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東京都 新宿区

平成14年  9月 定例会(第3回) 10月09日−11号




平成14年  9月 定例会(第3回) − 10月09日−11号







平成14年  9月 定例会(第3回)



      平成14年第3回定例会会議録(第3日)第11号

平成14年10月9日(水曜日)

出席議員(44名)

  1番   くまがい澄子     2番   赤羽つや子

  3番   鈴木幸枝       4番   小松政子

  5番   麻生輝久       6番   のづたけし

  7番   松川きみひろ     8番   上 秀夫

  9番   えのき秀隆     10番   佐原たけし

 11番   志田雄一郎     12番   かわで昭彦

 13番   小畑通夫      14番   とよしま正雄

 15番   そめたに正明    16番   山添 巖

 17番   宮坂俊文      18番   やはぎ秀雄

 19番   権並 勇      20番   かわの達男

 21番   山田敏行      22番   猪爪まさみ

 23番   小野きみ子     24番   久保合介

 25番   羽深真二      26番   桑原公平

 27番   中村よしひこ    28番   野口ふみあき

 29番   小沢弘太郎     30番   長森孝吉

 31番   小倉喜文      32番   内田幸次

 33番   あざみ民栄     34番   阿部早苗

 35番   近藤なつ子     36番   沢田あゆみ

 37番   秋田ひろし     38番   下村得治

 39番   新井康文      40番   田中のりひで

 41番   笠井つや子     42番   雨宮武彦

 43番   佐藤文則      44番   松ヶ谷まさお

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 助役      高橋和雄     収入役     永木秀人

 企画部長    佐田俊彦     総務部長    石村勲由

 区民部長    武井幹雄     福祉部長    愛宕昌和

 衛生部長    渡邉紀明     環境土木部長  荒木 繁

 都市計画部長  戸田敬里     企画課長    鹿島一雄

 予算課長    野口則行     総務課長    酒井敏男

 教育委員会            教育委員会

         山崎輝雄             石崎洋子

 教育長              事務局次長

 選挙管理

 委員会     佐藤三男     常勤監査委員  山田外彦

 事務局長

 監査事務局長  須磨洋次郎

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職務のため出席した議会事務局職員

 局長      根岸紘一    次長      渡部優子

 議事係長    大川芳久    議事主査    谷部とき子

 議事主査    大岡 博    議事主査    西村 茂

 議事主査    松本謙治    議事主査    熊澤 武

 調査管理係

         太田誠司    書記      喜多裕之

 主査

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 速記士     田口弥美

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10月9日   議事日程

 日程第1  区長退職申し出に係る同意について

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△開議 午後4時33分



○議長(野口ふみあき) ただいまから、本日の会議を開きます。

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○議長(野口ふみあき) 本日の会議時間は、議事進行の都合により、あらかじめ延長します。

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○議長(野口ふみあき) 会議録署名議員は、

  12番 かわで昭彦議員  36番 沢田あゆみ議員

を指名します。

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○議長(野口ふみあき) この際、御報告します。

 区長小野田隆さんから、お手元に配付のとおり、10月7日付にて退職の申し出が提出されております。

 退職の申出書を次長に朗読させます。

             〔次長朗読〕

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新宿区議会議長  野口ふみあき殿

 私こと一身上の都合により本日付をもって新宿区長の職を退職いたし度申し出ます

  平成14年10月7日

                           新宿区長  小野田 隆

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○議長(野口ふみあき) 日程第1を議題とします。

             〔次長議題朗読〕

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△区長退職申し出に係る同意について

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○議長(野口ふみあき) これから討論を行います。

 通告がありますので、順次発言を許します。

 初めに、21番山田敏行議員。

             〔21番 山田敏行議員登壇、拍手〕



◆21番(山田敏行) 社会新宿区議会議員団を代表して、討論します。

 10月7日朝、小野田区長の退職届、すなわち辞職届が野口議長に提出されました。

 小野田区長は、この日をもって退職したいということであり、今、そのことが議事日程の中で諮られているわけであります。

 地方自治法第 145条の規定によれば、市町村の長は議会の長に退職の申し出をすれば、20日目に当たる日をもって退職できることになっているのであります。

 本件は、その20日目を待たず、退職届に記載された期日に同意を与えるか否かを諮っているわけでありますが、私たちはこの同意案件に賛成であります。

 その理由は、区長の退職問題については、速やかに議会としての結論を出し、区長不在という区政の空白期間を最小限にとどめ、新たな新宿のリーダーを早急に選出すべきであるというふうに考えるからであります。

 小野田区長が新宿区の第3代区長に就任されたのは、1991年5月でありました。それは日本の経済や社会を混乱におとしめた、バブルが急速に崩壊への道をたどることになった時期であります。その後失われた10年と言われ、地方自治体もほぼ例外なく財政的には長い苦渋の道を歩むことになるわけでありますが、小野田区政の12年間はまさに、これと軌を一にしております。バブルの後遺症は、いまだに社会のさまざまな局面をむしばんでおりますけれども、小野田区長御自身が、外見的にはそのバブルの影響を受けたとも思われる事由で辞任することになったのは、まさに悲壮的だと言わざるを得ません。

 さて、小野田区政に対する評価は多様であろうというふうに思います。私たちもこの間、本会議の代表質問や予算委員会、決算委員会などの舞台で区長の姿勢をただし、辛口の要望や批判を続けてまいりました。残念ながら区長は、議会の意見が分かれた主要な問題では、私たちと同じ考えに立ちませんでした。

 しかし、小野田区長御自身が自分の信念に基づいて執行されてきた区政と、それに対する私たちの批判は、それは立場の違いというものであり、いずれ時間が正当な判断や評価を下すわけでありますから、今はこのことについてこれ以上言及する必要はないというふうに思います。そもそも小野田区政をどう評価するかは、本件にかかわる討論としては妥当性があるというふうに考えないからであります。

 ただ、理由はどうあれ、みずから提案した議案が審議されている第3定例会の会期中に、それも重要な決算特別委員会の最中に、まさしく職を投げ出す形で辞任することは、責任の取り方としては適切さを欠くということだけは申し上げておきます。

 最後になりましたが、私は前区長の時代から議員をしておりますけれども、小野田さんが区長に就任されてから新宿区役所の雰囲気が、次第に明るい方向に変化してきたような気がしております。これは前々から思っていたことでありますが、区政執行の本拠地としての区役所のあり方として、軽視してはならない要素だというふうに考えております。この区役所の変化は、小野田さんが持っている、あの明るい性格を映し出したという側面が大いにあるわけであります。

 このごろマスコミが報じる新宿区に対する報道は、区職員や区民に、誇りや勇気を与えるものとは縁遠い、むしろその対局にあるものばかりでありますが、小野田区長の辞任という前代未聞の異常な事態を踏まえつつも、区の職員は一層区役所の雰囲気を明るくし、区民の信頼にこたえていただきたいというふうに切望しております。

 私たちも、失墜した区政に対する信頼を回復するために、全力を挙げることを決意として申し上げまして、私の討論を以上で終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(野口ふみあき) 次に、44番松ヶ谷まさお議員。

             〔44番 松ヶ谷まさお議員登壇、拍手〕



◆44番(松ヶ谷まさお) 私は、日本共産党新宿区議会議員団を代表して、ただいま同意を求められております、区長退職申し出に係る同意について賛成をし、その理由を述べさせていただきます。

 区政の管理、執行の責任者である小野田隆区長が、住民税 3,700万円を滞納したことは、長引く不況、失業、倒産など深刻な状態の中でも必死に納税している区民に対する、重大な背信行為であります。小野田区長の住民税滞納は、これが初めてではありません。98年度に住民税を滞納した際に小野田区長は、予算特別委員会での我が党議員の質問に対し、「家族に財産管理を任せており、私の家族に対する管理不足」と釈明して、「今後このようなことがないよう区長として襟を正し、万全の注意を払っていく所存」と述べていました。にもかかわらず、今回再び住民税を滞納したばかりか、平然と前回と同じ釈明を行ったことは、新宿区政に対する信頼を根本から損なうものであり、区長としての資格が全くないことを示すものであります。

 我が日本共産党は、この問題が発覚した4日、直ちに小野田区長がその政治的、道義的責任をとって辞職することを要求しました。我が党の要求や区民の高まる批判の前に、区長が辞職を申し出たことは当然であります。

 区民の皆さんからは、「血がにじむような思いで税金を納めている区民にとって、区長の住民税の滞納は絶対に許せない。どうして税金を滞納するようになったのか、真相をきちんと明らかにすべき」という怒りの声が相次いで寄せられています。

 昨日の決算特別委員会で、私の質問に対し税務課長は、小野田区長本人と納税交渉を行っていないことを明らかにしました。区長を辞職したからといって、全容解明にふたをすることは許されません。私どもは、小野田区長と執行機関に対し、住民税滞納の全容と今後の解決方法を明らかにして、区民に謝罪することを重ねて要求するものであります。

 小野田区長はこの間「財政非常事態宣言」を行って、区民に厳しく納税を求める一方で、敬老手帳や生業資金の廃止、保育料値上げを初めとし、区民の暮らし、福祉を次々と切り捨ててきました。

 さらに、先月発表した行財政改革計画案によって、図書館など区の施設の大規模な統廃合、区立保育園の全園民営化の推進、区民負担の増大など、自治体としての責任放棄ともいうべき区政運営を進めようとしていました。小野田区長が、みずからの背信行為により辞職する以上、そのもとで進められてきた「後期基本計画」、「第3次実施計画」、「行財政改革計画」などの案を凍結し、新しい区長のもとで再検討することは当然であります。

             〔「そうだ」と呼ぶ者あり〕

 我が党は、広範な区民の皆さんと力を合わせて、公正で隠し事のない、区民が主人公の区政、区民の暮らしと福祉を守る区政を実現して、区政に対する信頼を回復するために全力を挙げることを表明して、討論といたします。(拍手)



○議長(野口ふみあき) 次に、37番秋田ひろし議員。

             〔37番 秋田ひろし議員登壇、拍手〕



◆37番(秋田ひろし) 私は、ただいま上程されております小野田区長の、区長退職申し出にかかわる同意について、自由民主党区議会議員団を代表して、同意する立場から討論いたします。

 小野田区長は平成3年4月区長就任以来、今日まで3期にわたって新宿区政を担ってこられました。この12年はバブル崩壊による区財政の緊迫状態の連続であり、平成7年には「財政非常事態」を宣言するなど、まさに火の車の財政運営でありました。

 その中にあっても小野田区長は、「区役所は区民の役に立つところ」をモットーに職員の意識改革を行い、行政改革を断行して職員定数の削減、事業の民間委託等により行政の効率化を大幅に進めました。その上に全国に先駆けて、小学校入学前の乳幼児医療費の無料化を実施し、都政、区政の乳幼児費助成に大きな影響を与えました。

 また、平成10年から19年にかかわる基本構想を策定し、それに基づく基本計画により、福祉、教育、環境、まちづくり等の充実、進展も大きなものがありました。これらの功績は、新宿区政に小野田区政の大きな足跡として後世に残るものであり、高く評価いたします。

 しかしながら、区民に納税をお願する立場にある区長が、みずからの納税を滞らせるということは、区民感情からして受け入れられるものではありません。区長御自身、そのことを真摯に受け止め退職を申し出られたものであり、退職はやむを得ないと思います。したがって、退職申し出に同意いたします。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(野口ふみあき) 以上で討論は終わりました。

 これより、本件を起立により採決します。

 地方自治法第 145条ただし書きの規定により、区長小野田隆さんの退職に同意することに賛成の方は御起立願います。

             〔賛成者起立〕



○議長(野口ふみあき) 起立全員と認めます。

 よって地方自治法第 145条ただし書きの規定により、区長小野田隆さんの退職に同意することに決定しました。

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○議長(野口ふみあき) 以上で本日の日程は終わりました。

 次の会議は、10月17日午後2時に開きます。ここに出席の皆様には改めて通知しませんので、御了承願います。

 本日はこれにて散会いたします。

 お疲れさまでした。(拍手)



△散会 午後4時48分

                  議長    野口ふみあき

                  議員    かわで昭彦

                  議員    沢田あゆみ