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東京都 台東区

平成22年 5月区民文教委員会−05月25日-01号




平成22年 5月区民文教委員会

区民文教委員会会議録

1 開会年月日   平成22年5月25日(火)
2 開会場所    議会第3会議室
3 出 席 者   委員長 高 柳 良 夫    副委員長 小 坂 義 久
  (9人)    委員  太 田 雅 久    委員   小 菅 千保子
          委員  実 川 利 隆    委員   杉 山 光 男
          委員  伊 藤 萬太郎    委員   藤 平 一 雄
          議長  鈴 木   茂

4 欠 席 者
  (0人)

5 委員外議員
  (0人)

6 出席理事者   教育長                   野田沢 忠 治
          区民部長                  柳   寛 次
          区民部参事                 太 田 清 明
          区民課長             (区民部参事 事務取扱)
          くらしの相談課長              中 道 好 一
          税務課長                  吹 澤 孝 行
          収納課長                  吉 田 美 生
          戸籍住民サービス課長            箱 ? 正 夫
          子育て支援課長               河 井 卓 治
          交流促進課長                渡 邉 俊 二
          教育委員会事務局次長            和 田 人 志
          教育委員会事務局庶務課長          中 沢 陽 一
          教育委員会事務局学務課長          佐 藤 徳 久
          教育委員会事務局児童保育課長        秋 山 欣 也
          教育委員会事務局指導課長          岩 永   章
          教育委員会事務局教育改革担当課長      浦 山 裕 志
          教育支援館長          (教育改革担当課長 兼務)
          教育委員会事務局生涯学習推進担当部長    大 江   勉
          教育委員会事務局生涯学習課長        赤 塚 洋 一
          教育委員会事務局青少年・スポーツ課長    柴 崎 次 郎
          中央図書館長                鈴 木 東 一
          福祉部副参事(社会福祉事業団・児童課長)  堀   文 恵

7 議会事務局   事務局次長     木 村 隆 明
          議事調査係長    行 田 俊 男
          書  記      中 村 壽 秀
          書  記      浅 見   晃

8 案件 特定事件について
 ◎理事者報告事項
【教育委員会】
  1.平成22年度国際理解重点教育海外派遣生徒選考結果等について
                     …………………………………資料1 指導課長
  2.台東区歴史・文化テキストについて
                     ……………………………資料* 生涯学習課長
  3.台東区子ども読書活動推進計画(第二期)(案)について
                     ……………………………資料* 中央図書館長
                               (*の資料は送付済み)
          午前10時01分開会
○委員長(高柳良夫) ただいまから、区民文教委員会を開会いたします。
 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してからご発言願います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。
 本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
 それでは、審議に入らせていただきます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 案件、特定事件についてを議題といたします。
 本件については、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
 初めに、平成22年度国際理解重点教育海外派遣生徒選考結果等について、指導課長、報告願います。
◎岩永章 指導課長 平成22年度国際理解重点教育海外派遣生徒選考結果についてご報告申し上げます。
 デンマークのグラズサックセ市への区立中学生の派遣事業でございますが、平成22年度は8月18日から24日までの期間、17名の生徒を派遣する予定でございます。先ごろ派遣生徒の選考を実施いたしましたので、選考結果及びその過程についてご報告申し上げます。
 ことし1月13日に、各中学校を通じまして全校生徒に派遣生徒の募集についての通知を行いました。そして、3月18日までに生徒本人の参加申込書、保護者の同意書及び学校長担任の所見を記載した校長の推薦書を提出いただきました。
 配付資料にありますように、今年度の参加申込者は男子28名、女子59名の計87名でございました。昨年度と比較して20%増、応募者がふえております。そして、4月22、23、27日の3日間に一次面接を実施し、5名から6名の集団面接の形式で行いました。そして、一次選考通過者を36名に絞り込みまして、5月10日、11日の2日間に二次面接として個人面接を実施したところでございます。応募者は、どの生徒も意欲にあふれ、特に二次面接進出者につきましては各校のリーダーとしての活躍を期待できる生徒でございました。
 最終合格者は男子6名、女子11名の計17名でございます。この男女比につきましては、昨年度と同じ比率となりました。学年別では2年生4名、3年生13名となっております。また、学校別では桜橋中学校5名、その他の学校が2名となっております。選考に当たりましては、目的意識、リーダーシップ、協調性、会話能力などを基本としつつも、拠点校である桜橋中学校の5名の枠にも配慮して選考させていただきました。
 今後は結団式を実施し、派遣までの間に拠点校である桜橋中学校に派遣生徒を集め、事前研修を行ってまいります。そして、実施後には報告会を行い、成果を報告書にまとめる予定でございます。
 以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。
○委員長 ただいまの報告について質問がありましたら、どうぞ。
 実川委員。
◆実川利隆 委員 すみません、細かいことかもわからないんですが、ちょっと基本的なことをお尋ねしたいんですが、この参加申し込みの中で、一連の流れがございますね。例えば、一次合格者、2年生の男子が18名から3名になっていますよね。それから、2年生の女子が35名から6名ということですが、非常に厳しいというか、きつい選考だと思うんですけれども、何かあらかじめ一次選考合格の枠というのが基本的にはあるんですか。これは、私には全くわからないんですけれども。
○委員長 指導課長。
◎岩永章 指導課長 評価項目がございまして、その評価項目に従いまして、個としての子どもを評価してまいります。そして、結果といたしましては、やはり表現力とか意欲とか、周囲へ還元できる力とか、そういったものを考えますと、結果として3年生が多くなってしまったということになっております。
○委員長 実川委員。
◆実川利隆 委員 そうしますと、基本的には、例年それによって違うということですか。去年も違うし、今回はもちろんこういった形での選考だということで……そこだけ。
○委員長 指導課長。
◎岩永章 指導課長 例年、集まった子どもたち、その個によって違う状況でございます。例えば昨年度は、桜橋中学校は2年生のほうが多く参加したという経歴がございます。
◆実川利隆 委員 ありがとうございました。
○委員長 ほかには。
 杉山委員。
◆杉山光男 委員 元気に無事に帰ってきてほしいと思いますが、ちょっとお聞きしたいのは、ウィーン市だとかオーストラリアだとか、そっちのほうの検討というのはどういうふうになっているんですか。だれが選んでいるんですか。
○委員長 指導課長。
◎岩永章 指導課長 派遣の方面のことと存じますが、これは歴史的な経緯がございまして、本区はグラズサックセ市と姉妹都市という関係にございますので、そちらのほうを優先して交流事業を進めているところでございます。
○委員長 杉山委員。
◆杉山光男 委員 ちょっと後が続かないんだけれども、率直な質問ですが、ウィーン市第1区だとか、マンリー市なんていうのは一体どうなっているのか、一体どういう基準で選んでいるのか、全然そういうことと関係なくグラズサックセだけだという話だと、一体何を基準に、もっと幅広くいろいろな意味でそういうものを発展させるということと、この事業がもう少し有機的にリンクしたほうがいいのではないかと思うんですが。
○委員長 指導課長。
◎岩永章 指導課長 平成13年ごろから行ったり来たりの交流をずっと続けておるところでございます。初めはメール交換等を始めまして、学校同士の交流が深まってまいりました。デンマークのほうからも台東区に生徒がお見えになったりとか、そういう交流を継続しているということがございますので、今年度につきましては、そういった方向で検討を進めておるところでございます。委員のほかの都市についてもということでございますので、そのご意見を今後も検討してまいりたいというふうに考えております。
○委員長 杉山委員。
◆杉山光男 委員 何か……。
○委員長 教育委員会事務局次長。
◎和田人志 教育委員会事務局次長 海外の台東区の姉妹都市につきましては、ご案内のように3つの都市との姉妹・友好都市を結んでいるところでございまして、台東区の中学生の海外派遣・海外交流につきましても、従前はオーストラリアのマンリー市で実施していた時期もございました。その後でございますけれども、新たにウィーン市、あるいはデンマークのグラズサックセ市との姉妹友好、姉妹提携が結ばれまして、その中でお互いの交流レベル、行政レベル、あるいは市民レベルの交流の中で、中学生同士の交流ということが、これは当初では双方間というふうに聞いておりますけれども、交流事業についてのご提案があり、それを実現してお互いのまさに市民レベルといいますか、青少年レベルでの交流を深めていって、お互いの青少年の育成を高めていこうという趣旨で始めたものでございます。
 ほかの都市との交流につきましては、現在いろいろ都市同士との関係の中で部分的濃淡も当然あるわけでございますので、決してほかの都市について、私どもで全く視野の外にあるとか、そういうことはございませんで、現在のところはグラズサックセ市と非常に友好な活動・交流が毎年繰り広げられる可能性が高いということでやらせていただいているものでございます。
 ですので、この機会を決して無駄にしないように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 杉山委員。
◆杉山光男 委員 今回のが、どうこうというわけではありませんし、またこの委員会からちょっとはみ出す話になるんだけれども、都市交流をどうやって進めるかという話になれば、例えばこういう生徒同士の交流があるというんだったら、グラズサックセ市の経験をマンリー市にも広げて、それは1年置きにするとかいろいろなやり方はあると思うんですよね。それから、ウィーン市第1区はちょっと事情が違うかと思いますけれども、日本オーストリア年と絡んで、去年かおととしか、何かウィーンプロダクトといって、ウィーン市の中小企業戦線に売り込みに来た大イベントがあったんですよ。私はそのメンバーと交流したことがありますけれども、ほとんどが全部ウィーン市第1区に店を持っている人たちです。そういうものを機敏にとらえて、もっときちんと国際交流をやっていこうという、どうもその辺の熱意というのが余り感じられないものだから、もうグラズサックセ市だったらずっとグラズサックセ市、それで何の不思議も起こらないというのも、やはり本当の意味で国際交流をやっていくつもりなら、もっといろいろこういう機会を――では、マンリー市はどうなのかということは、ここの委員会の所管ではありませんね。
 以上です。
          (「そのとおりです」と呼ぶ者あり)
○委員長 でも、貴重な、いいご意見だと思います。これからもみなさんで考えていくべきだと思いますので、ひとつご了承願いたいと思います。
 ただいまの報告については、ご了承願います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区歴史・文化テキストについて、生涯学習課長、報告願います。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 台東区歴史・文化テキストについてご報告申し上げます。
 まずその前に、本テキスト完成の報告に先立ちまして、テキスト作成過程で適切な会計手続を怠ったことをおわびするとともに、経過と対策につきましてご報告申し上げます。
 本テキスト作成は、平成20年度の予算事業でございまして、多数の有識者の協力のもとに執筆・校正作業が進められてきたところでございます。原稿の完成と執行、そして校正作業の着手はほぼ予定どおりに進み、3月には下刷りもでき上がりました。その後、校正作業で予想以上に時間を費やすこととなり、結果として完成が平成20年度を大幅に超えてしまったわけでありますが、当時は早期に完成するという見通しから、平成21年度へ繰り越す手続を怠ったものでございます。事業完了の見通しや会計処理手続の判断に甘さがございました。関係職員に対しまして厳しく指導を行い、改めて全庁的に再発防止の徹底を図っております。
 以上、ご報告とともに深くおわびを申し上げます。
 それでは、資料をごらんいただきます。
 本件は、平成19年10月の本委員会で台東区歴史・文化テキストの制作についてご報告以降、準備を進めてまいりましたもので、このたび刊行の運びとなりました。
 本テキストは、台東区の子どもたちに郷土の歴史・文化を伝え、関心を喚起する目的で、浦井正明、現龍院住職を委員長として制作委員会を設置し、塩入亮乗、浅草寺執事を委員長とした編集・制作小委員会を中心に編集・制作を行ってまいったところでございます。体裁はB5判188ページでございます。
 テキストの構成でございますが、項番4、テキストの構成のとおり、旧石器時代の台東区の歴史を初め、各時代の暮らし、活躍した人物、伝統・文化について、小学校高学年の児童が楽しく理解できるように構成されております。
 本テキストを活用した今後のスケジュールでございますが、項番5でございます。夏休み前に区立小学校を通じ、小学5年生と6年生に本テキストを配付いたします。さらに、テキストの内容の理解を深めるため、本年度中に「(仮称)台東区子ども歴史文化検定」を行う予定でございます。現在、検定委員会を組織し、実施に向けた検討を進めております。また、受験し、合格した児童への認定証の授与等もこの検定委員会で検討しているところでございます。また、平成23年度以降につきましては、新小学5年生にテキストを配付するとともに、上級レベルの検定の実施や受験対象者の拡大等も検討してまいります。
 本事業を通し、未来を担う子どもたちに台東区のすばらしい歴史や伝統・文化を知ってもらい、台東区を愛し、誇りを持って引き継ぎ、発展させていく志をはぐくんでまいりたいと考えております。
 台東区歴史・文化テキストにつきましてのご報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告についてご質問がありましたら、どうぞ。
 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 いろいろ会計的な問題とか手続に関しては、これは所管の委員会が企画総務委員会でございますので、それはここでは審議することは筋違いであると思いますので、まず区民文教委員会にかかわる問題ですが、当初3年間かけてですか、22年度の歴史・文化検定実施ということが一つの目標だったわけで、これが従来どおり、予定どおりきちっとその間違いは除いて、順調に予定どおりの歴史・文化検定までこぎつけることができるということでいいんですか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 はい、委員おっしゃるとおりちょっと時期的なおくれはございますが、当初の3カ年どおりの予定で進めまして、夏休み前に小学校5年生・6年生の方に配付を目指しているところでございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 私の言っているのは配付をして、その歴史・文化検定なるものがやはり一番の目玉だと思うんです。その検定の時期は予定よりおくれたんですか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 当初の予定ですと、現在もう既に配られて見ていただいておるところでございますが、それがこれからお配りするところでございますので、当初は秋口の検定実施を目指したものでございますが、年度内ということで、秋口も想定はしておりますが、いろいろ学校のスケジュール等もございますので、年度内ということで現在、鋭意進めているところでございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 私もちらっと見たんですが、内容的に見ても、いろいろ工夫もされていて、非常に密度の濃い、すばらしいテキストだというふうに思っておりますが、この検定の対象ですが、小学校5年生・6年生ということでよろしいですか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 はい、今回は、ご報告申し上げました小学校5年生・6年生の方を対象としますが、将来的にはそれを拡大することも検定委員会の中で検討しておるところでございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 最後に、台東区内の子どもたち、児童・生徒に展開していくということはもう当然のことでしょうけれども、もう一つ発展的に、台東区を知ってもらうために、例えばほかの区の、あるいはほかの県のとか、あるいはそういうことで台東区を中心とした台東区の文化・歴史に非常に興味を持った子どもさんたちを区外に広げていくという視野を持ったほうがいいのではないか。そんな考え方はしておりますか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 類似の事業としまして、京都市ですとか中央区で子どもさん対象ではないにしても広く、区とか市にこだわらず対象を求めておりますので、委員のおっしゃったことを参考にさせていただきまして、検討させていただきたいと存じます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 対象は、台東区内の子どもたちだけではないんですか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 現在は台東区の区立の小学生を対象にした検定を考えております。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 ということは、私が今、申し上げた台東区というのは京都に次いでの歴史と文化の観光都市でもありますし、台東区は区外、日本全国、あるいは世界的にも有名な区でありますので、よく周知・啓発をしていくためにも、やはり外に広める。第2段階で区外に広めると、世界に発信するという意味では、このテキストを中心にやっていくべきかというふうに思いますので、ぜひその方向で進んでいただきたい。私の個人的な意見といいましょうか、皆さんがそう思っているかどうかわかりませんが、私の意見としてはそういうふうにやってほしいという要望をしておきます。
○委員長 よろしいですか。
 今の伊藤委員の意見はもっともな話だと思います。よく検討していただくんですけれども、今たまたま、区立という話が出たんですが、台東区で私立の小学校5年生・6年生の子がいますよね。聞くところによると五、六十人しかいないというんですけれども、せめてその子たちぐらいには台東区民の子どもとして配ってあげたらどうかという、これは私の個人的な意見です。そのことについては委員の皆さんでちょっと検討していただく形で、委員会のほうも、そちらのほうも検討していただきたい。これは私の要望でお願いしたいと思いますので、ひとつよろしく。
 ほかのご意見の方、ほかに。
 藤平委員。
◆藤平一雄 委員 対象が小学校5年生・6年生という、こういう小学生の一番大切な時期に、この歴史・文化の細かいことはまた次のステップにいくんでしょうけれども、この趣旨は何を目的にしているんですか。台東区の――だったら年表で、だあっと書いたほうが早いのではないかと私は思うんですよ。あくまでも小学校5年生・6年生を限定にしているんだから、一般向けではないわけでしょう。小学生の5年生・6年生であれば、台東区の歴史を上野、浅草という、そういうことは最初のほうに書いてあるけれども、もっと細かいというかわかりやすい内容でやったほうがいいのではないかと思うんだけれども、この辺のところの認識はどうなっているのか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 ご報告でも申し上げましたけれども、未来を担う台東区の子どもたちに台東区の資源といっていいと思うんですけれども、歴史や伝統・文化を知ってもらい、一層台東区を愛し、誇りを持ってもらうという志を育てていく一つのきっかけとして、内容的にもかなり精査を加えまして、平易な内容に努めたつもりでございますが、ご指摘の点ございましたら、さらに改訂のときに考慮させていただきたいと存じます。
○委員長 藤平委員。
◆藤平一雄 委員 今、言ったように、小学校5年生・6年生を対象としたこの歴史・文化という、ある程度縛りがあるわけだね。だから、これはこのくらいがやむを得ないのかと思うけれども、台東区全体的に――総花的に言うなら、小学校5年生・6年生の時期から年表式に、だあっと並べたほうが早いのではないかと思うのと、それから、これを見させてもらって、台東区というくくりでいくとそういう区別はなくなるんだけれども、これを見ていると、この表記の中で、上野地区のほうが圧倒的に多いわけですよ。だから、ここら辺のところの編集者の意向はわからないけれども、台東区全体を歴史と文化というこういうくくりでいくのならば、やはりもう少し研究しないと、これでは偏った台東区の歴史観になってしまう。なぜならば、私はこれをよく言っているんだけれども、一番台東区の中で重要なポジションである吉原地区は常にちょっと触れているよ。ここにね、何行か。この文化をどう台東区は考えているかというところをもう少し踏み込まないと、この台東区の歴史観が欠落してしまうのではないかと思う。今現在で言うならば、三社様のほうがはるかに有名ですよ。三社様の歴史が入ってないよね。
 だから、そういう今現在で見るとやはり台東区全体の中では、もちろん寛永寺さんもあるし浅草寺もあるし、それから、北部のほうでもいろいろあるよね。そういうふうな形から言えば、小学校5年生・6年生を対象にやるんだったら、これは教育の原点ですから、やはり台東区全体のバランスのとれた編集をしないと。ですから、これが小学校5年生・6年生の主たる台東区の歴史だということになってくると、そう思い込んだら難しいと思うよ。この辺のところの意識は、この委員の人たちはどうなっているのか。
          (「藤平委員に関連」と呼ぶ者あり)
○委員長 ちょっと待ってね。
 実川委員。
◆実川利隆 委員 先ほど伊藤委員からも言われて、現在の京都に次いで我が台東区は4,000万人と、観光に関してということですが、特に私は今、藤平委員が言われたから、別に反論でも何でもないんですが、言われたから言うわけではないんだけれども、浅草寺のそもそもの成り立ちは、皆さんご案内のとおり、区の職員の方も、特に議員も含めてですけれども、区の幹部の皆さんはご案内だと思うんですが、浅草寺ができて、もうことしは1382年ですよ。いわゆる浅草のまちがスタートして。だから、そういう面では浅草は京都より古いんですよ。だから、そういう面での今、藤平委員が言われた意見は私が思う意見だけれども、区の考え方がそっくりそのままこの中に入っているんではないかという、区の考えね、区の考えが、藤平委員が言われるのは、これにそのまま載っているのではないかということですが、私は編集者の意見とか、いろいろな先生方の意見もあろうかと思うんですが、全般的に見て、ちょっと話は飛躍しますが、この地図1枚、文化地図、表裏一体、もちろん、非常によくできていて、小学校5年生、6年生だけではなくて、少なくとも台東区における住民の中で日本の歴史、あるいは地元の歴史を学ぼうとする初級ですね。上級、初級とかいろいろありますでしょう。初級段階においては十分これから一般の大人にも使えるものだということは、私は一応評価させていただきます。
○委員長 藤平委員。
◆藤平一雄 委員 今のような議論があるとするなら、さっきも言ったように、あくまでも小学校5年生・6年生が対象のこれはあれなんだよね、この趣旨が。だとすれば、今、言ったように、京都よりも浅草のほうが古いと、こういう話だ。このほうがわかりいいわけだよ。だとするならば、この本が検定試験をするための手引本であるならば、もっとわかりやすくしないと小学校5年生・6年生では難しいよ。いろいろな学者見て、相当の人がやっているから、それはこうなるんだろうけれども、あくまでも小学校5年生・6年生を対象にやるんだったら、もっと今のようにわかるようにやはり改善すべきですよ。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 貴重なご意見ありがとうございます。
 いずれにしてもバランスにつきましては、十分配慮したつもりでございますが、あるいはご指摘のような部分があるかもしれませんので、そこは注意していきたいと存じます。
 検定は、あくまでこのテキスト、ひいては台東区の歴史・文化を理解する一つの手段でございますので、検定のためのテキストとは考えてはいないところです。あくまで理解のための一つのきっかけづくりというふうに検定については認識しているところでございます。
○委員長 藤平委員。
◆藤平一雄 委員 検定はつけ足しだというような話だけれども、今のパフォーマンス的な世の中になっているから、こういうのも1つ、話題にはいいんですよ、話題には。ただ、あくまでも小学校5年生・6年生という一つの一番大切な時期をやはり遊んではいけないと思うんだよ。結果として今、世の中でそういう何とか検定とかいう流行的な今、時代になっているから、これは非常にマスコミや何か取り上げるかもわからない。そういうほうが今どっちかというと風潮としては多いわけ。そうではなく、真の教育をやるんだったら、そういう浮ついた形で考えるのではなくて、もっと台東区の小学校5年生・6年生がやはりもう少し充実した地元愛を持つような、心のあるやはりこういうものをつくるべきだと私は考えます。
○委員長 実川委員。
◆実川利隆 委員 もう一方だけ、では、これで終わります。今、藤平委員の言われることももちろん基本的なことで大事なことですが、私はこの席ですから、正式にちょっとお聞きしておきたいんだけれども、小学校5年生・6年生を対象にするということは、ある意味では最も大切なことですけれども、今、藤平委員のしゃべられた言葉の中にも一般の方にも、全国の都市で、いわゆるこういう歴史検定試験が非常に、流行しておりますよね。私の記憶では台東区の職員の方の中にでもそういうグループがあって、何人かが昇段している実例もありますので、やはり将来的にはこのことを踏まえて、小学校5年生・6年生に限らず、先ほど私が申し上げさせていただいたように、台東区の歴史を中心に日本の歴史を大きく学ぼうとする人の一つの基礎資料にしていただくような形が一番望ましいのではないかということだけ言っておきます。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 非常に中身の濃い、すばらしいテキストをつくっていただいたなというのが実感です。ありがとうございます。
 私自身も前に、随分前ですけれども、検定試験がいろいろな地域で起こってくる中で、やはり台東区といってもなかなか、上野、浅草という響きはわかるんですけれども、この間も関西で「台東区」と言ってもちょっとぴんとこない。「浅草です」と言ったら、ああ、という感じなんですね。
 今回は小学校5年生・6年生ということで台東区の小学生の皆さんを対象に、こういう形でつくっていただいたということですが、中を拝見すると、私も浅草に火力発電所があったなんていうのは初めて知りましたし、そういう意味では産業においても先駆的な地域だったんだなというのを改めて実感したんですね。やはり子どもたちは自分たちの生まれ育った地域がこんなにすばらしい文化の、また歴史のある地域だということは、知ってはいるでしょうけれども、実感としてはないと思うんですね。やはりこれを学ぶことで、またより地域を愛して誇りを持って社会に育っていける子どもたちになっていくのではないかな、また、そういう人格を持った人間になっていけるのではないかなということがすごくうれしく思いました。
 私も、これを将来的にはぜひ全国に広げていただいて、私にはこれは大人でも子どもでもこの内容ですごく理解ができるのではないかなというふうに思います。先ほど藤平委員ももっとわかりやすくというお話もございましたけれども、昔は論語だとか何かを素読をしていた子どもたちというのは、意味もわからず素読をしていたけれども、それがすごくいろいろな深い理解力につながっていったという経緯も日本にはあるわけですから、これで私はしっかりと子どもたちに、また認識を深めていってもらいたいなというふうに思っていますので、やはり将来的にはぜひ全国に広げていっていただきたいというふうに要望します。本当にありがとうございました。よろしくお願いいたします。
○委員長 ほかにご意見。
 太田委員。
◆太田雅久 委員 今いろいろお話が出ましたが、思いのほか非常に中身が濃いと、今いろいろな話のとおりと思います。具体的にいろいろな写真が載っていますよね。これは実際にまちで見ていたんですよ。そしたら、しげちゃん、たっちゃんって、名前が出てくるんです。これですごく親近感が出てきて、すごくよく、これみんな今まちで回して見ているような状況ですけれども、これは実際に配付するのは小学校5年生・6年生ですが、これは中学生に配付してもいいのではないですか、どうですか。これはそのまま使えるのではないか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 報告では小学校5年生・6年生、来年度以降、新5年生というふうに申し上げました。中学生の方も視野に入れて検討させていたただきたいと存じます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 そうですね。だから、要は目的というのは台東区の歴史をよく勉強してもらって郷土を愛すると、そういった方向に持っていくわけですから、広く年代層を考慮に入れて、ぜひ普及していただきたいというのと、もう一つ、これは今、我々会派で話したんですけれども、それは子どもたちだけではもったいないのではないかと、どこかで販売するとか、どこか一般の人たちに渡せるような手筈ができないかというのはどうですか。
○委員長 生涯学習課長。
◎赤塚洋一 生涯学習課長 有償頒布も含んでのご質問と存じますけれども、この作成の形は教育用のテキストであり、その条件で無償で図版等を提供していただいた経緯がございますので、そのような課題を整理して、小学生・中学生以外の方にも広く配る方向を検討させていただきたいと存じます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 もちろん台東区だけではなくて、広くこれを見て台東区にぜひ行こうというふうな一つのきっかけづくりにしてもらいたいということと、もう一つ、私は以前も提案をさせていただきましたが、中央区のこういった大人用のテキストって見たことありますか。ありますよね。これはもう既に大人の人を対象に、広く公募してテキスト検定というのをやっている。確かに河岸もありましたし、台東区よりも歴史的には非常に早い江戸初期からずっとこういう文化発祥の地としてありましたけれども、明暦の大火からはずっと皆さん、みんなこの台東区に移ってきているということもあって、それからは台東区で起きる、中でおりる、浅草・上野の歴史ほうが明らかにウエートが非常に重いというふうに思っていますので、これをきっかけにしてぜひ大人の方、一般の方、対象もね、こういう広く公募して、台東区の歴史・文化検定試験みたいなものをぜひやっていただきたい。それこそ要するに地方の人が台東区を愛して、愛着を持って観光客として足を運んでもらえるような大きなきっかけになると思うんで、これはぜひ強く要望させていただきます。
 以上です。
          (「一言だけ、すみません」と呼ぶ者あり)
○委員長 では、一言どうぞ。
 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 すみません。ちょっと先ほど申し上げるのをうっかりしたんですけれども、本当にこの巻末にありますように、本当に大勢の方のご協力と資料提供ですとかあって、また本当に浦井先生を初め大勢の方のご努力があってでき上がったものだと思いますので、感謝申し上げます。含めて、ありがとうございました。
○委員長 杉山委員。
◆杉山光男 委員 1つは、会計処理の話なんですけれども……。
          (「会計処理は」と呼ぶ者あり)
◆杉山光男 委員 いやいや、会計処理の話だけれども、本来はおっしゃったように企画総務委員会の議題のはずです。ただ、きょう報告してないでしょう。議題にないみたいな話は聞いていますけれども、それはそれでなければ決算特別委員会なり、どこかなりで、きちっと関係条例も含めてきちっと報告しないとまずいと思うんですよね。それで再発防止がどうなのかということも含めて、きちっとやるべきだという意見は述べておきます。
 それから、あとこの本文ですけれども、私も大変楽しく読ませていただきましたし、市販するのかどうかはいろいろ制約があるんでしょうけれども、高齢者の方に読んでいただいても字も大きいし、いいのではないか。大体私も含めて高齢者だけれども、高齢者の人が読んだら、何かここ違うのではないかとかいうようなことで1つ意見も出てくるぐらいおもしろく読んでもらえるのではないかというふうに私は思います。それが1つ。
 それから、それと関連して、今、北朝鮮があんなふうで戦争が起きるかもしれないというふうな中で、やはり戦争の問題というのは、すごい江戸のまちからの一点、大事な話だと思っているんですよ。で、西郷さんの銅像があるでしょう。で、どこに載っているのかなと思って、西郷隆盛なんて索引で引いてみたら、何かだれかがつくったみたいなことだけしか載ってなくて、やはり勝海舟と西郷隆盛の会談の話というのは、これは講談の話ではなく、講談ですよ、落語の講談のね、講談の話ではなくて、やはり上野、浅草を戦火から救ったという意味では大変大事な話ではないかなというふうに思っているんです。それとの関連もしてくるんだけれども、彰義隊の話というのが何か1行しか書いてなくてさ、やはり何かまだ弾痕が残っているというような山門もあるとかないとかというような話もあるくらいですからね、どうなのかなというふうには思うのが1つです。もうちょっと、大体墓がなくなってしまって、それでどれだけ価値のあるものかどうかよくわかりませんけれどもいろいろな資料を、区はいただいたわけでしょう――委託されているのか。とにかく持っているわけですよ。それについて、とにかくこの絵が1枚あるぐらいでというのはどうかなというのが1つです。
 それから、もう一つ、私はたびたび繰り返していますけれども、日露戦争については、これはもう歴史的な―議長といろいろ評価は違うかもしれないんですが―それにしても2百数十名の台東区民が死んでいて、それが下谷区史、浅草区史に全部名前が載っていて、それでその人たちが旅順で死んだとか、二百三高地で死んだとか、もう詳細に書いてあるわけですよ。しかも、そのうちの一つの忠魂碑というその名前のつけ方はちょっといかがと思っていますけれども、そのお名前が全部書いてある忠魂碑が、もう本当に木の陰でだれも知らないまま、もう朽ち果てるのを待っているというような鉄枠で囲まれているのが上野にあるわけですよ。皆さんの中で何人見に行ったか知りませんけれども、台東区の資料にもどこにも載っていない。上野の公園事務所の資料にもどこにも載っていなくて、「どうなっているんだ」と言ったら、もう引っ張り出して探してきたら、「ありました」なんて言っていたけれども、全然検証されていないという話もあるんですよ。
 私はなぜ日露戦争で、こんなに台東区民の2百数十名の若者が――階級が書いてありますけれども、階級なんかみんな下のほうばっかりだから恐らく10代後半から20代の人たちばっかりだと思うんだけれども――そういう若者が死んで、しかも下谷区史なんか見ると、そういう家族の方が貧乏になってしまって、その人たちを救援する義援会もできるというような、やはりいろいろと戦争というのは悲惨なものですよ。そういう事実をやはりどこかで書くべきではないかなというふうに思っています。ということで意見だけは述べておきます。
○委員長 教育長。
◎野田沢忠治 教育長 最後に、少し申し述べさせていただきたいと思いますけれども、私どもは学びのまち台東区アクションプランの中で第6番目の重点目標、これが実は、「地域や国を担う高いこころざし」を子どもたちに届けたい、大きな柱でございまして、幾つかの事業を計画しておりますが、その中の重点事業の一つが、この歴史・文化テキストでございまして、もう一つは、高いこころざしを育てるこころざし教育でございまして、この柱の中の2つの重点事業の2つ目が完成をしたということで大変喜んでいるわけですが、この過程では、先ほど小菅委員からもお話がございましたように、大変大勢の有識者のご協力をいただきました。この方々がいなければ恐らくこのテキストはできなかっただろう、そういうふうに思っているぐらい非常に感謝をしているところでございます。
 いろいろなご意見、貴重なご意見を賜りましたので、これはこのご意見としてしっかりと承って、いろいろな形でまた、区民からもいろいろな意見が寄せられるかもしれませんが、そういうことを踏まえて次につなげてまいりたいと思いますが、この策定過程では、小学校5年生・6年生向けに適当な文章、取り上げ方、そういうことでも大変ご腐心をいただいたというふうに聞いておりますし、それからまた、地域バランス等についてもいろいろご検討いただいたというふうに聞いております。
 それから、杉山委員からお話がございました。これは違うのではないかというご意見もというお話もございましたけれども、その辺も各委員は非常に慎重に検討していただきました。そのことがスケジュールのおくれということにつながってしまったわけでございますけれども、それぐらい慎重にやっていることもございまして――ですから、こういったことにつきましては、この委員さんたちがいなければ区の力だけではとてもできなかったということでございますので、検定という手段で子どもたちに誇りやこころざしを持っていただこうと思っておりますけれども、この過程でもいろいろと改善点が出てくるかもしれませんが、とにかく本日の時点では完成を喜ぶと同時に、この方々に対する感謝の意味でもしっかりと子どもたちに読んでいただいて、一つの目標として検定に合格していただく。そして誇りを持って、またこころざしを持って子どもたちが台東区で生きてほしい、そういう形でつなげていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長 杉山委員。
◆杉山光男 委員 関連して、いろいろ参考にしたいと思うんですが、浅草区史と下谷区史というのは大変おもしろいんですけれども、台東区に何冊残っていますか。
○委員長 もう1回言ってくれますか。
◆杉山光男 委員 浅草区史、台東区史というのがあるでしょう。その前に浅草区史と下谷区史という本があるんですよ。これは非常におもしろい本ですよ。区史で、文書は昔の文書ですからなかなか――だけれども、例えば台東区議会には浅草区史しか残っていない。図書館に1冊ずつあるのかな。それから、区長・広報室に浅草区史と下谷区史が1冊ずつ残っているかなと、そのぐらいなのかなと思うんだけれども、大変貴重なものですよね。どうもあまり貴重なものだと思っていないみたいな感じですけれども、私が知っている範囲では、その2冊、2冊、1冊というのしか残っていないんだけれども、大変貴重なものだから、例えばインターネットで調べて買うとか、やはり区史だから、非常に貴重なものですから、そういうものがどこかで破損されたり、例えば図書館だったらなくなってしまうということだってあり得るし、ちょっとこういうものを読んだりつくっていただいたりするのは、恐らく参考にされているとは思うんですよ。思いますけれども、そういうようなやはりことをきちっと貴重な資料については復刻版というのか、コピーできちんとつくるというのか、今はどこにも業者がいますから、恐らくつくってくれと言えばつくってくれると思うんだよね。そういう措置をとるべきだというふうに思いますけれども、その辺のつくった上で、そういう区史を参考にされたと思うんですけれども、どんな所感を持っておられるかというのは、もし、どなたかお答えいただけたらお答えいただきたいんですけれども。
○委員長 推進担当部長。
◎大江勉 生涯学習担当部長 今、杉山委員からお話しいただきました。申しわけありませんが、私も何部残っているというのはまだ把握してなくて申しわけございませんが、そういう大変貴重なものだと思いますので、早速庁内どこにどれだけ残っているか、それとそれの保存というのはやはりきちんとしていかなければいけないと考えてございますので、これはまた関係の部署と協議いたしまして、しかるべき措置をとっていきたいと思っています。
○委員長 よろしいですか。
 いずれにしても大変すばらしいテキストができたことを感謝申し上げますとともに、教育長からもお話しありましたように、関係者の皆さんによろしくお伝えください。ありがとうございました。
 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区子ども読書活動推進計画(第二期)(案)について、中央図書館長、報告願います。
◎鈴木東一 中央図書館長 それでは、台東区子ども読書活動推進計画(第二期)(案)につきましてご報告いたします。
 本計画につきましては、昨年度、庁内関係各課長による検討会を設置いたしまして、その委員会のもとに、日ごろ子どもたちと直接接している係長級職員や担当者を中心に作業部会において検討を行ってまいりました。素案をまとめるまでに至りましたので、本日報告するものでございます。本日、委員の皆様からご意見をいただき、またパブリックコメントを実施いたしまして、最終的に取りまとめていきたいと考えております。
 それでは、資料のほうをごらんください。
 まず、2の計画の策定趣旨でございますが、子どもたちの読書離れ、活字離れの課題に取り組むために、台東区では平成17年度に子ども読書活動推進計画を策定いたしまして、読書活動の推進に取り組んだところでございますけれども、この計画が21年度で終了することになることから、22年度以降も引き続き読書活動推進を進めていくために計画を策定するものでございます。
 項番、3番でございます。計画の性格でございますが、第一期計画のものを基本的に引き継ぎまして、新たな取り組みを加えて、さらに読書活動を総合的に推進していくものということで計画を考えてございます。
 計画の期間は平成26年度までの5年間というものでございます。
 恐れ入ります。資料の裏面でございます。
 計画の目標でございます。子どもの読書活動を推進していく上で大切なのは、身近に本がある環境を整えることである。また、子どもに読書の喜びや大切さを伝えていくことが重要である。これらのことを実現するためには、それぞれの年齢や発育・成長のステージで周りの人達のサポートが必要になるという考えのもとに3つの柱、目標を設定しまして進めていこうというものでございます。(1)から(3)まで設定してございます。
 まず、(1)でございますが、子どもの成長段階に応じた一貫した読書環境の整備ということで、子どもたちの成長過程の中でさまざまな機会を提供し、読書習慣を身につけることができるように、読書環境の整備を図っていくというものが1番目でございます。
 (2)でございます。学校における読書環境の充実ということで、小学生、中学生の子どもたちは、一日の多くの時間を学校で過ごすことになりますので、学校における読書環境の充実が重要であるということで、柱の一つとしております。さらなる充実を図っていくというものでございます。
 3点目、(3)子ども読書活動推進の意義の普及・啓発ということでございます。子どもたちの読書活動を支えるためには、子どもを取り巻く大人の意識啓発に取り組んでいく必要があるということで、さらに取り組みを進めていくということでございます。
 次に、この計画の施策の取り組みにつきましては、A3の資料のほうに記載してございます。A3の資料でございますけれども、各取り組みの体系一覧を記載してございます。第1から第5まで、家庭・地域、幼稚園・保育園、学校等々、5つに分類しまして体系を一覧としてつくったものでございます。
 資料の右側の半分のほうに取り組みの項目を記載してございますけれども、全部で51項目ございます。新規として、第一期計画の記載にない項目につきまして項目出しをさせていただいておりますが、各取り組み項目の欄の右側のほうに【新規】というふうに表記してございます。全部で9項目となっているところでございます。
 それから、もう1枚のA3の資料でございますが、こちらのほうは今の取り組みの中身を成長段階別に置きかえたものでございまして、各年代でこのようなことをやっているということを図表化したものでございます。
 それでは、恐れ入ります、計画案の冊子のほうをごらんいただきたいと思います。
 3ページから18ページまでは、第一期の取り組みの成果と課題、現状について記載をさせていただいております。17年度からの第一期では、蔵書の充実、おはなし会等の行事の充実、まちかど図書館の開設など、読書環境の整備充実を図ってまいりました。また、図書館で行っている読み聞かせ講座に参加した方がボランティアとして図書館や学校で活躍されるようになってきておりまして、読書推進にかかわる人材も広がってきたというふうに思っております。学校における一斉読書活動も多くの学校で実施されるようになっております。「読書1万ページ」という1年間に図書を1万ページ読むことを呼びかける取り組みを積極的に取り組んでいる学校もございます。
 しかしながら、平成21年度の台東区の総合学力調査における児童・生徒の意識調査によりますと、新聞や本を全く読まない児童・生徒の割合が減少傾向にありますが、小学4年生で12.0%、中学校2年生で19.6%いるというデータがございます。この資料につきましては、この計画の資料の42ページのほうに表が出ておりますので、ごらんいただければと思います。
 また、課題のところでございますけれども、3ページの家庭・地域では、さらに読書推進のために子どもたちが読書に親しむ機会の増加を図っていくこと。そのためには、図書と子どもを結びつける人をふやすことが大切であること。また、5ページからの児童館や保育園のところでは、蔵書の充実などの環境整備や保護者への啓発、情報提供することが重要であること。7ページからの学校につきましては、先ほどの全く本を読まない児童・生徒の存在があること。一斉読書の時間やボランティアなどの課題について記載されているところでございます。
 第二期の計画につきましては、これらの状況を踏まえまして、一層の読書推進を進めていくものでございます。
 計画の23ページから第二期の取り組みについて記載させていただいております。
 新規のものについてお話しさせていただきますと、25ページの(5)でございます。
 児童館やこどもクラブの取り組みとして、「子ども読書活動への子ども参画の推進」という項目を記載してございます。
 それから、学校の取り組みといたしまして27ページに2つございます。上のほうに(2)「読書への興味・関心の喚起」といたしまして、読み聞かせ等を計画的に実施すること。児童・生徒の主体的な活動を計画的に実施することに取り組んでいくということを記載しているところでございます。
 次に、2.学校図書館の充実のところの(2)でございます。こちらも「学校図書館環境の整備・充実」ということで、さらに充実を図っていきたいという項目でございます。
 次に、ページをめくっていただきまして、28ページには5項目ございます。
 まず、ページの上のほうですけれども、(6)「学校図書館司書の活用」という項目でございます。21年度におきましてはモデル校として4校、図書館司書を配置いたしましたけれども、22年度はすべての小学校・中学校に拡大して実施するというものでございまして、人の配置についても配慮していきたいというものでございます。
 その下でございますが、区立図書館との連携ということで、これまでも連携をしてきているところでございますが、一層連携を図っていきたいということで、「区立図書館の見学」「団体貸出の利用」「図書館指導員の活用」「学校図書館と中央図書館のネットワークシステムの活用」の4項目を挙げさせていただいているところでございます。
 それから、30ページになります。啓発・広報のところの(5)でございます。(仮称)「こども図書百選」冊子の作成・配布ということでございます。これは啓発用のものといたしまして、子どもたちの読書推進、きっかけとなるような小冊子をつくろうというものでございまして、でき上がった冊子は学校や図書館で子どもたちに配付する予定でございます。内容につきましては、ただいま検討しているところでございます。
 33ページ以降は資料編ということで載せてございますので、後ほどごらんいただければというふうに思ってございます。
 今後、子ども読書にかかわる関係課で読書活動を推進するため、多様な読書へのきっかけ、読書に親しむ機会を意識的に設定するとともに、さらなる読書環境の整備・充実を図ってまいりたいと思っております。
 恐れ入ります、もとの資料をごらんいただきたいと思います。ホッチキスどめの資料のほうでございますけれども、A4の資料の裏面のところの項番6でございます。
 今後の予定でございますけれども、本日の委員会の報告の後、パブリックコメントを実施いたしまして、7月の本委員会でその結果を報告いたしまして、7月には公表するというスケジュールで進めてまいりたいと考えているところでございます。
 報告については以上でございますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告についてご質問がございましたら、どうぞ。
 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 今の子どもたちの環境は非常に多種多様で、特にITが進んでまいりまして、テレビとかアニメだとか、インターネット、携帯、そのような今の状況はほとんど受け身の状況ですよね。それから、どっちかというと自分の個人、個の内部にどんどん入り込んでしまう。それでひきこもりだとか、何かやはり空想の世界が現実の世界と混乱してしまって、気がついたら何か犯罪が起きていたというような、そんなような現象が多々見られるわけで、やはり読書活動というのはその反面、読む努力とか、あるいは忍耐とか、その読むことによって自分自身を強くできる。それから、本からは、やはりインターネットとかその中から広がる世界よりは自分なりの考え方が非常に思索――考えて、いろいろな世界が独自に、個性的に発展できるという、そういう世界になっていくんだというふうに思っておりますので、この読書というのはもっともっと力を入れて、今、国のほうもそういう方針ですので、特にこうやって力を入れていただいていることは大変ありがたいなというふうに思っておりますが、ちょっと今、私はちらっとこの説明を聞いていて、余り内部を読まなくて申しわけないんですが、その昔、学校で本を読むと本を読んだ後の感想、読書後の感想文というのをよく書かせたんですね。私はそのときから宮沢賢治の「雨ニモマケズ」というその詩を今もほとんど暗唱していますし、それが本当に人生の原点だったわけで、そのときに原稿用紙に何枚か与えられて何百字書けということで、その読後の感想文の発表会みたいなものを行ったんですね。自分が読んで感想を、あるいは感想しながら、今現時点で読んだ後、自分はどう考えるか、あるいは将来的にはこういう世界に入っていきたいとか、何かいろいろ夢とかロマンとか、そういうものを読書後に物としてあらわすためにはやはり感想文、作文なわけだというふうに私は考えますね。
 ですから、それが何かここの計画の第二期に――やはり読んだ後の報告――余り取り上げられていないような気がしますが、どこかにありますか。
○委員長 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 ただいま伊藤委員からのご指摘のお話でございますけれども、計画の項目として、文字としてはあらわれてございません。ただ、図書館でもその子どもたちを通しての情報交換を含めて、本を読んだ後について、それぞれがどのように感じたかについては情報交換といいますか……。
○委員長 ちょっと聞こえないので、もうちょっとマイクに近づいてください。
◎鈴木東一 中央図書館長 すみません。ただいまの伊藤委員のご指摘の項目については、文字としては出ておりません。ただ、その本を読んだことについて1人1人がどのように感じたかについては、非常に大事なことでございますので、それを友達同士、あるいは親子で情報を共有するということは非常に大事だと思っております。その点に関しましては、例えば保育園ですとか幼稚園ですとか、親子が一緒に集まるときに、情報交換するというようなことをやっているところでございます。
○委員長 指導課長。
◎岩永章 指導課長 学校教育の中でも作文、感想文の指導は年間指導計画に基づいて実施しております。特に新学習指導要領の中では言語活動ということが極めて大事な視点になっておりますので、タイミングを見まして各学校の中で実施しております。この計画の中には項目を起こしてございませんが、各学校の中で読書活動が盛んになってきている実態もございますので、そういった機会をうまくとらえてやっているというふうに踏んでおります。よろしくお願いいたします。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 学校教育と、この図書館の読書活動というのは、やはり一体化していかなくてはいけないし、そのクラスで感想文を発表する機会があるだけではなくて、ほかの学校や、あるいは年齢を超えた、学年を超えた形での交流的な形で実施できるのは図書館のほうの読書活動ではないかなと思いますし、校外活動の一環としても図書館として読み聞かせをしたり、読むということは受け身といいましょうか、読んだだけであって、発表をするのに言葉だけではなくて、話だけではなくて、文章にあらわすということは日常的にやるべきである。読書と作文というのは一体化して進めるべきであって、だから、やはりこの台東区子ども読書活動推進計画の中には読後の感想文等々は日常に発表する機会を設けるような、そんなような項目も入れていただければいいのではないかなと思いますけれども、そんなふうに関して、国の方向づけというのはどういうふうになっていますか。読後に対する対応というのは、わかりませんか。国とか教育委員会とか……。
○委員長 指導課長。
◎岩永章 指導課長 読書感想文等々の表現する場面のことと存じます。表現の機会につきましては、感想文を取りまとめて冊子をつくったりということで発表の機会を設けるというようなことをやっております。また、あわせて読書に関する表現の能力の一つとしまして、アニマシオンとかブックトークなどという新しいスタイルの表現方法を取り入れた指導を導入しているところもございます。これは自分の読んだ本のいいところを仲間に紹介をしたり、あるいは一つの本を全員で読んで、その主人公になり切っていろいろ協議をしたりというような深い読み方、新しい角度からの読み方なども取り入れながら、本に親しむ楽しさとか、そういったものを子どもは体験するような形ができております。
 また、これは小学校の事例でございますが、高学年が低学年に読み聞かせをするということを校内で取り入れるということで、第二期計画の中ではそういった新たな表現方法なども取り入れながら、図書に対する興味、本に対する興味を引き出すというソフトの部分を重視した計画にもなっております。第一期計画ではハードの部分、環境整備ということに力点を置いて設定させていただきましたが、第二期のほうでは環境整備に加えて、そういったソフトの部分の新たな取り組みをぜひ導入したいという内容となっております。
 以上です。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤萬太郎 委員 適度にやっているということはよくわかりますけれども、感想文の一つの文集みたいなものが私たちの時代にはあったんですよ。要するに今と違って非常に原始的な世の中だったわけですから、勉強にも非常に手間があって、手づくりであったりだとか、冊子にすることなんて物すごい手間がかかったわけで、でも、そういう努力というか、そういうことが今、少なくなってきているということを――やはり努力をして何かをつくるという、子どもたちだけでつくらせてみる。ガリ版で刷って、ホッチキスでとめて、それで皆さんに配付したというような、そういう時代ですから、新しい時代にそういう本当に原点に返ったような、読後の感想文の冊子を自分たちの手づくりでつくったとか、そんなような本当の底辺の努力という、基礎的な努力というものを子どもたちに教えるためにも、いい機会だと思いますので、台東区子ども読書活動推進計画の中にやはりある程度、もうちょっと強く取り入れてほしいなということだけ要望して終わります。
○委員長 生涯学習推進担当部長。
◎大江勉 生涯学習推進担当部長 今、伊藤委員のほうからご提言いただきました。この計画の中では直接そのような記述をしてございませんけれども、先ほど中央図書館長のほうから今後のスケジュールということでお話ししましたとおり、これからパブリックコメントをいただきまして、それで最終決定していきたいと考えてございます。今ご提案ありましたことを、どういう形でこの計画書の中へ取り込めるか、ちょっと検討させていただきたいと思います。
◆伊藤萬太郎 委員 ありがとうございます。
○委員長 実川委員。
◆実川利隆 委員 今、いみじくも指導課長、あなたのほうから第一期においては環境整備という言葉が出ました。まさに私もそのとおりだと思うんですが、今、伊藤委員が質問された中で、教育行政全般と図書館行政というか、図書行政というか、これは表裏一体のものだと私は認識しております。その中で、平成20年度から21年度ぐらいにかけてよく4大新聞を初め、新聞等で報道されてきているんですが、私も一般質問か何かでやらせていただいたことがあるんですが、図書費の予算が結構全国の自治体もそうですが、なおざりにされてきている。自民党末期の政権から現在の民主党政権における流れ、一連の流れの中でも予算の削減が――やはり時代がそうだからということがあるかもわかりませんが、非常に軽くあしらわれてきている気配が私はあろうかと思います。それがずっと私の頭の中に入っているんですけれども、例えば国とか都からの関係で台東区に対しての図書館行政における補助金とか、ここ二、三年ぐらいの、そういった一連の流れはどういうふうに認識されていらっしゃいますか。私は、実はそれをきょう聞きたかったんです。
○委員長 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 ただいまのご質問でございますけれども、国、あるいは東京都のほうから図書館の図書資料につきまして補助金等は一切そういう制度はございません。ですから、台東区独自の会計の中で図書を購入していくということでございます。
 なお、図書購入費につきましては台東区図書館の予算は毎年度ほぼ同額となっております。ほかの区はかなり減額されている区もあろうかと思いますけれども、台東区の場合は毎年ほぼ同額を予算計上しているという状況でございます。
◆実川利隆 委員 すみません。勉強不足で申しわけなかったんですが、今、申し上げたように、ここ2年間ぐらいずっと4大新聞を初め、いろいろな行政に関する大きな冊子の中で、それが大きく報道されてきていることが私の頭の中にあったものですから、私も恥ずかしい話ですが、区民文教委員会に11年目に入らせていただいて、勉強させていただきますので、よろしくお願いします。
○委員長 庶務課長。
◎中沢陽一 庶務課長 学校図書室のほうについてお答えさせていただきます。
 学校図書室については、区議会からも調整財源等でいろいろご要望いただきまして、平成18年度から学校図書関係の費用を大幅に増加させていただいております。ちなみに図書購入費で申しますと、平成17年度、小学校の403万円が22年度予算で1,600万円、平成17年度、中学校の123万円が1,100万円というふうに大幅に増加させていただくとともに、図書環境整備ということで書架とか、いすとか机というのも平成20年度から充実させていただいております。そういうことで教育委員会、小中学校、幼稚園、保育園も含めて、一生懸命整備してまいりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 先ほどの伊藤委員のお話でもありましたように、私も最近、何か感想文を読んで発表するような場所がないというのが、ちょっとここの中でも見えなかったので、やはり読書コンクールなんていう言葉もありますけれども、いろいろな意味で啓発をしていく意味で、ぜひそういうものも進めていただけたらなと思います。台東区には、池波正太郎文庫ですとか、一葉記念館ですとか、子規庵ですとか、本当に文人墨客がたくさん出た地域でもありますし、例えばそういう方のお名前をいただいた基金などもある場合には、例えば池波賞ですとか、そういうものも台東区として一つの励ましとして、広く推進していってもいいのではないかなというふうに思います。その辺についていかがでしょうか。
○委員長 生涯学習推進担当部長。
◎大江勉 生涯学習推進担当部長 今、ご提案いただきました。私、今ちょっと聞いたばかりなので……。ご提案の趣旨自体は大変結構なことだと思っております。ただ、どういう形でやるかというのは申しわけございませんが、ちょっと検討させていただいて上で、またお答えさせていただきます。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 それから、この21ページのこの取り組みの推進計画の施策体系ですけれども、本当に細かくいろいろな形で取り組みをしていただいて、私も読書は推進してきているほうですので、本当にこれがまた一段と充実をしていくのかなと思うと、本当にうれしく思います。それと同時に、図書館も現在限られた職員の人数の中でこれからいろいろな施策にまた新たに取り組んでいただくということですけれども、その辺の人員配置についてはいかがでしょうか。
○委員長 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 図書館の職員の人員配置のお話でございますけれども、今それぞれの職員が力量アップのために個人的にもいろいろ頑張っているところでございまして、区民の方の要望にこたえられるように一生懸命頑張っているところでございます。
○委員長 もうちょっと大きい声で。
◎鈴木東一 中央図書館長 すみません。今、職員全員が力量アップのためにいろいろ頑張っているところでございまして、区民の要望にこたえられるように努力をしているところでございまして、これからも充実に努めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
◆小菅千保子 委員 ぜひ絵にかいたもちにならないように、成功するように、本当に現場で実際にやられる方が一番大変だと思いますので、成功しますようによろしくお願いいたします。
○委員長 藤平委員。
◆藤平一雄 委員 いろいろ大変貴重な意見が多いんですけれども、ちょっと第二期(案)で出てきている、平成13年の子どもの読書活動の推進に関する法律ということがベースになって、子ども読書活動推進計画となっているんですけれども、法律が成立してもう既に8年経過している。これは中央図書館長に聞いてみたいんだけれども、その間にすごい時代の進歩があって、今いろいろ書物が電子化されて、かなり読む方がふえているわけですね。この子ども読書活動推進計画とかなりずれがあるのではないかという気がするんですけれども、区立図書館の中でそういう社会的な影響というのは現実には見えていますか。
○委員長 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 ただいまの藤平委員の電子書籍のお話だと思うんですけれども、ここへ来て、かなり動きが出てきたかなというふうに思っているところでございます。ただ、実際には図書館で利用するだけの書籍といいますか、それがまだ出回っている状況ではございませんので、まだまだ書物、紙による本のほうが主流ということでございまして、図書館の利用についてはまだ影響が出ているというところまでいってございません。
○委員長 藤平委員。
◆藤平一雄 委員 今、大変貴重なご意見をいただいたんで、影響は出てないという、今の状況ではそういう話ですので、こういう推進計画を本当にもっと率先してやらないと、ますます時代のほうが先に走っていますから、あらゆるものが携帯電話、あるいはその他で全部読めるような仕組みになりつつあるわけで、今、頑張らないとこの推進計画が非常に空洞化されてしまう危険性があるので、ますますの一層の努力をひとつお願いいたします。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 読書離れをストップさせてボトムアップをしようという大きな施策なんですが、一方、私いろいろなほかの自治体で見たんですが、トップとは言わないけれども、もう既に読書に非常に興味のある子どもたちを対象に、図書館で本だけで調べてテーマを掲げて、いろいろな調査研究して発表するというようなことをやっているところがあるんですよ。これはちょっと見たけれども、物すごくいい調査結果が出ているように伺っています。そういうのを見たことはありますか。中央区でやっているんですよね。
○委員長 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 中央区のほうでやっているようなお話は聞いてございますけれども、まだ詳しい中身については存じておりません。確かにそういう活用の仕方、図書館の新たな活用の仕方を含めて動きがあろうかと思いますので、その辺については研究していきたいというふうに思ってございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 スペシャリストを台東区からつくるという、そこまで深くないけれども、やはりそういうこともやりたい子もいると思うんですね。ぜひそういうのを項目に入れていただければ、1つ要望させていただきます。
○委員長 副委員長。
◆小坂義久 副委員長 今、委員からさまざまな意見が出ましたが、第一期の成果、分析を行って、このたび第二期の計画、課題を明確にして、この第二期にスタートするんですが、まず今、各委員から出た意見をよく参考にしていただきながら、7月にしっかりとしたまた計画を公表していただきたいということをまず要望しておきたいのと、あと、この第二期の今回計画は第一期よりも結構ボリュームがアップしております。それに携わった、この計画に携わった会員さんのほとんど手づくりと、血と汗の結晶だというふうにも伺っておりますので、中央図書館長さん、余りそういうことはおっしゃっていませんでしたが、やはりその辺のところはしっかり我々も敬意を表していきたいと思いますし、ことしは「国民読書年」ということで、活字離れを本当にどう食いとめていくのかというのは、非常にこれは計画倒れに……とまらないようにしっかり頑張っていただきたいということを最後に要望しておきます。
○委員長 要望でいいですか。
◆小坂義久 副委員長 はい。
○委員長 ほかに。
 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 それから、この21ページの施策体系のところの2.区立図書館の6番目に、障害のある子どもの読書活動の推進ということでうたっていただいていますが、特に視覚障害のお子さんですとか、聴覚障害のお子さんもいらっしゃると思いますので、この中にちょっと私がまだ見つけられていないんですけれども、具体的な実施のあれが見えてないんですが、やはりその辺もしっかりと漏れのないようにお願いしたいと思います。立派な障害者の方のブースというんですかね、もうあるのは存じ上げていますが、しっかり活動できるように、また視覚障害者の方の800文字が入るような、SPコードでしたかね、SRコードですか、もありますので、そういうものもしっかり活用できるような、最近そういう機械を、読み取る機械を持っている方もだんだんふえていらっしゃっていますので、そういうものもぜひ検討していただいて、漏れのないようにお願いしたいと思います。
○委員長 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 ただいまの障害を持っていらっしゃるお子さんのお話でございますけれども、通常学校に行っていらっしゃる方はそちらのほうの資料を使うということで、図書館のご利用は実際のところ余りない状況もございますけれども、図書館のほうで点字の図書とか、録音の関係のとか、そういう資料についてはそろえていきたいというふうに思っているところでございますので、引き続き頑張っていきたいというふうに思ってございます。
◆小菅千保子 委員 よろしくお願いいたします。
○委員長 ほかにご意見ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 いいですか。
 大変貴重な意見をいろいろいただきまして、活字離れをするとなかなかもとに戻るのは大変だと思いますけれども、今、藤平委員含めていろいろなご意見をいただきましたように、活字から離れた子をどういうふうにまた戻すか、逆に言ったら、テレビゲームなんかになれている子たちを、テレビゲームのようないろいろな電子機器からまた読書のほうに戻すというようなことも考えていくべきではないかと思っております。
 それから、最後に、これは直接関係ないんですが、ちょっとこの間、私の聞いた図書館で、やはり本を読みに来る方ではない方が見えるということで、困ったという例があったんですが、最近そういうような声を聞いたばかりなので、ほかにはあるかどうかちょっと伺いたいんですが、これは中央図書館長に聞いてもわかんないかな。そういうようなことが、わかりますか。そういう声を聞いたんですが、どうでしょうか。そういう図書館で本を読む以外の方が見えていることについて、どうぞ。
 中央図書館長。
◎鈴木東一 中央図書館長 なかなか本来の図書館の利用者なのか、そうではないのかというのはなかなか見分けがつきづらい。結構ありますけれども、今ちょっとにおいというお話も出ましたけれども、明らかにほかの方に迷惑をかけるような方についてはお声かけをさせていただいて、ご遠慮いただくというようなことをやってございます。また、警備員も30分に1回巡回するような形で館内の安全・安心を保つような形、それから、職員も随時回るという形をしてございます。また、機械的なものとしては消臭装置等も用意しながらやっているということもございます。また、掃除のほうは毎日朝、当然やりますけれども、定期的に清潔に保てるようにやっているということで、ほかの利用者の方が気持ちよく使えるように努力しているという状況でございます。
○委員長 ありがとうございました。
 人権問題もあるのでなかなか難しいと思いますが、ただ、これから暑くなってきて完全に冷房完備ということになるとふえるし、今においという問題があったんですけれども、いわゆる住めるところではないということを――ちょっと難しいしゃれで――ないということをよく強調していただいて、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、ご意見もほかによろしいですか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
 理事者からの報告は以上であります。
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○委員長 次に、本委員会の行政視察について申し上げます。
 時期につきましては、第3回定例会終了後、第4回定例会までの間に実施いたしたいと思います。
 視察都市及び視察テーマにつきましては、正副委員長にて案を作成し、委員会におはかりいたしますので、よろしくお願いいたします。
 なお、ご意見等がございましたら、正副委員長までお寄せください。
 行政視察については以上であります。
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○委員長 以上で、本日予定されたものはすべて終了いたしました。
 その他、ご発言があれば、どうぞ。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 よろしいですか。
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○委員長 それでは、これをもちまして、案件、特定事件についての審議を終了し、区民文教委員会を閉会いたします。
          午前11時24分閉会