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東京都 世田谷区

平成17年  4月 清掃・リサイクル対策特別委員会−04月28日-01号




平成17年 4月 清掃・リサイクル対策特別委員会
世田谷区議会清掃・リサイクル対策特別委員会会議録第三号
平成十七年四月二十八日(木曜日)
 場  所 第四委員会室
 出席委員(十三名)
   委員長       山木きょう子
   副委員長      板井 斎
             新川勝二
             菅沼つとむ
             新田勝己
             山内 彰
             竹村津絵
             羽田圭二
             山口 拓
             栗林のり子
             長谷川義樹
             小泉たま子
             下条忠雄
 事務局職員
   議事担当係長    秋元勝一
   調査係主事     佐々木 崇
 出席説明員
  砧総合支所
   区民部長      溝口 猛
  清掃・リサイクル部
   部長        堀川能男
   管理課長      福田督男
   計画担当課長    松下洋章
   事業課長      金澤眞二
   世田谷清掃事務所長 千葉正人
   玉川清掃事務所長  兎澤幹雄
   砧清掃事務所長   薄根義信
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
 1.請願の審査
  ・ 平一七・四号 「廃プラスチックは今後も焼却処理しない」ことを求める陳情
 2.報告事項
  (1) 第一回臨時会提出予定案件について
  〔報告〕
   ? 議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)
  (2) その他
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
    午前十時開議
○山木きょう子 委員長 ただいまから清掃・リサイクル対策特別委員会を開会いたします。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○山木きょう子 委員長 本日は、請願の審査等を行います。
 まず、議題に入る前に、四月一日付で人事異動がありましたので、理事者の紹介をお願いしたいと思います。なお、お手元に資料をお配りしてありますので、参考にしてください。
 それでは、お願いいたします。
◎溝口 砧総合支所区民部長 砧総合支所区民部長、溝口でございます。今年度からよろしくお願いいたします。
◎堀川 清掃・リサイクル部長 それでは、清掃・リサイクル部の幹部職員が二名ほど異動しましたので、私から紹介させていただきます。
 まず、福田管理課長でございます。
 松下計画担当課長でございます。
 以上でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○山木きょう子 委員長 担当書記もかわりましたので、自己紹介をさせます。
◎秋元 書記 秋元です。よろしくお願いいたします。
◎佐々木 書記 調査係佐々木です。よろしくお願いいたします。
○山木きょう子 委員長 以上で紹介を終わります。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○山木きょう子 委員長 それでは、1請願審査に入ります。
 まず、平一七・四号「『廃プラスチックは今後も焼却処理しない』ことを求める陳情」を議題といたします。
 本件は二名分の追加署名がありましたので、ご報告いたします。
 ここでお諮りいたします。本件について、陳情者より趣旨説明したい旨の申し出がございます。これを許可することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山木きょう子 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
 趣旨説明を聴取するため、暫時委員会を休憩します。
    午前十時二分休憩
   ――――――――――――――――――――――
    午前十時四十八分開議
○山木きょう子 委員長 それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
 本件に関し、理事者の説明を求めます。
◎松下 計画担当課長 まず、プラスチックの処理の現状についてかいつまんでご説明をさせていただきます。
 区におきましては、ペットボトルについては、販売店、公共施設で回収をいたしまして、容器包装リサイクル法に基づく指定法人ルートにより再商品化を行っているところでございます。また、区の回収のほか、販売店における発泡トレー等の自主回収の促進を図っているところでございます。これら以外のプラスチックにつきましては、現在、不燃ごみとしての収集を行っております。プラスチックが不燃ごみに占める割合でございますけれども、平成十六年度のごみ組成分析調査によりますと、不燃ごみの約五六%がプラスチックとなっております。
 このように収集いたしました不燃ごみの処理でございますけれども、不燃ごみ処理センターが、二十三区内におきましては中央防波堤と京浜島という二カ所にございますが、こちらに運搬をいたしまして、破砕、減容化をいたしました後、埋立処分をいたしております。減容化という中の一部には大田第二工場という清掃工場がございまして、こちらの方で一部焼却も行っております。
 世田谷区におきます平成十五年度におけるごみ収集量、不燃ごみが四万四千トン、可燃ごみが十六万三千トンございましたけれども、この数字とごみの組成分析調査結果から推測をいたしますと、プラスチックの排出量は、世田谷区内年間約三万トンというふうに推計をされます。なお、これには、プラスチックは不燃ごみなんですけれども、可燃ごみとして排出されているプラスチックも残念ながら現実にはございまして、これも含んだ数字でございます。
 同様に、二十三区におけるプラスチックの年間の排出量、これは平成十五年度における推計でございますけれども、約四十九万トンというふうに推計をされます。この処理方法でございますけれども、二十三区合計の数値でございますが、再生利用をされるものが約一万二千トン、構成比にいたしまして約二・五%ございます。
 破砕をした後、熱回収――サーマルリサイクルもしくはサーマルリカバリーでございますが――されるものが二〇・六万トン、構成比ですと四二・二%ほどでございます。なお、破砕をした後、埋め立てをされるものは二十七万一千トン、構成比ですと五五・四%というふうに推計をされます。
 再生利用とか、熱回収という言葉について若干説明を加えさせていただければと思いますが、再生利用と申しますのは、廃棄物を原材料として利用することを指すとされております。例えばプラスチックの場合でございますと、砕いて、溶かして、再度プラスチックを製造するものが再生利用とされております。
 なお、国の循環型社会形成推進基本計画におきましては、再生利用の一形態としましてケミカルリサイクル、化学原料として利用する、こういったものも再生利用の一形態として位置づけられております。具体的には、例えばということでございますけれども、コークス炉などで原料炭、コークスの代替物として利用するといったものが挙げられます。
 もう一つ熱回収、先ほどサーマルリサイクルあるいはサーマルリカバリーとして申し上げた部分でございますが、これは廃棄物から熱エネルギーを回収するということが熱回収であるとされております。ごみの焼却から得られる熱を発電や冷暖房等に利用するといったものがこれに当たるとされております。
 プラスチックの処理の現状については、以上でございます。
 引き続き、区におきます検討状況をご説明させていただきたいと存じます。プラスチックにつきましては循環型社会形成推進基本法の基本原則、すなわち発生抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分という政策の優先順位が定められておるわけです。この法の基本原則に基づきましてできる限りの発生抑制を進めるとともに、それでも現実に生じます大量のプラスチックの処理につきましては、品目に応じた適切な方法を資源や環境の保全、また経済性、地域特性など、さまざまな視点から総合的に検討する必要があると考えております。
 また、プラスチックへのこういった対応の検討に当たりましては、ごみの中間処理が二十三区共同処理という形で行われておりますことから、リサイクルへの取り組みも含めまして二十三区としての検討が必要であるということ、また、現在まさに二十三区としてプラスチックに係る諸課題の検討に着手している状況であるということがございます。
 こうしたことから、プラスチックの取り扱いにつきましては、二十三区としての検討を行いました上で、これまでの経緯を踏まえてさまざまご理解をいただきながら、熱回収による清掃工場の環境面、安全面、さらに性能への影響等につきまして、実証実験なども含めて必要な確認や検証を行いました上で判断をしていくことが適当であると考えております。
 現在の検討状況につきましては、以上でございます。
○山木きょう子 委員長 それでは、理事者に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆長谷川義樹 委員 要は、一番問題というか、請願の言いたいことは、プラスチックを燃やしてしまうと安全性に不安があるよということなんだよね。ところが、環境省はサーマルリサイクルみたいなものを具申したとか書いてあるよね。廃プラスチックの焼却を具申する。そうすると、具申した以上、廃プラスチックを燃やすことについての安全性は担保されたというふうに認識されるのかしら。
◎松下 計画担当課長 本年二月に中央環境審議会から意見具申が出されております。その中に、発生抑制、再生利用の推進を行った上で、それでもなお残りました廃プラスチックにつきましては、最新の熱回収技術、排ガス処理技術の進展でありますとか、最終処分場の逼迫状況等を踏まえて、直接埋め立てを行わず、一定以上の熱回収率を確保しつつ熱回収を行う方向でシステムを見直すことが適当であるというふうにされております。
 中央環境審議会でこのような意見具申をしてまいりました背景といたしましては、ダイオキシン問題に象徴される、また代表されるさまざまな環境面での負荷というものについて、国としても重大な認識を持った上でダイオキシン対策について、特別措置法の制定でありますとか、それに基づく焼却施設の重点的な改修整備などを行ってきた。ダイオキシンを例にとりますと、平成九年から十四年までの五年間に排出量が実際に九割削減をされているというところが背景にあって、このような意見具申に至ったものというふうに認識しております。
◆長谷川義樹 委員 そうなると、例えばガス化溶融炉が世田谷区でできますよね。そこで燃やせば安全性には問題ないという結論なのかしら。
◎松下 計画担当課長 これはどこの工場でということではなく、中央環境審議会の意見具申の趣旨といいますのは、オールジャパンといいますか、全国の廃棄物処理施設全体についてそのような方向に踏み出すべきであるということを意見具申されたものと認識しています。
 したがいまして、二十三区としましては、これをもって即安全面で間違いなく大丈夫であるというふうに断言をするといいますよりは、二十三区検討の中で、サーマルリサイクルの実施ということも含めたさまざまな課題の検討を行っていく中で、必要に応じて検証を行っていく必要があるのではなかろうかというふうに考えております。
◆長谷川義樹 委員 よくわからないんだよな。検証を行っていると言ったって、燃やしてしまった方がいいよという話でサーマルリサイクルというのは言ってきて、自治体にとっては、それは一組もそうなんだろうと思うけれども、それを検証しながらやるというのは、検証しなければやらないということなのかな。そうすると、余りにも環境省の具申が、安全性も確保されていないまま燃やしていいよという形に――実際は、その安全性の確保は各自治体がやりなさいみたいなことなの。大丈夫だから燃やせと言っているのではないの。違うの。
◎松下 計画担当課長 国といたしましては、一つには、全国のプチスチックの処理状況の中で単純焼却をされているという部分が、二十三区におきましては熱回収ないしは埋め立てという処理方法でございますけれども、全国の中では熱回収を行わずして単純に焼却をしているという部分が、実は全国ベースでは三割弱ございます。この部分について非常に大きな課題認識を持っているというのが一点。単純焼却はやめて熱回収に移行すべきであるというふうな部分が一つございます。
 もう一つには、先ほど申し上げました熱回収という形で処理することについては、国としても一定程度安全性については、従前の清掃工場に比べますと大幅な向上をしているという部分は認識をして、このような動きになったものというふうに考えております。
◆長谷川義樹 委員 そうすると、熱回収すれば安全性にはかなり問題がないというふうな見解ということですね。熱回収というシステムをする清掃工場で廃プラを燃やせば、大丈夫だよということでないとおかしいわね。
◎松下 計画担当課長 そうですね。環境省といたしましては、まずプラスチックを焼却すべきということを主張しているのではなくて、やはり処理の優先順位というものに従って品目ごとに適切な処理の仕方を講じていくべきであるという中に、熱回収という選択肢をきちんと位置づけていくのではないかという旨の意見具申であると考えております。
◆下条忠雄 委員 熱回収をするというと、埋め立てができなくなっちゃうからやるということでしょう。これはしようがないね。
◎松下 計画担当課長 これは最終処分場の状況というのも十分に踏まえておく必要があるのかなと考えております。
 ただいまのご質問に関連して埋立処分場の状況を参考までに申し上げますと、環境省の資料に基づくものでございますけれども、全国での一般廃棄物の埋立処分場の残余年数が――あと何年埋め立てが可能であるかということでございますけれども、現在約十二年というふうにデータが出ております。これは逆に申し上げますと、今のまま推移した場合は、十二年後には埋立処分場はもう確保できない状況にあるというこのような最終処分場の逼迫というのも、このたびの意見具申の大きな要素の一つであると考えております。
 ちなみに、二十三区の埋立処分場の状況でございますけれども、全国の数値よりはやや余裕はございますが、単純に現在の毎年の埋立処分量がこのまま続くとなりますと、計算上は約三十年で東京湾の埋立処分場は満杯になってしまう計算になっております。
◆下条忠雄 委員 それから、こういうペットボトルや何かのプラスチックは、中国では資源不足だからエネルギーもない、物すごく高く売れるというふうに仄聞するんだけれども、そういうことかね。
◎松下 計画担当課長 現行の我が国の容器包装リサイクル法におきましては、指定法人ルートというふうに言われております容器包装リサイクル協会に処理を委託するという形態の中には、外国、日本以外の国への輸出ということは想定をされておりませんが、現実の問題としては、委員ご指摘のとおり、諸外国、特に発展途上の、発展が著しい国においては、そのような資源不足というのが非常に大きな現象として起きていて、産業系のものを中心に相当量が輸出をされている現状があるというふうに聞いております。
◆下条忠雄 委員 世田谷区独立というんだったら、どんどん回収して輸出すればいいじゃない。そんな二十三区、二十三区と横ばっかり――あなた方は勝手なんだよ。変なところは独立だと言って囲い込んで人をいじめたりなんかしているけれども、都合が悪くなると二十三区で、二十三区でと。自区内処理なんかしていないじゃない。それはそれだけの需要があればどんどん――これは埋めるか、燃やすか、輸出するか、この三つしかないんだよ。消費者なんかにこんなのは転嫁できないんだ。こっちの方ではそういう理想論をいろいろ言うけれども、これは頭でっかちのことで、政治というのは今どうするかということだ。だから、世田谷区で何とかそれを――これはどうしたらいいかわからないけれども――回収をして、破砕をして、それで売ればいいんだ。そうしたらみんなついてくる。お金になる。
◎松下 計画担当課長 仮定の話としてでございますけれども、区が収集したものを外国に輸出するということになります場合には、もとより収集運搬をどのような形で行うかということがまず一つ。それと、やはりその収集した資源を効率的に外国に輸出するためには、一定の保管でありますとか、中間処理といったようなことを行ってまいります施設は何らか必要になってこようかなと考えております。
 この部分については現実の問題といたしまして、世田谷区内でそれだけの場所を確保するということは、課題としてかなり大きなものになってこようかなというふうに考えておりますので、そういった処理を行う場合の経済性でありますとか、また効果といった部分も十分に検討をしていく必要があるのかなというふうに考えております。
◆羽田圭二 委員 基本的な話なんですけれども、先ほど現状については細かくお話もされたんですが、基本的にその廃プラをどのように処理をしていくのかという考え方、これは世田谷区の考え方というのは、この間、議会等でも報告されているかと思いますけれども、その点についてどういうふうに考えてきたのかを改めてお聞きしておきたいんですけれども。
◎松下 計画担当課長 プラスチックに限らずということでの申し上げ方が一つどうしても避けて通れないものですから、させていただく必要があると思います。やはり容器包装リサイクル法という法律自体は、でき上がった時点では排出者ないしは生産者への責任を明確に位置づけたということで、従前の法律に比べて大きな一歩を踏み出した法律であるということは一つ評価をできるかと思います。
 しかしながら、再商品化の義務のみを事業者に対して課す一方で、自治体に対する非常に大きな責任分担が収集運搬、選別、洗浄、圧縮、こん包というところまで自治体の責務として位置づけられている。特にプラスチックのように比重が非常に軽いものにつきましては、大きなコスト負担としてのしかかってきているという部分が大きな課題としてございます。全国市長会また東京都と連携をいたしまして、容器包装リサイクル自治体連絡会といったところを通じまして、この間、区としても法改正の働きかけをさまざま行ってまいりました。
 とはいいますものの、一方、法改正を求めていくのみということでは、現実に生じてきております大量のプラスチックについては手を下せないことになりかねないということもございます。事業者の責任という部分を求めつつ現実の対応といたしましては、可能な部分について、この間、ペットボトルの店頭回収、また公共施設拠点回収等を行いますとともに、販売店等のトレイ回収の促進などを図っていく中で、さまざまの発生抑制の取り組みもあわせて進めてきたというのが、これまでのところでございます。
 今後の取り組みにつきましては、やはり法に掲げている基本原則に基づいての品目に応じた対応というものを総合的に検討していく必要があるのかなというふうに考えております。
◆羽田圭二 委員 今の法改正のみではなくてほかの努力もされてきたという話なんですけれども、その際に、区民の協力といいますか、先ほど消費者の意識という話がありました。そういう意味では、区民がやっぱりプラスチックをどうしようとしているかだとか、この間ずっと進められていました資源分別回収、できるだけごみを分けて行っていこうだとか、やっぱりそういう区民の協力があったと思うんですよ。逆に言いますと、世田谷区の場合は、そこをかなり強調されてきたのではないかというふうに思うんですね。言いかえれば、区民の協力なくして発生抑制というか、ごみの減量化はないという考え方をかなり積極的に提起をしてきたと思うんです。ですから、その辺からすると、今後の取り組みの中で多少矛盾するのではないか。その辺は今どんなふうにお考えなのか。
 あともう一つ、その中で、これは重要なことなんですけれども、例えば議会の中でももう少しその品目を分けてやるべきではないかという質問が幾つかあったかと思うんですね。これは私もしたかもしれませんけれども、ほかの委員がしたという記憶があるんですが、その際に区は、そういういろんなプラスチックをどんどん分けて、例えば外国、ヨーロッパなんかがやっているような方法をとればとるほど、結果的には大量消費といいますか、そういうことをかえって招きかねないから、むしろその辺は慎重に検討したいという考え方も言っていたと思うんですね。その辺も含めてなんですけれども。
◎松下 計画担当課長 区民の皆様にこの間、区といたしましても、平成十四年、十五年度と行ってまいりましたプラスチックの回収実験の中で、ご協力をいただきました方にさまざまなご意見をヒアリング、アンケート等で聴取をしてまいりましたり、また区民意識調査の中でも、プラスチックというものをどのようにしていったらいいのかという趣旨でお尋ねをしてまいりましたりという中で私どもとしても受けとめをさせていただいてまいりました。
 これらの中で明らかになってきた方向性というのは、やはりプラスチックを行政が分別して回収をするというのは、ごみの減量には一定の効果があるという部分が一つと、本質的な解決としては、やはり物のつくり方、または販売の仕方というところに立ち返っていかないと、減量効果というのは本質的な解決は図られないのではないかというふうなご意見もこの間多数ちょうだいしてきたところでございます。
 こういったご意見等も十分踏まえました上で、この間の市長会ないしは東京都等と連携をいたしました上での国に対する提案要求なども行ってきたという経緯がございます。
 品目を分けてということでございますけれども、プラスチックにつきましては、さまざまな素材ごとに細かく分けられるわけでございます。現実の容器包装リサイクル法の中では、ペットボトルとそれ以外のプラスチックというのが大きな区分となっておりますことから、区としての検討を行ってまいります際にも、この点は十分踏まえての検討が必要になるかと考えております。
◆羽田圭二 委員 質問はこれで終わりますけれども、先ほどの現状の説明の中で、私のメモによりますと、たしか再生が二・五%という数字だったと思うんですね。これはほかの熱回収だとか、埋め立てから比較しますと大変少ないんですけれども、この少ない理由というのは何なのかということです。その点をもう少し説明していただきたいと思います。
◎松下 計画担当課長 現在の二十三区、世田谷区も含みます大半の区におきましては、いわゆる集積所におけるプラスチックの回収というのは行っていない区が大方を占めております。店頭ないしは拠点回収という形でお持ち寄りいただくという形をとっておりますことから、この再生利用の方に回る量がなかなか伸びにくい状況があるというのがこの数字の背景かと考えております。
◆下条忠雄 委員 プラスチック、ペットボトルや何かはこれからどういうふうになると思う。ふえる、減る。
◎松下 計画担当課長 これまでのところ、不燃ごみに占めるプラスチックの割合というのは、構成比としては実は平成二、三年ごろから徐々にふえてきております。しかしながら、循環型社会形成推進基本法の制定以降については、その構成比の増加傾向というのは一定程度ブレーキがかかりつつある状況というふうに考えておりますので、今後も劇的な変化というよりは微増減という範囲での推移ではなかろうかと考えております。
◆下条忠雄 委員 これからは瓶はだんだんなくなる。というのは、瓶は洗浄するときに人件費がかかってしようがない。どんどんペットボトル、こういうものになる。企業はやっぱり考えているよね。だから、どんどんふえる。これをどうするかということは大きな問題ですよ。熱が出たり、二酸化炭素が増加するから燃やすなという人もいるけれども、しかし、これはふえてきたら何とかしなくちゃいけない。片や最終処分場も東京都でももう三十年でもってギブアップしちゃうというんだから、真剣に考えていかないと。それはやはり第三の道も考えないと。あなた方も殻に閉じこもっていないで、世間をもう少し大きく見て、世界を見て、それで考えないとだめだよ。ちょっと難しい。
◎松下 計画担当課長 このたび策定をさせていただきました一般廃棄物処理基本計画の中におきましても、区民一人一日当たりのごみの排出量というものを向こう十カ年の間に一五%さまざまな取り組みの総体の効果として削減をしていこうということを目標として掲げております。そういった取り組みの中で、ただいまちょうだいしたご意見等も十分踏まえて進めてまいりたいと考えています。
◆竹村津絵 委員 安全性ということでもう少し伺ってみたいと思いますが、先ほど課長のご説明で、この数年ぐらいでしょうか、東京で九割のダイオキシンを減らしてきたというご説明がありました。これはなぜ減らせたかというと、九〇年代後半にダイオキシンの問題が指摘されて、やっぱりプラスチックはきちんと分別しないと安全性の問題があるんだということで、市民も一生懸命分別徹底を進めてきたと思います。一方で、清掃工場のバグフィルターをつけたり、改良したり、新しい工場に建てかえたり、そうした設備投資の方でも努力をされたんだと思うんですね。
 今可燃ごみを燃やしている清掃工場でもそれだけの努力があってダイオキシンが減らせてきたわけなんですが、これからプラスチックをそこへまた入れましょうということになりますと、またもとに戻ってしまうのではないかというふうに非常に懸念しております。その点についてはどのようにお考えなのか伺います。
◎松下 計画担当課長 先ほど私の方でご答弁申し上げました九割減というのは、申しわけありません。全国の数値でございます。
 関連いたしまして、全国の状況ということで一つ申し上げますと、全国の政令指定市十三市ございますけれども、十三市の中で実は十市ではプラスチックは焼却をしております。現実に何らかの形でプラスチックの分別収集を行っている自治体ももちろんございますけれども、基本的にプラスチックは焼却処理を行っている自治体が多数であるということは一つ事実として申し上げておきます。
 その上でということでございますけれども、現実の問題としてこれも一点申し上げますと、二十三区の清掃工場に持ち込まれる可燃ごみの中で、二十三区全体での数字でございますけれども、実はプラスチックは現実にもう既に五%から六%程度含まれております。世田谷区のごみの組成分析調査のデータですとこれよりも比率は低うございますけれども、現実の問題としては、二十三区全体のプラスチック排出量の約四割は、そういったものも含めまして現実に清掃工場で焼却をされているということは実態としてございますので、検討に当たってはこういうことも十分踏まえての検討が必要かと考えております。
◆竹村津絵 委員 ちょっと私の聞き間違いで、九割は全国だったということなんですが、ただ、東京全体でも画期的に減っているということはさきのこの特別委員会でもご報告を受けていますので、やはりその分別の徹底、それから炉の改良ということはダイオキシン排出を減らす上で必要なことなのだと認識しております。
 それともう一点お聞きしたいのが、もしこれを入れるという方向性でこのままいくとなりますと、やはり市民はダイオキシンの問題が怖いというふうに思っています。それと、プラスチックはやっぱり入れない方がいいという認識は一般的にもまだまだあると思うんですね。その中で、先ほど二十三区全体として検討していくというお話でした。
 では、二十三区全体はどうなっているかというふうに見ますと、清掃工場の古い区もまだあります。建てかえを控えているところもあります。新しくなって画期的にダイオキシンの排出が少ないところもあるんですが、その中で世田谷は一番特殊なのは、今度はメーカーが――最近はそういう説明はやめたようですが、プラスチックや重金属類も一緒に燃やしてもダイオキシンが発生しませんということをPRしてきたガス化溶融炉が建つということなんですね。そうしますと、二十三区全体で見たときに、古い清掃工場の区民としては、やっぱりうちでは燃やさないでくれということは相当言ってくると思うんです。その中で、今世田谷清掃工場はストップして、ほかに回してもらっている世田谷のごみという現状がある中で、要は新たにできるガス化溶融炉のキャパというのは余っているとも言えるんですね。そうすると、安全なんだからプラスチックは世田谷で燃やしてくださいという議論になってくるということも現実問題十分考えられると思うんですね。
 ただ、この件については、一番最初の区民説明会の時点から区民はそれを心配していました。説明会で何回もこの質問は出ています。プラスチックを燃やすようになるのではないですかと、何回も何回もいろいろな場所でこの質問は出ました。その都度、二十三区清掃一部事務組合の方は、プラスチックは燃やしません。ここでは世田谷の可燃ごみだけを入れる工場ですよというふうに説明を繰り返してきたんです。この点は、区の方にも心配される区民から質問があったと思います。そこでもプラスチックを燃やすという話はありませんということが説明されてきたんですね。この点について、区としては今どのような認識を持って、これからどのように対応していくおつもりなのかを一点伺いたいと思います。
◎堀川 清掃・リサイクル部長 これまでも松下課長から答弁申し上げていますように、今現在は二十三区総体としてこの問題についての検討をいたしております。特定の清掃工場をターゲットにした議論は一切行っておりません。
 したがいまして、我々としましては、この問題については、ガス化溶融炉だからプラスチックだとかという発想では取り組んでおりませんので、この間るる申し上げていますように、全体としてプラスチックの扱いをどうするかということの中できちっと――要するに、発生抑制から収集運搬、最後の処分、そのトータルの流れの中で、今二十三区が置かれている状況の中で一番いい方法を二十三区で検討して方向性を出していきたい。その結果として、プラスチックを燃やすという結論になるのかもしれませんけれども、それはそういう観点からの検討ということで、区民の方にご理解をいただけるように、本日さまざまなご意見もちょうだいいたしておりますので、そういうことも含めて今後十分検討していきたいと考えております。
◆羽田圭二 委員 今の関連なんですけれども、今かなり重要なところなんですね。今二十三区総体として検討するという答弁だったんですけれども、それはそういうことで確認はさせていただきたいんです。それとの関連で、先ほど話が出てまいりました、先日配付されました一般廃棄物処理基本計画です。この中で二九ページのところに、廃プラスチックの資源化については云々かんぬんというのがあって、その中で熱エネルギーとして回収するサーマルリサイクルを実施する方向を生かして検討しますと、何か非常にわかりづらい文章になっているんですけれども、これも今言われた内容でよろしいということですか。これは実は世田谷区の一般廃棄物処理基本計画なんですけれども、しかし、世田谷区としては二十三区総体として検討という範囲で考えているんだと。つまり、基本計画は区の独自の計画だとは思うんですけれども、ここのところは区独自の判断ではないという理解ですか。
◎堀川 清掃・リサイクル部長 それにつきましては、二十三区全体の検討の中でそういう方向も生かして検討する。それには、この間るる申し上げていますように、国の中央環境審議会の意見具申でありますとか、東京都の環境審の意見、いわゆる最終処分場の延命策という観点からも、東京都としては、要するにプラスチック類については埋立不適切物であるという観点からの意見も出ているということも踏まえまして、そういう方向も生かして検討するという方向が出ましたので、私どもの区としての一般廃棄物処理基本計画の中にもその形を入れさせていただいたということです。最終結果はどうなるかというのは、現時点の中で何とも申し上げられませんけれども、現在のところ、この問題については二十三区総体として検討しているという状況でございます。
 これは結局、もし清掃工場ごとで基準が異なりますと、そこに搬入する車までを調整という話になっていきます。いわゆる収集問題まで絡んでくるという話になりますと、収集のやり方自体にまで物すごい影響が出てくるという話になりますので、当然そういうことも踏まえた上で、二十三区一体のものとして現在検討しているという状況であります。
◆長谷川義樹 委員 私もよくわからないんだけれども、不燃ごみから取り出してプラスチック類を可燃ごみに入れて回収するというのか。というのは、例えば廃プラをサーマルリサイクルとか、ケミカルリサイクルとか、これは分別してまた埋め立てするとか、いろんなやり方があって、そのうちの一つとしてサーマルリサイクルをやりましょうとなると、廃プラそのものは不燃ごみから抜いて可燃ごみに入れるのではなくて、それをちゃんと回収した上でやらないと、サーマルリサイクルも、ケミカルリサイクルも、その他の方法もないよね。可燃ごみに入れてしまったら、それは全部燃やしてしまうということになる。その辺はどういう形が想定されるんでしょうか。
◎松下 計画担当課長 仮にマテリアルリサイクルをしようということになりますと、プラスチックだけを単純に切り出してそれだけを回収しないとリサイクルは不可能でございます。ケミカルリサイクルというふうに言われております方式でございましても、基本的には同様の形になってまいりますが、サーマルリサイクルないしはサーマルリカバリーという熱として回収する手法でありますれば、分けて回収というのも一つの方策でございます。現在の可燃ごみ自体がある意味熱回収をしておるわけでございますので、分別のし方を変更して、プラスチックは可燃ごみとして収集しますという形であっても、それはサーマルリサイクルないしはサーマルリカバリーとして熱回収に十分なり得るものというふうに考えております。
◆長谷川義樹 委員 そうしますと、廃プラを全部燃やしてしまうということだよね。その方法をとるのか。さっきから廃プラにはいろんな再生利用だとかがあると言っている、サーマルリサイクルはそのうちの一つだなんて言っているけれども、現に世田谷区がやるとしたら、可燃ごみの中にプラスチックを全部入れてしまって、全部清掃工場で燃やしてしまおうという話でしょう。そうではないの。現実に考えれば、二十三区を一組で考えれば。
◎松下 計画担当課長 いわゆるマテリアルリサイクルができない、再生利用できないプラスチックにつきましては、委員ご指摘のとおりでございます。
◆板井斎 委員 新エネルギーと、それから今焼却炉で燃えている廃プラスチックがありますよね。その兼ね合いというのは、設備的に東京都としてどういう状況にあるんですか。
◎松下 計画担当課長 国の法律に基づいて太陽光発電でありますとか、小規模水力発電でありますとか、いわゆる新エネルギーというふうにさまざま位置づけられております一つに、廃棄物発電というものも新エネルギーの一つに位置づけをされております。したがいまして、清掃工場で熱回収を行うものにつきましては、単純焼却は新エネルギーの中に入りませんけれども、熱回収を行う清掃工場につきましては、新エネルギーの一環という形になってまいります。
◆新田勝己 委員 安全と技術だとか、現実と理想というような感じの中で大変あれしていますが、東京都も、国の方からダイオキシンのときには灰溶融炉をつけたり、バグフィルターをつけろという形の中で計画がころっと変わりましたよね。そういう形の中でダイオキシンが抑制されてきたということもあるし、ダイオキシンそのものは焼却温度を上げていけばなくなるものだという形の中で、そういう発見やら技術の革新が上がってきたと僕は思っているわけですね。そういう形の中の一〇〇%安全という形は、この世の中にはありません。より一〇〇%に近い形の中の安全を求めて――一〇〇%求めていくのが一番いいんでしょうけれども、より一〇〇%に近い数値を求めていくというのが最近であろうと思っているわけなんです。
 そういう中で、さて事現実的には、可燃ごみの中に廃プラも入っているよ、燃やしているよと。先ほど申し上げたように、高温で燃やしてしまう、また廃プラそのものが熱効率がいいという形ですよね。ただ、技術もそうやって追いついてきているものもあるのではないか。一概に二酸化炭素がふえるから廃プラを燃やすなということよりも、もっと現実的なことになると、最終処分場が三十年でいっぱいになる。もっと言えば、我々がインスタントラーメンを食べるといっても、包装はプラスチックですよね。昔お豆腐を買いに行くといっても、昔のお豆腐屋さんへ行けば、ボールか何かを持っていけばそこの中に入れてくれるけれども、どこへ行っても今包装されていますよね。食品の安全性という、またそこで安全というような形、そういう現実がありながら、廃プラだけでも燃やすなという形が果たしていいのかどうかというところもあるわけですね。その辺が結局、長谷川委員が言っていた安全の担保はどこなんだろうと。それは、僕はある程度の技術だと思うんだけれども、今までこういうことがあったからこういうことで技術がなってきた、安全が少し担保されてきた、こういうものを少し我々にも勉強させてもらわないとなかなか難しいと思うんです。計画担当課長、どう思いますか。
◎松下 計画担当課長 現実にプラスチックを可燃ごみという取り扱いで焼却をしている都市が多数ございますということを先ほど申し上げましたけれども、そのような都市におきます清掃工場での排ガスですとか、排水の測定データというものは、当然各それぞれの自治体で継続的に把握を行っておるわけですけれども、いずれも法基準値を下回るデータで推移している。したがいまして、当該自治体の市民の皆様の理解も得られているのではなかろうかというふうに考えております。
 したがいまして、委員ご指摘のとおり、技術的な面において申し上げますならば、このプラスチックの焼却に関する大きな課題というのが現実にあるかということになりますと、それはほぼないというふうに申し上げてよろしいかと思います。
○山木きょう子 委員長 それでは、本件に関しご意見がございましたら、態度を含めていただいても結構ですが、どうぞ。
◆山内彰 委員 ただいまいろいろなお話を聞きまして、やっぱり現実と理想の大きな差があるなと感じました。自治体で可燃ごみとして出されているところは最終処分場のないところで、やっぱりそれをよそにお願いするとかなり高額な金額がかかってしまうということで、その自治体自体が住民に対してきちっとした説明がなされ、そして処理されていると私は聞いております。
 それで、きょう陳情された方々のお話を聞いて、私はもっともだと思います。ごみはできれば発生させない、そして燃やさないということが一番いいと思います。埋め立てしなければしないで、それもいいと思うんですが、現実的にはごみを出します。そして燃やさなければ処理ができない。そして埋め立てをするということがついて回ってきます。プラスチック自体を見ると、自然に戻るプラスチックなんかも開発されてきていますし、また、ペットボトルなんかを見てもだんだん薄くなってきています。企業としてもいろいろ努力をなされているんですが、それをもっと進めてもらうことと、それから、皆さん自体が今啓蒙活動していることを進めていき、個人個人がやっぱりそのことに対しての気持ちを持っていかなければならない。しかし、現実を振り返ると、どうしてもいろいろな可燃ごみの中にプラスチックごみがまじってしまう。そして、埋め立てれば、現状ではそれが埋め立てしてはまずいものであるという結論が出ていますので、我が党としては、これからやっぱり技術の進歩……。それから工場なんかも、実際清掃工場はなければない方がいいんですよ。今現実になければ大変であるから清掃工場は稼働している。その現実はわかっている。
 だから、この陳情に対しまして、世田谷区では廃プラスチックを焼却処理しないことと書いてあります。このことを踏まえて、現実には今焼却しなければどうしようもないということなので、この陳情に対しては我が会派としては不採択といたします。
◆羽田圭二 委員 この間のさまざまな取り組み、世田谷区も含めて、一つは二十三区で清掃の事務移管というのがありましたけれども、それ以前でいいますと、収集運搬、処理処分、すべて一環してやるという考え方で来たかと思うんですね。それはそれでそのよさというのは、ある意味では二十三区内は分別を徹底するとか、あるいは資源分別回収を――もちろんそれは独自性というのは認めつつ、二十三区の中でそれを徹底していくというような考え方だったと思うんですね。その結果として、先ほど竹村委員からも質問の中で言われていましたけれども、ダイオキシン等を抑えるということも含めて二十三区総体で考えようと、そこに基づいてやられてきたと思うんですね。
 ところが、今回の国と東京都から出された考え方というのは、世田谷区が考えてきたこと、言いかえれば、プラスチックについては分別をして、そしてできるだけ減量化を図っていくという考え方、この考え方から、ある意味では逆行といいますか、大転換ですよね。それが、今度は燃やしてしまうという考え方がすとんと住民の間に入るかといいますと、私はそう簡単ではないなと思うんです。つまり、あれだけ分別を徹底しておいて、今でも分別されていないごみについては、置いていくのはできるだけ避けているのかもしれませんけれども、たまに置いてあるのもありますから、そういう指導も含めて現状でされているかと思うんですね。そういうふうに考えれば考えるほど、今回の方向転換、区がすぐにそれをやったということを言っているわけではないんですけれども、東京都や国が考えていることというのは、非常に大きな意味があるのではないかと思うんです。
 それで、区の方は廃プラを燃やすことについては、この間の第一回定例議会の中でも、環境や安全面に与える影響の十分な検討が必要だという答弁をしているんですね。これは要約ですけれども、そういう答弁をしているわけであって、言いかえれば、先ほどの部長の答弁の中にありましたとおり、まだまだ二十三区総体として検討するという、それも含んでいるんだと思うんですが、そこはきちっとしていただきたいなと思うんです。
 これは繰り返しになりますけれども、今回の陳情は安全性だけを問題にしているわけではないですよね。つまり、区がせっかくやってきた、区民の協力を得てきた分別回収だとか、できるだけごみを減らそうという考え方を提起してきたということをもっと大事にしようということも含んでいるかと思うんです。つまり、安全面がクリアできればいいんだということではないわけですね。それは書いてあるんですね。
 それで、これからの方向性なんですが、そういう意味では、この間区が果たしてきた役割、つまり区民の協力を得てできるだけその発生抑制を図る、ごみの減量化を図る、そういう考え方に基づいてやっていくとするならば、国や東京都に対して一定の意見を述べていくということは可能なのではないかと思います。もちろん先ほど陳情者から、全面的にこの文章自体誤解を招くような文章があるならば修正もということも最後の方で言われていましたけれども、それはそれで図られるべきだというふうに私は思います。そういう立場に立ちますと、今回の陳情については趣旨採択で、繰り返しになりますが、ぜひ方向としては、国や都に区が果たしてきた役割、区がこの間取り組んできた中身から意見を述べるべきではないかと思います。
◆長谷川義樹 委員 基本的には、川上を何とかしなければごみの問題というのは解決しないということは十分わかっていて、そういうことを意味してこういう陳情を出されて、ある意味では理想的に物事を進められているということはよくわかります。
 ただ、今僕がよくわからないのは、サーマルリサイクルだとか、ケミカルリサイクルだとか、マテリアルリサイクルだとか、今羽田さんが言ったように、世田谷区としてはかなり分別回収、資源のリサイクルみたいな循環型社会みたいなことをやって、ところが、そういう問題が急遽出てきた。急遽出てきたそのサーマルリサイクルについても、この清掃・リサイクル対策特別委員会で余り議論されていない、急に方向転換する形になりかねない。だから、不燃ごみの中に五七%ぐらいのものが可燃ごみにぼんと、それを燃やすという形に基本的になりかねない部分だってあると思う。そうすると、ごみの量はかなりふえる。それで熱効率も、熱回収も上がるだろう。それはそれで一つの考え方だけれども、この問題は、それが果たしていいものかどうかということを現実にどれだけ議論したのか僕は非常に疑問なんですね。この特別委員会が何かないがしろにされているような形で、世田谷区民が一生懸命やってきたことを実際は区は全く方向転換するのかどうかという議論をしなければいけないと僕は思いますね。ただし、現実に燃やさなければ過ごせないですよ。
 もしこの陳情が採択されれば、あしたから清掃工場でプラスチックは燃やすなということに等しい、そんなことはできない。もう既に可燃ごみなんかはプラスチックが何%か入っているわけで、燃やしているし、だから、政治として考えるならば、この陳情は現実に採択はできない。そういう意味で、公明党としては継続ということを主張したいと思いますけれども、そういう意味では大きな問題を抱えているので、この何とかリサイクル、サーマルだとか、ケミカルだとかいろいろ言っているけれども、我々ももう少し勉強をしないと、議員としての役目を果たせないかなというふうに思います。
◆小泉たま子 委員 代表質問でも、安全性が確認されるまでは廃プラスチックは燃やすべきではないということを主張いたしました。今ほかの自治体でも焼却という手段をとっているところが多くなっているわけですけれども、これはきょう今までいろいろ出ましたけれども、やっぱり究極の選択として燃やさざるを得なくて焼却を選択しているというふうに言えると思うんです。
 この文章ですけれども、世田谷区では廃プラスチックを焼却処理しないということにつきましては、これは権限外ということになると思います。つきましては、我が会派は不採択でお願いしたいわけですが、ごみに関する最終処分までの責任を世田谷区が負えるようにすることがやっぱり区民の皆さんに一番安心していただける、その本来の姿ではないかということはつくづく考えるわけです。
 以上、意見とあわせて申し上げました。
◆下条忠雄 委員 みんな世田谷区様々で迎合していたら困るな。大体減らすなんというのは、そんなことはできないんだよ。プラスチックはこれからふえるんだよ。減らす減らすなんて、なんか頭でっかちのそんなことを言って、分別回収だとかなんとか言って区民はみんなだまされたんだよ。ここで一気に逆転じゃない。これははっきり言って笑っちゃうね。世田谷区はどういうふうに反省するのかね。全然世の中の動向を、世界の情勢を見ていないんだよ。議員連中だってみんな手のひらの上で議論しているから困ってしまっているんだよ。そういうことでしょう。だって、はっきり言って、最終処分というのは都がやるわけでしょう。そこにもう三十年しかないんだから、現実にあなた方、そういうことも見ていないで減らすとか、分別だとかなんとかやってきたんだよ。これはもうあなた方は区民に頭を下げるべきだよ。申しわけなかった。間違っていました。そういうことで、これは一緒に燃やさざるを得ないわね。埋めるということはもうできないんだから。さびたナイフじゃないんだよ。
 それで、あともう一つは、さっき私が言った輸出だよね。これはどうやってコストをかけないでうまくやるのか。黄砂と交換だよ。それはやはり中国はこれから非常に資源不足になって、プラスチックなんかを物すごく欲しがっているわけだね。非常に高く売れる。だから、そういうことを――それで来るんじゃないよ、黄砂というのは違うよ。プラスチックなどじゃないからね。金属なんていうのは世田谷の工場で燃やしたって、そんなものが燃えるところなんて、こっちの方に近いからまずいんだから。――まあ、それはいいや。
 そういうことで、そこを考えるべきだな。これは向こうで有効にリサイクルするわけだから、いい方向だと思いますよ。いろいろ考えて、それで、これは燃やすなということだよな。これはそうはいかないね。みんな困ってしまって、継続だ、趣旨採択だなんて言うけれども、これははっきり言って不採択にせざるを得ない。政治というのはそういうものだよね。
○山木きょう子 委員長 それでは、今不採択、趣旨採択、継続というふうに意見が分かれておりますが、ご意見が分かれているようですので、本日は継続審査とすることでいかがでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山木きょう子 委員長 ご異議なしと認め、平一七・四号は継続審査とすることに決定いたしました。
 以上で請願の審査を終わります。
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○山木きょう子 委員長 次に、報告事項の聴取に入ります。
 (1)第一回臨時会提出予定案件について、?議会の委任による専決処分の報告に関し理事者の説明をお願いいたします。
◎千葉 世田谷清掃事務所長 本件につきましては、昨年十一月十五日の本委員会に報告いたしました自動車事故の損害賠償額の決定でございます。
 事故の概要を申し上げます。発生日時、平成十六年十一月二日火曜日、午後一時三十分ごろでございます。
 発生場所、裏面をごらんください。裏面下の地図、世田谷通りから世田谷区役所に入る大きな交差点の一本手前の細街路、世田谷四丁目四番先の丸で示してございます路上でございます。
 相手方は、世田谷四丁目に住む女性の方でございます。
 事故の内容でございます。当事務所職員が動物死体の作業に従事中、本箇所におきまして停車して作業員が助手席側からおりようとした際、ドアをあける際に、後ろから来ました相手方の自転車のハンドルに接触しまして、相手方が植え込みに倒れ込んだというふうな内容でございます。
 損害の程度でございます。表の方でございますが、私ども人身、物損ともになしでございます。相手方、人身、右ひざ及び右大腿の挫傷、頸部及び右肩の捻挫でございます。相手方は物損はございません。
 過失割合でございますが、こういう状況でございますので、当方が十割、その結果、自動車損害賠償責任保険等の基準等により算出しました金額四十七万六千八百八十円が損害賠償額として決定いたしました。
 専決処分日は平成十七年四月十九日でございます。
 本事件、事故の発生以来、当該職員はもちろんのことでございますが、当事務所職員全員に事故防止の注意を強く喚起して、今後の事故防止に努めているところでございます。
○山木きょう子 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆新田勝己 委員 ちょっとお聞きしたいんですが、乙の自転車というのは、世田谷の車は自転車を追い抜いたの、それともそこへずっととまっていたの。
◎千葉 世田谷清掃事務所長 当事務所の車両は停車中でございます。そこに相手方の自転車が進入してきたことに気づかずドアをあけたところ、相手方の自転車のハンドルに当たったということでございます。
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○山木きょう子 委員長 それでは、次に参ります。
 次に、(2)その他ですが、何かございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山木きょう子 委員長 なければ、以上で報告事項の聴取を終わります。
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○山木きょう子 委員長 何もなければ、当委員会は本日で最後になりますので、委員長から一言申し上げます。
 それでは、正副を代表いたしまして、二年間皆様お疲れさまでした。委員長としては至らない部分もたくさんあったかと思いますけれども、まだまだこの特別委員会は議論すべき課題が多く残されております。この二年間の中では、委員の方のご協力により、質の高い議論が毎回できたかなと思います。今後もこの二年間をまた次にしっかりと渡していきたいと思います。これからもまた勉強会、その他いろいろなことをやりながら、本当に区民にとってよりよい委員会となることを私も期待しております。本当に二年間ありがとうございました。
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○山木きょう子 委員長 では、以上で本日の清掃・リサイクル対策特別委員会を散会いたします。
    午前十一時五十四分散会
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 署名
  清掃・リサイクル対策特別委員会
   委員長