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東京都 世田谷区

平成17年  5月 企画総務常任委員会−05月17日-01号




平成17年 5月 企画総務常任委員会
世田谷区議会企画総務常任委員会会議録第七号
平成十七年五月十七日(火曜日)
 場  所 第一委員会室
 出席委員(十名)
   委員長         川上和彦
               大場康宣
               新川勝二
               原田正幸
               稲垣まさよし
               山木きょう子
               諸星養一
               岸 武志
               下条忠雄
               上島よしもり
 欠席委員(一名)
   副委員長        市川康憲
 事務局職員
   議事担当係長      秋元勝一
   調査係主査       箕田幸人
 出席説明員
   助役          平谷憲明
  政策経営部
   部長          西澤和夫
   政策企画課長      金澤博志
   財政課長        宮崎健二
  総務部
   部長          齋藤泰蔵
   総務課長        河上二郎
  財務部
   部長          阿部 修
   参事          峯田政和
   経理課長        萩原賢一
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
 1.議案の審査
  ・ 議案第五十五号 世田谷区立船橋小学校改築工事(二期)請負契約
  ・ 議案第五十六号 世田谷区立塚戸小学校増築工事請負契約
 2.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
    午前十時開議
○川上和彦 委員長 ただいまから企画総務常任委員会を開会いたします。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○川上和彦 委員長 本日の委員会に市川副委員長より欠席の届けが出ておりますので、ご報告いたします。
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○川上和彦 委員長 本日は、議案審査等を行います。
 それでは、議案審査に入ります。
 議案第五十五号「世田谷区立船橋小学校改築工事(二期)請負契約」を議題といたします。
 本件について、理事者の説明を願います。
◎萩原 経理課長 それでは、議案第五十五号「世田谷区立船橋小学校改築工事(二期)請負契約」についてご説明申し上げます。
 「世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第二条に基づいて、予定価格が一億八千万円以上の工事の請負契約ということでご提案申し上げるものでございます。
 船橋小学校では、平成十五年六月より本年三月まで校舎棟及び給食棟の改築を行い、既に竣工しているところでございますが、それに続く二期工事である体育館の改築について契約を締結しようとするものでございます。
 議案をおめくりいただきまして二ページでございますが、契約の目的は船橋小学校改築工事の二期ということでございます。
 契約の方法は、前回ご説明申し上げましたとおり、二社の共同企業体によります指名競争入札により行いました。
 契約金額は、税を含みまして四億九千五百六十万円で、契約の相手方は東光・羽田野建設共同企業体でございます。
 恐縮ですが、おめくりいただきまして、最後のページの入札経過調書をごらんください。十二の共同企業体が参加しまして、八番目にございます東光・羽田野建設共同企業体が落札したものでございます。
 お手数ですが二ページにお戻りいただきまして、工期は平成十八年二月二十八日でございます。
 支出科目は記載のとおりでございます。
 三ページをごらんいただきまして、工事概要でございますけれども、鉄筋コンクリートづくり一部鉄骨づくりの二階建てでございまして、建物面積は合計千六百八十二平方メートル余りでございます。
 それでは、お手元の青図をごらんいただければと思います。
 右下に1と記してございます。周辺の案内図及び建物概要は記載のとおりでございます。建設地は、住居表示で言いますと船橋四丁目四十一番一号でございます。
 次に、二枚目でございます。左側に校舎の全体の配置図を示しております。北側の?体育館がこのたび二期工事として改築する部分でございます。斜線部分は一期工事として改築を既に終えた既存の校舎棟でございます。面積は右側に記してございます。
 続きまして、三枚目でございます。上の方に体育館一階の平面図を載せております。北側に作陶室がありまして、これは学校利用のほか地域にも開放する部分でございます。
 続きまして、四枚目でございます。二階部分の平面図を載せてございます。体育館の中の更衣室、トイレ等がございます。
 続きまして、五枚目でございます。立面図を載せてございます。屋根は緩やかなカーブとなってございます。
 説明は以上でございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○川上和彦 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がございましたら、どうぞ。
◆原田正幸 委員 この学校は環八沿いでありますが、防音とかエアコン設備はどうなりますか。
◎萩原 経理課長 委員ご指摘のとおり、環八沿いにございますので、環八沿い側にはかなり高い塀を設けております。それから、防音工事にも多くの配慮をしてございます。教室につきましては、すべての教室に冷暖房等を完備しております。
◆原田正幸 委員 そうすると、そういう関連工事の契約は後日出てくるということですか。
◎萩原 経理課長 議決案件といたしまして、建築工事が議決案件でございますけれども、そのほかに電気工事、あるいは空調工事は別途契約をする予定でございます。
◆原田正幸 委員 もう二十年前ぐらいの話で恐縮なんですけれども、同じぐらいの金額で体育館と、要するに一階か二階かの関係で、体育館スペースの特別教室とか格技室とか、そういう二層のものができたんですが、二十年たつとこんな程度ですか。要するに、二十年前はもっと物が建ったという時代があったんですが、現在のいろいろな単価計算からいくと、こういうもので妥当なんですか。
◎萩原 経理課長 船橋小学校はかなりいろいろな面で工夫を凝らしておりまして、既存の一期校舎棟では非常にオープンスペースを広く設けるとか、多目的スペースを設けるとか、非常に新しい工夫もしているというふうに聞いております。
◆原田正幸 委員 質問の仕方が悪くて恐縮ですけれども、二十年前の例ですけれども、約五億円で、下に特別教室と格技室ができて、上に中学校の体育館が乗っかった建築が約五億円でできているんですけれども、当節はこういう建築単価になりますかとお尋ねしているんです。
◎峯田 財務部参事 二十年前の体育館と比べますと、一つは、小学校とは申しましても、地域開放等を前提としておりますので、当時と比べますと体育館自体の面積等も広くなっているということ、それから、二十年ということで、単価につきましてはそれなりに年々、現実問題として上がっておりまして、そういう意味ではこういった単価になることもやむを得ないかなというふうに判断しております。
◆下条忠雄 委員 空調だとか電気工事については、どうして本体工事と一体で発注しないんですか。普通、本体工事を発注するときは、そういう附帯工事もあわせて発注していますよね。本件については、その辺が摩訶不思議なんだけれども、どうしてですか。
◎萩原 経理課長 これは一般的に国あるいは東京都においても行われているものでございますけれども、いわゆる建築の工事、それから給排水衛生、電気という形でいろいろ専門的に施工内容が分かれておりますので、そういった工事内容に伴いましてこういったふうに工事を分離しているものでございます。
◆下条忠雄 委員 分離するのは当たり前ですよ。だけれども、一体というのは同時期に発注しているでしょう。こういうことは私は初めてだ。建築工事とそういう給排水だとか空調、電気工事と、三本発注しているでしょう。この件については建築だけなんだ。どうしてですか。
◎萩原 経理課長 これまでもこのような手法でございまして、議会のご議決をいただくということで一億八千万円以上の工事ということで、案件によりまして、建築工事、それから、これまでも電気工事等につきましても、そういった金額のものについてはご議決をいただいております。それから、それに至らないそれぞれの各工事におきましても、毎月、常任委員会の中で結果を報告させていただいているところでございます。特に手法を変えたということはございません。
◆下条忠雄 委員 それでは、そういう工事、附帯工事については一億八千万円以下だと、こういうことですか。
◎萩原 経理課長 そのとおりでございます。
◆下条忠雄 委員 その工事については発注したのね。
◎萩原 経理課長 発注しております。
◆下条忠雄 委員 それから、どうしてこの工事は一期工事、二期工事と分けたのかね。一気にやっちゃえば、子どもたちに迷惑がそんなにかからないでしょう。
◎峯田 財務部参事 ご指摘のとおり、私どもとしても、できれば一期でこの工事を発注することが多分原則だろうというふうには思っております。しかしながら、今回この船橋小学校につきまして二期に分けました理由は、一つは、学校の改築の場合には必ず国庫補助というのがついてございます。その国庫補助の場合の採択要件が、一つは、五千平米を超える建築物については二カ年度以内というのが原則となっております。したがいまして、この工事全体を二カ年以内でやらなければいけないということ。
 そうしますと、実際に学校というのは子どもたちがそこで授業を受けながら改築をしなければいけない。休むということはできませんので、そういう意味で言うと、体育館を同時期に二年間の中でやるということになりますと、校庭に仮設校舎を建てまして、体育館もつぶして工事をやるということになりますと、教育環境上、その場にいる子どもたちの体育等の活動について非常に支障が出るということで、今回、体育館の部分についてのみ、船橋小はこういう条件ですので分離をしたということで、二期に分けたということでございます。
◆下条忠雄 委員 国庫補助は、二年以内でやらないといけないとか五千平米以上というのは、法律に何か書いてあるの。
◎峯田 財務部参事 法律ではございませんが、文部科学省の補助要綱の中に記載がございます。
◆下条忠雄 委員 それにしても、一体でやるのと分離してやるのとは相当税金の関係で――分離すればいろんな面で非常に税金のむだ遣いになると私は思う。そういうことを計算しましたか。
◎峯田 財務部参事 確かに、ご指摘のとおり、一本で契約をすることができれば、直接工事費については分けても変わりはございませんが、仮設費ですとか諸経費の部分で安くなるということで、経費的には安くなるということはあるかと思います。
 ただ、具体的にそれでどのくらい安くなるかという試算はしてございませんが、先ほど申し上げたような事情で二つに分けざるを得ないということで、教育委員会と施設営繕課と協議をしまして、こういう形に至ったものでございます。
◆下条忠雄 委員 国庫補助の条件についてそういうのを書いてあるというんだけれども、それは原則でしょう。工事というのはケースがいっぱいあるんだよ。これは、国との折衝において、その原則というのは必ず逃げるところが書いてあると私は思う。そういう努力をしていないんじゃないかと思う。
 それから、一体でやればどのくらい税金が効率的で支出しないで済むか、そういうことの計算もしていないというのは非常に怠慢だな。ちゃんとこっちが積算して、こういう状況だからその原則は曲げてくれということを折衝すべきですよ。税金をいかに使わないかということがすべてなんだよ。根幹なんだよ。
◎峯田 財務部参事 ご指摘のとおり、先ほど原則と申し上げましたが、もちろん例外というのがございます。その例外と申しますのは、例えば天災等の災害によって建物が壊れた等があって、緊急でつくりかえなければいけないというような場合については、例えば途中で十一月とかに発注をすると三カ年度にわたってしまうというようなこと。あるいは、当初、例えば二カ年度でやるという予定で工事を発注しまして、実際上は災害ですとか気候の条件等がありまして、やむなく工事が事故繰りというような形で三カ年にわたってしまう場合については、当然その中で認めるというような記載もございます。
 ただ、通常の場合で申し上げますと、ほかの施設でもそうでございますが、補助要綱の原則をずらす特段の理由がない限りはまず認めないというのが、今までほかの施設で幾つかそういう例がございまして私どもも交渉してまいりましたが、そういった事情があって、これについて特段どうしてもこの学校についてということで交渉したことはございません。
◆下条忠雄 委員 税金をいかに使わないで済むかという追求、それを常に頭の中に入れて追求する、そういうことが必要だと思います。
 それから、一期工事については、平成十五年の五月二十一日のこの企画総務常任委員会で――これは読売新聞で、談合がある、こういう報道があったんだ。その業者、第一グループ、第二グループ、第三グループとあるけれども、第一グループの東光建設のグループに落札するという談合があったと、読売新聞がそういう報道をしたんだ。報道の中では名前は出していませんよ。私がここで追及したところ、前の経理課長はのらりくらりして行ったり来たりしたけれども、結局、第二グループ、第三グループは違うけれども、東光建設について談合があると、読売から区側にそういう話があったと、これを認めたわけです。
 私は、この件については東光建設を排除して入札をすべきだと言った。それをしないでやった。だから、私は反対したんです。そういう経緯がある。
 その東光建設が今度また第二期工事も請け負うということだね。前の入札の工事金額というのは二十億円ですよ。またこの東光建設が五億円からの工事をとっちゃうんだね。どうもこれはまた談合というか、裏がありそうな気がするんですね。そういうことについて認識はありますか。今までの私が言った経緯について認識をしていますか。
◎萩原 経理課長 本件建築工事につきましては、一期のときに、委員ご指摘のとおり報道がございまして、契約セクションといたしましても、入札に参加する事業者個々にいろいろ事情を聞きまして、そういった事実は確認できなかったものでございます。ただし、そういった報道もあったことから、JVの組み直しを指導いたしまして、結果として東光を含めた事業体が落札したものでございます。その辺の経過につきましては、区の方から公正取引委員会にも報告したところでございます。
 二期工事につきましては、また一定の条件のもとで入札を行いまして、結果としまして当該業者を含む共同企業体が落札したものでございまして、これにつきましては入札の結果であろうというふうに理解しております。
◆諸星養一 委員 先ほどの下条委員のご発言ですけれども、税金の問題がすべてかということについて、私は若干の疑義があります。確かに区民の税金ですから、そのむだを省くということについて、いかにそれを行っていくかということは一つの大きな課題だと我々も認識していますけれども、同時に、子どもたちの教育環境をどう守れるかということに最大の配慮をすべきだ。校庭もなくなって体育館もなくなったら、子どもたちは一体どこで教育を受けられるんですか。教室がすべてじゃないでしょう。
 今、駒沢小学校の場合は駒沢中学に行っていますけれども、それでも大変な、子どもたちにとってみれば教室が犠牲になって、それはプレハブということで、ある意味では環境的にすぐれたものができていますよ。それでも、子どもたちに非常に犠牲を払ってもらっているということに対する配慮はどこですればいいんですか。
 そういう意味で、教育委員会との、財政との問題がありますけれども、それについてどこまで子どもたちを最大守っていけるかという観点というのは、今、峯田参事のお話ですとそういう観点があるとおっしゃいましたが、もう一度改めてその辺のところをお答えいただきたいと思います。
◎峯田 財務部参事 小学校や中学校の改築につきましては、ご案内のとおり、学校というのは、ほかの施設のように休んでということはできません。それからもう一つは、例えばすぐ近くに大きな代替地があって、一たん移転をして、そこで改築ができるということであれば、なるべく早く一気にやることがまさしく子どもたちにとっては望ましいというふうには考えてございます。
 しかしながら、世田谷区内におきましてこういった学校の改築をする場合にはなかなかそういった適地もなく、子どもたちの教育環境を守りながらなるべくいい建物をつくっていきたいということで、それぞれ苦労をしているところでございます。
 そういう中で、例えば駒沢小学校の場合には敷地が狭いものですから、やむなく校庭はなくなりました。しかしながら、体育館については残して、体育館は完全に使える状態のまま体育館を建ててということを考えた。それも、ああいった狭いところですと、実はそれも不可能というようなことがございますが、ほかの学校については、基本的にはできれば体育館は残して、例えば烏山中学のように古い体育館を残した上で先に新しい体育館を建てて、その後に古い体育館を壊して校庭を整備するというようなことを原則にしております。
 そういった意味で、確かに経費の問題というのは我々も常に肝に銘じていかなければいけませんが、そこでは子どもたちの教育環境を守る方をどちらかといえば優先させていただきたいというふうに考えております。
◆諸星養一 委員 この中を見るとプールが出てこないんですが、プールはどこに建てられているんですか。
◎萩原 経理課長 プールにつきましては、一期工事で終わりました校舎棟の屋上にございます。
◆下条忠雄 委員 体育館というのは、あればいいですよ。昔、我々が小学校のときに体育館なんかなかったね。運動場があるんだ。運動というのは、原則、運動場でやるんだ。だから、体育館がすべてみたいな話というのはないと思いますよ。たまたま雨の降った日は体育館でやるにしても。
 まだ世田谷なんて、非常にスケールメリットがあるし、財政的に余裕があるからそんなことを言っていられるけれども、地方を見てみなさい。大変財政が厳しくて、どうにもならなくなって合併しているじゃないの。余裕があるから、そんなお大尽みたいなことを言っていられるんだ。校庭があるなら、校庭でやればいい。
 私は常々言うように、区役所というのは納税者のものなんだから、役人のものでも議員のものでもない。いかにお金を使わないでやるか。これから大変厳しくなるのは目に見えているんだから、そういう追求もしないで、何か甘い、そういう――受けはいい。子ども本位に、子ども本位にと、それはすとんと入るだろう。しかし、そんな状況じゃないということをよく区民の皆さんにもわかってもらうことが必要なんですよ。そういう追求もしていないということがおかしいと私は言っているんだ。
◆諸星養一 委員 この一期工事のときに校庭はあいていたんですか。
◎峯田 財務部参事 校庭の三分の二程度はあいてございました。
◆諸星養一 委員 そこで使えば、別に体育館は要らなかったという話になるんですか。(「要らないということはないんだ」と呼ぶ者あり)下条委員は要らないと言っているじゃない。
◎萩原 経理課長 工事期間中、例えば船橋小学校ですと、プールは二シーズン間、自分の学校のプールが使えなかったというようなこともございます。保護者の方からも、体育館と校庭の改修時期が重ならないで、極力授業にも使えるようにしてほしいというような強い要望もございまして、教育委員会の中でもその辺を十分議論しまして今回のような工期に分けたという背景があると聞いております。
 それから、物理的な理由で仮設校舎を敷地北側の旧体育館の隣のスペースに設置したわけでございますけれども、体育館の解体とか建築を一期の工事期間中に行いますと、騒音とか振動、工事車両の進入等で、隣接している仮設校舎の授業へも支障が出るなど、さまざまな教育的環境の面から判断してこのような工期になったというふうに聞いております。
◆下条忠雄 委員 今、保護者からそういう要望が出たと言うから、その証拠を見せなさい。次に出しなさい。いいですか。
◎萩原 経理課長 改築に当たりましては、教育委員会も地域の方々、あるいは保護者の方々といろいろな場面でお話を聞いたり説明会を行ったと聞いております。その中でいろいろな意見が出たということで、教育環境にも十分配慮してほしいというような意見が出たと聞いております。
◆下条忠雄 委員 教育委員会からとって、紙に書いたそういうものを、ペーパーを見せなさい。
◎萩原 経理課長 教育委員会にも照会しまして、しかるべき対応をとりたいと思っております。
○川上和彦 委員長 では、そのようにお願いいたします。
 意見に入ります。
 本件についてご意見がございましたら、どうぞ。
◆下条忠雄 委員 今、るる申し上げたんだけれども、一つは今の点の話になるんだけれども、最終的には、そういう要望があってそういうふうにしたということだったらやむを得ないところがあったかもしれないけれども、なるべく税金を使わないように効率的にやるということで、そういう追求をする、一緒に工事をやるというようなアプローチをしていないような気がするんです。これについては、同時にやればもっともっと税金を使わないで済んだのではないかということが第一点。
 それから第二点は、これもさっき申し上げたとおり、東光建設については談合情報があって、区はそういうものについて何の対策もしないで、ただ二番手、三番手の業者を入れかえただけで、前回のとき、第一期工事を入札しているんだ。それで、読売が言ったとおりの業者が落札しているんです。また今度その業者がとっているというのは、私は非常に疑惑というか、うさん臭いものを感じますね。
 だから、この件については賛成しかねる、反対である、こういうことを申し上げたいと思います。
◆原田正幸 委員 私は、昭和二十年の区内小学校卒業生でありまして、戦時中ですから、集団疎開をする前の記憶によりますと、今は大変少ない児童数になっている同じ学校が千五百人の児童がいた。運動会は、分列行進して校長先生に敬礼した同じ学校ですが、広いなという覚えがあるわけです。子どもと大人の時間の差がありますけれども、同じ学校に今行ってみますと狭い運動場だなと思うわけです。
 それはなぜかと考えてみたんですけれども、昔は木造の二階建てで、校舎がぐるりいっぱいに下がっていたんです。今の鉄筋校舎になりますと、厚みとか後ろの後背地のことで、ぐっと前までせり出してきている。そういう建物の違いというものからして、今の校庭はどこの学校もみんな狭くなってきている。
 その中で改築をする折にはいろいろな苦労があるだろうと思うんですが、プレハブを建ててということでこれからも対応なさるだろうけれども、今、下条委員が言われたような税金を大切にということは大事なことで、お互いに承知しているわけであります。ただ、その学校、学校の事情がいろいろあるんでしょうから、そういうこともお聞きいただかなければならないだろうし、もろもろに対して財務当局は今後もご判断をいただきたいと願っております。
◆諸星養一 委員 繰り返しになりますけれども、まず、財政当局として、区民の税金を使っているというコスト意識に立った上で、いかに低廉な価格で抑えるか、これは当然一つの使命だと感じております。同時に、こうした学校の改築工事については、子どもたちの教育環境に最大限いかに配慮するかということも最優先すべきテーマだと私は感じております。
 先ほど参事もおっしゃっていたように、いろんな方式を考えながら、いかに工期を早くできるか、これは確かに子どもたちの教育環境を守るためにも、逆な意味で言えば非常に大きな問題だと思います。そうしたた工期のスピードを速めるということも含めて、区としてこうした問題にしっかり取り組んでいただきたいということを意見として申し上げて、本議案については賛成させていただきます。
○川上和彦 委員長 これより採決に入りたいと思います。採決は挙手によって行います。
 お諮りします。
 本件を原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
   〔賛成者挙手〕
○川上和彦 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第五十五号は原案どおり可決と決定いたしました。
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○川上和彦 委員長 次に、議案第五十六号「世田谷区立塚戸小学校増築工事請負契約」を議題といたします。
 本件について、理事者の説明を願います。
◎萩原 経理課長 それでは、議案第五十六号「世田谷区立塚戸小学校増築工事請負契約」についてご説明いたします。
 本件につきましても、「世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第二条に基づいて、一億八千万円以上の工事請負契約ということで本案を提出させていただくものでございます。
 隣接する住宅開発や周辺の宅地開発などに伴う児童数の増加に対応するため、塚戸小学校に新たに教室と給食室などを増築することとし、工事請負契約を締結しようとするものでございます。
 議案をおめくりいただきまして、二ページでございますが、契約の目的は増築工事ということでございまして、契約の方法は指名競争入札により行いました。契約金額は、税を含めまして二億七千九十万円で、契約の相手方は株式会社折原建設でございます。
 恐縮でございますが、最後のページの入札経過調書をごらんください。十三の事業者が参加しまして、四番目に載っております折原建設が落札したものでございます。
 お手数ですが二ページにお戻りいただきまして、工期は平成十八年七月三十一日となっており、平成十八年度まで入りますので、債務負担行為をとらせていただいております。支出科目は記載のとおりでございます。
 三ページをごらんいただきまして、工事概要でございますが、鉄筋コンクリートづくりの三階建て、建物面積の合計は千五百七平方メートル余りでございます。
 それでは、お手元の青図をごらんいただければと思います。
 右下に1と記してございます。案内図と建物概要は記載のとおりでございます。建設地は住居表示で言いますと千歳台六丁目七番でございます。
 続きまして、二枚目でございます。左側に校舎全体の配置図を載せてございます。西側の?校舎棟が、このたび増築する部分でございます。三階建てでございます。面積は右側に記載しております。
 三枚目でございます。校舎一階の平面図でございます。西側の白い増築部分には調理室や下処理室など給食室がございます。
 続きまして、四枚目でございます。二階の平面図でございます。普通教室四つとトイレを配置してございます。
 五枚目でございます。これは三階部分でございます。普通教室二つとランチルーム、トイレを配置してございます。
 続きまして、六枚目でございます。これは屋根部分でございます。
 最後、七ページでございますが、これは校舎の東西の立面図を載せてございます。
 説明は以上でございます。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○川上和彦 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がございましたら、どうぞ。
◆稲垣まさよし 委員 ちょっと教えてもらいたいんですけれども、ベビーブームのころというのは、多分子どもの数はこの周辺も多かったのではないかと思うんです。今回、青学の跡地を利用して、人口というか子どもの数がふえるだろうと予測されるということでこれがあるのだと思うんですが、おおよそどのくらいの人口がふえていくのか、それと、ここの学校には空き教室はなかったのかだけ教えてください。
◎萩原 経理課長 塚戸小学校は以前からも非常に希望の多い学校でございまして、区域外通学は認めていなかったと聞いてございます。
 それから、従来の宅地開発のほかに、今、委員からご指摘がありましたように、旧青学跡地に大規模なマンションができまして、これが千三十数戸できると聞いてございます。それで、教育委員会としましても、おおよそ二百名程度の児童数がふえると見込んでおります。一定の期間のスパンはございますけれども、その結果、各学年に一クラス分ぐらいの教室増が必要であろうと判断いたしまして、今回の増築工事に至ったわけでございます。
◆稲垣まさよし 委員 人口というか子どもの数が減っているところもありますし、ふえている地域もあるわけですよね。そういった状況とか推移を見ながら、これは文教領域にもまたがるし、また、企画の分野もあるのかもしれないんですけれども、そういった子どもの動き方というか人口流動を把握した形でやっていかないと、それプラス学校をどういうふうに建てかえていくかとかも含めて、もう一度見直していく必要があるのではないか。これは意見ですけれども。
◆下条忠雄 委員 わからないならいいけれども、二十年ぐらい前、非常に子どもが多かったときは塚戸小学校というのは何人ぐらい子どもがいて、現在は何人ぐらいいるんですか。
◎萩原 経理課長 これは十六年度でございますが、児童数は六百六十一名と聞いてございます。
◆下条忠雄 委員 昔はわからないのか。
◎萩原 経理課長 古い数値は今持ち合わせてございません。申しわけございません。
◆下条忠雄 委員 私も子どもが一人ここの学校へ行っていたんだけれども、六百六十一名では、青学の跡地のマンションができても何とかおさまらないのかね。周囲の学校も、マンションがふえたからちょっと無理という話もあるけれども、そういうことは考えたことがあるのかな。
◎萩原 経理課長 教育委員会では、それぞれの学校のクラス、あるいは生徒数の推移を当然把握しておりますし、将来的な見込みもとってございます。塚戸小の近隣で言いますと、千歳台小、あるいは祖師谷小もございますけれども、そこでも微増傾向にあると聞いてございます。それと、一クラス当たりの児童数が昔に比べて、今は少人数教育というんでしょうか、その辺の基準も変わってきているということもあろうかと聞いております。
 いずれにしましても、児童生徒数の推移を十分見きわめながら適切な工事、あるいは指定校の対応を図っていく必要があろうかと思っております。
◆下条忠雄 委員 最近、話を聞くと、学年二クラスぐらいなんだ。三クラスになったということで学校の当局者は喜んでいるというんだね。そういう状況なんです。祖師谷にしてもそんな程度で、少しはふえているんだろうけれども、かつて子どもが多かった時代、我々が子育てした時代はこんなものじゃなかったですよ。大変な数だった。だから、そういうことをやりくりすれば、何とか……。学区域の線引きをかちっと固定しちゃっているからそうなるわけで、もう少し自由にすれば建てなくて済むんじゃないかと思うんだ。そういう追求というのか、そういうことを考えなかったのかね。もっと頭を柔軟にしてやるということ。
◎峯田 財務部参事 教育委員会におきましては、理工学部跡地のマンション開発に限らず周辺で非常に開発が進められていること、それから、区画整理が終わった場所でマンション等が建って、この辺の地域全体として生徒数は世田谷区全体以上にふえている状況にあるということで、当然、学区域の変更等についても検討はさせていただいているというふうに――この増築の計画に当たっては当然、そういったことが可能かどうか。一番大きかったのは、理工学部跡地をそっくりほかの学区域に持っていけないかという検討もしたというふうには聞いてございます。
 それからもう一つは、かつてはここは多分千人を超える生徒がいらしたと思うんですが、現在は七百人程度ということで減っております。この事情は一つは、ご存じかと思うんですが、昔は四十人ではなくて五十人学級ということで、まず一クラス当たりの生徒数が違っていた。今は四十人学級としておりますので、そこが非常に違うということが一つ。
 それから、たまたまこの図面の中に既存の校舎の図面が入ってございますが、当時と比べますと、新しい教育に対応するための多種多様な教室をつくったり、教育相談室をつくったりということで、かつては普通教室として使われていた部分が、さまざまな用途でほかの特別教室等に使われているという状況がございます。
 したがいまして、これらをすべてやめて昔に戻すということであれば入ることは物理的には可能かもしれませんが、新しい教育をその中でこなしていくためには、単純に例えばパソコンルームを、ここではパソコンはやめて、教室が足りないんだから教室にするというような判断は教育委員会としてはしなかったというふうに聞いております。
◆下条忠雄 委員 もとに戻すというのはできないことだと思いますよ。逆に、マンションがふえて子どもがずっと多くなるということだと、プレハブじゃなくて、ちゃんとしたものを建てたらどうだと、こうなるんだ。これはプレハブでしょう。違うの。(「鉄筋だよ」と呼ぶ者あり)鉄筋か。そうか。プレハブと聞いていたから……。それは誤解だった。
◆新川勝二 委員 別にプラン的なもので異存はありませんけれども、学校は一時避難所としての機能は持ち合わせておるわけです。よく小学校は、近隣小学校でもそうなんだけれども、備品庫、備蓄庫が二階によくあるんです。学校が安全でないというのではなくて、二階にあることによって非常に不便だ。前回、船橋小学校においても、一期工事においては一階に備品庫、備蓄庫が用意されていますよね。
 これからの小学校に一時避難所としての機能を持たせるんだったら、こういう機会をとらえて備蓄庫は一階にある程度考慮することも必要かなと思ったんです。その辺についてはなかったんですか。
◎峯田 財務部参事 教育委員会から聞いていますところでは、今回の増築によりまして、全体の中で教室の再配置をいたします。確かに現在ここの学校では防災物品が非常に不便なところに入っていると聞いておりますので、それについては、この増築が終わった後で再配置をして適切な場所に設けるというふうに聞いております。
○川上和彦 委員長 意見に入ります。ご意見、態度も含めてございましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○川上和彦 委員長 では、採決に入ります。
 お諮りいたします。
 本件を原案どおり可決することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川上和彦 委員長 ご異議なしと認めます。よって議案第五十六号は原案どおり可決と決定いたしました。
 以上で議案の審査を終わります。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○川上和彦 委員長 次に、閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1.区政の総合的企画及び調整について
2.行財政運営について
とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川上和彦 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○川上和彦 委員長 以上で本日の議題はすべて終了いたしました。
 ここで、本日は最後の委員会ということで、私から一言ごあいさつを申し上げます。
 十五年改選期初めから二年間にわたり企画総務委員長を務めさせていただきました。大変頼りない委員長ではございましたけれども、委員の皆様のご協力のもと、大過なく過ごせたことを何よりと思っております。今後は私も一委員として、またしっかり世田谷区のために頑張りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました。(拍手)
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○川上和彦 委員長 以上で本日の企画総務常任委員会を散会いたします。
    午前十時五十分散会
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 署名
  企画総務常任委員会
   委員長