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千葉県 栄町

平成21年第3回定例会(第3号 9月17日)




平成21年第3回定例会(第3号 9月17日)





             平成21年第3回栄町議会定例会





 



                   平成21年9月17日(木曜日)午前10時開議





日程第1 一般質問


(1) 2番  大 野 徹 夫 君


(2) 5番  岩 井 泰 憲 君





出席議員(16名)


  議 長  岡 田 正 市 君      副議長  染 谷 茂 樹 君


   1番  河 野 通 俊 君       2番  大 野 徹 夫 君


   3番  大 野 信 正 君       4番  橋 本   浩 君


   5番  岩 井 泰 憲 君       6番  葛 生 康 雄 君


   7番  藤 村   勉 君       8番  大 澤 義 和 君


   9番  金 島 秀 夫 君      10番  大 野   博 君


  11番  秋 山   誠 君      12番  野 田 泰 博 君


  13番  高 萩 初 枝 君      14番  戸 田 榮 子 君





欠席議員(なし)


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


出席説明員


  町    長    川 ? 吉 則 君


  教育長       澤 村 保 夫 君





  総務政策課長    鈴 木   薫 君


  行財政改革担当課長 浅 野 一 夫 君


  企画担当課長    長 ? 光 男 君


  行政管理課長    馬 場 正 実 君


  住民活動推進課長  岩 ? 正 行 君


  税務課長      川 田 淳 一 君


  収納課長      池 田   誠 君


  健康保険課長    新 村 政 美 君


  福祉課長      藤 代   斉 君


  住民課長      米 井 一 充 君


  環境課長      小 島   満 君


  建設課長      小 出 善 章 君


  下水道課長     真 仲 高 行 君


  産業課長      小久保 五一郎 君





  会計管理者     山 ?   茂 君





  教育総務課長    浅 野 正 治 君


  生涯学習課長    芳 澤 勝 廣 君





  消防長       大 澤 幸 男 君


  消防防災課長    奥 野 三 男 君


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


出席事務局職員


  事務局長      中 澤 寿 司 君


  書記        西 城   猛 君








                           午前10時00分 開議


◎開  議


○議長(岡田正市君) これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。


   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





◎一般質問





○議長(岡田正市君) 日程第1、一般質問を行います。


 通告順に従い、質問を許します。


 初めに、大野徹夫君の発言を許します。大野君、自席にて質問をお願いします。


○2番(大野徹夫君) 2番議員、大野徹夫でございます。通告に従って、質問させていただきます。栄町内の災害危険箇所について3点挙げさせていただきました。よろしくお願いいたします。


 1点目に、興津の急傾斜地は県の指定を受け、対策事業を実施していますが、その状況をお聞かせください。


 2点目、その他の災害危険箇所は把握されているのか、また、その箇所を今後どのようにするつもりか、お聞かせください。


 3点目に、8月10日の台風による影響で集中豪雨がありましたが、被害状況をお聞かせください。また、復旧事業はどうなっているのか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) それでは、私の方から回答させていただきます。


 1点目の急傾斜地は県の指定を受け、対策事業を実施してますが、その状況をお聞かせ願いたいというご質問にお答えをいたします。


 興津地区の急傾斜地対策事業は千葉県の区域指定を平成16年度に受け、その年に一部事業着手をして始まっております。当初の全体計画では5カ年計画として平成20年度の完了を予定しておりましたが、計画期間中の台風被害等による予算確保の関係で事業期間が1年延長され、平成21年度、本年度をもって事業が完了する予定となっております。


 次に、2点目のそのほかの災害危険箇所は把握されているのか、また、その箇所を今後どのようにするつもりなのかというご質問にお答えをいたします。


 そのほかの急傾斜地崩壊危険箇所につきましては、既に区域指定をされております興津地区以外で9カ所ございます。この箇所につきましては、毎年千葉県と合同で点検を実施し、状況把握をしているところでございます。これはそれぞれの箇所の状況を分析し、地元の意向を踏まえた上で、順次、急傾斜地の指定を受けるなどの対策事業を進めていきたいと考えております。


 次に、3点目の、8月10日の台風による影響で集中豪雨があったが、被害状況をお聞きしたい、また、復旧事業はどうなっているのかというご質問にお答えいたします。


 今回の集中豪雨は、時間最大で53ミリという降雨がございました。栄町の管内での被害状況としましては、道路冠水が13カ所、道路のり面崩壊14カ所、そのほかとして13カ所の被害がございました。その中でも道路のり面の崩壊につきましては、暫定措置としてブルーシートや土のうにより拡大防止を行っております。この道路関係については生活道路等で利用頻度の高いところもありますので、今後は順次復旧事業を行うこととしております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) それでは、再質問させていただきます。後先となるかもわかりませんが、今回の集中豪雨は栄町でどのぐらいの雨量でしたか、その雨量に匹敵する雨量は近年ありましたでしょうか。8月10日前後の日の雨量及び時間最大の雨量はどのぐらいあったか、お伺いしたいと思います。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) 8月10日の集中豪雨による雨量としましては、その日1日で136ミリの降雨が記録されております。その中でも時間最大として9時からの1時間、これで53ミリ記録されております。これは近年では記録はなかったようでございます。10年も20年も、それ以前のちょっと記録は調査しきれてございません。大変申し訳ありませんが、確認できておりませんので、ご理解をお願いしたいと思います。いずれにしても最近にない集中豪雨であったということでございます。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) ありがとうございました。先ほどでもよく行われておりますが、ゲリラ豪雨、多発しております。これはやはり地球温暖化に伴って起こるのかなと思います。これにおいては、栄町、千葉県レベルではなく、世界中の課題なのかなと思っております。


 次に、道路ののり面補修が行われると思いますが、今回の道路冠水箇所については13カ所あったということで、箇所ごとにそれぞれ状況が違う、一概には言えないかもしれませんが、時間雨量からしてもやむを得ないと判断しているのか、また、何らかの対策を考えておりますか。中でもJR安食駅の北口になります上町、台下、辺引は一つの窪地であると考えますと、利用者が1日平均3,820人のうち3分の2以上が北口を利用しているということであります。もし、北口まで冠水したときには利用者に混乱が起きることは想定されます。実際に上町で道路の冠水があったことも含めて、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) まず、時間雨量からしてやむを得ないかということで言えば、今の現状から言いますと、やむを得ないと判断せざるを得ないと思っております。先ほど来、議員の方からもおっしゃられているとおり、近年の地球温暖化に伴う異常気象によるゲリラ豪雨、これが今後も十分あり得るという想定のもとに、やはり町としても考えていかなければいけないというふうに思っております。そのために何をしていったらいいのかということを、今後具体的に検討してまいりたいというふうに思っております。


 では、どうすればいいのか、ただ単に施設改善をすればそれで済むのかというようなこともあり得るのですが、今のこの町の状況等を踏まえてみますと、どうしてもやはり行わなければならないところを直すということが先にありまして、すべてをそういう状況の中で整備していくというのは非常に難しいというふうに考えております。それよりも、そういう事態になったときに、町は町民の生命をどう守るのかということを最優先に考えていきたいと、応急処置をどういうふうに対応できるのか、または避難誘導をどういうふうにしていくのか等を具体的にシミュレートして考えていきたいというふうに思っております。


 また、北口のお話もありましたが、当日実際に私ども職員が現場に急行したときには、やはり北口の広場が水浸しになっていたと。でも、歩道の方までは越水しているような状況ではなかったという報告は受けております。しかし、それでも車は入れる状態ではなかったということでございますので、応急措置として、緊急処置として北口広場の通行規制をさせていただきました。町民の方に危険を及ぼすようなことがあってはならないということで、通行どめ規制をさせていただきました。


 それから、上町の部分についても道路冠水が確かにございました。これも一部うちの床下まで入りそうな状態になっていたそうです。職員は土のうを持ってそのお宅の方へ出向いて、一応、応急対策を行ったというようなことでございます。


 いずれにしても、そのような体制を整えて町民に安心感を与えていきたいというふうに思いっております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) どうもありがとうございました。重ねることになるかと思いますが、集中豪雨の被害状況として報告がありましたが、道路の冠水と道路ののり面崩壊はわかりましたが、その他としてのどのような被害がございますか。わかる限りでお聞きしたいと思います。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) そのほかの災害といたしまして、最初の答弁で具体的に申し上げなくて申し訳ございませんでしたが、特に麻生地区、それから、龍角寺地区で斜面の崩壊がございまして、道路の方に土砂が流出したということが何件かございました。また、民家の裏山のがけが崩れて、宅地の方に土砂が流出したという災害も1件ございました。そのほかでは、いわゆる豪雨のために宅地の方に雨水が入ってきたということで、土のうでの応急対策を行ったところがございます。それらを合わせてもろもろ14件あったということでございます。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) どうもありがとうございました。


 続きまして、興津地区の急傾斜地について、本年度で終了とのことですが、今年度はどこをどのようにするのか、また、終了した場合、急傾斜地の指定などは今後どうなるのか、お聞かせ願いたいと思います。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) 興津地区の急傾斜地につきましては、先ほど答弁しましたとおり、今年度で一応終了という予定でございます。場所は興津の急傾斜地に向かって下から見て左側の方、75メートルの区間を整備すると、のりの修復をするというようなことで伺っております。専門用語で申し上げますと、長繊維混入補強土一体緑化工法という、そういう工法で傾斜地の補強を行うというふうに聞いております。それから、あわせて今年度最終ということで、確定測量も行うということを伺っております。それから、終了した場合はどうなるのかということですが、今年度で崩壊防止対策事業が終了しますので、急傾斜地の危険が解消されることになります。したがって、このまま区域指定を継続しておく必要がありませんので、千葉県が区域の指定廃止の公示を行いまして、栄町長へ通知して解除されるということになろうかと思っております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) どうもありがとうございます。今、お教えいただいたとおりとは思いますが、外見的に、危険的に見たところでは、もう3軒ほど傾斜地に面したうちがございます。そういうものも考慮していただきまして、できる限りこれからも行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) 先ほどもお答え申し上げましたが、興津地区の急傾斜地については今年度で終了して、安心して暮らせるような状態になろうかと思います。しかしながら、そのほかに、先ほど申し上げましたとおり、9カ所ございます。9カ所の中には今議員ご指摘のとおり、住宅地等が含まれている区域もございますので、その辺はいわゆる生命、財産の危険度合いを十分把握した上で優先順位を踏まえて県と協議し、また、地元と協議して地元の同意を得ながら指定に向かって対策を講じていきたいというふうに思っております。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。


 その他に、災害危険箇所として9カ所あり、今後、急傾斜地の指定を受け、事業を進めていきたいということですが、指定はどのような手続で受けられるのか、何か問題点はないのか、その辺、できましたらお聞かせいただきたいと思います。


○議長(岡田正市君) 小出建設課長。


○建設課長(小出善章君) 今さっきちょっとその辺に触れてしまったわけですけれども、指定の手順、流れと申しますか、それをちょっとご説明申し上げます。


 まず、指定に当たっては都道府県知事が関係市町村長――栄町長ですね――栄町長の意見を聞いて急傾斜地崩壊危険区域に指定できるということになっております。法律上はそういうふうになっております。しかしながら、先ほど申し上げましたけれども、危険箇所が9カ所ございます。それを一遍に指定するということではなくて、やはり優先順位を決めて順次整備していくというようなことになろうかと思います。その優先順位は、やはり先ほど来言っているとおり、生命、財産に危険を及ぼすおそれのある高いところ、これを指定していくというふうに思っております。指定する手順の中で、やはり特に重要なことは崩壊によって影響がある居住者、そのほか関係者がおるわけですが、その方々の意見を聞いた上で住民への周知をして、区域指定の判断をしなければならないということだと思っております。


 また、区域指定に当たっては、危険区域となる区域にお住まいの方々の全員の同意が必要になってきます。そのような同意をとって、今申し上げた手続を踏みまして、千葉県が公示を行って指定するということになっております。問題点と申しませば、やはり地元の理解を、コンセンサスをやはり得る必要があるということです。当然、地元負担等も出てくる話ですので、その辺を踏まえて十分協議をした上で指定等の判断をしていかなければならないということでございます。


○議長(岡田正市君) 大野君。


○2番(大野徹夫君) どうもありがとうございました。いろいろと学校の耐震問題等、いろいろある中、予算等大変だと思いますが、よろしくお願いいたします。貴重な時間をいただきまして、申し訳ございませんが、これで私の一般質問を終わりにさせていただきます。


○議長(岡田正市君) これで、大野徹夫君の一般質問を終わります。


 ここで、10分間の休憩とし、10時30分より行います。


                               午前10時19分 休憩


   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


                               午前10時30分 再開


○議長(岡田正市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(岡田正市君) 岩井泰憲君の発言を許します。岩井君、自席にてお願いいたします。


○5番(岩井泰憲君) 5番議員、民主党の岩井でございます。本日は通告に従いまして一般質問をさせていただきます。


 まずは、国政の場におきまして、私たち民主党が政権交代させていただいたことを、この場をかりまして深く感謝を申し上げます。私たち民主党は、一人ひとりの国民の命を大事にし、そして、むだ遣いをなくす、そういう当たり前のことを実行していこう、マニフェストに掲げながら選挙戦を戦ってまいりました。全国で母子家庭であることによって修学旅行に、そして、高校にも行けない子供たちがいます。病気になっても病院に行けないというお年寄りの方もいらっしゃることでしょう。または、毎日、毎日、全国で100人を超える方々がみずからその命を絶っていると聞いております。


 この現実を放置して旧政権はコンクリートの建物にお金をかけ、一方で私たち国民に対して十分な税金を注ぎ込んでこなかったという実情があったのではないかと、そして、それがゆえに、今回政権交代への大きな流れとなったのではないかなと、私個人考えております。


 報道にも流れているように、マニフェストで示していることについては一つ一つ、例えば地元に関係するところでは八ツ場ダムの問題もあります。または、暫定税率もそうです。高速道路ですね、ガソリンですね。それから、もちろん子ども手当、出産支援、高校の無償化等について、マニフェストに掲げたことについては必ず実行していく強い心構えで政府の方も動き出しております。


 私は、1人の民主党の党員として、そして、議員として地元の場においてその遂行の一つの歯車になって、今後も頑張っていこうと思っております。


 さて、本日の一般質問の通告ですが、栄町の職員における積立金の使い込みの事件に関してになります。この件に関しては、今月の7日に千葉県で、これは県庁の方で職員らが事務用品の架空発注などを繰り返して2007年度までの5年間で約30億円の不正経理を行っていたことが明らかになったばかりです。もちろんこの県の組織ぐるみの、ほぼ組織ぐるみと言ってよいのではないかという不祥事と単純に比較、同一視するべきものでもないとも思っておりますが、しかしながら、こういう事件が全国各地で露呈されるに至って、公務員、そして、役所、役場に対する見方も非常に厳しいものになっているということは当然感じなければならないことだと思います。


 私たちの町、栄町では一部職員による不正が発覚しております。町のホームページの発表によれば、親睦を目的とする任意の団体から――これは農業委員会――から管理を任されていた積立金の金銭の流用であったと思います。具体的には旅行積立金20万円を私的流用したとして当該職員は今年の6月20日に停職20日間の処分となっております。


 前回の、さきの6月の議会におきましては、戸田議員が一部質問されていらっしゃいますけれども、しかしながら、一部通告外であったということもあり、その点については十分明らかになされていないというのが現状ではないでしょうか。


 この農業委員会の旅行積立金の20万円の件以外にも、庁内における不祥事のうわさは漏れ聞こえております。その部分も含めて、それだけだったのか、つまり、農業委員会の旅行積立金20万円だけだったのか、この当該職員の使い込みですね。それから、もし、ほかにあったとするならば、既に依願退職しているこの当該職員に対しての処分について再検討することはないのか、まずは質問したいと思います。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) それでは、まず、「職員による使い込みは約20万円とされていたが、実際にそれ以外のものはなかったか」について、お答えをいたします。


 先ほど、岩井議員もおっしゃられましたけれども、当該職員が管理を任されていた親睦団体に係る金銭を私的に流用したことについては、公務員の信用を失墜させる行為であるため、地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号の規定により懲戒処分を平成21年6月10日に行っております。


 また、ご質問の件については、7月10日に産業課長から口頭により報告を受けております。


 内容につきましては、外部団体の通帳から、平成20年8月6日から平成21年1月28日の間に数回にわたり金銭を私的に流用し、平成21年7月2日に振り込みにより全額返済されたものであります。


 続きまして、「当該職員は既に依願退職しているが、その処分の是非について再検討することはないのか」ということでございますけれども、岩井議員、先ほどご指摘のとおり、当該職員につきましては、平成21年6月24日に退職しております。町として処分のできる者につきましては、栄町の職員が行った非違行為に対する懲戒処分等でありますが、既に退職しておりますので、在職期間中に行った非違行為に対する懲戒処分等については再検討することはできないと考えております。


 町といたしても、当該職員の処分決定後、町長より全職員に綱紀粛正に関する通知を6月11日にしておりまして、町民の信頼を取り戻すよう職員全体で取り組むことを申し合わせております。言うまでもなく、今回の件については、全体の奉仕者である公務員としてはもとより、それ以前に社会人としてのモラルの問題であると考え、今後こういうことが繰り返されることのないよう、みずからの立場を自覚して職務に精励することを職員全体に徹底したところでございます。


 その後、課長会議において各課で外部団体等の会計については団体にお願いすること、そういったときに、できない場合については、課長等が通帳等により管理することとしております。


 また、町長からも課長研修、また、臨時課長会議において、管理職としての不祥事への取り組みやら部下への指導等において訓示があったわけですけれども、再び過去のことでありますけれども、不祥事が発覚したことに対しましては、二度とこのような不祥事が起こらないよう綱紀粛正を再度徹底していきたいと考えております。


 なお、職員の処分につきましては、栄町職員処分審査協議会において、町の任命権者の各課長相当職でございますけれども、そこにおいて懲戒処分等の量定を審査協議し、その結果を尊重して、任命権者が処分等を決定しておりましたが、先般の議会において町長が第三者の機関による処分審査会の設置を検討することを述べられた関係上、本議会においても新規条例として上程させていただいております。


 ただ、この審査会におきましても、任命権者に答申はするのですけれども、先ほどと同じように任命権者が最終的な処分を決定するというようなことになります。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) この件については、先ほどちょっとホームページと言いましたけれども、さきの農業委員会の親睦団体にかける積立金の件について新聞がちょっと、それから、ホームページにも掲載になりましたが、多分具体的に、きょう傍聴に来られている方も詳しくご存じない方も多分いらっしゃるのではないかなと思いますので、一度ちょっと確認からしてまいります。


 まず、今回停職20日間の処分が決定したさきの農業委員会等でつくる親睦団体の件ですが、平成21年、今年の1月12日から同月14日、1月の14日にかけて実施した旅行代金にかかわる代金ですね、つまり、旅行積立金になると思いますけれども、その支払いが遅延していると、遅れているということを今年の4月7日に旅行会社の担当者が農業委員会事務局に相談に来たことから発覚したのですよね。その支払いの遅れた遅延は、当時農業委員会の次長であった当該職員が保管していた旅行代金を私的に流用していたことが原因であった。農業委員会のその次長と、当該職員ですね、それから、総務政策課の課長補佐立ち会いのもとに、当該の職員は旅行代金を翌日の4月8日に支払う旨の誓約書を旅行会社の担当者へ渡して、誓約書どおり4月8日に支払ったと。これがまず1点目ですよね。農業委員会の旅行積立金、どちらかというと確かに私的な部類に入るのかもしれませんが、20万円のお金を流用してしまったと、使ってしまったのか、借用してしまったと言ったらいいかもしれないですね。でも、借用したというのは後から言えるわけで、ひょっとしたらそのままうやむやにしてしまう可能性もあったというわけで、借用という理由はつかないと思いますが、まず、ここまでの私の今言った事実、これは間違いないでしょうか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) そのとおりでございます。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 一応念のために確認しますが、これは20万円というのは正確な数字で、ぴったり20万円で間違いないですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) これは本人の確認した中で、実際の旅行の関係は130数万円という話で聞いておりますけれども、その20万円を流用したことによって支払いが遅れてしまったと。ですから、私としてはその20万円についての部分を流用したのだというような報告を受けております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 審査会の議事録、会議録なんかを見ていても、そのような、本人がそういうふうに言っていると。例えばこれ、いつかな、一番最初の審査会、というとちょっと日付が書いていないのですね、のときも、本人は旅行代金のうちの20万円を私的な支払いに充てたと言っているという本人の言い分を材料に審査が続いているのですけれども、ここら辺事実確認というのは客観的には行っていないということなのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 私どもは警察と違って、捜査権限だとか、そういったものがないので、例えばこういった流用の中で私はどこへ使ったのだとか、そういった支払先が明確でしたら、きちっとそういったものができるのでしょうけれども、そういったものができないと、私は保管していたのだと言われれば、それでなかなかそれ以上、私どもで突っ込めないというのが事実でございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) ちょっといきなり横道に外れてしまうのですが、ちょっと今出てきたので指摘しなければいけないのですけれども、この審査の過程の中でも刑事訴訟法の第239条第1項で「何人でも、犯罪があると思料するときは、告発することができる」、それから、同条2項「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときには、告発をしなければならない」の1項、2項について、判断していますよね。結局はこれ告発していません。2項については、該当しないだろうというふうに判断されたとありますが、告発することはだれでもできるわけで、1項によれば。そういうことを、でもしておかないで、それで、でも、我々は捜査権限がないから、だから調べられないのだということでは、では、調べられないのだったら、では、何でこれ告発しなかったのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 告発につきましては、先ほど岩井議員が言われたとおりでございますけれども、なぜ町でしなかったということでございますけれども、先ほど言っておりましたけれども、法律上だれでもできます。可能でありますけれども、いろいろ私どもも町村会の弁護士さんだとかご相談を申し上げておりますけれども、そういった中で、まず1点は、団体だとか、町だとか、そういったところが実際にやる。例えばそういったことによって弊害が出たとか、そういった実害がないというようなこと。また、団体として告訴する意志がない。また、金銭が弁済されている等を考慮すると、今、岩井議員が言われたように、道義上の社会的責任は非常に重いということは確かでございますけれども、こういった状況では検察等では刑罰に当たらないといった中で、起訴猶予になるというようなことで判断してございます。


 そういった中で、他の団体についてもこういった事例ですと、告発はしていないという事例が多いと思います。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) このことは結局退職金が支払われないことになるような懲戒免職になるのか、それとも、そうではなくて、通常の依願退職になっていますけれども、それでよかったのかという判断にもかかわっていることで、ちょっと後にその件がまた出てきますので、とりあえずは結構です。先に進みます。


 それで、今回当該職員が農業委員会の旅行積立金を使い込んでしまった、流用してしまったことについて、それで処分審査が行われて、先ほどの答弁によれば、6月24日に退職しているわけですね。処分が下されたのは6月20日だったと記憶していますが、よろしいですね。退職金が支払われたのというのは、いつなのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 先ほどちょっと答弁の中でお話しさせていただいたと思いますけれども、処分決定は6月10日でございます。それと、退職金の支払い時期ということなのですけれども、これにつきましては個人情報等がございますので、実際の支給については千葉県の市町村総合事務組合というところで支給しておるのですけれども、そういったところでちょっと相談させていただいたところ、個人情報なので、明確に答えることはできないというようなことでございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 退職金の支払日に、私、知りたいと思ったのが、結局、今回、別件ですね、2件目の栄町植物防疫協会という、多分お聞きになったことがない方もたくさんいらっしゃるのではないかなと思いますが、防虫のラジコンヘリを使って部分的に田畑に対して作業を行う、事業を請け負っている協会との認識でよいのではないかなと思いますが、用途不明金がそこの通帳から350万円あったと先ほど説明がありましたけれども、これをもう一回詳しく私の方から申し上げますと、昨年の、平成20年8月6日、栄町植物防疫協会の通帳から100万円が引き出されていたわけですね。これ、引き出したのは、結局、今回の当該の職員が引き出したということになっています。これ、植物防疫協会というのは役場とは、栄町とは別のもちろん団体です。別の協会ですね。ただし、その協会の通帳をある種常態的に役場の方で管理されていたという中で、金庫から、当然通帳だって、では、その人がずっと持っていたわけではなくて、多分金庫に保管されていたのですよね。金庫に保管されていた通帳を引き出し、出して、金庫の中に入っていた印鑑ですよね、登録印をそこから出して、多分そうしないと引き出しができなかったと思うのですけれども、それを8月6日に100万円引き出して、それを流用してしまった。ここら辺はどうですか、認識として間違いないか、ちょっと確認したいのですが。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 産業課長の小久保ですが、私の方からその事実をお答えいたします。


 通帳から判断しますと、8月6日に100万円の引き出しがありました。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) では、もう一方の、すみません、確認ですが、通帳とそれから印鑑はどのように保管されていましたか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 通帳は担当職員の机の中、印鑑はロックつきの引き出しの中でございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) その担当職員というのは当該、今回の次長さんということの管理している机ということですか。いずれにしても通帳、それから、印鑑は。他者の机なのか、それとも、その本人の机なのですか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 別の職員でございます。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) では、ちょっと私の方で訂正しなければいけないですね。金庫と言いましたけれども、金庫ではなかった。他者の、他の職員の机の引き出しをあけて通帳を取り出し、さらにかぎもあけて、ロックつきのはずですから、印鑑を取り出したと。これ、かぎの保管はそんなに簡単に容易に見つけられてしまうものなのですか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) これはデジタルというのですか、くるくる回して、数字を合わせてあける、そういうロックでございます。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) ということは、その当該職員も数字を知り得る状況にあって、それで、その覚えていた数字を使ってあけたということで間違いないですか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 通常はこの植物防疫協会の関係する職員のみがあけられるロックになっております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 細かいことになりますが、ただ、ちょっと重要なことなので。ということは、なぜ、担当職員しか知らない、では、もう一回確認しますけれども、当該職員が当然知り得べき情報としてその数字を知っていたということでいいのですか。それとも、知り得べき数字ではなくて、番号ではなくて、何らかの形で知ろうという努力をして知ったという、どちらになるのですか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 私が今お預かりしている限り、通常はその担当職員以外は知り得ないナンバーでございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) ということは、ちょっと今のやりとりでおわかりになったのではないかなと思いますが、つまり、本当は知らないはずの数字を当該の職員が何らかの工作と言うと変ですね、工作ではないですね、何らかの努力をして、悪い努力ですけれども、それで、意図的にお金を引き出したと、ロックをあけて印鑑を出して、町の方にはそういう点では管理責任の瑕疵というのは低いものになろうかと思いますが、逆に言うと、その当該職員の今回の事案についてはちょっと悪意性が高いと言わざるを得ないのではないかなと思います。


 先へ続けます。8月6日に100万円引き出して、8月8日に90万円、9月12日に20万円、2カ月あいて、11月13日に40万円、翌11月14日にさらに50万円。年をあけて1月28日に50万円。合計6回に分けて350万円のお金をその通帳から引き出していたと。それが返還されたのは、返金されたのは平成21年7月2日なのですね。それは先ほどもありました。7月2日。この7月2日というのは、先ほどの説明からすると、当該職員が退職したのが6月24日ですよね。退職金の支払日は、聞きましたが回答できないと、個人情報だから。でも、類推するに、推測するに、6月24日に退職して、その退職金をもってこの7月2日に350万円の流用したお金に、返金に充てたと、そういううがった見方と言われるかもしれないが、でも、当然そういう類推もできますが、その点についてはどうでしょうか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) いつという日にちは申し上げられないということで言いましたけれども、退職金の支払日については、うちの方に決定通知書というのが来ます。そういった中で、いつとは言えませんけれども、2日以前でないことは確かでございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) まあ、その点については、では明確にそれはないということですね。わかりました。


 では、そうすると、もう一回話を振り返ると、昨年の8月6日から始まって、今年の1月ですね――もう半年以上前です――まで、締めて350万円が引き出されて、今回の処分が下されたのは、今回の処分というのはもちろん今回の350万円の件ではなくて、20万円のですね、20万円の農業委員会の旅行積立金を流用してしまったことについての処分が下されたのが6月10日なのですよね。6月10日の時点では、これらの350万円の流用というのはもう完全にできてしまっているわけだし、結局発覚が遅れただけなのですよね、要は。もし、これがちゃんと発覚していれば、ちゃんと露呈されて、町の方で認識していれば、当然処分の内容だって変わっていただろうし、ひょっとしたら、先ほどもちょっと言ったように、懲戒免職ということだってあったかもしれないのですよね。では、なぜこの用途不明金、植物防疫協会の通帳にかかわる用途不明金の発覚がこんなに遅れてしまったのですか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) お答えいたします。遅延につきましては、この防疫協会が本年7月9日に収支決算の総会がございました。そのときに9日の、私どもに持ってこられた通帳がその日の午後3時半に私のところに届きました。前任者が退職された方への請求等をしておったというふうに聞いております。そういうことで、私どものところには通帳が届かなかったということでございました。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) これは課長の、現課長の立場としてのことでおっしゃっているのでしょうけれども、ただ、当然現場でやりとりはあったのですよね。つまり、今ちょっとおっしゃった7月9日の植物防疫協会の総会の収支決算にかかわって7月9日の3時半、これ、総会の前ですよね、きっとね。直前だと思うのですけれども、その直前に前任者の、通帳を預かっていた前任者と言ったらいいでしょうね、が、直前になって持ってきたと。この前任者については瑕疵というか、そこにある種の遅れた原因があるのではないのですか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 担当課の私からすれば、その辺の判断というのはちょっとわからないお話でございます。いずれにしましても、私どもの担当と前任の担当と、事務引き継ぎが本来であれば4月にすっきりしておればよかったのかなと思っております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 皆さんもよく聞いてほしいのですけれども、今、ここで私が言いたいのは、全く今回役場の方として、町としてこの植物防疫協会にかかわる350万円の使い込み、流用が判明、露呈されなかったのかと。露呈される余地は全くなかったのかと、僕はそこが言いたいのですよ。


 ちょっと皆さん、聞いてください。平成21年、今年の4月1日、こういうふうにやりとりがあります。栄町の植物防疫協会の担当の前任職員ですね――ここに出てくる前任職員というのは当該、使い込みをした職員とは別です――通帳を預かっていた前任職員と新しい職員、今年度の新任の職員で、事務引き継ぎをまず4月1日の段階で行おうとしています。しかし、その際には、植物防疫協会の通帳の存在については挙がらなかったそうですね。つまりは、前任者の方から特に申し送りがなかったというようです。


 それから、その際に、「平成20年度の植物防疫協会の決算書は自分しかわからないので――これ、前任者ですね――作成して渡す。だから、しばらく待ってくれ、ちゃんとやるから」というような前任者の申し送りがあったそうです。


 翌5月、今年の5月です。すべての引き継ぎと昨年の栄町植物防疫協会の領収書等の引き継ぎを新任の、今年度の担当者が促すと、前任者は「もうしばらく待ってくれ」と、これは5月です。「もうちょっと待ってくれ」ということですね。


 6月です。今年の6月になって、電話と、それから、建設課等で事務の引き継ぎをやはり今年度の職員が促し、催促しました。前任者は家族のこと等を理由にして事務引き継ぎを待つようにと電話で連絡してきたそうです。


 そして、7月4日です。先ほど出た、判明したというのは7月9日でしたね。7月9日の総会にやっと持ってきたと。引き継ぎできたと言っているのですが、7月4日にこんなことがあったのです。前任者よりも連絡が新任者の方にあって、会いました。前任者は「最後の会計は合っているから大丈夫」と。これ、言っている意味、ちょっとご理解いただきたいのですけれども、通帳の話をしています。通帳、今回のこの防疫協会からもう既に350万円引かれてしまっているのですね。350万円ぱかぱか、ぱかぱか、引かれてしまって、その通帳に関して、前任者が渡すときに、「最後の会計は合っているから大丈夫」と言ったのですよ。詳しく尋ねると、「さきの農業委員会次長の、今回の当該使い込みの職員が勝手に農政班のかぎのかかっている机をあけて、引き出しのうちにあった会長の角印と植物防疫協会の通帳を持ち出して金をおろしていたとのことだった」、これ、7月4日ですよ。


 さらに――ここ重要です――前任者が当該のこの職員に聞いたのですね。「前任者が当該、この使い込みの職員に聞くと、「すぐに戻すから黙っていてくれ」と頼まれたとのことだった。さらに、これがあったから引き渡しができなかった」というふうに言っているのですよね。わかります。


 前任職員がこの事実を知っていたけれども、しかし、当該職員が使い込みをしていたから、だから、引き渡しができなかったと、これが事実ではないのですか。これは私の方で役場の方からもらった文書をそのまま読んでいるのですけれども、間違いないでしょうか。


○議長(岡田正市君) 小久保産業課長。


○産業課長(小久保五一郎君) 私どもも調査した結果、そのようです。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) ということは、先ほどの説明では、今回処分が決定してしまったから、もうさかのぼって、遡及して一度決まった停職20日間は変えられないし、やめてしまった職員に対して、多分退職金の返還等もこれもできないでしょうね、法律的にできないですから。でも、この件、この裏の状況というか、今の私が指摘した状況、そして、今、課長が認められたことがあるのだったら、では、これ、役場内で当然この、もちろん当該職員、使い込みをした職員は大問題ですよ。でも、前任職員のこのあり方、やってしまったことについては何らの責めはないのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 当然、処分対象でありますけれども、先ほど申し上げましたとおり、本議会に上程させていただいております栄町処分審査設置条例を可決いただいて、その審査会において処分等の良否や量定について調査審議をお願いするというようなことになろうかと思います。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) わかりました。これ、今回、第三者に処分審査のあり方を比較的公平、客観的に、公正に判断するようにという流れ、その背景に多分大方の職員の方々は大変に迷惑に感じている、今回の事件だと思うのです。ほとんど、もう九分九厘の職員の方々は適正に、真っ当に業務を行っている中で、ただ、こういう事件だけが目立ってしまう。そして、それをどうしても小さい町であるがゆえに、包み隠すようなことは、これは決して町にとってよくないと思うのですよ。その場はよかったとしても、また、同じような事案が出てしまう、そういう点では今の点も含めて、しっかり処分審査、そして、最終的に決定するのは任命権者ですから、その点について期待したいと思います。


 さて、まだこれで終わるわけではありませんで、庁内で今回、この当該職員、農業委員会と、それから、植物防疫協会の件にかかわった当該職員の不祥事がありました。戸田議員もさきの一般質問の中で言いかけたのですけれども、ちょっと通告外ということで最後まで追求できなかったことですが、ほかにも、ほかにもというのはこの当該職員以外の職員にもこのような使い込みやお金にかかわる不祥事、これは本当にないのですか。ちょっとその点確認したいのですが。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 今、岩井議員が言われたとおり、非常に町としても残念なことで、町民の皆さんにも大変申し訳ないというふうに思っております。そういった中で、今、各課の所属団体等に資金管理をしているものを、再度過去5年間について通帳の記載内容とその決算書等の照合について、各課で精査した結果をヒアリングしている最中でございます。そういうことでご理解をいただければと思います。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 私もこのことをただ当てずっぽうに言っているわけではなくて、複数で、ほかにもあるのではないですかという情報が入っているのですよ。今年、今、9月ですね、7月に入ってぐらいで退職した職員がいるようですけれども、何か私の方では既に町の方でも不祥事等として把握している、しかし、処分していないのですよね、というふうに聞いているのですが、これはどうなのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 既にといいますか、退職した職員については、先ほども申し上げましたけれども、そういった中で当然こういった処分はできません。そういった中で、今言われた者等については私の方には報告は受けていますけれども、それについても新しく審査会、そちらの方で判断を仰ぎたいというふうに考えております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 確認します。ということは、新たな当該職員ですね、7月に退職している、7月何がしかわからないですけれども、7月ごろに退職した職員について、一応そういう情報がもたらされていて、そして、今後、第三者委員会で審査するということですか。ちょっと確認、もう一度お願いします。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) そのとおりでございます。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 結局、こういう件に関しても、今やりとりを傍聴されている方も見ていて、突っ込んで、突っ込んでいかないと出てこないではないですか、情報が。さっきのあれもそうですよ。一番最初の答弁についても、さきの農業委員会、それから、植物防疫協会に該当する職員についても、いつも小出し、小出しなのですよ。先ほど僕がこちらのこれね、墨がたくさん入っていますけれども、このようなこれも1回では出てこないのですよね。1回こうやってこういうあれがあるそうですけれども、これ出ないのですかと、経過書を出してくださいと言っても、A4の何か違う紙がぱらっと、A4の半分ぐらいの、この3分の1ぐらいの情報しか入っていないようなペーパーが出されてきて、それで、では、これでどうですか。いや、これではだめでしょうと。いや、もっと、これ、情報持っているでしょうということを突っ込んで、それで、やっと2回、3回、足を運んでやっと情報が出てくるような状況なのですよ。


 それでね、もし、庁内の、役場内のこういった問題について、本当に抜本的な改革を、二度とこういう問題が出ないようにしようということならば、まずもってより一層の情報公開は必要だと思うのですよ。こういうことがあった、どんな小さなことでもですよ。こういう小さな事案でもありました、職場内、庁舎内でありました、こういうふうにしましたとか、これはこういうあれだったので、処分しませんでしたでもいいのですよ。でも、どんな小さなことでも一つ一つ出していくことの方が、ひいては長い目で見れば、この役場の改革と言ったらいいですか、ほとんど大多数の職員の方々は関係ないとは思いますが、しかしながら、ごく一部の職員でやはり不祥事らしきものが出てきてしまう状況を直していくためには、そういう点から直していってもらいたいと思います。


 外部の団体の通帳、印鑑を役場が保管する、これは改善すると先ほどもちょっとありましたけれども、これは外部団体の通帳、印鑑、役場保管というのは常態的に、しかも、結構多く、広く広範に行っていたのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) まず最初の小出しにしているという話でございますけれども、別にそういうわけではなくて、今までの処分協議会にかわって、この9月のこの議会で新規条例として上程させていただいているので、この後の処分についてはこの審査会で判断を仰ぎたいというようなことでやっておりますので、別に隠しているつもりは毛頭ございません。ご理解ください。


 あと、もう一点、先ほど申し上げましたけれども、通帳、外部団体の関係でございますけれども、まだ調査段階ですけれども、実際に一部事務組合も含めて調査してございます。そういった中で、今、そういった外部団体で持っている、課によっては複数のものもありますけれども、実際には12課で35団体の外部団体の会計処理を行っているということです。ただ、先ほども申し上げましたけれども、こういったものについては、もう外部団体で会計をお願いしろと、なければこういう事件は起こらないと思っていますけれども、ただ、やはり事務上といいますか、どうしても団体からお願いされているというようなこともあるわけですけれども、極力そちらの方でお願いしろというような指示は出しております。


 また、そういった場合も、それができない場合については、ですから、先ほども申し上げましたけれども、通帳の管理だとか、出納の確認だとか、そういったものは今まで担当がやっていたのですけれども、それについてはもう課長職でやれというような指示は出させていただいております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) はい、わかりました。ちょっとさっきも、ちょっとお話を戻してしまうようなのですが、さっきもちょっと触れたことなのですけれども、もちろん当該職員の退職金の金額とか、正確にはもちろん出せない、個人情報だと思いますが、一般的に勤続年数何がしということで算出はできるかと思いますが、大体どれぐらい、一般的に支給されたことになるのですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 余り当該職員と近いと金額が出てしまいますので、退職金の計算の流れというようなことでご理解をいただければと思いますけれども、退職金の手当の支給額については、退職手当の基本額というものと、退職手当の調整額というものが合わさって支給されておるわけですけれども、まず、退職手当の基本額を、例えば勤続年数30年ですよと、それで、給料が40万円ですよといった場合ですと、先ほど岩井議員が言われましたけれども、自己都合で退職した場合については、この率ですと41.5カ月というような数字になります。そうしますと、約1,660万円ほどですね。


 もう一つ、退職手当の調整額ということで話させていただきましたけれども、これについては調整月額の60カ月というような基準があるのですけれども、これについては、例えば我々課長ですと7級、その下ですと6級、その下で5級というのですけれども、その職階によってこの基準額が違うのですけれども、例えば30年ほど勤めますと、4号区分ということになりますと、その調整月額が3万3,350円ということになりますと、60カ月でございますので約200万円ほどと、こういうような数字になろうかと思います。


 ただし、この当該職員につきましては、調整額につきましては退職の日から起算して3カ月前までにそういった懲戒処分を受けていると調整額は出ないということで、この調整額については支給されておりません。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 先ほど1,600万円というのが当該職員の勤続年数を当てはめてみて計算した額ということですか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 当該職員ではなくて、30年勤めたという仮定でございます。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) まあ、一般論としてそれくらいと。


 それで、これ民間で言うと、民間ではなくて、公益団体とかでもそうなのですが、退職金の支給停止とか返還を求めることができるのですよね。特に民間なんかの場合には退職した者でも退職金支給日までの間に何がしがあったとか、または、退職金を支給した後でも返還命令を規定している、例えば国家公務員とか、千葉県の職員事務組合の規定の中でも禁錮以上の決定があった場合には返還を請求、その期間中にあった場合にはできるとありますけれども、その点については一応ちょっと見解を聞かせてもらいたいのですが。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 先ほど、退職手当につきましては千葉県の市町村総合事務組合、我々の栄町は、ここに加盟していない市もありますけれども、我々としてはそういった共同処理で行っておりますけれども、そこの退職手当条例等に基づいて退職手当が支給されておるのですけれども、返納につきましても規定がございまして、退職した者に対して一般の退職手当等の支給をした後において、その者が、岩井議員が言われたように起訴、在職期間中の行為にかかわる刑事事件に関し禁錮以上の刑に処せられたときは組合長、ですから、総合事務組合の組合長ですけれども、全部または一部を返還させることができるというような規定はございます。


 もう一点、自主返納ということかと思われますけれども、これにつきましては国の方では本年の4月から施行されているそうです。防衛庁のいろいろ問題があった関係で、制度化されたということでございますけれども、まだ、千葉県だとか、こういった総合事務組合では制度化はされていないので、自主返納については難しいというように考えております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) わかりました。ということは、栄町単独で規則を変えるだとか、そういうことは到底無理ということだと思いますが、一応、私の特に質問したかった内容は以上になるのですが、今回の用途不明金の問題が町で発生して、ひょっとしたら、我々の税金が、退職金はまた別として、ほかでも流出の懸念であるとか、何かちょっと不安に、知っている町民から、知った町民からすれば、不安に思わざるを得ないのですよね。今回が初めてではないですし、こういううわさとか、また、今回もぱんぱんと2件またあるということですから、その点について、また、私、情報公開という話もして、前回の議会の一般質問の中では町長ご自身が情報公開をしっかりやっているのだと、非常に胸を張って大きく答弁されていました。よく覚えておりますが、その点も含めて、最後に町長の方から考え方についてお聞かせ願いたいのですけれども。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) 議員にお答えする前に、改めて町民の皆さん方に、町に対し、また、職員に対しての不信感を与えたということで、改めて謝罪をさせていただきたいと、このように思っております。申し訳ございませんでした。


 ご質問にお答えさせていただきたいと思うのですけれども、私どもは情報公開につきましては、嫌なことは率先してオープンにしろという指示は出しております。それで、今の時代ですから、やはりディスクロージャー、いわゆる情報公開と説明責任というのが問われる時代に入っていますので、それだけはきちっと守っていこうとは思っております。ただ、議員ご心配いただきましたけれども、やはりこういう行為はあってはならない、当然公務員だからとかというのではなくて、戸田議員のときにもお話しさせていただきましたけれども、人間としてあるまじき行為ということでございます。それで、やはり綱紀粛正云々よりも、やはり自分自身一人ひとりが人間としてどう生きて、どういうふうな生きざまを示すかということが一番問題だろうと、このようには私は思っております。そしてまた、この職務に関しましても、一つの部署に長くいるということは、やはりこういう素地を生むということになりますので、やはり異動というものは的確に、適材適所の判断で下さなければならないということにもなろうかと思っております。


 また、課長が申しましたけれども、やはり返納だとか、訴訟の問題につきましては、当該団体が、私ども町が実害がございませんので、課長が申しましたけれども、重複しますけれども、起訴猶予という事実がもう見えておる段階では町としては動きようがない。ただ、議員いみじくもおっしゃっていただきましたけれども、訴訟法の第239条第1項に基づきますと、だれでも訴えが、告発できるわけでございますので、やはり町民の方がもし不信感があれば、議員を含めて、岩井議員を含めて告発なさる分には私どもは何ら関知はしませんけれども、そういう現況でございますので、改めて襟を正すというよりも、もう毎日が奉仕の精神をもって、いかに町民の信頼に、そしてまた、付託にこたえるかということを率先躬行しなければならないのではないかなと、このように思っておりますので、改めて皆さん方、町民の皆さん初め、議員の皆さん方がお気づきの点がありましたら、どんどん行政の方へお話しいただければ、私どもも誠意をもってお答えを申し上げますし、行動に移させていただきたいと、このようには思っておりますので、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと、このように思っております。


○議長(岡田正市君) 岩井君。


○5番(岩井泰憲君) 今回の件については、依願退職の受理の日であるとか、あと、先ほど僕からの指摘に申し上げたところでは、情報公開、より一層、今回、もしひょっとして反省する部分があるのだったら、ぜひ、次の町政に反映していただければと思います。


 私の方からは以上でございます。


○議長(岡田正市君) これで、岩井泰憲君の一般質問を終わります。


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◎散  会





○議長(岡田正市君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。


 次は、9月18日午前10時より開会することとし、本日はこれをもって散会といたします。


                               午前11時26分 散会


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