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千葉県 流山市

平成15年 11月 臨時会(第2回) 11月11日−01号




平成15年 11月 臨時会(第2回) − 11月11日−01号







平成15年 11月 臨時会(第2回)





平成15年11月招集流山市議会臨時会会議録(全)

1  日  時   平成15年11月11日午前10時開議                    
1  場  所   流山市議会議場                               
1  出席議員   32名                                   
     1番   森     亮  二  議員     2番   安  西  孝  之  議員
     3番   宮  田  一  成  議員     4番   藤  井  俊  行  議員
     5番   中  川     弘  議員     6番   海 老 原  功  一  議員
     7番   山  崎  専  司  議員     8番   菅  沼  樹  夫  議員
     9番   北  村  佳 代 子  議員    10番   前  田  祥  三  議員
    11番   小田桐      仙  議員    12番   松  野     豊  議員
    13番   坂  巻  忠  志  議員    14番   松  尾  澄  子  議員
    15番   関  口  和  恵  議員    16番   根  本     守  議員
    17番   戸  部  源  房  議員    18番   青  野     直  議員
    19番   赤  井  耿  一  議員    20番   田  中  美 恵 子  議員
    21番   乾     紳 一 郎  議員    22番   松  本  守  郎  議員
    23番   秋  間  高  義  議員    24番   高  野  と  も  議員
    25番   中  村  好  夫  議員    26番   高  橋  ミ ツ 子  議員
    27番   伊  藤     實  議員    28番   田  中  人  実  議員
    29番   馬  場  征  興  議員    30番   伊  原     優  議員
    31番   日 下 部  信  雄  議員    32番   横 須 賀     靖  議員
1  欠席議員   なし                                    
1  出席理事者                                        

  市   長   井  崎  義  治      助   役   石  原  重  雄    

                          水道事業                 
  教 育 長   鈴  木  昭  夫              高  野     勝    
                          管 理 者                 

  企画部長    岩  井  宗  志      総務部長    鈴  木  孝  夫    

                          市民生活                 
  財政部長    染  谷     功              大  塚  喜  重    
                          部  長

  保健福祉                    都市整備                 
          海 老 原  信  一              菊  池  允  臣    
  部   長                   部   長                 

  土木部長    染  谷  恭  廣      水道局長    秋  葉  和  宏    

  選挙管理                    企画部次長                 
  委 員 会   長  塚  憲  司     (兼企画     今  関     博    
  事務局長                    政策課長)

  総務部次長                   総務部次長                 
  (兼総務    松  井  哲  郎     (兼人事     小  野  正  晴    
   課長)                    課長) 
                          国保年金                 
  財政課長   荒  井  秀  男               松  本  好  夫    
                          課   長                 

                          西平井・                 
  高齢者支援                   鰭ケ崎地区                 
          高  市  正  高              坪  倉     幸    
  課   長                   区画整理                 
                          事務所長

  土木部次長                   水道局次長
  (兼下水道   鈴  木  新 一 郎      (兼庶務    鎌  田  芳  信    
  業務課長)                   課長)

1  出席事務局員                                       
  事務局長    馬  場     進      次   長   北  村  一  郎    
  議事係長    山  田     聡      主   査   仲  田  道  弘    
  副主査     高  橋  一  仁      主任主事    鈴  木  貴  之    

        平成15年流山市議会第2回臨時会日程表(全)
           平成15年11月11日午前10時開議
第 1 会議録署名議員の指名                                  
第 2 会期の決定                                       
第 3 議案第75号 専決処分の承認を求めることについて                    
           (平成15年度流山市一般会計補正予算(第3号))             
    議案第76号 平成15年度流山市一般会計補正予算(第4号)               
    議案第77号 流山市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例の制定
           について                                 
    議案第78号 流山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について      
    議案第79号 平成15年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)         
    議案第80号 平成15年度流山市介護保険特別会計補正予算(第2号)           
    議案第81号 平成15年度流山市水道事業会計補正予算(第2号)             
    議案第82号 平成15年度流山市西平井・鰭ケ崎土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第83号 平成15年度流山市公共下水道特別会計補正予算(第2号)          
           (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               

 本日の会議に付した事件                                    
  議事日程表のとおり                                     











△午前10時02分開会



○横須賀靖議長 おはようございます。ただいまから平成15年流山市議会第2回臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。

  本日の出席を御報告します。

  ただいまのところ出席議員32名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立していることを御報告いたします。





△諸般の報告



○横須賀靖議長 これより諸般の報告をします。

  地方自治法第121条の規定による出席要求に対し、市長から出席者の職氏名の通知がありました。お手元に配付の印刷物により御了承願います。

  次に、平成15年流山市議会第3回定例会において可決いたしました発議第20号「携帯電話の利便性の向上と料金引下げを求める意見書について」、発議第22号「犯罪防止のための治安対策の強化を求める意見書について」、発議第24号「市町村への県補助事業の継続を求める意見書について」は、平成15年10月2日付で関係省庁に送付いたしました。

  次に、本日市長から議案の送付があり、これを受理したので、御報告します。

  その他会議等につきましては、お手元に配付の印刷物により御了承願います。

  これをもって、諸般の報告を終わります。

  本日の議事につきましては、お手元に配付の日程表によって進めたいと思いますので、御了承願います。

     会議録署名議員の指名



○横須賀靖議長 これより議事に入ります。

  日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。

  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において山崎専司議員並びに菅沼樹夫議員を指名いたします。





△会期の決定



○横須賀靖議長 日程第2、「会期の決定」を議題とします。

  お諮りします。今臨時会の会期は、本日1日限りとしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○横須賀靖議長 異議なしと認めます。

  よって、会期は本日1日限りと決定いたしました。





△議案上程





○横須賀靖議長 日程第3、議案第75号から議案第83号まで、以上9件を一括して議題とします。





△提案理由説明



○横須賀靖議長 提案理由の説明を求めます。井崎市長。

     〔井崎市長登壇〕



◎井崎義治市長 おはようございます。本日ここに本年第2回の臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には32名全員の御出席を賜りありがとうございます。

  提案理由の説明を申し上げます前に、11月9日に執行されました衆議院議員選挙結果について申し上げます。男女合わせました当日の有権者数は12万2,429人に対し、投票者数は小選挙区で7万2,493人、投票率59.21%、比例代表選出で7万2,488人、投票率59.15%と、前回の投票率を小選挙区で2.69%、比例代表選出で2.75%それぞれ下回る結果となりました。

  引き続きまして、ただいま上程されました議案9件につきまして提案理由の説明を申し上げます。なお、説明の都合上、順序が不同となりますが、御了承ください。

  初めに、議案第75号「専決処分の承認を求めることについて」は、去る11月9日に執行された衆議院議員選挙に要する経費について、既定の予算の補正措置に急を要したため、平成15年度流山市一般会計補正予算(第3号)として、平成15年10月10日付で専決処分をしたので、その承認を求めるものです。

  次に、議案第78号「流山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、従来から人事院及び千葉県人事委員会の勧告に基づき、国及び県における給与改定の実施状況や社会経済情勢等を考慮し、本市における給与改定を行ってきたところであり、本年も民間の給与の実態、近隣各市の状況等を勘案し、一般職の職員の給与について人事院及び千葉県人事委員会の勧告に準拠して給与改定を行うこととするものです。

  その主な内容を申し上げますと、給料表については人事院及び千葉県人事委員会の勧告の内容を考慮し、民間の給与水準との均衡を図るために、すべての給料月額について平均で1.1%引き下げることにいたしました。また、扶養手当のうち配偶者にかかわる支給月額を現行の1万4,000円から1万3,500円に引き下げることとし、交通機関等を利用する職員にかかわる通勤手当については、現行の1カ月定期券の価格に相当する額から、より割引率の高い6カ月定期券の価格に相当する額による一括支給とするほか、期末勤勉手当について、年間支給月数を0.25月分削減し4.4月分とすることとしました。

  なお、給料表、扶養手当及び期末手当の改定については、平成15年12月1日から通勤手当の支給方法の変更については平成16年4月1日からの施行とするものです。

  また、勧告に示された民間企業との格差を解消するため、職員が本年4月に受けた給与の合計額に公務員給与の格差率であるマイナス1.07%を乗じるとともに、本年4月からこの改定の実施月の前月までの月数を乗じて得た額と本年6月期の期末勤勉手当に格差率のマイナス1.07%を乗じて得た額との合計額を本年12月期の期末手当の額から控除することにより、調整を行うこととしました。

  次に、議案第77号「流山市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」は、先に申し上げましたとおり一般職の職員の期末手当の年間支給月数を削減することから、議会議員、特別職の職員及び教育長の期末手当についても同様の措置を講じるものです。

  次に、議案第76号「平成15年度流山市一般会計補正予算(第4号)」、議案第79号「平成15年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、議案第80号「平成15年度流山市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、議案第81号「平成15年度流山市水道事業会計補正予算(第2号)」、議案第82号「平成15年度流山市西平井・鰭ケ崎土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第83号「平成15年度流山市公共下水道特別会計補正予算(第2号)」の6議案については、給与改定等に伴い、それぞれ人件費について所要額の補正を行うとともに、あわせて決算的見地から補正措置を講じるものでありまして、一般会計において3億6,400万円の減額、それぞれの特別会計を合計して97万5,000円の減額及び水道事業会計の収益的支出において1,988万1,000円の減額、資本的支出において2,185万円の減額となるものです。

  以上をもちまして提案理由の説明を終わります。

  よろしく御審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。



○横須賀靖議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。





△質疑



○横須賀靖議長 次に、ただいま上程されました議案第75号から議案第83号の以上9件の質疑に入ります。

  お諮りします。質疑の通告がありますので、これを許します。24番高野とも議員。



◆24番(高野とも議員) おはようございます。日本共産党を代表いたしまして、ただいま提案されました議案第76号「平成15年度流山市一般会計補正予算(第4号)」、議案第78号「流山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第79号「平成15年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、議案第80号「平成15年度流山市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、議案第81号「平成15年度流山市水道事業会計補正予算(第2号)」、議案第82号「平成15年度流山市西平井・鰭ケ崎土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」及び議案第83号「平成15年度流山市公共下水道特別会計補正予算(第2号)」につきまして、2点市長に質問いたします。

  第1に、今回の職員給与カットは官民格差是正が理由とされておりますが、官である自治体職員の給与カットについてどのような認識を持っているのか、質問いたします。言うまでもなく自治体の役割は地方自治法の第1条にあるように、住民の福祉の増進に寄与することであります。この役割は利益のみを追求している民間では果たすことができませんし、その義務もありません。自治体の職員はこの意味で特別の任務を担わなければならないわけです。同時に自治体職員は自治体に雇われている労働者でもあります。自治体労働者として生活が保障されてこそ、住民の利益のために十分な仕事ができるのではないでしょうか。市長は全体の奉仕者としての職員はどうあるべきと考えているのか、その職員の給与カットについてどうとらえているのか、お答えください。

  また、基本姿勢として、今後人事院勧告がある、なしにかかわらず、人件費削減を政策の柱にしていく考えなのか、お答えください。

  第2に、今回の条例改正によって、一般職員の給与削減で1億8,700万円、特別職と議員を含めると4億円余りの予算が削減されますが、議案ではこれを新たな施策に振り向けるのではなく、一般会計で言えば財政調整積立基金の取り崩しをやめて将来のためにと積み立てたままにしておくということです。これまで一般質問などでも繰り返し述べてきましたように、今の市民生活は本当に深刻です。私たちにも生活相談が相次ぎ、国民健康保険料が高過ぎて払い切れない、ぐあいが悪くても保険証がなくてお医者さんにかかれない、商売が全く立ち行かない、去年よりも売り上げが7割落ち込んで暮らしていけないなどの悲痛な訴えが多くなっています。将来よりも今の市民の生活を直視すべきと思いますが、今後この予算を他の施策に使う考えはあるのかどうか、質問いたします。

  以上です。



○横須賀靖議長 当局の答弁を求めます。井崎市長。

     〔井崎市長登壇〕



◎井崎義治市長 高野議員お尋ねの第1点目の今回の職員給与カットは官民格差是正が理由とされているが、市長は全体の奉仕者としての自治体職員の給与カットについてどうとらえているかについてお答えいたします。後半の部分と第2点目については後にあわせてお答えいたします。

  公務員については民間企業の勤労者とは異なり、争議権や団体交渉権など、憲法で保障された労働基本権が制約されており、人事院及び千葉県人事委員会による給与勧告は、このような労働基本権制約の代償措置として、公務員に対し社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものです。公務員給与については、その負担について納税者である住民の理解と納得を得る必要がありますことから、人事院及び千葉県人事委員会は労使当事者以外の第三者の立場に立ち、公務員給与の正確な比較をもとに給与勧告を行うことにより、適正な公務員給与が確保されているもので、労使関係の安定を図り能率的な行政運営を維持する上での基盤となっているものです。また、地方公務員の給与の基準としては、地方公務員法第24条第3項に、職員の給与は生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従業者の給与その他の事情を考慮して定めなければならないと規定されており、公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させることを基本に、公務員給与が民間給与を下回った場合だけではなく、今回のように上回った場合においても民間準拠を基本として算出した格差を解消して公民の均衡を図ることが、公務員給与を社会一般の情勢に適応させるという理念にかなうものであります。今回の人勧では給与のマイナス改定を提案申し上げておりますが、今後とも職員の給与につきましては労働基本権の代償措置としての人事院や千葉県人事委員会による勧告を最大限尊重することを基本に据え、かつ給与の決定にかかわる均衡の原則等を踏まえて対処してまいりたいと考えております。

  第2に、第1点目の後半及び第2点目の今回削減された財源を他の施策に使う考えはあるのかについてお答えいたします。今回の給与改定に伴う補正予算につきましては、今後小・中学校の耐震補強工事、つくばエクスプレス関連事業、そして市民福祉の向上に積極的な行財政運営を行っていきますことから、ますます多くの財政需要が見込まれるため、さらなる事務事業の簡素合理化、効率化、人件費の抑制に努め、経費の削減を図る必要がありますが、今回の人件費の削減により生じた財源は財政調整積立基金に編入して、今後の計画的な諸施策等に備えることとしていますので、御理解ください。



○横須賀靖議長 24番高野とも議員。



◆24番(高野とも議員) それでは、一言だけ再質問というか確認をさせていただきたいと思います。通告が十分ではなかったのかもしれませんけれども、本来自治体労働者、自治体職員のあるべき姿、これについて市長の見解を述べていただきたい。特に官と民との格差ということで今回この改定が行われるわけですけれども、民間とは違う特別な意味合いがあるということを申し上げました。その点で一言御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いします。



○横須賀靖議長 当局の答弁を求めます。井崎市長。

     〔井崎市長登壇〕



◎井崎義治市長 お答えいたします。

  地方公共団体は民間企業のように利潤の最大化を図る組織ではありません。しかし、全体の奉仕者としてより効率的に運営なされなければいけません。そういう意味で今回の削減額を財政調整基金に回し、そして今後に備えるということは、効率的な組織体としては当然だと思います。アリとキリギリスでいけば、行政はまだまだ民間企業のレベルからいきますと、効率化、合理化においてはアリと思われているという現実があります。私はこの地方自治体も切磋琢磨して、より民間の効率化、合理化した組織運営に変えていかなければいけないと思っています。



○横須賀靖議長 以上をもって質疑を終結します。





△委員会付託省略



○横須賀靖議長 お諮りします。

  ただいま議題となっております議案第75号から議案第83号まで、以上9件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○横須賀靖議長 異議なしと認めます。よって、議案第75号から議案第83号まで、以上9件については、委員会の付託を省略することに決しました。

     討   論



○横須賀靖議長 これより討論に入ります。

  討論の通告がありますので、これを許します。24番高野とも議員。

     〔24番高野とも議員登壇〕



◆24番(高野とも議員) それでは、日本共産党を代表いたしまして討論行いますが、その前に先ほどの質問した中で議案の読み上げたところが間違っていましたので訂正させていただきます。議案第76号について、補正予算(第3号)と申し上げましたが、第4号の誤りです。訂正いたします。

  日本共産党を代表いたしまして、議案第76号及び議案第78号から83号につきまして、反対の立場から討論を行います。議案第78号は人事院勧告によるもので、具体的には給料を平均1.1%カットするほか、手当では期末手当、いわゆるボーナスの0.25カ月カット、扶養手当の月500円の引き下げ、通勤手当がこれまで1カ月定期券の購入相当分であったものが6カ月定期券の購入に相当する分の一括支給となる改定であり、その他の議案はこの条例改正に伴う一般会計と特別会計の人件費の補正という内容です。この改定によって予算の1億8,735万8,245円の削減が行われることになります。

  反対理由の第1は、人事院勧告の大きな理由となっている官民格差の是正という問題です。今年の最低賃金審議会で経営者側は最低賃金の目安額の引き下げ理由として賃下げ勧告を挙げましたが、これは人事院勧告が公務のみならず民間労働者の賃金を抑制する機関として機能していることを鮮明にしました。今年の人事院勧告に際し、昨年にも増して多くの民間労働者がマイナス勧告を許すな、賃下げの悪循環を断ち切れと署名行動や集会に結集し抗議の声を上げているものの、賃下げ、人勧を口実に、秋か来春にかけて、民間の労働者に賃下げが押しつけられ、際限のない賃下げの悪循環が繰り返されることは明らかです。また、給与引き下げを今年4月にさかのぼって適用する。つまり4月から11月までに既に受け取った給料のうち、今回カットされる分を事実上返さなければならないという不利益不遡及の法の原則に反する不当な勧告が昨年に続き行われたということです。

  第2に、2年前と比べると合わせて1兆3,600億円もの削減となる、この国と地方の公務員給与引き下げが国民の懐を冷え込ませ、その削減分以上に個人消費を冷え込ませ、経済に悪影響をもたらすおそれが強いからです。構造改革の名によって国民に傷みを押しつける小泉内閣は、国と地方の財政危機の最大の原因である公共事業ばらまき政策を基本的に温存する一方、年金給付の切り下げ、雇用保険改悪、配偶者特別控除の廃止など、4兆円の負担増を国民に押しつけるという国民生活引き下げの政策を繰り返しており、この公務員給与引き下げもこれら政策の一環と言わなければなりません。これでは国民総生産の6割を占める個人消費を一層落ち込ませ、不況の克服を願う国民の期待を真っ向から裏切るものとなってしまいます。

  第3に、地方自治体としての流山市の対応の問題です。私は基本的な考え方を市長に質問いたしました。残念ながら市長は自治体職員の特別な役割を理解されていないと思います。自治体の職員は公務員として市民全体の奉仕者でなければなりません。常に市民サービスの向上に努め、市民のために働かなければなりません。同時に労働者としての権利も保障されるべきであり、それでこそ市民の生活を守る十分な仕事ができると思います。ここに自治体労働者の特別な役割があるのです。職員の給与のカットは市民サービスの後退につながりかねないということです。また、今回の改定によって、特別職や議員を含めると4億円余りの予算の削減が行われますが、補正予算ではその財源を福祉や教育など、新たな市民サービスに振り向けるのではなく、予算として使おうとしていた財政調整積立基金の取り崩しをやめるなどとしていますが、深刻な不況による市民生活を直視し、今の市民にこそ使うべきではないでしょうか。例えば私たちが繰り返し要求してきた高過ぎる国民健康保険料の1世帯1万円の引き下げや6歳までの医療費完全無料化など、市民の暮らしと命を守る施策が実現できると考えます。今市長が答弁された学校の耐震化やこれからの福祉、これは十分努力していただきたいと思いますが、それ以外の予定されていなかったものについてもぜひ考えていただきたいと思います。

  最後に、人事院勧告制度そのものの問題です。これは流山市には直接的には責任がありませんが、根本問題として指摘しなければなりません。そもそも憲法では28条で労働者の団結権、団体交渉権、ストライキなどの団体行動権、いわゆる争議権を保障していますが、一般公務員の争議を懲罰や罰金の対象とする国家公務員法や地方公務員法などで公務員の権利は大きく侵害されています。労働運動を敵視した占領米軍や日本支配層の弾圧立法が存続したためです。中央の人事院や地方の人事委員会による給与改定勧告はこの代償措置として始まった制度であり、公務員労働者の利益を守る役割を担わなければなりません。日本政府はこの代償措置が適切に機能していると主張してきましたが、今年6月のILO国際労働機関の理事会でこの主張は却下されており、今回2年続きで賃下げの人事院勧告が出されたことは、役割の放棄というべき事態になっています。重大問題であると考えます。

  なお、議案第77号による議員及び特別職のカットについては特に問題がないことを申し添えまして、反対の討論といたします。



○横須賀靖議長 次、18番青野直議員。

     〔18番青野直議員登壇〕



◆18番(青野直議員) 私は、流山市議会会議規則第50条に基づき、議長の許可をいただきましたので、議案第77号「流山市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」、議案第78号「流山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の両議案は、いずれも人事院及び千葉県人事委員会からの公民格差の是正の勧告に基づき提案をされたものでありますことから、新世会を代表いたしまして、賛成の立場から一括して討論をいたします。

  既に御案内のとおり人事院総裁は本年8月8日、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣の国会と内閣に対しまして、引き続く厳しい経済雇用情勢を反映し、本年も公務員の月例給が民間を上回っていることから、昨年に引き続き基本給の引き下げ改定を行うとともに、特例給等についても昨年1年間の民間の支給割合に見合うよう0.25%分引き下げることの勧告がなされたのであります。また、千葉県人事委員会は本年10月1日付、千葉県議会議長、千葉県知事あてに職員の給与等に関する報告及び勧告について、地方公務員法第8条及び第26条の規定に基づき職員の給与と公務運営について、それぞれ勧告をなされたのであります。本市におかれましては本年10月3日に職員組合に勧告案を提案し、総務部長交渉や助役交渉を行い、臨時議会開催のタイムリミットまで精力的に交渉が続けられたと仄聞をいたしております。その結果、給料表については昨年に引き続き引き下げの改定となり、扶養手当についても配偶者にかかわる額の引き下げ、期末手当についても民間水準に見合うよう0.25カ月分の引き下げ、さらには本年4月時点での民間給与との格差是正を12月の期末手当で調整することなど、職員の年間給与は5年連続して過去最大の減少となる極めて厳しい改定となったところであります。その結果、平成15年度一般会計、特別会計4会計、水道事業会計を合計した補正前の人件費は114億2,125万4,000円でありましたが、今回の改定に伴いまして全会計におきます人件費は4億636万7,000円の減となったところであります。申し上げるまでもなく私たち市民の意見を代表する議員はもとより、市長以下特別職についても期末手当の支給月数の引き下げという内容も含まれてはおりますが、一般職の極めて厳しい給料表の改定の現状を考慮したとき、社会一般の情勢に適応し民間企業の給与水準との均衡を図る上から、適切な対応ではないかと考えているのであります。いずれにいたしましても現下の厳しい社会経済情勢においては、民間はもとより、私たち公務に携わる議員及び特別職、一般職員もそれぞれの守備範囲の中で職務を全うし、市民福祉の向上に全力を挙げて市民の期待と信頼にこたえていかなければなりません。我が国の引き続く厳しい経済雇用情勢の中、民間事業所における給与改定や雇用調整等の実施状況を踏まえてなされた勧告であり、まさに情勢適応の原則にかなっているものと考えております。厳しい財政状況を踏まえて、職員がこれからも公務を民主的に、かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚をされまして、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行されることを御期待を申し上げまして賛成討論といたします。



○横須賀靖議長 これをもって討論を終結します。





△採決



○横須賀靖議長 これより採決します。

  まず、議案第75号を採決します。

  本案は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立全員であります。

  よって、議案第75号は原案のとおり承認することに決定しました。

  次に、議案第76号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第77号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立全員であります。

  よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第78号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第79号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第80号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第81号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第82号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。

  次に、議案第83号を採決します。

  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○横須賀靖議長 起立多数であります。

  よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。

  以上をもって今臨時会に付議された議案はすべて議了いたしました。

  閉会に当たり市長から特に発言を求められておりますので、これを許します。井崎市長。

     〔井崎市長登壇〕



◎井崎義治市長 特にお許しをいただきまして、一言御挨拶申し上げます。

  本臨時会に提案いたしました全議案に対しまして原案のとおりお認めいただき、心からお礼を申し上げます。引き続き行政改革を推し進め魅力あるまちづくりに向けて全力を尽くす所存でありますので、議員各位には一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。



○横須賀靖議長 これをもって平成15年流山市議会第2回臨時会を閉会いたします。

  御苦労さまでした。





△午前10時44分閉会