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東京都 世田谷区

平成17年  6月 公共交通機関対策等特別委員会−06月16日-01号




平成17年 6月 公共交通機関対策等特別委員会
世田谷区議会公共交通機関対策等特別委員会会議録第三号
平成十七年六月十六日(木曜日)
 場  所 第五委員会室
 出席委員(十三名)
   委員長         長谷川義樹
   副委員長        あべ力也
               石塚一信
               宍戸教男
               菅沼つとむ
               平山八郎
               関口太一
               竹村津絵
               板井 斎
               佐藤弘人
               富永早苗
               岸 武志
               木下泰之
 事務局職員
   議事担当係長      岡本守広
   調査係主任主事     越智則之
 出席説明員
  都市整備部
   部長          株木孝男
   交通企画課長      草野智文
  道路整備部
   部長          板垣正幸
   道路計画課長      青山雅夫
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
 1.報告事項
  (1) 東急田園都市線における地下駅火災対策施設整備事業について
  (2) エイトライナー・メトロセブン合同促進大会について
  (3) PI外環沿線会議(第六回)について
  (4) その他
 2.請願の継続審査について
 3.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
 4.協議事項
  (1) 次回委員会の開催について
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
    午前九時五十九分開議
○長谷川義樹 委員長 ただいまから公共交通機関対策等特別委員会を開会いたします。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○長谷川義樹 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。
 それでは、報告事項の聴取に入ります。
 まず、(1)東急田園都市線における地下駅火災対策施設整備事業について、理事者の説明をお願いします。
◎草野 交通企画課長 それでは、東急田園都市線における地下駅火災対策施設整備事業についてご報告申し上げます。
 お手元の資料A4、それからA3を閉じたものでご説明いたします。ごらんください。
 まず、この事業でございますけれども、経緯につきましては、国が平成十五年二月に韓国大邸市で発生しました地下鉄火災事故を契機として、地下鉄道の火災対策基準を満たしていない地下駅の火災対策を平成二十年度末までに行い、地下鉄利用者の安全の向上を図るということで補助制度を新設いたしました。
 昨年十二月に、東京急行電鉄株式会社より区長に対しまして、基準を満たしておらない田園都市の五駅、池尻大橋、三軒茶屋、駒沢大学、桜新町、用賀の五駅でございますが、こちらへの区の外郭団体によります補助制度の活用に係る実施に関して、正式な協力要請がございました。これを受けまして、区は本年一月に都市整備公社へ検討の依頼をしたものでございまして、公社におきまして、東急電鉄と四月に基本協定を締結しまして、現在、事業の実施に向け、具体的な協議を進めているところでございます。
 概要でございますけれども、補助事業の名称は、地下駅火災対策施設整備事業でございます。
 仕組みといたしましては、地方公共団体が出資等する法人が事業者となりまして施設を整備します。これを鉄道事業者に貸し付けて利用するというものでございます。事業費につきましては、国及び東京都がおのおの三分の一を補助しまして、鉄道事業者が残り三分の一を負担する仕組みとなってございます。その下に、大まかな資金の流れがございます。ごらんください。
 対象となる工事でございますけれども、事業主体が区の外郭団体ということでございますが、まず、ホームから地上への避難通路が一経路しかない地下鉄の駅において新設されます避難通路でございます。それとホーム、コンコース及び事務室のいずれかに排煙設備のない地下駅に新設される排煙設備でございます。
 今回の対象工事でございますけれども、A3の図面をごらんいただきながら、お聞きください。
 まず、池尻大橋駅につきましては、避難通路及び排煙設備でございます。左上に池尻大橋が書いてございます。当該部分について、丸をつけて、例えば左上に発電機追加といったように記載してございます。次に三軒茶屋駅でございますが、こちらは避難通路及び排煙設備でございます。次に駒沢大学につきましては、排煙設備でございます。A3の図面右側に参りまして、桜新町駅でございますが、こちらは排煙設備でございます。それから、最後に用賀の駅でございますが、こちらも排煙設備というような事業対象工事を予定しております。
 A4のページを一枚おめくりください。
 スケジュールでございますけれども、五駅ございまして、各駅平成十七年度から平成二十年度ということで、それぞれ例えば池尻大橋が平成二十年度に避難通路、平成十九年度に排煙設備といったような形で、十七年度から二十年度にかけまして工事を予定しております。総事業費の見込みとしましては、約十九億四千七百万円ということでございます。
 経過と今後の予定でございますが、二月十八日の当委員会に公社の方で検討している旨、ご報告を申し上げました。四月二十一日に、当該五駅における地下駅火災対策施設整備事業に関する基本協定を締結してございます。
 現在、工事施工協定等、調整中でございまして、今後、その工事施工協定及び事務委託契約、それから工事完了後に賃貸借契約といったものを順次締結していく予定でございます。
○長谷川義樹 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がございましたら、どうぞ。
◆板井斎 委員 今の最後の今後の予定ですけれども、賃貸借契約、図面の一枚目の概要のところにも施設の貸与というふうに書いてあるんですけれども、これは具体的に何をどういう形で賃貸契約を結ぶ、その賃貸にかかわる経費というのはどうする予定なんでしょうか。
◎草野 交通企画課長 まず、補助の仕組みの説明になってしまうんですけれども、A4の一ページ目の真ん中をごらんいただくと、資金の流れがあります。公社に東急電鉄が預託金という形で事業費を負担する旨が書いてあるんですけれども、施設そのものの整備の事業主体は公社になります。ということで、でき上がった施設につきましては、公社が保有するという形がまず前提になっております。これを鉄道事業者であります東急電鉄側へ賃貸借をして、鉄道施設として使っていただくという仕組みがまずございます。
 次に、賃貸借の内容でございますけれども、まず賃貸借契約の賃貸料は、東急電鉄から公社の方へ支払いが行われる形になりますが、この賃貸料に相当する中身につきましては、まず減価償却費相当額、管理費、それから公租公課というような大きな要素がございます。これに対しまして、公社は東急電鉄から預かっております預託金の方を順次返還していくという形になります。これが減価償却相当額というものを預託金の返還として行っていくという大きな仕組みになります。
◆板井斎 委員 そうすると、減価償却分ということは、何年ぐらい償却期間を想定しているんですか。
◎草野 交通企画課長 それぞれ施設ごとに法定の耐用年数が決まっておりますので、それぞれそういった年数に相当する年限を掛けて、賃料の支払いとか預託金の返還を行っていくという形が予定されております。
◆板井斎 委員 そうすると、具体的に今の話だと、減価償却の部分は結局無料で貸し付けるということになるんですか。
◎草野 交通企画課長 形としては、相殺という形になるような額の設定になるかと思います。
◆木下泰之 委員 この設備の主体が公社ということになると、何か事故が起こったときの公社の責任問題になるんですか、ならないんですか。
◎草野 交通企画課長 責任問題等につきましては、今後、結ばれていくことになります賃貸借契約ですとか、その中で規定がされるのではないかと考えられます。
◆木下泰之 委員 どんな契約がなされるんですか。
◎草野 交通企画課長 現在、公社、それから東急電鉄の方で詰めている内容でございますけれども……。
◎株木 都市整備部長 基本的には東急電鉄が負担するという内容で調整を進めております。
◆木下泰之 委員 そうしますと、この事業は要するに補助金を出すのにお金の受け皿をどこにつくるかということで、結局は地方自治体の第三セクターに受け皿をつくると。金の流れだけの話であって、要するに、実質的には基本的に何ら事務事業をとり行わないということですね。
◎株木 都市整備部長 やはり地下駅の火災というのは、韓国で大きな事故があったということで、区といたしましても、安全安心という立場から、そういった事業というのは必要であるというような観点で行っているものでございます。
◆木下泰之 委員 そうしますと、公社にはそういったことを判断できる人材というのはいるんですか。
◎株木 都市整備部長 基本的には、細かい鉄道の内容は東急の方に委託してやっていくという形になると思います。
◆木下泰之 委員 それから、世田谷区は都市整備公社に委託という形になっていますけれども、ほかの自治体なんでは、都市整備公社なんて持っていないところがありますよね。ほかのところはどんなところがやっているんですか。
◎草野 交通企画課長 現在聞いておりますところは特にございませんので、実例としては、今のところこの事業に関しては、第三セクターがどこが入っているというのは聞いておりません。
◆木下泰之 委員 だから、極めて変な制度で、補助金の受け皿が法律上、つまり直接民間企業に補助金が出せないことになっているから、それを迂回するためにこういうものをやるわけでしょう。
 小田急線の連続立交などでも、結局は第三セクターとして受けているところがあったけれども、これは鉄建公団ですけれども、実情は小田急が全部仕切ってやるという形になっていたりして、私はこういう仕組み自体が非常に問題だと思うんですよ。こんなことをいつまでも続けていると、自治体が何だか知らないけれども、何か責任を負っているかのように見えて、全然責任を負っていないわけですよ。事故が起こった場合には全部東急の責任になるような契約を結ぶわけでしょう。こういうのは、僕は廃止する方向で調整すべきだと思いますよ。意見として言っておきます。
○長谷川義樹 委員長 意見としてお伺いしておきます。
◆あべ力也 委員 これは賃貸借契約ということですけれども、契約の期間の定めというのはあるんですか。
◎草野 交通企画課長 期間につきましても、現在、公社、それから東急電鉄で詰めている内容でございますので、いつまでという内容はまだ未定でございます。
◆あべ力也 委員 先ほど、板井委員の方で質問がありましたけれども、減価償却をする年数で賃貸借契約を結ぶとか、そういうあれなんですか。
◎草野 交通企画課長 原則としては、減価償却という形になるかと思うんですけれども、ある年限で、例えばどちらかの東急なり公社の事情で、法定年数に達する前にそういった契約をやめましょうという場合もあるかと思いますが、そういった場合は、減価償却相当分、残った部分で譲渡契約等の話になるというようなことを聞いております。
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○長谷川義樹 委員長 続いて、次に入ります。次は、(2)エイトライナー・メトロセブン合同促進大会について、理事者の説明を求めます。
◎草野 交通企画課長 それでは、エイトライナー・メトロセブン合同促進大会についてご報告いたします。
 A4の紙が一枚ございますので、こちらをごらんください。
 まず、エイトライナーの促進協議会の活動でございますけれども、メトロセブンの促進協議会とともに、毎年、合同促進大会を行ってまいりました。この中で、平成十二年における運輸政策審議会答申がございますけれども、この中でエイトライナー、それからメトロセブンということで、今後、整備について検討すべき路線ということに位置づけられておりまして、要請活動での一定の成果を得ているところでございます。
 今後なんですが、平成二十七年に次期答申というものが想定されておりますので、こちらを見据えて、関係区が一致して協議会活動方針の再構築を図るというようなことを現在調整中でございまして、これを七月二十八日の促進協議会の理事会、総会に図る予定としております。これに伴いまして、毎年開催しておりました合同促進大会につきましては、今後調整をする予定の活動方針に基づきまして、具体的及び戦略的に行っていく必要があるというふうに考えております。平成十七年度につきましては、この再構築に十分当たっていくということで、実施しないという予定を考えております。
 これにつきましては、今までご協力いただきました区民及び関係団体の方々に説明をしまして、ご理解をいただくことに努めるとともに、今後再構築します活動計画につきましても、ご協力いただけるように努めていきたいと考えております。
○長谷川義樹 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がございましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 再構築というのは、今までの路線と何を変えるんですか。
◎草野 交通企画課長 現在考えておりますのは、合同促進大会も、たしか平成十年から開催を重ねてきたわけでございますけれども、平成十二年の一つの節目でございます運政審答申での位置づけがB路線という形でできたわけでございますが、時期が平成二十七年ということで、現在から十年後が予定されております。
 こちらへ向けまして、協議会活動そのものをもう少し戦略的に、B路線の格付をA路線に、A1とかA2とかの路線になるわけですけれども、この格付をいただくために、具体的にどういうことをしていったらいいのかというのを今以上にさらに詳細に詰めていくということを考えております。
◆木下泰之 委員 どこで詰めるんですか。
◎草野 交通企画課長 促進協議会の中で、関係区六区ございますけれども、この中で考えていきたいというふうに考えております。
◆木下泰之 委員 その戦略の再構築に関しては、その内容についてはこの委員会にも報告されるんですか。
◎草野 交通企画課長 七月二十八日にこの方針が決定されました後に、具体的な検討に入っていけるわけでございますけれども、それにつきましては、当委員会にもご報告を差し上げたいと考えております。
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○長谷川義樹 委員長 では、次に入ります。(3)PI外環沿線会議(第六回)について、理事者の説明を願います。
◎青山 道路計画課長 それでは、PI外環沿線会議(第六回)についてご報告申し上げます。
 資料を一枚めくっていただきたいと思います。そこに第六回のPI外環沿線会議の概要メモということでつくらせていただいております。
 日時、会場、出席者、傍聴者は記載のとおりでございます。
 概要でございますが、?ということで、国土交通省の提出資料、これは前回の当委員会におきましてご説明申し上げました外環の必要性(案)というものがございます。これに基づいて議論をしたということでございますが、それの資料の七から八ページにつきまして、国土交通省より補足説明がございまして、それに沿って議論が行われたということでございます。
 出された主な意見といたしまして、外環の整備効果ということに関しましては、誘発交通の影響により、外環が整備されたとしても、渋滞緩和は期待できないのではないか。また、税金を投入するのであれば、まちづくりの観点から一般道を優先的に整備するべきであるというような住民側の意見がございまして、それに対しましては、外環のような高規格の道路を整備することにより、通過交通をバイパスさせて、幹線道路及び生活道路の交通渋滞を緩和させる波及効果が期待できるというような国土交通省のお話がございました。
 また、東京をどのような都市にしていくべきかという長期的な都市ビジョンの視点が必要であるというような住民側の意見に対しましては、裏面に行っていただきますと、一番上にございますが、ソフト及びハードの両方の施策をセットで進めていくことが必要であるというような国の考えが示されました。また、東京都からは、区部や多摩地域において、道路整備を随時積極的に進めてはいるけれども、量的にはまだ不足していて、全体の交通ネットワークが形成されていないと。地先道路から都市計画道路、外環までバランスよくつくっていく必要があるというような答弁がございました。
 また、外環の生活再建救済制度につきまして、住民側の委員からは、この制度を利用するに当たっては、事業中路線と同等の税控除を活用できるよう検討すべきであるというような意見をいただきました。
 概要としては以上でございます。
○長谷川義樹 委員長 ただいまの説明に対してご質疑がございましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 今の報告の中で、住民側が東京をどのような都市にしていくべきかという長期的な都市ビジョンの視点が必要であるということに対して、ソフト及びハード面の施策をセットで進めていく必要があると国土交通省が答えているというんだけれども、これは具体的には何なんですか。
◎青山 道路計画課長 前回の資料の中の若干説明をさせていただきましたが、都市づくりの中にはいろんな施策がございますけれども、外環のようなハード、道路の整備のほかに、ロードプライシングだとか、需要の調整だとか、そういったことも必要であるというようなことがありまして、それに対して、バランスをとって両方の施策をやっていくことが、基本的には必要だというのが国土交通省の考えでございます。
◆木下泰之 委員 ここで住民側が聞いているのは、もっと長期的な都市ビジョン、例えばある時期には東京の一極集中を分散するという話がありながら、今は必ずしもそうなっていないですよね。そういうことについて、かなりの揺らぎが国の政策でもあるわけですよ。そういうビジョンが全然見えてこない中で、やっぱりどういう都市にするんだと、そういうことをまじめに聞いているんだと思うんです。それに対して、ソフト及びハード面の施策をセットで進めていくことが必要であるというのは、何も答えていないに等しいですよね。こういうのをもう少しまじめに答えさせるように、ぜひ努力してください。
◎板垣 道路整備部長 この出された意見というのも全部が網羅されているわけではございませんが、たしかそのときにも東京都の方は東京ビジョンというのをつくったりしてございますので、そんな話も東京都の方からも説明があったりして、ここには国土交通省の意見が出ていますけれども、いろんなやりとりもここの中ではされているということではご理解いただきたいと思います。
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○長谷川義樹 委員長 それでは、(4)その他に入ります。何かその他ございますか。
◎草野 交通企画課長 祖師谷・成城地域の循環ミニバスの件でご報告をさせていただきたいと思います。
 お手元に、A4及び緑色のA3の折り込みがセットされました資料がございますので、こちらでご報告させていただきます。
 祖師谷・成城地域循環ミニバスについてでございますが、こちらにつきましては、本年の四月十八日の当委員会で、反対及び賛成の陳情が出されておりましたのを審査いただいたところでございます。現在、継続審査という形でございますけれども、その中で、地元の意見を十分に聞くようにとのお話がございましたので、その取り組みを進めております。
 五月二十二日でございますけれども、この日に意見交換会を開催いたしましたので、この内容について本日はご報告させていただきます。開催日は、今申し上げました五月二十二日の日曜日でございます。場所は、砧総合支所の分庁舎第四会議室でございまして、四十六名の方の参加をいただいております。
 その中でお話し申し上げた内容でございますけれども、今回、意見交換会を開催するに当たりまして、その経緯をご説明いたしました。それから、あらあらでございますけれども、現在計画しておりますルートにおける安全対策の案、方針、こんな形でどうかという内容を簡単にさらっと説明をいたしました。その後、意見交換ということで、住民の方からさまざまな意見をいただいております。
 詳しくは緑色の紙、二枚目にございますけれども、こちらの中で、質疑的なものは質疑の部分、それから住民の方から出された意見につきましては、二番目の意見ということで、ほぼ重複したものを除いて、全部網羅されておりますので、細かくはこちらをごらんください。
 主なものについて、簡単にご説明申し上げます。一枚目のA4に戻っていただきたいと思います。
 ?の意見交換会での主な意見等のところでございますけれども、まず、賛成、反対両方出ましたが、賛成の意見としましては、不便地域の方はふだんは自家用車やタクシーを使っているということでございますが、バスが通ればそういったものを控えて、公共交通に転換する。実験結果からもわかるように、車の量は減るのではないか。そうした中で、自分の家の前を通っては迷惑というのは、地域のエゴに感じるというような意見が一つ。
 それから、鞍橋から先の道はタクシーがスピードを上げて走っているのを見るということで、タクシーやマイカーの抑制から見れば、総合的にはバスの運行によって安全性が増すのではないかというご意見でございます。
 三つ目でございますけれども、このルートは高齢者にとってよいものであると。実験中、成城七丁目、九丁目の方は公園入口、それから成城七丁目のバス停を随分使っていたようであると。それでありがたいという声を聞いたと。成城学園の学生の歩行等問題がある道ですけれども、便利であったので、今の路線のままでやってほしいというような意見が出されております。
 それから、反対の意見でございますが、こちらも三つ紹介させていただきます。我々はバスの運行そのものに反対しているわけではない。なぜ、わざわざ鞍橋の先の狭い道を入っていくのかということを問題にしていると。例えば、鞍橋から先のバス停はノンストップで成城通りを通過して、成城の駅まで行くという案も検討していただきたいと。
 それから二つ目でございますけれども、成城通りのイチョウ並木のタクシーについて、ひどいと説明があったけれども、これが成城学園西側のバスルートまで並んでいると。これに自転車や緊急車両の通行があるとさらに込み合うということで、途中で成城通りへ行くような何らかの対策が講じられないかというご意見でございます。
 三つ目でございます。公共交通不便地域の解消という考え方は賛成であるけれども、バスルートが問題だと。地域によってメリットの有無というのがあるので、ここが対応の違いになっているのではないかと。反対の直接の理由は、狭い道を通ることが危険だということなので、ルート変更を検討していただきたいというような内容でございます。
 こういった内容がございましたので、当日のまとめとしましては、一点目は、区が現在考えております計画ルートについて、安全対策の概略はご説明したんですが、それをさらに具体的にしたものをお示しするというのが一点でございます。
 それから、反対の意見の方から出ておりますルートの変更についてなんですが、こちらについて区が持ち帰って検討して、これに対応できるかどうか、もしくはどういったことで対応できないのかという検討を加えて、回答を差し上げたということでございます。
 三点目でございますけれども、五月二十二日の次の意見交換会につきましては、その場で祖師谷、成城の地域の代表者の方をお選びいただきましたので、その方々と事前にお話し合いをしまして、方法等について検討するということでございます。
 五月二十二日は以上のような内容で意見交換会をさせていただきました。
 その後、先ほど申し上げた地域の代表者の方とお話をしまして、まず、成城地域の方を対象に、第二弾の意見交換会をしてほしいというお話がございましたので、これによりまして、一番下にございますけれども、六月九日に成城地域の方々四名のご参加をいただいて、意見交換会の地域別のものを行っております。
 ここの資料にはないんですが、その中で出された意見は、やはり成城地域の方々につきましては、ルートの変更を考えてくれないかというようなお話がございました。私どもの方で、具体的に計画ルートにおける安全対策についての考え方をお示しはしておりますので、それについては聞いていただいたというところでとどまっています。
 現在のところの経過につきましては以上でございます。
○長谷川義樹 委員長 これに対して何か質疑はございますか。
◆関口太一 委員 二点聞きたいんですけれども、七月にスタートするということがおくれているんですが、バスを運行させる小田急さん自体は今、安全性を含めて何を言っているのかという点と、この六月九日の成城地域の方々を対象にした意見交換会は、参加者四名で非常に何か少なく感じるんですけれども、これは何でなのかという二点です。
◎草野 交通企画課長 まず一点目でございますが、小田急バスさんの対応でございますけれども、現在は、私どもの方から経過についてご説明しております。当初予定の七月の運行が難しいとか、その辺についても十分ご説明をしております。地域の方々とお話し合いをしているという内容まで申し上げておりますので、そちらの方のまとまりぐあいをお待ちいただいている状況ということでございます。
 二点目についてですが、六月九日の説明会の参加者の数でございますけれども、まず、成城の地域の方々とお話し合いをするに当たって、地域の方々全員にチラシをまくというような形ではなくて、双方の地域の代表者の方とお話をしたときに、ここに反対の陳情の方三名という形で記載をしているんですけれども、特にリーダー的な役割を果たされている方たちとお話をしてくださいということでございましたので、その方たちに対して、お集まりをいただいたということで、この人数になっております。
◆関口太一 委員 まず、一つ目の質問なんですけれども、試行のときに実際にバスを運行していたのは小田急さんじゃないですか。小田急さんは安全性に対してどういう所見を持っているのかという点を具体的に聞いているんですけれども、それをもう一回お答えいただきたいということと、この参加者四名、反対陳情者三名というのは、その前段階の五月二十二日の説明の中で、いわゆる代表者を中心にした形の話し合いでいこうというのは、もう納得され済みのことで、こういうふうな、六月九日の経緯になったのかという点、二つを改めてお聞きします。
◎草野 交通企画課長 まず小田急バスさんの安全性に対する考え方でございますけれども、バスそのものが通る部分の安全対策について、現在、課題となっている部分があるわけでございますけれども、小田急さんとしては、例えば地域の方がある程度の対策をした中で、ご理解をいただけるのであれば、運行してもいいような、そういう認識でいらっしゃると思います。
 それから、二点目の成城地域の意見交換会の設定についてでございますけれども、五月二十二日の設定の段階で、これらの反対の方々のうち、何人かの方のご都合が悪かったという点が一つございます。その中で、別の第二回目なり、同じような意見交換会をしてくださいというご要望がございました。それについて、五月二十二日の全体の中で、こういったものが来ておりますと。こういうご要望が来ておりますというご説明をして、そういった方々に対する対応をどうしますかということをお諮りして、じゃ、代表の方たちでお話し合いをして、やり方等については決めてよいということをいただきましたので、そういった形で六月九日の交換会を設定させていただきました。
◆関口太一 委員 一つ、実際に走らせるバスの長さ、大きさが少し大きくなるという話がありますよね。それに対して、二十二日のときには議論にならなかったんですか。意見は出てこなかったですか。
◎草野 交通企画課長 当日、五月二十二日におきましては、特にバスの大きさ等については議論にはなっておりません。ただ、二月の説明会というのがございました。このときは、実験運行結果のご報告という形で、祖師谷、成城それぞれ地域ごとに説明会をさせていただいたんですが、その折に、満員通過という現象が実験運行中ございましたので、その対策も含めて、バスの大きさが少し実験運行より大きくなりますというご説明はさせていただいております。
◆関口太一 委員 あと、その六月九日に区からルート変更の検討結果をお話し差し上げたということですから、それに対して参加者四名の方々は、どういうふうな感想を持っていらっしゃいましたか。
◎草野 交通企画課長 現在、まだ取りまとめた結果にはなされていないんですけれども、六月九日の段階で、私どもとしては現在のルートでいかせていただきたい、本格運行をさせていただきたいというお話を中心にいたしました。
 ルート変更についての五月二十二日のご提案があった内容につきましては、もともとのルートを設定した経緯ですとか、それからバスを走らせるための条件、採算性とか、そういったものも含めて、総合的に判断しまして、現在のルートでないと少し難しいですよというお話を申し上げたんですけれども、その点についてのご納得は得られずに当日は終わったという状況でございます。
◆板井斎 委員 交通を管理する成城警察署とはどういう話し合いがこの間なされてきたのか、ちょっと伺いたいんです。
◎草野 交通企画課長 所轄の成城警察署さん、それから本庁の警視庁の交通担当のセクションと警察についてはこの間協議を進めさせていただいたわけでございますけれども、現在のルートの中で、警視庁さんの方から大きく三点のところにつきまして課題が出されたという内容はございます。それにつきましては、私どもの方で検討していくということで、現在検討の途中という段階でございます。
 もう一つは、そういったご指摘がある中で、地元の方からもさまざまな声が上がっているということで、警視庁さんの方も、それらについて地元と十分調整をしてくださいと、そういうお話は受けております。
◆木下泰之 委員 今、三点というふうにおっしゃいましたけれども、その三点を具体的に示してください。
◎草野 交通企画課長 三点につきましては、まず祖師谷通りでございます。祖師谷通りにつきましては、祖師谷通りの両側に商店街がございますけれども、こちらの通行に関して、何らかの安全対策をとってくださいと。例えばということで、誘導員をつけるというようなお話も出ておりますし、例えばもう一つとしては、バスに注意喚起の装置をつけるというようなことも考えられるのではないかというようなご指摘をいただいております。
 二点目は、鞍橋の部分でございます。今回の循環バスということで、半時計回りでルートが設定されておりますけれども、鞍橋を渡りまして、南側へ折れたところなんですけれども、ここの部分の幅員が狭いということで、電柱の移設ですとか、それから例えば交通誘導員を置いたり、そういうようなことができないかということが二点目でございます。
 三点目でございますけれども、成城学園のところとの北西の角の部分なんですけれども、成城七丁目、六丁目のあたりなんですが、交差点がございます。ここの部分で、ルートは南北になっているんですけれども、東西に横切る通りがございます。この通りを通る車が交通量が多いということで、この辺について、交差点であるということをきちっと注意喚起するようなことですとか、ちょっと振動があるのではないかというようなことで、路面の点検等をしてくださいというようなことでございます。
 大きくは以上の三点でございます。
◆木下泰之 委員 今まで成城警察と警視庁とが、当然区がいろいろやろうとしてきたんだろうから、相談はしてきたと思うんですよね。過去の経緯はどうなんですか。つまり、実験運行をやる前には、警視庁や成城警察とは相談しなかったんですか。
◎草野 交通企画課長 昨年十一月に実験運行を行ったわけでございますけれども、実験運行に当たりましても、警視庁、成城警察と協議してまいりまして、その事前の段階で私どもとしては、例えば滑りどめのカラー舗装をしたり、隅切りをしたり、電柱を移設したり、そういったことはしてまいりました。それによりまして実験運行を行ったわけでございますけれども、その後、本格運行へ向けてということで、ずっと協議を継続してきたわけでございます。その中で、実験運行ではなくて、期間限定ではなくて、本格運行に当たってという目線で、警察関係の方からいただいたご指摘というふうに考えております。
◆木下泰之 委員 そうすると、本格運行をやろうということになって、新たに出てきた課題ということなんですか。
◎草野 交通企画課長 時期的には実験運行の後でございますので、そういうことになるかもしれません。
◆木下泰之 委員 実験運行の後での説明会の際に、車の大きさを変えるということを言われたという話があったけれども、その後、警視庁の方からつまり商店街のところでの安全確保の対策、それから狭いところについての電柱の移設等、交差点での配慮とか、そういうのは後からの話ですよね。それでよろしいんですか。
◎草野 交通企画課長 ご指摘のとおり、そういう時期でございます。
◆木下泰之 委員 そうしますと、先ほど何か大きさの問題について問題ないかのようなことをおっしゃっていたけれども、警察が安全確保の形で後から指摘してきた以上は、むしろそのバスの大きさというのは非常に大きな問題になると思うんですよ。その辺についてはどういうふうにお考えですか。
◎草野 交通企画課長 バスの大きさにつきましては、実験運行における結果を踏まえて、変更してまいりたいというふうに考えているわけでございますけれども、今、進めております地元の方とのお話し合いの中で、いろんな結果になると思います。そういった協議の結果を踏まえて考えていきたいと考えておりますが、現在のところでは、実験運行時よりは少し大きな車両でやっていきたいというふうに考えております。
◆木下泰之 委員 だから、それが実験運行の後そう考えたと言うけれども、その後に、危険性が警視庁からも指摘されているわけだから、その辺については大きなものでやるなという意見も出てきているわけだから、十分考慮すべきなんじゃないんですかと聞いているんです。
◎草野 交通企画課長 警視庁、それから成城警察からいただいている内容につきましては、あくまでもバスではなくて、バスの通る環境についての指摘というふうに考えております。
◆木下泰之 委員 狭いから、危険だからというふうに言われているわけですよ。それで、五センチでも大きくなったら、それはそれでまた危険が増すことは目に見えているわけで、その辺はやっぱり考慮すべきだというふうに思います。これは水かけ論になりますが、指摘しておきます。
 それから、これはお聞きしておきますけれども、商店街として安全対策等について、何か具体的な話というのは出ているんですか。
◎草野 交通企画課長 具体的に、何かやっていただけるというところまではまだお話はいっておりません。
◆木下泰之 委員 それからもう一点ですけれども、六月九日にやった説明会、意見交換会については、先ほど五月二十二日に出席できないからということでもやったということなので、このグリーンのペーパーにはそれは反映されているんですか。反映されていないんでしょう。これは二十二日の報告ということですから、九日ですよね。きょうはそれを過ぎているわけで、十分に時間もあったわけだから、その報告も含めてきょうすべきなんじゃないでしょうか。
◎草野 交通企画課長 九日の報告につきましては、まだ資料ができていないので大変申しわけなかったんですけれども、取りまとめができ次第、書面等の資料につきましては、ご報告させていただきたいと思います。
◆岸武志 委員 私も五月二十二日、たしかトラスト協会のビルと同じ建物だったと思うんですが、意見交換会の様子を会場で伺わせていただきました。大まかなお話はこうだったかと思うんです。一つは、祖師谷の方は、ほぼ一致してバス路線は通してほしいと。一日も早く通してほしい、そういうご要望に変わりはないという意見が多数出されたかと思います。それから成城の方は、道が細いところがあるわけで、そこの区間に限ってバスをとにかく通してほしくないという意見が出されたかと思います。
 具体的にその意見交換会でも出されたかと思うんですけれども、ルートを若干でも変更して、祖師谷の方も成城の方も納得できる、そういうルートが本当にできないのかという意見が、それはそれで出ました。祖師谷の方からも、成城の町のどこをバスが走るのかということは、率直に言ってどこを走っても構わないから、早く走ってほしい、そういう意見だったと思うんです。
 だから、本当にルートは今区がお示ししているルートでしかないのか。それを若干でも変更して、皆さんが納得できるようなルートがないのかどうか、相当その点では一つかなり真剣で、相当急いだ検討が必要だと思うんです。それをやるべきだと思うんですけれども、その点について一つ伺いたいと思います。
 もう一つは、祖師谷の方は一日も早く通してほしいという、時間的な制約を持ってというか、切迫性も持ってという方も大勢いらっしゃいますので、その点では逆に言うと祖師谷の方はそういう検討をするときに、どこまでであれば、いつまでであれば検討を待てるのかという時間的な制約も含めて、内容と、いつまでに結論を出すのかという両方での検討が必要だと思うんです。祖師谷の方ときちんとお話しされるときには、そういう面も必要だと思いますけれども、その点についても区のご所見を伺いたいと思います。
◎草野 交通企画課長 まず一点目、ルート変更でございますけれども、現在のルートに決めた経緯というのがさまざまございます。
 今回、主に成城地域の方からルート変更についてのご提案といいますか、できないかというようなお話が出ておりますけれども、それについては、さっき六月九日の簡単なご説明のところで申し上げた内容でもあるんですが、採算性等も含めますと、このルートが一番いいと。
 仮に成城の方へバスを回すとなると、定時制の問題ですとか、それからバスの台数が、今現在は一台という想定で考えておりますけれども、この辺の問題もございます。二台になってしまうのではないかというようなところもございますので、その辺の検討を詳細に詰めて、本当に一台でできるのかできないのかとか、そういったことも含めて検討していかないといけないとは思うんですけれども、現在、あらあらの検討ですと、バスが一台ではできないルートになってしまう可能性が高いというようなことで、バス路線そのものが敷けない形になってしまうのではないかというような危惧もございますので、今のルートで安全対策をした上で、本格運行をしていくのが一番いいのではないかという現在の考え方でございます。
 それから、二点目でございますけれども、祖師谷地域の方々の早期運行に対する思いというのは、私どもの方もいろんなお声をお聞きしております。当初は、何か四月に動くのではないかというようなことをご期待されていた方もいらっしゃるということで、現在七月が難しいという状況でございますので、かなりがっかりされているという声も伺っております。こういった声も含めまして、できるだけ早期に地元の方のご理解を得た上で、本格運行をしていきたいという姿勢は持っております。
◆岸武志 委員 かなりいろんな意見の方が当然住民の中にいらっしゃるわけですから、この中で調整を図っていくのは大変だと思うんです。しかし、ルート変更の話とバスの大きさのこともあるでしょうけれども、そういう内容上のことと、いつまでに結論をきちっと出すのかという期限について、やはりその真剣さが今一番問われていると思うんです。そうした点で、最大限努力されることを要望したいと思います。
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○長谷川義樹 委員長 ほかにありますか。
◎青山 道路計画課長 口頭で恐縮でございますが、平成十六年度の外環の生活再建救済制度に係る用地取得の実績についてご報告させていただきたいと思っております。
 先々日の都市整備常任委員会では、道路整備部の方から平成十六年度の用地の取得実績状況についてご報告をさせていただいたところでございます。外環の生活再建救済制度に係る用地の取得につきましては、当委員会の所管でありまして、本年二月十八日の当委員会で実施状況をご報告したところでございます。
 本来なら、本日書面をもって平成十六年度の用地取得実績をご報告するところでございますが、平成十六年度は取得実績がありませんでしたので、今回はその旨口頭でご報告させていただきたいと思っております。
 それともう一点、先ほど忘れてしまいましたが、本日、お手元に東京外かく環状道路、環境の現地観測結果という厚い冊子をお配りさせていただいております。これは、昨年の一月からことしの三月まで、環境の現地観測結果を実施いたしておりましたが、それの成果をまとめたものでございます。お時間があるときにごらんいただければと思います。
○長谷川義樹 委員長 木下委員、どうぞ。
◆木下泰之 委員 先ほど、十六年度は取得実績がなかったということだったんですけれども、詳細なガイドラインみたいなものについては、今後取得していくのに当たって、新たにこちらに示していただけるようなものはないんですか。
◎青山 道路計画課長 ガイドラインと申しますと、昨年度の委員会におきましても、どういったものが対象になるかというような取得の基準はお示しさせていただいたと思うんですが、そういったものでしょうか。
◆木下泰之 委員 いや、必ずしもそれで明確ではなかったように思うんですけれども、それは、つまり、こちらに示したものですべて足りるということですか。
◎青山 道路計画課長 その後変わっておりません。
◆木下泰之 委員 それから、本年度の予定といいますか、何かそういう応募が来ているんですか、来ていないんですか。
◎青山 道路計画課長 現在一件、事務手続上のものがございます。正規に用地が取得できた段階で、十七年度の実績ということで、また来年の今ごろになろうかと思いますけれども、年間の実績報告をさせていただきたいと思っております。
◆竹村津絵 委員 前回のこの委員会の中で示されました世田谷における公共交通という資料の中に、問題点ということで指摘されていました私鉄の特急、急行の通過駅が多いということ、それについて今新たに東急大井町線で急行化という話が出ているんですが、前回、私、区の方からその計画について、事業者の方へは何か申し入れとかお願いなどはしているのかという質問をしましたところ、調べておくというお話で、今回ご報告いただけるものかと思っていたんですが、いかがでしょうか。
◎草野 交通企画課長 ただいま委員ご指摘の点も含めまして、前回の委員会でお答えする旨をお約束しておりました内容について、口頭でございますけれども、ご報告をさせていただきます。
 四点ございまして、まず、一点目が運政審答申における平均混雑率目標一八〇%という件に関するものでございますけれども、こちらにつきましては、まず平成十二年の一月に運政審答申十八号というのがございます。この中で言っております内容につきましては、主要区間のピーク時の平均混雑率は一五〇%。個別路線におけるピーク時混雑率を一八〇%というような内容を目標値として掲げております。
 同じ答申の中に、現状分析、現状把握のところがございまして、そこの中で、依然として現状混雑率が二〇〇%を上回るおそれが多数あるという記載がございます。
 それからもう一つ、平成四年の六月に運政審答申十三号というのが出ております。先ほどの十二年答申よりも八年ほど前の内容でございますけれども、こちらにおきましては、ラッシュ時の平均混雑率目標は一五〇%。東京圏は一八〇%というような内容を目標値として掲げております。ということで、混雑率の目標値につきましては、一八〇%ということで、世田谷の公共交通の中に記載した内容のとおりでございます。
 それに関しまして、複々線化との関連についてというご指摘もございましたけれども、これについても、各運政審答申を見ましたが、特に関係された記述はございませんで、確かに複々線化については、輸送力を増強していくというような内容は持っておりますけれども、数値的なものとの関連性は記載はございませんでした。
 二点目でございます。小田急線の東北沢〜世田谷代田駅間の環境調査の根拠と実施者についてのご質問でございますけれども、行っています内容は、水位観測、地盤変形調査、家屋調査という内容でございますが、この根拠といいますか、目的は工事施工に伴います影響調査でありますとともに、アセスの事後調査という二つの側面を持っております。調査につきましては、小田急電鉄に委託しておりまして、区は都市側分の費用を負担しております。
 三点目でございます。区内の鉄道が抱える問題点ということで、特急・急行電車が区内の各駅を通過するということに関連しまして、東急電鉄の大井町線の急行化に対する区の経緯、過去の対応の状況のご質問でございますけれども、これに関しましては、東急電鉄に要望等を行ったことはございません。
 最後に、新規バス路線導入の可能性調査におけるアンケートについての対象と方法という内容でございますけれども、まず調査対象につきましては、交通不便地域の設定がございましたけれども、この中の世帯数を拾っております。その中から、統計的に信頼できる回答数が得られるという母集団を計算上出しまして、六百七十世帯に配れば、統計上信頼を得られるアンケートの回収ができるということで、六百七十世帯に配布をしております。
 配布の方法でございますけれども、六百七十の世帯の郵便ポストにアンケートを投函しております。これに同封しました無料はがきによってご回答をいただいております。
 その際の項目につきましては、回答される方の年齢とか自動車の保有状況等の属性、それからお使いになられる施設とか交通手段は何か、それとバス路線導入に対する要望とか、区のバス交通への取り組みに対する認知度、それと自由意見というようなものをお聞きしております。
○長谷川義樹 委員長 竹村委員、いいですか、さっきのご質問の内容の答えで。
◆竹村津絵 委員 はい。今伺った内容で。
○長谷川義樹 委員長 ほかにいいですか。
◆木下泰之 委員 まず、複々線についての混雑率によって、複々線にするかどうかという基準みたいなのがあるのかどうかと聞いたけれども、それはないというのがお答えなんですか。
◎草野 交通企画課長 答申上は特に記載がございませんので、直接的な基準というのはないものと考えます。
◆木下泰之 委員 私は二〇〇%という何かある種の基準を聞いたことがあるんですよ。それで、これは例えば特特法を適用する基準とか、そういったことに入っているということはないですか。
◎草野 交通企画課長 現在、手元に資料がないので、申しわけありませんが、お答えできません。
◆木下泰之 委員 ですから、今の調べたお答えというのは、つまり、答申の中で書かれていないということの確認ですよね。
 ただ、複線を複々線にする基準とか、あるいは特特法の基準とか、そういうことについてお調べになってお答えになっているわけではないと。それでよろしいですか。
◎草野 交通企画課長 答申の内容を調べまして、お答えしております。
◆木下泰之 委員 それから、アセスについてですが、区は都市側として出しているということは、当然これは東京都実施の環境アセス調査、つまり、もちろん実施主体は小田急電鉄になるんだろうけれども、アセス条例に基づく東京都の環境影響評価条例に基づく調査だというふうに理解してよろしいんですね。
◎草野 交通企画課長 はい、結構です。
◆竹村津絵 委員 今お答えいただいた東急大井町線の件なんですが、急行化への対応ということで要望を行ったことはないというご回答だったんですけれども、それはなぜですか。問題点ということで指摘されておりながら、実際また新たな問題が生まれるというときに、全く区としては関知しないというのは、ちょっと納得できないので、その要望を行わなかった理由を教えてください。
◎草野 交通企画課長 まず、私どもでお配りしました内容の問題点なんですけれども、一文その部分をちょっと読ませていただきますと、区内の鉄道が抱える問題点として、特急・急行電車が区内の各駅を通過することが多く、副都心に近い割に到達時間を要するというような問題点を挙げさせていただいております。
 今回、大井町線の急行化につきましては、大きく申し上げますと田園都市線の複々線化、広い意味でそういったことになっているのかなというふうにとらえております。そういうことで、田園都市線の混雑緩和を図るという一つの大きな目標はあるというふうに考えております。
◆竹村津絵 委員 広い意味での理由というのはよくわかっているんですけれども、では、世田谷区民にとっては公共交通がどうなのかという視点からの申し入れなり、区としての方向性を示すということもやっぱり必要ではないかと思うんです。
 この件に関しては、等々力駅、主に大井町線周辺の住民からアンケート調査を住民が行って、区長への要望書も出ていますよね。その中で、大井町線は必ずしも急行化しなくても、世田谷区内を通過する時間が非常に短いんですね。それで、大半の区民が大井町線には急行化は要らないと。急行がなくても、混雑率を緩和できるんじゃないか。
 例えば、今の各駅停車の本数を少しふやすということも可能だと思いますし、つまり、急行が走ることによって、二子玉川以外を利用する世田谷区民は全員不便になるんです。そのことについて区としての見解、これは区長への質問状ということで出されていますが、玉川総合支所の街づくり課として見解を出されて、お答えを出されているんですが、非常に区民は納得されていない。やっぱり区としての公共交通を考える部署であるところからの見解というのは出す必要があるのではないか、区長に出されている質問状ですので、そのように考えるんですが、いかがでしょうか。
◎株木 都市整備部長 玉川総合支所が答えていますけれども、一応、区の代表ということで答えていますので、今のところはそれが区の見解ということでございます。またそれと違う見解をうちの方で出すということは、今のところ考えていないところでございます。
◆竹村津絵 委員 その質問状を、今ちょっと私もお答えも持っていないんですけれども、非常に事業者の説明どおりのことを通り一遍述べられているだけで、区としてという視点がそこにないんですね。
 やはり問題点という指摘が上がっているわけですから、では、その今課題としてある田園都市線の混雑率をどうするかということとあわせて、こういう方法があるのではないかと区の方から提案するぐらいの姿勢は示していただきたいというふうに非常にこの件に関しては感じております。
 きょうお答えいただくのは無理と思いますが、これは今後課題として、要望としてお願いしておきます。
◆関口太一 委員 今のお話の関連なんですけれども、区内のいわゆる急行通過駅が多いのが問題点という交通企画課の所見が出されているんですけれども、それがこの大井町線で、例えば玉川総合支所の街づくり課がそういうことを知らないんですよね、私が聞いたら。そこをしっかりまず意思疎通をとってほしいですね。まちづくりで大井町線のことが問題になっているわけですから、それを同じ世田谷区役所内の交通企画課が出している問題点、問題意識を玉川総合支所の街づくり課が知らないという状況は、だれが見てもおかしい、よくないと思ので、その辺の意思疎通だけはしっかりしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎株木 都市整備部長 本所と支所との連携というのは非常に大事なことでございますので、その辺は周知がいくように努めたいと思います。
◆板井斎 委員 今の問題をちょっと整理してお答えいただきたいんですけれども、急行を通すかという問題ではなくて、急行が走ることによって踏切が遮断されることが問題なのか。今ちょっと聞いていると、急行そのものに問題があるかのようなとらえ方をするんですけれども、区が示しているのはどっちなんですか。まずそこから確認したいんです。
◎株木 都市整備部長 当然、区の立場としては、あかずの踏切対策というのを一番大きな課題として考えてございますので、そういったご不便をおかけしている踏切の解消というのがまずございまして、それに伴いまして、あと各鉄道事業者がこの急行化もそうですけれども、いろいろ輸送力増強、あるいは混雑緩和の観点から、いろいろ施策をやるわけでございまして、そういったものも勘案して、区としては対応していかなくてはいけない、そういう立場でございます。
◆板井斎 委員 区内には、大井町線は急行化になっていないけれども、それ以外の線というのは急行が走っているわけですよね。だから、急行そのものがいけないのであれば、急行そのものが通るなという話になるわけでして、それを各駅に全部するのかという、そういう理論ではなくて、やっぱり急行だといっても、区内では確かに桜新町だとか三軒茶屋とか区民が乗るわけですよね。それによって、乗る方が大井町線に急行が走ることによって混雑が緩和されれば、それはある程度区民に還元するわけであるし、そういう広い視野に立って検討していただきたい。決して地域エゴではないと僕は思って、竹村委員の意見は聞いていますけれども、その辺をよろしくお願いします。要望しておきます。
◆木下泰之 委員 今の竹村委員のお話と板井委員のお話とも関連するんですけれども、複々線化にする基準みたいなものについては、これはやはりきちっと調べてご報告願いたいと思うんです。特に、特特法の基準がどうなっているのかということも含めて。といいますのは、大井町線の場合は、今後連続立交も検討していると言うんだけれども、単純連続立交でいくのか、線増連続立交でいくかということもあるわけですよ。
 それは、当然複々線にするということになれば、急行をばんばん通すという話にもなるわけだし、それから、連続立交にしないで急行を通すということになれば、当然踏切の遮断時間は非常に長くなるわけで、その辺の絡みもあるわけですよ。
 それから、京王線の問題をめぐって考えたって、あそこは複々線化については、やるのを途中でやめて、長大化路線をとったわけですよ。それで、混雑率の緩和がそれでクリアしたということになっているわけです。そうすると、世田谷区にとっては、例えば余り複々線化しなくても、各駅停車が多ければ区民にとってはそれはいいということにもなるし。そうすると、複々線でいくのか、単純な連続立交でいくのかということも含めて、やはり世田谷区の、特にこの公共交通の委員会では、そういうのを判断していくためにも、非常に大事な情報だと思うんですよ。そういうものについての基礎情報はきちっと、ポイント、ポイントのやつはぜひ知らせていただきたい。そのことを要望しておきます。
○長谷川義樹 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。
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○長谷川義樹 委員長 次に、請願の継続審査についてお諮りいたします。
 平一七・三号「祖師谷・成城地域循環ミニバス反対に関する陳情」外一件を閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○長谷川義樹 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定します。
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○長谷川義樹 委員長 次に、閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1.交通機関対策について
2.外かく環状道路について
とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○長谷川義樹 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定します。
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○長谷川義樹 委員長 次に、協議事項に入ります。次回の委員会の開催について協議します。次回委員会ですが、年間予定では九月六日十時ということになっております。必要であれば、別途正副委員長で調整させていただきますが、本日のところは九月六日火曜日午前十時から開催するということでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○長谷川義樹 委員長 それでは、次回委員会は九月六日火曜日午前十時から開催することにいたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上で協議事項を終わります。
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○長谷川義樹 委員長 そのほかに何かございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○長谷川義樹 委員長 特にないようですので、以上で本日の公共交通機関対策等特別委員会を散会いたします。
    午前十一時十一分散会
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 署名
  公共交通機関対策等特別委員会
   委員長