五 議案第六十一号 仮称世田谷区立経堂図書館新築工事請負契約
 第 六 議案第六十二号 世田谷区立区民斎場条例の一部を改正する条例
 第 七 議案第六十三号 世田谷区立区民会館条例の一部を改正する条例
 第 八 議案第六十四号 世田谷区立区民センター条例の一部を改正する条例
 第 九 議案第六十五号 世田谷区立厚生会館条例の一部を改正する条例
 第 十 議案第六十六号 世田谷区立老人会館条例の一部を改正する条例
 第十一 議案第六十七号 世田谷区立老人休養ホーム条例の一部を改正する条例
 第十二 議案第六十八号 世田谷区立身体障害者デイサービスセンター条例の一部を改正する条例
 第十三 議案第六十九号 世田谷区在宅介護支援センター条例の一部を改正する条例
 第十四 議案第 七十 号 世田谷区立公園条例の一部を改正する条例
 第十五 議案第七十一号 世田谷区福祉のいえ・まち推進条例の一部を改正する条例
 第十六 議案第七十二号 世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する条例
 第十七 議案第七十三号 世田谷区立特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例
 第十八 議案第七十四号 世田谷区立子育てファミリー借上げ住宅条例の一部を改正する条例
 第十九 議案第七十五号 世田谷区立高齢者借上げ集合住宅条例の一部を改正する条例
 第二十 議案第七十六号 世田谷区自転車条例の一部を改正する条例
 第二十一 議案第七十七号 世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定
 第二十二 議案第七十八号 特別区道路線の認定
 第二十三 議案第七十九号 特別区道路線の変更
 第二十四 議案第 八十 号 世田谷区立総合運動場条例の一部を改正する条例
 第二十五 議案第八十一号 世田谷区立千歳温水プール条例の一部を改正する条例
 第二十六 議案第八十二号 世田谷区立地域体育館・地区体育室条例の一部を改正する条例
 第二十七         世田谷区農業委員会の選任委員の推薦
 第二十八 同意第 三 号 世田谷区監査委員選任の同意
 第二十九         請願の処理
 第三十          請願の付託
 第三十一         閉会中の審査付託
    ────────────────────
追加議事日程
 第 一 議員の派遣
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本日の会議に付した事件
 一、諸般の報告
 二、日程第一から第五 企画総務委員長報告、表決
 三、日程第六から第八 区民生活委員長報告、表決
 四、日程第九から第十三 福祉保健委員長報告、表決
 五、日程第十四から第二十三 都市整備委員長報告、表決
 六、日程第二十四から第二十六 文教委員長報告、表決
 七、日程第二十七 農業委員の推薦、表決
 八、日程第二十八 委員会付託省略、表決
 九、追加日程第一 議員の派遣、表決
 十、日程第二十九 請願の処理、表決
 十一、日程第三十 請願の委員会付託
 十二、日程第三十一 閉会中の審査付託、表決
    ────────────────────
    午後一時開議
○菅沼つとむ 議長 ただいまから本日の会議を開きます。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 日程に先立ちまして、事務局次長に諸般の報告をさせます。
   〔霜越次長朗読〕
報告第二十一号 平成十六年度財団法人せたがや文化財団の経営状況に関する書類の提出外報告十三件
○菅沼つとむ 議長 以上で諸般の報告を終わります。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより日程に入ります。
△日程第一から
第五に至る五件を一括上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第一 議案第五十七号 世田谷区手数料条例の一部を改正する条例外議案四件
○菅沼つとむ 議長 本五件に関し、企画総務委員長の報告を求めます。
   〔九番大場康宣議員登壇〕(拍手)
◎企画総務委員長(大場康宣 議員) ただいま上程になりました議案第五十七号から議案第六十一号に至る五件について、企画総務委員会の審査の経過とその結果についてご報告いたします。
 初めに、議案第五十七号「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、戸籍の全部、個人又は一部の記録事項の証明手数料等について定めるため提案されたものであります。
 委員会では、まず手数料を新たに設けた理由と金額の根拠が問われたのに対し、理事者より、戸籍の電算化により、新たに磁気ディスクをもって調製された証明書を発行するため提案した。また、その手数料の金額は、政令に基づき、全国一律であるとの答弁がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第五十七号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第五十八号「世田谷区特別区税条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、地方税法等の一部改正に伴い、区民税の非課税の範囲を変更するとともに、特定管理株式が価値を失った場合の株式等に係る譲渡所得等の課税の特例について定め、あわせて規定の整備を図るため提案されたものであります。
 委員会では、まず平成十八年度分の定率減税縮減での区税への影響が問われたのに対し、理事者より、約二十八億円の税収増を見込んでいるとの答弁がありました。
 また、高齢者の非課税範囲の変更により、今後非課税となる収入金額が問われたのに対し、理事者より、年金収入では、これまで二百四十五万円以下は一律非課税であったが、改正により、夫婦二人世帯では二百十二万円以下が、また、単身世帯では百五十五万円以下が非課税となるとの答弁がありました。
 さらに、これまで非課税であった高齢者が新たに課税されることへの影響が問われたのに対し、理事者より、住民税の税額や課税、非課税の違いにより、国民健康保険や介護保険について負担額が変わると聞いているとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、自由民主党より「今回の高齢者の非課税範囲の変更は、二十年前は十人に一人であった高齢者が、今や五人に一人となったことを考えれば、応分の負担をしてもらうことはやむを得ない状況である。また、定率減税の二分の一の縮減も経済状況による経過措置であった。いずれについても、行政としてこれらの状況をさまざまな手段によって、しっかりと区民に周知されることを要望して、賛成する」、日本共産党より「ひとり暮らしで年金収入が百八十万円の高齢者の場合、今回の改正により所得税、住民税が新たに二万四千円程度課税され、それに伴い、介護保険で約一万八千円を超える負担増、国民健康保険で約二万二千円の負担増、さらにシルバーパスでも二万円を超える負担増となる。住民福祉を増進する区の役割として、区民の負担を軽減する予防的な施策が必要である。今回の改正は庶民増税の一環であり、反対する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第五十八号は賛成多数で原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第五十九号「包括外部監査契約の締結」について申し上げます。
 本件は、平成十七年度に係る包括外部監査契約を締結するため提案されたものであります。
 委員会では、まず外部監査人の選定する監査のテーマを区から提示することはあるのかが問われたのに対し、理事者より、テーマはあくまで外部監査人が選定することになるとの答弁がありました。
 また、初めて外部監査制度を導入した昨年度の評価について問われたのに対し、理事者より、監査結果において、外部の専門家の視点から具体的な会計処理などについてさまざまな指摘をいただいており、有益なものであったと評価しているとの答弁がありました。
 続いて、外部監査人の監査結果の活用が問われたのに対し、理事者より、監査結果に基づいて、または参考にして措置を考えていくことになるとの答弁がありました。
 さらに、外部監査導入の目的について問われたのに対し、理事者より、地方自治体の事務処理の基本原則である住民福祉の増進と、最少の経費で最大の効果を挙げること。また、組織等の合理化に努め、規模の適正化を図るという、地方自治法第二条第十四項及び第十五項の趣旨を達成するためであるとの答弁がありました。
 また、外部監査人は再任されることがあるのかが問われたのに対し、理事者より、自治法上では三回までは継続して監査人となることができるとの答弁がありました。
 続いて、外部監査人は、公認会計士、弁護士を問わず、その自治体の実態をよく知っていることが必要であるが、今回選任される方は行政に詳しいということで推薦されたのかが問われたのに対し、理事者より、今回選任される方は公益法人等を中心に監査をしているが、補助者予定の方に他の自治体の外部監査に携わった方がいると伺っているとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、日本共産党より「包括外部監査は、住民福祉の増進を図るということを基本として、それをいかに効果的に、効率的に果たしていくのかを、外部の視点から行政を点検することに意味がある。自治法の規定を厳格に適用することを期待して、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第五十九号は全員異議なく可決と決定いたしました。
 次に、議案第六十号「世田谷区立総合運動場体育館大規模改修工事請負契約」について申し上げます。
 本件は、老朽化した総合運動場体育館について、耐震補強やバリアフリー化などの大規模改修を行うことにより、区の社会体育施設の中核的な体育館としてその機能の充実を図るため提案されたものであります。
 委員会では、まず耐震補強の内容と、今回設置されるエアコンの能力が問われたのに対し、理事者より、柱を補強し、強度を強くすることが耐震の中心である。また、空調工事では、観覧席に最大人数を収容した場合でも対応できる能力を持たせたものを整備する予定であるとの答弁がありました。
 また、今回耐震補強を行うことになった耐震診断の結果が問われたのに対し、理事者より、構造設計における現在の耐震基準に診断結果が達していなかったため、今回、基準値を確保できる補強を行うとの答弁がありました。
 続いて、総合運動場の体育館は、以前から音響の悪さが指摘されていたが、今回の改修において配慮しなかったのかが問われたのに対し、理事者より、今回の改修工事については音響の改善は入っていない。一般的に体育館は音楽ホールのような残響時間の長い設計とはなっていないので、音響効果を高めることは難しいが、今回の改修により内装が変わり、残響時間の変化がはっきりした時点で、所管と相談していくとの答弁がありました。
 さらに、今回の請負業者は指名競争入札により決定されたが、一般競争入札ではなく指名競争入札とすることの、区として明確な根拠が必要ではないかが問われたのに対し、理事者より、工事の規模や工事内容をもとに指名競争入札としており、区内業者の受注機会の確保も図っているとの答弁がありました。
 また、区内業者の育成は、指名競争入札とすることができる法的な要件に合致せず、違法ではないのかが問われたのに対し、理事者より、工事の種類や内容等を判断し入札の手法を決めており、違法という認識はないとの答弁がありました。
 続いて、競争の原理が働けば、落札率が九八・数%と高率になるわけがない。区は談合について認識があるのかが問われたのに対し、理事者より、区は、これまで業者が一堂に会する現場説明会の廃止や入札結果の公表など、さまざまな面での情報の提供と開示を心がけ、契約事務の改善に取り組んでいる。これからも談合疑惑が起こらないよう努めていくとの答弁がありました。
 さらに、改修に合わせて座席を少しでもふやす工夫が必要ではないかが問われたのに対し、理事者より、今回は耐震補強により二十年以上の延命化を目的とした。座席の増は基本的には不可能であり、逆に、バリアフリーの改修により車いすの席は設けたが、座席数は若干減る結果となっているとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「入札結果を見ると疑われるようなところもある。指名競争入札の手法をとった理由を、区民にわかるように明確にすることを要望し、本件に関しては賛成する」、公明党より「今回の指名競争入札では各社の価格が予定価格に接近し過ぎており、ある意味では不自然である。電子入札や一般競争入札の導入の検討の中での改革を要望するが、今回の改修工事については賛成する」、せたがや政策会議より「入札については、今後しっかりと透明性を高める工夫をしてもらうことを要望する。また、音響については、文教委員会で以前から改善要望が出されていたにもかかわらず、今回の工事に含まれていないのは残念である。今後は、委員会での要望を所管でしっかり受けとめ、留意されることを要望し、本件については賛成する」との表明がありました。反政党・改革派より「入札の一位と二位の差が二十万円、次の差が三十万円、さらに次の差が二十万円。そして落札率が九八・数%。これは談合しなければあり得ないことだ。必要に迫られている工事ではあるが、反対する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十号は賛成多数で可決と決定いたしました。
 次に、議案第六十一号「仮称世田谷区立経堂図書館新築工事請負契約」について申し上げます。
 本件は、小田急線連続立体交差事業に伴う高架下における公共施設等の利用計画に基づき、地域図書館を整備するため提案されたものであります。
 委員会ではまず、経堂駅前に付加価値の高い図書館を建設すると聞いていたが、基本構想がどのように反映され、建設費にどのように影響しているのかが問われたのに対し、理事者より、建設に当たっては、基本構想、基本設計、実施設計という過程を経て進めてきた。建設費を通常の図書館と比べると、インターネット関連と、公衆トイレ的な機能を持たせたトイレの設置、高架下であることの防音工事などを付加したが、一方で高架下を活用することによる経費的削減も図っており、相対的に高額なものにはなっていないとの答弁がありました。
 また、本件入札における落札率が問われたのに対し、理事者より、九九%であるが、区では事前に予定価格を公表しているとの答弁がありました。
 続いて、本件のような鉄道の高架下の工事では随意契約で契約することはできるのかが問われたのに対し、理事者より、鉄道の軌道上の橋のように鉄道運行に密接にかかわる工事の場合は随意契約が原則であるが、今回は、一定の競争性を確保するため、鉄道工事に通じている業者による入札としたとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、反政党・改革派より「落札率が九九%。これでは賛成するわけにはいかない、反対する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十一号は賛成多数で可決と決定いたしました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上で企画総務委員長の報告は終わりました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき発言を許します。
 四十八番木下泰之議員。
   〔四十八番木下泰之議員登壇〕
◆四十八番(木下泰之 議員) 議案五十七号、五十八号、六十号、六十一号についての反対討論を行います。
 議案五十七号は「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」であります。提案趣旨の説明に「戸籍の全部、個人又は一部の記録事項の証明手数料等について定める必要があるので、本案を提出する」となっております。この条例一部改正案は、戸籍の電子化に伴い行われるものです。
 私は政府が国民を一元管理することにつながる住民基本台帳ネットワークシステムの導入に反対してまいりました。コンピューターとネットワークシステムの発達したデジタル情報を取り扱う社会では、アナログ技術しか持たなかった社会以上に情報の取り扱いに慎重でなければなりません。集積することで不都合が起こる情報にはバリアを設け、情報の分権化と個人情報のアクセス権と、また異議申し立ての権利を徹底確立することが必要です。
 戸籍については、個人を主体とする民主主義社会において、その存在自体に疑問を持たなければなりません。戸籍制度は、家制度を主体に、明治時代につくられた日本独自のシステムであるということを認識しておく必要があります。日本の植民地支配で戸籍制度を押しつけたということがあって、韓国や台湾には戸籍制度がありますが、個人の上に家を置いて一元管理するという、世界的に見れば極めて特殊な制度であります。ちなみに、韓国はこの戸籍制度をやめるということを表明しているそうです。もう決めたそうです。
 明治期に近代法制を導入するに当たって、当然のことながら論争がありました。近代法制と相入れないとして戸籍制度に反対したのは、かの後藤新平でありました。戦後は、家制度自体は撤廃されましたが、戸籍法は残り、家制度の名残を今でも日本は引きずっているのであります。
 部落差別や国籍による差別問題はもちろんのこと、男女平等の観点からいっても、また、何よりも個人が個人として尊重されるという日本国憲法の精神からいっても、戸籍として日本国民を一元管理する手法はやめにするべきであります。
 戸籍は附票を通じて住民票とも結びついており、戸籍の電子化は住民基本台帳ネットワークシステムと連動しておりますので、個人のプライバシーを脅かすことになります。また、戸籍は除票を通じて、数世代前までさかのぼって血族関係を把握することができます。戸籍の電子化は、DNA鑑定技術と相まって、新たな人権問題を惹起することを考えておかなければなりません。
 以上の理由から、私は「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」に反対いたします。
 次に、議案第五十八号「世田谷区特別区税条例の一部を改正する条例」への反対の理由を述べます。
 本条例改正案は法改正に伴うものでありますが、私は昨今の政府の税制改正のあり方に大いに疑問を持ち、法改正について異議を持つものであります。
 日本は、戦後長い間、世界で一番平等化が進んだ社会だと言われてきました。しかし、最近逆に、日本社会は階層化が進んでいるというふうに言われております。この階層化に拍車をかけているのが昨今の税制改革、広義に言えば社会保険や年金を含めた制度改革ではないでしょうか。
 平たく言えば、金持ちに優しく貧乏人に厳しい税制改革、社会福祉制度改革であっていいのかという疑問であります。年間自殺者が三万人を超えているという現実の中で、こういう政策を続けていくことは弱者切り捨てそのものであります。そういった流れの中で出てきた、今回の高齢者控除廃止などを前提とした、区税条例の一部改正には反対であります。
 次に、議案第六十号「世田谷区立総合運動場体育館大規模改修工事請負契約」と議案第六十一号「仮称世田谷区立経堂図書館新築工事請負契約」についての反対の理由を述べます。
 最近、橋梁メーカーの談合が摘発され、国を揺るがす事態となっております。最近の新聞報道を紹介しておきます。
 五月二十三日付の産経新聞です。
鋼鉄製橋梁工事をめぐる談合疑惑で、公正取引委員会の昨年十月の立ち入り検査後も、関東地方整備局が発注した橋梁工事の三分の一以上が、九五%以上の高い落札率だったことが二十二日、分かった。談合組織に加入しないメーカーが参加した入札に限り、落札率は約七〇%と大幅に下がっていた。「落札率が九五%を超える入札は、談合の疑いが強い。検査後も談合が続いていた」と話す関係者もおり、組織の結束力の強さと悪質さを指摘する声も出ている。
 関東地方整備局で昨年十月から今年三月にかけて、一般競争入札や指名競争入札が実施された橋梁工事は計十五件。それぞれの落札率は九五%以上が六件、九〇%以上九五%未満六件、八五%以上九〇%未満が二件、約七〇%が一件だった。
 突出した低落札率となった入札には、業界で「アウトサイダー」と呼ばれる、談合組織の「K会」「A会」に加入しない福島県の橋梁メーカーが参加。このメーカーは談合組織の受注調整に応じなかったとされ、工事は七〇・一八%の落札率で談合組織のメンバー会社が落札していた。
 また、東京都が今年一月までの三年間に発注した橋梁の建設や補修工事でも、大阪府などの橋梁メーカーが参加した入札では、六割を切る落札率だったり、適正な工事を維持できる最低制限価格を下回る応札で落札できなかったりと、「アウトサイダー」が参加した入札では、いずれも価格競争になっていた。
 業界関係者は「競争原理が働けば、落札率は八〇%前後。九五%を超えれば談合の疑いが極めて強い」と指摘する。
 談合組織は、組織内で順番に落札業者を決めていたが、アウトサイダーの参加した入札では、落札価格を極端に下げて妨害工作をし、落札会社の赤字分は別の工事を優先的に受注させ、穴埋めしていたという。
こういう記事が産経新聞に載ったわけです。各紙もこのようなことは報道しております。
 こういった事例を参考にして、二つの議案についての落札率を見ていきましょう。議案六十号の総合運動場が九八・九〇%、第六十一号の経堂図書館が九九・〇二%であります。数値から言うと、業界筋に言わせれば談合ということになります。二つの事案について談合の蓋然性は極めて高い。業界筋では談合であると判断するのが常識だということになります。指名競争入札としたことにも大いに疑義があります。
 こういった事案について、行政や議会は徹底調査を尽くすべきであります。委員会でも各委員から疑惑が提示されていたことは、先ほどの報告でも明らかであります。そういった徹底調査もなく、野方図に承認を与えてよいと私は考えません。
 区立経堂図書館について言いますと、この図書館は小田急線の連続立体交差事業でできた高架下につくるということになっております。落札者は小田急建設、落札率が九九・〇二%です。競争入札で行うというのならば、小田急関連企業は入札参加を遠慮するというのが、企業に課せられた最低の倫理ではないでしょうか。
 また、そもそも図書館を小田急線の高架下につくるということ自体に私は反対であります。最近、高架下に保育園を誘致したり、高架下の利用をそのことによって積極宣伝している嫌いがあります。しかし、高架はやはり高架であります。そこに預けられた保育児はかわいそうであります。にぎわいのある図書館というコンセプトを、世田谷区は今度の図書館について語り、そういったコンセプトを掲げたと聞いておりますが、それこそ根本的に間違っていると思います。やはり図書館は静かに本を読むところではないでしょうか。立地に問題があると言わざるを得ず、建設自体に反対いたします。
 以上、議案四件についての反対討論といたします。
○菅沼つとむ 議長 以上で木下泰之議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。
 これより採決に入ります。本五件を四回に分けて決したいと思います。
 まず、議案第五十七号についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
 本件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって議案第五十七号は委員長報告どおり可決いたしました。
 次に、議案第五十八号についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
 本件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって議案第五十八号は委員長報告どおり可決いたしました。
 次に、議案第五十九号についてお諮りいたします。
 本件を委員長報告どおり可決することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって議案第五十九号は委員長報告どおり可決いたしました。
 次に、議案第六十号及び第六十一号の二件についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
 本二件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって議案第六十号及び第六十一号の二件は委員長報告どおり可決いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第六から
△第八に至る三件を一括上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第六 議案第六十二号 世田谷区立区民斎場条例の一部を改正する条例外議案二件
○菅沼つとむ 議長 本三件に関し、区民生活委員長の報告を求めます。
   〔十六番西崎光子議員登壇〕(拍手)
◎区民生活委員長(西崎光子 議員) ただいま上程になりました議案第六十二号から議案第六十四号に至る三件につきまして、区民生活委員会における審査の経過とその結果についてご報告いたします。
 本三件は、地方自治法の改正に伴い、指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う業務の範囲等を定めるため提案されたものであります。
 初めに、議案第六十二号「世田谷区立区民斎場条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「選定基準では、業務を行う能力が十分にあっても、実績がないと選定されないこととなっており、実際にどういう業者が手を挙げるのかが注目される。選定に至る経緯や理由については、区民が納得できるよう透明性を確保することを要望し、賛成する」、公明党より「みどり会館は唯一の区立斎場であり、我が会派は、これまでも駐車場や利用時間に対する区民の声、ワンパック料金の設定、祭壇の設置などの要望を委員会等を通じて訴えてきた。指定管理者制度へ移行しても、所管課で検討してきたこうした諸課題を指定管理者に引き継ぐことを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十二号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第六十三号「世田谷区立区民会館条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 委員会ではまず、現在の管理委託業務に加え、新たに追加された業務があるのかが問われたのに対し、理事者より、教育、文化等の振興を図るための事業に関する業務をつけ加えたとの答弁がありました。
 さらに、追加された業務の「教育、文化」という文言が抽象的であることから、選定に当たって留意すべき点が問われたのに対し、理事者より、選定委員会で事業者から提出された事業計画書を詳細に審査していくとの答弁がありました。
 また、指定管理者制度の導入に当たって、民間事業としての採算性と区民利用施設であるという公共性とのバランスをどう図っていくのかが問われたのに対し、理事者より、指定管理者が勝手に業務を実施していくことはない。あくまでも区が決めた枠内で業務が行われる。利用承認などにおいても、公共施設としての公平性は確保されるとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「選定に当たっては透明性を確保し、区民のだれもが納得できる業者を選定することを要望し、賛成する」、公明党より「指定管理者の選定は公募が原則であることから、選定の過程が特に注目される。選定委員会については、条例には規定されないが、選定委員会のあり方が特に重要な要素となる。外部からの委員の登用など、選定委員会がきちんとその機能を果たせるような人選を強く要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十三号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第六十四号「世田谷区立区民センター条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 委員会では、まず指定管理者の選定に当たって、公募としない場合の特別な事情とは具体的に何かが問われたのに対し、理事者より、コミュニティーの形成という区民センターの設立目的が達成されるためにはどのような団体が一番ふさわしいかという点を考慮しなければならない。公募とするのか、特別な事情により非公募とするのかは、それぞれ個別の事情を勘案しながら現在検討中であるとの答弁がありました。
 また、指定管理者制度への移行を契機に、区民センターの機能がより活性化するよう、指定管理者のレベルアップをどう考えるかが問われたのに対し、理事者より、区民センターは、地域特性もあり、一律の管理は難しく、これまでも各地域の運営協議会に管理を委託してきた。今後、指定管理者からの事業計画書などを精査し、適正な運営を確認していくとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「区民センターの設置目的であるコミュニティーの形成の必要性が再認識されており、基本計画等の中でも区民参加が再び強調されている。区民センターは災害時には地域の避難所となる施設でもあり、地域防災という視点からも、日ごろからの運営が重要となる。こうした意味からも、これまで地域住民がかかわってきた力を十分に生かし、さらに充実させることができるよう、NPOの登用なども視野に入れ、選定に留意することを要望し、賛成する」、公明党より「区民センターの指定管理者としては、従来からの運営協議会を指定する方向性が示されたが、行政と運営協議会との間で制度に対する意識のずれがあってはならない。制度の導入に当たっては、どうしたら施設を区民のために有効活用できるのかが重要であり、区民センターは特にそれが大切な要素となる。それぞれの運営協議会が新たなスタートであることを認識し、創意工夫を図ることを期待するとともに、行政の十分な指導を要望し、賛成する」、せたがや政策会議より「区民センターがより地域の中に密着し、地域コミュニティーの醸成が図られるためには、指定管理者の役割が重要であるとともに、それを選定し指導する行政の力量も求められる。双方のレベルアップを図ることを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十四号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 以上で区民生活委員会の報告を終わります。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上で区民生活委員長の報告は終わりました。
 これより採決に入ります。本三件を一括して決したいと思います。
 お諮りいたします。
 本三件を委員長報告どおり可決することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって議案第六十二号から第六十四号までの三件は委員長報告どおり可決いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第九から
△第十三に至る五件を一括上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第九 議案第六十五号 世田谷区立厚生会館条例の一部を改正する条例外議案四件
○菅沼つとむ 議長 本五件に関し、福祉保健委員長の報告を求めます。
   〔五十一番板井斎議員登壇〕(拍手)
◎福祉保健委員長(板井斎 議員) ただいま上程になりました議案第六十五号から第六十九号に至る五件につきまして、福祉保健委員会における審査の経過とその結果についてご報告いたします。
 これらの議案中、議案第六十五号から第六十八号に至る四件は、いずれも地方自治法の改正に伴い、指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う業務の範囲を定めるため提案されたものであります。
 初めに、議案第六十五号「世田谷区立厚生会館条例の一部を改正する条例」及び議案第六十六号「世田谷区立老人会館条例の一部を改正する条例」の二件について一括して申し上げます。
 委員会では、まず指定管理者の個人情報の取り扱いや職員の勤務体制などを審査する規定が具体的に整備されているのかが問われたのに対し、理事者より、個人情報の管理及び保護に関する事項については個人情報保護条例が適用されるため、今回、条例には含めていないが、指定管理者との協定書の中に秘密保持の義務規定を盛り込む。あわせて、事業報告の提出を義務づけることにより、勤務体制などの実態把握を行っていくとの答弁がありました。
 また、不適切な運営を行った指定管理者に対する罰則規定の有無が問われたのに対し、理事者より、指定管理者が区の指示に従わない場合や管理を継続することが適当でないと認めるときには、自治法により指定を取り消すことができることから、その旨、協定書の中に盛り込むことを予定しているとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「今回の指定管理者導入に係る議案で他の所管でも問題になったが、今後、民間企業が参入してくる際に、外郭団体と同列に扱うことや、選定経過の透明性を確保することを要望し、賛成する」、せたがや政策会議より「今後、区と情報を共有しやすかった外郭団体との契約よりも、純然たる民間との契約が多くなってくる。民間では正式に契約が決まらなければ動けず、準備もできないという事態も想定される。特に福祉施設においてはスタート時点からしっかり運営しなければならず、半年前ぐらいから決めておかないと、スムーズな移行ができないことも考えられる。請け負った業者が契約上業務ができないということがあってはならないということに十分留意し、場合によっては補正予算で前倒しするなど柔軟な対応を要望し、賛成する」、日本共産党より「民間との契約ということで、公の仕事を行うのにふさわしい業者なのかどうか、常に区民に見えるような透明性を担保すべきである。そのために、契約を結ぶときの区との協定書の中に審査規定をきちんと盛り込んでいくことを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十五号及び第六十六号の二件は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 また、議案第六十七号「世田谷区立老人休養ホーム条例の一部を改正する条例」については、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 続いて、議案第六十八号「世田谷区立身体障害者デイサービスセンター条例の一部を改正する条例」については、理事者の説明後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「福祉分野での指定管理者制度の導入に当たっては、障害者や高齢者あるいは子どもにかかわる施設なので、サービスの質の低下を招かないよう、特に気をつけなければならない。候補者の適性を精査し、選定経過の透明性を確保するとともに、地域にしっかりと配慮することを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第六十八号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第六十九号「世田谷区在宅介護支援センター条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、奥沢在宅介護支援センターの位置を変更するため提案されたものであります。
 委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第六十九号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 以上で福祉保健委員会の報告を終わります。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上で福祉保健委員長の報告は終わりました。
 これより採決に入ります。本五件を一括して決したいと思います。
 お諮りいたします。
 本五件を委員長報告どおり可決することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって議案第六十五号から第六十九号までの五件は委員長報告どおり可決いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第十四から
△第二十三に至る十件を一括上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第十四 議案第七十号 世田谷区立公園条例の一部を改正する条例外議案九件
○菅沼つとむ 議長 本十件に関し、都市整備委員長の報告を求めます。
   〔十二番羽田圭二議員登壇〕(拍手)
◎都市整備委員長(羽田圭二 議員) ただいま上程になりました議案第七十号から議案第七十九号に至る十件につきまして、都市整備委員会における審査の経過とその結果についてご報告いたします。
 初めに、議案第七十号「世田谷区立公園条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、中町二丁目北公園を設置するため提案されたものであります。
 委員会では、まず当該公園の管理方法等について問われたのに対し、理事者より、区が管理していくことになるが、清掃などの具体的な実施方法、スケジュールなどに関しては、今後詳細を詰めていくとの答弁がありました。
 続いて、公園へのトイレやベンチ類の設置基準について問われたのに対し、理事者より、今回の公園はマンション建設に伴い設置されるものであるが、こうした開発行為に基づく公園については、関係法令により、その規模等に応じて附帯設備等の設置基準などが定められているとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「現場を見たところ、この公園はマンションの南側に設置されており、日当たりはよさそうであるが、若干、木が込み合って植栽されている印象を受けた。より多くの方に利用されるよう、公園管理を十分に行っていくことを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第七十号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第七十一号「世田谷区福祉のいえ・まち推進条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、特別特定建築物の建築等における義務等を定めるとともに、規定の整備を図るため提案されたものであります。
 委員会では、まず今回の改正により基準に合わせた整備が義務化される建築物の件数が問われたのに対し、理事者より、これまでの状況を踏まえると、年間件数として、共同住宅では約八十件、それ以外の建築物では約五十件と見込んでいるとの答弁がありました。
 また、整備基準を満たした建築物を明確化していくための対応について問われたのに対し、理事者より、建築物の所有者または管理者から適合証の交付申請が出されれば検査を行うことになっており、整備基準に適合していると認められれば、シール状の適合証を交付することになっているとの答弁がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第七十一号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第七十二号「世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する条例」、議案第七十三号「世田谷区立特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例」及び議案第七十五号「世田谷区立高齢者借上げ集合住宅条例の一部を改正する条例」の三件について一括して申し上げます。
 本三件は、地方自治法の改正に伴い、指定管理者の指定の手続及び指定管理者が行う業務の範囲等を定めるため提案されたものであります。
 委員会ではまず、住宅管理に関する指定管理者制度の導入に当たり、国から出された通知内容について問われたのに対し、理事者より、平成十六年三月末において国土交通省より通知が出されている。その内容は、公営住宅での入居者選考に関する事務は、所得状況や家族構成などプライバシー保護の重要性から、事業主体となる行政等の事務とするべきというものであるとの答弁がありました。
 続いて、民間企業が指定管理者となった場合において、行政側に入居者選考に関する事務が残る中での効率性の確保や、入居者からの福祉的相談への対応などへの取り組みが問われたのに対し、理事者より、住宅管理については民間のノウハウや活力を生かせると判断し、指定管理者の業務範囲に位置づけている。実施に当たっては、指定管理者と基本協定を結んだ上で契約内容を詳細に決めていくことになるが、その中で、居住者が必要とする福祉的サービスを的確に受けられるよう相談機能等を確保するとともに、さらに住宅管理事務全体において効率性を確保していくため、密接な連携に努めていきたいとの答弁がありました。
 また、各条例の附則において、当該施設の管理を受託している者から指定管理者の指定の申請があった際には候補者として選定できる経過措置を設けた理由と、指定管理者の指定を公募によらない場合の特別な事情について問われたのに対し、理事者より、住宅については居住者の安定的生活や安心を確保することが重要であり、従前の管理者の実績を認めるべき要素が大きいと判断し、申請があれば、厳正な審査の上、指定管理者の候補者として選定できる経過措置を設けている。また、特別な事情とは、例えば住宅が隣接していることなどにより、既存住宅の管理者が行うことで著しく効率性が確保される場合を初め、建てかえや諸事情等により指定期間が短期間となってしまう場合などが想定されるとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「事業者選定に当たっては、透明性、公平性を確保しつつ慎重に行うこと、また、居住者のプライバシー保護を確実に担保していける管理者を選定することを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第七十二号、議案第七十三号及び議案第七十五号の三件は全員異議なくそれぞれ原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第七十四号「世田谷区立子育てファミリー借上げ住宅条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、子育てファミリー借上げ住宅の管理委託を廃止するとともに、規定の整備を図るため提案されたものであります。
 委員会では、今回の条例改正により、これまでの管理委託から区の直営業務となることが確認された後、採決に入りましたところ、議案第七十四号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第七十六号「世田谷区自転車条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 本件は、経堂北自転車等駐車場及び成城東自転車等駐車場を廃止するため提案されたものであります。
 委員会では、まずそれぞれの自転車等駐車場を廃止するに当たっての区民への周知状況が問われたのに対し、理事者より、経堂北自転車等駐車場については、既に利用者等へ一部周知しているが、今後、廃止までの二カ月半の期間の中で、さらに周知徹底していきたいとの答弁がありました。
 続いて、今回の区立自転車等駐車場を廃止する理由が問われたのに対し、理事者より、両施設とも小田急自転車等駐車場のオープンに伴い廃止するものである。さらに、経堂については駐車場敷地の賃貸契約期間が切れること、一方、成城については、新たにオープンする小田急駐車場がより駅に近く、利便性が高いことから、当該駐車場の利用者減少が見込まれることも要因となっている。また、それぞれの周辺地域における自転車等の収納スペースは、当該駐車場を廃止しても十分に足りると認識しており、今後とも基本的には鉄道事業者に設置してもらうことを第一に考え取り組んでいきたいとの答弁がありました。
 また、民間自転車等駐車場の継続的経営を確保していくための区の取り組みについて問われたのに対し、理事者より、民間に公的な自転車等駐車場施設を将来にわたって維持経営してもらうという観点からは、まず利益を上げてもらうことが必要であると考えている。区としては、これまでも民間設置者との連携を強化し、民間駐車場も含め、その利用促進策に取り組んできている。しかし、民間企業の諸事情により駐輪施設が廃止されるケースも当然想定される。鉄道事業者については、自転車法において駐輪施設設置への協力義務が規定されており、そうした事態が予測される場合は、必要に応じて施設運営の継続について強く働きかけていきたいと考えているとの答弁がありました。
 そのほか、小田急電鉄に対し、利用者の利便性に配慮した料金設定にしていくよう働きかけていくことが要望された後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「当該施設を廃止することの周知を初め、自転車を放置している区民への啓発など、さまざまな媒体の活用を通じて丁寧に区民へPRしていくことを要望し、賛成する」、公明党より「基本的には民間にできることは民間にお願いするという方向は正しいと考えている。放置自転車問題は区民の困り事の中でも何年も上位を占めている大きな問題であり、その解消に向けて駐輪場などを設置していくことはもちろんであるが、より使いやすいものにしていくことが大切である。使いやすさというのは、場所的な要件もあるが、料金体系も重要な要素である。民間事業者の立場を考えると、採算性という観点からさまざまな価格が設定されることは当然であるが、区内においてはある程度均一性を保っていくことへの努力を要望し、賛成する」、無党派市民より「町に自転車があふれているという状況の中で、駐輪場を廃止すること自体に疑問がある。単に自転車を邪魔者扱いにすることではなく、積極的な利用という観点から、駐輪場については使い勝手をよくしつつ、きちんと整備していくべきである。また、鉄道会社に駐輪場等の設置に向けた努力義務があるということであるが、下北沢駅周辺を初め他の駅でも、さらに他の鉄道事業者に対しても、駐輪場等の設置を積極的に働きかけていくべきである。今回の施設廃止に関しては、住民に対して十分な説明もなく、また、区立との利用料金の格差是正をすることもなく、値段の高い小田急駐輪場を利用させることになるものであり、反対する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第七十六号は賛成多数で原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第七十七号「世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定」について申し上げます。
 本件は、自転車等駐車場の指定管理者の指定を行うため提案されたものであります。
 委員会では、理事者の説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第七十七号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第七十八号「特別区道路線の認定」及び議案第七十九号「特別区道路線の変更」の二件について一括して申し上げます。
 本二件は、道路法の規定に基づきそれぞれ提案されたものであります。
 委員会では、議案第七十九号の当該路線周辺の土地の状況などが問われたのに対し、理事者より、以前は国の公務員宿舎であったが、現在は民間企業に売却されていると聞いているとの答弁がありました。
 その後、意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「議案第七十九号は道路線形が改善されるものであり、乗用車等の通過速度が高まることが予想されることから、その抑制策を講じることを要望し、賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第七十八号及び議案第七十九号の二件は全員異議なくそれぞれ原案どおり可決と決定いたしました。
 以上で都市整備委員会の報告を終わります。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上で都市整備委員長の報告は終わりました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき発言を許します。
 二十五番岸武志議員。
   〔二十五番岸武志議員登壇〕(拍手)
◆二十五番(岸武志 議員) ただいま上程となりました議案第七十六号「世田谷区自転車条例の一部を改正する条例」案に反対する立場から意見を述べます。
 本件は、経堂駅の北側に一カ所しかない人気の高い区営の自転車等駐車場を八月末までには廃止することを決めようとするものです。この駐輪場は申し込みも多く、数カ月から一年も待たされるという状況が続いてきておりました。廃止によって、通勤や通学で多くの区民が利用している月ぎめ利用はどうなるのでしょうか。
 一つは、駅から遠くなってしまうということです。小田急の第三駐輪場には月ぎめのあきがありますが、改札口から駅の反対側まで移動しなければならなくなります。また、改札口までの距離も、現在の百五十メートル弱から二百メートル以上に遠くなってしまいます。朝の忙しい時間帯に通勤や通学の所要時間がふえてしまうのです。料金も千八百円から二千百円になります。区営にはある学割や障害者割引も小田急の駐輪場にはありません。結局、現在より遠くて高い駐輪場しか選べないことになります。利用者に不便を強いることになります。
 放置自転車の解決のためには利用しやすい駐輪場が欠かせません。当該駐輪場は駅北側から来る利用者にとって使いやすい貴重なものです。廃止するべきではありません。議案七十六号に反対いたします。
 また、区が小田急電鉄に対し、学割、障害者割引、日ぎめ百円といった、区営駐輪場に合わせた運営をするよう求めることを要望いたします。
 次に、議案第七十九号「特別区道路線の変更」について反対の立場から意見を述べます。
 本件は、池尻四丁目の国の公務員住宅の跡地に大規模な集合住宅を建設する開発と一体の道路のつけかえです。土地は既に民間企業に売却されております。現在、この場所は公務員住宅を撤去した跡で、埋蔵文化財、騎兵山遺跡の発掘調査を十月末までの予定で行っています。旧石器時代から縄文・弥生時代の人の生活の跡が出土しているそうです。
 今回の区道変更の議決は、開発申請に先立って、都市計画法三十二条に基づく公共施設管理者との協議と同意を得るためのものであり、開発行為と一体のものです。道路の変更が妥当であるかどうかは、このマンション建設計画がどのようなものであり、区民にどのような影響を与えるのか、検討が必要です。
 このマンション建設が、一万平米の広大な敷地に地上十四階地下二階の大型マンションを建設すること、この土地はがけの上に位置し、がけ下から見ると大変巨大なものになりかねないことなど、周辺に与える影響が大きいことが予想されます。しかし、周辺の住民に対して遺跡調査工事の説明会は行われたものの、建設計画についての住民説明会が十分行われているとは言いがたい状況です。
 巨大マンションの相次ぐ建設が世田谷の住環境に重大な影響を与えています。法にのっとっているからといって周辺住民の声も聞かずに開発を許していくと、世田谷の住環境は壊されてしまいます。本件は、住民の十分な合意を得ていない大型開発と一体であり、反対いたします。
○菅沼つとむ 議長 以上で岸武志議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。
 これより採決に入ります。本十件を三回に分けて決したいと思います。
 まず、議案第七十号から第七十五号まで及び第七十七号、第七十八号の八件についてお諮りいたします。
 本八件を委員長報告どおり可決することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって議案第七十号から第七十五号まで及び第七十七号、第七十八号の八件は委員長報告どおり可決いたしました。
 次に、議案第七十六号についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
 本件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって議案第七十六号は委員長報告どおり可決いたしました。
 次に、議案第七十九号についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
 本件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって議案第七十九号は委員長報告どおり可決いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第二十四から
△第二十六に至る三件を一括上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第二十四 議案第八十号 世田谷区立総合運動場条例の一部を改正する条例外議案二件
○菅沼つとむ 議長 本三件に関し、文教委員長の報告を求めます。
   〔一番新川勝二議員登壇〕(拍手)
◎文教委員長(新川勝二 議員) ただいま上程になりました議案第八十号から議案第八十二号に至る三件について、文教委員会における審査の経過とその結果についてご報告いたします。
 本三件は、地方自治法の改正に伴い、指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う業務の範囲等を定めるため提案されたものであります。
 初めに、議案第八十号「世田谷区立総合運動場条例の一部を改正する条例」、議案第八十一号「世田谷区立千歳温水プール条例の一部を改正する条例」の二件について一括して申し上げます。
 委員会ではまず、スポーツ振興財団が「指定管理者に係るプロポーザル提案書の提出について」という文書を業者あてに出したかどうかの事実確認に加え、それに対する教育委員会の考え方と対応について問われたのに対し、理事者より、この事実については六月八日の夕方に確認した。その意図は、スポーツ振興財団が財団自身の競争力を強化し、経営改革を行うために、マネジメントについてシンクタンクとしての提案を業者に求めたものであり、下請業者等を決めようという意思は全くなかったものであるが、業者に通知した文書の表現の中に「指定管理者」という言葉、あるいは「プロポーザル」といった表現が誤解を招く内容となっており、六月九日の朝に、この選定作業そのものを凍結するよう指示を出したとの答弁がありました。
 一方、今回のスポーツ振興財団の行為は、財団が民間に負けないよう財団を改革し、指定管理者の指名を受けようとして努力した結果であるとも思え、むしろ評価すべきとも考えるが、そういう評価ではなく、単に文言が誤解を招くからということで作業を凍結したのかと問われたのに対し、理事者より、財団の職員は指定管理者制度について非常に危機感を感じており、民間と競争できるような体質に変えていこうという意図で行ったことである。管理、監督する教育委員会としても、経営の改善を図り、民間と競争できるような体質に変えてほしい旨のことは指導してきた。今回の方法については誤解を招く結果となったが、方向性としては間違っていないとの答弁がありました。
 また、特別な事情で公募とせず、指名する場合はだれがどのような形で選ぶのか、また、経過措置の三年後には公募になるのかどうかが問われたのに対し、理事者より、現在受託している事業者が引き続き申し出た場合でも、事業計画書等、条例、規則で定めた書類の提出を求めた上で選定委員会が審査する。三年間の間には、区と財団の役割や財団の運営、公の施設において、いかにサービスをアップして維持管理も行っていくかということについても、当然判断をしていかなければならないとの答弁がありました。
 続いて、財団が通知した内容など透明性に疑問がある中で、この条例を今回提案しなければならない理由が問われたのに対し、理事者より、今回提案した条例については、指定管理者制度導入に当たっての業務の範囲、指定の手続、管理の基準といった、いわば枠組みを決めるものであり、管理者の選定等については、今後、第四回定例会で審議をいただく予定であるとの答弁がありました。
 また、不信感を募らせる結果となったこの通知の発信日や、その業者数及び業者への対応が問われたのに対し、理事者より、通知が発送されたのは五月二十日であり、業者については八社である。特定の業者を優遇するものではないということについては、財団が責任を持って説明するとの答弁がありました。
 さらに、今回の条例改正の中身は民間の活用を図るというものであり、指定管理者を目指す各業者はそれに向けて経営努力をしているというとらえ方ができるのではないかと問われたのに対し、理事者より、スポーツ振興財団は、将来を見通した中で、マネジメントを強化しながら経営努力を進めているものと考えている。区としても、今後とも透明性を確保しながら適切な指導をしていきたいとの答弁がありました。
 また、財団の作業を凍結したことは間違いを認めたからではないか。教育委員会として、今後どのように対応していくのかがただされたのに対し、理事者より、通知文の内容や表現が非常に不適切で誤解が生じ、不安を募らせた業者もいるという事実に対して、作業そのものを中止しなければ誤解から生じた不安を払拭することはできないと判断し、凍結ということを決めた。スポーツ振興財団については、区が設立した団体であり、指導、監督をやっていかなければならない。また、これらの経過等については調査し、一カ月以内にてんまつを報告するとの答弁がありました。
 意見に入りましたところ、自由民主党より「指定管理者制度とは、多様化した住民ニーズをより効果的に対応するために考えられたもので、民間に移行することが主なものであり、この議案は骨格をなすものである。賛成する」、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「指定管理者制度導入に反対するものではないが、透明性を確保し、公正に進めていくことが重要であり、区民にきちんと説明できなければいけないと考える。今回の問題をきちんと整理してから上程すべきとも思うが、きちんと調査をして一カ月以内に報告をもらい、スポーツ振興財団からきちんと業者に対しての説明責任を果たしていくことを守っていただき、今回の条例については制度の問題、中身なので、賛成する」、公明党より「指定管理者の法案が通った段階から、議員への働きかけ、行政と業者の癒着の問題、あるいは外れた業者の足の引っ張り合い、内部告発等、危惧することがある。そういう意味で、選定委員会のメンバー構成も含めて納得できるような選定をすべきであり、スポーツ振興財団については特に慎重にやってもらうということを申し上げ、賛成する」、せたがや政策会議より「官から民への道筋をつけるための条例改正と理解している。初めに第三セクターありきという考えはぜひなくしてもらい、区民にわかりやすい改正にしていただきたいということを要望し、賛成する」、レインボー世田谷より「疑惑が解消されたとは思えず、一区民として不安である。透明性の確保がなければ不安は解消されたとは言えない。指定管理者の制度は官から民へという流れの中で、癒着の問題や利用者のプライバシーをどう守るかなど、十分配慮すべき点がある。あわせて、利用者のためにしっかりと透明性の確保をお願いする。骨組みとしての条例については賛成する」、無所属より「民間に移行する際にはいろいろと大変だと思うが、区民にわかりやすい選定作業をしてもらうのが一番大事である。条例については賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第八十号及び議案第八十一号は全員異議なくそれぞれ原案どおり可決と決定いたしました。
 次に、議案第八十二号「世田谷区立地域体育館・地区体育室条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
 委員会では、対象となる地域体育館、体育室の数、その数の少なさに対する認識に加え、現在の管理者などについて問われたのに対し、理事者より、地域体育館は尾山台の一カ所で、地元の運営協議会、体育室は北烏山、上馬の二カ所で、自治会等が管理している。また、地域の体育関係の施設については、小学校、中学校の体育館を施設開放して使っていただき、施設の有効活用を基本とした方針で進めていくとの答弁がありました。
 また、指定管理者制度を導入するに当たり、既に地域の方々と話し合っているかが問われたのに対し、理事者より、経過措置も含めて情報提供している。北烏山体育室からは、来年度以降辞退したい旨の申し入れがある。それ以外の二カ所については現在検討中で、正式な返事はもらっていないが、引き続き管理を行っていただける意向だと理解しているとの答弁がありました。
 意見に入りましたところ、民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合より「地域の大事な拠点であり、地域に根差した施設であることも十分配慮した上で進めていくことを要望し、賛成する」、公明党より「区民利用施設については、さまざまな問題、トラブルが生じている話も聞いている。地域、地区の拠点となる施設なので、利用者が公平に安心して使えるよう十分配慮するということを要望し、賛成する」、せたがや政策会議より「体育施設は不足しており、区内の民間スポーツ施設とも契約するなど、区民が使えるようにしてもらいたいということを要望し、賛成する」、レインボー世田谷より「地域の体育施設であり、運営協議会も思いはあると思う。ぜひ地域に根差した視点が尊重されることをお願いし、賛成する」、無所属より「体育館はけやきネットでスムーズにいかない場合もある。辞退したところは仕方がないが、地域に根差した体育館なら、地域の方にやっていただくのが一番だと思う。条例には賛成する」との表明がありました。
 引き続き採決に入りましたところ、議案第八十二号は全員異議なく原案どおり可決することに決定いたしました。
 以上で文教委員会の報告を終わります。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上で文教委員長の報告は終わりました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき発言を許します。
 四十八番木下泰之議員。
   〔四十八番木下泰之議員登壇〕
◆四十八番(木下泰之 議員) 議案第八十号及び議案第八十一号について反対討論を行います。
 議案第八十号は区立総合運動場条例の一部を改正する条例、八十一号は世田谷区立千歳温水プール条例の一部を改正する条例であります。いずれも、これまで区立総合運動場及び千歳温水プールは、条例に基づきスポーツ振興財団に管理運営が委任されていたものであります。
 先ほど委員会報告の中でも触れられておりましたが、スポーツ振興財団は、条例改正案が提出され可決されることを前提に、「指定管理者制度に係るプロポーザル提案書」の提出を事業者に行わせております。この事態が事前に発覚し、教育委員会はスポーツ振興財団のこの行為を凍結させるという措置をとったことは、議案提出の際の民主党議員の質疑によって明らかになり、教育委員会はこの失態をわびております。
 指定管理者制度の導入は、硬直化した自治体やその外郭団体による硬直した管理を、民間の活力を導入することにより、より低廉で効率とサービスが向上できるようにするためにと称して導入を行うものであります。
 そのとおりであれば、なるほどよいことでありましょう。私は何でもかんでも民営化を図るということには反対ですけれども、区の施設管理について、特殊なものについては保留いたしますが、一般的には民間の力を導入することには賛成であります。やる以上は公正な競争が前提であります。願わくは指定管理者制度が役人の新たな利権を生むものではなく、サービス向上に役立つものであればと願うものであります。
 そういった立場からいって、今回のスポーツ振興財団のとった態度は言語道断、決して許されるものではありません。スポーツ振興財団の責任者は責任をとるべきでありますし、監督不行き届きの教育委員会も責任をとるべきです。外郭団体としてのあり方も見直しを抜本的に行うべきであると思います。
 スポーツ振興財団は、前身の体育協会の時代から、会長による五百万円使い込みの前科もあります。この際、ぜひ徹底した責任追及や処断の措置をとることを、この壇上から要求したいと思います。
 また、今回の事態が発覚したからには、スポーツ振興財団は両条例案にある経過措置の対象や既存管理団体としての優遇措置からは外すべき対象であり、条例案についても、このことに考慮して修正するべきであったと考えるものであります。あのような醜悪な事態を経ても経過措置や優遇措置にあずかるという条例案を通すことはいかがなものかと私は思います。したがって、議案第八十号の区立総合運動場条例の一部を改正する条例、八十一号の世田谷区立千歳温水プール条例の一部を改正する条例に反対いたします。
○菅沼つとむ 議長 以上で木下泰之議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。
 本三件を二回に分けて決したいと思います。
 まず、議案第八十号及び第八十一号の二件についてお諮りいたします。採決は起立によって行います。
 本二件を委員長報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって議案第八十号及び第八十一号の二件は委員長報告どおり可決いたしました。
 次に、議案第八十二号についてお諮りいたします。
 本件を委員長報告どおり可決することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって議案第八十二号は委員長報告どおり可決いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第二十七を上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第二十七 世田谷区農業委員会の選任委員の推薦
○菅沼つとむ 議長 本件は、現農業委員の任期が来る七月二十九日をもって満了するため、農業委員会等に関する法律第十二条第二号の規定に基づき、区長から後任の推薦の依頼があったものであります。
 お諮りいたします。
 本件につきまして、議長において指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって議長において指名することに決定いたしました。
 それでは、小畑敏雄議員、原田正幸議員、平山八郎議員の三名を指名いたします。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき、発言を許します。
 四十九番下条忠雄議員。
   〔四十九番下条忠雄議員登壇〕
◆四十九番(下条忠雄 議員) 農業委員会の選任委員の推薦に、平山八郎さん、小畑敏雄さん、原田正幸さん、この人を一人ずつというふうに言うと角が立つので、とりあえず反対して、意見を申し上げます。
 農業委員の数は二十名で、農家の方で選挙で選ばれる方が十五名、それからJAからの推薦の人が二名、それから議会の推薦、この人たちが三名、こうなっているわけですね。仕事の内容は、農地の転用の審査だとか諸証明の発行というふうに聞いております。月大体一回、大体二時間弱ということです。そういうことかな。
 それで、一つは、農業委員会等に関する法律の第十二条で、市町村長は――これは区長ですな。次の各号に掲げる者を選任しなければならない、こうなっておりまして、その二号に「議会が推薦した農業委員会の所掌に属する事項につき学識経験を有する者四人以内」、条例でこれは三名と決めているんだね。学識経験を有する者というと非常に難しいんですよね。このお三方が学識経験を有するかどうか、私はわからない。ちゃんとそういうことはどこかできちっとしてもらわなくちゃ困るんだな。それが第一点。
 第二点は、議員は議会活動に専念すべきということで、私は、外郭団体だとか区長の附属機関の委員、これはやめるべきだと。それから費用を少なくしろ、費用というか報酬だな。これは前には二万円だとか二万何千円なんていうのがあったけれども、これは原則、費用弁償六千円だけになった。それから、区長が今度来て、議員をそういう外郭団体だとか区長の附属機関の委員にすることはかなり切ったわけですよね。これは大変評価します。
 ところで、この農業委員だけれども、世田谷区の農業委員、平の農業委員の報酬は月額二万九千円ということです。これに費用弁償がつくんだね。そうすると三万五千円になる。月一回、二時間程度、一時間ぐらいかな。そうすると、大変なおいしい報酬になるんだね、これは言いたくないけれどもね。
 この間、学校警備員の一昼夜の勤務で六万円という話があったね。それに比べても、これは二時間弱でだよ、三万五千円というのは年四十二万、これは大変おいしいポストですよ。言うなれば利権ポストだ、これは利権ポスト、ということになっております。
 それで、前に、平成十四年の六月二十日か、このときに平山さんと小畑さんと荒木さんがずうっとこれをやっていたんだよね。この一部の議員がこういうおいしいポストだけを独占しているのはおかしいんじゃないかと私が言ったら、その後、平成十五年の五月か、途中でかわったからね。選挙があって、この人たちはやめた。そうしたら、今度、鈴木昌二さん、山内彰さん、あべ力也さん、民主党まで入っていた。もうこれは改革だと思った、改革。私が一発投げたら波紋がこういって、もうこれで得した人もいるんだな。
 そういうことだけれども、今度、また平山さん、小畑さんが復活してきた。平山さんは、聞くところによると十二年九カ月、この間やっているんですよね。小畑さんが七年と十一カ月、原田さんが一年と十一カ月、非常にこれは少ないわね。
 そうすると、こういうおいしいポストをこの人たちがまたいただくというのは、私はひがみ根性じゃないけれども、声の大きい人がとっちゃうというのは、どうも議会内の民主主義、議会の中の民主主義、これに反するんじゃないかと思うんです。だから、私は、平山さん、小畑さんについては、これはちょっといかがなものかと思いますよ。これはぜひ良識がある人だったら、私はこれはならない、辞退するんじゃないかと思うんだね。おれは力があるから何でも全部いただいちゃうというのは、こういうものは私は許せないんですよ。私の性格上許せない。だから、これは反対だ。
 それからもう一つは、この間は民主党がいたけれども、自民党が三人なんだね。それで、自民党の議員だけがこれを独占しているんですよ、大体がずうっとね。新聞によると、今度、都議会議員の選挙がありますが、自民党のある都議が、農民票を固めたある人が有利に闘っているということが書いてあった。そうすると、自民党と農業団体、農家との癒着というのが私はあるんじゃないかと思いますよ。そういうことで、自民党がこれを力によって、数が多いから、それでとっているんじゃないか。そうすると、そういう癒着関係の中で委員になると公正な判断ができないでしょう。公正な審議ができないでしょう。うなずいている人がいるよ、何人も。
 だから、私は、原田さんはいいにしても、ほかの人はちょっと遠慮してもらって、ほかから出てやっぱり農業委員になる、こういうふうにしないと、こういう悪弊がずっと続いているとよくないと思いますよ。だから、一石を投じる意味で反対、こういうふうに申し上げて終わります。
○菅沼つとむ 議長 以上で下条忠雄議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。
 これより採決に入ります。採決は起立によって行います。
 お諮りいたします。
 先ほど指名いたしました小畑敏雄議員、原田正幸議員、平山八郎議員の三名を農業委員会委員として推薦することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって小畑敏雄議員、原田正幸議員、平山八郎議員の三名を農業委員会委員として推薦することに決定いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第二十八を上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
日程第二十八 同意第三号 世田谷区監査委員選任の同意
○菅沼つとむ 議長 本件に関し、提案理由の説明を求めます。
   〔熊本区長登壇〕
◎熊本 区長 ただいま上程になりました同意第三号「世田谷区監査委員選任の同意」につきましてご説明申し上げます。
 本件は、世田谷区監査委員四名のうち、識見を有する者のうちから選任された宮?幸男委員の任期が平成十七年六月二十八日をもって満了となりますので、その後任として永山和夫君を選任いたしたく、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき提案申し上げた次第でございます。
 永山君は、昭和四十年より世田谷区に勤務し、文化課長、広報課長、総務課長、環境総合対策室長、総務部長などを歴任し、区政のさまざまな分野にわたって活躍してまいりました。このように多年に及ぶ豊富な行政知識と経験、力量に加えて、すぐれた識見と誠実な人柄は監査委員として最適任と考え、選任の同意を求める次第でございます。
 何とぞ原案どおりご同意賜りますようお願い申し上げます。
 以上です。
○菅沼つとむ 議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
 ここで、委員会付託の省略についてお諮りいたします。
 本件は、会議規則第三十八条第二項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき発言を許します。
 四十八番木下泰之議員。
   〔四十八番木下泰之議員登壇〕
◆四十八番(木下泰之 議員) ただいま提案されました世田谷区監査委員選任の同意について、反対の立場から意見を述べます。
 私は、我が国の自治制度の中で、監査委員の制度は重要な位置を占めていると考えております。内部監査制度という制度の限界はありますが、監査委員に与えられた権限は極めて大きなものがあり、その権能を十分行使すれば、肥大化した行政にチェックを入れ、行政の専横を押さえ込むのに大きな役割を果たすことができ得ると考えます。
 しかしながら、それを実現するためには、監査委員の選任に当たっては、行政から独立した公正な人材を選ぶことが前提となるでしょう。それがなされないのが今回の監査委員の人事であるというふうに思います。また、このことは全国の自治体においても同じように、やはり公正な人材を選ぶということがなかなかされていない、そのことが問題であります。
 地方自治法上は、世田谷区の人口規模ですと四名を選任できますが、現在、世田谷では識見を有する者から二名、区議会議員から二名を選ぶことになっております。地方自治法上は一人議員がいれば足りるわけですから、私は議員は一人で十分だと思っております。
 また、議員のうちで監査委員に選任された者は、それこそ四年の任期期間中、監査委員の職務に専念すべきでありますし、その間、会派からも外れるべきであります。そして、その議員は監査委員の仕事をどれだけこなしたかによって次回の選挙で評価される、そういった立場に立つべきではないでしょうか。そのくらい重い仕事として受けとめて行うべきであります。
 しかるに、この自治法の精神に反し、たらい回しを監査委員会がずっとやってきた。そういったことを私は批判してまいりました。そういったことは許されません。そのような理由から、さきの臨時議会では、任期半ばにして辞職、交代することに反対をいたしました。
 地方自治法では、自治体の職員経験者も少なくとも一人は選任できることにはなっております。しかし、これは決して義務ではありません。区長が決断すれば、全く外部の識者から監査委員を選ぶことができますし、今こそそうすべきであります。ところが、今回の人選を見ますと、従来路線と全く変わっておりません。
 そもそも区の総務部長の役職につい最近までついていた方を監査委員に据えること自体が間違っていると思います。永山前総務部長の人格をどうこう言うのではありません。区の職員経験者を、しかも前総務部長を監査委員に据えること自体、区政改革とはほど遠いと言わなければなりません。
 日本の政治システムは、一見政党政治が担っているように見えますが、実態は官僚や役人こそ、日本最大の政治機構として君臨しているのであります。これはどなたもが感じていることだと思います。この体制を押さえ込まない限り、日本に本当の民主主義はありません。中央官僚がOBとなって民間に天下ることで、日本を支配すると言われております。
 権限の度合いは違っていても、世田谷でも外郭団体への再就職は、行政機構の肥大化や、また不当な癒着を生んでおります。行政を監視すべき監査委員に区の前総務部長を据えて、信頼に足る行政を構築できるとお考えでしょうか。その考え方を改めない限り、区政に透明感は出てこないでしょう。
 世田谷から世界を、世田谷から日本を変えるとの――日本を変えるということは、世界を変えるということにもなるんでしょうけれども、区長はよく世田谷から日本を変えるというふうにおっしゃいます。その区長の言葉がむなしく響くだけであります。ぜひ監査委員の制度、その趣旨を踏まえまして、そういった態度を改めていただきたいと願うところであります。
 今回、従前のとおりの人選を行いました。つまり、区の職員をまた監査委員に選任する同意を求めているわけです。そのことには私は反対いたします。
 以上述べまして、監査委員選任の同意に反対の意見といたします。
○菅沼つとむ 議長 以上で木下泰之議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。
 これより採決に入ります。採決は起立によって行います。
 お諮りいたします。
 本件を同意と決定することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よって同意第三号は同意と決定いたしました。
 ただいまの同意に伴い、新旧監査委員からあいさつがあります。
◆宮? 旧監査委員 監査委員の任期、この六月で終わることになります。四年間の間、熊本区長を初め理事者の皆様方、大変ありがとうございました。また、議員の皆様方にもたくさんのご指導をいただきました。本当にありがとうございました。心からお礼を申し上げたいと思います。
 私は、大好きな世田谷区のますますの発展、それをこれから楽しみに見守らせていただきたい、このように思っております。本当に長い間、いろいろお世話になりましてありがとうございました。一言お礼を申し上げましてごあいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)
◆永山 新監査委員 ただいまは選任にご同意をいただきまして、まことにありがとうございます。これまでとは立場は異なりますが、世田谷区政がより信頼される区政となるよう、大変微力ではございますが、尽力してまいりたいというふうに考えております。どうぞ今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上であいさつは終わりました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 ここで、日程の追加についてお諮りいたします。
 お手元に配付してあります追加日程第一を本日の日程に追加し、ここで議題とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって本件は本日の日程に追加し、ここで議題とすることに決定いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより
△追加日程第一を上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
 追加日程第一 議員の派遣
○菅沼つとむ 議長 本件は、会議規則第百五十六条の規定により、お手元に配付してあります内容のとおり、議員を派遣するものであります。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき発言を許します。
 二十三番里吉ゆみ議員。
   〔二十三番里吉ゆみ議員登壇〕(拍手)
◆二十三番(里吉ゆみ 議員) 提案されています議員の派遣について反対の立場から意見を申し上げます。
 今議会に示された内容は、ウィニペグ市との姉妹都市提携三十五周年の記念親善訪問、姉妹都市交流と、カナダのバンクーバー市及びその周辺、アメリカシアトル市及びその周辺での視察研修を行うことを目的としています。派遣期間は七月二十六日から十日間、派遣議員は、自民党から四名、区民連から二名、公明党から二名、せたがや政策会議から一名、その他一名の十名です。費用は一人八十万円、合計八百万円、これがすべて区民の税金で行われます。
 日本共産党は、海外視察については、区民生活にかんがみ、当分の間、自粛をするべきと一貫して主張してまいりました。また、友好都市との親善交流については、議長など最小限の人数にすべきと主張してまいりました。
 今、都議会議員の海外視察に対して大きな反対の世論が巻き起こっています。区議団が行いました区民アンケートでも、驚くほど多くの区民の皆さんから批判の声が寄せられてきました。アンケートには、むだ遣いの話を聞くと悲しくなります、税金を大切に使ってほしいなどの声が寄せられています。区議会議員が区民の税金を八百万円も使って姉妹都市交流と海外視察を行う、このような税金の使い方は、区民の理解を得られるものではありません。
 繰り返しますが、我が党は友好都市との親善交流について反対しているわけではありません。議長など最小限の人数で行うべきと主張しているのです。また、海外視察について言えば、その必要性などが議会内で議論されているわけでもなく、友好都市交流のついでに、その近くに行くというものです。
 区民の中から批判が大きい海外視察をこのような形で行うことは許されません。区民からも注目されている今、改めて友好都市との親善交流のあり方や海外視察についても検討をし直すべきです。海外視察は当分自粛することと、友好都市との親善交流は最小限の人数で行うことを改めて求めます。日本共産党は、今回の議員の派遣に反対いたします。
 以上、意見といたします。(拍手)
○菅沼つとむ 議長 以上で里吉ゆみ議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。
 これより採決に入ります。採決は起立によって行います。
 お諮りいたします。
 お手元に配付してあります内容のとおり、議員を派遣することに賛成の方の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○菅沼つとむ 議長 起立多数と認めます。よってお手元に配付してあります内容のとおり、議員を派遣することに決定いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第二十九を上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
 日程第二十九 請願の処理
○菅沼つとむ 議長 本件に関する委員会の審査報告はお手元に配付してあります。
 お諮りいたします。
 本件を委員会の報告どおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会の報告どおり決定いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第三十を上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
 日程第三十 請願の付託
○菅沼つとむ 議長 受理いたしました請願は、請願文書表に掲げましたとおり、福祉保健委員会に付託いたします。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 次に、
△日程第三十一を上程いたします。
 〔霜越次長朗読〕
 日程第三十一 閉会中の審査付託
○菅沼つとむ 議長 お手元に配付してあります請願継続審査件名表及び特定事件審査(調査)事項表に掲げました各件を閉会中の審査付託とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅沼つとむ 議長 ご異議なしと認めます。よって本件は閉会中の審査付託とすることに決定いたしました。
    ────────────────────
○菅沼つとむ 議長 以上をもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。
 これをもちまして平成十七年第二回世田谷区議会定例会を閉会いたします。
    午後二時五十五分閉会