議事ロックス -地方議会議事録検索-


千葉県 栄町

平成20年第4回定例会(第2号12月11日)




平成20年第4回定例会(第2号12月11日)





         平成20年第4回栄町議会定例会





 



                  平成20年12月11日(木曜日)午前10時開議





日程第1 一般質問


     (1)12番  野 田 泰 博 君


     (2)13番  高 萩 初 枝 君


     (3) 4番  橋 本   浩 君


     (4)14番  戸 田 榮 子 君





出席議員(16名)


  議 長  岡 田 正 市 君      副議長  染 谷 茂 樹 君


   1番  河 野 通 俊 君       2番  大 野 徹 夫 君


   3番  大 野 信 正 君       4番  橋 本   浩 君


   5番  岩 井 泰 憲 君       6番  葛 生 康 雄 君


   7番  藤 村   勉 君       8番  大 澤 義 和 君


   9番  金 島 秀 夫 君      10番  大 野   博 君


  11番  秋 山   誠 君      12番  野 田 泰 博 君


  13番  高 萩 初 枝 君      14番  戸 田 榮 子 君





欠席議員(なし)


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


出席説明員


  町    長    川 ? 吉 則 君





  総務政策課長    鈴 木   薫 君


  行財政改革担当課長 浅 野 一 夫 君


  企画担当課長    長 ? 光 男 君


  行政管理課長    馬 場 正 実 君


  健康保険課長    大 澤 幸 男 君


  福祉課長      藤 代   斉 君


  建設課長      小久保 五一郎 君





  教育総務課長    浅 野 正 治 君





  消防長       鳥 羽 功 雄 君


    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


出席事務局職員


  事務局長      中 澤 寿 司 君


  書記        西 城   猛 君








                           午前10時00分 開議


◎開  議





○議長(岡田正市君) これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりです。





  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





◎一般質問





○議長(岡田正市君) 日程第1、一般質問を行います。


 通告順に従い、質問を許します。


 初めに、野田泰博君の発言を許します。野田君、質問者席に。


 〔12番 野田泰博君登壇〕


○12番(野田泰博君) 12番議員、野田泰博です。私の質問は、成田市との合併が無理となった後のまちづくりと題してです。この質問を今回提出した後、藤村議員から、私も全く同じような質問をしようと思って用意したのだが、野田議員と同じ内容だったので、だから取り下げた、頑張ってほしいとエールを送られました。


 栄町には政治を行い、町民が支払う税金の一部を報酬としていただいている政治家が17名おります。これは議員16名と町長1名の17名の政治家です。そのうち、議員9名と町長の合計10名が先般の選挙では成田市との合併を推進ということを町民と公約いたしました。10月22日の臨時議会で川?町長の説明では合併を断られて実に残念と申されました。成田市長の回答書に書かれていたことは「平成18年3月に旧下総町と旧大栄町と合併し、新市のまちづくりに全力を傾け努力している。新市の拡大から生じる道路や農道などの大規模事業にも対応していかなければならない。また、成田空港を生かした地域づくりでは空港周辺9市町で構成する成田国際空港都市づくり推進会議で、地域で空港を支え、育て、空港があるメリットを実感できるまちづくりの推進を目指している。今後、空港間競争の激化が予想されるので、成田国際空港都市づくり9市町プランを策定し、周辺自治体が協力し合うことが肝要と考えている」、つまり、成田市は新たな合併に取り組むよりも、当面の課題に全力を傾けるので、新たな合併をしないと述べております。


 一方、成田市長は、空港間競争が激化するので、空港周辺の9市町が協力、連携し合って成田国際空港都市づくりをしていきたいと言い、これは9市町が協力し合ってほしいと言っているのは、合併はしないけれども、9市町は9市町のまま成田国際空港に協力して連携してほしいと言っているのです。つまり、距離をとって、あなた方は自分の町にいて、私の市にある成田空港発展のために協力してほしいと言っているのだと思いました。今の成田市長はもともと大合併はしないと表明して市長になった方です。成田市長はご自分の選挙のときには大合併を否定していた方で、まだ1期目も終わらぬうちに、はい、それでは大合併しましょうとは言えないと思います。今、成田市長の回答書を見ても、前回の合併で2万人ほど増えてもまちづくりでてんやわんやしている市でございます。このような市が一気に20万人になったらてんやわんやでは済まないような状況になってくるでしょう。今回の5市町の首長の申し入れとお断りの回答を見ても、今の成田市には20万都市を目指す力がないと素直に語っております。ですから、そのような自治体に合併を申し込むのはかわいそうだったなと感じた次第です。


 自治体の長ならば、自立の町を試すことのできる最低でも中核都市を目指すべきだと私は思っておりました。成田市と成田市民が国際的にも通用する市になるまで、少し待ってあげなくてはいけないのかなと感じた次第です。


 さて、そのてんやわんやしている隣の市と合併していこうではないかと公約した私を含めて10名の政治家の皆さんも大変関心を持っていること、すなわちこれからの栄町はどのようなまちづくりをしていけばよいのかという議題ですが、栄町を代表する政治家として、また、首長としてお考えになっていることをきょうぜひお聞かせ願いたく存じます。


 川?町長は常々、政治はロマンだ、こう言っておられました。政治は当然未来をつくるものですから、未来をつくるには政治家のロマンと、それを支える住民の協力が必要です。町長はどのようなロマンをこれから住民にお見せしていくつもりなのでしょうか。私も合併を推進すると約束したので、これから栄町のあり方を自分なりに町民にお知らせする必要があると思っております。町長のロマンと、私の町民にお知らせする内容の方向性が違うことになりますと、今から6年前に私が町長になってほしいと川?町長に進言したことに齟齬が生じることになってしまいます。ですので、町民の前で、この議会で、ぜひ町長のロマンをお聞かせください。そして、協力し合って新しい町の進むべき方向をつくっていきたいと思います。


 質問要旨には、「本年9月29日に成田市長は2年前の下総と大栄町との合併した後のまちづくりに全力を傾けているので、平成22年3月までの県の推進する富里市・栄町・芝山町・多古町・神崎町の1市4町というさらなる合併は成田市の当面の課題ではない――これは当面の課題に全力を傾けるという表現ですね――という回答を示した。それに対して、1市4町は今後も日本を代表する国際空港と認識して、成田市が中心的役割を持って合併特例法の期限にこだわらず、門戸を開き、対応していくと表明しています。成田市の意図と成田市を中心として合併しようとした1市4町の意図はずれています。今後、栄町町長としてはどのような方針で栄町町民を未来に導いていくのか、お示し願いたく思います」と記載しました。事前の説明と質問要旨は全く同じ意味ですので、今後の栄町の取るべきまちづくりをどのようなかじ取りしていくか、お知らせを願いたく思います。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。議員ご心配いただきましたように、1市4町の申し入れに際して第1ステージで合併した諸課題の解決に全力を尽くす、あるいはまた、今行われております9市町のいわゆる空港づくりの推進会議の方のかぎで地域活性化を図ろうではないかと、そのために頑張っていこうよというような回答で、当面の間、合併は見合わせたいということでございます。まあ、自分自身は町民の皆さんに約束した成田市との合併ということでございますので、非常に残念というのは思っています。しかし、なかなか縁組というのは、一方でよくても一方ではということでありますので、難しいものですから、当面合併はないと判断をせざるを得ないし、また、残念だ、残念だと言って引きずっていては町の進展はないということで考えざるを得ないだろうと、このように思っております。


 そこで、栄町がしっかりとしたまちづくりの方向性見出すためには、現実的に社会、経済、政治状況を踏まえますと、三位一体から交付税あるいはまた補助金のカットあるいはまたサブプライムローンに発します経済の悪化、そして、税収の減というような、いろいろな観点から考えますと、非常に厳しい行政運営を強いていくわけでございますけれども、私たち政治家としてはこの2万4,000人弱の幸せをどう願うかというのが基本的な考えを持たなければならないということで、日々邁進をしているわけでございますけれども、先般もやはり町の活性化というものは人口が増えることが大前提でありますよということをお話しさせていただきました。そのときに、一つの手法としては大野議員とお話しさせていただきましたけれども、交流人口、定住人口というお話をさせていただきました。観光資源ということで、今堀口地区をやっておりますけれども、やはり現実的には、これからどんどん栄町も高齢化が進み、少子化が進むという現実は否定することはできないと思っております。しかし、この魅力ある栄町ということになりますと、私自身の考え方としては少子化と教育というものをリンクさせて、特色のある栄町づくりをしたいというのが私が非常に興味のある、関心の持っている教育というものにあるわけで、思いが実はあるのです。


 どんな社会におきましても、格差というものは当然あります。私は認めます。しかし、その格差社会をどういう手だてで救うのか、あるいはまたレベルに持っていくかというのは、これは政治の力だと思います。特に教育の部門では今ゆとり教育というものが見直されております。私は大賛成であります。やはり義務教育の、特に小学校では詰め込み主義、当然基礎学力のためにはやるべきだろうというのが私の持論であります。しかし、中学、高校になりますと、やはりそれぞれの個性というものが出てきますので、A君は例えば数学に強い、しかし、美術関係にはちょっと落ちるとか、B君は逆に数学や、理数系にはちょっと得意ではないけれども、美術関係には抜群の力を持っているというような、そういう個々の能力を引き出すことによって教育の全体的なレベルが、個々のレベルが上がるわけですから、それは格差の是正だと私は思っております。そういう意味合いで、私は教育委員会の教育法は学校法を勉強したわけではありませんのでわかりませんけれども、恐らく義務教育で、そして、特に公立では非常に難しいのかなと思っていますけれども、私の教育に関することは、そういう学校を栄町につくりたいというのはかねがねの私の考えなのです。これは私学だったらできるのかなと自分自身は思っております。


 そして、もう一つは、先般もノーベル賞3人国内から出ましたけれども、栄町からノーベル賞の候補でもいいけれども、そういう人の輩出を図りたいなという、やはりそれは基礎学力と思っておりますので、私は町長に就任したときに補助教員2人を単費で助成しておりますけれども、やはり放課後の補習教育のお金をどうするのだとかというところまでやはり考えても、私はいいのではないかなと思っております。そして、さっき少子化とリンクしますよということは、やはり栄町がそれだけ教育に熱心である、そしてまた、少子化に対しては国にも、私は一言申し上げたいのですけれども、全体的にいつも言っているのですけれども、少子化というのは国策でありまして、私たち基礎自治体に任せるということは私はないと思っています。


 私だったら、もうヨーロッパで恐らくどこかでやっていると思うのですけれども、1子に対して例えば100万円、2子、3子に50万円ずつとかいってやはり低減率で所得税から固定資産税から保険から全部の税金を低減率で下げていくというような、やはり子供を育てるということは莫大なお金がかかります。それから、時間もかかります。それから、愛情、いわゆる労といいますか、そういうものがかかるわけですから、そういうことを手だてを講じて、国が育児休暇したときには給料の補てんまで考えてやるくらいの制度をきちっと整えていただいた上で、やはり栄町もそこに乗って、そして、その幸せを教育の面で今度は打ち出したいなと私は思っております。


 ロマンというかどうかわかりませんけれども、やはり栄町はそういう子育て、あるいはまた、教育の面では特別な思いのある町なのだということで私は進めていけたらなというのは思いはあります。恐らく、今、私学でどうかは私わかりませんけれども、そういう考えを発信しているところは恐らくまだないと思っております。個々のレベルで一つ一つの科目といいますか、得意分野を伸ばしてあげようなんていう教育方針は国は恐らく認めるかどうかわかりませんけれども、そういう教育というのは今後、私は絶対なると思っていますので、そういうものを研究する余地ももう今の時点であるかなと、このようには思っております。いかがでしょうか。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) まさか合併の方から教育の方にシフトしていくというような気持ちがあるということを聞くとはちょっと驚いて、なかなかいいなと、これもロマンだなというふうに思いながら聞いていた次第です。


 町長に具体的に現実の世界に戻して申し訳ないのですが、幾つか今のご回答の中からのことでちょっと聞きたいことがあるのですけれども、一つは、成田市との合併は当面ないというふうに、まず最初に言われた、この当面なのですが、大体、言いづらいかもしれません、いろいろ知っていても言えないことも多分あるでしょう。というのは首長同士、まだ町民にコンセプトもとっていないうちに話すことは無理かもしれませんけれども、まず私が思っていることから言いますが、小泉市長は次の選挙のときは、多分再来年の1月だと思いますが、そこで4年の任期が終わると思います。その間に、今までの町民に、3年前に約束した大合併はしないよと言っていたことを前言を翻して合併をしましょうということは僕は言えないと思っているのですよ。だから、それも非常によくわかるのです。ところが、その当面というのが、どのくらいかなというのは、まだ小泉市長も成田市議会も、成田のコンセプトもでき上がっていないうちにこんなことを聞くのはおかしいですけれども、大体どのくらいというふうに踏んでいますか。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。下総、大栄と、第1ステージの平成18年に合併しておりまして、その特例債の期限10年ということになっておりますと、そこから行きますと平成28年ですか、そういうことになると思うのですよ。そうしますと、そこから動いたとして10年くらいは、とは踏んでいます。ただ、これだけ、議員もおっしゃっていましたけれども、空港間競争が激しくなって、空港と共存共栄しなければならない地域が果たしてこのままでいいのだろうかという議論は必ず再燃すると私自身は思っております、その間に。合併云々ではなくて、地域としてどうする、ありようはどうするのだというのは必ずやテーブルには乗ってくると思いますので、しごく簡単に計算すれば10年と言いますけれども、その前に議論は出てくるかなというのは思っております。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) 大体、これも私の予想というか、大体同じなのですが、私は早ければ、どのように今度は知事が動くか、というのは千葉県の方針では今申し出た1市4町と成田が一緒になりなさいよというのが一応今の案としてあるわけですよね。だから、成田市長が今当面の市のてんやわんやを直してからやるのだというのがどのくらいかというのは、今度は知事がどういうような方針で成田市にぶつかってくるかというところだと思っているのですね。だから、早ければ22年の3月は無理ですけれども、もし、今の市長がまた当選されたとしたならば、すぐその後に検討が始まるのではないかなと、早ければ。遅ければやはり、先ほど言った特例債の期限の一番最後になる10年間を待たなければいけないなと。


 ここで、私は期限のことで、これは川?町長の考えもお聞きするのと同時に、私の方からも一つの提言なのですが、いつやるとか、こういう期限を決めて何か私たちの方から結婚しようよと言っても、何年後に、10年後に結婚しようよと言っても相手が嫌だというものを勝手に10年後とか、3年後とか、2年後なんて言えないわけですよ。むしろそれよりか、もう少し大切な夢、例えば今言った教育というのも僕はすばらしい夢だと思います。これはぜひ夢に終わらせないで実現して、これはちょっと後で質問しますけれども、結局期限のことで言うと、むしろこの期限に関係なく、やはり栄町はこうあるべきだという、何か大きな柱をつくるべきではないかなと思っているのですよ。それは私の方から先に言いますが、栄町はいろいろな基本構想とか、計画とか、中期計画とか、長い計画とか、いろいろなことが条例化されています。でも、ここで今一番条例化、根本をみんなまとめる条例、つまり、今よく言われる町の憲法みたいな、自治基本条例というのがまだでき上がっていないのですよね。これは一度自治基本条例というものをこれからどういうふうに考えていくか、多分スタッフの方たちはそこら辺を、今いろいろなところで自治基本条例というのをつくっていると思いますが、町長を含め、もしよかったらスタッフの方でも栄町が自治基本条例をどういうふうに考えているか、これも夢だと思うのですけれども、一つとしてもしあったらお聞かせ願いたいのですけれども。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。まさに基本条例、栄町の憲法ということだと思うのですね。条例そのものになりますと制度としてしっかり組み込まなければならないということでございますけれども、今現実的には審議会や委員会で町民の皆さんにご審議をいただいている場というのは設けておりますし、形を変えますと逆にパブリックコメントの方もさせていただいております。将来は基本条例という方向性というのは全体的な流れなのかなという気はしますけれども、詳細につきましては私はそういう雑駁な答えになってしまうのですけれども、そういう方向性にはなっていくだろうなとは思いますけれども、詳細についてはちょっと事務方の方とちょっとやっていただけませんか。


○議長(岡田正市君) 長?企画担当課長。


○企画担当課長(長?光男君) では、自治基本条例についてお答え申し上げますと、議員がおっしゃいますように、自治体の憲法と言われておりまして、近年いろいろな自治体で策定されております。その内容を見てまいりますと、大きく四つぐらいにどうも分類されるようだということで、理念型ですとか権利保障型ですとか、住民参加の拡充型ですとか、行政指針型というような形で、大きく四つぐらいに分類されるというお話がありますので、町長からもありましたように、今後、その辺の制度をよく研究して、検討して、まちづくりの方に役立てていきたいというように考えておりますのでよろしくお願いします。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) 私の質問要旨には自治基本条例というのはなかったので、多分きちんと用意されていないし、聞いている議員の皆さんもそんなの質問にないぞと言われるかもしれませんけれども、別に細かいことを聞くわけでなくて、川?町長の一つのロマンとして、私が先ほど聞いたのは、学校、これはもう少し後でまた質問しますけれども、学校とか教育等に力を入れていきたいという、ですから、入れていきたいということを住民と行政と議会と、とにかくみんなが一体になってこれからの10年間をどうしていくのだという、合併する、しないにかかわらず、何かそういう大きな柱を今つくるべきときが来ているのではないかなと。これは、自治基本条例は先ほど長?課長が言われたように、一つの大きな夢は住民参加ということがこの憲法をつくるときの一番大切なものなのです。上から、はい、条例ができました、皆さんこれを守って憲法を守ってくださいよという、こういう憲法ではないのです。全員がとにかくみんな住民が参加して、みんなつくるのに何年もかけてつくるわけですね、これ。ですから、そんな簡単にはできるものではないのです。ぜひ、今栄町には基本構想と、これからのまちづくりに関してのいろいろなすばらしい戦略計画というのがございますね。だから、そういうものを統括して大きな意味での憲法みたいなのをつくっていく、それが住民参加としていく、これが合併する、しないにかかわらずそういうものをつくっていくというのがある一つの大きなロマンになっていくのではないかなと私は思っていますので、ぜひ今後そういうものを念頭に入れて、これは実を言うと、ちょっと余談になりますが、この自治基本条例をつくるということは、私たち議会議員にとっても物すごい大きなプレッシャーになっていくのですよね。これは当然行政だけではないのです。私たち議会も本当に、例えば私たちがみんな選挙のときに公約しましたね。私たち皆さんの行政の進捗状況というのを毎回、年に何回か聞いていますよ。だったら、私たち議会議員の公約の進捗状況はどうなのというのは町民から聞かれても当然なのです。聞かれる前に町民に対して私たちの公約の進捗状況はこうでございますということを議会議員全員が説明しなければいけないのですよ。こういうことも自治基本条例にはちゃんと入ってくるのです。ですから、そういう意味では自治基本条例はマニフェスト、私は何をやります、何をやりますということだけでなくて、本当に行政も議会議員も、みんな一体となってこれからの10年後のことを考えながらみんなでやっていこうよという、非常に強力な協力体制をつくり上げないとなっていかないと思っております。ですから、ぜひそこら辺はなるべく早いうちに、私は自治基本条例つくっていっていただきたいなと思っております。


 それと、次に町長の最初の答弁の中で、確かに2万4,000人弱の人たちをどう幸せに導いていくかと、これには行政というのは人口が増えることが大前提だと。人口が増えるということは、ここにいろいろな人たちを連れてこなければいけない、反対に戻してこなければいけないという、これもあるわけですよね。私も実を言うと、私事で申し訳ない、子供が3人おります。全員が栄町以外に出ております。これはみんな結婚して出て行ってしまいました。でも、栄町に戻りたいという子供も、いつか必ず戻りたいという子供もいるのです。それがいつの時期になるか、実は子供の中にも戻ってもいいのだけれども、子供の医療、それと保育にかかる費用、これは今住んでいるところの方がずっといいのだと。今の給料だけだとそういうところまで見てくれる市の方がいいと、でも、そういうものが栄町にできたら、すぐにでも戻りたいと。というのは自分の住んでいるところで、子供を自分の卒業した幼稚園に入れたいのですよ。自分の卒業した小学校に入れたいのです。これははっきり言って子供の切なる願いでもあるのです。せっかく栄町に来て、すばらしい町でいいところだと言って育てて、子供たちが大きくなって、伴侶を見つけて外に出たときに、やはりここに戻ってきたいという子供たちの夢を何とかかなえてあげたいというのは親としても、また、ほかの議員としてもぜひ実現させてあげたいなと。それには何かここで今一番足りないものは何かと言ったら、やはり子供に対する保育とか、それから、医療のところの点ですよね。それから、栄町長が言われたように、今度は学校の教育です。私学でもいいし、私塾でもいい、何か自由に育てられるような学校をつくる、これもすばらしいです。その学校をつくる一つ前の段階で、やはり子供たちに何かをしてあげなくてはいけないのではないかなと私は今思っている次第なのですけれども、そういう意味では、どうでしょう、栄町というのは隣の市町村と比べて、そういう補助的なものというのは完備してないのではないのというのは、何か細かいことはいいですけれども、町長の感覚で構いませんけれども、どうでしょう、そこら辺はどういうふうに感じておられますか。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。先ほど少子化と教育というものをリンクさせなければいけないというお話をさせていただきましたけれども、現実的に助成というような話になりますと財政的に非常に厳しいということがありまして、ただ、就学前の医療費を助成しましたし、これを将来は子供たち、少子化というよりも、子供に対する思いというものが、社会あるいはまた栄町の宝として考えていくには、恐らく助成制度というのは小学校修了まで、あるいはまた中学校までという、いわゆる義務教育まで延びてくるのかなという気は私自身思っております。当面やはり段階的に、今就学前ですけれども、低学年までとか、そういう段階を踏んで最後は行くのではないかなという気は私はしております。そうしますと、どこでも平準化というか、どこでもそういう姿勢になっていきまして、それが早いか遅いかの問題が出るのかもしれませんけれども、あるいはまた、私がお願いをしたいのは、24時間保育とか、今は就業形態が変わっていますので、24時間保育をしていただきたいなという気は持っています。


 それと、今、幼保一体、いわゆる認定こども園というのがありますけれども、そういう制度をどんどん活用していただいて、認定こども園で頑張ってもらいたいなという気も当然あるわけでございますけれども、助成そのものということになると非常に、うんと首をひねる現況が栄町なのですけれども、考え方としては私は次の段階はやはり医療制度というのは時期を見させてもらいたいのですけれども、低学年までは一気に行くのではないかなと思っています。


 それと、これは私立ですけれども、24時間を早くやってもらえないかなというのはありますね。そうすると、お父さん、お母さん、非常に働く場がもっと融通性の持った感じで、ゆとりある気持ちで勤めに行け、また、家庭に帰ってこられるのではないかなと、このようには考えておりますので、そういう方向性も目指していきたいなと思っております。


 ただ、どこがマイナスで、どこが伸びているかというお話のような内容ですけれども、伸びた、どうのというよりも、栄町の現状をちょっと話をさせていただいたということなのですけれども。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) 私も身にしみて栄町の現状が今、本当に鉛筆1本、消しゴム1個、これも節約しなければいけない状況でなっているという、それで、ようやくつぶれない町で今のところあると。でも、これからももっともっと、町としてこれから10年間やっていかなければいけないのですから、補助とか何とか出せない。言うことはわかります、例えば今成田市で、この前から小学生の間の医療というのが無料化というか、無料ではないのですけれども、300円だけ出すということでなっていますけれども、12万人の町で小学生、しかも平均年齢栄町より若いですよ、あそこは若いサラリーマンたちが多いから、その方たちのために小学生の医療無料化に近いところで持っていくのに年間7,000万円の予算をとっているわけです。栄町は、2万4,000人、その4分の1なのですよ。7,000万円を簡単に割ったらですよ、7,000万円の4分の1と言ったら幾らになりますか、2,000万円弱ですよね。それで小学校の、多分ね、いろいろ計算するとそれだけではないかもしれません、小学校を卒業するまでにそのくらいの金で何かやるのだったらば、条件は成田市と一緒にしてやってもいいではないかと。非常に深い、細かい計算まではしていませんけれども、大ざっぱに言うとそういうこともできるのではないのかなと、そのくらいだったら何とかなるのではないのかなと。


 以前、ふれあいプラザができたときに、あそこに議員報酬を削って少し基金つくろうよと言ったときに、みんな議員が賛成して基金をつくった、たしか1,000万円つくったと思います。それが支援センターとか何とかいうのに……、違う、ごめんなさい、支援センターは別だ、1,000万円できたと思います。何かの形で、もしも2,000万円だったら、そういうのが何かできないかなと。そうすることにより成田市と条件を一緒にしてやることにより、合併というよりも、条件を一緒にしていくというところの方がかなりまちづくりではインパクトがあるのではないかなという気がしております。


 ですから、そこら辺も含めて教育もいい、だから、小学校、中学校、高校の教育もいい、だけれども、その入る前の子供たちに対しても何らか栄町が補助をできるような、24時間保育もいいです。現物支給でも何でもいいです。栄町にはおいしいお米がたくさんございます。では、おいしいお米を栄町に親がいるところは現物支給お米を出しましょう、契約農家と一緒になってやるのもいいではないですか。そうすると農家も助かるし、入ってくる人たちも助かるし、子供たちに入ってきたら、そこにいる親も非常に楽しくなる。こういうことも含めてお考え願いたく思います。


 それから、栄町に学校をつくりたいという熱っぽく言われていましたけれども、川?町長、何かこういうことで今ロマンだけではなくて、ロマンを現実化するための何かの案、例えばこういう計画をつくろうではないかとか、何かそういうことはされているでしょうか。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) 学校に関してですか。


○12番(野田泰博君) そうですね、学校に。


○町長(川?吉則君) 私は、通信高校をつくろうなんていう動きもあったのですけれども、実はとんざしてしまったのですけれども、あと、頭の中ではここを学園都市ではないですけれども、外国人学校をつくってもいいのではないかなというふうな考えも実は一つは持っておるのです。ここで教育を受けて、そして、自国へ戻る方、あるいはまた日本で働く方、そういう人も当然出てきますので、そういう外国人学校なんていうのも近隣にありませんので、いいのではないかなということは頭の中ではあるのですけれども、なかなか今どうのこうのという案はないのですが、あくまでも頭の中なのですけれども、そういうのはちょっと学校関係では考えたことはあります。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) どうも苦しい答弁を引き出してしまい、申し訳ございません。だけれども、やはり頭の中からそれを取り出して、現実化させるというのが川?町長、本当に政治家としての、川?町長だけではなくて私たちみんなそうですけれども、政治家の役目です。ぜひ、それを何らかの形で取り出してください。というのは、今言われた、非常におもしろいことを言われたのですけれども、あるのですよ、学校をつくりたい、外国人のための。だって、栄町にこれだけおいしいお米ができて、こんなにいろいろな農業があるところに何で学校がないのと、農業学校をつくったり、学校をつくるのではないですよ、そういう外国人を呼んできて、そういう実習をさせたり何かするところなんて、チャンスなんかたくさんありますしね、まあ、それはそれでまた次の問題が出てきますから。でも、なるべくこのロマンはロマンで終わるのではなくて、現実化させるように努力してください。これはロマンだけということで聞いておきます。


 それから、先ほど1子に幾らを出すとか、2子に幾らを出すとか、言われて、これも多分頭の中だけで現実化されていないと思いますが、ちょっと川?町長言ったところで耳にひっかかったのは、国が給与の補てんを考えたらうちの町でも何か打ち出したいと。要するに国がそういう補てんを、例えば産休で休んだ、だから、その人たちに幾らか出そうというようなことがあったらうちも考えるというような考えですか。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) ずっと話しましたので、その前後のくだりを、ちょっと申し訳ございません。ただ、国策としてそういう制度をきちっと立ててくれれば少子化の歯どめは私はかかるのではないかな、このように思っている思いを述べたのは事実なのですけれども、そういうふうにしていただけますと、いわゆる何でも国が、官僚サイドが考えて、こういたしますというふうに、国民受けはいいのですけれども、現実的には町がやるのですよ、そうするとそのことに対しては非常に仕事量が増え、そして、またそこにお金というものがついてくるのです。国はつけてくれないのです。そういうのをつけて、制度としてきちっと整えてくれた上でやっておけば、もう少し国の方でもそういう少子化に対する余裕というものが出るので、逆に動きやすくなるのではないかなというふうには私は思っていますけれども。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) お互いに夢とロマンのぶつかり合いですから、なかなか現実が見えてこないので、非常に苦しい私も質問なのです。


 一つだけ、これはもう最後になりますが、町長に現実問題としての町長の考えをお聞かせ願いたいのですけれども、実を言いますと、この1〜2カ月の報道なんかで見ると、印西が本埜と印旛、これを取り組んで合併すると言っておりますよね。かなり具体的にもう進んできております。これは多分、私の予想ですけれども、合併するでしょう。これから大きな千葉ニュータウンの中核として頑張っていかれると思います。そうすると、ここには一応印旛と言われるところは酒々井から印旛、本埜、栄とあって、その真ん中の印旛と本埜が印西の方になってしまう。実を言うと、非常におもしろいなと思うのは、酒々井は、ここは合併をしないという、佐倉との合併をしないという住民投票をしたところですね。それで、そういうことを決めたところなのです。栄は一つのまちづくりの手段として印西、あそこら辺の白井とか一緒になろうという、ちょっと検討もした、だけれども成田がその後でできたから、では成田に行こうと言ってやった。で、成田がこういう状態になって、合併の方はだめになった。そうすると、酒々井はいいのですよ、自分たちで住民投票までして、自分たちで一人でやっていこうと。あそこはいいのです、ほっておいても。だけれども、そこで残ったのは、今印旛では栄町だけなのですよね。ここの残ったのはという意味は、きちんと住民が何らかの形で意思表示をして、こうなっていかなかったところは今のところ栄町、意思表示をしたのは実を言うと市長と首長たちなのです。だから、何らかの形で住民が意思表示できる場、これからのまちづくりをぜひ考えていかなければいけないという栄町の、何かつくっていかなければいけないのではないかというのは私は非常に前から思っております。


 そこで、一番最初の質問に戻っていきますが、ここに自治基本条例が出てくるわけです、そういう作成が。ですから、これからも、今度は住民が主役ということを皆さん言っているのだったらば、本当に住民を巻き込んだ形で、では、栄町は今後10年間どうしたらいいのだということを、ぜひ行政サイドだけではなくて、町民を巻き込んだ形で何らかの形をつくっていただきたい。これは、ではつくっていいですよ、来年度というのはもう予算もほとんど決まりかけているときでございますから、来年度はできるかどうかわかりませんが、何らかの形で町民を巻き込む方法という、巻き込むというか、町民と一緒になって何かやっていくというのは今のところ考えておられますか。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。今、町政の運営、行政運営の中でも、私も常々町民の皆さんにはお知恵をくださいということを申し上げておりますし、行政への苦言、提言、おしかりは町民の知恵だということでうちの社員に申し上げておるわけでありまして、あくまでも、今、協働という難しい言葉でかたい言葉で行政用語でやっていますけれども、やはりこれからの地域づくり、コミュニティづくりというのは地域住民ときちっと手を携えないとやっていけない、そしてまた、そのコミュニティづくりが一番の根本をなすもので、まちづくりの、そういう意識は自分自身思っておりますので、常にお客さん、町民ということでなくて、相談相手も町民でありますし、そして、よりよきパートナーでもあるというような形での自分自身は思っております。ですから、町民を不在ということは私の中にはありません。ともにしっかりとひざを交えてお互いの悩みを一つ一つ話し合いをもって解決してまちづくりしていこうということで、基本的には自分自身思っております。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) そもそも私の質問自身がロマンということで、余り実態のない質問をしているので、質問そのものもご回答になられる町長も余り実態のないようなお言葉をされていると思いますが、どうなのですか、二つだけ聞きたいのです。まず、印西、本埜、印旛、この合併というのは町長から見て、何かもし所見があったら教えてください。


 それともう一つは、町長の今言われた、最初からずっと言われていたロマンというものの考えの中で、来年度、一つでもいいから具体化させるようなものがあったら教えていただきたいのですけれども。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) 印西の方の合併に関しては、やはり印旛沼を挟んで物流といいますか、空港の一つの核あるいはまた印西地区の物販と私は思っていますけれども、という核で結びつける手段なのかなとは思っておりますので、そしてまた、北千葉関係あるいはまた北総鉄道が空港へ入ってまいりますので、そういう関係で地域開発が起きる、さらに促進をされるというところでは非常に印旛、本埜、印西、この1市2村にとっては非常に的を射た、時を射たというような合併ではないかな、うまく政治をして、新しい市民も本当幸せを実感できるように祈るだけであります。


 それから、今、来年度のお話をされておりましたけれども、今ちょうどヒアリングをしておりまして、予算編成上なかなか厳しい今査定をしているところなものですから、もう少し待っていただければな、このように思っておりますし、なかなか新しいロマンというものを見出すこともなかなか現実的には難しいということで、住民サービスのレベルを低下させないということが今必死でやっているところでございます。


○議長(岡田正市君) 野田君。


○12番(野田泰博君) ここで何とか引き出して、本当にやっているのということを言おうと思ったのですけれども、そうですね、ヒアリングの最中でしたら余りこの12月定例議会では言えないことも多いと思います。ですから、ぜひ今、きょう答弁された中の、ロマンの中の一つでもいいから来年度はこういうふうな方向で行くのだ、できなくてもいいから方向性とか、何かを見つけ出して、ぜひそれを行政、そして、住民サービスを低下させないという、その一番底辺のものはこれは当然のことです。でも、これプラスアルファを何らかの形でぜひ来年度の予算に反映していただき、また、それを見ていろいろと、今度来年度になったらまた質問をしますから、ぜひそこら辺は町長、町長の夢が一つでも、本当に0.5でも0.1でもいい、かなうような何かをやはり町民に見せていただきたいし、我々も見たいし、私もやはりそういう意味ではぜひ協力していきたいと思っております。ですので、ぜひ町民の意見を聞いて、町民とのいろいろなぶつかり合いもあるでしょう。町の行政とのぶつかり合いと町民とのぶつかり合い、あるでしょう。でも、それはあくまでも話し合いですべて解決していって、そしてお互いにわだかまりのないような町政運営をぜひしていただきたいと、私はこのように願っております。また、いつの機会か、またこれからのまちづくり、10年後の夢と題してぜひやっていきたいと思いますので。


 最後になりましたが、これからのまちづくりの一番基本、これから合併を当面できない、長くても10年かかるのだったらば、この10年間の夢を町民にきちんとさせるには、町民と一体になった10年間の一番大切な町の憲法なんかをつくらなければいけないと、私はこう思っていますので、ぜひそこら辺、町の方も考えて、行動していただきたいと思っております。


 ということで、私の質問を終わりますけれども、どうですか、夢という、ロマンという質問をさせていただきましたが、川?町長は納得いった答えされましたか、反対に聞きます。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) 納得というか、自分の頭の中のことはある程度話をさせていただいたということはあります。特に教育に関して、一番私関心がありますので。そういうことは、お話しさせていただいたな、この場を持たせていただいたなという感じはいたしております。


○議長(岡田正市君) これで、野田泰博君の一般質問を終わります。


 ここで、10分間の休憩とし、11時05分から再開いたします。


                               午前10時55分 休憩


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


                               午前11時05分 再開


○議長(岡田正市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(岡田正市君) 高萩初枝君の発言を許します。


 〔13番 高萩初枝君登壇〕


○13番(高萩初枝君) 13番、高萩初枝でございます。私は、次世代育成支援、子育て支援計画について質問をいたします。


 栄町の住民となって早いもので20年が経過いたしました。20年前は子供たちの元気な歓声が地域内のいたるところで聞かれました。当時、竜角寺台でも子供会活動が活発で、私も地域のお母さん方と一緒になって、子供たちの健全育成のために気持ちのよい汗を流した記憶があります。子供を育てるということは保護者の皆さんと地域の方々、さらに自治会や行政など、いろいろな方々と一緒になって子供たちのことを考えて連携して行動をすることがいかに大事であるかを学びました。あわせて、子育てをしながら私も育てられ、大人になったような気がいたします。現在、地域の中で子供たちが遊んでいる姿を余り見かけることがありません。少子化により児童数が減っているからだと思います。子育てしながら、働ける環境づくりは少子化対策の柱です。そこで、今回は前期次世代育成子育て支援計画について質問をいたします。


 一つ目には、前期行動計画の実施状況について、二つ目に、前期行動計画に対する効果をどのように分析しているのか、3番目には、強化した上で、後期行動計画に計上する事業についてどのように考えているのか、そして、特に9月議会で取り上げました児童クラブの問題や医療費の助成についてお伺いをしたいと思います。答弁は簡単明瞭にお願いをいたします。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) それでは、ご質問の次世代育成につきまして、初めに、前期計画の実施状況からご説明をいたします。


 現計画は、次世代育成支援対策基本法に基づき、今後の子育て支援・子育ち応援施策の方向性や目標を総合的に定めたものです。この計画に基づき、平成17年度から平成21年度の5年間を期間として、具体的な事業を明記した実施計画によりまして各種事業を進めてまいりました。事業が広範囲に及ぶため、分野ごとに主な事業の進捗状況についてお答えをいたします。


 まず、子育て支援プログラム4分野のうち「地域で支える保育サービス」につきましては、安食保育園の施設整備への支援による保育環境の向上と同園における一時保育の継続、さくらんぼでの一時預かりの実施と保育の専門知識を生かした課題解決、児童クラブの安定的な運営、さくらんぼ、アップRにおける交流事業・相談支援事業の充実などを進めてまいりました。


 次に、「安心してできる子育て」では、健やかな成長と健康への支援として、妊婦・乳幼児健診、健康・子育てに関する相談、歯科保健、離乳食などの栄養摂取支援に継続的に取り組んでまいりました。また、新たに発達の遅れや障害の早期発見、早期支援のための発達支援事業に取り組んでおり、マザーズホームとの連携強化も進んできております。さらに、各地域では、子供たちの安全確保のための地域主体の犯罪抑止活動が活発に展開されるようになりまして、安全の確保も進んできております。


 次に、「子育てにやさしい環境づくり」では、父親の子育て体験を広報さかえに継続掲載することや、父親と子供が遊びを通して触れ合う機会を試行的に提供してきました。


 次に、「子育て世帯の生活支援」では、乳幼児医療費の助成枠拡大やひとり親家庭への医療費助成の継続、求職活動中の保育の実施などを積極的に支援してまいりました。


 続いて、子育ち支援プログラム2分野のうち、「子どもがつくる子どものためのプラン」では、子育ちを応援する人づくりをテーマとし、イベントの開催を通じて、子育ちにかかわっていただける人材の発掘と協力体制の確保を進めてまいりました。


 「子どもたちがすくすく育っていける環境プラン」では、子どもの居場所づくりとして地域子ども教室の開催や地域住民と子どもたちのふれあいの場の創出を目的に、ふれあい推進委員活動の活性化を進めるとともに、家庭教育の大切さを再認識いただき、親が責任と愛情を持って子育てに当たっていただけるよう家庭教育学級を継続的に実施してきました。


 以上が主な事業の実施状況でございます。


 次に、前期行動計画に対する効果についてお答えをいたします。


 栄町次世代育成支援行動計画は、地域全体の「きずな」を大切にすることをキーワードとして、家族、学校、地域、行政など、地域社会全体で子供たちを見守りはぐくんでいくことを目指し、事業を展開してまいりました。実施状況でお示ししたように、保育園、児童クラブなど安定した子育て環境を提供するとともに、親子が自由に集い、交流や相談を行える環境も徐々に充実をしてきております。また、子供たちの安全を見守る地域主体の活動の増加、行政の専門職が乳幼児の健やかな健康を継続して見守る体制づくり、子育て世帯への経済支援の充実、各地域での交流の場づくりなど、それぞれの分野で、関係施設・団体、地域と連携した取り組みが進み、着実に次世代育成事業の成果が上がっているものと判断をしております。


 その一方で、地域環境の変化に伴う児童クラブの受け入れ体制拡充の問題、病後児保育事業・ファミリーサポート事業など、高い専門性が求められる分野における人的資源の確保の課題、子育てネットワークといった地域住民の主体的なかかわりが求められる分野につきましては、キーパーソンの確保が不可欠な状況でございます。また、地域社会全体で子育て支援を支えていくための事業所への啓発あるいはバリアフリー化の促進など、広く地域社会への協力を求める分野の取り組みも現時点では決して十分な進捗状況ではないというふうに考えております。


 最後に、後期行動計画に計上する事業について、どのように考えているかということでございますが、次期行動計画の策定に当たりましては、子育て、子育ちの分野に精通した町民の皆さんで組織する次世代育成支援会議において、現計画期間を通した事業の進行管理、成果と課題の整理等を行いながら、本年度中に実施いたします乳幼児から小学生までの保護者及び中学生以上18才未満の本人を対象としたアンケート調査の結果を踏まえ、計画案づくりに着手することになります。


 また、国が示す指針の改正(案)の中でも、「保育サービスの充実」「生きる力の育成に向けた教育環境の向上」「児童虐待に対する早期対応」などの項目において、より具体的な内容が明示されていることや、千葉県が行っているタウンミーティングなどにおける県民の意見なども参考にしながら進めていきたいと考えております。


 現時点では、さきにご説明したこれまでの取り組みにおける課題の改善とともに、限られた財源の中で、町独自の特徴を出していくためには、地域力による事業展開が不可欠であり、地域と行政が協働した取り組みを一層推進する必要性と、関係者のネットワーク化をより進めることで、一層の成果につなげていく必要があると考えております。また、具体的な項目としてご質問いただきました児童クラブの今後の対応につきましては、秋に実施いたしました利用者のアンケートの結果を踏まえまして、特に、安食小学校区の受け入れ態勢の拡大と時間延長に対する需要については、早期に解決すべき課題として受けとめてさせていただいております。


 現時点で、受け入れ枠の拡大につきましては、現行の施設におきましては、大幅な受け入れ人数の増加というのは困難であるということから、新たな施設の開設を目指しております。時間延長につきましては、当面、現施設における延長は基本的に可能であるということを含めまして、他児童クラブとの整合もとりながら条件等の具体的検討を進めております。


 医療費の助成につきましては、子育て世帯への経済的支援として重要な位置づけになっておりますが、本年8月に通院に対する助成を拡大したところでありまして、現時点では、早急な対応をする最優先の順位にはないと考えてはおりますけれども、これらの具体的な課題につきましても、さきにご説明した次世代育成支援会議においてご意見をいただくなど、検討確認を行いながら町として次期計画に反映をしていきたいというふうに考えております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) それでは、再質問に移りたいと思います。前期行動計画の評価としては、それぞれの分野で関係施設とか団体地域が連携した取り組みが進んで、着実に効果が上がっていると、しかし、課題も出ているということで説明がございました。こういう中で、まず私は、計画と具体的な児童クラブ等について再質問を行いたいと思います。


 それで、まず、次世代育成計画についてなのですが、お尋ねしたいと思います。1人の女性が生涯平均何人の子供を産むかを推計した合計特殊出生率について、どのように推移しているのか、お答えを願います。町、県、全国の順番でお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 順番は町、県、全国でしょうか。当面、手元にある資料でお答えさせていただきます。平成16年度からの資料が一応ありますので、まず、町から16、17、18、19年度までということで係数を申し上げます。0.90、0.94、0.92、0.93。次に県に移ります。1.22、1.22、1.23、1.25。次に国にまいります。1.29、1.26、1.32、1.34。以上の係数かと存じます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) なぜこの質問を最初に入れたのか説明しますと、栄町におけるやはり合計特殊出生率、どういう状況になっているのか、まず認識をお願いしたいと思い質問しました。この結果、ただいま説明のありました合計特殊出生率については、資料がここにあるのですけれども、この中で見ますと、栄町が県下でワースト3に入っている状況があります。このことについて、何でワースト3なのか、この要因をどのように分析しているのか、お伺いしたいと思います。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) あくまでも次世代育成を総合的に主管する担当課としての認識ということでご理解をいただきたいと思います。町全体を通した年齢構成ということでとらえますと、当然今団塊の世代を中心とした方々が最も多い世代、それをとらえますと、一般的に言われる団塊の世代のジュニアの方、イコールお子さんを産み、育てる主な対象になる方だと思いますが、当然そういう世代の方々が町外へ出られることが多いというふうに聞いております。当然そういうことについては、お子さんが少ないという要因の大きな一つだと思います。


 それから、あとは一般論で全国的にも当然言われているような未婚化ですとか、結婚の高年齢化ですとか、それからやはり出産、育児に対するあるいは子育てに対する経済的な不安の問題ですとか、今、あと、盛んに言われているのがやはり雇用とそれから子育ての両立の困難さ、このようなことが複合的に栄町でも該当する要因ではないかと思っております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) 少子化の要因として晩婚化、非婚化の進行とともに、1夫婦当たりの子供の数が減少していることが国の調査により確認されております。少子化が進めば人口が減るだけではなく、私たちの日常生活にも多大な影響が出てくるものと思われます。私は、これまでの議会の一般質問において、児童クラブなどの関係の働く女性の立場に立って質問を行ってまいりました。


 そこで、お伺いいたしますが、前期計画における子育て支援策の中で、働く女性に対する施策の実施状況について、総括課としての達成率も含めて説明をお願いしたいと思います。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) それでは、当然計画期間5年間のうちの3年半強を過ぎた時点での評価ということでお答えをしたいと思います。


 先ほど、基本答弁でも申し上げましたけれども、特に保育園の整備ですとか、一時保育、子育てヘルパーの派遣事業、あるいは児童クラブ、さくらんぼ、アップRといった子育ての基本になる働く女性の皆さんの子育て、子育ちに対しての基本というのでしょうか、かなり根幹にかかわる部分についてはかなりその体制が整っているというふうに考えております。そういう点からすると、評価で点数をつけるのは非常に難しいのですが、このような事業というのは8割以上の要するに達成率はあるのではないかと担当課とすれば考えております。


 さらに、これも先ほど申し上げましたが、例えば妊娠期から子育て世代までの各種健診ですとか、あるいは障害、発達障害等をお持ちの皆さんの支援等、そのような部門、それから、これも先ほど申し上げた地域全体で子供たちの安全を見守るというような分野の事業についても最初に申し上げた事業と同等の達成率はあるものというふうに考えております。


 反面、病後児保育ですとか、ファミリーサポート事業のような専門性ですとか、あるいは一つの柱として地域全体で子供さんたちを健康にはぐくみ、育てていくということになりますと、地域事業、地域主体の事業というのも一つの大きな柱になっておりまして、こちらの方については当然役場の中でさまざまな事業もリードしてやっておりますが、一部進んでいないということもあります。そういう点から言いますと、非常に難しいのですが、全くほとんど手がついていない事業も現実的にありますので、これらの分野については、総合的に見ると2割とか3割の進捗状況ではないかというふうに考えております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) 一部事業が、働く女性に関する、特にそういう事業が進んでいない事業があるということで、具体的には病後児保育とかファミリーサポート事業ですか、こういうことが今答弁で述べられましたが、これについては一部進んでいないとか、全く手がついていない部分ありという、こういうちょっと抽象的な答弁だったのですが、これを達成度にすると何%ぐらいになるのですか。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 現時点では具体的な資料を出しているものはできておりません。ですから、達成度という点では引き続きゼロだと思います。ですから、この件についてはやはり本質的に地域の需要等が行政としても十分把握できていないという現実があるということで、今さまざまな関係施設を中心に意見交換をしながら必要性を管理、確認した上でどのような対応をするかということで進めております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) 具体的に伺いました。進捗状況はゼロ%ということで、具体的には病後児保育とファミリーサポート事業ですか、これについて、これまで4年間あったのですけれども、何回も聞きますけれども、何で進んでいないのですか。ごめんなさい、ちょっと厳しいのですけれども、やはり職員が少なくて手をつけられなかったのか、もう一回この辺を掘り下げて伺いたいと思います。そして、ちょっとくどいようですけれども、担当課としてはやはりこの辺をもう一回聞きますけれども、改善するためには一歩を踏み込んでやはり後期基本計画にどういうふうに反映しようとしているのか、伺いたいと思います。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 事業について全く達成度という点ではゼロというふうにお答えしましたが、全く検討していないということでは決してございませんので、そこはご理解いただきたいと思います。ただ、事業全体の中で明確な優先順位ですとか、それから、先ほど申し上げたように、本当に地域の皆さん、確かに必要な事業だとは思いますが、その辺が十分把握できていないということ、あるいはそこに対してどのような把握を積極的にしようとしたかということが私は不足していたというふうに認識をしております。ですから、組織だとか人員の問題ではないというふうに考えております。


 それから、今後についてですが、先ほども申し上げたアンケート調査が既に今年中に実施されるということで、前期の計画期間中の最終年度ではありますが、5年目というものが来年度にもあるわけですから、そこの結果等も踏まえて、特に課題になっている事業について最終年度をどのように着手すべきか、できることについては当然やるつもりでおります。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) しっかり頑張っていただきたいと思います。引き続き、先ほど答弁の中でも後期計画に反映するものとして、児童虐待、これが答弁の中であったと思うのですが、この件につきましては平成15年には児童福祉法が改正されて、平成17年4月からは市町村はすべての子育て家庭を視野に入れた支援策を実施するようにと、平成16年4月には虐待防止法、これが改正されまして、市町村が虐待通告に対応をやはりするようになったと。平成16年12月の児童福祉法改正により児童の相談体制の統制が明確になりました。児童相談には市町村がやはりきちんと対応しなさいと、あわせて市町村が児童相談や虐待通知に地域の関係機関と連携して適切に対応できるよう、要保護児童対策協議会の設置、運営についてやりなさいと、こういうようなあれがあります。


 こういう中で、ちょっと県の資料を見ましたら、平成18年度中に栄町はネットワークやこの要保護児童の対策地域協議会ですか、これを設置するようにということになっておりましたが、現在これは設置されて機能しているのでしょうか。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 議員ご指摘のように、今全国的にそういう方向性で児童福祉法の改正ということで進める必要があります。栄町については若干遅れている部分というのも現実でございます。その最終的に設置をすべき要保護児童対策地域協議会という名称になりますけれども、この事業の前段である虐待防止のネットワーク会議というものはすぐに機能できるように要綱は整備はしてあるのですが、今までに具体例もなかったということも含めて実際の機能という点ではしておりません。この件については至急、先ほど申し上げた協議会を設立するということで、今事務を進めさせていただいております。来年の2月の設置をめどに至急事業を進めている状況でございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) 児童虐待なのですけれども、栄町は重症な事例がなかったかもしれませんけれども、小さい事例はやはり起きていると思いますので、この辺は早急に立ち上げていただいて、そして、これがきちんと機能するように、コーディネーターではありませんけれども、やはり人員配置も進めていっていただきたいと思います。


 計画については今後見直しに向けてアンケート調査も実施される、こういう答弁がございましたので、ニーズを的確に把握していただいて、子育て等に精通された方々からなる次世代育成支援会議において十分議論され、実効性のある計画にしていただきたいと思います。


 引き続き、児童クラブなどの問題に移りたいと思います。医療費助成については、先ほどの答弁で最優先課題とは考えていないという、こういうご回答がありましたが、先ほどの野田議員の質問の中にもありましたように、若い世代は医療費助成をやはりもうちょっと拡充してほしいと考えているのではないかと思いますので、アンケート調査も参考にしながら、ぜひとも栄町が他市町村に遅れることのないように、いや、むしろもう一歩拡充していただく方向で検討をお願いしたいと思います。


 児童クラブについてお伺いいたします。先ほどは、答弁ではアンケート調査を実施したと、こういう答弁がなされましたが、調査の目的及び内容について説明をお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) アンケートについては、当然現在の大きな課題である父母等の就労者の皆さんの勤務形態によって時間を延長するニーズが数年前からあったという事実と、それから、もう一点は、先ほど来申し上げている安食小学校区の児童クラブに、本来3年生まで基本的には受け入れてご利用いただくべきだというところが、定員の関係で受け入れられないという事実を含めて改善を考えているということでございます。その2点に加えまして、児童クラブ全体的に対する何かご要望あるいはご意見等を総合的に把握したいという目的で実施をしております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) 児童クラブに関するアンケート結果により、担当課として今後の児童クラブのあり方についてどういうふうに考えているのか、伺いたいと思います。答弁の中で、安食児童クラブについてはアンケート結果から条件等の具体的な協議を進めていると、こういうことですが、アンケート結果及び具体的な協議の内容について説明をお願いしたいと思います。また、他の児童クラブの時間延長については、アンケート結果をこれもあわせてお願いしたいと思います。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) まず結果については、時間延長につきましては実際に正規の児童クラブの加入者の方73人に対してお願いしまして、回答は58人でございました。この中で、夕方を中心に30分あるいは長い方で1時間という方もいらっしゃいましたが、大半の方が夜7時まで延長してほしいという方が26人ということで希望がございました。


 それから、児童クラブの利用については、当然来年度、年度が変わりますと新入生等も含めて対象者が若干入れかわりますが、現在利用している皆さんについては、基本的にぜひ継続して利用したいという確認はとれております。加えまして、基本は3年生ということで、児童クラブの対象になっておりますが、3年生以降についてもぜひ利用をしたいのだというような意見をいただいております。そのほかにつきましては、おおむね現行の児童クラブに対する評価をいただいているというのが事実でございます。


 それから、この課題の解決に対する協議ということでございますが、まず、時間延長については、当然延長を希望する方が当然複数の児童クラブにわたりますので、現実論から言うと安食の児童クラブを利用されている方がかなり割合的には多いのですが、全体を見渡した中で制度、仕組みとして当然考えるべきだというふうに思っております。その協議については、安食については人的な配置等があれば、あるいは他のクラブも同様ですが、基本的に可能だというふうに今のところ調整中でございます。


 それから、安食の児童クラブの受け入れ枠の拡大につきましては、現行の委託先が安全性等の問題から大幅な受け入れ枠拡大というのはかなり困難だということもありまして、やはり児童クラブですので、基本的には学校内が好ましいとは思いますが、その実情等も含めてかなり困難だということで、今近隣の施設を含めて拡大について早急に詰めを行っているというところでございます。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) ちょっと教えていただきたいのですが、時間延長については平日の延長と、あと、長期休業中、夏休みなのですね、こういうのがあるのですが、担当課としては基本的に平日はアンケートでも26人ですか、7時までというのが多かったということで、7時までを考えているのですか。それと、長期休業中については、やはり要望としては7時から夕方7時までやってほしいという、こういう要望があると聞いておりましたが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 平日については、当然就労状況あるいは昨今の社会状況等で非常に就労環境も厳しくなっているということはもう事実だと思いますし、可能な限り7時というのは行政としても真摯に受けとめるべきだと思っております。ある意味では保育園等も7時までやっているというのはやはり公益、公共的な事業について一つの目安として我々もとらえるべきかなというふうに考えております。


 それから、長期休業中の、当然早朝の問題もあります。割合的にはちょっと今数字がすぐに出ないのですが、そんなに多くはなかったのですが、やはり30分程度は早目に何とか受け入れてもらえないかという方がたしか6〜7人だったと思いますが、いらっしゃいます。そういう実情がございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) ということは、時間延長に関してちょっと確認したいのですが、担当課として考えているのは、平日はやはりニーズが多かった7時までと。夏休みですか、30分程度ということは7時半からというふうに考えているのですか、それとも7時からと考えているのですか。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) まず、平日については基本的に7時を当然一つの目標としてとらえております。夏休み期間中については、特例的に1時間程度という方がたしかいらっしゃったものですから、そういう方の実情も踏まえてどちらがいいのかというのは今の時点でははっきりと決めてはおりませんが、可能であれば当然7時というのが一つの目標だというふうに考えております。可能性的にはそちらを積極的に探るべきだというふうに認識はしております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) やはりニーズがある以上は、早朝、夏休みですね、7時から開館できるように、その辺は調整をお願いしたいと思います。


 それから、時間延長なのですが、安食の児童クラブだけが実施され、他の児童クラブ、この件については実施される用意はないのかどうか、伺いたいと思います。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 先ほども申し上げたつもりなのですが、基本的に制度、仕組みである行政が提供するサービスでございますので、原則は希望する皆さんが公平に利用できるサービスを目指すということは基本でございます。ただ、その条件、これからいろいろ出てくるとは思いますが、当然施設も含めた確保の問題、それから、当然見ていただく職員あるいは委託先の受け入れ体制の問題、それから、当然町としての新たな財政負担の問題もあるわけですから、当然その辺を含めたハードル、課題をクリアした上で順次できるところから早目に進めていくというのが担当課の基本姿勢でございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) 担当課のおっしゃることは十分よくわかりますが、できることならばやはり要望のあるところ、一斉に町の施策として、この辺時間延長は進めていただきたいと思います。


 それから、もう一つ、受け入れ枠の拡大、定員増なのですけれども、近隣の施設を含め詰めを行っているということでございますが、やはり担当課としてはこの辺で、具体的には来年の4月から安食ですね、第二学童、仮称ですけれども、やはりやる用意で進めているのですよね。


○議長(岡田正市君) 藤代福祉課長。


○福祉課長(藤代 斉君) 当然、早期の改善ということでは一つの区切りですから、次年度当初ということですが、先ほど申し上げた大きな三つの特に要因をクリアするという前提のもとに事業はこれからもできるだけ早く検討を進めていきたいというふうに思っております。


○議長(岡田正市君) 高萩君。


○13番(高萩初枝君) わかりました。やはり時間延長と定員増、受け入れ枠の拡大、この問題についてはもう既にこの計画の中でも課題として示されていたことです。課題としてきちんと載っておりました。それが今担当課が必死になって利用者のニーズを調査されて、進めているということで、私は一定の評価をしておりますので、ぜひとも来年度実施できるように予算づけを要望いたします。


 それから、何回も何回も言うようなのですけれども、やはり働く女性にとっては子供の放課後の安全が保証されていなければもう勤めをしていてもそれをやめて、職場をやめざるを得ない状況に追い込まれます。これはアンケートにもそういうような答えが載っていたと思います。このことについて見れば、やはり少子化対策に対するやはり逆行ではないですか。ですから、このことも十分議論していただき、それともう一つは合計特殊出生率ですか、栄町はもう県下でワースト3になってしまっているという、こういう現状を認識していただいているとは思いますけれども、そういう中で、特にこの少子化問題、子育て支援、お金が大変ないのはわかっているのですけれども、財政当局にお願いですけれども、予算をつけていただけますようにお願いをいたしまして私の一般質問を終わりたいと思います。


○議長(岡田正市君) これで、高萩初枝君の一般質問を終わります。


 ここで、昼食のため、13時まで休憩といたします。


                               午前11時45分 休憩


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


                               午後 1時00分 再開


○議長(岡田正市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(岡田正市君) 橋本 浩君の発言を許します。橋本君、質問者席に。


 〔4番 橋本 浩君登壇〕


○4番(橋本 浩君) 4番議員、橋本 浩でございます。午前中、朝、野田議員の一般質問において、町長より栄町はこれから教育に力を入れていくというロマンの話を語っていただいたところでありますので、今回の私の質問がより意義あるものへと変わっていくことを期待しつつ、通告に基づきまして一般質問をさせていただければと思います。


 さて、ちょうど今から2年前の12月、正確に申し上げれば平成18年12月15日、我が国の教育制度の基本方針を示す教育基本法改正案が参議院本会議で可決、成立し、同月22日に公布、施行されたことは周知のとおりだと思います。このいわゆる新教育基本法は、戦後我が国が占領下にあった時代に制定されたいわゆる旧教育基本法に大幅な改正を加えたものでありますが、この改正はこれまでの条文をただ単に修正したというだけのものではなく、例えばその第3条では生涯学習の理念を盛り込むなど、新たに新設された条文が多数見受けられることは注目に値するところであります。ただし、この基本法の改正につきましては法案審議の段階からさまざまな批判的な意見もあり、いまだ賛否両論の評価があるようでございますが、私個人といたしましては、この改正によって、我が国の教育基本法はまさに戦後60年余りを経た、これからの現代日本社会が目指すべき教育の理念をあらわすものとなったのではないかと考えているところでございます。


 特に地方行政に関する身近な懸念といたしましては、近年地域社会の弱体化が、社会調査などの結果を踏まえ、多くの識者から指摘されているところでございますが、こうした情勢をかんがみ、新教育基本法においてはその前文ではこれまでどおり個人の尊厳を重んずるとともに、新たに公共の精神の尊重や、伝統の継承を規定することになった点や、あるいは第2条で教育の目標を示しているわけですが、ここでも新たな項目として、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことを盛り込み、郷土を愛する態度がはっきりと教育目標として示されることとなりました点は、いずれも我が国の現状とその問題点を深く考慮した結果として高く評価しているところでございます。


 すなわち、私としては、地域社会の根底を支える公徳心や公共心といったものを考えるときには、やはり地域における伝統、文化への深い理解や、それらを尊重するといった心、あるいは、国や郷土を愛する態度を育成することがこれからの重要な課題となっていくことだろうと思っている次第でございます。


 これは単に理念的な発想から申し上げているわけではなく、私にとっての郷土である栄町の自然、伝統、文化といったものが、今の私を肉体的にも精神的にも支えてくれていると日々実感しているところでございます。そして、こうしたいわば基盤を持つことは、栄町の住民の皆様にとりましても少なからず自信や誇りを持つことにつながることだと信じております。


 そこで、一つ目の質問になりますが、栄町においては、我が町の伝統や文化の保存あるいは継承という観点から取り組んでいる施策の概要につきまして、まずはお聞かせください。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) それでは、橋本議員のご質問にお答えをいたします。文化財の保全・活用事業については、国・県の指導を受け、指定史跡などの保存を適正に行っております。また、町内に所在するさまざまな種類の歴史文化遺産を精査し、特に重要と思われる文化財については町指定文化財として保護するとともに、その情報を発信し、文化財保護及び活用に取り組んでおります。


 特に、今年度中に拡大指定される予定でございます国指定史跡「龍角寺古墳群・岩屋古墳」については、龍角寺古墳群国指定・調査整備事業と位置づけまして、民有地の公有化を図るとともに、岩屋古墳石室の修繕等に係る調査が実施され、その成果を最大限活用される史跡整備計画を策定して文化財の保全・活用を図っていく方向を目指しております。


 このことから、拡大指定を進めるとともに、調査整備委員会に意見を求め、適正に保存するための整備活用を検討し、文化財保護意識の普及と涵養を図りつつ、観光資源としての活用を踏まえた史跡整備を進めてまいります。


 また、町史編さん事業では、記録史料等を最大限に活用した成果物としての図書を刊行することにより、愛郷心を高める素材を提供するとともに、地域史料、具体的には歴史的公文書、自治組織等の管理文書、古文書等でございますけれども、整理保存して公開することにより、町民は必要な歴史的情報について閲覧することができ、また、行政職員も政策立案等に係る過去の情報を調査することができるというふうに考えております。


 特に、歴史的公文書については、国も特命の公文書担当大臣を置き、公文書館法の改正も視野に入れた公文書管理法の制定に向けた動きが活発化していると聞き及んでおります。現在は、公開閲覧を前提とした史料の収集と整理保存作業に重点を置き、記録史料としてご利用いただけるよう体制の整備を進め、過去の記録を現在・未来と継承させて利用の便に供するように努めております。


 具体的な取り組みといたしましては、町史編さん事業調査の進捗に伴う町指定文化財の指定候補の拡大、特に民俗無形文化財の民俗芸能部門で北辺田、矢口の獅子舞の2件について調整をしております。この民俗芸能については、保護育成のため補助金による支援もしております。


 また、郷土研究誌『栄町の歴史』及び広報により、『栄町史』の調査、編集過程でまとまった事項について速報的に提供することにより好評を得ております。


 さらに、古文書などの地域史料につきましては、学生や歴史愛好家の閲覧に供したり、栄町古文書学習会の活動の資料に提供しております。また、栄町古文書学習会の会員を中心に、毎週月曜日に安食の山田家、北辺田の石原家にかかわるふすまの下張り文書等の整理保存作業のボランティアを実施していただいており、編さん業務の一環である古文書の筆耕についてもご協力をいただいておるというような状況でございます。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) 現状では、文化財の保存あるいは広く社会教育の一環に資する観点からの施策など、実にさまざまな取り組みをされていることはよくわかりました。こうした取り組みは本当に大切なことだとも私も考えております。さきに、私は、日々生活の中で、いわば郷土愛に支えられていることを実感していると、こう申し上げましたが、恐らくこれは私のみならず、ここにいるすべての議員の方々も恐らくそうであろうと思います。すなわち、我々議員のすべての者の政治活動の根底を支えているものは、これは言うまでもなく、まさに栄町への郷土愛だと思いますし、その基盤は今ご説明いただいたさまざまな施策によって脈々と受け継がれてきた栄町の伝統文化にあろうかと思います。


 こうしてお伺いしておりますと、なお一層栄町の文化を保存あるいは伝承していくことは、これからの栄町にとってますます行政上の重要な課題の一つとなってくるとは思いますが、思えば教育という行為の目的を最も素朴に理解すれば、恐らくこれは私たち大人がこれまでの先人たちから引き継いだ、まさに文化を次の世代の子供たちに伝達することにあるかと思います。


 その意味で言えば、まさにこの伝えるべき文化のその内容といいますか、具体的に言えば、栄町の文化をいかに把握するかといった問題は極めて重要な事柄となります。そこで、もう少し掘り下げてお伺いしたいと思います。


 栄町としてその伝えるべき栄町の文化とは一体何でありましょうか。極めて抽象的な質問とはなりますが、いかに栄町の地域文化を把握しておられるのか、お聞かせください。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) 栄町の文化とは何かということで、お答えをさせていただきたいと思います。文化には大変幅広い定義があるというふうに考えております。ここでは地域文化に根差したということでお答えをさせていただきたいと思っております。


 『栄町基本計画』では、歴史文化遺産を保護し、後世に残すとともに、町の活性化に活用するため、町の歴史的遺産を長く後世に伝え、愛郷心の高揚を図ることとしております。そのため、歴史文化遺産を保護、伝承し、活用するため、文化財保護及び町史編さん事業を進めております。


 このような観点から、国指定史跡となっております「岩屋古墳」を初めとする龍角寺古墳群や「龍角寺境内の塔阯」及び国重要文化財の「銅造薬師如来坐像」を擁する龍角寺などに代表される栄町に所在する文化財の成り立ちや、また、これらを含む歴史文化遺産の総体をはぐくんできた自然や歴史環境、また、人々の営み等が今日の栄町を形づくる文化というふうに考えております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) 私も他県などからのお客さん、訪問者が栄町にあったときには、栄町の歴史や文化をご理解いただくために、今ご説明にもあった龍角寺やあるいは大鷲神社、時には古くからある竹村旅館さんなどにお連れして、その紹介をさせていただいておりまして、これらの文化財は栄町の歴史を語る上では欠かせない一つの重要な要素であろうと思っております。


 しかしながら、もう少し深く考えてみますと、文化あるいは歴史というものは、いわば有形、つまり、形を残しているものと、無形、つまり、形のないものとがあるわけでございまして、むしろ保存あるいは伝承といった観点からすればこの無形の文化あるいは歴史をいかに残すかが実は重要な課題になるのではないかと考えているわけです。


 つまり、誤解を恐れず申し上げれば、岩屋古墳などの形のある文化財などについては、これから先も、恐らく国の指定などによってその保存はさほど問題なくされていくことと思います。しかし、無形の伝統あるいは無形の文化、例えば民衆の生活状況、過去の学校教育の様子など、広く人々の生活実態などにかかわる事象につきましては、これは実は後世に残そうとする強い意志がなければなかなか保持し、それを伝承していくことは難しいように思うのであります。あるいは、ややもすれば文化の把握の仕方次第では、そうした無形の文化あるいは伝統は等閑に付されてしまう可能性すらあり、今、文化をいかに把握しておられるのかをお伺いしたわけでございます。


 また、別の観点からこの文化あるいは歴史というものを考えてみると、実は特に歴史というものは、それを連続的にあるいはその把握を体系的に行うことが重要であろうと考えております。つまり、龍角寺を一つ例にとりましても、その本質というか、その歴史的な位置づけを深く理解するためには、その建立前の時代背景からその後の影響、あるいは当時の民衆の生活状況などの理解がなければ、無論その理解はいわば断片的なものとなってしまうわけであります。あるいはそうした断片的な歴史の把握は、時としてその歴史認識に偏りを示したり、あるいは事実そのものの理解を誤らせる要因になったりもするわけでございます。よくあります歴史観の論争のたぐいもこうした体系的な理解の不足がその論争の火種となっている場合が多いことはご承知のとおりだと思います。


 そのように考えていきますと、栄町の文化を保存あるいは伝承する上では、とりもなおさず、まずはその理解を全体的にあるいは体系的に行うことが極めて肝要であることは言うまでもなく、この観点からすれば、栄町の文化を体系的にあらわす機軸として私は栄町史が重要な役割を果たすことになろうと考えております。


 そこで、話を栄町史の編さん事業に関する事項へと移していきたいと思いますが、現在のとろ、その刊行状況につきましては平成11年に史料編1近世1と題しました書籍が刊行しているわけでございます。私もこれを拝読いたしましたが、同書は極めて貴重な史料群を多く収録している書籍でありまして、学術的批判へも十分に耐え得る内容となっております。その後も数冊購入し、私の関係する大学図書館などへも私費で寄贈させていただいております。


 ところで、同書の冒頭部にあります発刊の言葉によれば、当初の予定ではこの栄町史は通史2巻、史料編11巻、別編3巻によって構成され、これら全16巻によって栄町の歴史を体系的に論じる計画であったようでございますが、いまだその続編は刊行されていないのが実情であります。つまり、現状としては、第1巻目として麻生村、竜角寺村、酒直村の近世にかかわる歴史の一部分のみがいわば断片的に公にされたのみでありまして、それから早くも9年以上の月日が経過しているわけでございます。


 そこで、この編さん事業につきまして、現在の進捗状況と、そして、刊行までに至らないその問題点などがあればお聞かせいただければと思います。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) それでは、お答えをいたします。平成17年第4回定例議会で染谷議員、それから、岩井議員のご質問にお答えをしておりますように、平成18年度から始まりました「財政健全化計画」に基づき、事務事業の抜本的な見直しを図り、縮減という方針のもとに町史編さん事業は、当面の間縮小し、地域の史料である歴史的公文書及び自治組織等の管理文書などの整理保存及び公開について進捗させることを目的に事業を推進していくということで現在に至っております。


 今まで蓄積されました資源を損なわない範囲で編さんに係る部門を縮小し、経常的に取り組まなければならない史料の保存に係る部門については、史料の散逸という事態を生じさせないよう継続的に実施しておるというような状況でございます。


 こうしたことから、現在、刊行計画につきましては凍結状態となっております。一つは、近隣の自治体の刊行計画をちょっと見てみましたところ、最近は単に分厚い立派な体裁的な記念誌的なものではなく、ビジュアル的で地域の事柄がよくわかる平易な内容の普及版が作成をされております。しかしながら、この普及版の編さんは、通常オーソドックスな編さんが終了して、きめ細かな調査、研究がなされた後に初めてできるというものであります。このことから、町史編さん委員さんのご意見等もいただきながら、活用度の高いものが刊行できるように検討はしてまいりたいと、このようには考えております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) それでは、その点でお聞きしたいのですが、先ほどの答弁の中で、速やかに活用度の高いものが刊行できるようにというご答弁をいただいたかと思うのですけれども、これは要するに今までの計画していた全16巻の計画事業をゼロベースに戻して、また新たに実行委員会の方と検討して、もう一度この町史の事業を見直してやっていくのか、それとも、この事業を再び、あくまでも16巻を刊行する予定でやっていくのか、それはどういったところなのでしょうか。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) 現在の考え方は、当初の考え方と変わってはおりません。そういう中で、先ほど議員おっしゃられたように、近世の1ができておるのですけれども、これは麻生地区ですとか酒直地区ですとか、そういうものだと思いますが、現在北辺田学区につきましても調査は終わっております。そういう中では製本できるというような状況下にはなっております。ただ、予算的なものがございますので、この辺は時期を見ながら検討はしてまいりたいというふうには考えております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) 平成11年の当初の計画のいわゆる栄町の財政状況と、今現在の栄町の財政状況、これは全く違っておりまして、そういった意味では当初の計画どおり、全16巻であくまでも計画を進めていくということが実は一番現実的ではないというか、だとすれば、もう一度実行委員会で相談して意見をいただきながら、活用度の高いものが刊行できるようにというご答弁をいただいたかと思うのですが、もう一度見直していくという方向性、ゼロベースにして今の時代に合ったものでしっかりと完結させることがちゃんとできるような範囲でやっていくということは全く考えはないのでしょうか。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) 私は、当初の計画どおり進めたいという考え方もございますが、先ほどもご答弁いたしましたように、町史編さん委員会、この中でご意見をいただきながら事業を進めてまいりたいとは考えております。そういう観点からいたしますと、当初の計画を変更していくことは十分あり得るということでございます。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) それでは、ゼロベースにもう一度さらに戻してやっていく可能性もあるということで解釈させていただいてよろしいですか。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) ゼロベースになるかどうかはわかりませんけれども、検討はさせていただきますということでご理解をいただきたいと思います。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) わかりました。いずれにしても、私としてはやはり栄町の公的な歴史書が完結していないことが最大の問題点であろうと考えております。こうした状況は、いわば我が町は、いまだ公式な町の歴史観を持ち合わせていないということになってしまうわけでありまして、大げさに言えば栄町として少し恥ずべき状況ではないかとさえ考える次第でございます。


 いずれにしましても、再三申し上げておりますとおり、歴史は断片的に語られるものではなく、連続性といいますか、平たく言えば歴史の流れを重要に考えなければならないところでありまして、いわば編年体、ちょっとこれは私の個人的な提案になってしまうかもしれないのですが、つまり今は地域ごとに編さん事業を進めていく計画だと思うのですね。それを年代ごとに編集していくやり方、むしろこういった市史ですとか町史の編さんは編年体の編さん事業の方がむしろ多いというふうに私は理解しておりますが、年代ごとにまとめていく、そういった通史のようなものが町史として一刻も早く公にされることを希望する次第でございます。そして、これはまた提案にもなりますが、もし町史の活用方法が問われるとするならば、ただ刊行して図書室や役場に置いておくだけとなっては全く意味がありません。これではその費用対効果にも疑念が持たれることとなるように思われます。


 そこで、さきに私は教育は文化伝達がどの第一義的な目的になると言いましたが、この町史に関しても、教育委員会と連携を図って学校教育現場へ広く活用して、栄町の文化、歴史を子供たちへ積極的に伝えていくことはできないでしょうか。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) 教育現場に生かしていくことはできないかといったお話でございますけれども、議員ごらんになったことがあるかと思うのですが、『わたしたちの栄町』ということで、教育委員会が監修しておりまして、この副読本を使いまして、小学校の3年生であるとか4年生が学習しているというような事実がございます。


 そういう中で、具体的には決まっておりませんが、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、国指定史跡「龍角寺古墳群・岩屋古墳」の拡大指定と、2009年に龍角寺が創建1300年を迎えるというように聞いております。そういう中で、小学校などで地域の歴史に目を向けていただきながら、地域の人との交流を深め、地域への愛着を増していけるよう内容を取り入れた活動の実践を考えております。少し具体的に申し上げますと、地元の小学校の生徒が地域に出向きまして、地域のおじいさんやおばあさんに昔の話をいろいろ教えていただきながら、形あるものとしてまとめていくようなことで、自分の住む地域やその人々のよさを発見して、進んで人間関係を求めていく力、そういうものを主体性に伸ばしていっていただければいいのかなというふうには考えております。


 いずれにしましても、地域にあるいろいろな文化財、こういうものを活用した中で、児童・生徒が取り組んでいただけるように教育委員会としても事業を進めてまいりたいと、このように考えております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) 『栄町のくらし』でしたっけ、私も拝見させていただきましたが、私はあくまでも先ほど申し上げたように、連続性のある歴史書によってそれを教育していくこと、いわゆるこれから町史をつくったとして、それを有効に活用していくということができるかということを聞いたわけですけれども、その辺のところは今現状そこの『わたしたちの栄町』という、先ほど紹介いただいた本でやっている延長線上で、もし、仮にできたとすればそれは十分できるということでよろしいのですか。


○議長(岡田正市君) 浅野教育総務課長。


○教育総務課長(浅野正治君) 先ほど教育にというようなお話がございましたので、私の方は小・中学校の中のお話ということでちょっとご答弁をさせていただいたということでご理解をいただきたいのですが。その中ではこの資料を使って学習をしていただいていると。ただ、その学習という中では本を使った中の学習というだけではやはり生きた教育とか、そういうものにはならないだろうと。そういう中で、地域に出向いていただいて生きた勉強というのでしょうか、そういうものを積極的にやっていただきたいというふうには考えておりますけれども。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) 先ほどから申し上げているように、もちろん私自身も生きた地域のものを学ぶ機会というのはすごく大切なことだと思っていますし、ただ、私はそれとはまた別の次元で積極的に無形の文化というものを積極的に後世へ伝えていこう、それが町史なのではないかと私は言っているわけで。


 実際に神奈川県の藤沢市では、中学校の授業において藤沢市の教育史を活用して教員が生徒たちへ授業を行っております。教育アーカイブズ藤沢編集会議、教育アーカイブズ藤沢、第4号において、以下のような報告をしております。まず、この授業を受け持った教員の先生の授業のねらいとして、「その歴史を動かすのは人であり、また、人1人で動かすこともできない。それを丁寧に解き明かしてくれるのが史料であると考える。史料には、人々の思いが詰まった真実の一端を見ることができる。視覚的史料からはみとることができない歴史を読み取り、感じてもらいたく授業を行った」としており、また、その授業を終えて、まとめとして、「生徒たちは史料を見つめる目はいつにもまして真剣であった」とされ、「自分たちの住む地域の史料であることが生徒に大きく作用し、親近感をもたらしたと思われる。視覚的史料やだれもが目にする史料だけが歴史の真実を伝えているのではなく、身近なところにある史料にも歴史を語る重みは十分にあると感じた。史料は難しい漢字や難解な文章がほとんどの史料集であるが、内容を吟味し、生徒への提示の仕方を工夫することで活用できる史料は多分にある」とまとめております。


 授業内容につきましては、ここでは割愛させていただきましたが、つまり、町史の一つの活用方法として学校教育へ生かしていく選択肢があることと、その重要性がご理解いただけると思いこの場で紹介させていただきました。


 それでは、以上のことを踏まえ、最後に川?町長にお聞きしたいと思います。


 町史とは栄町の文化を次世代へ伝えていく町の姿勢であり、太い機軸になると私は考えております。栄町は過渡期を迎え、住民の関心も高い合併への対応が急務になっているわけでございます。確かに、今回、成田市さんからこちらが希望するようないい返事がもらえたとは思えない状況でありますが、町長が午前中おっしゃいましたとおり、10年、それぐらいのスパンではまたこの協議をやっていくということが流れになってくると思いますし、私自身もそう感じておるわけでございます。


 今後仮に、栄町が合併したとすれば、この町史編さん事業は日の目を見ることはなくなる可能性が高くなるのではないでしょうか。50年、100年たったときに、栄町文化を伝える史料がなくなることはまことに残念でなりません。


 町長におかれましては、創造健康都市さかえを標榜されたことはハード面だけでは人は幸せになれない、これからはソフトな面、つまり体と心の問題にも目を向けなければならないという町民に対してのすばらしいメッセージだと私は解釈させていただいており、また、共感しているところでもございます。そういった意味で、栄町の教養度が問われるかもしれない、町史編さん事業を住民が自分の町に自信が持てるようなまちづくりに生かし、また、教育現場にも生かしていくということにどのようなお考えをお持ちでしょうか。また、できればさきに問題となった町史編さん事業への町長の展望をお聞かせいただければと思います。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。議員おっしゃいますように、町史そのものは私も編年体の方がベストとは申しませんけれども、限りなくベストに近い編さん方法であろうと、このようには思っております。ただ、合併と絡めて議員ご心配いただいておるのですけれども、やはり栄町の歴史というものは、先人から引き継ぎましたこの自然、歴史というもの、その中で私たちがはぐくんでおりますし、伝統、芸能、文化、すべてが網羅されて、私はいわゆる風土という言葉を使っておるのですけれども、そういうものがはぐくまれているわけでありまして、合併したからといって編さん事業がなくなるというような、そのすり合わせは毛頭考えておりません。当然栄町の歴史は合併しても、例えばの話、合併したという仮定においても成田市、栄か安食になるか、わかりませんけれども、その中の一つの歴史ですから、それはもう消し去ることはできませんので、大事に、やはり後世に語り伝えるべき、そして、活字として残すべき問題だろうとは思っております。


 今後の編さん事業につきましては、先ほど来、教育総務課長が申し上げておりましたけれども、財政の問題があります。それで、学校、小学校、中学校の副読本で使われておりますけれども、ダイジェスト版とは申しませんけれども、その辺の感じでいければ、まさにしっかりと今までの史料1、2というような形ではなくても残せるのかなとは思っていますけれども、これは教育委員会サイドの問題で、これから協議していただけるのであろうとは思っていますけれども、当面は保存の史料の編集というか、整理を主体的に行っていきたいな、このようには感じておりますし、残さなければいけないという、この信念は変わらない。それで、残すべきであろうというのは思っております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 橋本君。


○4番(橋本 浩君) ありがとうございました。私は5月から議員活動を始めました。さまざまな地区のさまざまな方々からのお話、接する機会がありました。地域の方々から役場の職員の方々、学校関係者、ボランティア活動をされている方、小・中学生、子供たちからは栄町の自然が大好きだという声も多く、中には地域の歴史をもっと知りたいという子までおりました。また、大人の方々からも子供との交流を積極的に持ち、歴史や文化を子供へ伝えていかなければいけないという話を多く聞きました。栄町の文化を見直して、後世に伝えようという土壌はできていると思います。一方において、栄町から引っ越しをされ、ほかの地域へ住んでいく人たちもおり、この町に悲観されている方とも多く接してまいりました。また、ある学校の教職員の方からは、子供たちはある挫折をきっかけに躁鬱、登校拒否にと移っていく子供が多くなっているとも話されております。また、子供たちの精神的な強さの容量が小さくなってきているとも聞きました。そこで、私は我が栄町や自分自身にも自信が持て、ふるさとを思う気持ちや栄町の文化を次世代へ伝えていくというふうに強く考えるようになりました。


 また、龍角寺のすばらしい歴史や安食の由来など、人から伝え聞く機会はあるけれども、栄町の文化とは何だという根本的な問いの答えとして、栄町の文化すべてを体系的にあらわしている町史がその重要な機軸になるという考えに至りました。町史が完成していないということは、伝えるべき文化があやふやになってしまうということは言い過ぎでしょうか。


 今回の質問は、栄町の文化を町史刊行という形で明確にさせ、それを地域に根差した教育として学校現場にも活用していこうという提言でございました。それは長い目で見れば、活用の仕方次第では、子供から大人まですべての町民の活力を生み、それが生きる力につながっていくのではないかと考えております。


 他方、現在、我が国では地方分権化が進められていることは周知のとおりだと思います。それは各地域の行政が住民の身近なところで行われることを意味し、ある意味においてはこの地方分権化は地域が個性的な行政を行うことを目指すものであるようにも思えます。しかしながら、これまでの地方行政は総じてある施策を決定する際にはとかく近隣の市町村の施策に関する情報をまずは収集し、それを模倣するといった方法論によって行われてきたように思うわけでございます。結果的にはいずれの地方行政もいわば没個性的な施策が講じられているように思うところもございます。


 こうした状況を打破していくためには、まずは各地方がその地方独自の個性をよく理解し、その上に立脚した行政が行われる必要があるわけです。無論ここで言う地方独自の個性を考える上では、まずはその地域の独自性を歴史的な観点から理解する必要があるわけでございまして、その地域の過去の事例を参照としながら、その将来の施策を講じていくという方法論がとられることが肝要であろうと思います。


 この観点から見ても、本日お伺いしてきました栄町の歴史保存などに関する施策はこれからの大きな課題となることを最後に申し上げて、私の一般質問を終わりにさせていただきます。本日は貴重なお時間をちょうだいいたしましてありがとうございました。


○議長(岡田正市君) これで、橋本 浩君の一般質問を終わります。


 ここで10分間の休憩とします。55分から始めます。


                               午後 1時43分 休憩


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


                               午後 1時55分 再開


○議長(岡田正市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(岡田正市君) 戸田榮子君の発言を許します。戸田君、質問者席に。


 〔14番 戸田榮子君登壇〕


○14番(戸田榮子君) 14番、日本共産党の戸田榮子でございます。私は、今定例議会におきまして、2項の質問を通告いたしましたが、まず一般質問の前にお尋ねいたします。


 私は、この通告書に答弁者、全課長と、とりわけ第2項のまちづくりや財政再建につながる課の設置と役場職員の人事についてというタイトルについては、私は執行部の全課長のご意見を伺いたいということで、通告書には答弁者、町長並びに全課長と書かせていただきました。しかし、こうして開会になりましたが、出席されている課長は全課長ではございません。なぜ、このようなことを申し上げますかと言いますと、私は町長には以前から議会の一般質問については全課長の出席を何度も求めてまいりました。これまで、歴代の栄町議会ではこのことが行われていましたが、川?町長になってから質問事項のある課長のみの出席となっていたわけですが、とりわけ今回のような質問については、私は全課長の出席を求めるものでございます。


 まず、最初に、町長に、なぜこのことが取り上げられなかったのか、お聞きしたいと思います。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 質問事項が総務政策課の範疇で答える事項かなと思いまして、ただ、戸田議員言われましたとおり、答弁者が全課長と書いてあるのですけれども、大変申し訳ございません、私、担当課長ということで読み間違えておりますので、その辺はご容赦いただければと思います。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) それでは、これから時間を切りまして、議員が求めた全課長の出席をまずお願いするものでございます。1時間以内で、この時間は計算に入れないで出席を求めたいと思います。


○議長(岡田正市君) 戸田君に申し上げます。この件に関しては1時間以内といたします。1時間以内でお願いします。戸田君。


○14番(戸田榮子君) では、結構です。その時間が差し引かれますと2項目の一般質問ができませんので、今回はこのまま続けますけれども、ぜひ今後の課題として町長や町執行部の皆さんにこの問題は取り組んでいただきたいと思います。


 まず、町長には2期目に当選した時点で全課長の出席をさせますと、こう、口頭でしたが述べておりますので、それは町長が当時そのように約束しているわけですから、それを私たちはずっと見ていましたが、今回はどうしても出席を求めたいという議員の要求に対してできなかったということはどうなのか、時間もありますのでこの辺にしますけれども、逆に今、日本食研の方に課長以下全職員がこれから研修する、5日間も全課長が研修に出かけているわけです。そういう時間、そのことが悪いとは思っておりません。それはそれなりに民間のノウハウを学ぶことは私は否定はしていませんけれども、そういう時間とゆとりは持っているのに、なぜ議会の一般質問に課長が出席することができないのか、これは大いに私は問題があると思っております。


 それでは、1項目めの質問に入ります。2001年度以降、国が社会保障費を毎年2,200億円を削減し続けてまいりました。その結果、高齢者や障害者を初めとする国民への負担増は今本当に耐えがたいものとなっております。国民皆保険制度の基礎を支える国民健康保険も例外ではなく、国庫支出金の削減などで保険料が高くなり、千葉県の滞納世帯は22.9%、全県では23%近くに上がっています。また、2000年度から義務化された滞納世帯からの保険証取り上げ、いわゆる保険証にかわる資格証明書の発行、これも県全体では2万7,287世帯で、滞納世帯の実に11.5%が資格証明書のみの発行となっているのが現実でございます。これは本年6月1日現在の資料でございます。医療機関の窓口で自己負担を10割支払わなければならない資格証明書世帯では顕著な受診抑制が起こり、千葉県の調査では一般世帯と資格証明書世帯での年間受診率に大きな隔たりがあると積算されています。国では収納率の向上などを資格証明書発行の理由に挙げていますが、発行している自治体としていない自治体を比較すれば、収納率の向上に寄与していないことは明らかです。このことによって収納率が上がるという実績となっていないという現状です。


 さらに今、大きな問題になっているのが、子供のいる世帯からの保険証の取り上げです。先日、厚生労働省の調査結果が発表されましたが、千葉県内で子供のいる世帯からの取り上げは3,321世帯で、全国2番目に多い県になっています。国民健康保険をめぐるこうした問題は国に重大な責任がありますが、県や町の改善でできるものも少なくありません。そこで、私はこの議会におきまして国民健康保険の問題、栄町における健康保険税の状況及び短期保険証、これは3カ月を期間とした短い間の保険証です、それと、先ほど申し上げました資格証明書の発行の実績についてお伺いいたします。栄町における実態はどうなっているか、県内の市町村と比べてどうか、また、保険税を払いたくても払えない家庭に対する手だて、町独自の減免制度をどう取り組んでいくのか、町の国民健康保険税の今後の見通しについてお伺いいたします。これが1項目めでございます。


 2項目めの質問は、まちづくりや財政再建につながる課の設置と役場職員の人事について、このタイトルでお尋ねいたします。


 小泉内閣以来の構造改革によって急激な格差と貧困が拡大して、現在と将来の不安が一層増大しています。中でも貧困の問題は、就労しているのにかかわらず生活していけないなど、特に昨今では正規雇用に相なれず、労働者の使い捨て、派遣社員の大量首切りが行われています。就労している人も生活が苦しく、未来に希望が持てないなど、大きな社会問題になっております。今、広い意味での社会保障のあり方が大きな争点になっておりますが、これは大きくは国の責任であるとともに、そこに根差す地方自治体が住民の暮らしをしっかり守り、夢ではなく、現実の問題としていかにそういう社会の中で地方自治体の果たす役割をしっかり守っていくのかという、このことが今日ほど問われる時代はないと私は思っています。ですから、そういう意味で2項目めの質問は、今ある地方自治体、栄町役場が本当にまちづくりや住民にこたえられる行政となるため、職員人事は個人の持つ特性が生かされるものになっているのか、希望は取り入れられているか、特定の課に重圧や負担が強いられることはないのか、健康管理はどうか、住民にとってよいサービスにつながる人事や新しい課の設置と、適材適所への配置について、町長並びに課長の考え方をお聞きしたいと思います。


 以上、2項目にわたる最初の答弁をお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 大澤健康保険課長。


○健康保険課長(大澤幸男君) それでは、まず第1点目の栄町における国民健康保険税の状況及び短期被保険者証、資格証明書の発行の実情について、お答え申し上げます。


 細目の1点目の短期被保険者証と資格証明書の発行状況でございますけれども、県内市町村と比べてどうかということでございますが、千葉県で取りまとめている資料によりますと、平成20年6月1日現在の状況でございますけれども、栄町の短期被保険者証の発行世帯数は319世帯、資格証明書の発行世帯数は25世帯となっております。被保険者世帯数に対する短期被保険者証発行世帯数の割合ですけれども、これは県の他市町村の中間値で短期保険証の発行率ということがなっております。資格証明書の発行世帯数の割合でございますけれども、こちらの方は他市町村と比較しますと少ない割合となっております。ちなみに、栄町の現時点での短期被保険者証は283世帯、資格証明書が20世帯となっております。


 次に、2点目の保険税を払いたくても払えない家庭への手だてでございますが、町独自の減免制度をどう取り組むかということでございますけれども、保険税を払いたくても払えない方に対しましては、現在、収納課と連携しまして窓口での納付相談などにより対応しているところでございます。町独自の減免制度につきましては、町の財政状況、国保の財政状況などを含めて検討する必要がございますので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


 次に、3点目の栄町の国民健康保険税の今後の見通しでございますが、保険給付費が平成18年度、決算ベースですけれども、12億5,693万4,592円、平成19年度、13億8,161万2,243円、平成20年度、今年度でございますけれども、保険給付額が平成19年度を上回っている状況で今現在は推移しております。収納率もなかなか伸びていかないのが現状となっております。国民健康保険の財政構造は、被保険者の方が医療機関にかかり、必要な医療費を国民健康保険税、国・県・町、その他の保険者からの交付金等で賄う構造となっているため、保険給付費が伸びていけば、当然、その費用に充てなければならない国民健康保険税も多くしなければならない状況となります。現状のままの国民健康保険制度では、伸び続ける保険給付費に見合った税額にするためには、税率改正も視野に入れ検討していかなければならない状況でございます。町民の方が将来も安心して医療を受けることができるようにするためには、より一層、国保財政の健全化に努めていかなければならないと考えております。そのためには、町民の皆様に国保の現状を理解していただき、みんなで支え合う保険制度でございますので、保険税は納めなければならないのだというような気持ちになっていただくよう、啓発を行うとともに、町民一人ひとりが常に健康を意識した行動がとれ、自分自身の健康管理ができるような健康事業を町の関係各課や地域、各種団体等と連携してできるよう積極的に展開してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) それでは、私の方からはまちづくりや財政再建につながる課の設置と役場職員の人事についてということの質問ですが、その詳細について、職員人事は個人の持つ特殊性が生かされるものになっているか、また、希望は取り入れられているかについての質問にお答えをいたします。


 現在、地方分権改革により町の役割や責任が増大していることに加え、事務、事業等も大幅に拡大しており、組織運営面における自主性・自律性の一層の拡大を図りながら、そのトップマネジメント機能の強化を図る必要があるとされています。そこで議員におかれましても、ご承知のとおり、町においては危機的な財政状況を踏まえ、行財政改革のスピードアップを図るため、「行政経営改革」に取り組んでいるところでございます。この改革を実行する推進体制としては、「高い政策立案能力を持つトップマネジメント」と「自立経営する執行部門」の確立を目指しているところであります。また、厳しい財政状況に加え、職務の複雑・住民ニーズの多様化等、公務を取り巻く環境は依然厳しい状況が続いています。


 そこで、公務能率を確保し、公務を適正に運営して行くためには、職員の能力と意欲の向上が図られなければなりません。それには、職員個々の現在置かれている職務状況や希望等を把握した上で、適材適所の配置を行うことにより、職員が働きやすい環境を整えることが必要であると考えまして、全職員に自己申告書の提出をお願いしているところであります。


 この自己申告書は、異動に関することはもちろんでありますが、その他健康状態や能力活用等を記入できるような様式になっております。昨年度229名(全職員数の約85%)の提出がありました。提出された自己申告書を人事担当課においてチェックしまして人事管理を行っているところです。


 なお、職員には必ずしも希望した部署に異動できるものでないことを事前に了解してもらった上で申告書を提出してもらっております。


 次に、健康管理につきましては、職員は1年に1回町が行う定期健康診断を受診するか、あるいは個人で人間ドックを受診し、その受診結果を産業医がチェックし、その確認結果を踏まえ、健康相談を実施しているところであります。また、健康診断の結果で、要精密検査等の指示があった職員には受診結果について報告を求めているところであります。さらに、先ほどご説明いたしました自己申告書の中には健康状態の記入欄がありまして、そこを確認し、時には面接を実施し、職員個々の健康状態の把握をしているところでございます。


 次に、新しい課の設置についてですが、平成18年度より行財政改革を確実に実施し、進行管理するため、また、実効性を高めるため、企画政策、財政、人事の各部門を一括組織にし、総括的な行政運営を図っています。また、新たな行政課題や横断的、全庁的な重要課題をスタッフ制で取り組み、組織改編し、対応しているところでございます。


 次に、住民にとってよいサービスにつながる人事についてお答えをいたします。


 町の基本的な役割といいますと、各種の行政サービスを町民の立場に立って実施することですが、栄町は平成16年3月に「栄町人材育成基本方針」を策定しております。これは職員一人ひとりの意欲の向上を図り、その能力と可能性を引き出し、組織としての総合力を高めることを目的として策定したものであります。町が求める「創造型職員」の四つの基本的能力とは、第1に、常に町民の立場に立って行動することができる町民感覚を有すること、具体的には町民ニーズを町民の立場に立って理解し、適切な対応をすることであります。第2に、町は一つの経営体であるという認識を持ち、効率的な行政運営を行うことができる経営感覚を有すること、具体的にはコスト意識、スピード感覚、危機意識を持って職務を遂行することであります。第3に、時代の変化をとらえ、前例踏襲主義でないチャレンジ精神を有すること、具体的には独自の発想で積極果敢な政策立案を行うことであります。第4に、公務員として、また、地域に生きる1人の豊かな人間性を有すること、具体的には、より高い倫理観や人権意識、優しさや思いやりの心を持って地域社会の担い手として行動することであります。職員は住民にとってよいサービスが提供できるよう、「創造型職員」を目指し努力しているところでございます。


 最後に、適材適所への配置、特定の課に重圧や負担が強いられることはないかの質問にお答えいたします。


 先ほどご説明したとおり、自己申告書の提出等により職員の現状を把握した上で適材適所の配置に努めております。また、課により仕事に対する事務量、内容が異なりますので、一様には言えないところでありますけれども、適正な人事配置に努めております。今後も、職員の健康管理につきましては、細心の注意を払っていくとともに、効率的な行政サービスの提供ができるよう、組織及び人事管理を行っていきたいと考えております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) 1項目めから再質問に入りたいと思います。担当課長から答弁をいただきましたけれども、その前に社会保障推進千葉県協議会、社会保障の充実を求める自治体要請キャラバン、これは毎年社保協や労働組合などで構成するキャラバン隊が全県56市町村を訪れて国民健康保険だとか介護保険とか社会保障制度、自治体で行っている制度の改善を求めるキャラバンを毎年行っているのですね。私はたまたま要請を受けて、この9月だったと思いますが、栄町の要請行動に参加し、大変勉強になりました。私はもちろんこうして議会で言うだけでなく、これはまず基本はこの町の議会で行政に諮問する、そして、それを実現させていくことが大切な議員の役割でありますけれども、県やまた国会などに住民の要求をひっ提げて交渉に行く、このことも私たち議員にとっては大事な仕事だと私は思っております。ですから、今年の11月25日には知事への国民健康保険改善を求める要望書を提出して、堂本知事への交渉、それから、昨年は2回厚生労働省に直接請願書を手渡すなど、そういう運動を展開する中で、本当に今のこの日本の現状、これからの若い人たち、そして、頑張ってきたお年寄りに気の毒だな、何でこんなひどい社会保障制度なのだろうという思いが本当に一層私は強く感じております。


 そこで、具体的にその改善を求める再質問をさせていただきますけれども、先ほど資格証明書の発行、これはご承知のように、いざ病気になったら10割そこでお金を払ってお医者さんにかかるわけですから、ほとんどの方は払いたくても払えない、負担が大きくて収入に見合った計算だといってもとても払えない国保税、これを滞納したためにもう医者も我慢する、もうどうしようもなくなるまで我慢する方が私はいると思います。テレビでも大分この問題を取り上げていますけれども、そうすると――短期保険証は一応わきへ置いておきます――資格証明書の発行は基本的には数年前から国が滞納者に対しては資格証明書の発行ができるのだという、そういう通達はしていますけれども、余りにも資格証明書を発行されている世帯の医療実態がひどいので、厚生労働省もそのまま指導するやり方を変えて、本当に悪質と思える、そういう世帯にのみ資格証明書の発行はするのですよというふうに、方針が変わってきたと思うのですね。ですから、特にその中で、もちろん高齢世帯も同じですけれども、義務教育の子供たちのいる家庭にはどんな事情があろうとも資格証明書の発行はしてはならない、これが基本だと思います。


 ご承知のように、千葉県も含め全国で今乳幼児医療無料化がそれぞれの県で年齢は違いますけれども、実施されていますよね。ところが、資格証明書の家庭では、赤ちゃんがいて、医者に連れていって、本来なら無料で診られる、そういう県や地方自治体の制度があっても利用できないですよね、ご承知のように。結局はそういういい制度をつくっても保険証がないために赤ちゃんの無料受診もできない、本当にこういう実態が生まれているわけです。


 それで、最近厚生労働省から来た通達、資格証明書の発行についての取り扱い方については、決して機械的に行ってはならない、いわゆる極端に言えば悪質と見られる世帯についてですよという通達が来ていると思うのですけれども、そういう中でも、今現行栄町は、県の資料によりますと、また、キャラバン隊の資料によりますと中学生が3名含まれているのですね。そうすると、これはやはりどういう事情で資格証明書の発行になったのか、今まで踏まえたようなことの経過、それから、その世帯への手だて、相談、健康状態はどうですかとか、お子さんのぐあいはどうですかというような、そういう心の通う訪問活動がやられてきたのかどうか、まず、お尋ねします。


○議長(岡田正市君) 大澤健康保険課長。


○健康保険課長(大澤幸男君) 栄町ですけれども、現在20世帯の資格証明書を発行しております。当然のことですけれども、国民健康保険税を滞納したからすぐ資格証明書を発行するというわけではございません。当然、国民健康保険税が納められていない場合、当然督促とか催告とか、電話や訪問などによって税を納めていただくようお願いしているわけですけれども、それぞれの家庭の事情がございますので、訪問してお話しできたらすぐお支払いしていただけるというものでもありません。当然何回も電話や訪問等によりお願いしましてもお支払いいただけない方がいらっしゃいますので、その方に対しましてはなるべく話し合いの機会が持てるように、有効期間の少ない短期保険証を発行しまして、話し合いの機会をなるべく多くとれるようにしているところでございます。当然、短期保険証の間におきましても、電話や訪問によりまして納税のお願い、または訪問等によって訪れているわけですけれども、電話や訪問による納税のお願いに行ってもいなかったり、電話でも対応していただけなかったりという方が結構いらっしゃいまして、当然その方は滞納期間も長くなりますので、最終手段として資格証明書の発行ということになります。当然、資格証明書を発行するに当たりましては、相手の方の言い分等を聞くようなことになっておりますので、お話し合いをしましょうということで、お手紙等は差し上げているわけでございますけれども、当然そういうものも無視されているというような方に対してやむを得ず資格証明書を発行しているということでございます。


 ですから、基本的にはそれほど相談に応じておられない方、当然納付誓約等で納付をする意志があるということで、少額でも納付していただいている方にはなるべく短期保険証で対応するようにしていますので、資格証明書はそれほど制度理解をもともと余りご本人がしていただけない方が多くなっております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) 冷静に考えたときに、収入がなくて国保税の督促状や、これ国保だけではなくて、住民税や固定資産税、いろいろな税の督促が来たときに、払えるなら払いたい、しかし、何度督促状が来てもきょうの米を買うのが先だ、子供の教材とか洋服とか、もう本当にせっぱ詰まったことに支出をする方が優先だという、そういう状況であったときに、心を閉ざしてしまうというか、また、相談に応じますって、相談に応じてもらっても払えないのです、顔を見せに行くにもつらいという、そういう実態もあるのではないかなと私は思います。ですから、相談に乗らない、担当課が本当にこのつらい立場で頑張っておられるのはもうよくわかっているのですよ、しかし、栄町で義務教育の子供のいる家庭が3世帯あるという、酒々井町とか本埜村はないです、ゼロですね。私、生活実態はそんなに変わっていないと思うのです。千葉県下で発行していないところもあるのですよね、義務教育を受けている子供のいる家庭は。ですから、それから見たら、イタチごっこですけれども、払えば渡すよ、払わないから渡さないのだのイタチごっこですけれども、やはり子供がいるという、それで医療の制度の本来の目的から見たらどうなのかなというのが一つです。


 それと、キャラバン隊のアンケートが7項目あったと思うのですけれども、その中の各町村への設問事項の中の第1項目が、資格証明書の発行や差し押さえなどせずに、減免や猶予など、生活支援を全面に据えた対応をすることについてどうかという問いに対して、一つは、そのようにキャラバン隊が言うような形で実施をすると、既にもうしているというのが1番です。2番が、検討する、3番がしませんと、払わない方にはもうそういう措置をしますという、しませんという3項目あったと思うのですけれども、栄町はちなみにこの7項目の中の1項目に、1番でそのようにちゃんと実施します、していますというところに丸をつけているのですね。ですから、これは姿勢は本当にいいのです。皆さんがそういうふうに、経済的問題は当然出てきますけれども、姿勢としてはどの市町村も1番につけてほしかったのですが、栄町は1番につけていただきました。しかし、現実には3世帯あるというのは、どうなのかなと。そのようにしますということと矛盾しているのではないかなということですね。それが何か異論がありましたらお答えください。それが1点です。


○議長(岡田正市君) 大澤健康保険課長。


○健康保険課長(大澤幸男君) 無条件に発行するという話ではございません。要するに、滞納をして、お話し合いにも応じていただかなくて、ただ中学生の方がいらっしゃるので、無条件に発行するということはしません。当然、お話し合いをして、いろいろな生活状況があると思います。滞納されている方でも、所得のある方もいらっしゃいますし、ない方もいらっしゃいますので、その辺は実情に合わせて、それから、窓口に相談に来にくいというお話がありましたので、こちらから出向いて、電話等ではこちらから出向いていくような形をとっているわけですけれども、忙しいから来てもしようがないよとか、いろいろなのがあります。そういう形でやむなく資格証明書ということでございますので。


 あと、ちょっと誤解されるといけないので、うちがそういうのをやりながら資格証明書を発行している、では、その資格証明書が発行された方は悪質な方なのかといいますと、それは一概にそうも言えないところもございますので、よろしくお願いいたします。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) 2項目の質問もありますので、最後ですけれども、本当にどこの町もただで医療にかかれるのならもう皆さんに発行するという、最後に答弁書にありましたように、本当に財政的な問題があるのでいたし方ない、それはよくわかります。ですから、私たちは本当に国の社会保障制度、医療制度、これを本当に大幅に大きく変えていくこと、このことが大前提だと思っておりますので、これは本当に政治的に町村長を初め、それぞれ国会議員等を通じてこの運動を大きく展開していくこと、これが一番の解決だと思います。それは私もよく存じておりますし、それがない限り、地方自治体へのしわ寄せ、また、結局第2、第3の医者にかかれないで命を落とすような、そういう世帯を生み出すという、この悪循環、これを断ち切ることが私は大前提だと思っております。なぜそれを主張するかといいますと、こうした資格証明書の発行、これはみんな医療を平等に受ける権利を有しますし、特に子供が健やかに健康に生きていける、それは児童福祉法にもきちんとうたわれているのですよね。国民健康保険法の第1条にも国民皆保険の源である第1条の精神はみんな平等に安心して医療を受けられる、その考え方から生まれた制度ですから、当然医療にかかるのだから、その分払ってもらいますという、基本はそうですけれども、医療も薬漬けとか検査漬けとかではなくて、本当に健康管理、予防医療とか、最後に大澤課長も今後予防医療や健康増進に努めていくという、これは書かれていたので、そのとおりだと思いますけれども、この悪循環を断ち切らない限り、どんなに議会でまた住民から相談を受けて、国民健康保険税何とかならないの、もう本当に切実な声を聞かされても私たちどうしたらいいのだろう、そういう気持ちで本当におります。ですから、政治を変えなければならないと私は思っておりますので、そういう意味では1項目めの質問はまだたくさん質問事項が残っておりますけれども、時間の関係で1項目めは終わりにさせていただきます。


○議長(岡田正市君) 大澤健康保険課長。


○健康保険課長(大澤幸男君) ついせんだっての話ですけれども、国におきましても義務教育の家庭の方には国民健康保険法を改正して、来年の4月あたりからは全部臨時保険証なるものを発行するようなことを検討しているというような話も聞いておりますので、その辺の法律が施行されましたら早速対応をしたいと思っております。


 以上でございます。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) そういうことで、やはりいろいろな世論が、また、各地域の行動が国をそういう形で国を動かしたのだと思っておりますので、これはお互いに行政も、私ども議員も今後頑張っていきたいと思います。


 第2項目めの再質問ですけれども、先ほど鈴木課長から答弁いただきました。当初にも述べましたけれども、今ほど地方自治体の力を発揮するときはないと。今までもそのことは変わりませんでしたけれども、きょうほど私はこのことを強く町長初め、執行部の皆さんにお願いする気持ちを強くしております。答弁の中では、各職員に希望する課とか、健康状況とかをアンケートで一人ひとりとって、それぞれの考え方や行政の思いをきちんと把握しておられるということで、それは大変結構なことだと思います。当たり前ですよね、一つの課に希望が集中したら、みんなが希望する課におさまらないのは、それは私も承知しております。ただ、できればその人の持っている能力や特性が課の中で生かされる最大の方法、これをどこまで追求できるかが課題だと思っております。


 そこで、お尋ねしますけれども、85%の職員は回答してくれたけれども、あとの15%は何ら町が行ったアンケートに答えていないわけですよね。民間だったら、85%が答えて、あとの15%が会社の何かアンケート等に答えなかったら、これは最後の1人まで出してくださいという、それほど厳しいものだと思います。とてもいいことをしているわけですから、それに協力できない方が15%もいるというのは、私はとてもがっかりしましたし、数字で言うと約40名ぐらいになりますよね、今の職員数から見て。まず、それは出さない方は出さないで、そのままで済まされてきたのでしょうか。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 先ほど申し上げましたけれども、やはり異動だけではなくて、その他健康状態や能力、活用等を記入させてと、職員が働きやすい環境を整えますよというような目的でやっておるわけでございますけれども、そういった中で4月の人事に反映したいということで、大体その年の2月ごろに文書を流すわけでございます。そういった中で、当然こういった文書ですけれども、対象者については全職員といった中、また、目的等を明記して出しておるわけでございます。戸田議員、今言われたとおりだと思います。私どもについては当初出していない職員については理由等を聞いた経緯もございます。ただ、ここ数年については、これについても一つ自己申告書なので、例えば私は、当然出したくないよ、また、そういった意識には欠けている職員なのかもしれませんけれども、まず自己申告書というとらえ方でやっております。ですから、今は再度出しなさいというような指導はしておりません。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) 実際に、現実の問題として栄町の職員の中ではそういう実態だということ、この背景には一体何があるのでしょうか。私は町長にお尋ねしたいのですけれども、以前町長は本会議の中で、職員の能力は60%発揮されればいいのだと、100%は求めないということをおっしゃいましたよね。少なくとも我々議員はその考え方に「えっ」というふうに感じた、住民の方がもしこの本会議でそのことを聞いて、何を言っているのだ、何の意味なのだと疑問を持つと思うのですね、今答弁いただくまで。それで、今本当に不況で、会社なら会社が倒産するかどうか、この栄町、地方自治体、この町が崩壊するかどうかとなったときには、もう100%どころか120%ぐらい発揮してみんなで頑張るというのが考え方ではないかなと思うのですが、まず、では、なぜその6割という考え方をお持ちなのでしょうか。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) お答え申し上げます。この100%といいますと、例えばの話、私は下水しかできませんと言ったら一生下水道課の人間になってしまうのですよ。私の考え方はそれが100だと思っています。6割というものは、どこに行っても6割の能力を持っておれば、町民の相談には的確に乗れますし、そしてまた方向性を見出せるものと私は理解しておりまして、職員の能力というものをそれだけ評価しております。ですから、100%だと、言葉は悪いですけれどもかたわの人間になってしまうのではないかな、私は思っております。それで、人事というものは希望どおりに行くということになりますと、例えばの話、私の希望した、下水道課だ、建設課だ、何々課だというところで縛られてしまって、人事が硬直してしまうのだということでありますので、100は求めないで6割で町民の相談に乗れる人ということで申し上げたつもりでございます。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) 少し理解できますが、私は今の町長の答弁では理解はできないのですが、ただ、それを押し問答していてもしようがないですからわかりました、町長の考え方はわかりました。


 それで、私がこの栄町議会では一番古手になって年数も積んでいるわけですけれども、私が議員になってから、この栄町役場では職員が精神的な病気からみずから命を絶つことが30数年前にありました。また、脳溢血で倒れた40代の職員がありましたし、最近では、これは県の方の出張の際の交通事故ですけれども、亡くなりました。また、つい最近では担当課長がやはり、これは大変お疲れだったと思います、客観的に、それで今入院をされております。職場復帰もなかなか大変だろうというような感じを受けておりますけれども、私は健康であって初めて住民にも答えることができるという観点と、もう一つ、地方自治体については労働者の模範であってほしい、週8時間労働、週休2日制、そして、人間らしく働き、家族と団欒し、そのエネルギーを日曜祭日にはたまには地域にも注ぐことができるような、そういう労働体系、前は、私が若かりしころは終身雇用でもっと今よりも厚生年金もきちんと会社が掛ける、そういう指導がされておりましたし、まだまだ全体的に日本の国は貧しかったけれども、楽しく働けたなという時代があったと思います。しかし、昨今ではこれは私の身内も含めて、民間企業に勤めている若い人が、帰ってくるのが夜中の11時、12時、翌日の朝7時半には家を出て行く、日曜も毎週は休めない、土曜日も休めない、週休2日どころか週休1日あればいい方だという、これは決して望ましいことではありません。ただ、今、ニートだとかネットカフェ難民が増えたり、臨時職員がどんどん平気で使い捨てにされて首を切られる、こういう時代にあっては一般の人たち、地方公務員はいいな、でも、いいなではないのですね。私はやはり自分も身内の子供とか見ていますと、こんなに大丈夫かしら、過労死しないかしらと思いながら憂いていますけれども、私は今現在では地方公務員は働く労働者の模範でなければならない、きちんと家庭を大事にし、地域を大事にし、そういう場でなければならない、そういうシステムでなければならないと思っていますから、私は今世間は大変冷たいです、地方公務員や国家公務員に対して。不正とかああいう社会保険庁とは別にしてね、ああいうことは困りますから、別にして、本来ならこれはしかるべきであるにもかかわらず、今余りにも日本の労働体系はおかしいですね。でも、そういう状況の中でも、今執務中にぐあいが悪くなったり倒れたり、個人の衛生管理もあるかもしれませんが、若い方が亡くなってしまったり、一体これは何なのだろうと。逆にとても不思議で、だから、民間の過労死とか、そういうのもすごい勢いで増えていくのではないかなと思っていますが、そこで職員の健康管理についてお尋ねします。


 答弁書では、年に1回職員の健康管理、個人での人間ドックや町で行う住民健診を受けられているということですけれども、そうしますと、そういう中で職員の健康実態がわかるわけですよね。項目の中にも入れましたが、特定の課がとても集中的に忙しかったり、家に持ち帰って仕事をしたり、時間外に仕事をされたりということが実際あると思いますが、これは特に特定の課にそういう現象があるのではないでしょうか。これを確認したいと思います。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 定期健康診断につきましては労働安全衛生法の中で事業所としては年1回以上やりなさいよと、また、職員についても健診を受けなければならない義務というようなことが課せられております。そういった中で、平成19年度の例をとりますと、職員が274名おります。そのうち受診者が256名、定期健診で受けたのが83名、人間ドックが173名ということで、そのうち有所見者ということで、精密検査を受けなさいだとか、要治療というのが68名ほどおります。ただ、それは中は例えば私もそうですけれども、血圧が高いのとか、胃のレントゲンを撮ったらちょっと変形していますよだとか、そういった大きな、例えばもうちょっと危ないようだとか、そういった症状ではないのですけれども、そういったものがあります。そういったものがあった場合には当然こちらの方で要精密検査というような指示が出たものについては精密検査を受けるように、また、要治療にあった者については治療を受けなさいよだとか、産業医というのがおりますので、そういった者のチェックを受けて指導はしております。


 その課が集中しているのかということでございますけれども、私の持っているリストを見ますと、特定の課に偏っているということはございません。


 以上です。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) 鈴木総務政策課長が見てそうに思わないのですから、そうなのでしょうが、私たち議員の、ずっと全1階から5階までをずっと上がっていったときに、物すごく大変だなと思う課も私は感じます。特に、新制度だとか、新しいものが取り入れられたときなど、本当に大変だと思って私は見ています。あとは、1年間ある課に行って、たった1年で異動になって、ようやくその担当する町民の方とか、仕事もなれ、住民との対話もできるようになったと思ったらもう異動だという、これが本当に適切な人事なのかなと疑問を持ったこともあります。現実に私は、もう特別とても大変な課ってあると思います。ですから、それは町長や町の重鎮の皆さんですから、政策スタッフ会議等を頻繁に開いていただいて、現職の職員が倒れることがないように、そういう意味では形式的な健康管理でなくて本当に実際に起こってしまったことを教訓に、健康でいてほしい、地方自治体が働く日本の労働者の模範になってほしいと私は本当にそう思っています。ですから、決してそのことで倒れたり、職務に復帰できないことがないように、健康管理についてはまた十分な配慮をお願いするものでございます。


 そして、最後に、以前の、改選前の議会ですけれども、これはほかの議員が一般質問の効果はどのぐらいあるのですかと行政に、執行部に聞きましたときに、議員の一般質問から受けたいろいろな項目を町が検討したり、実行したり、取り入れたりしたことは6割が成果を上げています。うわ、すごいなと思いました。実際には、細かいことも入れるとそのぐらいになるのかなと思って、私たちも一般質問をするからにはそれなりの調査や時間を、大変な時間を割いたり、ほかの自治体の研究をしたり、それぞれ今まで、きょうも何人かの議員さん、今回通告されていますけれども、私はそれぞれの議員の一般質問はなるほどと思って、プラスになるなと思って、本当に勉強になります。ですから、最後になりますけれども、私は栄町をしょって立つ執行部の課長さん方は支障のない限り、せっかく席があるのですから、全員の出席を求めて、きょうここに座っていらっしゃらない課長もモニターで見ている方が私は何人もいると思います。逆にモニターを見て気にしている課長の方が私は行政に前向きだなと思っております。のっぴきならないことまで割いてとは、それは言えないかもしれませんが、今まではそれができたのですから、町長、6割の効果を上げる我々議員の一般質問、執行部がもっと真剣に耳を傾けていただかない限り、我々の一般質問は形式になってしまいますので、町長もそうするとお約束したのですから、最後にこのことを町長に求めたいと思います。


○議長(岡田正市君) 鈴木総務政策課長。


○総務政策課長(鈴木 薫君) 先ほどちょっと戸田議員、誤解があったと思われるのですけれども、私は仕事が全然大変な部署がないとか、そういったつもりで言ったわけではございませんで、先ほどの最初の答弁で言わせてもらいましたけれども、各課一律の仕事をしているわけではございませんので、事務量なり内容が違いますよと、そういった中でございますけれども、先ほどの19年度の有所見者、要精密検査だとか、要治療の68名おりますよという話をしたのは、そういった中身を見ますと特定の課に集中しているわけではございませんという意味合いで話させていただいたつもりでございます。私も生身の体ですから、いつどうなるかちょっとあれですけれども、やはり健康というのはやはり自己管理が必要かなと思ってこういった定期健康診断を受けろというような中で、町としても人間ドックへ行くときには特別休暇というのを与えて、できるだけこういったものを受診しろということで勧めさせていただいておりますのでご理解いただきたいと思います。


○議長(岡田正市君) 川?町長。


○町長(川?吉則君) それでは、少し触れさせていただきます。先ほどの能力の問題なのですけれども、60というのはいろいろなプロもいますし、能力別の60というのがあるから相談事があればできますよというのを少しつけ加えさせていただきたいのですけれども。そしてまた、本来の今の答弁者の問題なのですけれども、この一般質問は答弁者というのは町長、私でございます。あと課長は説明要員というのは議員ご案内のとおりだと思いますので、逆に私の方からの提案なのですけれども、議員の皆様方で答弁者を決めていただければ私はそれなりに出席をさせていただきます。それでご理解をいただければと、このように思っております。


○議長(岡田正市君) 戸田君。


○14番(戸田榮子君) ですから、答弁者は担当課長になると思いますので、質問事項に対する。いいです、ここでそれを言っててもあと2分しかありませんので。


 それで、最後にまとめさせていただきますが、私はぜひ職員の皆さんに、町に出ていただきたい。例えば栄町の商売をしていらっしゃる方、また、商工業、工業をされている方たちの悩み、じかに聞く体制、これは墨田区なんかではやっていますよね。直接区内の地元を支える業者さんとの懇談会、融資制度の相談に乗ったりとか、そういう運動と、それと、ひとり暮らしで寂しくされているところに元気ですか、これはヘルパーさんとか民生委員さんの仕事だけではなくて、私はげた履きで気軽に行けるような、そんな声かけ運動、これも町の職員だからこそ、もちろん一般の住民の方、ボランティアもたくさん頑張っていますけれども、これは行政の力ででもできると思っております。住民に目に見える活動でいろいろなことをされることもたくさんありますけれども、私はこれからはそういう時代、町の職員も自分の仕事をきちんと片づける一方で、町に出かけていくような、そんな気軽なシステムづくりも求められていくのではないかと思っておりますので、ぜひスタッフの皆さんにそういうことも検討して考えていただけたらと思っております。


 以上です。


○議長(岡田正市君) これで戸田榮子君の一般質問を終わります。





  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





◎散  会





○議長(岡田正市君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。


 次は、12月12日午前10時より開会することにし、本日はこれをもって散会といたします。


                               午後 2時55分 散会


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――