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千葉県 匝瑳市

平成22年  9月 定例会 09月16日−05号




平成22年  9月 定例会 − 09月16日−05号







平成22年  9月 定例会



          匝瑳市議会平成22年9月定例会議事日程(第14日)

                      9月16日(木曜日)午前10時開議

1 開議

2 一般質問

   2番 日色昭浩君

  15番 田村明美君

  24番 大木傳一郎君

3 散会

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出席議員(22名)

     議長  佐瀬公夫君      副議長  浅野勝義君

     1番  行木光一君       2番  日色昭浩君

     3番  川口健男君       5番  武田光由君

     6番  越川竹晴君       7番  小川博之君

     8番  石田加代君      10番  栗田剛一君

    11番  川口明和君      12番  椎名嘉寛君

    13番  江波戸友美君(早退) 15番  田村明美君

    17番  浪川茂夫君      18番  林 芙士夫君(早退)

    19番  佐藤浩巳君      20番  山崎 剛君(早退)

    21番  佐藤正雄君      22番  岩井孝寛君

    23番  林 日出男君     24番  大木傳一郎君

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欠席議員(1名)

    14番  苅谷進一君

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事務局職員出席者

 事務局長        岩梅和巳    主幹          大木昭男

 主査補         林 朝美

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地方自治法第121条の規定による出席者

 市長          太田安規君   副市長         鈴木一郎君

 会計管理者       林 明敏君   秘書課長        小林正幸君

 企画課長        木内成幸君   総務課長        角田道治君

 財政課長        宇野健一君   税務課長        島田省悟君

 市民課長        大木公男君   環境生活課長      岩橋光男君

 健康管理課長      椿 隆夫君   産業振興課長      鈴木康伸君

 都市整備課長      茅森 茂君   建設課長        野澤英一君

 福祉課長        鎌形廣行君   高齢者支援課長     柏熊明典君

 市民病院事務局長    秋山賢明君   教育委員会委員長    池田竹四君

 教育委員会教育長    江波戸 寛君  教育委員会学校教育課長 梶山定一君

 教育委員会生涯学習課長 熱田康雄君   農業委員会事務局長   太田忠治君



△開議の宣告(午前10時00分)



○議長(佐瀬公夫君) おはようございます。

 これより、去る9月15日の本会議散会前に引き続きまして本日の会議を開きます。

 なお、本日ただいまの出席議員数は22名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

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△一般質問



○議長(佐瀬公夫君) 日程第1、9月15日に引き続きまして一般質問を行います。

 それでは、通告により順次質問を許します。

 初めに、日色昭浩君の登壇を求めます。

 日色昭浩君。

     〔2番日色昭浩君登壇〕



◆2番(日色昭浩君) おはようございます。日本共産党の日色昭浩でございます。

 猛暑のピークも過ぎて、さわやかな季節に入ってまいりました。一般質問は60分という時間制限がございます。60分の中で、きょうのような季節に合わせて秋風のようなさわやかな一般質問を行いたいと思います。答弁者の方は、ストレートに、手短に答弁をお願いいたします。

 それでは、質問通告に従いまして、7項目について質問させていただきます。

 まず1点目、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。

 私ども日本共産党は、7月から8月にかけて、匝瑳市の全市民を対象にして、市政に関するアンケート調査を実施いたしました。このアンケートに寄せられた市民の意向を来年度予算に反映していただきたいと考えるものであります。まだ集約の途中ですが、現在、431名の方から回答が寄せられました。

 アンケートで国保税の増税について市民に質問しました。回答の内容は、無回答の方が16名、わからないという方が19名いました。国保税の増税を賛成という方が2名おりました。増税も仕方がない、そういうふうに答えた方が76名いました。仕方がないという答えは全体の17.6%でした。増税に反対という方は317名、全体の73.55%もいました。実際に支払うのが大変、増税しないでほしい、そういう市民が圧倒的に多いという結果が出されました。実際に、市が作成した市税収納率の推移等を見ても、5万円未満の滞納という人が1,014件と一番多くなっています。収入もなく支払うのが大変なんです。

 国保税の増税の原因は、国の財政支出が大幅に減らされたことにあります。国に対して減らした補助金をもとに戻せと要求していくことが大事ですが、現実問題として、国保税の支払いに困っている市民を助けなければなりません。そのためには、市が国保会計に財政支援を行うことが必要ではないでしょうか。厚生労働省の調査によりますと、千葉県内の市町村が行った国保会計に対する財政支援の額は、千葉県の平均で加入者1人当たり1万905円です。匝瑳市においても、千葉県平均の財政支援を行えば、国保加入者1人1万円の引き下げが可能になります。

 来年度予算編成に当たって太田市長にお伺いしますが、国保会計への財政支援を実施するよう求めたいと思いますがいかがでしょうか、お答え願います。

 次に、第2点目です。のさか図書館の有効利用についてであります。

 昨年11月25日、のさか図書館がオープンしました。野栄総合支所を1億7,745万円をかけて改修したものです。のさか図書館は、児童書を重点的に配備しているわけですけれども、野田小学校、栄小学校の児童がどの程度利用しているのか各学校に調査をお願いしました。オープンしてから9カ月が経過しましたが、野田小学校は、生徒260人のうち、図書館を利用したことがないという生徒が20名いました。栄小学校では、189名の生徒のうち72名が利用していませんでした。全体の49.1%もの児童が全く利用していませんでした。栄小学校では、授業での図書館見学をこれまで全く行っていませんでした。

 一方、野田小学校では、2年生が授業で図書館見学をしています。また1年生は、家庭教育学級で親子で図書館を利用していました。さらに野田小学校では、朝の時間にボランティアのお母さんたちが読み聞かせも行っています。それなりに読書普及の努力はされておりますが、図書館を利用したことがないという児童をゼロにする取り組みをしていただきたいと考えますがいかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。

 質問の3点目、安全で豊かな学校給食の実現についてであります。

 私は、これから建設しようとしている4,000食の給食センターで、野栄給食センターが行っていたような手づくり給食、地産地消の実現には無理があるのではないかというふうに思っております。6月議会の答弁で、江波戸教育長は、できるという趣旨の答弁をしています。6月議会で教育長ができると言った手づくり給食、地産地消には、次のように条件をつけています。

 1つは、市当局が、設備や職員の体制を理解して整備をしていただくこと。

 2つ目には、給食センターの職員が手づくり給食の意義をしっかりと理解し、高い士気を持って取り組むこと。

 3つ目は、優秀な栄養士、有能な調理員の人材の確保。

 4つ目は、全市を挙げた地産地消の食材の供給体制の構築。

 きのうの苅谷議員の質問に対して、教育長は、充実した献立、地産地消、安全・安心の給食などと項目を挙げていますが、結局は、トータルとしては今後の研究課題と答えているように、何一つ具体的な回答はありませんでした。さらに学校教育課長は、同規模の学校給食センターを視察したと言っていますが、視察の結果どうだったのか全く説明していません。6月議会で教育長の掲げた4つの条件、この条件が満たされる、実現されるのか、これを教育長にお伺いしたいと思います。

 第4点目の質問です。

 市役所本庁舎の玄関前に駐車スペースがありますが、合併前は税の申告時期を除いて駐車できないということは余りなかったように思いますが、合併後は慢性的に駐車スペースがいっぱいで、周辺の道路に駐車するという状況が続いています。そこで提案ですが、この議会棟前の歩道のタイル部分を改修して駐車場スペースとしてはいかがでしょうか、お考えをお聞きしたいと思います。

 5点目の質問です。

 市の公共施設のバリアフリー化について6月議会で質問いたしまして、今回の補正予算で本庁舎の車いすトイレの設置や、ふれあいセンター玄関前の点字シートなど、幾つかの改善が予算に盛られています。しかし、肝心の議会棟入り口の段差解消のためのスロープについては、前の議会で検討するという答弁はありましたが、その方法は示されていません。市議会の動きを市民に広く知らせる意味でもバリアフリー化は急がれます。どのように対処されるつもりなのかお伺いいたします。

 6点目の質問です。

 子どもの医療費無料化についてお伺いします。

 太田市長は、8月から小学校3年までの子どもの医療費無料化を実施しました。このことについては、市長の決断に敬意を表するものであります。しかしながら、太田市長が選挙で公約した中学3年までの医療費無料化から見ればほど遠いものです。香取市長は12月から小学校6年までの子どもの医療費を無料化にすることを決断しました。横芝光町では中学3年まで無料になります。未来を担う子どもは国の宝です。子どもの健やかな成長を助けるため、病気になったときにはためらわずに医療機関に行くことができる。その保障として中学3年までの医療費無料化の早期実現を願うものです。市長のお考えをお伺いいたします。

 最後の質問ですが、7点目です。

 昨年の3月11日、豊栄地区木積の藤箕製作技術が国の重要無形文化財に指定されました。保護団体として木積箕づくり保存会が認定されています。箕づくりは、もともと農家の内職的な仕事だったのでしょうから地味なものです。同じ無形文化財でもおはやしやお祭りと違って発表の場が少ない。同時に需要の減少もあって、後継者がいないという状況をつくり出しています。今回補正予算に保存事業補助金として7万円が計上されています。地元では十数年前から藤祭りを開催するなど、それなりにPR活動を行ってきました。7月からは、全部で9回の箕づくり教室を開催しています。この箕づくり教室は、材料代から指導料まで全部無料、地元の人たちの負担で実施しています。定員20名の教室で広報6月号で広く募集しましたが、市内の人は少なく、匝瑳市以外からの参加者が大分いるという状況です。これでは、後継者育成は大変困難と言わざるを得ません。国の文化財指定を報道した昨年の広報5月号、当時保存会会長の伊橋さんのコメントが載っています。伊橋さんは、これは一つのゴールであると同時に重いスタートですと語っています。伊橋さんの言いたかった重いスタートとは後継者を育てることの難しさだと思います。

 そこでお尋ねします。藤箕づくりの後継育成のためにどのようなことを行っているのか、あるいは計画しているのかをお聞きいたします。

 以上で登壇質問を終わります。当局の明快な答弁を求めます。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君の登壇質問が終わりました。

 日色昭浩君の質問に対する当局の答弁を求めます。

 太田市長。



◎市長(太田安規君) ただいまの、日色議員の御質問にお答えいたします。

 7項目を御質問ちょうだいしたわけでございますけれども、私のほうから3項目を御答弁させていただきたいというように考えております。

 最初に、日本共産党が実施されました市民アンケート、これは集計中ということでございますが、その70%以上の方が国保税の引き下げを要望されておるというような状況だということで、来年度、国民健康保険税に対してどのように考えておるかということでございますけれども、御案内のように、今年度税率の引き上げを行ったところでございまして、市民の皆様方からこのような要望が出されるということは十分理解できるものと思っております。しかしながら、税率改正を行ったにもかかわらず、昨日も答弁させていただきましたけれども、平成22年度の国民健康保険税は、被保険者所得の減少によりまして約5,000万円の財源不足が生じたところでございます。このように国保財政は依然として大変厳しい状態でございます。税率を引き下げる環境にはないと考えておりますので、御事情を御賢察の上、御理解を賜りたいというふうに思う次第でございます。

 また、市庁舎前の駐車場スペース、そしてバリアフリーということでございますけれども、最初に公共施設バリアフリー化の検討ということでございますが、6月定例会でも御質問をいただいたところでございます。議会棟玄関の階段部分にスロープを設置することにつきましては、先ほど日色議員のお話でもあったように、9月補正で車いす用トイレの整備を優先させていただくということにいたしましたので、引き続きこの件については検討してまいりたいというふうに考えております。

 また、庁舎前の玄関の駐車スペースの拡大ということでございますけれども、議会棟の玄関前の歩道部分を駐車場に転用したらいかがかということでございますが、今後、先ほど申し上げましたように、議会棟へのスロープ設置等とあわせて検討をさせていただきたいというふうに考えております。

 そして、私のマニフェストでもございます中学3年生までの医療費無料化の実施時期につきましては、今後、子育て支援対策委員会の検討結果を受けまして、段階的に実施して適切な時期を判断していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。そのほかにつきましては教育長のほうから答弁いたさせます。よろしくお願いいたします。



○議長(佐瀬公夫君) 江波戸教育長。



◎教育長(江波戸寛君) のさか図書館の有効利用についての御質問にお答えをいたします。

 のさか図書館は、昨年11月に開館してちょうど9カ月が経過いたしました。利用者は徐々に増加傾向にございます。特にのさか図書館は児童図書に重きを置いた施設として開設いたしましたので、子どもたちの利用促進につきましては、校長会議等を通しまして、学校に指導してきたところでございます。しかしながら、議員御指摘のとおり、小・中学生の利用はまだ十分とは言いがたい状況でございます。一番図書館の近くの学校の野田小学校の利用はかなり進んでおりますが、ちょっと離れた栄小学校の利用がまだ不十分だなということを議員と同じように感じているところでございます。今後、利用促進のための啓発活動、あるいは利用のための条件整備、小・中学校の教育活動での計画的な利用等を充実させて、のさか図書館の有効利用を図っていきたいと、そういうふうに考えております。

 次に、給食の件でございますが、基本的な姿勢は全く変わっておりません。統合後の学校給食の地産地消に対する具体的な方針をということでございますが、新しい匝瑳市の学校給食センターにおきましても、安心で安全な手づくり給食の提供と地産地消への取り組みを実現しなければならない課題というふうに考えております。それで、地産地消につきましては、現在さまざまに工夫して努力をしているところでございます。地産地消デーの設置、あるいはお米の日の設置をもって地元産食材を積極的に活用したり、地元の生産者、業者との取引やふれあいパークとの取引の拡大に努めて、より地産地消ができるように現在努力しているところでございます。これは、新しい給食センターに継続していきたいと、そういうふうに考えております。新しい給食センターでは、最新の機械設備の導入によって地元食材の活用の拡大を図っていきたいと、また関係各課と連携して、地元食材の供給体制が構築され、より多くの地元生産者や業者の方々が食材供給にかかわり、地産地消ができるように努力していきたいというふうに考えております。

 なお、議員御指摘の、さまざまな基本的な条件、私が6月議会で挙げましたけれども、その条件の実現に向けて努力していくと、そういう基本的な姿勢でございます。

 なお、地元食材の消費活用につきましては、これは一気にできませんので、一つ一つの粘り強い努力を積み重ねながら拡大を図っていくという姿勢で努力してまいりたいと、そういうふうに考えております。

 それから、次に、文化財の保存継承についてでございますが、匝瑳市における無形民俗文化財は、現在県指定が2、それから市指定が8つあります。新たに木積の藤箕の製作技術が平成21年3月11日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。この民俗技術の指定では、全国で8番目でございます。千葉県では、上総地方の井戸掘り技術、上総掘りに次いで2番目の技術指定となりました。大変貴重な民俗技術であるというふうに考えております。

 そうした中で、関係者の方々の努力で、木積箕づくり保存会が立ち上げられました。保存会による製作技術の伝承活動は大変重要であると認識をしております。そのために、教育委員会といたしましては、今までも保存活動の支援を行ってきたところでございますが、この9月に、議員からもお話がありましたように、予算案に木積の箕づくり保存事業補助として7万円を計上させていただいたところでございます。

 今後も、この民俗文化の保存、伝承のために保存会の皆さんと御相談を申し上げながら、活動支援をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございますが、なお、その他、あるいは細かなことにつきましては、課長から答弁をさせていただきます。

 以上でございます。



○議長(佐瀬公夫君) 大木市民課長。



◎市民課長(大木公男君) 先ほどの一般関係からの財政支援につきまして、市長答弁に補足をさせていただきたいと思います。

 昨年度策定いたしました国民健康保険事業財政健全化計画におきまして、年間3億円余りも財源不足が生じるといったことは御報告を申し上げたところでございますが、税率改正が必要だというような話でございますが、その対策といたしまして、市民負担の軽減を図る、激変の緩和を図るというような観点から、一般会計のほうから7,500万円を今年度に引き続いて、いわゆる法定外繰り入れをするというような方針をお示しさせていただいたところでございます。したがいまして、来年度の当初予算の段階でもこの7,500万円の法定外繰り入れ、特別繰り入れを行わせていただく予定となっておりますので、その点を御理解いただきたいと思います。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 市長答弁では、ことしの国保会計が5,000万円ほど不足になる見込みがあるというようなお話がありましたけれども、予算全体のことでお伺いしたいんですが、政府のほうは、平成23年度予算編成に一律10%カットという方針で臨んでいるわけですけれども、この国の方針というのは匝瑳市に何らかの影響があるんでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 宇野財政課長。



◎財政課長(宇野健一君) 各省庁の要求の内容、また財務省の査定の結果を見ないとわかりませんけれども、1割の削減がどういった部分でされるかということによって非常に大きく変わってくると思います。具体的にどこが削られるかというところがはっきりしないとお答えのしようがないということですが、全くないということはないというふうに思います。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) これまで、匝瑳市では、予算編成に当たって枠配分という形で各課の予算の枠を決めてしまっています。これでは、財政当局は楽なんでしょうが、各課は新しい事業を計画することができなくて、職員の企画立案の能力や意欲を奪ってしまっているんではないかと思います。職員の士気の低下にもつながってしまうのではないかと思いますが、この枠配分の予算編成ということをどういうふうにお考えでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 宇野財政課長。



◎財政課長(宇野健一君) 枠配分予算について、各課の新しい事業ができないんじゃないかということですが、これにつきましては、枠配分外というものを設けてありまして、各課はその中で要求ができますので、おっしゃるようなことはないかというふうに思います。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 時間の関係で次に移りますが、のさか図書館の有効利用についてです。

 校長会議などで指導しているというお話がありましたが、学校では、せっかく地元に図書館ができたのに利用をしていない、そういう実態があったわけですが、小学生のときにたくさん本を読んだ子どもというのは、中学、高校に進んで学力に大きな差が出ます。これは学校現場を経験した教育長はよく御存じだと思います。私も、図書館で何年か働いたことがありますが、図書館見学に来た子どもは、先生の指導できちんと整列し、あいさつもきちんとして図書館へ来ます。先生が「さあ本を読んでいいですよ」と言うと、「どれを読んでもいいの」と目を輝かせて本棚のほうに我先にと飛び出していきます。帰りに、その子どもたちに聞きます。「図書館に初めて来た人」と言うと、必ず四、五人の生徒が手を挙げます。その日の夕方、昼間手を挙げた子どもがおじいさんに連れられて図書館へ来たこともあります。初めて来た図書館が新鮮で魅力あるものに感じたものと思います。

 図書館を利用しないまま卒業してしまった子は図書館の魅力を知らないで一生を終わってしまうかもしれません。私たちの年代は、図書館利用の習慣がありませんから、何かあったときに図書館が思い浮かびません。例えば結婚の仲人を引き受けてしまったとします。結納のしきたりやあいさつなど、どうしたらいいのか、まず本屋さんへ行って本を買うことになるでしょう。でも子どものころから図書館を利用していると、困ったときは図書館へ、そういう習慣がつきます。

 そこで提案ですが、2年生以上のすべての学年で図書館見学を実施してみてはどうでしょうか、お伺いいたします。



○議長(佐瀬公夫君) 梶山学校教育課長。



◎学校教育課長(梶山定一君) それでは、子どもたちの、のさか図書館の利用についての御質問にお答えいたしたいと思います。

 まず、これは利用してないというよりも、開館から9カ月過ぎたのさか図書館ですが、野田小学校では90%以上、栄小学校では60%以上の子どもが利用しております。ですから、まだ利用してない子どもがいるという点においては不十分ということが言えますが、全く利用してないということではなくて学校も一定の努力をしていますし、子どもたちも図書館に目が向いているということです。ただ、まだ不十分な点がありますので、教育委員会もより活用について努力していきたいと。

 状況を見ますと、まず学校の努力ですが、学校の教育活動の中で図書館の利用を入れていくということになりますと、学校の場合さまざまな教育活動がある中で、図書館の利用というのを入れるのが難しいんですね。1年がかりで学校の教育活動を組みますので、昨年11月に開館したのさか図書館の利用について、学校の教育活動の中に組み入れるのが現在の段階では難しいんですが、来年度になれば、よりそれが組み込めるというふうに考えております。

 あと、学校の利用を見ますと、図書館ではさまざまな企画があるんですが、その活用がまだ不十分な点もあります。

 それから、栄小学校などは、のさか図書館まで野田小より少し遠いので、移動が不便かなと、そういった課題があります。

 そういったことがありますので、教育委員会では、小・中学校を中心に調べ学習、その他で積極的に図書館見学を実施すると、それから図書館の企画である団体貸し出し、図書館の説明会、調べ学習の手伝い、読み聞かせ、お話し会、このようなすばらしい企画がありますので、それをより活用すると。

 それから、野田小学校ではやっているんですが、全児童・生徒に図書カードを作成して配布すると、これを栄小にも実施したいなと思っています。

 それから、栄小のように、図書館まで移動距離がある学校については、市のバスの活用を促進するとか。さらに、児童生徒や保護者に、図書館の利用方法や蔵書の紹介、図書館利用の啓発活動、これを充実していきたいなというふうに思います。ただ、議員の御提案である全学年、全生徒に図書館の利用ということになりますとほかの教育活動が圧迫されますので、それについては、校長の判断で実施するような形になると思います。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) ぜひ、図書館利用をしてない子どもがゼロというふうに頑張っていただきたいと思うんですが、図書館を利用すれば、例えば本が1冊2,000円として、これを毎月2冊借りたとします。年間には24冊、金額にすれば4万8,000円ですが、考え方によっては4万8,000円の税金の還元を受けたことになります。そういう意味では、この図書館利用を本当に進めていくことが大事なんだと思います。ぜひ促進していただきたいと思います。

 時間の関係で次に移りますが、学校給食についてですが、教育長の言う地産地消が具体的にどんなことを考えているのか、地域でとれたどういうものを利用するのかというのをちょっと踏み込んで聞かせてもらったらいいなと思うんです。

 例えば、地元産の大豆を使った手づくりみそや豆腐、地元の小麦を使ったうどん、地元の米でつくった米粉パン、そんなようなこともできるかどうか。いろいろ考えられると思うんですが、6月に聞いたときには、八日市場給食センターでは、八百屋から仕入れて、地元産、県内産とかというふうに指定して仕入れているから地産地消なんだという八百屋任せの答弁がありましたけれども、本当に地産地消ができるのか、それが心配なんです。その辺を具体的に教えていただければと思います。



○議長(佐瀬公夫君) 梶山学校教育課長。



◎学校教育課長(梶山定一君) 先ほど教育長が答えましたように、新給食センター建設を進めると同時に、市内の食材の供給体制、このあたりもできるだけ地産地消が進むように生産者等に御協力をいただきながら進めていければいいなと思っています。

 例えば、今、野栄の給食センターで地産地消がされているというふうに評価いただけるとしたら、八日市場の給食センターでも、ほぼ同規模で地産地消をしております。また、新給食センターでは、今、野栄で取引している農家、それは当然新給食センターでも引き続きそのような形でしたいと思いますので、今より後退することはないと、そのように考えております。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 統合後の給食センターの具体的な内容についてなかなか示されないんですが、研究課題というふうに言いながら、用地選定から建設へとどんどん進められていきます。研究した結果が、完成した段階でどうやらできませんと、そういうことでは困るんですがいかがでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 江波戸教育長。



◎教育長(江波戸寛君) 議員の心配もわかります。ただ、現在、教育委員会としては、給食センターの職員の皆さんと常に話し合いをしながら、地産地消、それから手づくりができるような設備と、すべてその1点から発想して、すべてのことを検討し、その実現に向けて努力をしていると、そういう状況でございます。現在やっている農家との直接の食材の調達といいますか、そういうのは引き続き継続していくと、そういうふうに考えております

 また、現在の食材の供給組織というのは、1つはお米の生産者団体がありまして、そこからの積極的な、言えばすぐ調達していただける。具体的に言いますと、匝瑳の舞の生産者団体については非常に購入しやすい状況がございます。それから、地元産のコシヒカリ等も、やはり何回か検査していますけれども、間違いなくそういうものを使っていますし、野菜とか、あるいは肉とか、あるいはみそ、しょうゆ等もできるだけ匝瑳市産のものを、材料についてはわかりませんが、そういうものを活用するように努めております。食材について、地元の青果商組合を通じてという場合もございます。これはやはり地域の商工会の振興という意味もあるし、それを通さないと八日市場の場合ですとなかなか全部の食材が手に入らない場合がありますので、匝瑳市産という形で依頼することも行っています。それからさらに、ふれあいパークにお願いして、地元産のものを調達していただくということもありますので、現在できる範囲の中では最大限の努力をさせていただいているというふうに思っています。ただ、もっと地元産のものが使えれば、それに取り組んでいこうという姿勢はございますので、それを引き続いて新給食センターに生かしてまいりたいと、そういうふうに考えております。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 5点目のバリアフリーの問題へ移らせてもらいます。

 市長から、車いす用トイレを優先して、議会棟前の入り口のスロープについては引き続き検討という回答がありました。八日市場に裁判所がありますけれども、今の裁判所は新しくなっていますが、前の建物ですが、相当古い建物でした。その八日市場裁判所の玄関は、両側にスロープがありました。覚えている方もいらっしゃると思いますが。裁判所は、国民に開かれた裁判所ということで、だれでも来られるように当時としては公共機関で唯一スロープのある建物でした。匝瑳市議会も、市民に議会傍聴を積極的に来てほしいということを訴えながら、バリアフリーに対する配慮が欠けていたというのは大変残念なことなんです。引き続き検討という市長の答弁は、来年度予算に計上したいという理解でよろしいのでしょうか。伺います。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) これは、議会等とも相談をしていかなければならない問題でございますので、この場におきましては、来年度予算に編成するというところまではいかないということを御理解いただきたいと思います。検討していきます。早期に着工できるような形で努力してまいりたいと思っております。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 野栄にふれあい公園というのがあります。ここは、いつ行っても利用者がいます。八日市場の天神山公園と比べると利用者が相当違うんですね。あの公園の3カ所に身障トイレが設置されています。すごいことだと思うんです。どうしてかなということで旧野栄の職員の方に伺うと、町民の顔大体がわかっているから、庁舎で行き会っても必ずあいさつをする、逆にあいさつをしないと怒られる、そのぐらい町民の顔が見えているということで、こういういろいろな事業をやるときに、多分町民の顔が思い浮かぶんだと思うんです。ですから、あの公園にトイレを3つつくろうという発想になったんだと思うんです。ところが、旧八日市場ですと、なかなか市民の顔が全部は見えにくい。ですから八日市場ドームにしても、当初の設計段階では、右側と左側にトイレがあったんです。ですけれども片方はトイレをつぶして会議室になってしまった。1,300人も入れる体育館がトイレが本当に1カ所しかない、大変残念に思っているわけです。そういう意味では、ぜひ、市民の顔を思い浮かべながらバリアフリーに努めていただきたいというふうにお願いをして、次に移りたいと思います。

 子どもの医療費無料化についてですが「朝日新聞」に、人口減少プロジェクトチームを立ち上げたということが報道されていました。人口減少については、働く場の確保なども上げられますが、行政が子育て支援をどれだけ行っているかも大事なことだと思います。つまり子どもを産み、育てられる環境が整っているかどうか、これは大変重要なことだと思います。

 私が3月議会でも申し上げましたが、子育て支援日本一と言われる東京の杉並区の子育て券支援制度、これもそっくりそのまま全部まねしろということではございませんが、ぜひ一つの検討課題として研究が必要と考えますがいかがでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 子育て支援に係る問題ですけれども、医療費の無料化ということから御質問をいただいておるわけでございますけれども、庁内に子育て支援対策委員会がございまして、その中でいろいろ検討していただいておるわけでございます。この対策委員会の中には、子ども医療費の無料化や学校給食費、また保険料の減免の問題、子宮頸がんワクチンの問題、あるいはこんにちは赤ちゃん、また放課後児童クラブ、つどいの広場等々、たくさんの課題がありまして、この対策委員会で検討をしていただいておるわけでございます。そういう意味で、私は対策委員会の意見をいただきながら、マニフェストにも載せていただいておるわけでございますので、早急に実現できるように努力をしていきたいというふうに考えております。

 また、杉並区の先進地ということで、勉強したらどうだということで、今御提言ちょうだいいたしまして、そちらのほうも関係課といろいろな面で調べ、そしてまた勉強させていただきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 市長は、子育て支援対策委員会の意見を聞いてというふうに言っていますが、もうこれは市長のマニフェストに載っているわけですから、市長の政治決断に求められるんだと思うんです。12月には県が小学校3年までの子ども医療費無料化を実施します。12月以降、県に上乗せして、小学校6年まで、さらには、中学3年まで無料化を実施した場合、予算的にはどのくらいになるのか、それをお伺いしたいと思います。



○議長(佐瀬公夫君) 椿健康管理課長。



◎健康管理課長(椿隆夫君) それでは、小学校6年まで実施した場合と中学3年生まで実施した場合ということで、その試算についてお答えいたします。

 まず小学校6年生まででございますが、総事業費8,612万3,000円、うち県補助分2,799万9,000円、市負担分といたしまして5,812万4,000円でございます。

 次に、中学校3年生までの試算でございます。1億272万3,000円、県補助分2,799万9,000円、市負担分7,472万4,000円、以上のように試算してございます。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) これまで太田市長は、県に先駆けてということを答弁してきたわけですから、県が匝瑳市の無料化に追いついてきた場合にはさらにその上を県に上乗せして小学校6年、中3年まで、医療費無料化を早期に実施していただきたい。そのことを求めて次、最後の、7点目の質問に移ります。

 木積の藤箕づくりでございますが、先ほどの答弁で、県指定が2つ、市の指定が8つ、国の指定としてはただ一つ木積の藤箕づくり、全国でも8番目、県内では上総掘りに続いてということですから大変なことですね。このものをこのままにするとあと10年、20年たったら、昔、昔、木積というところで藤箕という農具をつくっていました。こういう昔話になってしまう。箕を展示して、これが藤箕ですよと展示しておしまいになってしまう。そういうことのないように、教育長は地元の人たちと一緒になってやっていきたいということですが、本当に後継者を育てる、その方法を具体的に市が考え出していかなくちゃいけないんじゃないかというふうに思うんです。

 そこで提案なんですが、木積の箕づくりの後継者として、志願というか、よし私がやってみようという人を募集しまして、その箕づくりをする人に奨励金といいますか、保存の助成金といいますか、何かそういうような形で、金額は特に問いませんけれども、何らかの援助を市がして後継者を育てる。おはやしだとかお祭りというと、その地区によっては若い人がいなくてできないというところもできてきているのかもしれませんけれども、比較的みんなの前で披露する機会がありますので継続はされると思うんですが、そういう市が目の見える形で援助をする。そういうことができないかどうかお伺いしたいと思います。



○議長(佐瀬公夫君) 熱田生涯学習課長。



◎生涯学習課長(熱田康雄君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。

 木積の箕づくり保存会は、現在の活動といたしまして、箕づくり保存会を立ち上げまして、ことしで10回目になる、おせん様のふじ祭、それを行っております。また、この5月29日からは、6月30日まで約1カ月間において、県立中央博物館、佐原の大利根分館、ここで企画展を行っております。そういった中で、保存会は、この中で木積の箕づくりの実演、そういったことを行い大変好調であったという結果が出ております。

 それから、先ほど議員おっしゃいましたように、この7月から来年の3月いっぱいまで、毎週第1土曜日に箕づくり保存会が、箕づくりの技術の保存伝承ということで箕づくり教室を行っているところでございます。こういった内容で保存活動を展開しておることもありますし、また我々今まで文化財を見てきた中で、こういった活動をしているのは本当に例のないものだなということながら担当者としても実に喜んでいる、そういったところでございますし、箕づくりを今後伝えていく中で、国で8番目、匝瑳市で1番目ということで、この大事な箕づくりを伝承していく中で、どうして、どういった方法がいいのかということでございますが、やはりこれにつきましては、教える側であります箕づくり保存会、また国の指定は箕づくり保存会に対して指定されておりますので、箕づくり保存会を中心としながら、この団体とどういった形がいいのか、そういうふうなものを模索していきながら進めていきたい、そう思います。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) 私の質問にまともに答えてないんですよね。私は、市が目に見える形で援助をしてほしい、そういう質問をしたんですが、全くまともに答えてない。市長にどうされるか、ちょっと私が提案したことに対してどうお考えかお伺いしたいと思います。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) ただいまの、詳細にわたりましては熱田課長のほうから説明があったということで私は理解しております。私も、大利根博物館のほうに出向きまして、箕づくりの体験、あるいは保存、そして啓蒙ということで参加させていただいたわけでございます。一応箕づくり保存会というのがございますので、市のほうといたしましても、そちらのほうと十分連携をとりながら、また議員がおっしゃられましたように、後継者づくり、若い方の参加が容易な環境づくりということで努力していきたいというふうに考えておりますので御理解いただきたいと思います。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君。



◆2番(日色昭浩君) この問題については、またチャンスがありましたらさせていただきたいと思います。

 終わります。



○議長(佐瀬公夫君) 日色昭浩君の一般質問を打ち切ります。

 続いて、田村明美君の登壇を求めます。

 田村明美君。

     〔15番田村明美君登壇〕



◆15番(田村明美君) 皆さん御苦労さまです。

 引き続きまして日本共産党田村明美の一般質問をさせていただきます。一問一答を選択しております。

 事前に通告しました順番に沿って登壇質問していきます。

 まず初めに、どういった質問内容かということを骨子だけ述べさせていただきます。

 第1に、高齢者の外出支援施策について。

 第2に、市民1,000人アンケート結果から見る匝瑳市民病院の今後の方向性について。

 第3に、市が発注する小規模事業契約について。

 第4に、旧飯高小学校施設、旧飯高保育所施設の利活用について。

 第5に、匝瑳市都市計画と銚子連絡道の延伸に関して、ということです。

 第1番目、高齢者の外出支援についてお尋ねします。

 加齢に伴い、だんだん歩行が困難となって、外出がしたくてもできない、そのためだんだん体力も気力も落ちてきて認知症も進んでいくというような状況が市内各地域で多く見受けられるようになりました。高齢者の増加とひとり暮らし高齢者、高齢者だけの世帯の増加、さらに夜間は家族がいても、日中は家に1人きりになるケースの増加という、これらが大きな要因です。70代から80代は皆さんまだまだ元気です。しかし、個体差もあり、足腰が弱った、体力が低下してきた、病気がちになった。高齢者はどうしてもそういったことで家の中に引きこもりがちになり、住みなれた地域で生活していても孤独な生活を送るようになっています。また、必要な通院さえも適切な交通手段がないためあきらめてしまうこともあります。私は、年をとったらすべてあきらめるといった気持ちにお年寄りをさせてはならないと考えます。

 そこでまずお尋ねしたいのは、高齢者の外出を支援するための匝瑳市の施策は現在どうなっているのでしょうか。必要なところに、必要な手だてをとることができるようになっているのでしょうか。実態と当局の認識を伺います。

 そして、第2のほうに移らせていただきます。

 匝瑳市民病院の今後の方向性について。

 匝瑳市民病院のあり方、運営については、現在、平成21年4月に策定されました国保匝瑳市民病院改革プラン平成21年度から平成23年度の3カ年計画、これに基づき行われていると認識しています。が、このたび、国保匝瑳市民病院のあり方に係る市民意識調査というアンケート調査が、無作為抽出というんでしょうか、市民1,000人に対し郵送され回答が回収されています。8月20日が回答締め切りとなっていますので、既に集約されているのではないでしょうか。この結果を見て当局はどのようにとらえているでしょうか。また太田市長は、このことをどのように認識され、今後の市民病院の運営に当たってどういう方向性を打ち出そうとされるのでしょうか。答弁をいただきたいと思います。

 第3番目、市内の小規模事業者の受注拡大、経営支援を目的として、本市が発注する随意契約について改善を求める件についてお尋ねします。

 本年6月議会一般質問において、太田市長は、設計額が130万円を超えない随意契約が可能な少額のものについて、見積もり合わせに参加をする業者を決める際に、入札参加資格者名簿に登録されていない業者も含めるようにしたいと述べられました。さらに、各課長に指示を出したいとも述べられました。この件に関して、現在までの進捗状況をまず御答弁いただきたいと思います。

 次に、私のほうで提案を含めて質問いたします。

 地方自治法施行令第167条の2で、市町村の行政が随意契約を行う場合の条件が定められています。それに基づき、匝瑳市財務規則では、次のように定めています。

 各担当課長の決裁で行うことができる市の発注事業契約は、工事請負や修繕については130万円以内、委託については50万円以内、物品の購入や印刷製本等は80万円以内、使用料及び賃借料については40万円以内、その他の支出は30万円以内ということで、これらのことは競争入札ではなくて、随意契約でできるという規定になっています。私のほうで、事前に財政課長ほか各課長の方々にお願いして平成21年度の随意契約となった小規模契約の件数と金額を調査していただきました。平成21年度市民病院を除く工事、修繕、物品購入、印刷、委託、賃貸借の発注件数は全部で1,311件、約1億5,436万円になりました。そのうち市内業者に発注しているのは1,051件、約1億846万円です。また市民病院関係の市内業者への修繕及び物品購入の発注は44件、約573万円でした。課長の皆さんにお聞きしますと、随意契約分は可能な限り市内業者に発注するようにしている。市内業者では困難なものについて市外に発注しているということでした。また市民病院の消耗品及び医療消耗品等については、市内の購入であっても、一定の特殊性のある物品が多く、決まった取引業者から購入することが適当であるだろうという判断が事務局長よりなされています。そこで約1億円、件数にすると約1,000件となる担当課長決裁で随意契約されている部分について、従来匝瑳市行政とは取引関係、契約関係のなかった市内の小規模事業者にも登録業者になっていただき、条件が合えば発注、受注の関係になってもらうという制度を市内産業の活性化策として設置することを求めます。

 本年4月現在、県内では、こういった制度、21自治体で始まっています。近隣では、銚子市、富里市、八街市、そして小さなところでも一宮町、長生村などで行われています。全国では439自治体がこういった制度を設けています。

 小規模工事や修繕事業について、例として小規模工事、修繕等契約希望者登録制度として設置している自治体が多いようですが、市内の業者の売り上げ向上に協力し、市行政との積極的なかかわりを新しく持っていただくことによって、納税の向上につながることも期待できますので、物品購入や印刷製本、草刈り清掃などの業務委託にも、この制度の対象を広げることも検討すべきだと私は考えました。

 制度のポイントを述べてみます。

 市の小規模契約の発注先を市の競争入札参加資格者名簿に登載されている業者を除いて、市内業者に登録してもらい、その中で見積もり合わせを行い、一番低い金額の業者に随意契約を決定する、そして発注する。このとき、その業者自身が直接事業を手がけることが条件です、丸投げであってはならないということを条件にする必要があるかと考えます。登録手続は、複雑なものとしないこと。また、現代的に、連絡先として携帯電話番号も登録の名簿に記入できるようにすること。また、業者の登録期間は1年のところもあるようですが、一度登録して長い目で見ていただき、仕事を受注するということも含めて、2年から3年程度とし、途中に追加登録も行えるようにしていくといったことが必要ではないでしょうか。

 今、市の税収も大変落ち込んでいます。自主財源が年々減ってきているということが今議会でも大きな課題になりました。一番やらなければならないことは、市内の事業者の売り上げ向上、また市民所得の向上のために市の行政がどういった働きができるのか、貢献できるのかといったことではないかと考えます。そのためにも、すぐにでもできること、こういった制度を検討し実行してみることが必要だと考えます。市長の答弁を求めます。

 第4に、旧飯高小学校施設、旧飯高保育所施設の利活用についてです。

 昨年の9月議会で、議決により廃校、廃園が決まり、本年4月より閉校、閉園している飯高小学校と飯高保育所ですが、既に半年が過ぎようとしています。所有者である市当局は、この跡施設の活用をどのように計画しているでしょうか。太田市長が6月議会で、地元の方々の意見、要望をタウンミーティング等で聞きながら利活用を図っていきたいと答弁されました。進捗状況はいかがでしょうか。詳細な答弁をいただきたいと思います。

 私は、飯高が地元ですので、飯高小学校も卒業しまして、大変なじみの深い大切な地元の財産というふうに小学校、保育所の施設を思ってきました。そして、私も含めた飯高地区民の間では、飯高地区社会福祉協議会が中心となって、地域福祉フォーラムを結成し、その重要課題の一つに掲げて住民アンケートの実施や視察研修等を行い、跡施設の活用のあり方について今も研究を続けています。全国の活用事例なども参考にして、余り時間をおかないで活用に結びつけたいという、それが希望です。歴史資料館や図書館、美術館といった文化系施設、市の特産品の紹介、宣伝、販売する産業施設、青少年のスポーツ、学習活動の拠点施設、新規就農者の募集や就農指導援助を行うための新規就農者宿泊研修所の施設、そして高齢者のための憩いの家やデイサービス、特別養護老人ホーム等の介護施設などが地域福祉フォーラムの中でも取り上げられています。高齢者人口がこれからも増大していくことから、介護施設への要望はとりわけ強いものがあります。いずれの場合であっても、飯高地区住民の利用が図られる施設であってもらいたい。そのためには、施設の民間への譲渡は避け公共施設として活用していく方向を求めたいというのが地区民の総意になっています。また、飯高地区民の歴史が集まり、財産ともなっている小学校と保育所の施設ですが、匝瑳市民の財産でもあります。この2つの施設の利活用大変重要な課題になっています。私のほうで、それぞれについて提案をさせていただきたいと思います。

 まず初めに保育所施設、施設建物約160坪あります。南向き、平屋建て、鉄筋コンクリートづくり。平成6年につくられました。内部はほぼバリアフリーになっています。調理室のほか大、中、小、合計7つの部屋があります。耐震化基準も問題なしということです。また庭は約600坪、広くあります。地域に住む高齢者が、集い、話を交わし、お茶を飲み、弁当を食べ、趣味を楽しむ中で介護予防につながる、介護保険のデイサービス兼ねた施設の開設、求めたいと考えます。市長のお考えはいかがですか。また、当局については、一歩踏み出して、こういった施設としてどうなるか検討を始めていただきたいと求めるものです。答弁をお願いします。

 次に、小学校の施設についてです。

 建物は3階建て鉄筋コンクリート、1,960坪、校庭は2,164坪、中学校跡を活用して小学校になりましたので庭も広いものです。ほかに約100坪の体育館と使われてはおりませんがプール、そして別棟に図書資料室があります。1階は職員室等があったので事務所に適しているような構造になっています。2階、3階は、それぞれ5部屋に分かれています。耐震基準は、校舎について通常の公共施設として使用するには問題なく、体育館については耐震補強の対象施設であるということです。広い校庭ですが、グラウンドゴルフ場に利用するには周りの樹木や遊具を整理し、芝生を全面的に張ることなどの整備が必要だと詳しい方は言っています。

 ところで、匝瑳市民における介護保険サービスの利用状況、また待機状況ですが、特養ホームの入所待機者数256人と今議会でも報告がありました。そのうち在宅で待機している人は120人もおられます。そして、その中でも、ひとり暮らしで特養ホームのあきを待っている方46人、夫婦という高齢者世帯で待っている方14人、また、市のぬくもりの郷などの老人保健施設でついの住みかとして考えられる特養ホームのあきを待っている方92人、また病院で入れるようになったら退院だと待っている方28人というデータになっています。心身の状態では最も程度の思い要介護5の方39人、要介護4は62人、そして要介護3は59人、要介護1、2では96人といったことです。

 最近、近隣の特養ホームにやっと入所できたという方の家族にお会いしました。2年待ちだったと聞きました。それでも早いほうだそうです。デイサービスとショートステイを利用し、家族介護で何とかしのいできたものの、毎日夜間も続くおむつ交換、食事介助など、働きざかりの家族一人を家に介護要員として置いておくことになり、家計の逼迫と心身の疲労こんぱいで本当に大変だったと言われました。そのうちいつか自分も老人虐待を起こしてしまうのではないか冷や冷やものだったとも笑いながら話されました。制度上天寿を全うするまでいられるという特養ホームのベッド数がこの匝瑳市でも大きく不足しています。また、千葉県全体でも、特養ホームなどの施設、大きく不足しています。そのため千葉県高齢者保健福祉計画、平成21年度から平成23年度の計画ですが、平成26年度には、65歳以上では、平成20年度に比べて28.6%がふえ、75歳以上では37.7%がふえ、さらに要介護4から5という重い方の人口が平成20年度に比べて36.3%もふえると見込んでいます。認知症高齢者は、平成20年度に比べ平成26年度は70.8%もふえ倍に近づいているという。そういったふうに千葉県のほうでは見込んでいます。また、平成37年には、75歳以上は県内で100万人を超えると推計されています。そして、本年7月1日付の県内特養ホーム入所希望者数は−−待機者数と考えてよいかと思いますが、入所希望者数は1万6,600人に達しました。こういった状況から、県は、介護サービス基盤整備方針で、全国に比べて少ない特別養護老人ホームと老人保健施設の重点的整備を推進するとして、千葉県老人福祉施設整備方針を急いで策定し、本年度、平成22年度と平成23年度について、定員30人以上の広域型特養ホームの整備補助単価を1ベッド当たり146万4,000円増額させて、1ベッド当たり400万円補助をするということを決めました。施設の新築の場合だけでなく、既存建物の改築改修についても同様の措置であると聞きます。

 匝瑳市では、第4期匝瑳市高齢者福祉計画介護保険事業計画、平成21年度から平成23年度の3カ年計画ですが、本市の高齢化率、平成32年には35.3%に達すると推計しています。現在、27.2%ほどと言われています。そして、市の取り組みの基本方針として、特別養護老人ホームの利用者数の増大を見込み、そのための基盤整備に努めると計画で明記しています。現在、特養ホーム入所待機者数市民256人抱えていますが、千葉県の整備推進施策を活用した特養ホームの新たな設置について、当局の認識と見解をまず答弁いただきたいと思います。

 また、9月9日付「千葉日報」では、国の会計検査院が文部科学省に対し、廃校した校舎、廃校した体育館の施設活用を求めています。そして、地域の実情に応じて老人福祉施設や保育施設などに早く活用するよう求めていると報じていました。切実に求められている老人福祉施設、とりわけ特別養護老人ホーム、この必要な老人福祉施設としての小学校施設の改修利活用、検討をしてもよいのではないでしょうか。検討を求めるものです。答弁をお願いいたします。

 第5番目、銚子連絡道の延伸について伺います。

 銚子連絡道路は、千葉東金道路の終点より始まり、山武市と銚子市を結ぶ高規格道路として30キロ計画され、既に横芝光町までの6キロは、平成18年3月に開通しました。2期事業として、その先横芝光町から匝瑳市、八日市場野栄線バイパスにぶつかるまでの間までの約5キロが現在進められているということですが、詳細な進捗状況について答弁をお願いします。

 以上、登壇質問を終わりにします。明快な答弁をお待ちしています。よろしくお願いします。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君の登壇質問を終わりました。

 田村明美君の質問に対する当局の答弁を求めます。

 太田市長。



◎市長(太田安規君) では、田村議員の一般質問に対する答弁をさせていただきたいと思います。

 まず最初に、外出支援サービス事業でございますけれども、どのようなことを行っておるかということでございますが、御承知のように、タクシーの利用券という形でとり行っておるところでございます。特に、在宅の高齢者で下肢が不自由な方のためにタクシーその他公共交通機関を利用することがなかなか困難であるということで、ストレッチャーや車いすを利用しなければ移動できないというような方に対しても、病院等の受診の際に特殊車両による移送を行っておるところでございまして、この料金といたしましては市のほうの負担で、片道市内は300円、市外が400円というふうになっておりまして、今まで月2回でございましたが、本年度より月3回ということで増加させていただいておるところでございます。また、そのほかにも、福祉タクシー等も行っておるところでございます。

 続きまして、市民病院に関してアンケートを行ったということで、その集計ができたんではないかと、それに伴って市はどのように市民病院を今後運営していくのかということでございますが、大綱質疑でも御答弁させていただきましたように、市民病院に対する意識調査ということで、市民の皆様が市民病院に何を期待しているのか、今の市民病院に何が不足しておるのかと、そういった市民の思いを酌み取りまして、今後の市民病院の運営に反映していきたいということでアンケートを行ったわけでございます。実はまだ集計中でございますので、その集計ができました後に、本市の市民病院に対する経営、あるいは将来像ということに対しまして努力をしていきたいというふうに考えておるわけでございます。また、市民病院に関しましては、旭中央病院との連携を強化していかなければならないと、そしてまた、地元の医師会やまた市民の皆様方からの御意見をちょうだいしながら、市民病院の充実に努力してまいるところでございます。

 続きまして、小規模契約が市がどのように発注しておるのかということでございますが、御承知のとおり、130万円以下のものに対しましては、市内の事業者の育成というような形で随契を行っておるところでございます。また、田村議員のほうから、いろいろ制度、条件等の検討材料、教え等、今伺ったところでございますが、それらにつきましても、検討課題ということとさせていただきたいと思います。何はともあれ、市内の小規模業者に対しましては、市のほうも強力にその経営のほうに対しましても力を入れていきたいというふうに考えております。

 また、随契に対する進捗状況はどうかということでございますが、これは担当課長のほうから答弁をいたさせます。

 続きまして、飯高小学校と飯高保育所の施設の利活用に伴っての老人福祉の問題ということでございますが、御案内のように、残念ながら本年3月31日をもちまして飯高小学校廃校、飯高保育所閉所ということになったわけでございます。その後の施設の利活用につきましては、先進事例の情報を収集するとともに、地元飯高地区の皆さんを初めといたしまして、多くの市民の皆さんからも御意見をお伺いしておるところでございます。御案内のように、6月25日に飯高地区でタウンミーティングを開催させていただきまして、多くの地元地区民の方から、これまで地区の中心的存在だった学校施設を今後も地域活動の場として活用していきたいという要望があったわけでございまして、すぐさま教育委員会、そして総務課等関係課と相談をいたしまして、地元の飯高地区の区長会と相談をいたしまして、体育館の開放、運営管理に対して地元の区長会にお任せするという、また運動場のほうは、いろいろ地元の活性化のために使っていただきたいというような形ですぐさま対処したというところでございます。

 その学校の施設を特別養護老人ホーム、あるいは高齢者の生きがいとしての生活支援施設、あるいはまた介護施設の充実ということに向けて利用したらいかがかという御提案でございますけれども、これらの問題、田村議員の提案を一つの土台とさせていただきまして、今後地元地区民の意向を十分に尊重しながら、またきのうもお話しいたしましたように、新生匝瑳戦略会議の中で他の利用方法とあわせて検討していきたいというふうに考えております。

 また、特別養護老人ホームの待機者が256名おるという大綱質疑の中での指摘もちょうだいいたしました。非常に厳しい状態でございますけれども、市といたしましても、民間活力の手を携えて、この問題1人でも少なく待機者がなるような形で努力をしていきたいというふうに考えます。

 そして、最後ですけれども、銚子連絡道の延伸に関して、現在、横芝光町のインターチェンジから匝瑳市、旭まで、当面296までの計画道路がどうなっておるのかということでございますが、これは、詳しくは担当課のほうから報告させますけれども、非常に光町から匝瑳市に入って、296の道路まで、ぶつかる区間が非常に住民の方々からルート変更をしてほしいという話は伺っておるわけでございます。御承知のように、この銚子連絡道路は千葉県が主体となって実施している事業でございます。市といたしましても県に協力していく立場でございます。その前提として、地元の方々との御理解、御協力がなければなかなか難しいというふうに認識しておるところでございますので、地元の御意見等を県のほうに伝えてまいりたいというふうに考えておるところでございます。銚子連絡道路は、もう地域に関するこの地区最大の要望の強い道路でございますので、市といたしましても、一日も早い開通をさせていきたいというふうに考えておりますので、市は市なりの努力をしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。そのほかにつきましては担当課長のほうから答弁いたさせます。よろしくお願いします。



○議長(佐瀬公夫君) 執行部の答弁を保留して暫時休憩いたします。



△午前11時31分 休憩

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△午後1時00分 再開



○議長(佐瀬公夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 前回の議事を継続いたします。

 田村明美君の質問に対する当局の答弁を求めます。

 宇野財政課長。



◎財政課長(宇野健一君) 小規模契約につきまして、現在の進捗状況ということでございますが、7月の定例課長連絡会議で、市長から各課長に対しまして、小規模な工事の見積もり合わせに参加する業者の選定に当たっては、入札参加資格者名簿に登載されていない市内業者も含めて公平に選定するようにとの指示がございました。これを受けまして、各課長から課員に周知が図られまして、現在、市長指示に沿って各課で対応している状況でございます。

 私からは以上でございます。



○議長(佐瀬公夫君) 茅森都市整備課長。



◎都市整備課長(茅森茂君) 都市計画における銚子連絡道につきまして、市長答弁に補足させていただきます。

 銚子連絡道につきましては、地域高規格道路の指定を受け、県事業として実施されますが、大規模な事業であり、周辺への影響も大きい事業であることから、既存の都市計画との整合を図るためにも、都市計画決定を行い事業を進める方針が千葉県から示されております。したがいまして、千葉県決定の都市計画事業として手続を行っておりますが、当市といたしましても、八日市場都市計画の変更が伴うために千葉県から意見を求められており、平成19年9月に匝瑳市都市計画審議会を開催しております。なお、ルートにつきましては千葉県で計画しており、今後整備する区間も含め、地形条件以外にも集落の分断や農用地の斜行を極力避けるなどの基本的な考え方に沿いまして、関係機関と調整を行った結果、最適と考えられるルートを選定したとされております。千葉県海匝整備センターでは、地元の方の御理解をいただくため、平成19年6月に時曽根、笹曽根、高野、横須賀、米倉、砂原、下出羽の各区長、土地改良区の工区長、農家組合長を対象とした説明会を行いまして、これ以降各集落の皆様方を対象といたしました説明会を平成19年7月からことしまで実施していると伺っております。

 以上でございます。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君。



◆15番(田村明美君) 一問一答方式を選択しましたので、順次、1つずつ再質問、答弁をいただきながら進めていきたいと思います。

 まず、高齢者の外出支援サービスなんですけれども、市長のほうからは簡単な御答弁がありました。それで、施策を持っていると、匝瑳市として高齢者外出支援の施策を持っているという答弁であったわけなんですが、私のほうで、いつも相談を市民の方から受けまして、それぞれの担当課に問い合わせると、残念ながらサービスが受けられないという事例を幾つも経験しました。これは本当に使えない、また不十分、不足がある施策であるというふうに認識しています。

 そこで、提案をさせていただきたいと思います。

 あらかじめ、ちょっと4つ高齢者の外出支援関係の施策ありますので、私のほうから紹介しますと、1つには、外出支援サービス事業というのがあります。市内の65歳以上で、下肢−−足ですね、が不自由なため、タクシー等公共交通機関を利用することが困難で、歩行補助具、車いす、寝台車によらなければ移動できない者。登録制で月3枚の利用券が交付され、実際に利用する場合には、往復でも自己負担600円ほどと、大変この目的、それからサービスの内容、文面ではよい施策に思えるんですが、ところが、実際には、65歳以上で下肢が不自由な程度では使えないと。該当しないということなんです。あくまでも、車いす、または寝台車で乗車し、本当の福祉ワゴン車というようなことに乗車し、そうでなければ移動ができない方ということなんです。それから、自宅から病院等に通院する場合というふうに条件も限定されていまして、例えばグループホームやショートステイに入っている方が診療が必要となり、この外出支援サービスを使って登録しているので、それを使って通院したいと言っても自宅からでないのでだめということです。車いすのまま乗車しなければならない方、寝台車によらなければ移動できない方というのは、本当に寝たきりに近い状態ですので、ただ歩行が困難になった程度では、これは全く該当しないということで却下されたということを幾つも経験しています。

 それから、福祉タクシー利用助成事業というのがあるんですけれども、重度心身障害者、寝たきり老人、認知症老人、1回1,000円のタクシー利用補助券が交付されます。月2枚ですということでいただけるわけなんですが、こちらも、認知症老人というのが入りましたけれども、原則は、高齢者というよりも障害者手帳を持っている方ということなんです。ですから、介護保険の認定を受けているだけでは全く使えないと。

 それから、福祉カーゆうあい号も、野栄町で運行していたときは、社会福祉協議会のほうで運転士を確保し、きちんと運行がなされていたけれども、合併後、そのことは中止になり、ゆうあい号というワゴン車2台が貸し出せますよという状態になっています。ですが、平成21年度の利用実績では、365日のうち7日間です。ただ、平成21年度のゆうあい号の事業費として39万4,641円が決算で計上され決算されていると。廃止せよということを私は絶対申しません。充実させていただきたいという立場からなんですが、費用対効果で非常に問題な状態になっています。

 それから、市内循環バスの運行も、次に述べさせていただきますけれども、足腰が不自由になった高齢者にとっては大変今不自由な部分が多くなっているということで、これでは、先ほど一番初めに登壇で述べさせていただいた高齢者の外出支援の施策にはなっていないというふうに認識しました。

 そこで、2つの点を求めたいと思います。

 1つには、福祉タクシー利用補助券の給付対象を要介護認定を受けた高齢者にまで拡大することです。要介護認定を受けているという身体状況は客観的データとして障害者と同様にあると判断できるということです。ちょっと言い添えますと、匝瑳市障害者控除対象者認定者認定書交付に関する要綱というのが平成19年につくられましたけれども、これも要介護認定を受けている方について障害者手帳を持っている障害者とみなすということでつくられたわけですから、要介護認定を受けた方をこの福祉タクシー利用補助券の対象に拡大することは、全く不適切ではない、適切であると考えますので検討をお願いいたします。

 それから、市内循環バスなんですけれども、1つには……



○議長(佐瀬公夫君) 田村君1問ずつにしてください。一問一答ですよね。一問一答でしょう。



◆15番(田村明美君) 時間がないんです。



○議長(佐瀬公夫君) それはできませんよ、だって。



◆15番(田村明美君) じゃ答弁を求めます。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 外出支援サービスですけれども、これは、65歳という数字で切ってあるその事業ではありません。高齢者ということでくくってあるわけでございまして、また、この中で非常に利用に対して不平不満が非常に多いというようなことでございますけれども、私のところに報告が上がっておるところにおきましては、今のところはこのサービスを提供事業ということで6社ほど提携しておるわけでございますけれども、現在のところ予約がとれずに困っておるというような状態の話は入ってきておりません。

 また、福祉タクシーの件ですけれども、これも65歳以上で要介護ということも対象にしたらどうかということのようでございますが、これは、65歳以上でおむむね6カ月以上寝たきりの方、また認知症老人も対象にしておるということで運用しておるところでございます。また、要介護の範囲を広めたらどうかということでございますけれども、これも検討してまいりたいというふうに考えております。

 また、循環バスの件でございますけれども、そういうような市民からの要望に基づきまして、10月から土曜日運行ということで今準備をしておるところでございます。この土曜日運行を施行いたしまして、その利用状況等を踏まえてまた検討していきたいというように考えております。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君。



◆15番(田村明美君) ありがとうございました。

 次に移ります。

 匝瑳市民病院の今後の方向性ということで、アンケート結果はまだ集約中ということですので、1つ伺います。市民アンケートの問11の中で、老朽化による病院の建てかえについての問いがあります。4つのうち重要な選択は2つですので、ありまして、市民の命と健康を守るため、他の市民サービスを縮小してでも建てかえを進めるべきである。もう一つは、既存施設の改修で対応すべきであるということをどちらかを選択するような形、そうでなければわからないとかいうことなんですが、この問いは、老朽化してきていますので建てかえを検討するということで市民に問いかけているということでよろしいでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 秋山市民病院事務局長。



◎市民病院事務局長(秋山賢明君) お答えいたします。

 問11につきましては、集計結果と単純集計の結果は出ております。それで、その数字ということでございますが、市民サービスを縮小しても建てかえを進めるべきという数字が140いただいております。また新病院の建設には多くの費用がかかるので、既存施設の改修で対応すべきという数字が185という数字が出てございます。この数字を参考に、それから、ほかの問い等と回答の集計をし、分析をした結果で、今後まとめてまいりたいと、そのように考えております。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君。



◆15番(田村明美君) 3番目に移ります。

 財政課長から、進捗状況ということで説明がありました。それで私のほうで提案させていただいたこととはっきり違うところが1つございます。それは、市長が6月議会で答弁された、市長の言われたことのあれなんですが、入札参加資格者名簿に登録されていない業者も含めると、「も」というところなんですね。私の提案としましては、入札参加資格者名簿に登録されている業者は含めない。ですので、入札参加資格に登録されている業者というのは、一定の規模であったり、また実績があり、入札に参加できる状況にあると。ですから、その業者を含めない、もっと小規模な、あるいは家族経営でやっている市内業者を優先的に小さな随意契約のことに参加してもらう。そういうことが今匝瑳市にとって必要だと考えます。そのことを求めますがいかがでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 宇野財政課長。



◎財政課長(宇野健一君) それにつきましては、先ほど市長が検討課題としたいということで答弁しておりますので、そういうことで御了解いただきたいと思います。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君。



◆15番(田村明美君) 第4です。飯高小学校の校舎の件です。

 空き校舎を改修して特別養護老人ホームを設置することの検討を今年度に検討をいただきたいと。それは検討した結果、不可能だ、あるいは難しいということはあるのかもわかりません。とにかく検討だけは今年度中にやっていただきたいと求めるものです。

 なぜかと言いますと、さきに述べました千葉県の補助制度ができまして、当年度と来年度の2カ年の間に申請がある場合ということではないかと認識しています。ですので、その申請の限られた年度にできなければまたもとに戻ってしまう可能性が大きいですし、今、検討だけはとにかくしていただきたいと思います。

 それから、改修して整備するということだけではなくて、できれば設置されれば、そこで運営するに当たって、雇用効果が非常に大きいということも今までの実績で明らかになっています。産直の販売とか、またいろいろなそういう産業的な施設ということですと物品販売ですと販売員というのはそれほど雇用対策にならないんですが、介護保険の特別養護老人ホームですと、一般的には、例えば、50床のホームならば50人の雇用効果があると。市内の事例をお聞きしてきました。60人規模のところなんですけれども、やっぱり四、五十人の雇用があると。やっぱり交代制ですので。それから栄養士とか、調理員とか、看護師とか、いろいろな職種が雇用になるというメリットがたくさんございます。ぜひ今年度中に検討をいただきたいと思います。いかがですか。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 旧飯高小学校施設の跡地利用ということで、特別養護老人ホームはどうかということで、本年度中に検討しろということでございます。これ実は議会で発言するのはどうかと思うんですけれども、田村議員からの質問ということでお答えさせていただきたいと思うんですけれども、実は、これを受けまして、高齢者支援課のほうにどうだと、ちょっと検討してみてくれないかということでお諮りをした経緯もあります。その中で、実は学校施設、特に飯高小学校の場合には敷地面積も少ないということで3階だということで、非常に校舎と、そして病棟ということも考える。そしてまたワンフロアごとの職員とかケアの人数とかいうことを計算しますと、非常に特別養護老人ホームとはちょっと適さないだろうというような考えは一応持っております。そういう状態におきまして、ひとつ田村議員のほうからまた検討しろということでございますから十分に検討していきたいと思うわけでございますけれども、そういうような調査、調査というよりも課のほうの調査ですけれども、そういう状態でございますので、この学校施設を利用しての特別養護老人ホームに移行するというのは非常に無理があるのかなというふうに感じております。

 また、特別養護老人ホームの施設ですけれども、実は現在本市におきましても、九十九里ホーム病院を中心とした松丘園で50床の増、そしてまた瑞穂園におきましても29床ということで、近々79床は増加するという状態になっております。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君。



◆15番(田村明美君) とにかく検討をいただきたいということで次に移ります。

 第5の銚子連絡道の延伸に関してです。

 先ほど市長答弁では、関係する地元笹曽根地区、時曽根地区の集落の皆さんから、もう少しルートを南に変えていただきたいという強い要望が上がっているということは承知していると。やっぱり地元の方々の協力あっての事業だという認識だという答弁がありました。

 次に、都市整備課長のほうでは、最適なルートを選定したということだと、ちょっと違いがあるわけです。それで、市長に答弁いただきたいんですが、地元の集落の方々は、今の計画では承知できないと、切実な要求を出しているわけです。ですので、市長として、執行権を持ち、また市の代表である太田市長は、市民の地元の方々の要求に沿うという決意をされて、県との交渉についても、そういう立場を一貫して保っていただきたいということを求めるものです。御答弁をお願いします。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 事業の重要性というのはもう重々承知しておるわけでございます。先ほども申し上げましたように、この連絡道というのは千葉県が主体になっておるということでございます。しかしながら、当市といたしましても、一日も早い実現ということを願いまして、市民の皆様方の御意見がそういう南のほうへ100メートル移してもらえればというような、何かそういうことで県のほうに要望しておるというようなことも承っておるわけでございまして、そういうような状況も十分踏まえまして、私のほうとしても県のほうに、地域住民の方がそういうことで要望しておるんで何とかかなえるようなルートの変更ができないだろうかということで、力強く県のほうに進言していきたいというふうに考えております。



◆15番(田村明美君) ありがとうございました。



○議長(佐瀬公夫君) 田村明美君の一般質問を打ち切ります。

 続いて、大木傳一郎君の登壇を求めます。

 大木傳一郎君。

     〔24番大木傳一郎君登壇〕



◆24番(大木傳一郎君) 議員の皆さん、執行部の皆さん、そして傍聴されている皆さん御苦労さまです。日本共産党の大木傳一郎です。

 私は、今回これが最後の一般質問をいたしたいと思いますが、お礼とさまざまな提案と市民要望について執行部の皆さんにお尋ねをいたします。

 私は、29歳で市会議員に当選させていただきました。一方最下位当選でした。当選の夜、事務所は涙と集落の方々が踊りの渦、そして胴上げされました。八日市場はむろん海匝で初の共産党議員の誕生でした。あれから10期、約40年、布施、増田、江波戸、太田、4代の市長と論戦議論をしてきました。思い起こせば40年間、一度も欠かさず質問をし、市民の願いを届け続けてきました。発言こそ議員の命だという使命感、無駄の排除と市民負担の軽減が私の課題でした。当初、弁当持参で公費による宴会政治を解消するために頑張りました。数々の思い出がよぎります。今回、10月の市議選の立候補を断念しました。もう少し太田新市長と市民のための道理に立った論戦をしたかった。残念ですが、妻君の介護に務めます。お世話になりました。深い感謝を申し上げます。これが最後の一般質問になります。最後に匝瑳市民と日本の将来のためにこれだけは聞いておきたい、こうあってほしいことに絞ってお聞きいたします。簡潔に市民にとっての危機が深まり、迫り、その解決を求めているからであります。

 まず、市長の政治姿勢についてであります。

 民主政治の基本は、選挙制度にあります。国民の意思が正確に反映、それが民主政治の基本です。09年の衆議院選挙で、民主党は4割台の得票で7割の議席を獲得しました。民主党は47.4%の得票率で何と221議席、73.7%の議席占有率です。市長にお尋ねをいたします。これは虚構の足し数ではないでしょうか。民主主義に反すると思いませんか。市長の認識を伺います。

 さらに、質問いたします。

 民主党のマニフェストでは、比例定数80を削減するとされています。これは一党独裁が生まれ、憲法改定への道、危険な政治が一層強行される道に通じます。市長、日本の民主主義を守るため反対をしてほしいと思いますがいかがでしょうか。

 さらに、政党助成金について伺います。

 国民には、政党を支持する自由も、支持しない自由もあります。支持していない政党にも献金することを事実上強制する思想及び信条の自由を踏みにじる憲法違反の制度だと思います。年間320億円の政党助成金、廃止すれば議員450人分の削減分になります。市長、議員削減よりも政党助成金廃止こそ要請してほしいと思いますがいかがでしょうか。

 次に移ります。無駄遣いの一掃です。

 匝瑳市も無駄遣いと政府の誘導による市財政危機に直面しています。過去の無駄な過大な公共事業、例えば大堀橋の5億円、天神山の天守閣10億円、市長などの四役の退職金、4年で2,000万円を超える不当な退職金、指名競争入札、限りなく談合といわれる98%前後の落札率、太田市長には責任はありませんが、市長の冷静な判断、温故知新、過去を知り今を判断する立場から、市長、これは無駄な事業ではなかったか、不要不急の事業ではなかったか、過去に無駄がなかったか、その認識について伺っておきたいと思います。

 次に移ります。

 中3までの医療費無料化を来年4月から実現すべきだと思います。県内でも急ピッチで年齢拡大が進展をしております。現在、中学3年、小学校6年合わせて26団体、入院、通院は18団体、どんどんふえ続けております。近隣でも多古町が中3、横芝光町も間もなく中3、東庄町が小6、神崎町が小6、香取市も小6、そして12月からは県が小学校3年生までの事業を始めます。ですから、12月には全県一気に小学校大半の自治体が実行することになります。市長、12月議会で、4月から、中3あるいは小6までの拡充を求めたいと思いますがいかがでしょうか。市単独で小学校6年生までするにしても約2,000万円近くあれば実行できます。中3までもあと3,500万円あればできると思います。大綱質疑で明らかになった匝瑳市の地方交付税の増額によって約7億円の留保資金、このごく一部の活用で実行できます。それよりも何よりも市長のマニフェストの実現、それが市と市民との信頼の確立に通じます。ぜひ実施を求めますがいかがでしょうか。

 高齢者対策について伺います。

 消えた高齢者、戸籍、住民票で、匝瑳市でも戸籍上100歳以上の方が91人、最高は135歳、さらに市税、国保税の滞納統計でも行方不明、所在不明が市民税で75人、国保で139人、不納欠損処理のデータでは904人が行方不明、所在不明になっております。高齢者の孤立化、見守り活動、それを進めていく上で、どうしても匝瑳市の地域福祉計画、この策定を急いでいくべきではないでしょうか。千葉県でも22団体が策定をしております。全国でも48.5%が策定しております。高齢者の孤立防止計画の策定、早期の策定を提案しますがいかがでしょうか。

 次に、匝瑳市のがん対策推進の早期具体化について伺います。

 私のかみさんはがん患者であります。市民病院で余命宣告を受けました。現在闘病の生活をしています。日々命が削られていく姿を見つつ介護しています。身近にたくさんの方ががんで若くして亡くなっています。匝瑳市の死亡原因のトップはがんです。32.1%、108人、そして県内でもがんの体験者が35.5%、家族ががん体験者が36.7%、そこで、がん対策基本法第4条では、地方公共団体の責務として、施策を策定し、実施の責務を有するとされております。匝瑳市の低いがん検診率の向上、国保会計への高額療養費支出の経費圧縮、そして、平成18年みずからがんを公表し、国会で山本孝史参議議員が提案し、基本法が全会一致で策定されました。そして、現在、各県の対策推進条例も議員発議で条例化されております。私の最後の願いとして、匝瑳市がん対策推進条例の制定を求め、がんの撲滅に、市長に心から賛同と協力を求めたいと思いますがいかがでしょうか。

 さらに、がん問題のもう一つは、子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン接種への助成。

 市長は、さきの一般質問で、後手後手にならない、なるべく早期に実施したい、全県でも、全国でも、各自治体で急速にその支援、助成が拡大されております。群馬県では、全市町村の8割が実施することになっています。ごく最近、政府では、子宮頸がんワクチンの予防事業として補助率3分の1が確定をされました。県に要請して、県も3分の1、市も3分の1ということで実施できます。12月、3月議会で予算化を期待したいと思いますがいがかでしょうか。

 次に、市民負担軽減について伺います。

 何と言っても国保税の減税についてであります。今、国保税の負担はまさに負担能力を超える限界に到達しております。値上げは制度の破綻、税の収納率、収入済額がどんどん落ち込み、まさに制度の破綻に直面しつつあります。10年前に約80%近くであった収納率が、現在、平成21年度では59%、大変な状況になっていると思います。

 そこで伺います。

 平成22年度に第1次引き上げ、平成24年度に第2次増税、これを実施した場合、平成24年と平成25年の収納率の推計を明らかにしていただきたいと思います。そして、私は、平成24年の第2次値上げ計画の見直し、再検討を求めます。

 これは、確実に実現できると思います。

 まず第1に、一般会計からの恒常的な投入、全県36市のうち28市が恒常的な投入を進めています。匝瑳市でできないはずはありません。ましてや、約7億円の留保資金が明らかにされました。

 そして、第2に、今議会でも最終日に私は文教福祉常任委員長として、国庫負担の引き上げの意見書を今議会に提案をいたします。市当局としても、国への要請を今までのようなありきたりの要請でなく積極的な要請によって国庫負担の引き上げが実施される展望が切り開かれると思います。そして、平成22年、平成23年の収納の状況から見て、第2次の値上げ計画の見直しは緊急課題になると思いますがいかがでしょうか。

 さらに、もう1点伺いたいと思います。

 それは、この9月13日、厚労省が通知を出されました。それは、9月14月付の「朝日新聞」にも掲載されて多くの方々に関心が高まっています。それは、窓口負担の軽減減免の実現であります。「朝日新聞」は、収入減の世帯の国保の窓口負担の減免、その実施とルールの取り扱い要綱の制定を厚労省が求めています。匝瑳市でも、ぜひ早期に実施されることを求めたいと思いますがいかがでしょうか。

 最後の質問に移ります。

 何と言っても、私の地元椿海地域に残された課題について質問いたします。

 それは、第1に、椿海地域の主要道路の改良についてお尋ねをいたします。

 惣堀川の沿川の市道、いわゆる香取橋から寄島、飯塚に沿った惣堀川、明治川に沿った市道の改良工事であります。昨年度約500万円の設計測量の予算が組まれて、第1段階としてその整備のスタートが始まります。その後早急にその市道の整備を求めたいと思いますがいかがでしょうか。

 次に、椿海のタウンミーティングでも提案がありました。椿海の中心道路、椿から椿海小学校を経て瀬戸谷に至る椿海の中心道路、道路が狭い、その改良を求める声が高まっています。それについてどう取り組んでいくか伺いたいと思います。

 次に、瀬戸谷から−−瀬戸谷の三差路というふうに言われておりますけれども、瀬戸谷から沖という集落にかかるいわゆる旧県道の整備、学童の歩道の整備、これを前々から地元から要請があります。この点についてはいかがかお伺いをいたします。

 次に、椿海体育館について伺います。

 校長先生に案内されて、二、三日前に状況を見てまいりました。耐震強度はIs値0.15、中央小学校がことしやります。来年は須賀体育館がやります。その後に最も危険な体育館が椿海の体育館と匝瑳の体育館であります。椿海の場合は学童の数が多い、本当に狭い状態になっています。ぎしぎし床がゆがみ、ひずみ、天井は穴があいております。バリアフリーはありません。暗い電気設備、壁全体にしみがついています。大地震などで崩壊の危険があります。私は、児童数、そしてIs値から見て、優先的に、須賀の次に椿海小学校の体育館の改築が望まれると思いますがいかがでしょうか。

 次に、学童保育の専用施設についてであります。

 椿海は、市内でも最も多い児童クラブ、70人という大勢の児童が学童保育で、椿海のコミュニティセンターを転用し、そして小学校の空き教室、プレハブ教室で利用されております。私は、これからも椿海の場合は学童保育の要求が高まります。プレハブの利用、コミセンの目的外使用、この状況から学童保育の専用施設の建設が、八日市場中央、須賀と同じように、椿海にも設置されることが必要だと思いますがいかがでしょうか。

 つばき団地の2期工事について伺います。

 つばき団地の1期工事は大変快適な市営住宅がつくられました。しかし、依然として古い住宅が、入居者が数名入居されております。台風で天井が飛んだり、窓がぶっ飛んだり、大変危険な状況になっております。この段階で民間から住宅を借り上げて、第2期のつばき住宅の建設に取りかかる必要があると思いますがいかがでしょうか。

 最後の質問に移ります。

 椿海の象徴的な樹木であり、椿海小学校の庭に植えられている樹齢330年の古木シイの木、今回も様子を見てきました。重症です。診断が必要です。治療が求められます。大シイが助けてと訴えていました。この大シイは、校歌にも歌われております。「厳たる姿かがみとし」と校歌にも歌われ、卒業式や入学式に父兄が、おっ頑張っているなとその大シイにみんな励まされております。ところが、現在大シイは影に隠れ、日が差さない。周りのイチョウ、松が大シイを圧迫しています。支柱が2本。総点検が必要です。

 伺います。樹木医の診断と治療を急いで進める必要があると思います。イチョウなどの枝の伐採、支柱の補強などの対策を求めたいと思います。いかがでしょうか。

 以上で質問を終わります。簡潔に誠実な御答弁を求め、登壇質問を終わります。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君の登壇質問が終わりました。

 大木傳一郎君の質問に対する当局の答弁を求めます。

 太田市長。



◎市長(太田安規君) ただいまの大木議員の質問にお答えいたします。

 まずもって大木議員におかれましては、みずからの意思、信念に基づきまして、このたびの市議会議員選挙に当たりましては勇退の道を英断されたということでありまして、今日に至るまでの、長年にわたる市議会議員としての諸活動に対しまして改めて敬意を表するものでございます。市議会議員歴10期という不滅ともいえる当選回数を重ねられましたことは、称賛に値するものでございます。

 顧みますと、私とは物事のとらえ方の面におきまして相反するスタンスをとらざるを得なかったことも多々あったわけでございますけれども、総じて、議員の市民本意の政治を実現したいという強い思いは強く感じるものがあったところでございます。

 そのような中にありまして、最後の登壇質問ということでございます。その中で、まずイの一番に私の市政運営の基本ということで問われたわけでございますけれども、市長選挙に立候補した際にお示ししてあるとおり、市民による市民のためのまちづくりを実現するということでございます。就任6カ月を経過する中で、さまざまな団体との交流や会議を連日のように経験させていただいております。また、タウンミーティングの開催、市長への手紙、まちづくり御意見箱という設置をいたしまして、市民目線での要求等の把握に努めておるところであります。日々の事象を検証しつつ、市民生活の向上に有益な事柄については議会の承認をいただく中で予算措置をも講じておるところでございます。今後も、市の財政状況といったものを念頭に置きまして、人意を踏まえた施策の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。

 その中で、選挙制度について、これは小選挙区制度という視点から御質問をいただいたと思うんですけれども、小選挙区制度というのは、よりきめ細かな地域からの代表を選ぶと、そしてまた1人だけしか当選できないということで、当選できない複数の候補者の数が多数を占めている場合には死に票が多くなってしまう。少数意見が反映されにくい制度でもあると言われております。このような中にありまして、衆議院議員選挙は小選挙区と比例代表という並列で選挙を行っておる状態でございます。これは二大政党をつくりやすくする、また不満があれば最大野党に投票をして政権交代をも起こりやすくするというような二大政党をつくりやすい土壌であるというふうに言われておるところでございます。この選挙制度というものにつきましては、民主政治の根幹をなすわけでございますので、国において十分議論がなされて検討されるべきではないかというふうに考えております。

 また、政党助成金につきましても、1994年に施行されたわけでございます。また、助成金の総額は国民1人年額250円の負担であり、その政党への交付額は300億円を超えているというふうにも聞いております。また、共産党の場合には、この助成金を受け取らないという方向だというふうにも聞いておるわけでございますけれども、この政党助成金につきましては、今後、国において献金問題等、政治とお金のあり方とあわせまして十分に検討されるべき課題ではないかというふうに考えております。

 また、本市におきまして、無駄遣いの一掃ということで、大堀橋を例に挙げられたわけでございますけれども、この大堀橋と申しますと、当時臨空工業ゾーンの一角であった飯高地区の金原、安久山地先にみどり平工業団地に次ぐ第2の工業団地を整理する計画を進めておったわけでございまして、この地域のアクセスの確保をするために大堀橋がつくられたということでございますけれども、この工業団地の整備が進まなかったことから、現状では交通量が少ないということも承知しておるわけでございます。このような、過去の施設等を含めながら、私といたしましては、合併特例債を活用した新しい市の主要事業を初めとして、事業の実施に当たりましては、市民要望、必要性、緊急性、費用対効果等を十分検討して、常に見直しをいたしまして、健全な財政運営に努めてまいりたいというふうに考えておるわけでございます。

 それと、私のマニフェストにもございます中学3年生までの医療費無料化、これは段階的に行っていくということでございますが、これは、先ほど日色議員にもお答えしたとおりでございます。小6、そして中3ということを段階的に、早期に実現していきたいというふうに考えております。

 また、高齢者の孤立防止計画ということでございますけれども、本市におきましては、平成21年度から平成23年度の介護保険事業計画とあわせまして高齢者福祉計画を策定しております。来年度、次期3カ年計画を策定する予定ですので、その中で高齢者の孤立防止策を反映できるように検討をしてまいります。

 そして、がん対策の推進でございますけれども、がんは国民の疾病による死亡の最大の原因になっておるわけでございまして、国民の生命及び健康にとって重大な問題となっております。こうした中、国・県において、がん対策推進基本計画を立ち上げまして、がんの予防及び早期発見の推進を図るため、喫煙、食生活、運動、その他の生活習慣及び生活環境が健康に及ぼす影響に関する啓発及び知識の普及を推進しておるところでございます。また、がん検診の質の向上を図るためには、検診方法等の検討、事業評価の実施、検診にかかわる職員の研修等、必要な事業をあわせて実施するとともに、がん検診の受診向上のため普及啓発、その他必要な施策を講じる所存でございます。

 また、国保税の減税ですけれども、大綱質疑、それと今までの一般質問の中でいろいろ質問されて御答弁をさせていただいたところでございますが、国保会計の健全財政を維持していくことは非常に難しいわけでございまして、他の税と比べまして重税感を抱いておる方があるということも承知しておるわけでございます。しかしながら、歳出のほうは年々増加傾向をたどって、国保税のほうは景気低迷等の影響を受けまして、年々減少傾向にあるということで、やむを得ず税率の改正を行ったところでございます。国保の加入者には、この現実を御理解いただきまして、御負担をお願いせざるを得ないというところでございます。また、本年度国保税の賦課に当たりましては、低所得者対策といたしまして、均等割及び平等割の軽減割合を移行したというところでございます。昨日苅谷議員にも申し上げましたとおり、平成21年度に匝瑳市国民健康保険事業財政健全化計画を作成して税率の改定を行ったところでありますけれども、早くも被保険者所得の減少等によりまして5,000万円の財源不足が生じておるところでございます。このように、国保財政は非常に厳しい状況にありまして、減税は困難な状態でありますので、御事情を御賢察の上、御理解賜りたいと思っております。

 また、特に椿海地区に対しての主要道路の改良等につきましては、これらの主要道路の改良等は補助事業と市単独予算で進めている事業があるわけでございます。これらの事業は、車両や歩行者の多い幹線道路を中心といたしまして、必要性、緊急性を考慮して整備を進めておるところでございます。また、各地区から提出いただきました陳情書、要望書につきましても、内容を精査いたしまして、現地を確認した上で、緊急性、あるいはバランス等も考慮しながら、皆様の御要望に沿うよう道路整備に取り組んでおるところであります。このような中で、椿海地区につきましても、現在実施中の事業は継続をし、また、計画中の事業については実施に向け検討を進めていくところでございます。

 つばき団地の2期工事についてでございますが、老朽化した市営住宅にお住まいの方に安全な住環境を提供するとともに、生活困窮者に対して低廉な家賃で住宅を供給するため、新しい市営住宅の建設を計画しておるものでございまして、その建設予定地といたしましては、老朽化に伴い新たな入居を募集しない形での政策空き家も進んでおり、面積的にも建設可能なつばき団地内を計画しております。現在も建設予定地にお住まいの方が15世帯いらっしゃいますので、既存住民の方々の意向を確認しながら事業を進めてまいりたいというふうに考えております。

 このように、大木議員のほうから椿海地区を中心とした地区要望の実現ということで御質問いただいたわけでございますけれども、基本的には地区の皆さんから出されました要望には対応したいとの思いは常に持っておるところでございます。しかしながら、無限ではない財源との兼ね合いも考慮する必要がありますし、匝瑳市という大きな土俵で物事を考えていかなければならない事象も多々存在いたすことから、順位といたしましては、市の基本計画、実施計画に基づきまして施策の実施を第一義として心がけておるところでございます。

 私のほうからは以上でございますが、そのほかにつきましては、教育長から答弁させます。よろしくお願いいたします。



○議長(佐瀬公夫君) 江波戸教育長。



◎教育長(江波戸寛君) それでは、椿海小学校の体育館の増改築についての御質問にお答えをいたします。

 改築を検討しております。議員の御要望ですが、現在の体育館が狭い、あるいは児童数が多いということで、優先的に改築を望むという御要望でございました。確かに体育館が狭いし、児童数が多いということはよく理解をしております。議員の御意見も参考にしながら検討したいというふうに考えております。

 それから、2番目の、学童保育の専用施設についてお答えいたします。

 匝瑳市では、市の総合計画に基づいて、既設の施設の有効活用、あるいは補助金の有利な活用、市の財政負担等を考えながら開設を進めてまいりまして、現在10クラブを運営しているところでございます。施設の有効活用により、いろいろ考えまして、現在は待機児童が1人もいないという状況でございます。それで椿海の児童クラブですが、希望者が非常に多いく増加いたしました。70名確かに超えております。待機児童が出そうになりましたので、急遽いろいろ工夫し、努力して、早急に対応させていただきました。

 まず、今まで学校で使っていたプレハブの校舎を今年度から全面的に児童クラブの専用施設として活用することによって待機児童をゼロとし、第二児童クラブを設置させていただきました。それで、補助金も2つのクラブになったほうが有利でございますので、補助金もかなりそのために多くいただきまして、これは子どもたちのために使わせていただいています。子どもたちにとっては、この措置が大きなプラスになっているだろうというふうに考えております。

 なお、議員御指摘の椿海の第一児童クラブの椿海地区のコミュニティセンターでございますが、地区の御理解のもとに使用させていただいておりますが、これは市と地域との協定によりまして使用させていただいているわけですが、市の行事を最優先という形になっておりまして、コミュニティセンターを使う場合は児童クラブを取りやめて、運動場で遊ばせるか、第二児童クラブの施設を活用して対応しているところでございます。

 今後のことでございますが、地区の御意見、椿海地区の児童クラブ利用人数の推移を踏まえ、椿海第二児童クラブの施設の活用等も含めまして、専用施設の利用を検討してまいりたいというふうに考えております。

 もう一つ、シイの木の保護についてということでございます。

 議員御指摘のシイの木は、校歌に「庭にそびえる大シイの」と歌われている非常に昔からある学校のシンボルとなっているものでありますので、大切にしたいというふうに考えております。生き生きとした姿で立ち続けられるよう、状況を見て、学校と相談しながら、状況に応じて対応していきたいというふうに思います。樹木医と必要な措置を、急がなくちゃならない場合は早急に対応してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。その他詳細な内容につきましては課長答弁をさせていただきます。

 以上です。よろしくどうぞお願いします。



○議長(佐瀬公夫君) 椿健康管理課長。



◎健康管理課長(椿隆夫君) それでは、匝瑳市がん対策推進条例の制定について,市長答弁に補足をさせていただきます。

 市といたしましては、平成24年度から平成27年度を計画期間とします匝瑳市総合計画中期基本計画に国・県の計画を基本とした、市としての取り組みを位置づけたいと考えております。担当課といたしましては、今後策定する予定でございます健康増進計画などの中に、がん対策の推進について盛り込んでいきたいと、このように考えております。

 以上でございます。



○議長(佐瀬公夫君) 島田税務課長。



◎税務課長(島田省悟君) それでは、平成24年度の税率改正後における収納率と見通しということでございますけれども、これにつきましては、昨年作成いたしました国保財政健全化計画の中でお示しいたしておりますように、財政推計に当たりまして、収納率を現年度課税分、滞納繰越分、この合計で60%と予定して推計したということでございます。したがいまして、平成24年税率改正以後におきましても、この目標、収納率60%、これを上回るように努力してまいりたいと、このように考えております。

 以上でございます。



○議長(佐瀬公夫君) 大木市民課長。



◎市民課長(大木公男君) 国民健康保険の窓口負担の軽減の関係でございますが、法第44条の関係だと思いますが、現在はこの辺に関する規定がございませんので、とりあえず、まずは基準の整備等につきまして、検討させていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 野澤建設課長。



◎建設課長(野澤英一君) 先ほど質問いただきました椿海地区の主要道路の改良についてでございますけれども、昨年度に路線測量を実施いたしました。明治川沿いの市道10020号線、通称惣堀線でございますが、これにつきましては、交通量の多い主要路線でございまして、測量の結果に基づきまして、現在補助事業の対象になるか国・県と協議中でございます。今後につきましては、その結果を踏まえ、工事の計画や進め方等について検討をしてまいります。

 また、旧県道から東側、県道佐原椿海線までの10020号線につきましては、昨年度に800メートルを地域連携緊急道路維持事業で舗装打ちかえ工事を実施したところでございますが、こちらにつきましても、旭市との行政界である県道佐原椿海線まで継続実施する予定であります。

 そのほか、幹線以外の通学路や集落内道路等におきましても、まだまだ要望が多いと思いますが、先ほど市長も申しましたように緊急性や危険性等を考慮いたしまして事業を実施していく所存でございます。

 以上でございます。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君。



◆24番(大木傳一郎君) 民主政治の基本である選挙制度のあり方について、どうも市長の答弁がちょっとかみ合わない。小選挙区制、いわゆる二大政党がつくりやすいとか、その目標はわかるんですが、いわゆる民意が正確に反映していない。いわゆる私が言ったように、四十何.4%で7割台の議席を民主党がとってしまう。こういう制度が果たして正しいかどうか。やっぱり是正しなければならないんではないかと、このように思うんですが。

 例えば、市長が言うように死に票が多いわけです。死に票がこのときの選挙のときに3,270万票死んでしまっているわけです、国民の1票1票が。これは全体では46.3%が議席に結びつかない、死んでしまっていると、票が。こういうことで、これは、民主政治の、私は危機だと思います。比例で配分すれば、09年の選挙のとき、共産党は9議席だったんですが、比例配分すれば34議席になるんですよ。民主党は逆に308議席とっているわけです。ところが実際比例配分、国民の支持というのは204議席なんです。304議席じゃなくて204議席。自民党は110議席とったんですが、実際には、それよりも多い128議席に比例配分すれば国民の意思が正確に反映した結果をつくり出す選挙制度であれば。これについて市長改めて、こういう小選挙区制というのは、イギリスでも是正をしなければならないと、問題が大きくなっていると、やっぱりこれは改定すべきだというふうに思うんですが、その点はっきりお尋ねしたいんですが。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) この問題、それぞれ個人差があろうかというふうに思います。先ほど申し上げましたように、この選挙制度というのは、国のほうで十分議論をしていかなければならないだろうというふうに考えておりまして、私、ここ議場での個人的な意見と、考え方というのは遠慮させていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君。



◆24番(大木傳一郎君) 日本の政治の民主的な運営にとってもっとも大事なところを市長が鮮明に答弁できないということは大変残念に思います。これ以上やっても同じような答弁になると思うんですが、民主党の比例定数の80を削減するというのも、本当にいかがかと思うんですが、これについても十分な答弁がありませんでした。自民党の中では既に小選挙区制は改善しなければならないという意見が大分出てきているわけですね。そういう状況下でありながら、太田市長が今のような答弁、勇敢な判断に欠けているということに関しては大変残念に思って、これからもちょっと危惧を感じるところです。政党助成金についても何かはっきりしない答弁で残念に思います。これ以上、このことについては答弁を求めないことにします、同じ答弁だと思いますので。

 それから、過去の無駄な事業について、あるいは不要不急の事業でなかったかと、こう聞いたんですが、これについてやっぱり過去の、具体的にそれぞれの市長がやったことですから、なかなか言いにくい点はあると思うんですが、私は、温故知新といいますよね。過去の事業についての判断があってこそ、これから無駄はやらないと。無駄な事業は避けるということになると思いますので、その辺もう一度無駄な事業があったと思うのか、なかったと思うのか、その辺明確にお答えをいただきたいと思うんですが。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 先ほど選挙制度の問題ですけれども、積極性がないというようなことを言われましたんですけれども、話を市議会議員の定数問題に置きかえましても、私はそういう議会の立場、答申を尊重するというような形でこの議会でも答えておるわけでございますので、選挙制度に対して消極的だということではなくて、私のスタンスといたしましては、この席で言うべきことではないと。国、あるいはまた市議会という問題を少し尊重していくというようなスタンスをとっておるわけでございます。

 また、無駄な事業は過去になかったかということでございますけれども、私、勉強不足かもしれませんですけれども、個人的にはそういう無駄な施設、無駄な予算を投入したというようなことはなかったんではないかというふうに認識をしております。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君。



◆24番(大木傳一郎君) 次に移ります。

 中3までの医療費の無料化について伺います。

 今、新聞報道で、どんどん各地で年齢の拡大が進んでいるわけです。私は市長が、市長選挙で中3までの公約を掲げて当選されたわけです。やっぱりマニフェストを誠実に実行するのが務めだと思うんです。そこで、私は、来年の4月以降、あるいは、場合によっては12月の議会ですね。ここで市長がこの小3というのはもう全県下どこでもやっている目立った仕事ではなくなるわけです。例えば、市長の公約で光を放つためには、やっぱり12月議会なり、来年の4月に、ほかの市町村に先駆けて小6、あるいは中3を断行すると、そうでなければ、一番最後にやったんでは、やっぱり市長の実行力というのがやはりしぼんでしまうと。ましてや、せっかくの太田公約が光を輝かせるという意味で、私は、1つは、来年の4月だと思うんです。ですから、ここで小6、中3、いずれかやっぱり断行すると、これが必要であって、子育て対策委員会の結論を待っていたり、あるいは段階的というのんびりケース、のんびり状態ではやはり市長の公約が精彩を欠くと、それともう一つ、県内の財政が厳しい市町村こそ、この問題では先進なんですよね。近隣の多古町にしたって、横芝光町でも、それから12月から県が2分の1助成始まるわけですよ。そういうところからいっても、それから匝瑳市で中3なら中3を来年の4月から実行すれば、県が中3まで実行すると、2分の1の助成をするということを、それを後押しすることになる。そして、何よりも、匝瑳市の子育て世代、匝瑳市民が夢と希望、活性化、元気が出る、市長よくやったと。これのんびりなした形でやっていたんではそうにはならないと思うんです。そういう意味で、市長に改めて実施を、来年の4月の前向きな対応を求めたいと思いますがいかがでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) ある意味で叱咤激励をされたというふうに受けとめさせていただきたいと思います。私も、マニフェストの実現ということで本当に早期に実現をしていきたいという気持ちはもう本当にほかの人以上に、本人ですからそういう思いは持っております。ですから、予算編成上なかなか厳しいものがあるのは現実でございまして、単純に小学校6年までは本市の負担が5,800万円だとか、また、中学生3年までは7,400万円だというような数字を羅列いたしますけれども、なかなかこの数字というのは市にとってみれば大変な数字なわけでございます。また、これらの事業というのは、時限的、あるいは一時的な措置ではないわけでございまして、通年性、後年性ということを考えますと、本当にこれからの財源が間違いなく確保できるというような状態に立った上でやっていきたいという気持ちもあるわけでございます。ただし、この6月定例議会、6月が終わりまして、各県下の自治体におきましても、かなりこの問題が具体化して前向きに検討されておる市町村がふえてきたということは私も十分承知しております。そういうような中で、12月、あるいは平成23年度の当初ということでやれということでございますが、私といたしましても、なるべく早い時期に実施したいということでひとつ御了解、御認識をいただきたいというふうに思うわけでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君。



◆24番(大木傳一郎君) 今回の議会で、地方交付税、あるいは地方交付税等の留保資金が約6億7,104万円あると、これはある議員の方は、これを財調に積み立てろという意見を出しました。私は、この事態で、やっぱり市長の公約の実現で、やはり中3の医療費の無料化にその資金の投入、それから子宮頸がんワクチンへの実現のための投入、これを約7億円の留保資金の活用を強く求めたいと。12月、3月にやれと強く要望して市長はなるべく早くと、あうんの呼吸でぜひその実現を改めて求めておきたいと、このように思います。

 それから、今も話をした子宮頸がんワクチンについて十分な答弁がありませんでした。市長は、後手後手にならないなるべく早期にと、こういうふうにきのうの一般質問で答弁されました。これも、今全国、全県で、支援が進んでいるわけです。政府も補助率の3分の1は助成するということが今回明らかになって、恐らく県も国が3分の1補助するわけですから、県も3分の1同額、当然市も3分の1と、非常に実施しやすい条件がつくられたと、このように思うので、やはりこれも後手後手にならない、なるべく早くということになると、12月、あるいは来年の3月に、実施方、その確認をしたいと思うんですがいかがでしょうか。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 先ほど答弁いたしましたように、12月、あるいは3月、平成23年度当初ということをにらんで、ひとつ検討していきたいというふうに思っております。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君。



◆24番(大木傳一郎君) 市民負担の軽減ですが、5,000万円のまたマイナスが生まれると、これ原因は何だと思いますか。値上げをすれば収納率が下がる。税収が落ち込む、これ、悪循環なんですよ。ですから、やっぱり値上げにブレーキをかける、ストップすると、平成24年、平成25年60%、とんでもありませんよ。もう既に平成21年度で一般被保険者は57.95%に落ち込んじゃっているわけでしょう。6割切っちゃっているわけですよ。ですから、これは現実的ではない。ですから平成24年の第2次の値上げ計画の見直し再検討、やるなということじゃなくて、今の段階では。見直しと再検討を求めたいとこれについていかがですか。



○議長(佐瀬公夫君) 太田市長。



◎市長(太田安規君) 原因と言いますと、今まで御答弁しておりましたように、加入者の所得減というような形でとらえておるわけでございます。また、再税率の改正ということでございますけれども、これも、今の推移からいきますとせざるを得ない状態でというふうに認識しております。また、5,000万円の不足というのは、歳入の面での5,000万円ということでございまして、実は、歳出ということも踏まえますと、これからどのような医療費がかかるかわかりませんですけれども、インフルエンザ等かなり国民の健康に重大な害を及ぼすようなそういう疾病がはやりますと、そちらの支出の面も非常に厳しくなるというような形でございまして、会計といたしましても、非常に本年度におきましても、相当な金額が事情によりましては赤字にならざるを得ないだろうというふうな場面も想定をしておるところでございます。



○議長(佐瀬公夫君) 大木傳一郎君の一般質問を打ち切ります。

 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。

 これにて一般質問を終結いたします。

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△次会日程報告



○議長(佐瀬公夫君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。

 9月17日は総合調整のため休会とし、9月21日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。

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△散会の宣告



○議長(佐瀬公夫君) 本日はこれにて散会いたします。



△午後2時26分 散会