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東京都 港区

平成20年第2回定例会(第4号) 本文




2008.06.30 : 平成20年第2回定例会(第4号) 本文


◯議長(井筒宣弘君) ただいまより平成二十年第二回港区議会定例会を開会いたします。
 今回の応招議員はただいま三十四名であります。したがいまして、本定例会は成立いたしました。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本六月三十日から七月九日までの十日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯議長(井筒宣弘君) ご異議なきものと認め、さよう決定いたしました。
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◯議長(井筒宣弘君) これより本日の会議を開会いたします。
 ただいまの出席議員は三十四名であります。
 会議録署名議員をご指名いたします。三十三番鈴木たけし議員、三十四番島田幸雄議員にお願いいたします。
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◯議長(井筒宣弘君) 報告事項がありますので、ご報告いたします。
 まず、職員に定例会招集の報告をさせます。
  〔内田事務局次長朗読〕
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二十港総総第三百七十七号
平成二十年六月二十三日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                    港区長  武 井 雅 昭
      平成二十年第二回港区議会定例会の招集について(通知)
 本日別紙告示写しのとおり、標記定例会を六月三十日(月)に招集しましたので通知します。
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港区告示第百三十号
 平成二十年第二回港区議会定例会を六月三十日に招集します。
  平成二十年六月二十三日
                                    港区長  武 井 雅 昭
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◯議長(井筒宣弘君) 次に、説明員の異動について、区長、教育委員長並びに選挙管理委員長からそれぞれ通知がありました。この通知は、お手元に配付してあります。
 なお、朗読は省略し、詳細については、これを速記録に登載することにいたしたいと思いますので、ご了承願います。
(参 考)
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二十港総総第十一号
平成二十年四月一日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                    港区長  武 井 雅 昭
      説明員について(通知)
 地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明員について、別紙のとおり通知します。
 (別紙)
 一 新規(平成二十年四月一日付)
  芝浦港南地区総合支所くらし応援課長                 堀   二三雄
  産業・地域振興支援部国際化推進担当課長               解 良  武
    同       経営支援担当課長                白 井 隆 司
  防災・生活安全支援部生活安全担当課長                中 島 昭 則
  保健福祉支援部高齢者計画担当課長                  齋 藤  博
    同    障害者福祉課長                    宮 内 光 雄
  みなと保健所保健予防課長                      中 橋  猛
  環境・街づくり支援部住宅担当課長                  新 井 樹 夫
  総合経営部経営改革推進担当課長                   佐 藤 博 史
    同  用地活用担当課長                     冨 田 慎 二
    同  人材育成推進担当課長                   大 滝 裕 之
    同  区役所改革推進担当課長                  佐 藤 雅 志
 二 異動(平成二十年四月一日付)
  芝地区総合支所長 兼務 参事(特命担当)              小 林  進
  赤坂地区総合支所長 兼務 子ども支援部長              杉 本  隆
  高輪地区総合支所長 兼務 産業・地域振興支援部長          家 入 数 彦
  用地活用・区有施設整備担当部長 兼務 芝浦港南地区施設整備担当部長 安 藤 康 宏
  区役所改革・人材育成担当部長                    井 伊 俊 夫
  会計管理者                             内 野 高 男
  参事 総合経営部総務課長事務取扱                  鈴 木 修 一
    同     人権・男女平等参画担当課長事務取扱         鈴 木 修 一
    同     区長室長事務取扱                  小柳津  明
  赤坂地区総合支所地区活動推進課長                  石 橋  潔
    同     地区政策課長                    大 竹 悦 子
  高輪地区総合支所地区活動推進課長                  浅 山 正 樹
    同     地区政策課長                    北 本  治
  芝浦港南地区総合支所地区活動推進課長                奥 野 佳 宏
  産業・地域振興支援部清掃リサイクル課長               高 木 俊 昭
    同       国保年金課長                  渡 邊 正 信
  子ども支援部子ども課長                       内 田  勝
  環境・街づくり支援部開発指導課長                  下 總 忠 俊
    同       特定事業担当課長                手 島 恭一郎
    同       再開発担当課長                 坂 本  徹
  総合経営部芝浦港南地区施設整備担当課長               青 木 康 平
    同  契約管財課長                       塚 田 浩 一
  会計室長事務取扱 会計管理者                    内 野 高 男
 三 解除(平成二十年三月三十一日付)
  収入役                               渋 川 典 昭
  参事 総合経営部契約管財課長事務取扱                矢 澤 慶 一
  産業・地域振興支援部国保年金課長                  栗 川 幸 雄
  防災・生活安全支援部副参事(生活安全担当)             木 内 雅 彦
  保健福祉支援部障害者福祉課長                    輿 石  隆
  みなと保健所保健予防課長                      辻   佳 織
  総合経営部人権・男女平等参画担当課長                小野寺 信 子
    同  外郭団体改革推進担当課長                 森   信 二
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二十港教庶第四十六号
平成二十年四月一日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                             港区教育委員会委員長  澤   孝一郎
      説明員について(通知)
 地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明員について、下記のとおり通知します。
         記
 一 新規(平成二十年四月一日付)
  図書・文化財課長                        森   信 二
  指導室長                            加 藤 敦 彦
 二 異動(平成二十年四月一日付)
  参事 庶務課長事務取扱                     山 本  修
  参事 教育政策担当課長事務取扱                 山 本  修
 三 解除(平成二十年三月三十一日付)
  教育政策担当課長                        掘   二三雄
  図書・文化財課長                        宮 内 光 雄
  指導室長                            藤 井 千惠子
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二十港選第二十六号
平成二十年四月一日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                           港区選挙管理委員会委員長  佐々木 義 信
      説明員について(通知)
 地方自治法第百二十一条の規定に基づき、説明員について下記のとおり通知します。
         記
 一 新規(平成二十年四月一日付)
  選挙管理委員会事務局長                     輿 石  隆
 二 解除(平成二十年三月三十一日付)
  選挙管理委員会事務局長                     勝 山 景 之
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◯議長(井筒宣弘君) 次に、平成二十年二月、三月、四月、五月の例月出納検査の結果について、過誤のないことを確認した旨の報告書がそれぞれ監査委員から議長の手元に提出されております。
 二月の例月出納検査の結果について、その概要を職員に朗読させます。
  〔内田事務局次長朗読〕
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十九港監第五百二号
平成二十年三月十日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                 港区監査委員  高 橋 元 彰
                                 同       川 野 貴 清
                                 同       鈴 木 たけし
      平成二十年二月例月出納検査の結果について
 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。
         記
一 検査の範囲
  (一) 検査対象  区一般会計、国民健康保険事業会計、老人保健医療会計、介護保険会計、雑部金、基金
  (二) 検査場所  港区監査事務局
  (三) 検査期間  平成二十年二月二十二日から二月二十六日まで
二 検査の結果
  本検査においては、収入役から提出された平成二十年二月(平成二十年一月分)例月出納報告書の計数につい
 て、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結
 果、過誤のないことを確認しました。
(参 考)
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二十港監第十一号
平成二十年四月十一日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                 港区監査委員  高 橋 元 彰
                                 同       川 野 貴 清
                                 同       鈴 木 たけし
 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。
         記
一 検査の範囲
  (一) 検査対象  区一般会計、国民健康保険事業会計、老人保健医療会計、介護保険会計、雑部金、基金
  (二) 検査場所  港区監査事務局
  (三) 検査期間  平成二十年三月二十四日から三月二十六日まで
二 検査の結果
  本検査においては、収入役から提出された平成二十年三月(平成二十年二月分)例月出納報告書の計数につい
 て、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結
 果、過誤のないことを確認しました。
           ───────────────────────────────
二十港監第六十八号
平成二十年五月十三日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                 港区監査委員  高 橋 元 彰
                                 同       川 野 貴 清
                                 同       鈴 木 たけし
      平成二十年四月例月出納検査の結果について
 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。
         記
一 検査の範囲
  (一) 検査対象  区一般会計、国民健康保険事業会計、老人保健医療会計、介護保険会計、雑部金、基金
  (二) 検査場所  港区監査事務局
  (三) 検査期間  平成二十年四月二十四日から四月二十八日まで
二 検査の結果
  本検査においては、会計管理者から提出された平成二十年四月(平成二十年三月分)例月出納報告書の計数につ
 いて、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した
 結果、過誤のないことを確認しました。
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二十港監第百三十号
平成二十年六月十二日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                 港区監査委員  高 橋 元 彰
                                 同       川 野 貴 清
                                 同       鈴 木 たけし
      平成二十年五月例月出納検査の結果について
 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。
         記
一 検査の範囲
  (一) 検査対象  区一般会計、国民健康保険事業会計、老人保健医療会計、後期高齢者医療会計、介護保険会
           計、雑部金、基金
  (二) 検査場所  港区監査事務局
  (三) 検査期間  平成二十年五月二十二日から五月二十六日まで
二 検査の結果
  本検査においては、会計管理者から提出された平成二十年五月(平成二十年四月分)例月出納報告書の計数につ
 いて、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した
 結果、過誤のないことを確認しました。
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◯議長(井筒宣弘君) なお、三月、四月、五月の結果については、ただいまの報告と同様の内容でありますので、朗読を省略し、詳細については、これを速記録に登載することにいたしたいと思いますので、ご了承願います。
 また、報告書は議長の手元に保管しておりますので、随時ご閲覧願います。
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◯議長(井筒宣弘君) 次に、法人の経営状況に関する報告書が区長から議長の手元に提出されております。朗読は省略し、通知については、これを速記録に登載することにいたしたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、詳細については、報告書を議長の手元に保管しておりますので、随時ご閲覧願います。
(参 考)
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二十港総総第三百四十四号
平成二十年六月二十三日
 港区議会議長 井 筒 宣 弘 様
                                    港区長  武 井 雅 昭
      法人の経営状況に関する書類の提出について
 地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定に基づき、下記法人についての経営状況に関する書類を提出します。
         記
一 港区土地開発公社
 (一) 平成二十年度港区土地開発公社事業計画
 (二) 平成二十年度港区土地開発公社資金計画
 (三) 平成二十年度港区土地開発公社予算
二 株式会社みなと都市整備公社
 (一) 平成二十年度(第十八期)事業計画書
 (二) 平成二十年度(第十八期)収支予算書
三 財団法人港区住宅公社
 (一) 平成二十年度(第十四期)事業計画書
 (二) 平成二十年度(第十四期)収支予算書
四 財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団
 (一) 平成二十年度財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団事業計画書
 (二) 平成二十年度財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団収支予算書
五 財団法人港区勤労者サービス公社
  平成二十年度事業計画書・収支予算書(付)寄附行為
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◯議長(井筒宣弘君) 以上にて報告を終わります。
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◯議長(井筒宣弘君) この際、議員表彰の件について、お諮りいたします。三十三番鈴木たけし議員には、港区議会議員として多年にわたり、地方自治の確立と区政の進展のために貢献され、その功績は誠に顕著であります。本議会は、ここに議決をもって、その功績を表彰したいと思いますが、ご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯議長(井筒宣弘君) ご異議なきものと認め、本議会は、鈴木たけし議員を表彰することに決定いたしました。
 お諮りいたします。表彰文は議長に一任されたいと思いますが、ご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯議長(井筒宣弘君) ご異議なきものと認め、議長において起草いたしました表彰文の朗読により表彰いたします。
         表  彰  状
            鈴 木 たけし 様
     あなたは区議会議員として
     在職二十五年にわたり
     常に区政の発展に貢献され
     その功績はまことに顕著であります
     よって港区議会は永年の功労を多とし
     決議をもってこれを表彰します
      平成二十年六月三十日
                 港区議会
           ───────────────────────────────


◯議長(井筒宣弘君) なお、表彰状の贈呈方については、議長において取り計らいたいと存じますので、ご了承願います。
 ただいま表彰を受けられました、鈴木たけし議員からごあいさつがございます。三十三番鈴木たけし議員。
  〔三十三番(鈴木たけし君)登壇、拍手〕


◯三十三番(鈴木たけし君) ただいま井筒議長のもとで、私の区議会議員としての二十五年の勤続に対して、表彰をいただきました。まことにありがとうございました。
 私が初当選いたしました昭和五十八年は、現在のこの議場も庁舎も、当時は解体から新築ということで、私どもが初当選したときには、三田三丁目の仮庁舎で議会活動をスタートいたしました。その後、四年間で現在の庁舎、議場が完成いたしまして、二期目にこちらへ移って議会活動をした思いが一番強く残っております。
 その後、著しく発展する港区で、レインボーブリッジが建設され、そして、台場地区が港区に編入されるとともに、定住人口も確保されてまいりました。
 私は、その後、皆様のご支援によりまして、議長にも就任することができました。その折には、品川駅東口、当時、興和不動産が開発を進めまして、その起工式にも出席し、また、汐留開発がそろそろ終わりに近づいておりますけれども、その開発地区のビルの起工式にも出席することができました。そして、現在、汐留を見るにつけても、やはり港区の発展が目覚ましい。その後、六本木ヒルズの開発、そしてまた、今では東京ミッドタウン、赤坂サカスというようなまちづくりが進められているわけでございます。
 それまで港区も財政的に厳しいときがございました。バブルの崩壊とともに、港区の財政も逼迫してまいりまして、まず、理事者のほうから財政改革を打ち上げました。議会も一緒になって立ち上がりまして、現在の豊かな港区の財政を築き上げられたものと私は確信しております。
 これからも残りました期間、精いっぱい努力をいたしまして、港区の発展とともに、また、世界に羽ばたく港区でありますようにと願いながら、努力、精進してまいる所存でございます。
 今まで大変温かいご支援をいただきました皆様方に御礼を申し上げるとともに、今後も皆様のご支援をお願い申し上げまして、本日、表彰が決議となりました御礼とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
           ───────────────────────────────


◯議長(井筒宣弘君) 以上にて、ごあいさつを終わります。
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◯議長(井筒宣弘君) この際、区長から施政方針の表明のため、発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
  〔区長(武井雅昭君)登壇〕


◯区長(武井雅昭君) 私は、このたびの選挙におきまして、多くの区民の皆様からご支持をいただき、ふたたび港区長に就任し、引き続き、港区政の舵取りを担うこととなりました。
 本日、平成二十年第二回港区議会定例会の開会にあたり、私の今後の区政運営に対する基本的考え方について申し上げ、区民の皆様と区議会の皆様のご理解、ご協力をいただきたいと存じます。
 私は、今回の選挙を通じて、「育てる」という視点を基本に置き、もっと豊かで、もっと温かな、より良い港区をみんなで育てていくことを訴えてまいりました。選挙期間中、区民の皆様が、誰もが安心して暮らすことができる地域社会の実現を願い、大きな期待を区政に寄せ、そして、まちの魅力に対して、深い愛着を抱いておられることも強く実感いたしました。
 二期目の区政運営を託された今、私は、「参画と協働」を区政運営の中心に据え、区民の皆様とともに誰もが夢と希望を持ち、充実した毎日を送ることができる地域社会を実現する決意であります。
 振り返りますと、私は、四年前の施政方針において、港区基本構想に定められた将来像へ向かう確かな道筋として『区民の誰もが誇りに思えるまち・港区』の実現を掲げ、区民に信頼され、区民の身近にあり、区民の誇りを創造する区政運営を基本姿勢とし、行政改革の成果と区税収入の好転に支えられた財政の力を、港区ならではの質の高い行政サービスとして区民の皆様に還元することをお約束いたしました。平成十八年四月には、様々な行政サービスを身近な総合支所で受けられ、地域の課題を地域で解決する「区役所・支所改革」を実現し、これからの基礎自治体がめざすべき地域自治の姿を内外に力強く示しました。地域社会が抱える様々な課題を多くの方々とともに考え、解決する努力を着実に重ねた成果と、この四年間、福祉、健康、教育、環境など多くの分野で、全国の自治体にも誇れる質の高い行政サービスを実現してきた成果が高い評価につながり、皆様から支持されたものと考えております。
 二期目を迎えた今も、これまでの区政運営の基本姿勢や実現すべきまちの姿、区役所・支所改革で示した地域自治の理念などは、益々重要性を増しております。
 私は、区政運営に関わるこれらの方針を引き続き堅持するとともに、過去四年間の経験を踏まえて、今後の港区が向かう方向性を定めました。
 それは、『人にやさしい創造的な地域社会』を実現していくことです。
 まず、『人にやさしい地域社会』についてです。
 少子高齢化による未曾有の人口構造の変化が進む中、年金問題や医療制度改革等が高齢者の生活に深刻な影を落とし、一方で制度を支える若い世代にも将来への不安感が広がっています。さらに、景気の低迷や定職をもてない若者の社会問題化など、日本全体が閉塞感に包まれているかのような社会経済状況が生まれております。
 こうした時代であるからこそ、私は、誰もが安心して暮らすことができる環境や仕組みを整えるとともに、人を思いやり、気遣い、お互いに助け合う、やさしさが満ちあふれる地域社会を育んでいく必要があると考えております。
 私は、区民に最も身近な行政の責任者として、区民の皆様の生活を守り、そして、本来、国や東京都が担うべき責務については、今後も自治体の長として必要な主張、要望を強力に行ってまいります。
 また、人口の一割を超える約二万二千人の外国人が居住する国際色豊かな港区の特性を踏まえ、国籍・文化など異なる背景を持った人々が相互に理解を深め、多様性を受容しながら共生し合う、平和や人権感覚にあふれた温かな地域社会をめざしてまいります。
 これからも港区に住み続けることを希望している方々、また、新たに暮らすまちとして港区を選ぶ方々が区政に寄せる、大きな期待に応え、過去の幾多の課題を乗り越えてきた先人の努力に学びながら、区民の誰もが夢と希望を持ち、毎日をいきいきと充実して送ることができる『人にやさしい地域社会』を実現してまいります。
 次に、『創造的な地域社会』についてです。
 私は、区民の皆様と、喜びはもとより悩みを分かち合い、共に考え、港区をみんなで育てる努力を続ける必要があると考えています。
 「区役所・支所改革」によって地域の課題を地域で解決する創造的な地域づくりの礎をつくってまいりました。また、港区では従来から、町会・自治会をはじめ、様々な団体による意欲的な活動が展開され、地域の活性化や課題解決に大きな力を発揮していただいております。地域を舞台にした取組みの裾野をさらに拡大していくには、住んでいる方々の活動はもとより、港区で働き、学び、活動する人々の連携、協働も不可欠であり、人と人とのネットワークづくりの支援に積極的に取り組む必要があります。また、外国人の方々にも、これまで以上にコミュニティの一員として交流を深め、地域の課題解決にも積極的に参画していただく必要があると考えています。
 私は、区民参画組織をはじめとする地域の様々な活動に大きな期待を寄せ、今後も強力に支援するとともに、先進性の高い創造的な区政運営をより一層推進するため、学識経験豊富な専門家を交え、豊かな発想で港区ならではの解決策を提案していただく、新たな仕組みを創設してまいります。
 港区に住み、働き、学び、活動する人たちが、できるだけ多く区政に参画し、地域が抱える課題の解決策やまちの将来を、共に議論し、協働によって目標を達成していく『創造的な地域社会』を実現してまいります。
 続いて、私が、今後四年間の中で、区民の皆様並びに区議会の皆様とともに手を携えて実現したい、六つのまちの姿について、主要な課題認識とともに順次、申し上げます。
 第一は、誰もが心身の安らぎを得、互いに支えあいながらいきいきと活動するまちです。
 高齢者医療制度をはじめ、社会保障制度全般にわたる改革や見直しの中で、私は、区民一人ひとりの生活実態に目配りをすることにより、年齢や心身の状況にかかわらず、すべての区民が、生活に過重な負担や不安を感じることなく、いつまでも活力を持って暮らせるまちを実現してまいります。
 現在、団塊の世代の大量退職が進み、近い将来、超高齢社会が到来すると予測されています。私は、壮年期や高齢期を迎える方々が、これまで培ってきた能力や経験を生かしながら、地域コミュニティへの参加や交流を通じて自己実現を果たし、さらに、かけがえのない地域の力としても活躍することを心から期待をしています。このため、私は、身近な施設を拠点に様々な支援を行ってまいります。主に高齢者の生きがいづくりの場である福祉会館については、その魅力をより一層高め、さらに多くの世代が、ふれあい、協働し、活躍できる場としてまいります。また、介護予防と健康づくりの視点から、新たに介護予防総合センターを中核機関として整備し、福祉会館やスポーツセンター、健康増進センターなどを活用した多様な取組みを進め、区民が身近な場所で自ら健康を守り、改善できる仕組みをつくってまいります。
 私は、一人暮らしの方も、心身に障害や疾病を抱える方も、さらには介護を必要としている方も、地域の中で、交流し、支えあい、安らぎと活力にあふれる毎日を過ごせる環境を整えることが必要であると考えています。地域に出向き、支えを必要としている区民を的確に把握して支援していくとともに、その家族に対しても、負担や不安を解消できるよう支えてまいります。
 また、住み慣れた地域で暮らし、さらに生活の質を高められるよう、南麻布での大規模な高齢者保健福祉施設の整備をはじめとして、民間グループホームなどの施設を計画的に開設します。あわせて、障害保健福祉センターや地域包括支援センターを身近なよりどころとして、通所や在宅での充実した保健福祉サービスを提供します。
 私は、各地区総合支所を軸に、きめ細かく相談に応じ、区民がどのようなサービスを必要とし、生活の質を高めていくためにはどのような方法で提供するのが最適かを見極め、最善のサービスを提供してまいります。
 今や国民病ともなったがんの治療は、患者本人のみならず、それを支える家族に対しても肉体的・精神的に大きな負担を伴うものです。私は、高度に医療機関が集積する港区の強みを最大限に生かし、昨年度から各分野を代表する保健医療関係者とともに在宅緩和ケアの支援策を検討してまいりました。患者と家族が、穏やかに心から安らげる療養生活を送ることができる、港区ならではの支援体制を確立してまいります。
 第二は、充実した公教育を受け、子どもたちが健やかに育つまちです。
 私は、「子育てするなら港区」の実現に向けて、子育て世代が安心して子どもを産み、働き続けながら楽しく育児のできる環境を整えてまいります。また、港区が誇る豊かな社会資源や人的資源を最大限に活用し、子どもたち一人ひとりの個性や創造力を伸ばす「教育の港区」と評価される施策を展開してまいります。
 出生数の増加が引き続き見込まれる中、出産時期にある母親とその子どもを守るための周産期医療を取り扱う医療機関は減少しており、母子医療の充実は喫緊の課題となっています。私は、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会愛育病院の田町駅東口北地区への移転を軸に、区内での周産期医療や小児医療を充実してまいります。今後、愛育病院が港区医師会とも連携しながら、周産期医療システムの中核病院として、質の高い医療を提供できるよう支援してまいります。
 保育園待機児童については、大幅な定員の拡大と認証保育所の誘致を進めてまいりましたが、なお解消には至っておりません。私は、今後も待機児童の解消を最重要課題と位置付け、新たな認可保育所の計画的な整備及び既存園の定員の拡大、並びに民間事業者の力を活用した認証保育所の誘致を総合的かつ迅速に進めてまいります。
 また、多様化する保育ニーズに的確に応えるため、日常的に乳幼児親子が集う子育てひろばや緊急一時的に子どもを預けられる施設の整備に取り組んでまいります。さらに、家庭で育児をしている親が、いつでも気軽に保育園や児童施設などへ相談し連絡がとれるネットワークを構築するとともに、保健師などの専門家が家庭を訪問し相談に応じるなど、安心して子育てができるきめ細かなサービスを積極的に展開してまいります。
 私は、学校とは、自らの未来への生きる力や豊かな人間性を育みながら、確かな学力を身につける場であると考えております。子どもたちの豊かな成長を促し、さらなる学力の向上を図るために、港区独自の教育カリキュラムを採り入れた小中一貫校を整備します。また、旧鞆絵小学校跡地に設置する新しい教育センターが気象庁との複合施設となることを活用し、子どもたちが気象や天文、自然環境などについて学び、科学する心や目を養うことができるよう、体験学習などの共同事業を実施してまいります。近く改築が必要となる学校施設については、子どもたちの安全を確保する観点から、計画の前倒しを含めた対策を進めてまいります。
 国際理解教育については、地域社会の一員である外国人の子どもたちと、日本の子どもたちが共に理解し合い、共に学び、共に遊びながら生涯の友をつくり、豊かな人間性や基礎学力を身につけられる教育の場を整備し、充実させてまいります。また、インターナショナルスクールなどと協力して、新たな学びの場の確保に努めてまいります。
 子ども中高生プラザ、児童館、放課後児童育成事業など、子どもたちが安心してのびのびと過ごせる居場所の確保については、各地区総合支所を中心とした、地域の実情、特色を反映できる柔軟な仕組みをつくってまいります。
 第三は、自ら心ゆくまで学び、身近な場所で文化芸術やスポーツに親しむことのできるまちです。
 歌舞伎、狂言、文楽、落語等の伝統芸能や絵画、彫刻、音楽、演劇など、素晴らしい文化芸術は、人々の心に潤いや癒しを与えてくれます。また、スポーツによる爽快感や感動は、人々に生きがいや活力を与えてくれます。これらは、心豊かな区民生活と魅力ある地域社会の形成に欠かせないものです。
 私は、港区が誇る歴史的・文化的資源や人的資源を最大限活用することにより、区民の文化芸術に対する学習意欲や知的好奇心を満たし、スポーツへの関心や意欲に応えることができる環境を実現してまいります。
 区民が気軽に新たな知識や技能を習得でき、学びの輪が幾重にも広がっていくような機会の提供に引き続き努めるとともに、本格的な郷土資料館の準備を進め、港区の歴史的・文化的遺産に関する情報に容易に接することができる仕組みを新たに構築します。
 社会情勢や財政状況の動向にかかわらず、区民をはじめ文化芸術に携わる多様な主体への支援を安定的に継続していくことは、行政が果たすべき基本的な役割の一つです。この港区が、区民の誰もが文化芸術を創造・発信し、参加・交流し、そして鑑賞・学習することができる魅力的なステージとなるよう、様々な取組みを進めてまいります。私は、その拠点となる文化芸術ホールを田町駅東口北地区に整備し、文化芸術に関する情報発信と集う人々の交流の場として、区民の皆様に心から愛され、誇りの持てる施設となるよう力を注いでまいります。
 また、スポーツ活動につきましても、区民の生涯にわたる取組みをより一層支援するとともに、スポーツを楽しみ、観戦し、応援することができる区内随一の規模と機能を備えた総合施設として、新たなスポーツセンターを整備してまいります。
 第四は、産業、観光など活力に満ちた経済活動が行われるまちです。
 私は、都市の活力を担う中小企業や商店街が、顧客や消費者をひきつける魅力的な製品やサービスを供給し、にぎわいのある地域づくりを力強くリードする一方で、消費者である区民が安全・安心な暮らしを営むことができる環境を実現してまいります。
 景気が低迷する中にあっても、区内の中小企業が、競争力、資金調達、後継者問題など様々な課題を解決し、将来を展望した意欲的な経営を行うことができるよう、より充実した支援策に取り組んでまいります。また、区民の日常生活を支える商店街の魅力向上を引き続き支援するとともに、空き店舗を活用した事業展開など商店街に元気と活力を呼び戻すための取組みをさらに充実してまいります。
 港区には、豊かな観光資源を目的に、世界各国、日本各地から多くの観光客が訪れます。観光客が区内で心地よく充実した時間を過ごし、何度も繰り返し足を運んでいただけるよう、港区観光協会をはじめとする多様な観光振興の担い手とともに、商店街をはじめとした、まちのにぎわい創出につながる施策を展開してまいります。
 こうした区の施策を体系的・戦略的に展開するため、新たな産業振興プランを策定するとともに、本格的な産業振興センターを整備してまいります。
 昨年来、相次いで発生している食の安全をはじめとする消費者問題については、区としても、様々な取組みを進めてまいりました。被害の未然防止・拡大防止のため、食の安全に関する保健所の取組みの充実に加え、消費者センターを消費生活の安全・安心を守る最前線と位置付け、消費者教育の充実、被害情報の収集、関係機関との連携強化に努めてまいります。
 第五は、豊かな緑、潤いある水辺に彩られた自然と、歴史文化や都市機能が共生した風格を備えたまちです。
 港区には、起伏に富んだ地形や落ち着きのある住宅地、歴史的・文化的建造物など、多様なまち並みが広がる一方で、九十万人を超える人々が働き学び、その活動を支える都市機能が高度に集積しています。
 こうした特性を踏まえ、私は、都心に相応しいメリハリのある戦略的なまちづくりに取り組んでまいります。港区ならではの歴史や文化を感じることのできる地域では、景観法や地区計画制度等の活用により、これまで以上に景観に配慮してまいります。一方、駅周辺部や業務・商業機能の集積地など交通混雑や緑の不足が懸念される地域では、都市計画の諸制度を活用した快適な歩行空間の確保や、緑豊かなオープンスペースの創出に取り組んでまいります。六本木五丁目西地区や札の辻交差点周辺など課題解決に向け動き始めた地区においても、私は、こうした考え方に基づき、まちづくりを進めてまいります。
 また、誰もが安全に、安心して、港区の多様な魅力を実感することができる快適で利便性の高いまちづくりを進めてまいります。駅やバス・旅客船ターミナルとその周辺のバリアフリー化を重点的に進めるとともに、放置自転車の一掃や電線類の地中化促進などにより、歩行環境のさらなる改善・充実を図ります。また、地域の公共施設や生活利便施設、港区の有する観光資源などを結び、コミュニティや商店街の活性化につながる地域交通ネットワークを構築してまいります。
 来月開催される洞爺湖サミットでは、低炭素社会の実現に向けた新しい枠組みづくりが議論される予定です。私は、地球環境の保全を常に念頭に置き、みなと区民の森やエコプラザなどの拠点を生かした地球温暖化対策の取組みや、すべてのプラスチックの資源回収などの先駆的な取組みをさらに加速させ、将来にわたり誰もが快適に住み続けられるまちを創造してまいります。大規模なまちづくりに際しては、風の道や多くの緑を確実に確保し、さらに、二酸化炭素排出量の具体的な削減目標の設定を求めるなど、地球環境の保全に対する開発事業者の責務を一層明確にし、まちづくりを通じて環境と共生した持続可能な都市を実現してまいります。
 こうした取組みにあたり、私は、「区民発意のまちづくり」という基本姿勢を今後も貫いてまいります。また、田町駅東口北地区において、初期の構想づくりの段階から区民の皆様とともに取り組み、利用者や地域の皆様に大変高い評価をいただいた経験を、今後のまちづくりにも生かしてまいります。近代的な都市機能が持つ利便性、水辺や緑に恵まれ起伏に富んだ地形、そして由緒ある歴史文化が巧みに融合した、魅力と風格のある都心・港区を区民の皆様とともに創造してまいります。
 第六は、防災、生活安全、健康危機管理など、誰もが不安を抱くことなく都市生活を送ることができる安全性を備えたまちです。
 私は、未曾有の大惨事となった中国の四川大地震、ミャンマーのサイクロン、そして岩手・宮城内陸地震の被害映像を見て、自然災害の恐ろしさを改めて痛感いたしました。また、秋葉原の無差別殺傷事件に対する怒りと悲しみは、とても言葉に言い表せるものではありません。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、私は、首都東京の都心・港区を預かる責任者として、いつ起こるか分からない災害等への備えを万全なものとする決意を新たにいたしました。
 区民の皆様の生命と財産を守るため、大規模災害の発生に際し、私のリーダーシップの下、迅速で的確な対策を講じることができるよう、災害対策本部の予備機能を本庁舎以外の場所に確保するなど、万全な危機管理体制を確立してまいります。また、これまで充実を図ってきた地域災害情報システムや緊急地震速報などの情報通信基盤を活用し、被害を防止・最小化する取組みを一層強化してまいります。あわせて、高齢者、障害者、外国人等の災害時要援護者の把握を継続的に行い、実効性のある支援体制を確立してまいります。
 発生が懸念される首都直下地震への備えとして、これまでの木造住宅に対する耐震改修の支援を拡充し、共同住宅の耐震化の促進に向けた新たな助成制度を創設します。また、四十七万人にのぼると想定される帰宅困難者の対策については、官民を挙げた取組みを加速してまいります。
 匿名性の高い都市生活は、都心に暮らす魅力とされる一方で、日常の生活に潜む危険に目が行き届かない懸念があります。私は、これまでの四年間、一人ひとりの防犯意識を高めるための取組みを着実に進めてまいりましたが、引き続き町会・自治会、企業をはじめとする地域の多様な主体との連携・協働により、地域ぐるみで事件・事故、犯罪を防止してまいります。
 さらに、新型インフルエンザなど感染症の発生に備え、医療機関をはじめとした関係機関との連携を強化し、健康被害から区民の生命と健康を守るための体制を充実してまいります。
 平成十八年に起きたシティハイツ竹芝における痛ましい事故を風化させないことは、区長である私の責務です。今後も引き続き、安全・安心に軸足を置いた万全の体制で区有施設の整備、計画的な改築・改修及び管理運営に臨むことを皆様にお約束します。
 私は、参画と協働によって、以上に述べてまいりましたまちの姿の実現をめざしながら、絶え間なき改革の努力により区政運営に創造性と活力をもたらすことが必要であると考えております。
 これまで、区政のあらゆる場面で、地域の方々の声を聴き、その参画を促し、課題を発見し、共に目標を定め、それらの課題を協働によって解決していくことをめざして、『都心における望ましい地域自治』を提唱してまいりました。
 私は、これからの四年間、理想とする地域自治の確立に向け、「区役所・支所改革」をさらに大胆に進め、夢と希望に満ちた、人にやさしい創造的な地域社会を、区民の皆様とともに実現したいと考えております。総合支所には、これまで以上に、地域の自主性、自立性を担保する責任と権限を備え、区民がより主体的に、地域の課題解決や地区の計画策定に取り組むことができる仕組みを整えてまいります。
 また、私は、これまで、積極的な区政情報の提供や徹底した情報公開を推進し、区政の透明性を高めてまいりました。さらに、政策・施策に関わる行政評価の結果や新公会計制度に基づく財務諸表などの新しい区政情報を区民の皆様と共有し、区政への区民参画と多様な主体との協働をより一層実りあるものとしてまいります。
 今後の区政運営に大きな影響をもつ都区のあり方の検討や地方税財政制度改革の方向性などに十分留意しながら、事務事業の徹底した評価と見直し、自主財源の確保など不断の努力によって、盤石な財政運営に努めてまいります。また、民間のノウハウの活用によって、より質の高い行政サービスを効率的かつ効果的に提供できるよう、安全・安心への十分な配慮を前提に、業務委託や指定管理者制度を計画的に導入してまいります。
 都心における望ましい地域自治を実現していくためには、職員自身が、区民の生活実態や地域の課題を肌で感じ取る感性と創意工夫の意欲を持つ必要があります。私は、区民の皆様一人ひとりはもとより、町会・自治会をはじめとする地域団体、さらには区民参画組織など地域の多様な活動の担い手と、共に考え、共に行動し、共に喜びと悩みを分かち合うことのできる職員の育成に全力で取り組み、全職員の先頭に立って、参画と協働を基調とした区政運営に取り組んでまいります。
 以上、今任期中における私の区政運営に関わる基本方針、区民とともにめざす具体的なまちの姿と区政改革の方向性について、述べてまいりました。
 私は、これからの四年間、全国の地方自治体をリードする気概を持ち、参画と協働により、夢と希望に満ちた、人にやさしい創造的な地域社会を実現するため、全力を傾けてまいります。
 区民の皆様並びに区議会の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
 これをもちまして、私の施政方針の表明とさせていただきます。
 ご清聴ありがとうございました。


◯議長(井筒宣弘君) 議事の運営上、暫時休憩いたします。
                                      午後一時三十八分休憩
                                  休憩のまま再開に至らなかった