議事ロックス -地方議会議事録検索-


千葉県 山武市

平成23年第1回定例会(第3日目) 本文




2011.02.25 : 平成23年第1回定例会(第3日目) 本文


◯議長(大塚重忠君) おはようございます。
 ただいまの出席議員は21名です。定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。これより本日の会議を開きます。
              午前 10時00分 開議
  ────────────────────────────────────


◯議長(大塚重忠君) 日程第1 一般質問を行います。順次、質問を許します。
 初めに、山政研、小野崎正喜議員の質問を許します。
 小野崎議員、御登壇願います。


◯1番(小野崎正喜君) おはようございます。議席1番 小野崎であります。議長の許可をいただき、一般質問をさせていただきます。
 いよいよ任期最後の定例議会になりました。この4年間、多くの先輩議員、特に会派山政研の先輩方の御指導、御配慮のもと、16回の定例議会中、14回の登壇の機会をいただきましたこと、この場をおかりいたしまして御礼申し上げます。ありがとうございました。
 振り返りますと、私なりにですが、一生懸命、多岐にわたり質問させていただきました。しかしながら、4年間、それも1期目である私には、まだまだ解決、進展に至らない質問も多く、思い残すところも多くございます。これからも登壇の機会をいただけるよう、頑張ってまいりたいと思います。
 最後となるやもしれない一般質問であります。未来の山武市を思い、ましてや、平成23年度予算を決める今議会ですから、行政運営の根幹である財政全般について、質問させていただきます。
 先日、全員協議会にて、本当にタイミングよく、山武市中期財政計画が初めて打ち出されました。一般質問終了後に出してほしかったと思うのは、私だけだと思いますが、確認もさせていただきながら、質問させていただきますので、執行部の皆様に現実的な、明確的な答弁をお願い申し上げます。
 それでは、質問に入ります。戦後、先人たちの努力により、高度経済成長をなし遂げた日本、その国内総生産は、私の生まれる前の昭和43年より、世界第2位を維持し続けてまいりましたが、とうとうその座を中国に明け渡すこととなってしまいました。それでも、第3位を誇る国内総生産ではありますが、経済成長率を見ると、2009年、世界182国中162位、マイナス5.22%、2010年度では、若干伸びる予想が出ておりますが、依然、景気の低迷、デフレが叫ばれており、ましてや、地方においては、ほとんどの職種において、所得の低迷に苦しんでいる。まだまだ先行きが見えず、生活をすることにすら、不安を抱えているのが、山武市に住まわれている方の多くの方々の現状ではないでしょうか。そのような背景、現状の今だからこそ、現実的な今後の山武市の財政の見通しについてお伺いいたします。
 最初に、市長は、山武市の基本構想に掲げる、将来都市像「誰もがしあわせを実感できる独立都市 さんむ」の実現を掲げて、実施計画を進めておりますが、財政面においても、独立していかなければ、真の独立都市の実現は難しいと私は思うが、市長は、独立都市と財政の結びつきをどのように考えているのか、お伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長、御登壇願います。


◯市長(椎名千収君) 小野崎議員には、議会のあります折々、格調高い一般質問をなさっていただいて、大変感謝を申し上げます。ありがとうございます。
 今回も市の将来に関しましての御質問でございますが、まず、私が独立都市という表現をしたことについての財政面でのお尋ねでございます。基本的に申し上げますと、独立都市という表現は、財政的な独立まで指しているものではございません。基本構想、基本計画を立てるときに、地方分権の中で自立という言葉が大変数多く使われました。地方の自立という言葉が大変多く使われました。
 しかしながら、自立という言葉では言いあらわせない地方の将来のあるべき姿を、どうしても描きたい。日本の将来は、地方がよほど覚悟を決めて、しっかりと対応していかないと成り立たないのではないかという、大変強い思いがございました。したがいまして、自立という言葉よりも、さらに強い言葉をどうしても探したいという中から、これは表現的に独立という言葉遣いをしようということが、独立都市さんむという表現にあらわれたものでございます。
 しかしながら、独立と言いますからには、議員お話しのように、それはそれなりに独立にふさわしい経済的な力といいますか、地域の力もなければならないということになろうかと思います。
 現在、山武市の財政のフレームを考え、将来像を描きますときに、あるいは、計画を立てますときには、やはり基本となりますのは、現在の仕組みであります。所得税を初めとする税が、すべて地域に入ってくるのか。直接入ってくるわけではございませんから、そこには、税の公平な分配ということも含めまして、今の仕組みが成り立っております。
 そういった仕組みをまず前提として、地方自治が成り立っておりますので、私どもの財政は、基本的には、現在の財政の仕組みをもとにして成り立たせているということであります。
 当山武市は、御指摘のように、大変財政的には厳しい状況にありますから、それはそれとして、将来に向けてしっかりとやっていけなければならないとは思いますが、当面、今の仕組みを最大限活用する中で、財政の健全性を中期的……。長期、遠い将来まではなかなか予測が立ちませんので、ここ10年程度の見通しを立てながら、財政的な破綻に陥らないようにということを、大きな目標として、財政の組み立てているということを御理解をいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 今の答弁をお伺いした中で、市長は、今の山武市の財政状況をどのように考えているのか、また、どのようにあるべきかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 市の財政運営に、私どもの市の財政でございますが、影響を及ぼすものの1つが、地方交付税であります。山武市の財政は、大変地方交付税に頼っております。
 自民党時代の小泉政権、三位一体の改革によりまして、一時、地方交付税が削減されました。厳しい状況もございましたけれども、民主党政権が誕生してから、地方主権改革の第一歩として、地方が自由に使える財源である地方交付税が、一定額増額されました。
 国政が混迷していることへの不安はございますけれども、国の平成23年度の当初予算においても、地方交付税の財源は増額が確保されておりまして、比較的手厚く交付されるものと考えてございます。そういうある意味では、恵まれているという、短期的なことでございますが、当面は何とか組めるという状況にはあります。
 一方で、国勢調査によります、人口減少によりまして、交付税の推移、これからは減ってまいりますし、厳しい状況も出てくると考えてございます。
 現在の制度、仕組みの中では、自主財源の豊かな都市と乏しい地方都市との不均衡を是正するために、交付税による再分配の仕組みがなされておりますけれども、これも将来的にどうなっていくのかというのは大変疑問に思いますし、一括交付金などの制度も出てまいりますから、ある一定の範囲でやらなければならないという状況が徐々に出てくるだろうと思います。そういった意味では、将来に楽観的な見方をするものではないという理解で取り組んでございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 今お話しいただいた、山武市においては、正直、地方交付税に頼っている。自主財源では3分の1ぐらいしかないという現状の中で、今後の歳入歳出の見通しについてですが、平成21年度の歳入232億1,054万円、このうち、自主財源79億1,206万円、率にして34.1%、前年度自主財源96億1,019万円、47.5%から比べると、かなり落ち込んだ自主財源、質問の冒頭でも話しましたが、まだまだ先行きが見えない。
 そのような中、先日の中期財政計画が出されましたが、その中の歳入の今後の見込み、推移、市の人口減少に歯どめがかかっていない現在の状況では、中期財政計画の見込みは甘いと私は考えるが、市は歳入の中で特に低迷している自主財源の今後の見通しをどのように考えているのか、お伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 自主財源の大きな部分を占めておりますのは市税でございますけれども、このうち、個人市民税は、景気が回復傾向にあるにもかかわらず、地域の所得の増加につながってこない状況がございますので、低迷いたします。しかし、平成24年度から扶養控除が見直されることにもなりますし、若干の増額が見込まれます。
 一方、法人市民税は、工業団地内の企業の業績が回復傾向にあることから、日本経済が影響を受けるような不測の事態が生じない限り、これは堅調に底堅く推移するものという予測を立ててございます。
 固定資産税など、その他の税目につきましては、ほぼ同水準で推移するものと推計をいたしておりまして、人口が減少して、交付税がマイナスになる部分もございますけれども、厳しい状況ということには変わりはございません、認識は持ってございますが、実際に次年度の予算を組むという段階では、それなりの見通しは立っているという状況でございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 昨日、国会の話の中で、子ども手当の件がやはり出ておりました。もしかしたら、廃止の方向になるのではないかというところもございます。そうすると、また、扶養控除の見直し等も図られる可能性も出てくるという中で、本当に今度の見通しを考えることも大変難しい部分もあるかと思いますが、ぜひその辺は甘く考えるのではなく、どちらかというと、厳しい見方の中で財政計画を考えていくべきなのかなと考えます。
 また、そういう財源の厳しい中で、山武市において、自主財源の確保のために、現在、市独自で行っている施策には、どのようなものがあるのかお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 一口に自主財源を増加させる施策と申しましても、なかなか短期的に自主財源を増加させるというのは難しい問題だと思ってございます。
 当初予算では、さんむ医療センターの医師・看護師不足の解消に向けた、医学生・看護学生に対する奨学金制度を導入するなど、安心の地域医療の実現、こども園整備など、子育て支援策、公共交通の充実など、そういった施策を盛り込みまして、基本的には目指しますところは、安心して暮らせるまちづくり、地域づくりでございます。
 こういった大変地味ではございますけれども、人口減少には、少し長い目で見ていただいて、一定の歯どめをかけていくために、基本的な施策に重点を置いていると御理解をいただければと思います。
 御質問をいただく中で、非常に短期的に効力のある施策という自主財源に特につながる、今こうすれば、すぐに自主財源が上がるというものが、なかなか打ち出せない。これはなかなか難しいという考え方でございまして、その中で、手っ取り早いことは、市民お一人お一人の活力がどのように高まっていくかということでございますので、市ぐるみ、町ぐるみで、活力を高めていく中で、自主財源も増えていけばいいなとは考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 年明けに執行部の何人かの方々と企業誘致の件で御相談させていただいたりした経緯もございました。自主財源の確保は、今後、本当に必要な部分だと思います。その辺をぜひいい方向性を見つけ出していただいて、自主財源の確保に力を入れていただければと思います。
 平成28年度以降、町村合併の特例により、算定替えされていた地方交付税も、冒頭でお話しいただきましたが、徐々に減らされ、その後の5年で一本算定とされるが、平成28年度以降5年間で計38億円、その後、通年で、現在より地方交付税が15億円程度削減されると聞くが間違いないのか。
 また、一本算定とされた、平成33年時点での予算編成の予測、見込みは立てられているのかお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) それでは、私のほうからお答えいたします。
 合併の特例期間が終了します平成28年度からは、段階的に交付税が削減されてまいります。平成28年度は1割削減され、今年度ベースで試算した場合は、この影響額は1億5,000万円程度、平成29年度は3割削減され、この影響額は4億5,000万円、以下、7億5,000万円、10億5,000万円、13億5,000万円と縮減されまして、平成33年度に15億円程度少なくなるという推移でございます。額については、議員の御指摘のとおりです。
 平成33年度以降の見込みでございますけれども、今年度に策定しました中期財政計画は、合併特例期間が終了します平成27年度までの計画としております。
 平成33年度以降につきましては、国の動向など、不透明な要素が多く、予測することが難しい状況ではありますけれども、歳入面におきましては、非常に厳しい状況を想定してございますので、引き続き、行財政改革に取り組み、歳出の圧縮を図っていく必要があると思っております。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) これからのことを考えると、今、財源の確保は急務、合併特例債が活用できる今だからこそ、未来の財源確保、安定した歳入のための計画を、先行投資的な要素を持ってでも、進めるべきと思いますが、市はどう考えているのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) 今年度末で合併から5年が終了しまして、残す合併の特例期間も平成27年度までの5年間ということになります。この残りの5年間で合併特例を有効に活用しまして、将来の山武市の礎となるような積極的な事業展開を行う必要もあるだろうと考えております。
 しかしながら、将来にわたって持続可能な財政の健全性は確保していかなければなりませんので、事業推進に当たっては、その投資効果を十分見きわめた上で、事業を選択してまいりたいと思っております。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 今の御答弁を考えると、それは確実的な要素を持っていれば、先行投資的なものでは進めるととらえてよろしいでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 合併特例期間にやります仕事は、まず、合併によりまして生じるさまざまな不都合な部分を、この期間にできるだけ改めておこうということが1つございます。そういったことで、投資をさせていただいている部分がかなりございます。
 基本的な考え方として、投資的なものの考え方の中では、やはりしっかりと将来、確実に投資のリターンがあるものというものを考えていかなければならないという基本的な考え方を、私のほうからは示してございます。
 ただ、社会情勢、日本の経済情勢、ここへ来まして、国際的な資源の争奪戦といったものを考えまして、この投資というものが、今まで日本が追いかけてきました高度成長期時代の考え方で、投資という言葉遣いができるかどうかは、なかなか難しい問題だと思います。
 私どもは、非常に小さく小さくまとめるというわけではございませんけれども、やはり投資に関しましては、将来をしっかりと予測しながら投資をしませんと、例えば、一時のリゾート開発ブームに、各自治体が投資をして、現状があるということにもなりかねませんので、このあたりは、よほど知恵を集めて、地域のあり方というもの、将来像をしっかりと描く中で、考えていかなければならない問題だと考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 確かに市長のおっしゃるとおりだと、私も思っております。
 ただ、そういう中で、例えば、医師への助成とか看護師への助成を、今回始めていくということだと思うんですが、そういうものもある種、投資的な部分もあるのかなと思っております。
 大衆と言うと言い方が悪いんですが、将来的に、例えば、財政的にもよくなっていくだろう、この地域がよくなっていくだろうという見込みのあるものに関しては、ぜひ投資的な要素を持ってでも進めていただきたいと、私は思っております。
 これは原則で結構なんですが、市は考え方として、何年先ぐらいまでの財政、つまり、歳入歳出の予測推移を踏まえて、現在の計画を立てているのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) 先日、議会のほうにお示ししました中期財政計画では、合併特例期間であります平成27年度までの計画としてございます。
 それ以降の具体的な計画は、まだ作成しておりません。合併特例期間が終了した後には、地方交付税が削減されるなど、歳入の減少を想定しておりますので、当然、そのことを常に頭に入れながら、財政運営に努めております。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 続いて、関連しておりますので、そのまま、市債の現状と、今後の償還の見通しについてお伺いいたします。昨日、齋藤議員からも御質問がございました。現在の山武市では、一般会計200億円を超える市債、特別会計を含めると300億円を超える市債残高がございます。
 その市債残高は、平成23年度以降減少するとのことですが、先日、山武市の中期財政計画が出されましたが、中期、向こう5年間の財政計画でした。その後のつまり長期財政計画による市債の償還の計画は立てられているのか。また、立てられているのであれば、計画上、この山武市から市債がなくなるのはいつなのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) 長期的な計画は、現在持っておりませんけれども、中期財政計画に基づく償還計画は立ててございます。
 この中期財政計画の期間が終了後、平成28年度以降の新たな借り入れを考慮しなければ、現在の償還が終わるのは、平成47年度ということになっております。
 ただ、現行制度の中では、臨時財政対策債あるいは交付税算入されるような事業債については、今後も借り入れを想定してございますので、現実的には、償還は続いていくものと思っております。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 現在、市が抱えている市債、借入先によっては、利率に違いがあるとも聞いております。現在、山武市には50億円を超える財政調整基金、10億円を超える減債基金を持っておりますが、計画に繰上償還は考えていないのか。特に利率の高い市債は繰り上げて償還すべきと思いますが、どうでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) 起債の借入先といたしましては、政府資金と銀行などの民間資金がございます。政府資金の借り入れにつきましては、平成19年度の国の施策によりまして、地方公共団体が保有する高金利の地方債の公債費負担を軽減するため、補償金免除の繰上償還が認められました。
 山武市では、平成19年度から3年間に、年利6%以上の借入金の繰上償還を行いました。繰上償還額は3年間で2億2,900万円であります。
 補償金免除の繰上償還が認められますのは、それぞれの地方公共団体の財政状況、特に実質公債費比率あるいは将来負担比率に応じて認められるということになっておりまして、山武市で現時点で繰上償還するものはございません。
 仮に返還した場合は、償還時以降の利子を補償金として支払わなければならないということもございますし、今後の政府資金の借り入れが制限されるというペナルティーもございます。
 そのほか、民間資金の場合には、借入先の金融機関との個別協議が必要となってまいります。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) つまり、単純には償還するよりも、その分を基金で持っていたほうがいいととらえてよろしいでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) 償還金免除の繰上償還が、現在のものはございませんので、現在のところ、そういう考えはございません。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 現在の計画において、新たな起債計画はあるのか。あるのであれば、どのような計画のもとに、どの程度を起債する計画なのか。
 また、現在、幾つかの基金を持っているが、今後の計画において、その基金の縛りを外し、基金を活用しての計画とできないのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) 現在、起債計画はありませんけれども、中期財政計画に示しました実質公債費比率、将来負担比率を基本に計画してまいりたいと思っております。
 基金につきましては、それぞれの目的に応じた事業の財源に充てるために、積み立てをしたものでございます。その目的が達成されれば、基金条例を廃止して、処分をすることは可能でございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 市は先日の全員協議会にて、4つの財務書類を公表いたしました。その中のバランスシートによるコメントに、山武市の財政は健全と言えますとありましたが、私は貸借対照表、バランスシートをもっての市が市の財政状況を評価するのは、いささか疑問を感じております。
 反問権を行使される前に、私の意見を述べておきます。勉強不足、古い考えなのかもしれませんが、地方公会計制度整備は、国がその地域の財政状況を知る上での目安ではと考えます。なぜなら、市の資産、つまり公共資産は、市が財政難だからといって、売却するわけにもいきませんし、資産が多ければ多いほど、維持費や管理費が膨らむからです。私は、現実的に自主財源80億円に満たない市が、その数倍の市債を抱えているという認識であり、市債が少なければ少ないほど、また、市債以上に基金を持っているという状況こそ、財政が健全であるととらえております。
 将来負担比率を目途に計画を進めるべきと思うが、市は何を目途に財政計画を立てているのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) この問題につきましては、市の資産は簡単に売却することはできませんし、資産が多いこと自体が、維持管理費にお金がかかるという議員の御指摘は、そのとおりだと思ってございます。
 財政健全化指標の1つであります将来負担比率は、重要な指標でありますけれども、それだけでは、財政の健全性を示すことはできないとも、認識をいたしてございます。特に、バランスシートは市のすべての資産と負債の状況を示したものでありまして、負債には、市債残高に加えまして、将来発生する職員の退職手当引当金や実質契約の未払い金など、山武市が将来負担すべきすべての情報を網羅したものとなっております。
 また、さらには資産には、公共資産などのストックの情報も網羅したものとなっておりまして、これらの諸表に示されたあらゆる情報を考慮しながら、相対的な判断のもとに財政運営を進めていく必要があると考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) おっしゃるとおりだと思います。ただ、その中に、バランスシートのコメントには、バランスシートを見た上でのコメントとして、山武市の財政は健全と言えますというお言葉がありました。ぜひ、バランスシートはあくまでもバランスシートという見方をとらえた上で、市の財政計画を計画していっていただきたいと思います。
 1問目と2問目の質問が関連していますので、あわせて、一番大切なのは、一本算定された後の平成33年度以降、持続可能な行政運営が図れるのかを、今、進めていかなければいけないと思います。ぜひ、長期財政計画を作っていただきたいと、これは要望とさせていただきたいと思います。
 また、本当の意味での健全な財政とは、先ほども申し上げましたとおり、基金を上回ることのない市債残高、市債をゼロというのはなかなか難しい。先ほども課長からもお話がございましたが、市債をゼロに持っていくというのは難しい部分もあるのかなと思います。ただ、基金を上回ることのない市債残高であれば、帳じりは合うと言うとおかしいのかもしれませんが、プラス・マイナスで、プラスになっていくのかなと思います。ぜひ、持続可能な未来の行政運営を望んでいきたいと思いますので、長期財政計画を要望したいと思います。
 続いて、次の質問、市が独自に出している補助金について、幾つかお伺いいたします。
 市民に対して、山武市独自の補助金、助成金には主にどのようなものがあるのか。また、平成23年度予算に計上されている各種補助金及び助成金の総額は、どの程度かをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 財政課長。


◯財政課長(石田徳男君) それでは、私のほうからお答えいたします。
 代表的なものといたしましては、市民提案型交流のまちづくり推進事業200万円、認定農業者育成事業800万円。農地流動化推進事業456万円、サマーカーニバル実行委員会400万円などがございます。総額は72事業で1億874万2,000円でございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 72事業、1億874万2,000円でよろしかったですか。結構いろいろな補助金、助成金があるものだなと思います。
 その中で、市民自治支援課が窓口となっている市民提案型まちづくり事業補助金、ほかの町村からもいろいろな御意見を伺っておりまして、すばらしいという御意見を本当に聞いております。実績と効果、また、その中に山武市以外に拠点のある団体はあるのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 総務部長。


◯総務部長(齊藤光一君) それでは、その点につきましては、私からお答えさせていただきます。
 市民自治支援課という課がございます。これにつきましては、市の基本理念でありますところの「ともに手を携えて誇りを持てるまちづくり」を指導してやっていく課でございます。その課が行っている事業として、今、御質問の事業がございますけれども、平成20年度から市民提案型まちづくり事業を実施しています。
 事業実績ですけれども、平成20年度が4つの事業の76万8,000円の助成額、平成21年度は8事業に対して220万3,000円です。平成22年度は、現在まだ続いているわけですけれども、7事業に対しまして、202万4,000円の補助事業を実施してございます。
 もう一つ、交流のまちづくり推進事業がございます。まずは提案を受けて、いろいろな団体で活動してもらっているんですけれども、その輪をさらに広げていく場合に、こちらのほうの交流のまちづくり推進事業という補助事業になります。これは限度額50万円。先ほどの初段階の提案型のほうは、限度額30万円でございます。
 交流のまちづくり推進事業につきましては、平成22年度から始まっておりまして、現在2つの事業が実施されております。ちょうど100万円ということでございます。
 なお、平成22年度の事業からの補助金につきましては、一般財源ということで、地域活性化を目指して、地域振興基金の運用益を活用した事業が特徴です。これは合併特例債を活用する事業で、大きく2つあります。ハードの事業を起すものと、もう一つは、地域振興基金に積み立てて行う、果実(利子)を利用して行う事業なんですけれども、その地域振興基金を運用して行っている。その利息、いわゆる果実をこういう事業につぎ込んで行っているというところでございます。
 二、三紹介させていただきますと、平成21年度の実績の事業とすれば、高齢者などへの各種の支援をする団体への助成とか、花にあふれた地域造り運動を推進し、子供から地域高齢者まで、地域住民の連携を花作りを通して促進していくといった団体、あるいは、市民のためのパソコン教室を開催していきますよといった団体とか、地域里山の特性を生かし、環境保全を啓発するという、まだございますけれども、そういう取り組みがされております。
 なお、選考された事業は、すべて山武市内に拠点を有する団体でございますけれども、その事業活動の中からは、状況によっては、市外の方も入っているということです。
 そういうことから、事業効果については、今まで実施主体は市ということが多かったわけですけれども、そういう点から、まちづくりの取り組みを市民の方、いろいろな団体の方が取り組んでいただいているという効果は非常に大きいと思っております。
 以上です。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 私も、この市民提案型まちづくり事業は、本当にすばらしい事業だと思っております。ぜひ継続して頑張っていただければなと思います。
 これは、常任委員会にて、本来であれば、質問するべき案件だと思いますが、あえて、この場でお伺いいたします。
 私は、現在、近場で購入しました5,000円の石油ファンヒーターを、常に使用しております。山武市で独自で行っているペレットストーブの価格と、購入の助成実績はどうか。
 また、前にいらっしゃる執行部の皆様方の中に、助成を使って購入された方はいらっしゃるのかどうかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 経済環境部長。


◯経済環境部長(戸村 利君) それでは、平成22年度から新規事業として展開しております木質バイオマス燃料活用補助事業における現時点での状況をお答えいたします。
 まずは、助成見込みの件数でございますが、ペレットストーブが2基、まきストーブが7基の見込みでございます。
 購入価格ですが、機種・機能により価格に幅がありますが、今回購入された方のペレットストーブの価格は30万円程度でございます。
 市職員で助成を受けている方はおりません。
 以上です。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 大変申しわけございませんが、幾つかの助成の具体例を挙げさせていただきました。それを本当に必要なのか、必要ではないかという部分は、今後もっと精査が必要なのかなと、その中に72の補助金、助成金を出しているところがあります。
 当然、今後、見直しをしていかなければいけない。もしかしたら、その中には増額をしたほうがいいのではないかという団体もあるのかもわかりません。助成もあるのかもしれません。それをもう少し見直しを図っていただいたほうがいいのかなと思いまして、幾つかの具体例をお伺いいたしました。
 これは提案でございます。市民の皆さんと意見交換をする際に、いろいろな話の中から生まれた、私の考えも踏まえておりますので、提案とさせていただきたいと思います。一昨年、私の妻が匝瑳市内の産婦人科で出産をいたしました。時に、当時の国保成東病院には産科はなくなっており、山武市内にも産科はありませんでした。やむなくと言っては失礼ですが、近いところで、匝瑳市の産婦人科にかからせていただきました。出産育児一時金が増額されたばかりで、ありがたく42万円を支給していただきましたが、若干足りなかったことを記憶しております。
 間もなくさんむ医療センターにて、産科が開設されます。これに合わせて、山武市内で出産される山武市民に、山武市独自で出産一時金を出してみてはどうでしょうか。現在ではまだ開設には至っておりませんが、当然、さんむ医療センターに行かれる方が増えるでしょう。そこで、医業収益も上がってくることが見込まれます。また、今後、開院される医師がいるやもしれません。
 市民の方が安心して出産を迎えることができ、2人目、3人目と出産される方も増え、人口の減少、少子化に少しでも歯どめがかかる。こども園とあわせて、安心して出産、子育てができる、そのような山武市に越してこられる方も増えるのではないでしょうか。まさに一石三鳥にも、四鳥にもなると思いますが、どう思われるでしょうか。お伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 保健福祉部長。


◯保健福祉部長(長谷川晃広君) 貴重な御提案をありがとうございます。この件については慎重に検討させていただきたいと考えております。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 当然、金額等もあるかと思います。ただ、いろいろな観点から考えると、本当にすばらしい提案だと、私は自分で自負しております。ぜひ前向きに進めていっていただきたいと思います。
 最後に、昨日、本山議員からも同様の質問がありましたが、市所有の公共施設使用料についてお伺いいたします。
 今議会の行政財産使用料の値下げ、職員の住居手当の廃止に向けた条例改正の議案が上げられておりました。市長を初め職員皆様の歳出削減に対する努力には、本当に感謝を申し上げます。しかしながら、冒頭にも申し上げた「誰もがしあわせを実感できる独立都市 さんむ」の実現のためには、相応のさまざまな市民へのサービス、支援は継続していかなければならないと、私は考えます。
 そこでお伺いいたします。現在、新たに公共施設の使用料の見直しの計画があると聞くが、どのような施設の使用料を、どのように見直すのかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 教育委員会所管では、先日、条例の一部改正を提案させていただきました、さんぶの森公園に係りますバーベキューピットとテントデッキの使用料の改定のみでございます。
 芸術文化協会に関する減免の経過措置によりまして、来年度から減免がなくなるということで、具体的に少し説明させていただきますと、料金改定を平成20年度にしまして、同じく平成20年度に減免規定の見直しを実施しました。
 その減免規定によりまして、芸術文化協会が使っておりました、特に成東中央公民館に関するものなんですけれども、無料でございまして、それにつきまして、翌平成21年度についても、引き続き無料とする。翌年度、いわゆる今年度、平成22年度、2分の1減免。来年度、減免をなくすという経過措置を設けたということからの問題でございます。
 以上です。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) その中の旧松尾町の公共施設使用料についてなんですが、当時から見ると、現在もそのほとんどが値上がっているという現状がございます。
 旧松尾町の公共施設の使用料なんですが、そこには空港問題や航空機の騒音問題が介在しているわけであり、そのため、旧松尾町の公共施設使用料は、ほかの地区から比べ、使用料が安かったり、無料だったり、そのような要素があった上で、使用料が算定されていたと考えています。
 合併後の現在、やはり、旧町村の事情をある程度、踏まえるべきではないかと思いますが、公共施設使用料に地域的なものを配慮すべきと、私は思っておりますが、どうお考えかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 地域の状況、そういったものへの考慮という御提案をいただいたわけでございますけれども、平成20年度の料金改定におきましては、山武市の一体性の確保あるいは醸成、負担の公平、そちらを最優先させていただきまして、料金設定をさせていただいたという考えでございます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) それは前から伺っておりますので、重々承知しております。ただ、今お話ししたのは、そこにはいろいろな各地域のさまざまな諸事情が含まれて、今まで料金が各町村によって決められてきました。
 これから、合併する前の各町村で決められた料金設定は、さまざまな理由によって、金額がある程度設定されてきたわけですから、例えば、一律に公共施設は全部同じ値段ですよというよりも、やはりそういう地域的な要素を排除すべきではないかと思います。それをどうお考えかをお伺いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 現在、新しい山武市の統一性、一体感、新しい山武市民としてのいろいろな考え方をまとめていくという市民の方々にも、山武市民という考え方に立っていただこうというところから、この5年間、さまざまな施策の中に、統一を目指した考え方が出てきたと思ってございます。これは、これで必要なものだったという理解をいたしてございます。
 今お話しのようなことに関しましては、また新たな問題でございますので、まず、合併後、私どもがとってまいりました統一性を図っていくという方向性につきましては、御理解をいただければと存じます。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) これも提案であります。航空機の騒音を抱えているところや、空港問題が介在しているところ、その地域を山武市の中でも特別区、特区として線引きをかけていただいて、先ほど申し上げた、例えば公共施設使用料は、その特別区内は若干配慮するとか、そのような意味も含めて、そういう線引きをかけていただいたらどうかと思います。
 昨年の12月の議会でも、質問をさせていただきました。ここには、空港からの特別交付金、そういうものもあるわけで、公共工事、公共事業への配慮ということで、昨年の12月に質問もさせていただきましたが、そういうものも考える上で、航空機の騒音を抱えているところ、空港問題が介在している地域を特別区とした中で、配慮していくのはどうかと思うんですが、どうでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 議長、この問題については、私のほうから御質問させていただければと思います。


◯議長(大塚重忠君) 反問ですね。


◯市長(椎名千収君) 小野崎議員から御提案をいただきまして、私のほうから少しお考えをお聞きしたいと思いますが、昨年12月の議会でも、公共工事、公共事業等への配慮についての御質問がございましたけれども、その点につきましては、一定の考え方をお話し申し上げたと思ってございます。
 空港からの対策費、特別交付金は、行政単位でいただくことが多いんですけれども、それにいたしましても、騒音直下の皆様方の抱えております問題について、一定の配慮がなされるべきだというのは、それはそのとおりだと理解をいたしております。
 ただ、今日御提案をいただきました、地域の特別区として一定の線を引くというお考えは、行政的、政策的な配慮を少し超えたものではないのか。まさにこのような問題こそが、議会におかれて、議論をされるにはふさわしいものではないかと考えてございます。
 議会は地方自治における立法の機関でもございますし、今、議会として、さまざまなお考えをまとめていく重要な時期にもございます。ぜひこういった問題につきましても、議会の中で議論を起こされて、私も市民から選ばれておりますが、議員の皆様方も市民を代表される方々で、むしろ議会のほうが広く市民の意見を代表されておりますので、そういった機関としての議会の中で、御議論をいただくに、まさにふさわしい課題ではないのかと、このように考えてございますが、いかがでございましょうか。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) 御指摘ありがとうございます。今期はもう時間がないかと思います。それこそ次、当選させていただくことができましたら、諸先輩方と相談しながら考えていきたいと思います。ぜひその際には、お知恵をおかりしながら、前向きな御検討をしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、昨日の本山議員の質問の中でもありましたが、社会教育施設などの使用料の各施設の現状を踏まえてのことで、御答弁されておりました。そこに、子供たちや高齢者に減免を図る、今現在ももう減免を図られているんですが、減免を図るという。同じ人も、公共施設でもさまざまな条件、先ほどもお話ししましたが、設備が整っているところや、新しいところ、立地条件のよいところ、いろいろございます。空港問題を抱えているところも、その1つだと思います。
 いつも、減免という言葉に対しての疑問なんですが、減免というのは、ある一定料金が決められていて、本来であれば、この料金だけれども、子供だから安くします、こういう事情があるから安くします、そういうふうにとらえるんですが、あえて減免という形にしている理由をお伺いしたい。
 別に減免ではなく、最初からもうある程度そのように決まっているのであれば、例えば、何歳以上は幾らですよと、使用料として決めたほうが、市民の皆さんもわかりやすく、また、なおかつ使いやすいのではないかと思うんですけれども、どうでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) ちょっと待ってください。今、反問ということでありましたので、市長に対する小野崎議員の意見に対してどうですか。反問に対しては、よろしいですか。
 では、答弁をお願いします。
 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 減免のお話で、料金設定の上で設定したらというお話でございます。説明の中でありましたような高校生以下の料金です。これはもう料金設定の中で、2分の1というように設定しておるわけなんです。
 減免というのは、例えば、市とか、そういうものが使うのは、10割減免という形で、無料ということになっております。それを設定するのに無理があるわけなんです。特に高齢者とか子供たちの場合についてでも、できるだけ、その団体の活動を支援するという意味合いで設けたものでございまして、これはこれで十分役割りを果たしていると解釈しております。


◯議長(大塚重忠君) 小野崎議員。


◯1番(小野崎正喜君) では、そういう理由から、あえて減免という言葉を使われているというふうにとらえてよろしいですよね。
 ありがとうございました。それこそ、本当に今期最後の質問ということで、財政について質問させていただきましたが、やはり思うのは、これから先の山武市のことでございます。ぜひすばらしい山武市、これからの未来の山武市を、持続可能な山武市とするために、御尽力をいただくことをお願い申し上げて、質問を終わらせていただきます。


◯議長(大塚重忠君) 以上で、山政研、小野崎正喜議員の個人質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。再開は11時10分といたします。
             (休憩 午前10時59分)
             (再開 午前11時09分)


◯議長(大塚重忠君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、一般質問を続けます。
 次に、山政研、小川一馬議員の質問を許します。
 小川一馬議員、御登壇願います。
 小川一馬議員。


◯5番(小川一馬君) ただいま、議長より登壇の許しをいただきましたので、今期最後の質問をさせていただきます。
 私は、平成15年4月の蓮沼村議会議員選挙におきまして初当選以来、諸先輩、先人の方々に恥じぬよう、地域の皆さんや今までお世話になったすべての方々への感謝と、議員としての初心を忘れずに、毎議会、2期8年間、今日まで連続して質問をさせていただきました。活力と夢いっぱいの未来を目指しての質問をさせていただきました。時には耳ざわりな質問などもあったことだと思いますが、温かく支えていただきました諸先輩の皆様、関係各位に対しまして、衷心より御礼を申し上げまして、通告いたしました通学路と地域振興について、順次質問をさせていただきます。
 初めに、通学路の現状についてをお聞きいたします。先般、緑海小学校から知事に嘆願書が出たそうです。緑海小学校区ほか、危険な通学路についてお聞きいたします。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) お答えいたします。
 危険な通学路箇所ということだと思います。平成23年1月現在で調査しておりますけれども、市内小学校11校から72カ所の危険箇所が報告されました。報告の内容は、民家が少ない、道幅が狭い、歩道がない、見通しが悪い、スピードを出す車が多い、木が多く暗い、交通量が多い、横断歩道がないなどが主なものでございました。


◯議長(大塚重忠君) 小川一馬議員。


◯5番(小川一馬君) 先ほど、冒頭で申しました緑海小学校のPTA会長のお名前で、昨年11月5日、千葉県知事、鈴木栄治様あてに、歩道橋設置の嘆願書が提出されたそうです。朗読させていただきます。
 嘆願の趣旨、現在、緑海小学校児童の通学路として、長年、指定・利用している緑海橋、県道30号線、飯岡一宮線の道路幅6メートルがとても狭く、交通量の増加、車の大型化などによって、この橋を徒歩で通行するのが、大変危険な状態となっています。特に大型車両同士がすれ違うときは、全く身動きができない状態です。日ごろより、保護者から何とかならないだろうかという声をたびたび聞かされているのですが、状況から見て、簡単に、すぐにできるものではないことが容易に考えられますので、不便、危険と感じつつも、注意してという言葉で流されてきてしまいました。
 そんな中、平成22年8月19日、この橋のわきで通行者と車の接触事故が発生し、残念なことに歩行者の命が失われてしまいました。本当にお気の毒です。この歩行者は本校児童ではありませんでしたが、いつ、だれが被害に遭っても全くおかしくない状況です。
 この周辺で、木戸川を渡る場所は、この緑海橋しかありません。車も人もすべてがこの橋を使います。このままでは必ずと言っていいくらい、また、新たな事故の発生が予測され、心配でなりません。予算面や周囲の状況など、いろいろ課題があることとは存じますが、だれかの命と引きかえに橋が直されるということのないよう、できるだけ早急に現状確認の上、現在の緑海橋の両側は、もしくは片側だけでも、歩行者用の橋、歩道橋を設置くださいますよう嘆願いたしますという内容でございます。
 また、小学校6年生児童が複数作文を一緒に寄せてございましたので、こちらも御紹介させていただきます。
 僕は、木戸橋の地区で緑海橋を渡って行かなければいけません。その橋は歩道がなくて、道は道幅も狭く、通りにくいです。大きなトラックが通るとき、とまらなければなりません。とまると、橋が揺れて、危なくて、渡りにくいです。車がとまってくれないときがあって、歩きにくく、危なくて、怖いです。車がいなくなるまで、橋まで行けず、渡れません。歩いている人も困るし、車に乗っている人も大変だから、今のままだと、橋に通る人がずっと困ります。これは男子生徒です。
 次に、女子のもの。私は、友達の家がやわらぎというお店の近くにあります。だから、友達の家に行くとき、橋を渡ります。だけど、橋が狭いので、トラックが大きく、車が来たら、橋本食堂でとまっています。なので、今度からは、お母さんに言われたので、木戸橋を通って行きます。だから、もう緑海橋は渡りたくないです。理由は、狭くて、事故に遭ってからでは遅いからです。早く緑海橋を広くしてほしいです。
 もうお一方、紹介させていただきます。女子です。私は橋の近くの家です。友達の家に行くとき、緑海橋を通ると、車にひかれそうになったりします。だから、自転車からおりて、渡ります。とても怖いと思いました。普通の車もとまってくれないから困ります。いつも橋を渡るとき、とても怖いから、渡りたくなくなります。通学路に通る人も、違う人も、きっと困っていると思うから、もっと広ければよかったと思いました。私の家族も橋を渡るとき、怖いとか、困るとか言っています。だから、もっと便利な橋がほしいです。
 もっと多くの子供の作文があるんですが、一応、朗読をさせていただきました。
 教育部長にお聞きいたします。嘆願書を出した後、学校やPTAの声が部長のところにも届いてきたと思いますが、この件について、どのように対応れましたか。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 今、嘆願書の朗読をしていただきましたけれども、嘆願書につきましては、平成22年、昨年の9月13日付で、これは千葉県知事あてでございます。その1つの窓口として、教育委員会が承りまして、教育部といたしまして、児童の14名が使っておるという実態から、通学路ということから、危険であるという認識を当然持っておりましたので、早速、嘆願書の内容を確認した上で、市の土木課と打ち合わせをしまして、山武地域整備センターと協議いたしました。しかしながら、思ったような成果が得られませんでした。それが状況でございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) そこで、この嘆願書が出たときに、担当部長として、常任委員会にも、議会にも報告がなかったんですが、その理由をお聞かせください。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 今、申し上げたように、これは県道でございまして、通学路ということで、よく御質問を受けるんですけれども、私の解釈で言えば、通学路は、国道もございますし、県道もございます。市道もございます。私道もありまして、それぞれ所管する管理者がいるわけでございまして、教育委員会としましては、その関係機関への橋渡しをしながら、その対応をしているというのが実態でございます。そういったことから、特段、協議させていただきませんでした。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 私は担当の常任委員会です。やっぱりこういうことは、子供たちの命が危険にさらされている通学路、そういう危険な箇所で、ましてや、千葉県知事に嘆願書を出したということなんですが、報告、ぜひこういうことはしてほしかったなと。地域の人から聞く前に、担当部のほうから報告をいただければ。また、やっぱり、議会も全員もそうだと思います。地域でどういうことが起きているのか、非常に重要なことだと思います。今後は、ぜひ報告をいただきたいと思います。
 また、1年前にも盗難事件があって、そのときも意識改革、危機管理に努めるという報告がありました。それから、まだ1年余りです。やっぱり教訓がまだ生かされていないのかなと感じました。また、この件につきましては、この後に出てきます、危機管理、意識改革にもかかわりますので、また後で質問をさせていただきます。
 次に、市長にお聞きいたします。今、嘆願書が出て、前々から子供たちも危ないというお話をさせていただきました。子供たち自身が、毎日、命の危険にさらされている現実もございます。また、子を持つ親の気持ちも非常に重いものがあると思います。今後、この嘆願しました歩道橋、また、その整備について、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長、御登壇願います。


◯市長(椎名千収君) 小川一馬議員から、通学路の安全確保についての御質問をいただいてございますが、その中に危機管理の問題、常任委員会の報告というお話をいただいております。それはそれとして承りますが、御質問をいただいている趣旨、私どもとして、この問題を把握した中で、担当部としては、管理者であります県の土木事務所と、そういった面で、すぐにこの問題について話をしておるとお答えをさせていただきました。
 今、御報告がなされてないということに関しましてでございます。これは地域の問題として、議会の皆様方も、こういったことがあってという事実を十分おつかみになっていると思います。ですから、すべて一つ一つ報告がないということについて、今、おしかりを受けておりますけれども、これは独自の調査で十分把握できることだと、私は考えてございます。
 私どもは、この問題につきまして、先般、県のほうへ陳情をいたしました。その中で、小川議員から、この木戸川架橋につきまして御質問をたびたびいただいてございますので、この木戸川架橋につきまして、特に新たな架橋の問題でございましたが、木戸川における人身事故についても、県の部長に1つの事例として申し上げ、改善をお願いいたしました。
 今日はまた議会におきまして、新たにこの問題を、嘆願書の内容、子供たちの作文という形で問題提起をいただきましたので、これはこれとして、新たにまた私どもとしても、県当局のほうに強い要請をしていきたいと考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川一馬議員。


◯5番(小川一馬君) 先ほど、関連の部署と連携して、県に要望されたということで、県との内容についてお聞かせいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 私が今申し上げました部分につきましては、私のほうで言ったことということでございますので、これは飯岡一宮線の早期工事着工についての要望活動の中で、この問題を取り上げさせていただいたということでございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 都市建設部長にお聞きしたいと思います。直接行かれたのは、都市建設部でよろしいんですか。


◯議長(大塚重忠君) 都市建設部長。


◯都市建設部長(猪野文夫君) 出席したのは、私ではなく、市長みずから出席いたしました。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) その後、県から、回答が来ていましたら、お聞かせいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 都市建設部長。


◯都市建設部長(猪野文夫君) ただいま市長が要望を行ったというのは、あくまでも飯岡一宮線のバイパスの架橋ということです。そのときには、県の整備部長のほうから、やはり私が今までいろいろ言っていましたとおり、買収にいろいろ困難を要する。しかしながら、事業については推進していきますという答弁があったように聞いております。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 同じ場所に、橋がダブって、今、説明があったと思うんですが、市長、もう一度確認なんですが、私の今回の質問の趣旨は、緑海橋のわきに通学路、今ある橋を整備するのではなくて、そこのわきに通学路用または歩道としてのものができないのか、それについて市長の思いをお聞かせいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 今、木戸川の架橋に関して、議員がこれまでお力を入れて御質問をいただきましたのは、木戸川の現在の架橋の下に、新たに産業道路、早く架橋をするようにということで、これについて陳情を重ねました。その中で、現在ありますところの木戸川橋は非常に危険であるということで、こういった問題も起こっている。したがいまして、早期に危険回避の面からも、架橋、新しい橋をかけてくれないかという形の要望をさせていただいたところでございます。
 ただ、今日御質問をいただいておりますように、そちらの橋のことはまず置いておいて、現在の木戸川架橋の歩道部分だけでも、新たに改修することを優先するということになりますと、これはこれとして、重点を少し移して、こちらの問題にまずとりかからなければいけないのかなと。その場合には、両方お願いしますというのは、なかなか難しい話でございますので、歩道橋をまず設置をするということに主眼を置いて、今日の御質問は、新たにもう一度作戦を練り直さなければいけないと思います。
 ですから、そういう方向で、今、御質問をいただいているのだろうと思います。どちらかといいますと、今まで新しい橋をかけることについての御要望について、御質問をいただいていましたので、そちらに力を入れてまいりましたけれども、この歩道橋のほうについてどうするかという問題に限って考えていくということを、もう一度計画し直す必要があると考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 都市建設部長。


◯都市建設部長(猪野文夫君) 今、御質問の緑海橋の歩道の設置の件につきましては、私どものほうから、平成23年度に、県単で交通安全対策事業としてやってほしいという要望書は提出してございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) ありがとうございます。
 今、市長答弁をいただきましたが、今まで質問をしていたのは、飯岡一宮線のバイパスの橋をかけるということで、これも1日も早く実現をしてほしいなと思っております。これは変わりません。
 ただ、昨年の嘆願書を私も耳にしまして、バイパスの今まで要望してきた橋は、計画ができてから三十数年たっております。これから実現するのに、あと何年かかるんだろう。また、今回、嘆願書が出たのは、今、毎日、子供たちも地元の人もいろいろな方が橋を通っています。今、危険という状況であります。それを考えたときにやっぱり、先に現在の緑海橋に何とか歩道橋ができないものなのか。
 できることならば、県と今後、協議をしていただき、また、地元の地区の皆様にも、私は話を聞きましたら、町時代から、要望をしていた。そういう地域の思いも伝わってきました。そういった話を聞いた中で、来年度、今、担当部長のほうから、県のほうに要望していただけるということでございます。
 また、市長のほうに、今までの飯岡一宮線のバイパスの橋をかけるものも、引き続いてお願いもしていただきたいのですが、また、これは通学路ということで、別な面から、もし可能でありましたら、実現できるように、御努力、御協力をいただければと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 質問をさせていただきたいと思います。
 確認の意味で御質問をさせていただきたいと思いますが、今、木戸川の架橋の問題があります。従来、新しい橋をかけるということに重点を置いて、御質問をいただきましたし、私どもも県のほうにそういったことを中心にやってまいりました。
 今回の通学路の問題も、どちらかといいますと、こういう問題もあるので、新しい橋を早くかけてくれというお願いの仕方をしてまいりました。通学路を実際に心配している教育委員会といたしますと、それはそれとして、また別問題としてあります。両方をやってないということではございませんけれども、両方とも県事業としてやっていただきますので、優先的にどちらに力を入れようかということを考えていかなければ、県のほうが、議会と私が一緒になってお願いするのに、分散してしまいます。
 今日、御質問をいただいている中で、新しい橋も早くお願いしますということは、もちろんつけ加えるとしても、それよりも、何よりも、まず現在ある橋の歩道橋を何とかしてくれということを優先して、県のほうへ要望活動をしようかということで、御質問をいただいていると理解をしてよろしいかということでございますが、いかがでございましょうか。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 私の意見として、同僚議員の方に、私の質問終了後、相談をさせていただいて、今、市長から質問がありました、2つの橋の工事が現実にありますので、そのどちらかを……。私個人としては、別々に考えていただきたいと思います。
 以上です。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) もう一度、よろしゅうございますでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) はい。


◯市長(椎名千収君) もちろん、両方とも大事なことであると承知をしております。ただ、県事業として進めていただくように、強い要望をしていく場合には、やはり集中して、どちらかをお願いしたいとやっていくほうがいいだろうということで、御質問をさせていただいておりますが、新たにこういう通学路の問題が生じたという御質問をいただいていますので、こちらに力をいれて、木戸川架橋問題をまずやろうかという理解でよろしいでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 地元の地域の方からすれば、両方、どっちも必要と。必要度は両方あると思います。これから執行部のほうでも、私は、両方、どちらも重要と考えておりますので、これからそれを踏まえて検討していただきたいと思います。これは検討していただきたいという要望を一応させていただきます。


◯議長(大塚重忠君) よろしいですか。
 では、質問を続けてください。


◯5番(小川一馬君) 次に入らせていただきます。通学路の件は、あと1点、確認をさせていただきたいと思います。
 緑海橋の周辺の地区の方々も、非常に関心を持っております。危険だということも、十分みんな認識もしておりますし、歩道を造っていただきたいという強い思いがあります。
 担当として、地区のほうに理解をいただくまで、説明会のような形をとっていただければと思いますが、お聞かせいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 都市建設部長。


◯都市建設部長(猪野文夫君) 地域への説明会ということでございます。事業主体がやはり県ということで、私どもが行って、いろいろお話を聞いても、結局はそれを県に伝えるだけとなってしまいますので、形としては、地元の方々で、集まりみたいなそういう会を作っていただいて、そこに私どもが参加をしていくという形のほうがよろしいのではないかと思っております。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) よろしくお願いしたいと思います。
 次に、移らせていただきます。地域振興の推進についてお聞きいたします。
 今、市民の多くが将来に不安を抱えています。自然災害や政治経済の影響を受け、地域の産業も元気がない状況であります。合併後の行政に対する不公平感を感じる市民や高齢者も少なくないと思います。議会と行政と市民が、今こそ一丸になって改革し、行動に移さなければ、また、やらなければ、地域の発展は望めないと私は考えております。そのためにも、議会が変わり、実行し、行政の方々にも意識改革、危機管理をも進めていただきたいと思います。
 旧4町村それぞれの地区に、調理室があると思います。蓮沼地区の調理室は、中央会館の2階にあります。現在、調理室の給湯器が2年前から故障し、いまだに修理がされず、また、調理室の前にあります女子トイレは、故障につき、1階のトイレを使用してくださいと張り紙がしてある状況です。2年もの間、こういう状況が続いておるそうです。私もつい最近、話を聞きまして、現地を見てきました。
 また、先般、今月12日、歴史民俗資料館友の会の役員会の会議の席で、3年後の2014年、伊藤左千夫、生誕150周年になるという話を聞きました。せっかく郷土が生んだ偉人の150年でございます。地域・まちおこしなどに、いろいろ使えると思います。せんだっての事業計画の中にも載っておりませんでした。
 伊藤左千夫、生誕150年は、まちおこしなどを、広くPRするチャンスなのかと考えております。ぜひ進めていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) うかつなことに、3年後がそういった年に当たるということについて考えが及びませんでした。伊藤左千夫という日本の文学においても、大変重要な地位を占める郷土の文化人を顕彰するという意味でも、それがまたまちおこしにつながる方向だろうという御提案を非常にありがたく受けとめさせていただきたいと思います。
 まだ少し時間があるようでございますので、具体的にいろいろ御相談を申し上げながら、地域の1つのイベントになればいいなとも考えます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 地元、成東、また合併した山武市の本当に歴史に残る方だと、私も思います。まず、市民の方に広くPRをしていただき、3年後と言わず、今年からでも、いろいろな活動ができると思います。ぜひ担当の皆さんと相談していただき、進めていただければと思います。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 貴重な御意見と承っております。計画を立ててまいります。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 部長、さっきの調理室の件は、確認を。


◯議長(大塚重忠君) 教育部長。


◯教育部長(伊藤博章君) 先ほど、蓮沼の中央公民館の故障している2カ所についての御指摘をいただきました。甚だ申しわけなかったんですが、私はまだ確認もしてない状態でございます。この問題については、大分前から庁議等で、方向については話し合ってございます。基本的にはあるものですから、直すということで、費用対効果の問題で、本当に大きくかかった場合については、また考えるところもあるかと思いますけれども、速やかに見直します。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 予算もかかることだと思います。決して大きな給湯器でなくてもいいのかなと思います。ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 次に入ります。先日の国勢調査の速報がございました。人口減少の数の多い市町村の中で、我が市は3番目に多い、2,938人と発表されました。山武市も、人口減、少子高齢化が非常に危惧されております。
 観光庁のデータによりますと、1人の1年間の消費額は約124万円だそうです。2,938人に換算しますと、36億4,312万円になります。また、地域や周辺への経済効果のかかわりも、とても大きいのがわかります。観光庁のデータですので、国内旅行宿泊旅行者に換算すると、2,938人に当てはめますと、宿泊客に換算すると、7万512人という数字になります。また、日帰りの旅行者に換算しますと、23万2,101人になるそうです。
 このように、人口の減がもたらす影響は、改めて非常に大きいのだなと感じたところでございます。
 少子高齢化または人口減については、市としては、なかなかブレーキがきかない状況だと思います。自然現象、いろいろな理由で減少が起こっているわけで、それによって、地域経済また地域の影響はあると思います。そこで、そこにかわるものは、人口が減った分だけ、同じく増えれば、一番たやすいことだと思うんですが、それは不可能だと思います。
 そこで、1つ提案をしたいんですが、ここに先ほど言いましたように、外からの流動人口を増やしていくのも1つの政策ではないか、また、期待ができるのではないかと思いますが、そのあたりのお考えをお聞かせいただければと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) おっしゃるとおりだと思います。人口減少の統計が出ましたけれども、千葉県の太平洋沿岸地域すべて減少、山武郡内におきましても、大網白里町が少し増加をして、東金市が本当にわずか。それぞれ要因として考えられますのは、社会的な流入だと思います。東金市の場合は、学校があるということが1つありますが、大網白里町の場合は、東京の通勤圏に完全に入りましたし、何代か前の町長の時代に打ち出しました団地構想が、住宅地としての役割を果たしてきたと思います。
 ですから、施策が少し功を奏したのが、もう20年、30年後になってくる。つまり、一朝一夕に人口増加策は難しいんだと思いますが、あとは日本のあちこちで、離島でもIターンを目指して、施策を打っているところもありますから、必ずしも策はないということではないと思っています。
 基本的には自然減は、これからも続くと見なければなりません。おっしゃるように、人口を増やすということになりますと、社会的な流入を促進するということに尽きると思います。
 今日、議員からも御提案をいただきましたが、子育て支援をいかに打ち出して、若い方に子育てのために住んでいただければ、これは社会的な流入プラス自然増ということになりますから、活力も出てくると思いますので、おっしゃるように、社会的な流入をどのように誘導していくかということに主眼を置かなければいけないということは考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) そこで、担当部長、経済環境部長にお聞きしたいと思います。
 先般示されました将来の計画、事業の中でも、地域振興、または、特に観光振興についての例えば目標数値も、私から見たら、もっともっと高くしてもいいのかなと、また、高くするための計画を作っていただければ、そこに近づいていけるのか。
 今、地域振興につきましては、周りの地域でも、例えば、芝山町は、空港周辺にまた道の駅を新しく建設するという情報も聞いております。どこの地区も、やっぱり地域の地産地消にもなります。また、地域産業、地域振興にもつながると思います。
 担当部長の今後の山武市の中での地域振興についての考え方、または、目標設定をもっと上げていただきたい、そのためには、いろいろな取り組みがあると思いますが、お考えをお聞かせいただければと思います。


◯議長(大塚重忠君) 経済環境部長。


◯経済環境部長(戸村 利君) ただいま、地域振興、特に観光振興についての御質問をいただきましたけれども、目標数値の設定につきましては、できるだけ実現可能な数値を考えております。過度な、余り大きな目標を設定しても、なかなか到達は難しいのではなかろうかということで考えております。
 地域振興の中なんですが、現在は、市の予算編成の中での身の丈予算、施策枠予算という形で動いております。地域振興をあずかる私の立場とすれば、その中での施策の振興ということになりますので、できるだけソフト事業を重点的に進めたいということで、例えば、観光関係につきましても、よそからの予算をいただけるものであれば、積極的に獲得してまいります。その中で、現在は、魅力あるふるさと観光ガイドということで、ここ3年間、国からの100%の予算をいただいて、職員2名を雇った中で、事業展開をしております。
 議員御存じかと思いますけれども、その中から生まれてきて、千葉県の補助事業をさらに使っていただきまして、今回からは九十九里地域広域で、九十九里感動ツアーということで、こちらから会津に行きます。これは観光バスで行きます。そうしたら、向こうで、スキーとか、温泉等をめぐっていただいて、今度は逆にそのバスがあきますので、逆に向こうからこちらに観光客を呼んでいただいて、山武郡市の中を観光していただいて、1泊して帰ります。帰ったならば、そのバスで、こちらから行った観光客を乗せて帰ってくる。今までにない発想、そういうものを提案していただいて、こういう形で、実際進めています。
 次週になりますと、今度は、こちらは山武市の観光協会が中心になっておりますけれども、こちらも千葉県の補助事業をいただいて、宿泊滞在型観光推進事業ということで、モニターツアーを1泊2日で3市内をめぐっていただいてやる。そういう新しい事業展開ということで、一つ一つ着実に進めていくと考えております。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 私が言わんとするというか、私の思いは、もっと広く観光または地域振興をとらえていただいて、外からどのようにここへ来ていただくか、経済効果をそれでどれだけ生めるか。ソフトも大事だと思いますが、これからは地域にどれだけの人を呼び込んで、この地域を元気にできるか、魅力ある地域にできるか、そういう目標を持って、計画を持って進めていただきたいんです。
 ですから、担当の皆様には、日ごろは本当に頑張っていただいているんですが、また、もっと違う角度で、今ある施設をもっと有効活用するものもあるでしょう。例えば、議会でも、たびたび質問を質していますが、道の駅は、山武市の観光の拠点という位置づけもいただいております。例えば、そういったところの道の駅の整備は必要か。担当部長として、まず、そのあたりのお考えをお聞かせいただければと思います。


◯議長(大塚重忠君) 経済環境部長。


◯経済環境部長(戸村 利君) 道の駅につきましては、現在、オライはすぬま企業組合の皆様の努力で、山武市のにぎわいを演出していただいていると私は思います。
 しかしながら、今のこの状況ですぐに投資という考え方は、厳しい状況にあるのではなかろうかなという考えをしております。
 先ほどからも私は申し上げておりますけれども、できるだけソフト事業を充実したいということで、今回は公共施設の有効活用の1つとして、旧蓮沼給食センターを、地域ブランド創造事業展開の施設として、また、今まで休止しておりました、はすぬま味工房の売店を再開し、道の駅周辺のにぎわいに寄与していくということで進めております。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) ありがとうございます。引き続いて、よろしくお願いしたいと思います。
 再度確認なんですが、私はやっぱり海岸地域だけではなく、山武市のすべての地域に外から流動人口が増えるような、そういった山武市としての魅力作りといいますか、集客する求心力といいますか、そういうものを、これから作っていかなければ、なかなか目標には向かっていけないと思います。
 さっきの人口減に対して、それに補えるだけの流動人口を引っ張ってくる、来ていただく。そういう視点で、人口が減っている分を流動人口でカバーする。カバーするとしたら、先ほども私は数字を言いましたけれども、それだけの外から人に来ていただけなければ、カバーができないと思います。ぜひ、そういう効果が出るような施策をお願いしたいと思います。もちろん、我々も協力をさせていただきます。もう一度、その思いが伝わったかどうか、よろしくお願いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) 小川議員の観光に対する御熱意に敬意を表します。熱意は伝わってございます。
 まず、人口減から御質問を起こされて、今回、一般質問をいただきましたが、山武市の基本的なまちづくりの考え方として、私としては、そこに暮らす方々が幸せに感じられるようなまちづくりを目指していかなければいけないということを基本に置いて、総合計画、その他を作っていただいてございます。
 このことは、例えば、観光の問題一つを考えましても、観光客に来ていただく場合には、そこに観光の資源というものがなければなりませんが、昨今、観光資源は必ずしも富士山であったりという必要はなく、その今あるものすべて観光の資源になり得るという考え方がございます。
 しかしながら、例えば、テレビで外国のさまざまな観光地の場面が出てまいりますが、必ずそこには古い町並みがありますとか、その地域の方々の暮らしというものが出てまいります。大切なことは、自分たちがそこに暮らすことが幸せであり、誇りを持てる地域が造れれば、恐らくそれは観光資源になっていくのだろう。
 したがいまして、転入してくる方も増えるでありましょうし、お尋ねの流動的な観光客においでいただいて、流入人口も増えるという、そこに経済効果も出てくるだろうと思います。これは小手先だけのものではすぐにまただめになってしまうと思って、まず、地域造りというのは、自分たちの郷土がまずどこに向かっても、外に向かって誇りの持てる郷土造りがなされることが、基本的には一番大事なんだろうと、私としては考えてございます。
 これが、まず基本的な考え方でありますので、そういったところから、例えばおもてなしという言葉遣い一つにとりましても、おもてなしというのは、来た方に商売向けの笑顔を向けて、あいさつをするということではなく、本当に気持ちよく、人間的にお迎えできるかという、そういった心が通じる地域には、必ずこれから観光客は来ていただけると、そういうふうに考えてございます。
 そういった基本的なものをとらえた中で、まちづくりは観光にもつながっていくと考えてございますので、すべての施策が観光に重点を置くということと、まちづくりは同じものになっていかなければいけないと考えてございます。
 御質問をいただいております道の駅にしましても、地域の生活の拠点という意味合いも持って、地域造りがなされていくんだろうと思いますし、今考えておりますコミュニティ造りの中でも、そういった地域の方々に愛される施設が、恐らく観光をいただく方を呼び込む施設にもなり得るだろう。そういう考え方をとることが、まちづくりにとって、今、重要ではないかと考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) 私の考えているところと、若干違いがあるのかなと。私は、逆に観光という言葉を使うと、考え方が狭くなってくるような感じがします。
 地域振興をするために、いかに山武市に流動人口を増やすか、それによって、いろいろな地域のところに、お金が落ちてくると思うんです。車で来れば、当然、油も必要になります。お昼に来れば、食事をとるところも必要になります。せっかく来たから、土地のものをお土産にほしいなと、ここでいろいろな経済が発生すると思うんです。例えば、東京にしても、北海道にしても、やっぱりみんな外からのお客さんに来てもらう。要は、流動人口を増やして、そこに町ができて、経済が生まれていると私は考えます。
 そういった中で、山武市でも、施策の中に、流動人口を増やすと、それで、ある意味、一つのまちおこしにつながると、また、地域振興にもつながると思いますので、これを将来に向けて、重要な位置づけになってくるのかなと考えます。
 今までの合併して5年の中で、観光振興について、観光という言葉になると、限られたところになってしまうので、流動人口を増やすとか、違った角度から施策の中に取り込んでいっていただきたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 市長。


◯市長(椎名千収君) それほど違っているのではないだろうと思っています。観光客をどうやって呼び込んでしまおうかということではなく、こちらの地域に来ていただく方々に、流動人口を増やすということは、要するに、満足をいただける地域にならなければいけないということだと思います。しからば、どのようにして流動人口を増やすかということについて、具体的なものが見えてないというお話なんだと思います。
 私が申し上げておりますのは、かなりまちづくりそのものが、そういった魅力のあるまちづくり、地域造り、あるいは、山武市民造りかもしれません。そういう総合的なものを目指しませんと、将来にわたって、この地域が長続きするといいますか、安定的に発展していく、あるいは、衰退を防げるという地域は造れないと考えますので、これは私ども行政、もちろん議会と御一緒なんでございますけれども、議会も含めた行政、民間の活力、市民の皆様方、力を合わせて取り組んでいかなければいけない問題だろう。行政だけでは、とてもできないと考えてございます。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) ありがとうございました。
 私も、その点については同じでございます。これから、やっぱり地域の活力が出るように、行政には側面から、また後ろからバックアップしてもらうというスタンスで、これから地元の方々と進めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、質問、2項目、遊休地と資源の活用については、昨日も質問に出ておりましたので、飛ばさせていただきます。
 経済環境部長、もう一度お願いをしたいんですが、山武市にはたくさんの魅力、または、いろいろな資源がたくさんございます。こういう今ある資源を、もう一度見直すのは当然なんですが、見直して、また、地元の地域の力と一緒になって、行政の方にも、皆さんにも、バックアップ、御協力をいただきたいと思います。いかがでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 経済環境部長。


◯経済環境部長(戸村 利君) 今、議員がおっしゃるように、地域の方々と一緒に携わって、進めていきたいと私も考えておりますし、現在、その方向で進めております。


◯議長(大塚重忠君) 小川議員。


◯5番(小川一馬君) よろしくお願いいたします。
 私も微力ですが、地域の方々と協力をして、また力を合わせて、いろいろなアイデアをいただいて、まず、地域から立ち上がって、行政のほうに応援していただけるような、今後そういった活動を一歩一歩していきたいと思いますので、これからもどうぞ山武市の発展のために、御協力のほう、また、御指導のほうをよろしくお願いをいたしまして、今期最後の質問とさせていただきます。ありがとうございました。


◯議長(大塚重忠君) 以上で、山政研、小川一馬議員の個人質問を終わります。
 ここで、暫時休憩いたします。再開は1時15分といたします。
             (休憩 午後 0時08分)
             (再開 午後 1時14分)


◯議長(大塚重忠君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、一般質問を行います。
 次に、山政研、井野敬一議員の質問を許します。
 井野議員、御登壇願います。


◯6番(井野敬一君) 6番、井野敬一でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
 質問内容は、市の史跡について。また、この史跡は真行寺、嶋戸、野堀、麻生新田地域の広くにわたっての史跡でございますので、よろしく御答弁のほどお願い申し上げます。
 今現在、山武市において、国指定の文化財2件、県指定文化財12件、市指定文化財83件がございます。今回私が質問する史跡には文化財の登録となっておりませんので、質問させていただきます。
 真行寺地区史跡の扱いについて質問いたします。真行寺地区の住民を中心に、今、真行寺廃寺周辺の史跡整備の要望がありますが、いまだ市の史跡指定もされていない状況にあるようです。ここでは史跡として、市の文化財指定状況と市の史跡公園化への意思の有無をお聞きしたいと思います。
 というのは、専門家の意見を聞きますと、真行寺廃寺周辺は、古代から中世の重要な遺跡が数多くあり、史跡公園化が望ましいということであり、一方、史跡指定されていない状況はどうしてなのかわからない、首をかしげるところであるということでございます。
 史跡の概要ですが、まず、真行寺廃寺は7世紀末、白鳳時代に創建された古代寺院であり、1980年代の調査で、金堂、講堂の建物跡が確認されていますが、東上総で最大規模とみなされています。
 また、これを継承した中世寺院、真行寺薬師堂にすぐれた仏像が伝来し、現在は歴史民俗資料館に寄託されていますが、銅造阿弥陀三尊像は千葉県の有形文化財にも指定されています。
 その他の仏像や寺の由緒を記した縁起も未指定ですが、文化財級の資料であるとされております。
 さらに、近年の調査で寺跡の北西に大規模な建物群が確認されていて、これは奈良時代の武射郡衙(郡衙とは、今で言えば、市役所のことでございます)の跡と考えられています。奈良時代の地方支配は役所と寺院を核に進められたとのことですが、その両者がセットで確認されることは、大変まれだそうです。これを史跡として指定しないのでは、市の見識が問われることとなりかねません。
 真行寺には、これだけではなく、周辺にこれらに先行する古墳時代の遺跡も数多く存在し、中には嶋戸境1号墳のように、当地方では貴重な銅鏡も出土した古墳もあります。
 さらに中世にさかのぼると思われる、通称、鎌倉街道という古道も残されています。詳しくは述べませんが、比較的狭い範囲に古墳時代、奈良時代、中世のさまざまな遺跡が集中するこの地区の歴史的・文化的な重要性をもっと市が認識すべきと思います。
 漏れ伺うところによると、千葉県教育委員会も、真行寺廃寺の史跡化については、重大な関心を持っているそうです。市として、これを放置するのは、いかがなものかと考えます。地元もおおむね史跡化、史跡公園化には前向きであると聞いております。
 史跡公園化が実現すれば、教育の面で活用できるのみならず、山武市のルーツを可視化して、市民に市への誇りを持ってもらうシンボルとなり得ると思います。さらに観光面での活用も期待できると思いますが、どのようにお考えでございますか。


◯議長(大塚重忠君) 教育長、御登壇願います。


◯教育長(金田重興君) 井野議員の御質問にお答えいたします。
 午前中も観光振興絡みのお話がありました。その地ならではのさまざま資源を活用して、まちおこしが全国で行われています。古代遺跡による手法も、有効な手段の1つかなと思います。
 そこで、当地の遺跡も他に引けをとらない一級のものであろうととらえております。お尋ねの文化財の御指定、史跡の公園化ですが、望ましいとはとらえております。しかし、一方で、指定や公園化には高いハードルがあり、大変難しいことですが、実現を構想するならば、真行寺廃寺、嶋戸東遺跡の全面発掘が実施されて、その後、遺跡の範囲の特定を行って、史跡の整備を実施していくことが望ましいと考えております。
 具体的には、遺構の一部復元、発掘遺物の保管施設、展示施設等の設置を行い、施設の活用を促すということが考えられます。
 以上です。


◯議長(大塚重忠君) 井野議員。


◯6番(井野敬一君) 史跡指定・整備には、指定範囲の確定、そして土地所有者の同意を得るなど、膨大な事務作業が必要とされます。これを教育委員会の文化財担当者1名にゆだねるというのは、いささか気の毒に思われます。市のサポート体制を固めて、プロジェクトチームを作り、史跡指定、史跡公園化を進めるべきと思いますが、その辺、市はいかがお考えでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 教育長。


◯教育長(金田重興君) お答えをいたします。たった1人の担当にゆだねるのは、なかなか実現が難しい。そのとおりだと思います。範囲の特定は、時間が大変かかりますし、指定すると、その土地は、作物などの耕作はもとより、建物等は建てることができなくなるために、土地所有者の理解と協力が必要となってまいります。
 膨大な事務量に対応するためには、人員の配置など、充実した体制づくりを図らなければならない、現実は難しいとまさにそのとおりです。
 さらに巨額の費用が懸念されます。公園化するには、市が土地を買い上げなくてはならなくもなりますし、国指定ですと、土地購入の計画書をもって申請する。そういう条件も示されると考えておりますので、大変厳しいものととらえております。


◯議長(大塚重忠君) 井野議員。


◯6番(井野敬一君) 森田健作千葉県知事が、これからの千葉の将来目指すべき政策に、観光立地千葉を訴えていましたので、千葉県でも一番古い歴史文化跡を残し、ふるさとの歴史文化を伝えることが大事と考えているとのことでありましたので、昨年9月上旬、山武市ゴールドクラブ真和会理事の倉田禎夫様より、知事あてにお手紙を差し上げたところ、御返事が参っております。これが、知事に倉田様があてた手紙の返事の写しでございます。
 このたび、知事へのお手紙をいただき、まことにありがとうございました。手紙の事柄について別紙のとおり、御返事をいたします。
 皆様の御意見を大切にし、夢と希望に満ちた、光り輝く元気な千葉を目指してまいりますとのことであります。
 また、教育庁教育振興部文化財課からもお答えをいただきました。
 嶋戸東遺跡につきましては、平成9年から平成18年度まで発掘調査を実施しており、平成20年度には調査結果を総括した報告書を作成したところです。その中で、当遺跡が上総の国武射郡衙跡として位置づけられたことから、武射寺である真行寺廃寺とあわせて、山武市教育委員会とともに保存や活用について検討を行っている段階であるとのことであります。
 我々山武市としても、歴史文化財として、国(文化庁)、県(文化財課)にお願いして、歴史文化の山武市として全国に示そうではありませんか。いかがお考えでしょうか。


◯議長(大塚重忠君) 教育長。


◯教育長(金田重興君) 現在、千葉県教育委員会と文化庁の間では、国指定に向けた調整を図ることで、協議をしております。郡の役所跡と、郡の寺がセットで確認できたことは、千葉県内では大変まれで、極めて重要であるということは認識をされております。
 しかるに、市の指定というよりも、県指定、さらに国指定へと向けた重要な遺跡でありますので、国指定に向けた検討委員会組織を立ち上げて、取り組みを行っていくことがベストであると考えます。
 既に、昨年、市教委は12月中旬に、県に働きかけを行いました。下旬には、県の担当者による現地視察も行われたところでございます。


◯議長(大塚重忠君) 井野議員。


◯6番(井野敬一君) 続きまして、真行寺廃寺跡の経過及び嶋戸東遺跡について詳しく御説明をお願いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 教育長。


◯教育長(金田重興君) まず、その成果ですが、真行寺廃寺跡は、昭和56年に早稲田大学の調査、昭和58年に千葉県文化財センター、現在の千葉県教育振興財団によって、金堂施設や講堂施設などが確認をされ、武射寺、名器の墨書土器を初め、幾つかのお寺関係の墨書土器が発見されております。この土器から、白鳳期の末、7世紀末から奈良時代の初期、8世紀初頭にかけての創建と想定されております。
 嶋戸東遺跡は、千葉県教育委員会において、県内の郡衙遺跡の状況を説明することを目的とした調査を、平成7年から17年度まで、国庫事業として、9回の調査を行いました。その成果は郡衙範囲が、およそ東西5町、南北4町ほどの広大な範囲が想定され、古墳を避けて、区画の溝がめぐっていることが判明いたしました。
 建物跡では、前期、7世紀末ころですが、このころに行政の跡、役所です。中期、8世紀後半ですが、建物跡、これは官僚の館や郡衙の館です。後期、地下式坑、米などの倉庫などですが、発見をされて、郡域を統治するための中心的な建物であったことが推察をされております。
 次に、その後の対応という御質問ですが、地元には、現状保存の協力をいただいております。真行寺廃寺の金堂跡は、盛り土をした上に植木を植え、それ以外は畑として耕作をしておる土地もございます。
 また、昨年、地元から説明看板設置の要望がありました。県と地元への協議を終了して、今月中に取りつけを行います。
 また、議員もごらんいただいたと思いますが、歴史民俗資料館では、今年度、市民への周知として、企画展示をのぎくプラザで、また、市の広報紙で関連記事の掲載も行いました。今後も文化財の重要性を周知するために、講演、展示等を充実していきたいと考えております。


◯議長(大塚重忠君) 井野議員。


◯6番(井野敬一君) 真行寺地域真和会も何度か史跡の見学や、国、文化庁に相談に行っているみたいでございます。山武市と県、文化庁との話し合う機会を早く作ろうではありませんか。市長並びに教育長の御見解をお願いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 教育長。


◯教育長(金田重興君) 御提案をいただきました。ありがとうございます。
 今議会において、国、県への御提案をいただいたことは、市の文化財振興に対して、大変心強いものと受けとめさせていただきます。
 一級の史跡であるにもかかわらず、まだまだ少数の方にしか知られていない、関心が寄せられていないというのは、大変残念なことです。御提案の趣旨を実現するためにも、まずは、広く市民に知っていただき、保存・活用に向けた声を大きくすることが、今、市のやるべきことの1つと考えております。
 行政と市民がともに手を携えて、郷土の歴史遺産を守っていくことが、山武市の発展につながると考えております。今後ともよろしくお願いいたします。


◯議長(大塚重忠君) 市長、御登壇願います。


◯市長(椎名千収君) 井野議員から、真行寺の遺跡についての議会での御質問をいただきました。ありがとうございました。
 私も、この地域は月に何度も通る場所でありますし、自分で車をとめて、付近を歩いてみたこともあるんですが、現実的に御案内をしてくださる方がいないと、全くわからないというところでございます。
 そういう意味で、正直申し上げて、恐らく市民の皆様方が、ここに一級の遺跡が眠っているということはわからない状況にありますので、今議会でお取り上げいただきましたことを機会にして、一歩前進できればと考えております。
 ありがとうございました。


◯議長(大塚重忠君) 井野議員。


◯6番(井野敬一君) 別な話になりますが、今現在、作田川が、全面的に改修が終わりました。昔からかかっていた橋がございますが、橋のあった地域に、教育委員会として、このところには、こういう橋があったという標柱並びに看板の設置をお願いしたいと思いますが、教育委員会の見解をお聞きできますか。


◯議長(大塚重忠君) 教育長。


◯教育長(金田重興君) 突然の御提案で、全く答弁を用意しておりません。提案を今回聞かせていただいたということで、今後、検討してまいりたいと思います。


◯議長(大塚重忠君) 井野議員。


◯6番(井野敬一君) ひとつ、文化財指定に、市民挙げてやっていきたいと私どもも思っておりますので、執行部の協力もぜひお願いしたいと思います。
 以上で質問を終わりにいたします。ありがとうございました。


◯議長(大塚重忠君) 以上で、山政研、井野敬一議員の個人質問を終わります。
 以上で、予定した一般質問はすべて終了いたしました。
 次の会議は、3月1日定刻までに御参集願います。
 本日は、これにて散会いたします。御苦労さまでございました。
              午後 1時37分 散会