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千葉県 大網白里市

平成17年 12月 定例会 12月06日−02号




平成17年 12月 定例会 − 12月06日−02号









平成17年 12月 定例会



    平成17年12月6日(火)

◯議事日程(第2号)

 第1 町政に対する一般質問

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◯本日の会議に付した事件

 日程第1 町政に対する一般質問

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               午前10時02分 開議

出席議員 22名

欠席議員 なし



○議長(高知尾進君) ただいまの出席議員数は22名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。

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△日程第1 町政に対する一般質問



○議長(高知尾進君) 日程第1、町政に対する一般質問を議題といたします。

 黒須俊隆君ほか9名から質問の通告がありますので、順次これを許します。

 黒須俊隆君。

          (黒須俊隆君 登壇)



◆(黒須俊隆君) 皆さん、おはようございます。

 12月議会最初の一般質問を始めたいと思います。

 私が議員になってからちょうど丸2年がたちました。皆さんも任期4年のうちの2年、全員半分ということで、これから気のたるみのないように、さらに頑張っていかなければいけないと私は思うんですが、私の政治信条、考え方として一番大切なものはやはり公正な政治、そういうことなんじゃないかと、半分たった現在では思っております。

 質問に関しては、発言席より順次行いたいと思います。

          (黒須俊隆君 発言席着席)



○議長(高知尾進君) 黒須俊隆君。



◆(黒須俊隆君) それでは、質問通告に従いまして質問を始めたいと思います。

 1つ目、来年度予算編成についてご質問いたします。

 三位一体の改革は、先頃、政府・与党合意がなされ、地方6団体も了承しました。残されていた国庫補助負担金削減が決まり、地方への税源移譲の目標額とされていた3兆円の財源が決まったわけです。

 しかし、今回の内容は、数字合わせや問題を先送りにした部分が多く、地方の裁量権が広がったとはとても言いがたい。今回はこの中で見送られたものの、生活保護費削減のかわりに、児童扶養手当や児童手当の削減を入れるなど、義務教育費などともあわせて、国の権限を残したままで国庫負担率を引き下げる手法が全体の3分の2を占め、とても地方分権のイメージとはほど遠い結果になったと思います。

 本来、ひも付き援助の代表とでもいう施設整備費など、公共事業を丸ごと地方に税源移譲すべきと私は考えますが、その施設整備費も移譲分が削減の5割しかなく、これでは、地方はますますコスト削減の努力が迫られることになります。三位一体の改革の次の焦点は、地方交付税の削減へと移っていくことになるでしょうが、地方の財源確保がますます厳しくなることに変わりないと思われます。

 さて、本12月議会初日の町長事務報告の中でも同様の報告があり、新年度予算編成に関して財源の確保が非常に厳しい見通しを示されました。

 そこでお尋ねしますが、新年度予算編成の基本的な考え方とともに、不足する財源をどのように手当てするのかお答えください。

 また、歳出面に関して、9月議会同僚議員の一般質問に対し、予算配分の重点化と効率化の実施を考えていると町長答弁がありました。予算配分の重点化とは一体どこに重点的に配分するのか、また、予算配分の効率化とは何を指し示しているのか、具体的にお答えください。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 先週でしたでしょうか、全国町村大会が東京で開催されまして、全国の町村長が集まった中で、国への要望等もしてきたわけでございますけれども、一様にして財政が大変厳しいという話の中で、国への要望活動も行ったところでございます。本町におきましても、そういった意味で、財源確保という問題が大変大きな課題ではないかというふうに考えております。

 そこで、今、議員のご質問でございますけれども、町税、交付税といった経常的に歳入されます一般財源が連続して減少し、大幅な財源不足が見込まれる状況の中で、平成18年度の予算編成につきましては、財政の健全性を維持することを基本にいたしまして、税収入の確保、受益者負担の適正化等によりまして財源の確保に努める一方、行財政改革を推進し効率的な行政運営を行うために、事業の選択と集中を図ることとしております。

 このために、一般会計の当初予算編成におきましては、事業を実際に実施する所管課におきまして主体的な予算編成が可能となる枠配分方式を、昨年に続き本年も取り入れてまいります。

 また、6項目の重点施策を掲げ、事業を推進してまいります。具体的に申し上げますと、大網白里アリーナ、大網駅東口区画整理事業、金谷川河川改修事業の3事業を重点事業に掲げるほかに、地域包括支援センター、白里小学校給食室改修、各小・中学校耐震化対策につきましても、重点事業と位置づけた中で取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 そのほかの各種事業につきましては、厳しい選択を行った中で行財政運営の簡素・効率化を進めていきますとともに、創意工夫により、より大きな行政効果が得られますよう、あらゆる英知を結集した中で、事業の進展を考えてまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 財政課長、北田光夫君。

          (財政課長 北田光夫君 登壇)



◎財政課長(北田光夫君) 私の方からは、財源不足とその補填をどうするかということ、また重点的・効率的な配分とはどういうことなのかということでお答えさせていただきます。

 来年度予算編成につきましては、枠配分方式の中で第1次査定を終えまして、現在、各担当課におきまして配分に沿った予算要求作業を進めているところでございます。9月議会答弁時点での財源不足見込み額といたしましては、9億円から10億円を見込んでいたところです。11月15日に各課等へ配分しました第1次配分段階では、試算上7億3,000万円の不足が算出されております。

 ただ、この段階での不足額につきましては、税源移譲に関します点や、歳出でも特別会計繰出金や一部事務組合負担金など不確定数値も含んでおります。今後変動するものがあることを承知願った上で、今後の不足額の補填につきましては、適債性のある事業には起債で対応いたしまして、さらに不足する額については、基金の取り崩しによる対応をせざるを得ないと考えておるところでございます。

 次に、重点的かつ効率的な配分についてでございますが、重点的な配分とは、予算編成方針の中で掲げました重点事業に重点的に財源を配分することでございまして、一律にすべての事業に配分する総花的配分に相対する方式でございます。当然、財源は限られているわけでございますので、他の事業にしわ寄せが来るなど弊害もございますが、特色を出す上で有効と考えております。

 また、効率的な配分とは効率的な予算を策定することでありまして、限られた財源をいかに効率よく用いるかということでございますので、予算から生じる行政効果と経済効率を常に念頭に、予算を進めているところでございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 黒須俊隆君。



◆(黒須俊隆君) 昨年12月議会及び本年2月議会でも、予算について、それは今年度予算についての話でしたが、ご質問しました。

 昨年の段階でも全く同じように財源が厳しくて先行きが見えない、そういう中で、今回と同じようなご答弁があったんじゃないかと思いますが、あれから1年が経過しました。ということは、そのときも申しましたが、町長の任期も残り約1年となったわけです。残された任期では最後の予算編成になったと思いますが、1年前の町長答弁の中では、公約すべてを実現するのは大変厳しいのではないかと、そのような認識を示されております。

 また、今年10月に行われた国勢調査の中で、本町人口が5万人に達しなかったとの速報値が本議会初日に示されました。これにより、当面単独での市制施行もなくなったわけです。

 そういった中で、継続事業や公約も含めて大幅な見直しをして必要な事業や新たな事業を行い、特色あるまちづくりを進めていくと、そういうような考えではないかと、町長のただいまの答弁また財政課長の答弁を理解しましたが、私も、財源が少なくなったから継続事業を縮小もしくは先送りする中で、何もかもすべてを浅く広くやっていくんだという考えでは、どれもが中途半端になってできない、特色あるまちづくりのためには重点的な施策というものを当然やっていかなければいけないんだろうと思います。

 しかし、町長が掲げていた市制施行がなくなった中で、この特色あるまちづくりという考え方においても大きく変わったのではないかと思います。例えば、昨年答弁の中で言っておられたことに、庁舎建設に関して、市制施行を踏まえて大事な事業だが中学校が中断している中で先行できない、そのような発言もされています。しかし一方で、行政の指針は明確に期限を切って公表していくべきと、そのような答弁もされております。

 今回、昨年より1年たって、ますます厳しい状況になってきた、また市制施行もなくなった中で、町長にとっての特色あるまちづくりのイメージというのは変わってきたのかどうなのか、もう一度お答えいただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 市制施行というのは、やはり私どものまちづくりの中で大きなポイントではなかったかというふうに私は考えております。その市制施行が、まだ確定したわけではございませんけれども、5万人に達しなかったということは大変残念に思うところでございまして、当然、それにより行政施策というものも大幅に見直しをしていく必要があろうかというふうに考えております。

 ただ、私の任期も来年1年となったわけでございますけれども、その中でやらなければならない事業というのは必ずある思っております。その内容が先ほど申し上げました主な施策でございまして、これだけは何が何でも完成させていくべきではないかということで、課題として先ほどお話をしたわけでございますけれども、そういった中で、町民の皆さん方が実感できるまちづくりにするためには、現財政が非常に押し詰まった中でやるべきということは、選択しながら必要性の高いものを整備していかざるを得ないというふうに考えております。

 ほかの議員からも今回ご質問がございますけれども、そういった中で、今まで私どもが政策に掲げてまいりました内容につきましても、新たに大きく見直しを迫られている内容が数あると思うんですけれども、そういった面につきましては、やはり議会の皆さん方と協議をした中で、今取り組むべき課題というものを詰めていきたいというふうに考えております。それを予算に反映していくべきだというふうには考えておるところでございます。



○議長(高知尾進君) 黒須俊隆君。



◆(黒須俊隆君) 先ほど、アリーナと区画整理、金谷川の3点が最重要課題だと。取りかかった事業を途中でストップするなどということは当然できないわけで、それはしっかりとやらざるを得ない、そういう事業だと思いますが、1年後、2年後についても、とても先行き見える状況にはないと思うわけです。

 今回の予算編成というのは、今、町長及び財政課長のおっしゃったそういう形になるんでしょうが、1年後、2年後を踏まえた上で今年からもう準備を始める、そういう研究的な予算措置とか、また、本当に大きく見直した上での新しい特色あるまちづくりに向けて、これから1年間というのが試されるんじゃないかと思いますので、しっかりとやっていただきたいと申し述べまして、次の質問に移りたいと思います。

 2番目として、自転車・歩行者のまちづくりというふうに題しております。

 これまでの一般質問の中でも、自転車を活かしたまちづくり、自転車利用の促進策などについて何度も質問してまいりました。これからも自転車を活かしたまちづくりの提案は続けていく考えですが、その理由としては、自転車の利用促進が渋滞対策などの交通問題の解決につながるのみではなく、地球温暖化防止対策や排気ガス削減などの環境対策、健康増進や観光利用など、さまざまな分野で大きな期待が持てるからです。

 そのような観点からいくつか質問いたします。

 はじめに、歩道や路側帯など、自転車や歩行者にとって使いやすい道づくりを提案するにあたっての確認の意味として、自転車は一体どこを走るべきものなのか、歩道とは何なのかについて認識をお尋ねしたいと思います。

 次に、白里県道についてお尋ねします。

 この道は県道ですが、本町にとっても最も重要な幹線道路だと考えます。町は、道路整備や改修など県の計画をしっかり把握しているのかどうか。その上で、たとえ県道であっても町として積極的に道づくりに関与すべきだと思うが、法的・技術的側面も含めてどうなのかお答えください。

 現在の歩道及び道は、車優先の思想でつくられているのではないかと思います。限られた財源やまた道路の幅員などの地理的条件の中で、一定の制約はやむを得ないと思いますが、例えば大網駅から白里海岸までの車道、そして歩道は、どうあったらよいと考えているのかお答えください。

 次に、自転車利用促進策としての質問を2点いたします。

 1つは、駅前駐輪システムについて、現在、1回150円の駐輪というシステムになっておりますが、1回150円の駐輪というのは値段が高いのではないか。例えば100円ならワン・コインで切りがよいのではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、ちょっとお店によるとかいった駅周辺の短時間利用のための無料駐輪場を設置するべきだと考えますが、いかがでしょうか。

 2つ目は、私は、よく子どもと一緒に自転車で小中池公園に出かけますが、駐輪場が見あたらないので適当に駐輪しております。駐輪スペースを設けるなどして、自転車利用促進を呼びかけてはいかがでしょうか。駅方面から小中池公園に向かう途中、看板などにも公園まであと何キロなどと表示したものをつくれば、自転車だけではなく、ウオーキングなどの方にも大変便利だと思いますが、いかがでしょうか。

 最後に、これからできる都市計画道など、本町の都市計画において自転車をどのように位置づけているのかお答えください。

 以上お願いします。



○議長(高知尾進君) 建設課長、田口雅之君。

          (建設課長 田口雅之君 登壇)



◎建設課長(田口雅之君) お答えいたします。

 まず1点目の、自転車はどこを走るべきかというご質問でございますけれども、道路交通法でいいます道路標識の中に、自転車・歩行者道という位置づけがございます。私どもの町の中で、この自転車・歩行者道としての標識が立っておりますのは、白里地区に位置します通称産業道路、主要地方道の飯岡一宮線以外にはございません。

 という中で、国道・県道・町道あわせまして、一般的には歩道は歩行者、自転車は軽車両に該当いたしますので、車道を走るという形になろうかと考えられます。

 2点目といたしまして、町として歩道をどのように認識しているかということでございますが、これは生活道路また通学路等の道路で必要性は非常に高いものと考えております。その中で、整備に関しまして100パーセントのご要望にはなかなかこたえられておりませんけれども、今後も、車道・歩道の整備をあわせた道路改良を進めていきたいというように考えております。

 続きまして、白里に向かいます県道の山田台大網白里線の計画を把握しているかということでございますけれども、県の計画しております基本的な整備構造、こういったものは町として把握しております。やはり一定の規格に基づいた連続した歩道整備の方をやっていきたいということで、県の計画を町といたしましても把握している状況でございます。

 次に、町も積極的に県道整備に関与すべきではないかというご質問でございます。また、県道に関して町で整備がもし可能であればそういうことも考えるべきではないかというご質問でございますけれども、県の方で事業を円滑に進めてもらうというような意味合いで、過去におきましては用地買収等におきまして、県と地権者の間に町が入りまして協力をするという形で行ってきたところでございます。

 また、法的に県道の整備を町ができるかということに関しましては、道路法の24条によりまして、道路管理者以外の者の行う工事という中で、町が県道を整備することも法的には不可能ではないと考えられます。しかしながら、一般的には町道の改良に伴いまして県道とのすりつけ等が出てまいりますので、そのような部分的な工事、この程度が町が関与すべきものではないかというように考えております。

 県道また町道それぞれに管理者がおりまして、それぞれの責任の中で整備また管理を行っておりますので、現在、町道におきましても数多くの整備要望がございまして、また町の財政状況を考慮いたしますと、大規模な県道の改良、これは距離的にということになろうかと思いますが、これを町が実施することは非常に困難であろうというように考えております。

 最後に、大網・白里間の道路のあり方について町としてどう考えるかということでございますが、大網白里町は長い形状をしておりまして、大網から白里まで郊外があり、また市街地があり、また集落がありという形で連続して道路が位置しているという中で、やはり集落と集落を結ぶ道路・歩道、また郊外地におきましても歩道等の必要性は高いものというように考えております。

 そのような状況を勘案いたしまして、県としても、連続性を持った白里までの歩道計画を持たれたものというように認識しております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 生活環境課長、鵜沢邦男君。

          (生活環境課長 鵜沢邦男君 登壇)



◎生活環境課長(鵜沢邦男君) お答えいたします。

 大網駅前の駐輪場の利用料につきましては、大網白里町自転車等の放置防止及び駐輪場の整備に関する条例により定められておりまして、自転車の月額利用料につきましては、本町住民の場合は一般が1,500円、学生が500円、本町住民以外の方につきましては一般が2,000円、学生が750円となっております。

 なお、1日の利用料金は月額利用料の10分の1となっておりますので、先ほどお話のありましたとおり、一般が1日につきまして150円、学生につきましては50円という形になっております。

 駐輪場の利用料金につきましては、駐輪場を管理するための費用に充てておりまして、そのほか工事等の修繕費や将来の施設整備のために余ったお金を積み立てております。利用料金の引き下げにつきましては、今後の利用動向や修繕、施設整備等を勘案した中で検討してまいりたいと、このように考えております。

 次に、駐輪場をコイン式に改良することにつきましては、管理人を大幅に減少させることができるため、人件費削減のメリットはあると思いますけれども、しかしながら、現状の施設を大幅に改修する必要があり、またコイン式にすることは1台の占用幅が大きくなり、駐輪可能台数が減少することとなります。現在、駐輪場は、ピーク時にはほぼ満杯の状況となっており、現在の施設をコイン式に改良することは困難であるとの考えを持っております。

 今後の考え方といたしましては、施設の整備、利用者数等を検討した中で検討してまいりたいという考えでおります。

 それから、駅前の無料駐輪場でございますけれども、これにつきましては場所の確保、管理、それから有料駐輪場との兼ね合い等を含めますと、現段階では難しいものと考えております。

 それから、駐輪場の利用促進でございますけれども、これにつきましては、本町におきます公共交通機関の状況からして、日常の交通手段として自家用車への依存度が高いものと考えております。自転車の利用は、地球温暖化防止の観点からCO2削減に寄与できる非常に有効な手段であり、またクリーンで健康的な乗り物でありますことから、町民の足、町内の移動手段として利用が促進されるようPRしてまいりたいと、このように考えております。

 以上です。



○議長(高知尾進君) 都市整備課長、永山 巌君。

          (都市整備課長 永山 巌君 登壇)



◎都市整備課長(永山巌君) 都市整備課の方から、2点ほどあったと思いますのでお答えいたしたいと思います。

 まず、小中池公園に自転車用の駐輪のスペースを設けて自転車の利用促進を呼びかけたらどうかというご質問ですけれども、ご存知のように、小中池公園につきましてはまだ整備を続けているところでございますけれども、今後の整備計画の中で、そういった駐輪のスペースの確保が可能かどうか検討してまいりたいというふうに考えております。

 次に、都市計画道路において自転車をどのように位置づけているかというご質問でございますけれども、都市計画道路は、主要な交通施設として安全かつ快適な交通を確保するとともに、都市の骨格をつくる施設として健全な市街地の形成及び活力等、魅力ある都市形成に寄与しているというふうに考えております。また、あわせて防災上の役割も果たし、上下水道、それからガス・電気等といった生活に必要な供給処理施設を収容するなど、多面的な機能を有する都市の基幹的な施設でございます。

 本町では、現在、首都圏中央連絡自動車道路の約6.9キロメートルを含めまして、全体で20路線、約43.2キロメートルの都市計画道路を都市計画決定しておりますけれども、単独自転車道として都市計画決定されている路線はございません。

 しかしながら、幹線道路の都市計画決定の道路の幅につきましては、歩道部を、道路構造令で言う自転車も通行可能となる自転車・歩行者道という幅員で算定を行っております。現時点では、本町の都市計画道路は約8キロメートル完成しておりますけれども、このうち約7.6キロメートルにつきましては幹線街路でありますので、歩道につきましては、自転車・歩行者道として自転車の通行も念頭に整備を行っております。

 今後の都市計画道路の整備につきましては、都市計画決定後の道路構造令の改定によりまして、自転車・歩行者道として必要な幅員が拡大されておりますので、現在の都市計画決定幅員の中で、自転車・歩行者道としての幅員の確保が困難な場合もございますけれども、整備箇所における歩行者の交通量などを勘案しながら、道路幅員の構成を検討してまいりたと考えております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 黒須俊隆君。



◆(黒須俊隆君) 多岐にわたり、ありがとうございました。

 最初に、歩道とはどういうものか確認の意味でご質問したわけですが、1978年の道路交通法改正により、歩道の上も標識があって指定されれば自転車が走れるようになった。本町の場合は、白里の産業道路のところにそういう歩道があるが、あとはそういう指定はされていないという答弁だったわけです。

 ということはどういうことかというと、本町の場合は基本的に、例えば白里県道の場合は歩道の上は自転車は走るべきものではない、これが法律的な解釈であるわけです。しかし、1978年の改正道路交通法の中で、自転車は歩道を走ってもいいですよと。これはその当時、自転車の交通事故の死者が2,000名を超えるなど、自転車による事故があまりに多かった中で緊急避難的になされた、そういう措置だったわけです。

 ただ、当然それは主に繁華街、人口の多い密集地域、商店街とかそういうところが緊急避難的に指定されたんじゃないかと思うんです。だから、大網白里町の場合はそういう指定はされていないから、歩道は歩行者の歩くべきもののはずなんです。ところが、そういう法律ができてしまったものですから、一般的に自転車は歩道の上を走っていいもの、また走るものと、だんだんそういう解釈が来たんじゃないかと思うんです。

 一方、車道を走っている自動車の方は、自転車が車道を走っていると、それこそ端を走っていてもトラックにクラクションされたり、そういうことが多々あるんじゃないかと思います。

 今回、そういった中で、白里県道の整備計画について本町がどういうふうに理解していて、どう関与していくのか、そのような質問をいくつかしたんですが、町長は最近、自転車に乗ったことがありますか。おそらく、子どもの頃は白里海岸までよく行かれたんじゃないかと思うんです。私も、子どもの頃から含めると、おそらく100往復くらいはしているんじゃないかと思いますが、最近また何度か自転車で白里海岸まで行く機会がありました。

 そのとき、私が大変これはまずいなと考えたこと、気づいたことは、今回の県の答弁と大きく関係しているんですが、連続した歩道整備、そういうものを考えているということでしたが、果たして連続している歩道整備というのが、自転車にとっても歩行者にとってもみんな望ましいものなのか。最初に確認したとおり、自転車は歩道の上を走るべきものではないのに、幅員の狭いところに無理に歩道をつくることが果たしていいのかどうか。

 最近は、かなり幅の広い歩道が確保できないと工事をしない傾向にあるのか、法律にあるのか、そういう形じゃないかと思うんですが、例えば側溝などの上に昔つくられた歩道が白里県道までの間にたくさんあります。本当に側溝分しかないですから、1メートルくらいしかないような歩道がたくさんあります。そこがマウントアップ式という歩道だと、縁石と同じ高さで歩道が続いていると、縁石と縁石の途中というか、わきから道があったりもしくは民家があるなどするところは、車道と同じ高さにするためにでこぼこになるわけです。自転車が走るどころか、歩行者や車いすの方、また乳母車の方などみんなが走りにくい、使いにくいところがさらに使いにくい。すれ違えないような歩道が、さらにでこぼこになって使いにくい。また一部には、完全に草むらの中に埋もれて誰も使っているとは思えないような歩道がたくさんあるわけです。

 一方、新たにできる歩道というのは、つくりやすい歩道ということになるわけですから、どういうところがつくりやすいかというと、町中、集落の中じゃなくて、比較的集落と集落の間の郊外のところにかなり広い歩道ができている。剣道場のあたりとか、かなり広い歩道ができているわけです。

 そういう形で、つくりやすいところからぽつぽつと、用地買収ができたところからつくっていって、虫食い的に今あるという状態だと思うんですが、歩道は本来、歩行者の安全というものを守るものだとしたら、何も大網白里町のようにこれだけ長い幹線に連続した歩道など必要ないと私は思います。

 白里、増穂、大網と集落がある。そしてそれぞれ増穂と白里の間があり、増穂と大網の間があるわけです。当然歩道の整備のあり方というのは変わってきていいんじゃないか、そう思うわけです。

 そこで、自転車で走っていくと使いにくい無理な歩道がある場所、そういうところでは当然無理に歩道をつくっていますから、路側帯がゼロになっているわけです。本来、車道を走るべき自転車にとっては、路側帯がゼロだから車道の真ん中寄りを走ることになるから、そうなるとより危険になるわけです。

 無理な歩道をつくらない、また現在あるもう使っていないような歩道を壊して、それで新たに歩道は設置しないで自転車が使いやすいような路側帯をつくる、そういう考え方などさまざまな形、また歩道に関しても、例えば先ほど言ったマウントアップ式の歩道だと、違法駐車の可能性が増えたりとかいろいろ問題はあると思いますが、そういう中で、路側帯に色をつけるとかさまざまな試みがされているわけです。

 生活道路として歩行者が使う集落地域、また通学路としての地域、また、自転車は思ったより長い距離を走るわけで、速い人だったら30分もあれば白里海岸まで行ってしまうわけです。そういうようなそれぞれの用途、使い分け、大網白里町にとって一番必要なものは何なのか、町民にとって使いやすい道は何なのかというような視点で考えてもらいたい。何も県の掲げる連続性がいいとは私は思わないので、町長には、町としてこういう道路が使いやすいのではないかという研究も含めて、そしてそれを県に当然お願いする、場合によっては町がやってもいいわけです。

 今回自転車で走ってみてもう一つ大きく気がついたことは、例えば、かつては家が建っていなかったから縁石が長い距離つながっていたようなところがいっぱいあります。ところが、駐車場ができたり家が建ったり道ができたりという形で、縁石が一つひとつ外されていって、最後に、一番端の角のとがった縁石がたった1つだけ残されている、そんなところが何カ所もありました。これは、自転車で走っていると1つだけ小さな縁石がとがって道の真ん中にあるわけですから、大変危険なわけです。

 本当に小さな工事、縁石を1つ取ってしまうだけですから、そういうのは町がやる、もしくは町が把握していく、そういう研究というのがあってもいいんじゃないかというふうに思っています。町としての道のあり方みたいなのをぜひ研究していただきたいと申し述べまして、次の質問に移りたいと思います。

 山武地域医療センター構想についてご質問します。これについては、同僚議員から具体的に細かい内容項目で質問が多々ありますので、私は、いくつか基本的なことだけをお伺いしたいと思います。

 これまで、センター病院の建設地選定にあたって、本町がみどりが丘の町有地を無償提供する用意があるとしているのに、土地の代金が建設地選定に考慮されないで、東金市に決定した経緯がありました。これに関して、町長は大変不本意な結果だったと述べられております。9月議会の私の質問に対する答弁の中では、資金計画について早いうちに軌道修正して、最終的にみんなが抜けることのないように共同して取り組んでいかなければならない、そういうような趣旨の発言をしております。

 さて、それから3カ月が経過しましたが、東金市は土地代に関して、現東金病院の跡地の分しか多くは出さないような考えです。また、芝山町は成田市との合併を希望していますが、合併が実現したら、事業主体である行政組合から脱退することが了承されています。芝山町が抜ければ当然、他市町村の負担が増えるわけです。横芝町と合併する光町が山武郡に編入されることになり、100床から成る東陽病院の編入も決まりました。これはもう全体の構想そのものが大きく変わったと私は思うんですが、ほかにも、診療科目についてもまた運営費の赤字の見通しについても当初の説明とは違う内容だらけ、県の姿勢も依然として不透明、こんないい加減な病院計画のままではとても進められないのではないか。9月議会で早いうちに軌道修正と言っておりましたが、軌道修正不可能なところまで来ているのではないでしょうか。町長のお考えを端的にお願いします。

 また、保健医療圏の見直し後に仕切り直しすべきだと、私はこの計画自体を思っておるんですが、しかしながら、今年度3月までに申請しないと病院はできないと言っている。これは、現在の計画の病院ができないというふうに言っていると私は理解しているんですが、仮に医療圏の見直しで長生郡とか夷隅郡と現在の医療圏が組みかえになったとしたときに、その場合にこのような病院はできないのか。例えばもっと大きな病院だってできるとか、そういうことがそれぞれあるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

 また、不明確な数字は依然として残っていますが、大まかな数字、注釈つきならもう出ていて、240億円、また運営費は仮に今の成東病院、東金病院、大網病院の赤字を入れれば20億円だと、そのような数字は出てきているわけで、それで芝山町は抜けるということがほぼ了承されているわけで、そうなった場合、芝山町を抜いた残りの山武郡市で負担した場合、一体本町は毎年いくら払うのか、お答えいただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 このセンター病院構想そのものが、私ども山武郡市の救急医療をはじめとして、医療過疎だと言われる地域の解消にということ、そしてまた、県が財政上の問題から、センター病院が完成の暁は県立病院の撤退をもと考えている、こういうような根拠のもとに構想が検討されてきたわけであります。

 しかしながら、非常に短期間、来年3月までに立ち上げることが一つの条件ということ、これは後ほどまた他の議員の質問で担当課から答弁すると思いますけれども、ベッド数の承認について、現医療体制の中での内容から踏まえて、来年3月までに病院を立ち上げないと今後ベッド数の確保という問題が非常に不明瞭であるというような点、果たして病院ができるかどうかという点についても大変厳しい内容を持っているというのが、県の病院局の回答であったわけです。

 これについて、私どももいっときも早い救急医療体制が必要なわけですから、それならば、何とかして立ち上げようじゃないかということで今まで検討させていただいたわけでございます。ただ、内容につきましては現在までのところ、当初は成東病院の近くであるとか山武町の用地であるとかさまざまな用地候補の中で、仮に成東病院の近くにできた場合に、大網白里町の住民にとっては距離的な隔たりがあるわけでございますから、しからば、支援病院となる大網病院の標榜科目についても、住民が困らないような体制をお願いしたいということで今まで協議してまいりました。

 しかしながら、首長方の会議、また策定委員会の会議の中で、東金市の工業団地用地が最適であろうという結論を踏まえた中で、大網白里町にとっては大変近い状況下にあるわけでございますから、今後の支援病院の標榜科目については、今まで考えてきた内容と変わる要素も含まれておりますけれども、私といたしましては、現段階の診療科目というものはできるだけ維持していっていただきたいというふうにお願いをしているところでございます。

 また、財政的な内容でございますけれども、11月に資金計画がなされるということで、一応タイムスケジュールの中では位置づけをされておりますけれども、先般、シミュレーションが出てまいりました。その中で、土地の問題について15億何がしかの金額が載っていましたから、私は、これはどういう考えなんだということで実はただしました。

 ということも、大網白里町が無償提供しますよという中で、東金市も最善の協力は惜しまないという発言がありながら、いまだ土地の値段が決まらない、あるいはどういうような負担が我々行政にかかってくるのかこれも明確でない、こういうような計画で果たして実行できるのかという質問の中で、現在、東金市も鋭意努力するというような話でございましたので、私ども山武郡市の首長会議といたしましては、東金市の早い時期の明快な回答をということで、今待っているわけでございます。

 なお、千葉県の対応につきましても、国の医療構想、医療体制というものが今変革期に来ておりまして、そういう時期の中で、県も明確な支援というものについてなかなか表現しにくいというようなことでございますけれども、先般、東金市の市長、これは山武郡市広域行政組合の管理者でございますから、それと町村会の古谷会長が出向きまして知事に直接要望をされた中で、県としては、できる限りの支援はするというような回答をしているということでございます。いずれにいたしましても、私ども大網白里町にとりましては、財政的な負担が今後かかってくるわけでございます。

 そういった中で、より明確な数字を早く議会の皆さんあるいは町民の皆さん方に明示した中で、今後の計画を進めていく必要があるわけでございますけれども、現状ではその段階までいっておらないということでございますから、私ども大網白里町としては、早期にその内容について回答するように要望しているところでございます。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 財政課長、北田光夫君。

          (財政課長 北田光夫君 登壇)



◎財政課長(北田光夫君) お答えいたします。

 山武地域医療センターの設置・運営にあたりましては、救急医療など地域医療の課題が解消され、かつ健全な経営が期待される事業形態を目指すべく、民間活力の導入を検討しているところでございます。

 また、医療センターの特徴といたしましては、中央病院と支援病院が経営を統合することによりまして、それぞれの病院が急性期、回復期、慢性期としての役割が明確にあります。効率的な運営が期待できるとともに、医師や看護師など医療従事者の的確な配置が期待でき、従来のそれぞれの病院が単独で経営してきた場合に比べ、長期にわたり経営の安定が図られると事務局では考えております。

 赤字が出た場合ということでございますが、公設公営の場合におきます試算は、先ほど町長も申し上げましたが、大網病院を例に挙げますと、各市町村の繰り出しといたしましては事務費、建設費、公債費の繰り出しでございます。今回の医療センター構想においても同等の繰り出し項目になると思っております。

 市町村負担金といたしましては、収益的収支で約8億2,000万円、資本的収支では約2億3,000万円の計10億5,000万円程度が年度負担とされております。この数値が、10年間のシミュレーションがされておりますけれども、9年間続いております。5年目だけ設備費の起債償還が一括償還ということになっておりまして、その額が、5年目だけでございますが24億4,000万円となっております。これを各構成市町村で負担していくわけでございますが、10年間の経常損益、簡単に言いますと収益的収支の差額は、損失をあらわしております。

 ここで、町負担の試算につきましては、どのような負担割合で行うか議論もございません。また資料の提示もない中で、住民に知らしめることはどうかということを考えております。しかしながら、山武地域医療センターについては山武郡市全体の大きな課題でもございます。いろいろな面からも、郡市内全体の住民に対し知らしめる必要があるものと思っております。

 町といたしましても、地域医療センター推進室に再度お願いするとともに、町の関係各課とも協議し、町民に対し周知できるよう検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 黒須俊隆君。



◆(黒須俊隆君) 9月議会でも、このまま不本意な結果がずるずる続いていくのかどうかという質問に対して、町長は、不本意な結果があったら、じゃ病院はやめてしまっていいものなのかと、逆に問い返されたわけです。

 しかし、ここまで不透明な部分、また当初の計画と変わった部分、また問題のある部分が噴出している中で、このまま進めていく方が、後に住民の方々に大変な迷惑がかかるのではないか。この1年、2年、3年くらいの、もちろん、できるだけ早くつくった方がいいにこしたことはないんですが、それを今回の場合は来年3月までに申請しなければいけないみたいな、内容がきちんと詰められていないのに常に先へ先へ、用地選定はいつまで、何とかはいつまで、申請はいつまでというふうに決まっていて、ぎりぎりの中で、最終的にやるのかやらないのかというそれだけが選択されるみたいな形になっているわけです。

 これは、どこかできちんとした歯どめの議論みたいなものが行われなければいけないんじゃないかと思うんですが、最後に町長の意見をもう一度だけ聞いて、今回、私は4つ目の質問があったんですが、時間の関係上次回にまわしたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 議員ご質問の趣旨でございますけれども、内容が明確でないのにこのまま進めていって、最終的に住民の皆さん方の負担が多くなった場合はどうするのかというのは、ごもっともでございまして、私も、この医療構想につきましては、できるだけ内容も精査した中で、やはりみんなが安心してつくれるような病院をつくろうじゃないかと。

 これは何が何でも必要な施設ですよという前提に立って、私は今まで議論してきたわけでございますけれども、とりあえず来年3月までに病院を建設するという目的だけ達成すれば、内容についてはその後で議論ができるというような県の回答も実はいただいております。

 したがいまして、私どもは、最悪の場合には、病院建設を申請してその後で議論をして、完全なものにしていくという考え方で現在おりますけれども、ただ問題なのは、どの首長方からも、財政的な負担が大きくなれば計画は取りやめもやむを得ないんじゃないかというような議論も出ているということは、私は大変残念なんです。この救急医療は果たしてそれでいいのか。何が何でもやらなければいけない、財政的に無理ならば規模を縮小してでも救急医療はやはり整備していかなければいけない問題だという認識に立つべきじゃないかということで、私は提案をしているところでございます。

 いずれにしても、現段階では来年3月までに何とか病院計画を立ち上げるというような方向でいっておりますから、その内容については、今後できるだけ議会の皆さん方にも情報提供をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 黒須俊隆君。



◆(黒須俊隆君) 私も何度も言っておるんですが、町長の言っている考えはそのとおりだと思います。でも、どんなに考えがよくても何一つ意見が通らないのでは、やはりどこかで歯どめがないといけないだろうということを再度申しまして、私の質問を終わりにしたいと思います。



○議長(高知尾進君) 暫時休憩いたします。

               午前11時02分 休憩

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               午前11時10分 再開

出席議員 22名

欠席議員 なし



○議長(高知尾進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次の通告者、本間誠一君の発言を許します。

 本間誠一君。

          (本間誠一君 登壇)



◆(本間誠一君) 千葉市との合併を推進するわかしお会の本間誠一です。

 本日は、議長並びに議員各位に対し、質問の機会を感謝申し上げます。

 先般の9月議会では、どのようなことがあるにせよ答弁を遮る形になったことに対し、深く反省し謝罪します。申しわけございませんでした。

 質問に移ります。町長をはじめ、執行部の明快なる答弁を求めるものです。

 政治姿勢についてお伺いします。これまでの重立った事業への取り組みと自己の評価についてお伺いするわけですが、20年のスパン、10年のスパン、5年のスパンというような事業計画が示されております。その事業計画にあわせた金額に対して進捗率がどのくらいなのか。それも踏まえ、総合的に後ほど町長からも答弁していただきたいと考えます。

 以降の質問は発言席よりさせていただきます。よろしくお願いします。

          (本間誠一君 発言席着席)



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 これまでの事業への取り組みということから、総合計画の進捗状況につきましてご説明し、答弁させていただきたいと思います。

 総合計画の進捗状況でございますが、前期5カ年、平成17年まででございますが、当初計画の総額435億9,175万8,000円に対しまして、平成17年9月現在、上半期までの執行済み額でございますが、230億1,644万9,000円でございます。52.8パーセントの進捗率となっております。

 この理由でございますが、事業的には大網中学校の分離校、そして複合施設でございます図書館、そして役場庁舎の建設事業などの先送り等でございます。そのほかにつきましては、おおむね順調に推移している状況でございます。

 そこで、施策大綱別に申し上げますと、健康や福祉分野である第1章でございますが、当初計画額が98億1,822万7,000円に対しまして、執行済み額が89億7,611万3,000円で、91.4パーセントの進捗率でございまして、各種事業とも順調に推移していると考えております。

 次に第2章、教育や生涯学習分野でございます。当初計画額が139億9,762万円に対しまして、執行済み額が30億8,441万6,000円であり、22.0パーセントの進捗率でございます。この主な理由といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、大網中学校分離校の建設、図書館建設等の事業の中断が大きな要因であると言えますが、社会体育施設や学校教育関連施設などにつきましては、計画どおり進捗していると考えております。

 次に、都市基盤であります第3章でございますが、当初計画額が116億3,960万2,000円に対しまして、執行済み額が74億2,360万6,000円でございまして、63.8パーセントの進捗率となっております。主な理由といたしましては、駅東の土地区画整理事業関連では、地権者との協議に期間を要したこと等による計画期間の変更、また都市計画道路3・4・4号線の整備では、圏央道インターチェンジの見きわめにより整備期間に変更が生じたこと等が要因でございます。

 第4章の排水対策や環境分野でございますが、当初計画額が27億3,184万1,000円に対しまして、執行済み額が19億3,887万7,000円で、71.0パーセントの進捗率となっております。特に大幅な計画期間を変更した事業等もなく、懸案でございました金谷川の河川整備をはじめ、環境基本計画の策定など、計画どおり進捗しておる状況でございます。

 第5章の防災・防犯分野でございますが、当初計画額が4億7,059万6,000円に対しまして、執行済み額が3億3,934万6,000円で、72.1パーセントの進捗率となっております。ほぼ計画どおり事業進捗していると考えております。

 次に第6章、住民参加・行財政分野でございますが、当初計画額22億1,055万3,000円に対しまして、執行済み額が5億9,852万4,000円で、27.1パーセントの進捗率となっております。この主な理由といたしましては、庁舎の増築・改修事業の休止が大きな要因でございますが、庁舎内LAN、戸籍電化システム、住民ネットワークシステムの導入などは計画どおり進捗しております。

 最後に、第7章の産業・観光分野でございます。当初計画額27億2,331万9,000円に対しまして、執行済み額が6億5,556万7,000円で、24.1パーセントの進捗率となっております。主な理由といたしましては、県営圃場整備事業の先送り、中心市街地等の事業の見直し等が要因でございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 ただいま担当課長から、基本構想の総合計画の前期の進捗状況についてご説明申し上げましたところですが、町長はどのようにその内容をとらえているのかというようなご質問に対しましては、私も、まさに私が町長就任して以来の進捗と内容ではないかというふうに考えております。時期的にバブル崩壊後の厳しさというもの、また国の改革というものの真っただ中の事業進展というふうに考えておりますけれども、そういった中でこれだけの事業ができたということは、私は、それなりに進んできたのかなという考え方とともに、住民がより満足のいく行政手腕というものがこれから問われていくんであろうというふうに認識しているところでございます。

 先ほど、執行率が52.8パーセントというような内容を申しておりましたけれども、ただいま議会においてもいろいろ問題となっております大網中学校の分離校の問題に対しましても、それから庁舎の増改築の問題にいたしましても、あるいは図書館の計画が現在先送りされた状況下にあるというような問題につきましても、いろいろな原因が絡んでおるわけでございまして、こういった問題をこれからどう解決していくのかということが大変重要な課題ではないかというふうに考えております。

 いずれにいたしましても、前期5カ年におきます事業効果というものは、大変財政厳しい中、また国の補助金が削減されている中で、ここまで達成できたというふうに私なりに評価はしておりますけれども、それで満足しているわけではございません。まだまだ町として努力をしなければならない。

 ただ、その努力をする方向性でございますけれども、やはり重要性を十分勘案した中で、順位性の問題も当然考えなければいけないということで、今後の行政、残された任期につきまして精いっぱいそういう問題の解決に向かって努力してまいりたいというふうに考えております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 町長は、大変厳しい星の下に生まれた人なんだなというふうに私は思っているんです。電磁波で学校建設が延びたり、庁舎も設計を終えて延ばしたり、ことごとくされる事業に大変ご苦労されているように思います。

 次の質問で、安心・安全なまちづくりということで、住宅の耐震診断の普及と耐震改修の促進について、このへんをどのようにお考えになっているかお尋ねいたします。



○議長(高知尾進君) 建築指導課長、武藤聖一君。

          (建築指導課長 武藤聖一君 登壇)



◎建築指導課長(武藤聖一君) お答えいたします。

 阪神・淡路大震災の被害を教訓に、昭和56年5月31日以前に建てられた現行の構造基準に適合しない建築物のうち、3階以上かつ床面積1,000平方メートル以上で多数の方が利用するものを対象として、耐震化を促進するために建築物の耐震改修促進に関する法律が制定され、これに該当する建築物については耐震診断を行い、必要に応じて耐震改修を行うよう努めなければならないこととされております。

 一般住宅におきましても、耐震診断を行い、必要な耐震改修を行うことは有効な地震対策であるということは認識いたしておりますが、町の公共施設の耐震診断が、財源不足ということもありいまだに終了していないという現状から、当面は多数の方が利用する公共施設の耐震化を計画的に推進してまいりたいと考えておりますので、個人住宅の耐震化に対する費用補助等の支援につきましては、現時点では財政的にも難しい状況であることをご理解いただきたいと思います。

 なお、国土交通省が、木造住宅を対象に一般の方でも簡単に耐震診断ができるリーフレットを作成しておりますので、これを町の広報等で紹介するとともに、今後もこのような情報を提供することで、住民の皆様に耐震診断や耐震改修について関心を持っていただけるよう努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 私も建築の見積もりという職業に携わる関係で、今回世間を騒がせている構造計算の偽造問題につきましては、自分の身に置きかえると、どうしてこんなことが起こったのかと憤り、私にはあり得ないというふうなことが私の考えのすべてです。

 手短に紹介しますと、さきの設計図書を閲覧すれば、およそ私はデータで物をしゃべる人間なんですが、設計の終了したものについては絶えず類似物件と比較検討して、改善が見られている、もしくは少ないものに関してはその理由まで追求するというのが普通の仕事だと思われます。このことを実践してきた人間としては、今回の事件というのは甚だ残念でなりません。

 それと同時に、ただいま、予算がないからとちょっと聞き捨てならないことをおっしゃったんですけれども、今の課長ご答弁の、金がないから耐震補強の調査もしてあげられないというそのへんの見解は、町長はどう思われますか。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 今、私も答弁を聞いていて、ただいま議員の解釈された内容ですと、金がないからやらないという問題じゃないんじゃないかというご指摘でございます。まさにそのとおりでございまして、私は、少なくとも学校建築あるいは公共の建物については、行政が安心・安全という名のもとに、金がなくても当然やらなければいけない事業だということで、さきの事務報告の中でも、学校に対する耐震検査あるいはその対応ということを重要課題として取り上げていきたいということをお話ししたところでございます。

 ただ、今の課長の答弁を私が聞いておりますと、個人住宅についてはというような内容ではないかというふうに考えておりますけれども、もし課長が、公共建物についてそういう認識であるとしたならば、これはやはり私から厳重注意をいたしたいというふうに考えております。

 個人住宅に関しましては、けさもテレビで放送されていましたけれども、公的資金を投入するのはどうかというような議論をしておりました。個人の財産でございますから、私は、まず自分自身で安全性というものは確認していただきたいというふうに思っております。財政が余っていればということも確かにございますけれども、個人財産についてはまず自分が検討してみたらいいんじゃないか。木造住宅の場合には、そんなに難しい内容ではないと思うんです。議員もよくご存知だと思いますけれども、軸組み計算等につきましては、おおよその壁の量とか筋交いの量とかによって、この建物が地震に耐えられるかどうかというのはおよその検討がつくわけでございますから、そうった意味で、国土交通省のマニュアルに従ってご検討いただきたいということでございます。

 行政といたしまして、公共建築物については、今後できるだけ早い時期に耐震検査とかあるいは対応とか、そういうものについては取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 建築指導課長、何かございますか、さっきの答弁の中で。明確にしておいてください。

 武藤聖一君。

          (建築指導課長 武藤聖一君 登壇)



◎建築指導課長(武藤聖一君) 先ほどの答弁の内容でございますが、先に公共施設の方から始めていきたいという趣旨でございまして、公共施設も何もやらないということではございません。今、町長がおっしゃいましたように、個人の方は申しわけございませんが、いましばらくはご自分で対応していただきたいという趣旨でございますので、ご理解いただきたいと思います。

 以上です。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 今ご答弁いただいた内容については、私は何も解釈をし間違っているわけじゃないです。民間の建物であっても、耐震診断の普及というものを行政として後押しすべきだというふうに考えているものです。もしくは、何も知らない方も大勢おられると思うので、どういう機関とか、問い合わせるところとか、そういうことを広報すべきだというふうに考えます。

 次に移ります。?の(2)AEDの設置について。

 先ほどの同僚議員からの質問でも、山武医療センター構想が今持ち上がっています。これは順調に推移したとして平成23年度完成ですから、平成24年オープンということになろうかと思います。AEDは、町長もご存知かと思いますが、各種データによりますと、3分もしくは5分以内に電気ショックを与えることによって、50パーセントから限りなく上の数字まで健康体のままでいられるというデータがあるわけです。

 結論的には、この1台あたりの金額を聞いてはっきり言ってびっくりしましたので、これはぜひ推進すべきだと私は思うんですが、最近の生産しているところは3社あるそうです。1台が35万円から、一番高いところで70万円だそうです。私はチラシに出しているんですが、駅、役所、スーパー、学校等に大体20台をめどに配置すれば、700万円ぐらいなんです。私もこれに気づくのが遅かったのであれなんですが、こういうことをする。もしくは、次の私の計画では、200世帯前後に今いわゆる区、区制度、自治会制度を設けていますけれども、ここに1台ずつ配置すると90台になるわけですが、これらを合わせて4,000万円ぐらいの費用は必要になります。4,000万円を投資して安全宣言をした町というのは、これは町長、5万人を達成する戦略としては十分考えられたんです。こういうことが市制を目指すという戦略だと私は思うんです。

 それで、現況はどのようになっているかというと、大網にある南消防署には高規格といいまして、AEDを搭載した救急車が1両、白里は今年度にAEDだけが入るそうです。救急は山武広域でやっていますので、我が町だけというふうな言い方はある種できない面もあろうかとは思うけれども、このへんに関してもう少し、金のことを言って申しわけないんですが、50万円ぐらいで町民の生命が救われ、リハビリといいますかそういうことが防げれば、すごい効果があるだろうと思うんです。このへん、町長はどのようにお考えですか。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 AEDの機器が人命を救助するのに大変役割が大きいというようなお話でございますけれども、今年、みずほ台の自主防災組織の皆さん方が防災訓練をやられたときに、実は救急隊が持ってきまして、およそ500人ぐらいの皆さん方にお集まりいただいたんですけれども、その中で皆さん方に体験していただくということでやりまして、ボタンがたしか2つあったと思いますけれども、それを押せば心臓の動きを活性化できるというような装置でございまして、住民の皆様方にも非常に関心を示していただいたのを記憶していますけれども、確かに、AEDはこれから必要じゃないかと思っております。

 今までこの機器がなかったおかげで、とうとい人命を亡くしたりあるいは重症の病気で苦しんでいたりという方々がかなり多いということは認識しておりますけれども、それを今後どういうふうに配備していくかということにつきましては、担当課あるいは関係者と協議した中で、その必要性に対応していきたいと思っております。

 今、議員から広範囲の案を示されましたけれども、その内容についても、本町はどういうような計画性を持ってやっていくかということは、今後、執行部も考えていきたいというふうに考えておるところでございまして、いずれにしても、AEDの重要性というのは私も十分認識しております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 町長、いろいろな質問に、早急に議員の皆様方と調整しましてとかいうふうなことで、過去、私は2年間やっているうちに何度となくお聞きしてまいりましたけれども、少なくとも私は呼ばれたことはないんです。そういう言い方というのは私はあまり信じていないので、AEDについて白里の支所、大網の庁舎、そういう官公庁だけでも町長の指導で来期の予算につけるということはできませんか。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 町長が単独でやる、やらないということは、今の時代なかなかできる問題ではございませんし、議会の皆様方にお話がないといいましても、皆さん方におきましては、予算編成の段階で当然こういう事業をやりたいですというご提案をしているわけでございまして、私は、議会の皆さん方をないがしろにしている考えは毛頭ございません。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 今、私は具体的に設置場所を提案しましたけれども、その件に関してはいかがですか。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 設置場所につきましては、十分私どもも検討した上で、どういうような配備をしていくかというような計画をまず策定したいというふうに考えております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 次に、(仮称)大網中学校分離校(瑞穂中)の見解の食い違いについてお伺いいたします。

 さきの議会答弁の中で、教育長におかれましては、順調にいけば平成21年の開校を目指すと。また、先般9月の町長答弁では、一番ひどい言い方だったのは、必要とするのかどうかということと、町民の税金を使わなくてはいけないというようなことをおっしゃいました。

 私は、後で財政課長の方からも、各デベロッパーから負担金なるものを町で徴収した内容をお尋ねするわけですが、町長の9月議会でのご答弁が誤りだったのかどうか、そのへんをお尋ねいたします。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 9月定例議会での私の答弁につきましては、現状についての答弁をさせていただいたわけでございまして、その話の中で前もって、町としてはまだ方向性は明確に決定していないということを私は表現しております。

 そういった中で、瑞穂中学校が今日、電磁波の問題で中断しているわけでございますけれども、この数年間というのは、町の建設問題について非常に大きなタイムロスであります。この時間のロスの中で、国の財政状況は非常に低下している。開発業者の皆さん方におきましても、現状が大変厳しい状況で頑張っておられるわけでございまして、そういった皆様方が過去に町と開発協定を結ばれ、そして今日まで来ている中で、この学校建設をどういうふうに考えておられるかという物の考え方、また電磁波の問題がいまだ、17年度に発表になると言いながら、東電の非公式な見解でございますけれども、来年の春以降にプレス発表になるんじゃないかというような中で、果たして今の教育環境の問題をこのまま捨てておいていいんだろうか。

 私は、早期に解決すべき課題の一つじゃないかという考えを前提にした中で、実は一つの方向性としては、いろいろな対応策を考えた中で対応を図っていくことも必要じゃないかというようなことで答弁させていただいたわけでございまして、この時点で、学校が取りやめだとかあるいは先送りだとか、そういうような話はしておらないというふうに思っております。

 あくまでも学校の建設について、いつまでもこのままずるずる引き延ばしていって、子どもたちに大変な環境での授業をさせるよりも、何らかの手を打つべきじゃないかというような方向性をお話ししたわけでございまして、教育長と見解が違うというふうには私は決して思っておりません。教育長は、16年度の実施計画上から考えられる内容について答弁したと私は思いますけれども、その後、議会の皆さん方の質問にもございましたし、それから、皆さん方との協議の中でもそういった案件も考えるべきじゃないかというようないろいろな声が出ております。

 そうこうしているうちに、少子高齢化の波はどんどん近づいているわけでございまして、少子化の時代という中で、果たして瑞穂地区に学校が必要なほど子どもたちは増えているんだろうかということを改めて現時点で検討するのも、一つの課題ではないかということでお話しさせていただいたわけでございまして、私は、瑞穂中は、分離校はやめたというような表現は一切しておりませんので、ご理解を賜りたいと思っております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) では、ただいまのは私が取り違えたということにしておきましょう。

 それでは、先ほどちょっと触れましたが、季美の森中学もありますしみどりが丘小学校の件もあろうかとは思うんですが、今回はその中といいますか、瑞穂中だけのことですから、まず瑞穂中の企業負担金に関して財政課長の答弁を求めます。



○議長(高知尾進君) 財政課長、北田光夫君。

          (財政課長 北田光夫君 登壇)



◎財政課長(北田光夫君) お答えいたします。

 (仮称)瑞穂中学校建設に係ります企業負担金につきましては、用地費、建設費を合わせて約19億円を予定していたところでございますが、業績の不振等により撤退する企業が出てくるなど、取り巻く環境が厳しい中で、負担金を土地で納めざるを得ない企業による物納が目立ってきている状況でございます。

 現在までに現金で納付された額はといいますと1億2,000万円でございまして、うち7,000万円は既に基本実施設計、地質調査委託料として支出されております。残っている5,000万円については、財政調整基金の内数として経理しております。

 今後につきましては、今年度から19年度の間に、4億2,000万円が現金で納付されることで協議済みと聞いております。残る13億6,000万円につきましては、うち1億3,000万円が納付方法について現在協議中であり、さらに残る12億3,000万円相当は、学校用地分を含め、結果的には土地による物納の形となっているところでございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 私も、みやこ野に住んでいますので、間接的には町の方に寄附する形になっていると思うんですが、私も今のところに住んで14、5年になろうかと思いますが、区分してお金を工面しているわけじゃなくて、当然入居時に一斉にデベロッパーにはお支払いしていますので、何で今頃になってと。随時売れたときに金が入ってくるようなことができなかったのかなと、ちょっと不思議でならないんです。

 この間は、うちの町、みどりが丘にまた物納ですということで土地だけを求めたわけですけれども、不動産屋が土地を買い増ししているみたいで、私は随分余裕があるんだなというふうに半分皮肉を込めて言いたいわけですが、現金が欲しいのと土地をとらざるを得ないという、このへんの町長の判断というのは大きいかと思うんですが、いかがお考えでしょうか。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 議員がただいまご質問のように、開発業者は物納されるというような考え方が最近は大変多いわけですけれども、行政といたしましては、今、土地が簡単に処分できる時代ではないということ、まずこれが1点ございます。

 そういった中で、しからばお金ができるまで待つのかということになりますと、現時点では関わり合いました業者の皆さん方が大変ご苦労なさっている、そういう中で、前回の季美の森の行政の対応の件もございましたけれども、まさに現時点でできるだけ早く協力していただくものはしていただくという中で、町はそういう方向性で取り組んでおります。

 したがいまして、当初のお約束どおりにいかないということで、町としては、過去には裁判までして係争したこともございますけれども、そういった中で大変厳しいのが現状でございまして、こういった中でやはり町とすれば、土地でも担保としてご協力していただいておくという姿勢をとらざるを得ないというのが現段階でございまして、そういった内容での話し合いが現在進められておるということでございます。

 先ほど申し上げましたとおり、お預かりした現金については、5,000万円が基金として残されているというようなことでございまして、あとの問題については物納させてくれというようなお話もあるようでございますけれども、町とすれば、できるだけ現金で決済していただきたいというのが本音でございます。あとの内容につきましては、やはりこれは交渉事でございますから、一概にどうこうとは申せないところがあろうかと存じております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 私は現金で払ったんだよね。

 今、町長答弁にもありましたけれども、行政では処分がしようがないということは、塩漬けにされたままということなんですか。そのへん、もう一回お願いします。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) 物納として町が受けた分については、処分の方向性も考えながら対応を考えているところでございますけれども、いずれにしても、今、底値ではないかというふうに私は見ている中で、例えばその見合う額として出された物件がそれだけになるという保証は必ずしもないのが現状でございます。そういう中で、苦慮しているのが現状ではないかというふうに考えております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 私、先ほど提案させていただきましたけれども、金は小刻みでいいですから、相手にも入ったんじゃないかというときには、理論立ててまとめて取ろうだなどということを考えずに、ちょこちょこ入金されるような考えをぜひともしていただきたいと思います。

 次に、今度示されます次期計画があるわけですが、そのへんを踏まえまして、町長の将来ビジョンについてお尋ねいたします。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 地方公共団体が策定する長期構想といたしましては、地方自治法第2条第4項に基づき議会の議決を得て、その地域におきます総合的かつ計画的な行政運営を図るために基本構想を定め、これに即して行うこととなっております。

 そこで、本町におきましても、平成13年度に第4次総合計画を策定し、平成22年度を目標年次とし、地方分権時代にふさわしい、個性を生かした住みよいふるさとづくりを進めているところでございます。

 今、社会経済情勢は、景気の低迷、雇用の不安、少子高齢化、行財政改革を背景とした地方分権など、大きく変化しております。このような不透明感のある中でまちづくりを進めていくことは大変厳しいことではございますが、幸いにも、本町では緑が満ちた丘陵部、豊かな風景が広がる田園部、九十九里浜の一部である白砂青松の海岸部という自然環境と温暖な環境に恵まれ、道路や鉄道など交通のかなめに位置し、地理的優位性を持っております。時代の流れによって変化した対応はもちろん、自然との共生、交通の利便性をいかした商業・農林業・観光等の活性化を図るとともに、少子高齢化に向けた気配りある福祉政策を展開するなど、活気あるまちづくりを推進し、みんなで一体感を持った中で、おのおのの責任分担において生活地域としての価値観の持てる町をつくることと考えております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 先ほどの計画と実施に対する進捗率が52.8パーセントで、230億円でした。残り43パーセントについて、あと205億円の計画のショートが見られるわけで、それとまた次年度分の計画がいくらか、年次ごとの金額を示せればおっしゃってください。



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 今後の実施計画上の年次額での明示ということでございますが、現在、後期といいますか、次期の5カ年計画を策定中でございます。その中で、早い時期にお示しすることができると思います。現在検討中ということでご理解いただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 次に、合併新法についてお尋ねいたします。

 さきの県の合併の構想策定について、18日に県市町村合併推進審議会を立ち上げるというふうなことがありまして、この中には、知事が合併調整委員を任命し、合併協議へのあっせん、調停を行わせることができる、知事が合併協設置や合併協議推進の勧告を行うことができるというふうにあります。

 以前の私の議会質問でこのようなことがありました。先般行われました住民意識調査の件に関しましては、県の方に報告してくださっていますかというふうな質問に対して、町長はたしか、私にはあやふやだったんですが、当然県も知っているだろうというふうなお話でした。

 私は、計画が示されるそのタイミングに、我が町の住民はどのように考え、住民発議も行われた経緯等を、この際もしできれば審議委員等にお会いして、どうぞ上申していただきたいというふうに考えます。

 また、合併第二幕で示されているいろいろなパターンがあるわけですけれども、このケース4によって中身を精査したいと思いますので、担当課の方はよろしくお願いいたします。



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 合併の形の中でケース4、合併特例区のお話だというふうに思いますが、その前段といたしまして、市町村合併につきましては、一つの大きな前提といたしまして、本来は地域の一体性というものがあるわけでございますので、その意味から考えますと、合併して一つの自治体になることには特に支障がないというような考えで、これらについては必要ないという考えもございます。

 しかしながら、現状を見ますと、それでは合併が進まないというようなことがございます。そういう中で、旧法におきましては、3月で失効いたしましたが、合併特例法において、合併前の市町村単位で地域の意見を反映させる仕組みが設けられたところでございます。また、本年4月から施行されました新法においてもその制度は反映されておりますが、具体的に申し上げますと、合併時の特例として3点ほどございます。地域審議会の設置、合併に係る地域自治区の設置、そしてまた合併特例区の設置という3つのケースがございます。

 その中で、お尋ねがございました合併特例区でございますが、地域審議会、地域自治区と少し異なっております。この中では、設置期間は最長で5年ということが決められております。また、特別地方公共団体としての法人格を有する、そして規約で定める一定の事務を処理することができる、そしてまた、特例区の長は毎年度予算の作成義務を有するというようなことが大きな点ではなかろうかと思います。

 次に、この活用でございますが、このような制度を用いるかどうかということにつきましては、合併協議会での協議事項となっているケースがほとんどでございます。どのような運営をしていくかということは、合併前、つまり合併協議会での協議にゆだねられるということが多いようでございます。

 そしてもう一点、町民意識調査の結果について県への報告、そしてまた審議会への上申というようなことでございますが、先ほど議員もおっしゃっていましたように、第1回の構成の策定審議会が開かれたところでございます。

 その中で、県は今後各市町村に対して、いろいろな角度からのヒアリングを実施いたしております。ヒアリングをする中でいろいろな資料も要求されておりますので、その中で十分お話しするし、協議はしていきたいということで、町の現状が明らかになっていくのかというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 今ご説明いただきまして、これから先、町長は合併をどのようなことで推進されていかれるか、その方向性をご答弁いただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 合併問題につきましては、特例法による合併の時期から始まりまして、私は合併というものはこれからの行政にとって大変必要性が高いということは明言してきたところでございますけれども、そういった中で、大網白里町がどういうスタンスで取り組んでいるかという問題につきましては、これは町長ひとりの考えでいくものではないという中でも、議会の皆さん方に研究会を持っていただいたし、私どもも、今までの経過の中で近隣市町村と話し合ったこともございましたし、住民発議で千葉市との協議もさせていただいたと。

 そういう中で、前回は特例法による合併には至らなかったわけでございますけれども、これから合併新法によってどう変わっていくのかという問題につきましては、国の方向性、県の方向性というものを十分見た中で、本町が必要なんだと、合併はどうしても急務だよというような状況にあるならば、私は合併を推進していく必要性があろうかと思いますけれども、現在のところは、まだ対応する行政がどういうところがあるとか、そういった話は一切出ておりません。

 そういう中で、最終的には、現在私どもの町が交付税が十数億円も削減されてきている、また、国の補助が今後だんだんなくなってしまうんだという中で、果たして5万人口フレームで行政が運営できるのかということは大きな課題でございまして、そういった意味も踏まえた中で、合併問題というものは考えていきたいというふうに考えております。

 また、千葉県が、これから知事を中心として合併指導にあたるというようなことでございますけれども、この内容につきましても、本町の住民の意向については私からもお話はしていきたいというふうに思っております。いずれにしても、これからの課題として合併が必要ならば、やはり本町も前向きに取り組む姿勢を明確にしなければいけないというふうに思っておりますけれども、いずれにしても相手のあることでございますから、そういった意味で十分県と協議をさせていただきたいと思っております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) せんだって、我が町の財政課から非常にわかりいい16年度決算書のコメントがありましたものですから、私が千葉市に照会をしまして、どうして政令指定都市が交付金、国庫等のものがうちの町よりも、もちろん金額が多いのはわかり切っているんですが、パーセントで多いのか調べさせていただきました。

 基本的には、先般の質問でも再々ありますけれども、道路に歩道を設けてくれと言っても、うちの町では無理です。政令指定都市ならいいんです、政令指定都市は国道・県道も責任を持って施工する義務が生じますので。ちなみに、道路譲与税につきましては、15年度から市町村が42パーセント、これに対して千葉市というのは、それにプラス58パーセントだから100パーセントになるわけです。それと、石油ガス譲与税というのは、我が町に収入源としてはないわけですが、これについても千葉市はある。いわば政令指定都市というのは、国道も含め、すべての権限と責任があるということで、より身近な住民に対してのサービスが行えるというふうに私は信じているわけです。

 確かに、今、町長答弁では、前は1万人くらいの町なので5万人は関係ないんじゃないかと、そこまでは言わないにしても、それに類似したようなことをおっしゃいましたけれども、今、県知事は、中核都市を目指した京葉地区の30万人、50万人というふうな都市を合併の対象に再考しているわけです。この時点で、言われる前にどうか、審議会等に金を使ってでもいい、私は、大網白里町民の幸せを思ってぜひ行動していただきたいというふうに考えます。町長の答弁を求めます。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 政令指定都市であるがゆえに整備が行き届いているということは、一概には私は言えないんじゃないかと。千葉市小間子というのが八街市のすぐ隣にございます。ここは下水道もなければ、それから上水道の設備も来ていないというようなお話も聞いているところでございます、誉田にいたしましてもそういった内容がうかがえる。

 今、議員がおっしゃいましたけれども、千葉市に住民の考え方で合併をお願いしたときに、私は千葉市と話し合いをしていないわけじゃないんです。話し合いをさせていただいてあるわけです。ただ、これは公式の場として協議会を立ち上げてやったわけではございません。千葉市は時期尚早と言ってきたわけでございますから。ただ、そういう陰には、やはり我々も努力はしているわけです。それがゆえに、仮に合併するとしたら、候補として今まだ千葉市もあるわけです。それから、山武市が誕生いたしますから、東金市、九十九里町、大網白里町というのもある。それから長生郡市もある。そういう選択肢が残っているんです。

 ただ問題は、本町ひとりで合併したいと言っても、相手が応じてくれなければ合併はできないということをやはり前提に置かなければいけない。そういった考えの中で、議員がおっしゃるように、千葉市と合併すればいろいろなサービスが行き届くということも私はあろうかと思います。あろうかと思いますけれども、千葉市は千葉市なりに、所帯が大きいだけにいろいろな苦労があるわけです。庁舎の建設資金まで取り崩してほかの事業費に充てなければいけないというような事情も、過去に新聞紙上で読んだような記憶がございますが、そういうように決して政令指定都市がいいわけじゃないけれども、大網白里町の将来を考えるならば、千葉市との合併も選択肢の一つだとして、大事にその芽を育ていかなければいけないでしょう。

 それから、東金市、九十九里町、大網白里町というのも、やはり住民の皆さん方の考えはすべて千葉市に向いているわけじゃないですから、そういった意味で、そういった考えも私は大事にしていくべきじゃないかということでいるわけでございまして、これが今度は知事の指導力で、より明確に千葉市と大網白里町が合併すべきだというような線が出てきたら、それに向かって本町もそういった取り組みをしていく必要があるんじゃないか。現段階ではまだそういう方向性が明確になったわけじゃございませんから、私が先走って軽率に言うわけにいきませんけれども、現段階で合併を論じることは、いずれもっと内容が明確になった中で、話し合う時期が近いうちに来るんじゃないか、そのように私は合併について考えております。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 町長、お言葉を返すようですが、千葉市が庁舎建設資金を取り崩して使っているというのは、私も幸いなことに知っていました。

 私は9月議会でも申し上げましたけれども、うちの庁舎建設資金を白里小学校の耐震補強に取り崩せばできるんじゃないかというふうに言いました。自分の町でやれることはおのずとあると思うんです。やらないでいて待っていては、私は首長としてはちょっと問題があろうかと思うんですが、そのへん、もう一回言ってください。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) ご指摘のとおりでございまして、庁舎の建設基金につきましても、今、町がまずやらなければいけないことは何だろうかという検討の中で、場合によっては議員ご発言のような内容もあり得ると。ただ、検討をやはりすべきではないかというふうに考えておりますけれども、いずれにしても、庁舎の増改築資金というのは、皆さん方の総意で今日まで基金としてしてきたわけでございますから、私が取り崩してそれを使えと言うわけにはまいりませんけれども、そういうような大きな見直しを今必要とする時期ではないかというふうに考えているところでございます。



○議長(高知尾進君) 本間誠一君。



◆(本間誠一君) 町長、先ほどの質問の中で回答を得たわけですけれども、瑞穂中学の設計料に7,000万円ですか……



○議長(高知尾進君) 発言者に申し上げます。

 時間ですので、これをもって終わりにいたします。

 暫時休憩いたします。なお、午後1時から再開いたします。

               午後0時11分 休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

               午後1時01分 再開

出席議員 22名

欠席議員 なし



○議長(高知尾進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次の通告者、田中吉夫君の発言を許します。

 田中吉夫君。

          (田中吉夫君 発言席着席 拍手)



◆(田中吉夫君) 通告に従いまして直ちに質問に入るわけですけれども、私は、町民の営業と利益を守るという、この立場が議員に課せられた使命であるというふうに考えておりますので、この1点で傍聴席の皆さんと心を一つにして、今回の質問に臨みたいと思います。

 答弁者におかれましては、簡潔明瞭な答弁をまずお願い申し上げまして、直ちに質問に入ります。

 質問に入る前に1点だけ、答弁は求めませんけれども、私は、先般私の支持者よりきつい注意を受けたことがありますので、その点をまず発言させていただきます。

 それはどういうことかといいますと、下水道課に関係することですけれども、先般、柿餅地域の面整備を行うというような説明会が中部コミュニティセンターにおいて行われたというふうに聞いております。

 その内容というのは、先ほど下水道課長にもお聞きしましたけれども、1平米550円ですとか、面整備するについて、あそこの県道の部分には本管が入っていますので、直径30センチぐらいの枝管を上にいけ込んでそこに放流するんだというような内容の説明であったんじゃないかと思うわけですけれども、そのときに、本町から出席した説明者が8人いたそうでございます。そして、来た住民の方はそれよりも少ない人数、6名であったか7名であったかというふうに聞いております。

 このような大事業をするわけですけれども、8人の説明者の中で、説明を受ける住民の方が6、7人しかいない、それより少ないというような会議が平気で開かれているということを、私は私の支持者よりきつく注意を受けました。ですから、そのことをまず発言させていただきたいと思います。

 これは、何でこんなに暇な人たちがいっぱいいるんだろうというふうに説明を受ける方は思ったそうでございます。1人か2人でグループになった中で各家庭を訪問してもいいような事業じゃないのか。8名もの説明者がいるというのは、民間の企業、小さな経営ですけれどもやっている者としてはとても容認できないような、そういう図式が私の中に見受けられますので、まずその点を発言させていただきます。

 それでは、一般質問の通告の順序に従いまして、山武地域医療センター構想についてということで質問いたします。私は、特に各論について踏み込んだ質問をいたしますので、ぜひ簡潔明瞭な答弁でお願いしたいと思います。

 まず、本町が無償にて提供すると提案された建設地、みどりが丘約7.8ヘクタールの工業団地が、なぜ東金市内の16億円と言われる工業団地に決定されたのかという趣旨で質問をするわけです。

 無償提供を行うということについて、提案地が最終的に東金市と大網白里町のみどりが丘の2点に絞られたということの中で、東金市の方に決まったというような報告を受けているわけですけれども、提案地を2点に絞るという中で、ほかの地点として成東町、それから無償提供を申し出た山武町の土地などがあるわけですが、その2点に絞ってさらにそれを1点に絞るときに、提案地評価表というものが出されたわけです。

 私は、この会合に臨む町長以下、多分あのとき財政課長とかが同席していたと思うんですけれども、町の全員協議会の中で説明に来たときに、この評価表が出たということで、1,000点満点で大網白里町のみどりが丘は719点で、東金市の752点に対して33点ほど低かったというような報告がされたわけです。したがって、33点という差がある以上、東金市の方にいくということは仕方がないというようなニュアンスのお話があったわけです。

 今、東金市が16億円で買ってほしいというようなことを、町の方にも議会の方にも明快に文書で来ているわけですけれども、本町が無償で提供したという形の中で、この提案地評価表が当初、16億円という金額が全く考慮に入れられない中で、33点の差があるというふうになっているわけです。16億円もの金額が点数評価の中に組み入れられないということに対して、私は非常に大きな疑問を持っているわけですけれども、まずこのことについて答弁をお願いしたいと思います。どのようなことでこんなふうになってしまったのかということです。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 本用地につきましては、多分5月頃だったからだと思いますが、さまざまな課題の中で取り組んでまいりまして、本町は議会の皆さん方のご理解をいただきながら、無償でもいいから大網白里町に病院をぜひ誘致しようじゃないかという大変ありがたいお言葉を賜った中で取り組んできたわけでございますけれども、当初この提案書を提出する時期に、本町とすれば、この土地を出したからいいわけじゃございません。町の一番の方針として、インターへの接続道路整備とかいろいろ含んでおりますから、有償というような表現を使って当初の提案書には出してございます。もちろん、東金市も有償だということで出てまいりました。

 そういう中で、本町は、議会の皆さん方からも応援をいただいているわけでございますから、無償でいいよということで最終的には提案させていただいたわけでございまして、東金市も、この内容については最大限努力するというようなお話の中で踏み切ったわけでございます。

 ただ、私にすれば、個人的な売買じゃございません。皆さん方の税金を使って売買するわけでございますから、最少限どのくらいの値段で買収するというような方向性が見えてもいいんじゃないか、それを明確にしないで購入するのはおかしいというような提案もしたわけでございますけれども、首長各位の賛否の意見の集約ということで会長が進めたわけでございますが、意見的には、東金市の工業団地の条件の方が大網白里町よりも優っている点は、救急医療まで含んだ病院というものは今後ヘリコプターも入ってくるわけだし、救急車のサイレンの音もする、そういうものを住宅街のど真ん中につくっていいものかどうかという問題が1点。

 それから、大網白里町の提案している用地はまだ東金インターからの工事も終わっていないじゃないか、どういう見通しなんだというお話でございましたから、私どもは内容が決定したならばすぐ対応を図る考えでいますというお話をしたんですけれども、現実的には、東金市の提案された用地はインターから大変近いということ。

 そもそも、東金市と大網白里町の提案した用地の違いというのは、距離的に千二、三百メートルだったと思いますけれども、大変近いわけでございまして、そういうようなわけで、確かに東金市の提案されたのは工業団地ですから、住民の皆さん方への同意は要らないかもしれない。しかしながら一番大事なことは、やはりいくらで買い求めるのか、これがわからないそんな買い物はないだろうと私は再三言ったんですけれども、総体的に勘案した中で、東金市の方が大網白里町より優位だと。

 私は、大網白里町は無償なんだぞ、無償の方がはるかに条件的には皆さん方はいいんじゃないですかと言った中で、金の問題だけじゃないというようなことで、ほかの皆さん方の方向性が東金市の用地の方にいってしまった。それが首長方の会議です。

 今度、策定委員会の中へ行って委員の皆さん方から意見集約をした中では、やはり東金市の用地の方が一歩先へいっているというような中、私はもちろんその場でも、大網白里町は無償で提供したいという発言はしておりますけれども、そういうことよりも東金市の方が優位性が高いということで決定したわけでございまして、私どもの町とすれば、誘致ができなかったということは大変残念に思っているところであります。



○議長(高知尾進君) 田中吉夫君。



◆(田中吉夫君) 誘致ができなかったことは大変残念に思っていると、そんな簡単な言葉でこのことが片づけられていいものでしょうか。

 私は、当初の提案地評価表というものに対して大変疑問を持っているということを申し上げたわけですが、これが33点の差の中で、東金市の丘山台のテクノパークの方がいいという首長会議の結論に至ったというようなことだろうと思うんですけれども、この土地というのは、16億円もの莫大な資金をそこに投下するわけです。それと大網白里町の無償、これが簡単に決められるという背景は何なのかというふうに私は思っているわけです。要するに、評価表の33点の差は、16億円というものをこの中に加味していたならば、大網白里町の土地は東金市の土地の倍ぐらいの点数がつくというふうに私は思っているわけですけれども、そのへんが何もされていないということなんです、これは。

 そこで、私が非常に不思議に思ったことがあるので、もう一点お話をさせていただきます。

 山武郡市行政組合企画課医療センター推進室、県側から高田秀一参事という方が大網白里町議会に説明に来てくれて、いろいろ大網白里町議会の全員協議会の中で説明を承ったわけです。そのとき大網白里町役場から、あえて今回私は名前を言いますので、議長が削除の必要があると言うんであればそれはまた受けますけれども、石川副主幹という方が一緒に来たわけです。これは大網白里町から向こうに派遣されて行っているという形なんでしょうか、そういう形の中で推進室というところにお勤めをしているということなんですけれども、彼はその前は産業振興課の方にいたわけで、道の駅の用地選定について担当係長ということで一生懸命仕事をしていたと思うんですけれども、そのときに道の駅の方の立地を調べるために、こういう候補地選定表ということで、点数評価されたものが私の手に入っているわけです。この点数評価の中にはいろいろな項目があるわけですけれども、想定買収費と想定造成費というのが入っていて、買収費というものが一番重要な形で組み入れられて点数評価をしているわけです。

 そしてその点数が、郡南病院の跡地、あそこは多分今5,000平米ぐらい、それ以上あるんですか、48点ということで一番高額な得点になっているんです。これはまさに同じ方が、今は推進室の中で、16億円を全く加味しない提案地評価表というものをつくって、あたかも金額は関係ないというような形の中で決めようという、誘導的なことがあったというふうに思われるわけです。しかしながら、大網白里町から出張している石川氏はそういうことをきちっと決定づけられるような立場にはない。上司がいるわけですから、事務方として一生懸命働いているというふうには当然想像されるわけですけれども、しかし同じ担当者が、はっきり申し上げますと、郡南病院の跡地というのはそこがそういう形であるために最高得点をつけている。片や、土地の値段が加味されていない提案地評価表というものがつくられている。私は非常に疑問に思う。

 そういうことが平気で行われている山武郡市の首長会議というものの現実を、まずここで皆さんにお知らせしておきたい。

 そして、16億円と言われるその土地が点数の中で評価され、先ほども言いましたけれども、倍ぐらいの点数は当然私はつくというふうに思っていますが、しかしその中で、16億円で有償でいいんだというようなさっきの町長のご答弁だと思いますが、我々は民間人で、私は土地を扱う商売をしていますけれども、値段がわからないままその場所が決められるなどという話は聞いたことがありません。値段がはっきり決まって、そして駅からの距離はどうだ、学校からの距離はどうだというようなことの中で民間の商売はするわけですから、値段が今になって、決めた後で16億円というふうに出てきている。

 私は、町民の代表としてここで発言しているわけですけれども、こんなばかな話を大網白里町5万町民が許すはずはないというふうに考えている。こんなばかなことが山武郡市の首長会議で行われているということをまずお話しさせていただきたい。

 こんなことは普通の社会の中では絶対にあり得ないことであると思います。16億円というのは大網白里町に対してどういう影響があるかというと、単純に人口割りで計算しますけれども、大網白里町の人口は5万人あります。山武郡市の人口は20万人ちょっとあると思います。人口割りで考えたら4分の1が大網白里町の財政負担という形ではね返ってくるわけです。皆さんから徴収することはないでしょうけれども、起債をするという、行政用語では起債、普通の社会では借金というふうな形になるわけですけれども、徴収しても借金をしても、要するにそれだけのものが我々町民の中に最終的には負担が出てくると、こういう話ですから、私は絶対にこのことは容認しないと、こういうふうにこの本会議場で発言させていただきたいと思います。

 町長、後ほどまたこの議論に入ることがあるかと思いますけれども、そういうふうに発言した中で、もう一点、東金市の候補地に関して、東金市丘山台の工業団地のことについてちょっと触れさせていただきます。

 東金市丘山台の土地というのは8万7,851平方メートル、今言ったとおり16億円ということなんですけれども、これを単純に割り返しますと、坪約6万円ということになります。それで、この丘山台の土地に非常に疑問がある。私はこの質問をするにあたって、数時間にわたって現地の周りをぐるぐる走り回りながら、この質問に向けての準備をしたわけですけれども、そのときに、この丘山台の土地の入り口の説明するところに立て看板が立っていました。どういうふうに立っていたかといいますと、その中に平地面積というのが記載されておって、6万6,700平方メートルということです。平地面積というのはどういうことかというと、あの土地の外形を大まかに考えてみた場合に、平地がありまして、奥の方は谷底になっているんです。その谷底ののり面を引いた面積というのが6万6,700平方メートルあると私は今思っているわけですけれども、そこの平地面積というのが実際に使える面積なんです。

 私は不動産業をやっていますから、そういうことはよく知っている。それは皆さんも常識的な話じゃないかと思いますけれども、この平地面積6万6,700平方メートルを簡単に割り返しますと、坪単価に直しますと7万9,160円、約8万円につくわけです。ですから、東金市側が6万円と私どもに説明していることは非常に大きな誤りがあると私は指摘したいわけです。こんなことを我々議会に対して説明もしないで、医療センター構想が今着々と進められようとしているわけですから、私ははっきり申し上げますけれども、こんなおかしな猿芝居みたいなことがあっていいものなのかと思います。

 このことについては多分間違いはないと思うんですけれども、平地面積ということに対して調べておくように私は言ってあります。担当課長、私がここで言っていることが間違いであると困りますので、その点が間違いないかどうか答弁してみてください。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) 私からこの問題について答弁いたしますけれども、まず、今回の議員の質問の中に、前回の産業振興課の職員がそのまま今回かかわっているんじゃないかという内容がございましたけれども、この職員については、私はまじめに対応しているというふうに評価しております。

 したがいまして、内容を現実的に議員が把握されているならば、私も厳重注意をしていきたいと思っておりますけれども、現在のこの担当のやられていることは、本人が場所を決めていったわけでもない。ただ内容については、調査とかそういうものについては、今一緒にやられているような状況でございますので、その点はご理解しておいていただきたいというふうに思っております。

 また、金額でございますけれども、15億何がしかというのは、この用地の選定の時期には、東金市は明確にされておりません。大網白里町は無償ですという中で、東金市の方では今明確にどうこう答えられないということでございました。その後の会議の中で、再度の私の質問に対して、県立東金病院を処分した跡地が東金市の所有物件でございますから、東金市はこれについては協力はいとわないというような話で、しからば、提案するからにはなぜ明確な線を出さないんだと。仮に土地が15億円するものならば、県立病院を処分した金額がおよそ5億円なら5億円、10億円なら10億円でも結構でございますから、残りのものについて行政各自ご協力願いたいというならば、私は、それなりの考えはございますけれども、この土地の買い入れについてはどうこうある問題ではないと。

 ただ、明確にされていない中で、議員が見られたと思う資料に15億何ぼかの値段が入っている。今の会議の中には本町の議長も含まれておりますから、内容は十分把握されていると思いますけれども、本町から今この値段が出てくるというのはどういう意味なんだと。

 東金市が最善の努力をするからということで、この場所を皆さん方が決めたんだと。私は、この決議にあたって反対意見を表明しております。進行をされていた会長に、全員満場一致でなくていいのですかという質問を私がしたときに、会長は、皆さん方の方向性を伺っているわけだから、決議をした中で決めるあれではないと。その策定委員会に首長方の方向性はこうですよというものを提案していくという前提のもとに、そのとき東金市の用地が選定された。

 しかしながら、その内容について私は不満を持っていましたから、大網白里町は反対であるということを表明した中で今日まで来ているわけでございますけれども、その後、たび重なる会議の中でも、この問題は東金市は明確にされておりません。

 つい先般にありました会議の中で、東金市が今さら用地買収費がいくらだとか、地権者がどうのこうのという話は私は聞いていられないと。東金市が提案したからには、責任を持ってこの用地の内容を提案すべきだろうというお願いをしてあるわけでございまして、私見でございますけれども、税金を使って買う用地が金額もわからない、こういうような不満な点だらけで決定されたということは、おそらく町村会が始まって以来じゃないですかというほどの質問をしながら、今まで経緯を踏んでおります。

 したがいまして、先ほどの残念に思うの一言ではない。私は、町の総意をもって取り組んでおりますので、ご理解を賜りたいと思っております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 財政課長、北田光夫君。

          (財政課長 北田光夫君 登壇)



◎財政課長(北田光夫君) お答えいたします。

 面積については、議員おっしゃるとおり8万7,851.05平米、このうち平地部分が6万6,700平米、残ります2万1,151.05平米が傾斜部分となっております。そういうことから、東金市に聞きましたところ、東金市では、東金市の緑化計画に基づき敷地の20パーセントを緑地として保全すべき土地とされているということでございます。これは、各区画ごとに20パーセント以上を指定してあるということでございます。

 土地の価格につきましては、直近の売買実績をもとにしまして坪6万円という算出をしたということでございます。確かに議員ご指摘のとおり、傾斜部分の利用上の有用性を考えますと、均一な単価でよいのかということは疑問に残ります。

 ですが、山武地域医療センター推進室にこの点について確認したところ、今後事業主体とされます行政組合と十分情報交換をしながら進めてまいりたいという回答を得たところでございますので、答弁としてはこれでご理解願います。



○議長(高知尾進君) 田中吉夫君。



◆(田中吉夫君) ただいまの答弁で、私が言っていることに多分間違いはないというふうに解釈いたしますけれども、平らな部分の面積というのは、我々不動産業の民間の社会では当たり前のことです。傾斜部分などというのは使えないところですから、あってもなくてもいいようなもの、ただし、法律の中で20パーセントぐらい緑地が必要だという中でそこが入っているという答弁でしたけれども、私が現地を見たところ、あれは谷底に通じる道なんです。ですから、これは坪6万円でも何でもない、坪8万円の土地というふうに執行部の皆さんもよく頭の中に入れた中で、今後取り組んでいただきたいというふうに思います。

 そして、東金市の土地の所有者は、私は明確に調べてきましたけれども、要約書というものをとって、これは1筆500円取られるものなんですが、法務局へ行って調べてきました。清水総合開発株式会社が48パーセント持っています。それから、TCプロパティーズという株式会社、これは東急関連の会社だと思いますけれども、ここが26パーセント、それから鹿島建設が26パーセント持っているという土地なんですけれども、千葉東テクノパークグリーン、東金市の商工観光課の工業団地を販売する推進室というところに行って、こういうものをもらってきました。

 この土地の所有者は大手ゼネコン3社というふうに考えられるわけですけれども、坪6万円で仮に売ったとしてもとても利益が上がるようなものではないわけでして、多分、造成工事をした段階では20万円以上ぐらいには売れるんじゃなかろうかというふうに考えながら、ゼネコンはこの区画整理事業に取り組んだんではないかと想像されるわけです。ゼネコン3社の持っているこの土地というのは、私から言わせれば不良債権なんです。不良債権処理が、山武郡市民20万人の納税者の税金によって行われようとしているというふうに指摘しておきたい。私は、大網白里町の一納税者ですけれども、ゼネコンの不良債権処理を我々納税者がやる必要性は全くないと申し上げておきたい。こんなことが許されていいんですか。

 そういう土地だということなんですけれども、町長の見解をひとつこのことについて賜りたいというふうに思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 後ほど町議会の議長からご報告があるかもしれませんけれども、今、山武郡市の首長方、議長方の会議の中でどのような話が進んでいるのかと申し上げますと、この15億何がしかの金額で買うと決まったわけじゃございません。

 それから、交渉後、町村会に一緒に行ってくれというような東金市からの要望があったと私は聞いておりますけれども、なぜ町村会が行かなければいけないんだ。東金市が提案したものを行政組合が行って、値段がいくらですかという交渉をすべきじゃない。東金市が責任を持って対応して提案したんですから、その責任を十分考えておいてくださいというようなことで対応してございますから、私は、この15億いくらが金額だとは思っておりません。

 もちろん、この中には県立病院を処分した金額も入れませんし、今、議員が言われたように土地の形状だとかいろいろな問題、大体、今になってそういう問題を検討していること自体がおかしいと思います。これを決定するときに、みどりが丘の中に病院をつくって、救急車の問題、ヘリコプターの問題があって、住民の同意も得ないで提案してどうかということで、私は1カ月間余裕が欲しいということをお願いしてあったんですけれども、その前に、みどりが丘の何名かの方々にどうですかという意向は聞いてございまして、病院が来るなら大歓迎だという話は聞きましたけれども、そういうような整合性もとらないで提案するということは大変無責任でございます。

 私とすれば、精いっぱいやるから時間をもう少しかけてくれということでございましたけれども、3月いっぱいに病院の立ち上げをしないと、この計画そのものがおかしくなってしまうというような条件でございましたから、皆さん方の話し合いの中でそういう方向性を耳にしたわけですけれども、東金市にすればもっと重要な調査とか打ち合わせもしないで提案をしてきたということは、私は責任があろうかというふうに考えておりますから、最終的に東金市がどういうような結末にするかということは、今、東金市へ質問を投げかけてある状況でございますので、本日ここで15億何がしかの金額を議論するということは、私としては早計ではないかというふうに考えております。



○議長(高知尾進君) 田中吉夫君。



◆(田中吉夫君) まだはっきり決まったわけではないということですから、要するに、これはまた白紙の状態に戻せるということなんですね。これは民間でいいますと、売りますよ、買いますよというようなまだほんの口約束ができたと、その程度の段階だと私は思っていますけれども、はっきりと契約書を取り交わして売買代金の手付金が授受されるという形の中で、これは初めて決まるということなんですね。

 そして、今、町長がいろいろと東金市には抗議をしているというお話なんですけれども、本町が無償で提供しようということを首長会議の中で明確に申し上げていると町長が言われているわけですから、この立場というのは、私はものすごく大きなものがあると思います。北部の方の首長方、要するに成東病院の行政主体になっている東金市をはじめとする1市6町1村の首長方と本町の町長は、対等の立場で交渉ができる席に置かれていると私は思うわけです。

 ですから、多勢に無勢で向こうの多くの意見があったからとてもかなわなかったというように言われる、はっきりそういうことはおっしゃっていませんけれども、そういう形勢の中でこのことが決められたというふうになっているわけですから、そんな弱い立場ではないと私は思っています。成東病院と大網病院を支援病院に位置づけると、こういうふうに両方の病院が言われていますけれども、成東病院対大網病院の、対等の合併話なんです。ですから、本町の1票というものは、この問題そのものを根本から崩壊させることのできる1票を町長は持っているというふうに私は思うわけです。

 町長は、こんな甘い会議に臨むというようなことじゃなくて、東金市に決まったなどという確認をとられたときに、私は町長の出た会議録を3回全部書き写して持っていますけれども、机を叩いて、そんな場所など蹴って出てきて、それからまた仕切り直してきちんとした会議に臨むということぐらい、やられていいと私は思うわけです。

          (「そうだ」と呼ぶ者あり)



◆(田中吉夫君) 冗談じゃないですよ、これは。決まったわけじゃないと言いますから、どういうふうに今後進展するかわかりませんけれども、首長会議の中の町長の1票というものは、大網白里町5万人の納税者のバックアップがあるわけですから、そんな弱い立場で町長に会議に臨んでいただいては困ると私は思います。机を蹴飛ばして出てきてもいいような場面だったと思います。

 この問題は、大網白里町の協力なくしてはできないんです。ですから、必ず事務局を通じて、町長、何とかテーブルについてくださいというような要請が私はあると踏んでいますから、不退転の決意をもってこういう問題には臨んでいただかなければいけない。納税者の税金が使われるわけですから、そのくらいの気持ちを持ってやっていただかないと、私としては、町長ちょっと困りますねと。もっと激しい言葉を言いたいですけれども、今日はこのぐらいの言葉でとどめます。そのぐらいの覚悟で今後これに臨んでいただきたい。

 そして、さっき出ましたけれども、東金病院の底地は、事務局に問い合わせていただいたら約5,000坪ぐらいあるということで、これが東金市の名義になっていると私は聞いていますけれども、この5,000坪が東金市の負担分として加算されて山武郡市に提供されるというようなお話をしているらしいですが、先ほど町長答弁の中でも5億円ということをちらっと言っていましたけれども、これは5億円で売れるかどうかという確認は全くないわけです。約5,000坪ですから、私が考えても坪10万円にして5億円、そのくらいになれば最高の金額なのかと。私は土地を扱っていますから、そのぐらいはぴんとくるんです。そのくらいの金額かなという想像の中ですけれども、仮に16億円とすれば、まだ11億円足りないわけです。

 先ほども、平地部分の面積でいったら坪8万円につくということを申し上げましたけれども、平地部分の面積で計算すると、あの土地は16億円と言われていますけれども、私が割り返して掛け算して計算すると、12億円ぐらいにしかならないんです。ですから、それが私は価値なのかなというふうに思って見ていますけれども、12億円に対して仮に東金市が5億円負担したとしても、まだ7億円足りない。足りない7億円が山武郡市民の税金の中から支払われていくということなんです、これは。

 ですから、百歩譲って大網白里町のみどりが丘に誘致できなかったとしても、東金市は無償で、大網白里町と同じ条件を山武郡市広域行政組合に対して出すべきだというふうに思っています。あくまで無償です。これを強くここで申し上げておきたいと思います。町長もそのようなお考えのようですから、町長に答弁を求めるというふうにはならないと思いますけれども、議会の皆さん、そして傍聴席の皆さん、こういうような事実が現実にあるんです。ですから、東金市に対しては強く、無償で提供すべしということを今後とも町長、それから議長ですね、一番上で目をつぶっていますけれども、議長がこの会議に臨めるという立場にあるわけですから、ぜひひとつ東金市の無償を、大網白里町5万町民の納税者のために何が何でも引き出していただきたい。

 それができなければ、この問題はテーブルにつく必要はないというふうに私は考えています。そこができたときに初めて、この山武地域医療センター構想のスタートラインができ上がったというふうに思っていますけれども、このスタートラインができたところから今の運営の問題とかそういう協議に入る段階なんです。ですから、まだスタートラインにもなっていないと思います。

 そういうことですから、町長、議長、ぜひ今後の会議においてこのことを実現すべく、議会の方からも、議会の皆さんが全会一致という中で町長に、東金市は無償提供すべしというような文書を送ってありますから、そのことはぜひ実現していただきたい。これができなかったら、この山武地域医療センター構想はスタートラインにもつけないということを私は申し上げておきたいと思います。

          (「答弁を」と呼ぶ者あり)



◆(田中吉夫君) 答弁してくれますか、そうですか。町長、短く頼みます。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 テーブルを叩いてまで力説されましたけれども、救急医療問題というのは、本町にとって、住民にとって大事な案件なんです。それを、土地がそちらへ行くこちらへ行くという議論の中で、そんなことでこの救急医療問題を片づけていいのかと、そういう責任感があるから私は話し合いに臨んだわけです。

 私は、議員から言われるまでもなく、東金市に無償で出せという提案はしております。うちの議長だって同じです。何もその議事録だけがすべてじゃないです。私らは個人的に、東金市のやっている姿勢がいいか悪いか、我々の身になって考えろということでお願いしてあるわけでございますからどうぞ、議員方も深くその点をご理解されまして、私どもの対応に大きなご支援を賜りたいと思っております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 田中吉夫君。



◆(田中吉夫君) 確かに、一生懸命努力しているということは私も認めなくはないです。

 しかしながら、努力しているというのは確かにそのとおりですけれども、政治というものは、はっきり申し上げますが、結果がすべてです。努力してもできなかったというのは、その負担は誰がするんですかと言いたいわけです。納税者の税金でそのお金が支払われるということですから、その点は納税者の立場に立って、結果を出すようにひとつ努力をしてほしい、そういうことを申し上げておきたいと思います。

 土地の問題だけやっているとこれだけで1時間になってしまって、私は多くの通告をしてありますので、ぜひ東金市の無償提供を実現していただきたいということで、次の質問に移ります。土地の問題は1時間かかってもやれないですね。会議録を私のところの事務員が写し取って膨大なページがあるわけですけれども、このことも質問しようと思ったんですがやめて、次の質問に移ります。

 この事業における国・県の補助金はどのくらいもらえるのかというような質問をするわけですけれども、総額が245億円ですか。今、我々のところに来た内容は総事業費が245億4,000万円となっていますけれども、国・県の補助金がどのくらいもらえるか、数字だけで結構ですから答弁していただきたい。

 それから続けて、成東病院、東陽病院の現在の財務状況ということで、大網病院の事務長に詳しく調べていただいていますので、かいつまんで、負の部分のところを主体的に答弁していただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 財政課長、北田光夫君。

          (財政課長 北田光夫君 登壇)



◎財政課長(北田光夫君) お答え申し上げます。

 建設補助金ということでございますが、現行制度により試算した場合には、国・県補助金を合わせまして約27億円と見込んでおります。

 内容といたしましては、国庫補助金で看護師宿舎、不足病床地区病院などとして計8億5,000万円、県補助金といたしましては公的医療機関施設整備、設備を合わせ約18億5,000万円でございます。しかしながら、東金病院の医療機能を引き継ぐこととされておりますので、これまでも県に対して負担を求めてきているところでございますので、今後とも強く財政支援を求めていきたいという考えでございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 国保大網病院事務長、中村寿雄君。

          (大網病院事務長 中村寿雄君 登壇)



◎大網病院事務長(中村寿雄君) お答えいたします。

 成東病院また東陽病院の経営状況につきまして、平成16年度決算に基づきましてご説明申し上げたいと思います。

 まず、成東病院でございますけれども、総収益53億5,741万7,000円、これに対しまして費用が53億9,007万3,000円という状況でございまして、3,331万3,000円の赤字、純損失の計上という状況でございます。また、東陽病院におきましても、総収益12億4,516万8,000円、これに対します費用といたしまして12億9,419万4,000円という状況でございまして、純損失は4,902万5,000円という状況でございます。

 次に、負の部分ということでございますので、一般会計からの各病院の繰入金の状況について申し上げたいと思います。まず、成東病院でございますけれども、一般会計からは8億6,253万4,000円、東陽病院が4億8,902万6,000円、ちなみに大網病院でございますけれども、1億7,575万8,000円という繰入金の状況でございます。

 なお、東陽病院につきましては、4億8,902万6,000円の内訳といたしまして、前年度の赤字の埋め合わせ的なことでございますけれども、2億2,022万円が特別利益として組み入れられておる状況でございます。

 次に、借入金、企業債の償還状況でございますけれども、成東病院で3億2,042万502円、東陽病院で1億8,641万1,602円、大網病院で1億3,037万8,374円の企業債の償還額を計上してございます。

 なお、東陽病院につきましては、一時借入金というような形での業務の運営を行っておる状況でございます。平成16年度の状況といたしましては、一時借入金といたしまして1億7,000万円の借り入れがあり、また利息といたしまして381万2,833円の返済金ということで、合わせまして借り入れた返済金の総額といたしましては、3億6,022万4,485円となっております。

 以上によりまして、平成16年度末の各病院の未償還元金、借り入れたお金の元金の状況でございますけれども、成東病院で23億4,632万6,000円、東陽病院で17億9,704万3,000円、大網病院で18億8,121万5,000円という状況でございます。

 最後に、各病院の累積欠損金でございますけれども、成東病院で28億7,475万4,000円、東陽病院で38億5,403万円、大網病院で11億1,374万2,000円という状況でございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 田中吉夫君。



◆(田中吉夫君) 今、数字の部分、簡単な答弁をいただいたわけですけれども、この質問をするにあたって私は、大網病院の事務長にこれだけの資料をつくっていただきました。これを一目しますと、東陽病院、成東病院の負の部分、大変な経営をしているというものが数字ですぐわかるようになっているわけです。大網病院の事務長に、各議員にこのコピーを全部配ってよろしいでしょうかと質問したわけですけれども、田中議員の中におさめておいてほしいというふうなことを言われましたから、あえて私は配りませんけれども、興味のある方は事務長のところに行くか私のところに来ていただければ、この財務状況というものを議員各位にはコピーをしてあげてもいいと考えていますので、ぜひ要望のある方はおいでいただきたいと思います。

 そこで質問ですが、事務長の今の説明の最後にあったわけですけれども、東陽病院というのは非常にひどい財務状況になっています。2億2,100万円の特別利益が計上されてある。東陽病院は今、横芝・光町、それから野栄町はどうなっているんですか、この3町で特別利益と称して、足りないものをぼんと出したような形になっているわけですけれども、そういうものが2億2,000万円もある。

 それから、一時借入金が1億7,000万円というようなことで、私が事務長にお聞きしましたら、これは千葉銀行から借りてあるそうです。金利は381万2,000円という金額を払っているということですけれども、1億7,000万円を市中銀行から借り入れるような経営というのは、個人にしてみればサラ金からちょっとお金を借りた、こういう状況が考えられるんじゃないかと思うんです。そのように財務状況が大変な病院であるということをまず申し上げておきたいと思います。

 それから、未償還元金というのは東陽病院で約18億円あって、本町の大網病院も18億8,000万円ほどありますから、そのへんは同じような状況です。

 それから、現金預金というのがあるんですけれども、本町大網白里町は、16年度状況ですから今現在どうなっているかというのはちょっと私も発表できないですけれども、4億5,000万円ほど大網病院は持っている。成東病院においては8億4,800万円持っている。さて、東陽病院でございますけれども、518万円持っているとここに書いてあります。100床の病院が500万円ぐらいしか現金がないような状態で運営されているというふうに、ここに明確に出ているわけです。500万円でよくあの100床の病院が運営できるなと思うわけですけれども、500万円ぐらいは、後ろの傍聴席におられる方ではできる人は多分たくさんいると思います。私は500万円は大変なんですけれども、そのくらいのお金しか100床の病院で持っていないというようなことが言えるわけです。

 これは東陽病院についてはまだ明確にされていないとは思うんですけれども、成東病院と東陽病院、それから大網病院を中央病院ができたときに支援病院に位置づけるという説明をされているわけですけれども、支援病院に位置づけるということは、いわば病院を合併させるという意味なんです。ですから、財務状況が明確にわかった中で、東陽病院をどうするんだということはこれから大きな議論に私はなっていくというふうに思うわけです。このへんが同じゼロベースになっていたならば合併というのはいいんじゃないかと思いますけれども、よその病院のことですから、あまり私がここで言ってはいけないかと思いますけれども、でも言ってしまいましたかね。

 その中で、最後に大網病院の事務長に答弁願いたいと思うんですけれども、累積欠損金ということで、成東病院が28億7,000万円、東陽病院が38億5,400万円、それから我が大網病院は11億1,300万円と、こういうふうになっているわけです。大網病院と東陽病院というのは100床ですから同じぐらいの規模があると思うんですけれども、東陽病院が何で38億5,400万円にもなってしまうのかということがちょっと私は疑問なんです。そのへん、大網病院の事務長としてどういうふうに考えているのか、答弁できる範囲で答弁していただきたいんですけれども、異常に多いんです。簡単で結構ですので。

 わかりませんということなら、それで先に進みますけれども。



○議長(高知尾進君) 国保大網病院事務長、中村寿雄君。

          (大網病院事務長 中村寿雄君 登壇)



◎大網病院事務長(中村寿雄君) お答え申し上げます。

 東陽病院の累積欠損金が38億5,000万円程度で、そういう決算状況でございますけれども、よその病院のことでございまして、この内容につきまして詳しくは調査してございません。そういうことで、私の方からどうこう言えませんので、何とぞご了解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 東陽病院につきましては、将来的には山武地域医療センター構想の中で対応してもいいだろうということでございまして、ただ現在、構成団体の上で東陽病院が成り立っているわけでございますから、その中の処理の仕方、方向性について、また山武郡市においてもいろいろな議論が出てくるんじゃないかと私は思っております。

 総体に、今回の医療構想でございますけれども、今日さきに質問された議員にお答えいたしましたが、県におきましては、来年3月までに何としても立ち上げていただくことが肝心だと、細かい内容についてはその後で議論しましょうという姿勢なんです。

 私どもも、とにかく救急医療の対応というものは必要でございますから、それについて十分議論をこれからもしていくつもりでございますし、場合によっては、この会の全体の流れの中で、経費があまりにもかかり過ぎる、行政の負担が大き過ぎた場合には中間で壊れる要素も多分に含まれているということは、みんな認識の上で協議しておりますけれども、私が言いたいのは、救急医療がそんなことでいいんですかということで今まで姿勢を示してきたわけでございまして、仮に財政的に厳しいならば、規模を小さくしてでもやはり私はやるべきじゃないかという考え方でおります。

 いずれにしても、この医療構想につきましては、さまざまな議論がされない中で進んでいるのが現状でございますから、本日議員から受けました質問内容を十分踏まえた中で、今後の対応を検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(高知尾進君) 田中吉夫君。



◆(田中吉夫君) 多くの質問を残しましたけれども、この残った質問に関しては答弁書を用意してあると思うので、文書をもって私に回答していただきたいと思います。

 大変厳しい質問になったかと思いますけれども、土地の問題に長い時間かかりましたので、ほかの質問をほとんど残したような形になりましたけれども、重要な問題もたくさん含んでいますので、回答の方をひとつよろしくお願いしたいと思います。

 今後、私もこの質問はまた2月議会とかそういう中でやっていきたいというふうに思っています。ご協力ありがとうございました。

 以上で質問を終わります。(拍手)



○議長(高知尾進君) 暫時休憩いたします。

               午後2時01分 休憩

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               午後2時16分 再開

出席議員 22名

欠席議員 なし



○議長(高知尾進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次の通告者、峰尾博子君の発言を許します。

 峰尾博子君。

          (峰尾博子君 登壇 拍手)



◆(峰尾博子君) お疲れさまでございます。

 私は、平成17年12月定例議会において、町政に対する一般質問を行います。

 さきに行われました衆議院選挙は、「改革なくして成長なし」、「民間にできることは民間に、地方にできることは地方に」を掲げた小泉改革チームに多くの国民の信任が託され、改めて、改革が時代の大きな流れであることを痛感した選挙でございました。

 つまり、すべてにわたり行政改革の推進を求める声が高まり、マスコミでも絶えず取り上げられておりますが、行政改革に取り組まなければならないのは国だけではありません。実際、住民の皆さんが受ける行政サービスの多くが地方公共団体の仕事ですから、行政改革とは国も地方も一緒に考えていくべき共通の課題なのです。

 現在、国でも中央省庁の再編など、行政改革に積極的に取り組んでいるところであり、地方においても地方行革を推進し、新しい時代にふさわしい行革に取り組んでいく必要性が強く求められております。したがって、行革の断行によって、5万町民の生活レベルの向上と安定を推量した利便性の提供は行政の責務であります。よって、町民の要望の多い数点にわたり、提言を含め質問してまいりますので、町長並びに関係課長の誠意ある答弁を求めます。

 はじめに、町長の行政運営の取り組みについて3点お尋ねいたします。

 まず、国勢調査の結果を踏まえた対応についてです。

 待望久しかった国勢調査が実施されましたが、念願の調査人口5万人に至らなかったことが報告されました。希望的観測から、今回は、国勢調査員並びに町職員が参加して精力的な調査が行われたようであります。今回は市制施行を視野に入れた取り組みが実現できるのではないかと思っておりましたが、残念ながら目標の5万人に届かなかったことは、極めて残念なことでございます。

 人口条件だけがクリアされることにより、単独で市制施行が実現できたわけですが、その希望は消えました。再び町政運営の継続に努めることになるのですが、この実態を踏まえて、今後どのような行政運営に努めようと考えているのか、町長の基本的な見解をお示しいただきたいのです。

 また、今回、単独で市制施行が不可能となった今、避けて通れない政治課題の一つに、合併問題が浮上することになります。町長の政治姿勢として、当分の間、単独で行政運営に臨みたいとの見解を議会に示され、当分の間を条件に今日まで推移してきたわけでありますが、財政的状況から、また合併新法とのかかわりの中で、改めてこの段階で合併に対する意識改革を目指し、理想と現実を調和させながら、住民中心の合併構想の実現を促進させるべきではないかと思いますが、町長の今後における合併構想について、基本的な方向性についてお聞かせください。

 さらに、町長の政治姿勢についてお聞きいたします。

 町長も、就任以来今日まで、公約実現のため最大限の活動を展開されております。しかし、行財政全般にわたって予想以上に厳しい環境の中で、今このときに住民の目線で行政サービスの断行を実現させ、住民の信頼と期待にこたえていかなければならないという重要課題に直面していると思いますが、今後においても、行財政運営の決意と政治的手腕が強く求められることは必至であります。残されたあと約1年の任期となりましたが、2006年12月に予定されております町長選挙に出馬されるのか。また、出馬されるとしたならば、21世紀に生き残りをかけた政治理念をどのように位置づけられているのか、お答えいただきたいと思いますので、大胆な発想を含めた明快な答弁を期待いたします。

 次に、本町における全事業仕分け総点検についてお尋ねいたします。

 言うまでもなく、本町においては大網白里町行財政改革実施計画が提示され、分権型社会に対応するため、本町のすべての事業である約480事業を、経営型行政による行政の健全化を基本方針とした取り組みがなされておりますが、私たち公明党町議団は、まず賛意を表したいと思います。

 そこで、さらに実践的効果が期待できる全事業仕分けの総点検を実施することを、提言を含めて質問してまいります。

 事業仕分け、それに続く事業見直しとは、町として本当に必要な行政の仕事を予算項目ごとに町民の目線からチェックするというものです。具体的には、480強の事業を、1、そもそもこの事業は必要か、2、必要なら、行政と民間のどちらがやるべきか、3、行政ならさらなる内容の検討を行い、効率的に整理されるものであります。その際には、民間の専門家と行政側の担当者との間で徹底的に論議を重ね、納得の上で結論を出すことが何よりも重要であり、かつ町民の目線から必要ない事業を切るわけですから、基本的には行政サービスが低下する懸念は存在しないのであります。時代の大きな変化、社会構造の変化、民生にも産業にも新たな行政需要が次々と生じており、限られた財源をどう再配分するかは極めて困難を伴う作業でございます。

 これまでの政治は、誤解を恐れずに言えば、予算編成に要望を突きつけ、専ら増額させる方向には強く作用してきましたが、私たち公明党は、党のマニフェストに事業仕分け作戦を掲げて強く推進しております。外部の目線、国民の目線から予算をチェックする試みは、歴史に残る大作業であると思います。こうした作業に精通し、全国の自治体で事業仕分けをしているのが民間シンクタンクの「構想日本」であります。「構想日本」が公表した資料によりますと、事業仕分けの結果を集計すると、引き続きその自治体が担う事業というのは、都道府県平均で60パーセント、市町村では平均71パーセントにとどまっているとのことです。

 本町では、平成18年度から5カ年計画の中で、131事業に対する事務事業評価制度の導入に取り組むことにしているようですが、予想以上に厳しい財政状況の中、まず安全性を維持するために、枠配分方式による予算編成を実施しておりますが、一歩内容の充実と効果の期待、そして財政の健全性を確保するためにも事業仕分けの総点検を実施してはと思いますが、基本的な見解を求めるものでございます。

 次に、(仮称)コミュニティバスの運行について質問いたします。

 現在、本町では大網白里町生きがい活動支援通所事業実施要綱を根拠に、家に閉じこもりがちな高齢者に対し、生きがい活動支援通所事業を実施することにより、社会的孤立感の解消及び自立生活の助長を図ることを目的として行われております。事業の対象者は60歳以上の者で、1、ひとり暮らしの者、2、日中家族がいない者で、家に閉じこもりがちであり、要介護状態になるおそれがある者、3、その他、町長が特に必要と認めた者となっており、本事業は、これら要綱に付随した形で外出支援サービスを実施しております。この要綱枠を拡大して運用できる取り組みが実現できれば、すばらしい行政サービスの提供につながるものと確信いたします。

 今、多くの高齢者の皆さんが日常生活の中で強く求められている課題に、健康を維持することにはまず適切な食生活の確立と動くことであり、また歩くことだと言われております。つまり、行きたいところに自由に行ける環境を築くことが最も大事なことになります。

 本町には、大量輸送機関としてJRが経営いたします外房線、東金線があり、これに接続する補助交通として路線バスが運行されておりますが、これを利用するために、遠隔等の理由から不便さが生じております。そこで、さきに述べたこの事業の中で、例えば5団地、増穂・白里地域を結び、駅、役場、大網病院、大型店、各商店街をネットワーク化して、「喜びのコース」あるいは「お楽しみのコース」等々の愛称名をつけて1日1回ないし2回程度運行して、サービスの提供を図るため、(仮称)コミュニティバスの運行を計画してはと思いますが、前向きな答弁を期待します。

 続きまして、文化芸術・スポーツ政策についてお伺いいたします。

 地域住民のスペシャリストの任期つき採用についてでございます。任期つき短時間勤務の採用は、昨年の通常国会で成立した改正地方公務員法に基づいて制度化されたものです。自治体の判断で、学校教育や社会教育などにおける多彩な人材を臨時職員として採用できることが明確になっております。

 大網白里町におきましても、芸術・スポーツなど、各界のスペシャリストが多くお住まいになっておられます。既に各教育現場でご活躍されている方なども私はよく存じ上げておりますが、職員の削減を目指す行政改革に逆行するとも思われるこの施策ではありますが、法律改正の趣旨をよく踏まえ、子どもたちや広く町民がさまざまな分野でプロフェッショナルな指導を体験できることはすばらしいことでありますが、今後における対応等について、所管課の判断をお示しください。

 最後に、総合型地域スポーツクラブ育成推進事業についてお伺いします。

 地域で住民が気軽にスポーツを楽しめるようにするため、文部科学省は、2004年度から全国規模で、総合型地域スポーツクラブ育成推進事業に本格的に取り組むことになりました。従来のスポーツクラブやスポーツ団体と異なり、誰でもいつでも好きなスポーツを楽しめるだけではなく、希薄化が指摘されている地域住民のコミュニティづくりにもつなげようとするものです。

 国は、2003年度までの9年間で、クラブの創設に向けたモデル事業を実施しており、現在まで全国で426の市町村に540以上のクラブが設置され、好評を博しているそうであります。こうした実績を踏まえ、国は2000年にスポーツ振興基本計画を策定し、2010年度までに全国の各市町村に最低1カ所の総合型地域スポーツクラブ設置の表明をしております。計画では、2004年度から2010年度までの7年間に、毎年200の市区町村に総合型地域スポーツクラブを最低1カ所設置し、計1,400市区町村に整備を進める予定と伺っております。

 総理府の調査によりますと、我が国の成人男女で週に1回以上スポーツに親しんでいる割合は、2000年度で37.2パーセントと3人に1人の割合で、50パーセントを超える欧米諸国に比べて極めて低い水準にとどまっております。野球やサッカーなど、特定のスポーツを楽しみたい場合は地域のクラブに所属することができますが、種類や年齢などが限定されているケースが多く、自由な時間にさまざまなスポーツを楽しみたいと思っても、そうした人たちの要望に対応できる施設やクラブが少なく、スポーツ人口が伸びない要因ともなっております。

 こうした現状を変え、スポーツ人口の増加や高齢者や子どもたちの体力向上のために、誰でも身近に生涯にわたってスポーツを楽しめる場の提供を図る事業が、総合型地域スポーツクラブの設置でございます。

 明年に完成が予定されている町総合体育館等を一つの拠点として立ち上げることを視野に入れた取り組みを、今から検討に入ってはと思いますが、ご見解をお伺いいたしまして、私の壇上での質問を終わります。

          (峰尾博子君 発言席着席)



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) 私から3点ほど答弁をさせていただきたいと存じます。

 まず、さきに行われました国勢調査の結果を踏まえながら、今後の行政運営をどのようにやっていくのかというようなご質問でございますけれども、10月1日を基準日として行われました国勢調査におきまして、残念ながら人口が5万人に達し得なかったということは、住民基本台帳では5万人を超えただけに期待感は持っていたわけございますけれども、まことに残念であったというふうに思っております。

 また、この5万人を基礎といたしまして、できれば市制をしきたい、市制をしくことによって町が一段と活気あるまちに成長できたらいいなというような思いで今日まで頑張ってきたわけでございますけれども、来年正式な発表があろうかと存じますが、当面は単独での町政運営を進めることになるんではないかというふうに考えているところでございます。今後とも引き続き、地域性、独自性のあるまちづくりを推進するためにも、積極的に行財政改革に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 また、合併問題につきましても、議会におきまして今までに何度も答弁してまいりましたが、避けて通れない問題であるという認識は今も変わっておりません。現在、千葉県におきまして、合併推進構想の策定を進めているところでございますことから、住民の皆さんがよりよい方向へ向かうことができるよう、議会の皆様方と協議をいたして方向づけをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。議員各位のご理解をお願いするところでございます。

 次に2点目でございますけれども、今後の合併構想についてという問題について、本町が市町村合併を行わずに単独での行政運営を進めている経緯といたしましては、ご承知のとおり、山武地域7市町村合併協議会からの離脱を表明し、議会全員協議会への説明を行い、その後、山武地域の大きな枠組みではなく近隣との枠組みとして、本町の議会議員で構成する合併問題研究会におきまして九十九里町へ問いかけをしたところでございますし、山武地域の合併を進めている旨の回答、また千葉市との合併協議会の設置を求める住民発議について、千葉市長から、千葉市議会へ付議しない旨の回答をいただいたことなど、合併問題につきまして取り組んでまいったわけでございますけれども、当面単独を選択し、対外的にも明確にしてきたところでございます。

 このような中で、当面のまちづくりの目標として平成12年12月定例町議会において議決されました大網白里町総合計画におきまして、市制施行を推進することを掲げてありますことから、市にふさわしいまちづくりを目指し、単独での市制施行に取り組んできたところでございます。

 しかしながら、国勢調査の結果を踏まえた中で、今後におきましては、本年4月から施行されました合併新法の制度に基づき、県が構想を策定することになっておりますことから、県下の市町村の枠組みが公表された以降に、町としての方向性を示す時期ではないかというふうに考えているところでございます。

 次に3番目でございますけれども、私の任期があと1年というふうに残された中で、どのような考え方で行政に取り組んでいくのかという考えでございますけれども、その残された期間でどれだけ最後の仕事ができるかということに、全力を尽くして取り組んでいくという考えに変わりはございません。

 合併につきましては、相手のあることでもございますし、県の策定する構想におきます枠組みが来秋には示される予定になっていることから、まずは、それを見た中で今後の方向性を考える必要があろうかと思っていますし、また私ども町行政としても、継続して合併の問題について取り組んでいく姿勢も必要かと考えております。

 また、私は合併の最終判断の段階での住民投票を否定する考えはございませんけれども、ただ、その結果が合併を望む者、そうでない者、どちらの場合においても対応できることが町長として舵取り役となった者の責務ではないかというふう考えているところでございます。

 さきの衆議院選挙の結果といたしまして、小さな政府の方向性が支持されたという流れは、地方自治体におきましても無縁でないというふうに思っております。1年後はさらにその流れが加速することを考えますれば、行政サービスは行政のみが行うという認識から脱却しなければ、町としての生き残りはないでしょうし、結果として首長としての支持も得られないと考えているところでございます。

 いずれにいたしましても、今回の国勢調査で5万人が達成できなかったということは、住民基本台帳では5万人いるわけですから、日本一と言われるようなまちづくりも当面の課題ではないかというふうに考えておりまして、私も一生懸命、残された任期を頑張ってまいりたいというふうに考えております。



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 事業仕分けの基本的な見解というご質問でございますが、本町におきましても現在同じようなものに取り組んでおりますことがございますので、少々長くなりますが、あわせてご説明させていただきたいと思います。

 事業仕分けにつきましては、公的なサービスの担い手は行政だけではないという問題意識から、今、全国13の自治体で実施されていることは承知しておるところでございます。そこで、本町の取り組みといたしましては、事務事業の見直しや事務事業を評価するために、事務事業評価制度を今年度本格的に導入し、現在作業を進めているところでございます。

 この事務事業評価制度の目的につきましては3点ほどございます。事業の成果を検証し、改善を図るマネジメントサイクルの確立、成果を重視した行政運営を行っていくための職員の意識改革、町の事業展開の状況や方針を明らかにし、町民への説明責任を果たすといったことなどを目的に、事務事業評価を実施しているところでございます。

 現在は、後期5カ年実施計画策定のための事前評価を実施したところでございまして、その評価項目といたしましては、事業の必要性、事業の効果、政策との関連性、事業の熟度・可能性といった4つの事項を設けまして、またその評価基準といたしましては、事業の類似や重複があるか、町としてやるべきか、またニーズがあるのか、緊急性があるのかといったことなど客観性の判断を確保し、10項目の評価基準を設け評価しているところでございます。

 現在は、第1次評価を終了いたしまして、庁内に設置いたしました評価委員会での第2次評価を実施しているところでございます。議員ご質問の事業仕分けにつきましては、財政状況の厳しい昨今、歳出予算の削減への一方法として、施策事業を具体的に見直すものとして認識しているところでございます。

 町の財政担当課におきましても、予算のシステム管理の中で町の経営方針をより明確に、またどの事業にどれだけのお金を使おうとしているのかをよりわかりやすい形として、事業別での経理を進めております。本町で事業別の仕分けを行った場合、全体では484事業に区分され、給与事業、管理費用等の事務事業を除きますと、おおむね330事業が内容の検討対象になるものと思われます。このシステム管理が行政の事業を見直し、不要な事業の判断等を行うための資料になるのではないかとも考えます。

 このようなことから、本町での事務事業評価は、平成15年度から検討いたしまして、前にも述べたとおり、今年度から本格的に取り組みを始めたばかりでございます。今後、計画事業の事後評価を実施することによりまして、5カ年実施計画の進行管理に役立てたいというふうに思っております。

 くどいようですが、今後の推進の方針でございますが、まずは事務事業の評価を実施し、その後、施策評価、そして政策評価へとつなげていくことが、今取り組んでおります行政評価の全体像でございます。ご提案の事業仕分けの必要性についても強く認識しておりますが、取り入れるにあたりましては、今後、財政課とも協議しながら前向きに検討していかなければならないものと思料しているところでございます。

 いろいろ申し上げましたが、当面は今進めておりますこの事務事業評価が定着するよう努力すること。さらには、今後先ほど申しました施策評価、政策評価へとつなげ、3つの評価が行政評価として機能するようまとめ、その結果を行政運営につなげていくことが第一ではなかろうかというふうに考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 生涯学習課長、白石孝昭君。

          (生涯学習課長 白石孝昭君 登壇)



◎生涯学習課長(白石孝昭君) 生涯学習課からは、文化芸術・スポーツ施策についてお答えいたします。

 本町にお住まいの芸術家や文化に秀でた多彩な人材を、任期つき短時間勤務公務員として採用できないかというご質問でございますが、これらの方々のうちの何人かは、各公民館や体育施設で、趣味や芸術文化スポーツなどの講師として、あるいはボランティアとして活躍していただいております。

 地域の文化などの向上を図るには、これらの多彩な人材を臨時職員として採用できれば大変よいわけでございますが、現時点では非常に難しい状況でございます。先ほど申し上げましたとおり、既にボランティアとして活動されている方々もいらっしゃいますが、担当課といたしましては、これらの多くの方々につきましてはボランティアとしてご協力をいただけるようお願いしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。



○議長(高知尾進君) スポーツ振興課長、伊藤靖雄君。

          (スポーツ振興課長 伊藤靖雄君 登壇)



◎スポーツ振興課長(伊藤靖雄君) お答えいたします。

 総合型地域スポーツクラブは、文部科学省が定めるスポーツ振興基本計画におきまして、平成22年までに全国市町村で、少なくとも1つは総合型地域スポーツクラブを育成することとされております。

 現在、千葉県では、各市町村の体育協会に向けて総合型地域スポーツクラブ啓発研修会を開催し、市町村において実践的な取り組みができるよう努めているところでございます。町といたしましても、今後、総合型地域スポーツクラブの詳細な内容を研究し、町体育協会や既存スポーツ団体と協議いたしまして、町民体育館を拠点施設とする地域の実情に応じた総合型地域スポーツクラブについて検討してまいりたいと存じます。



○議長(高知尾進君) 健康福祉課長、佐藤重雄君。

          (健康福祉課長 佐藤重雄君 登壇)



◎健康福祉課長(佐藤重雄君) お答えいたします。

 現在、本町では介護予防地域支え合い事業の中の一つとして、生きがい活動支援事業を行っております。この事業は、60歳以上のひとり暮らしの方、また日中家族がいなくなり家に閉じこもりがちな方々などを対象としておりますが、高齢のため足の確保が難しくなってなかなか参加しにくいなどの理由から、本事業に付随する外出支援サービスとして、利用者の居宅と生きがい活動支援通所事業が実施される場所までの送迎を行っており、この事業のすべてを社会福祉法人「緑の里」へ委託しております。

 事業の内容は、コスモス荘、やまべの郷を会場に51名の方が登録され、これらの方々が毎週4日間、体操やコーラスなどを通して健康維持を図っておるところでございます。外出支援サービスの運用枠を拡大して、もっと幅広く高齢者の方々にサービスの提供が図れないかというご質問でございますが、この事業は、国で制定した介護予防・地域支えあい事業実施要綱に基き実施している事業であり、あくまでも利用者をサポートするために外出支援を行っているものでございます。

 したがいまして、現時点では運用枠を拡大して運行することにつきましては困難と思われますが、今後も地域福祉を充実させ、安心して自立した生きがいのある生活を送ることができるよう、ただいまのご質問の趣旨につきましても調査研究等、今後考えてまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 峰尾博子君。



◆(峰尾博子君) それでは2回目の質問をさせていただきます。

 初めに、町長の行政運営ということでお聞きしたわけですけれども、その中で、町長から単独での町政運営を進め、今後とも引き続き地域性、そして独自性のあるまちづくりを推進するために行財政改革に取り組むということでございます。行財政改革というのは大変大事なことでございますが、それだけで町政運営を確たるものにできるのか、具体的な手法はほかにもあることを視野に入れる必要があるのではないかということで答弁を求めます。

 また、合併問題につきましては、基本的な取り組みについてさきの同僚議員の質問で方向性が示されましたが、私は、単独市制の施行がなくなったという視点を踏まえて、今まで町長が示してきた合併問題に対する基本姿勢を確認したところですが、今後の流れの中で、住民を中心とした住民の意思が尊重される環境をつくり上げていくとのことでございますけれども、どういう形で、いつを目指して、住民が合併に対する判断ができる情報の提供が大事だと思うのか。今後も見据えて、そういった対応についてもう一度お答えをしていただきたいと思います。

 そして、次に事業仕分けの総点検でございますが、国と地方の税財政を見直す三位一体改革が政府・与党合意で正式決定されましたことが報道されたわけですけれども、税源移譲額3兆90億円が国から地方へ移譲されることによって、地方の自由裁量が高まった分、きめ細かな地域の実情や住民のニーズに合った行政サービスが可能になることは評価されると思います。

 さて、本町の新年度予算の編成というのは、経常的一般財源の減少が連続して見込まれ、財源的には非常に厳しい見通しであると、町長の事務報告がございました。

 私は先日、民間シンクタンク「構想日本」の加藤秀樹代表(慶應義塾大学教授)が行っている事業仕分けの政策の勉強に、政策担当ディレクターの富永講師による講演を聞いてまいりました。その中で、単に公共事業や補助金を一律何割カットするという手法ではなく、行政の仕事で本当に必要なものを洗い直す事業仕分けという作業を行い、行政コストを削減し、徹底して税金のむだ遣いをなくしていくというものであることを聞いてまいりまして、この事業仕分けを強力に推進し、町民のための改革に全力で取り組むべきことであるということを実感して帰ってまいりました。そこで、この事業仕分けに対するご見解を町長の方から述べていただきたいと思います。

 次に、コミュニティバスの運行についてでございます。

 要綱枠を拡大しての実施は困難であるとのご見解でございますが、白里海岸線にあります国有地6ヘクタールが自然公園に指定されておりますけれども、有効利用ということで、そういう視点から要綱枠を拡大されまして、高齢者の方たちのグラウンドゴルフ場として整備された経緯がございます。コミュニティバスは、高齢者の皆様が日常生活の中で強く求めている課題でございます。どうか、英知を結集し、実現に向け粘り強く検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 このコミュニティバスの課題について、船橋市、それから松尾町では、自動車学校の教習所の送迎バス空席を利用した交通不便地域支援事業を行っているそうでございます。ここで、船橋市での支援事業の内容を若干紹介いたします。

 事業内容は、市内居住の高齢者の移動手段確保の対策として、交通不便地域内を運行する送迎バスルートを策定しておりまして、利用対象者は市内に居住していること、2として満65歳以上であること、送迎バスにひとりで乗れることということで、その予算関係でございますが、事業名は交通不便地域支援事業、そしてまた小事業として自動車学校送迎バス活用事業、予算額が年間60万4,000円、その内訳は文具費としてパスケーストラップ、パスカード用紙、それが10万円、そして交通乗用車同乗中の傷害保険が50万4,000円、以上の内容でございます。

 本町には教習所はございませんが、例えば季美の森の整形外科病院や白里整形外科病院が送迎バスを運行しております。この病院とタイアップしての事業を検討してはと思いますが、ご見解をお伺いいたします。

 次に、文化芸術・スポーツ政策についてでございます。

 人件費の削減をしているということは認識しておりますが、なぜ今文化芸術かといいますと、かつて、1930年代アメリカの大恐慌時代に、ルーズベルト大統領によるニューディール政策がございました。これは、大規模な公共投資による地域開発事業が有名ですが、この政策は、文化芸術振興というもう一つの顔を持っていました。美術、演劇、音楽など文化芸術振興に国を挙げて取り組んだというものでございます。

 例えばFTP、フェデラル・シアター・プロジェクトは、失業中の演劇人が本業に戻れるようにと起こされた事業で、大幅観客動員をもたらし、世界中の若きアーティストたちがアメリカに渡ってきて、あのハリウッドが栄えていきました。人が集まり、そして経済効果をももたらしていきました。また、有名な方の言葉に、「本物の美に出会ったとき、人は心を動かされる。芸術の魂に触れたとき、感動し、生きる力となる。文化と教育は、人間の精神を耕し豊かにする、平和を築き行くための源泉である」とありました。まさにそのとおりであると実感いたします。

 前置きが長くなりましたが、私は、大網白里町在住の芸術のスペシャリストのサミットを開いてはどうか提案いたします。さらに、その方たちに学校、通称大網アリーナでセミナーを開いていただいてはどうかと考えます。子どもたちが若い青年期に見聞きし体験していくことが、どれだけその一人ひとりの人生に大きな意義を残していくか、はかり知れません。

 また、平成20年に、県立白里高校が山武農業高校と統合されると聞いております。その白里高校の跡地を文化施設としての構想を提案いたしますが、当局のお考えをお伺いいたします。

 最後に、総合型地域スポーツクラブ育成支援事業につきましては、本格的な高齢化社会を迎えて、生き生き長寿社会の実現を目指すためにも、まずは明年に完成予定されております町の総合体育館を一つの拠点として立ち上げ、次の段階として中学校区ごとに拡大することを要望いたしまして、当局の希望あふれる答弁を期待し、2回目の質問を終わらせていただきます。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 政治姿勢についての中で、具体的な考え方というものを示していただきたいというようなお話でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、まさに市制施行によって町を元気づけたい、一つの転換期として考えたらどうだろうかということで政策転換を図ってきたわけでございますけれども、現在のところ大変厳しい状況にある中で、やはり何といってもこの町は働く場所がない、元気、活力、そういうものが大変少ないというような状況をまず解消していく必要があるんじゃないかということで、現在、私ども町として議会の皆さん方のご提案をいただきながら取り組んでいる問題に、調整区域の解除という問題がございます。これによって商業活力、商業活性と申しますか、そういうものを私は進めていくことが大事ではないかと。

 一つは、駅前の区画整理事業でございまして、これももう既に最初の事業が発注された段階にございますし、今後計画が進んでいく中で、商業エリアとして駅周辺がまず再生されてくるだろう。それから、バイパス周辺におきましても、調整区域の問題について今取り組んでいるわけでございまして、これは農地法も絡みますけれども、そういった内容を踏まえた中で、私は町を活力ある地域に持っていきたい、それが本町にとって今一番必要なことではないかというふうに考えております。

 そういった中で、合併問題が浮上してくるわけでございますけれども、合併問題につきましても、先ほど答弁したとおり、2次合併の推進ということが叫ばれております。これは来年度にならないと千葉県も明快な方向性を示さないという中で、私の任期中に立ち上げられればいいんですけれども、さきに議会からも住民に情報提供してほしいというような要望が出ておりましたが、この内容についても、合併というものは相手あっての合併でございますから、相手もなしにただどうこう言うわけにはまいらないと思っております。

 ただ、その中で、町の財政状況あるいは人口形態ももちろん必要でございますし、将来性のそういった町の考え方、計画というものも私は大事じゃないかというふうに考えております。

 さきに区長会の皆さん方に計画していただきまして、区の役員の皆さん方と懇談会をというような提案が実はございまして、私どもも行政として、今町がどういう問題に取り組んでいるかということをご認識いただくためにも、町も参加しますということで、現在懇談会も進んできているわけでございますけれども、やはり町民の皆様方が、町が何をしようとしているのか、どういうような町になるのかという将来性についての色分けというものを望まれている姿勢じゃないかというふうに私どもは実感したところでございまして、そういった面を積極的に町民の皆様方へも周知していきたいというふうに考えております。

 あと、合併問題につきましては、今申し上げましたとおり、来年度にある程度の姿勢が出た中で、私は、町としても具体的な方向性というものを公表していきたいというふうに考えるところでございます。

 次に、事業の仕分けの問題点でございますけれども、今進めております事務事業評価が定着するということが第一じゃないかというふうに考えておりますし、今後におきましては、施策評価あるいは政策評価、このように続けていきまして、3つの評価が行政評価として機能するようにまとめ上げていく。まず、評価ということが大変大事だと思うんです。その上で、行政上の仕分けによる施策の重要性というものを今最大限に見直し、取り組むということが必要ではないかというふうに認識しながら、行政を進めているところでございます。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 コミュニティバスに関連いたしまして、福祉施策の拡大という中での再質問でございますが、コミュニティバスと申しますか循環バスにつきましては、町の大きな課題ということで、これまでいろいろな角度から検討してきたところでございます。その中で、現在、経費を抑えた運行方法など、各地の事例をもとに検討しているところでございます。

 各地で行われている事業所を利用した送迎バスの活用というご提案でございますが、今現在、私どもも興味を持ってこれについては研究しているところでございます。その中で課題といたしまして、法的な問題、そして、既存バス路線との調整、そしてまた事業者間の公平性というものも考慮していく必要があると思います。

 それから、これにもまさるものといたしまして、このシステムを利用するにあたっては事業者の最大の理解が必要だということがございますので、現在それに取り組んで努力しているところでございますので、もうしばらくお時間をいただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 生涯学習課長、白石孝昭君。

          (生涯学習課長 白石孝昭君 登壇)



◎生涯学習課長(白石孝昭君) お答えいたします。

 本町在住の芸術のスペシャリストによるサミットの開催及び学校や現在建設中のアリーナ等でセミナーを開催してはどうかというご提案でございますが、該当する方々のご意見等を聞きながら検討してまいりたいと考えております。

 次に、白里高校の跡地利用として文化施設構想のご提案でございますが、私どものところへはまだそのような話は来ておりません。今後そのような話があれば、教育委員会として手を挙げ、さまざまな利用について検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) スポーツ振興課長、伊藤靖雄君。

          (スポーツ振興課長 伊藤靖雄君 登壇)



◎スポーツ振興課長(伊藤靖雄君) お答えいたします。

 総合型地域スポーツクラブの主役は地域の住民の皆さんです。クラブ設立の仕掛けやきっかけづくりは行政や各スポーツ団体であっても、設立されたクラブを運営し、育てていく主体は地域の住民の皆さんとなります。また、その中で、形態といたしましては活動拠点となる施設があり、その範囲は地域ということですけれども、中学校区程度が望ましいとされております。

 今後は、クラブ設立の仕掛けやきっかけづくりの方法等について検討し、あわせて、年齢を問わず啓発活動をしてまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(高知尾進君) 峰尾博子君。



◆(峰尾博子君) ただいま答弁をいただきましたが、最後に、今、行財政が大変厳しい中での取り組みでございますが、事務事業評価制度をこれから行っていくというご答弁でございます。すぐにやっていくということは大変だとは思いますが、この事業仕分けの総点検につきまして、長期・中期・短期という取り組みの中で、公開で推進していただきたいことを強く要望いたしまして、時間もありますが、私の12月での一般質問を終わらせていただきます。(拍手)



○議長(高知尾進君) 暫時休憩いたします。

               午後3時10分 休憩

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               午後3時25分 再開

出席議員 22名

欠席議員 なし



○議長(高知尾進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次の通告者、大村敏也君の発言を許します。

 大村敏也君。

          (大村敏也君 登壇 拍手)



◆(大村敏也君) 今日、最後の一般質問を行いますわかしお会の大村でございます。

 通告書に従いまして、この席からただいまから始めたいと思います。

 今日は、1番目の項目としましては単独市制、市町村合併についてということで、先ほどの同僚議員の方からも出ましたけれども、結局5万人に人口は達しなかったというような中で、単独市制を進めてきているわけですけれども、ここらあたりについて最初にお考えをただしていきたい。

 そして2つ目には、町民アンケートが6月に行われたわけですけれども、この件に関しまして質問をしていきたい。

 それから、今日は傍聴席の方に聴覚障害の関係の皆様が来ておられますけれども、障害者自立支援法が国で通ったという話と今の関係とを結びまして、いろいろと町の方に問いただしていきたいと考えています。

 最後に、山武医療センター構想ということで、いく人かがある程度ただしていますけれども、ここに掲げている内容につきまして私はただしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

          (大村敏也君 発言席着席)



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) 速報値ではあるけれども、今回の国勢調査が5万人にならなかったということを議会の初日に町長の方から報告を受けたわけですけれども、5万人にならなかったということについても、私は、町長には相当な責任があるというように考えます。前の議会では、そういったことを言ったって誰が町長になってもというような意味のことを言われていましたけれども、そういうものではないんじゃないかと思うわけです。

 最初に、その点につきまして町長の方からお答えいただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 本町の人口問題でございますけれども、一応住民基本台帳では5万人を超えたということで私どもは認識しておりますが、国勢調査になりますと、個人情報の問題あるいは不在、いろいろな問題が絡みまして、今回は5万人に達し得なかったということでございまして、いずれにしても、本町は5万人規模の町であることには間違いないわけでございます。

 責任問題につきましては、前回も答弁したとおりでございまして、この結果がどうのこうのと言うべき問題では私はないんじゃないかと。私どもは、行政として市制をしくべく一生懸命努力してきたわけでございまして、これはひとえに町民の皆様方、行政が一体となった中での取り組みが大事でございますし、今の国勢調査の調査方法につきましても、町民の皆様方からいろいろなご意見を賜っておるところでございます。

 したがいまして、私が本問題について責任云々と言われることは、大変難しい問題ではないかというふうに考えております。ただ、私も長として今まで行政をつかさどる中で、何とか頑張っていこうということで先頭に立ってきたわけでございますから、そういった意味では、大変深く残念に思っておるところでございます。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) このデータブックに人口の推移が載っているわけですけれども、町長が最初にご就任されたのは平成10年12月20日だったわけですが、その翌年7月に、助役を中心とする全課長で庁内に委員会をつくって、これの一番もとになる総合計画策定委員会を立ち上げられています。この巻末の方にそこらあたりの沿革が出ていまして、その中で、5万人にしてどうこうするということよりも、単独市制ということについては具体的に大きく出ているわけではなくて、この一番のもとになる計画が立案されているわけです。

 それで、そのときにつきましてお聞きしたいわけですけれども、国は平成7年、今から10年前に、少子高齢化と財政悪化に対処するためにいわゆる合併特例法を施行したわけです。今、日本の財政は未曾有の危機にあります。したがって、自民・民主いずれが政権をとろうとも、合併は避けて通れないという状況にありまして、町長が就任された頃には既に、本町も人口がそう大きく伸びてこないという状況に差しかかってきていました。そして財政も、国の方からおりてくるのがその頃から減り始めているわけです。

 そういったさなかに、単独市制の方向をこういうような中身で打ち出したと言いますけれども、行政の分野で単独市制についてほんのわずか記述されているわけでして、現実に単独市制を施行してこれでもって進むんだというふうなことが、どこにもうたわれていないんです。にもかかわらず、就任された翌年7月に、町長は単独市制というようなことを要件として諮問しているのか否か、その点が一つです。

 そして、そのような状況にあって、5万人よりまだ少ない人数の中でそういうような方向を打ち出したということが、今日の状態を私は迎えていると思うわけです。

 それで質問です。なぜ単独市制を施行したのか。それが一つです。それから、総合計画策定委員会に対して単独市制を前提に諮問しているのか否か。

 それから、基本構想の第6節の2項、「効率的な行政推進の展開」というところにわずかに単独市制ということが記述されているわけですけれども、そのような中で、本町がそこのところから、これでもって単独市制をするんだということになったのかどうかということが私は非常に重要な問題だと思います。そして、5万人にもならないような状態で市制推進室、その後も、今日あたりの町長のお話の中では、残念ながらならなかったということを言われていますけれども、私の考え方からすると、もう2年も3年も前からこの人口の動態、推移を見ますと、常住者人口として5万人にはなり切れないだろうというふうに思っていました。多分、こういったことにある程度関心を持っている多くの方々は、そうなるんじゃないかというふうに、話を聞いてみると思っているわけです。にもかかわらず、町長は本当に5万人になるということを確信して、本町をこのような単独市制でいくんだというふうに持ってこられたか否か、ちょっとお尋ねしたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 私どもは、確信に満ちて5万人を想定したわけではなく、5万人にすべく行政を進めていこうじゃないかということで進めたわけでございます。その結果、国勢調査では5万人に達しなかったということでございまして、合併、単独市制とか議員が今質問されましたけれども、本町が置かれた立場ということは今までに説明してきているわけですし、それから議会の皆さん方も、合併については勉強会の中でどういうものかということも勉強されてきていると思うんです。

 山武郡市の合併の枠の中では大網白里町にはメリットがない、千葉市からは時期尚早だというふうに言われているじゃないですか。そういう中で、大網白里町が例えば千葉市からでも、あるいはこの山武郡市の枠組みの中でも、本町にとって有利な状況での合併論であれば、私はこういう結果は出てこないんじゃないかと。議員は、頭を下げて言えば千葉市と合併ができるというお話をよくされますけれども、私は、千葉市からはそういうような明快なお話は聞いておらないのが現実でございます。

 したがいまして、その問題についてどうこうと言うことはあくまでも結果論であって、今まで私がこの町をこうすべきだということは、議会の皆さん方をないがしろにして決めてきたわけではございません。議会の中でも皆さん方にいろいろ審議していただいた中で、山武郡市は無理だ、千葉市もそういうようなことで今の合併を望んでいないということになれば、選択肢があるようでないのが現実ではないでしょうか。

 そういうようなことで、私は、単独でこの町は行政をやっていきましょうということで今日まで来ているわけでございますけれども、これからの大網白里町につきましては、さらなる合併新法等さまざま内容が変わってくるわけでございますから、時の状況によって変わる要素はございますというようなお話を私はさせていただいたわけであります。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) ちょっと話は変わりますけれども、この構想ができたときの平成12年の人口が4万9,000人でスタートを切っているんですけれども、現実にこのデータブックの方では、平成12年は4万7,036人になっています。この違いについてちょっと担当の課長の方からでもお聞きしたいと思うんです。

          (「休憩を」と呼ぶ者あり)



○議長(高知尾進君) 暫時休憩します。

               午後3時38分 休憩

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               午後3時39分 再開

出席議員 22名

欠席議員 なし



○議長(高知尾進君) 再開します。

 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 データブックによります人口については、各年の常住人口、実態の人口が記されていると思います。そしてまた基本構想での人口については、ごらんのとおり、5年ごとの人口をカウントしておりますので、明確には申し上げられませんが、その時点では推定での人口も入っているのかなというふうに今思っているところでございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) 平成7年の数字は4万2,363人と出ていまして、この数字はこちらの平成7年の数字ときっちりと一致しているんでございます。それで、国勢調査を平成7年、12年、17年と5年ごとにやってきているわけでして、平成7年の数字が4万2,363人というのが、こちらでも4万2,363人で記述されています。平成12年の数字がこちらでは4万9,000人で出ていますけれども、こちらではこのとき4万7,036人なんです。

 そしてさらに、この人口問題の推移をちょっと申し上げますと、平成10年までは1年間1,300人とか1,500人とかのピッチで人口が増えておったんですけれども、平成11年から後は1,000人を超えることがないままに、今日、平均でみると年間500人ぐらい増えているわけでして、そうすると当然、常住者人口と外国人の分をプラスしてみたところで、ずっと毎年の例だと、国勢調査をする年には、基本台帳上の数字よりも1,000人ぐらいはいつでも減るんだということを経験的に本当は皆様方はご存知じゃないのか。にもかかわらず、今度の数字が満たなかった、満たなかったというふうに言われていますけれども、そこが私からすると理解できないところであります。

 それで、そのような数字のもとにいろいろと行政を進めてきているということ、満たなかった場合にはどうするかというふうな複眼思考いいますか、併用しながら、町の将来に向けてどうしたらいいかということを一生懸命考えるべきが、私は、首長たる立場の責任のある行動ではないかというふうに考えるから、冒頭そのように申し上げたわけです。

 人口のデータの話は担当課長から、後段の分については町長の方からご答弁いただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 先ほど申し上げましたとおり、平成12年の人口については推計人口というふうに理解しております。といいますのは、平成7年については確定値も出ておるわけでございますので、それについては国勢調査人口を使っております。

 あと、5年ごとのピッチになっておるわけでございまして、国勢調査人口を使うわけでございますが、確定値が発表になっていないということであれば、全体的な将来人口を推計した中での各5年ごとの人口をそこに当てはめていった。その推計にあたりましては、ご承知のとおり、大網白里町には5団地がございます。その時点におきましては、首都圏からの市街化圧力が相当あったわけでございますので、それらも加味して将来人口を作成しておりますので、実態上のデータとは少し狂ってきているということはございますが、あくまでも推計人口を当てはめていったことの違いによるものだということでございます。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) この基本構想の委員会が平成11年12月に開かれているわけです。これは学識経験者等が入った、議員いく人かが入っているものですけれども、その答申が平成12年7月に行われまして、平成12年10月に答申が終わって、そして13年4月からスタートを切ったわけです。

 ですから、このときの国勢調査のデータは、ちょうど今が12月です。12月のはじめにやった数字が出ているわけですから、ここの平成12年の4万9,000人というのは、これが少なくとも印刷される、議会でも決められるときには、この数字は既に国勢調査の数字で明らかになっていたと思うわけです。答申するプリントなどがもっと早くにでき上がっているということであれば、このようなこともあるかもしれないけれども、このような人口推計については恐ろしく重要な問題であるだけに、これに中刷りなりなんなりをしてその数字の違いを明らかにしておかなければ、今みたいに平成12年の段階で4万9,000人であると、それから5年間かけて1,000人だから、クリアするんじゃないかというふうに思うと思います。

 ところが、実際のデータブックというのはある意味では毎年出ているわけですし、そして毎月のものは町だよりのところにジャストタイムで載っているわけですから、あの数字を追い求めていくと、やはり私のような素人でも1年間500人程度しか増えていかないということがわかるし、平成11年以降そうなっているわけです。その前までは、5団地の開発などがずっといって盛んに増えておったときであったろうから、そのようにある程度勢いを持って人口が増えてきたわけですけれども、それが一つです。

 それから、5団地がこんなふうにできていながら、かつ首都圏の方から引っ越してくる人たちを受け入れる努力といいますか、まちづくりそのものにそのような魅力のある施策をしてきて人口が増えていくという、もっと簡単に言ってしまうと、道路を整備することがやはり住みやすいまちだという印象づけがあると、もっと寄ってくるというようなこと等も含めまして、まちづくりの一番のリーダーである町長にしたら、包括的に人口増に至らなかったということについて、どなたが町長をやってもこの問題はどうにもなるものじゃないというような前回のご答弁というのは、私はどうも無責任じゃないかというように思うわけです。

 ですから、今回の基本構想の立案の最初の段階で、庁内で課長、助役を中心とする政策委員会をつくった段階で、町長の方からその話をされたのが平成11年7月だと思うんです。ですから、合併の経緯を見てくれ、千葉市からは断られたじゃないか、山武郡市とはこうなったと、そのずっと後の話を言われているわけでして、それよりも最初の根源的なところで、市制を目指していくんだというふうな意思を持ってずっといたのが、その後の動きを見ていますと感じられるわけでして、結果としてこのようになったというよりも、ご自分の意思として単独市制を持ち続けられて今日に至っているというべきが、私は正しいのではないかと。

 そして、政治家ですしリーダーですから、そういうようなビジョンを持っていろいろと行動されることはそれはそれで構いませんけれども、平成11年から17年までの間の財政状況がどうなっているかといいますと、町税は3億7,000万円減っているんです。ところが、その間に人口は3,500人増えているんです。にもかかわらず、町税の方が3億7,000万円も減っていますし、それから地方交付税は、国の方のそういった問題ではありますけれども、17億9,000万円減っています。そして、地方債残高が平成16年で17億2,000万円になっています。そのために予算の中に占める公債費が、平成11年度に対して16年度の伸び率は22パーセントにもなっているわけです。

 一方、基金は、平成11年から16年の間に14億3,000万円減少しているわけです。財政の硬直化が相当進んでいる。経常収支比率で町村で妥当な数値というのが、専門書を見ると70パーセントぐらいということになっているけれども、本町は、16年度において84パーセントになっています。

 ここ一、二年、基金とか債権でもってやりくりして帳尻を合わせていますけれども、あとは土木費を相当減らしていく、ほかの義務経費等を支払っていくというような形で今日来ているだけに、1回目の質問の後で3,000名のアンケートの話に移ったときに関係してきますけれども、道路に対する要望がすごく高く出ているわけですし、そのような部分が実は町民は十分わからないままに、都市基盤の整備がなかなか進まないということで、非常に苦情が多いと思うわけです。

 ですから、財政問題が結局いろいろな問題で起こっていますので、単独市制を打ち出したスタートラインは平成11年7月からで、結果としてこのようになっているんじゃないということを私はちょっと申し上げておきたいと思うわけです。

 それにつきまして、町長、何かご見解をいただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 確かに、人口が、基本構想をつくったときから見て思ったとおりの伸びを示さないということは、本町に限らず、Uターン現象が起きて都会のマンションへ移られていく。特に顕著にあらわれている山武町などについては、明らかに便利性を求めて都会の方へ帰られる方々が多いというふうに聞いておりますけれども、本町におきましても、私が就任したのが平成11年1月16日だったと思いますが、就任以来、どうしたらみんなが住みよい町になるだろうかということを最前提として考えてきたわけでございます。

 その結果が、例えば合併問題にいたしましても、議会の皆さん方にも考えていただきましたし、私は常々議会におきましても、合併は避けて通れない問題です、これからの財政問題を考えたときにあるいは少子化の問題を考えたときに、地方の町が生き延びていく大きな要素として、やはり合併によるスリム化ということも大きな課題でありますということは、私は議員の皆様方にもお話をしてきたと思っております。

 そうした中で、本町の人口が思ったより伸びないと。想定はあくまでもそのときの状況で想定したわけでございますけれども、人口フレームについては絞りに絞ってしたつもりではおりますけれども、さらにそれ以上、人口の張りつきが遅れている。また、財政力におきましても、私が就任した7年間に14億円余りの交付税が削減されている。誰がこういう予測をしたでしょうか。

 道路問題にしても、前町長と比べて決して私が劣っているというふうには考えておりません。かえって、長年住んでおられた方への補助金制度というのもつくって、一定の基準以上の住民の要望についてはこたえましょうということで議会のご理解をいただいたわけでございますし、そういった行政手腕に対して、町の体制が一緒についてこなかったということは私も認めるところでございますけれども、これは社会経済があまりにも悪い。その責任をそこに私はなすりつけているわけじゃございませんけれども、そういった中で、私は議会の皆さん方のご意見を賜りながら、最善の努力をしてきたというふうに自分では考えているところであります。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) この財政問題につきまして、今後の状況等についてもちょっと触れておきますと、やはり団塊の世代が一挙に大網白里町もリタイアされて、いろいろな意味で経費が増えたり、あるいは収入が減るというふうな形がもう目に見えているわけです。それから、国保税とか介護保険料がアップされて、これもまた次の改定期には必ずや値上げされると思います。いろいろと町の財政も厳しくなってきていますし、町民・市民の家計も非常に年々厳しくなってきている。

 それで、10年前に合併新法が出たときに、国はそういったことを予測しながら市町村に合併を促してきたという経過がありまして、それで、そういう国の大きな流れについて私どももその都度考えていかなくてはいけなかったのに、それを避けて通ってきた。

 今朝あたりでも話があったように、例えばの話、大網街道の道路を直そうといったって、今の大網白里町の財政力とか財政事情を考えたときに、永遠に道路は直らないだろう。やはり経済圏を広げて、そして均衡ある発展を、大きな都市の中で都市計画が進められるわけですから、その中で大網白里町のよさは生かして都市基盤が直っていくという、かねてこの場をおかりしながら言っているわけですけれども、そういう措置をしなければならないのではないかと思うわけです。

 それで、今日の同僚議員への答弁にもありましたように、今後の町をどうするかという話につきまして、県の方から秋口に一つの方向が出るのを重要視しているというようなことを言われますけれども、地方合併というものは、そこの地方住民の意思というものを一番大事にして進めなければ、まちづくりの主体者は町民であるわけですから、そういった人たちの理解と協力を得ながら新しい町をつくっていくという意味においても、自分たちの意思を明確にしていきながら、県のそういった流れをまた持っていくというふうな話の方が、合併の趣旨にもかなうのじゃないか。

 今のままで9月まで様子を見て、それからまた考えるのじゃなくて、その間、時間はどんどんたっていきますので、町民の意向をもう一度把握するなり、とにかく合併問題については意思を問いながら進めていくというふうな方向に、今回の結果を踏まえて踏み切るようにすべきではないのか。9月まで様子を見てからまた云々ではないというふうに私は考えるわけです。

 もう一度その点、町長の方からお答えいただきたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 私が合併について今まで否定したことがございませんことは、議員もよく承知だと思っておりますけれども、そういった中で、千葉市が明確に合併しましょうという議論の中で今まで進んでいるならば、私はそれもいといません。山武郡市においても、今、東金市についても明確に市長は語ろうとしません。九十九里町におきましても、大網白里町に合併しようじゃないかという明快なアピールはございません。

 そういう中で、大網白里町はどういうようにイニシアチブをとっていくのか、リーダーとなるべきなのかという中で、私は、いろいろ問題点があろうかと思っております。東金市が住民投票に踏み切りましたけれども、その結果は、合併しない方々の方が大多数なんだと。それは私なりの分析でございますけれども、市民の皆さん方が内容をあまりよく認識していなかったんじゃないだろうか。ただ単に合併がいい悪いだけで投票されたんじゃないか。

 やはり合併という問題は大変多くの問題があるわけでございますから、そういった意味で、合併するにしても時間をかけて、みんなで協議しましょうという姿勢を私が貫いてきた陰には、そういった表面的なものだけで解決すべき問題じゃないということが、私の合併に対する考えでございます。

 したがいまして、今、特例法による合併が終わって、新たに新法で県知事の意思表示がされるという間で、本町はどうあるべきかということは、まず県の方向性も手繰った中で、私は今後の大網白里町の振り方を明快にしていくべきじゃないかと。もちろん私も方向性については、責任を持ってそういう対応をしていくべきじゃないかと町民に説明する義務があろうかと思いますけれども、現段階では、私は両方の地域に対して、明快にどちらだというような根拠があまりにもなさ過ぎると。千葉市につきましても、私は明快に今までそういうお話を聞いていないということでもございますし、皆さん方の同僚議員の中におきましても、千葉市の議会の皆様方と話し合った中で、決して大網白里町一辺倒の話が出ているというふうに私は報告を受けておりません。

 そういう中で、やはり町民の意思を大事にして、合併論については今後検討していくということが大事ではないかというふうに考えるところであります。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) 千葉市の方が意思表示がないのにということですけれども、我々がかねて盛んにやっていた頃は、鶴岡市長が2回ほど記者会見で、近隣からその種の話があればいつでも拒まないということを言っているわけです。それはなぜならば県都である、政令指定都市である、そういう社会責任上そのように自分は考えるということは、公式の記者会見で言っているわけです。

 ですから、こちらの方とすると、非公式に担当のお役人とも話をすることがこれまではあったんですけれども、我々の方が合併の趣旨にかなうような形で、あのように将来のまちづくりで住民意識調査をするんじゃなくて、最近は長生郡の方でも新たにまた動き始めているようですし、今の小泉内閣だって、今の郵政のが終わって、これからまた省益をカットしながら今の地方分権をもっと進めなければいかぬというふうな意思を持っているだけに、我々の方が住民意向をもっと把握するように、あるいは情報を出して、既に東金市があんなふうになっているということ等も町民のみんなが知っているわけですし、いくつかの選択肢を提示しながら、そして現在の国あるいは本町の財政事情から合併は避けて通れないけれどもというふうな情報を出しながら、意向を把握して、その結果、合併協議会をどこかと設置していくというふうなことを議会なりで決議すれば、私はそれはいつだってやれる、今時間を何も置く必要はないと。

 同僚議員の方から、こちら大網白里町の動き等についても県に情報を流しておいて、新しい合併の枠組みを立案するにあたっては配慮してもらいたいと、そのようなことでいきたいと、それはそれとしていいわけですけれども、こちらはこちらとしてこれから生きていくために、自分たちの力でどのようにかしていかなければいかぬ、まちづくりもしていかなくてはいかぬ、そういったときに、広域の政令指定都市というふうな形でやっていくことがますます大事じゃないか。そして、今はそのような方向に切りかえる時期じゃないのか。

 市制準備室というのが4月から発足しておるわけですけれども、そういった中でさまざまな研究はされておっただろうと思いますし、合併問題に関していつだって研究するためには、必要なトレーニングというか情報等もあるでしょうから、そのようなお考えをとられてはいかがかというふうに思うわけです。

 この話はこれぐらいにして終わりたいと思いますけれども、何か町長の方からご見解があれば承りたいと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) 合併につきましては、今まで議会の皆さん方にも再三にわたって私は答弁してきたところでございますし、基本的な姿勢といたしましては、私は合併は否定していない。否定はしておりませんけれども、今後の踏み切る段階においては、住民のニーズ、相手のニーズを十分検討した中で取り組まないと、四街道市のように先行きが全くわからない中でやって、その後、合併のチャンスを逸するような施策はしたくない。

 そういうことで、私が今まで千葉市の市長とも助役とも議会の方々とも話し合った経緯は、議会の皆様方にもお話をしてきたと思っておりますけれども、そういう中で、私は千葉市に対しまして、大網白里町は合併しませんと一言も言っていない。あくまでも住民の皆様方のニーズで要望活動はさせていただきますけれども、千葉市の受け皿としてはどうなんですかということで、今までお話を伺ってきたわけでございまして、その結果、無理に急いでする必要もないんじゃないかということで、皆さん方に、当分自立あるまちづくりをしていきましょうということで踏みきったわけでございます。

 ただ、合併新法の個々の適用についてはやぶさかではございませんから、その点については十分議会の皆様方と方向性について協議する必要があるということで、私は、合併問題についてはそのように考えているところであります。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) いろいろまだお話ししたいことやお聞きしたいことがたくさんあるわけですけれども、時間がなくなりましたので、話を前に進めたいと思います。

 次に、町民アンケートが6月に3,000名を対象にして行われた。そしてつい先日、町だよりでもその結果について報道されていますし、町のホームページにも出ていますし、そしてこの間はこの資料を2冊いただいたわけです。このアンケート結果を町長、助役も読まれていると思いますけれども、どんなふうなご感想かお話しいただければありがたいです。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) 公務に追われていまして、全編を読み終わっておりません。したがいまして、軽率なコメントは避けたいと思っております。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) 私は全部克明に読ませていただいたわけですけれども、1,421項目出ていまして、大変生々しい記録でございます。ぜひとも、担当課のところの案件は担当課の皆さんが課内みんなで見ていただくというふうな形か何かして、有効に使われたらいいんじゃないかと思います。

 それで、合併問題に関しましても、圧倒的に千葉市と書いているんです。我田引水でも何でもなくて、3,000名を統計的に抽出したアンケートを出して、それの回答の中の文書でございまして、それはぜひそのような扱いにしていただくことをお願いしておきまして、一つは問題でちょっとお聞きしたいんですけれども、回収率が38.3パーセントなんです。これを高く見るか低く見るかということなんですけれども、私は大変低いんじゃないかと。3,000通出して、3週間ぐらいの間に千何通返ってきているわけですけれども、それはなぜかということをちょっと考えてみたいと思います。

 ちなみに、11年度にも同種のアンケートを実施しているんですけれども、このときは49.7パーセントの回収率だと聞いています。それで、書かれている中を見ますと、第4次10カ年計画の存在すらも知らない人の方が圧倒的に多くて、今回アンケートを出すときに、こちらの薄い方も同封して送られたんでしょうね。

 実は、これの後期に18年から入るから、そういった町に対する要望とかあるいは住んでよかったかどうかという満足度とかを設問項目として起こしているわけでして、私ども総務常任委員会では、夏に長野県の原村というところに行政視察に行ったんですけれども、ここは単独村制をしいていて、そのときのアンケートの回収率が92パーセントなんです。行政と村民との協力・理解関係の密接度みたいなものが私はあらわれているんじゃないかというように思います。

 この回収率38パーセントということにつきまして、担当課長の方から、今私が述べたようなことに関してどのように思われるか、突然でいけませんけれども。



○議長(高知尾進君) 企画政策課長、古山正洋君。

          (企画政策課長 古山正洋君 登壇)



◎企画政策課長(古山正洋君) お答えいたします。

 今回のアンケートについては、郵送配付・郵送回収ということで行ったわけでございます。これまでの経験からいたしますと、一般的に郵送での回収率については4割ぐらいではないかというふうに考えます。

 15年度に実施した意識調査の中では6割ほどございましたが、あれは持参で回収ということでございましたから、そのへんの違いがあるのかなというふうに感じております。

 以上でございます。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) このアンケートの内容は、それなりにすばらしく生の声が出ているという意味で、いいデータだと思います。実際、役場の方々にとっては耳の痛いような話がいろいろとありまして、私が皆様方の立場であると、わっと思うようなことがかなりありますけれども、それでもそれに目を背けることなく、それからお金がないというような形で簡単にやめるんじゃなくて、工夫等をしながら、そして現場を見ながら、あるいはもっと人から話を聞きながら、このアンケートを活かして使っていただければということを要望して、この2つ目の質問は終わりたいと思います。

 次に、障害者自立支援法が11月に国会で通ったわけですけれども、これまでの障害者の法律というのは身体障害、知的障害だけだったのが、今回精神障害が入れられまして、3つの障害を1つの形にしながら自立支援法という法律をつくって、スタートを来年4月から切るわけです。精神障害者の部分が入ったことは画期的な法律ではありますけれども、今度は1割負担という問題がそれにはつきまとうということもありまして、解散前の国会でいろいろと意見が分かれて、しかし解散後、小泉内閣が圧勝したこともありまして、すんなりとこれが政府案どおり通ったということです。

 そういった場合に、障害者自立支援法というものの性格が、あわせて大変に関係する法律の数が多くて、内容を理解するのにも大変だということは担当の方からも聞いているわけです。結局、町の健康福祉課が窓口になるわけですけれども、この扱いにつきまして、しっかりと障害者の方々から話を聞いて、そしてその人たちの支援をしていくということが非常に重要になってくると思うわけです。

 この新しくできた自立支援法と、本町においてはこういったものをどのように運用していくか、包括的な話を町長の方からいただければと思います。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) お答えいたします。

 担当課長の方がより詳しく内容に精通しておりますので、担当課長から答弁させます。



○議長(高知尾進君) 健康福祉課長、佐藤重雄君。

          (健康福祉課長 佐藤重雄君 登壇)



◎健康福祉課長(佐藤重雄君) お答えいたします。

 障害者福祉の基本となります障害者自立支援法が、平成17年11月7日に公布されたことに伴いまして、従来、身体及び知的障害者を対象としておりました支援費制度と精神障害者福祉制度が一元化され、これに伴いまして、障害の種別にかかわらず共通の福祉サービスを、共通の制度に基づいて提供することになります。

 新たな制度では、支給決定の手続きにつきまして、より客観的かつ透明性の高い仕組みにするとともに、一人ひとりの状態に応じた適切なサービスを利用することができるよう、介護給付費等の支給に関する審査会の設置が義務づけられております。この審査会の設置につきましては、医師や社会福祉士など、障害者福祉に精通された人材を確保すること、さらには効率的な運営を図る点からも、山武郡市全体で設置することが望ましいと考えているところでございます。

 また、利用者負担につきましては、低所得者層の負担が過大にならないよう、月額の上限額が段階的に設定される予定でございます。

 しかしながら、事務の詳細につきましては、平成18年1月公布予定の政令及び省令により示されることとなっていることから、今後、千葉県や他の自治体、さらには福祉関係機関と連携を図りながら、地域の福祉向上に努めてまいりたいと考えおります。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) 障害者の自立支援法における手話通訳事業への要望ということで、聴覚障害者協会、それから手話サークルの「歩み」というところから、5月の時点で町長あてに要望が出されているわけですけれども、まさにこの支援法によって経費負担が増えるというふうなことを避けてもらいたいことと、それから今、聴覚障害というのはまさに基本的人権、いわゆる聞く権利、知る権利、発言する権利というものが全く発揮できない状況にあって、手話通訳者がそこに必ず介在しないと生きていけない、そして外観的には健常者のように見えるわけですけれども、そういうような形に置かれているという非常に苦痛な状態を少しでも取り上げて、先ほどの総合計画の中でも大きく福祉のまちづくりについて取り上げているわけですし、障害のある方々への力強い支えを町の政治がしてあげられるように、ぜひともお願いしておきたいと思います。

 最後になりましたけれども、4つ目の質問に入らせていただきます。

 午前中、その後も、山武地域医療センター構想について同僚議員がいろいろな観点から取り上げていますけれども、一つは、町民に大きい負担をかける重大問題なので、町民に積極的に情報を提供すべきではないか。

 これまで町だよりで、ある程度報道はされたわけですけれども、いかんせん、そういう高度医療の装置が郡市内でよくなるということはいいに決まっているというふうに思うだけの認識で、構想を具体的に展開していくには町民1人あたりいくらになるかというようなことをあわせて知らせながら、あなたはどの道を選びますかというような、場合によってはそれこそアンケートなどを実施しながらでもやっていかないといけないんじゃないか。

 これは、国民健康保険税とか介護保険とか医療費とか、そして国自体が医療制度を抜本的に見直そうとかというふうに今いろいろあって、とどのつまりは皆、患者の負担が増えていくという方向にあるだけに、この問題は慎重にしなくてはいけないのではないか。

 その話と、医師不足の問題がとにかく日本全体で起こっているというふうな中で、とりわけ山武地域が手薄になっていること等も背景にはあると。私なども、この問題を今年のはじめに東金市の文化ホールかどこかで聞いたときからスタートを切って、ようやく今ぐらいの認識に至っているという程度で、実はこれらの構想を練っている方々と実際のでき上がったものを使う人たちのメリットとデメリット、負担、そういうようなことが知らされながら、構想が展開されるべき性格のものだと私は思うわけです。

 ですから、先ほどの町長のご答弁では、箱物さえつくったら後はその運用はいかようにでも考えていけばいいんだから、まずはそれでいくんだというようなことを県の方は言っているということについては、大変それは危うい考え方だというふうに私は思います。なぜならば、箱物をつくってその後はこうするんだという話がもう少しなければ、ああそうですかということにはなりませんよね。それが一つです。

 それから、医療圏が20万人程度であれば、高度医療の装置をいろいろと備えてやった場合の1人あたりの負担が大変高くなって、一般会計の方からみんなそれを補充することになって、肝心の一般会計の財源がどんどん減っているときに、本当にこういったことをやっていいのかという大変な問題になるわけでして、そういったことを考えた場合に、やはり医療圏を大きく拡大するなりして、限られた資源を有効に活用するような方向を探求すべきである。そしてその方向がある程度見えない限りは、この話は、もっと救急医療としてのレベルを下げるなり規模を縮小するなり、まだ考える部分が相当あるのじゃないかと思うわけです。

 その2つを質問したいと思います。よろしくお願いします。



○議長(高知尾進君) 町長、堀内慶三君。

          (町長 堀内慶三君 登壇)



◎町長(堀内慶三君) 本件につきまして私から答弁させていただきます。

 まず、この病院につきましては、先ほど田中議員にも答弁したとおりでございまして、議論なき検討会ではないかというふうに位置づけをして、私は町村会におかしいということを提案しているわけでございます。ただ、先ほど申し上げましたとおり、用地にしても実際問題、私ども大網白里町にいくらの負担がかかってくるのかわからない中で、東金市の工業団地が進んでいる。こんなばかな話はないんじゃないかということで異論を唱えているところでございまして、そういったところで、住民の皆さん方に情報公開する内容までいっていないのが実情ではないかというふうに考えております。

 医療圏につきましても、大網白里町の今までの姿勢というものは、山武郡市20万人構想で大変大きな事業というものは厳しいんじゃないか、長生郡、山武郡、それから千葉東部ゾーンを入れた中で救急医療体制というものを確立していくべきじゃないかという質問を私は再三してきたわけでございますけれども、委員会におきましては、来年3月までの立ち上げの時期にそれをしていると間に合わないというような話の中で、現在、先へ進んでいる、先送りされているというような現状でございます。

 ただ、私どもは、来年3月に仮に立ち上げが認められた場合、さらなるそういった議論というものを当然していかなければいけないということで認識しておりますので、いずれにしても、その中で住民の皆さん方に、山武医療構想というものはこうですよという説明義務は、十分責任を考えております。

 現段階ではとりあえず3月立ち上げという方向性で進んでいる、特例法による合併みたいなものじゃないかと私はよく言うんです。あめをちらつかせた中で合併は何ぞやという議論も何もない、ただ合併合併でいくから合併の成功率が大変低いというような、これは例として的確じゃないかもしれませんけれども、いずれにしても、我々の医療問題でございますから、もう少し将来を見据えた中で検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(高知尾進君) 大村敏也君。



◆(大村敏也君) 医療圏のことにつきましては、時間をかけましてもっと全体で議論を深めながら進めていただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○議長(高知尾進君) 本日の一般質問はここまでとし、延会したいと思いますが、ご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高知尾進君) ご異議ないものと認め、延会することに決定いたしました。

 本日はこれをもって延会いたします。

 ご苦労さまでした。

               午後4時26分 延会