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東京都 世田谷区

平成17年  4月 都市整備常任委員会−04月22日-01号




平成17年 4月 都市整備常任委員会
世田谷区議会都市整備常任委員会会議録第五号
平成十七年四月二十二日(金曜日)
 場  所 第四委員会室
 出席委員(九名)
   委員長       あべ力也
   副委員長      小泉たま子
             小畑敏雄
             菅沼つとむ
             畠山晋一
             竹村津絵
             谷 逸子
             長谷川義樹
             木下泰之
 事務局職員
   議事担当係長    岡本守広
   調査係主任主事   越智則之
 出席説明員
   助役        平谷憲明
  世田谷総合支所
   街づくり部長    大塚保道
   街づくり部参事   浅見 保
   土木課長      杉本義徳
  北沢総合支所
   総合支所長     真野源吾
   街づくり部長    安水實好
   街づくり課長    吉村靖子
   土木課長      桐山孝義
  玉川総合支所
   街づくり部長    春日敏男
   街づくり課長    北川秀雄
  砧総合支所
   街づくり部長    井伊和子
  烏山総合支所
   街づくり部長    伊澤 節
   街づくり課長    野徳浩保
   土木課長      小野田 眞
  都市整備部
   部長        株木孝男
   都市計画課長    中杉和明
   街づくり推進課長  男鹿芳則
   住宅課長      板谷雅光
  道路整備部
   部長        板垣正幸
   土木管理課長    吉田 博
   道路計画課長    青山雅夫
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
 1.請願の審査
  ・ 平一七・八号 (仮称)桜上水三・四丁目地区地区計画に関する陳情
  ・ 平一七・一〇号 桜丘地区の農地の保全と相続に関する陳情
 2.報告事項
  (1) 平成十七年第一回区議会臨時会提出予定案件について
  〔報告〕
   ? 議会の委任による専決処分の報告(原動機付自転車事故に係る損害賠償額の決定)
  (2) 東京都市計画地区計画の決定(南烏山二丁目南部地区地区計画)及び一団地の住宅施設の変更について
  (3) 「世田谷区八幡山二四二地区建築協定」について
  (4) 「世田谷区土地区画整理事業を施行すべき区域の市街地整備方針」(案)について
  (5) 世田谷区福祉のいえ・まち推進条例改正の概要について
  (6) 「都市計画公園・緑地の整備方針」の進捗状況について
  (7) 都営住宅の入居者募集(五月)について
  (8) 東京河川改修促進連盟第四十三回総会及び促進大会の開催について
  (9) 東京都市計画道路補助線街路第二一六号線(大蔵五丁目一番〜三丁目三番先)の事業化に向けた地元対応について
  (10) 主要生活道路一二二号線「(仮称)六所神社前通り?期」の道路計画案及び用地測量調査説明会の開催について
  (11) その他
  ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
    午前十時開議
○あべ力也 委員長 ただいまから都市整備常任委員会を開会いたします。
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○あべ力也 委員長 本日は請願の審査等を行いますが、四月一日付で理事者に人事異動がございましたので、議事に先立ち異動者の紹介をお願いいたします。
◎平谷 助役 私の方からは部長級職員の紹介をさせていただきます。
 世田谷総合支所街づくり部長、大塚保道。
 玉川総合支所街づくり部長、春日敏男。
 道路整備部長、板垣正幸。
 各課長に関しましてはそれぞれ部長から紹介をいたします。よろしくお願いいたします。
◎伊澤 烏山総合支所街づくり部長 烏山総合支所の管理職の紹介をさせていただきます。
 野徳街づくり課長でございます。
◎株木 都市整備部長 都市整備部の異動課長を紹介させていただきます。
 中杉都市計画課長です。
 男鹿街づくり推進課長でございます。
 工藤建築調整課長でございます。
 草野交通企画課長でございます。
 板谷住宅課長でございます。
◎板垣 道路整備部長 引き続きまして、道路整備部の紹介をさせていただきます。
 直井道路事業推進担当課長です。
 次に、近江交通広場整備担当課長でございます。
○あべ力也 委員長 次に、担当書記にも異動がありましたので、自己紹介させます。
◎岡本 書記 議事担当の岡本です。よろしくお願いいたします。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○あべ力也 委員長 それでは、請願の審査に入ります。
 まず、平一七・八号「(仮称)桜上水三・四丁目地区地区計画に関する陳情」を議題といたします。
 なお、本件につきましては百三十七名分の署名の追加があり、代表者を含めて総計で二百二十二名となりましたことをご報告申し上げます。
 ここで、お諮りをいたします。本件について、陳情者より趣旨説明したい旨の申し出があります。これを許可することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
 趣旨説明を聴取するため、委員会を休憩いたします。
    午前十時四分休憩
   ――――――――――――――――――――――
    午前十時三十五分開議
○あべ力也 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 本件について、理事者の説明を求めます。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それでは、区の見解ということで申してまいりたいと思います。
 地区計画につきましては、桜上水団地ですけれども、築後約四十年を経過している分譲マンションでございます。建物の老朽化やバリアフリーへの未対応が課題となっておりまして、そのために建てかえに向けた地区計画の策定によりまして一団地の住宅施設の廃止という提案が団地の方からございました。区ではその提案を踏まえまして団地を含む桜上水三・四丁目地区につきまして地区計画策定調査、検討をいたしました。地区計画の内容につきまして、ちょっと場所を変えまして、そちらの方で説明させていただきます。
 以前にも当委員会で説明しているところですけれども、場所は桜上水駅がここになりまして、こちらの方が新宿側でございます。駅からすぐのところが三・四丁目地区の地区計画区域でございまして、この地域というのが広域避難場所に指定された区域を設定しております。ここの用途地域でございます。用途地域につきましては全体が第一種中高層住居専用地域でございまして、容積率が二〇〇%、建ぺい率が六〇%、そして四十五メートルの第二種高度地区に指定されております。あと準防火地域とか日影の規制が主にございます。
 そこで、当団地につきましては一団地の住宅施設というのがかかっておりまして、それは古い昭和三十八年の都市計画ということでございまして、建ぺい率は二〇%、容積率は六〇%という形に、現在から見れば厳しい形でかかっているところでございます。
 こちらが今度の地区計画、どういうふうな形で全体をやっていこうかという形での方針の図面でございます。今回全体なんですけれども、今度の地区整備計画、具体的な規制をかける部分につきましての協議はまだ調っておりませんので、こちらの団地につきまして地区整備計画をかけていきたいと考えております。
 地区整備計画の中では、高さは後で説明しますけれども、道路をつくっていきたいということで、区画道路一号といいまして、幅六メートルの区画道路をこちらの北側の方につくっていく。西側につきましては八メートルの区画道路。それから、南側の赤い部分ですけれども、主要生活道路が通っておりまして、全体で十二メートルですけれども、この計画の中では六メートルという形で考えております。それから、この中で地区の広場とか広場状の空地三カ所、緑地帯、歩道状空地という形で道路沿いについては歩道とか緑地帯で沿道をやっていこうという形でございます。
 方針の中で決めておりますのが、ここの部分については緑地帯等を残していこうと。第一回界隈賞ということでございましたけれども、桜並木等がございますので、そういったものについて配慮していくということでございます。ここについては広域避難場所でございますので、日大側の方に災害時に通り抜けができるように防災通路をとっていきたいという形で考えております。
 今回の陳情の趣旨でございます高さのことでございます。高さにつきましては四十五メートルでございます。全体の地域で四十五メートルの第二種高度がかかっておりますので、法定の高さは四十五メートルまで。総合設計等を使えば六十メートルは可能ですけれども、一応地区計画では総合設計を使っても高さは四十五メートルまでにしようということでございます。このときもただ単に四十五メートルという形ではとっていなくて、広域避難場所という性格がございますので、避難上有効な空地を敷地面積の四割以上という形で考えております。避難上有効な空地とは何をいうかということでございますけれども、駐車場等を入れないということで考えておりまして、千平米以上の空地に有効につながる緑地とか歩道状空地を含むという形で考えております。もし四割以上とらない場合については高さは三十メートルという形で考えております。
 この絶対高さについてはそういった制限を加えるということでございますけれども、それに呼応いたしまして敷地の特に北側。こちら側、区画道路の一号、二号なんですけれども、住宅地が張りついているのが北側と西側ということでございます。特にこちらの方から斜線については厳しくする必要があるということで考えておりまして、北側斜線につきましては区画道路一号。ここは六メートル、ここは八メートルでございますけれども、この反対側の境界から五メートル北側に行ったところから一・五メートル立ち上がりまして、それから〇・五メートルの後退で来る厳しい北側斜線制限をかけようと考えております。
 ここに点線でかいておりますけれども、これが第二種四十五メートル、第二種高度地区の規制でございまして、このときは道路の反対側から五メートル立ち上がって〇・六メートルの一・二五メートル、十五メートルのところで〇・六メートルという形になっておりますので、かなり厳しい制限をして、近隣の住宅地に配慮しようという形でございます。それから、こちらの方はあれですけれども、こちらの方とこちらについてはほかの斜線制限も加えていこうと考えております。地区計画の内容については以上でございます。
 では、戻らせていただきまして、この陳情に対します区の見解でございます。
 高さの限度を三十メートルにしていただきたいということでございます。今、説明したところではございますけれども、広域避難場所でございますこの地域の特性等を考慮いたしまして避難上有効な空地を四割以上確保した場合につきましては高さの制限を四十五メートルとしている。もしそれが不可能だ、避難上有効な空地を確保しない場合については高さは三十メートルとしていきたいと考えております。
 また、無秩序な高層化、高密化を防ぐために、その他斜線制限等さまざまな規定を設けまして、周辺、団地内の居住環境に配慮した地区計画としてまいりたいと考えております。
 建てかえの具体的な内容で等価交換等のお話がございましたけれども、それにつきましては団地の皆様方でよく検討していただいて決定されるものと考えております。区といたしましては大きなまちづくりという形で地区計画を定めていきたいと考えております。
 建てかえの推進決議という形では平成十五年の七月になされまして、このときも八割以上の賛成があった。平成十六年の十一月に再び建てかえ推進決議がなされまして、これにつきましても八割以上賛成があったと聞いております。
 四月十一日に桜上水団地の有志一同の方から、六百九十二名ですけれども、素案によります手続の推進の要望というものが区に提出されているところでございます。今後とも周辺及び団地の皆様のご理解を求めてまいりたいと考えております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆長谷川義樹 委員 八割ないしということで、団地に住まうある程度の多くの方々がこの建てかえ計画に賛成しているということなんだけれども、一部の反対されている人がいらっしゃるからこういう陳情になってくるんだと思うんだけれども、例えば反対されている理由が四十五メートルが高いから三十メートルにしなければ、だから反対なんだというのと、例えばいろいろな事情があって、建てかえには違う意味で賛成しかねるみたいな意見もあると思うんです。その辺で、例えばもう高齢になって建てかえのためにどこかに移らなければいけない、そこでまた生活しなければいけない、また戻ることも難しいかもしれないという人なんかもいらっしゃるのではないかなと僕は思うので、それの実態とそれに対する団地としての建てかえ計画の中にそういう方々の問題をどうするのか、その辺をどういうふうに検討されているのか、教えてくれますか。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それにつきましては、やはり団地の方々の中に、今、年金の生活をしていますので、建てかえられましたらその設備費とかが高くなり、もう住めないのではないか、また病気等で困っているんですよというふうなお話とか、現実にいろいろ承っております。それにつきましては団地の管理組合の理事会に諮問機関として建替推進委員会というものが設置されておりますけれども、その中に分科会があると聞いておりまして、個々のいろいろな事情につきましてはそちらの建替推進委員会でご相談に乗っていると聞いております。
◆木下泰之 委員 ここの土地の歴史をお聞きしたいんですけれども、もともとは三井牧場だった土地ですよね。それを開発で今の団地にしたということだと思うんですけれども、当時の経緯はそういうことでよろしいんですか。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 もともとは三井牧場でございましたけれども、住宅公団が一団地の住宅施設という形で住宅団地を建設したという経緯でございます。それが昭和三十八年に都市計画決定を受けまして、昭和四十年に分譲したということで分譲マンションになりまして、それから約四十年ぐらいたっているところでございます。
◆木下泰之 委員 例えば都市計画というと、古い戦後間もなくできた道路計画なんかがそのままなんだけれども、こういう昭和三十八年に……。都市計画というのはそこのあるべき土地のあり方をいろいろ行政なりに考えていくわけですよね。せっかく建ぺい率二〇%、容積率が四〇%というような形で――それが正しいかどうか、言ってください――やっていたものをなぜあえて高度化しなければいけないのか、僕は理解しかねるんですけれども、それはどういう理由でしょうか。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それにつきましては、確かに昭和三十八年当時という形では周りも牧歌的な時代だと思っております。そのころは一団地の住宅施設は建ぺい率が二〇%、容積率が六〇%という形でございました。その当時、付近の用途地域につきましては建ぺい率が六〇%、容積率が四〇%という形でございまして、それ以降、現在に至るまで六〇%の二〇〇%という形で社会情勢の変化等に呼応して用途地域が改編されてきているということになっております。
 一団地の周辺の市街化の進展によります立地条件が変化していることとか、経済とか社会の変化による土地の有効利用とか高度利用の要請に対応する必要がある、あるいは建物の老朽化、低い居住水準、設備水準といったものを改善する、バリアフリーの改善等も必要だということで建てかえを促進して、良好な中高層の住宅の供給に資するような建てかえ事業を実現するために配慮が必要だということで現在の都市計画で決定しております規制値以下という形で考えていきたいと考えております。
 それにつきましては、やはり土地の合理的で健全な有効活用を図る上で必要となる適正な公共施設の配置ですね。道路とか、広場とか、適切な規模の公共施設を備えていること。建築物の高さとか、配置とか、用途、形態、意匠等が周辺の地域に十分配慮した内容であるということで一団地の住宅施設につきましては誘導していきたいと考えております。
◆木下泰之 委員 地区計画との関係ですけれども、これは一団地の解除をするわけだから、要するに用途を変えなければいけないんですよね。それの手続と今度の地区計画との関係はどうなっているんですか。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 用途を変えるということではなくて、一団地の住宅施設を廃止いたしまして地区計画に置きかえるということです。法定の用途地域につきましてはあそこに張ってありますように今も第一種中高層住居専用地域でございまして、四十五メートルの第二種高度地区で六〇%の二〇〇%というものがかかっております。そこにまた、一団地の住宅施設というのが並んでかかっておりまして、そこの一団地の住宅施設につきましては今回地区計画の方へ置きかえるということでございます。
◆木下泰之 委員 そうしますと、私は先ほどの土地の使用の履歴を見ると、周辺が四〇%、六〇%だった時代に二〇%、六〇%で決めた。そうすると、当時は周辺は一種住専だったと思うんですよ。そういった意味では、あそこはいつから一種中高層になったんですか。普通だったら、あれは一種住専のままにしておくべきだったと思うんですけれども。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 昭和三十八年十月に住居地域という形で指定されております。この当時は六〇%という告示でありまして、それに第三種空地という形でかかっておりまして、容積率が四〇%という形でございました。
◆小畑敏雄 委員 今、陳情者の方々が一番主眼として考えているのは、文章を読むと四十五メートルから三十メートルにしてほしいというところなんだよね。そうすると、恐らく四十五メートルにしようというふうに考えたのは、ご自分たちが建てかえに関して費用を出すということがつらい人もいるよと。先ほど長谷川委員からもいろいろな事情の人がいるでしょうということの中で年金の方もおられるというお話から合わせると、これはやっぱり建てかえの費用なんかとても出せませんよというような発想の中から等価交換によってその費用を生み出そうというのではなかろうかと推測するわけです。
 そこで質問ですが、四十五メートルに設定した場合に、その四十五メートルを使ってつくったとすると何戸分くらいの建物ができるのだろうか、これが一つ。
 もう一つは、では、三十メートルを最高限にしたときに何戸ぐらいのものができるのだろうか。おおむねの数でいいから、わかったら教えてください。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 四十五メートルで何戸、三十メートルで何戸ぐらいかということでございますけれども、一住戸がどのくらいのスペースになるのかとかいうふうなことがございますので、一概にはちょっと答えられないということでご理解いただきたいんですが。
◆小畑敏雄 委員 わかりました。それはそういうことなんだろうなとは思うけれども、言ってみれば、私がそういう質問をしたのは、では、三十メートルならいいんですよとおっしゃっているわけですよ。だから、私はさっき趣旨説明の代表の方に伺ったんだけれども、建てかえること自体に反対の声はないのかなと思ったらば、これはないんですね。今出されている陳情も三十メートルならいいよと言っているわけですから、建替推進委員会の中で決をとったら八割の人が賛成だと言っているけれども、その二割の人もどうやら三十メートルならばいいよという声に集約されているのかなとも思いますけれども、一方では、そういう人の中で三十メートルの陳情書類には署名していないよという人もいるんだろうとは思われます。
 そんな中で、要するに四十五メートルならその分だけ戸数がふえるわけですから、費用の持ち出しはないけれども、三十メートルだと、その分だけの戸数がふえないとどうしても費用の持ち出しがあるんだろうということを考えたものだからそういう質問をさせてもらったわけなんですね。そういうことになると、今住んでいる方々が逆に三十メートルだと費用の持ち出しが出てくるよということになると、陳情されている方々も困るのではないかとも思うんだけれども、その辺はどんなふうに感じているのか。私の言っていることに関して違うことがあったら教えてください。
◎安水 北沢総合支所街づくり部長 今もいろいろご質問がございましたけれども、団地の皆様として今想定している延べ面積があると思うんですが、例えばそれが高さ四十五メートルまででおさまると仮定したき、区として地区施設とか、先ほど吉村課長が申し上げましたけれども、なおかつ広域避難場所になっておりますので、私どもとして建築面積はオープンスペースといいましょうか、公共的な避難場所等が少なくなってしまいますと震災時に地域の方が避難、団地の方々もそこで一時出られると思うんですが、そういうところで考えますと団地の敷地面積は約五ヘクタールですから、四割といったら二ヘクタールです。二万平米のそういう空間を確保していただきたいというのが世田谷区の考えでございますので、そういう中で今後施設計画が三十メートル。団地の予算では八百戸とか先ほど出ていましたけれども、八百戸の延べ面積にいろいろな制限がかかりますけれども、その中でおさまる。三十メートルでおさまって、なおかつ区とか地域の皆さんが望む二万平米が確保できるのであれば、それはそれで望ましいと思うんです。ただ、今後団地の皆さんが計画する中で、いや、三十メートルをちょっと超えるという場合もあるし、あるいは四十五メートル近くになるかもしれません。その辺があるのではないでしょうか。
◆木下泰之 委員 これは分譲ですよね。普通のマンションで建てかえをするときにこういうことって僕はないと思うんですね。例えば民間のマンションで建てかえをしなければいけないといったときに、必然的に容積率が緩和されたり、そうなればそれは等価交換で一銭もお金を出さなくても建てかえることができるでしょうけれども、そういうことはあり得るんですか。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 通常の建てかえについては現在の用途地域とかに合わせながらやるということでございます。ここにつきましても法定では六〇%の二〇〇%がかかっておりまして、一団地で二〇%の六〇%というふうなことでございます。したがいまして、適正に地区計画に誘導しながら法定の容積率というものについて活用という形で考えております。
◆木下泰之 委員 私は根本的に考え方が間違っていると思うんですね。というのは、都市計画として一団地として認定して、ああいう団地政策をとったというのは、やはりかなり良好な空間をとりながらということが当時でもあったと思うんですよ。ただ、当時からしてみれば周辺の開発ですから、ある意味で牧場だったところをそういうものにしたということなんだと思うんです。(「意見かよ。意見のときに言ってよ」と呼ぶ者あり)いや、違いますよ、区の考え方をただしているんですよ。つまり今こそそういうものは大事にしなければいけないわけだからこそ、例えば界隈賞なども与えてきたわけでしょう。そういう界隈賞を与えておきながら、これについて等価交換という一見それは住んでいる人にはいいように思えるけれども、そのことによって高さをかなり高いものにして、等価交換するために結局住戸も二倍以上の居住者を入れてくることが都市計画として正しいあり方なのかどうかということがあると思うんですよ。世田谷区としては全区的にその方針で今後もやろうと思っているんですか。いかがですか。
◎平谷 助役 本件に関しての区の見解は既に述べさせていただいております。
◆竹村津絵 委員 先ほど安水部長から四〇%の空地というお話があったんですけれども、四〇%の空地というのはこの用途地域での決まりも四〇%の空地ではないかと思うんです。建ぺい率六〇%ですよね。そうすると、四〇%の空地は当然最低限でもとるということなのでプラスアルファになっているとは余り感じなかったんです。平成十五年に出されている「一団地の住宅施設建替誘導指針」という中に緑地の確保。これは現在一団地内に定めている緑地の面積以上を確保するとか、容積率とか建ぺい率の最高限度は都市計画で指定されている、つまり周りの用途地域の規制値以下にするとか、絶対高さも高度地区の最高限度の基準値以下にすることが織り込まれていて、これだけを見ると以下にするというので同じということも含まれるんですが、さらにそれよりは良好な住環境、緑多い、高さも抑えるというふうに読み取れるんですが、実際今出ている地区計画ですと、つまり周りと一緒という形になって周りとそろえられているということなんですが、それで四十五メートルというのも、やっぱり周りと一緒になっているわけです。
 先ほど三十メートルだったら住戸数幾つか、四十五メートルなら幾つかということをご説明いただけなかったんですが、なぜこの以下というので同じにしなければならないのか、以下にすることは本当にできないのかということをもう一度伺いたいと思います。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それにつきましては同じということではありませんで、先ほども申しましたように周辺の住宅地に極力配慮するという形で斜線制限も設けておりますし、四十五メートルの絶対高さにつきましては避難上有効な空地ということでございまして、建ぺい率の発想であります空地とはちょっと違いまして、駐車場等を除いて避難上有効に活用できる部分と考えております。
 緑地なんですけれども、現在の一団地の住宅施設で約七千五百平米の緑地を確保してあることにつきましては、地区の広場とか広場状空地、その他緑地等住環境整備条例などに基づきまして七千五百平米以上確保していきたいと考えておりまして、なるべくそれより以上緑地等を確保していって、周辺の住環境並びに団地内の住環境に配慮した計画にしていただくという形で指導、誘導に努めていきたいと考えております。
◆畠山晋一 委員 単純な質問、イエス、ノーで答えてください。この陳情文書の2)で「区当局が等価交換による建替え促進を誘導していることであり」と書いてありますが、これは、イエス、ノー、どちらですか。
◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 ノーです。
◆畠山晋一 委員 いろいろな会派からまた意見が出てきておりますので、そろそろ意見という形で入っていきたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
○あべ力也 委員長 ただいまのご意見にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
 それでは、本件に対するご意見と取り扱いについてあわせてお願いをいたします。
◆畠山晋一 委員 自由民主党としましては、こういった環境を守るというのは、人類は緑がなければ生きていけないという観点から緑をしっかりと植えた形での地区計画を行っていかなければいけないということに対してはだれもが否定しないことだと思いますし、そもそもであれば牧場であった方がよかったのであれば、ずっと牧場であった方がよかったんでしょうけれども、世田谷区というすばらしい地区に人が住みたいという思いの中で、これからももっと住んでいきたいという形であるのならば、緑を生かすという上では、三十メートル、四十五メートルという考え方の中では四十五メートルという形での高さ限度を設置することの方が環境の維持、緑の維持、保護に適する地区に当たるのではないかと考えます。
 同時に今ご答弁があったように等価交換に対しては区は誘導していないということで、あくまでもこういった桜上水団地建替推進委員会という民意をしっかりと反映する形で桜上水団地の中で行われていることでございますので、建てかえについてのしっかりとした意見は団地の中で解決される課題だと私どもは考えまして、態度といたしましては不採択という形でお願いしたいと思います。
◆竹村津絵 委員 本来は現在の一団地の住宅施設をそのままにして、建ぺい率が二〇%、容積率六〇%というそのままにして、分譲ですので、自己資金で建てかえるということであれば全く今の現状を維持できるものだと思うんですね。
 ただ、そのあたりのお話し合いがなされていないというご説明も先ほどありました。そこは無理だということで、皆さんの合意が基本的にあるのではないかと思います。そうなると、実際老朽化したマンションの建てかえ問題というのは現実問題身近に迫っていることですので、その中でどういう建てかえをするかという課題になってきますし、先ほど区は誘導していないというお話でしたけれども、都市計画で定められている一団地の住宅施設がかかったままであれば本当に現状のまま建ぺい率二〇%でやれということなので自己資金でやるしかないという方法。新たに分譲もできないし、建てかえの費用も生み出せないということなので、これを解除する形によって建てかえを誘導するというか、できるようにするという一つの方策ではないかと解釈しています。
 ただ、これは本当に団地の中のことですので、やはり皆さんが納得のいく建てかえが進められるということがもう基本中の基本ではないかと思うんです。もちろんその中の話だというお話が今ありましたけれども、ただ、これだけいろいろな地区計画ですとか、都市計画ですとか、そういったものがかかった中での話になってきていますので、これは区にはぜひうまく両者のコーディネートをしてご理解がいただける計画をつくっていっていただきたいし、高さは三十メートルが無理でも、では、もう少し抑えて建てかえが本当にスムーズにできないのか。新たに分譲する戸数を削ってもう少し高さを抑えるということもできないことではないと思うんですね。マンションもかなり余っているという話もありますので、果たして多くつくることがディベロッパーにとってもいいかどうかもわからない、もうちょっと抑えた方が売りやすくていいのかもしれない、環境もよくて好まれるのかもしれないという課題もあると思いますので、そのあたりをコーディネートという形で区には取り組んでほしいと考えます。
 扱いとしては継続という形でお願いいたします。
◆長谷川義樹 委員 基本的には老朽化したマンションでエレベーターもない、五十六年以前の古い建物だ、地震で崩壊の危険性もある。ところが、団地の建てかえというのはかなり難しいのが現状で、それをこういう地区計画を立てて、四十五メートルといっても南側の三棟だけが四十五メートルで、あとは三十メートルでしょう。だから、北側にはほとんど影響がない。僕は高いから悪いという話はおかしいと思うんですね。高くして、できるだけ公共の空地を用意するというのが本来の今の世田谷の都市のありようだろうと僕は思っています。ただ、六本木のように百メートルというのはおかしいかもしれないけれども、世田谷区は一応四十五メートルという高さ制限をかけたわけですから、そういう意味で、これができ上がっても陳情者の言うように景観を著しく損なうようなことには僕はならないと思います。
 基本的にこの陳情については四十五メートルを三十メートルにしろということですから、それはなぜ四十五メートルではいけないのか、三十メートルがいいのかということの理由がよくわからない。よって今までの地区計画の建てかえ計画を賛成する立場から、この陳情は不採択としたいと思います。
◆木下泰之 委員 世田谷区の基本方針にもかかわることだと思うんですけれども、私は高さ制限四十五メートル、三十メートルというのも高過ぎると思うんですよ。つまりそれで世田谷区全域を誘導していこうということになれば、一種住専以外のところはほとんど全部それでいってしまうという話になるわけです。しかも、一団地についての認定をしているところは、ここは二〇%、四〇%だったわけですね。これには理由があって、太陽の光もよく当たって、空間があって、それほど高くない建物の団地という形で、まさに世田谷区が第一回目の界隈賞を与えたような非常に良好な住環境だったわけですよ。こういうものがあってこそ世田谷区のよさというものが認められてきたんだと思うんですね。これをどんどんどんどん変えていこうとなっている。
 しかも、これは分譲住宅、分譲団地ですよ。分譲団地だけれども、マンションと変わらないですよね。民間のマンションについて同じことができないのはなぜか、なぜこの団地についてはやろうとしているのか。それは分譲のみならず賃貸もあって、住宅公団が前につくったものが全国的にあるわけです。施政方針としてこういう団地についての規制緩和をどんどんやっていこうというのが根底にあって、世田谷区もその方針をとって、その中でこれが決まってきているわけでしょう。だから、一般のマンション居住者でいったら、建てかえたくても建てかえられない人たちだっているわけですよ。それは相続税の問題であるとか、そういったことについていろいろ手当てをしていきながら、建てかえがしやすいように誘導していくことは必要ですけれども、こういった形でせっかく良好な住環境を保つために都市計画を立て、そういう運営をしてきたのに、それを掘り崩していくような政策は私は間違いだと思います。
 この陳情に関しては、陳情者もおっしゃっていたように三十メートルよりもっと厳しくした方がいいのではないかという意見もあった、私はそのとおりだと思います。だから、私はこの問題についてはやっぱり継続して十分議論しなければいけないし、世田谷区が本当にこのままの政策をとっていたら十ヘクタールある世田谷区の一団地認定を全部取っ払われて、このような形での再開発になるでしょうし、四十五メートル、三十メートルの高さ制限といっても、総合設計をとると十五メートルのボーナスがつくわけです。そういうことを許容していたら、私はとても世田谷が住環境の良好な都市だとは言えないと思います。緑が多ければいいというものではないんです。やはり住環境というのは緑とあわせて、余り高層の建物を建てないことが住環境上非常に大事です。今こそ世田谷区は率先して、低層で、なおかつ緑豊かな町をつくるための努力をしていかなければならないと思います。
 そういった意味で、私はこの陳情に関しては継続を主張いたします。
◆小泉たま子 委員 全体の環境を守るということは大切なことで、お気持ちはよくわかりますけれども、この件は地区計画でありまして、関係する方々の合意で進める制度でございます。所有者のさまざまなお考えもあることですので、議会で直接関与することはどうかということでせたがや政策会議は判断いたしました。
 この件については不採択ということでございます。
◆小畑敏雄 委員 実際この建てかえをどのようにするというのは団地の方々、いわゆる地権者の方々が合意の中で民主的な方法で決められれば一番いいと思います。そんな中で四十五メートルだと何部屋ぐらいできるのか、何室できるのか、それによってどれだけのプラスマイナスが出てくるのかというような問題。では、三十メートルだとどうなんだろうかというような問題がいまだはっきりしてきていない段階の中でこの三十メートルというのを容認してしまうと、これは後で各戸それぞれ幾らぐらいずつ持ち出しが出ますよというようなことも起こり得る可能性はある。そういうことになると、そこに住んでおられる方々が住み続けられなくなることも可能性としては出てくる、それはまことに不幸なことである。だから、そういう点では四十五メートルという線で決めておけば、四十五メートルに決めたから四十五メートル建てるんだということではないと思う。その範囲内で採算がとれるようにして、持ち出しがないように。場合によってはうまくするとその組合が利益を得るようなことで、逆に払戻金みたいなものが来ることも考えられるのではなかろうかということも選択肢の中に入れるのであるならば、将来的に四十五メートルで決めておけば、例えばその中で四十メートルで建設するかもしれないし、三十九メートルで建設するかもしれないし、そういう後々不幸が生じないようなことを担保する意味でも、この場合は四十五メートルでやった方がよいのではなかろうかという意味で、我が党の不採択の意見に付随して、追加して意見を述べさせていただきました。
○あべ力也 委員長 それでは、不採択と継続というご意見が出ております。ご意見が分かれておりますので、本日のところは継続審査とすることでお諮りしたいと思います。
 それでは、お諮りいたします。本件を継続審査とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 ご異議なしと認め、平一七・八号は継続審査とすることに決定いたしました。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○あべ力也 委員長 次に、平一七・一〇号「桜丘地区の農地の保全と相続に関する陳情」を議題といたします。
 なお、本件につきましては一名の署名の追加がありましたことをご報告申し上げます。
 ここで、お諮りをいたします。本件について、陳情者より趣旨説明したい旨の申し出があります。これを許可することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
 趣旨説明を聴取するため、委員会を休憩いたします。
    午前十一時十九分休憩
   ――――――――――――――――――――――
    午前十一時三十六分開議
○あべ力也 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 本件ついて、理事者の説明を求めます。
◎中杉 都市計画課長 それでは「桜丘地区の農地の保全と相続に関する陳情」ということで、要旨を含めまして区の考え方をお話ししたいと思います。
 先ほどのお話にございましたけれども、陳情者の桜丘まちづくり協議会につきましてはこれまでにもかなり地元で活動をしておりまして、昨年の四月には桜丘まちづくり計画原案というものを作成しまして区長に提案を行っているところでございます。現在区ではその原案に基づきまして地区まちづくり計画の立案に向けて検討中であるということでございます。
 ただ、そういった計画ができる前に今ここでありますようなマンション計画ですとか、そういったことがかなりこの地区で起きていまして、その一因としては陳情者の方のお話にもありましたけれども、相続税の厳しさから土地の物納や切り売りの実態があるということです。そうしたことが桜丘地区に限った問題ではなくて、区全体の問題であるということで陳情しているものと思っております。
 また、毎年農地や屋敷林がなくなるような無秩序な開発が相続の発生等に伴いまして進んでいるということで、農住共存という世田谷らしい住環境を保つためには都市整備方針がただの絵に描いたもちにならぬように陳情書に書いてございます四つの措置を求めるということでございます。
 その四つでございますけれども、このようなマンション計画、つまり農住地区などの区民農園等緑があったところに計画されるようなマンションに対して建物周辺に緑を残すなどの環境維持に努めるよう指導してもらいたいということですとか、二つ目に緑の維持や農地の生態系に影響を及ぼす重要な地下水の流れを妨げないように地下室を建設しないように指導してほしいということと、三つ目、四つ目といたしましては相続税の優遇や農地や樹林地を保全していくための方策を提案してもらいたいということと、国や都に相続税の配慮を要望してもらいたいというような趣旨でございます。
 こういったことにつきまして区内には個々の宅地ですとか、神社、寺院、農地を中心として緑が残されているということでございまして、そのためにはこうした緑の保全は区としての良好な住環境の維持に重要な要素であると考えております。また、これまでに区ではまちづくりのさまざまな場面で区民の参加を基本に施策事業を展開してきたということでございます。
 また、都市整備方針につきましては、ご承知のとおり昨年中間の見直しを行いまして、こういった中でも区民の方々とともにまちづくりの方針をつくり上げてきたという経緯がございます。
 また、都市整備方針のまちづくりの主要課題の項にも、緑の保全、創出は世田谷らしい都市づくり、まちづくりの主要目的の一つであることを掲げてございます。区といたしましては、こうした都市整備方針に示された方針を基礎によりよいまちづくりにつながるように、また既存の住環境を守るためにもそれぞれの地区におきまして地域住民の方々とともに、地区計画ですとか、緑地協定、建築協定などの手法を用いたまちづくりのルールづくりを積極的に進めて環境の保全に努めていきたいと考えております。
 地区計画でございますが、種類もいろいろございますけれども、世田谷区では既に六十九地区、建築協定については十九地区、緑地協定については八地区、また相談等も多々ございまして、それなりにこういった手法が住環境の保全ですとか、マンション計画の誘導について大変有効な手法であると考えているところでございます。区といたしましては今後ともこういった区民主体のまちづくりを積極的に支援していきたいと考えております。
 また、2の地下水の関係でございますが、地下水と緑の保全ということにつきましてはお互いに関連するかなり重要な事柄であると考えております。区では特に湧水の涵養のために積極的に緑の保全及び創出を図る必要があると認められるような地区を湧水保全地区ということで定めておりまして、特に水資源の確保が重要な地区であるとして、例えば雨水浸透の設置助成を手厚く行う等地下水の確保に努めているところでございます。
 また、マンション計画等の個々のケースにつきましては、重要な地下水ということで認められた場合等につきましては地下水の流れを妨げることのないような工法等を指導したり、地盤や地下水の状況に応じて周辺の緑への配慮を事業者に指導していくといったことを行ってきております。
 また、相続税の関係でございますが、これまでにも特別区長会を通じまして相続税の改善を国に要望してきているということがございます。十八年度の全国市長会要望におきましても、特別区長会として屋敷林などの保存樹林地に対する相続税の納税猶予措置や維持管理経費への財政支援措置について国への要望に取り上げられるように要望しているところでございます。
 また、樹林地などの緑を残す手法といたしましては、固定資産税ですとか都市計画税の免除等があります市民緑地制度、あるいは固定資産税、都市計画税の免除がございます。開放樹林地制度とかいったものの活用もございますので、今後ともそういった制度の活用、PRに努めていきたいと思っております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆長谷川義樹 委員 3、4はいいんだけれども、1、2については、もう既に民間で確認申請を出してどんどん進んでおりますし、現実には建築基準法の範囲内ということで向こうがかなり強引に押しているというのが現状ですね。三メートルの部分は今、陳情者からもお話があったのである程度わかるんですけれども、これは地上三階、地下一階の建物なんだよね。地下一階の地下室の建設をやめてほしいと言うんだけれども、地下室をつくるマンションがかなり今ふえていて、それなりの要望があるという話を一方では聞いていて、五メートルから七メートル近く下を掘らなければいけないと現状は言っているみたいなんですね。そうすると、五メートルなら五メートル掘った場合、地下水が分断されて、そこの土地の変容が十分考えられるのかどうか。そういうことを知らないで、調査もしないで、いわば地下水の流れを妨げないように国分寺崖線だとかいろいろなところはやっている。それは理由にならないので、ここの地域の地下室の建設が妥当であるかどうかという見解は、今、区はどう思っているんですか。
◎浅見 世田谷総合支所街づくり部参事 当該地につきましては建築設計に際しまして地盤調査を行っております。その結果によりますと、この敷地内の地下水の水位は約六メートルという結果が出ています。今回の建物の地下、直接基礎でございますが、基礎を含めた根切りの深さは約五メートルという計画でございますので、今回の建設に伴って直接地下水に影響が生ずるということは考えにくいと理解しています。
 ただ、桜丘地区全体についてどうかということにつきましては地盤の状況は個々別々でございます。桜丘地区は多少起伏がございますが、全体としてほぼ平たんな地区でございますので、特に大きな地層上の違いは余りないのではないかとは予想されます。とはいいましても、個々の敷地については、こういった計画についてはこうした地盤調査の結果を踏まえながら適切な指導をしていきたいと考えております。
◆木下泰之 委員 そうすると、先ほどいろいろ説明がありましたけれども、おおむねこの陳情については区としてもその方策としてこの種のことについてはやっていきたい。そうお考えだというふうに考えてよろしいんですか。
◎平谷 助役 いや、例えば1などは「三m以上確保し」ですとか、ある種もうそういう文章がございますので、物の考え方、区の見解は先ほど申し上げましたが、あとは議会の先生方のご判断だろうと思っています。
◆木下泰之 委員 農地の保全に関して相続税の減免措置なんかについてはそれなりに提案はされているということなんですけれども、例えば今回の陳情のきっかけになった農地については、相続に対しては多分農業委員会で後継者のあっせんとかをやると思うんですけれども、つまりこれはどういう経過をとられてそういうものがないということになったんですか。
◎中杉 都市計画課長 今マンションが計画されているところにつきましては市街化農地ということでファミリー農園で借りていたということでございまして、幼稚園の北側の一部公園が今現在ございますが、買い取りのお話が地主さんの方からございまして、そちらについては区の土地バンク等にかけまして周辺にも緑等があるということで今回は見送っていると聞いております。
◆木下泰之 委員 そうしますと、市街農園になったものについては農地としての扱いではなくなっているんですか。
◎中杉 都市計画課長 生産緑地法が変わったときにこちらは宅地化農地だということで指定しております。
◆木下泰之 委員 そうすると、それを一たん返して売却することになっても、それは農地として今まで使われていたわけだから、それの後継者探しは農業委員会としてきちんとするべきなのではないですか。
◎中杉 都市計画課長 生産緑地ではございませんで、宅地化農地でございますので、そういったことはないと思います。
◆木下泰之 委員 何ていうのかな、農業として継続していけるようないろいろな措置の提案も先ほどの説明の中で触れられていたけれども、世田谷区として農地であるところをずっと継続させていくために、例えば提案のあったようなことも踏まえてこういうことは有効だとお考えですか。
◎平谷 助役 先ほどの小野さんの方から、加えましての趣旨のご説明があったかと思いますが、先ほど聞いている限り、この間、世田谷区議会でご意見、ご提案等をいただいている中身と大筋同様のものかと私どもとしては理解させていただいております。
◆小畑敏雄 委員 ちょっと確認したいんですけれども、今、助役がおっしゃられたようにいろいろな中で例えば後継者探しだとか、育成だとか、そんな中での農業塾だとかをやっているわけです。特に陳情の中の3、4の相続税対策を国に対して物申していくとかいうようなこと、減免等の問題等も既に区は数年にわたってやっていると思いますけれども、その確認だけさせてください。
◎中杉 都市計画課長 委員おっしゃるとおりでございます。
◆木下泰之 委員 提案されているのはいいけれども、それが具体的にどう結実しつつあるのか、あるいは何がネックでできていないのか、その辺はいかがですか。
◎中杉 都市計画課長 先ほどいろいろお話が出ていますけれども、相続税については国の制度だということで、区としては特別区長会に上げ、特別区長会からさらに国に上げていくということを行っておりまして、特別区だけでなくていろいろなところから出ていると思いますけれども、相続税自体の改正といったところにはなかなか思うように結びつかないのが実態でございます。
◆竹村津絵 委員 都市整備方針を見ますと、まさにこの文章に書かれているとおり桜丘農住地区ということで、この中には農地は保全することを基本としと書かれています。それに対して区は既にいろいろな方策をとっているということなんですが、この農地が実際保全されているのかどうか。実態ですね。減っているのか、保全されているのか、経年的な農地の面積が桜丘でどのようになっているか、もしわかったら教えてください。
◎浅見 世田谷総合支所街づくり部参事 委員のおっしゃるとおり桜丘地区につきましては世田谷地域にあって唯一まとまった農地と樹林地が残された、武蔵野の景観が残された貴重な地域だという認識がございまして、まちづくりとしてその保存のための取り組みもされてきております。具体的に申し上げますと、桜丘地区に農地が多く残されておりまして、その多くが生産緑地として指定されております。箇所数で申し上げますと、桜丘地区で約六十三カ所ございまして、面積で申し上げますと四万一千八百十三平米の農地が生産緑地として指定されております。
 その経年的な変化でございますが、生産緑地の地区として箇所数としては変わっておりませんが、平成十三年からのここ三カ年の経緯で申し上げますと部分的な廃止はございまして、約八百七十平米ほど減っております。これは農業従事者の方のご都合により部分的な廃止ということがございましたので、面積的なものが減っております。
 ちなみに、その他市街化農地、公園緑地等を含めましてこの三年間の経過で見てまいりますと、市街化農地が四カ所減って、面積的には約六千八百平米ほど減っておりますが、一方で区の公園整備も進んでおりまして、二カ所の公園、面積にして約八千平米。この三年間で農地は減っておりますが、公園を含めた緑地面積としては差し引き約三百二十平米の増加となっております。そういう意味で申し上げますと、都市整備方針によりますような緑の保全といったことについては一定程度の成果を上げていると考えています。
○あべ力也 委員長 以上で質疑を終わります。
 それでは、本件に対するご意見と取り扱いについてあわせてお願いをいたします。
◆畠山晋一 委員 自由民主党としては態度は継続。理由につきましては、文章審議の観点から1、2は採択することができない。しかし、3、4については区の答弁があるようにしっかりと進めている事業でありますので、このことを継続して進めていくことを要望しておきます。
 同時に、実は農業についても、商業、工業の予算が十七年度は減っている中で農業費については六百八十二万円ほど予算が上がっておりますし、都市型農業の推進という形で八百六十二万円の計上もされておりますので、どうぞこの点の継続もお願いして、自由民主党としては継続ということでございます。
◆竹村津絵 委員 「四つの措置をおとりいただきたく、陳情致す」ということで、四項目について見てみますと、1、2につきましては、例えば地下水などは個別に対応していくことも考えているというお話でしたし、1につきましても地区まちづくり計画の中で細かく今壁面の後退が書かれている中に、例えばこうした大規模なマンション開発のときはどうするかということをもう少し今後の議論の中で突き詰めていくことも可能ではないかと考えます。3、4もやはり目標とする土地利用の姿の中に農地を保全することを基本としとうたっているわけですから、今後も引き続き国に要望していくような形をとっていただきたいと思います。
 また、営農ボランティアという制度も今年度から新しくできてきましたので、これを拡充して、労働力不足ということで手放してしまう農地を少しでも防ぐことは十分可能なのではないかと考えます。そうしたさまざまな農地を保全する、緑地を保全するための方策ということは今までも取り組んでいますが、さらにこれについてしっかりと取り組んでいただきたいということから、区民連としましては趣旨採択でお願いしたいと思います。
◆長谷川義樹 委員 本来、相続税については幾らやってもなかなか変わらないから、屋敷林や農地等の保存条例みたいなものをつくれとか、我々が代表質問で言ったり、構造改革特区に認定するとか、さまざまな方法で世田谷区としての付加価値の高い農地、屋敷林の保全には努めるようにということは我々の強い要望なので、3、4についてはやっぱりそれなりの意味があるということでいいんですけれども、1、2についてはもう既に民間の確認がおりようとしていて、工事の手順まで地域住民と話しているときに、これを採択して、そういうことが果たしてできるのだろうかと僕は疑問なんですね。
 趣旨採択するという方がいらっしゃったけれども、もしこの委員会でそういうことが採択されてしまったら建築基準法を超えた問題の行為にならざるを得ないし、そういうことを軽々しくこういう委員会の陳情の席でやれるものかどうか、疑問です。そういう意味では、うちとしては継続ということでいいと思うんですけれども、特に農地だとか屋敷林が世田谷を成り立たせている基本的な社会資本の一つであるという観点から、ぜひ世田谷区としても大胆な対策を考えていただきたいということを強く要望の上で継続ということです。
◆木下泰之 委員 1、2、3、4とあって、3、4は皆さんも異存ないということなんですけれども、私は、1、2に関しましてもその指導を求めているわけでして、また結論としては趣旨採択でお願いしたいと思います。といいますのは、この陳情の要旨、理由等を全部読みますといろいろなアイデアも出ているわけですね。陳情の趣旨説明という中でもさまざまなアイデアを出されている。こういったことを踏まえながら、趣旨としてこの陳情を採択されたらいかがかと思いますので、趣旨採択でお願いします。
◆小泉たま子 委員 1は「建物周辺に樹林地(原風景の屋敷林)を三m以上確保し」と書かれてありますが、これは条例に基づいてきちんと区では進めているわけで、これにも問題があるということ。それから、地下については地下水への影響はないという説明が先ほどありました。3、4については、おっしゃるようにですが、これから一層このことは進めていただきたいということであります。
 せたがや政策会議としては継続はなしということで今まで臨んでおりますので、これにつきましては不採択でありますが、書かれてありますように「都市整備方針がただの絵に描いた餅」にならないように、さまざまな困難はあると思いますけれども、区民から見ていい町になるように今後も実現に向けて努力してほしいということをつけ加えます。不採択です。
◆竹村津絵 委員 済みません。ちょっと補足させてください。
 先ほどマンション建設が進んでいる中で三メートル以上緑地を確保するとか、地下室マンションのということは不可能であるというお話でしたけれども、この陳情は「桜丘地区の農地の保全と相続に関する陳情」と解釈しておりますし、そのように書かれていると思います。1も「このマンションの計画に対して」ではなくて、「このようなマンションの計画に対して」、つまり大規模なマンションが建つような場合ということではないかと。文章を読むとそのように読み取れますので、区民連の趣旨採択というのはこのマンション計画にということではなく、桜丘の農地の保全と相続のためにということの判断であったことをちょっと補足させてください。
◆小畑敏雄 委員 意見というのは一人一回が望ましいと思います。それはどういうことかというと、他の方が後から発言したことに関して反論をするとか、意見というのは討論の場ではないの。だから、そういう意味では、発言をするときは十分に思料して発言をしていただかないとというふうに思います。
◆木下泰之 委員 かねてから自民党さんは複数委員が出ているからといってその後での補足説明をされることがよくあるんだけれども、今おっしゃったようなおっしゃり方をするんだったら、私は会派としての意見を聞いているんだから一回にとどめてほしい。そのことを要望しておきます。
◆竹村津絵 委員 済みません。反論したわけではなくて、誤解されるといけないので補足をさせていただきました。
○あべ力也 委員長 それでは、継続、趣旨採択、不採択といったご意見が出ております。ご意見が分かれておりますので、本日のところは継続審査とすることでお諮りしたいと思います。
 それでは、お諮りいたします。本件を継続審査とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 ご異議なしと認め、平一七・一〇号は継続審査とすることに決定いたしました。
 以上で請願の審査を終わります。
 ここで、理事者の入れかえを行いますので、委員会を五分ほど休憩いたします。
    午後零時五分休憩
   ――――――――――――――――――――――
    午後零時十分開議
○あべ力也 委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 それでは、報告事項の聴取に入ります。
 (1)平成十七年第一回区議会臨時会提出予定案件について、〔報告〕?議会の委任による専決処分の報告(原動機付自転車事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎桐山 北沢総合支所土木課長 それでは、原動機付自転車事故に係る損害賠償額の決定につきまして、議会の委任による専決処分をしましたのでご報告いたします。
 なお、この事故につきましては平成十六年十二月二日に開催されました当委員会におきまして報告させていただいているものでございます。
 それではまず、事故の概要でございますが、発生日時につきましては平成十六年十一月二十二日月曜日の午後三時十分ごろでございます。
 発生場所につきましては世田谷区大原二丁目二十四番先の私道が接する甲州街道の歩道上でございます。
 相手方につきましては小平市津田町三丁目に在住の方でございます。
 事故の内容につきましては、お手元の配付資料裏面に詳細図を記載しておりますのであわせてごらんください。図の上が北側の方向になります。内容につきましては当土木課の職員が現場調査の途上におきまして原動機付自転車で南北方向の私道を北上して甲州街道に出て左折するために、甲州街道の歩道に入る付近で一たん減速しまして横断する甲州街道の歩道に進入した際に、歩道上を自転車で東の方向に走行中の相手の方と出会い頭の状態で接触したものでございます。その際、相手の方は右足と左肩を打撲しまして、全治約二週間の診断を受けたものでございます。
 過失割合につきましては区が十割で、損害賠償額につきましては二十六万三千二百五十円でございます。これにつきましては全額自動車損害賠償責任保険により補てんされるものでございます。また、過失割合につきましてはいわゆる自賠責保険のみの保険適用から国土交通省が定める制度として、被害者に重大な過失がない場合には損害額の減額をしない規定になっていることから記載のとおり報告させていただいているものでございます。
 専決処分日につきましては平成十七年四月十三日でございます。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶあり〕
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○あべ力也 委員長 それでは次に、(2)東京都市計画地区計画の決定(南烏山二丁目南部地区地区計画)及び一団地の住宅施設の変更について、理事者の説明を願います。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 それでは、東京都市計画地区計画の決定(南烏山二丁目南部地区地区計画)及び一団地の住宅施設の変更についてご説明申し上げます。
 1趣旨は記載のとおりでございます。
 2これまでの経緯でございますが、中ほど十七年二月十六日、前回の都市整備常任委員会でご報告をいたしました。そして、二月二十一日、世田谷区都市計画審議会に報告いたしました。さらに、二月二十五日、地域住民説明会を開催いたしました。三月四日から十八日にかけまして十六条による地区計画原案の公告と縦覧をいたしました。三月四日から二十五日は意見書の提出期間でございました。
 3地区計画概要につきましては記載のとおりでございます。
 4意見書でございますが、二週間の縦覧の間に七名の方からの意見の提出がございました。恐れ入ります。二ページをあけてください。
 意見書の要旨でございますが、地区計画そのものに直接関係のないご質問等もございました。欄の中でございますが、直接関係のないものは省きまして、4緑地が減少するということについて、区の見解といたしましては、地区計画の目標で緑を重視した町並みの形成を推進すること。方針の中では既存の樹木を保全し、緑地を約二千平米設定しています等々というふうにお答えをしたいと考えております。
 6景観についてのご指摘でございますが、景観についても地区計画の中で、高さの最高限度、壁面の位置の制限、形態、意匠の制限ということでお答えをしてまいります。
 地区計画に直接関係のあるものということで10に参りますが、圧迫感についてのお尋ねでございます。これにつきましては最高の高さを三十メートルと通常の四十五メートルより低く設定をいたしました。さらに、具体的計画の中で公社に要請していきたい考えでございます。
 また、少々飛ばしまして、13手続について十分な手順が必要ではないかというご指摘につきましても認識しており、関係者への十分な説明と意向を確認しながら検討していく考えです。
 恐れ入ります。四ページ、一番下でございますが、20です。烏山地区の団地群は貴重な緑地帯であるということで、残存させる方針を立てるべきだというようなご指摘でございます。これにつきましては都市整備方針の中で位置づけているということで、基幹的公園等を補完する団地周辺に整備すべきであるとしております。以上が地区内の方に対する意見書の要旨でございます。
 なお、B欄に地区外居住者からの意見書ということで設けましたが、地区外の方はございませんので、これに対する見解はございません。
 恐れ入ります。一番初めの一ページにお戻りください。5の今後の予定でございます。本年五月十日から二十四日、都市計画法第十七条による地区計画案の公告と縦覧でございます。六月二十一日、世田谷区都市計画審議会へ諮問、事務手続を経まして都市計画の決定、告示へと運ぶ予定でございます。
 説明は以上です。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 この地区計画ですけれども、これは地域内の人たちへの説明会という形で行われたのか、それとも周辺を含めての説明会という形で行われたのか、その辺についていかがですか。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 説明会、二月二十五日の内訳でございますが、参加者は三十七名ございまして、団地内の方は二十一名、団地外の方は十六名ございました。団地内外の方に対しての説明会でございました。
◆木下泰之 委員 広報した範囲というのはどのくらいなんですか。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 二Hの外側の方を対象として団地内外でご説明をいたしました。
◆木下泰之 委員 五月十日から二十四日までの地区計画案の公告、縦覧があるわけですけれども、これに対しての説明会というのは改めてやるんですか、やらないんですか。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 十七条の地区計画でございますので、その中で規定のとおり行ってまいります。
◆木下泰之 委員 規定のとおりというと、説明会等は行われるんですか、行われないんですか。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 説明会という形式ではございません。
◆木下泰之 委員 普通の都市計画についてはそういうことをやるのではないんですか。大体今まで都市計画案という形で提案するときにはいろいろなところで説明会をやられてきたではないですか。これはそういう扱いはしないんですか。
◎真野 北沢総合支所長 都市計画法の十六条、十七条の縦覧等につきましては、特に十七条につきましては全区的に「区のおしらせ」とか、そういうものでお知らせをしてということで、住民説明会という形は今までとっていないと思います。
◆木下泰之 委員 いや、私はとるべきだと思います。やはりこういうものについてはかなりの緩和でもあるし、きちんとやるべきだと思います。特にこういう地区計画の場合は地区内の人たちには丁寧に説明するけれども、もっと広範に意見を言うような……。これは当然公告、縦覧で意見書が出せるんでしょうけれども、それにしてもきちんとした説明会はやはりするべきだと思いますけれども、そういう方針はなぜとらないんですか。
◎安水 北沢総合支所街づくり部長 一般的なお話は支所長がしましたけれども、この中身を見ていただきますと十一月二十六日の素案段階での説明会をしっかりやっていると私は聞いておりますし、今回二月にまた説明会をやっている。原案といいましょうか、説明をしっかりやっているというところで理解していただきたいなと思います。
◆木下泰之 委員 ただ、本当に拘束力を持つ案として出てくるのは五月十日から二十四日の計画案の公告、縦覧なわけだから、その辺についてのきちんとした説明会は僕はやるべきだと思うんですけれども、やることはできるんでしょう。やらなくてもいいけれども、やることはできるんでしょう。
◎平谷 助役 区の考え方は申し上げておりますので、木下委員のご意見として承らせていただきたいと思います。
◆木下泰之 委員 先ほど桜上水団地の方で周辺の用途に合わせて四十五メートル規制を譲れないと言ったけれども、ここの三十メートルというのは周辺の高さ制限というのはどうなっているんですか。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 まず、周辺の状況のご説明をいたします。恐れ入ります。七ページをごらんください。
 七ページに地区計画計画図(2)というものがございますが、真ん中の太い一点鎖線で囲ったところが当該地でございます。この当該地の北側に「区画道路二号」という文字がございますが、これがちょうどかぶっているところが民間のマンションでございます。これが四階の部分と五階の高さを持ってございます。その上ですが、「公社南烏山南団地」と書いてございます。くの字を少し広げたような形ですが、その右側の方は十一階建てでございます。左側の方は七階建てでございます。千歳通り周辺にはこうしたマンションが林立している状況でございます。
◆木下泰之 委員 私はその用途についての最高高さ制限を聞いているんですよ。いかがですか。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 せんだって決まりました四十五メートルの高さが最高限度になってございます。
◆木下泰之 委員 だから、この事案でも四十五メートルのところを三十メートルと厳しく制限していることもあるわけですよ。だから、このことは当然桜上水団地のことについても考慮すべきだと意見として申し上げておきます。
 それから、やはり私は一団地認定の解除という形で高度化していくことには反対です。それも意見として申し上げておきます。
◆長谷川義樹 委員 ちょっと説明してほしいのは、桜上水の四十五メートル、こちらは三十メートル、これの判定した基準というのはどういうことなんですか。高さ制限を桜上水は四十五メートルにしました、今回は一団地の解除で三十メートルにしましたよね。これはどういう地域的な実情の差があるんですか、教えてください。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 三十メートルというのは、マンションでいいますと大体八階建てでございます。先ほど十一階のものや七階のマンションがあるというふうにご説明をいたしましたが、この辺にはさらに四階あるいは五階のマンションもあるというふうにご説明いたしました。大体その辺のところの平均値に見合う形になるように決めたものでございます。
◆長谷川義樹 委員 質問に答えていないではないですか。四十五メートルの高さ制限を桜上水はやった、今回こちらは三十メートル、その違いはどういう理由なのかと聞いているんです。それを教えてほしい。
◎真野 北沢総合支所長 桜上水につきましては、先ほどご説明申し上げましたとおり広域避難場所ということもございますので、十分な空地を確保する上では四十五メートルということで考えてございます。ですから、それが確保できないということであれば、桜上水については三十メートルという考え方でございますので、同じようなことで南烏山につきましても三十メートルということで考えたんだと思っております。
◆木下泰之 委員 空地の確保だけでそれを認めてしまうというか、もっと低くしてほしいというさっきの陳情等があったんだけれども、それは周辺に合わせるんだというようなことを答えておいて、こちらではちゃんと三十メートルに規制しているではないですか。だから、そういったものはもっとよく考えて、いろいろな要望を聞いた上で何メートルにするかということについては今後も考えていくんでしょうか。
◎安水 北沢総合支所街づくり部長 いろいろ総合的に考えると思うんですが、桜上水が広域避難場所としての空地をとる、なおかつまずあるのは、地区計画等の場合は提言に基づいて団地側から地区計画の原案の提言を受けているわけですので、その中でも四十五メートルとかいろいろな提言の中で区として検討してきたということでございまして、烏山の場合も公社からのそういう要望等を踏まえて今回の案になったと考えます。
◆木下泰之 委員 要するに地区計画ですから、そういう意見が周辺からあって、そういう要望が高まってきたということで三十メートルにしてくれという話になれば、それはそういうことにはなるんですよね。
◎安水 北沢総合支所街づくり部長 先ほど来申し上げておりますように地区の権利者の皆さんが地区計画の提言等をされるわけですので、三十メートルでいきたいといったら、区としても四十五メートルにしなさいということではありませんので、その辺は総合的な判断の中で地区計画が決まってまいります。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○あべ力也 委員長 (3)「世田谷区八幡山二四二地区建築協定」について、理事者の説明を願います。
◎野徳 烏山総合支所街づくり課長 「世田谷区八幡山二四二地区建築協定」についてご説明申し上げます。
 名称は記載のとおりでございます。
 協定区域についても記載のとおりでございます。
 3土地所有者等数でございますが、三十六名でございます。
 4認可申請日ですが、十七年三月二十四日。
 5地域地区ですが、記載のとおりでございます。
 6協定の主な目的・内容ですが、目的といたしましては戸建てを中心とする良好な住環境の形成、保全でございます。壁面の位置は車庫、物置等を除き、隣地境界より五十センチメートル以上とする。共同住宅等の住戸等につきましては一住戸の床面積は三十五平米以上とし、管理人室等を設置する。建築物の意匠、その他については記載のとおりでございます。
 7これまでの経緯でございますが、十五年十一月、近隣での共同住宅計画を機会といたしまして自主的な勉強会が始まりました。十六年四月からは建築協定を締結したい旨の要請を受けまして専門家の派遣を行ってまいりました。十七年三月、協定参加者の合意が整いまして認可申請がございました。
 8現在の状況及び今後の予定でございますが、四月八日から五月六日にかけまして公告、縦覧期間がございます。場所は烏山総合支所街づくり課でございます。同じく四月八日から五月十三日までは異議申し立ての期間でございます。五月下旬につきまして公聴会の開催を予定しておりまして、六月中旬ごろ認可公告の予定でございます。
 説明は以上です。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆長谷川義樹 委員 建築協定を結ぶ場合、七ページで白いのは結んでいないということで、こういう飛び飛びで、例えば二戸とか三戸とかで建築協定を結ぶこともあり得るんですか。ある程度エリアというのがあって、そのエリア全体で建築協定を結んで、そこの良好な住環境にしようという話ならわかるんだけれども、飛び飛びでもこういうことができるんですね。これは二軒でも三軒でもやれるんですか。建築協定の法律的な背景というのはどうなんですか。
◎伊澤 烏山総合支所街づくり部長 これまでもこういった例はございますけれども、必ずしもこの区域の中で一軒残らずそういった形で同意しなければならないということでもありませんので、こういう例はほかにもございます。
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○あべ力也 委員長 それでは次に、(4)「世田谷区土地区画整理事業を施行すべき区域の市街地整備方針」(案)について、理事者の説明を願います。
◎中杉 都市計画課長 それでは「世田谷区土地区画整理事業を施行すべき区域の市街地整備方針」(案)についてご報告いたします。
 この件につきましてはこれまでにもお話ししているとおりでございますけれども、ことしの三月にこの委員会に素案としてお出ししております。一ページ目の3に市街地整備方針(案)骨子ということで書かれてございますが、すべき区域の目標を(1)としまして市街地整備の方針。次に、二ページ目ですが、全地域に地区計画を策定していく、多様な手法の活用といった内容で案がまとめられております。
 三月にご報告後に意見募集の実施を行っておりまして、三月十五日から二十九日にかけて意見の募集を行っております。募集方法としては、郵送、持参、ファクシミリ、ホームページによるメール等で行っておりまして、意見書としては七通、十件出てございます。それの要旨でございますが、三ページ目にまとめてございます。重立った意見としては、道路の整備の推進をしてほしいですとか、道路と緑の関係ですとか、今後の進め方についての意見がございました。詳しくは記載のとおりでございます。
 そういった意見を受けまして、素案からの変更点でございますが、こうした区民の意見とあとJA等のヒアリングを行いました結果、お手元に区域の市街地整備方針(案)をお配りしてあると思いますが、こちらの一七ページをあけていただきたいと思います。一七ページの4)のところを追加いたしました。ちょっと読ませていただきますが、「緑地資源の活用等による緑地空間の確保」ということで、「基盤整備にあたっては、関係所管が連携し都市型農業を支援していくことで、借地公園制度、区民農園や市民緑地など地区の緑地空間の確保に努めていく。さらに市街地整備計画のなかで、きめ細かい制度の適用を検討していくとともに、沿道の緑の維持・保全について維持管理制度の検討を行い、区民・区の協働により適切な空地や緑地の確保に努める」というこの一文を今回加えさせていただきました。
 戻りまして、二ページ目で6の今後の取組みということで、今後につきましては住民の意向を踏まえまして市街地整備計画を作成し、そういった成果を生かしまして道路ネットワークの計画を策定する課題、基準を検討するということをやっていきたいと思っております。
 今後の予定といたしましては、本日常任委員会に報告させていただきまして、その後、方針としてこれを決定していきたいと思っております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 ちょっと場所を特定してくれないかな。何かこれに入っていますか。(「モデル地区ということでしょうか」と呼ぶ者あり)はい。
◎中杉 都市計画課長 すべき区域の案はあくまでも方針でございますので、モデル地区等につきましてはこの中には今は入ってございません。
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○あべ力也 委員長 それでは次に、(5)世田谷区福祉のいえ・まち推進条例改正の概要について、理事者の説明を願います。
◎男鹿 街づくり推進課長 世田谷区福祉のいえ・まち推進条例改正の概要について報告させていただきます。
 国のハートビル法が平成十四年に改正されまして、一部バリアフリー整備について建築確認申請で審査する義務になったとともに、自治体で独自の条例が制定できるということで、東京都につきましては平成十五年に独自のハートビル条例を制定した。世田谷区についても住宅都市の特性を踏まえて、都条例にさらに対象を拡大した形で条例を制定するということで今検討作業を進めておりまして、その概要について説明させていただきます。
 これまでの経緯といたしましては、福祉的環境整備審議会に条例の改正ですね。特に今回建築物ということで、建築物の整備基準についての義務化ついての改正ということで審議会へ諮問いたしまして、区民意見あるいは関係団体等の意見を聞いて今回概要をまとめたということでございます。
 改正のポイントといたしましては、都条例は国のハートビル法よりもさらに踏み込んでいるんですが、世田谷区としてはその都条例よりさらに、例えば床面積については店舗、診療所について二百平米まで義務化を拡大した。さらに、共同住宅についても東京都が二千平米から、世田谷区については千平米まで義務化の届け出の範囲を拡大したということでございます。
 4の今後の予定につきましては、第二回定例会で提案させていただくとともに、年内に施行規則を改正いたしまして、施設整備マニュアルをあわせて見直すということで、実際の施行については十八年の四月からスタートしたいと考えております。
 条例の改正の概要につきましては次ページを見ていただければおわかりのとおりでございますが、特に今回の義務化になった部分と残りの部分についても努力義務で以前同様にバリアフリーについては整備を進めていきたいと考えております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○あべ力也 委員長 それでは次に、(6)「都市計画公園・緑地の整備方針」の進捗状況について、理事者の説明を願います。
◎男鹿 街づくり推進課長 「都市計画公園・緑地の整備方針」の進捗状況について報告させていただきます。
 昨年の夏に都市計画公園・緑地の整備方針についての検討を始めるということで報告させていただきまして、今の段階で進捗状況について今回ご説明させていただきます。
 経緯といたしましては、東京都の都市計画審議会で公園、緑地について答申をいただいた中で、都市計画公園の整備について事業の進捗を図る必要性がそこの中で述べられております。そこで、都、区、市町村が合同で都市計画公園や緑地の役割、あるいは整備の方向性について事業計画を含めた形で都市計画公園・緑地の整備方針の検討について進めてきたところでございます。
 今現在の検討の内容でございますが、まず?として、都市計画決定されているうち、まだ未開設の公園について今後どのような形で整備を進めていくかということを検討していくということでございます。
 裏面の資料を見ていただきたいと思います。都市計画決定されておりまして、まだその買収等ができていない部分について今後どうしていくかということでございますが、一つはやはり重点化を図るべき公園、緑地と今後も整備が必要な公園、緑地ということで分けさせていただきまして、その中でも特に重点公園、緑地ということで、二〇一五年までに整備に着手という公園について今後まとめていきたいと考えております。
 ?としましては、都市計画法に基づく建築制限の緩和ということでございます。これにつきましても先ほど言った重点公園の中にある優先整備区域以外について建築制限の緩和を考えていきたいということで検討しております。
 ?としては多様な手法による事業の推進ということでございます。これについてはまちづくり事業との連携等による公園整備について検討していきたいということでございます。
 ?としては都市計画の見直しということでございます。都市計画決定されている都市計画公園、緑地内にある社寺林等については都市計画公園から特別緑地保全地区等への切りかえとかを考えていきたいということでございます。
 検討体制につきましては、都と区の策定検討会議を持ちまして検討を進めているところでございます。
 今後の予定でございますが、五月の後半から六月について中間のまとめをまとめまして公表し、区民、都民の意見を募集した上で本年度中には策定する予定になっております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆小泉たま子 委員 教えていただきたいんですけれども、世田谷区の中での該当する場所というんですか、公園というんですか、それはどこなんでしょうか。
◎男鹿 街づくり推進課長 都市計画として定められている公園で都立公園とか区立公園がございまして、数としてはかなりございます。例えば未開設で、等々力渓谷公園とか一応都市計画として定められていますけれども、まだ全部買収が終わっていないとか、例えば都立公園であれば祖師谷公園とか、そのあたりについてもございますので、数ということであれば世田谷区内で大体百九カ所の都市計画公園が都市計画決定されております。面積にして四百三十九ヘクタールございます。
◆木下泰之 委員 こういうのを報告するにしては不親切だと思うんです。ちゃんと地図ぐらいつけて、どこが該当になるかぐらい出してもらわないと。これはきょう配られているんだよね。だから、ここで何か意見を言いたくてもなかなか言いにくいではないですか。そのくらいの配慮はやってくださいよ。
◎男鹿 街づくり推進課長 はい。以後気をつけます。
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○あべ力也 委員長 では次に、(7)都営住宅の入居者募集(五月)について、理事者の説明を願います。
◎板谷 住宅課長 都営住宅の入居者募集(五月)についてご報告します。
 募集戸数は千七百四十七戸、一般空き家が千六百八十七戸。若年ファミリー向け定期使用住宅、こちらはご夫婦が四十歳未満向けで、十カ年を限度としているということで期限が定められているものが三十戸でございます。若年ファミリー向け住宅が三十戸、こちらは定期、十カ年という制限がないものでございます。
 募集期間及び申し込み用紙配布期間、申込用紙配布場所は記載のとおりでございます。
 申込方法は郵送ということになっております。この後、六月二十九日の抽せん、七月十一日の結果通知、その後審査を経まして使用予定者の登録、十月から十八年五月までにあっせんということになってまいります。
 周知方法につきましては「区のおしらせ」五月一日号に掲載いたします。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○あべ力也 委員長 それでは、(8)東京河川改修促進連盟第四十三回総会及び促進大会の開催について、理事者の説明を願います。
◎吉田 土木管理課長 東京河川改修促進連盟第四十三回総会及び促進大会の開催につきましてご報告いたします。
 この大会は水害のない安全な生活環境を地域住民に提供するため、全東京の河川改修の早期完遂を、国会、政府、東京都に対し要望することを目的として開催するものでございます。
 1の趣旨から2、3、4、5、6については記述のとおりでございます。
 なお、五月二十日の当日につきましては区議会の臨時会が見込まれておりますので、総会、促進大会が開催されることについてご承知おきいただければと思っております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○あべ力也 委員長 それでは次に、(9)東京都市計画道路補助線街路第二一六号線(大蔵五丁目一番〜三丁目三番先)の事業化に向けた地元対応について、理事者の説明を願います。
◎青山 道路計画課長 それでは、東京都市計画道路補助線街路第二一六号線(大蔵五丁目一番〜三丁目三番先)の事業化に向けた地元対応についてご報告させていただきます。
 趣旨でございますが、世田谷区道路整備方針に基づきまして優先整備路線に位置づけられております本路線の事業化に向けた地元対応といたしまして、区と地元町会とが共催で現地見学会や懇談会を実施してまいりました。この中で本地区における都市計画道路の果たす役割や周辺環境への配慮などの討議の過程から、地元の住民の方々から線形の見直し提案を受けたところでございます。このことから、今後地元提案に対する区の基本的な考え方を取りまとめまして、地元住民に説明させていただき、理解と協力を得ながら早期事業化を目指していくというふうに考えております。
 経緯でございます。記載のとおりでございますが、最近の動きといたしましては、ことしの二月五日に地元町会の要請によりまして現地見学会、第一回地元懇談会を開催させていただきました。二月十六日には当委員会に事業化に向けた取り組み状況についてご報告させていただいております。二月二十六日にには第二回懇談会を、三月二十六日には第三回懇談会を開催させていただいております。
 地元提案(線形の見直し)に対する区の基本的な考え方でございますが、区といたしましては都市計画道路としての機能を確保しつつ、本地区のまちづくりを推進する。また、補助二一六号線周辺の国分寺崖線や湧水の保全に努めていく。また、土地区画整理事業を施行すべき区域、あるいは西部地域地区計画など関連する都市計画との整合を図ることなど区の基本的な考え方を取りまとめまして地元住民のさらなる理解と協力を得て早期事業化を図っていくつもりでございます。
 裏面をごらんください。今後の予定でございますが、五月十五日に区立の総合運動場の集会室におきまして区主催の説明会を開催する予定でございます。十七年度から十八年度につきましては都市計画の手続、事業着手というような形で進んでいきたいと思っております。平成二十五年度には事業を完了させていただきたいと思っております。
 お手元に本日二一六号線の「みちづくりニュース」のVol.1、Vol.2を配付させていただきました。それぞれ第一回目、第二回目の地元懇談会の内容を取りまとめております。第三回目の懇談会の内容を記載したニュースは今印刷中でございまして、印刷ができ次第、委員の皆様と地元に配付させていただきたいと思っております。
 説明は以上でございます。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆竹村津絵 委員 この場所なんですけれども、総合運動場のアスレチックのところから下ってくる、これが世田谷区内ということを知らない方、初めて行った方はびっくりするような雑木林が広がっているところのすぐ下にできる道路計画と思うんですが、今の「みちづくりニュース」Vol.1の二ページ目を見ますと見学会の様子というところでBと示されているところで「擁壁で覆われることになる斜面を確認しました」とあるんですが、要はこれは国分寺崖線の斜面地を擁壁で覆う計画なんですか。
◎青山 道路計画課長 今のお話でございますが、現在の都市計画線ですと国分寺崖線の一部にかかっておりますので、そこを少し削るような形になります。したがいまして、削った後は土どめをして、あとはのりで処理するようなのが一般的な構造であると考えております。
◆竹村津絵 委員 やはり国分寺崖線の保全というのは多くの区民の願いでもありますし、今回条例で建築は規制するという現状の中でそういう擁壁で覆う、土どめで樹林地を覆ってしまう、コンクリートで固めるということはどうなんでしょうか。
◎青山 道路計画課長 今、擁壁で覆うというお話でございましたが、ここは宅地造成工事の規制区域も入っておりまして、原則として五メートルまでの高さまでの擁壁ということで、あとはのりで処理する。擁壁といいましても検地石といいますか、一応石積みの擁壁みたいな形でやるのがよろしいかなと思っておるわけですが、地元からは緑と湧水もわいているところですので、何とかそれを残せないかというようなご意見がありまして、このVol.2に載せていただきましたけれども、区といたしましても現在の線形のままでいった方がいいかどうかというようなことも含めて、パワーポイントなどを使って画面上でいろいろシミュレーションをしてみました。
 それについて地元の方のご意見をさらに伺ったところ、地元の方はやはり市街地側にあった方がよりいいのではないかというようなご意見をいただいております。区といたしましては、仮に反対側、今、仙川の左岸側に計画されているものを右岸側に計画した場合にどうなるのかというようなことを検討しておりまして、東京都だとか関係機関と調整中でございます。都市計画道路の変更となりますといろいろな制約条件もございますので、地元の意見も当然重要でございますが、法的な手続を踏まえながら今後地元の方々とご相談しながら進めていくというふうに考えております。具体的にVol.2の二ページに「線形を考えるための前提条件について」ということで載せさせていただいておりますが、?から?までの諸条件がございますので、こういったものをいかにクリアしていくかということを今内部で検討しているところでございます。
◆竹村津絵 委員 ここの斜面地の樹林というのは本当にすばらしい。私も子どもの環境学習でここを訪れることが何回かありましたけれども、一緒に行ったお母さん、お父さん方は、世田谷区にこんなところがあったんですかというぐらい、ここへ行くと皆さん本当に感激する樹林地ですので、道路が通ったためにその樹林地のすばらしさがなくなってしまわないということは、もう大前提として検討していただきたいということを要望としてお願いしておきます。
 一件関連で伺いたいことがありまして、これは地域の方から聞かれたんですが、以前、東名下から成城まで、この道路を見込んでということだと思うんですが、ミニバスが走るアンケートもとられたんだけれども、その結果などは全然知らされていないんだけれども、この道路が通ることによってバスが来るんでしょうかということを聞かれたのでお聞きしたいと思います。
◎青山 道路計画課長 バス、いわゆる交通不便地域であろうと思いますが、今考えている世田谷通りから東名下まで通った場合だけでバスが走るかどうかというのはちょっと難しいかなというような気がいたしますけれども、多摩堤通りまでこの二一六号線が抜けるようなことになればバスの開通が見込まれるのではないかなと考えております。
◆木下泰之 委員 「線形を考えるための前提条件について」という中に「起点・終点付近の道路線形が確定」と書いてあって、「起点(東名高速高架下)と終点(世田谷通り交差部分)」と言うんですけれども、二一六号線というのはそんなに短かったでしたか。
◎青山 道路計画課長 二一六号線自体の計画は多摩堤通りから杉並区の方までありますので、今回事業化するのはその区間のほんの一部となります。
◆木下泰之 委員 そうすると、事業化をするところの起点と終点は一緒でなければならないという決まりがあるんですか。
◎青山 道路計画課長 今回の箇所につきましては、東名下につきましては打越の区画整理事業でもう既に二一六号線の一部ができております。世田谷通りの方が一つの条件となるのはそれより北側の方の路線、線形とかかわりがございますので、その時点で変えるということになりますと上との計画との整合性が出てくるということで、今回は計画そのものの見直しというよりも事業段階での検討と考えております。
◆木下泰之 委員 都市計画道路の線形変更のいろいろな条件というのは何で決まってくるんですか。
◎青山 道路計画課長 本路線に関しましては、一つ東京都からの条件としていろいろ言われているのは地区のまちづくりとセットだと。しかも、ほかの都市計画との整合性を図らなければいけないというような条件をいただいております。都市計画道路の機能自体を確保しなければいけないということは当然でございますが、この地区につきましては先ほど申し上げました五つの諸条件をクリアした上でそういった提案をしていきなさいというような形で出させていただいております。
◆木下泰之 委員 それは、ただ単に東京都がそういう要請をしているのか、それとも法的にいろいろなことがあってそういうふうになっているのか、その辺はどうなんですか。
◎青山 道路計画課長 今回の二一六号線の計画管理は東京都がしております。したがいまして、最終的には世田谷区の都市計画審議会、杉並区の都市計画審議会並びに東京都の都市計画審議会の諮問をいただいて決定するという形になりますので、都市計画法上そういった手続が必要になってくるということでございます。
◆木下泰之 委員 いや、私が聞いているのは、この五条件というのは法律に規定されたところの何がしかがあるのか、それとも何がしかの要綱みたいなもので定めているのか、あるいは今回のことに関して東京都がつらつらとこういうことを言っているのか、その辺はどうなんですか。
◎青山 道路計画課長 それぞれ?から?まで法律で決められているものもございますし、それ以外のもので決められているところもあるかと思いますけれども、?は道路構造令ということで、道路法に基づく法令で縛られている。?の河川占用というのは河川法にかかわる話でございますので、都市計画法とは直接リンクはいたしませんけれども、こういったような条件が出てくるということでございます。周辺のまちづくりということになりますと都市計画との関連も出てきますので、これは当然都市計画法との関係が出てくる。そんなようなことで、いろいろな法令がかかわってくるように考えてございます。
◆木下泰之 委員 今まで都市計画道路というのは本当にてこでも動かせないようなことを盛んに言われていたわけですよ。ただ、実際にここで線形の見直しをやられているわけだから、他地域でもそういう要求はいろいろあるわけで、そういうことについてももっと積極的に世田谷区は取り組んでいただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがですか。
◎板垣 道路整備部長 ここの地区につきましては、少なくとも二一六号線については早期整備をしてほしいという前提の中で私たちは町に入った中でいろいろな問題点が出てきて、いわばまちづくりと一緒にこの道路を使いたいという提案もいただいてきた中で私どもも検討をしてみたいというところでございますので、一般的にどこでもというわけにはいかないと考えております。
◆木下泰之 委員 ところが、今まで道路問題というのはてこでも動かせないんだというのが前提になってまちづくり等についてもいろいろと言われてきたんですよ。都市計画決定された道路について変更案を例えば住民参加のまちづくりのいろいろな協議の中で言ったところで、それは都市計画で決まっていますからだめですという話がほとんどだったんですよ。今回の事例というのはまちづくりと絡めて、その線形の変更を積極的に認めるという形なわけですから、そういうことはやっぱり住民参加の中で十分……。都市計画が決まっているからといってそれを固定するのではなくて、これは要望があれば変更していくという姿勢の一つの事例だからどんどんやっていただきたい。そのことを申し上げておきます。
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○あべ力也 委員長 それでは、(10)主要生活道路一二二号線「(仮称)六所神社前通り?期」の道路計画案及び用地測量調査説明会の開催について、理事者の説明を願います。
◎青山 道路計画課長 主要生活道路一二二号線「(仮称)六所神社前通り?期」の道路計画案及び用地測量調査説明会の開催についてご報告させていただきます。
 趣旨でございますが、(仮称)六所神社前通り?期につきましては平成十二年に改訂されました世田谷区道路整備方針におきまして優先整備路線に位置づけられております。今回の説明会はこの(仮称)六所神社前通り?期の道路計画案及び用地測量調査等について説明を行いまして、事業に対する理解と協力を求めていくものでございます。
 なお、当道路の事業着手は平成十八年度を予定しております。
 事業計画概要でございますが、箇所につきましては世田谷区上祖師谷五丁目九番から十四番ということで、裏面に案内図がございますのでご参照ください。延長及び幅員は記載のとおりでございます。期間は平成十八年度から二十四年度までの七年間を予定しております。標準断面図として、車道部が七メートル、両側に歩道を二・五メートル、計十二メートルの道路と考えております。
 経緯といたしましては、昨年の九月二十二日に当委員会におきまして主要生活道路一二二号線((仮称)六所神社前通り?期)の整備計画説明会の開催についてご報告させていただいております。十月十九日には第一回目の整備計画の説明会を開催させていただきました。十一月十日からは現況測量調査作業に着手しております。
 整備計画説明会(第一回目)実施状況でございますが、日時、内容、主な意見は記載のとおりでございます。詳細はきょう黄色い資料をお配りしておりますけれども、「みちづくりニュース」Vol.1ということで、当日の様子あるいは質疑応答に対する回答なんかも載せさせていただいておりますので後でご参照ください。
 裏面をごらんください。説明会の内容でございますが、(仮称)六所神社前通り?期の道路計画案についてと用地測量作業及び今後のスケジュールについてご説明させていただきたいと思っております。
 今後のスケジュールでございますが、五月二十五日に説明会を開催いたしまして、九月に用地測量の調査、三月には用地費、補償等の説明会、十八年度には事業着手というふうに考えさせていただいております。済みません。ここで一つミスプリがございまして、十八年度の次の「事」という字が出ておりますが、一文字削除願います。申しわけございません。
 周知方法でございますが、沿道住民にはお知らせを各戸に配布いたします。また、地権者には郵送にてお知らせを配布する予定でございます。
 説明は以上でございます。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○あべ力也 委員長 (11)その他で何かございますか。
◎北川 玉川総合支所街づくり課長 野毛三丁目の国分寺崖線上にある緑地について口頭でご報告させていただきます。
 第三京浜に隣接しております崖線状のこの緑地は多様な樹林地、湧水があるなど崖線の中でも大変重要な緑の拠点となっているところですが、昨年の秋ごろから大規模民有地について開発の相談が寄せられるようになり、本年三月に入り大手不動産会社からより詳細な開発の相談がございました。先日土地を所有する企業に意向を確認したところ、土地を売却する考えはない、引き続き所有していくとのことでありました。また、大手不動産会社に対して当該緑地の保全に対する区長の考えなどを改めて説明したところ、この案件は取りやめる方向であるとのことでありました。
 いずれにいたしましてもまだ不確定なところがございます。この国分寺崖線の重要な拠点を守っていくために、今後区議会、地元の区民の皆さんのご意見をいただきながら、この緑地の保全方針を策定してまいりたいと考えております。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 何か前回から口頭でこの話はいつもあるんだよね。説明文書ぐらい出したらいかがですか。場所だけでも。
◎北川 玉川総合支所街づくり課長 これから保全方針のたたき台を区でつくりまして、また住民の皆様方のご意見を聞かなければいけないと思います。そのために議会に報告いたしまして、それからまた住民に入るという手順になると思いますので、ちょっとまだたたき台ができておりませんので、この段階では口頭報告とさせていただきました。
◆木下泰之 委員 たたき台を出すも何も、まず場所だけ特定して、ここですということを示すぐらいの資料は出すべきだと思うんだよね。一応それだけです。
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○あべ力也 委員長 ほかにございますか。
◎小野田 烏山総合支所土木課長 北烏山七丁目にございます岩崎学生寮の土地について口頭でご報告させていただきます。
 平成十七年四月六日に岩崎育英奨学会より公有地の拡大の推進に関する法律第五条に基づきまして土地買い取り希望申出書が提出されました。四月十九日に東京都の方へ土地の一部を都市整備方針で述べております緑地としまして取得したい旨、土地買い取り希望申出書を送付いたしました。四月二十日に都より土地買取協議団体決定通知書が届きましたので、今後区としまして岩崎育英奨学会と土地取得に向け、協議、交渉に入る予定でございます。
○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 なければ、以上で報告事項の聴取を終わります。
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○あべ力也 委員長 本日予定いたしました議題はすべて終了いたしました。
 通常でしたらここで次回委員会の開催について協議させていただくところでありますが、現常任委員の任期は五月十九日までとなっておりますので、特に何もなければ本日が任期中の最後の委員会となります。
 なお、委員会開催の必要が生じた場合は正副委員長で日程を調整させていただくことになりますのでご承知おきください。
 ここで、一言あいさつを申し上げます。
 私にとりましても常任委員会の委員長は初めての経験でございまして、経験不足なところもございましたけれども、活発な議論の中にもスムーズな委員会運営に努めてまいりました。何とかこの重役を全うすることができましたのも副委員長を初め委員の皆さん、そして理事者の皆さん、事務局の皆様方のご協力のおかげと心から感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。
 続きまして、副委員長からも一言お願いします。
◆小泉たま子 委員 私も初めての副委員長で、また都市整備には大変興味を持っておりましたので大変意気込んで参りましたが、非常に難しいところで、利害の全く向き合うところで行政の皆さんは本当に日々頑張っていらっしゃるんだということを非常に痛感いたしました。ローマは一日してならずですけれども、やはり基盤整備は私は福祉だとずっと思っておりますので、これからも次世代に胸を張って残せる基盤をきちんとつくっていただきたい。私も一生懸命頑張ってまいります。
 副委員長としては非常に微力でございました。何も助けることはできませんでした。どうもありがとうございました。(拍手)
○あべ力也 委員長 ありがとうございました。(拍手)
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○あべ力也 委員長 では、何かほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○あべ力也 委員長 なければ、以上で本日の都市整備常任委員会を散会いたします。
    午後一時九分散会
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 署名
  都市整備常任委員会
   委員長